JP2017016209A - 情報処理装置、現金自動預け払い機、現金自動預け払い機管理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、現金自動預け払い機、現金自動預け払い機管理システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所定のATMにおける使いすぎを抑制する。【解決手段】 被管理ATM2−1の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶し、被管理ATM2−1の利用者がカードを用いて現金の引き出しを行うための操作を行ったことを示す信号が受信された場合、所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定し、その判定結果を被管理ATM2−1に送信するATM管理装置2(情報処理装置)とする。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、現金自動預け払い機、現金自動預け払い機管理システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
一部の銀行では、現金自動預け払い機(automated teller machine:以下、ATMと称する)を用いて一日に利用できる出金限度額を利用者が設定することができるものが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2006−99304号公報
しかしながら、利用制限機能を備えていないシステムによってATMを管理している銀行においては同様の利用制限をかけることはできない。また、銀行カードを用いた利用状況を、利用者が、ATM利用時に把握することは困難である。
また、利用者自身が自ら、例えば、遊技場やショッピングセンターなど、使い過ぎが懸念されるような特定の場所・環境などにおいてのみATMの利用を抑制したい場合においても、それを制限する方法がない。また、利用者自身が、所定の場所に設置されているATMの利用状況を確認し、過剰利用に陥っていることに気がつく術がなく、行き過ぎた利用が依存症(例えば、買い物依存症やギャンブル依存症)の問題を発生させている。しかしながら、例えば、利用制限機能を備えているシステムによってATMを管理している銀行の利用限度額を大幅に引き下げてしまっては、日常生活に不備が生じてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上記課題のいずれかを解決すること、すなわち、所定のATMにおける使いすぎを抑制する情報処理装置、現金自動預け払い機、現金自動預け払い機管理システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置の第1の側面は、少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機と所定のネットワークで接続される情報処理装置において、少なくとも1つの現金自動預け払い機と情報を授受する情報授受手段と、情報授受手段により受信された現金自動預け払い機の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶する利用履歴記憶手段と、情報授受手段により、現金自動預け払い機の利用者がカードを用いて現金の引き出しを行うための操作を行ったことを示す信号が受信された場合、利用履歴記憶手段により記憶されている所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定する判定手段とを備え、情報授受手段は、判定手段による判定結果を現金自動預け払い機に送信することを特徴とする。
また、情報処理装置は、上述の構成に加えて、所定の固有情報ごとに、現金自動預け払い機の使用に関する情報を記憶する使用情報記憶手段と、情報授受手段により受信された情報に基づいて、使用情報記憶手段により記憶されている現金自動預け払い機の使用に関する情報を変更する変更手段とを備え、判定手段は、利用履歴記憶手段により記憶されている利用履歴に加えて、使用情報記憶手段により記憶されている現金自動預け払い機の使用に関する情報に基づいて使い過ぎか否かを判定することが好ましい。
また、情報処理装置は、上述の構成に加えて、現金自動預け払い機の使用に関する情報は、利用限度額、または現金自動預け払い機の利用可否を示す情報であることが好ましい。
また、情報処理装置は、上述の構成に加えて、使用情報記憶手段は、複数のカードを用いた利用を統合管理するための情報が情報授受手段により受信された場合、複数のカードに対応する所定の固有情報を統合管理するための情報を記憶し、判定手段は、使用情報記憶手段により記憶されている複数の所定の固有情報を統合管理するための情報に基づいて、利用履歴記憶手段により記憶されている利用履歴のうちの統合管理されている複数の所定の固有情報に対応する全ての利用履歴を参照し、使い過ぎか否かを判定することが好ましい。
また、本発明の他の側面は、情報処理装置の情報処理方法に関する発明である。すなわち、本発明の情報処理方法は、少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機と所定のネットワークで接続され、情報授受手段、利用履歴記憶手段、判定手段を有する情報処理装置の情報処理方法において、情報授受手段が、少なくとも1つの現金自動預け払い機と情報を授受する情報授受ステップと、利用履歴記憶手段が、情報授受手段により受信された現金自動預け払い機の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶する利用履歴記憶ステップと、判定手段が、情報授受ステップで信号が受信された場合に、利用履歴記憶ステップで記憶された所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定する判定ステップと、情報授受手段が、判定ステップによる判定結果を現金自動預け払い機に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の側面は、情報処理装置のプログラムに関する発明である。すなわち、本発明のプログラムは、少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機と所定のネットワークで接続される情報処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを少なくとも1つの現金自動預け払い機と情報を授受する情報授受手段と、情報授受手段により受信された現金自動預け払い機の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶する利用履歴記憶手段と、情報授受手段により、現金自動預け払い機の利用者がカードを用いて現金の引き出しを行うための操作を行ったことを示す信号が受信された場合、利用履歴記憶手段により記憶されている所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定する判定手段として機能させ、情報授受手段は、判定手段による判定結果を現金自動預け払い機に送信することを特徴とする。
また、本発明の他の側面は現金自動預け払い機に関する発明である。すなわち、本発明の現金自動預け払い機は、少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機において、少なくとも1つの現金自動預け払い機における利用履歴を記憶するとともに利用履歴に基づいて使い過ぎの可能性があるか否かを判定する処理を実行する情報処理装置との間で情報を授受する情報授受手段と、情報を表示する表示手段と、利用者の操作入力を受ける入力手段と、入力手段により、利用者がカードを用いて現金の引き出しを指令したとき、情報授受手段により情報処理装置に送信されたカードに対応する固有情報に基づいて、情報処理装置が固有情報に対応する利用者が使いすぎの可能性があると判定し、情報授受手段により、利用者が使いすぎの可能性があることを示す情報が受信された場合、表示手段を制御して、利用者に対する質問を表示させ、入力手段による操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の現金自動預け払い機は、上述の構成に加え、所定のコールセンターと通話するための通話手段を備え、判定手段は、利用者が依存性の可能性があると判定した場合、表示手段を制御して、利用者に対して、通話手段を用いて所定のコールセンターに連絡することを促す表示画面を表示させ、所定のコールセンターから利用者が依存症の可能性がないことを示す情報が供給されなかった場合、利用者による現金の引き出し操作に応じないことが好ましい。
また、本発明の情報処理方法の第2の側面は、現金自動預け払い機の情報処理方法に関する発明である。すなわち、本発明の情報処理方法は、少なくとも1つの現金自動預け払い機における利用履歴を記憶するとともに利用履歴に基づいて使い過ぎの可能性があるか否かを判定する処理を実行する情報処理装置と接続され、少なくとも2以上のカードを利用可能で、情報授受手段、表示手段、入力手段、判定手段、通話手段を有する現金自動預け払い機の情報処理方法において、入力手段が、利用者により、カードを利用した現金の引き出しの操作入力を受ける入力ステップと、情報授受手段が、情報処理装置に、現金の引き出しの操作入力を受けたことを示す信号を送信する送信ステップと、情報授受手段が、情報処理装置が固有情報に対応する利用者が使いすぎの可能性があると判定したことを示す情報を受信する受信ステップと、表示手段が、依存症を判定するための利用者に対する質問の表示を制御する表示制御ステップと、判定手段が、表示制御ステップの処理により表示された質問に対する利用者の操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判定する判定ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明のプログラムの第2の側面は、現金自動預け払い機にインストールされるプログラムに関する発明である。すなわち、本発明のプログラムは、少なくとも1つの現金自動預け払い機における利用履歴を記憶するとともに利用履歴に基づいて使い過ぎの可能性があるか否かを判定する処理を実行する情報処理装置と接続され、少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、コンピュータを利用者により、カードを利用した現金の引き出しの操作入力を受ける入力受付手段と、情報処理装置に、現金の引き出しの操作入力を受けたことを示す信号を送信する送信手段と、情報処理装置が固有情報に対応する利用者が使いすぎの可能性があると判定したことを示す情報を受信する受信手段と、依存症を判定するための利用者に対する質問の表示を制御する表示制御手段と、表示制御手段の処理により表示された質問に対する利用者の操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判定する判定手段として機能させるためのプログラムである。
また、本発明の他の側面は、現金自動預け払い機管理システムに関する発明である。すなわち、本発明の現金自動預け払い機管理システムは、少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機と、少なくとも1つの現金自動払機および少なくとも1つの銀行サーバと所定のネットワークで接続される情報処理装置とを含む現金自動預け払い機管理システムにおいて、情報処理装置は、銀行サーバ、および、現金自動預け払い機と情報を授受する第1の情報授受手段と、第1の情報授受手段により受信された現金自動預け払い機の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶する利用履歴記憶手段と、第1の情報授受手段により、現金自動預け払い機の利用者がカードを用いて現金の引き出しを行うための操作を行ったことを示す信号が受信された場合、利用履歴記憶手段により記憶されている所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定する第1の判定手段とを備え、第1の情報授受手段は、第1の判定手段による判定結果を現金自動預け払い機に送信し、現金自動預け払い機は、情報処理装置と情報を授受する第2の情報授受手段と、情報を表示する表示手段と、利用者の操作入力を受ける入力手段と、第2の情報授受手段により、入力手段により操作入力を行っている利用者が使いすぎの可能性があることを示す情報が受信された場合、表示手段を制御して、利用者に対する質問を表示させ、入力手段による操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判定する第2の判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定のATMにおける使いすぎを抑制する情報処理装置、現金自動預け払い機、現金自動預け払い機管理システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報送受信システムの概要を示す図である。 図2は、図1に示すATM管理装置および被管理ATMの機能構成を示す図である。 図3は、図1に示すATM管理装置、被管理ATM、および、提携銀行サーバが実行するのめりこみ判定、依存症チェックおよび依存症警告処理を含む一連の処理を示すフローチャートの一例である。 図4は、図3のステップS12の処理後のATM管理装置、被管理ATM、および、提携銀行サーバが実行するフローチャートの一例である。 図5は、図4のステップS14において表示される使いすぎの注意勧告を含む画面の例を示す図である。 図6は、図4のステップS15において表示される出金金額等の入力を促すための画面の例を示す図である。 図7は、図4のステップS18において出金不可の原因をユーザに通知するための文章を含む画面の例を示す図である。 図8は、図3のステップS8において実行されるのめりこみ判定処理1を示すフローチャートの一例である。 図9は、図3のステップS10において実行される依存症チェック処理について説明するためのフローチャートの一例である。 図10は、図9のステップS61において表示される画面の例を示す図である。 図11は、図3のステップS12において実行される依存症警告処理を示すフローチャートの一例である。 図12は、図11のステップS81において表示される画面の例を示す図である。 図13は、被管理ATMにおける合計のカードの使用限度額の変更、利用停止について設定が可能なATM管理装置41および被管理ATM42の機能を示す図である。 図14は、図13のATM管理装置、および、被管理ATMが実行する合計のカードの使用限度額、および、カードの使用の停止を設定する処理を示すフローチャートの一例である。 図15は、図14のステップS105において表示されるメニュー選択画面の例を示す図である。 図16は、図14のステップS105において表示される利用限度額の変更後の値の入力を促すような表示画面の例を示す図である。 図17は、図14のステップS109において利用停止処理の実行の確認を促すような画面の例を示す図である。 図18は、のめりこみや依存のチェック、利用限度額の設定などを行うことができるATM管理装置および被管理ATMの機能構成を示す図である。 図19は、図18のATM管理装置、および、被管理ATMが実行する処理について説明するためのフローチャートである。 図20は、図3のステップS8において実行されるのめりこみ判定処理2のフローチャートの一例である。 図21は、ATM管理装置により管理されている被管理ATMを複数のグループに分けて、例えば、グループごとにコードなどの区別可能な情報を付けて管理することにより、それぞれのグループ内での利用履歴や利用限度額に基づいて、のめりこみや依存症の判定を行うことができるATM管理装置および被管理ATMの機能構成を示す図である。 図22は、図21のATM管理装置、被管理ATM、および、銀行サーバが実行する処理について説明するためのフローチャートである。 図23は、ATM管理装置により管理されている被管理ATMを複数のグループに分けて、それぞれのグループ内での利用履歴や利用限度額に基づいて、のめりこみや依存症の判定を行うことができるようにした場合のATM管理装置、被管理ATM、および、銀行サーバが実行する処理について説明するためのフローチャートである。 図24は、図22のステップS188において実行されるのめりこみ判定処理3を示すフローチャートの一例である。
以下、本発明の一実施の形態の情報処理装置、現金自動預け払い機、現金自動預け払い機管理システム、情報処理方法、およびプログラムについて、図1〜図24を参照しながら説明する。
(情報送受信システムの概要)
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報送受信システム1の概要を示す図である。図1に示すように、情報送受信システム1は、ATM管理装置2と被管理ATM2−1〜2−a(aは整数値)を有している。ATM管理装置2は、すべての被管理ATM2−1〜2−aと接続されており、それらと情報を授受し、管理している。ATM管理装置2は、銀行3が有している提携銀行サーバ3−1と所定のネットワーク(不図示)を介して接続されている。提携銀行サーバ3−1は、銀行3が管理するATM3−2〜3−bと接続され、それらと情報を授受し、管理している。また、銀行3、他の銀行4および他の銀行5において、提携銀行サーバ3−1、他の銀行サーバ4−1、他の銀行サーバ5−1とがそれぞれネットワーク6を介して情報を授受できるように相互に接続されている。また、図1においては、他の銀行4のサーバ4−1は、ATM4−2〜4−c(cは整数値)と接続され、他の銀行サーバ5−1は、ATM5−2〜5−d(dは整数値)と接続されるものとして図示されている。なお以下の説明において、被管理ATM2−1〜2−aについてはそれぞれ同様の機能を有しているので単に被管理ATM2−1と総称する場合がある。同様に、ATM3−2〜3−b、ATM4−2〜4−c、ATM5−2〜5−dについても、それぞれ同様の機能を有しているので、ATM3−2、ATM4−2、ATM5−2とそれぞれ総称する場合がある。
被管理ATM2−1は、例えば、ショッピングセンターや遊技場など、所定の施設内、または、その近辺に設置され、所定の目的によって利用される可能性が高いものである。ATM管理装置2と、ATM管理装置2に接続されている複数の被管理ATM2−1は、提携銀行サーバ3−1、他の銀行サーバ4−1、他の銀行サーバ5−1とは独立して処理を実行することが可能である。
続いて、図2を参照して、図1に示すATM管理装置2、および、被管理ATM2−1が有する機能について説明する。
ATM管理装置2は、中継部11、のめりこみ判定処理部12、利用ログ記憶部13、出金制御処理部14、および、利用限度額記憶部15の機能を有している。また、ATM管理装置2は、既存のATMを管理する場合と同等の機能を有しているが、ここでは、その詳細な説明は省略する。
中継部11は、被管理ATM2−1および提携銀行サーバ3−1と接続され、それらとの情報の授受を制御する。のめりこみ判定処理部12は、中継部11を介して被管理ATM2−1から供給された情報に基づいて、被管理ATM2−1の利用者が、ATM管理装置2により管理されている被管理ATM2−1を利用して引き落としを頻繁に行っていたり、引き落とし金額の合計が多額となっているなど、使い過ぎ、すなわち、何らかの出費にのめりこんでいる状態が疑われるか否かを判断する。利用ログ記憶部13は、被管理ATM2−1の利用者の利用履歴を、例えば、銀行口座番号等の固有情報ごとに記憶する。利用限度額記憶部15は、例えば、銀行口座番号等の固有情報ごとに、利用限度額の情報を記憶する。
出金制御処理部14は、のめりこみ判定処理部12、または、後述する被管理ATM2−1の依存症判定処理部23の処理により、被管理ATM2−1の利用者の出金(現金引き落とし)が許可された場合、あらかじめ利用限度額記憶部15に記憶されている利用限度額以下であるか否かを判断し、利用限度額以下である場合、中継部11を介して、提携銀行サーバ3−1と情報を授受し、出金処理を実行する。また、出金制御処理部14は、ユーザの利用履歴を利用ログ記憶部13に記憶させる。なお、提携銀行サーバ3−1は、他の銀行4または他の銀行5の銀行口座に対する処理要求である場合には、他の銀行サーバ4−1または他の銀行サーバ5−1と通信をして対応する処理を実行することができる。
被管理ATM2−1は、制御部21、カード情報読み取り部22、依存症判定処理部23、入力部24、表示部25、インターフォン26の機能を有している。なお、被管理ATM2−1は、既存のATMと同等の処理を実行可能な機能も有しているが、ここでは、その詳細な説明は省略する。
制御部21は、被管理ATM2−1の各部と情報を授受し、それらの動作を制御する。カード情報読み取り部22は、利用者により挿入されたキャッシュカード等の情報を読み取る。依存症判定処理部23は、上述したATM管理装置2ののめりこみ判定処理部12の処理により何らかの出費にのめりこんでいる状態が疑われると判断された場合、表示部25に依存症の可能性が高いか否かを判定するためのテストを行うための表示画面を表示させ、入力部24によるユーザの操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判断する。
入力部24は、例えば、ボタン、タッチパネル等で構成され、ユーザの操作入力を受ける。表示部25は、液晶表示画面等で構成されている。表示部25と入力部24のそれぞれの一部または全部が、タッチパネルとして一体形成されていてもよいことは言うまでもない。インターフォン26は、専門のコールセンター27と回線が接続されており、後述する処理により依存症の疑いのあると判定された利用者が、インターフォン26を用いてコールセンター27のオペレータと通話することが可能なようになされている。利用者より連絡を受けたコールセンター27では、会話形式により依存症の判定を行い、その結果を被管理ATM2−1に送信する。なお、インターフォン26は、被管理ATM2−1の機能に必ず含まれていなくてもよく、不図示の電話システムが有するインターフォンが被管理ATMの近くに設置されているものであってもよい。
(のめりこみ判定、依存症チェックおよび依存症警告処理)
次に、図3および図4を参照して、図1に示すATM管理装置2、被管理ATM2−1、および、提携銀行サーバ3−1が実行するのめりこみ判定、依存症チェックおよび依存症警告処理を含む一連の処理について説明する。なお、図4は、図3のステップS12の処理後のATM管理装置2、被管理ATM2−1、および、提携銀行サーバ3−1が実行するフローチャートの一例である。
ステップS1において、被管理ATM2−1のカード情報読み取り部22は、カードが挿入されたか否かを判断する。ステップS1において、カードが挿入されていないと判断された場合、カードが挿入されたと判断されるまで、ステップS1の処理が繰り返される。ステップS1において、カードが挿入されたと判断された場合、ステップS2において、カード情報読み取り部22は、挿入されたカードがキャッシュカード等の利用可能なカードであるか否かを判断する。
ステップS2において、挿入されたカードがキャッシュカード等の利用可能なカードではないと判断された場合(たとえば、クレジットカードなどの、自己の口座残高に関わらず、引き出し可能なカードである場合は利用可能でないと判断する)、ステップS3において、カード情報読み取り部22は、カードを返却して、処理が終了される。ステップS2において、挿入されたカードがキャッシュカード等の利用可能なカードであると判断された場合、ステップS4において、カード情報読み取り部22は、読み取ったカードの情報を制御部21に供給し、制御部21は、表示部25を制御して、暗証番号の入力を促すための表示画面を表示させる。そして、入力部24は、ユーザの操作により入力された暗証番号を受け付け、制御部21に供給する。制御部21は、公知の暗証番号の確認処理を実行する。
ステップS5において、制御部21は、入力部24から供給されるユーザの操作入力に基づいて、出金処理の操作入力を受けたか否かを判断する。ステップS5において、出金処理以外の操作入力を受けたと判断された場合、処理は、後述するステップS19に進む。ステップS5において、出金処理の操作入力を受けたと判断された場合、ステップS6において、制御部21は、ATM管理装置2に出金処理の操作入力を受けたことを示す信号を送信する。ATM管理装置2の中継部11は、被管理ATM2−1から出金処理の操作入力を受けたことを示す信号の入力を受け、提携銀行サーバ3−1に対して、対応する銀行口座の残高照会を指令する。
ステップS7において、提携銀行サーバ3−1は、対応する銀行口座の残高照会処理を実行し、その結果をATM管理装置2に送信する。なお、上記ステップS7および以下に説明する提携銀行サーバ3−1の各種処理において、対応する銀行口座が他の銀行4や他の銀行5の銀行口座である場合には、他の銀行サーバ4−1や他の銀行サーバ5−1とネットワーク6を介して残高照会処理を実行する。ステップS8において、ATM管理装置2ののめりこみ判定処理部12は、のめりこみ判定処理を実行する。なお、のめりこみ判定処理の詳細は後述の図8のフローチャートで説明する。
ステップS9において、のめりこみ判定処理部12は、のめりこみの疑いがあるか否かを判断する。ステップS9において、のめりこみの疑いがないと判断された場合、処理は、後述するステップS15に進む。ステップS9において、のめりこみの疑いがあると判断された場合、のめりこみ判定処理部12は、のめりこみの疑いがあることを、中継部11を介して被管理ATM2−1に通知する。
ステップS10において、被管理ATM2−1の依存症判定処理部23は、依存症チェック処理を実行する。なお、依存症チェック処理の詳細は、後述の図9のフローチャートで説明する。ステップS11において、依存症判定処理部23は、依存症の疑いがあるか否かを判断する。ステップS11において、依存症の疑いがないと判断された場合、処理は、後述するステップS14に進む。ステップS11において、依存症の疑いがあると判定された場合、ステップS12において、依存症判定処理部23は、依存症警告処理を実行する。なお、依存警告処理については、後述の図11のフローチャートで説明する。
ステップS13において、依存症判定処理部23は、依存症警告処理の結果、依存症ではないと判定されたか否かを判断する。ステップS13において、依存症であると判定された場合、処理は、後述するステップS18に進む。ステップS14において、制御部21は、表示部25を制御して、使いすぎの注意勧告を表示させる。表示部25は、例えば、図5に示されるような、使いすぎの注意勧告を含む表示画面を表示する。ステップS15において、制御部21は、表示部25を制御して、操作メニューを表示させる。表示部25は、例えば、図6に示されるような、出金金額等の入力を促すための表示画面を表示し、入力部24は、ユーザの操作入力を受ける。
ステップS16において、入力部24は、出金金額等の入力を受け付け、制御部21に、ユーザの操作入力に基づいた出金金額の情報を供給する。制御部21は、ATM管理装置2に、出金金額の情報を送信する。ステップS17において、ATM管理装置2の出金制御処理部14は、中継部11を介して供給される出金金額と、利用限度額記憶部15に記憶されている利用金額の限度額を比較して、出金金額は限度額内であるか否かを判断する。出金制御処理部14は、中継部11を介して、被管理ATM2−1にその結果を通知する。
ステップS18において、被管理ATM2−1の制御部21は、表示部25を制御して、出金不可であることを通知するための表示画面を表示させる。表示部25は、例えば、図7に示されるように、出金不可の原因をユーザに通知するための文章を含む表示画面を表示するようにしてもよいことは言うまでもない。ステップS19において、被管理ATM2−1は、ATM管理装置2および提携銀行サーバ3−1と情報を授受し、ユーザの操作入力に従った処理を実行する。ステップS20において、ATM管理装置2は、被管理ATM2−1、および提携銀行サーバ3−1と情報を授受し、ユーザの操作入力に従った処理を実行する。
ステップS21において、提携銀行サーバ3−1は、ATM管理装置2、および、被管理ATM2−1と情報を授受し、ユーザの操作入力に従った処理を実行する。ステップS22において、被管理ATM2−1のカード情報読み取り部22は、ユーザの操作入力に従った処理の終了後、カードを排出する。ステップS23において、ATM管理装置2の出金制御処理部14は、ユーザの利用履歴の内容を利用ログ記憶部13に記憶して、処理が終了される。
このような処理により、ATM管理装置2により管理されていないATM(例えば、図1において説明したATM3−2またはATM4−2など)における利用については制限されることなく、例えば、ショッピングセンターや遊技施設等、特定の環境下においてのみのATMの利用を管理し、使い過ぎなどを防止することが可能となる。
(のめりこみ判定処理1)
次に、のめりこみ判定処理1について説明する。図8は、図3のステップS8において実行されるのめりこみ判定処理1を示すフローチャートである。
ステップS41において、のめりこみ判定処理部12は、中継部11を介して供給された情報に基づいて、挿入されたカードに対応する利用履歴を利用ログ記憶部13から読み込む。ステップS42において、のめりこみ判定処理部12は、利用限度額記憶部15に記憶されている挿入されたカードの利用限度額を読み込む。
ステップS43において、のめりこみ判定処理部12は、ATM管理装置2により管理されている被管理ATM2−1を利用して引き落としを頻繁に行っていたり、引き落とし金額の合計が多額となっているなど、何らかの出費にのめりこんでいる状態が疑われるか否かを判断するために、カードの利用が所定の条件に合致しているかを判断する。所定の条件とは、例えば、ATM管理装置2により管理されているすべての被管理ATM2−1の一定期間内の利用回数の合計が所定の回数以上であったり、一定期間内の利用額の合計が所定の金額以上であったり、一定期間内の利用回数や利用額の合計が急激に増加しているなどであり、ATM管理装置2により管理されている被管理ATM2−1の設置個所の特性に基づいて、適宜設定可能である。
ステップS43において、カードの利用が所定の条件に合致していると判断された場合、ステップS44において、のめりこみ判定処理部12は、対応するカードの利用者は、何らかの出費に対するのめりこみ状態であると判断し、処理は、図3のステップS9に進む。ステップS43において、カードの利用が所定の条件に合致していないと判断された場合、ステップS45において、のめりこみ判定処理部12は、対応するカードの利用者はのめりこみ状態ではないと判断し、処理は、図3のステップS9に進む。
このような処理により、例えば、ATM管理装置2により管理されている被管理ATM2−1の一定期間内の利用回数の合計が所定の回数以上であったり、一定期間内の利用額の合計が所定の金額以上であったり、一定期間内の利用回数や利用額の合計が急激に増加しているなどの場合、後述する依存症チェック処理に進むことができる。
(依存症チェック処理)
次に、図9のフローチャートを参照して、図3のステップS10において実行される依存症チェック処理について説明する。
ステップS61において、依存症判定処理部23は、例えば、図10に示されるような、依存症チェックのための質問とその回答の選択肢が表示された確認画面を、表示部25を制御して表示させる。表示部25は、依存症判定処理部23の制御に基づいて、依存症チェックのための確認画面を表示する。
ステップS62において、依存症判定処理部23は、入力部24から供給される信号に基づいて、一定時間内にユーザの操作入力を受けたか否かを判断する。ステップS62において、一定時間内にユーザの操作入力を受けなかったと判断された場合、ステップS63において、依存症判定処理部23は、操作入力無しと判断し、処理は、後述するステップS66に進む。ステップS62において、一定時間内にユーザの操作入力を受けたと判断された場合、ステップS64において、依存症判定処理部23は、ユーザの操作入力内容を保持する。
ステップS65において、依存症判定処理部23は、例えば、依存症チェックのための質問が多段階で設定されている場合など、次の確認画面の表示が必要であるか否かを判断する。ステップS65において、次の確認画面の表示が必要であると判断された場合、処理は、ステップS61に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS66において、依存症判定処理部23は、このカードの利用者の、依存症の疑いの有無を判断して、処理は、図3のステップS11に進む。依存症判定処理部23は、例えば、ステップS62において、一定時間内にユーザの操作入力を受けなかったと判断された場合、依存症の疑いがあると判断する。また、依存症判定処理部23は、ステップS62において、一定時間内にユーザの操作入力を受けたと判断された場合、その操作入力内容に基づいて、依存症の疑いの有無を判断する。
このような処理により、依存症の可能性が高い利用者のみ、後述する依存症警告処理に進むようにすることができる。
(依存症警告処理)
次に、図11のフローチャートを参照して、図3のステップS12において実行される依存症警告処理について説明する。
ステップS81において、依存症判定処理部23は、表示部25を制御して、例えば、図12に示されるように、インターフォン26を用いてコールセンター27に問い合わせを指示する表示画面を表示させる。ステップS81の処理によって表示された表示画面を確認したユーザが、その指示に従ってコールセンター27に問い合わせた場合、コールセンター27から被管理ATM2−1に対して問い合わせ有の通知が送信される。
ステップS82において、依存症判定処理部23は、一定期間内にコールセンター27から問い合わせ有の通知が送信されたか否かを判断する。ステップS82において、一定期間内にコールセンター27から問い合わせ有の通知が送信されたと判断された場合、コールセンター27のオペレータとユーザ間で、依存症に関する質問、確認、または、注意喚起等が行われ、オペレータによって依存症の疑いの有無の最終的な判断結果が被管理ATM2−1に送信される。そして、ステップS83において、依存症判定処理部23は、コールセンター27から送信された依存症の疑いの有無の最終的な判断結果を保持し、処理は、図4のステップS13に戻る。
ステップS82において、一定期間内にコールセンター27から問い合わせ有の通知が送信されなかったと判断された場合、ステップS84において、依存症判定処理部23は、コールセンター27への問い合わせ無し、すなわち、依存症の疑いなしではないと判断し、処理は、図4のステップS13に戻る。
このような処理により、オペレータとの会話によって依存症の可能性の有無が判定されるので、所定の場所に設置されているATMにおける出金の増加を効果的に抑制することが可能となる。
(自分自身で被管理ATMにおける合計のカードの使用限度額及び利用の制御ができる実施例)
被管理ATMを利用するユーザが、自分自身で、ATM管理装置により管理されているすべての被管理ATMにおける合計のカードの使用限度額を減額設定したり、ATM管理装置により管理されているすべての被管理ATMにおけるカードの使用を停止するように設定することができるようにしてもよい。図13は、被管理ATM42における合計のカードの使用限度額の変更、利用停止について設定が可能なATM管理装置41および被管理ATM42の機能を示す図である。なお、図2における場合と対応する部分については、同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
この場合、ATM管理装置41により管理されていないATM(例えば、図1において説明したATM3または4など)においては、設定されたカードの使用限度額は反映されない。また、ATM管理装置41により管理されているすべての被管理ATM42におけるカードの使用を停止した場合においても、ATM管理装置41により管理されていないATM(例えば、図1において説明したATM3または4など)においては、カードを使用することが可能である。すなわち、ユーザは、ATM管理装置41により管理されている被管理ATM42おける使用条件のみを、他のATMにおける使用条件と独立して設定することが可能である。
すなわち、ATM管理装置41により管理されているすべての被管理ATM42における合計のカードの使用限度額を設定したり、ATM管理装置41により管理されているすべての被管理ATM42におけるカードの使用を停止するように設定することができるATM管理装置41は、図2を用いて説明したATM管理装置2が有している機能に加えて、新たに、カード付随情報設定処理部51とカード設定情報記憶部52の機能を有するものである。
また、この場合における被管理ATM42は、制御部53が備えられている以外は、図2を用いて説明した被管理ATM2−1と同様の機能を有するものである。
ATM管理装置41のカード付随情報設定処理部51は、中継部11を介して、被管理ATM42から供給される信号に基づいて、利用限度額記憶部51に記憶されているカードの利用限度額、および、カード設定情報記憶部52に記憶されている、カードごとの設定情報を更新する。
カード設定情報記憶部52は、ATM管理装置41により管理されているすべての被管理ATM42におけるカードの使用が可能か不可であるかの情報を記憶する。被管理ATM42の制御部53は、図2を用いて説明した制御部21の機能に加えて、新たに、ATM管理装置41により管理されているすべての被管理ATM42における合計のカードの使用限度額を設定したり、ATM管理装置41により管理されているすべての被管理ATM42におけるカードの使用を停止するように設定するための表示制御や、それらの処理に必要な情報の授受をATM管理装置41との間で実行する機能を有する。
(すべての被管理ATMにおける合計のカードの使用限度額、および、カードの使用の停止を設定する処理)
次に、図14を参照して、ATM管理装置41、および、被管理ATM42が実行する合計のカードの使用限度額、および、カードの使用の停止を設定する処理を示すフローチャートの一例である。なお、ステップS101〜ステップS104において、図3を用いて説明した、ステップS1〜ステップS4と同様の処理が実行される。
ステップS105において、被管理ATM42の制御部53は、表示部25を制御して、例えば、図15に示されるようなメニュー選択画面を表示させ、入力部24から供給される信号に基づいて、限度額変更の操作入力を受けたか否かを判断する。ステップS105において、限度額変更の操作入力を受けていないと判断された場合、処理は、後述するステップS108に進む。
ステップS106において、制御部53は、表示部25を制御して、例えば、図16に示されるような、利用限度額の変更後の値の入力を促すような表示画面を表示させ、入力部24から供給された信号に基づいて、ユーザにより設定された新しい使用限度額の情報を、ATM管理装置41に送信する。
ステップS107において、ATM管理装置41のカード付随情報設定処理部51は、利用限度額記憶部15に記憶されている利用限度額の情報を更新する。ステップS108において、被管理ATM42の制御部53は、入力部24から供給される信号に基づいて、利用停止申込みの操作入力を受けたか否かを判断する。ステップS108において、利用停止申込みの操作入力を受けていないと判断された場合、処理は、後述するステップS111に進む。
ステップS108において、利用停止申込みの操作入力を受けたと判断された場合、ステップS109において、制御部53は、表示部25を制御して、例えば、図17に示されるような、利用停止処理の実行の確認を促すような表示画面を表示させ、入力部24から供給された信号に基づいて、利用停止に関する情報を、ATM管理装置41に送信する。
ステップS110において、ATM管理装置41のカード付随情報設定処理部51は、カード設定情報記憶部52に記憶されている利用可・不可の情報を更新する。
ステップS111において、被管理ATM42の制御部53は、入力部24から供給される信号に基づいて、その他の操作入力を受けたか否かを判断する。ステップS111において、その他の操作入力を受けていないと判断された場合、処理が終了される。
ステップS111において、その他の操作入力を受けたと判断された場合、ステップS112において、制御部53は、ATM管理装置41と情報を授受し、ユーザの操作入力に従った処理を実行する。ステップS113において、ATM管理装置41は、被管理ATM42と情報を授受し、ユーザの操作入力に従った処理を実行する。
このような処理により、利用者は、自分自身で、被管理ATM42が設置されている場所における出金を抑制するための設定を行うことが可能となる。なお、この場合においても、ATM管理装置41により管理されていないATM(例えば、図1において説明したATM3または4など)における利用についてはATM管理装置41により制限されることはない。
なお、利用上限額が設定されたカードや利用停止申込みを受けたカードを用いて被管理ATM42が操作された場合の処理は、図3および図4を用いて説明した場合と基本的に同様である。また、上述した処理により利用限度額が設定されたカードや利用停止申込みを受けたカードに対して、利用者が直後に設定変更を行い、変更前の設定に戻してしまう事は、のめり込み防止の観点で適切でないため、例えば、1週間などの一定の期間を経過するまでは利用限度額を緩和する再変更、または、カードの再利用設定を受け付けないようにすることが好ましい。
その場合、ATM管理装置41のカード付随情報設定処理部51は、ステップS107において、利用限度額記憶部15に記憶されている利用限度額の情報を更新する場合、および、ステップS110において、カード設定情報記憶部52に記憶されている利用可・不可の情報を更新する場合に、その設定日時を合わせて記憶するとともに、前回の設定変更日時に対して、例えば、1週間などの一定の期間を経過するまでは、利用限度額を緩和する再変更、または、カードの再利用設定を受け付けないような処理を実行すればよい。
(複数のカードでののめりこみや依存のチェック、利用限度額の設定)
また、ユーザが自分自身で複数のカードを登録することにより、登録された複数カードの利用状況に基づいて、のめりこみや依存のチェックや、利用限度額の設定などを行うことができるようにすることも可能である。図18は、ユーザが自分自身で複数のカードを登録することにより、登録された複数カードを統合管理し、それらすべてのカードの利用状況に基づいて、のめりこみや依存のチェックや、利用限度額の設定などを行うことができるATM管理装置61および被管理ATM62−1の機能構成を示す図である。なお、図2または図13における場合と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
すなわち、図18のATM管理装置61は、カード付随情報設定処理部71、カード設定情報記憶部72、のめりこみ判定処理部73の機能を有する以外は、基本的に、図13を用いて説明したATM管理装置41と同等の機能を有するものである。また、被管理ATM62−1は、制御部74が備えられている以外は、基本的に、図2を用いて説明した被管理ATM2−1と同等の機能を有するものである。
ATM管理装置61のカード付随情報設定処理部71は、中継部11を介して供給される信号に基づいて、カード設定情報記憶部72に統合管理される複数カードの情報を記憶または更新する。カード設定情報記憶部72は、統合管理される複数カードの情報を記憶する。のめりこみ判定処理部73は、カード設定情報記憶部72に記憶されている統合管理される複数カードの情報を参照し、中継部11を介して供給される信号に基づいて、複数カードの統合が登録されている場合は、それらすべてのカードに関して、利用ログ記憶部13に記憶されている利用ログ、および、利用限度額記憶部15に記憶されている利用限度額の情報を読み込んで、のめりこみ判定の処理を実行する。
被管理ATM62−1の制御部74は、図2を用いて説明した制御部21の機能に加えて、新たに、複数カードの統合の登録を設定するための表示制御や、それらの処理に必要な情報の授受をATM管理装置61との間で実行する機能を有する。
(複数カードの統合処理の登録)
次に、図19を参照して、ユーザが複数のカードの統合処理を登録する場合に、被管理ATM62−1とATM管理装置61が実行する処理について説明する。なお、ステップS131〜ステップS134において、図3を用いて説明した、ステップS1〜ステップS4と同様の処理が実行される。
ステップS135において、被管理ATM62−1の制御部74は、表示部25を制御して、複数番号の統合管理申込みを選択することが可能なメニュー選択画面を表示させ、入力部24から供給される信号に基づいて、複数カードの統合管理申込みの操作入力を受けたか否かを判断する。ステップS135において、複数カードの統合管理申込みの操作入力を受けていないと判断された場合、処理は、後述するステップS141に進む。
ステップS136において、制御部74は、表示部25を制御して、統合するカードの固有情報の入力を促す表示画面を表示させる。ステップS137において、制御部74は、入力されたカードの固有情報を取得する。なお、このステップS136およびステップS137において、被管理ATM62−1が、カードの挿入が一度に2枚以上可能である場合には以下のような処理としてもよい。すなわち、ステップS136において制御部74は、表示部25を制御して、統合するカードの挿入を促す表示画面を表示させる。ステップS137において、制御部74は、カード情報読み取り部22を制御して、挿入されたカードの固有情報を取得する。
ステップS138において、制御部74は、入力部24から供給される信号に基づいて、統合管理されるすべてのカードの固有情報が取得されたか否かを判断する。ステップS138において、統合管理されるすべてのカードの固有情報が取得されていないと判断された場合、処理は、ステップS136に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS138において、統合管理されるすべてのカードの固有情報が取得されたと判断された場合、ステップS139において、制御部74は、統合管理されるすべてのカードの固有情報を、ATM管理装置61に送信する。
ステップS140において、ATM管理装置61のカード付随情報設定処理部71は、カード設定情報記憶部72に、中継部11を介して供給された、統合管理されるすべてのカードの固有情報を関連つけて記憶する。
ステップS141において、被管理ATM62−1の制御部74は、入力部24から供給される信号に基づいて、その他の操作入力を受けたか否かを判断する。ステップS141において、その他の操作入力を受けていないと判断された場合、処理が終了される。ステップS141において、その他の操作入力を受けたと判断された場合、ステップS142において、制御部74は、ATM管理装置61と情報を授受し、ユーザの操作入力に従った処理を実行する。ステップS143において、ATM管理装置61は、被管理ATM62−1と情報を授受し、ユーザの操作入力に従った処理を実行する。
このような処理により、利用者は、複数のカードをひも付けて登録することができ、被管理ATM62−1において利用される複数のカードの利用を統合して管理することが可能となる。なお、被管理ATM62−1が出金のために操作された場合の処理は、図3および図4を用いて説明した場合と基本的に同様であるが、図3のステップS8において実行される処理においては、使用されたカードが統合管理されているか否かが判断されて、統合管理されているカードが使用されていた場合、それらすべてのカードの利用状況に基づいて、のめりこみ判定処理が実行され、その結果に基づいて、依存症チェック処理および依存症警告処理が実行される。
(のめりこみ判定処理2)
次に、図20のフローチャートを参照して、登録された複数カードを統合管理することができる場合において図3のステップS8において実行されるのめりこみ判定処理2について説明する。
ステップS161において、のめりこみ判定処理部73は、中継部11を介して供給された情報に基づいて、カード設定情報記憶部72を参照し、挿入されたカードにそのカードと統合管理されているカードがあるか否かを検出する。挿入されたカードに統合管理されているカードがある場合、のめりこみ判定処理部73は、挿入されたカード、および、そのカードと統合管理されているカードに対応する利用履歴を利用ログ記憶部13から読み込む。挿入されたカードに統合管理されているカードがない場合、のめりこみ判定処理部73は、挿入されているカードのみの利用履歴を利用ログ記憶部13から読み込む。
ステップS162において、のめりこみ判定処理部73は、利用限度額記憶部15に記憶されている挿入されたカード、および、そのカードと統合管理されているカードの利用限度額を読み込む。挿入されたカードに統括管理されているカードがない場合、のめりこみ判定処理部73は、挿入されているカードのみの利用限度額を読み込む。
ステップS163において、のめりこみ判定処理部73は、ATM管理装置61により管理されている被管理ATM62−1を利用して、統括管理されているカードのいずれかを用いて引き落としを頻繁に行っていたり、統括管理されているカードを用いた引き落とし金額の合計が多額となっているなど、何らかの出費にのめりこんでいる状態が疑われるか否かを判断するために、カードの利用が所定の条件に合致しているかを判断する。
ステップS163において、カードの利用が所定の条件に合致していると判断された場合、ステップS164において、のめりこみ判定処理部73は、対応するカードの利用者は、何らかの出費に対するのめりこみ状態であると判断し、処理は、図3のステップS9に進む。ステップS163において、カードの利用が所定の条件に合致していないと判断された場合、ステップS165において、のめりこみ判定処理部73は、対応するカードの利用者はのめりこみ状態ではないと判断し、処理は、図3のステップS9に進む。
このような処理により、被管理ATM62−1において利用される複数のカードの利用の合計などに基づいて、使い過ぎを抑制するための管理を実行することが可能となる。
(複数グループ内での利用履歴及び利用限度額に基づくのめりこみや依存症判定に関する実施例)
また、ATM管理装置により管理されている被管理ATMを複数のグループに分けて、それぞれのグループ内での利用履歴や利用限度額に基づいて、のめりこみや依存症の判定を行うことができるようにしてもよい。このようにした場合、例えば、ショッピングセンターに設置されている被管理ATMの利用と、遊技施設等に設置されている被管理ATMの利用とをそれぞれ個別に管理することができる。なお、この場合においても、ATM管理装置により管理されていないATM(例えば、図1において説明したATM3または4など)における利用についてはATM管理装置により制限されることはない。
図21を参照して、ATM管理装置により管理されている被管理ATMを複数のグループに分けて、例えば、グループごとにコードなどの区別可能な情報を付けて管理することにより、それぞれのグループ内での利用履歴や利用限度額に基づいて、のめりこみや依存症の判定を行うことができるようにした場合のATM管理装置81および被管理ATM82−1について説明する。なお、図2または図13における場合と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
すなわち、図21のATM管理装置81は、のめりこみ判定処理部91、出金制御処理部92、利用ログ記憶部93、利用限度額記憶部94の機能を有する以外は、基本的に、図13を用いて説明したATM管理装置41と同等の機能を有するものである。また、被管理ATM82−1は、制御部95が備えられている以外は、基本的に、図2を用いて説明した被管理ATM2−1と同等の機能を有するものである。
ATM管理装置81ののめりこみ判定処理部91は、中継部11を介して供給される信号に基づいて、被管理ATM82−1の利用者が、同一のコードが対応付けられた被管理ATM82−1を利用して引き落としを頻繁に行っていたり、引き落とし金額が多額となっているなど、何らかの出費にのめりこんでいる状態が疑われるか否かを判断する。
出金制御処理部92は、のめりこみ判定処理部91、または、被管理ATM82−1の依存症判定処理部23の処理により、被管理ATM83の利用者の出金(現金引き落とし)が許可された場合、あらかじめ利用限度額記憶部94に記憶されている同一のコードが対応付けられた被管理ATM82−1の利用限度額以下であるか否かを判断し、利用限度額以下である場合、中継部11を介して、提携銀行サーバ3−1と情報を授受し、出金処理を実行する。また、出金制御処理部92は、ユーザの利用履歴を、被管理ATM82−1に対応付けられたコードとともに、利用ログ記憶部93に記憶させる。利用ログ記憶部93は、被管理ATM82−1の利用者の利用履歴を、被管理ATM82−1に対応付けられたコードとともに、例えば、銀行口座番号等の固有情報ごとに記憶する。利用限度額記憶部94は、例えば、被管理ATM82−1に対応付けられたコードとともに、銀行口座番号等の固有情報ごとに、利用限度額の情報を記憶する。
なお、被管理ATM82−1の制御部95は、図2を用いて説明した制御部21の機能と同様である。
(複数グループ内での利用履歴及び利用限度額に基づくのめりこみや依存症判定に関する処理)
次に、図22および図23のフローチャートを参照して、ATM管理装置により管理されている被管理ATM82−1を複数のグループに分けて、それぞれのグループ内での利用履歴や利用限度額に基づいて、のめりこみや依存症の判定を行うことができるようにした場合のATM管理装置81、被管理ATM82−1、および、提携銀行サーバ3−1が実行する処理について説明する。なお、ステップS181〜ステップS187において、図3を用いて説明したステップS1〜ステップS7と同様の処理が実行される。ステップS188において、図24を用いて後述するのめりこみ判定処理3が実行される。ステップS189〜ステップS195において、図3および図4を用いて説明したステップS9〜ステップS15と同様の処理が実行される。
ステップS196において、入力部24は、出金金額等の入力を受け付け、制御部95に、ユーザの操作入力に基づいた出金金額の情報を供給する。制御部95は、ATM管理装置81に出金金額の情報を送信する。
ステップS197およびステップS198において、図4を用いて説明したステップS17およびステップS18と同様の処理が実行される。ステップS185において、出金処理以外の操作入力を受けたと判断された場合、または、ステップS197において、出金金額は限度額内であると判断された場合、ステップS199において、被管理ATM82−1は、ATM管理装置81および提携銀行サーバ3−1と情報を授受し、ユーザの操作入力に従った処理を実行する。
ステップS200〜ステップS202において、図4を用いて説明したステップS20〜ステップS22と同様の処理が実行される。ステップS203において、ATM管理装置81の出金制御処理部92は、ユーザの利用履歴の内容を、利用された被管理ATM82−1に対応するコードとともに、利用ログ記憶部93に記憶して、処理が終了される。
このような処理により、ATM管理装置81により管理されている被管理ATM82−1を複数のグループに分けて、例えば、グループごとにコードなどの区別可能な情報を付けて管理することにより、それぞれのグループ内での利用履歴や利用限度額に基づいて、のめりこみや依存症の判定を行うことができるので、ATM管理装置81を増設することなく、被管理ATM82−1の設置場所に即したユーザへのより細やかな対応が可能となる。
(のめりこみ判定処理3)
次に、図24のフローチャートを参照して、図22のステップS188において実行されるのめりこみ判定処理3について説明する。
ステップS211において、のめりこみ判定処理部91は、中継部11を介して供給された情報に基づいて、挿入されたカードの、対応するコードがつけられた被管理ATM82−1における利用履歴を利用ログ記憶部93から読み込む。ステップS212において、のめりこみ判定処理部91は、利用限度額記憶部94に記憶されている挿入されたカードの、対応するコードがつけられた被管理ATM82−1における利用限度額を読み込む。
ステップS213において、のめりこみ判定処理部91は、ATM管理装置81により管理されている、同一のコードがつけられた被管理ATM82−1を利用して引き落としを頻繁に行っていたり、同一のコードがつけられた被管理ATM82−1を利用した引き落とし金額の合計が多額となっているなど、何らかの出費にのめりこんでいる状態が疑われるか否かを判断するために、カードの利用が所定の条件に合致しているかを判断する。
所定の条件とは、例えば、ATM管理装置81により管理されている被管理ATM82−1のうち、同一グループとして同一のコードが対応付けられた被管理ATM82−1の一定期間内の利用回数の合計が所定の回数以上であったり、一定期間内の利用額の合計が所定の金額以上であったり、一定期間内の利用回数や利用額の合計が急激に増加しているなど、ATM管理装置81により管理されている被管理ATM82−1のそれぞれのグループにおける設置個所の特性に基づいて、適宜設定可能である。
ステップS213において、カードの利用が所定の条件に合致していると判断された場合、ステップS214において、のめりこみ判定処理部91は、対応するカードの利用者は、何らかの出費に対するのめりこみ状態であると判断し、処理は、図22のステップS189に進む。
ステップS213において、カードの利用が所定の条件に合致していないと判断された場合、ステップS215において、のめりこみ判定処理部91は、対応するカードの利用者はのめりこみ状態ではないと判断し、処理は、図22のステップS189に進む。
このような処理により、被管理ATM82−1の設置場所に即したさらに細かいのめりこみの判定が可能となる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。たとえば、上述の実施の形態では、異なる2以上のカードが利用可能である、遊技場やショッピングセンターに設置されるATM2−1を例として説明したが、銀行自身が管理しているATMであっても、2以上のカードが利用できるものであれば、本発明を適用可能である。たとえば、他の銀行4が管理するATM4−2〜4−cであっても、一部のATM(たとえば、ある遊技場の近辺に位置する銀行4の出張所に設置されているATM4−3のみ)に対して使用限度額、利用停止等の制御を行うようにしてもよい。その場合、他の銀行サーバ4−1がATM管理装置2の機能を有するように構成すればよい。これにより、遊技場内やショッピングセンター内に設置される被管理ATM2−1だけでなく、遊技場内やショッピングセンター近辺にある銀行4の出張所に設置されているATM4−3に対してものめり込み判定や使用限度額、利用停止等の制御を行うことが可能となる。
また、上述した実施形態では、ATMにおいてキャッシュカードの利用を前提としているが、現金を引き出すことができるものであれば、キャッシュカード以外のその他のカード(たとえば、クレジットカード)であってもよい。また、図3のS2、図14のS102、図19のS132、図22のS182において、使いすぎ防止の観点からキャッシュカード等でないものは利用できないものとして返却する処理をしているが、これらの処理は必須ではなく、キャッシュカード等でない、たとえばクレジットカードであってもATMを利用できるようにしてもよい。
1…情報送受信システム、 2…ATM管理装置、 2−1〜2−a…被管理ATM、3−1…提携銀行サーバ、3−2〜3−b…提携銀行のATM、4…他の銀行、4−1…他の銀行サーバ、4−2〜4−c…他の銀行のATM、5…他の銀行、5−1…他の銀行サーバ、5−2〜5−d…他の銀行のATM、6…ネットワーク、 11…中継部、 12…のめりこみ判定処理部、 13…利用ログ記憶部、 14…出金制御処理部、 15利用限度額記憶部、 21…制御部、 22…カード情報読み取り部、 23…依存症判定処理、 24…入力部、 25…表示部、 26…インターフォン、 41…ATM管理装置、 42−2…被管理ATM、 51…カード付随情報設定処理部、 52…カード設定情報記憶部、 53…制御部、 61…ATM管理装置、 62−1…被管理ATM、 71…カード付随情報設定処理部、 72…カード設定情報記憶部、 73…のめりこみ判定処理部、 74…制御部、 81…ATM管理装置、 82−2…被管理ATM、 91…のめりこみ判定処理部、 92…出金制御処理部、 93…利用ログ記憶部、 94…利用限度額記憶部、 95…制御部

Claims (11)

  1. 少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機と所定のネットワークで接続される情報処理装置において、
    少なくとも1つの前記現金自動預け払い機と情報を授受する情報授受手段と、
    前記情報授受手段により受信された前記現金自動預け払い機の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶する利用履歴記憶手段と、
    前記情報授受手段により、前記現金自動預け払い機の前記利用者が前記カードを用いて現金の引き出しを行うための操作を行ったことを示す信号が受信された場合、前記利用履歴記憶手段により記憶されている前記所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記情報授受手段は、前記判定手段による判定結果を前記現金自動預け払い機に送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記所定の固有情報ごとに、前記現金自動預け払い機の使用に関する情報を記憶する使用情報記憶手段と、
    前記情報授受手段により受信された情報に基づいて、前記使用情報記憶手段により記憶されている前記現金自動預け払い機の使用に関する情報を変更する変更手段とを備え、
    前記判定手段は、前記利用履歴記憶手段により記憶されている前記利用履歴に加えて、前記使用情報記憶手段により記憶されている前記現金自動預け払い機の使用に関する情報に基づいて使い過ぎか否かを判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記現金自動預け払い機の使用に関する情報は、利用限度額、または前記現金自動預け払い機の利用可否を示す情報である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記使用情報記憶手段は、複数の前記カードを用いた利用を統合管理するための情報が前記情報授受手段により受信された場合、複数の前記カードに対応する前記所定の固有情報を統合管理するための情報を記憶し、
    前記判定手段は、前記使用情報記憶手段により記憶されている複数の前記所定の固有情報を統合管理するための情報に基づいて、前記利用履歴記憶手段により記憶されている前記利用履歴のうちの統合管理されている複数の前記所定の固有情報に対応する全ての前記前記利用履歴を参照し、使い過ぎか否かを判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機と所定のネットワークで接続され、情報授受手段、利用履歴記憶手段、判定手段を有する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記情報授受手段が、少なくとも1つの前記現金自動預け払い機と情報を授受する情報授受ステップと、
    前記利用履歴記憶手段が、前記情報授受手段により受信された前記現金自動預け払い機の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶する利用履歴記憶ステップと、
    前記判定手段が、前記情報授受ステップで前記信号が受信された場合に、前記利用履歴記憶ステップで記憶された前記所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定する判定ステップと、
    前記情報授受手段が、前記判定ステップによる判定結果を前記現金自動預け払い機に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機と所定のネットワークで接続される情報処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを
    少なくとも1つの前記現金自動預け払い機と情報を授受する情報授受手段と、
    前記情報授受手段により受信された前記現金自動預け払い機の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶する利用履歴記憶手段と、
    前記情報授受手段により、前記現金自動預け払い機の前記利用者が前記カードを用いて現金の引き出しを行うための操作を行ったことを示す信号が受信された場合、前記利用履歴記憶手段により記憶されている前記所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定する判定手段として機能させ、
    前記情報授受手段は、前記判定手段による判定結果を前記現金自動預け払い機に送信することを特徴とするプログラム。
  7. 少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機において、
    少なくとも1つの前記現金自動預け払い機における利用履歴を記憶するとともに前記利用履歴に基づいて使い過ぎの可能性があるか否かを判定する処理を実行する情報処理装置との間で情報を授受する情報授受手段と、
    情報を表示する表示手段と、
    利用者の操作入力を受ける入力手段と、
    前記入力手段により、前記利用者がカードを用いて現金の引き出しを指令したとき、前記情報授受手段により前記情報処理装置に送信された前記カードに対応する固有情報に基づいて、前記情報処理装置が前記固有情報に対応する前記利用者が使いすぎの可能性があると判定し、前記情報授受手段により、前記利用者が使いすぎの可能性があることを示す情報が受信された場合、前記表示手段を制御して、前記利用者に対する質問を表示させ、前記入力手段による操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする現金自動預け払い機。
  8. 請求項7に記載の現金自動預け払い機において、
    所定のコールセンターと通話するための通話手段を備え、
    前記判定手段は、前記利用者が依存性の可能性があると判定した場合、前記表示手段を制御して、前記利用者に対して、前記通話手段を用いて前記所定のコールセンターに連絡することを促す表示画面を表示させ、前記所定のコールセンターから前記利用者が依存症の可能性がないことを示す情報が供給されなかった場合、前記利用者による現金の引き出し操作に応じない
    ことを特徴とする現金自動預け払い機。
  9. 少なくとも1つの現金自動預け払い機における利用履歴を記憶するとともに前記利用履歴に基づいて使い過ぎの可能性があるか否かを判定する処理を実行する情報処理装置と接続され、少なくとも2以上のカードを利用可能で、情報授受手段、表示手段、入力手段、判定手段、通話手段を有する現金自動預け払い機の情報処理方法において、
    前記入力手段が、利用者により、カードを利用した現金の引き出しの操作入力を受ける入力ステップと、
    前記情報授受手段が、前記情報処理装置に、前記カードに対応する固有情報とともに、現金の引き出しの操作入力を受けたことを示す信号を送信する送信ステップと、
    前記情報授受手段が、前記情報処理装置が前記固有情報に対応する前記利用者が使いすぎの可能性があると判定したことを示す情報を受信する受信ステップと、
    前記表示手段が、依存症を判定するための前記利用者に対する質問の表示を制御する表示制御ステップと、
    前記判定手段が、前記表示制御ステップの処理により表示された前記質問に対する前記利用者の操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判定する判定ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 少なくとも1つの現金自動預け払い機における利用履歴を記憶するとともに前記利用履歴に基づいて使い過ぎの可能性があるか否かを判定する処理を実行する情報処理装置と接続され、少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを
    利用者により、カードを利用した現金の引き出しの操作入力を受ける入力受付手段と、
    前記情報処理装置に、前記カードに対応する固有情報とともに、現金の引き出しの操作入力を受けたことを示す信号を送信する送信手段と、
    前記情報処理装置が前記固有情報に対応する前記利用者が使いすぎの可能性があると判定したことを示す情報を受信する受信手段と、
    依存症を判定するための前記利用者に対する質問の表示を制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段の処理により表示された前記質問に対する前記利用者の操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判定する判定手段
    として機能させるためのプログラム。
  11. 少なくとも2以上のカードを利用可能な現金自動預け払い機と、少なくとも1つの前記現金自動払機および少なくとも1つの前記銀行サーバと所定のネットワークで接続される情報処理装置とを含む現金自動預け払い機管理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記銀行サーバ、および、前記現金自動預け払い機と情報を授受する第1の情報授受手段と、
    前記第1の情報授受手段により受信された前記現金自動預け払い機の利用履歴を、利用者が保有するカードに対応付けられる所定の固有情報とともに記憶する利用履歴記憶手段と、
    前記第1の情報授受手段により、前記現金自動預け払い機の前記利用者が前記カードを用いて現金の引き出しを行うための操作を行ったことを示す信号が受信された場合、前記利用履歴記憶手段により記憶されている前記所定の固有情報に対応する利用履歴を参照し、使い過ぎであることを判定するための所定の条件との比較を行うことにより、使い過ぎの可能性があるか否かを判定する第1の判定手段と
    を備え、
    前記第1の情報授受手段は、前記第1の判定手段による判定結果を前記現金自動預け払い機に送信し、
    前記現金自動預け払い機は、
    前記情報処理装置と情報を授受する第2の情報授受手段と、
    情報を表示する表示手段と、
    利用者の操作入力を受ける入力手段と、
    前記第2の情報授受手段により、前記入力手段により操作入力を行っている前記利用者が使いすぎの可能性があることを示す情報が受信された場合、前記表示手段を制御して、前記利用者に対する質問を表示させ、前記入力手段による操作入力に基づいて、依存症の可能性の有無を判定する第2の判定手段と
    を備えることを特徴とする現金自動預け払い機管理システム。


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