JP2017014962A - ベローズポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポンプの吸入・吐出能力を保ったまま、ウォータハンマの発生を効果的に低減することができるベローズポンプを提供すること。【解決手段】 本発明のベローズポンプは、流体を吸入するための吸入流路と該流体を吐出するための吐出流路とを有する、ポンプケース;と、該ポンプケース内に配置されたベローズであって、該流体が該吸入流路から吸入用逆止弁を介して吸入されかつ該流体が吐出用逆止弁を介して該吐出流路に吐出され、そして該吸入流路からの該流体の吸入と該吐出流路からの該流体の吐出との切換えに応じて伸縮可能である、ベローズ;と、該ベローズを伸縮させるための駆動装置;と、該ポンプケースの内面と該ベローズの底部構造との間の該ポンプケースの内面および/または該ベローズの底部構造に設けられた緩衝体;とを備え、該ベローズの伸縮のための切換えが、該緩衝体を介した該ポンプケース内面と該ベローズの該底部構造との衝合により行われる、ポンプである。【選択図】 図1

Description

本発明は、ベローズポンプに関し、より詳細には吸入工程と吐出工程の切換え時におけるウォータハンマの発生を低減し得る、ベローズポンプに関する。
従来、半導体や液晶表示デバイスの製造における高純度薬液の供給、医薬品の定量注入など、所望の流体の移送にあたり、不純物の混入が特に厳密に制限された分野において、ベローズポンプが汎用されている。ベローズポンプは、一般に、ベローズと、当該ベローズを伸縮させる駆動装置、ならびに当該ベローズに接続された吸入用逆止弁および吐出用逆止弁によって構成されている。当該駆動装置を通じてベローズが伸長する際に流体が吸入流路から吸入用逆止弁を通じてベローズ内に流入し、そしてベローズが収縮する際に流体が吐出用逆止弁を通じて吐出流路から吐出されるように構成されている。
ここで、当該ベローズポンプについては、吸入流路から流入した流体を吐出流路に吐出しようとする際、すなわち、駆動装置によるベローズの吸入工程から吐出工程の切換えの際に、ウォータハンマ(水撃)と呼ばれる衝撃が発生する。これはベローズ内に吸入まれた流体の慣性により生じる現象であり、衝撃とともにベローズ内に高流体圧を発生させてベローズポンプ自体や、当該ポンプに接続された配管等の破損を招くおそれがある。また、ベローズポンプでは、ポンプの効率を高めるために、一般にポンプケース内部において、ポンプケースの内面にベローズの底部構造が接するまたは極めて近接するまでベローズを伸長させ、その後収縮のための切換えを行うため、ウォータハンマが一層大きくなる傾向にある。
これに対し、特許文献1では、ベローズの他端と作動板との間に気密状の空間部を形成するとともに、このベローズの他端のうち前記空間部に面する臨空部分を弾性変形可能にすることにより、空間部が伸縮するベローズポンプを開示している。特許文献1に記載のベローズポンプによれば、ウォータハンマを空間部の伸縮により緩衝吸収することができるので、上記欠点の緩和を期待することができる。
しかし、このような空間部の設置は、ポンプに占めるベローズ部分の大きさを制限することにもなりかねない。すなわち、緩衝吸収を高めるために、大きな当該空間部を設けると、これに反比例してベローズの大きさを縮小せざるを得ない。あるいはベローズポンプ全体を大きくしなければならない。いずれの場合も、より小型かつ高効率の吸入かつ吐出が可能であり、かつウォータハンマの発生を低減するという当該技術分野に固有の課題をともに解決し得るものとは言い難い。
特開2010−196541号公報
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、ポンプの吸入・吐出能力を保ったまま、ウォータハンマの発生を効果的に低減することができるベローズポンプを提供することにある。
本発明は、流体を吸入するための吸入流路と該流体を吐出するための吐出流路とを有する、ポンプケース;と
該ポンプケース内に配置されたベローズであって、該流体が該吸入流路から吸入用逆止弁を介して吸入されかつ該流体が吐出用逆止弁を介して該吐出流路に吐出され、そして該吸入流路からの該流体の吸入と該吐出流路への該流体の吐出との切換えに応じて伸縮可能である、ベローズ;と
該ベローズを伸縮させるための駆動装置;と
該ポンプケースの内面と該ベローズの底部構造との間の該ポンプケースの内面および/または該ベローズの底部構造に設けられた緩衝体;と
を備え、
該ベローズの伸縮のための切換えが、該緩衝体を介した該ポンプケース内面と該ベローズの該底部構造との衝合後に行われる、ベローズポンプである。
1つの実施形態では、上記緩衝体は、ゴム、発泡樹脂、板バネ、空気ダンパ、油圧ダンパ、およびコイルバネからなる群から選択される少なくとも1種の弾性構造体である。
1つの実施形態では、上記緩衝体は、上記ポンプケースの内面側に設けられている。
さらなる実施形態では、上記緩衝体は、上記ポンプケースの内面に設けられた窪みの中に、その一部が該窪みから突出するように設けられている。
またさらなる実施形態では、上記窪みは上記ポンプケース内面において環状に設けられており、そして上記緩衝体は、該環状の窪みに対応するOリングである。
1つの実施形態では、上記緩衝体は、上記ベローズの底部構造側に設けられている。
さらなる実施形態では、上記緩衝体は、上記ベローズの底部構造に設けられた窪みの中に、その一部が該窪みから突出するように設けられている。
またさらなる実施形態では、上記窪みは上記ベローズの底部構造において環状に設けられており、そして上記緩衝体は、該環状の窪みに対応するOリングである。
本発明によれば、ポンプの大きさを従来と比較してほとんど変更することなく、ポンプの吸入・吐出能力を保ったまま、ウォータハンマの発生を効果的に低減することができる。これにより、より高いポンプ性能を有しつつ小型のベローズポンプを提供することができる。また、ウォータハンマの発生低減により破損の可能性も低減されているため、部品交換やメンテナンスの手間も低減することができる。
本発明のベローズポンプの一例を示す概略断面図である。 図1に示すベローズポンプにおける緩衝体の取り付け状態を示す要部拡大図である。 本発明のベローズポンプの他の例を示す概略断面図である。 本発明のベローズポンプのさらに別の例を示す図であて、緩衝体としてゴム弾性を有する樹脂構造体を用いる例を示す当該ポンプの概略断面図である。 本発明のベローズポンプのさらに別の例を示す図であって、緩衝体として板バネを用いる例を示す当該ポンプの概略断面図である。 本発明のベローズポンプのさらに別の例を示す図であって、緩衝体としてスプリングを用いる例を示す当該ポンプの概略断面図である。 本発明のベローズポンプのさらに別の例を示す図であって、緩衝体をベローズの底部構造側に設けた場合の例を示す当該ポンプの概略断面図である。 本発明のベローズポンプのさらに別の例を示す図であって、緩衝体をポンプケースの内面側およびベローズの底部構造側の両方に設けた場合の例を示す当該ポンプの概略断面図である。 本発明のベローズポンプのさらに別の例を示す図であって、緩衝体をポンプケースの内面側およびベローズの底部構造側のそれぞれの中央付近に設けた場合の例を示す当該ポンプの概略断面図である。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のベローズポンプの一例を示す概略断面図である。
本実施形態のベローズポンプ100は、ポンプケース120と、該ポンプケース120内に配置された伸縮可能なベローズ130と、駆動装置700とを備える。
ポンプケース120は、流体を吸入するための吸入流路111と、該流体を吐出するための吐出流路112とを有する。図1に示すベローズポンプ100において、ポンプケース120は、例えば、中空の略円柱形状の容器であり、軸心方向が左右対称となるように配置されている。ポンプケース100はまた、例えば、ポンプボディ113、当該ボンプボディ113の両端にそれぞれ配置された中間カバー114、および当該中間カバー114のそれぞれの外側端部にさらに設けられた端部カバー115で構成されている。
ポンプケース120を構成する材料は、十分な剛性を有する限り特に限定されず、従来のベローズポンプを構成するポンプケースの材料として一般に使用され得るものである。軽量かつ安価であるとの理由から、合成樹脂であることが好ましい。ポンプケース200を構成し得る材料の例としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)、ECTFE(クロロトリフルオロエチレン・エチレン共重合体)等のフッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)等の熱可塑性樹脂が挙げられる。耐薬品性に優れている点からフッ素樹脂が好ましく、PTFE、PFAがより好ましい。
吸入流路111は、一端部がポンプボディ113の外周面に向かって開口しかつ他端部がポンプボディ113の両端面に開口するように設けられている。吸入流路111の当該一端部は、図示しない流体の貯留タンクなどと連通される。吐出流路112は、一端部がポンプボディ113の外周面に向かって開口しかつ他端部がポンプボディ113の両端面に開口するように設けられている。吐出流路112の当該一端部は図示しない流体の移送先(例えば、任意の機器)と連通している。
中間カバー114はそれぞれ、例えば、ポンプボディ113とほぼ同一の外径を有する円筒状に成形されている。中間カバー114は、ポンプボディ113の軸心方向における両端に配置されている。さらに中間カバー114の外側に、端部カバー115がそれぞれ配置されている。
ポンプボディ113、中間カバー114、および端部カバー115が上記のように連結し、ポンプケース120の内部には、伸縮可能なベローズ130を収容するための収容空間が形成されている。当該収容空間は、ポンプボディ113、2つの中間カバー114および2つの端部カバー115と、必要に応じてそれらの間に配置されたシール部材(図示せず)によって、高度な気密性が保持されている。
また、端部カバー115には、各端部の略中央に給排気孔121がそれぞれ設けられている。給排気孔121は、上記収容空間とポンプケース120の外部とを連通(例えば、後述の空気室110とポンプケース120の外部とを連通)する役割を果たす。給排気孔121は、例えば、それぞれ端部カバー115の外側面に配置された配管119を通じてポンプケース120の外部に配置された駆動装置700と連通している。
端部カバー115には、近接センサ170が設けられている。近接センサ170の感受面は、端部カバー115の外部から貫通し、空気室110側、すなわちベローズ130の底部構造140と対向するように配置されている。近接センサ170は、後述するようにベローズ130の伸縮に応じてベローズ130の他端部と一体的に移動する底部構造140の接近を感受することにより、ベローズ130の伸縮状態を検知することができる。
ベローズ130は、ポンプケース120内に配置されている。ベローズ130は、その一端が、ポンプボディ113に接合し、液室としての内部が吸入流路111および吐出流路112とそれぞれ連通しており、流体を吸入流路111から吸入用逆止弁116を介して吸入し、かつ吸入した流体を吐出用逆止弁118を介して吐出流路112に吐出することができる。この際、ベローズ130は、吸入流路111からの流体の吸入と吐出流路112への流体の吐出との切換えに応じて伸縮可能である。
ベローズ130とポンプケース120との間には、気密性が保たれた空気室110が形成されている。ここで、図1において、ポンプボディ113に対して右側に配置されたベローズ130について例示的に説明すると、当該右側に配置されたベローズ130の一端部(左側端部)は、ポンプケース120のポンプボディ113に固定されており、ベローズ130の他端部(右側端部)は、空気室110内を左右に移動することができるように伸縮可能である。図1において左側に配置されたベローズ130は、当該右側に配置されたベローズ130と対称的に構成されている。
各ベローズ130を構成する材料は、充分な強度および柔軟性を有する限り、特に限定されず、従来のベローズポンプのベローズを構成するものが使用され得る。ベローズ130を構成する材料の例としては、フッ素樹脂(例えば、PTFE)、ならびに天然ゴムおよび合成ゴムのようなエラストマーが挙げられる。耐屈曲疲労特性および耐薬品性に優れるという点でフッ素樹脂(PTFE)が好ましい。
左右に設けられたベローズ130は、それぞれ実質的に有底筒状に形成されており、左右方向を軸として外周部に軸周りに交互に設けられた山部および谷部を備える。ベローズ本体130はその内部に所定容量の流体を吸入し得るとともに、吸入側逆止弁116の少なくとも一部および吐出側逆止弁118の少なくとも一部を収容し得るように構成されている。
ベローズ130の基端部(すなわち、ベローズ130の端部のうちポンプボディ113側の端部)には、固定フランジ125が設けられており、ポンプボディ113に固定されている。ベローズ130の他方の端部(すなわち、ベローズ130の端部のうち端部カバー115側の端部)には可動フランジ135が設けられており、動作板141と押え板142で挟持されている。さらに、動作板141と押え板142とは固定部材143により互いに固定され、これにより底部構造140を構成している。
動作板141はまた、ベローズ130の上記他方の端部と連結しており、ベローズ130の伸縮に連動して、動作板141、すなわち底部構造140も可動し得る。なお、図1において左右に設けられた底部構造140のそれぞれは、少なくとも一本の連結棒150によって連結されている、これにより、一方(例えば、右側)のベローズ130が収縮すると、他方(左側)のベローズ130が伸長し得る。
図1に示すベローズポンプ100はまた、左右の端部カバー115の内側であって、ベローズ130の伸長によって底部構造140と端部カバー115が近接する位置に近接センサ170がそれぞれ設けられている。左右の近接センサ170は、制御装置740と電気的に接続されている。さらに当該制御装置740は、切換弁720とも電気的に接続されており、制御装置740からのシグナルに応じて、圧縮供給装置710から供給される空気の供給の切換えが切換弁720で行われる。
図1において、他方の端部(例えば、左側)のベローズ130が完全に伸長した際、図1の左側に設けられた近接センサ170が底部構造140の動作板141の接近を感知する。その後、当該左側の近接センサ170からのシグナルが制御装置740に送信され、当該シグナルに基づいて切換弁720が切り換わる。その結果、一方の端部(右側)への圧縮空気の供給が停止されて排気が開始され、同時に他方の端部(左側)の圧縮空気の供給が開始される。他方の端部(左側)に圧縮空気が供給されるにつれ、一方の端部(右側)のベローズ130が連結棒150を介して徐々に伸長する。次いで、一方の端部(右側)のベローズ130が完全に伸長した際、図1の右側に設けられた近接センサ170が底部構造140の動作板141の接近を感知する。その後、当該右側の近接センサ170からのシグナルが制御装置740に送信され、当該シグナルに基づいて切換弁720が切り換わる。その結果、他方の端部(左側)への圧縮空気の供給が停止されて排気が開始され、同時に一方の端部(右側)の圧縮空気の供給が開始される。このような動作が繰り返されることにより、左右のベローズ130が連結棒150を介して往復運動し得る。
なお、図1に示す本発明のベローズポンプ100では、上記ポンプケース120の内面とベローズ130に設けられた底部構造140との間の当該ポンプケース120の内面に緩衝体180が設けられている。図1に示す実施形態では、緩衝体180は例えばOリングであり、左右の端部カバー115の内側であって、端部カバー115の内側と、ベローズ130に設けられた底部構造140とが対向する位置にそれぞれ設けられている。
図1において、緩衝体180は、ベローズ130の伸長に伴って底部構造140が端部カバー115に近づく際、近接センサ170が感知する前に底部構造140と衝合可能である。衝合後も、近接センサ170の感知までベローズ130は伸長するため、緩衝体180は圧縮されつつ、当該緩衝体180が有する弾性によって底部構造140の動きを徐々に抑制することができる。その後、近接センサ170の感知により、上記の通り切換弁720の切換えが起こり、伸長したベローズ130は収縮を開始し、これに伴って緩衝体180の圧縮も開放され、最終的に底部構造140は緩衝体180から離れる。
このように、本発明においては、上記ポンプケース120の内面とベローズ130に設けられた底部構造140との間に設けられた緩衝体180によって、ベローズ130の伸長から収縮への切換えの直前におけるベローズ130の動きを徐々に抑制することができる。その結果、ベローズ130の伸長から収縮への切換えの際のウォータハンマの発生を適切に低減することができる。
図2は、図1に示すベローズポンプにおける緩衝体の取り付け状態を示す要部拡大図である。
図2に示すように、緩衝体180は、好ましくはポンプケース120の端部カバー115内に設けられた窪み181の中に設けられており、緩衝体180の一部が当該窪み181から突出するように配置されている。窪み181はまた、開口部から底部に向かって拡径するような形状を有していることが好ましい。窪み181がこのような形状を有することにより、ベローズ130の底部構造140と衝合した緩衝体180は、窪み181の拡径部分における間隙を利用して弾性変形することができる。このため、底部構造140は、緩衝体180と衝合した後も、さらに端部カバー115に接近または接触した位置まで移動することができ、その結果ベローズ130の可動距離が増加することによりベローズポンプの吸入・吐出容量が増加する。
図3は、本発明のベローズポンプの他の例を示す概略断面図である。
図3において、上記図1に示すベローズポンプ100における部材と同一の符号を付した部材は、同一または実質的に同一の部材であるため、適宜その説明を省略する。
本実施形態のベローズポンプ200は、図1に示すベローズポンプ100と対比して、いずれも複胴型のベローズポンプである点で共通するが、本発明のベローズポンプ200を構成するベローズのうちの一方が、アキュームレータ構造を有する点で、図1に示すベローズポンプ100と異なる。
図3に示すベローズポンプ200は、ポンプケース220と、該ポンプケース220内に配置された伸縮可能なベローズ130と、駆動装置700とを備える。
ポンプケース220は、流体を吸入するための吸入流路211と、破線で示される該流体を吐出するための吐出流路212とを有する。図3に示すベローズポンプ200において、ポンプケース220は、例えば、上記図1に示すポンプケース120と同様に中空の略円柱形状の容器である。ポンプケース220はまた、例えば、ポンプボディ213、当該ボンプボディ213の両端にそれぞれ配置された中間カバー214、および当該中間カバー214のそれぞれの外側端部にさらに設けられた端部カバー215で構成されている。
ポンプケース220を構成する材料は、上記図1に示すポンプケース120と同様である。
吸入流路211は、一端部がポンプボディ213の外周面に向かって開口しかつ他端部がポンプボディ213の図3における右側端面に開口するように設けられている。吸入流路211の当該一端部もまた、図示しない流体の貯留タンクなどと連通される。吐出流路212は、一端部がポンプボディ213の外周面に向かって開口しかつ他端部がポンプボディ213の図3における左側端面に開口するように設けられている。吐出流路212の当該一端部は図示しない流体の移送先(例えば、任意の機器)と連通している。
中間カバー214はそれぞれ、上記図1に示す中間カバー114と同様である。
図3において、ポンプボディ213、中間カバー214、および端部カバー215が連結し、ポンプケース220の内部には、伸縮可能なベローズ130を収容するための収容空間が形成されている。当該収容空間は、ポンプボディ213、2つの中間カバー214および2つの端部カバー215と、必要に応じてそれらの間に配置されたシール部材(図示せず)によって、高度な気密性が保持されている。
図3において、左右に設けられたベローズ130は、上記収容空間内において、ベローズ130の一方の端部がそれぞれポンプボディ213側に指向し、かつ他端がそれぞれ端部カバー215側に指向するように配置されている。
ベローズ130の各他端は、上記図1と同様の、動作板141、押え板142および固定部材143により構成される底部構造140と一体的になって移動可能である。ここで、図3において右側に示すベローズ130(130a)の底部構造140はまた、ベローズ130aの他端が接する面とは反対の面に連結棒250が設けられている。連結棒250は、固定部材143から端部カバー215を貫通し、ピストン収容区画230でスライド可能に設けられたピストン231と連結している。ピストン231の端部には、ピストン収容区画230の外部に向けて延びるセンサピース232が設けられている。センサピース232はまた、ピストン収容区間230の外部に所定間隔をあけて設けられた2つの近接センサ270の感受面の間を移動可能となるように設けられている。近接センサ270は、後述するようにベローズ130aの伸縮に応じてベローズ130aの他端部と一体的に移動するセンサピース232の接近を感受することにより、ベローズ130aの伸縮状態を検知することができる。
ベローズ130aとポンプケース220との間には、空気室210が形成されている。この空気室210、およびピストン収容区画230とピストン250との間で構成される空間に対し、第1給排気孔271および第2給排気孔272を通じて圧縮供給装置710から供給される空気の供給の切換えが切換弁720で行われる。
図3において左側に示すベローズ130(130b)の内部(液室)は、右側のベローズ130aの内部(液室)と流路221を介して連通しており、当該流路221からの流入により左側のベローズ130bの他端および底部構造140が左側に移動し得る。また、空気室210’内において、端部カバー215’と左側の底部構造140との間にはダンパ290(図3においては、例えばスプリング)が設けられており、当該端部カバー215’、左側の底部構造140およびダンパ290によってアキュームレータ構造を構成する。ベローズポンプ200は、このようなアキュームレータ構造を有することにより、吸入流路211から入った流体が、吸入用逆止弁116、右側のベローズ130a、吐出用逆止弁118、流路221、左側のベローズ130bおよび吐出流路212を通じて外部に吐出かつ供給される際に脈流を発生させないか、あるいは当該脈流を低減することができる。
ベローズポンプ200は、圧縮供給装置710から供給される空気の供給を切換弁720、ならびに第1給排気孔271および第2給排気孔272を通じて交互に行うことにより、右側のベローズ130aの伸縮およびこれに連動した左側のベローズ130bの伸縮を行うことができる。
ここで、図3に示すベローズポンプ200では、上記ポンプケース220の内面とベローズ130aに設けられた底部構造140との間に緩衝体280が設けられている。図3に示す実施形態では、緩衝体280は例えばOリングであり、右側の端部カバー215の内側であって、端部カバー215の内側と、ベローズ130aに設けられた底部構造140とが対向する位置に設けられている。
図3において、緩衝体280は、右側のベローズ130aの伸長に伴って底部構造140が端部カバー215に近づく際、センサピース232の接近を近接センサ270が感知する前に底部構造140と衝合可能である。衝合後も、近接センサ270の感知まで右側のベローズ130aは伸長するため、緩衝体280は圧縮されつつ、当該緩衝体280が有する弾性によって底部構造140の動きを徐々に抑制することができる。その後、近接センサ270の感知により、上記の通り切換弁720の切換えが起こり、伸長した右側のベローズ130aは収縮を開始し、これに伴って緩衝体280の圧縮も開放され、最終的に底部構造140は緩衝体280から離れる。
このように、図3に示す実施形態においては、上記ポンプケース220の内面と右側のベローズ130aに設けられた底部構造140との間に設けられた緩衝体280によって、ベローズ130aの伸長から収縮への切換えの直前におけるベローズ130aの動きを徐々に抑制することができる。その結果、ベローズ130aの伸長から収縮への切換えの際のウォータハンマの発生を適切に低減することができる。
上記図1および図3に示す各実施形態において、緩衝体180,280はそれぞれOリングである場合、その材質は特に限定されないが、初期弾性率の高い材質から構成されることが好ましい。本発明におけるOリングを構成し得る材質の例としては、ニトリルゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム等のエラストマーが挙げられる。耐薬品性に優れる点で、フッ素ゴムが好ましい。Oリングの大きさや軸断面の直径等は特に限定されず、ベローズポンプの大きさ等に応じて当業者によって任意のものが選択され得る。
本発明において使用可能な緩衝体180,280は、ベローズの底部構造とポンプケースの間に介在して、ベローズの底部構造とポンプケースが衝突する直前に、ベローズの伸長速度を減速できる部材である限り特に限定されず、例えば、図1〜3に示すようなOリングの他、ゴム弾性を有する樹脂構造体282(図4参照)、板バネ284(図5参照)、スプリング286(図6参照)あるいはこれらの組合せであってもよい。入手が容易であり、取付けが容易であること等を考慮すれば、Oリングが好ましい。当該緩衝体はまた、例えば、底部構造140と対向して端部カバー215内において、緩衝体の一部が突出する深さに設けられた窪み281の中に配置されている。
ここで、本発明の各実施形態における緩衝体180,280のうち、図4に示すゴム弾性を有する樹脂構造体282は、好ましくは初期弾性率の高い樹脂でなる。ゴム弾性を有する樹脂の例としては、必ずしも限定されないが、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、弾性エポキシ樹脂等が挙げられる。これらの樹脂を任意の発泡倍率で発泡した発泡樹脂を用いてもよい。
本発明において、緩衝体180,280にOリングまたはゴム弾性を有する樹脂構造体282を用いる場合、長期間使用しても復元性を維持するためには、当該緩衝体は、好ましくは8%〜50%、より好ましくは8%〜30%の圧縮率の範囲内で使用されるように、配置される窪み281の溝の深さや形状が設定され得る。
本願発明者らは、図1に示すベローズポンプ100について、緩衝体180としてOリングを用い、ベローズ130の底部構造140をOリングに10000回衝突させる実験を複数回行った。その際、実験毎に窪み281の溝の深さを変えることにより、衝突時のOリングの圧縮率を変化させて、10000回衝突後のOリングの復元率を測定した。ここで、Oリングの復元率は、圧縮率を30%に抑えた場合には97%であったのに対し、圧縮率を50%にした場合には90%に低下し、圧縮率を80%にした場合には、50%にまで低下したことを確認することができた。なお、圧縮率を8%未満にした場合は、Oリングの緩衝機能(ベローズ130を減速させる機能)が、上記のような圧縮率を選択した場合には及ぶものではなかった。
また、図5または6に示す緩衝体を構成する板バネまたはスプリングは、適切な弾性を有する材質から構成される限り特に限定されない。例えば、金属や合成樹脂製の板バネおよびスプリングが使用され得る。板バネやスプリングを構成する材料としては、例えば、弾性が強く、耐食性に優れる点でステンレスが挙げられる。
本発明において使用可能な緩衝体は、上記に例示したものに必ずしも限定されず、例えば、エアダンパ、油圧ダンパ等であってもよく、上記Oリング、ゴム弾性を有する樹脂構造体、板バネ、スプリングと任意の組合せが使用されてもよい。
さらに、本発明のベローズポンプにおいて、緩衝体が取り付けられる場所は、ポンプケース内面とベローズの底部構造が衝合する面であれば、いずれに設けてもよい。図1〜図6に示した例ではいずれもポンプケースの内面側に緩衝体180,280,282,284,286が設けられているが、例えば、図7に記載のように緩衝体287がベローズの底部構造140側に設けられてもよく、図8に記載のように、緩衝体288が、ポンプケース内面側とベローズの底部構造140側の両方に設けられてもよい。さらに図9に記載のように、ポンプケース内面とベローズの底部構造が衝合する面の中央において、緩衝体289は連結棒250の軸周りに設けられていてもよい。
また、図6に記載のように緩衝体286としてスプリングを用いる場合、スプリングはポンプケースの内面およびベローズの底部構造の両方にわたって接続されていてもよい。
さらに、上記実施形態においては、ベローズの底部構造が緩衝体に衝合した後に近接センサが底部構造の近接を感知する例を説明したが、ベローズの底部構造が緩衝体に衝合した後にベローズが伸長から収縮に切り替わる構成である限り、近接センサが底部構造の近接を感知するのは、ベローズの底部構造が緩衝体に衝合する前であってもよい。具体的には、ベローズに働く慣性力の影響により、近接センサが底部構造の近接を感知してから、ベローズが伸長から収縮に切り替わるまでのタイムラグが大きい場合は、ベローズの底部構造が緩衝体に衝合する前に、近接センサが底部構造の近接を感知するように設計したものであってもよい。
このように、本発明のベローズポンプは、上記のような緩衝体を、ポンプケースの内面とベローズの底部構造との間のポンプケースの内面および/またはベローズの底部構造に設けることにより、ポンプの吸入・吐出能力を保ったまま、駆動装置によるベローズの吸入工程から吐出工程に切換える際のウォータハンマの発生を効果的に低減することができる。
本発明においては、ベローズが伸長し、緩衝体を介してポンプケース内面とベローズの底部構造とが衝合すると、ベローズの伸長が、緩衝体が有する弾性によって実質的に減速する。その後、ベローズの伸縮のための切換えが行われることにより、当該緩衝体を備えないベローズポンプと比較して、急激な切換えが緩和され得る。そのため、ウォータハンマの発生が効果的に低減され得る。
本発明のベローズポンプは、例えば、半導体や液晶表示デバイスの製造における高純度薬液の供給、医薬品の定量注入など、所望の流体の移送において有用である。
100,200 ベローズポンプ
110 空気室
111,211 吸入流路
112,212 吐出流路
113,213 ポンプボディ
114,214 中間カバー
115,215,215’ 端部カバー
116 吸入用逆止弁
118 吐出用逆止弁
119 配管
120,220 ポンプケース
121 給排気孔
130(130a,130b) ベローズ
135 可動フランジ
140 底部構造
141 動作板
142 押え板
143 固定部材
150,250 連結棒
170,270 近接センサ
180,280 緩衝体
181 窪み
221 流路
230 ピストン収容区画
232 センサピース
271 第1給排気孔
272 第2給排気孔
700 駆動装置
710 圧縮供給装置
720 切換弁
740 制御装置

Claims (8)

  1. 流体を吸入するための吸入流路と該流体を吐出するための吐出流路とを有する、ポンプケース;と
    該ポンプケース内に配置されたベローズであって、該流体が該吸入流路から吸入用逆止弁を介して吸入されかつ該流体が吐出用逆止弁を介して該吐出流路に吐出され、そして該吸入流路からの該流体の吸入と該吐出流路への該流体の吐出との切換えに応じて伸縮可能である、ベローズ;と
    該ベローズを伸縮させるための駆動装置;と
    該ポンプケースの内面と該ベローズの底部構造との間の該ポンプケースの内面および/または該ベローズの底部構造に設けられた緩衝体;と
    を備え、
    該ベローズの伸縮のための切換えが、該緩衝体を介した該ポンプケース内面と該ベローズの該底部構造との衝合後に行われる、ベローズポンプ。
  2. 前記緩衝体が、ゴム、発泡樹脂、板バネ、空気ダンパ、油圧ダンパ、およびコイルバネからなる群から選択される少なくとも1種の弾性構造体である、請求項1に記載のベローズポンプ。
  3. 前記緩衝体が、前記ポンプケースの内面側に設けられている、請求項1または2に記載のベローズポンプ。
  4. 前記緩衝体が、前記ポンプケースの内面に設けられた窪みの中に、その一部が該窪みから突出するように設けられている、請求項3に記載のベローズポンプ。
  5. 前記窪みが前記ポンプケース内面において環状に設けられており、そして前記緩衝体が、該環状の窪みに対応するOリングである、請求項4に記載のベローズポンプ。
  6. 前記緩衝体が、前記ベローズの底部構造側に設けられている、請求項1または2に記載のベローズポンプ。
  7. 前記緩衝体が、前記ベローズの底部構造に設けられた窪みの中に、その一部が該窪みから突出するように設けられている、請求項6に記載のベローズポンプ。
  8. 前記窪みが前記ベローズの底部構造において環状に設けられており、そして前記緩衝体が、該環状の窪みに対応するOリングである、請求項7に記載のベローズポンプ。
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