JP2017010385A - 携帯端末、警告出力方法、及び、プログラム - Google Patents

携帯端末、警告出力方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動しながら携帯端末が使用されているときに危険に遭遇する可能性があることを知らせることができる携帯端末、警告出力方法、及び、プログラムを提供することである。
【解決手段】実施形態の携帯端末は、表示部と、検出部と、警告出力部とを持つ。表示部は、画面を表示する。検出部は、周囲の状況を検出する。警告出力部は、表示部による画面の表示中に検出部が検出した結果に基づいて移動中であると判定した場合に、警告を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、携帯端末、警告出力方法、及び、プログラムに関する。
携帯端末を利用したプラントの監視が増えている。監視者は、プラント用の携帯端末に表示される情報を見ながらプラント内を監視するため、オペレータが歩いているとき、走っているときなどの移動中に携帯端末を使用することも予想される。近年は、歩きながらスマートフォンを利用することが問題となっているが、プラントを監視する際にも、移動しながらの携帯端末の使用にみられる問題は皆無ではない。例えば、プラント内は限られた空間であるため人は少ないが、機械的、設備的、雰囲気的に危険エリアが存在する。携帯端末を見ながら移動する際の周囲への安全確保は、オペレータ頼みであることも多いため、十分ではない場合もあった。
特開2014−203342号公報 特開2000−11284号公報 特表2009−541847号公報
本発明が解決しようとする課題は、移動しながら携帯端末が使用されているときに危険に遭遇する可能性があることを知らせることができる携帯端末、警告出力方法、及び、プログラムを提供することである。
実施形態の携帯端末は、表示部と、検出部と、警告出力部とを持つ。表示部は、画面を表示する。検出部は、周囲の状況を検出する。警告出力部は、表示部による画面の表示中に検出部が検出した結果に基づいて移動中であると判定した場合に、警告を出力する。
実施形態の携帯端末が使用される環境を示す図。 携帯端末の構成を示す機能ブロック図。 携帯端末の警告出力処理を示す処理フロー。
以下、実施形態の携帯端末、警告出力方法、及び、プログラムを、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の携帯端末4が使用される環境を示す図である。
監視者1は、プラントなどの施設において監視作業を行う。監視者1から距離d1の範囲は監視者1にとっての危険エリア2であり、監視者1から距離d2の範囲は、監視者1にとっての注意エリア3である(0<d1<d2)。監視者1は、プラントの監視のために携帯端末4を使用する。携帯端末4には、監視者1の操作に従って、プラントの状態などに関する情報の表示や、プラントの制御を行う監視制御機能が実装されている。
プラント内の危険エリア13には、危険な場所であることを知らせる電波11を発信する発信器12が設置される。プラント内に設置された監視カメラ15は、撮影された画像から危険エリアへ接近する被写体を検出したときに、危険を知らせる電波17を発信する発信器16を備える。なお監視カメラ15の代わりに、赤外線センサ等、人を検知できるセンサを設置してもよい。センサが、危険エリアへ接近している人を検出したときに、発信器16は、危険を知らせる電波17を発信する。また、プラントの通路を、携帯端末4を保有する他の監視者などである対向者21が歩行している場合がある。
図2は、携帯端末4の構成を示す機能ブロック図であり、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。携帯端末4は、検出部40と、警告出力部41と、表示部42と、音声出力部43と、バイブレータ44と、操作入力部45と、発信器46と、GPS(Global Positioning System)47と、監視機能実行部48と、通信部49とを備える。
検出部40は、周囲の状況を検出する。検出部40は、ジャイロセンサ401と、加速度センサ402と、受信器403と、カメラ404と、画像解析部405とを備える。
ジャイロセンサ401は、携帯端末4の傾きを検出する。加速度センサ402は、加速度によって携帯端末4の移動を検出する。受信器403は、携帯端末4の周囲の電波を受信する。受信器403が受信する電波は、例えば、Bluetooth(登録商標)など、近距離無線通信用の電波である。
カメラ404は、画像を撮影する。カメラ404は、携帯端末4の背面など、表示部42とは反対側の面に備えられる。画像解析部405は、カメラ404が撮影した画像を解析し、物体までの距離を測定する。物体までの距離の測定には、距離測定用の既存のアプリケーションを利用することができる。あるいは、カメラ404がピントを変えながら撮影を行い、撮像された画像のコントラストが最もよいときのピントに基づいて距離を判断してもよい。またあるいは、携帯端末4が距離測定用の窓をさらに備える場合、三角測量の原理を用いて距離を測定してもよい。
警告出力部41は、画面の表示中に検出部40により検出された周囲の状況に基づいて移動中であると判定した場合、警告を出力する。また、警告出力部41は、移動中と判定した場合、検出部40により検出された周囲の状況に基づいて危険を検出し、警告を出力する。警告出力部41は、判定部411と、出力制御部412と、記憶部413とを備える。判定部411は、ジャイロセンサ401が検出した傾きや、加速度センサ402が検出した移動に基づいて、移動しながら携帯端末4が使用されているか否かを判定する。また、判定部411は、受信器403が受信した電波の強さ又は電波の強さにより推定される対物・対人距離、画像解析部405が測定した対物・対人距離などに基づいて危険が発生しているか否かを判定する。出力制御部412は、判定部411の判定結果に基づいて警告を出力し、危険に遭遇する可能性があることや、危険の発生を知らせる。記憶部413は、過去に測定あるいは推定された距離の情報など、各種情報を記憶する。
表示部42は、画面を表示する。表示部42は、例えば、ディスプレイである。音声出力部43は、音声を出力する。音声出力部43は、例えば、スピーカーである。バイブレータ44は、携帯端末4を振動させる。操作入力部45は、監視者1による操作を受ける。例えば、表示部42がタッチパネルである場合、操作入力部45はタッチパネルに配されたタッチセンサである。発信器46は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信用の電波を発信する。GPS47は、位置情報を取得する。位置情報は、携帯端末4の現在の位置を示す。監視機能実行部48は、プラントの監視制御に用いられる機能を実行する。監視機能実行部48は、プラントの監視制御システムからプラントの状態に関する情報などを取得し、取得した情報に基づく画面を表示部42に表示する。通信部49は、データ通信網を介して、例えば、プラントの監視制御システムとデータを送受する。
図3は、携帯端末4による警告出力処理を示す処理フローである。
携帯端末4の警告出力部41は、表示部42の画面表示がオンになっているか否かを判定する(ステップS105)。警告出力部41は、画面表示がオンになっていないと判定した場合(ステップS105:NO)、ステップS105からの処理を繰り返す。これは、監視者1が携帯端末4を使用していない状態であると判断されるためである。
警告出力部41は、画面表示がオンになっていると判定した場合(ステップS105:YES)、ジャイロセンサ401に携帯端末4の傾きの測定を指示する。ジャイロセンサ401は、指示を受けて測定した傾きを示す傾き測定情報を判定部411に出力する(ステップS110)。
判定部411は、傾き測定情報により示される傾きが一定の傾きの範囲内であるか否かを判定する(ステップS115)。この一定の傾きの範囲は、携帯端末4が使用中の可能性がある傾きの範囲である。例えば、一定の傾きの範囲は、携帯端末4の画面が地面と垂直であるときの傾きから、画面が上向きの状態で地面と水平であるときの傾きまでの範囲に含まれる。判定部411は、測定された傾きが一定の傾きの範囲内ではないと判定した場合(ステップS115:NO)、携帯端末4が使用されていないと判断し、ステップS110からの処理を繰り返す。
一方、判定部411は、測定された傾きが一定の傾きの範囲内であると判定した場合(ステップS115:YES)、加速度センサ402に加速度の測定を指示する。加速度センサ402は、指示を受けて測定した加速度を示す加速度測定情報を警告出力部41に出力する(ステップS120)。判定部411は、加速度測定情報により示される加速度が、移動中を表す閾値を超えているか否かにより、移動中か否かを判定する(ステップS125)。判定部411は、測定された加速度が閾値に満たないために移動中ではないと判定した場合(ステップS125:NO)、ステップS110からの処理を繰り返す。
一方、判定部411は、測定された加速度が移動中を表す閾値以上であると判断した場合(ステップS125:YES)、監視者1が携帯端末4を使用しながら移動中であると判断する(ステップS130)。判定部411は、出力制御部412に警告の出力を指示する(ステップS135)。例えば、出力制御部412は、現在表示されている画面に重ねて、移動中の携帯端末4の使用についての注意を喚起するメッセージを表示部42に表示したり、表示部42が表示している画面を暗くしたりする。あるいは、出力制御部412は、注意を促す音声や警告音を音声出力部43から出力してもよく、バイブレータ44により、携帯端末4を振動させてもよい。また、出力制御部412は、任意にこれらを組み合わせて警告を出力してもよい。
さらに、判定部411は、ステップS125において測定された加速度が移動中を表す閾値以上であると判断した場合(ステップS125:NO)、カメラ404を起動する(ステップS140)。カメラ404は、撮影を開始し、撮影により得られた画像データを画像解析部405に出力する(ステップS145)。画像解析部405は、画像データを解析して対物距離を測定する(ステップS150)。判定部411は、画像解析部405が測定した対物距離を記憶部413に書き込む。判定部411は、記憶部413に記憶される最新の対物距離と、前回の対物距離とを比較する(ステップS155)。判定部411は、比較の結果、対物距離が前回と同じ又は前回よりも遠いと判断した場合、あるいは、最新の対物距離が閾値よりも大きい場合(ステップS160:NO)、ステップS150からの処理を繰り返す。
警告出力部41は、対物距離が前回よりも短くなっており、かつ、最新の対物距離が閾値よりも小さいと判断した場合(ステップS160:YES)、危険を検出する。判定部411が危険を検出すると、出力制御部412は、警告を出力する(ステップS165)。例えば、出力制御部412は、現在表示されている画面に重ねて、前方注意を示すメッセージを表示部42に表示したり、表示部42が表示している画面を暗くしたり、画面をロックしたりする。あるいは、出力制御部412は、注意を促す音声や警告音を音声出力部43から出力してもよく、バイブレータ44により、携帯端末4を振動させてもよい。また、出力制御部412は、任意にこれらを組み合わせて警告を出力してもよい。また、閾値を複数設けておき、最新の対物距離がいずれの閾値よりも小さいかによって、出力する内容を変えてもよい。例えば、閾値を距離d1、d2とする。出力制御部412は、最新の対物距離が距離d1よりも短い場合、危険エリア2に危険があることを警告し、最新の対物距離が距離d2から距離d1の間である場合、注意エリア3に危険があることを警告する。
また、携帯端末4の受信器403は、危険エリア13の発信器12からの電波を受信し強度を測定する。判定部411は、測定された電波の強度から距離を推定する。例えば、Bluetooth(登録商標)を使用する場合、同じ電波強度であっても環境によって距離は異なる。そこで、発信器46の識別情報と、電波強度別の距離との対応を示す情報を予め記憶部413に記憶しておく。判定部411は、電波に設定されている発信器46の識別情報と、測定された電波の強度とに対応した距離の情報を記憶部413から読み出す。判定部411は、推定した距離が閾値以上である場合、危険エリアに接近していないと判定し(ステップS170:NO)、ステップS170からの処理を繰り返す。
判定部411は、推定した距離が閾値よりも小さいと判定した場合(ステップS170:YES)、危険エリア13への接近を検出する(ステップS175)。出力制御部412は、危険エリア13への接近を知らせる警告を出力する(ステップS135)。例えば、出力制御部412は、現在表示されている画面に重ねて、危険エリアへの接近を示すメッセージを表示部42に表示したり、表示部42が表示している画面を暗くしたり、画面をロックしたりする。あるいは、出力制御部412は、危険エリア13への接近を知らせる音声や警告音を音声出力部43から出力してもよく、バイブレータ44により、携帯端末4を振動させてもよい。また、出力制御部412は、任意にこれらを組み合わせて警告を出力してもよい。なお、閾値を複数設けておき、推定した距離がいずれの閾値よりも小さいかによって、警告の内容を変えてもよい。
また、携帯端末4の受信器403は、対向者21の携帯端末4からの電波を受信すると、電波の強度を測定する。判定部411は、測定された電波の強度が閾値未満である場合、対向者21は接近していないと判断し(ステップS180:NO)、ステップS180からの処理を繰り返す。一方、判定部411は、測定した電波の強度が閾値以上であると判定した場合(ステップS180:YES)、対向者21が接近していると判断する(ステップS185)。出力制御部412は、対向者21の接近を知らせる警告を出力する(ステップS135)。例えば、出力制御部412は、現在表示されている画面に重ねて、対向者21への接近を示すメッセージを表示部42に表示したり、表示部42が表示している画面を暗くしたり、画面をロックしたりする。あるいは、出力制御部412は、対向者21への接近を知らせる音声や警告音を音声出力部43から出力してもよく、バイブレータ44により、携帯端末4を振動させてもよい。また、出力制御部412は、任意にこれらを組み合わせて警告を出力してもよい。
なお、携帯端末4は、判定部411が携帯端末4を見ながら移動中と判定した場合に、ステップS170〜ステップS175の処理、及び、ステップS180〜ステップS185の処理を実行するようにしてもよい。これにより、携帯端末4を見ずに移動しているときには気づくような危険を、移動しながら携帯端末4を使用しているときに見落としてしまわないように、移動中に携帯端末4を使用していると判定した場合に限って、危険エリア13への接近や対人接近を判定する。
なお、カメラ404は、携帯端末4の背面に備えられており、通常、監視者1は携帯端末4を地面と垂直な角度よりも少し画面を上に向けるように傾けて使用するため、進行方向の足元にある画像が撮影される。
そこで、画像解析部405は、カメラ404が撮影した画像を解析し、動きのある物体を検出してもよい。動きのある物体の検出には、画像から動きベクトルを検出するなど、既存の任意の技術を用いることができる。例えば、足の動きなどで進行方向に存在する対向者21を検出することや、進行方向に存在する動作中の機械を検出することなどが可能となる。判定部411は、画像解析部405が動きのある物体を検出した場合、出力制御部412に指示して警告を出力する。
また、判定部411は、画像解析部405が行うパターンマッチングにより危険エリア13への接近を判定してもよい。例えば、危険エリア13へ接近していることを検出するためのマッチング用画像データを記憶部413に記憶しておく。画像解析部405は、カメラ404により撮影された画像が、記憶部413に記憶されているマッチング用画像データのいずれかとマッチするか否かを判断する。画像解析部405が、いずれかのマッチング用画像データとマッチすると判断した場合、判定部411はそのマッチング用画像データが表す危険エリア13に接近したと判定し、出力制御部412に指示して警告を出力する。マッチング用画像データには、例えば、危険エリア13の扉や危険エリア13付近の床や壁に掲示されているマーク、塗装などにより描かれている模様(黄色と黒の縞模様など)、危険エリア13を囲っているフェンスなどの画像データを用いることができる。また、マッチング用画像データには、予め撮影しておいた危険エリア13付近の画像データを用いることもできる。また、カメラ404により撮影された画像と、予め撮影しておいた危険エリア13付近の画像データ(マッチング用画像データ)のマッチングを取るに当たり、位置情報を活用することもできる。例えば、危険エリア13付近の画像データに、その危険エリア13の位置を示す情報を付加してマッチング用画像データとする。画像解析部405は、GPS47から取得した位置情報と、マッチング用画像データに付加されている位置の情報との比較によりマッチングに用いるマッチング用画像データを選択する。また、マッチング用画像データに、周辺の情報を埋め込むことができる。例えば、判定部411は、マッチするマッチング用画像データでは、まだ危険エリアではないが、そのマッチング用画像データに埋め込まれた情報の中に危険を表す情報が含まれていると判断した場合、その埋め込まれた情報を元に注意を促すこともできる。
なお、警告出力後、判定部411が、加速度センサ402により測定された加速度は閾値以下であり、移動中ではないと判断した場合、出力制御部412に指示し、警告の出力を停止してもよい。
また、監視者1が操作入力部45により所定の操作を行うことにより、出力制御部412は、警告の出力を停止してもよい。例えば、出力制御部412は、メッセージを表示部42に表示したり、画面を暗くして警告を出力した場合、監視者1が操作入力部45により所定の操作を行うことにより、メッセージを消去したり、画面の明るさを元に戻す。これは、監視者1が、移動しながら携帯端末4を使用して、プラントの監視制御を行うことが必要な場合もあるためである。なお、危険の程度が高い所定の警告については、検出部40の検出結果に基づいて、その警告の出力の原因となった状況が検出されなくなったと判定部411により判定されるまでは、監視者1が所定の操作を行っても警告の出力を継続してもよい。
上記処理により監視者1に危険を知らせる例を説明する。
1つ目の例は、監視者1が携帯端末4を見ながら歩いている場合である。
監視者1が携帯端末4を見ながら歩くときは、携帯端末4のジャイロセンサ401が傾きを、加速度センサ402が加速度を測定し、警告出力部41は、これらの測定結果から移動中であることを判定する(ステップS110〜ステップS125:YES)。表示部42が画面を表示中であれば(ステップS105:YES)、判定部411は、監視者1が画面を見ていると判定する。判定部411は、監視者1が移動中に画面を見ていると判定した場合(ステップS130)、注意を促す警告の出力を出力制御部412に指示する(ステップS135)。
そして、警告出力部41は、移動中と判定した場合、カメラ404を起動して物体との距離の測定を開始する(ステップS140〜ステップS150)。これは、移動しながら携帯端末4を使用することにより、危険に対する注意が不十分となってしまう可能性があるためである。判定部411が、測定結果から障害物などへの接近を検出した場合(ステップS155〜ステップS160:YES)、出力制御部412は、測定により得られた物体との距離情報を表示部42に表示するなどして監視者1に危険を知らせてもよい。また、判定部411が、物体の距離に応じて、物体が監視者1の危険エリア2または注意エリア3にあるかを判定し、出力制御部412は、判定結果に応じて表示するメッセージや、出力する音声を変えてもよい。
2つ目の例は、監視者1が携帯端末4を見ながら歩いているときに、対向者21が近づいてくる場合である。
携帯端末4の判定部411は、受信器403が受信した電波の強度から推定される距離によって、対向者21の携帯端末4が監視者1の注意エリア3にあるか、危険エリア2にあるかを判断する(ステップS180:YES〜ステップS185)。出力制御部412は、判断結果に応じて表示するメッセージや、出力する音声を変更する(ステップS135)。
また、対向者21が近づいてくる場合は、判定部411は、ステップS140〜ステップS155の処理と同様にカメラ404が撮影した画像から距離情報を取得して対向者21の接近を判断し、警告を出力してもよい。さらに、判定部411は、取得した距離情報から得られる位置情報を発信器46から対向者21の携帯端末4に送信し、対向者21の携帯端末4が同様に得た距離情報を受信器403により受信してもよい。判定部411は、監視者1と対向者21が近付いたと判定した場合、出力制御部412に指示し、その旨を出力する。
3つ目の例は、監視者1が携帯端末4を見ながら歩いているときに、危険エリア13に差し掛かる場合である。
危険エリア13の発信器12から発せられる電波11は、危険エリアであることを伝えるための電波であり、これを受信した携帯端末4は近くに危険エリアがあることを知ることができる。携帯端末4の判定部411は、受信器403が危険エリア13の発信器12から発せられる電波11を受信したことを検出した場合(ステップS170:YES)、出力制御部412に指示し、警告を出力する(ステップS175、ステップS135)。
また、判定部411は、GPS47が取得した位置情報を利用して危険エリア13にいることを判定してもよい。この場合、あらかじめ危険エリア13の位置を示す危険エリア情報を記憶部413に記憶しておく。判定部411は、GPS47から位置情報を取得し、取得した位置情報が示す現在位置が、危険エリア情報により示される危険エリア13内に含まれると判断した場合、出力制御部412に指示し、警告を出力する。
また、携帯端末4に雰囲気の悪いところ、例えば、酸素濃度、硫化水素、メタン、温度変化の激しいところ等を感知するセンサを搭載しておき、これらの反応が検出された場合に、警告出力部41は警告を出力してもよい。
4つ目の例は、監視者1が携帯端末4を見ながら歩いているときに、危険エリア13に近づいたり、進入したりする場合である。
危険エリア13の発信器12を複数設置すると、その受信状況に応じて、正確な情報を得ることができる。そこで、判定部411は、受信器403が電波11を受信している発信器12の数によって、危険エリアを判定する。例えば、判定部411が、k個以上(kは1以上の整数)の発信器12から電波11を受信していると判断した場合、出力制御部412は注意を促す警告を出力する。また、判定部411が、j個以上(jはkより大きな整数)の発信器12から電波11を受信していると判断した場合、出力制御部412は、危険を知らせる警告を出力する。
一方、監視カメラ15は、撮影された画像を解析して、動きのある被写体が危険エリアの方向に進んだことを検出した場合、発信器16は、危険を知らせる電波17を出力して危険エリアへの接近を通知する。携帯端末4の判定部411は、受信器403が発信器16からの電波17を受信した場合、出力制御部412に指示し、警告を出力する。
なお、判定部411は、上記の任意の組み合わせによって、危険エリアであることを判断し、出力制御部412により警告を出力してもよい。
近年の携帯端末には、近接、方角、磁場、直線加速、輝度、ジャイロ、重力、加速度、気圧、温度、GPSなどの多くのセンサが備えられている。上述した実施形態の携帯端末によれば、それらのセンサを利用して、現状の状態や周囲の状況を感知し、検知した状況から危険を検知した場合には監視者に知らせる。また、あらかじめ設備や危険エリアには、監視者が近づいたときには、その監視者が保有する携帯端末に危険エリアであることを発報する発信器を設置しておく。これにより、監視者に危険を知らせることができる。
上述した実施形態によれば、監視者がプラントの監視用の携帯端末を見ながら移動している場合に、監視者に対して警告を出力し、注意を喚起することができる。また、監視者は、携帯端末を見ながら移動していると、危険なエリアに立ち入ったことに気付かない場合がある。そこで、プラント内で機械的、設備的、雰囲気的に危険なエリアに立ち入った時には、監視者の携帯端末に警告を出力し、注意を喚起する。監視者は、危険なエリアに立ち入って作業を行わなければならないこともある。監視者が移動しながら携帯端末を使用していない場合は、危険なエリアに侵入したとしても、携帯端末が警告を出力しないようにすることもできる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、警告出力部を持つことにより、監視者が移動中に監視端末を使用することによって危険に遭遇する可能性があることを知らせることができる。
上述した実施形態における携帯端末4の機能の一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、携帯端末4の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…監視者、2…危険エリア、3…注意エリア、4…携帯端末、11…電波、12…発信器、13…危険エリア、15…監視カメラ、16…発信器、17…電波、21…対向者、40…検出部、41…警告出力部、42…表示部、43…音声出力部、44…バイブレータ、45…操作入力部、46…発信器、47…GPS、48…監視機能実行部、49…通信部、401…ジャイロセンサ、402…加速度センサ、403…受信器、404…カメラ、405…画像解析部、411…判定部、412…出力制御部、413…記憶部

Claims (9)

  1. 画面を表示する表示部と、
    周囲の状況を検出する検出部と、
    前記表示部による画面の表示中に前記検出部が検出した結果に基づいて移動中であると判定した場合に警告を出力する警告出力部と、
    を備える携帯端末。
  2. 前記警告出力部は、前記検出部が検出した傾き及び加速度に基づいて移動中か否かを判定する請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記警告出力部は、画面の表示中に移動中であると判定し、さらに、前記検出部が検出した結果に基づいて人の接近、物の接近、又は、危険なエリアへの接近を判定した場合に警告を出力する、
    請求項1又は請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記警告出力部は、前記検出部が撮影した画像に基づいて算出した距離、又は、前記検出部が受信した電波の強度に基づいて推定した距離に基づいて、人の接近、物の接近、又は、危険なエリアへの接近を判定する、
    請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記警告出力部は、危険エリアへ接近している対象を検出したときに電波を発する装置から前記電波を受信したことを前記検出部が検出した場合に、警告を出力する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯端末。
  6. 前記警告出力部は、前記検出部が電波を受信している発信器の数に基づいて危険を判定する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯端末。
  7. 前記警告出力部は、所定の操作が行われるまで前記警告の出力を継続する、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の携帯端末。
  8. 携帯端末が実行する警告出力方法であって、
    周囲の状況を検出する検出ステップと、
    画面の表示中に前記検出ステップが検出した結果に基づいて移動中であると判定した場合に、警告を出力する警告出力ステップと、
    を有する警告出力方法。
  9. コンピュータに、
    検出部が検出した周囲の状況を取得する取得ステップと、
    画面の表示中に前記取得ステップが取得した周囲の状況に基づいて移動中であると判定した場合に、警告を出力する警告出力ステップと、
    を実行させるプログラム。
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