JP2018045418A - 自動取引装置、通信端末、自動取引システム及びプログラム - Google Patents

自動取引装置、通信端末、自動取引システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザとの取引状況及び取引結果を常にホストコンピュータ側が把握可能な自動取引装置、通信端末、自動取引システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】自動取引装置は、ホストコンピュータに接続され得る通信端末によって生成されて通信端末のユーザとの取引内容を含む取引データを受付ける取引データ受付部と、取引データ受付部によって受付けられた取引データに基づいてユーザとの取引を実行する取引実行部と、取引実行部によって実行された少なくとも1のユーザとの取引の結果を、取引データ受付部が取引データを受付けた通信端末を介してホストコンピュータに送信する取引結果送信部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動取引装置、通信端末、自動取引システム及びプログラムに関する。
従来から、顧客が金融機関の窓口に出向くことなく入出金や振込処理を行うことが可能な自動取引システムが広く普及している。自動取引システムは、例えば、顧客が操作して入出金などを行う自動取引装置と、顧客の口座に関する情報が格納されたホストコンピュータとを含む。また、近年においては、他の自動取引システムの形態としてインターネットを用いたインターネットバンキングが普及している。例えば、特許文献1には、ATMが利用者の携帯電話を介してホスト装置と通信し、取引可否の認証要求の送信及び認証結果の受信を行う取引処理システムが開示されている。
特開2013-117849号公報
上記したように、自動取引装置の普及によって、ユーザは、例えば金融機関の口座への入出金を容易に行うことができるようになった。しかし、金融機関との取引は、その重要性から、より利便性が高まること、また、より安全性が高まることが求められ続けている。
例えば、取引の利便性を高めることを考慮すると、自動取引装置が低コストで製造され、より多くの装置がユーザの身近な場所に提供されることが好ましい。また、取引の安全性を考慮すると、例えば装置の操作の盗み見が防止されることやハッキングが防止されることが好ましい。
さらに、例えば自動取引装置に突発的な通信遮断が生じた場合など、ホストコンピュータは、ユーザとの取引状況や装置の状態など、自動取引装置とユーザとの間で現実に起こっている状況が把握できなくなる場合がある。ユーザとの取引の安全性を考慮すると、ユーザとの取引状況及び装置の状態を常にホストコンピュータ側が把握することが可能であることが好ましい。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、ユーザとの取引状況及び取引結果を常にホストコンピュータ側が把握可能な自動取引装置、通信端末、自動取引システム及びプログラムを提供することを目的としている。また、本発明は、装置の稼働状況を常にホストコンピュータ側が把握可能な自動取引装置、通信端末、自動取引システム及びプログラムを提供することを目的としている。また、本発明は、低コストで高い取引安全性が確保された自動取引装置、通信端末、自動取引システム及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明による自動取引装置は、ホストコンピュータに接続され得る通信端末によって生成されて通信端末のユーザとの取引内容を含む取引データを受付ける取引データ受付部と、取引データ受付部によって受付けられた取引データに基づいてユーザとの取引を実行する取引実行部と、取引実行部によって実行された少なくとも1のユーザとの取引の結果を、取引データ受付部が取引データを受付けた通信端末を介してホストコンピュータに送信する取引結果送信部と、を有することを特徴としている。
また、本発明による通信端末は、携帯可能な通信端末であって、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、取引データ生成部が生成した取引データを自動取引装置に出力し、取引データに基づいて自動取引装置にユーザとの取引を実行させるインターフェースと、電話網を介してホストコンピュータとの通信を行い、自動取引装置の少なくとも1のユーザとの取引の結果をホストコンピュータに送信する電話網通信部と、を有することを特徴としている。
また、本発明による自動取引システムは、ホストコンピュータに接続され得る携帯可能な通信端末及び通信端末に接続され得る自動取引装置を含む自動取引システムであって、通信端末は、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、取引データ生成部が生成した取引データを自動取引装置に出力するインターフェースと、を有し、自動取引装置は、インターフェースを介して取引データを受付ける取引データ受付部と、取引データ受付部によって受付けられた取引データに基づいてユーザとの取引を実行する取引実行部と、取引実行部によって実行された少なくとも1のユーザとの取引の結果を、取引データ受付部が取引データを受付けた通信端末を介してホストコンピュータに送信する取引結果送信部と、を有することを特徴としている。
また、本発明によるプログラムは、通信端末を、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、取引データ生成部が生成した取引データを自動取引装置に出力し、自動取引装置にユーザとの取引を実行させるインターフェースと、電話網を介してホストコンピュータとの通信を行い、自動取引装置の少なくとも1のユーザとの取引の結果をホストコンピュータに送信する電話網通信部と、として動作させることを特徴としている。
また、本発明による自動取引装置は、ホストコンピュータに接続され得る通信端末によって生成されて通信端末のユーザとの取引内容を含む取引データを受付ける取引データ受付部と、取引データ受付部によって受付けられた取引データに基づいてユーザとの取引を実行する取引実行部と、取引データ受付部が取引データを受付けた際の取引実行部の稼働状態を、通信端末を介してホストコンピュータに送信する稼働状態送信部と、を有することを特徴としている。
また、本発明による通信端末は、携帯可能な通信端末であって、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、取引データ生成部が生成した取引データを自動取引装置に出力し、自動取引装置に前記ユーザとの取引を実行させるインターフェースと、電話網を介してホストコンピュータとの通信を行い、インターフェースが取引データを自動取引装置に出力した際の自動取引装置の稼働状態を前記ホストコンピュータに送信する電話網通信部と、を有することを特徴としている。
また、本発明による自動取引システムは、ホストコンピュータに接続され得る携帯可能な通信端末及び通信端末に接続され得る自動取引装置を含む自動取引システムであって、通信端末は、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、取引データ生成部が生成した取引データを自動取引装置に出力するインターフェースと、を有し、自動取引装置は、インターフェースを介して取引データを受付ける取引データ受付部と、取引データ受付部によって受付けられた取引データに基づいてユーザとの取引を実行する取引実行部と、取引データ受付部が取引データを受付けた際の取引実行部の稼働状態を、通信端末を介してホストコンピュータに送信する稼動状態送信部と、を有することを特徴としている。
また、本発明によるプログラムは、通信端末を、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、取引データ生成部が生成した取引データを自動取引装置に出力し、自動取引装置に前記ユーザとの取引を実行させるインターフェースと、電話網を介してホストコンピュータとの通信を行い、インターフェースが取引データを自動取引装置に出力した際の自動取引装置の稼働状態をホストコンピュータに送信する電話網通信部と、として動作させることを特徴としている。
実施例1に係る自動取引システムの構成を示すブロック図である。 実施例1に係る自動取引装置の模式的な斜視図である。 実施例1に係る自動取引システムにおける取引処理フローを示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、実施例1に係る通信端末に出力された取引内容の表示例を示す図である。 実施例1に係る通信端末に出力された取引データの表示例を示す図である。 実施例1に係る自動取引システムにおける取引処理フローを示すフローチャートである。 実施例1に係る自動取引システムにおける取引処理フローを示すフローチャートである。 実施例2に係る自動取引システムの構成を示すブロック図である。 実施例2に係る自動取引システムにおける取引処理フローを示すフローチャートである。 実施例2に係る自動取引装置の稼働状態の通信端末への表示例を示す図である。 実施例2に係る自動取引システムにおける取引処理フローを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、実施例1に係る自動取引システム10の構成を示すブロック図である。自動取引システム10は、顧客の口座に関する情報が格納されたホストコンピュータ20と、インターネットバンキングを提供するインターネットバンキングサーバ30と、ホストコンピュータ20及びインターネットバンキングサーバ30と連携し、ユーザに対して取引アプリケーションを提供するアプリケーションサーバ40とを有する。本実施例においては、ホストコンピュータ20は、顧客の口座情報をデータベースとして記憶する口座情報記憶部21を有する。
本実施例においては、ホストコンピュータ20はインターネットバンキングサーバ30に接続され、インターネットバンキングサーバ30はアプリケーションサーバ40に接続されている。なお、以下においては、アプリケーションサーバ40を連携サーバと称する場合がある。
また、自動取引システム10は、電話網を介してホストコンピュータ20に接続され得る通信端末50と、通信端末50に接続されて少なくとも1のユーザとの取引を行う自動取引装置60とを有する。本実施例においては、通信端末50は、スマートフォンやタブレットなど、携帯可能な通信端末である。また、本実施例においては、自動取引装置60は、ATM(Automated/Automatic Teller Machine)である。
本実施例においては、通信端末50は、電話網を介してアプリケーションサーバ40に接続され、ホストコンピュータ20との通信を行う電話網通信部51を有する。また、通信端末50は、アプリケーションサーバ40との連携を行って、ユーザが自動取引装置60との間で行う取引の内容を含む取引データを生成する取引データ生成部52を有する。取引データ生成部52は、例えばアプリケーションサーバ40からの情報に基づいて取引内容を決定(選択)し、決定された取引情報を示す取引データを生成するアプリケーションプログラムである。取引データ生成部52が生成した取引データは、アプリケーションサーバ40に格納されるとともに、自動取引装置60に供給される。
また、通信端末50は、ユーザとのインターフェースであるインターフェース53を有する。インターフェース53は、例えば、ユーザの入力操作を受付け、取引内容、取引状況及び取引データなどを表示するタッチパネル型のディスプレイ53Aを有する。また、通信端末50は、NFC(Near Field Communication)(登録商標)やブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))などに対応する通信モジュールを含む近距離無線通信部(非接触通信部)54を有する。
自動取引装置60は、通信端末50の取引データ生成部52が生成した取引データを受付ける取引データ受付部61と、取引データ受付部61によって受付けられた取引データに基づいてユーザとの取引を実行する取引実行部62とを有する。取引実行部62は、本実施例においては、紙幣及び硬貨の入出金を行う入出金部である。
例えば、通信端末50の取引データ生成部52は、取引データとしてQRコード(登録商標)などの二次元コードを生成する。そして、生成されたQRコード(登録商標)は、ディスプレイ53Aに表示される。この場合、自動取引装置60の取引データ受付部61は、QRコード(登録商標)リーダ(読取部)である。従って、本実施例においては、インターフェース53は、ユーザインターフェースとして機能する一方、取引データ生成部52が生成した取引データを自動取引装置60に出力するインターフェースとして機能する。
また、自動取引装置60は、取引実行部62によって実行された少なくとも1のユーザとの取引の結果を、通信端末50を介してホストコンピュータ20に送信する取引結果送信部63と、当該結果を取引履歴として保持する取引履歴保持部64とを有する。取引結果送信部63は、取引データ生成部52によって生成された取引データの情報に基づいて、実際に取引が実行されたか、及び正常に取引が完了したかなどを含む情報を通信端末50に送信する。通信端末50は、当該取引結果をホストコンピュータ20に送信する。
より具体的には、自動取引装置60は、通信端末50の近距離無線通信部54と近距離無線通信によって通信を行う近距離無線通信部65を有する。自動取引装置60が実行した取引の結果は、まず近距離無線通信によって通信端末50に送信される。通信端末50は、当該取引結果を受信する。そして、通信端末50は、電話網通信部51によって電話網を介してホストコンピュータ20に当該取引結果を送信する。換言すれば、自動取引装置60の取引結果送信部63は、通信端末50に対し、当該取引結果をホストコンピュータ20に送信させる。
なお、自動取引装置60は、通信端末50のみならず、ホストコンピュータ20に接続され得る少なくとも1つの通信端末から取引データを受付け、当該少なくとも1つの通信端末の各々のユーザである少なくとも1のユーザとの取引を行う。取引結果送信部63は、ホストコンピュータ20に接続されている端末であって、取引データ受付部61が取引データを受付けた通信端末(すなわち自動取引装置60との取引を行っているユーザの通信端末、以下においては通信端末50とする)を介して、取引実行部62によって実行された少なくとも1のユーザとの取引の結果を、ホストコンピュータ20に送信する。
取引履歴保持部64は、取引実行部62によって実行された過去の取引の結果を取引履歴として保持する。本実施例においては、取引履歴保持部64は、取引結果送信部63が取引結果の送信に失敗した場合、当該取引結果を取引履歴として保持する。具体的には、取引結果送信部63は、取引結果の送信が完了した場合は取引結果を削除し、送信に失敗した場合は当該取引結果を取引履歴保持部64に送信する。従って、本実施例においては、取引履歴保持部64には、ホストコンピュータ20に送信されなかった取引結果(取引内容)のみが保持される。
図2は、自動取引装置60の模式的な斜視図である。自動取引装置60は、取引データ受付部61及び取引実行部62をユーザインターフェースとして有している。例えば、自動取引装置60には、取引データ受付部61としてのQRコード(登録商標)リーダと、取引実行部62としての紙幣入出部と、が設けられている。また、自動取引装置60の上面近傍には、近距離無線通信部65が設けられている。近距離無線通信部65は、例えばブルートゥース(登録商標)用の無線通信モジュールである。なお、図示していないが、自動取引装置60は、紙幣の格納部や計数装置、各種のセンサなどを有する。
図2に示すように、本実施例においては、自動取引装置60は、ユーザの入力操作部、取引内容及び取引結果の出力部、並びにインターネットへの接続部を有していない。自動取引装置60は、例えばタッチパネルディスプレイを有さないモニタレス装置であり、また、ホストコンピュータ20との通信機能を有さないオフライン装置である。具体的には、自動取引装置60は、近距離無線通信によってのみ通信端末50(ホストコンピュータ20)に接続され得る。また、自動取引装置60の取引結果送信部63は、通信端末50のみを介してホストコンピュータ20との通信を行うホスト通信部として機能する。
換言すれば、自動取引装置60の取引実行部62は、取引データ受付部61が受付けた取引データのみを用いてユーザとの取引を実行する。また、取引結果送信部63は、近距離無線通信部65のみを介して自動取引装置60を利用する少なくとも1のユーザとの取引の結果をホストコンピュータ20に送信する。
自動取引装置60が例えばインターネットを介した通信機能を省き、またユーザインターフェースとしてのディスプレイを省いた構成を有することで、自動取引装置60は、大幅に小型化及び低コスト化される。また、例えば、自動取引装置60をインターネットに接続するためのケーブルを設置する必要がないため、容易に自動取引装置60を移動させることができる。
また、通信端末50を用いて取引準備を行うことで、例えば取引内容の決定又は選択を自動取引装置60の前で行う必要がない。また、自動取引装置60にはディスプレイが設けられていないため、例えば他人に装置の操作を盗み見られるおそれが無くなる。従って、高い安全性が確保される。本明細書においては、このような構成の自動取引装置60をモニタレスATMと称する場合がある。
図3は、自動取引システム10における取引処理のフローの一例を示すフローチャートである。なお、ホストコンピュータ20及びインターネットバンキングサーバ30は同様の動作を行うため、図3においては、両者の動作フローをホストコンピュータ20の動作として図示している。まず、本実施例においては、自動取引システム10は、通信端末50をユーザが操作し、取引アプリケーションプログラムを起動することでその動作を開始する。
ユーザは、アプリケーションを起動し(ステップS11)、所望の取引の選択又は決定を行う。以下においては、取引例として、新規に現金の引出しを行う場合について説明する。具体的には、まず、アプリケーションを起動し、ユーザ認証を行うと、通信端末50のディスプレイ53Aには、取引選択を行う画面が表示される。図4(a)は、アプリケーション起動(ステップS11)直後におけるディスプレイ53Aの表示例を示す図である。ユーザは、このように表示されたディスプレイ53Aにおいて、「新規取引登録」の領域をタップして新規取引の登録を開始する(ステップS12)。
通信端末50の取引データ生成部52(アプリケーションプログラム)は、アプリケーションサーバ40と連携し、新規に取引データの生成動作を行う。取引データ生成部52は、ディスプレイ53Aに、具体的な取引内容を選択(決定)させる画面を表示(出力)する。本実施例においては、ユーザは、出金を行うこと、及び出金する金額を決定する。取引データ生成部52は当該決定を受付ける(ステップS13)。
具体的には、まず、図4(b)に示すように、取引データ生成部52はディスプレイ53Aを制御し、取引を選択する画面を表示する。ユーザが「お引出し」の領域をタップすることで、取引データ生成部52は出金が選択されたことを受付ける。次に、図4(c)に示すように、取引データ生成部52は、ディスプレイ53Aに出金金額を決定する画面を表示する。例えばユーザが「3万円」の領域をタップすることで、取引データ生成部52は、3万円を出金する取引内容を示す取引データを生成することを決定する。
次に、取引データ生成部52は、アプリケーションサーバ40に上記取引内容を示す情報を送信し、アプリケーションサーバ40は、新規に取引登録を行う。また、取引データ生成部52は、アプリケーションサーバ40と連携し、当該取引内容を含む取引データを生成する(ステップS14)。
続いて、取引データ生成部52は、生成した取引データを出力する。本実施例においては、取引データ生成部52は、当該取引データをコード化したQRコード(登録商標)を生成し、ディスプレイ53Aに表示する(ステップS15)。図5は、ディスプレイ53Aに表示されたQRコード(登録商標)を含む画面表示例を示す図である。
次に、ユーザは、取引データ生成部52が生成した取引データを自動取引装置60に伝達する。具体的には、取引データ受付部61としてのQRコード(登録商標)リーダに、QRコード(登録商標)が表示されたディスプレイ53Aをかざす(ステップS16)。これによって、取引データ受付部61によってQRコード(登録商標)が読み取られ、取引データが受付けられる(ステップS17)。一方、通信端末50の取引データ生成部52は、アプリケーションサーバ40に、取引データに基づいた実行電文を生成し、送信する(ステップS18)。
アプリケーションサーバ40は、受信した実行電文をホストコンピュータ20に送信し(ステップS19)、ホストコンピュータ20は実行電文を受信する(ステップS20)。ホストコンピュータ20は、実行電文に基づいて取引の実行許可を行い、当該実行許可情報をアプリケーションサーバ40に送信する(ステップS21)。アプリケーションサーバ40は実行許可情報を受信した後、通信端末50に送信する(ステップS22)。本実施例においては、通信端末50は当該実行許可情報を受信し(ステップS23)、自動取引装置60の取引実行部62は、当該実行許可を受けて取引を実行する(ステップS25)。本実施例においては、取引実行部62としての入出金部は、現金を計数し、放出する。
ユーザは、自動取引装置60の取引実行部62(入出金部)から放出された現金を受け取り(ステップS26)、取引を完了する(ステップS27)。また、ホストコンピュータ20は、実行許可を発行した後、口座情報記憶部21内の口座情報を更新する(ステップS24)。
続いて、自動取引装置60の取引結果送信部63は、ユーザとの取引の結果を示す情報を通信端末50に送信し(ステップS28)、通信端末50は、受信した取引結果を電話網を介してアプリケーションサーバ40に送信する(ステップS29)。アプリケーションサーバ40は、受信した取引結果をホストコンピュータ20に送信する(ステップS30)。ホストコンピュータ20は、通信端末50から取引結果を受信し(ステップS31)、口座情報記憶部21内の口座情報を更新する(ステップS32)。
自動取引装置60の取引結果送信部63は、取引結果を送信した後、当該取引結果を示す情報を削除し(ステップS33)、動作を終了する(ステップS34)。これ以降、自動取引装置60は、新たに取引データを受付けるまで待機する。
また、通信端末50は、取引結果をホストコンピュータ20に送信した後、処理を終了して、ユーザによってアプリケーションが終了される(ステップS35)。これ以降、通信端末50は、ユーザによってアプリケーションが起動されるまで待機する。
なお、ホストコンピュータ20は、例えば受付けられた取引データが不正に生成されたものである場合、例えば複製されたQRコード(登録商標)が読み取られた場合などは、実行電文を受信した場合でも実行許可を発行しない。従って、この場合は、自動取引装置60の取引実行部62は取引を実行しない。また、ホストコンピュータ20には当該不正に生成された取引データが受付けられたことが記憶される。
このように、本実施例においては、自動取引装置60は、ホストコンピュータ20に接続され得る通信端末50によって生成され、通信端末50のユーザとの取引内容を含む取引データを受付ける取引データ受付部61と、取引データ受付部61によって受付けられた取引データに基づいてユーザとの取引を実行する取引実行部62と、取引実行部62によって実行された取引の結果を通信端末50を介してホストコンピュータ20に送信する取引結果送信部63とを有する。
従って、例えば自動取引装置60が通信機能を持たない場合、また、これに限らず一時的に通信機能が失われた場合においても、ユーザとの取引が実際に行われたか否か、又は当該取引が正常に行われたか否かが通信端末50からホストコンピュータ20に送信される。従って、ユーザとの取引状況及び取引結果を常にホストコンピュータ20側が把握可能な自動取引装置60を提供することができる。また、自動取引装置60がモニタレスATMである場合、低コストで高い安全性を有する自動取引装置60及びシステム10を提供することができる。
また、通信端末50は、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部52と、取引データ生成部52が生成した取引データを自動取引装置60に出力し、自動取引装置60にユーザとの取引を実行させるインターフェース53と、電話網を介してホストコンピュータ20との通信を行い、当該取引データに基づいて実行されたユーザと自動取引装置60との取引の結果をホストコンピュータ20に送信する電話網通信部51とを有する。従って、高い安全性が確保され、ユーザとの取引状況及び取引結果を常にホストコンピュータ20側が把握可能な状態にすることが可能な通信端末50を提供することができる。
また、通信端末50に限らず、電話網を用いた通信機能及び近距離の無線通信機能などの一般的な通信機能を有し、ディスプレイなどのインターフェースを備えた通信端末であっても、当該通信端末に、取引データ生成部52として機能させるプログラム(アプリケーションプログラム)がインストールされていれば、当該通信端末を通信端末50として機能させることができる。従って、本実施例は、通信端末にインストールされることで通信端末を取引データ生成部52として機能させ、また、インターフェース53及び電話網通信部51として機能させるプログラムとして実施することもできる。
また、これら(例えば通信端末50及び自動取引装置60)を含む自動取引システム10は、低コストで高い安全性を有し、ユーザとの取引状況及び取引結果を常にホストコンピュータ20側が把握可能な自動取引システムとなる。
図6は、自動取引システム10において、自動取引装置60が取引結果の送信に失敗した場合の動作フローを示すフローチャートである。例えば、ユーザが現金の受取り(図3におけるステップS26)後に、通信端末50を自動取引装置60の近距離無線通信範囲から外れる位置に移動させた場合、自動取引装置60の取引結果送信部63は、通信端末50との通信を行うことができない。
このような場合、取引結果送信部63は、図6に示すように、取引結果の送信を試みた(ステップS28)後において、取引結果の送信に失敗したと判定する(ステップS35)。取引結果送信部63は、送信に失敗した取引結果情報を取引履歴保持部64に送信する。取引履歴保持部64は、当該取引結果を取引履歴として保持する(ステップS36)。なお、本実施例においては、通信端末50は、例えば所定時間取引結果を受信しない場合、アプリケーションを終了する(ステップS37)。
このように、自動取引システム64は、取引結果送信部63が取引の結果の送信に失敗した場合、当該取引の結果を取引履歴として保持する取引履歴保持部64を有する。従って、取引結果を取引の際に送信できなかった場合でも、終了した取引結果を保持することで、次回以降の取引実行時に再度送信することができる。従って、確実に取引結果をホストコンピュータ20が把握することが可能となる。
図7は、自動取引システム10において、自動取引装置60の取引履歴保持部64が取引履歴を保持している場合における動作フローを示すフローチャートである。例えば、過去に通信端末50又は他の通信端末を用いて自動取引装置60が取引動作を実行しており、その際に自動取引装置60の取引結果送信部63が取引結果を送信できなかった場合、取引履歴保持部64は過去の取引結果を取引履歴として保持している。
この場合、取引結果送信部63は、通信端末50が(今回の取引に用いる)取引データを自動取引装置60の取引データ受付部51に出力し、取引データ受付部51が当該取引データを受付けた後(本実施例においてはステップS17の直後)、取引履歴保持部64が保持する取引履歴を通信端末50に送信する(ステップS38)。通信端末50は、取引履歴を受信した場合(ステップS39)、実行電文を生成及び送信する際(図3におけるステップS18)において取引履歴を合わせてアプリケーションサーバ40に送信する(ステップS40)。
アプリケーションサーバ40は、実行電文及び取引履歴をホストコンピュータ20に送信し(ステップS41)、ホストコンピュータ20は当該実行電文及び取引履歴を受信する(ステップS42)。ホストコンピュータ20は、実行許可を行い(ステップS43)、アプリケーションサーバ40に実行許可情報を送信する(ステップS44)。通信端末50は、実行許可情報を受信し(ステップS45)、自動取引装置50の取引実行部62に送信する。ホストコンピュータ20は、実行許可を発行した後、受信した取引履歴に基づいて、自動取引装置60の過去の取引結果を口座情報に反映させ、顧客の口座情報を更新する(ステップS46)。
本実施例においては、取引履歴保持部64は、取引結果送信部63が取引履歴(自動取引装置60における過去の取引処理結果)を送信した後、取引履歴を削除する(ステップS47)。この後、取引実行部62は、通常の取引を実行する(ステップS25に進む)。
このように、取引結果送信部63は、取引履歴保持部64が取引履歴を保持している場合、取引実行部62による取引実行の際に、通信端末50を介して当該取引履歴をホストコンピュータ20に送信する。従って、例えば上記したような取引結果の送信に失敗した場合でも、次回以降の取引時に取引結果送信部63は通信端末50を介して過去の取引結果がホストコンピュータ20に送信される。これによって、ホストコンピュータ20は、自動取引装置60(例えばモニタレスATM)による取引ログを確実に把握することができる。
また、取引履歴保持部64が保持する取引履歴を含む取引実行部62による取引結果を示す情報(ログデータ)は、取引結果送信部63によって送信された場合には取引結果送信部63が削除する。換言すれば、取引結果送信部63は、取引履歴保持部64が保持する取引履歴をホストコンピュータ20に送信し、当該取引履歴の送信後に当該取引履歴を削除する。従って、自動取引装置60内に大容量の記憶装置を設ける必要がなく、低コスト化が図れる。
上記したように、本実施例においては、自動取引装置60は、取引実行部によって実行された少なくとも1のユーザとの取引の結果を、取引データ受付部61が取引データを受付けた通信端末(例えば通信端末50)を介してホストコンピュータ20に送信する取引結果送信部63を有する。
また、通信端末50は、電話網を介してホストコンピュータ20との通信を行い、自動取引装置60の少なくとも1のユーザとの取引の結果をホストコンピュータ20に送信する電話網通信部51を有する。電話網通信部51は、自動取引装置60によるユーザとの取引結果のホストコンピュータ20への送信を中継する。
また、ユーザは、通信端末50によって取引準備を行い(取引データを生成し)、これによって自動取引装置60はユーザとの取引を実行する。従って、例えば近距離無線通信によってのみ通信端末50との通信を行う低コスト及びコンパクトなモニタレスATM(自動取引装置60)を用いて取引を行った場合でも、確実に取引結果がホストコンピュータ20に反映され、取引の安定性、引いては取引の安全性が高まる。
図8は、実施例2に係る自動取引システム70の構成を示すブロック図である。自動取引システム70は、監視サーバ80及び自動取引装置90を有する点を除いては、自動取引システム10と同様の構成を有する。本実施例においては、自動取引システム70は、自動取引装置60に替えて自動取引装置90を有する。また、自動取引システム70は、自動取引装置90の稼働状態を監視する監視サーバ80を有する。
まず、本実施例においては、自動取引装置90は、それぞれ自動取引装置60の取引データ受付部61及び取引実行部62と同様の取引データ受付部91及び取引実行部92を有する。次に、自動取引装置90は、取引実行部92の稼働状態を判定する稼働状態判定部93と、取引データ受付部91が取引データを通信端末50から受付けた際の取引実行部92の稼働状態を、通信端末50を介してホストコンピュータ20及び監視サーバ80に送信する稼働状態送信部94とを有する。
本実施例においては、自動取引装置90は自動取引装置60と同様にモニタレスATMである場合について説明する。すなわち、自動取引装置90は、例えばユーザの入力操作用及び情報表示用のディスプレイを有していない。従って、取引実行部92は、取引データ受付部91が受付けた取引データのみを用いてユーザとの取引を実行する。
また、自動取引装置90は、通信端末50との近距離無線通信を行う近距離無線通信部95を有する。そして、自動取引装置90は、自動取引装置60と同様に、近距離無線通信によって通信端末50のみに接続されており、他の通信機能を有していない。従って、稼働状態送信部94は、通信端末50のみを介してホストコンピュータ20との通信を行うホスト通信部として機能する。稼働状態送信部94は、近距離無線通信部95のみを介して、取引データ受付部91が取引データを受付けた際の取引実行部92の稼働状態をホストコンピュータ20及び監視サーバ80に送信する。
稼働状態判定部93は、自動取引装置90内に設けられた各種センサ(図示せず)などからの情報に基づいて、取引実行部92が正常な状態か否か(すなわち自動取引装置90が取引可能な状態か否か)を判定する。例えば、取引実行部92に現金が全く収納されていない場合、稼働状態判定部93は、取引実行部92が出金不可能な状態であると判定する。また、稼働状態判定部93は、取引実行部92に現金が上限まで収納されている場合には、取引実行部92が入金不可能な状態であると判定する。
また、例えば、取引実行部92が出金不可能な状態であると判定されている場合において、取引データ受付部91が出金取引を行う取引データを受付けた場合、稼働状態判定部93は、取引実行部92(自動取引装置90)が取扱可能な状態ではないと判定する。
稼働状態送信部94は、通信端末50の電話網通信部51を用いてホストコンピュータ20及び監視サーバ80に、自動取引装置90の稼働状態を送信する。具体的には、稼働状態送信部94は、取引実行部92の稼働状態を近距離無線通信部95によって通信端末50に送信し、通信端末50はこれを電話網通信部51によってホストコンピュータ20及び監視サーバ80に送信する。
図9は、自動取引システム70の取引処理のフローの一例を示すフローチャートである。なお、図9においては、アプリケーションサーバ40の処理フローの図示を省略している。また、通信端末50によるステップS11〜S14の図示を省略している。まず、自動取引システム70は、自動取引装置90の取引データ受付部91が取引データを受付ける(ステップS17)までは、自動取引システム10と同様の処理を行う。
自動取引装置90の稼働状態送信部94は、取引データ受付部91が取引データを受け付けた後、取引実行部92の稼働状態を通信端末50に送信する(ステップS71)。なお、本実施例においては、稼働状態判定部93は、常時取引実行部92の状態を監視し、稼働状態の判定を行っている。稼働状態送信部94は、取引データ受付部91が取引データを受付けた際の取引実行部92の状態を通信端末50に送信する。通信端末50は、自動取引装置90から取引実行部92の稼働状態を受信する(ステップS72)。
自動取引装置90及び通信端末50は、取扱可能な状態であるか否かに応じて異なる動作を行う(それぞれステップS73及びS74)。まず、通信端末50は、取引実行部92が取扱可能な状態(正常な稼働状態)の場合、アプリケーションサーバ40を介して、ホストコンピュータ20に実行電文を送信するとともに、監視サーバ80に取引実行部92の稼働状態を送信する(ステップS75)。ホストコンピュータ20及び監視サーバ80は実行電文及び取引実行部92の稼働状態を受信する(ステップS76)。
ホストコンピュータ20は、受信した取引の実行電文に基づいて取引の実行許可を発行し(ステップS77)、アプリケーションサーバ40を介して通信端末50に送信する。通信端末50は実行許可情報を受信し(ステップS78)、自動取引装置90に送信する。一方、ホストコンピュータ20は口座情報を更新する(ステップS79)。また、監視サーバ80は取引実行部92(自動取引装置90)の稼働状態を更新する。
自動取引装置90の取引実行部92は、取扱可能な状態の場合、取引データ受付部91が受付けた取引データに基づいてユーザとの取引を実行して(ステップS25)、動作を終了する(ステップS84)。ユーザは、例えば現金を受け取って(ステップS26)、自動取引装置90による取引を終了する(ステップS83)。
一方、取引実行部92は、正常な稼働状態ではない(異常な状態である)場合、取引を実行せず、動作を終了する(ステップS84)。また、通信端末50は、取引実行部92が正常な稼働状態ではないことを示す稼働状態情報を受信した場合、ホストコンピュータ20及び監視サーバ80に、当該稼働状態情報を送信する(ステップS80)。ホストコンピュータ20及び監視サーバ80は、当該稼働状態情報を受信し(ステップS81)、口座情報及び監視情報を更新する。
また、通信端末50の取引データ生成部52としてのアプリケーションプログラムは、ディスプレイ53Aに、取引を実行することができないことを示す取引実行部92の稼働状態情報を表示させる(ステップS82)。図10は、取引実行部92が正常な稼働状態ではない場合におけるディスプレイ53Aの表示例を示す図である。このように、ディスプレイ53Aは、自動取引装置90が取引データを受付けた際の自動取引装置90の稼働状態を表示する。通信端末50は、当該稼働状態情報を表示させた後、取引を終了して(ステップS83)、アプリケーションを終了する(ステップS85)。
図11は、自動取引システム70における他の処理フロー例を示すフローチャートである。図11に示すように、自動取引装置90は、通信端末50が自動取引装置90の通信範囲内に入り(例えば自動取引装置90にかざされ)、近距離無線通信が確立された際には、すぐに稼働状態を送信してもよい。すなわち、自動取引装置90は、稼働状態を送信した(ステップS71)後に、稼働状態に応じて取引データを受付ける(例えばQRコード(登録商標)を読取る)処理を行ってもよい(ステップS86)。
このように、本実施例においては、自動取引装置90は、ホストコンピュータ20に接続された通信端末50によって生成され、通信端末50を所有するユーザとの取引内容を含む取引データを受付ける取引データ受付部91と、取引データ受付部91によって受付けられた取引データに基づいてユーザとの取引を実行する取引実行部92と、取引データ受付部91が取引データを受付けた際の取引実行部92の稼働状態を通信端末50を介してホストコンピュータ20に送信する稼働状態送信部94とを有する。
従って、例えば自動取引装置90が通信機能を持たない場合、また、これに限らず搭載された通信機能が一時的に失われた場合においても、取引実行部92の稼働状態、すなわち自動取引装置90が取引可能な状態であるか否かが通信端末50からホストコンピュータ20に送信される。従って、稼働状態を常にホストコンピュータ20側が把握可能な自動取引装置90を提供することができる。また、自動取引装置90がモニタレスATMである場合、低コストで高い安全性を有する自動取引装置90及びシステム70を提供することができる。
また、通信端末50は、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部52と、取引データ生成部52が生成した取引データを自動取引装置90に出力し、自動取引装置90とユーザとの取引を実行させるインターフェース53と、電話網を介してホストコンピュータ20との通信を行い、インターフェース53が取引データを自動取引装置90に出力した際の自動取引装置90の稼働状態をホストコンピュータ20に送信する電話網通信部51とを有する。電話網通信部51は、自動取引装置90による稼働状態のホストコンピュータ20への送信を中継する。
従って、高い安全性が確保された状態でユーザと自動取引装置90との取引を行い、また自動取引装置90の稼働状態を常にホストコンピュータ20側が把握可能な状態にすることが可能な通信端末50を提供することができる。
また、通信端末50に限らず、電話網を用いた通信機能及び近距離の無線通信機能などの通信機能を有し、ディスプレイなどのインターフェースを備えた一般的な通信端末であっても、当該通信端末に、取引データ生成部52として機能させるプログラム(アプリケーションプログラム)がインストールされていれば、当該通信端末を通信端末50として機能させることができる。従って、本実施例は、通信端末にインストールされることで通信端末を取引データ生成部52として機能させ、また、インターフェース53及び電話網通信部51として機能させるプログラムとして実施することもできる。
また、これら(例えば通信端末50及び自動取引装置90)を含む自動取引システム10は、低コストで高い安全性を有し、自動取引装置90の稼働状態を常にホストコンピュータ20側が把握可能な自動取引システムとなる。
なお、本実施例は、実施例1と組み合わせることができる。例えば、自動取引装置90は、取引結果送信部63及び/又は取引履歴保持部64を有していてもよい。この場合、取引装置の稼働状態に加え、ユーザとの取引実行結果を通信端末50によってホストコンピュータ20に送信することで、より多くの現地情報をホストコンピュータ20が把握することができる。また、自動取引システム70が自動取引装置60を含んでいてもよい。これによって、例えば自動取引装置90が稼働不可能な状態の場合、通信端末50に自動取引装置60を利用することを案内することが可能となる。
また、通信端末50は、電話網通信部51に加え、Wi−Fi(登録商標)モジュールなど、インターネットに接続し得るインターネット通信部(図示せず)を有し、この両者を選択的に動作させるように構成されていてもよい。すなわち、通信端末50は、例えば電波強度などに応じて、電話網及びインターネットに選択的に接続される構成を有していてもよい。
例えば、通信端末50がインターネット通信部を用いてインターネットへの通信が確立されている場合、電話網通信部51ではなく、当該インターネット通信部が、アプリケーションサーバ40との通信(取引データの生成)、ホストコンピュータ20との通信(自動取引装置60による取引結果の送信及び自動取引装置90による稼働状態の送信の中継)を行えばよい。
また、上記した実施例においては、自動取引装置60及び90がモニタレスATMである場合について説明したが、自動取引システム10及び70において自動取引システム60及び90の構成はこれに限定されない。例えば、自動取引装置60及び90は、ユーザインターフェースとして、タッチパネル式のディスプレイや、インターネットを介したホストコンピュータ20との通信機能を有していてもよい。例えば自動取引装置60及び90が近距離無線通信以外の通信機能を有する場合でも、通信端末50を介した取引結果の送信機能や稼働状態の送信機能を有することで、災害時などで通信機能が遮断された場合に取引結果や装置の状況を確実にホストコンピュータ20に送信することができ、口座情報や装置の稼働状況を最新の状態に保つことができる。
10、70 自動取引システム
60、90 自動取引装置
61、91 取引データ受付部
62、92 取引実行部
63 取引結果送信部
64 取引履歴保持部
94 稼働状態送信部
50 通信端末
52 取引データ生成部(プログラム)

Claims (17)

  1. ホストコンピュータに接続され得る通信端末によって生成されて前記通信端末のユーザとの取引内容を含む取引データを受付ける取引データ受付部と、
    前記取引データ受付部によって受付けられた前記取引データに基づいて前記ユーザとの取引を実行する取引実行部と、
    前記取引実行部によって実行された少なくとも1のユーザとの取引の結果を、前記取引データ受付部が取引データを受付けた通信端末を介して前記ホストコンピュータに送信する取引結果送信部と、を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記取引実行部は、前記取引データ受付部が受付けた取引データのみを用いて前記ユーザとの取引を実行することを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 近距離無線通信によって前記取引データ受付部が取引データを受付けた前記通信端末との通信を行う近距離無線通信部を有し、
    前記取引結果送信部は、前記通信端末のみを介して前記ホストコンピュータとの通信を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動取引装置。
  4. 前記取引実行部によって実行された取引の結果を取引履歴として保持する取引履歴保持部を有し、
    前記取引結果送信部は、前記取引履歴保持部が保持する取引履歴を、前記取引データ受付部が取引データを受付けた通信端末を介して前記ホストコンピュータに送信し、前記取引履歴の送信後に前記取引履歴を削除することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の自動取引装置。
  5. 前記取引履歴保持部は、前記取引結果送信部が送信に失敗した前記取引の結果を取引履歴として保持することを特徴とする請求項4に記載の自動取引装置。
  6. 携帯可能な通信端末であって、
    ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、
    前記取引データ生成部が生成した前記取引データを自動取引装置に出力し、前記取引データに基づいて前記自動取引装置に前記ユーザとの取引を実行させるインターフェースと、
    電話網を介してホストコンピュータとの通信を行い、前記自動取引装置の少なくとも1のユーザとの取引の結果を前記ホストコンピュータに送信する電話網通信部と、を有することを特徴とする通信端末。
  7. 前記取引データ生成部は、前記取引データとしてQRコード(登録商標)を生成し、
    前記インターフェースは、前記QRコード(登録商標)を表示するディスプレイを有することを特徴とする請求項6に記載の通信端末。
  8. ホストコンピュータに接続され得る携帯可能な通信端末及び前記通信端末に接続され得る自動取引装置を含む自動取引システムであって、
    前記通信端末は、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、前記取引データ生成部が生成した前記取引データを前記自動取引装置に出力するインターフェースと、を有し、
    前記自動取引装置は、前記インターフェースを介して前記取引データを受付ける取引データ受付部と、前記取引データ受付部によって受付けられた前記取引データに基づいて前記ユーザとの取引を実行する取引実行部と、前記取引実行部によって実行された少なくとも1のユーザとの取引の結果を、前記取引データ受付部が取引データを受付けた通信端末を介して前記ホストコンピュータに送信する取引結果送信部と、を有することを特徴とする自動取引システム。
  9. 通信端末を、
    ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、
    前記取引データ生成部が生成した前記取引データを自動取引装置に出力し、前記自動取引装置に前記ユーザとの取引を実行させるインターフェースと、
    電話網を介してホストコンピュータとの通信を行い、前記自動取引装置の少なくとも1のユーザとの取引の結果を前記ホストコンピュータに送信する電話網通信部と、として動作させることを特徴とするプログラム。
  10. ホストコンピュータに接続され得る通信端末によって生成されて前記通信端末のユーザとの取引内容を含む取引データを受付ける取引データ受付部と、
    前記取引データ受付部によって受付けられた前記取引データに基づいて前記ユーザとの取引を実行する取引実行部と、
    前記取引データ受付部が前記取引データを受付けた際の前記取引実行部の稼働状態を、前記通信端末を介して前記ホストコンピュータに送信する稼働状態送信部と、を有することを特徴とする自動取引装置。
  11. 前記取引実行部は、前記取引データ受付部が受付けた取引データのみを用いて前記ユーザとの取引を実行することを特徴とする請求項10に記載の自動取引装置。
  12. 近距離無線通信によって前記取引データ受付部が取引データを受付けた前記通信端末との通信を行う近距離無線通信部を有し、
    前記稼働状態送信部は、前記通信端末のみを介して前記ホストコンピュータとの通信を行うことを特徴とする請求項10又は11に記載の自動取引装置。
  13. 携帯可能な通信端末であって、
    ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、
    前記取引データ生成部が生成した前記取引データを自動取引装置に出力し、前記自動取引装置に前記ユーザとの取引を実行させるインターフェースと、
    電話網を介してホストコンピュータとの通信を行い、前記インターフェースが前記取引データを前記自動取引装置に出力した際の前記自動取引装置の稼働状態を前記ホストコンピュータに送信する電話網通信部と、を有することを特徴とする通信端末。
  14. 前記取引データ生成部は、前記取引データとしてQRコード(登録商標)を生成し、
    前記インターフェースは、前記QRコード(登録商標)を表示するディスプレイを有することを特徴とする請求項13に記載の通信端末。
  15. 前記ディスプレイは、前記QRコード(登録商標)を前記自動取引装置が受付けた際の前記自動取引装置の稼働状態を表示することを特徴とする請求項14に記載の通信端末。
  16. ホストコンピュータに接続され得る携帯可能な通信端末及び前記通信端末に接続され得る自動取引装置を含む自動取引システムであって、
    前記通信端末は、ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、前記取引データ生成部が生成した前記取引データを前記自動取引装置に出力するインターフェースと、を有し、
    前記自動取引装置は、前記インターフェースを介して前記取引データを受付ける取引データ受付部と、前記取引データ受付部によって受付けられた前記取引データに基づいて前記ユーザとの取引を実行する取引実行部と、前記取引データ受付部が前記取引データを受付けた際の前記取引実行部の稼働状態を、前記通信端末を介して前記ホストコンピュータに送信する稼働状態送信部と、を有することを特徴とする自動取引システム。
  17. 通信端末を、
    ユーザとの取引内容を含む取引データを生成する取引データ生成部と、
    前記取引データ生成部が生成した前記取引データを自動取引装置に出力し、前記自動取引装置に前記ユーザとの取引を実行させるインターフェースと、
    電話網を介してホストコンピュータとの通信を行い、前記インターフェースが前記取引データを前記自動取引装置に出力した際の前記自動取引装置の稼働状態を前記ホストコンピュータに送信する電話網通信部と、として動作させることを特徴とするプログラム。
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