JP2017013570A - フロート弁 - Google Patents

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正人 駒ヶ嶺
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弘昌 佐野
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Abstract

【課題】誤作動して閉じることを抑制可能なフロート弁を提供する。
【解決手段】フロート弁100は、空気管の管頭に設置されたケーシング110と、該ケーシング内で上昇および下降可能に収容された球状のフロート120と、該ケーシング内の該フロートの上方に設けられた弁座と、を備える。該ケーシングは、該フロートが該ケーシングの底部に静止するときの該フロートの上下方向の中央よりも下方かつ該フロートの下端よりも上方となる位置に開口する下開口部112と、該ケーシングの底部と該下開口部との間に設けられた抑止壁とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、船舶のタンクの空気管等に取り付けられ、タンクへの船外からの海水の浸入を防止し、タンクの給排気を行うためのフロート弁に関する。
船舶においては、各種の多数の液体(バラスト水、燃料油、等)を収容するタンクが設けられている。これらのタンクには、海水の浸入を防止し、液体を注排液する際に給排気を行うための空気管が設置される。空気管の管頭には、海水等が空気管を通して浸入することを防止するためのフロート弁が取り付けられる。特許文献1には、空気管の管頭に取り付けられたフロート弁が開示されている。このフロート弁は、ケーシングと、ケーシング内に収容された球形のフロートと、ケーシング内のフロートの上方に設けられた弁座とを備える。ケーシングは、フロートが該ケーシングの底部に静止するときのフロートの上下方向の中央位置よりも下方に開口部を有している。この開口部は、横方向に開口している。海水がケーシングの開口部からケーシング内に侵入すると、海水の浮力によってフロートが上昇して弁座に圧接し、弁を閉じる。これによって、空気管内に海水が浸入することを防ぐことができる。
実用新案登録第3177495号公報
海水の侵入以外によってフロート弁が誤作動して閉じてしまうことがある。例えば、強風時等に船舶が大きく揺れてタンクの内容物の液面が大きく揺れた際に、空気管において急激な給排気が起こることがある。タンクに急激な給気が起こると、フロートが上昇し、フロート弁を閉じてしまうことがある。この場合、タンクへの給気が不十分になってタンク内が外気に対して負圧となると、タンクや甲板が破損することもある。特許文献1のフロート弁では、開口部はケーシンクの底部のフロートの下端よりも下方となる位置まで開放しているため、急激な給気が起こった場合にフロートの下方に空気が流れてフロートが上昇し易い。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであって、フロート弁が誤作動して閉じることを抑制可能なフロート弁を提供することを目的とする。
本発明のフロート弁は、空気管の管頭に設置されたケーシングと、該ケーシング内で上昇および下降可能に収容された球状のフロートと、該ケーシング内の該フロートの上方に設けられた弁座と、を備えている。該ケーシングは、該フロートが該ケーシングの底部に静止するときの該フロートの上下方向の中央よりも下方かつ該フロートの下端よりも上方となる位置に開口する下開口部と、該ケーシングの底部と該下開口部との間に設けられた抑止壁とを有する。
上記のフロート弁では、海水は、下開口部等からケーシング内に流入する。海水の流入によってフロート弁のフロートが上昇し、弁座にフロートが圧接されると、弁が閉じる。これに対して、下開口部からケーシング内に空気が流入する場合には、下開口部はフロートの下端よりも上方となる位置に開口し、抑止壁は底部と下開口部との間に設けられているため、下開口部からフロートの下方への空気の流れは抑止壁によって抑制される。このため、フロート弁へ流入する空気は、主に下開口部から流入してフロートの表面に沿って上方に流れ、フロートの下方からの空気の流入は少ない。その結果、フロートを持ち上げる風力の発生が抑制され、フロートが上昇してフロート弁が誤作動することを抑制することができる。
前記下開口部は、下方向に開口していてもよい。ケーシング内に流入する空気を上方に流れ易くすることができる。
前記ケーシングは、該フロートが該ケーシングの底部に静止するときの該フロートの上下方向の中央よりも上方となる位置に開口する上開口部をさらに有していてもよい。上開口部は、フロートの上下方向の中央よりも上方となる位置に開口するため、上開口部から流入する空気は、フロートの下方には殆ど流れず、フロートの上方側を流れる。このため、フロートが上昇してフロート弁が誤作動することを抑制しながら、空気管から給気を行う際に給気の能力を向上させることができる。
実施例のフロート弁の縦断面図。 実施例のフロート弁の平面図。 図1に示すフロート弁の空気の流路を説明する図。 実施例2のフロート弁の縦断面図。 図4のV−V線断面図。
本明細書が開示するフロート弁は、船舶の空気管の管頭等に取り付けられる。空気管は、船倉に設けられるバラストタンク、燃料タンク等に設置されるものであって、一般に船の上甲板状に突出して設置される。フロート弁は、海水の浸入に際して閉弁して、空気管内に海水が浸入することを防ぐために設置される。
実施例1に係るフロート弁100は、図1,2に示すように、船舶のタンクに設けられる空気管の管頭に設置され、ケーシング110と、球状のフロート120と、弁座130とを備える。フロート120は、ケーシング110内で上昇および下降可能に収容されている。図1は、フロート120がケーシング110の底部115に静止するときの状態を示しており、フロート120は、ケーシング110の底部115および側壁116,117にその略下半分が嵌め込まれた状態で収容され、底部115に設けられたクッション125上に着座している。
ケーシング110は、その一端部110aにおいて空気管に連通されており、下開口部112において外部に連通されている。図1に示す破線1は、フロート120がケーシング110の底部115に静止するときのフロート120の上下方向(図1等に示すz方向)の中央を示しており、下開口部112は、破線1に示すフロート120の中央よりも下方かつフロート120の下端よりも上方となる位置において下方向(z軸の負方向)に開口している。ケーシング110の抑止壁116は、下開口部112と底部115との間に設けられている。抑止壁116の上下方向(z方向)の長さは、下開口部112から底部115までの上下方向(z方向)の長さの2/3程度であり、抑止壁116の下端と底部115との間に隙間が設けられている。抑止壁116の外側に側壁118が設けられている。側壁118は、フランジ132から下開口部112まで伸びている。下開口部112は、z方向に垂直な開口面を有しており、抑止壁116の上端と側壁118の下端は、破線1に示すフロート120の中央よりも下方かつフロート120の下端よりも上方に位置している。側壁117は、y方向およびx軸の負方向において底部115からフランジ132まで上方に延びており、x軸の正方向において抑止壁116および側壁118に連接して一体に形成されている。
弁座130は、フロート120の最大外径よりも小さな内径を有する環状に形成されており、ケーシング110内においてフロート120の上方に設けられている。弁座130は、ケーシング110内のフロート120の上方にz方向に垂直な面に沿って全周に亘って設けられたフランジ132上に載置されている。弁座130は、その上方に設置されるストッパー134によって押さえられてフランジ132上に固定されている。フランジ132の内径は、フロート120の最大外径よりもやや大きい。ストッパー134は円筒形状を有し、その側面は金網で形成されている。なお、金網状のストッパー134は、防火用途として主に燃料タンクに用いられるものであり、バラストタンク等においては、ストッパーは金網状でなくてもよい。
ケーシング110の上端には、蓋140が設けられている。蓋140は、複数のボルト144によってケーシング110に固定されている。
フロート弁100に海水が浸入する場合、海水は、下開口部112および抑止壁116の下方の隙間からケーシング110内に流入し、流入する海水によってフロート120が上昇して弁座130に圧接する。これによって、フロート弁100が閉弁され、空気管内に海水が浸入することを防ぐことができる。
空気は、図3に示すように、下開口部112および抑止壁116の下方の隙間からケーシング110内に流入する。下開口部112はフロート120の下端よりも上方となる位置に開口しており、抑止壁116は下開口部112と底部115との間に設けられているため、抑止壁116によって、フロートの下方から空気が流入することが抑制される。なお、抑止壁116の下方の隙間から流入する空気量は、下開口部112から流入する空気量と比べて十分に少なくなるように、抑止壁116の位置や大きさが調整されている。このため、抑止壁116の下方の隙間からフロート120の下方に向かって流れ込む空気の流れ(図3に破線で示す)は、下開口部112から流入する空気の流れ(図3に実線で示す)と比較して十分に少なく、空気は、図3に実線で示すように、主にフロート120の表面に沿って上方に流れる。図3に破線で示すようなフロートの下方への空気の流れを抑制することができるため、フロート120を上昇させるための浮力が作用することを抑制できる。
上記のとおり、本実施例によれば、下開口部112はフロート120の下端よりも上方となる位置に開口しており、抑止壁116は下開口部112と底部115との間に設けられているため、フロート120の下方へ流入する空気の流れは抑止壁116によって抑制される。このため、フロート弁100へ流入する空気は、主に下開口部112から流入してフロート120の表面に沿って上方に流れ、フロート120の下方からの空気の流入は少ない。その結果、フロート120を持ち上げる風力の発生が抑制され、フロート120が上昇して弁座130に圧接してフロート弁100が誤作動することを抑制することができる。フロート弁100によれば、海水侵入時以外に空気の流れによって誤作動して閉じることを抑制することができる。また、下開口部112は、下方向に開口しているため、下開口部112から流入した空気をより上方に流れ易くすることができる。このため、より確実にフロート弁100が誤作動することを抑制することができる。なお、本実施例で挙げた抑止壁116の位置や大きさは、一例に過ぎない。抑止壁116の位置や大きさは、抑止壁116の下方の隙間から流入する空気量が、下開口部112から流入する空気量と比べて十分に少なくなるように実験または計算によって調整されていればよい。例えば、抑止壁116の下方に隙間を設ける場合には、抑止壁116と隙間の上下方向の長さの比を2.5:1〜2:1とすることが好ましい。
図4,5に示すように、実施例2に係るフロート弁200は、上開口部114をさらに備えている点において、実施例1に係るフロート弁100と相違している。上開口部114は、破線1に示すフロート120の中央よりも上方となる位置において横方向(x軸の負方向)に開口している。側壁217は、x軸の負方向において底部115から上開口部114の下端まで伸びており、y方向において底部115からフランジ132の位置まで伸びている。その他の構成は、図1等に示すフロート弁200と同様であるため、同一の参照番号を付して説明を省略する。
上開口部114は、フロート120の上下方向の中央よりも上方となる位置に開口するため、上開口部114から流入する空気は、フロート120の下方には殆ど流れず、フロート120の上方側に流れる。このため、フロート120が上昇してフロート弁200が誤作動することを抑制しながら、給気の能力を向上させることができる。
100,200 :フロート弁
110 :ケーシング
112 :下開口部
114 :上開口部
116 :抑止壁
120 :フロート
130 :弁座
140 :蓋

Claims (3)

  1. 空気管の管頭に設置されたケーシングと、
    該ケーシング内で上昇および下降可能に収容された球状のフロートと、
    該ケーシング内の該フロートの上方に設けられた弁座と、を備え、
    該ケーシングは、
    該フロートが該ケーシングの底部に静止するときの該フロートの上下方向の中央よりも下方かつ該フロートの下端よりも上方となる位置に開口する下開口部と、
    該ケーシングの底部と該下開口部との間に設けられた抑止壁とを有するフロート弁。
  2. 前記下開口部は、下方向に開口する請求項1に記載のフロート弁。
  3. 前記ケーシングは、
    該フロートが該ケーシングの底部に静止するときの該フロートの上下方向の中央よりも上方となる位置に開口する上開口部をさらに有する請求項1または2に記載のフロート弁。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1410070A (en) * 1971-12-06 1975-10-15 En Handelmaatschppij Winel Nv Air vent head
JP2013001367A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Ise Sangyo:Kk 浮遊型シェルタ

Patent Citations (2)

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