JP2017011510A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】変倍設定の読み取り動作時、効率的なメモリ使用を実現しつつ、定型サイズモードの場合でも、フリーサイズモードの場合でも、同様に、ユーザが意図した位置の画像を変倍して出力し、ユーザに意図した出力物を提供すること。【解決手段】MFP100のCPU111は、変倍設定が行われた場合(S600でYes)、原稿サイズが読み取り前に確定できる場合には(S601でNo)、原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを画像メモリ119に書き込むのではなく変倍後の画像として必要な部分のみの画像データを画像メモリ119に書き込み(S602,S604)、原稿サイズが読み取り前に確定できないフリーサイズモードの場合には(S601でYes)、原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを画像メモリ119に書き込む(S603,S604)よう制御する。【選択図】図6

Description

本発明は、スキャン前に原稿サイズが確定できないスキャン処理を実行可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
スキャンする原稿画像サイズはA4,A3のような定形サイズだけではなく、ユーザが任意のサイズで作成した原稿も存在する。そのような定形ではない原稿をスキャンする場合に、ユーザに原稿サイズを入力してもらうことなく、スキャンしながら、読み取り装置側でサイズを確定させるモード(以下、フリーサイズモード)の動作が知られている。
また、拡大設定のスキャン動作時に、メモリの使用量を削減するため、原稿画像全てをメモリに記録するのではなく、スキャン時点で拡大後に原稿画像の必要な部分のみをメモリに記録し、拡大する動作が知られている。画像の一部分だけを処理するため、処理工数も減らすことができ、パフォーマンスを向上させることができる。
さらに、使用するメモリについて、変倍率に応じてメモリを切り替えることで、効率的なメモリ使用を実現する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−60491号公報
しかし、拡大設定のスキャン動作時、フリーサイズモード時ではスキャン前に原稿サイズが確定できないため、スキャン時に原稿のどの部分を抜き出せばユーザの意図した位置の画像を拡大できるかわからず、ユーザの意図した出力にならない場合があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、変倍設定の読み取り動作時、効率的なメモリ使用を実現しつつ、定型サイズモードの場合でも、フリーサイズモードの場合でも、ユーザが意図した位置の画像を変倍して出力することができる仕組みを提供することである。
本発明は、原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段により生成された画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを変倍する変倍設定を行う設定手段と、前記設定手段で変倍設定が行われた場合、前記読取手段で読み取る原稿サイズが読み取り前に確定できる場合には、前記読取手段で原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを前記記憶手段に書き込むのではなく前記変倍設定に応じた変倍後の画像として必要な部分のみの画像データを前記記憶手段に書き込む第1処理を行い、前記原稿サイズが読み取り前に確定できない場合には、前記読取手段で原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを前記記憶手段に書き込む第2処理を行うよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、変倍設定の読み取り動作時、効率的なメモリ使用を実現しつつ、定型サイズモードの場合でも、フリーサイズモードの場合でも、同様に、ユーザが意図した位置の画像を変倍して出力することができる。
本実施例の画像形成装置のブロック図 実施例の画像形成装置のスキャナ構成図 フリーサイズモードの設定をする場合の操作画面を例示する図 定型サイズの変倍制御動作を説明する図 フリーサイズモードの変倍制御動作を定形サイズと同様に処理した場合の動作を説明する図 実施例1における変倍制御動作を例示するフローチャート 実施例1におけるフリーサイズノードの変倍制御動作を説明する図 実施例2におけるフリーサイズノードの変倍制御動作を説明する図 画像の出力基準位置を指定する場合の操作画面を例示する図 出力基準位置を左側にした場合のフリーサイズノードの変倍制御動作を説明する図 実施例3における変倍制御動作を例示するフローチャート 両面同時スキャン可能なスキャナのスキャン動作を説明する図 実施例4における変倍制御動作を例示するフローチャート 実施例5における変倍制御動作を例示するフローチャート 実施例5における変倍制御動作を説明する図
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の一実施例を示す画像形成装置としてのMFP100の構成を例示するブロック図である。なお、MFPは、MultiFunction Peripheralを示す。
MFP100において、制御部110は、画像入力デバイスであるスキャナ130や、画像出力デバイスであるプリンタ140と接続されており、画像情報の入出力を制御する。また、一方で、制御部110はLANに接続され、これを経由して印刷ジョブの受信などを行う。
CPU111は、MFP100の動作を制御するものであり、ROM113やRAM112に読み出されたプログラムに基づいて動作する。ROM113はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。記憶部114は、システムソフトウェア、画像データ、MFP100の動作を制御するためのプログラム等が格納されている。記憶部114に格納されたプログラムがRAM112にロードされ、CPU111はこれに基づいてMFP100の動作を制御する。
ネットワークI/F115は、LANに接続されて、ネットワーク経由で各種情報の入出力を司る。デバイスI/F116は、画像入出力デバイスであるスキャナ130やプリンタ140と制御部110とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
操作部I/F117は操作部150と制御部110を接続するインタフェースであり、操作部150に表示するための画像データを操作部150に出力する。また、操作部I/F117は、操作部150からユーザが入力した情報をCPU111に伝達する。
画像処理部118は、LAN経由で受信した印刷データに対して画像処理を行ったり、デバイスI/F116から入出力される画像データに対して画像処理を行う。画像メモリ119は、画像処理部118によって処理される画像データを一時的に展開するためのメモリである。
なお、本実施例では、本発明の画像形成装置の一例としてMFPを用いて説明するが、プリンタ140を備えていない読み取り装置であっても本発明は適用可能である。
図2は、スキャナ130の詳細な構成を例示する図である。
原稿積載手段としての原稿トレイ211を有し、原稿トレイ211の面上に原稿を積載する。
原稿搬送装置200の原稿給紙部では、繰り出し手段として図示しない繰り出しローラが、原稿トレイ211上に積載された原稿束を分離ユニット203へ引き込み、原稿束の最上紙を一枚ずつ分離し、搬送ローラ204、205へと搬送する。
レジストローラ206は、原稿先端の到着時には停止しており、搬送ローラ204、205による搬送で原稿のループを形成して斜行補正をした後に、原稿読取り部へ搬送する。
原稿搬送装置200の原稿読取り部では、前述の原稿給紙部より搬送された原稿をレジストローラ206と読取りベルト208によって、位置R1へ所定の速度で搬送していく。
原稿の先端が読取位置R1に到達すると、読取位置R1で固定した光学ユニット222で露光動作が行われて、原稿を搬送しながら読取り動作を行うことが可能であり、この読取り方法を流し読取りモードと称する。
一方、原稿の後端が読取位置R1に到達したときに原稿を停止させ、光学ユニット222で露光しながら走査させることによって、光学ユニット222を移動しながら読取り動作も行うことが可能であり、この読取り方法を固定読取りモードと称する。
原稿の読取りが終了すると、読取りベルト208で原稿排紙部へ搬送される。原稿排紙部では、排紙ローラ209で、原稿を排紙トレイ210へ排出する。
図2において、S1〜S6、VR1は各種センサであり、原稿搬送装置200内に配置されている。
S1はラージサイズ検知センサ、S2はスモールサイズ検知センサであり、原稿トレイ211上で原稿の長さを検知する。また、原稿幅ガイド207内には、図示しない幅検知ボリュームVR1および幅検知センサS3が設けられており、原稿幅を検知することができる。
S4はサイズセンサであり、原稿の先端及び後端を検知することにより分離給送の原稿を検知すると同時に原稿長さを計測する。S5はリードセンサであり、原稿の先端を検知して読取信号を知らせる。S6は排紙センサであり、排紙される原稿の後端を検知する。なお、図示しないが、原稿が原稿トレイ211上にセットされているかを判別する原稿セットセンサS7も設けられている。
また、イメージリーダ220内には、原稿搬送装置200の開閉角度を検知する開閉検知センサS8、S9が配置されている。原稿台ガラス221上にユーザによって原稿が置かれた場合に、この開閉検知センサS8、S9と図示しないサイズセンサおよび露光動作によって置かれた原稿のサイズを特定する。ユーザによって原稿が原稿台ガラス221上に置かれた場合には、固定読取りモード同様に光学ユニット222で露光しながら走査させることによって、光学ユニット222を移動しながら読取りを行う。この方法は周知の技術であり、詳細な説明は割愛する。
次に、図3を用いてフリーサイズモードの設定をする場合の操作部150の動作を説明する。フリーサイズモードは、ユーザが原稿のサイズとして、A4サイズなどの特定のサイズを直接指定することなく、MFP100が原稿の読み取りを行うモードである。フリーサイズモードの場合、MFP100は、スキャンを実行し、原稿を走査することにより、サイズセンサS4によりスキャン後にサイズを確定させる。
図3は、フリーサイズモードの設定をする場合の操作部150の操作画面を例示する図である。
ユーザは、操作部150を操作することにより、図3に示すフリーサイズ選択画面301を操作部150の表示部に表示することができる。
フリーサイズ選択画面301では、フリーサイズモードのONとOFFを切り替えるボタン(ONボタン302、OFFボタン303)が表示される。デフォルトでは、フリーサイズモードOFF状態(即ちOFFボタン303が選択された状態)が設定されている。
ユーザは、フリーサイズモードでスキャンを実施したい場合、ONボタン302を選択し、OKボタン304を押下する。また、フリーサイズモードを解除したい場合は、OFFボタン303を選択し、OKボタン304を押下する。このように、ユーザはフリーサイズモードのON/OFFの設定を行うことができる。なお、画面の配置は一例であり、これに限るものではない。
次に、図4を用いて、原稿サイズがスキャン前に確定する場合の変倍制御動作について説明する。
図4は、原稿サイズがスキャン前に確定する場合の変倍制御動作について説明する図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。なお、本実施例では、原稿の右上を出力基準位置(原稿を拡大する場合の基準となる位置)とする場合の説明を行うが、出力基準位置は右下でも、左上、左下、中央上、中央下等、原稿のどの位置でもかまわない。
図4(a)は、原稿トレイ211に原稿401を置いた状態であり、搬送ローラ205により、原稿が図面の右方向から左方向に搬送されてスキャンされる。この場合、原稿を左から右へ走査することになるため、図4(b)の402のようにスキャンされることになる。
原稿画像を、原稿と同じサイズの用紙に対し、200%変倍して出力する例の場合、右上基準では、403の部分が拡大されて出力されることになる。この場合、原稿の403以外の部分は出力されないため不要となる。そこで、画像メモリ119の削減や画像処理の効率化等のため、MFP100では、スキャン時(読み込み404)に、必要な部分の画像データのみを画像メモリ119に記録する(405)。そして、MFP100は、右上基準で出力するため、画像メモリ119に記録した画像を180度回転することで(406)、画像データ407を生成する。さらに、MFP100は、画像データ407を変倍することで(408)、右上基準の画像データ409を生成する。
このようにすることで、通常であれば、原稿401の主走査×副走査分の画像データを回転や変倍処理する必要があるが、403の部分を切り抜くことで、(主走査/2)×(副走査分/2)分の画像データを処理するだけですみ、処理工数が削減できる。
上述のように、スキャン前に原稿サイズが確定している場合は、スキャン時に必要な部分のみを画像メモリ119に記録することで、画像メモリの使用量の削減と処理工数の削減が行われている。
次に、図5を用いて、フリーサイズモードの場合の変倍制御動作を定形サイズと同じように処理した場合について説明する。
図5は、フリーサイズモードの場合の変倍制御動作を定形サイズと同じように処理した場合の動作を説明する図である。
フリーサイズモードの場合、スキャンを実行し、原稿を走査することにより、サイズセンサS4によりスキャン後にサイズを確定させる。
スキャン動作は、図4に示した原稿サイズがスキャン前に確定する場合と同じように、原稿を左から右へ走査するものである。しかし、フリーサイズモード時は、副走査の長さが不定であるため、どの位置からメモリに記録し始めれば良いか分からない。このため、MFP100は、原稿の左端から読み取り、装置が最大で読めるサイズ想定で拡大後に必要なサイズ501を画像メモリ119に記録することとなる。
例えば、最大サイズがA3、副走査方向が420mm、変倍200%設定であった場合、副走査方向210mm分の画像データを、原稿の左端から画像メモリに記録する。即ち、画像データ502が画像メモリ119に記録される。そして、その画像データ502を180度回転(503)して画像データ504とし、変倍(505)して、506のような画像データが生成される。しかし、これでは、図4に示した定型サイズの場合と基準位置が異なってしまい、ユーザが定型サイズの場合と同様に原稿の右上を基準として変倍されるものと考えている場合、ユーザの意図した出力物にならない。
次に、図6、図7を用いて、実施例1における変倍での読み込み動作について説明する。
図6は、実施例1に係るMFP100において変倍を伴うスキャン動作の切り替え処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、MFP100のCPU111がROM113や記憶部114等の記憶装置に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現されるものである。
図7は、実施例1に係るMFP100においてフリーサイズモード時にスキャン動作を説明するための図である。
まず、S600において、CPU111は、操作部150を介して変倍設定がされているか否かを判断する。変倍設定は、例えば、ユーザによって操作部150を介して行われる。そして、変倍設定がされていないと判断した場合(S600でNoの場合)、CPU111は、等倍での処理に移行する。等倍での処理の詳細は省略するが、等倍でスキャンを行う場合、MFP100では、スキャン時に、スキャンする原稿画像サイズ分(フリーサイズモードでは読み込める最大サイズ分)の画像メモリを画像メモリ119内に用意(確保)する。例えば、A4の原稿をスキャンする場合であれば、サイズが210mm×297mm分の画像データが格納できるサイズの画像メモリを用意する。8ピクセルで1バイトの600dpiの場合では、MFP100は、7016×4961/84.4MB分の画像メモリを用意してスキャンを行う。上記のような画像メモリを画像メモリ119内に用意した後、スキャナ130が、図4の402に示したように原稿画像を走査していき、画像メモリ119に画像データを記録していく。
一方、変倍設定がされていると判断した場合(S600でYesの場合)、CPU111は、S601に処理を進める。
S601において、CPU111は、フリーサイズモードであるか否かを判断する。そして、フリーサイズモードでない(定型サイズモードである)と判断した場合(S601でNoの場合)、CPU111は、S602に処理を進める。
S602において、CPU111は、スキャン画像の必要な部分のみを画像メモリ119に記録するスキャン動作設定(スキャン部分記録設定)を行い、S604に処理を進める。
一方、フリーサイズモードであると判断した場合(S601でYesの場合)、CPU111は、S603に処理を進める。
S603において、CPU111は、スキャン画像全てをメモリに記録するスキャン動作設定(スキャン100%記録設定)を行い、S604に処理を進める。
S604において、CPU111は、スキャナ130を用いたスキャン動作を実行し、本フローチャートの処理を終了する。
以下、S604のスキャン動作について詳しく説明する。
上記S602で「スキャン部分記録設定」を行った場合は、S604では、図4で説明したように、スキャン時に、変倍後に必要となるサイズ分の画像メモリが画像メモリ119内に用意されてスキャンが行われる。例えば、A4(210mm×297mm)の原稿を200%でA4用紙にコピーする場合のスキャン動作では、(210/2)×(297/2)105mm×149mm分の画像データが格納できるサイズの画像メモリが用意される。8ピクセルで1バイトの600dpiの場合は、CPU111は、3508×2481/81.1MB分の画像メモリを用意してスキャンを行うように制御する。このように変倍後に必要となるサイズ分の画像メモリを準備した後、スキャナ130が図4の402に示したように原稿画像を走査していき、画像メモリ119に画像データを記録していく。この時、図4の403の位置の画像データを記録するため、光学ユニット222で走査した不要な画像データを読み飛ばし、図4の410から画像メモリに記録を始める。例えば、A4原稿の200%変倍してA4シートに記録するためのスキャン処理であれば、主走査では(210/2)105mm分の画像データを読み飛ばし、副走査では(297/2)149mm分の画像データを読み飛ばす。
また、上記S603で「スキャン100%記録設定」を行った場合は、S604のスキャン時に、フリーサイズモードで読み込める最大サイズ分の画像メモリが画像メモリ119内に用意されてスキャンが行われる。例えば、フリーサイズモードで読み込める最大サイズが、A3で8ピクセル、1バイト、600dpiの場合、CPU111は、7016×9921/88.7MB分の画像メモリを変倍率に因らず用意してスキャンを行うように制御する。このように最大サイズ分の画像メモリを準備した後、スキャナ130が原稿画像を走査していき、画像メモリ119に画像データを記録していく。この時、読み飛ばしせず、図7に示すように、原稿画像700の原点706から画像メモリ119に記録するため、画像データ701のように原稿画像700の全てがメモリに記録される。その画像データ701を180度回転(702)して画像データ703とし、変倍(704)して、705のような画像データが生成される。このように、原稿画像700全てを変倍した画像データ705が生成される。図示しないが、この後、切り抜き処理を行うことにより、ユーザの意図した位置の画像を出力することができる。
以上説明したように実施例1では、CPU111は、変倍且つ定型サイズモードの場合には、原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを記録しない。その代わりに、CPU111は、変倍設定に応じた変倍後の画像として必要な部分のみの画像データを画像メモリ119に記録するよう制御する。また、CPU111は、変倍且つフリーサイズモードの場合には、原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを画像メモリ119に記録し、変倍後、必要な部分のみを切り抜くよう制御する。このように構成することにより、定型サイズモード、フリーサイズモードのいずれの場合でも、同様に、ユーザの意図する位置を基準として変倍した出力を行うことができる。
実施例2では、スキャン時に原稿画像全てを画像メモリ119に記録した後、変倍前に画像の一部を切り抜く場合の動作に関して説明する。
実施例1のように、変倍且つフリーサイズモード時のスキャン動作では、原稿画像の全てを画像メモリに記録し、その後、回転、変倍等の画像処理を実行すると、原稿画像分全てを処理するため、処理工数の増加と、画像メモリ使用量が増加してしまう。
しかし、フリーサイズモードであってもスキャン後はサイズが確定しているため、確定後のサイズを使用し、その後の画像処理の前に必要な部分の画像データのみを切り抜くことで、その後の処理工数と画像メモリ119使用量を削減することができる。実施例2では、この構成について図8を用いて説明する。なお、原稿の右上を基準として拡大する場合の説明を行うが、拡大する基準位置は右下でも、左上、左下、中央上、中央下等、原稿のどの位置でもかまわない。
図8は、実施例2に係るMFP100においてフリーサイズモード時にスキャン動作を説明するための図である。
上述したように、スキャン画像を全て記録する設定を行った場合、画像データ801のように原稿画像800全てが画像メモリ119に記録される。この時点で原稿サイズは確定しているため、その後の画像処理に必要な画像サイズが確定する。本実施例では、原稿右上基準で200%変倍する設定を行っている例を説明する。この場合、必要な画像データサイズは802のサイズとなる。そのため、画像データ801から、802のサイズの画像データを切り抜き(803)、メモリに保存する(804)。そして、切り抜いた画像データ804を180度回転(805)して画像データ806とし、変倍(807)して、808のような画像データが生成される。即ち、原稿画像の右上基準で200%変倍した画像が生成される。
以上説明したように、実施例2では、変倍且つフリーサイズモードの場合、回転、変倍等の画像処理を行う前に、必要な部分のみを切り抜く構成を有する。この構成により、画像メモリ使用量の削減と、画像全体を処理するよりも画像データサイズが小さくなることで処理工数の削減を図ることができる。
通常、画像の出力基準位置(即ち変倍の基準となる位置)は、画像形成装置ごとにデフォルトで決まっている。しかし、ユーザは拡大設定時等、任意の位置を指定して拡大等を行いたい場合がある。以下、画像の出力基準位置として任意の位置を指定するための構成について説明する。
画像の出力基準位置を指定する場合、図9のように操作部150で基準位置を入力してもらうことで、任意の位置を基準位置とするように構成してもよい。
図9は、画像の出力基準位置を指定する場合の操作部150の操作画面を例示する図である。
ユーザは、操作部150を操作することにより、図9に示す出力基準位置選択画面900を操作部150の表示部に表示することができる。
901が選択された状態でOKボタン905が押下された場合、原稿の左上が基準となる。また、902が選択された状態でOKボタン905が押下された場合、原稿の左下が基準となる。また、903が選択された状態でOKボタン905が押下された場合、原稿の右上が基準となる。また、904が選択された状態でOKボタン905が押下された場合、原稿の右下が基準となる。
よって、903又は904が選択された場合には、実施例1,2で例示した場合と同様に、出力基準位置が原稿の右側となり、スキャナ130で原稿を読み取る際に後に読み取られる側(読み取り下流側)に設定される。一方、901又は902が選択された場合には、実施例1,2で例示した場合と異なり、出力基準位置が原稿の左側となり、スキャナ130で原稿を読み取る際に先に読み取られる側(読み取り上流側)に設定される。
以下、図10を用いて、基準位置が原稿の左上だった場合のフリーサイズモードの変倍動作について説明する。
図10は、実施例3に係るMFP100において基準位置が原稿の左上でフリーサイズモード時にスキャン動作を説明するための図である。
原稿左上基準の場合、フリーサイズモードであっても、読み取り位置1001から画像メモリ119に記録しておけば、1002に示すように、左上基準で画像データを出力することができる。そのため、フリーサイズモード時であっても原稿画像の全てを画像メモリ119に記録する必要はなく、基準位置によって動作を切り替えることで画像メモリ使用量の削減と処理工数の削減を図ることができる。
以下、図11を用いて、ユーザに基準位置を設定しもらう場合に、スキャン動作を切り替える構成について説明を行う。
図11は、実施例3に係るMFP100において変倍を伴うスキャン動作の切り替え処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、MFP100のCPU111がROM113や記憶部114等の記憶装置に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現されるものである。
まず、S1100において、CPU111は、変倍設定がされているか否かを判断する。そして、変倍設定がされていないと判断した場合(S1100でNoの場合)、CPU111は、等倍での処理に移行する。等倍での処理の詳細は省略する。
一方、変倍設定がされていると判断した場合(S1100でYesの場合)、CPU111は、S1101に処理を進める。
S1101において、CPU111は、フリーサイズモードであるか否かを判断する。そして、フリーサイズモードでない(定型サイズモードである)と判断した場合(S1101でNoの場合)、CPU111は、S1103に処理を進める。S1103については後述する。
一方、フリーサイズモードであると判断した場合(S1101でYesの場合)、CPU111は、S1102に処理を進める。
S1102において、CPU111は、出力基準位置が原稿左(左上または左下)に設定されているか否かを判断する。そして、基準位置が左(左上または左下)に設定されていると判断した場合(S1102でYesの場合)、CPU111は、S1103に処理を進める。
S1103において、CPU111は、スキャン画像の必要な部分のみを画像メモリ119に記録するスキャン動作設定(スキャン部分記録設定)を行い、S1105に処理を進める。
一方、基準位置が左(左上または左下)に設定されていない(右上または右下に設定されている)と判断した場合(S1102でNoの場合)、CPU111は、S1104に処理を進める。
S1104において、CPU111は、スキャン画像全てをメモリに記録するスキャン動作設定(スキャン100%記録設定)を行い、S1105に処理を進める。
S1105において、CPU111は、スキャナ130を用いたスキャン動作を実行し、本フローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、実施例3では、変倍設定の場合、出力基準位置によって、スキャン処理の動作を切り替える。出力基準位置によって、画像データの一部だけを画像メモリに記録することで、画像メモリ使用量の削減と画像データサイズが小さくなることにより処理工数の削減が可能となる。
現在、両面原稿の表裏を同時にスキャンすることができる読み取り装置が存在する。実施例4では、両面原稿の表裏を同時にスキャン可能な場合の構成について説明する。
図12は、実施例4に係るMFP100の両面同時スキャン動作を説明するための図である。
両面同時スキャン可能な装置で、図12の1201に示す両面原稿をスキャンする場合、1202のように、原稿の表面は原稿左から走査されるが、裏面は1203のように原稿右から走査される。このため、基準位置を右(右上又は右下)で設定した場合、原稿表面の画像では、画像を走査順に画像メモリに記録しても基準位置を含む画像の出力はできない。一方、原稿裏面の画像では、画像を走査順に画像メモリに記録すれば基準位置を含む画像の出力ができる。
逆に、基準位置を左(左上又は左下)で設定した場合、原稿表面の画像では、画像を走査順に画像メモリに記録すれば基準位置を含む画像の出力ができる。一方、原稿裏面の画像では、画像を走査順に画像メモリに記録しても基準位置を含む画像の出力はできない。
以下、図13を用いて、表面と裏面での動作を切り替えることでユーザの意図した基準位置で出力する動作について説明する。
図13は、実施例4に係るMFP100において変倍を伴うスキャン動作の切り替え処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、MFP100のCPU111がROM113や記憶部114等の記憶装置に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現されるものである。
まず、S1300において、CPU111は、変倍設定がされているか否かを判断する。そして、変倍設定がされていないと判断した場合(S1300でNoの場合)、CPU111は、等倍での処理に移行する。等倍での処理の詳細は省略する。
一方、変倍設定がされていると判断した場合(S1300でYesの場合)、CPU111は、S1301に処理を進める。
S1301において、CPU111は、フリーサイズモードであるか否かを判断する。そして、フリーサイズモードでない(定型サイズモードである)と判断した場合(S1301でNoの場合)、CPU111は、S1304に処理を進める。
一方、フリーサイズモードであると判断した場合(S1301でYesの場合)、CPU111は、S1302に処理を進める。
S1302において、CPU111は、両面原稿設定がされているか否かを判断する。そして、両面原稿設定がされていないと判断した場合(S1302でNoの場合)、CPU111は、S1303に処理を進める。なお、S1303〜S1305の処理は、図11のS1102〜S1104の処理と同一であるため、説明を省略する。
一方、両面原稿設定がされていると判断した場合(S1302でYesの場合)、CPU111は、S1306に処理を進める。
S1306において、CPU111は、両面原稿同時スキャン設定であるか否かを判断する。そして、両面原稿同時スキャン設定でないと判断した場合(S1306でNoの場合)、CPU111は、S1303へ処理を進める。
一方、両面原稿同時スキャン設定であると判断した場合(S1306でYesの場合)、CPU111は、S1307へ処理を進める。
S1307において、CPU111は、出力基準位置が原稿左(左上または左下)に設定されているか否かを判断する。そして、基準位置が左(左上または左下)に設定されていると判断した場合(S1307でYesの場合)、CPU111は、S1308に処理を進める。
S1308において、CPU111は、表面のスキャン設定として、スキャン部分記録設定を行い、裏面のスキャン設定として、スキャン100%記録設定を行い、S1310に処理を進める。なお、スキャン部分記録設定は、スキャン画像の必要な部分のみを画像メモリ119に記録するスキャン動作設定を示す。また、スキャン100%記録設定は、スキャン画像全てをメモリに記録するスキャン動作設定を示す。
一方、基準位置が左(左上または左下)に設定されていないと判断した場合(S1307でNoの場合)、CPU111は、S1309に処理を進める。
S1309において、CPU111は、表面のスキャン設定として、スキャン100%記録設定を行い、裏面のスキャン設定として、スキャン部分記録設定を行い、S1310に処理を進める。
S1310において、CPU111は、スキャナ130を用いたスキャン動作を実行し、本フローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、実施例4では、両面原稿の表面と裏面でスキャン動作を切り替えるように構成する。これによって、出力基準位置がどこであってもユーザに意図した出力物を提供できる。また、出力基準値によって、画像データの一部だけを画像メモリに記録することで、画像メモリ使用量の削減と画像データサイズが小さくなることにより処理工数の削減を行うこともできる。
上述した実施例1では、変倍且つフリーサイズモードの場合に、原稿画像を全て読み込む設定を行ってスキャン処理する構成について説明した。フリーサイズモードの場合、原稿の副走査方向の長さはスキャン実行まで確定できないが、スキャナ130によっては原稿幅ガイド207により、原稿の主走査方向の長さに関しては、スキャン前に確定できる場合がある。このような場合、変倍時に主走査に関しては読み飛ばしを行うことで画像メモリ使用量の削減と処理工数の削減を図ることができる。
以下、図14、図15を用いて、実施例5における変倍での読み込み動作、即ち、変倍且つフリーサイズモード時に主走査が読み飛ばしを行い原稿の右上を基準として拡大する場合の動作について説明する。
図14は、実施例5に係るMFP100において変倍を伴うスキャン動作の切り替え処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、MFP100のCPU111がROM113や記憶部114等の記憶装置に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現されるものである。
図15は、実施例4に係るMFP100において変倍を伴うフリーサイズモード時にスキャン動作を説明するための図である。
まず、S1400〜S1402の処理は、図6のS600〜S602の処理と同一のため説明を省略する。
S1401において、フリーサイズモードであると判断した場合(S1401でYesの場合)、CPU111は、S1403に処理を進める。
S1403において、CPU111は、副走査100%記録設定(スキャン画像の副走査全てをメモリに記録するが主走査は倍率に応じて読み飛ばすスキャン動作設定)を行い、S1404に処理を進める。
S1404において、CPU111は、スキャナ130を用いたスキャン動作を実行し、本フローチャートの処理を終了する。
以下、S1404のスキャン動作について詳しく説明する。
上記S1403で「副走査100%記録設定」を行った場合は、S1404では、スキャナ130が主走査については変倍を考慮して読み飛ばしを行うが、副走査については全て記録するため、図15の1501の位置の画像データが画像メモリに記録される。その後、画像処理部118により、記録された画像データ1502を180度回転(1503)して画像データ1504とし、さらに変倍(1505)し、1506のような画像データが生成される。画像データ1504は、原稿1500の右上を含んだ画像データがあるため、ユーザの意図した位置を出力することができる。また、主走査に関しては、画像データの一部だけを記録することで、画像メモリ119の使用量の削減と画像データサイズが小さくなることにより、処理工数の削減を行うこともできる。
以上示したように、本発明によれば、変倍設定のスキャン動作時、効率的なメモリ使用を実現しつつ、定型サイズモードの場合でも、フリーサイズモードの場合でも、ユーザが意図した位置の画像を変倍して出力することができる。つまり、ユーザに意図した出力物を提供することができる。
よって、スキャン前に原稿サイズが確定できないフリーサイズモード時にはユーザの意図した出力にならないという従来の課題を解決することができ、効率的なメモリ使用を実現しつつ、使い勝手の良い画像形成装置を提供することが可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されてもよい。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 MFP
111 CPU
119 画像メモリ
130 スキャナ

Claims (8)

  1. 原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    前記読取手段により生成された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された画像データを変倍する変倍設定を行う設定手段と、
    前記設定手段で変倍設定が行われた場合、前記読取手段で読み取る原稿サイズが読み取り前に確定できる場合には、前記読取手段で原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを前記記憶手段に書き込むのではなく前記変倍設定に応じた変倍後の画像として必要な部分のみの画像データを前記記憶手段に書き込む第1処理を行い、前記原稿サイズが読み取り前に確定できない場合には、前記読取手段で原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを前記記憶手段に書き込む第2処理を行うよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2処理により前記記憶手段に記憶された画像データから、前記変倍設定に応じた変倍後の画像として必要な部分の画像データを切り抜く切り抜き手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. ユーザによる原稿の出力基準位置の選択を受け付ける選択手段を有し、
    前記制御手段は、前記選択手段により前記読取手段で原稿を読み取る際に先に読み取られる側が出力基準位置として選択された場合には、前記原稿サイズが読み取り前に確定できない場合であっても、前記第1処理を行うように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記読取手段は、原稿の両面を同時に読み取り可能であり、
    前記制御手段は、前記原稿の両面を同時に読み取る場合には、前記原稿サイズが読み取り前に確定できない場合、前記原稿の表面を読み取って生成される画像データについては第2処理を行い、前記原稿の裏面を読み取って生成される画像データについては第1処理を行うよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. ユーザによる原稿の出力基準位置の選択を受け付ける選択手段を有し、
    前記制御手段は、前記選択手段により前記読取手段で原稿を読み取る際に先に読み取られる側が出力基準位置として選択され、且つ、前記原稿の両面を同時に読み取る場合には、前記原稿サイズが読み取り前に確定できない場合であっても、前記原稿の表面を読み取って生成される画像データについては第1処理を行い、前記原稿の裏面を読み取って生成される画像データについては第2処理を行うよう制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記読取手段で読み取る原稿の読み取り前に、前記原稿の主走査方向のサイズは確定できるが、副走査方向のサイズが確定できない場合には、主走査方向については前記変倍設定に応じた変倍後の画像として必要な部分のみの画像データを前記記憶手段に書き込み、副走査方向については1ページ分全部の画像データを前記記憶手段に書き込むよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段により生成された画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを変倍する変倍設定を行う設定手段とを有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記設定手段で変倍設定が行われた場合、前記読取手段で読み取る原稿サイズが読み取り前に確定できる場合には、前記読取手段で原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを前記記憶手段に書き込むのではなく前記変倍設定に応じた変倍後の画像として必要な部分のみの画像データを前記記憶手段に書き込む第1処理を行うステップと、
    前記設定手段で変倍設定が行われた場合、前記原稿サイズが読み取り前に確定できない場合には、前記読取手段で原稿1ページ分の原稿を読み取って生成される1ページ分全部の画像データを前記記憶手段に書き込む第2処理を行うステップと、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御手段として機能させるためのプログラム。
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