JP2017018060A - 水耕栽培方法及び水耕栽培器 - Google Patents

水耕栽培方法及び水耕栽培器 Download PDF

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Abstract

【課題】化学肥料を用いることなく植物を栽培することのできる水耕栽培方法を提供する、また、その水耕栽培方法に好適に用いることのできる水耕栽培器を提供する。【解決手段】植物Pが根を生やすことのできる吸水性を有する培地Bを培養液Sに接触させて植物を育てる水耕栽培方法であって、培地Bを接触させる培養液Sを栽培槽2に溜め、栽培槽2の内部に培養液Sに浸漬して網部4を設け、培養液Sとして、海洋深層水の固形分を水に溶解した海洋深層水培養液を用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、水耕栽培方法及び水耕栽培器に関する。
土壌を用いずに培養液で植物を栽培する水耕栽培は、室内で天候の影響を受けることなく植物を栽培することができ、野菜等の工場生産に取り入れられて野菜等の安定供給に貢献している。また、土壌を用いる場合よりも比較的衛生的に植物を栽培することができるため、一般家庭にも普及しつつある。そこで、一般家庭用には、水耕栽培器と、化学肥料等を含む予め調製された培養液と、例えばレタスやベビーリーフ等の野菜の種子等をセットにした水耕栽培装置も市販されている。
この種の水耕栽培装置として、例えば、特許文献1に開示されるものがある。特許文献1に開示される水耕栽培装置は、箱型の栽培装置本体と、栽培装置本体に内装されるケース、苗床及び光源装置(LED)を備える。ケースは水槽様であり、培養液が溜められる。苗床は、中空の板状でありケース内に設置され、培養液から浮力を受けて浮くように構成されている。苗床には、複数の栽培用穴が上下(表裏)に貫通して形成されている。この栽培用穴にロックウール等の吸水性材料である培地を詰め、各培地に播種する。そうすると、培地が培養液を吸水し、種子に培養液が付与される。このように、水耕栽培では、培養液の栄養素が直接的に種子に付与される。そのため植物が生育しやすく、水耕栽培装置を用いることで野菜等を比較的容易に収穫可能であるとされる。
しかしながら、実際には、このような水耕栽培において、必ずしも容易に野菜等を収穫することができるわけではなかった。栽培植物の生育を妨げる要因の一つとしては、窒素、カリウム、リン酸等を含んで調製された化学肥料からなる培養液を用いると、化学肥料の成分が培養液の上部に溜まり、培養液の表面に藻が発生し、所謂アオコとなりやすいことにある。栽培植物の芽の上にアオコが発生した場合には、栽培植物の呼吸が妨げられて酸欠状態を起こし、枯れたり腐ったりする。つまり、栽培植物の生育に必要な栄養素が人工的に調製した化学肥料が、意図せずにアオコの発生を補助し、かえって栽培植物の生育が妨げられる場合があった。そこで、家庭用の水耕栽培装置を用いて水耕栽培するときには、アオコが発生すると培地や栽培植物の芽を洗ってアオコを取り除く必要があった。また、大規模な設備で水耕栽培する場合には、培養液に流れを形成して培養液の滞留を防ぎ、アオコの発生を抑制していた。そのため、労力やコストの上昇を招いていた。
ところで、近年は、食品の安全性に対する消費者の意識が一層高まっており、化学肥料を用いずに栽培される農産物に対するニーズも増加している。食品の安全性の観点でみると、室内で水耕栽培すれば、植物を汚染大気に晒すことなく栽培することが可能であり、より安全性の高い野菜の栽培が可能である。そこで、化学肥料以外の栄養源を用いる水耕栽培に着眼すると、特許文献2には、海洋深層水を用いて培養液を調製する水耕栽培方法が提案されている。海洋深層水には、植物の成長に欠かせない硝酸塩、リン酸塩などの無機栄養塩類やカルシウム、鉄、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、特許文献2に記載の水耕栽培方法によれば、海洋深層水を希釈したり、或いは脱塩したりして塩分濃度を低下させることで、培養液として用いることができるとされる。特許文献2に開示される実験例によれば、培養液でろ紙を潤し、そのろ紙の上でカイワレ大根を育成した場合、培養液として水道水を用いた場合よりも希釈した海洋深層水を用いた場合に、発芽率がより高く、成長が促進される。
特開2014−135928号公報 特開2008−118946号公報
本発明者は、化学肥料を用いることなく水耕栽培することを鋭意検討した結果、培養液として海洋深層水の固形分を水に溶解した海洋深層水培養液を用い、且つこの海洋深層水培養液に緑藻類の沈水植物を発生させることのできる環境を形成して水耕栽培をするという従来にはない新規の着想をした。そして、このような雰囲気の海洋深層水培養液が化学肥料を用いなくても野菜等を良好に成長させることを確認し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の目的は、化学肥料を用いることなく植物を栽培することのできる水耕栽培方法を提供することと、その水耕栽培方法に好適に用いることのできる水耕栽培器を提供することにある。
本発明の水耕栽培方法は、植物が根を生やすことのできる吸水性を有する培地を培養液に接触させて前記植物を育てる水耕栽培方法であって、前記培地を接触させる前記培養液を栽培槽に溜め、該栽培槽の内部に前記培養液に浸漬して網部を設け、前記培養液として、海洋深層水の固形分を水に溶解した海洋深層水培養液を用いる。
この水耕栽培方法によれば、植物の成長に伴い、海洋深層水培養液に緑藻類の沈水植物が生じる。海洋深層水培養液が溜められた栽培槽には、網部が浸漬されているため、網部に固着するなどして緑藻類が沈水植物として増殖しやすい。かかる雰囲気の海洋深層水培養液が植物に供給されることで、化学肥料を用いなくても植物を成長させることができる。
本発明の水耕栽培器は、培養液を入れる栽培槽部と、前記栽培槽部の内部に配置され、前記培養液に浸漬される網部と、前記栽培槽部の上部に配置され、植物が根を生やすことのできる吸水性を有する培地を保持して前記培地を前記培養液に接触させる培地保持部と、を備える。
この水耕栽培器を用い、培養液として海洋深層水培養液を用いて植物を栽培することで、緑藻類の沈水植物が生じる。栽培槽部には、網部が浸漬されているため、網部に固着するなどして緑藻類が沈水植物として増殖しやすい。かかる雰囲気の海洋深層水培養液が植物に供給されることで、化学肥料を用いなくても植物を成長させることができる。
この水耕栽培器は、好ましくは、前記苗床保持部よりも上方から前記培地保持部を照射可能に設置された照明装置を備える。前記照明装置は、光源としてLED光源を備えるとより好ましい。また、好ましくは、ソーラーパネルを備え、該ソーラーパネルで発電された電力が前記照明装置に供給される。
本発明によれば、化学肥料を用いることなく植物を栽培することのできる水耕栽培方法を提供するこができる。また、その水耕栽培方法に好適に用いることのできる水耕栽培器を提供することができる。
本発明の水耕栽培方法の概要を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る水耕栽培器の斜視図である。 図2に示される水耕栽培器の縦断面図である。 図2に示される水耕栽培器の分解斜視図である。
<水耕栽培方法>
まず、本発明の水耕栽培方法について説明する。本発明の水耕栽培方法によれば、野菜・果物類やバラなどの花卉等を栽培することができる。野菜・果物類としては、レタス、サンチュ、サラダナ、ミズナ、シュンギク、ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイ、エンダイブ、ルッコラ、ターサイ、チコリー、クレソン、セージ、バジル等の葉菜類、トマト、ナス等の果菜類、エダマメ、インゲンマメ等のマメ類、メロン、イチゴ等の果実的野菜などが例示される。なお、本発明に係る水耕栽培方法で栽培する植物は、ここに例示されるものに限定されるものではない。
本発明の水耕栽培方法では、図1に示されるように、植物Pが根を生やすことのできる吸水性を有する培地Bを培養液Sに接触させて植物Pを育てる。培地Bとしては、多孔質材料が好適である。培地Bとして用いられる多孔質材料としては、例えば、ウレタンフォームなどのスポンジ材、ロックウールなどの綿状の材料や不織布等の繊維の集合体等が挙げられる。
培養液Sは、内部に網部4を備える栽培槽2に溜められる。栽培槽2は、典型的には上方が開放した箱型である。網部4は、網のように、多数の間隔を形成しながら細い線状の部位が組み合わされたものである。網部4は、培養液Sに浸漬した状態で栽培槽2の内部に設けられる。網部4は、その全体が培養液Sに浸漬しているのが望ましい。
培養液Sとして、海洋深層水の固形分を水に溶解した海洋深層水培養液を用いる。海洋深層水の固形分は、海洋深層水から水分を除去することにより得られる。すなわち、海洋深層水の固形分とは、海洋深層水からなる所謂岩塩である。海洋深層水から水分を除去する方法は限定されないが、代表的には、海洋深層水を加熱して水分を蒸発させることにより固形分が得られる。海洋深層水培養液の固形分濃度は、2g/l以下であるのが好ましい。固形分濃度が2g/lを超える場合、塩化ナトリウムの濃度が高くなりすぎて、植物の生育を妨げる場合がある。海洋深層水培養液の固形分濃度は、1g/l以上であると、後述するように緑藻類の沈水植物が有効に発生しやすいため、より好ましい。
本発明の水耕栽培方法では、植物の栽培を始める前に、海洋深層水培養液(培養液S)を調製し、栽培槽2に溜める。また、網部4を培養液Sに浸漬させる。なお、網部4を栽培槽2の内部に設置するのは、培養液Sを栽培槽2に溜める前でも後でもよい。そして、網部4を備えた栽培槽2に培養液Sが溜められた状態で、培地Bを培養液Sと接触させた状態で保持しつつ、培地Bに植物の種を蒔き、植物の栽培を開始する。なお、栽培中の温度、光照射の光の量や照射時間等の環境条件は従来一般の水耕栽培方法から変更を要しない。
植物の栽培を開始すると、植物の根が張り始める頃の海洋深層水培養液(培養液S)の雰囲気においては、アオミドロなどの緑藻類Gが発生し始める。なお、培地Bにおいて、光の通過が遮断されてはおらず、培地Bを通じて培養液Sにも弱い光が届く。このとき、緑藻類Gは、沈水植物として、培養液Sの表面ではなく培養液Sに沈んだ状態で生育する。培養液Sには網部4が浸漬され、緑藻類の増えやすい環境となっているため、緑藻類は網部4に固着しながら増殖する。そうすると、この培養液Sは、一層植物の成長を促す雰囲気に変化する。また逆に植物の成長(根の成長)によっても培養液S中の緑藻類Gの発生が促され、植物が生育しやすい培養液Sの雰囲気が作られる。ここで、植物の根が網部4に絡まることで、根の伸張が促進され、葉も成長する。このように、培養液Sとして海洋深層水培養液を用い、且つ栽培槽2の中に敢えて網部4を設けることで、海洋深層水培養液中に緑藻類Gを沈水植物として発生させて積極的に増殖させることができ、植物の成長とともに植物が成長しやすい培養液Sの雰囲気が自然と作り出されて植物の成長が促進される。その結果、培養液Sに化学肥料を含ませることなく植物を栽培することができる。また、培養液Sに沈水植物(緑藻類G)が発生した後は、培養液Sが減少したら水を追加すればよく、追肥を施用しなくてもよい。また、培養液Sを入れ替えることなく、水を追加しながら、栽培を繰り返すことも可能である。
この水耕栽培方法によれば、培地Bに播種して植物Pの栽培を開始し、その栽培期間の開始から終了に至るまで、培養液Sとして海洋深層水培養液のみを用いて植物を水耕栽培することができる。それにより、より安全な作物を安定して供給することが可能となる。また、この水耕栽培方法によれば、緑藻類Gは沈水植物として培養液S中に発生し、液面でアオコが発生しにくいため、アオコの発生を抑制することを目的として培養液Sに流れを形成したり、あるいは培地Bや植物Pの芽を洗ったりする必要がない。したがって、栽培コストの上昇を抑えることもできる。
なお、この水耕栽培方法は、家庭用の比較的小さな水耕栽培器による水耕栽培にも、植物工場のように大規模な設備での水耕栽培にも適用することができる。
<水耕栽培器>
次に、図2〜図4を参照しながら、上記方法による水耕栽培に好適な水耕栽培器の一実施形態について説明する。図2に示されるように、水耕栽培器11は、栽培槽部21と、カバー部51と、を備える。栽培槽部21は、プラスチック製であって、上方が開口した箱型の容器であり、水耕栽培器11の底部を構成する。カバー部51は、プラスチック製であって、下方が開口した箱型であり、栽培槽部21に被せられて栽培槽部21の上方を覆い、水耕栽培器11の天井部を形成する。水耕栽培器11では、栽培槽部21に培養液Sが溜められ、培養液Sの液面に培地Bが設けられて栽培する植物Pの種子が播種される。カバー部51は、栽培槽部21の上方に培地Bに播種された植物Pが伸びることのできる内部空間(成長スペース51s)を形成して、栽培槽部21の上方を覆っている。栽培槽部21は不透明であるが、カバー部51は、周壁51bの全体が透明な材料で形成されており、カバー部51の内部での栽培植物の生育状況を外部から観察することができるようになっている。
図3及び図4に示されるように、水耕栽培器11は、培地保持部31と、網部41と、照明装置61と、ソーラーパネル71等も備える。
培地保持部31は、培養液Sが溜められた栽培槽部21の上部に配置され、培地Bを保持する。培地保持部31は、プラスチック製であって、板状である。栽培槽部21には、培地保持部31を配置するために、その内周面に段部23が形成されている。段部23は、下側が上側よりも内側に狭まっている内周面を、水平面を形成して接続している部分である。培地保持部31は、周縁部に、フランジ35が形成されており、そのフランジ35を段部23に掛けて段部23に載置される。それにより、培地保持部31は、着脱可能な状態で、栽培槽部21の上部に水平に配置されて栽培槽部21の上部の開口を覆う。
培地保持部31は、培地Bを保持するための孔部33を備える。孔部33は、培地保持部31の上下に貫通して形成されており、適宜の間隔をおいて複数形成されている。孔部33は、下方(栽培槽部21の内部)に延びる円筒状に形成されている。孔部33に、培地Bとして用いられるスポンジ材等が詰められて保持される。栽培槽部21には、培地Bに培養液Sを接触させることのできる量の培養液Sが溜められる。そうすることで、培地Bが培養液Sを吸収し、培地Bに蒔かれた種子に培養液Sを供給することができる。
図4に示されるように、栽培槽部21には、栽培槽部21に溜められた培養液Sの水位を示す水位フロート25が設置されている。水位フロート25は、フロート部25aと、軸部25bとを備える。フロート部25aは、下端が開放した筒型であり、培養液Sから受ける浮力により浮くように構成されている。軸部25bは、フロート部25aよりも横断面積が小さい棒状であり、フロート部25aの上端から上方へ延びている。栽培槽部21には、水位フロート25を水平方向の配置を規制して上下方向の動き(浮沈動作)を案内するフロートガイド部27が設けられている。フロートガイド部27は、水位フロート25のフロート部25aが少しゆとりをもって嵌る囲いを栽培槽部21の内周面にて深さ方向に延びて形成している。また、栽培槽部21に溜められる培養液Sは、フロートガイド部27の内部にも流通可能となっており、水位フロート25は、培養液Sから受ける浮力により、フロートガイド部27に沿って上下に変位しながら浮き沈みする。フロートガイド部27の上端は、栽培槽部21の上端位置と同じ高さにてキャップ27cで閉鎖される。キャップ27cには、フロート部25aの通過は許容しないが、軸部25bがゆとりをもって挿通されるガイド孔27aが形成されている。水位フロート25は、ガイド孔27aに軸部25bが挿通された状態で、浮き沈みして上下に変位する。したがって、図2に示されるように、ガイド孔27aから上方へ突起した軸部25bの長さにより、栽培槽部21内の培養液Sの量を測ることができる。すなわち、軸部25bの見えている部分が長いほど培養液Sの水位が高く(量が多く)、軸部25bの見えている部分が短いほど培養液Sの水位が低い(量が少ない)。このように、培地保持部31が設置されたままでも、カバー部51の透明な周壁51bを通じて水耕栽培器11の外から培養液Sの水位を確認することが可能となっている。なお、軸部25bに目安となる目盛りが付されており、より培養液Sの量を確認しやすくなっている。
図3に示されるように、網部41は、栽培槽部21の内部の培地保持部31よりも下側に配置され、栽培槽部21に溜められた培養液Sに浸漬される。網部41は、図4に示されるように、細い線状の部位41aを組み合わせ、その線状部位41aの間に多数の間隙41bを設けることで、栽培槽部21の内部に網の目のように区画された空間を形成している。この水耕栽培器11の網部41は、プラスチック製であって、水平方向に広がる網様部43と、多数の針部45と、を備える。網様部43は、八角形の網目を形成して水平方向へ拡がっている。針部45は、水平方向に間隙を置いて多数設けられており、各々が網様部43から深さ方向に延びている。
図3に示されるように、照明装置61は、複数のLED光源63を備える。照明装置61は、ソーラーパネル71と、ソーラーパネル71で発電した電力を蓄電する蓄電池と、蓄電池の蓄電量及び放電量を調整してLED光源63に電力を供給する制御部と、を有するソーラー発電ユニットを付帯し、ソーラーパネル71で発電した電力をLED光源63へ供給してLED光源63を点灯させることが可能となっている。LED光源63は、カバー部51の天井51aの内側に、下方を指向して配置されており、培地保持部31を上方から照射することができる。ソーラーパネル71は、カバー部51の天井51aの外面に配置されている。
カバー部51の天井51aには、換気口も設けられており、排気ファン53が備えられている。排気ファン53の電源は、ソーラーパネル71を兼用してもよい。
なお、図2に示されるように、カバー部51には、プラグ差し込み口55も設けられており、プラグ差し込み口55に接続コード(図示省略)の差込プラグを差し込み、外部電源と接続することが可能となっている。外部電源により供給される電力は、LED光源63及び排気ファン53に供給可能となっており、ソーラーパネル71に替えて、外部電源を用いることも可能となっている。また、図示しないが、カバー部51には、照明装置61の点灯・消灯等を操作するための操作盤が設けられている。
本実施形態の水耕栽培器11によれば、以下の作用効果がある。まず、栽培槽部21は、内部に網部41が配置された比較的単純な構成でありながら、培養液Sとして海洋深層水培養液を用いて水耕栽培すると、図3に示されるように培養液S中に緑藻類Gの沈水植物が増えやすい。そのため、培養液Sが植物の生育しやすい雰囲気となり、化学肥料を用いなくても水耕栽培をすることができる。また、このとき、緑藻類Gがアオコとならず沈水植物となるため、アオコの発生を抑制したり、発生したアオコを除去したりするための特別な手当てをする必要がない。したがって、水耕栽培にかかる労力増加やランニングコストの上昇を抑制することができる。
また、水耕栽培器11は、培地保持部31よりも上方から培地保持部31を照射可能に設置された照明装置61を備えているため、植物の生育に欠かせない光も植物に提供することができる。そして、照明装置61の光源としてLED光源63が用いられているため、照明(発光)に伴う発熱が少なく、植物の生育を妨げる高温環境を形成しにくい。また、LED光源63は消費電力が少なく、水耕栽培時のランニングコストの上昇を抑制することができる。
更に、水耕栽培器11は、ソーラーパネル71を備え、これ自体で発電が可能であるので、外部電源の利用を抑制してランニングコストの上昇を抑制することができる。
(変形例)
なお、水耕栽培器11は、種々の変形例が考えられる。例えば、水耕栽培器11を構成する各部の材質は、上記したものに限定されない。
網部41は、上記の形状に限定されず、多数の間隔を形成しながら細い線状の部位が組み合わされた形状であればよい。例えば、網部は、格子状とすることができる。また、環形状や、六角形等の多角形状を水平に並べて網目を形成したものを用いることもできる。網部は、1種の形状のものを一枚用いてもよいし、複数枚用いてもよい。また、異なる形状のものを複数枚組み合わせて用いてもよい。
照明装置61は、LEDに限らず、蛍光灯等の他の光源を適用することができる。また、上記実施形態では、光源であるLED光源63が、カバー部51に支持されているが、光源の支持手段はこれに限定されない。例えば、支柱に光源を支持してもよい。また、電源としてソーラーパネルを備える場合、上記実施形態のように、ソーラーパネル71をカバー部51に備えるに限らず、カバー部51から独立して設置してもよい。また、照明装置61は、点灯時の光の量が調整可能であるのが好ましい。また、照明装置61には、点灯・消灯の状態を切り替えるタイマー機能を付帯するのが好ましい。
また、上記実施形態の水耕栽培器11では、栽培槽部21に溜められた培養液Sの水位を確認するために水位フロート25が設けられているが、培養液Sの水位の確認は、他の方法で行ってもよい。例えば、栽培槽部の壁に部分的に透明の部分を形成して覗き窓とし、栽培槽部の内部を直接視認して培養液Sの水位を確認できるようにしてもよい。
また、上記実施形態の水耕栽培器11では、箱型のカバー部51の内部に栽培槽部21、培地保持部31、及びLED光源63が収容されているが、本発明の水耕栽培器は、必ずしも箱様に囲ったものに限定されない。本発明の水耕栽培器は、少なくとも、網部を内部に備えた栽培槽部と、栽培槽部に溜められた培養液に培地を接触させた状態で保持する培地保持部とを備える。したがって、栽培槽部としての容器に網部と培地保持部とを配置して水耕栽培器を設置し、この水耕栽培器を、例えば、栽培用のハウスなどの室内に設備することもできる。
〈実験方法〉
市販の水耕栽培器を利用し、この水耕栽培器に添付されたバジルの種を播種して水耕栽培した。使用した水耕栽培器は、上方が開口した箱型の容器である栽培槽部と、この栽培槽部の上方を覆うカバー部とを備える。培地保持部として、9つの貫通孔が形成された板状部材を備え、上面に種を保持する凹部を有するスポンジを各貫通孔に詰め込んで培地として作用させるようになっている。栽培槽部に培養液を溜め、スポンジが培養液に接触するように培地保持部を栽培槽部の上部に設置して、各スポンジ上に種を載置することで播種する。なお、カバー部の天井の内側にはLEDチップが、下方を指向して配置されている。この水耕栽培器を2台用意し、夫々を後述する条件の実施例1と比較例1とに供し、室内に並べて設置して同時にバジルを栽培した。光の照射は、カバー部に設けられたLEDチップにより行い、点灯21時間と消灯3時間とを繰り返した。
《実施例1》
実施例1では、培養液として、海洋深層水からなる岩塩を水道水に溶解して調整した海洋深層水培養液を用いた。海洋深層水培養液は、岩塩3gを水道水2lに溶解して、固形分濃度1.5g/lに調整した。岩塩は食用に市販されているものを用い、その食品成分表示によると、100g当たり、たんぱく質0.9g、資質0.1g、炭水化物41.2g、ナトリウム3.86g、カルシウム12.6g、カリウム2.6g、マグネシウム4.76g、鉄1.5mg、亜鉛76.5mg、マンガン258μg、イオウ0.24%が含有される。栽培槽部の内部に網部を設置し、調整した海洋深層水培養液を栽培槽部に入れ、網部を海洋深層水培養液に浸漬させた。そのうえで、スポンジが培養液に接触するように培地保持部を栽培槽部の上部に設置して、各スポンジ上にバジルを播種した。栽培中、栽培槽部中の培養液(海洋深層水培養液)の量が減少したときは、水道水を培養液に追加した。
《比較例1》
比較例1では、培養液として、この市販の水耕栽培器に添付された液肥を、水道水で指定濃度に希釈した液肥培養液を用いた。比較例1では、栽培槽部は、内部に網部などの細工を施すことなく箱状のまま用いた。調製した液肥培養液を栽培槽部に入れ、スポンジが培養液に接触するように培地保持部を栽培槽部の上部に設置して、各スポンジ上にバジルを播種した。栽培中、栽培槽部中の培養液(液肥培養液)の量が減少したときは、前記指定濃度の液肥培養液を調整して補充した。
なお、この市販の水耕栽培器では、添付された液肥を希釈した液肥培養液を用いて、バジルを約30日ほどで収穫することができるとされている。ただし、アオコが発生した場合には、培地を取り出して流水で洗い流すことが推奨されている。しかし、本実験の実施例1と比較例1とでは、栽培期間中、アオコが発生したとしても洗い流す作業は行わず、栽培を継続して、生育状況を観察した。
〈実験結果〉
実施例1では、バジルが良好に成育し、播種してから20日で収穫に至った。栽培中、海洋深層水培養液中では、バジルの根が生え始めると、栽培槽部の底に緑藻類の沈水植物が発生し、網部に固着しながら増殖した。また、バジルの根は、網部に接触すると、網部に絡みながら伸長した。なお、栽培期間中、アオコは発生しなかった。一方、比較例1では、バジルの発芽後にアオコが発生し、芽の成長が妨げられて殆ど成長することなく枯れた。
2 栽培槽
4 網部
11 水耕栽培器
21 栽培槽部
23 段部
25 水位フロート
25a フロート部
25b 軸部
27a ガイド孔
27c キャップ
27 フロートガイド部
31 培地保持部
33 孔部
35 フランジ
41 網部
41a 線状部位
41b 間隙
43 網様部
45 針部
51 カバー部
51a 天井
51b 周壁
51s 成長スペース
53 排気ファン
55 プラグ差し込み口
61 照明装置
63 LED光源
71 ソーラーパネル
P 植物
B 培地
S 培養液(海洋深層水培養液)
G 緑藻類

Claims (5)

  1. 植物が根を生やすことのできる吸水性を有する培地を培養液に接触させて前記植物を育てる水耕栽培方法であって、
    前記培地を接触させる前記培養液を栽培槽に溜め、該栽培槽の内部に前記培養液に浸漬して網部を設け、前記培養液として、海洋深層水の固形分を水に溶解した海洋深層水培養液を用いる水耕栽培方法。
  2. 培養液を入れる栽培槽部と、
    前記栽培槽部の内部に配置され、前記培養液に浸漬される網部と、
    前記栽培槽部の上部に配置され、植物が根を生やすことのできる吸水性を有する培地を保持して前記培地を前記培養液に接触させる培地保持部と、
    を備える水耕栽培器。
  3. 請求項2に記載の水耕栽培器であって、
    前記苗床保持部よりも上方から前記培地保持部を照射可能に設置された照明装置を備える水耕栽培器。
  4. 請求項3に記載の水耕栽培器であって、
    前記照明装置は、光源としてLED光源を備える水耕栽培器。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の水耕栽培器であって、
    ソーラーパネルを備え、該ソーラーパネルで発電された電力が前記照明装置に供給される水耕栽培器。
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