JP6780959B2 - ベローズポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベローズポンプ装置に関する。
半導体製造や化学工業等において、薬液や溶剤等の移送流体を送給させるために使用されるベローズポンプとして、密閉された2つの空気室のうち、一方の空気室に加圧空気を供給することでベローズを伸長動作させて移送流体を吸入し、他方の空気室に加圧空気を供給することでベローズを収縮動作させて移送流体を吐出するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−117322号公報
このようなベローズポンプにおいては、移送流体の吐出流量を増加させるために、各空気室に供給する加圧空気の空気圧を上げることが一般的に行われる。しかし、前記空気圧を上げると、ベローズの収縮動作による移送流体の吐出から、ベローズの伸長動作による移送流体の吸い込みに切り換わったときに、ベローズポンプは全力で移送流体を吸い込み始める。
このため、図8に示すように、移送流体が吸い込まれるベローズの内部には、瞬間的に大きな負圧による圧力変動(図中の一点鎖線で囲んだ部分)が生じ、移送流体をベローズ内に吸い込む吸込配管内において「ウォータハンマ」と呼ばれる衝撃圧力が発生する。この衝撃圧力は、図9の一点鎖線の囲み部分で示すように前記負圧が大きくなるほど、ベローズの内部が正圧に戻ったときに、吸込配管内の図9の破線の囲み部分で示すように、図8の破線の囲み部分よりも大きくなっているのが分かる。
このような衝撃圧力が発生すると、当該衝撃圧力による振動がポンプ、配管又は機器に伝播し、これらのポンプ等が破損する恐れがある。また、吸込時の負圧が大きくなることで、液体の沸騰(ベーパーやキャビテーション等)が発生し、半導体製造プロセス等に悪影響を及ぼすおそれもある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、移送流体の吐出から吸い込みに切り換わるときに発生する衝撃圧力を抑制することができるベローズポンプ装置を提供することを目的とする。
本発明のベローズポンプ装置は、密閉された2つの流体室のうち、一方の流体室に加圧流体を供給することでベローズを伸長させて移送流体を吸入し、他方の流体室に加圧流体を供給することで前記ベローズを収縮させて移送流体を吐出するベローズポンプ装置であって、前記一方の流体室に供給する加圧流体の流体圧を調整する流体圧調整部と、前記ベローズの伸長初期に、前記一方の流体室の流体圧が段階的または連続的に増加するように前記流体圧調整部を制御する制御部と、を備える。
上記のように構成されたベローズポンプ装置によれば、制御部は、ベローズの伸長初期に、前記一方の流体室の流体圧が段階的または連続的に増加するように流体圧調整部を制御する。これにより、ベローズの収縮動作による移送流体の吐出から、ベローズの伸長動作による移送流体の吸い込みに切り換わったときの圧力変動を抑えることができるため、その切り換わり時に衝撃圧力が発生するのを抑制することができる。
本発明のベローズポンプ装置によれば、移送流体の吐出から吸い込みに切り換わるときに発生する衝撃圧力を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るベローズポンプ装置の概略構成図である。 ベローズポンプの断面図である。 ベローズポンプの動作を示す説明図である。 ベローズポンプの動作を示す説明図である。 電空レギュレータの制御例を示すグラフである。 制御部が移送流体の吸い込み時に電空レギュレータを制御したときの吸込側空気室における空気圧の変化を示すグラフである。 制御部による電空レギュレータの制御の変形例を実行した場合の吸込側空気室における空気圧の変化を示すグラフである。 従来のベローズポンプにおけるベローズ内の圧力および吸込配管内の圧力を示すグラフである。 従来のベローズポンプにおいて大きな負圧が発生した場合のベローズ内の圧力および吸込配管内の圧力を示すグラフである。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
<ベローズポンプ装置の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るベローズポンプ装置の概略構成図である。本実施形態のベローズポンプ装置は、例えば半導体製造装置において薬液や溶剤等の移送対象(移送流体)を一定量供給するときに用いられる。このベローズポンプ装置は、ベローズポンプ1と、当該ベローズポンプ1に加圧空気(加圧流体)を供給するエアコンプレッサ等の空気供給装置2と、前記加圧空気の空気圧を調整する機械式レギュレータ3、第1電空レギュレータ(流体圧調整部)51、及び第2電空レギュレータ(流体圧調整部)52と、第1電磁弁4及び第2電磁弁5と、制御部6とを備えている。
図2は、本実施形態に係るベローズポンプ1の断面図である。
本実施形態のベローズポンプ1は、ポンプヘッド11と、このポンプヘッド11の左右方向(水平方向)の両側に取り付けられる一対のポンプケース12と、各ポンプケース12の内部において、ポンプヘッド11の左右方向の側面に取り付けられる第1ベローズ13及び第2ベローズ14と、各ベローズ13,14の内部において、ポンプヘッド11の左右方向の側面に取り付けられる合計4個のチェックバルブ15,16と、を備えている。
<ベローズの構成>
第1及び第2ベローズ13,14は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフッ素樹脂により有底筒形状に形成され、その開放端部に一体形成されたフランジ部13aおよびフランジ部14aはポンプヘッド11の側面に気密状に押圧固定されている。第1及び第2ベローズ13,14の各周壁は蛇腹形状に形成され、互いに独立して水平方向に伸縮可能に構成されている。
具体的には、第1及び第2ベローズ13,14は、後述する作動板19の外面がポンプケース12の底壁部12aの内方側面に当接する最伸長状態と、後述するピストン体23の内方側面がポンプケース12の底壁部12aの外方側面に当接する最収縮状態との間で伸縮するようになっている。第1及び第2ベローズ13,14の底部の外面には、ボルト17及びナット18により作動板19が連結部材20の一端部とともに固定されている。
<ポンプケースの構成>
ポンプケース12は、有底円筒状に形成されており、その開口周縁部は、対応するベローズ13(14)のフランジ部13a(14a)に気密状に押圧固定されている。これにより、ポンプケース12の内部には、気密状態が保持された吐出側空気室(流体室)21が形成されている。
各ポンプケース12には吸排気ポート22がそれぞれ設けられており、吸排気ポート22は、電磁弁4(5)、電空レギュレータ51(52)及び機械式レギュレータ3を介して空気供給装置2に接続されている(図1参照)。これにより、空気供給装置2から機械式レギュレータ3、電空レギュレータ51(52)及び電磁弁4(5)及び吸排気ポート22を介して吐出側空気室21の内部に加圧空気を供給することで、ベローズ13(14)が収縮するようになっている。
また、各ポンプケース12の底壁部12aには、前記連結部材20が水平方向に摺動可能に支持されており、この連結部材20の他端部にはピストン体23がナット24により固定されている。ピストン体23は、前記底壁部12aの外方側面に一体に設けられた円筒状のシリンダ体25の内周面に対して、気密状態を保持しながら水平方向へ摺動可能に支持されている。これにより、前記底壁部12a、シリンダ体25、及びピストン体23によって囲まれた空間は、気密状態が保持された吸込側空気室(流体室)26とされている。
前記シリンダ体25には吸込側空気室26に連通する吸排気口25aが形成されており、この吸排気口25aは、前記電磁弁4(5)、電空レギュレータ51(52)及び機械式レギュレータ3を介して空気供給装置2に接続されている(図1参照)。これにより、空気供給装置2から機械式レギュレータ3、電空レギュレータ51(52)及び電磁弁4(5)及び吸排気口25aを介して吸込側空気室26の内部に加圧空気を供給することで、ベローズ13(14)が伸長するようになっている。
各ポンプケース12の底壁部12aの下方には、移送流体の吐出側空気室21への漏洩を検知するための漏洩センサ40が取り付けられている。
以上の構成により、図2左側の吐出側空気室21が形成されたポンプケース12と、図2左側の吸込側空気室26を形成するピストン体23及びシリンダ体25とにより、第1ベローズ13を最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第1エアシリンダ部(第1駆動部)27が構成されている。
また、図2右側の吐出側空気室21が形成されたポンプケース12と、図2右側の吸込側空気室26が形成されたピストン体23及びシリンダ体25とにより、第2ベローズ14を最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第2エアシリンダ部(第2駆動部)28が構成されている。
<検知部の構成>
第1エアシリンダ部27のシリンダ体25には、一対の近接センサ29A,29Bが取り付けられ、ピストン体23には各近接センサ29A,29Bにより検知される被検知板30が取り付けられている。被検知板30は、ピストン体23とともに往復動することで、近接センサ29A,29Bに交互に近接することにより検知される。
近接センサ29Aは、第1ベローズ13が最収縮状態のときに被検知板30を検知する位置に配置されている。近接センサ29Bは、第1ベローズ13が最伸長状態のときに被検知板30を検知する位置に配置されている。各近接センサ29A,29Bの検知信号は制御部6に送信される。本実施形態では、上記一対の近接センサ29A,29Bにより、第1ベローズ13の伸縮状態を検知する第1検知部29が構成されている。
同様に、第2エアシリンダ部28のシリンダ体25には、一対の近接センサ31A,31Bが取り付けられ、ピストン体23には各近接センサ31A,31Bより検知される被検知板32が取り付けられている。被検知板32は、ピストン体23とともに往復動することで、近接センサ31A,31Bに交互に近接することにより検知される。
近接センサ31Aは、第2ベローズ14が最収縮状態のときに被検知板32を検知する位置に配置されている。近接センサ31Bは、第2ベローズ14が最伸長状態のときに被検知板32を検知する位置に配置されている。各近接センサ31A,31Bの検知信号は制御部6に送信される。本実施形態では、一対の近接センサ31A,31Bにより、第2ベローズ14の伸縮状態を検知する第2検知部31が構成されている。
空気供給装置2によって生成された加圧空気は、第1検知部29の一対の近接センサ29A,29Bが被検知板30を交互に検知することで、第1エアシリンダ部27の吸込側空気室26と吐出側空気室21とに交互に供給される。これにより、第1ベローズ13は連続して伸縮動作する。
また、前記加圧空気は、第2検知部31の一対の近接センサ31A,31Bが被検知板32を交互に検知することで、第2エアシリンダ部28の吸込側空気室26と吐出側空気室21とに交互に供給される。これにより、第2ベローズ14は連続して伸縮動作する。その際、第2ベローズ14の伸長動作は第1ベローズ13の収縮動作時に行われ、第2ベローズ14の収縮動作は主に第1ベローズ13の伸長動作時に行われる。このように、第1ベローズ13及び第2ベローズ14は、交互に伸縮動作を繰り返すことで、各ベローズ13,14の内部への移送流体の吸込と吐出とが交互に行われ、当該移送流体が移送されるようになっている。
なお、第1及び第2検知部29,31は、近接センサによって構成されているが、リミットスイッチ等の他の検知手段により構成されていてもよい。また、第1及び第2検知部29,31は、第1及び第2ベローズ13,14の最伸長状態と最伸縮状態とを検知しているが、伸縮途中の状態を検知するようにしてもよい。
<ポンプヘッドの構成>
ポンプヘッド11は、PTFEやPFA等のフッ素樹脂から形成されている。ポンプヘッド11の内部には、移送流体の吸込通路34と吐出通路35とが形成されており、この吸込通路34及び吐出通路35は、ポンプヘッド11の外周面において開口し、当該外周面に設けられた吸込ポート及び吐出ポート(いずれも図示省略)に接続されている。
吸込ポートは移送流体の貯留タンク等に接続され、吐出ポートは移送流体の移送先に接続される。また、吸込通路34及び吐出通路35は、それぞれポンプヘッド11の左右両側面に向けて分岐するとともに、ポンプヘッド11の左右両側面において開口する吸込口36及び吐出口37を有している。各吸込口36及び各吐出口37は、それぞれチェックバルブ15,16を介してベローズ13,14の内部と連通している。
<チェックバルブの構成>
各吸込口36及び各吐出口37には、チェックバルブ15,16が設けられている。
吸込口36に取り付けられたチェックバルブ15(以下、「吸込用チェックバルブ」ともいう)は、バルブケース15aと、このバルブケース15aに収容された弁体15bと、この弁体15bを閉弁方向に付勢する圧縮コイルバネ15cとを有している。
バルブケース15aは有底円筒形状に形成されており、その底壁にはベローズ13,14の内部に連通する貫通孔15dが形成されている。弁体15bは、圧縮コイルバネ15cの付勢力により吸込口36を閉鎖(閉弁)し、ベローズ13,14の伸縮に伴う移送流体の流れによる背圧が作用すると吸込口36を開放(開弁)するようになっている。
これにより、吸込用チェックバルブ15は、自身が配置されているベローズ13,14が伸長したときに開弁して、吸込通路34からベローズ13,14内部に向かう方向への移送流体の吸引を許容し、当該ベローズ13,14が収縮したときに閉弁して、ベローズ13,14内部から吸込通路34に向かう方向への移送流体の逆流を阻止する。
吐出口37に取り付けられたチェックバルブ16(以下、「吐出用チェックバルブ」ともいう)は、バルブケース16aと、このバルブケース16aに収容された弁体16bと、この弁体16bを閉弁方向に付勢する圧縮コイルバネ16cとを有している。
バルブケース16aは有底円筒形状に形成されており、その底壁にはベローズ13,14の内部に連通する貫通孔16dが形成されている。弁体16bは、圧縮コイルバネ16cの付勢力によりバルブケース16aの貫通孔16dを閉鎖(閉弁)し、ベローズ13,14の伸縮に伴う移送流体の流れによる背圧が作用するとバルブケース16aの貫通孔16dを開放(開弁)するようになっている。
これにより、吐出用チェックバルブ16は、自身が配置されているベローズ13,14が収縮したときに開弁して、ベローズ13,14内部から吐出通路35に向かう方向への移送流体の流出を許容し、当該ベローズ13,14が伸長したときに閉弁して、吐出通路35からベローズ13,14内部に向かう方向への移送流体の逆流を阻止する。
<ベローズポンプの動作>
次に、本実施形態のベローズポンプ1の動作を図3及び図4を参照して説明する。なお、図3及び図4においては第1及び第2ベローズ13,14の構成を簡略化して示している。
図3に示すように、第1ベローズ13が収縮し、第2ベローズ14が伸長した場合、ポンプヘッド11の図中左側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第1ベローズ13内の移送流体から圧力を受けて各バルブケース15a,16aの図中右側にそれぞれ移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が閉じるともに、吐出用チェックバルブ16が開き、第1ベローズ13内の移送流体が吐出通路35からポンプ外へ排出される。
一方、ポンプヘッド11の図中右側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第2ベローズ14による吸引作用によって各バルブケース15a,16aの図中右側にそれぞれ移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が開くとともに、吐出用チェックバルブ16が閉じ、吸込通路34から第2ベローズ14内に移送流体が吸い込まれる。
次に、図4に示すように、第1ベローズ13が伸長し、第2ベローズ14が収縮した場合、ポンプヘッド11の図中右側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第2ベローズ14内の移送流体から圧力を受けて各バルブケース15a,16aの図中左側に移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が閉じるともに、吐出用チェックバルブ16が開き、第2ベローズ14内の移送流体が吐出通路35からポンプ外へ排出される。
一方、ポンプヘッド11の図中左側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第1ベローズ13による吸引作用によって各バルブケース15a,16aの図中左側に移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が開くとともに、吐出用チェックバルブ16が閉じ、吸込通路34から第1ベローズ13内に移送流体が吸い込まれる。
以上の動作を繰り返し行うことで、左右のベローズ13,14は、交互に移送流体の吸引と排出とを行うことができる。
<電磁弁の構成>
図1において、第1電磁弁4は、第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21及び吸込側空気室26のうち、一方の空気室への加圧空気の給排、及び他方の空気室内への加圧空気の給排を切り換えるものである。第1電磁弁4は、例えば、一対のソレノイド4a,4bを有する三位置の電磁切換弁からなる。各ソレノイド4a,4bは制御部6から受けた指令信号に基づいて励磁されるようになっている。
第2電磁弁5は、第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21及び吸込側空気室26のうち、一方の空気室への加圧空気の給排、及び他方の空気室内への加圧空気の給排を切り換えるものである。第2電磁弁5は、例えば一対のソレノイド5a,5bを有する三位置の電磁切換弁からなる。各ソレノイド5a,5bは制御部6から指令信号を受けて励磁されるようになっている。
なお、本実施形態の第1及び第2電磁弁4,5は、三位置の電磁切換弁からなるが、中立位置を有しない二位置の電磁切換弁であってもよい。
図1において、第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21(吸排気ポート22)と第1電磁弁4との間には、第1急速排気弁61が吐出側空気室21に隣接して配置されている。第1急速排気弁61は、加圧空気を排出する排気口61aを有しており、第1電磁弁4から吐出側空気室21への加圧空気の流れを許容するとともに、吐出側空気室21から流れ出た加圧空気を排気口61aから排出するようになっている。これにより、吐出側空気室21内の加圧空気を、第1電磁弁4を介することなく、第1急速排気弁61から迅速に排出することができる。
同様に、第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21(吸排気ポート22)と第2電磁弁5との間には、第2急速排気弁62が吐出側空気室21に隣接して配置されている。第2急速排気弁62は、加圧空気を排出する排気口62aを有しており、第2電磁弁5から吐出側空気室21への加圧空気の流れを許容するとともに、吐出側空気室21から流れ出た加圧空気を排気口62aから排出するようになっている。これにより、吐出側空気室21内の加圧空気を、第2電磁弁5を介することなく、第2急速排気弁62から迅速に排出することができる。
なお、各エアシリンダ部27,28の吸込側空気室26(吸排気口25a)と、対応する電磁弁4,5との間にも急速排気弁を配置することが可能であるが、本実施形態においては配置されていない。その理由は、吸込側に急速排気弁を取り付けた場合、吐出側に急速排気弁を取り付けた場合と同様の効果が得られるが、その効果は吐出側ほど大きくなく、コスト面を優先して考慮したためである。
<制御部の構成>
制御部6は、第1検知部29及び第2検知部31(図2参照)の検知結果に基づいて、各電磁弁4,5を切り換えることで、ベローズポンプ1の第1エアシリンダ部27及び第2エアシリンダ部28の各駆動を制御するものである。
具体的には、制御部6は、第1検知部29及び第2検知部31の検知結果に基づいて、第1ベローズ13が最収縮状態となる手前で第2ベローズ14を最伸長状態から収縮させるとともに、第2ベローズ14が最収縮状態となる手前で第1ベローズ13を最伸長状態から収縮させるように、第1及び第2エアシリンダ部27,28を駆動制御する。
これにより、一方のベローズの収縮(吐出)から伸長(吸い込み)への切り換えタイミングにおいて、他方のベローズは既に収縮して移送流体を吐出しているので、前記切り換えタイミングにおいて移送流体の吐出圧力が大きく落ち込むのを低減することができる。その結果、ベローズポンプ1の吐出側の脈動を低減することができる。
なお、本実施形態の制御部6は、一方のベローズ13(14)が最収縮状態となる手前で他方のベローズ14(13)を最伸長状態から収縮させているが、一方のベローズ13(14)が最収縮状態となったときに、他方のベローズ14(13)を最伸長状態から収縮させるように制御してもよい。但し、ベローズポンプ1の吐出側の脈動を低減するという観点では、本実施形態のように制御するのが好ましい。
<電空レギュレータの構成>
図1及び図2において、第1電空レギュレータ51は、機械式レギュレータ3と第1電磁弁4との間に配置されている。第1電空レギュレータ51は、第1エアシリンダ部27の吸込側空気室26に供給する加圧空気の空気圧である第1空気圧、及び第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21に供給する加圧空気の空気圧である第2空気圧を調整する。
第2電空レギュレータ52は、機械式レギュレータ3と第2電磁弁5との間に配置されている。第2電空レギュレータ52は、第2エアシリンダ部28の吸込側空気室26に供給する加圧空気の空気圧である第1空気圧、及び第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21に供給する加圧空気の空気圧である第2空気圧を調整する。
なお、電空レギュレータ51,52は、電磁弁4,5の上流側に配置されているが、電磁弁4,5の下流側に配置されていてもよい。但し、この場合には、電空レギュレータ51,52の一次側に、電磁弁4,5を切り換えたときに生じる衝撃圧力が作用するので、電空レギュレータ51,52の故障を防止するという観点では、電磁弁4,5の上流側に電空レギュレータ51,52を配置するのが好ましい。
また、電空レギュレータ51,52は、少なくとも前記第1空気圧を調整するものであればよい。また、本実施形態では、流体圧調整部として、空気圧を直接的に調整する電空レギュレータ51,52を用いているが、空気流量を調整する空気流量調整弁を用いて空気圧を間接的に調整してもよいし、空気以外の気体(例えば窒素)や液体等の圧力又は流量を調整する機器を用いてもよい。
<電空レギュレータの制御例>
図5は、本実施形態の制御部6による移送流体の吐出時と吸い込み時における電空レギュレータ51(52)の制御例を示すグラフである。図5において、制御部6は、ベローズ13(14)が移送流体の吐出時に収縮する収縮期間T2の間、第2空気圧を変化させるように電空レギュレータ51(52)を制御する。具体的には、制御部6は、ベローズ13(14)の収縮開始時点から第1収縮途中時点までの第1収縮時間T21の間、第2空気圧を所定の空気圧Pr1から、当該空気圧Pr1よりも高い空気圧Pr2まで連続的に増加させるように電空レギュレータ51(52)を制御する。
次に、制御部6は、前記第1収縮途中時点から第2収縮途中時点までの第2収縮時間T22の間、第2空気圧を前記空気圧Pr2から、当該空気圧Pr2よりも低い空気圧Pr3まで連続的に減少させるように電空レギュレータ51(52)を制御する。さらに、制御部6は、前記第2収縮途中時点から収縮終了時点までの第3収縮時間T23の間、第2空気圧を前記空気圧Pr3よりも低い一定の空気圧Pr1となるように電空レギュレータ51(52)を制御する。
続いて、制御部6は、ベローズ13(14)が移送流体の吸い込み時に伸長する伸長期間T1の間、第1空気圧を変化させるように電空レギュレータ51(52)を制御する。具体的には、制御部6は、ベローズ13(14)の伸長初期である伸長開始時点から第1伸長途中時点までの第1伸長時間T11の間、第1空気圧を一定の空気圧Pr1となるように電空レギュレータ51(52)を制御する。
次に、制御部6は、前記第1伸長途中時点から第2伸長途中時点までの第2伸長時間T12の間、第1空気圧を空気圧Pr1よりも高い一定の空気圧Pr4となるように電空レギュレータ51(52)を制御する。なお、空気圧Pr4は、前記空気圧Pr3よりも低い値に設定されている。さらに、制御部6は、前記第2伸長途中時点から伸長終了時点までの第3伸長時間T13の間、第1空気圧を空気圧Pr4よりも低い一定の空気圧Pr1となるように電空レギュレータ51(52)を制御する。
図6は、本実施形態の制御部6が移送流体の吸い込み時に電空レギュレータ51(52)を制御したときの吸込側空気室26における空気圧の変化を示すグラフである。図6に示すように、吸込側空気室26の空気圧は、第1伸長時間T11の開始時点においてゼロから空気圧Pa1まで増加した後、第1伸長時間T11の終了時点(第2伸長時間T12の開始時点)において空気圧Pa1から、極大値である空気圧Pa4まで増加する。
このように、吸込側空気室26の空気圧は、ベローズ13(14)の伸長初期である第1伸長時間T11の開始時点から終了時点に至るまで、ゼロから一旦、空気圧Pa1まで増加した後、この空気圧Pa1よりも高い空気圧Pa4まで増加する。したがって、本実施形態の制御部6は、ベローズ13(14)の伸長初期に、吸込側空気室26の空気圧が段階的(ここでは2段階)に増加するように電空レギュレータ51(52)を制御している。なお、制御部6は、吸込側空気室26の空気圧が3段階以上に増加するように電空レギュレータ51(52)を制御してもよい。
第2伸長時間T12の開始時点以降、吸込側空気室26の空気圧は、第2伸長時間T12の終了時点(第3伸長時間T13の開始時点)において空気圧Pa4から再び空気圧Pa1まで一旦減少した後、第3伸長時間T13の終了時点(伸長期間T1の終了時点)においてゼロまで減少する。
このように、吸込側空気室26の空気圧は、ベローズ13(14)の伸長終期である第3伸長時間T13の開始時点から終了時点に至るまで、空気圧Pa4から一旦、空気圧Pa1まで低下した後、この空気圧Pa1からゼロまで低下する。したがって、本実施形態の制御部6は、ベローズ13(14)の伸長終期に、吸込側空気室26の空気圧が段階的に減少するように電空レギュレータ51(52)を制御している。
ところで、吸込側空気室26の空気圧が低くなると、その分だけベローズ13(14)の伸長速度が遅くなる。このため、吸込側空気室26の空気圧が低くなる期間である、一方のベローズ13(14)の伸長初期(第1伸長時間T11)および伸長終期(第3伸長時間T13)は、収縮中の他方のベローズ14(13)が最収縮状態の手前となる時点(一方のベローズ13(14)が最伸長状態から収縮を開始する時点)までに、前記一方のベローズ13が最伸長状態となる時間長さに設定されている。
なお、本実施形態では、制御部6が制御する第1電空レギュレータ51の第1及び第2空気圧と、第2電空レギュレータの第1及び第2空気圧は、それぞれ同じ値Pr1〜Pr4に変化するように設定されているが、各電空レギュレータによって異なる値に変化するように設定されていても良い。
また、ベローズ13(14)の伸長初期(第1伸長時間T11)および伸長終期(第3伸長時間T13)の両空気圧は、同じ圧力(Pa1)に設定されているが、互いに異なる圧力に設定されていてもよい。但し、第1伸長時間T11の空気圧は、移送流体をスムーズに吸い込み始める慣性力を作用させるために、できるだけ低い値にするのが望ましい。また、第3伸長時間T13の空気圧は、移送流体を吸い込む流れを緩やかに止めるために、できるだけ低い圧力にするのが望ましい。このため、第1伸長時間T11および第3伸長時間T13の両空気圧を互いに異なる圧力に設定する場合には、一方の空気圧を現状の空気圧Pa1よりも低くするのが望ましい。この場合、第1伸長時間T11の空気圧を第3伸長時間T13の空気圧Pa1よりも小さくする場合と、第3伸長時間T13の空気圧を第1伸長時間T11の空気圧Pa1よりも小さくする場合とが考えられるが、衝撃圧力の発生を抑制するという観点では後者の方が望ましい。
<効果について>
以上、本実施形態のベローズポンプ装置によれば、制御部6は、ベローズ13(14)の伸長初期に、吸込側空気室26の空気圧が段階的に増加するように電空レギュレータ51(52)を制御する。これにより、ベローズ13(14)の収縮動作による移送流体の吐出から、ベローズ13(14)の伸長動作による移送流体の吸い込みに切り換わったときの圧力変動を抑えることができるため、その切り換わり時に衝撃圧力が発生するのを抑制することができる。
<電空レギュレータの制御の変形例>
図7は、制御部6による電空レギュレータ51(52)の制御の変形例を実行した場合の吸込側空気室26における空気圧の変化を示すグラフである。
本変形例の制御部6は、ベローズ13(14)の伸長初期(第1伸長時間T11)に、吸込側空気室26の空気圧が連続的に増加するように電空レギュレータ51(52)を制御している。
具体的には、制御部6は、吸込側空気室26の空気圧が第1伸長時間T11の開始時点においてゼロから空気圧Pa1まで増加した後、図中の実線で示すようにベローズ13(14)の伸長時間に対して正比例して増加し、第1伸長時間T11の終了時点で極大値である空気圧Pa4となるように、電空レギュレータ51(52)を制御する。
なお、本変形例の制御部6は、吸込側空気室26の空気圧が正比例して増加するように電空レギュレータ51(52)を制御しているが、前記空気圧が図中の一点鎖線や二点鎖線で示すように変化しながら増加するように電空レギュレータ51(52)を制御してもよい。具体的には、制御部6は、ベローズ13(14)の第1伸長時間T11において空気圧Pa1から空気圧Pa4まで、図中の一点鎖線で示す凹曲線状に増加するように電空レギュレータ51(52)を制御してもよいし、図中の二点鎖線で示す凸曲線状に増加するように電空レギュレータ51(52)を制御してもよい。
以上、図7に示す変形例によれば、上述した実施形態と同様に、移送流体の吸い込みに切り換わったときの圧力変動を抑えることができ、その切り換わり時に衝撃圧力が発生するのを抑制することが可能となるだけでなく、以下の作用効果を奏する。すなわち、制御部6は、ベローズ13(14)の伸長初期に、吸込側空気室26の空気圧が連続的に増加するように電空レギュレータ51(52)を制御するため、ベローズ13(14)の伸長初期における前記空気圧の圧力変化の自由度を高めることができる。
<その他>
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施形態の図6および図7に示した制御例において、制御部6は、ベローズ13(14)の伸長終期(第3伸長時間T13)に、吸込側空気室26の空気圧が段階的に減少するように電空レギュレータ51(52)を制御しているが、ベローズ13(14)の伸長初期と同様に、前記空気圧が連続的に減少するように電空レギュレータ51(52)を制御してもよい。
また、ベローズポンプ10は、上記実施形態に限定されるものではなく、一対のベローズのうちの一方をアキュムレータに入れ替えて構成されたベローズポンプ、または一対のベローズのうちの一方のベローズのみから構成されたシングルタイプのベローズポンプなど、他のベローズポンプにも適用することができる。
6:制御部、 13:第1ベローズ、 14:第2ベローズ、 21:吐出側空気室(流体室)、 26:吸込側空気室(流体室)、 51:第1電空レギュレータ(流体圧調整部)、 52:第2電空レギュレータ(流体圧調整部)、 Pr1,Pr4:空気圧

Claims (1)

  1. 密閉された2つの流体室のうち、一方の流体室に加圧流体を供給することでベローズを伸長させて移送流体を吸入し、他方の流体室に加圧流体を供給することで前記ベローズを収縮させて移送流体を吐出するベローズポンプ装置であって、
    前記一方の流体室に供給する加圧流体の流体圧を調整する流体圧調整部と、
    前記ベローズの伸長初期に、前記一方の流体室の流体圧が2段階で増加するように前記流体圧調整部を制御し、前記ベローズの伸長終期に、前記一方の流体室の流体圧が2段階で減少するように前記流体圧調整部を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記伸長初期において1段階目で増加したときの前記一方の流体室の流体圧よりも、前記伸長終期において1段階目に減少したときの前記一方の流体室の流体圧のほうが小さくなるように、前記流体圧調整部を制御する、ベローズポンプ装置。
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