JP2017013002A - 精穀装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精穀歩留りを一層向上する。【解決手段】摩擦精穀装置10では、摩擦精穀筒28と摩擦精穀ロール34との間の摩擦精穀室36において、米粒Rが回転される摩擦精穀ロール34によって攪拌されて摩擦精穀される。ここで、摩擦精穀筒28の凸部32A及び凹部32Bによって米粒Rの回転が促進されて、米粒Rの攪拌作用が増加される。このため、米粒Rの精穀度を向上できて、精穀歩留りを向上できる。さらに、摩擦精穀室36において米粒Rへの圧力が過剰に高くなることを凹部32Bによって抑制できる。このため、米粒Rの砕粒を抑制できて、精穀歩留りを一層向上できる。【選択図】図2

Description

本発明は、穀粒を精穀する精穀装置に関する。
下記特許文献1に記載の摩擦精穀装置では、摩擦精穀筒内に摩擦精穀ロールが設けられて、摩擦精穀筒と摩擦精穀ロールとの間に摩擦精穀室が形成されており、摩擦精穀ロールが回転されることで、摩擦精穀室の米粒が摩擦精穀される。
ここで、この摩擦精穀装置では、摩擦精穀筒の内周面に突起が形成されており、米粒が突起に圧接されることで、突起によって米粒の回転が促進されて、米粒の攪拌作用が増加される。このため、米粒同士の摩擦力が高くされることで、米粒の精穀度を向上できて、精穀歩留りを向上できる。
特開2010−42355号公報
本発明は、上記事実を考慮し、精穀歩留りを一層向上できる精穀装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の精穀装置は、筒状の精穀筒と、前記精穀筒内に設けられて前記精穀筒との間に精穀室が形成され、回転されることで前記精穀室の穀粒が精穀される精穀ロールと、前記精穀筒の内周面に設けられる凹部と、を備えている。
請求項2に記載の精穀装置は、請求項1に記載の精穀装置において、前記精穀筒の内周面に設けられる凸部を備え、前記精穀室の前記精穀ロール回転径方向における寸法が大きい部分に前記凸部が配置されると共に、前記精穀室の前記精穀ロール回転径方向における寸法が小さい部分に前記凹部が配置される。
請求項1に記載の精穀装置では、精穀筒内に精穀ロールが設けられて、精穀筒と精穀ロールとの間に精穀室が形成されており、精穀ロールが回転されることで、精穀室の穀粒が精穀される。
ここで、精穀筒の内周面に凹部が設けられており、穀粒が凹部に圧接されることで、凹部によって穀粒の回転が促進されて、穀粒の攪拌作用が増加される。このため、穀粒同士の摩擦力が高くされることで、穀粒の精穀度を向上できて、精穀歩留りを向上できる。
さらに、穀粒への圧力が過剰に高くなることを凹部によって抑制でき、穀粒の砕粒を抑制できて、精穀歩留りを一層向上できる。
請求項2に記載の精穀装置では、精穀筒の内周面に凸部が設けられており、精穀室の精穀ロール回転径方向における寸法が大きい部分に凸部が配置される。このため、精穀室における穀粒に圧力がかかりにくい部分に凸部が配置されることで、精穀室の当該部分において穀粒に圧力を適切にかけることができる。
さらに、精穀室の精穀ロール回転径方向における寸法が小さい部分に凹部が配置される。このため、精穀室における穀粒への圧力が高くなりやすい部分に凹部が配置されることで、精穀室の当該部分において穀粒への圧力が過剰に高くなることを抑制できる。
本発明の実施形態に係る摩擦精穀装置を示す側方から見た断面図である。 本発明の実施形態に係る摩擦精穀装置における摩擦精穀筒及び摩擦精穀ロール等を示す上方から見た断面図(図1の2−2線断面図)である。 本発明の実施形態に係る摩擦精穀装置における摩擦精穀筒の長辺部の内周面を示す正面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係る摩擦精穀装置における摩擦精穀筒の長辺部を示す側方から見た断面図であり、(A)は、図3のA−A線断面図であり、(B)は、図3のB−B線断面図である。
図1には、本発明の精穀装置が適用された実施形態に係る摩擦精穀装置10が側方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、摩擦精穀装置10の上方を矢印UPで示す。
本実施形態に係る摩擦精穀装置10は、略直方体形箱状のケース12を備えており、ケース12内には、上から順に平板状の上仕切板14及び下仕切板16が水平に架設されている。
ケース12の内部には、中空円軸状の回転軸18が回転可能に支持されており、回転軸18は、上下方向に沿って配置されて、上仕切板14及び下仕切板16を貫通している。
ケース12の上面には、漏斗状の供給ホッパ20が固定されており、供給ホッパ20内は、ケース12内に連通されている。これにより、供給ホッパ20内に上側から穀粒としての米粒R(玄米)が供給されることで、米粒Rがケース12内に供給される。
ケース12内の上部には、搬送手段を構成する円筒状の送穀筒22が設けられており、送穀筒22は、ケース12の上壁と上仕切板14との間に架け渡されると共に、内部に回転軸18が同軸上に配置されている。送穀筒22内は、供給ホッパ20内に連通されており、供給ホッパ20からケース12内に供給される米粒Rは、送穀筒22内に上側から供給される。
送穀筒22内における回転軸18には、搬送手段を構成する略円筒状の送穀ロール24が同軸上に嵌着されており、送穀ロール24は、回転軸18と一体に回転可能にされている。送穀筒22と送穀ロール24との間には、送穀室26が形成されており、送穀筒22内に上側から供給された米粒Rは、送穀室26に上側から供給される。
送穀ロール24の外周面には、螺旋状の送穀螺旋24Aが同軸上に一体に設けられており、送穀螺旋24Aは、送穀ロール24の外周面から突出されている。これにより、回転軸18と一体に送穀ロール24が回転されることで、送穀ロール24(送穀螺旋24A)によって送穀室26の米粒Rが下側へ搬送される。
ケース12内の上下方向中間部には、精穀筒としての金属製の摩擦精穀筒28(金網)が設けられており、摩擦精穀筒28は、多角形筒状(本実施形態では略6角形筒状)にされている。摩擦精穀筒28は、上仕切板14と下仕切板16との間に架け渡されており、摩擦精穀筒28内には、回転軸18が同軸上に配置されている。
図2に示す如く、摩擦精穀筒28の周壁には、長尺矩形板状の長辺部28A及び短辺部28Bがそれぞれ複数(本実施形態ではそれぞれ6個)設けられており、長辺部28A及び短辺部28Bは、長手方向を摩擦精穀筒28の軸方向(上下方向)に平行に配置されている。長辺部28Aは、短辺部28Bに比し幅方向寸法を大きくされており、長辺部28Aと短辺部28Bとは、摩擦精穀筒28の周方向において、交互に配置されている。
長辺部28A及び短辺部28Bには、除糠孔としての長尺矩形状の摩擦除糠孔30(図3参照)が多数貫通形成されており、摩擦除糠孔30は、米粒Rが通過不能にされている。摩擦除糠孔30は、長辺部28A及び短辺部28Bの幅方向及び長手方向において等間隔に並べられており、摩擦除糠孔30は、長辺部28A及び短辺部28Bの長手方向に対し傾斜されている。
図2、図3及び図4(A)に示す如く、長辺部28Aの幅方向両端部には、半球壁状の凸部32Aがエンボス加工によって多数形成されており、凸部32Aの外周面は、摩擦精穀筒28の内周面から内側へ球面状に突出されている。凸部32Aは、長辺部28Aの幅方向において摩擦除糠孔30間に配置されており、凸部32Aは、長辺部28Aの長手方向において等間隔に並べられている。
図2、図3及び図4(B)に示す如く、長辺部28Aの幅方向中央部には、半球壁状の凹部32Bがエンボス加工によって多数形成されており、凹部32Bは、凸部32Aと同一寸法にされると共に、内周面が摩擦精穀筒28の内周面から外側へ球面状に凹んでいる。凹部32Bは、長辺部28Aの幅方向において複数(本実施形態では2個)並べられると共に摩擦除糠孔30間に配置されており、凹部32B間の長辺部28A幅方向における間隔C(図3参照)は、凸部32Aと凹部32Bとの間の長辺部28A幅方向における間隔D(図3参照)と同一にされている。凹部32Bは、長辺部28Aの長手方向に並べられており、凹部32Bは、長辺部28Aの長手方向において、所定数(本実施形態では5個)毎に分離されて配置されている。所定数の凹部32Bでは、凹部32Bが長辺部28Aの長手方向において等間隔に並べられており、凹部32B間の長辺部28A長手方向における間隔E(図3参照)は、凸部32A間の長辺部28A長手方向における間隔F(図3参照)と同一にされている。所定数の凹部32Bは、長辺部28Aの長手方向において等間隔に並べられており、所定数の凹部32B間の長辺部28A長手方向における間隔G(図3参照)は、凸部32A間の長辺部28A長手方向における間隔Fに比し大きくされている。
図1及び図2に示す如く、摩擦精穀筒28内における回転軸18には、精穀ロールとしての略円筒状の摩擦精穀ロール34(攪拌ロール)が同軸上に嵌着されており、摩擦精穀ロール34は、回転軸18と一体に回転可能にされている。
摩擦精穀ロール34の外周面には、攪拌部としての長尺矩形柱状の平行突条34Aが所定数(本実施形態では3個)一体に設けられており、平行突条34Aは、摩擦精穀ロール34の外周面から突出されている。平行突条34Aは、摩擦精穀ロール34の軸方向に平行に配置されており、所定数の平行突条34Aは、摩擦精穀ロール34の周方向に等間隔に配置されている。
摩擦精穀筒28と摩擦精穀ロール34との間には、精穀室としての摩擦精穀室36が形成されており、摩擦精穀室36は、送穀室26に連通されている。これにより、送穀ロール24(送穀螺旋24A)によって送穀室26を下側へ搬送された米粒Rが、摩擦精穀室36に上側から供給されて、送穀ロール24(送穀螺旋24A)によって摩擦精穀室36を下側へ搬送される。
摩擦精穀室36(摩擦精穀筒28と摩擦精穀ロール34の外周面との間又は摩擦精穀筒28と平行突条34Aの突出端の回転軌跡との間)の摩擦精穀ロール34径方向(回転径方向)における寸法は、摩擦精穀筒28の長辺部28Aの幅方向中央から幅方向両端へ向かうに従い大きくされると共に、摩擦精穀筒28の短辺部28Bの幅方向中央から幅方向両端へ向かうに従い大きくされている。このため、摩擦精穀室36の摩擦精穀ロール34径方向における寸法は、摩擦精穀室36の凸部32Aが配置される部分が摩擦精穀室36の凹部32Bが配置される部分に比し大きくされている。
回転軸18と一体に摩擦精穀ロール34が回転される際には、摩擦精穀室36の米粒Rが、摩擦精穀ロール34(平行突条34A)によって回転力を付与されつつ攪拌されて、摩擦精穀(摩擦精米)される(白米にされる)。さらに、摩擦精穀筒28の凸部32A及び凹部32Bに米粒Rが圧接されることで、凸部32A及び凹部32Bによって米粒Rの回転が促進されて、米粒Rの攪拌作用が増加される。しかも、米粒Rが凸部32Aに衝突することで、米粒Rが受ける衝撃によって米粒Rの胚芽が取れやすくなる。また、摩擦精穀室36において米粒Rが摩擦精穀されることで取り除かれる米粒R表面の糠層(糠粉)等は、摩擦精穀室36から摩擦精穀筒28の摩擦除糠孔30を介して摩擦精穀筒28外に吸引排出されて、更に、ケース12外へ吸引排出される。
回転軸18は、摩擦精穀ロール34の下側において、開閉部材としての略円筒状の抵抗弁38に貫通されており、抵抗弁38は、回転軸18に対し回転可能にされて回転軸18の回転を許可すると共に、回転軸18に対し上下方向へ移動(スライド)可能にされている。抵抗弁38の外周には、円錐台形筒状の弁部38Aが一体に設けられており、抵抗弁38は、上下方向へ移動されることで、弁部38Aが摩擦精穀室36の下端(排出口)を開閉可能にされている。
抵抗弁38には、リンク枠40の一端が回動可能に支持されており、リンク枠40の中間部は、下記排出筒50の周壁に貫通した状態で回動可能に支持されている。リンク枠40の他端には、付勢手段としての引張コイルスプリング42の一端が接続されており、引張コイルスプリング42の他端は、調整軸44の一端に接続されている。調整軸44は、調整手段としての調整モータ46に連結されており、調整モータ46はケース12内に固定されている。
これにより、引張コイルスプリング42がリンク枠40を介して抵抗弁38に付勢力を付与して、抵抗弁38(弁部38A)が摩擦精穀室36の下端を閉鎖する。さらに、摩擦精穀室36を下側へ搬送される米粒Rの圧力によって抵抗弁38が引張コイルスプリング42の付勢力に抗して下側へ移動されることで、抵抗弁38(弁部38A)が摩擦精穀室36の下端を開放して、摩擦精穀室36から下側に米粒R(白米)が排出される。
また、調整モータ46が駆動されることで、調整軸44が移動(スライド)されて、引張コイルスプリング42がリンク枠40を介して抵抗弁38に付与する付勢力が調整される。これにより、摩擦精穀室36における米粒Rの精穀圧力(精米圧力)が調整される。
回転軸18には、抵抗弁38の下側において、円錐台形筒状の排出盤48が嵌着されており、排出盤48は、回転軸18と一体に回転可能にされている。排出盤48は、有底円筒状の排出筒50内に収容されており、排出筒50は、底壁を回転軸18が回転可能に貫通されると共に、上端が下仕切板16に固定されている。排出筒50の周壁には、排出樋52が一体に設けられており、排出樋52は、内部が排出筒50内に連通されると共に、先端(下端)がケース12外に突出されている。
摩擦精穀室36から下側に排出された米粒Rは、排出筒50内の排出盤48上に落下する。これにより、回転軸18と一体に排出盤48が回転されることで、排出盤48上の米粒Rが、排出盤48によって回転力を付与されて、排出筒50内から排出樋52内を介してケース12外に排出される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の摩擦精穀装置10では、調整モータ46が駆動されることで、調整軸44が移動されて、引張コイルスプリング42がリンク枠40を介して抵抗弁38に付与する付勢力が調整される。これにより、摩擦精穀室36における米粒Rの精穀圧力が調整される。
さらに、回転軸18が回転されることで、送穀ロール24、摩擦精穀ロール34及び排出盤48が一体に回転される。
供給ホッパ20に上側から米粒R(玄米)が供給されると、米粒Rが、送穀室26に上側から供給されて、回転される送穀ロール24(送穀螺旋24A)によって下側へ搬送されることで、摩擦精穀室36を下側へ搬送される。
摩擦精穀室36では、米粒Rが、回転される摩擦精穀ロール34(平行突条34A)によって回転力を付与されつつ攪拌されて、摩擦精穀される。すなわち、米粒R相互間に摩擦力が作用して、米粒R表面の糠層等が取り除かれる。さらに、摩擦精穀筒28の凸部32A及び凹部32Bに米粒Rが圧接されることで、凸部32A及び凹部32Bによって米粒Rの回転が促進されて、米粒Rの攪拌作用が増加される。しかも、米粒Rが凸部32Aに衝突することで、米粒Rが受ける衝撃によって米粒Rの胚芽が取れやすくなる。
摩擦精穀室36において米粒Rが摩擦精穀されることで取り除かれる米粒R表面の糠層(糠粉)等は、摩擦精穀室36から摩擦精穀筒28の摩擦除糠孔30を介して摩擦精穀筒28外に吸引排出されて、更に、ケース12外へ吸引排出される。
摩擦精穀室36を下側へ搬送される米粒Rの圧力によって抵抗弁38が引張コイルスプリング42の付勢力に抗して下側へ移動されると、抵抗弁38(弁部38A)が摩擦精穀室36の下端を開放して、摩擦精穀室36から下側に米粒R(白米)が排出される。
摩擦精穀室36から下側に排出された米粒Rは、排出筒50内の回転される排出盤48上に落下する。これにより、排出盤48上の米粒Rが、排出盤48によって回転力を付与されて、排出筒50内から排出樋52内を介してケース12外に排出される。
ここで、上述の如く、米粒Rが摩擦精穀される際には、摩擦精穀筒28の凸部32A及び凹部32Bに米粒Rが圧接されることで、凸部32A及び凹部32Bによって米粒Rの回転が促進されて、米粒Rの攪拌作用が増加される。このため、米粒R同士の摩擦力が高くされることで、米粒Rの精穀度(精米白度)を向上できて、精穀歩留り(精米歩留り)を向上できる。なお、凸部32Aによる米粒Rの回転促進効果と凹部32Bによる米粒Rの回転促進効果とは、同等である。
しかも、上述の如く、米粒Rが摩擦精穀される際には、米粒Rが凸部32Aに衝突することで、米粒Rが受ける衝撃によって米粒Rの胚芽が取れやすくなる。このため、米粒Rの精穀度を一層向上できて、精穀歩留りを一層向上できる。
また、摩擦精穀筒28の長辺部28Aの幅方向両端部に凸部32Aが設けられており、摩擦精穀室36の摩擦精穀ロール34径方向における寸法が大きい部分に凸部32Aが配置される。このため、米粒Rが摩擦精穀される際に摩擦精穀室36における米粒Rに圧力がかかりにくい部分に凸部32Aが配置されることで、摩擦精穀室36の当該部分において米粒Rに圧力を凸部32Aによって適切にかけることができる。
さらに、摩擦精穀筒28の長辺部28Aの幅方向中央部に凹部32Bが設けられており、摩擦精穀室36の摩擦精穀ロール34径方向における寸法が小さい部分に凹部32Bが配置される。このため、米粒Rが摩擦精穀される際に摩擦精穀室36における米粒Rへの圧力が高くなりやすい部分に凹部32Bが配置されることで、摩擦精穀室36の当該部分において米粒Rへの圧力が過剰に高くなることを凹部32Bによって抑制できる。
これにより、米粒Rが摩擦精穀される際に米粒Rへの圧力が過剰に高くなることを摩擦精穀室36の周方向全体において抑制でき、米粒Rの砕粒を抑制できて、精穀歩留りを一層向上できる。
さらに、上述の如く、米粒Rが摩擦精穀される際には、米粒Rへの圧力が過剰に高くなることを摩擦精穀室36の周方向全体において抑制できる。このため、摩擦精穀ロール34の回転抵抗が高くなることを摩擦精穀ロール34の全回転位置において抑制でき、摩擦精穀装置10に供給する電流値を低くできて、摩擦精穀装置10の消費電力を低くできる。しかも、摩擦精穀室36の周方向全体において米粒Rの温度上昇を抑制できる。
なお、本実施形態では、摩擦精穀筒28に凸部32A及び凹部32Bを設けた。しかしながら、摩擦精穀筒28に凹部32Bのみを設けてもよい。
さらに、本実施形態では、摩擦精穀筒28の長辺部28Aに凸部32A及び凹部32Bを設けた。しかしながら、これと共に、又は、これに代えて、摩擦精穀筒28の短辺部28Bに凸部32A及び凹部32Bの少なくとも一方を設けてもよい。
また、本実施形態では、回転軸18(送穀筒22、送穀ロール24、摩擦精穀筒28及び摩擦精穀ロール34等を含む)を上下方向に沿って配置した。しかしながら、回転軸18(送穀筒22、送穀ロール24、摩擦精穀筒28及び摩擦精穀ロール34等を含む)を水平方向に沿って配置してもよく、また、回転軸18(送穀筒22、送穀ロール24、摩擦精穀筒28及び摩擦精穀ロール34等を含む)を上下方向及び水平方向に対し傾斜させて配置してもよい。
10 摩擦精穀装置(精穀装置)
28 摩擦精穀筒(精穀筒)
32A 凸部
32B 凹部
34 摩擦精穀ロール(精穀ロール)
36 摩擦精穀室(精穀室)
R 米粒(穀粒)
請求項1に記載の精穀装置は、筒状の精穀筒と、前記精穀筒内に設けられて前記精穀筒との間に精穀室が形成され、回転されることで前記精穀室の穀粒が精穀される精穀ロールと、前記精穀筒の内周面に設けられる半球壁状の凹部と、を備えている。
請求項2に記載の精穀装置は、請求項1に記載の精穀装置において、前記精穀筒の内周面に設けられる半球壁状の凸部を備え、前記精穀室の前記精穀ロール回転径方向における寸法が大きい部分に前記凸部が配置されると共に、前記精穀室の前記精穀ロール回転径方向における寸法が小さい部分に前記凹部が配置される。

Claims (2)

  1. 筒状の精穀筒と、
    前記精穀筒内に設けられて前記精穀筒との間に精穀室が形成され、回転されることで前記精穀室の穀粒が精穀される精穀ロールと、
    前記精穀筒の内周面に設けられる凹部と、
    を備えた精穀装置。
  2. 前記精穀筒の内周面に設けられる凸部を備え、前記精穀室の前記精穀ロール回転径方向における寸法が大きい部分に前記凸部が配置されると共に、前記精穀室の前記精穀ロール回転径方向における寸法が小さい部分に前記凹部が配置される請求項1記載の精穀装置。
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