JP2017014167A - 化粧用組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、アグリカン及び柚子抽出物を含有する化粧用組成物に関する。上記アグリカンの純度は、高速液体クロマトグラフィーを用いた分析により95.0%以上であることが好ましい。更に、上記アグリカンは、サケ軟骨由来であることが好ましい。
【選択図】なし
Description
[1]アグリカン及び柚子抽出物を含有する、化粧用組成物。
[2]上記アグリカンの純度が、高速液体クロマトグラフィーを用いた分析により95.0%以上である、[1]記載の化粧用組成物。
[3]上記アグリカンが、サケ軟骨由来である、[1]又は[2]記載の化粧用組成物。
[4]上記柚子抽出物が、柚子種子の抽出物である、[1]〜[3]のいずれか記載の化粧用組成物。
[5]上記アグリカンの含有量が、化粧用組成物全体に対して、0.05重量%以上10重量%以下である、[1]〜[4]のいずれか記載の化粧用組成物。
[6]美容液として用いられる、[1]〜[5]のいずれか記載の化粧用組成物。
[7]指先保護剤として用いられる、[1]〜[5]のいずれか記載の化粧用組成物。
本発明の化粧用組成物は、アグリカン及び柚子抽出物を必須成分として含有する。本発明の化粧用組成物は、アグリカン及び柚子抽出物を含有することにより、保湿効果の持続性に優れ、肌のハリ及びすべすべ感を向上させることができる。なお、本発明の化粧用組成物は、アグリカン及び柚子抽出物以外に、溶媒や、本発明の効果を向上させる目的で、各種任意成分を含んでいてもよい。以下、アグリカン、柚子抽出物、溶媒及び任意成分について説明する。
アグリカンは、数多く存在するプロテオグリカンの一種で、分子量約2,500kDaの、骨組織に存在する大型のケラタン硫酸/コンドロイチン硫酸プロテオグリカンである。軟骨以外にも脳、大動脈、腱などの比較的局在した組織分布を示す。アグリカンのコアタンパク質は分子量210〜250kDaでヒアルロン酸結合能を持ち、リンクタンパクと共にヒアルロン酸と巨大な複合体を形成する。このコアタンパク質に結合した数多くのグリコサミノグリカン鎖によって、高度に水和したゲル体を形成し、それが空間を充たすことによって軟骨組織の力学的強度を生み出している。
サケ鼻軟骨をスライスし、サケ軟骨組織の2〜100倍溶のクエン酸水溶液を添加し、2時間〜72時間浸漬することでアグリカンを抽出することができる。
次に、サケ軟骨組織を含む浸漬液を、ガーゼ等を重ねたもので濾過して組織片を除去する。得られる濾液を疎水性担体等に通して混在する脂質を除去する。
上記回収工程の少なくとも後に、次の限外濾過による分子量調整、濃縮工程を有することが好ましい。即ち、上記脂質を吸着除去した疎水性担体や疎水性ビーズを濾過分離した濾液から得られるアグリカンは、分子サイズ選択メンブランを用いた限外濾過により分子量10万程度以上、100万程度以下とすることができる。具体的には、遠心分離によって沈澱したプロテオグリカンを蒸留水に溶解し、メンブランフィルター(分子量100万以上の分子を除去:1000kカット)を通して巨大プロテオグリカンおよび複合物などを除去する。次にこの濾液を10万カット(分子量10万以下の分子を除去:100kカット)のメンブランフィルターによって分子量10万以下のプロテオグリカンやタンパク質およびミネラルなどの塩類を除去する。
その後、メンブラン上に回収したアグリカンは、上記の食塩飽和エタノールにより選択的に沈殿回収される。なお、アグリカン、グリコサミノグリカン糖鎖は、糖鎖中に硫酸基やカルボキシル基の負電荷を持つため、お互いに反発し沈殿ができにくい。そこでエタノール沈殿を行う場合は塩化ナトリウム、酢酸ナトリウムなどをエタノールに加え、糖鎖の負電荷を中和することで、エタノール沈殿の効率を飛躍的に向上することが可能となる。 上記脂質を吸着除去して濃縮等して得られるアグリカン抽出液は、通常プロテオグリカンを2%〜4%程度含有し、その濃度が高いため、少量の食塩飽和エタノールで沈澱させることにより収率よく回収することができる。なお、沈殿は、遠心分離を使用することにより効率的に行うことができる。
カラム:TOSOH TSK‐gel G5000P−WXLカラム + TSK guard column(東ソー社製)
溶出:0.2M NaCl
流速:0.5mL/min 30℃
検出:UV−VIS検出器(215nm)
本発明における柚子抽出物は、柚子の果実、種子、果皮等を特定の溶媒に浸漬して得られる抽出物であれば特に限定されないが、本発明の化粧用組成物の保湿性を向上させる観点から、柚子の種子の抽出物を少なくとも含むことが好ましい。
本発明の化粧用組成物は、上記必須成分に加えて、水、アルコール、親水性有機溶媒、脂肪酸、高級脂肪酸エステル類、グリセライド又は疎水性有機溶媒、或いは、これらの混和し得る混合溶媒を含んでもよい。
本発明の化粧用組成物は、本発明の効果を向上させる目的で、ビタミン類をさらに含んでもよい。なお、ビタミン類は、それぞれ1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。また、これら以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で任意成分として、殺菌剤、多価アルコール、グリコールエーテル、増粘剤等を使用してもよい。なお、各成分として具体的に例示されている化合物が重複している場合には、いずれかの成分として含まれていればよい。
上記ビタミン類としては、例えば、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のレチノール誘導体、レチナール、レチノイン酸、レチノイン酸メチル、レチノイン酸エチル、レチノイン酸レチノール、d−δ−トコフェリルレチノエート、α−トコフェリルレチノエート、β−トコフェリルレチノエート等のビタミンA類;β−カロチン、α−カロチン、γ−カロチン、δ−カロチン、リコピン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、エキネノン等のプロビタミンA類;δ−トコフェロール、α−トコフェロール、β−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム、δ−トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール等のビタミンE類;リボフラビン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌクレオチド、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンテトラ酪酸エステル、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、リボフラビンテトラニコチン酸エステル等のビタミンB2類;ニコチン酸メチル、ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類;ステアリン酸アスコルビル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル)、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、デヒドロアスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸グルコシド等のビタミンC類;メチルヘスペリジン、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類;フィロキノン、ファルノキノン等のビタミンK類;ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩、チアミン塩酸塩、チアミンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンモノリン酸塩、チアミンリジン塩、チアミントリリン酸塩、チアミンモノリン酸エステルリン酸塩、チアミンモノリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル塩酸塩、チアミントリリン酸エステル、チアミントリリン酸エステルモノリン酸塩等のビタミンB1類;塩酸ピリドキシン、酢酸ピリドキシン、塩酸ピリドキサール、5’−リン酸ピリドキサール、塩酸ピリドキサミン等のビタミンB6類、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、デオキシアデノシルコバラミン等のビタミンB12類;葉酸、プテロイルグルタミン酸等の葉酸類;パントテン酸、パントテン酸カルシウム、パントテニルアルコール(パンテノール)、D−パンテテイン、D−パンテチン、補酵素A、パントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類;ビオチン、ビオシチン等のビオチン類;そのほか、カルニチン、フェルラ酸、α−リポ酸、オロット酸、γ−オリザノール等のビタミン様作用因子等が挙げられる。これらのうち、本発明の化粧用組成物の保湿効果の持続性を増強する効果が高いという観点から、ステアリン酸アスコルビル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル)、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、デヒドロアスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸グルコシド等のビタミンC類が好ましく、L−アスコルビン酸がより好ましい。
本発明の化粧用組成物は、多価アルコールを含むことができる。本発明の化粧用組成物が含むことができる多価アルコールとしては、化粧品、医薬部外品又は医薬品に使用されるものを制限なく使用できる。例えば、グリコール類(エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール等)、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、ソルビトール、アルカンジオール(プロパンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、ペンタンジオール等)等が挙げられる。これらのうち、使用感等も考慮した製剤化の観点から、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、アルカンジオール(プロパンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール)等が好ましく、グリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコールがより好ましく、植物性のグリセリンがさらに好ましい。これらの多価アルコールは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
本発明の化粧用組成物は、グリコールエーテルを含むことができる。本発明の化粧用組成物に用いるグリコールエーテルとしては、化粧品、医薬部外品又は医薬品に使用されるものを制限なく使用できる。例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、及びエチレングリコールモノプロピルエーテルのようなエチレングリコール系のグリコールエーテル;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、及びジエチレングリコールモノプロピルエーテルのようなジエチレングリコール系のグリコールエーテル;プロピレングリコールモノエチルエーテル、及びプロピレングリコールモノプロピルエーテルのようなプロピレングリコール系のグリコールエーテル;並びにジプロピレングリコールモノエチルエーテル、及びジプロピレングリコールモノプロピルエーテルのようなジプロピレングリコール系のグリコールエーテルなどが挙げられる。中でも、エチレングリコール系、及びジエチレングリコール系のグリコールエーテルが好ましく、エチレングリコールモノメチルエーテル、及びジエチレングリコールモノエチルエーテルがより好ましく、ジエチレングリコールモノエチルエーテルが特に好ましい。これらの多価アルコールは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
本発明の化粧用組成物は、増粘剤を含むことができる。これにより、肌なじみがよく、使用感に優れる化粧用組成物とすることができる。
本発明の化粧用組成物には、任意成分として、上述の成分以外にも、他の有用な作用を付加するため、紫外線散乱成分、紫外線吸収成分、DNA損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分、美白成分、抗炎症成分、細胞賦活化成分、収斂成分、抗酸化成分、老化防止成分、保湿成分、角質柔軟成分、血行促進成分、皮脂吸着成分等の各種成分を、1種又は2種以上組み合わせて配合してもよい。これらの各成分としては、医薬品、医薬部外品、化粧品分野等において使用され得るものであれば特に制限されず、任意のものを適宜選択し使用することができる。また、以下の複数の成分に該当するものは、それらのうちの任意の効能の成分として添加できるものとする。
本発明の化粧用組成物は、通常pH2.0〜9.0の液性を備えていればよいが、皮膚や粘膜に対する低刺激性、及び皮膚使用感のよさという観点から、好ましくはpH3.0〜8.5、より好ましくはpH3.5〜8.0である。
本発明の化粧用組成物の性状は、特に限定されず、液体状、流動状、又は半固形状とすることができる。また製剤形態としては、例えば、液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、乳液、軟膏剤、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤、不織布に薬液を含浸させたシート剤等の製剤とすることができる。中でも、乳剤、クリーム剤、乳液、軟膏剤、ゲル剤、ローション剤が好適であり、ローション剤、クリーム剤、乳液、軟膏剤、ゲル剤が特に好適である。
本発明の化粧用組成物の製造方法は特に制限されず、アグリカン、柚子抽出物、上述した任意成分、その他の成分を適宜選択し、溶媒中で混合することにより製造することができる。アグリカンを溶媒に溶解した溶液を先に調製してから、柚子抽出物と、その他の成分とを混合して製造してもよい。
<指先保護剤>
本発明の化粧用組成物は、指先保護剤として使用することができる。特に、爪から、ネイルアートを除去する際に、リムーバーや除光液等に含まれるアセトン等の有機溶媒に数分程度以上の長時間曝されることもあるため、爪を含めた指先に本発明の化粧用組成物を指先保護剤として塗布しておくと、指先の荒れや傷み、乾燥から保護することができる。この指先保護剤を指先に塗布した後、乾燥させてからリムーバー、除光液等を使用することで、さらに効果を向上させることができる。指先保護剤としての本発明の化粧用組成物は、アグリカン及び柚子抽出物に加えて、皮膚と親和性の高いセラミド類、コラーゲン、ヒアルロン酸、グリカン、マンナン等を適宜添加して調製してもよい。
<アグリカンの単離と調製>
サケ鼻軟骨をスライスし、サケ軟骨組織の約10倍溶の0.1%クエン酸水溶液を添加し、室温にて24時間浸漬してアグリカンを抽出した。その後、サケ軟骨組織を含む浸漬液を、ガーゼを7枚重ねたもので濾過し、組織片を除去した。得られた濾液をプラスチックビーズカラムに通して混在する脂質を除去した。カラムからの溶出液を回収し、分子量100万カットのメンブランを装着した限外濾過装置にかけ、分子量100万以下の分子を濾液として回収した。得られた濾液を分子量10万カットのメンブランを装着した限外濾過装置にかけ、分子量10万以下の分子を除去した。必要に応じて、上記の工程を繰り返した。得られた濃縮液に食塩飽和エタノールを加えてアグリカンを沈殿させた。この方法によるアグリカンの収量は1.0%〜2.0%であった。なお、アグリカンの収量は、出発物質であるサケ鼻軟骨の総重量に対する、最終的に得られたアグリカンの重量の割合(%)で表した。
顕著
カラム:TOSOH TSK‐gel G5000P−WXLカラム + TSK guard column(東ソー社製)
溶出:0.2M NaCl
流速:0.5mL/min 30℃
検出:UV−VIS検出器(215nm)
以下の操作は全て無菌的に行った。柚子種子1kgを4Lの硝子容器に移し、60%エタノール200mLを加えて充分振盪した後、室温で1時間浸漬した。滅菌済み蒸留水を300mL加えて充分振盪した後、室温にて1日浸漬させた。この時のエタノール濃度は約24%である。その後、濾過して種子を除き、濾液を回収した(濾液1)。残った種子に、24%アルコールを500mL添加し、充分振盪した後、1日室温にて浸漬した。その後、濾過して種子片を除き、濾液を回収した(濾液2)。濾液1及び2を合わせて柚子(種子)抽出液とし、4℃で保存した。残った種子片に対して、10〜20%エタノール500mLを添加し、3度目の抽出行った。3〜7日間、暗所、室温にて時々振盪しながら抽出を行った。その後、濾過して種子片を除き、濾液を回収し4℃で保存した(約500mL:濾液3)。
上記の方法により得られたアグリカン及び柚子抽出物、並びに下記表2〜6に示す種類の成分を各表に示す配合量で混合し、実施例及び比較例の各化粧用組成物を調製した。なお、アグリカンは、それぞれの表に記載の濃度になるように滅菌精製水に溶解し、ろ過滅菌したものを配合した。柚子エキスは抽出段階から無菌状態を保っている。グレープフルーツ種子エキス(リファレンス社製)、セラミド成分であるスフィンゴミエリン(リポイド社製、1mg/mL)は市販のものを使用した。全ての操作は無菌的、又はそれに準ずる条件で行った。
各化粧用組成物についてモニター調査を行った。各サンプルについて15人のモニターに、各サンプルを2〜3週間使用してもらい、アンケートに回答してもらった。アンケートの結果、各項目について、効果があると回答した人が80%以上の場合(◎)、50%〜79%の場合(○)、50%未満の場合(△)とし、各表に合わせて記載した。
・乾燥肌で腕の表面がカサカサになっている部分(腕の表面など)に噴霧した場合、2〜3日後には、肌のつやがよくなり、すべすべ感が得られた。
・かかと部分のひび割れに噴霧したところ、3週間後には、ひび割れた皮膚の表面はきれいに修復されていた(70歳代の女性)。
・洗剤の使用により皮膚がカサカサになった指に就寝前に噴霧した場合、24時間後には、荒れた皮膚の状態が改善され、滑らかな皮膚が観察された。
予想していなかった効果として、実施例1又は2の美容液、実施例3又は4の化粧水を使用したモニターの回答中に、ひどかった鼻水、鼻づまり等の花粉症の症状が緩和された、というものがあったため、花粉症の人に0.3%アグリカン液を鼻に軽く噴霧する方法を試してもらった。その結果、以下のような回答が得られた。
・ひどかった鼻水、鼻づまりが、噴霧することで収まった。
・市販の薬のように鼻の奥が痛くならず、鼻水が止まった。飲み薬のように眠くならないのがいい。
・ハウスダストと飼い犬による鼻アレルギーが、収まった。
・花粉症の鼻づまりが収まった。
・鼻水が抑えられた。
Claims (7)
- アグリカン及び柚子抽出物を含有する、化粧用組成物。
- 上記アグリカンの純度が、高速液体クロマトグラフィーを用いた分析により95.0%以上である、請求項1記載の化粧用組成物。
- 上記アグリカンが、サケ軟骨由来である、請求項1又は2記載の化粧用組成物。
- 上記柚子抽出物が、柚子種子の抽出物である、請求項1〜3のいずれか1項記載の化粧用組成物。
- 上記アグリカンの含有量が、化粧用組成物全体に対して、0.05重量%以上10重量%以下である、請求項1〜4のいずれか1項記載の化粧用組成物。
- 美容液として用いられる、請求項1〜5のいずれか1項記載の化粧用組成物。
- 指先保護剤として用いられる、請求項1〜5のいずれか1項記載の化粧用組成物。
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