JP2017016831A - 燃料電池用シール部材、シール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、針刺し装置 - Google Patents

燃料電池用シール部材、シール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、針刺し装置 Download PDF

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公洋 青木
智弘 眞崎
Tomohiro Mazaki
智弘 眞崎
真一 芳賀
Shinichi Haga
真一 芳賀
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Abstract

【課題】配置対象部材に対する位置決め精度が高い燃料電池用シール部材、シール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、当該配置方法に使用される針刺し装置を提供することを課題とする。【解決手段】燃料電池用シール部材2は、シールリップ200を有する枠状のシール本体20と、自身を貫通し配置対象部材4の凹部41に先端部710が挿入される針部材71により、配置対象部材4に位置決めされる位置決め体21と、を備えるエラストマー製の単体成形品である。【選択図】図9

Description

本発明は、燃料電池において、例えば隣り合う一対のセルアセンブリ間に介装される燃料電池用シール部材、燃料電池用シール部材が配置されたシール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、および当該配置方法に使用される針刺し装置に関する。
特許文献1〜3には、燃料電池の積層方向に対向する一対の積層部材(燃料電池用シール部材、セパレータ)を、積層部材自身の形状を利用して、位置決めする技術が開示されている。
特開2011−192584号公報 特開2009−99422号公報 特開2004−178978号公報
しかしながら、近年の燃料電池小型化の要請により、燃料電池用シール部材の薄型化が検討されている。燃料電池用シール部材は柔軟である。このため、燃料電池用シール部材を薄型化すると、燃料電池用シール部材が捩れたり絡んだりしやすくなる。すなわち、燃料電池用シール部材が変形しやすくなる。したがって、燃料電池用シール部材を配置対象部材に配置する際、燃料電池用シール部材を、所望の形状に配置するのは困難である。言い換えると、燃料電池用シール部材を、配置対象部材の所定の位置に配置するのは困難である。
そこで、本発明は、配置対象部材に対する位置決め精度が高い燃料電池用シール部材、シール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、当該配置方法に使用される針刺し装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の燃料電池用シール部材は、シールリップを有する枠状のシール本体と、自身を貫通し配置対象部材の凹部に先端部が挿入される針部材により、前記配置対象部材に位置決めされる位置決め体と、を備えるエラストマー製の単体成形品であることを特徴とする。
ここで、「配置対象部材」には、燃料電池組立前に燃料電池用シール部材が仮配置される部材(燃料電池までの中継部材)、燃料電池組立後に燃料電池用シール部材が配置される部材(燃料電池の積層部材)が含まれる。「配置対象部材」には、例えば、燃料電池用シール部材を搬送するための搬送部材、燃料電池用シール部材を梱包するための梱包部材、検査時に燃料電池用シール部材が配置される検査部材、セパレータ、電極部材などが含まれる。
針部材は位置決め体を貫通する。針部材の先端部は、配置対象部材の凹部に挿入される。当該挿入により、位置決め体つまり燃料電池用シール部材を、配置対象部材に位置決めすることができる。このため、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め精度を向上させることができる。また、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め作業を、簡単に行うことができる。また、位置決め体は、シール本体とは別に、燃料電池用シール部材に配置されている。このため、位置決め体が配置対象部材に位置決めされる影響を、シール本体が受けにくい。
(2)上記(1)の構成において、燃料電池の積層方向を表裏方向として、前記位置決め体は、前記表裏方向に前記針部材が貫通する凸部と、前記シール本体と前記凸部とを連結する連結部と、を有し、前記凹部は、前記凸部が挿入される凸部挿入部と、前記凸部挿入部の前記表裏方向に連なり前記先端部が挿入される先端部挿入部と、を有する構成とする方がよい。ここで、「積層方向」とは、燃料電池の複数のセルアセンブリが積層されている方向をいう。
本構成によると、凸部を凸部挿入部に挿入することにより、位置決め体つまり燃料電池用シール部材を、配置対象部材に位置決めすることができる。並びに、針部材の先端部を先端部挿入部に挿入することにより、位置決め体つまり燃料電池用シール部材を、配置対象部材に位置決めすることができる。このため、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め作業を、簡単に行うことができる。また、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め精度を向上させることができる。また、シール本体と凸部との間には、連結部が介在している。このため、シールリップのシール機能が低下しにくい。
(2−1)上記(2)の構成において、前記シール本体は、前記燃料電池の積層方向に対向する一対の積層部材間に介装され、前記凸部は、前記積層部材に干渉しない構成とする方がよい。ここで、「積層部材」には、例えば、セルアセンブリ、セパレータ、電極部材などが含まれる。また、「積層方向に対向する一対の積層部材」における、一対の積層部材の異同は限定しない。例えば、「セパレータとセパレータ」、「セパレータと電極部材」などであってもよい。
本構成によると、シール本体のシールリップは、積層部材に弾接している。しかしながら、凸部は、積層部材に干渉していない。このため、凸部が、シールリップのシール機能を阻害しにくい。
(2−2)上記(2)の構成において、前記位置決め体は、前記シール本体の枠外側に配置されている構成とする方がよい。本構成によると、燃料電池組立後において、位置決め体が、シール本体の枠内側に配置される部材に干渉しにくい。
(2−3)上記(2)の構成において、前記凸部の外周面および前記凸部挿入部の内周面は、前記凸部の挿入方向に尖るテーパ面状を呈している構成とする方がよい。本構成によると、凸部を凸部挿入部に挿入する際に、凸部の外周面を凸部挿入部の内周面に摺接させることにより、凸部挿入部に対する凸部の位置決めを行うことができる。
(2−4)上記(2)の構成において、前記表裏方向に対して直交する方向を面方向として、前記先端部は、前記表裏方向に延在する胴部を有し、前記胴部の外周面と前記先端部挿入部の内周面とは、前記面方向に対向している構成とする方がよい。
燃料電池用シール部材は、エラストマー製である。このため、配置対象部材の材質、形状などによっては、凸部と凸部挿入部との間の摩擦力が大きくなってしまう。この場合、位置決め作業の際、凸部挿入部に対する凸部の動きが悪くなってしまう。したがって、位置決め精度が低下しやすい。
この点、本構成によると、面方向(針部材の挿入方向に対して直交する方向)に、胴部の外周面と先端部挿入部の内周面とが対向している。このため、摩擦力により凸部挿入部に対して凸部が摺動しにくい場合であっても、先端部を先端部挿入部に挿入することにより、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め精度を向上させることができる。
(3)上記(2)の構成において、前記連結部は、前記シール本体および前記凸部よりも、前記表裏方向厚みが小さい構成とする方がよい。本構成によると、連結部は、シール本体および凸部よりも、剛性が低い。このため、シール本体および凸部に対して、連結部を、優先的に変形させることができる。
(4)上記(2)または(3)の構成において、前記凸部の前記表裏方向厚みは、0.3mm以上であり、横断面における前記シールリップの中心軸から前記凸部の中心軸までの長さは、1.5mm以上6.0mm以下である構成とする方がよい。ここで、「横断面」とは、シール本体の延在方向に対して直交する方向の断面をいう。
凸部の表裏方向厚みを0.3mm以上としたのは、0.3mm未満の場合、位置決め作業が困難になるからである。横断面におけるシールリップの中心軸から凸部の中心軸までの長さを1.5mm以上としたのは、1.5mm未満の場合、シールリップのシール機能が低下しやすくなるからである。横断面におけるシールリップの中心軸から凸部の中心軸までの長さを6.0mm以下としたのは、6.0mm超過の場合、位置決め作業時に、シールリップが配置対象部材に当接することにより形成されるシールラインが、蛇行しやすくなるからである。すなわち、位置決め精度が低下しやすくなるからである。
(5)上記(2)ないし(4)のいずれかの構成において、前記シール本体の断面二次モーメントは、0.03mm以上である構成とする方がよい。シール本体の断面二次モーメントを0.03mm以上としたのは、0.03mm未満の場合、シール本体が過度に軟らかくなるからである。
(6)上記課題を解決するため、本発明のシール部材ユニットは、上記(1)ないし(5)のいずれかの燃料電池用シール部材と、前記燃料電池用シール部材が載置される前記配置対象部材と、を備えることを特徴とする。
本発明のシール部材ユニットは、燃料電池用シール部材と、配置対象部材と、を備えている。燃料電池用シール部材は、配置対象部材に載置されている。燃料電池用シール部材の位置決め体は、針部材により、配置対象部材に位置決めされる。このため、本発明のシール部材ユニットによると、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め精度を向上させることができる。また、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め作業を、簡単に行うことができる。また、位置決め体は、シール本体とは別に、燃料電池用シール部材に配置されている。このため、位置決め体が配置対象部材に位置決めされる影響を、シール本体が受けにくい。
(7)上記課題を解決するため、本発明の燃料電池用シール部材の配置方法は、上記(2)ないし(5)のいずれかの燃料電池用シール部材を前記配置対象部材に配置する燃料電池用シール部材の配置方法であって、前記配置対象部材まで前記燃料電池用シール部材を搬送し、前記凸部挿入部に挿入される前記凸部、および前記凸部を上下方向に貫通し前記先端部挿入部に挿入される前記先端部により、前記燃料電池用シール部材を前記配置対象部材に位置決めし、前記針部材を前記先端部挿入部および前記凸部から抜き出す搬送工程を有することを特徴とする。
本発明の燃料電池用シール部材の配置方法によると、針部材を用いて、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め作業を行うことができる。このため、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決め精度を向上させることができる。
(8)上記(7)の構成において、前記搬送工程において、前記針部材を前記凸部に突き刺し、前記配置対象部材まで前記燃料電池用シール部材を搬送する構成とする方がよい。本構成によると、針部材を用いて、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の搬送作業を行うことができる。このため、手作業で搬送する場合と比較して、燃料電池用シール部材が捩れたり絡んだりしにくい。すなわち、燃料電池用シール部材が変形しにくい。したがって、燃料電池用シール部材の取り扱い性に優れている。
(9)上記(7)または(8)の構成において、前記搬送工程により、前記燃料電池用シール部材は、前記燃料電池に配置される前に、前記配置対象部材に仮配置され、前記搬送工程の後に、前記配置対象部材の所定の位置に枠治具を配置する枠治具配置工程と、前記枠治具の枠内側の所定の位置にセパレータを配置するセパレータ配置工程と、を有し、前記配置対象部材、前記枠治具を介して、前記燃料電池用シール部材は、前記セパレータに位置決めされる構成とする方がよい。
搬送工程においては、凸部を凸部挿入部に、針部材の先端部を先端部挿入部に、各々挿入することにより、配置対象部材に対する燃料電池用シール部材の位置決めを行うことができる。枠治具配置工程においては、配置対象部材の所定の位置に枠治具を配置することにより、配置対象部材に対する枠治具の位置決めを行うことができる。セパレータ配置工程においては、枠治具の枠内側の所定の位置にセパレータを配置することにより、枠治具に対するセパレータの位置決めを行うことができる。
このように、本構成によると、配置対象部材、枠治具を介して、セパレータに対する燃料電池用シール部材の位置決めを行うことができる。また、燃料電池組立前の状態において、燃料電池用シール部材をセパレータに配置することができる。
(10)上記(9)の構成において、前記配置対象部材は、配置対象部材側位置決め部を有し、前記枠治具は、枠治具側第一位置決め部と、枠治具側第二位置決め部と、を有し、前記枠治具配置工程において、前記枠治具側第一位置決め部は、前記配置対象部材側位置決め部に位置決めされ、前記セパレータ配置工程において、前記セパレータは、前記枠治具側第二位置決め部に位置決めされる構成とする方がよい。
本構成によると、枠治具配置工程において、枠治具側第一位置決め部が配置対象部材側位置決め部に位置決めされることにより、配置対象部材に対する枠治具の位置決めを行うことができる。また、セパレータ配置工程において、セパレータが枠治具側第二位置決め部に位置決めされることにより、枠治具に対するセパレータの位置決めを行うことができる。
(11)上記(10)の構成において、前記配置対象部材側位置決め部は、上側に突出する配置対象部材側凸部であり、前記枠治具側第一位置決め部は、下側に開口する枠治具側凹部であり、前記枠治具側第二位置決め部は、前記枠内側に突出する枠治具側凸部であり、前記枠治具配置工程において、前記配置対象部材側凸部は、前記枠治具側凹部に挿入され、前記セパレータ配置工程において、前記枠治具側凸部は、前記セパレータの外縁に当接する構成とする方がよい。
本構成によると、枠治具配置工程において、配置対象部材側凸部が枠治具側凹部に挿入されることにより、配置対象部材に対する枠治具の位置決めを行うことができる。また、セパレータ配置工程において、枠治具側凸部がセパレータの外縁に当接することにより、枠治具に対するセパレータの位置決めを行うことができる。
(12)上記課題を解決するため、本発明の針刺し装置は、上記(7)ないし(11)のいずれかの燃料電池用シール部材の配置方法に用いられる針刺し装置あって、ケースと、前記ケースに対して出入り可能であって、前記凸部を貫通し前記先端部挿入部に挿入される前記先端部を有する前記針部材と、前記先端部を前記先端部挿入部および前記凸部から抜き出す際に、前記凸部を押さえる押さえ部と、を備えることを特徴とする。
本発明の針刺し装置によると、ケースから針部材を突出させることにより、針部材を凸部に突き刺すことができる。並びに、針部材の先端部を、先端部挿入部に挿入することができる。また、ケースに針部材を没入させることにより、先端部を、先端部挿入部および凸部から抜き出すことができる。また、針部材を抜き出す際、押さえ部は、凸部を押さえている。このため、針部材を抜き出す際、凸部が針部材に引っ張られるのを抑制することができる。
本発明によると、配置対象部材に対する位置決め精度が高い燃料電池用シール部材、シール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、当該配置方法に使用される針刺し装置を提供することができる。
第一実施形態の燃料電池用シール部材が配置された燃料電池の上下方向断面図である。 セパレータの上面に配置された同燃料電池用シール部材の上面図である。 図2のIII−III方向断面図である。 第一実施形態の燃料電池用シール部材の配置方法の成形工程の模式図である。 同燃料電池用シール部材の配置方法の搬送工程前段の模式図である。 図5の円VI内の拡大図である。 同搬送工程後段の模式図である。 (a)は、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その1)である。(b)は、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その2)である。(c)は、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その3)である。(d)は、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その4)である。 (a)は、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その5)である。(b)は、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その6)である。(c)は、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その7)である。(d)は、同搬送工程の位置決めステップの模式図である。 同燃料電池用シール部材の配置方法の枠治具配置工程の模式図である。 同燃料電池用シール部材の配置方法のセパレータ配置工程前段の模式図である。 同セパレータ配置工程後段の模式図である。 (a)は、図12のXIIIa−XIIIa断面図である。(b)は、図12のXIIIb−XIIIb断面図である。(c)は、図12のXIIIc−XIIIc断面図である。 同燃料電池用シール部材の配置方法の反転工程の模式図である。 第二実施形態の燃料電池用シール部材が配置された燃料電池の上下方向部分断面図である。 その他の実施形態(その1)の燃料電池用シール部材の上面図である。 その他の実施形態(その2)の燃料電池用シール部材の上面図である。
以下、本発明の燃料電池用シール部材、シール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、針刺し装置の実施の形態について説明する。なお、以下に示す図面においては、上下方向が「表裏方向」および燃料電池の「積層方向」に対応している。
<第一実施形態>
[燃料電池用シール部材の配置]
まず、本実施形態の燃料電池用シール部材の配置について説明する。図1に、本実施形態の燃料電池用シール部材が配置された燃料電池の上下方向断面図を示す。図1に示すように、燃料電池9は、上下一対の端板90と、複数の燃料電池用シール部材2と、複数のセルアセンブリ91と、を備えている。
セルアセンブリ91は、電極部材92と、上下一対のセパレータ93と、セル内シール部材94と、を備えている。セル内シール部材94は、ゴム製であって、電極部材92を、水平方向外側から囲んでいる。上下一対のセパレータ93は、セル内シール部材94および電極部材92の、上下方向両側に配置されている。電極部材92は、MEA(Membrane Electrode Assembly)920と、上下一対の多孔質層921と、を備えている。上下一対の多孔質層921は、MEA920の上下方向両側に配置されている。
燃料電池用シール部材2とセルアセンブリ91とは、上下方向に交互に積層されている。このため、任意の燃料電池用シール部材2は、上下方向に隣り合う一対のセルアセンブリ91(具体的にはセパレータ93)間に、介装されている。また、燃料電池用シール部材2は柔軟である。このため、任意の燃料電池用シール部材2は、上下方向に隣り合う一対のセルアセンブリ91に、弾接している。上下一対の端板90は、燃料電池用シール部材2とセルアセンブリ91との積層体を、上下方向両側から挟持している。
[燃料電池用シール部材の構成]
次に、本実施形態の燃料電池用シール部材の構成について説明する。図2に、セパレータの上面に配置された本実施形態の燃料電池用シール部材の上面図を示す。図3に、図2のIII−III方向断面図を示す。なお、図2に示す燃料電池用シール部材2は、図1のII部分に対応している。また、図1に示す燃料電池用シール部材2は、図2のI−I断面に対応している。
図2に示すように、燃料電池用シール部材2は、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)をゴム成分とするゴムの架橋物製である。当該ゴムは、本発明の「エラストマー」の概念に含まれる。燃料電池用シール部材2は、単体成形品(一体物)であって、無端環状かつ四角形枠状を呈している。燃料電池用シール部材2は、シール本体20と、複数の位置決め体21と、を備えている。シール本体20は、無端環状かつ四角形枠状(詳しくは、四隅に小さな四角形枠部を有する四角形枠状)を呈している。図3に示すように、シール本体20には、上側に突出するシールリップ200が形成されている。図2に一点鎖線で示すように、シールリップ200が図1に示す上側のセパレータ93に弾接することにより、シール本体20と同形状のシールラインSが形成される。
図2に示すように、位置決め体21は、シール本体20の重心G(シール本体20の外縁(太い一点鎖線)B1の重心G)を中心として、シール本体20の水平方向外側に配置されている。すなわち、位置決め体21は、シール本体20の枠外側に突出している。複数の位置決め体21は、シール本体20の外縁B1に沿って、所定間隔ずつ離間して、点在している。
図3に示すように、位置決め体21は、凸部210と、連結部211と、を備えている。凸部210は、上側に突出している。凸部210の外周面は、下側から上側に向かって尖るテーパ面状を呈している。連結部211は、シール本体20と凸部210とを連結している。連結部211は、水平方向であって、シール本体20の延在方向に対して直交する方向に、延在している。
図3に示すように、シール本体20の下面と、連結部211の下面と、は面一に連なっている。連結部211の表裏方向厚みT3は、シール本体20の表裏方向厚みT2、凸部210の表裏方向厚みT1よりも、小さく設定されている。
一例として、凸部210の表裏方向厚みT1は、0.3mm以上に設定されている。シール本体20の横断面(シール本体20の延在方向に対して直交する方向の断面)における、シールリップ200の中心軸A1から凸部210の中心軸A2までの長さL1は、1.5mm以上6.0mm以下に設定されている。シール本体20の断面二次モーメントは、0.03mm以上に設定されている。
[燃料電池用シール部材の配置方法]
次に、本実施形態の燃料電池用シール部材の配置方法について説明する。本実施形態の燃料電池用シール部材の配置方法は、成形工程と、搬送工程と、枠治具配置工程と、セパレータ配置工程と、反転工程と、を有している。なお、反転工程前までの燃料電池用シール部材2の向きは、反転工程後(例えば、図1に示す燃料電池9組立後)の燃料電池用シール部材2の向きと、上下反対である。
{成形工程}
図4に、本実施形態の燃料電池用シール部材の配置方法の成形工程の模式図を示す。なお、上型32を透過して示す。本工程においては、金型3を用いて、燃料電池用シール部材2を作製する。図4に示すように、金型3は、上型32と下型33とを備えている。上型32は、下型33に対して、離接可能である。上型32と下型33との境界には、キャビティ30が形成されている。キャビティ30は、燃料電池用シール部材2と型対称の形状を呈している。すなわち、キャビティ30は、シール本体成形部300と、位置決め体成形部301と、を備えている。シール本体成形部300は、シール本体20に対応している。位置決め体成形部301は、位置決め体21に対応している。
本工程においては、まず、燃料電池用シール部材2の原料(EPDMをゴム成分とするゴムの未架橋物)を、射出成形機(図略)からキャビティ30に注入する。次に、金型3を加熱することにより、キャビティ30に注入された原料を架橋させる。本工程により、燃料電池用シール部材2が作製される。
{搬送工程}
図5に、本実施形態の燃料電池用シール部材の配置方法の搬送工程前段の模式図を示す。図6に、図5の円VI内の拡大図を示す。図7に、同搬送工程後段の模式図を示す。図8(a)に、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その1)を示す。図8(b)に、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その2)を示す。図8(c)に、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その3)を示す。図8(d)に、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その4)を示す。図9(a)に、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その5)を示す。図9(b)に、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その6)を示す。図9(c)に、同搬送工程の搬送ステップの模式図(その7)を示す。図9(d)に、同搬送工程の位置決めステップの模式図を示す。
なお、図5〜図7においては、アーム部50、ハンド部51(針刺し装置7)を透過して示す。また、図8(a)〜図8(c)は、図5のVIII−VIII断面に対応している。また、図8(d)、図9(a)〜図9(d)は、図7のIX−IX断面に対応している。本工程においては、搬送ステップと位置決めステップとを実行する。
(搬送ステップ)
まず、搬送ステップについて説明する。搬送ステップにおいては、搬送装置5を用いて、自動的に、燃料電池用シール部材2を、図5に示す金型3から図7に示す配置対象部材4まで搬送する。また、搬送装置5を用いて、自動的に、凹部41に対して凸部210を位置決めする。
図5〜図7に示すように、搬送装置5は、アーム部50とハンド部51とを備えている。ハンド部51は、複数の針刺し装置7を備えている。針刺し装置7は、凸部210と同じ数だけ、言い換えると位置決め体成形部301と同じ数だけ、配置されている。複数の針刺し装置7の配置は、複数の凸部210の配置、言い換えると複数の位置決め体成形部301の配置に、対応している。
針刺し装置7は、ケース70と、針部材71と、を備えている。ケース70は、上下方向に延在する円筒状を呈している。ケース70の下端には、フランジ状の押さえ部700が配置されている。ケース70には、上下方向に延在する孔701が穿設されている。図6に透過して示すように、針部材71は、孔701に挿通されている。針部材71は、孔701の下端開口を介して、モータ(図略)の駆動力により、自動的に、ケース70に対して出入り可能である。針部材71は、上下方向に延在する円柱状を呈している。針部材71の下端部には先端部710が配置されている。図6に示すように、先端部710は、胴部710aと頂部710bとを備えている。胴部710aは、同径円柱状を呈している。頂部710bは、胴部710aの下側に配置されている。頂部710bは、上側から下側に向かって尖る円錐状を呈している。図5、図7に示すように、アーム部50は、ハンド部51に連なっている。アーム部50は、予めティーチングされた軌道に従って、ハンド部51、つまり針刺し装置7を、自動的に動かすことができる。
図7に示すように、配置対象部材4は、本体40と、複数の凹部41と、シールリップ収容部42と、一対の配置対象部材側凸部43と、を備えている。本体40は、燃料電池用シール部材2の外縁B1(図2参照)よりも大きい四角形板状を呈している。シールリップ収容部42は、本体40の上面に凹設されている。シールリップ収容部42は、上側に開口している。シールリップ収容部42は、シールリップ200と型対称の形状を呈している。すなわち、シールリップ収容部42は、無端環状かつ四角形枠状(詳しくは、四隅に小さな四角形枠部を有する四角形枠状)を呈している。
凹部41は、本体40の上面に凹設されている。凹部41は、上側に開口している。凹部41は、シールリップ収容部42の枠外側に突出している。複数の凹部41は、シールリップ収容部42の外縁に沿って、所定間隔ずつ離間して、点在している。図8(d)に示すように、凹部41は、凸部挿入部410と、先端部挿入部411と、を備えている。凸部挿入部410の内周面は、上側から下側に向かって尖るテーパ面状を呈している。凸部挿入部410は、凸部210と型対称の形状を呈している。先端部挿入部411は、凸部挿入部410の下側に連なっている。先端部挿入部411と凸部挿入部410とは、同軸上に配置されている。先端部挿入部411は、上下方向に延在している。図9(b)に示すように、先端部挿入部411の内径は、胴部710aの外径と、略一致している。図7に示すように、一対の配置対象部材側凸部43は、本体40の上面から突設されている。一対の配置対象部材側凸部43は、本体40の対角位置(左後隅、右前隅)に配置されている。
搬送ステップにおいては、まず、搬送装置5の制御装置(図略)が、ハンド部51を金型3の下型33の真上まで移動させる。この際、図8(a)に示すように、凸部210の真上に針刺し装置7を配置する。次に、図8(b)に示すように、搬送装置5の制御装置が、ハンド部51を下降させ、ケース70の押さえ部700を凸部210の上面に当接させる。続いて、搬送装置5の制御装置が、孔701から針部材71を下側に突出させる。すなわち、針部材71を凸部210に突き刺す。なお、凸部210の移動は、位置決め体成形部301により規制されている。このため、針部材71を突き刺す際、針部材71から押圧力が加わっても、凸部210が逃げにくい。それから、図8(c)に示すように、搬送装置5の制御装置が、ハンド部51を上昇させ、針刺し装置7を下型33から離間させる。
ここで、凸部210には、針部材71が刺さっている。凸部210はゴム製である。このため、凸部210と針部材71との間の摩擦力は大きい。また、凸部210から針部材71には、針部材71が刺さっていることに起因する、弾性復元力(締め付け力)が作用する。よって、針刺し装置7を下型33から離間させることにより、燃料電池用シール部材2を下型33から搬出することができる。
それから、図8(d)に示すように、搬送装置5の制御装置が、ハンド部51を配置対象部材4の真上まで移動させる。この際、凹部41の真上に針刺し装置7を配置する。詳しくは、先端部挿入部411の真上に針部材71を配置する。それから、図8(d)、図9(a)に示すように、搬送装置5の制御装置が、ハンド部51を下降させ、上側から、凸部210を凸部挿入部410に挿入する。燃料電池用シール部材2は、配置対象部材4の上面に載置される。続いて、図9(b)に示すように、搬送装置5の制御装置が、孔701から針部材71を下側に突出させる。すなわち、針部材71の先端部710を、凸部210から下側に突出させ、先端部挿入部411に挿入する。
仮に、凸部挿入部410に対して凸部210が偏心している場合であっても、凸部210の下降に伴い、凸部210の外周面と凸部挿入部410の内周面とが摺接することにより、凸部挿入部410に対して凸部210が調心される。並びに、先端部710の下降に伴い、先端部710の頂部710bが先端部挿入部411の上端開口にガイドされ、先端部710の胴部710aが先端部挿入部411に嵌り込むことにより、凸部挿入部410に対して凸部210が調心される。このようにして、凹部41に対して凸部210が位置決めされる。
それから、図9(c)に示すように、搬送装置5の制御装置が、針部材71を上昇させる。すなわち、針部材71を、先端部挿入部411および凸部210から、抜き出す。この際、凸部210は、押さえ部700により上側から押さえられている。このため、凸部210と針部材71との間の摩擦力、凸部210から針部材71に作用する弾性復元力(締め付け力)に抗して、針部材71を抜き出すことができる。その後、搬送装置5の制御装置が、ハンド部51を上昇させ、針刺し装置7を凸部210から離間させる。
なお、針部材71が抜けた凸部210には、刺し跡Eが残留する。刺し跡Eは、凸部210を上下方向に貫通する直線状、または孔状を呈している。なお、刺し跡Eの形状は、針部材71の外径や、針部材71が抜ける際の凸部210の弾性復元量などにより異なる。
刺し跡Eは、凸部210の上下方向断面、凸部210の水平方向(面方向)断面、凸部210の上面、凸部210の下面などを、目や拡大鏡や顕微鏡やなどで観察することにより、確認できる場合がある。また、刺し跡Eは、凸部210の上下方向断面、凸部210の水平方向(面方向)断面、凸部210の上面、凸部210の下面などを、カメラで撮像し、当該画像を画像処理することにより、確認できる場合がある。
(位置決めステップ)
次に、位置決めステップについて説明する。図9(d)に示すように、位置決めステップにおいては、作業者が、手作業で、燃料電池用シール部材2を配置対象部材4に位置決めする。すなわち、シールリップ200の一部は、シールリップ収容部42から外れている場合がある。この場合は、作業者が、例えば、指Fなどにより、シールリップ200をシールリップ収容部42に挿入する。
図7に示すように、本工程により、燃料電池用シール部材2と配置対象部材4とを備えるシール部材ユニットUが作製される。ここで、搬送工程までの工程が実行される燃料電池用シール部材2の作製場所と、枠治具配置工程以降の工程(枠治具配置工程を含む)が実行される燃料電池9の組立場所と、は離れている。このため、シール部材ユニットUは、作製場所から組立場所まで、トラックなどの輸送手段により、搬送される。
{枠治具配置工程}
図10に、本実施形態の燃料電池用シール部材の配置方法の枠治具配置工程の模式図を示す。枠治具配置工程においては、枠治具6をシール部材ユニットUの配置対象部材4の上面に載置する。図10に示すように、枠治具6は、本体60と、複数の枠治具側凸部61と、一対の枠治具側凹部63と、を備えている。本体60は、燃料電池用シール部材2の外縁B1(図2参照)よりも大きい四角形枠状を呈している。枠治具側凸部61は、直方体ブロック状を呈している。枠治具側凸部61は、本体60の枠内側に突出している。複数の枠治具側凸部61は、本体60の左右両縁(短縁)と前後両縁(長縁)とに分配されている。一対の枠治具側凹部63は、本体60を上下方向に貫通している。一対の枠治具側凹部63は、本体60の対角位置(左後隅、右前隅)に配置されている。
図10に一点鎖線で示すように、本工程においては、枠治具6を配置対象部材4の上面に載置する。この際、配置対象部材4の一対の配置対象部材側凸部43を、枠治具6の一対の枠治具側凹部63に、相対的に挿入する。当該挿入により、配置対象部材4に対する枠治具6の位置決めが行われる。
{セパレータ配置工程}
図11に、本実施形態の燃料電池用シール部材の配置方法のセパレータ配置工程前段の模式図を示す。図12に、同セパレータ配置工程後段の模式図を示す。図13(a)に、図12のXIIIa−XIIIa断面図を示す。図13(b)に、図12のXIIIb−XIIIb断面図を示す。図13(c)に、図12のXIIIc−XIIIc断面図を示す。
図11、図12に示すように、本工程においては、セパレータ93を配置対象部材4の上面に載置する。並びに、セパレータ93を枠治具6の枠内側に配置する。この際、枠治具6の左右両縁の枠治具側凸部61を、セパレータ93の左右両縁に当接させる。当該当接により、枠治具6に対するセパレータ93の左右方向の位置決めが行われる。並びに、枠治具6の前後両縁の枠治具側凸部61を、セパレータ93の前後両縁に当接させる。当該当接により、枠治具6に対するセパレータ93の前後方向の位置決めが行われる。
以上まとめると、図13(a)に示すように、凸部210を凸部挿入部410に挿入することにより、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決めが行われる。並びに、図9(b)に示すように、先端部710を先端部挿入部411に挿入することにより、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決めが行われる。図13(b)に示すように、枠治具6の内縁の枠治具側凸部61をセパレータ93の外縁に当接させることにより、枠治具6に対するセパレータ93の位置決めが行われる。図13(c)に示すように、配置対象部材4の配置対象部材側凸部43を枠治具6の枠治具側凹部63に挿入することにより、配置対象部材4に対する枠治具6の位置決めが行われる。このように、配置対象部材4、枠治具6を介して、セパレータ93に対する燃料電池用シール部材2の位置決めが行われる。
{反転工程}
図14に、本実施形態の燃料電池用シール部材の配置方法の反転工程の模式図を示す。図14に示すように、本工程においては、燃料電池用シール部材2位置決め済みのセパレータ93の向き(上側にセパレータ93、下側に燃料電池用シール部材2)を、上下反転する。すなわち、図1に示す向き(上側に燃料電池用シール部材2、下側にセパレータ93)にする。
その後、例えば、燃料電池用シール部材2の上側に別のセパレータ93を配置し、図2に示すシールラインSのシール機能の検査などが行われる。それから、燃料電池用シール部材2付きのセパレータ93をセルアセンブリ91に組み込み、当該セルアセンブリ91を積層させることにより、燃料電池用シール部材2とセルアセンブリ91との積層体を作製する。図1に示すように、当該積層体を、上下一対の端板90で上下方向両側から挟持することにより、燃料電池9が組み立てられる。なお、図1に点線で示すように、最も上側に配置される燃料電池用シール部材2の位置決め体21は、上側の端板90に干渉するため、切除される。
[作用効果]
次に、本実施形態の燃料電池用シール部材、シール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、針刺し装置の作用効果について説明する。図9(a)、図9(b)に示すように、燃料電池用シール部材2の位置決め体21は、配置対象部材4に位置決めされている。このため、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決め精度を向上させることができる。また、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決め作業を、簡単に行うことができる。また、位置決め体21は、シール本体20とは別に、燃料電池用シール部材2に配置されている。このため、針部材71が凸部210を貫通する影響(例えば、図3に示す刺し跡Eによる影響など)を、シール本体20が受けにくい。
図9(a)、図9(b)に示すように、配置対象部材4は、上側に開口する凸部挿入部410を備えている。これに対して、位置決め体21は、下側に突出する凸部210を備えている。凸部210を凸部挿入部410に挿入することにより、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決め作業を、簡単に行うことができる。また、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決め精度を向上させることができる。
また、図9(a)、図9(b)に示すように、配置対象部材4は、上側に開口する先端部挿入部411を備えている。これに対して、針刺し装置7は、下側に突出する針部材71を備えている。針部材71の先端部710を先端部挿入部411に挿入することにより、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決め作業を、簡単に行うことができる。また、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決め精度を向上させることができる。また、シール本体20と凸部210との間には、連結部211が介在している。このため、シールリップ200のシール機能が低下しにくい。
図1に示すように、シール本体20のシールリップは、上側のセパレータ93に弾接している。しかしながら、凸部210は、上側のセパレータ93に干渉していない。このため、凸部210が、シールリップのシール機能を阻害しにくい。
図1、図2に示すように、位置決め体21は、シール本体20の枠外側に配置されている。このため、燃料電池9組立後において、位置決め体21が、シール本体20の枠内側に配置される部材に干渉しにくい。
図8(a)〜図8(d)、図9(a)〜図9(c)に示すように、搬送工程の搬送ステップにおいて、針部材71は凸部210に突き刺さっている。このため、搬送の影響をシール本体20が受けにくい。
図3に示すように、連結部211の表裏方向厚みT3は、シール本体20の表裏方向厚みT2、凸部210の表裏方向厚みT1よりも、小さく設定されている。このため、連結部211は、シール本体20および凸部210よりも、剛性が低い。したがって、シール本体20および凸部210に対して、連結部211を、優先的に変形させることができる。また、図1に点線で示すように、燃料電池9組立後において、位置決め体21をシール本体20から切除する場合、連結部211を切断しやすい。
図3に示すように、凸部210の表裏方向厚みT1は、0.3mm以上に設定されている。このため、位置決め作業が簡単である。また、シール本体20の横断面における、シールリップ200の中心軸A1から凸部210の中心軸A2までの長さL1は、1.5mm以上6.0mm以下に設定されている。このため、シールリップ200のシール機能が低下しにくい。また、位置決め作業時に、シールリップ200が配置対象部材4に当接することにより形成されるシールラインS(図2参照)が、蛇行しにくい。また、シール本体20の断面二次モーメントは、0.03mm以上に設定されている。このため、シール本体20が過度に軟らかくならない。
図8(d)、図9(a)〜図9(d)に示すように、凸部210の外周面および凸部挿入部410の内周面は、上側から下側、すなわち凸部210の挿入方向に尖るテーパ面状を呈している。このため、上側から、凸部210を凸部挿入部410に挿入する際に、凸部210の外周面を凸部挿入部410の内周面に摺接させることにより、凸部挿入部410に対する凸部210の位置決めを行うことができる。
また、図9(b)に示すように、先端部710は、頂部710bを備えている。頂部710bの外周面は、上側から下側に向かって尖るテーパ面状を呈している。このため、先端部710を先端部挿入部411に挿入する際、先端部挿入部411の上端開口により、先端部710の頂部710bをガイドすることができる。したがって、先端部710を先端部挿入部411に挿入しやすい。
また、図9(b)に示すように、先端部710は、上下方向に延在する胴部710aを備えている。胴部710aの外周面と先端部挿入部411の内周面とは、水平方向(面方向)に対向している。このため、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決め精度を向上させることができる。
図4に示すように、成形工程において作製される燃料電池用シール部材2の表裏方向厚みは小さい。すなわち、燃料電池用シール部材2は薄型である。このため、成形収縮の影響などにより、本来的に、燃料電池用シール部材2は捩れたり絡んだりしやすい。すなわち、本来的に、燃料電池用シール部材2は変形しやすい。この点、図5〜図7に示すように、搬送工程において、燃料電池用シール部材2は、搬送装置5の針刺し装置7により、金型3から配置対象部材4まで搬送される。このため、手作業で搬送する場合と比較して、燃料電池用シール部材2が捩れたり絡んだりしにくい。すなわち、燃料電池用シール部材2が変形しにくい。よって、燃料電池用シール部材2の取り扱い性に優れている。また、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決め精度を向上させることができる。
図13(a)に示すように、搬送工程においては、凸部210を凹部41に挿入することにより、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決めを行うことができる。並びに、図9(b)に示すように、搬送工程においては、先端部710を先端部挿入部411に挿入することにより、配置対象部材4に対する燃料電池用シール部材2の位置決めを行うことができる。図13(c)に示すように、枠治具配置工程においては、配置対象部材4の配置対象部材側凸部43を枠治具6の枠治具側凹部63に挿入することにより、配置対象部材4に対する枠治具6の位置決めを行うことができる。図13(b)に示すように、セパレータ配置工程においては、枠治具6の内縁の枠治具側凸部61をセパレータ93の外縁に当接させることにより、枠治具6に対するセパレータ93の位置決めを行うことができる。このように、配置対象部材4、枠治具6を介して、セパレータ93に対する燃料電池用シール部材2の位置決めを行うことができる。また、燃料電池9組立前の状態において、燃料電池用シール部材2をセパレータ93に配置することができる。
図8(a)〜図8(d)、図9(a)〜図9(c)に示すように、搬送工程の搬送ステップにおいては、自動的に、凸部210が凸部挿入部410に挿入される。このため、図9(d)に示すように、搬送工程の位置決めステップにおいて、燃料電池用シール部材2が捩れたり絡んだりしにくい。また、凸部挿入部410に挿入済みの凸部210を基準に、作業者は、簡単に、シールリップ200の位置決めを行うことができる。また、図3に示すように、連結部211の表裏方向厚みT3は、シール本体20の表裏方向厚みT2、凸部210の表裏方向厚みT1よりも、小さく設定されている。また、図8(b)に示すように、位置決めステップにおいては、連結部211の下面が、配置対象部材4の本体40の上面に当接しない。このため、連結部211と本体40との間に摩擦力が作用しない。したがって、連結部211が変形しやすい。よって、作業者は、簡単に、シールリップ200の位置決めを行うことができる。
図8(a)〜図8(d)に示すように、搬送工程の搬送ステップにおいては、針刺し装置7の針部材71を凸部210に突き刺す。ここで、凸部210の移動は、位置決め体成形部301により規制されている。このため、針部材71を突き刺す際、針部材71から押圧力が加わっても、凸部210が逃げにくい。したがって、針部材71を凸部210に突き刺しやすい。また、凸部210は、ゴム製である。このため、凸部210と針部材71との間の摩擦力は大きい。並びに、凸部210から針部材71には、針部材71が刺さっていることに起因する、弾性復元力(締め付け力)が作用する。よって、針刺し装置7を下型33から離間させることにより、燃料電池用シール部材2を下型33から搬出することができる。また、下型33から配置対象部材4まで燃料電池用シール部材2を搬送する際、凸部210から針部材71が抜けにくい。すなわち、針刺し装置7から燃料電池用シール部材2が脱落しにくい。
また、図9(c)に示すように、針部材71を、先端部挿入部411および凸部210から抜き出す際、凸部210は、押さえ部700により上側から押さえられている。このため、凸部210と針部材71との間の摩擦力、凸部210から針部材71に作用する弾性復元力(締め付け力)に抗して、針部材71を抜き出すことができる。
<第二実施形態>
本実施形態と第一実施形態との相違点は、燃料電池組立後において、位置決め体が一対のセパレータに弾接している点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。図15に、本実施形態の燃料電池用シール部材が配置された燃料電池の上下方向部分断面図を示す。なお、図1と対応する部位については、同じ符号で示す。
図15に示すように、上下一対のセパレータ93の間には、シール本体20に加えて、位置決め体21が介装されている。凸部210の上面は、上側のセパレータ93に弾接している。
本実施形態と第一実施形態とは、構成が共通する部分に関しては、同様の作用効果を有する。無負荷状態において、位置決め体21は、シール本体20よりも、表裏方向(積層方向、上下方向)厚みが小さい。このため、燃料電池9組立後において、位置決め体21がシール本体20のシール機能を阻害しにくい。
<その他>
以上、本発明の燃料電池用シール部材、シール部材ユニット、燃料電池用シール部材の配置方法、針刺し装置の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
図6に示す針部材71の先端部710の頂部710bの形状は特に限定しない。円錐状、球状、半球状、円柱状、鏃状などであってもよい。ケース70に対して針部材71を駆動するアクチュエータは特に限定しない。モータ、ソレノイド、流体(エア、オイルなど)シリンダなどであってもよい。
図10に示すように、上記実施形態においては、本発明の「配置対象部材側位置決め部」として配置対象部材側凸部43を、本発明の「枠治具側第一位置決め部」として枠治具側凹部63を、各々配置した。しかしながら、「配置対象部材側位置決め部」として上側に開口する配置対象部材側凹部を、「枠治具側第一位置決め部」として下側に突出する枠治具側凸部を、各々配置してもよい。
図16に、その他の実施形態(その1)の燃料電池用シール部材の上面図を示す。図17に、その他の実施形態(その2)の燃料電池用シール部材の上面図を示す。図16、図17において、図2と対応する部位については、同じ符号で示す。図16に示すように、位置決め体21を、シール本体20の枠内側(内縁B2(太い一点鎖線)の内側)に配置してもよい。図17に示すように、複数の位置決め体21を、シール本体20の枠外側(外縁B1(太い一点鎖線)の外側)と枠内側(内縁B2(太い一点鎖線)の内側)とに、分配してもよい。
シール本体20の枠部の形状、位置、配置数は特に限定しない。図2に示すように、シール本体20が複数の枠部を有する場合、「シール本体20の枠外側」とは、シール本体20の重心Gを中心として、シール本体20の外縁B1(太い一点鎖線)の面方向(水平方向、表裏方向に対して直交する方向)外側をいう。また、「シール本体の枠内側」とは、シール本体20の重心Gを中心として、シール本体20の内縁B2(太い一点鎖線)の面方向内側をいう。
図7に示す配置対象部材4には、例えば、燃料電池用シール部材2を搬送するための搬送部材、燃料電池用シール部材2を梱包するための梱包部材、検査時に燃料電池用シール部材2が配置される検査部材などが含まれる。配置対象部材4は、トレイ状、ボックス状などであってもよい。また、配置対象部材4は、セパレータ93、電極部材92などであってもよい。図1に示すように、燃料電池9組立後において、位置決め体21は、シール本体20に残してもよい。また、位置決め体21は、シール本体20から切除してもよい。
配置対象部材4に対する枠治具6の位置決め機構は、特に限定しない。例えば、凹凸機構(凸部を凹部に挿入する機構)、係合機構(係合部を被係合部に係止する機構)、螺合機構(ネジを凹部に螺合する機構)などであってもよい。
凸部210、配置対象部材側凸部43、枠治具側凸部61、凹部41、枠治具側凹部63、位置決め体21の形状、位置、配置数は特に限定しない。搬送工程においては、図5〜図7に示す搬送装置5を用いなくてもよい。すなわち、金型3から配置対象部材4まで、作業者が、手作業で、燃料電池用シール部材2を搬送してもよい。
図7に示す単一の配置対象部材4に、複数の燃料電池用シール部材2を載置してもよい。図4に示す単一の金型3に、複数のキャビティ30を配置してもよい。図5に示す単一の搬送装置5で、複数の燃料電池用シール部材2を同時搬送してもよい。図15に示す上側のセパレータ93に、凸部210逃がし用の、下側に開口する凹部(孔を含む)を配置してもよい。
図1に示す燃料電池9の積層方向は特に限定しない。シール本体20とセルアセンブリ91とを、前後方向や左右方向に交互に積層してもよい。また、本発明の燃料電池用シール部材を、図1に示すセル内シール部材94として具現化してもよい。この場合、燃料電池用シール部材は、同一のセルアセンブリ91内において、上下方向に対向する一対のセパレータ93間に介装されることになる。
図6に示す針刺し装置7の用途は特に限定しない。燃料電池用シール部材2の配置方法から独立して用いることもできる。例えば、汎用のガスケットなど、エラストマー製の成形品の配置方法に用いることもできる。この場合、配置対象部材4の用途は、燃料電池9までの中継部材、燃料電池9の積層部材に限定しない。汎用のガスケットなど、エラストマー製の成形品の配置用(例えば、搬送用、保持用、梱包用など)であればよい。
燃料電池用シール部材2、セル内シール部材94の材質は特に限定しない。ゴム成分の他に、架橋剤、架橋助剤、接着成分などを含んでいてもよい。好適なゴム成分としては、EPDMの他、シリコーンゴム(VMQ)、フッ素ゴム(FKM)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム(H−NBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)などが挙げられる。
2:燃料電池用シール部材 20:シール本体 200:シールリップ 21:位置決め体 210:凸部 211:連結部
3:金型 30:キャビティ 300:シール本体成形部 301:位置決め体成形部 32:上型 33:下型
4:配置対象部材 40:本体 41:凹部 410:凸部挿入部 411:先端部挿入部 42:シールリップ収容部 43:配置対象部材側凸部
5:搬送装置 50:アーム部 51:ハンド部
6:枠治具 60:本体 61:枠治具側凸部 63:枠治具側凹部
7:針刺し装置 70:ケース 700:押さえ部 701:孔 71:針部材 710:先端部 710a:胴部 710b:頂部
9:燃料電池 90:端板 91:セルアセンブリ 92:電極部材 921:多孔質層 93:セパレータ 94:セル内シール部材
A1:中心軸 A2:中心軸 B1:外縁 B2:内縁 E:刺し跡 F:指 G:重心 L1:長さ S:シールライン T1〜T3:表裏方向厚み U:シール部材ユニット

Claims (12)

  1. シールリップを有する枠状のシール本体と、
    自身を貫通し配置対象部材の凹部に先端部が挿入される針部材により、前記配置対象部材に位置決めされる位置決め体と、
    を備えるエラストマー製の単体成形品である燃料電池用シール部材。
  2. 燃料電池の積層方向を表裏方向として、
    前記位置決め体は、前記表裏方向に前記針部材が貫通する凸部と、前記シール本体と前記凸部とを連結する連結部と、を有し、
    前記凹部は、前記凸部が挿入される凸部挿入部と、前記凸部挿入部の前記表裏方向に連なり前記先端部が挿入される先端部挿入部と、を有する請求項1に記載の燃料電池用シール部材。
  3. 前記連結部は、前記シール本体および前記凸部よりも、前記表裏方向厚みが小さい請求項2に記載の燃料電池用シール部材。
  4. 前記凸部の前記表裏方向厚みは、0.3mm以上であり、
    横断面における前記シールリップの中心軸から前記凸部の中心軸までの長さは、1.5mm以上6.0mm以下である請求項2または請求項3に記載の燃料電池用シール部材。
  5. 前記シール本体の断面二次モーメントは、0.03mm以上である請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の燃料電池用シール部材。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の燃料電池用シール部材と、前記燃料電池用シール部材が載置される前記配置対象部材と、を備えるシール部材ユニット。
  7. 請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の燃料電池用シール部材を前記配置対象部材に配置する燃料電池用シール部材の配置方法であって、
    前記配置対象部材まで前記燃料電池用シール部材を搬送し、前記凸部挿入部に挿入される前記凸部、および前記凸部を上下方向に貫通し前記先端部挿入部に挿入される前記先端部により、前記燃料電池用シール部材を前記配置対象部材に位置決めし、前記針部材を前記先端部挿入部および前記凸部から抜き出す搬送工程を有する燃料電池用シール部材の配置方法。
  8. 前記搬送工程において、前記針部材を前記凸部に突き刺し、前記配置対象部材まで前記燃料電池用シール部材を搬送する請求項7に記載の燃料電池用シール部材の配置方法。
  9. 前記搬送工程により、前記燃料電池用シール部材は、前記燃料電池に配置される前に、前記配置対象部材に仮配置され、
    前記搬送工程の後に、
    前記配置対象部材の所定の位置に枠治具を配置する枠治具配置工程と、
    前記枠治具の枠内側の所定の位置にセパレータを配置するセパレータ配置工程と、
    を有し、前記配置対象部材、前記枠治具を介して、前記燃料電池用シール部材は、前記セパレータに位置決めされる請求項7または請求項8に記載の燃料電池用シール部材の配置方法。
  10. 前記配置対象部材は、配置対象部材側位置決め部を有し、
    前記枠治具は、枠治具側第一位置決め部と、枠治具側第二位置決め部と、を有し、
    前記枠治具配置工程において、前記枠治具側第一位置決め部は、前記配置対象部材側位置決め部に位置決めされ、
    前記セパレータ配置工程において、前記セパレータは、前記枠治具側第二位置決め部に位置決めされる請求項9に記載の燃料電池用シール部材の配置方法。
  11. 前記配置対象部材側位置決め部は、上側に突出する配置対象部材側凸部であり、
    前記枠治具側第一位置決め部は、下側に開口する枠治具側凹部であり、
    前記枠治具側第二位置決め部は、前記枠内側に突出する枠治具側凸部であり、
    前記枠治具配置工程において、前記配置対象部材側凸部は、前記枠治具側凹部に挿入され、
    前記セパレータ配置工程において、前記枠治具側凸部は、前記セパレータの外縁に当接する請求項10に記載の燃料電池用シール部材の配置方法。
  12. 請求項7ないし請求項11のいずれかに記載の燃料電池用シール部材の配置方法に用いられる針刺し装置あって、
    ケースと、
    前記ケースに対して出入り可能であって、前記凸部を貫通し前記先端部挿入部に挿入される前記先端部を有する前記針部材と、
    前記先端部を前記先端部挿入部および前記凸部から抜き出す際に、前記凸部を押さえる押さえ部と、
    を備える針刺し装置。
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