JP2017015656A - フラックスゲート型磁気センサ素子およびその製造方法ならびにフラックスゲート型磁気センサおよびその製造方法 - Google Patents

フラックスゲート型磁気センサ素子およびその製造方法ならびにフラックスゲート型磁気センサおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気センサ素子として使用可能な程度の耐久性を保ちつつ、従来よりも大きな電流値を測定できる磁気センサ素子を提供する。【解決手段】非磁性基板10と、非磁性基板10の主面上に非磁性基板10と一体的に形成された薄膜状の磁性体部20と、磁性体部20の主面上に磁性体部20と一体的に形成された薄膜状の磁気素子部30と、を少なくとも備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、フラックスゲート型磁気センサ素子およびその製造方法ならびにフラックスゲート型磁気センサおよびその製造方法に関する。
電流センサや電子コンパスの一部に用いられる磁気センサ素子として、磁気コアにコイル状配線を巻き回して形成されたフラックスゲート型磁気センサ素子(以下、磁気センサ素子と呼ぶ事もある。)が知られている(例えば特許文献1参照)。
この磁気センサ素子は、断面視において、リードフレーム上に、減磁体、非磁性基板、磁気素子という順に積層して形成されている。ここで、磁気素子は、磁気センサ素子の小型化や大量生産化等を図る為、非磁性基板の上に薄膜状に積層されて形成されている。
また、磁気センサ素子は電流センサの一部として用いる事が出来る。ここで、この電流センサは、従来では例えば、断面視において、バスバー、磁気センサ素子、磁気シールドという順にそれぞれが離間配置され、そして、それぞれの表面や周囲が樹脂で封止されて構成されている。
ここで、磁気センサ素子の一部として用いられている減磁体は、バスバーに大電流を印加した際に発生する大きな磁界を吸引させて、磁気素子に印加される磁界の量を低減させる為のものとして用いられていた。これにより、バスバーに大電流を印加させても、減磁体によって磁気素子に印加される磁界の量が低減される為、磁気素子は磁気飽和が起こりにくくなる。したがって、バスバーに印加される電流値が大きな値であっても、磁気センサ素子は電流測定限界値を超えずに測定する事が可能となる。すなわち、従来よりも大きな電流値を測定できる磁気センサ素子を実現する事が可能となる。
また、従来、磁気センサ素子は以下の製造プロセスにより作製されていた。すなわち、まず、めっきやスパッタ法等の薄膜形成プロセスにより、非磁性基板上に磁気素子を積層し、これらが一体化された積層体を形成する。次に、接着剤を使用してリードフレーム上に減磁体を実装する。そして、非磁性基板と減磁体とが接する様に、接着剤を使用して上記積層体を減磁体上に実装する事によって、磁気センサ素子が作製される。
ここで、従来では、磁気センサ素子として使用可能な程度の耐久性を保つ事が出来る様にする為に、非磁性基板には比較的厚さの厚い基板が用いられていた。
国際公開第2013−176271号公報
しかし、従来の磁気センサ素子では、非磁性基板の厚さが厚くなると、磁気素子と減磁体との距離が大きく離れてしまう。この為、減磁体が本来の目的を達成し得なくなる為、磁気素子に印加される磁界を十分に低減できない問題があった。
この問題を解決するため、従来では、非磁性基板の裏面を研削して、非磁性基板の厚さを薄くする事により、磁気素子と減磁体との距離が小さくなる様にしていた。
しかし、非磁性基板が薄くなる事により、非磁性基板が磁気センサ素子として使用不可能な程度に大きく反ってしまったり、非磁性基板が割れてしまったりする等の問題がある為、非磁性基板の薄厚化には限界があった。
したがって、従来のプロセスを用いて作製された磁気センサ素子では、磁気センサ素子として使用可能な程度の耐久性を保ちつつ、従来よりも大きな電流値を測定できる磁気センサ素子を実現する事には限界があった。
本発明は上記課題に鑑み、磁気センサ素子として使用可能な程度の耐久性を保ちつつ、従来よりも大きな電流値を測定できる磁気センサ素子を提供することを目的とする。
本発明に係るフラックスゲート型磁気センサ素子は、非磁性基板と、前記非磁性基板の主面上に一体的に形成された薄膜状の磁性体部と、前記磁性体部の主面上に一体的に形成された薄膜状の磁気素子部と、を少なくとも備えることを特徴とする。
また、本発明に係るフラックスゲート型磁気センサ素子は、平面視において、前記磁性体部の形成領域が前記非磁性基板の主面上に収まっている事を特徴とする。
また、本発明に係るフラックスゲート型磁気センサは、上記フラックスゲート型磁気センサ素子を有する事を特徴とする。
本発明に係るフラックスゲート型磁気センサ素子の製造方法は、非磁性基板の主面上に薄膜状の磁性体部を前記非磁性基板と一体的に形成する工程と、前記磁性体部の主面上に薄膜状の磁気素子部を前記磁性体部と一体的に形成する工程と、を備える事を特徴とする。
また、本発明に係るフラックスゲート型磁気センサは、上記フラックスゲート型磁気センサ素子の製造方法を用いる事を特徴とする。
本発明によれば、磁性体部の主面上に磁気素子部を直接形成している為、従来よりも、磁性体部と磁気素子部との距離が小さくなる。この為、磁性体部と磁気素子部との距離が小さくなった分だけ、従来よりも、磁性体部が、バスバーから発生する磁界を吸引する量が増加する。したがって、バスバーに大電流を印加させても、磁気素子部に印加される磁界の量が磁性体部によってより低減される為、磁気素子部において磁気飽和を起こす度合いが低減される。その結果、バスバーに印加される電流値が大きな値であっても、磁気素子部は従来よりも電流測定限界値を超えずに測定する事が可能となる。すなわち、従来よりも大きな電流値を測定できる磁気センサ素子を実現する事が可能となる。
また、従来よりも大きな電流値を測定する為に従来必要とされていた非磁性基板の裏面の研削が不要となるので、磁気センサ素子として使用可能な程度の耐久性を保ちつつ、大きな電流値を測定できる磁気センサ素子を実現する事が可能となる。
本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサの断面図である。 本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子の断面図である。 フラックスゲート型磁気センサ素子における磁気素子部の平面図である。 磁気素子部を磁気コアの軸線方向に沿って示す側断面図である。 磁気素子部を磁気コアの軸線に垂直な方向に沿って示す断面図である。 磁気素子部の内部構造を示す平面図である。 従来におけるフラックスゲート型磁気センサ素子の断面図である。
図1は、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサの断面図である。図2は、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子の断面図である。
図1に示すように、フラックスゲート型磁気センサ100(以下、磁気センサ100と呼ぶ事もある。)は、フラックスゲート型磁気センサ素子1(以下、磁気センサ素子1と呼ぶ事もある。)と、ボンディングワイヤ2と、リードフレーム3と、モールド体4と、を備えている。また、磁気センサ素子1は、非磁性基板10と、磁性体部20と、磁気素子部30とが積層して形成されている。以下、まずは磁気センサ素子1の各構造の説明をして、その次に磁気センサ100の各構造の説明として、ボンディングワイヤ2と、リードフレーム3と、モールド体4の説明をする。
(フラックスゲート型磁気センサ素子の構造)
図2に示すように、フラックスゲート型磁気センサ素子1は、リードフレーム3上に非磁性基板10と、磁性体部20と、磁気素子部30とが積層して形成されている。
非磁性基板10は、後述する磁性体部20と磁気素子部30とを積層する為に、リードフレーム3の主面上に実装されている。ここで、非磁性基板10は、例えば、シリコンウェーハ等の絶縁性材料を例示することができる。また、非磁性基板10の厚さは、フラックスゲート型磁気センサ素子1として使用可能な程度の耐久性を保つ事が出来る様にする為に、100〜200μmとなる様、設定されている。
磁性体部20は、大きな磁界が発生した際にこの磁界を吸引する事を目的として、非磁性基板10の主面上に非磁性基板10と一体的に形成されている。これにより、大きな磁界が発生しても、後述する磁気素子部30に印加される磁界の量が低減されるので、磁気素子部30は磁気飽和が起こりにくくなる。したがって、フラックスゲート型磁気センサ素子1を後述する電流センサの一部として用いた際に、電流センサのバスバーに印加される電流値が大きな値であっても、磁気素子部30はより一層電流測定限界値を超えずに測定する事が可能となる。
ここで、磁性体部20は、例えば、パーマロイ、ケイ素銅板、電磁軟鉄等の軟磁性体材料を例示することができる。また、磁性体部20は薄膜状に形成されており、その膜厚は0.1〜10μmとする事ができる。また、磁性体部20は、平面視において非磁性基板10の主面領域内に収まる様にして設けられている。
磁気素子部30は、外部から印加された磁界の量を測定する事を目的として、磁性体部20の主面上に磁性体部20と一体的に形成されている。ここで、磁気素子部30は、薄膜状のフラックスゲート型磁気素子である。また、磁気素子部30の膜厚は1〜30μmとする事ができる。また、磁気素子部30は、平面視において磁性体部20の主面領域内に収まる様にして設けられている。
次に、図3を用いて、フラックスゲート型磁気センサ素子1における磁気素子部30の平面構造について詳細に説明する。
図3は、フラックスゲート型磁気センサ素子における磁気素子部の平面図である。
図3に示すように、磁気素子部30は、磁気コア31と、磁気コア31にらせん状に巻き回された第1コイル32と、磁気コア31にらせん状に巻き回された第2コイル33と、を備えている。また、磁気素子部30は、その表面や周囲が後述するモールド体40で封止されている。このため、磁気素子部30は、モールド体4の内部4Aに配置され、交流信号源(図示せず)および検出手段(図示せず)はモールド体4の外部4Bに配置されている。
第1コイル32は、図1に示すように、第1コイル状配線32Aおよび第2コイル状配線32Bといった互いに電気的に並列な2本の配線を有している。また、第1コイル32は、磁気コア31の長手方向において互いに離間された2つの範囲、すなわち、第1巻回範囲Aと第3巻回範囲Cとに連続して磁気コア31にそれぞれらせん状に巻回されている。
なお、第1コイル32は、後述する交流信号源から供給された交流電流により磁気コア31に励磁磁界を発生させる励磁コイルとしての役割を果たしている。
なお、本発明の実施形態では、第1コイル32が2つの第1コイル状配線32Aおよび第2コイル状配線32Bを有しているが、任意の数のコイル状配線を有していてもよい。
また、第1コイル32は、交流電流信号(交流電流)を出力する事が可能な交流信号源(図示せず)と電気的に接続されている。この交流信号源は、第1コイル32に三角波電流等の交流電流を通電し、第1コイル32に磁界を発生させて、磁気コア31に励磁磁界を発生させる役割を果たしている。
第2コイル33は、磁気コア31の長手方向において、第1巻回範囲Aと第3巻回範囲Cとの間に存在する1つの範囲、すなわち、第2巻回範囲Bにおいて磁気コア31に巻回されている。
なお、第2コイル33は、第1コイル32により磁気コア31に発生された励磁磁界に基づいて検出信号を出力する検出コイルとしての役割を果たしている。
また、第2コイル33は、検出手段(図示せず)と電気的に接続されている。この検出手段は、磁気コア31に発生した励磁磁界の向きが切り替わる際に第2コイル33に発生する誘導電流信号を、パルス状の出力電圧として検出する役割を果たしている。
次に、図4、5を用いて、磁気素子部30の断面構造について詳細に説明する。
図4は、磁気素子部を磁気コアの軸線方向に沿って示した側断面図である。図5は、磁気素子部を図3に示す直線D-Dに沿って示した断面図である。
図4に示すように、磁気素子部30は、非磁性層34上に、第1配線層35と、第1樹脂層36と、磁気コア31と、第2樹脂層37と、第2配線層38と、第3樹脂層39と、を有する。また、磁気素子部30は、非磁性層34上に第1配線層35および第1樹脂層36が積層され、第1樹脂層36上に磁気コア31および第2樹脂層37が積層され、第2樹脂層37上に第2配線層38および第3樹脂層39が積層されて形成されている。
また、図5に示すように、磁気素子部30は、非磁性層34上に、第1配線層35と、第1樹脂層36と、磁気コア31と、第2樹脂層37と、第2配線層38と、第3樹脂層39と、を有する。また、磁気素子部30は、非磁性層34上に第1配線層35および第3樹脂層39が積層され、第1配線層35上に第1樹脂層36および第2配線層38が積層され、第1樹脂層36上に磁気コア31および第2樹脂層37が積層され、第2樹脂層37上に第2配線層38が積層され、第2配線層38上に第3樹脂層39が積層されて形成されている。
次に、図5を用いて、磁気素子部30の各構造について詳細に説明する。
非磁性層34は、磁性体部20と後述する第1配線層35とを絶縁する事を目的として、磁性体部20の主面上に一体的に形成されている。ここで、非磁性層34は、例えば、ポリイミド等の絶縁性の樹脂材料から構成されている。
第1配線層35は、後述する第2配線層38と接続して第1コイル32(第1コイル状配線32Aおよび第2コイル状配線32B)を構成する材料として、非磁性層34上に形成されている。ここで、第1配線層35は、例えば、薄膜状の磁性材料から構成されており、Ti,Cr,TiWなどのバリアメタルをスパッタ成膜した後にCuをスパッタ成膜して得られた磁性材料を例示することができる。また、第1配線層35は、素子サイズや必要とされる抵抗値、およびフィードバック効率などを勘案し、配線数(コイル巻き数)と線幅、および膜厚を好適に設計することができる。例えば、第1樹脂層36以降の工程における凹凸の影響を軽減するため、膜厚は3μm以下が望ましい。例えばL/S=6μm/3μm、膜厚=2μmのように設定することができる。
第1樹脂層36は、第1配線層35と磁気コア31とが絶縁される事を目的として、第1配線層35上に形成されている。ここで、第1樹脂層36は、例えば、感光性樹脂から構成されており、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ノボラック系樹脂などを例示することができる。また、第1樹脂層36の厚さは、第1配線層35の凹凸を緩和するだけの十分な厚さであることが望ましく、例えば、第1配線層35の厚さの2倍以上が好適である。
磁気コア31は、交流電流が通電された第1コイル32によって励磁磁界を発生させる事を目的として、第1樹脂層36上に形成されている。ここで、磁気コア31は、例えば、薄膜状の磁性材料から構成されており、CoNbZr、CoTaZrなどに代表される零磁歪のCo系アモルファス膜や、NiFe合金、CoFe合金などといった薄膜状の軟磁性体材料を例示することができる。
第2樹脂層37は、磁気コア31と第2配線層38とが絶縁される事を目的として、第1樹脂層36および磁気コア31上に形成されている。ここで、第2樹脂層37は、例えば、第1樹脂層36と同様の材料を用いる事ができる。
第2配線層38は、第1配線層35と接続して第1コイル32(第1コイル状配線32Aおよび第2コイル状配線32B)を構成する材料として、第1配線層35および第2樹脂層37上に形成されている。また、図3に示すように、第2配線層38は、第2樹脂層37上面に形成された主配線層38aと、第1樹脂層36および第2樹脂層37の両側面に形成された層間配線層38bと、第1配線層35に沿って電気的に接続されるように形成された接続配線層38cと、を有する。ここで、第2配線層38は、例えば、第1配線層35と同様の材料を用いる事ができる。また、第2配線層38は、素子サイズや必要とされる抵抗値、およびフィードバック効率などを勘案し、配線数(コイル巻き数)と線幅、および膜厚を好適に設計することができる。
第3樹脂層39は、第2配線層38を保護する事を目的として、非磁性層34および第2配線層38上に形成されている。ここで、第3樹脂層39は、例えば、第2樹脂層37と同様の材料を用いる事ができる。
次に、図6を用いて、第1配線層35および第2配線層38と、第1コイル32(第1コイル状配線32Aおよび第2コイル状配線32B)との関係を詳細に説明する。
図6は、磁気素子部の内部構造を示す平面図である。
図6に示すように、第1配線層35は、直線的に延在している磁気コア31の軸線に垂直な方向に対して傾斜する方向に沿って形成されており、これら複数の第1配線層35は、磁気コア31の長手方向に沿って互いに間隔をおいて、互いに略平行に形成されている。
また、第2配線層38は、磁気コア31の軸線に垂直な方向に沿って形成されており、これら複数の第2配線層38は、磁気コア31の長手方向に互いに間隔をおいて、互いに略平行に形成されている。
また、図6に示すように、第1コイル32のうち第1コイル状配線32Aは、第2配線層38(38a、38b、38c)の右端部と、第1配線層35の右端部とが、第2配線層38の左端部と、当該第1配線層35と略平行な2つ下隣の第1配線層35の左端部とがそれぞれ互いに接続されて構成されている。
図6により示された第1コイル状配線32Aにおいて、第2配線層38dは、第1配線層35aの右端部と、第1配線層35bの左端部とを接続している。
第2配線層38fは、第1配線層35cの右端部と、第1配線層35eの左端部とを接続している。
第2配線層38hは、第1配線層35eの右端部と、第1配線層35gの左端部とを接続している。
したがって、第1コイル状配線32Aは、図6において上から下に向かって順番に35a、38d、35c、38f、35e、38h、35gで構成されている。
また、第1コイル状配線2Aと同様に、第2コイル状配線2Bは、図6において上から下に向かって順番に35b、38e、35d、38g、35fで構成されている。
(フラックスゲート型磁気センサ素子の動作原理)
以上の構成により、磁気素子部30は、以下の原理により、磁気コア31に印加された外部磁界の値を測定する事ができる。
まず、交流信号源(図示せず)により、第1コイル32(励磁コイル)に交流電流(三角波電流)を通電し、第1コイル32に磁界を発生させて、磁気コア31に励磁磁界を励磁させる。このとき、交流電流を通電しているため、磁気コア31に発生する励磁磁界の向きも正負交互に変動する。そして、当該励磁磁界の向きが切り替わる時(励磁磁界の値が0となる時)に、第2コイル33(検出コイル)に誘導電流信号が発生し、第2コイル33に接続された検出手段(図示せず)にてパルス状の出力電圧として検出される。
ここで、磁気コア31の長手方向に沿って一定の外部磁界Hextを受けると、以下のメカニズムで、第2コイル33(検出コイル)に誘導電流信号が発生する間隔が一定でなくなる。
磁気コア31に発生する励磁磁界が飽和しない限り、交流信号源の交流電流の大きさに比例した励磁磁界が発生し、交流電源の電流の向きが変わる一定の間隔で励磁磁界の向きが変化する。
例えば、交流信号源に起因する磁気コア31内部の励磁磁界の向きと、外部磁界Hextの向きとが、同方向の場合には、磁気コア31内部の励磁磁界は増加し、一方、交流信号源に起因する磁気コア31内部の励磁磁界の向きと、外部磁界Hextの向きとが、逆方向の場合には、磁気コア31内部の励磁磁界は減少する。
そのため、一定の外部磁界Hextを受けた結果、励磁磁界の向きが切り替わる間隔(励磁磁界の値が0となる間隔)が、一定でなくなる。
換言すると、交流電流の最小値を示す時(t1)から検出される出力電圧のピークを示す時(t2)までの時間幅T1(|t2−t1|)と、交流電流の最大値を示す時(t1')から検出される出力電圧のピークを示す時(t2')までの時間幅T2(|t2'−t1'|)とは異なる値を示すようになる。したがって、この時間幅の変化量T2−T1と外部磁界Hextとの関係式(1)から、フラックスゲート型磁気センサ素子1は、磁気コア31に印加された外部磁界Hextを測定する事ができる。
T2−T1=Hext/Hexc×T/2・・(1)
ただし、上記の(1)式において、Hexcは第1コイル32から発生する磁界であり、Tは三角波の周期である。
(フラックスゲート型磁気センサの構造)
次に、図2を用いて、フラックスゲート型磁気センサ100の各構造の説明として、ボンディングワイヤ2と、リードフレーム3およびモールド体4の説明をする。
ボンディングワイヤ2は、第1コイル32とリードフレーム3とを導通させる事および第2コイル33とリードフレーム3とを導通させる事を目的として、第1コイル32とリードフレーム3および第2コイル33とリードフレーム3が電気的に接続されている。
ここで、ボンディングワイヤ2は、導電性材料から構成されており、Au、Ag、Cuなどを例示することができる。
リードフレーム3は、以下の3つの役割を果たしている。
1つ目に、フラックスゲート型磁気センサ素子1を支持して固定させる役割を果たしている。このため、リードフレーム3は、非磁性基板10の下面との間に接着剤を用いる事により、リードフレーム3と非磁性基板10とが固定されている。
2つ目に、第1コイル32に接続されたボンディングワイヤ2と交流信号源(図示せず)とを電気的に接続させる役割を果たしている。このため、リードフレーム3と、第1コイル32の端部と接続されたボンディングワイヤ2とは電気的に接続されている。また、このリードフレーム3は、配線(図示せず)を介して交流信号源と電気的に接続されている。
3つ目に、第2コイル33に接続されたボンディングワイヤ2と検出手段(図示せず)とを電気的に接続させる役割を果たしている。このため、リードフレーム3と、第2コイル33の端部と接続されたボンディングワイヤ2とは電気的に接続されている。また、このリードフレーム3は、配線(図示せず)を介して検出手段と電気的に接続されている。
ここで、リードフレーム3は、導電性材料から構成されており、Cu合金、Fe−Ni合金などを例示することができる。
モールド体4は、フラックスゲート型磁気センサ素子1およびボンディングワイヤ2を保護する事を目的として、磁気センサ素子1、ボンディングワイヤ2およびリードフレーム3が一体化する様、これらを封止して形成されている。
ここで、モールド体4は、例えば、非透明の絶縁性樹脂から構成されており、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂などを例示することができる。
(フラックスゲート型磁気センサ素子の製造方法)
次に、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子1の製造方法について説明する。
まず、非磁性基板10の主面上に薄膜状の磁性体部20を一体的に形成する。磁性体部20は、例えば、軟磁性体材料を非磁性基板10の主面上に薄膜状に積層する薄膜形成プロセスによって、形成することができる。ここで、非磁性基板10の材料としては、例えば、シリコンウェーハ等の絶縁性材料を例示することができる。また、薄膜形成プロセスとしては、例えば、めっき、真空蒸着法、スパッタ法等の方法を選択することができる。また、軟磁性体材料としては、例えば、パーマロイ、ケイ素銅板、電磁軟鉄等を例示することができる。
次に、磁性体部20の主面上に薄膜状の磁気素子部30を一体的に形成する。磁気素子部30は、具体的には以下のプロセスによって、形成することができる。
まず、磁性体部20の主面上に、非磁性層34を形成する。ここで、非磁性層34は、例えば、ポリイミド等の絶縁性の樹脂材料を磁性体部20の主面上に塗布し、ベーキングする事で薄膜状に形成することができる。
次に、非磁性層34の主面上に、第1配線層35を形成する。ここで、第1配線層35は、例えば、Ti,Cr,TiWなどのバリアメタルを非磁性層34の主面上にスパッタ法で成膜した後にCuをスパッタ法で成膜する事で形成することができる。
次に、非磁性層34および第1配線層35の主面上に、第1樹脂層36を形成する。ここで、第1樹脂層36は、例えば、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ノボラック系樹脂などの感光性樹脂を第1配線層35の主面上に塗布し、ベーキングする事で形成することができる。
次に、第1樹脂層36の主面上に、磁気コア31を形成する。ここで、磁気コア31は、例えば、CoNbZr、CoTaZrなどに代表される零磁歪のCo系アモルファス膜や、NiFe合金、CoFe合金などといった薄膜状の軟磁性体材料を、磁性体部20と同様のプロセスによって、第1樹脂層36の主面上に形成することができる。
次に、第1樹脂層36および磁気コア31の主面上に、第2樹脂層37を形成する。ここで、第2樹脂層37は、例えば、第1樹脂層36と同様の材料およびプロセスにより形成する事ができる。
次に、第1配線層35および第2樹脂層37の主面上に、第2配線層38を形成する。ここで、第2配線層38は、例えば、第1配線層35と同様の材料およびプロセスにより形成する事ができる。
次に、非磁性層34、第2樹脂層37および第2配線層38の主面上に、第3樹脂層39を形成する。ここで、第3樹脂層39は、例えば、第2樹脂層37と同様の材料およびプロセスにより形成する事ができる。
以上のプロセスにより、磁性体部20上に薄膜状の磁気素子部30を一体的に形成することで、フラックスゲート型磁気センサ素子1が完成する。
(フラックスゲート型磁気センサの製造方法)
次に、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ100の製造方法について説明する。
まず、接着剤を用いて、リードフレーム3上にフラックスゲート型磁気センサ素子1を実装する。
次に、第1コイル32の端部とリードフレーム3との間および第2コイル33の端部とリードフレーム3との間をボンディングワイヤ2で電気的に接続する。
そして、磁気センサ素子1、ボンディングワイヤ2およびリードフレーム3が一体化する様、これらをモールド体4で封止することで、フラックスゲート型磁気センサ100が完成する。
以上、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ100の説明をしたが、この磁気センサ100は、電流センサ(図示せず)の一部として用いる事ができる。
この場合、電流センサは、例えば、断面視において、板状のバスバー(図示せず)、フラックスゲート型磁気センサ100、磁気シールド(図示せず)という順にそれぞれが離間配置され、そして、それぞれの表面や周囲が樹脂(図示せず)で封止されて構成されている。
以上の構成により、上記電流センサは、以下の原理により、バスバーに印加した電流の電流値を測定する事ができる。
まず、外部電源(図示せず)から、バスバーに電流値Iの電流を印加させると、バスバーの周囲に磁界Hが発生し、この磁界Hが磁気素子部30の磁気コア31に印加される。そして、上記フラックスゲート型磁気センサ100の磁気素子部30と同様の原理によって、この磁界Hの値を外部磁界Hextの値として演算する事で、磁界Hの値が測定される。したがって、この磁界Hの値と電流値Iとの関係式(2)から、電流センサは、バスバーに印加した電流の電流値Iを測定する事ができる。
H=∫Idl×r/(4πr^3)・・(2)
ただし、上記の(2)式において、dlはバスバーの長手方向における微小な長さであり、rはバスバーと磁気コア31との距離である。
次に、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子1の作用効果について、本発明の実施形態における磁気センサ素子1の構造(図2で説明)と、従来におけるフラックスゲート型磁気センサ素子300(以下、磁気センサ素子300と呼ぶ事もある。)の構造(図7で説明)とを比較して説明する。
図7は、従来におけるフラックスゲート型磁気センサ素子の断面図である。
図7に示すように、従来におけるフラックスゲート型磁気センサ素子300は、薄膜形成プロセスにより、非磁性基板320上に磁気素子330を積層して積層体を形成し、接着剤を使用して減磁体310上にこの積層体を実装する事によって作製されていた。
これに対して、図2に示すように、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子1によれば、従来の様に減磁体310上に、非磁性基板320と磁気素子330とがこの順で形成された構造と異なり、非磁性基板10の主面上に磁性体部20を直接形成している構造および磁性体部20の主面上に非磁性層34を含む磁気素子部30を直接形成している構造となっている為、従来よりも、磁性体部20と磁気素子部30との距離が小さくなる。この為、磁性体部20と磁気素子部30との距離が小さくなった分だけ、従来よりも、磁性体部20が、バスバーから発生する磁界を吸引する量が増加する。したがって、バスバーに大電流を印加させても、磁気素子部30に印加される磁界の量が磁性体部20によってより低減される為、磁気素子部において磁気飽和を起こす度合いが低減される。その結果、バスバーに印加される電流値が大きな値であっても、磁気素子部20は従来よりも電流測定限界値を超えずに測定する事が可能となる。すなわち、従来よりも大きな電流値を測定できる磁気センサ素子1を実現する事が可能となる。
また、本発明の実施形態における磁気センサ素子1の構造にする事で、従来よりも大きな電流値を測定する為に従来必要とされていた非磁性基板320の裏面の研削が不要となるので、磁気センサ素子1として使用可能な程度の耐久性を保ちつつ、大きな電流値を測定できる磁気センサ素子1を実現する事が可能となる。
さらに、従来におけるフラックスゲート型磁気センサ素子300では、接着剤を用いて、減磁体310上に非磁性基板320および磁気素子330を実装していた。この為、磁気センサ素子300を使用している際に、接着剤の粘度が低下して、非磁性基板320が、非磁性基板320と減磁体310との実装位置からずれる場合があった。したがって、磁気素子330に印加されるべき磁界値が設計値からずれて、磁気センサ素子300が電流測定誤差を生じる問題があった。
これに対して、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子1によれば、従来の様に接着剤を用いて減磁体310上に非磁性基板320および磁気素子330を実装した構造と異なり、薄膜状の磁性体部20が非磁性基板10の主面上に非磁性基板10と一体的に形成されており、薄膜状の磁気素子部30が磁性体部20の主面上に非磁性基板10と一体的に形成された構造となっている。この為、従来の様に接着剤の粘度が低下する事により非磁性基板320が減磁体310上の実装位置からずれるという事が起こらなくなる。したがって、上記位置ずれに起因した、磁気素子に印加されるべき磁界値と設計値とのずれがなくなるので、従来よりも電流測定誤差が低減された磁気センサ素子1を実現する事が可能となる。
さらに、従来におけるフラックスゲート型磁気センサ素子300では、非磁性基板320をより確実に支持する為に、減磁体310には非磁性基板320よりも幅広なものを使用していた。この為、磁気センサ素子300のうち減磁体310が最も幅広となるので、リードフレーム3上に占める磁気センサ素子300の面積が、減磁体310を設けない場合に比べ、広くなってしまう。したがって、リードフレーム3上に複数の磁気センサ素子300を高密度に実装するのが比較的困難となる問題があった。
これに対して、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子1によれば、従来の様に非磁性基板320よりも幅広な減磁体310を使用した構造と異なり、平面視において、磁性体部20の形成領域が非磁性基板10の主面上に収まっている。この為、磁気センサ素子1のうち最も幅広となるのが、従来の非磁性基板320と同等の幅を有する非磁性基板10となるので、従来の様に減磁体310を設ける事によってリードフレーム3上に占める磁気センサ素子300の面積が広くなるという問題が起こらなくなる。したがって、従来よりもリードフレーム3上に容易かつ高密度に実装する事が可能な磁気センサ素子1を実現する事が可能となる。
さらに、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ100によれば、フラックスゲート型磁気センサ素子1を用いている為、主として上記フラックスゲート型磁気センサ素子1に起因した効果が得られる。
さらに、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子1の製造方法によれば、従来の様に非磁性基板320上に磁気素子330を積層して積層体を形成し、接着剤を使用して減磁体310上にこの積層体を実装する事によって作製していたプロセスと異なり、非磁性基板10の主面上に磁性体部20を直接形成する工程および磁性体部20の主面上に非磁性層34を含む磁気素子部30を直接形成する工程を含むプロセスを用いている。この為、磁性体部20と磁気素子部30との距離が小さくなった分だけ、従来よりも、磁性体部20が、バスバーから発生する磁界を吸引する量が増加する。したがって、バスバーに大電流を印加させても、磁気素子部30に印加される磁界の量が磁性体部20によってより低減される為、磁気素子部において磁気飽和を起こす度合いが低減される。その結果、バスバーに印加される電流値が大きな値であっても、磁気素子部20は従来よりも電流測定限界値を超えずに測定する事が可能となる。すなわち、従来よりも大きな電流値を測定できる磁気センサ素子1を作製する事が可能となる。
また、本発明の実施形態における磁気センサ素子1の製造方法を用いる事で、従来よりも大きな電流値を測定する為に従来必要とされていた非磁性基板320の裏面を研削するプロセスが不要となるので、磁気センサ素子1として使用可能な程度の耐久性を保ちつつ、大きな電流値を測定できる磁気センサ素子1を作製する事が可能となる。
さらに、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子1の製造方法によれば、従来の様に接着剤を用いて減磁体310上に非磁性基板320および磁気素子330を実装したプロセスと異なり、非磁性基板10の主面上に薄膜状の磁性体部20を非磁性基板10と一体的に形成し、磁性体部20の主面上に薄膜状の磁気素子部30を非磁性基板10と一体的に形成している。この為、従来の様に接着剤の粘度が低下する事により非磁性基板320が減磁体310上の実装位置からずれるという事が起こらなくなる。したがって、上記位置ずれに起因した、磁気素子に印加されるべき磁界値と設計値とのずれがなくなるので、従来よりも電流測定誤差が低減された磁気センサ素子1を作製する事が可能となる。
さらに、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ素子1の製造方法によれば、従来の様に非磁性基板320よりも幅広な減磁体310上に非磁性基板320を実装したプロセスと異なり、平面視において、磁性体部20の形成領域が非磁性基板10の主面上に収まる様、形成している。この為、磁気センサ素子1のうち最も幅広となるのが、従来の非磁性基板320と同等の幅を有する非磁性基板10となるので、従来の様に減磁体310を設ける事によってリードフレーム3上に占める磁気センサ素子300の面積が広くなるという問題が起こらなくなる。したがって、リードフレーム3上において従来よりも容易かつ高密度に実装する事が可能な磁気センサ素子1を作製する事が可能となる。
さらに、本発明の実施形態におけるフラックスゲート型磁気センサ100の製造方法によれば、フラックスゲート型磁気センサ素子1を形成している為、主として上記フラックスゲート型磁気センサ素子1の製造方法に起因した効果が得られる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…フラックスゲート型磁気センサ素子
2…ボンディングワイヤ
3…リードフレーム
4…モールド体
10…非磁性基板
20…磁性体部
30…磁気素子部
31…磁気コア
32…第1コイル
33…第2コイル
34…非磁性層
35…第1配線層
36…第1樹脂層
37…第2樹脂層
38…第2配線層
39…第3樹脂層
100…フラックスゲート型磁気センサ

Claims (5)

  1. 非磁性基板と、
    前記非磁性基板の主面上に前記非磁性基板と一体的に形成された薄膜状の磁性体部と、
    前記磁性体部の主面上に前記磁性体部と一体的に形成された薄膜状の磁気素子部と、
    を少なくとも備えることを特徴とするフラックスゲート型磁気センサ素子。
  2. 平面視において、前記磁性体部の形成領域が前記非磁性基板の主面上に収まっている事を特徴とする請求項1記載のフラックスゲート型磁気センサ素子。
  3. 請求項1または2記載のフラックスゲート型磁気センサ素子を有することを特徴とするフラックスゲート型磁気センサ。
  4. 非磁性基板の主面上に薄膜状の磁性体部を前記非磁性基板と一体的に形成する工程と、
    前記磁性体部の主面上に薄膜状の磁気素子部を前記磁性体部と一体的に形成する工程と、
    を備えることを特徴とするフラックスゲート型磁気センサ素子の製造方法。
  5. 請求項4記載のフラックスゲート型磁気センサ素子の製造方法を用いたフラックスゲート型磁気センサの製造方法。
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EP3460499A1 (en) * 2017-06-30 2019-03-27 Ceské vysoké ucení technické v Praze Orthogonal fluxgate sensor

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