JP2017010474A - 画像処理装置 - Google Patents

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Masako Yamanaka
昌子 山中
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Abstract

【課題】
媒体に対して印刷不可領域を有するプリンタに対しても、ユーザが意図する印刷結果を得ることが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】
画像データを含む描画情報を解析するデータ解析部と、前記データ解析部による解析結果と印刷に供される媒体の媒体情報とから、前記画像データの拡大率を算出する拡大率算出部と、前記拡大率算出部による算出結果に基づき前記画像データを加工することで前記媒体に印刷される描画データを生成するデータ加工部とを備えることを特徴とした画像処理装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像処理装置に関し、特に画像処理用の特別なアプリケーションが無くとも動作可能な画像処理装置に関するものである。
近年、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の記憶媒体から取り込んだファイルや、携帯端末等の画面に表示された表示内容を直接プリンタで印刷することが多くなっている。このような場合、ユーザはプリンタドライバ等の特別なアプリケーションを装置にインストールにしなくとも、簡単な操作により印刷したいものを印刷することができるとされている。
ところで、プリンタと携帯端末との組み合わせによっては、携帯端末を用いて上記印刷に適した設定が容易にできない場合がある。また、元の印刷したいファイルやデータの画像の大きさが、プリンタが印刷可能な媒体の大きさと異なる場合もある。このような場合においても、適した印刷が行えるように、例えば、携帯端末がプリンタに対して媒体に適切に印刷できるよう元の画像データの拡大縮小を指示する方式も考えられており、また、プリンタも印刷する媒体の大きさに合わせて、元の画像データを拡大縮小する機能を持つ仕組みも考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−161929号公報
しかしながら、印刷する媒体に対して印刷不可領域を有するプリンタにおいては、元の画像データを拡大縮小したとしても、ユーザが意図する印刷結果を得ることができない場合があった。
例えば、媒体の縁に4mmの印刷不可領域を有するプリンタの場合について考えてみる。図9(a)は、プリンタの印刷可能領域を考慮して、4mmの余白領域を設けた画像データの例である。図9(b),(c),(d)はそれぞれ媒体の例を示している。図9(b),(c),(d)のそれぞれにおいて、外の実践枠は媒体の物理的な端を表し、内側の点線は印刷可能領域と印刷不可領域との境界を表し、点線の内側の斜線で塗られた部分は印刷可能領域を表している。なお、図9(b)で表す媒体は、図9(a)で表す画像データと同じ大きさの媒体である。図9(c)で表す媒体は、図9(a)で表す画像データより大きい媒体である。図9(d)で表す媒体は、図9(a)で表す画像データより小さい媒体である。
図9(a)で表す画像データを図9(b)で表す画像データと同じ大きさの媒体に印刷する場合、画像データを図9(b)で表す媒体の物理的な大きさに合わせて等倍で印刷すれば、図10(1)で表す図のように、媒体の印刷不可領域と画像データの余白領域とが一致し、ユーザが意図する印刷結果を得ることができる。
これに対して、図9(a)で表す画像データを図9(c)で表す画像データより大きい媒体に印刷する場合、当該画像データを拡大すると図10(2)で表す図のようになり、余白領域が4mmより少し広めとなる。しかしながら、図9(a)で表す画像データを図9(d)で表す画像データより小さい媒体に印刷する場合、当該画像データを縮小すると図10(4)で表す図のようになり、縮小後の画像データの余白領域が媒体の印刷不可領域より狭くなるため、図9(a)で表す画像データの一部が印刷不可領域に差し掛かり、印刷できない部分が生じることになる。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、媒体に対して印刷不可領域を有するプリンタに対しても、ユーザが意図する印刷結果を得ることが可能な画像処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像データを含む描画情報を解析するデータ解析部と、前記データ解析部による解析結果と印刷に供される媒体の媒体情報とから、前記画像データの拡大率を算出する拡大率算出部と、前記拡大率算出部による算出結果に基づき前記画像データを加工することで前記媒体に印刷される描画データを生成するデータ加工部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、媒体に対して印刷不可領域を有するプリンタに対しても、ユーザが意図する印刷結果を得ることが可能な画像処理装置を提供することができる。
本実施形態に係るプリンタ11の機能ブロック図である。 媒体の種類の一例を表した表である。 描画データ生成部における処理手順を説明するフローチャートである。 描画情報の構成例を説明する図である。 拡大率算出の第1の方法を説明するフローチャートである。 拡大率算出の第2の方法を説明するフローチャートである。 拡大率算出の第3の方法を説明するフローチャートである。 拡大率算出の第4の方法を説明するフローチャートである。 画像データと印刷に供する媒体を説明する図である。 画像データを媒体に印刷した例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨に逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置としてのプリンタ11の機能構成を概略的に説明する機能ブロック図である。プリンタ11は、外部装置10から送信された画像の描画に必要な情報(以下、描画情報と称する)に基づき所定の媒体に当該画像を印刷することが可能な画像処理装置である。
このようなプリンタ11は、受信部12と、操作部13と、記憶領域14と、印刷制御部15と、描画データ生成部16と、プロセス制御部17と、印刷エンジン制御部18とを備える。
受信部12は、例えば、ネットワークカードや、USBカードといったインタフェースカード等の情報通信手段を備え、外部装置10から描画情報を受信する。
操作部13は、例えば、タッチパネル、テンキー等の情報入力手段や、LCD(Liquid Crystal Display)等の情報表示手段を備え、ユーザによる装置設定情報の入力受付や、装置状態をユーザに対して表示することが可能となるように構成されている。
記憶領域14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置から提供される記憶領域であり、受信部12を介して受信した描画情報、データの生成加工工程で生じた中間データ、生成したデータ等を記憶する。
印刷制御部15は、受信部12を介して受信した描画情報から描画データを生成する制御を含め、プリンタ11全体に係る制御を行う。
描画データ生成部16は、描画情報を解析し、実際に媒体に印刷される描画データを算出するための情報を整理するデータ解析部161と、データ解析部161において解析された結果とプリンタ11の媒体情報とから、元の描画情報内の画像データの最適な拡大率を算出する拡大率算出部162と、拡大率算出部162において算出された拡大率に基づき、元の描画情報内の画像データをプリンタ11が印刷可能な描画データに加工するデータ加工部163とを備える。
プロセス制御部17は、印刷エンジン部18を制御することにより所定の媒体に描画データ生成部16において生成された描画データに基づく画像を印刷させる。
印刷エンジン部18は、例えば、電子写真方式の印刷機構を備え、プロセス制御部17による制御に基づき所定の媒体に描画データに基づく画像を印刷する。
外部装置10としては、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯端末等の通信端末装置といった、それ自身が描画情報を生成可能なホスト101や、他装置により生成された描画情報を記憶するUSBメモリ等の記憶媒体102を挙げることができる。外部装置10とプリンタ11との接続は、LAN(Local Area Network)ケーブル、USBケーブルといった有線形式のものであってもよいし、IEEE802.11a/11b/11g等の無線LAN規格に準じた無線形式のものであってもよく、外部装置10とプリンタ11との間で情報通信を行うことができれば、その形式に制限はない。
次に、本実施形態に係る動作について説明する。まず、受信部12を介して受信した描画情報から描画データを生成し、プロセス制御部17による制御の下、印刷エンジン部18において画像が印刷されるまでの全体的な動作概要を図1、図9等を用いて説明する。
前述した描画情報は、外部装置10から受信部12に対してまとめて、又は個々に送信されてくる。例えば、図9(a)に示すような画像データに基づく画像を媒体に印刷するような場合、受信部12は、当該画像データに加えて、そのサイズ、解像度、印刷位置等の情報を描画情報として受信する。
受信部12が描画情報を受信すると、印刷制御部15は、当該描画情報を描画データ生成部16に渡し、描画データ生成部16を起動させる。
描画データ生成部16の詳細な動作については後述するが、描画データ生成部16のデータ解析部161は、受け取った描画情報を解析し、描画しようとしている画像データを確定する。
次に、描画データ生成部16の拡大率算出部162は、データ解析部161において解析された画像データの余白領域と印刷に供される媒体の情報とから、元の画像データを加工する際の拡大率を算出する。
そして、描画データ生成部16のデータ加工部163は、元の画像データをデータ解析部161において解析された描画情報と拡大率算出部162において算出された拡大率とに基づき、実際に描画する描画データに加工し、プロセス制御部17に渡す。
描画データを受け取ったプロセス制御部17は、印刷エンジン部18を制御することにより所定の媒体に描画データに基づく画像を印刷させる。
次に、描画データ生成部16における詳細な動作について図1乃至図4を用いて説明する。なお、以下の説明においては、プリンタ11の印刷不可領域の大きさが4mmである場合の例について説明する。図2は、媒体の種類の一例とそれぞれのサイズと、印刷不可領域の大きさが4mmであったときの印刷可能領域のサイズを表している。
図3は、描画データ生成部16における処理手順を説明するフローチャートである。まず、受信部12から描画情報を受け取ると(ステップS301)、データ解析部161は、受け取った描画情報から元の画像データの解像度情報を取得するとともに(ステップS302)、元の画像データのX,Yサイズを取得する(ステップS303)。なお、ここでの説明においては、理解が容易となるように、元の画像データの解像度を254(1mm=10dot)、Xサイズを1480、Yサイズを2100として説明する。これは、図2で示すように、Xサイズが148mm、Yサイズが210mmのA5サイズの媒体に相当する。
次に、ステップS304において、データ解析部161は、元の画像データの余白領域を算出する。
ここで、図4に受信部12から受け取る描画情報の構成例を示す。受信部12から受け取る描画情報には描画に関わる様々な情報があるが、ここでは説明に必要な情報のみを図示している。そして、元の画像データは図4に示すように入力されているものとし、描画する頁の左上から、連続する色の画素数と色の種類が示されている。図4で示される画像データの例は、最初の40行が空白、次の行は左から40画素が白(空白)である。これらのことから、データ解析部161は、上位側と左端側に40画素の余白があるものと算出する。
ステップS305において、拡大率算出部162は、ステップS304にて、データ解析部161により解析された画像データの余白領域と印刷に供される媒体の情報とから、元の画像データを加工する際の拡大率を算出する。なお、拡大率算出部162による拡大率の算出については後述する。
次に、データ加工部163は、画像データを読み出す(ステップS306)。ここでは、描画する頁の左上からの画素毎の量で表されたデータを例にしているため、データ加工部163は、1行ごとに加工処理を行う。そして、データ加工部163は、1行分の画像データを読み出したか否かを判断する。1行分の画像データを読み出した場合(ステップS307 Yes)、データ加工部163は、1行分のデータ加工を行う(ステップS308)。なお、ステップS308において、データ加工部163は、例えば、RGB色空間で入力された画像データを印刷のためのCMYK色空間や黒白の色空間に加工したり、ステップS305で算出された拡大率に基づき画像データの拡大縮小を行う。
一方、1行分の画像データを読み出していない場合(ステップS307 No)、又は1行分のデータ加工を行った場合(ステップS308)、データ加工部163は、まだ読み出していない画像データが存在するか否かを判断する。ここで、読み出していない画像データが存在する場合(ステップS309 No)、データ加工部163はステップS306からの処理を繰り返す。一方、読み出していない画像データが存在せず(ステップS309 Yes)、最後に未処理の1行分の画像データがあるときは、データ加工部163は当該1行分の画像データをステップS308と同様に加工して(ステップS310)、処理を終了する。
次に、図3のステップS305における拡大率算出の第1の方法について、図2、図9、図10及び図5のフローチャートを用いて説明する。
ここで、元の画像データは、図9(a)に示すA5サイズの媒体に相当し、画像周囲の余白領域は4mmとする。図9(b)に示す元の画像データと同じ大きさの媒体に印刷する場合は、印刷不可領域も4mmであり元の画像データと一致するため、拡大率1倍(等倍)で図10(1)に示すように印刷することができる。
ところで、図9(c)に示すように、元の画像データよりも大きい媒体、例えば、A4サイズの媒体に印刷する場合、元の画像データを拡大するため、余白領域の4mmの部分も拡大されることになる。したがって、A4サイズの媒体の大きさに合わせて拡大しても、元の画像データの余白領域が描画する媒体の印刷不可の領域より少し大きくなるため、図10(2)に示すように、元の画像データの余白ではない領域の画像が切れてしまうことは無い。しかしながら、図10(3)に示すように、印刷する媒体の印刷可能領域の大きさに合わせて拡大すると、元の画像データの余白でない領域の画像の大きさが図10(2)に比べ小さくなり過ぎる。したがって、印刷する媒体に合わせて元の画像データを拡大する場合は、印刷する媒体の物理的な大きさに合わせて拡大するのが望ましい。
一方、図9(d)に示すように、元の画像データより小さい媒体、例えば、A6サイズの媒体に印刷する場合、元の画像データを縮小するため、余白領域の4mmの部分も縮小されることなる。したがって、A6サイズの媒体の大きさに合わせて縮小すると、元の画像データの余白領域が印刷する媒体の印刷不可領域より少し小さくなるため、図10(4)に示すように、元の画像データの余白でない領域の画像が少し切れてしまう。しかしながら、図10(5)に示すように、印刷する媒体の印刷可能領域の大きさに合わせて縮小すると、元の画像データの余白でない領域の画像が切れることは無くなる。したがって、印刷する媒体に合わせて元の画像データを縮小する場合は、印刷する媒体の印刷可能領域に合わせて縮小するのが望ましい。
上記拡大率算出の第1の方法を実現するための処理について図5のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS501において、拡大率算出部162は、印刷する媒体の大きさを取得する。次に、拡大率算出部162はステップS501において取得した媒体の大きさと元の画像データの大きさとを比較する(ステップS502)。
ここで、印刷する媒体の大きさが、図2に示すような148mm×210mm相当、すなわち、A5サイズの媒体に相当する大きさであれば(ステップS502 元画像=媒体)、元の画像データと同じ大きさとなるので、拡大率算出部162は拡大率を1倍と設定し(ステップS504)、処理を終了する。
印刷する媒体の大きさが、例えば、210mm×297mm相当、すなわち、A4サイズの媒体に相当する大きさであれば(ステップS502 元画像<媒体)、元の画像データより媒体の大きさが大きくなるため、拡大率算出部162は媒体の物理的な大きさに合わせて拡大率を算出する(ステップS503)。具体的に、拡大率算出部162は、
X(幅)方向拡大率 :210÷148=1.4189
Y(高さ)方向拡大率 :297÷210=1.4142
として、X方向拡大率及びY方向拡大率をそれぞれ算出する。そして、拡大率算出部162は、想定外の画像の切れを防ぐため、算出したX方向拡大率及びY方向拡大率のうち、値の小さい方を拡大率として設定し(この場合、拡大率=1.4142)、このときの印刷位置を媒体の左上の位置として処理を終了する。
印刷する媒体の大きさが、例えば、105mm×148mm相当、すなわち、A6サイズの媒体に相当する大きさであれば(ステップS502 元画像>媒体)、元の画像データより媒体の大きさが小さくなるため、拡大率算出部162は媒体の印刷可能領域の大きさに合わせて拡大率を算出する(ステップS505)。具体的に、拡大率算出部162は、
X(幅)方向拡大率 :105÷148=0.7094
Y(高さ)方向拡大率 :148÷210=0.7047
として、X方向拡大率及びY方向拡大率をそれぞれ算出する。そして、拡大率算出部162は、想定外の画像の切れを防ぐため、算出したX方向拡大率及びY方向拡大率のうち、値の小さい方を拡大率として設定し(この場合、拡大率=0.7047)、このときの印刷位置を印刷可能領域の左上、すなわち、媒体の左上からX方向、Y方向ともに4mm内側に入った位置として処理を終了する。
以上のように、拡大率算出の第1の方法によれば、画像データの拡大時には媒体の物理的な大きさに合わせるように拡大し、画像データの縮小時には媒体の印刷可能領域の大きさに合わせるように縮小し、X方向とY方向とで拡大率が異なる場合には、小さい値の拡大率を選択することにより、印刷する媒体の大きさの簡単な判断で、画像の切れを防ぎ更には必要以上に小さく印刷してしまうことも防止することができる。
次に、拡大率算出の第2の方法を実現するための処理について図6のフローチャートを用いて説明する。まず、拡大率算出部162は、図3のステップ304におけるデータ解析部161の解析結果に基づき、元の画像データの余白領域の有無を判断する。
元の画像データに余白領域が無い場合(ステップS601 余白無し)、元の画像データは、写真画のようなイメージであると推察することができるため、拡大率算出部162は、元の画像データの画像が切れないように、媒体の印刷可能領域に合わせた拡大率を算出する(ステップS603)。なお、拡大率算出部162は、拡大率の算出の際、X方向とY方向とで拡大率が異なる場合には、第1の方法と同様に、想定外の画像の切れを防止するために、小さい値の拡大率を選択する。そして、拡大率算出部162は、このときの印刷位置を印刷可能領域の左上、すなわち、媒体の左上からX方向、Y方向ともに4mm内側に入った位置とし処理を終了する。
一方、元の画像データに余白領域が有る場合(ステップS801 余白有り)、拡大率算出部162は、媒体の物理的な大きさに合わせて拡大率を算出する(ステップS802)。なお。拡大率算出部162は、拡大率の算出の際、X方向とY方向とで拡大率が異なる場合には、ステップS603と同様に、小さい値の拡大率を選択する。そして、拡大率算出部162は、このときの印刷位置を媒体の左上の位置とし処理を終了する。
以上のように、拡大率算出の第2の方法によれば、元の画像データの余白領域の有無の判断で、画像データの種類を予測することができ、拡大縮小時の対象の大きさを切り替えることにより、画像の切れを防ぎ更には必要以上に小さく印刷してしまうことも防止することができる。
次に、拡大率算出の第3の方法を実現するための処理について図7のフローチャートを用いて説明する。まず、拡大率算出部162は、印刷する媒体の大きさを取得する(ステップS701)。
次に、ステップS702において、拡大率算出部162は、図3のステップS304におけるデータ解析部161の解析結果に基づき、元の画像データの余白領域に対して、元の画像データの拡大縮小後の余白領域の大きさを算出する。
例えば、ステップS701において、取得した媒体の大きさが210mm×297mmのA4サイズに相当する大きさであった場合、元の画像データは148mm×210mm相当であるため、媒体の物理的な大きさに合わせた拡大率は、1.4142である。
図3のステップS304にて得られた元の画像データの余白領域が4mmであるとき、拡大縮小後の余白領域は、
4×1.4142=5.6568
となる。仮に、得られた元の画像データの余白領域が2mmであるとき、拡大縮小後の余白領域は、
2×1.4142=2.8284
となる。
次に、拡大率算出部162は、拡大縮小後の余白領域の大きさと印刷する媒体の印刷不可領域の大きさとを比較する。ここで、拡大縮小後の余白領域の大きさが媒体の印刷不可領域の大きさよりも大きいまたは等しい場合(ステップS703 元画像余白≧媒体印刷不可)、印刷されたときに、元の画像データの画像が切れることは無いので、拡大率算出部162は、媒体の物理的な大きさに合わせて拡大率を算出し、このときの印刷位置を媒体の左上の位置として処理を終了する(ステップS704)。
一方、拡大縮小後の余白領域の大きさが媒体の印刷不可領域の大きさよりも小さい場合(ステップS703 元画像余白<媒体印刷不可)、印刷されたときに、元の画像データの画像が切れることが有るので、拡大率算出部162は、媒体の印刷可能領域の大きさに合わせて拡大率を算出し、このときの印刷位置を印刷可能領域の左上、すなわち、媒体の左上からX方向、Y方向ともに4mm内側に入った位置として処理を終了する(ステップS705)。
以上のように、拡大率算出の第3の方法によれば、元の画像データの余白領域が様々な大きさであっても、画像の切れを防ぎ更には必要以上に小さく描画してしまうことも防止することができる。
次に、拡大率算出の第4の方法を実現するための処理について図8のフローチャートを用いて説明する。まず、拡大率算出部162は、印刷する媒体の大きさを取得し(ステップS801)、当該媒体の印刷可能領域の大きさを算出する(ステップS802)。
例えば、拡大率算出部162は、印刷する媒体の大きさが210mm×297mmのA4サイズに相当する大きさであった場合、印刷可能領域を202mm×289mm、印刷する媒体の大きさが105mm×148mmのA6サイズに相当する大きさであった場合、印刷可能領域を97mm×140mmとして算出する。
そして、拡大率算出部162は、図3のステップS304にて得られた画像データの余白領域の大きさから、元の画像データの余白領域以外の大きさを算出する(ステップS803)。図4に示した例に基づき、元の画像データ全体の大きさを148mm×210mm相当としたとき、図3のステップS304において余白領域の大きさが40画素ずつ、すなわち、4mm相当であるため、拡大率算出部162は、元の画像データの余白領域以外の大きさを140mm×202mmと算出する。
次に、拡大率算出部162は、ステップS802において算出した媒体の印刷可能領域の大きさと、ステップS803において算出した元の画像データの余白領域以外の大きさとの比率により、拡大率を算出し、印刷位置を設定する(ステップS804)。
例えば、描画する媒体がA4サイズ相当であれば、拡大率算出部162は、
X(幅)方向拡大率 :202÷140=1.4423
Y(高さ)方向拡大率 :289÷202=1.4307
として、X方向拡大率及びY方向拡大率をそれぞれ算出する。そして、拡大率算出部162は、想定外の画像の切れを防ぐため、算出したX方向拡大率及びY方向拡大率のうち、値の小さい方を拡大率として設定する(この場合、拡大率=1.4307)。
また、例えば、印刷する媒体がA6サイズ相当であれば、拡大率算出部162は、
X(幅)方向拡大率 : 97÷140=0.6928
Y(高さ)方向拡大率 :140÷202=0.6931
として、X方向拡大率及びY方向拡大率をそれぞれ算出する。そして、拡大率算出部162は、想定外の画像の切れを防ぐため、算出したX方向拡大率及びY方向拡大率のうち、値の小さい方を拡大率として設定する(この場合、拡大率=0.6928)。
なお、このときの印刷位置は、算出した拡大率で元の画像データの余白領域を拡大縮小し、その値と、印刷する媒体の印刷不可領域(この例では4mm相当)との差分から算出し、設定すればよい。
以上のように、拡大率算出の第4の方法によれば、元の画像データの余白領域の大きさや、印刷する印刷媒体の印刷不可領域の大きさがどのような大きさであっても、最適な大きさで、画像の切れも発生しないように元の画像データを拡大縮小して印刷することができる。
以上のように、本実施形態によれば、元の画像データの拡大縮小後の余白領域の大きさを算出し、当該余白領域が媒体の印刷不可領域より小さくなるときは、印刷可能領域の大きさに合わせて元の画像データを拡大縮小することにより、元の画像データの画像が切れることを防ぐことができる。また、余白領域の大きさが印刷媒体の印刷不可領域より大きくなるときは、印刷媒体の物理的な大きさに合わせて拡大縮小することにより、元の画像データにおける余白領域が大きくなり過ぎることを防ぐことができる。したがって、本実施形態によれば、ユーザからの特別な指示が無くとも、元の画像データの余白領域の大きさに関わらず、ユーザの希望する印刷結果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、元の画像データの余白領域を除いた領域の大きさと、印刷する印刷媒体の印刷可能領域の大きさとにより、元の画像データの拡大縮小率を算出して拡大縮小し、元の画像データの余白領域と、印刷する印刷媒体の印刷不可領域の差分により、印刷位置を決定することで、最適な拡大率で、元の画像データの画像が切れることも、小さく印刷してしまうこともなく良好な印刷結果を得ることができる。
本発明の実施形態の説明では、画像処理装置の好適な一例としてプリンタを一例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、MFPやファクシミリ、複写装置等にも適応可能である。
10 外部装置
11 プリンタ
12 受信部
13 操作部
14 記憶領域
15 印刷制御部
16 描画データ生成部
17 プロセス制御部
18 印刷エンジン部
101 ホスト
102 記憶媒体
161 データ解析部
162 拡大率算出部
163 データ加工部

Claims (5)

  1. 画像データを含む描画情報を解析するデータ解析部と、
    前記データ解析部による解析結果と印刷に供される媒体の媒体情報とから、前記画像データの拡大率を算出する拡大率算出部と、
    前記拡大率算出部による算出結果に基づき前記画像データを加工することで前記媒体に印刷される描画データを生成するデータ加工部とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記拡大率算出部は、前記画像データの余白領域の大きさと、前記媒体の印刷不可領域の大きさとから前記拡大率を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記拡大率算出部は、前記画像データの余白領域の大きさと、前記媒体の印刷不可領域の大きさとから拡大縮小する対象の領域を切り替えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記描画情報は、前記画像データの幅方向長さ及び高さ方向長さに関するサイズ情報を含み、
    前記拡大率算出部は、前記サイズ情報と前記媒体情報とから拡大率を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記拡大率算出部は、前記画像データの幅方向長さと高さ方向長さのそれぞれから算出した値のうち、小さい値を拡大率として設定すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
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