JP2017010666A - 配線部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーブルモジュールの分岐位置を調整できる配線部材を提供する。
【解決手段】配線部材1は、第1通信部42を有する第1モジュール4と、第2通信部52を有する複数の第2モジュール5a〜5dと、第1通信部42と第2通信部52とを接続する複数のケーブル30a〜30dを有するケーブルモジュール3と、ケーブルモジュール3の所定位置に設けられた分岐モジュール2と、を備える。分岐モジュール2は、複数のケーブル30a〜30dが束ねられた状態で挿通される第1ケーブル挿通部21と、複数のケーブル30a〜30dが分岐した状態で挿通される第2ケーブル挿通部22とを備える。分岐モジュール2は、第1状態において複数のケーブル30a〜30dの少なくとも一つに固定されると共に、第2状態において複数のケーブル30a〜30dに対して相対移動可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】配線部材1は、第1通信部42を有する第1モジュール4と、第2通信部52を有する複数の第2モジュール5a〜5dと、第1通信部42と第2通信部52とを接続する複数のケーブル30a〜30dを有するケーブルモジュール3と、ケーブルモジュール3の所定位置に設けられた分岐モジュール2と、を備える。分岐モジュール2は、複数のケーブル30a〜30dが束ねられた状態で挿通される第1ケーブル挿通部21と、複数のケーブル30a〜30dが分岐した状態で挿通される第2ケーブル挿通部22とを備える。分岐モジュール2は、第1状態において複数のケーブル30a〜30dの少なくとも一つに固定されると共に、第2状態において複数のケーブル30a〜30dに対して相対移動可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、配線部材に関する。
近年、通信容量の増大に伴い、サーバ等のコンピュータや通信装置が設置されたデータセンターにおいて各ボード間を接続するためのケーブルの本数が飛躍的に増大している。ボード間を接続するケーブルとしてブレイクアウト・ケーブルが例えば特許文献1,2に開示されている。
特許文献1では、40Gbps伝送を行うQSFP(Quad Small Form-Factor Pluggable)端末がメタルケーブルを介して10Gbps伝送を行う4つのSFP(Small Form factor Pluggable)端末に分岐されるブレイクアウト・ケーブルが開示されている。
特許文献2では、40Gbps伝送を行うQSFP端末が光ケーブル又はメタルケーブルを介して10Gbps伝送を行う4つのRJ(Registered Jack)45端末に分岐されるブレイクアウト・ケーブルが開示されている。
しかしながら、特許文献1又は特許文献2に開示されたブレイクアウト・ケーブルでは、複数ケーブルからなるケーブルモジュールの分岐位置が予め設定されており、この分岐位置を変更することができない。このため、ボード間の位置関係に応じて分岐したケーブル(適宜、分岐ケーブルと称する)の余長を最適化できない。
本発明は、ケーブルモジュールの分岐位置を調整できる配線部材を提供することを目的とする。
本発明の一態様の配線部材は、
第1ホスト機器と電気的に接続される第1通信部を有する第1モジュールと、
第2ホスト機器と電気的に接続される第2通信部を有する複数の第2モジュールと、
前記第1通信部と前記第2通信部とを接続する複数のケーブルを有するケーブルモジュールと、
前記ケーブルモジュールの所定位置に設けられた分岐モジュールと、
を備え、
前記複数のケーブルの一端は、束ねられた状態で前記第1モジュールに接続されると共に、前記複数のケーブルの他端の各々は、分岐した状態で対応する前記第2モジュールに接続され、
前記分岐モジュールは、前記複数のケーブルが束ねられた状態で挿通される第1ケーブル挿通部と、前記複数のケーブルが分岐した状態で挿通される第2ケーブル挿通部とを備えており、
前記分岐モジュールは、第1状態において前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定されると共に、第2状態において前記複数のケーブルに対して相対移動可能となる。
第1ホスト機器と電気的に接続される第1通信部を有する第1モジュールと、
第2ホスト機器と電気的に接続される第2通信部を有する複数の第2モジュールと、
前記第1通信部と前記第2通信部とを接続する複数のケーブルを有するケーブルモジュールと、
前記ケーブルモジュールの所定位置に設けられた分岐モジュールと、
を備え、
前記複数のケーブルの一端は、束ねられた状態で前記第1モジュールに接続されると共に、前記複数のケーブルの他端の各々は、分岐した状態で対応する前記第2モジュールに接続され、
前記分岐モジュールは、前記複数のケーブルが束ねられた状態で挿通される第1ケーブル挿通部と、前記複数のケーブルが分岐した状態で挿通される第2ケーブル挿通部とを備えており、
前記分岐モジュールは、第1状態において前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定されると共に、第2状態において前記複数のケーブルに対して相対移動可能となる。
本発明によれば、第1ホスト機器と第2ホスト機器との間の位置関係に応じて分岐モジュールの位置を変更できる。このように、ケーブルモジュールの分岐位置を調整することができる配線部材を提供することができる。
[本発明の実施形態の説明]
本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)第1ホスト機器と電気的に接続される第1通信部を有する第1モジュールと、
第2ホスト機器と電気的に接続される第2通信部を有する複数の第2モジュールと、
前記第1通信部と前記第2通信部とを接続する複数のケーブルを有するケーブルモジュールと、
前記ケーブルモジュールの所定位置に設けられた分岐モジュールと、
を備え、
前記複数のケーブルの一端は、束ねられた状態で前記第1モジュールに接続されると共に、前記複数のケーブルの他端の各々は、分岐した状態で対応する前記第2モジュールに接続され、
前記分岐モジュールは、前記複数のケーブルが束ねられた状態で挿通される第1ケーブル挿通部と、前記複数のケーブルが分岐した状態で挿通される第2ケーブル挿通部とを備えており、
前記分岐モジュールは、第1状態において前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定されると共に、第2状態において前記複数のケーブルに対して相対移動可能となる配線部材。
本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)第1ホスト機器と電気的に接続される第1通信部を有する第1モジュールと、
第2ホスト機器と電気的に接続される第2通信部を有する複数の第2モジュールと、
前記第1通信部と前記第2通信部とを接続する複数のケーブルを有するケーブルモジュールと、
前記ケーブルモジュールの所定位置に設けられた分岐モジュールと、
を備え、
前記複数のケーブルの一端は、束ねられた状態で前記第1モジュールに接続されると共に、前記複数のケーブルの他端の各々は、分岐した状態で対応する前記第2モジュールに接続され、
前記分岐モジュールは、前記複数のケーブルが束ねられた状態で挿通される第1ケーブル挿通部と、前記複数のケーブルが分岐した状態で挿通される第2ケーブル挿通部とを備えており、
前記分岐モジュールは、第1状態において前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定されると共に、第2状態において前記複数のケーブルに対して相対移動可能となる配線部材。
上記構成によれば、第1ホスト機器と第2ホスト機器との間の位置関係に応じて分岐モジュールの位置を変更できる。このように、ケーブルモジュールの分岐位置を調整することができる配線部材を提供することができる。
(2)前記分岐モジュールは、弾性部材をさらに備えており、
前記分岐モジュールは、前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される項目(1)に記載の配線部材。
前記分岐モジュールは、前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される項目(1)に記載の配線部材。
上記構成によれば、弾性部材の弾性力により、分岐モジュールを第1状態にすることが可能となる。
(3)前記分岐モジュールは、
固定カバーと、
可動カバーと、
前記第1ケーブル挿通部と前記第2ケーブル挿通部との間に配置されており、前記可動カバーを前記固定カバーに回転可能に連結する回転軸と、
をさらに備え、
前記弾性部材は、前記固定可動カバーと前記固定カバーとの間に配置され、
前記可動カバーは、前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される項目(2)に記載の配線部材。
固定カバーと、
可動カバーと、
前記第1ケーブル挿通部と前記第2ケーブル挿通部との間に配置されており、前記可動カバーを前記固定カバーに回転可能に連結する回転軸と、
をさらに備え、
前記弾性部材は、前記固定可動カバーと前記固定カバーとの間に配置され、
前記可動カバーは、前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される項目(2)に記載の配線部材。
上記構成によれば、弾性部材の弾性力により可動カバーが複数のケーブルの少なくとも一つに固定されることで、分岐モジュールを第1状態にすることが可能となる。
(4)前記弾性部材は、前記回転軸と前記第2ケーブル挿通部との間に配置され、
前記可動カバーは、前記弾性部材が伸びることで前記複数のケーブルの少なくとも一つと固定されると共に、前記弾性部材が縮むことで前記複数のケーブルに対して相対移動可能となる項目(3)に記載の配線部材。
前記可動カバーは、前記弾性部材が伸びることで前記複数のケーブルの少なくとも一つと固定されると共に、前記弾性部材が縮むことで前記複数のケーブルに対して相対移動可能となる項目(3)に記載の配線部材。
上記構成によれば、可動カバーは、弾性部材が伸びることで複数のケーブルの少なくとも一つと固定されると共に、弾性部材が縮むことで複数のケーブルに対して相対移動可能となる。このように、第2ケーブル挿通部側の可動カバーを固定カバーに向けて押圧する簡単な操作によって、分岐モジュールを第1状態から第2状態に移行させることが可能となる。
(5)前記複数のケーブルは、2段に束ねられた状態で前記第1ケーブル挿通部に挿通され、
前記分岐モジュールは、前記複数のケーブルのうち上段に配置されたケーブルのみと固定されるように構成されている項目(1)から項目(4)のいずれか一項に記載の配線部材。
前記分岐モジュールは、前記複数のケーブルのうち上段に配置されたケーブルのみと固定されるように構成されている項目(1)から項目(4)のいずれか一項に記載の配線部材。
上記構成によれば、分岐モジュールは、上段に配置されたケーブルのみと固定されるので、分岐モジュールとケーブルを確実に固定することができる。
(6)前記第1ケーブル挿通部は、複数の第1挿通路を有する第1ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第1挿通路に挿通され、
複数の第2ケーブル挿通部は、複数の第2挿通路を有する第2ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第2挿通路に挿通される
項目(1)から項目(5)のいずれか一項に記載の配線部材。
複数の第2ケーブル挿通部は、複数の第2挿通路を有する第2ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第2挿通路に挿通される
項目(1)から項目(5)のいずれか一項に記載の配線部材。
上記構成によれば、第1,2ケーブルオーガナイザにより、隣接する分岐ケーブル間の間隔を定めることができる。さらに、分岐モジュール中の各ケーブルの配置位置を固定することができる。これにより、分岐モジュールが複数のケーブルに対して相対移動する間においても、ケーブル同士が絡まったりしない。
(7)前記分岐モジュールは、固定カバーと、可動カバーと、前記固定カバーと前記可動カバーとの間に配置された弾性部材と、をさらに備え、
前記複数のケーブルの各々が対応する前記第1挿通路に挿通された状態で、前記可動カバーは前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される項目(6)に記載の配線部材。
前記複数のケーブルの各々が対応する前記第1挿通路に挿通された状態で、前記可動カバーは前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される項目(6)に記載の配線部材。
上記構成によれば、複数のケーブルの各々が対応する第1挿通路に挿通された状態で、可動カバーは弾性部材の弾性力により複数のケーブルの少なくとも一つに確実に固定される。このため、分岐モジュールを容易に第1状態にすることが可能となる。
(8)前記第1ケーブルオーガナイザは、前記複数の第1挿通路の少なくとも一つに連通する段差部を有しており、
前記複数のケーブルの少なくとも一つは、前記可動カバーと前記段差部との間に挟まれた状態で前記可動カバーに固定される項目(7)に記載の配線部材。
前記複数のケーブルの少なくとも一つは、前記可動カバーと前記段差部との間に挟まれた状態で前記可動カバーに固定される項目(7)に記載の配線部材。
上記構成によれば、複数のケーブルの少なくとも一つは、可動カバーと段差部との間に挟まれた状態で可動カバーに固定されるので、分岐モジュールをケーブルに確実に固定することができる。
(9)前記分岐モジュールは、弾性部材をさらに備えており、
前記第1ケーブル挿通部は、二段に配置された複数の第1挿通路を有する第1ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第1挿通路に挿通され、
複数の第2ケーブル挿通部は、一段に配置された複数の第2挿通路を有する第2ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第2挿通路に挿通され、
前記複数の第2挿通路の各々は、前記固定カバーと接しており、
前記弾性部材は、前記可動カバーと前記第2ケーブルオーガナイザとの間に配置される項目(2)から項目(8)のいずれか一項に記載の配線部材。
前記第1ケーブル挿通部は、二段に配置された複数の第1挿通路を有する第1ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第1挿通路に挿通され、
複数の第2ケーブル挿通部は、一段に配置された複数の第2挿通路を有する第2ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第2挿通路に挿通され、
前記複数の第2挿通路の各々は、前記固定カバーと接しており、
前記弾性部材は、前記可動カバーと前記第2ケーブルオーガナイザとの間に配置される項目(2)から項目(8)のいずれか一項に記載の配線部材。
上記構成によれば、第1ケーブルオーガナイザの第1挿通路を二段に配置すると共に、第2ケーブルオーガナイザの第2挿通路を一段に配置している。このように、第2ケーブルオーガナイザを第1ケーブルオーガナイザと比較して薄型化できる。さらに、弾性部材を可動カバーと薄型化された第2ケーブルオーガナイザとの間に配置することで、分岐モジュール全体を小型化できる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。また、本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。また、本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
また、本実施形態の説明では、本実施形態の理解を容易にするために、適宜、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向について言及する。尚、これらの方向は、図1に示された配線部材1に設定された相対的な方向である。従って、配線部材1が所定方向に回転した場合には、当該回転に従って、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のうち少なくとも一つの軸方向が変化することに留意が必要である。
ここで、X軸方向は、+X方向(+方向をベクトルの向きとする)及び−X方向を含む方向である。同様に、Y軸方向は、+Y向及び−Y方向を含む方向であって、Z軸方向は、+Z方向及び−Z方向を含む方向である。尚、特定の方向(ベクトル)を説明する場合には、適宜、+X方向、−Y方向等として明示する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る配線部材1を示す概略図である。図1(a)に示すように、配線部材1は、第1モジュール4と、複数の第2モジュール5a〜5d(説明の便宜上、第2モジュール5と総称する場合がある)と、ケーブルモジュール3と、分岐モジュール2とを備える。
第1モジュール4は、第1ハウジング41と、第1ハウジング41に収容された第1通信部42(図4を参照)とを有する。第1通信部42は、図示しない第1ホスト機器に電気的に接続される。第1通信部42は、第1ホスト機器と例えば40Gbit/sの通信を行うように構成されてもよい。この場合、MSA(Multi Source Agreement)に規定されているように、第1モジュール4は、QSFPモジュールであることが好ましい。第1通信部42の詳細については後述する。
第2モジュール5a〜5dの各々は、第2ハウジング51と、第2ハウジング51に収容された第2通信部52(図5を参照)とを有する。第2通信部52は、図示しない第2ホスト機器に電気的に接続される。第2通信部52は、第2ホスト機器と例えば10Gbit/sの通信を行うように構成されてもよい。この場合、MSAに規定されているように、第2モジュール5a〜5dの各々は、SFPであることが好ましい。第2通信部52の詳細については後述する。
ケーブルモジュール3は、複数のケーブル30a〜30dと、ブーツ31,32と、熱収縮チューブ33とを有する。ケーブル30a〜30dは、第1モジュール4の第1通信部42と第2モジュール5a〜5dの第2通信部52とを電気的又は光学的に接続する。
具体的には、ケーブル30aは、第1通信部42と第2モジュール5aの第2通信部52とを接続する。ケーブル30bは、第1通信部42と第2モジュール5bの第2通信部52とを接続する。ケーブル30cは、第1通信部42と第2モジュール5cの第2通信部52とを接続する。ケーブル30dは、第1通信部42と第2モジュール5dの第2通信部52とを接続する。
ケーブル30a〜30dの一端は、束ねられた状態で第1モジュール4に接続されると共に、ケーブル30a〜30dの他端の各々は、分岐した状態で第2モジュール5a〜5dの対応する一つと接続される。
ブーツ31は、第1モジュール4の端部付近に設けられており、ケーブル30a〜30dを束ねるように構成されている。図1(b)に示すように、ケーブル30a〜30dはブーツ31によって2段×2列に束ねられている。ブーツ32は、各第2モジュール5a〜5dの端部付近に設けられている。熱収縮チューブ33は、ケーブル30a〜30dが束ねられた状態で、各ケーブル30a〜30dを固定するように構成されている。例えば、分岐モジュール2の位置を所定の位置に設定した後、束ねられたケーブル30a〜30dを熱収縮チューブ33で固定してもよい。
分岐モジュール2は、ケーブルモジュール3の所定位置に設けられており、第1ケーブル挿通部21と第2ケーブル挿通部22とを備える。ケーブル30a〜30dは、束ねられた状態で第1ケーブル挿通部21に挿通されると共に、分岐した状態で第2ケーブル挿通部22に挿通される。
つまり、X軸方向における両端のケーブルの間隔が、第1ケーブル挿通部21から第2ケーブル挿通部22に向けて広がるように、ケーブル30a〜30dは配列される。さらに、第1ケーブル挿通部21では、ケーブル30a〜30dは2段×2列に配列される一方、第2ケーブル挿通部22では、ケーブル30a〜30dは一列に配列される。また、第2ケーブル挿通部22から導出されたケーブル30a〜30dのうちケーブル30a,30dはZ軸方向に対して斜めに延出する。このため、X軸方向における両端のケーブルの間隔が、第2ケーブル挿通部22から第2モジュール5に向けて広がるように、ケーブル30a〜30dはZ軸方向に延出する。
また、分岐モジュール2は、第1状態と第2状態の2つの状態の間を切替え可能なように構成されている。分岐モジュール2は、第1状態においてケーブル30a〜30dの少なくとも一つに固定されると共に、第2状態においてケーブル30a〜30dに対して相対移動可能となる。このように、第1ホスト機器と第2ホスト機器との間の位置関係に応じて分岐モジュール2の位置を変更することができ、ケーブルモジュール3の分岐位置を調整することができる配線部材1を提供することができる。
尚、「束ねられたケーブル30a〜30d」とは、必ずしも熱収縮チューブ33やブーツ31等によって結束されたケーブル30a〜30dを意味するものではない。例えば、X軸方向における両端のケーブル間の間隔が、X軸方向における分岐後の両端のケーブル間の間隔よりも狭ければ、ケーブル30a〜30dは束ねられた状態として解釈可能である。
次に、図2を参照して各ケーブル30a〜30dの各々(以下では、ケーブル30と総称することがある)の詳細について説明する。図2(a)は、ケーブル30が極細同軸ケーブルであるときの、ケーブル30の長手方向に直交する断面図を示す。図2(b)は、ケーブル30に含まれる信号線330(信号線330a〜330dの総称)の斜視図を示す。
図2(a)に示すように、ケーブル30は極細同軸ケーブルとして構成されており、複数の信号線330a〜330dと、信号線330a〜330dを一括して覆う保護層340と、信号線330a〜330dと保護層340を覆う電磁遮蔽用のシールド層320と、シールド層320を覆う外被310とを有する。信号線330a〜330dは、極細同軸線として構成されている。信号線330a〜330dでは、2本の信号線が対をなして、差動信号を構成する正相信号及び逆相信号を伝送するように構成されている。ケーブル30は、4本の信号線330a〜330dを有するため、差動信号を伝送する2つのチャンネルを形成している。2つのチャンネルのうち一方は送信用チャンネルであり、他方は受信用チャンネルである。
図2(b)に示すように、信号線330は、信号を伝送する中心導体334と、中心導体334を覆う内部絶縁層333と、内部絶縁層333を覆うシールド層332と、シールド層332を覆う外被331とを有する。中心導体334は、7本の金属線が撚り合わされることで構成されている。このような構成によれば、ツイナックス線(図3参照)と比較してしなやかに曲がるケーブルを提供することができる。
次に、図3を参照してツイナックスケーブルの詳細について説明する。図3(a)は、
図1に示す各ケーブル30a〜30dがツイナックスケーブルであるときの、当該ケーブルの長手方向に直交する断面図を示す。尚、説明の便宜上、ケーブル30a〜30dをケーブル30’と総称する。図3(b)は、ケーブル30’に含まれる信号線330’(信号線330a’〜330d’の総称)の斜視図である。
図1に示す各ケーブル30a〜30dがツイナックスケーブルであるときの、当該ケーブルの長手方向に直交する断面図を示す。尚、説明の便宜上、ケーブル30a〜30dをケーブル30’と総称する。図3(b)は、ケーブル30’に含まれる信号線330’(信号線330a’〜330d’の総称)の斜視図である。
図3(a)に示すように、ケーブル30'は、複数の信号線330a’〜330d’と、複数の信号線330a’〜330d’を一括して覆う保護層340’と、信号線330a’〜330d’と保護層340’を覆う電磁遮蔽用のシールド層320’と、シールド層320’を覆う外被310’とを有する。信号線330a’〜330d’は、ツイナックス線として構成されている。図3(b)に示すように、信号線330’では、2本の中心導体334’が対をなして、差動信号を構成する正相信号及び逆相信号を伝送するように構成されている。ケーブル30’は、4本の信号線330a’〜330d’を有するため、2チャンネルの差動信号を伝送可能であり、2チャンネルのうち一方は送信用チャンネルであり、他方は受信用チャンネルである。
図3(b)に示すように、信号線330’は、信号を伝送する一対の中心導体334’と、各中心導体334’を覆う内部絶縁層333’と、内部絶縁層333’を覆う保護層335’と、保護層335’を覆うシールド層332’と、シールド層332’を覆う外被331’と、を有する。
次に、図4を参照して第1モジュール4の第1通信部42について説明する。図4は、第1通信部42を示す上面図である。図4に示すように、第1通信部42は、複数の信号線330a〜330d(以下では、単に信号線330と称することがある)と電気的に接続された回路基板(PCB)43を備える。回路基板43は、接続部430と、複数のシグナルパッド431と、共通グランド432とを有する。接続部430の少なくとも一部は、第1ハウジング41から外部に露出しており、図示しない第1ホスト機器のコネクタと電気的に接続される。接続部430は、信号を伝送する複数のシグナルパッド433と、GNDに接続される複数のグランドパッド434と、電源を供給する複数のパワーライン435とを有する。
複数のシグナルパッド431の各々は、複数の信号線330のうち対応する一つの中心導体334と電気的に接続されている。共通グランド432は、複数の信号線330のシールド層332と電気的に接続されている。複数のシグナルパッド431の各々は、回路基板43に設けられた回路配線(図示せず)を介して複数のシグナルパッド433のうち対応する一つと電気的に接続されている。同様に、共通グランド432は、図示しない回路配線を介してグランドパッド434と電気的に接続されている。また、パワーライン435は、図示しない回路配線を介して回路基板43上に配置された電子機器(図示せず)と電気的に接続されている。また、上記回路配線に接続される波形成形回路を回路基板43上に別途設けてもよい。
図4に示すように、回路基板43の上面には8本の信号線330が配置されている。また、回路基板43の下面も図4に示すような回路基板43の上面と同一の構成を有する。従って、回路基板43の上面、下面にはそれぞれ8本の信号線330が配置されており、合計16本の信号線330が回路基板43に配置される。上記したように、一対の信号線によって差動信号を伝送するチャンネルが一つ形成されるので、16本の信号線330により差動信号を伝送するチャンネルが8つ形成される。8つのチャンネルのうち、4つのチャンネルが送信用チャンネルであって、残りの4つのチャンネルが受信用チャンネルである。
また、第1通信部42は、E/O変換器を有してもよい。E/O変換器は、例えば、発光素子とドライバICから構成される。第1ホスト機器から伝送された電気信号がE/O変換器により光信号に変換されて、変換された光信号は信号線330に入力される。この場合、信号線330は、光信号を伝送する光ファイバを含む光ケーブルとなり、回路基板43と光学的に接続される。
次に、図5を参照して第2モジュール5の第2通信部52について説明する。図5は、第2通信部52を示す上面図である。図5に示すように、第2通信部52は、複数の信号線330a〜330d(以下では、単に信号線330と称することがある)と電気的に接続された回路基板(PCB)53を備える。回路基板53は、接続部530と、複数のシグナルパッド531と、共通グランド532とを有する。接続部530の少なくとも一部は、第2ハウジング51から外部に露出しており、図示しない第2ホスト機器のコネクタと電気的に接続される。接続部530は、信号を伝送する複数のシグナルパッド533と、GNDに接続される複数のグランドパッド534と、電源を供給する複数のパワーライン535とを有する。
複数のシグナルパッド531の各々は、複数の信号線330のうち対応する一つの中心導体334と電気的に接続されている。共通グランド532は、複数の信号線330のシールド層332と電気的に接続されている。複数のシグナルパッド531の各々は、回路基板53に設けられた回路配線(図示せず)を介して複数のシグナルパッド533のうち対応する一つと電気的に接続されている。同様に、共通グランド532は、図示しない回路配線を介してグランドパッド534と電気的に接続されている。また、パワーライン535は、図示しない回路配線を介して回路基板53上に配置された電子機器(図示せず)と電気的に接続されている。また、上記回路配線に接続される波形形成回路を回路基板53上に別途設けてもよい。
図5に示すように、回路基板53の上面のみ4本の信号線330が配置されている。従って、4本の信号線330によって差動信号を伝送するチャンネルが2つ形成され、2つのチャンネルのうち一方のチャンネルは送信用チャンネルであって、他方は受信用チャンネルである。
また、第2通信部52は、O/E変換器を有してもよい。O/E変換器は、例えば、受光素子とトランスインピーダンスアンプから構成される。この場合、信号線330は、光ファイバを含む光ケーブルとなり、回路基板53と光学的に接続される。信号線330から伝送された光信号がO/E変換器により電気信号に変換されて、変換された電気信号が接続部530を介して第2ホスト機器に入力される。
次に、図6〜図8を参照して分岐モジュール2の詳細について説明する。図6は、分岐モジュール2を示す斜視図である。図7は、分岐モジュール2を示す分解斜視図である。図8は、複数ケーブル30a〜30dが挿通された分岐モジュール2を示す透視図である。
図6及び図7に示すように、分岐モジュール2は、第1ケーブル挿通部21と、第2ケーブル挿通部22と、可動カバー23と、固定カバー24と、回転軸25と、2つのバネ26(弾性部材)と、スペーサ27とを備える。
図7に示すように、第1ケーブル挿通部21は、第1ケーブルオーガナイザ210を有する。第1ケーブルオーガナイザ210は、複数の第1挿通路212と、段差部213と、ラッチ214とを有する。第1挿通路212は、貫通穴として形成されており、Y軸方向において2段に、且つX軸方向において2列に配置される。第1挿通路212の外径は、ケーブル30の外径よりも大きい。複数のケーブル30a〜30dの各々は、対応する第1挿通路212に挿通される(図8参照)。段差部213は、上段に配置された2つの第1挿通路212に連通するように形成されている。ラッチ214が固定カバー24の係止部244と係合すると、第1ケーブルオーガナイザ210が固定カバー24に固定される。
第2ケーブル挿通部22は、第2ケーブルオーガナイザ220を有する。第2ケーブルオーガナイザ220は、複数の第2挿通路222と、ラッチ223とを有する。第2挿通路222は、下部が開放した貫通穴として形成されており、Y軸方向において1段に、且つX軸方向において4列に配置される。複数のケーブル30a〜30dの各々は、対応する第2挿通路222に挿通される(図8参照)。ラッチ223が固定カバー24の係止部243と係合すると、第2ケーブルオーガナイザ220が固定カバー24に固定される。第2ケーブルオーガナイザ220が固定カバー24に固定された状態で、複数の第2挿通路222の各々は、固定カバー24と接する。このように、第2挿通路222の開放した下部は固定カバー24によって閉じられる。また、第1ケーブルオーガナイザ210と、第2ケーブルオーガナイザ220と、固定カバー24はそれぞれ別体として構成されているが、これらを一体形成してもよい。
回転軸25は、Z軸方向において第1ケーブル挿通部21と第2ケーブル挿通部22との間に配置されており、可動カバー23を固定カバー24に回転可能に連結している。
バネ26は、Y軸方向において可動カバー23と固定カバー24との間に配置されていると共に、Z軸方向において回転軸25と第2ケーブル挿通部22との間に配置されている。特に、バネ26は、Y軸方向において可動カバー23と第2ケーブルオーガナイザ220との間に配置されている。スペーサ27は、X軸方向においてバネ26間に配置されると共に、Y軸方向において可動カバー23と第2ケーブルオーガナイザ220との間に配置される。
バネ26は、Y軸方向において可動カバー23と固定カバー24との間に配置されていると共に、Z軸方向において回転軸25と第2ケーブル挿通部22との間に配置されている。特に、バネ26は、Y軸方向において可動カバー23と第2ケーブルオーガナイザ220との間に配置されている。スペーサ27は、X軸方向においてバネ26間に配置されると共に、Y軸方向において可動カバー23と第2ケーブルオーガナイザ220との間に配置される。
図8に示すように、X軸方向における両端のケーブルの間隔が、第1ケーブル挿通部21から第2ケーブル挿通部22に向けて広がるように、ケーブル30a〜30dは配列される。さらに、ケーブル30a〜30dは、2段に束ねられた状態で第1ケーブル挿通部21に挿通された後、一列に配列された状態で第2ケーブル挿通部22から導出される。このように、分岐モジュール2は、ケーブル30a〜30dの配列を2段から1段に変換するように構成されている。
また、第1ケーブルオーガナイザ210と第2ケーブルオーガナイザ220により、隣接する分岐ケーブル30間の間隔を定めることができると共に、分岐モジュール2中の各ケーブル30の配置位置を固定することができる。これにより、分岐モジュール2が複数のケーブル30に対して相対移動する間においても、ケーブル30同士が絡まったりしない。
また、第1ケーブルオーガナイザ210の第1挿通路212は2段に配置されていると共に、第2ケーブルオーガナイザ220の第2挿通路222は一段に配置されている。このように、第2ケーブルオーガナイザ220を第1ケーブルオーガナイザ210と比較してY軸方向に薄型化できる。さらに、バネ26とスペーサ27を可動カバー23と第2ケーブルオーガナイザ220との間に配置することで、分岐モジュール2の全体を小型化することが可能となる。
次に、図9及び図10を参照して第1状態と第2状態との間を切替え可能な分岐モジュール2の作用について説明する。図9は、第1状態である分岐モジュール2を示すX軸方向に直交する断面図である。図10は、第2状態における分岐モジュール2を示すX軸方向に直交する断面図である。尚、上記したように、第1状態とは、分岐モジュール2がケーブル30a〜30dの少なくとも一つに固定された状態を指し、第2状態とは、分岐モジュール2がケーブル30a〜30dに対して相対移動可能な状態を指す。
図9に示すように、分岐モジュール2が第1状態であるとき、バネ26が+Y方向に伸びることで、第2ケーブル挿通部側の可動カバー23には+Y方向に力が作用する。一方、回転軸25(図7参照)を介して、第1ケーブル挿通部側の可動カバー23には−Y方向に力が作用する。このため、可動カバー23の押圧部232が上段に配置されたケーブル30a,30dに押圧力を付与する(図中ではケーブル30dは示されていないが、ケーブル30dにも押圧部232による押圧力が付与される)。
この結果、ケーブル30a〜30dの各々が対応する第1挿通路212に挿通された状態で、可動カバー23は、バネ26の弾性力により上段に配置されたケーブル30a,30dに固定される。このとき、ケーブル30a,30dは、可動カバー23と段差部213との間に挟まれた状態で可動カバー23によって固定されるため、分岐モジュール2をケーブル30a,30bに確実に固定することができる。
このように、バネ26の弾性力によって分岐モジュール2を第1状態にすることができる。特に、バネ26の弾性力によって可動カバー23がケーブル30a,30dに固定されることで分岐モジュール2を第1状態にすることができる。
また、押圧部232は、突起232aを有してもよい。これにより、押圧部232の押圧力をケーブル30a,30dの一部に集中させることができる。
一方、図10に示すように、ユーザが第2ケーブル挿通部側の可動カバー23を押圧することで、バネ26がーY方向に向けて縮む。一方、回転軸25を介して、第1ケーブル挿通部側の可動カバー23には+Y方向に力が作用する。このため、押圧部232がケーブル30a,30dから離れ、分岐モジュール2は第2状態となる。このように、ユーザの操作によりバネ26が縮むことで、可動カバー23はケーブル30a〜30dに対して相対移動可能となる。従って、第2挿通部側の可動カバー23を固定カバー24に向けて押圧する簡単な操作によって、分岐モジュール2を第1状態から第2状態に移行させることが可能となる。
また、スペーサ27がY軸方向において可動カバー23と第2ケーブルオーガナイザ220との間に配置されているので、第2ケーブル挿通部側の可動カバー23が押圧されたときに、可動カバー23はスペーサ27と接触する。このため、可動カバー23の下端が第2ケーブルオーガナイザ220から導出されるケーブル30a〜30dと接触することが防止される。上記点を考慮して、スペーサ27の高さが適宜設定される。
本実施形態によれば、第2ケーブル挿通部側の可動カバー23を−Y方向に向けて押圧する間、分岐モジュール2をケーブルモジュール3に沿って移動させることができる。一方、可動カバー23に何ら力を作用させない場合には、分岐モジュール2をケーブルモジュール3に対して固定させることができる。
従って、第1ホスト機器と第2ホスト機器との間の位置関係に応じて分岐モジュール2の位置を適宜変更することができる。このように、ケーブルモジュール3の分岐位置を調整することができる配線部材1を提供することができる。
従って、第1ホスト機器と第2ホスト機器との間の位置関係に応じて分岐モジュール2の位置を適宜変更することができる。このように、ケーブルモジュール3の分岐位置を調整することができる配線部材1を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について説明をしたが、本発明の技術的範囲が本実施形態の説明によって限定的に解釈されるべきではないのは言うまでもない。本実施形態はあくまでも一例であって、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、様々な実施形態の変更が可能であることが当業者によって理解される。このように、本発明の技術的範囲は特許請求の範囲に記載された発明の範囲及びその均等の範囲に基づいて定められるべきである。
例えば、本実施形態では、分岐モジュール2が可動カバー23と固定カバー24とを回転可能に連結する回転軸25を備えるので、可動カバー23は、バネ26が伸びることでケーブル30a,30dに固定されると共に、バネ26が縮むことでケーブル30a〜30dに対して相対移動可能となる。つまり、バネ26が伸びることで分岐モジュール2は第1状態となり、バネ26が縮むことで分岐モジュール2は第2状態となる。
しかしながら、本発明の技術的思想はこれには限定されない。例えば、分岐モジュール2は回転軸25を有しなくてもよい。この場合、可動カバー23は、バネ26が縮むことでケーブル30a,30dに固定されると共に、バネ26が伸びることでケーブル30a〜30dに対して相対移動可能となる。つまり、バネ26が縮むことで分岐モジュール2は第1状態となり、バネ26が伸びることで分岐モジュール2は第2状態となる。このような構成では、ユーザが可動カバー23を+Y方向に持ち上げることで、分岐モジュール2は第1状態から第2状態に移行する。
1:配線部材
2:分岐モジュール
3:ケーブルモジュール
4:第1モジュール
5,5a〜5d:第2モジュール
21:第1ケーブル挿通部
22:第2ケーブル挿通部
23:可動カバー
24:固定カバー
25:回転軸
26:バネ(弾性部材)
27:スペーサ
30,30’,30a〜30d:分岐ケーブル
31,32:ブーツ
33:熱収縮チューブ
41:第1ハウジング
42:第1通信部
43:回路基板
51:第2ハウジング
52:第2通信部
53:回路基板
210:第1ケーブルオーガナイザ
212:第1挿通路
213:段差部
214,223:ラッチ
220:第2ケーブルオーガナイザ
222:第2挿通路
232:押圧部
232a:突起
243,244:係止部
310,310’:外被
320,320’:シールド層
330,330’,330a〜330d,330a’〜330d’:信号線
331,331’:外被
332,332’:シールド層
333,333’:内部絶縁層
334,334’:中心導体
335’:保護層
340,340’:保護層
430:接続部
431,433:シグナルパッド
432:共通グランド
434:グランドパッド
435:パワーライン
530:接続部
531,533:シグナルパッド
532:共通グランド
534:グランドパッド
535:パワーライン
2:分岐モジュール
3:ケーブルモジュール
4:第1モジュール
5,5a〜5d:第2モジュール
21:第1ケーブル挿通部
22:第2ケーブル挿通部
23:可動カバー
24:固定カバー
25:回転軸
26:バネ(弾性部材)
27:スペーサ
30,30’,30a〜30d:分岐ケーブル
31,32:ブーツ
33:熱収縮チューブ
41:第1ハウジング
42:第1通信部
43:回路基板
51:第2ハウジング
52:第2通信部
53:回路基板
210:第1ケーブルオーガナイザ
212:第1挿通路
213:段差部
214,223:ラッチ
220:第2ケーブルオーガナイザ
222:第2挿通路
232:押圧部
232a:突起
243,244:係止部
310,310’:外被
320,320’:シールド層
330,330’,330a〜330d,330a’〜330d’:信号線
331,331’:外被
332,332’:シールド層
333,333’:内部絶縁層
334,334’:中心導体
335’:保護層
340,340’:保護層
430:接続部
431,433:シグナルパッド
432:共通グランド
434:グランドパッド
435:パワーライン
530:接続部
531,533:シグナルパッド
532:共通グランド
534:グランドパッド
535:パワーライン
Claims (9)
- 第1ホスト機器と電気的に接続される第1通信部を有する第1モジュールと、
第2ホスト機器と電気的に接続される第2通信部を有する複数の第2モジュールと、
前記第1通信部と前記第2通信部とを接続する複数のケーブルを有するケーブルモジュールと、
前記ケーブルモジュールの所定位置に設けられた分岐モジュールと、
を備え、
前記複数のケーブルの一端は、束ねられた状態で前記第1モジュールに接続されると共に、前記複数のケーブルの他端の各々は、分岐した状態で対応する前記第2モジュールに接続され、
前記分岐モジュールは、前記複数のケーブルが束ねられた状態で挿通される第1ケーブル挿通部と、前記複数のケーブルが分岐した状態で挿通される第2ケーブル挿通部とを備えており、
前記分岐モジュールは、第1状態において前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定されると共に、第2状態において前記複数のケーブルに対して相対移動可能となる配線部材。 - 前記分岐モジュールは、弾性部材をさらに備えており、
前記分岐モジュールは、前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される請求項1に記載の配線部材。 - 前記分岐モジュールは、
固定カバーと、
可動カバーと、
前記第1ケーブル挿通部と前記第2ケーブル挿通部との間に配置されており、前記可動カバーを前記固定カバーに回転可能に連結する回転軸と、
をさらに備え、
前記弾性部材は、前記固定可動カバーと前記固定カバーとの間に配置され、
前記可動カバーは、前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される請求項2に記載の配線部材。 - 前記弾性部材は、前記回転軸と前記第2ケーブル挿通部との間に配置され、
前記可動カバーは、前記弾性部材が伸びることで前記複数のケーブルの少なくとも一つと固定されると共に、前記弾性部材が縮むことで前記複数のケーブルに対して相対移動可能となる請求項3に記載の配線部材。 - 前記複数のケーブルは、2段に束ねられた状態で前記第1ケーブル挿通部に挿通され、
前記分岐モジュールは、前記複数のケーブルのうち上段に配置されたケーブルのみと固定されるように構成されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配線部材。 - 前記第1ケーブル挿通部は、複数の第1挿通路を有する第1ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第1挿通路に挿通され、
複数の第2ケーブル挿通部は、複数の第2挿通路を有する第2ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第2挿通路に挿通される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の配線部材。 - 前記分岐モジュールは、固定カバーと、可動カバーと、前記固定カバーと前記可動カバーとの間に配置された弾性部材と、をさらに備え、
前記複数のケーブルの各々が対応する前記第1挿通路に挿通された状態で、前記可動カバーは前記弾性部材の弾性力により前記複数のケーブルの少なくとも一つに固定される請求項6に記載の配線部材。 - 前記第1ケーブルオーガナイザは、前記複数の第1挿通路の少なくとも一つに連通する段差部を有しており、
前記複数のケーブルの少なくとも一つは、前記可動カバーと前記段差部との間に挟まれた状態で前記可動カバーに固定される請求項7に記載の配線部材。 - 前記分岐モジュールは、弾性部材をさらに備えており、
前記第1ケーブル挿通部は、二段に配置された複数の第1挿通路を有する第1ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第1挿通路に挿通され、
複数の第2ケーブル挿通部は、一段に配置された複数の第2挿通路を有する第2ケーブルオーガナイザを備え、前記複数のケーブルの各々は、対応する前記第2挿通路に挿通され、
前記複数の第2挿通路の各々は、前記固定カバーと接しており、
前記弾性部材は、前記可動カバーと前記第2ケーブルオーガナイザとの間に配置される請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の配線部材。
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