JP2017016988A - 真空バルブ及びこれを用いた真空遮断器 - Google Patents

真空バルブ及びこれを用いた真空遮断器 Download PDF

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真一 三木
行男 岩田
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Abstract

【課題】ガイドのガイド取付部材への取付において、部品点数を削減し、取付作業を簡単にできる真空バルブを提供する。
【解決手段】真空バルブ100は、真空容器の内部において固定側電極7に接離自在に配置された可動側電極8と、可動側電極8に一端が固着された可動側電極棒5と、可動側電極棒5の周囲を取り囲むガイド筒部11と、ガイド筒部11の一端に設けられ、ガイド筒部11より大径に形成されたガイド外縁部12とからなる、可動側電極棒5を案内するガイド10と、真空容器の可動側端板3と接合され、ガイド10を外周から保持するガイド取付部材20とを備え、ガイド10のガイド外縁部12に形成され径方向外側に突出した係合突起12cと、ガイド取付部材20に形成され係合突起12cと係合する係合穴20aとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、真空バルブ及びこれを用いた真空遮断器に関するものである。
従来の真空バルブにおいては、アルミナセラミック等からなる絶縁筒の両端部に固定側端板及び可動側端板が、それぞれろう付けにより接合され、真空容器を形成している。固定側端板には固定側電極棒が固定され、可動側端板には可動側電極棒が摺動可能に保持さられている。固定側電極棒及び可動側電極棒には、互いに対向して配置された固定側電極と可動側電極がそれぞれ設けられている。可動側電極棒と可動側端板の間にはベローズがろう付けにより接合され、気密を保ちながら開閉を可能にしている。ベローズは、ステンレス等の薄い金属で蛇腹状に製作されている。可動側端板には、可動側電極棒の軸方向の動作を案内するガイドを固定するための平板状のガイド取付板がろう付けによって接合され、ガイドはねじ止めによってガイド取付板に固定されている。ガイドは合成樹脂等からなり、円筒状に形成され、可動側電極棒の回転を防止すると共に、ベローズのねじれを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特許第2049904号公報
特許文献1に示されたような従来の真空バルブでは、ガイドはねじ止めする構造であった。そのため、ガイドの円板部とガイド取付板は、ねじ止め強度を確保するために十分な厚さが必要であり、真空バルブを小形化する上での妨げとなっていた。また、ねじ止め工程でのねじ止め作業、ねじの管理、ねじトルクの管理に手間がかかっていた。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ガイドの固定にねじを用いることなく、可動側電極を摺動させるガイドを安定的に真空容器側に保持することが可能な真空バルブを提供するものである。
本発明の真空バルブは、絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器と、真空容器の内部において接離自在に配置された固定側電極と可動側電極と、可動側電極に一端が固着され他端が真空容器の外部に引出され、直動することで可動側電極を固定側電極に対して接離させる可動側電極棒と、可動側電極棒の周囲を取り囲むガイド筒部と、ガイド筒部の一端に設けられ、ガイド筒部より大径に形成されたガイド外縁部とからなる、可動側電極棒を案内するガイドと、可動側端板と接合され、ガイドを外周から保持するガイド取付部材と、を備え、ガイドのガイド外縁部に形成され径方向外側に突出した係合突起と、ガイド取付部材に形成され係合突起と係合する係合穴とを有するものである。
また、本発明の真空遮断器は、上記の真空バルブと、真空バルブの固定側電極と可動側電極とに各々接続する固定側導体と可動側導体と、真空バルブの電極間の接離を行う駆動装置と、を備えたものである。
この発明の真空バルブによれば、ガイド取付部材によって、ガイドの外側面を囲むとともに、ガイド外縁部に設けられた係合突起と、ガイド取付部材に設けられた係合穴を係合させることによって、ガイドの固定にねじを用いることなく、可動電極を摺動させるガイドを安定的に真空容器側に保持することが可能となる。
また、上記のような真空バルブを、真空遮断器の構成要素として用いることが可能である。
この発明の実施の形態1に係わる真空バルブを示す断面図である。 図1のガイド及びガイド取付部材の斜視図である。 図3(a)は、図1のガイドの上面図である。図3(b)は、図1のガイドの変形例を示す上面図である。図3(c)は、図1のガイドの別の変形例を示す上面図である。 図3(a)のA−A断面図である。 この発明の実施の形態に1に係わる真空バルブを用いた真空遮断器の断面図である。 この発明の実施の形態2に係わる真空バルブを示す断面図である。 図6のガイド及びガイド取付部材の斜視図である。 図6のガイドの上面図である。 図8のB−B断面図である。
実施の形態1.
以下、図面に基づいて、本発明の各実施の形態を説明する。なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。この発明の実施の形態1における真空バルブについて、図1から図4を参照して説明する。
図1は実施の形態1の真空バルブ100の断面図である。図1に示すように、円筒形のアルミナセラミック等から構成される絶縁筒1の一端が固定側端板2で、他端が可動側端板3で閉塞されて真空容器が構成されている。固定側端板2および可動側端板3は、それぞれ絶縁筒1の一端および他端にろう付けにより同軸上に取り付けられている。この組立には、主に銀系のろう材が使用され、固定側端板2には固定側電極棒4が、可動側端板3にはベローズ6を介して可動側電極棒5がろう付け接合されている。さらに、真空容器内において、固定側電極棒4の端部に固定側電極7がろう付け接合され、この固定側電極7に対向するように可動側電極棒5の端部に可動側電極8がろう付け接合されている。
ここで、固定側電極棒4と固定側電極7によって固定電極が構成され、可動側電極棒5と可動側電極8によって可動電極が構成されるものとする。
また、固定側電極7および可動側電極8を囲むように、絶縁筒1の内側にシールド9が固定されている。このシールド9は、電流遮断時に、絶縁筒1の内面が固定側電極7および可動側電極8から発生する金属蒸気によって汚損されることを防止する。可動側電極棒5は、可動側端板3に、ガイド10およびガイド取付部材20を介して固定されている。ガイド10は、可動側電極棒5の動作を案内する部材である。ガイド取付部材20は、ガイド10を固定するために可動側端板3に接合された部材である。また、ベローズ6の可動側電極8側端部には、電流遮断時、固定側電極7および可動側電極8から発生する金属蒸気によって、ベローズ6の表面が汚損されることを防止するため、ベローズカバー6aが可動側電極棒5にろう付け接合されている。
ここで、詳細については後述するが、本発明の真空バルブ100は、ガイド10とガイド取付部材20の形状に特徴がある。ガイド10は、可動側電極8を支持する可動側電極棒5の周囲を取り囲むガイド筒部11と、ガイド筒部11よりも大径に形成されたガイド外縁部12が一続きに形成された部材である。そして、ガイド外縁部12には、ガイド取付部材20に係合する係合突起12cが、径方向外側に突出して設けられている。さらに、このガイド10の軸方向の側面部のほぼ全面を支持する形状となるようにガイド取付部材20が形成され、ガイド10を取り巻く筒状のガイド取付部材20の側面部には、係合突起12cと嵌合する係合穴20aが開口されている。よって、このガイド10をガイド取付部材20に嵌め込むことで、ねじ等の締結部材を用いることなく、係合突起12cを係合穴20aに係合させ、ガイド10をガイド取付部材20に固定することができる。
次に、真空バルブ100の作用について説明する。図1の真空バルブ100は、稼働時、固定側電極7と可動側電極8が開閉動作をする。その際、可動側電極棒5を案内するガイド10は、可動側電極8の軸心を固定側電極7に合わせる、操作機構により開閉操作時に発生する衝撃力に耐える、大電流通電時に可動側電極棒5に発生する電磁力に耐える、可動側電極棒5をなめらかに摺動させるという機能が必要となる。上記のような機能が得られるように、ガイド10の材質は、一般に合成樹脂が用いられる。
また、真空バルブ100を真空遮断器に取り付ける際に、固定側電極棒4がボルト等(図示せず)によって真空遮断器に固定され、可動側電極棒5が真空遮断器の操作機構に連結される。
この発明は、ガイド10の取付に関するものであるので、以下、この取付部について詳細に説明する。図2に、ガイド10と、ガイド10を係合させるガイド取付部材20の斜視図を示すように、ガイド10は、可動側電極棒5の軸方向への移動を案内するため、可動側電極棒5の直径より僅かに大きい内径を有するガイド筒部11と、ガイド取付部材20の係合穴20aに係合する係合突起12cを有する、ガイド筒部11よりも大径に形成されたガイド外縁部12によって主に構成される。なお、ガイド外縁部12の内側面はガイド筒部11の内側面と一続きとなるように、同径に開口されている。
図3(a)、図3(b)、図3(c)に、ガイド10の上面図を示すように、ガイド外縁部12は、径方向に沿って設けられたスリット12aによって、周方向に複数の区間に区切られている。図3(a)、図3(b)、図3(c)の例では、ガイド外縁部12が、スリット12aによって6つの区間に区切られた状態を示している。また、図3(a)、図3(b)、図3(c)では、一例として、スリット12aが、周方向に等間隔に配置された例を示している。
また、図3(a)、図3(b)、図3(c)の例では、ガイド外縁部12は、係合突起12cが設けられた区間(係合部12b)と、係合突起12cが設けられない区間(段部12e)が、周方向に交互に配置されている。
さらに図3(a)では、ガイド筒部11の内周穴、外周ともに円形の例を示したが、これに限定されるものではない。図3(b)にガイド筒部111のガイド筒部端面11bを示すように、ガイド筒部111の内周穴が一例として六角形を始めとする多角形で、外周は円形であってもよく、また、図3(c)にガイド筒部112のガイド筒部端面11cを示すように、ガイド筒部112の内周穴、外周共に一例として六角形を始めとする多角形であっても良い。
ここで、図4に、図3(a)のA−A線に沿った係合突起12cを含むガイド10の断面図を示すように、ガイド外縁部12の係合突起12cが設けられた区間は、係合部12bに相当し、係合突起12cよりも径方向内側に、溝部12dが形成されている。この溝部12dを形成することにより、係合部12bは、可撓性を持つ薄肉部となる。薄肉部となることでガイド外縁部12の係合部12bは、係合突起12cを係合穴20aに嵌合させる際に撓み、ガイド10をガイド取付部材20にスムーズに係合させる役割を果たしている。
ガイド外縁部12の係合突起12cが設けられない区間は、段部12eに相当し、ガイド筒部11との間で段差が生じる。ガイド外縁部12は、ガイド筒部11よりも段部12eが径方向外側に突出している分だけ大径となり、厚肉部となっている。段部12eは、係合部12bのような弾性を持たない部分であり、ガイド取付部材20の内側にガイド10を保持する際の、径方向のスペーサとしての役割を果たしている。
なお、係合部12bの係合突起12cが形成されていない領域においては、ガイド外縁部12の外側面は、ガイド取付部材20の内側面に接した状態となる。
図2に、ガイド取付部材20の斜視図を示すように、ガイド取付部材20は、略筒形状に形成され、ガイド取付部材20には、ガイド10の係合突起12cを係合させる係合穴20aが開口されている。ガイド取付部材20は、ガイド10の外面を覆う形状に形成され、ガイド10のガイド筒部11を取り囲んで支持する筒状支持部20bと、ガイド10の可動側電極8側端面を支持および位置決めする端面支持部20cと、可動側端板3に接合するための接合部20dを有している。また、係合突起12cと係合穴20aが係合される位置で、ガイド取付部材20の内側面とガイド10の外側面が接するように、ガイド取付部材20の内側面は、ガイド10のガイド筒部11およびガイド外縁部12の外側面に沿って折り曲げられた形状に形成されている。これにより、ガイド10が係止されたガイド取付部材20は、ガイド10の径の異なる二つの外側面の両方を支持した状態となる。
また、ガイド取付部材20の接点側の端部に形成される端面支持部20cは、可動側電極棒5の軸に対し垂直に広がる垂直面部に相当する。この端面支持部20cの寸法は、係合突起12cと係合穴20aが係合する際に、ガイド10のガイド筒部端面11aと接するように決められている。
図3(a)、図3(b)、図3(c)の例では、係合突起12c(および係合穴20a)を、電極棒周方向の異なる位置の三箇所に設けた場合を示しているが、係合箇所は、三箇所に限定するものではなく、複数箇所あれば良い。また、1箇所であってもガイド10をガイド取付部材20に保持させることができる。また、図3(a)、図3(b)、図3(c)では、スリット12aによってガイド外縁部12が、周方向に等間隔に分割されて各区画(係合部12bおよび段部12e)が設けられた例を示している。しかし、等間隔以外の間隔となるようにスリット12aを配設することも可能である。例えば、係合部12bを段部12eよりも小さな角度の区画として形成することで、係合部12bの弾性を大きくするとともに段部12eのスペーサとしての役割を重視するような構成とすることも可能である。また、スリット12aは、軸方向および径方向に沿って同じ幅で形成した例を示しているが、軸方向または径方向に沿って幅を変化させて形成することも可能である。
また、ガイド取付部材20には、ガイド10の係合突起12cに対応する位置に、ガイド取付部材20の係合穴20aが、径方向に設けられた貫通孔として形成されている。この係合穴20aは、係合突起12cが係合部12bの弾性をもって隙間なく挿入される大きさに開口されている。
ガイド10をガイド取付部材20へ組み付ける際は、ガイド取付部材20の係合穴20aとガイド10の係合突起12cの方向を合わせ、ガイド10の係合部12bの弾性を利用し、ガイド取付部材20にガイド10を押し込むことで容易に組み付けることができる。
係合突起12cが係合穴20aに嵌まり込むと、同時に、ガイド筒部端面11aが、ガイド取付部材20の端面支持部20cと接した状態となる。そのため、ガイド10は、ガイド取付部材20にしっかりと固定される。
このように、ガイド10をガイド取付部材20に嵌め合わせる構造としたため、従来のようなねじ止め作業は不要となる。
以上のように、この発明の真空バルブ100によれば、筒形状のガイド10に、径方向外側に突出するガイド外縁部12を設け、ガイド取付部材20には、ガイド10の係合突起12cが係合される係合穴20aを設け、ガイド10の係合突起12cをガイド取付部材20の係合穴20aに係合させて、ガイド10をガイド取付部材20に固定する構成としている。
そのため、ガイド10の取付作業において、ねじ等の固定部材を用いることがないため、部品点数を削減でき、ねじ止めの締結作業を必要とせず、取付作業が簡単になる。
そして、ガイド10をねじ止めする際に必要であったガイドの円板部を設ける必要がなく、ねじ止め強度を確保するために十分な厚みが必要であったガイド取付板を設ける必要もない。よって、真空バルブ100を小形化することが可能である。
また、ガイド取付部材20の端面支持部20cは、ガイド10の可動側電極8側先端のガイド筒部端面11aと接するように折り曲げられた形状であるため、ガイド10をガイド取付部材20に挿入する際の挿入長を管理することができ、誤って入れ過ぎてしまうことを防止することが可能である。
さらに、ガイド取付部材20の筒状支持部20bおよび端面支持部20cが、ガイド筒部11の外側面およびガイド筒部端面11aをカバーするように配設され、開閉動作時に発生する衝撃力および大電流通電時の電磁力に対しても十分な強度を持つため、ガイド10を薄肉化することが可能であり、安価な真空バルブ100を得ることが可能である。
図5に本実施の形態に示した真空バルブ100を用いた真空遮断器50の概略構造の断面図を示す。真空バルブ100の上部からは固定側電極棒4、下部からは可動側電極棒5が突出しており、固定側電極棒4は固定側導体14、可動側電極棒5は可動側導体15と接続されている。
さらに固定側電極棒4は固定側電極7、可動側電極棒5は可動側電極8と接続され、駆動部22の動作に応じて可動側電極棒5が動作して固定側電極7と可動側電極8を接続あるいは開放する。それにより固定側導体14と可動側導体15との間の主回路を開閉することで、真空遮断器50として用いることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2の真空バルブ100について、図6から図9を用いて説明する。上述の実施の形態1による真空バルブ100では、構成要素となるガイド10のガイド外縁部12の段部12eは、外側面がガイド筒部11よりも大径となるように形成され、ガイド取付部材20にガイド10を嵌め込む際のスペーサとしての役割を持つことについて示していた。
この実施の形態2では、ガイド外縁部12の段部12eの外側面にガイド10を挿入する際に、挿入方向を決める位置決め突起13を設け、ガイド取付部材20側に、位置決め突起13と嵌合する位置決め溝21を設けることを特徴としている。
図6は、この発明の実施の形態2による真空バルブ100の構造を示す断面図であり、図7は、実施の形態2のガイド10とガイド取付部材20の斜視図である。上述した実施の形態1の図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。ここでは相違点について主に説明する。実施の形態2では、図6に示すように、ガイド10に、位置決め突起13を、ガイド取付部材20に位置決め溝21をそれぞれ設けた点に特徴がある。
この位置決め突起13と位置決め溝21は、互いに隙間なく嵌め合わせられる寸法で形成されている。また、位置決め突起13と位置決め溝21が周囲方向で合致すると同時に、ガイド10の係合突起12cとガイド取付部材20の係合穴20aの周囲方向の位置が合致するように形成されている。
ガイド10をガイド取付部材20に嵌め込む際には、位置決め突起13を位置決め溝21に沿わせてガイド10を押し込む。このとき、実施の形態1と同様に、ガイド10の係合突起12cがガイド取付部材20の係合穴20aに係止されると同時に、ガイド筒部端面11aがガイド取付部材20の端面支持部20cと接するため、ガイド10は、ガイド取付部材20にしっかりと固定される。
図8は、実施の形態2のガイド10の上面図であり、係合突起12c(および係合穴20a)、位置決め突起13(および位置決め溝21)をそれぞれ三箇所設けた場合を示している。しかし、係合箇所は、三箇所に限定されるものではなく、複数箇所あれば良く、1箇所であっても係合を実施することができる。なお、位置決め突起13の個数と、係合突起12cの個数を合わせる必要はなく、異なる個数でも良いことは言うまでもない。
また、図9に、図8のガイド10のB−B線に沿った断面図を示す。図9では、係合突起12cと位置決め突起13が軸対称に配置された例を示している。
以上のように、この発明の真空バルブ100によれば、位置決め突起13と位置決め溝21が周囲方向で合致する位置で、ガイド10の係合突起12cとガイド取付部材20の係合穴20aの周囲方向の位置が合致する配置とするため、上述の実施の形態1で得られる効果に加え、位置決め溝21に位置決め突起13を嵌合させ、精度良く位置合わせをしつつガイド10をガイド取付部材20に安定的に組み付けことが可能となる。
また、位置決め突起13と位置決め溝21が、隙間なく嵌め合わされる寸法で形成されることから、係合突起12cと係合穴20aの嵌め合わせに加え、位置決め溝21と位置決め突起13の嵌め合わせでもガイド10をガイド取付部材20に固定することができ、ガイド10をより安定的に保持することが可能となる。
このように、位置決め突起13と位置決め溝21の形成によって、ガイド10とガイド取付部材20の周囲方向の位置決めが容易となり、ガイド10の嵌め込み作業時間を短縮することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 絶縁筒、2 固定側端板、3 可動側端板、4 固定側電極棒、5 可動側電極棒、6 ベローズ、6a ベローズカバー、7 固定側電極、8 可動側電極、9 シールド、10 ガイド、11、111、112 ガイド筒部、11a、11b、11c ガイド筒部端面、12 ガイド外縁部、12a スリット、12b 係合部、12c 係合突起、12d 溝部、12e 段部、13 位置決め突起、14 固定側導体、15 可動側導体、20 ガイド取付部材、20a 係合穴、20b 筒状支持部、20c 端面支持部、20d 接合部、21 位置決め溝、22 駆動部、50 真空遮断器、100 真空バルブ

Claims (8)

  1. 絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器と、
    前記真空容器の内部において接離自在に配置された固定側電極と可動側電極と、
    前記可動側電極に一端が固着され他端が前記真空容器の外部に引出され、直動することで前記可動側電極を前記固定側電極に対して接離させる可動側電極棒と、
    前記可動側電極棒の周囲を取り囲むガイド筒部と、前記ガイド筒部の一端に設けられ、前記ガイド筒部より大径に形成されたガイド外縁部とからなる、前記可動側電極棒を案内するガイドと、
    前記可動側端板と接合され、前記ガイドを外周から保持するガイド取付部材と、を備え、
    前記ガイドの前記ガイド外縁部に形成され径方向外側に突出した係合突起と、前記ガイド取付部材に形成され前記係合突起と係合する係合穴とを有することを特徴とする真空バルブ。
  2. 前記ガイド外縁部は、径方向に沿って設けられたスリットによって、周方向に複数の区間に区切られたことを特徴とする請求項1記載の真空バルブ。
  3. 前記ガイド外縁部は、前記係合突起が設けられた区間と前記係合突起が設けられない区間が、周方向に交互に配置されてなることを特徴とする請求項2記載の真空バルブ。
  4. 前記ガイド外縁部の前記係合突起が設けられた区間は、前記係合突起よりも径方向内側に溝部が設けられたことを特徴とする請求項2または3記載の真空バルブ。
  5. 前記ガイド取付部材は、前記可動側電極の軸に対し垂直に広がる垂直面部を有し、前記ガイドの前記係合突起が前記ガイド取付部材の前記係合穴に係合される位置で、前記ガイド筒部の端面が前記垂直面部に当接することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の真空バルブ。
  6. 前記ガイド取付部材の内側面は、前記ガイドの前記ガイド筒部および前記ガイド外縁部の外側面に沿った形状に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の真空バルブ。
  7. 前記ガイド外縁部に位置決め突起が設けられ、前記ガイド取付部材に前記位置決め突起と嵌合する位置決め溝が設けられたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の真空バルブ。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の真空バルブと、
    前記真空バルブの前記固定側電極と前記可動側電極とに各々接続する固定側導体と可動側導体と、
    前記真空バルブの電極間の接離を行う駆動装置と、を備えたことを特徴とする真空遮断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05120967A (ja) * 1991-10-25 1993-05-18 Toshiba Corp 真空遮断器
EP1120803A1 (fr) * 2000-01-25 2001-08-01 Alstom Ampoule à vide pour disjoncteur, ayant un palier de guidage monté par encliquetage

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