JP2017016244A - 呼び出し装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 受信機の呼び出し間違いを確実に防止できる呼び出し装置を提供する。
【解決手段】 無線呼出し式の複数の受信機(7_i)を備え、各受信機(7_i)の識別情報を用いて各々の受信機(7_i)を呼び出す呼び出し装置(1)において、前記複数の受信機(7_i)のうちの任意の一台の受信機(7_i)の識別情報を第1の時点で読み取る読取手段(6)と、前記読取手段(6)で読み取った識別情報を用い、前記第1の時点よりも後の第2の時点で前記受信機(7_i)を呼び出す呼び出し手段(3)とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 無線呼出し式の複数の受信機(7_i)を備え、各受信機(7_i)の識別情報を用いて各々の受信機(7_i)を呼び出す呼び出し装置(1)において、前記複数の受信機(7_i)のうちの任意の一台の受信機(7_i)の識別情報を第1の時点で読み取る読取手段(6)と、前記読取手段(6)で読み取った識別情報を用い、前記第1の時点よりも後の第2の時点で前記受信機(7_i)を呼び出す呼び出し手段(3)とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、呼び出し装置に関し、たとえば、セルフ方式の飲食店などにおいて、客からオーダされた飲食物の調理完了の際に、客を呼び出すための呼び出し装置に関する。
オーダされた飲食物をカウンタで客に手渡しする、いわゆるセルフ方式の飲食店においては、飲食物の調理完了の際に客を呼び出す必要がある。この呼び出しは、小規模店にあっては、たとえば、オーダ受付の際に番号札を渡しておき、調理完了の際に“○番の番号札をお持ちのお客様、カウンタまでお越しください。”などの肉声呼び出しを行っているが、フードコート(複数の店舗で飲食スペースを共有する形式)等の大規模店にあっては、広い店内の隅々まで届くように大声で呼び出しを行ったり、さらにはスピーカを使って呼び出したりする必要があることから、煩さを否めず、また、聞き漏らしの恐れもある。
そこで、番号札に代わって、無線式の呼び出し装置が用いられている。この呼び出し装置は、たとえば、下記の特許文献1に記載のもの(以下、従来技術という)がある。
従来技術の呼び出し装置は、番号札の代わりに客に手渡す小さな受信機と、この受信機を遠隔制御して呼び出しを行う親機とで構成されている。
親機にはテンキーと表示部と呼び出しボタンが設けられており、たとえば、番号“1”の受信機を呼び出す場合には、テンキーを操作して表示部に“1”を表示させた状態で呼び出しボタンを押すと、番号“1”の受信機で所要の報知(たとえば、ブザーや振動または光の点滅)が行われるようになっており、この報知により、番号“1”の受信機を手渡された客は、自分のオーダ品が出来上がったことを知ることができるようになっている。
ところで、従来技術の呼び出し装置にあっては、客に手渡しした受信機の番号をどこかにメモ書きしておく必要がある。このメモは一般的に、オーダ受付の際に電子レジスタ等から発券されるシートの上に手書きされることが多いことから、しばしば手書きのミスが発生する可能性があり、このミスによって、間違った受信機(つまり客)を呼び出してしまうという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、受信機の呼び出し間違いを確実に防止できる呼び出し装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、無線呼出し式の複数の受信機を備え、各受信機の識別情報を用いて各々の受信機を呼び出す呼び出し装置において、前記複数の受信機のうちの任意の一台の受信機の識別情報を第1の時点で読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った識別情報を用い、前記第1の時点よりも後の第2の時点で前記受信機を呼び出す呼び出し手段とを備えたことを特徴とする呼び出し装置である。
請求項2に記載の発明は、さらに、客からのオーダを受け付ける受付手段を備え、前記第1の時点は当該受付手段によって客からのオーダが受け付けられた時点であることを特徴とする請求項1に記載の呼び出し装置である。
請求項3に記載の発明は、前記受付手段は、オーダ受付の際に該受付手段で発行されたオーダ番号と前記読取手段で読み取られた識別情報とを紐付けしてオーダテーブルで管理することを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置である。
請求項4に記載の発明は、前記受信機は、前記オーダ番号を表示する表示手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の呼び出し装置である。
請求項5に記載の発明は、前記受付手段は、電子レジスタまたはPOSレジスタであることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置である。
請求項6に記載の発明は、前記受付手段は、客によって操作されるオーダ受付端末であることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置である。
請求項7に記載の発明は、前記受付手段は、画像データから文字データを再生する画像読取機であることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置である。
請求項2に記載の発明は、さらに、客からのオーダを受け付ける受付手段を備え、前記第1の時点は当該受付手段によって客からのオーダが受け付けられた時点であることを特徴とする請求項1に記載の呼び出し装置である。
請求項3に記載の発明は、前記受付手段は、オーダ受付の際に該受付手段で発行されたオーダ番号と前記読取手段で読み取られた識別情報とを紐付けしてオーダテーブルで管理することを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置である。
請求項4に記載の発明は、前記受信機は、前記オーダ番号を表示する表示手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の呼び出し装置である。
請求項5に記載の発明は、前記受付手段は、電子レジスタまたはPOSレジスタであることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置である。
請求項6に記載の発明は、前記受付手段は、客によって操作されるオーダ受付端末であることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置である。
請求項7に記載の発明は、前記受付手段は、画像データから文字データを再生する画像読取機であることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置である。
本発明では、受信機の呼び出し間違いを確実に防止できる呼び出し装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の全体構成図である。この図において、呼び出し装置1は、オーダ受付機2、制御装置3、送信機4、表示操作機5、読取機6および複数の受信機7_iを含んで構成されている。ここで、複数の受信機7_iは、いずれも同一の手持ち可能な形状を有している。また、この図では複数の受信機7_iを添え字の1〜Nで識別するN台で構成(受信機7_1、受信機7_2〜受信機7_N)しているが、任意の1台を示す場合は受信機7_iで現すことにする。つまり添え字の“i”は“1”、“2”、“3”〜“N”のいずれかを指すものとする。
図1は、第1の実施形態の全体構成図である。この図において、呼び出し装置1は、オーダ受付機2、制御装置3、送信機4、表示操作機5、読取機6および複数の受信機7_iを含んで構成されている。ここで、複数の受信機7_iは、いずれも同一の手持ち可能な形状を有している。また、この図では複数の受信機7_iを添え字の1〜Nで識別するN台で構成(受信機7_1、受信機7_2〜受信機7_N)しているが、任意の1台を示す場合は受信機7_iで現すことにする。つまり添え字の“i”は“1”、“2”、“3”〜“N”のいずれかを指すものとする。
オーダ受付機2は、制御装置3に対してオーダ受付情報、すなわちオーダ受付のたびに発行される一連番号としてのオーダ番号やそのオーダ内容などの情報を送信する。このオーダ受付機2は、呼び出し装置1の専用品であってもよいし、電子レジスタやPOS(Point Of Sale)レジスタなどの汎用品であってもよい。または、オーダ受付機2は、客によって操作されるキーボード方式やタッチパネル方式のオーダ受付端末、たとえば、カウンタ等に設置された端末もしくは持ち運び可能なタブレット端末などであってもよい。
オーダ受付が行われる時点を第1の時点という。
読取機6は、受信機7_iの固有の識別情報(たとえば、受信機番号)を、赤外線方式や磁気方式または微弱無線方式によって非接触で読み取る。制御装置3は、読取機6で読み取られた受信機番号と、オーダ受付機2からのオーダ受付情報(オーダ番号やオーダ内容等)とを表示操作機5に送信する。
表示操作機5は、表示機8と操作機9とからなり、表示機8は制御装置3から送信されたオーダ受付情報(オーダ番号やオーダ内容等)と受信機番号とをオーダ受付順に一覧表示して厨房の調理人等に通知する。
操作機9はオーダ完了の際に厨房の調理人等によって操作されるインターフェースデバイスである。この操作は、表示機8に一覧表示されているオーダ情報と一対一に対応して直感的に行われるようになっており、たとえば、表示機8を液晶ディスプレイ等の平面表示装置で構成するとともに、操作機9をその平面表示装置の表示画面上に貼り付けられたタッチパネルで構成することができる。このような構成にすると、表示画面上の一覧表示の任意行(調理が完了したオーダ情報)を人体の一部やペン等でタッチするという直感操作を行うことができる。
上記の操作が行われる時点を第2の時点という。この第2の時点は前記の第1の時点(オーダ受付が行われる時点)よりも後の時点である。
図2は、受信機7_iの外観と内部構成を示す図ある。(a)に示すように、受信機7_iは手持ち可能な筐体10の前面に受信機番号を表記したシール11を貼付し、さらに、同前面に、報知用のランプ12やスピーカ13および報知停止用の押しボタン14を備えているとともに、(b)に示すように、その筐体10の内部に、読取部6に対して所要の情報(受信機7_iの識別情報:受信機番号)を送信する送信部15と、送信機4からの呼び出し信号を受信する受信部16と、後述の「受信機処理」(図6参照)を実行してこの受信機7_iの動作を統括制御するコンピュータで構成された処理部17と、この受信機7_iの識別情報(受信機番号)を記憶する記憶部18と、処理部17からの制御に応答してランプ12の点灯/点滅駆動またはスピーカ13からの報知音駆動もしくはその双方を行う駆動部19と、受信機7_iの動作電力を供給するバッテリ20とを備えている。
図3は、表示操作機5の一例構成を示す図ある。(a)に示すように、表示操作機5は液晶ディスプレイ等の平面表示装置21(表示機8)と、その平面表示装置21の表示画面上に貼り付けられたタッチパネル22(操作機9)とで構成されている。また、(b)に示すように、平面表示装置21には制御装置3から送信されたオーダ情報23が一覧表示されており、このオーダ情報23の各行は、オーダ受付順に一連番号で発行されるオーダ番号と、このオーダ番号に紐付けされた受信機番号と、そのオーダ内容とで構成されている。
たとえば、オーダ番号“11”の飲食物が出来上がったとき、つまり、第2の時点で、厨厨房の調理人等はオーダ情報23の該当行(この場合、オーダ番号“11”の行)にタッチして当該行を選択状態にした後、呼び出しボタン24を押せばよい。受信機番号を意識することなく、オーダ番号とオーダ内容を手がかりにして直感的に受信機の呼び出しを行うことができる。
図4は、制御装置3の構成を示す図ある。制御装置3はコンピュータで構成された処理部25と、記憶部26とを含んで構成されている。処理部25は適宜のタイミングで後述の「オーダ受付処理」(図5参照)と「受信機呼び出し処理」(図7参照)を実行し、記憶部26はそれらの処理に必要なオーダテーブル27を記憶する。
オーダテーブル27の各行はオーダ受付順に一連番号で発行されるオーダ番号と、このオーダ番号に紐付けされる識別情報(受信機番号)と、そのオーダ内容とで構成されており、このオーダテーブル27が、表示操作機5の表示機8(平面表示装置21)の表示画面にオーダ情報23として表示されるようになっている。
図5は、制御装置3の処理部25で実行されるオーダ受付処理のフローを示す図である。この図において、処理部25は、オーダ受付機2からのオーダ受付情報の入力有無を判定する(ステップS1)。第1の時点(つまりオーダ受付が行われた時点)でオーダ受付情報が入力されると、次に、記憶部26のオーダテーブル27に新規のレコードを追加し(ステップS2)、そのレコードに、オーダ受付機2から入力されたオーダ受付情報、つまりオーダ番号とオーダ内容を登録する(ステップS3)。
次いで、読取機6を用いて任意の受信機7_iの識別情報(受信機番号)を読み取り(ステップS4)、読み取りが完了すると(ステップS5)、ステップS2で追加したレコードに読み取った識別情報(受信機番号)を登録する(ステップS6)。
そして、記憶部26のオーダテーブル27を表示操作機5の表示機8(平面表示装置21)に出力し、その表示機8(平面表示装置21)の表示を更新(ステップS7)した後、ステップS1に戻る。
図6は、受信機7_iの処理部17で実行される受信機処理のフローを示す図である。この図において、処理部17は、読取機6による識別情報(受信機番号)の読み取りであるか否かを判定し(ステップS11)、識別情報(受信機番号)の読み取りであると判定された場合(ステップS11のYES判定)は、記憶部18から識別情報(受信機番号)を読み出し、送信部15から読取機6に送信(ステップS12)した後、再び、ステップS11に戻る。
読取機6による識別情報(受信機番号)の読み取りであると判定されなかった場合(ステップS11のNO判定)は、まず、受信機7_iの呼び出しであるか否かを判定する(ステップS13)。ここで、受信機7_iの呼び出しとは、呼び出し装置1の送信機4から適宜に無線電波で送信される所定の呼び出し信号を受信部16で受信することをいう。無線の形式等は特に限定しない。小電力無線やWiFi通信またはその他の微弱無線通信であってもよい。
受信機7_iの呼び出しであると判定されなかった場合(ステップS13のNO判定)はステップS11に戻り、受信機7_iの呼び出しであると判定された場合(ステップS13のYES判定)は、記憶部18に記憶されている識別情報(受信機番号)と、呼び出し装置1の送信機4から適宜に無線電波で送信される所定の呼び出し信号に含まれる識別情報(呼び出し先の受信機7_iの識別情報)とを照合し(ステップS14)、識別情報(受信機番号)の一致を判定する(ステップS15)。
そして、一致しなかった場合はステップS11に戻り、一致した場合は、駆動部19でランプ12やスピーカ13を駆動して受信機の呼び出しを報知する(ステップS16)。ここで報知は「光」(ランプ12の点灯または点滅)や「音」(スピーカ13の拡声)のみならず、たとえば、バイブレータによる「振動」などであってもよい。
次いで、報知停止用の押しボタン14が押されたか否かを判定し(ステップS17)、押された場合に駆動部19による報知駆動を停止(ステップS18)した後、ステップS11に戻る。
図7は、制御装置3の処理部25で実行される受信機呼び出し処理のフローを示す図である。この図において、処理部25は、第2の時点において表示操作機5で行われる呼び出し操作の有無を判定し(ステップS21)、呼び出し操作有りが判定されると、呼び出し先の受信機7_iの識別情報(受信機番号)を取り込む(ステップS22)。
次いで、その識別情報(受信機番号)を送信機4に出力し(ステップS23)、送信機4を制御して、その識別情報(受信機番号)を含む呼び出し信号を送信機4から送信させて、該当する識別情報(受信機番号)の受信機7_iを呼び出す(ステップS24)。
次いで、該当する受信機7_iがカウンタに返却されたか否かを判定し(ステップS25)、返却された場合に、記憶部26のオーダテーブル27から該当する識別情報(受信機番号)のレコードを削除(ステップS26)するとともに、記憶部26のオーダテーブル27を表示操作機5の表示機8(平面表示装置21)に出力し、その表示機8(平面表示装置21)の表示を更新(ステップS27)した後、ステップS21に戻る。
この第1実施形態によれば、オーダ受付の際に任意の受信機7_iを読取機6に近づけるだけで、オーダ番号と識別情報(受信機番号)とを紐付けしてデータテーブル27で管理することができるので、冒頭で説明した従来技術(手書きによる受信機番号のメモ)のような人為ミスが発生する可能性がなく、間違った受信機(つまり客)を呼び出してしまうという問題点がない。
<第2の実施形態>
図8は、第2の実施形態の全体構成図である。この図において、第2の実施形態の呼び出し装置1Aは、第1の実施形態の呼び出し装置1の制御装置3の代わりに前述の受信機呼び出し処理(図7参照)と後述のオーダ受付処理(図11参照)を実行する制御装置3Aを用いている点、読取機6の代わりに書き込みも可能な読取書込機6Aを用いている点、および、受信機7_iの代わりに受信機7A_iを用いている点で相違する。
図8は、第2の実施形態の全体構成図である。この図において、第2の実施形態の呼び出し装置1Aは、第1の実施形態の呼び出し装置1の制御装置3の代わりに前述の受信機呼び出し処理(図7参照)と後述のオーダ受付処理(図11参照)を実行する制御装置3Aを用いている点、読取機6の代わりに書き込みも可能な読取書込機6Aを用いている点、および、受信機7_iの代わりに受信機7A_iを用いている点で相違する。
図9は、受信機7A_iの外観と内部構成を示す図ある。(a)に示すように、受信機7A_iは手持ち可能な筐体10の前面に液晶表示パネル等の表示部29を有し、さらに、同前面に、報知用のランプ12やスピーカ13および報知停止用の押しボタン14を備えているとともに、(b)に示すように、その筐体10の内部に、読取書込機6Aから所要の情報(オーダ番号)を受信し、また、読取書込機6Aに対して所要の情報(受信機7A_iの識別情報:受信機番号)を送信する送受信部30と、送信機4からの呼び出し信号を受信する受信部16と、後述の「受信機処理」(図10参照)を実行してこの受信機7A_iの動作を統括制御するコンピュータで構成された処理部17Aと、この受信機7A_iの識別情報(受信機番号)を記憶するとともに、読取書込機6Aから適宜に書き込まれるオーダ番号を書き換え可能に記憶する記憶部18Aと、処理部17Aからの制御に応答してランプ12の点灯/点滅駆動またはスピーカ13からの報知音駆動もしくはその双方を行う駆動部19と、受信機7A_iの動作電力を供給するバッテリ20とを備えている。
図10は、受信機7A_iの処理部17で実行される受信機処理のフローを示す図である。なお、この受信機処理は、前述の受信機処理(図6参照)に置き換わるものであり、前述の受信機処理と共通する処理ステップには同じステップ番号を付してある。
この図において、処理部17Aは、読取書込機6Aによる識別情報(受信機番号)の読み取りであるか否かを判定し(ステップS11)、識別情報(受信機番号)の読み取りであると判定された場合(ステップS11のYES判定)は、記憶部18Aから識別情報(受信機番号)を読み出し、送受信部30から送信する(ステップS12)。
次いで、オーダ番号を送受信部30から受信して記憶部18Aに記憶(ステップS41)するとともに、記憶部18Aに記憶されたオーダ番号を表示部29に出力して表示(ステップS42)させた後、再び、ステップS11に戻る。
読取書込機6Aによる識別情報(受信機番号)の読み取りであると判定されなかった場合(ステップS11のNO判定)は、まず、受信機7A_iの呼び出しであるか否かを判定する(ステップS13)。
受信機7A_iの呼び出しであると判定されなかった場合(ステップS13のNO判定)はステップS11に戻り、受信機7A_iの呼び出しであると判定された場合(ステップS13のYES判定)は、記憶部18Aに記憶されている識別情報(受信機番号)と、呼び出し装置1の送信機4から適宜に無線電波で送信される所定の呼び出し信号に含まれる識別情報(呼び出し先の受信機7A_iの識別情報)とを照合し(ステップS14)、識別情報(受信機番号)の一致を判定する(ステップS15)。
そして、一致しなかった場合はステップS11に戻り、一致した場合は、駆動部19でランプ12やスピーカ13を駆動して受信機の呼び出しを報知する(ステップS16)。
次いで、報知停止用の押しボタン14が押されたか否かを判定し(ステップS17)、押された場合に、駆動部19による報知駆動を停止するとともに、記憶部18Aに記憶したオーダ番号と表示部29の表示とを消去(ステップS43)した後、ステップS11に戻る。
図11は、制御装置3Aの処理部25で実行されるオーダ受付処理のフローを示す図である。なお、この受信機処理は、前述のオーダ受付処理(図5参照)に置き換わるものであり、前述のオーダ受付処理と共通する処理ステップには同じステップ番号を付してある。
この図において、制御装置3Aの処理部25は、オーダ受付機2からのオーダ受付情報の入力有無を判定する(ステップS1)。第1の時点(つまりオーダ受付が行われた時点)でオーダ受付情報が入力されると、次に、制御装置3Aの記憶部26のオーダテーブル27に新規のレコードを追加し(ステップS2)、そのレコードに、オーダ受付機2から入力されたオーダ受付情報、つまりオーダ番号とオーダ内容を登録する(ステップS3)。
次いで、読取書込機6Aを用いて任意の受信機7A_iの識別情報(受信機番号)を読み取り(ステップS4)、読み取りが完了すると(ステップS5)、ステップS2で追加したレコードに読み取った識別情報(受信機番号)を登録する(ステップS6)とともに、追加したレコードのオーダ番号を、読取書込機6Aを用いて受信機7A_iに書き込む(ステップS44)。
次いで、書込みを完了(ステップS45)した後、制御装置3Aの記憶部26のオーダテーブル27を表示操作機5の表示機8(平面表示装置21)に出力し、その表示機8(平面表示装置21)の表示を更新(ステップS7)した後、ステップS1に戻る。
この第2実施形態によれば、前記の第1の実施形態の効果に加え、次の効果を得ることができる。
受信機7A_iの表示部29にオーダ番号を表示するようにしたので、このオーダ番号はオーダの受付順に発行される一連番号であって、多くの場合、調理の順番を表す情報、すなわちカウンタや厨房で共有される情報でもあるから、たとえば、“オーダ番号○番のお客様、料理が仕上がりました。お受け取りください”などの案内放送を行うことにより、客席のみならず、カウンタや厨房を含む店内全体で受信機の呼び出し状況を把握することができ、より一層、受信機(つまり客)の呼び出し間違いを防止することができる。
なお、この実施形態では、各々の受信機7A_iを呼び出すための識別情報として、それぞれの受信機7A_iの記憶部18Aにあらかじめ記憶されている受信機番号を用いているが、これに限定されない。記憶部18Aに書き込まれるオーダ番号を用いてもよい。
<第3の実施形態>
この第3の実施形態は、前記の第2の実施形態に適用して好ましいものである。
前記の第2の実施形態の受信機7A_iは、第1の実施形態の受信機7_iと同様に複数(N台)備えられている。かかる複数の受信機7A_1、7A_2、7A_3〜7A_Nは、客に手渡されない状態ではバッテリ20を充電するために専用の充電台(クレードルともいう)に載せられている。この第3の実施形態は、クレードルの改良に関するものである。以下、この第3の実施形態で用いられる受信機を受信機7B_iとし、添え字の“i”を“1”、“2”、“3”〜“N”で表す。
この第3の実施形態は、前記の第2の実施形態に適用して好ましいものである。
前記の第2の実施形態の受信機7A_iは、第1の実施形態の受信機7_iと同様に複数(N台)備えられている。かかる複数の受信機7A_1、7A_2、7A_3〜7A_Nは、客に手渡されない状態ではバッテリ20を充電するために専用の充電台(クレードルともいう)に載せられている。この第3の実施形態は、クレードルの改良に関するものである。以下、この第3の実施形態で用いられる受信機を受信機7B_iとし、添え字の“i”を“1”、“2”、“3”〜“N”で表す。
図12は、クレードル31の外観図と内部構成を示す図である。この図において、クレードル31は、(a)および(b)に示すように、複数(N台)の受信機7B_iをそれぞれ着脱可能に装着するN個のスロット32_iと、N個のスロット32_iの各々に対応して設けられたN個の識別灯33_iと、N個のスロット32_iの各々の底に設けられたN個の充電端子34_iおよびN個の赤外線受発光部等の送受信素子35_iと、商用電源からバッテリ20の充電用電力を生成する充電部36と、このクレードル31の全体動作を統括制御するコンピュータで構成された読取書込制御部37とを備える。
図13は、受信機7B_iの外観と内部構成を示す図ある。(a)に示すように、受信機7B_iは手持ち可能な筐体10の前面に液晶表示パネル等の表示部29を有し、さらに、同前面に、報知用のランプ12やスピーカ13および報知停止用の押しボタン14を備える。また、底面に赤外線受発光部等の送受信素子38と充電端子39とを備えているとともに、(b)に示すように、その筐体10の内部に、クレードル31から送受信素子38を介して所要の情報(オーダ番号)を受信し、また、クレードル31に対して送受信素子38を介して所要の情報(受信機7B_iの識別情報)を送信する送受信部30を備える。さらに、送信機4からの呼び出し信号を受信する受信部16と、前述の「受信機処理」(図10参照)を実行してこの受信機7B_iの動作を統括制御するコンピュータで構成された処理部17Aと、この受信機7B_iの識別情報を記憶するとともに、クレードル31から送受信素子38を介して適宜に書き込まれるオーダ番号を書き換え可能に記憶する記憶部18Aと、処理部17Aからの制御に応答してランプ12の点灯/点滅駆動またはスピーカ13からの報知音駆動もしくはその双方を行う駆動部19と、充電端子39を介してクレードル31から供給される電力で充電されるとともに、その充電された電力で受信機7B_iの動作電力を供給するバッテリ20とを備えている。
図14は、クレードル31の読取書込制御部37で実行されるクレードル処理のフローを示す図である。この図において、クレードル31の読取書込制御部37は、まず、制御装置3から識別情報の読取要求を受信し(ステップS51)、読取要求がなければ(ステップS52のNO判定)ステップS51に戻り、読取要求があれば(ステップS52のYES判定)、次に、充電中(クレードル31にセットされた状態)の受信機7B_iがあるか否かを判定する(ステップS53)。
そして、充電中の受信機7B_iがなければ、客に手渡しする受信機7B_iがない旨の所要の報知、たとえば、エラーメッセージを制御装置3に出力し(ステップS54)、あるいは、N個の識別灯33_iを全点等/全点滅させるなどしてステップS51に戻り、一方、充電中の受信機7B_iがあれば、以下の処理を実行する。
まず、充電中の受信機7B_iのうちの任意の一台を選択し、その任意の一台の受信機7B_iの識別情報を読み取る(ステップS55)。次いで、読み取りが完了すると(ステップS56のYES判定)、読み取った識別情報を制御装置3に出力(ステップS57)するとともに、制御装置3からオーダ番号を取り込み(ステップS58)、取り込みが完了すると(ステップS59のYES判定)、取り込んだオーダ番号を選択中の受信機7B_iに書き込む(ステップS60)。
次いで、書込みが完了すると(ステップS61のYES判定)、選択中の受信機7B_iに対応した識別灯33_iを点灯または点滅させ(ステップS62)、選択中の受信機7B_iが取り出されると(ステップS63のYES判定)、識別灯33_iを消灯し(ステップS64)、ステップS51に戻る。
この第3実施形態によれば、前記の第1の実施形態および第2の実施形態の効果に加え、次の効果を得ることができる。
充電中の複数の受信機7B_iの中から任意の一台を選択し、その選択した受信機7B_iの識別情報とオーダ番号とを紐付けして客に渡すことができる。また、どの受信機7B_iを客に手渡せばよいのかを識別灯33_iの点灯または点滅で明示的に指示でき、受信機7B_iの手渡し間違いを防止できる。
<第4の実施形態>
この第4の実施形態は、前記の第1〜3の実施形態に適用して好ましいものである。
図15は、第4の実施形態の呼び出し装置1Bの要部構成を示す図である。この図において、前記の第1〜3の実施形態との違いはオーダ受付機2の代わりに画像読取機40を備えている点にある。
この第4の実施形態は、前記の第1〜3の実施形態に適用して好ましいものである。
図15は、第4の実施形態の呼び出し装置1Bの要部構成を示す図である。この図において、前記の第1〜3の実施形態との違いはオーダ受付機2の代わりに画像読取機40を備えている点にある。
この画像読取機40は、不図示の自動券売機等で発券された食券41に印刷されている少なくともオーダ番号とオーダ内容を文字認識して文字コードに変換するものであり、前記の第1〜3の実施形態におけるオーダ受付機2と同様に制御装置3に対してオーダ受付情報、すなわちオーダ受付のたびに発行される一連番号としてのオーダ番号やそのオーダ内容などの情報を送信するものである。
画像読取機40は、画像データを光学的に読み取って、その画像データから文字データを再生するものであり、たとえば、光学式文字読取装置(Optical Character Recognition)や、単にOCR(Optical Character Reader)などの装置が一例である。OCRとは、手書き文字や印字された文字を光学的に読み取り、前もって記憶されたパターンとの照合により文字を特定し、文字データを入力する装置である。ただし、これらの例に限定されない。たとえば、QR(Quick Response)コードやバーコードなどの二次元コード画像を光学的に読み取って、それらのコードに埋め込まれている文字データを再生する装置であってもよい。
この第4の実施形態によれば、前記の第1〜3の実施形態の効果に加え、自動発券方式の飲食店などにも適用することができる。
以上の実施形態ではセルフ方式の飲食店への適用を例にしているが、これに限定されない。飲食に限らず、様々な商品や役務を客に提供する分野であって、かつ、それらの商品や役務の申し込みを客から受け付ける時点(第1の時点)から、それらの商品や役務を実際に客に提供する時点(第1の時点よりも後の第2の時点)までの間に待ち時間が存在する分野であればすべてに適用可能であり、とりわけ第2の時点で客を呼び出す必要がある分野には特に好適である。そのような分野としては、たとえば、市役所や銀行等の窓口業務、病院等の受付業務など様々考えられる。
1 呼び出し装置
1A 呼び出し装置
1B 呼び出し装置
3 制御装置(受付手段、呼び出し手段)
6 読取機(読取手段)
6A 読取書込機(読取手段)
7_i 受信機
7A_i 受信機
7B_i 受信機
27 オーダテーブル
29 表示部(表示手段)
40 画像読取機
1A 呼び出し装置
1B 呼び出し装置
3 制御装置(受付手段、呼び出し手段)
6 読取機(読取手段)
6A 読取書込機(読取手段)
7_i 受信機
7A_i 受信機
7B_i 受信機
27 オーダテーブル
29 表示部(表示手段)
40 画像読取機
Claims (7)
- 無線呼出し式の複数の受信機を備え、各受信機の識別情報を用いて各々の受信機を呼び出す呼び出し装置において、
前記複数の受信機のうちの任意の一台の受信機の識別情報を第1の時点で読み取る読取手段と、
前記読取手段で読み取った識別情報を用い、前記第1の時点よりも後の第2の時点で前記受信機を呼び出す呼び出し手段と
を備えたことを特徴とする呼び出し装置。 - さらに、客からのオーダを受け付ける受付手段を備え、前記第1の時点は当該受付手段によって客からのオーダが受け付けられた時点であることを特徴とする請求項1に記載の呼び出し装置。
- 前記受付手段は、オーダ受付の際に該受付手段で発行されたオーダ番号と前記読取手段で読み取られた識別情報とを紐付けしてオーダテーブルで管理することを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置。
- 前記受信機は、前記オーダ番号を表示する表示手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の呼び出し装置。
- 前記受付手段は、電子レジスタまたはPOSレジスタであることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置。
- 前記受付手段は、客によって操作されるオーダ受付端末であることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置。
- 前記受付手段は、画像データから文字データを再生する画像読取機であることを特徴とする請求項2に記載の呼び出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015129868A JP2017016244A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 呼び出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017016244A true JP2017016244A (ja) | 2017-01-19 |
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ID=57829059
Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019071041A (ja) * | 2017-10-06 | 2019-05-09 | 株式会社寺岡精工 | 注文データ管理システム、注文データ管理装置及びプログラム |
-
2015
- 2015-06-29 JP JP2015129868A patent/JP2017016244A/ja active Pending
Cited By (2)
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JP2019071041A (ja) * | 2017-10-06 | 2019-05-09 | 株式会社寺岡精工 | 注文データ管理システム、注文データ管理装置及びプログラム |
JP7173517B2 (ja) | 2017-10-06 | 2022-11-16 | 株式会社寺岡精工 | 注文データ管理システム、注文データ管理装置及びプログラム |
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