JP2017017192A - 端子、封口板、コンデンサ、端子の製造方法及び封口板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
コンデンサ素子と電解液とを収容するケースの開口部を封止する樹脂製の封口板本体に一体成形され、かつ前記コンデンサ素子と電気的に接続されるアルミニウム製の端子であって、
外周表面のうち前記封口板本体に密着する部位の少なくとも一部に、全周に亘って切削加工により形成される、深さが0.5mm以上の凹部が設けられていることを特徴とする。
コンデンサ素子と電解液とを収容するケースの開口部を封止する封口板であって、
前記コンデンサ素子と電気的に接続されるアルミニウム製の端子と、
前記端子をインサート部品としてインサート成形により得られる樹脂製の封口板本体と、
を備え、
前記端子は、外周表面のうち前記封口板本体に密着する部位の少なくとも一部に、全周に亘って切削加工により形成される、深さが0.5mm以上の凹部が設けられていることを特徴とする。
コンデンサ素子と電解液とを収容するケースと、
前記ケースの開口部を封止する封口板と、
を備えるコンデンサであって、
前記封口板は、
前記コンデンサ素子と電気的に接続されるアルミニウム製の端子と、
前記端子をインサート部品としてインサート成形により得られる樹脂製の封口板本体と、を備え、
前記端子は、外周表面のうち前記封口板本体に密着する部位の少なくとも一部に、全周に亘って切削加工により形成される、深さが0.5mm以上の凹部が設けられていることを特徴とする。
コンデンサ素子と電解液とを収容するケースの開口部を封止する樹脂製の封口板本体に一体成形され、かつ前記コンデンサ素子と電気的に接続されるアルミニウム製の端子の製造方法であって、
円柱状のアルミニウム製線材を鋳造する工程と、
前記アルミニウム製線材を用いてアルミニウム製の端子の中間製品を鍛造する工程と、
前記中間製品の外周表面のうち前記封口板本体に密着する部位の少なくとも一部に、深さが0.5mm以上の凹部を、全周に亘って切削加工する工程と、
を有することを特徴とする。
コンデンサ素子と電解液とを収容するケースの開口部を封止する封口板の製造方法であって、
上記の端子の製造方法により製造された端子をインサート部品として、インサート成形によって、樹脂材料により封口板本体を成形する工程を有することを特徴とする。
図1〜図5を参照して、本発明の実施例1に係るアルミニウム製の端子、該端子を備える封口板、該封口板を備えるコンデンサ、端子の製造方法及び封口板の製造方法について説明する。
図1を参照して、本実施例に係るコンデンサ全体の構成について説明する。図1は本発明の実施例1に係るコンデンサの模式的断面図である。コンデンサ10は、有底筒状(本実施例では略有底円筒形状)の金属製のケース20を備えている。このケース20には、コンデンサ素子30と、電解液50とが収容されている。そして、ケース20の開口部は、電解液50が外部に漏れないように、封口板100によって封止されている。
備えられており、各電極にそれぞれ設けられた導線40と各端子110とがそれぞれ電気的に接続されている。
図2を参照して、本実施例に係るアルミニウム製の端子110の構成について説明する。図2は本発明の実施例1に係る端子の模式的断面図である。なお、本実施例に係る端子110は回転対称形状である。図2においては、本実施例に係る端子110の中心軸線を含む面で端子110を切断した断面図を示している。
図3〜図5を参照して、本実施例に係る端子110の製造方法について説明する。まず、鋳造によって、円柱状のアルミニウム製線材110Aが製作される。図3は鋳造によって得られたアルミニウム製線材110Aの斜視図を示している。鋳造自体については公知技術であるので、その説明は省略する。次に、このアルミニウム製線材110Aを用いて、鍛造によって、アルミニウム製の端子110の中間製品110Bが製作される。図4は、この中間製品110Bの概略図であり、図中左側に正面図を示し、右側に模式的断面図(中心軸線を含む面で中間製品110Bを切断した断面図)を示している。この中間製品110Bには、端子接続用穴111と環状突起112の他、端子110の外形の殆どが形成されている。より具体的には、端子110における凹部113を除く外形が全て形成されている。鍛造自体については公知技術であるので、その説明は省略する。
上記のように製造された端子110をインサート部品として、インサート成形によって、樹脂材料により封口板本体120が成形されることにより、封口板100が製造される(図1参照)。なお、上記の通り、一つの封口板100には2つの端子110が設けられている。従って、不図示の金型内に2つの端子110をセットした状態で、キャビティ内に樹脂材料を流し込んでインサート成形することにより、封口板100が得られる。なお、インサート成形自体については公知技術であるので、その詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本実施例に係る端子110には、全周に亘って切削加工により形成される、深さが0.5mm以上の凹部113が設けられている。従って、切削加工が施される前の端子110の中間製品110Bにおいて、仮に、その表面にクラックが形成されていても、凹部113が切削加工により形成されることで、少なくとも凹部113の部位にクラックが存在してしまうことが抑制される。
図6には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、凹部が環状溝により構成される場合を示したが、本実施例においては、凹部が環状の切り欠きにより構成される場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
構成のみが異なっている。
20 ケース
30 コンデンサ素子
40 導線
50 電解液
100 封口板
110,110a 端子
110A アルミニウム製線材
110B 中間製品
111 端子接続用穴
112 環状突起
113 凹部
114 凹部
120 封口板本体
X クラック
Claims (8)
- コンデンサ素子と電解液とを収容するケースの開口部を封止する樹脂製の封口板本体に一体成形され、かつ前記コンデンサ素子と電気的に接続されるアルミニウム製の端子であって、
外周表面のうち前記封口板本体に密着する部位の少なくとも一部に、全周に亘って切削加工により形成される、深さが0.5mm以上の凹部が設けられていることを特徴とする端子。 - 前記凹部は、その深さが0.5mm以上1.5mm以下の環状溝であることを特徴とする請求項1に記載の端子。
- コンデンサ素子と電解液とを収容するケースの開口部を封止する封口板であって、
前記コンデンサ素子と電気的に接続されるアルミニウム製の端子と、
前記端子をインサート部品としてインサート成形により得られる樹脂製の封口板本体と、
を備え、
前記端子は、外周表面のうち前記封口板本体に密着する部位の少なくとも一部に、全周に亘って切削加工により形成される、深さが0.5mm以上の凹部が設けられていることを特徴とする封口板。 - 前記凹部は、その深さが0.5mm以上1.5mm以下の環状溝であることを特徴とする請求項3に記載の封口板。
- コンデンサ素子と電解液とを収容するケースと、
前記ケースの開口部を封止する封口板と、
を備えるコンデンサであって、
前記封口板は、
前記コンデンサ素子と電気的に接続されるアルミニウム製の端子と、
前記端子をインサート部品としてインサート成形により得られる樹脂製の封口板本体と、を備え、
前記端子は、外周表面のうち前記封口板本体に密着する部位の少なくとも一部に、全周に亘って切削加工により形成される、深さが0.5mm以上の凹部が設けられていることを特徴とするコンデンサ。 - 前記凹部は、その深さが0.5mm以上1.5mm以下の環状溝であることを特徴とする請求項5に記載のコンデンサ。
- コンデンサ素子と電解液とを収容するケースの開口部を封止する樹脂製の封口板本体に一体成形され、かつ前記コンデンサ素子と電気的に接続されるアルミニウム製の端子の製造方法であって、
円柱状のアルミニウム製線材を鋳造する工程と、
前記アルミニウム製線材を用いてアルミニウム製の端子の中間製品を鍛造する工程と、
前記中間製品の外周表面のうち前記封口板本体に密着する部位の少なくとも一部に、深さが0.5mm以上の凹部を、全周に亘って切削加工する工程と、
を有することを特徴とする端子の製造方法。 - コンデンサ素子と電解液とを収容するケースの開口部を封止する封口板の製造方法であって、
請求項7に記載の端子の製造方法により製造された端子をインサート部品として、イン
サート成形によって、樹脂材料により封口板本体を成形する工程を有することを特徴とする封口板の製造方法。
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JP2015132745A JP2017017192A (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 端子、封口板、コンデンサ、端子の製造方法及び封口板の製造方法 |
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Citations (5)
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2015
- 2015-07-01 JP JP2015132745A patent/JP2017017192A/ja active Pending
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