JP2021145177A - 携帯端末装置、通知方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】適切にユーザに報知すること。【解決手段】携帯端末装置は、表示画面と、表示画面側に配置され表示画面に対向する方向を撮影する第一カメラと、第一カメラの反対方向における物体形状を取得するセンサと、を備える携帯端末装置であって、携帯端末装置が移動していることを検出する移動検出部と、表示画面に情報が表示されていることを検出する表示検出部と、携帯端末装置が移動しており、かつ表示画面に情報が表示されているときに、第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたか否かを判断する顔認識判断部と、顔認識判断部が第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたと判断しているときは、センサの出力から、路面の変化を検出する路面検出部と、路面検出部が路面の変化を検出した場合に通知する通知処理部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、携帯端末装置、通知方法、およびプログラムに関する。
近年、スマートフォンなどの携帯端末を歩行しながら利用することに対する問題が提起されている。特許文献1には、携帯端末の進行方向における人の顔を認識し、ユーザに報知する技術が開示されている。
特許文献1の技術では、携帯端末のユーザが携帯端末の表示画面を注視していない場合であっても、報知されてしまうことがある。そのため、携帯端末の表示画面を注視しながら歩行をしているユーザに適切に報知することが望まれる。
本発明は、適切にユーザに報知することのできる携帯端末装置、通知方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る携帯端末装置は、表示画面と、前記表示画面側に配置され前記表示画面に対向する方向を撮影する第一カメラと、前記第一カメラの反対方向における物体形状を取得するセンサと、を備える携帯端末装置であって、前記携帯端末装置が移動していることを検出する移動検出部と、前記表示画面に情報が表示されていることを検出する表示検出部と、前記携帯端末装置が移動しており、かつ前記表示画面に情報が表示されているときに、前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたか否かを判断する顔認識判断部と、前記顔認識判断部が前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたと判断しているときは、前記センサの出力から、路面の変化を検出する路面検出部と、前記路面検出部が路面の変化を検出した場合に通知する通知処理部と、を備える。
本発明の一態様に係る通知方法は、表示画面と、前記表示画面側に配置され前記表示画面に対向する方向を撮影する第一カメラと、前記第一カメラの反対方向における物体形状を取得するセンサをと、を備える携帯端末装置が実行する方法であって、前記携帯端末装置が移動していることを検出する移動検出ステップと、前記表示画面に情報が表示されていることを検出する表示検出ステップと、前記携帯端末装置が移動しており、かつ前記表示画面に情報が表示されているときに、前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたか否かを判断する顔認識判断ステップと、前記顔認識判断ステップで前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたと判断しているときは、前記センサの出力から、路面の変化を検出する路面検出ステップと、前記路面検出ステップで路面の変化を検出した場合に通知する通知処理ステップと、を含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、表示画面と、前記表示画面側に配置され前記表示画面に対向する方向を撮影する第一カメラと、前記第一カメラの反対方向における物体形状を取得するセンサをと、を備える携帯端末装置として動作するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記携帯端末装置が移動していることを検出する移動検出ステップと、前記表示画面に情報が表示されていることを検出する表示検出ステップと、前記携帯端末装置が移動しており、かつ前記表示画面に情報が表示されているときに、前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたか否かを判断する顔認識判断ステップと、前記顔認識判断ステップで前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたと判断しているときは、前記センサの出力から、路面の変化を検出する路面検出ステップと、前記路面検出ステップで路面の変化を検出した場合に通知する通知処理ステップと、を前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、適切にユーザに報知することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含む。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。所定面のX軸と平行な方向をX軸方向とし、X軸と直交する所定面のY軸と平行な方向をY軸方向とし、所定面と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向と呼ぶこともある。
[第一実施形態]
図1と、図2Aと、図2Bとを用いて、第一実施形態に係る携帯端末装置の構成について説明する。図1は、第一実施形態に係る携帯端末装置の構成の一例を示すブロック図である。図2Aは、第一実施形態に係る携帯端末装置の外観の前面の一例を示す図である。図2Bは、第一実施形態に係る携帯端末装置の外観の後面の一例を示す図である。携帯端末装置は、所謂、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム装置、電子書籍装置などであり、本実施形態においては、スマートフォンの例として説明する。
図1と、図2Aと、図2Bとを用いて、第一実施形態に係る携帯端末装置の構成について説明する。図1は、第一実施形態に係る携帯端末装置の構成の一例を示すブロック図である。図2Aは、第一実施形態に係る携帯端末装置の外観の前面の一例を示す図である。図2Bは、第一実施形態に係る携帯端末装置の外観の後面の一例を示す図である。携帯端末装置は、所謂、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム装置、電子書籍装置などであり、本実施形態においては、スマートフォンの例として説明する。
図1に示すように、携帯端末装置1は、第一カメラ10と、第二カメラ(センサ)20と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部30と、操作部40と、表示部50と、送受信部60と、制御部100と、を備える。
第一カメラ10は、携帯端末装置1の前面側に設けられている。ここでいう前面とは、表示部50が備えられている面である。第一カメラ10は、携帯端末装置1の前面側に対向する方向を撮像するように配置されている。例えば、第一カメラ10は、ユーザが表示部50を目視している場合、携帯端末装置1のユーザの顔を撮像可能である。第一カメラ10は、撮像した撮影データを撮影データ取得部110に出力する。第一カメラ10は、インカメラと呼ばれることもある。
第二カメラ20は、携帯端末装置1の後面側に設けられている。ここでいう後面側とは、前面の裏側である。第二カメラ20は、携帯端末装置1の後面側対向する方向を撮像するように配置されている。例えば、第二カメラ20は、撮影方向において携帯端末装置1の後面側の路面などを撮像可能である。第二カメラ20は、路面を撮像することで、路面に関する路面情報を取得する。第二カメラ20は、撮像した撮影データを撮影データ取得部110に出力する。第二カメラ20は、アウトカメラと呼ばれることもある。
GNSS受信部30は、GNSS信号を受信する。GNSS受信部30は、GNSS衛星からのGNSS信号を受信するGNSS受信器などで構成される。GNSS受信部30は、受信したGNSS信号を位置情報取得部130に出力する。
操作部40は、携帯端末装置1に対する各種の操作を受け付ける。操作部40は、例えば、表示部50と一体に設けられたタッチパネルで実現される。操作部40は、物理的なスイッチを含んでもよい。
表示部50は、携帯端末装置1の前面側に設けられている。表示部50は、各種の情報を表示する。表示部50は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。
送受信部60は、携帯端末装置1と、外部の装置との間で情報の送受信を行う。具体的には、送受信部60は、携帯端末装置1の外部から受信した情報を制御部100に出力したり、制御部100から出力された情報を携帯端末装置1の外部に送信したりする。
制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、図示しない記憶部に記憶されたプログラム(例えば、本発明に係る情報処理プログラム)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。制御部100は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。制御部100は、ハードウェアと、ソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
制御部100は、撮影データ取得部110と、認識処理部120と、位置情報取得部130と、表示制御部140と、操作制御部150と、送受信制御部160と、移動検出部170と、通知処理部180と、を備える。
撮影データ取得部110は、撮影データを取得する。撮影データ取得部110は、例えば、第一カメラ10から携帯端末装置1の前面側に対向する方向を撮像した撮影データを取得する。撮影データ取得部110は、例えば、第二カメラ20から携帯端末装置1の後面側に対向する方向を撮像した撮影データを取得する。
認識処理部120は、撮影データ取得部110が取得した撮影データに対して物体認識処理などを含む各種の認識処理を実行する。認識処理部120は、例えば、図示しない記録部に記録された辞書データを用いて、認識処理を実行する。認識処理部120は、例えば、認識対象に合わせ周知の検出アルゴリズムを用いて、検出処理を実行する。認識処理部120は、顔認識判断部121と、路面検出部122と、を備える。
顔認識判断部121は、撮影データに対して人の顔の認識処理を行い、撮影データに人の顔が含まれているか否かを判断する。顔認識判断部121は、例えば、第一カメラ10が撮影した撮影データに対して、顔認識処理を行う。具体的には、顔認識判断部121は、第一カメラ10が撮影した撮影データの撮影範囲に対して、所定割合以上のサイズの顔が認識された場合に、顔が認識されたと判断する。第一カメラ10が撮影した撮影データの撮影範囲に対して、所定割合以上のサイズの顔が認識された場合とは、第一カメラ10の近傍、つまり携帯端末装置1の全面側の近傍に人の顔があるということである。このような状態とは、通常、認識された人が表示部50を注視している可能性が高い状態である。顔認識判断部121は、遠方の顔、すなわち所定割合未満のサイズの顔は認識対象から除外してもよい。顔認識判断部121は、予め登録された顔(例えば、携帯端末装置1のユーザの顔)が検出されたことを判断条件としてもよい。顔認識判断部121は、任意のタイミングで顔認識を行い、その結果を記憶し、認識頻度の高い顔が検出されたことを判断条件としてもよい。認識頻度の高い顔は、例えば、携帯端末装置1のユーザの顔である。
路面検出部122は、例えば、第二カメラ20が撮影した撮影データに対して、路面検出処理を行う。具体的には、路面検出部122は、第二カメラ20の撮影データに対して、エッジ検出処理や、物体形状検出処理を実行して、第二カメラ20の撮影データに含まれる路面の形状を取得する。
路面検出部122は、撮影データに対して路面検出処理を行い、路面の変化を検出する。路面検出部122は、例えば、携帯端末装置1の表示部50の表示画面を注視しながら歩行している場合に、転倒する危険があるほどの路面の変化を検出する。言い換えると、路面検出部122は、携帯端末装置1の表示部50の表示画面を注視しながら歩行をするユーザにとって危険となる路面の変化を検出する。言い換えれば、路面検出部122は、歩行を阻害する路面の変化を検出する。具体的には、路面検出部122は、所定以上(例えば、5cm)以上の高低差のある段差、物体、穴などを検出する。例えば、路面検出部122は、駅のホーム上や、工事現場近傍などのユーザが転落する恐れのある場所において、路面の変化を検出する。路面検出部122は、常時、路面検出処理を行い、路面の変化の有無を判定する。路面検出部122は、移動検出部170で移動が検出された場合、表示制御部140が検出対象の表示を表示部50に表示させている場合、および顔認識判断部121で顔が検出された場合などに第二カメラ20が撮影した撮影データに対して、路面検出処理を行ってもよい。
位置情報取得部130は、携帯端末装置1の現在位置の位置情報を取得する。位置情報取得部130は、GNSS受信部30が受信したGNSS信号に基づいて、携帯端末装置1の現在位置の位置情報を算出する。
表示制御部140は、表示部50に表示させる映像を制御する。表示制御部140は、表示部50に対して映像信号を出力することで、表示させる映像を制御する。表示制御部140は、例えば、表示部50にホーム画面を表示させる。表示制御部140は、例えば、SNS(Social Network Service)、メール、動画アプリ、静止画アプリ、ゲームアプリ、電子書籍、ブラウザなどを用いて表示される情報を表示部50に表示させる。
操作制御部150は、操作部40が受け付けた各種の情報を受け付ける。操作制御部150は、例えば、SNS、メール、動画アプリ、静止画アプリ、ゲームアプリ、電子書籍、ブラウザを利用する操作などの各種操作を受け付ける。
送受信制御部160は、送受信部60の動作を制御する。送受信制御部160は、送受信部60を制御して、携帯端末装置1の外部からの信号を受信したり、携帯端末装置1の外部に信号を送信したりする。
移動検出部170は、位置情報取得部130が取得した位置情報の推移から、携帯端末装置1の移動状況として、移動有無および移動速度を検出する。移動検出部170は、例えば、速度が時速3km/h〜6km/hなど、携帯端末装置1が連続的に移動していることを検出する。連続的な移動には、一部に断続する断続的な移動も含む。移動検出部170は、例えば、携帯端末装置1の移動速度に基づいて、携帯端末装置1のユーザが徒歩で移動していることを検出してもよい。移動検出部170は、移動速度に加えて、図示しない加速度センサの検出結果に基づく振動の傾向などを含めて、携帯端末装置1のユーザが徒歩移動していることを検出してもよい。
通知処理部180は、路面検出部122が携帯端末装置1の第二カメラの撮影方向、つまり携帯端末装置1のユーザの進行方向に路面の変化を検出した場合に、その旨を音声または表示で通知する。通知処理部180は、例えば、移動検出部170により携帯端末装置1のユーザが徒歩で移動していると判定された状況で、路面検出部122が携帯端末装置1のユーザの進行方向に路面の変化を検出した場合に、その旨を音声または表示で通知する。
[第一実施形態の通知処理]
図3を用いて、第一実施形態に係る携帯端末装置1の通知処理について説明する。図3は、第一実施形態に係る携帯端末装置1の通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図3を用いて、第一実施形態に係る携帯端末装置1の通知処理について説明する。図3は、第一実施形態に係る携帯端末装置1の通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御部100は、表示部50の表示画面に情報が表示されている否かを判定する(ステップS100)。具体的には、表示制御部140は、検出対象の情報を表示させているか否かを判定する。より具体的には、表示制御部140は、SNSなどの、携帯端末装置1のユーザが、連続的に見ることが多いまたは連続的に見ることが有用な情報を表示させているか否かを判定する。表示部50の表示画面に情報が表示されていると判定された場合(ステップS100;Yes)、ステップS110に進む。一方、表示部50の表示画面に情報が表示されていないと判定された場合(ステップS100;No)、ステップS180に進む。
ステップS100でYesと判定された場合、制御部100は、携帯端末装置1のユーザが移動中であるか否か、つまり携帯端末装置1の位置の移動が徒歩移動に該当する移動であるか否かを判定する(ステップS110)。具体的には、移動検出部170は、携帯端末装置1のユーザが徒歩で移動中であるか否かを判定する。携帯端末装置1のユーザが徒歩で移動中であると判定された場合(ステップS110;Yes)、ステップS120に進む。携帯端末装置1のユーザが徒歩で移動中でないと判定された場合(ステップS110;No)、ステップS180に進む。
ステップS110でYesと判定された場合、制御部100は、第一カメラ10の映像から顔認識処理を開始し、顔が認識されたか否かを判定する(ステップS120)。具体的には、顔認識判断部121は、第一カメラ10から取得した撮影データから、撮影データの撮影範囲に対して所定割合以上のサイズの顔が認識されたか否か、言い換えると、携帯端末装置1の表示部50を注視している人がいるか否かを判定する。ステップS110の判定は、認識された顔が、携帯端末装置1のユーザの顔であるか否かの条件を含めてもよいを。顔が認識されたと判定された場合(ステップS120;Yes)、ステップS130に進む。顔が認識されていないと判定された場合(ステップS120;No)、ステップS180に進む。
ステップS120でYesと判定された場合、制御部100は、第二カメラ20の映像に対する路面検出処理を開始する。(ステップS130)。具体的には、路面検出部122は、第二カメラ20から取得した撮影データに対して路面検出処理を実行し、路面の変化の検出を開始する。そして、ステップS140に進む。
制御部100は、所定以上の路面の変化が検出された否かを判定する(ステップS140)。具体的には、路面検出部122は、エッジ検出処理または物体件処理などの結果から路面の形状の変化がユーザにとって危険であるような路面の変化が検出されたか否かを判定する。所定以上の路面の変化が検出されたと判定された場合(ステップS140;Yes)、ステップS150に進む。所定以上の路面の変化が検出されていないと判定された場合(ステップS140;No)、ステップS170に進む。
ステップS140でYesと判定された場合、制御部100は、通知処理を開始する(ステップS150)。具体的には、通知処理部180は、表示部50の表示画面に表示されている情報を注視している携帯端末装置1のユーザが気づきやすい通知を行う。また、通知処理部180は、ユーザによる表示画面の注視を中断させるような通知であることが好ましい。そして、ステップS160に進む。
図4Aと、図4Bとは、通知処理部180による通知の一例を説明するための図である。図4Aは、通知処理部180による通知が行われる前の表示部50の状態を示している。図4Aでは、表示部50の表示画面は、全領域において情報表示範囲51となる。情報表示範囲51には、SNSなどの携帯端末装置1のユーザが視認することを所望する情報が表示される。
図4Bは、通知処理部180による通知が行われた後の表示部50の状態を示している。図4Bに示すように、表示部50の表示画面は、情報表示範囲51と、通知表示範囲52と、を含む。通知表示範囲52には、例えば、「路面注意。注意してください。」といった警告メッセージが表示される。通知表示範囲52には、例えば、警告マークなどが表示されてもよい。通知表示範囲52は、情報表示範囲51よりも広いことが好ましい。携帯端末装置1のユーザは、通知表示範囲52に警告メッセージまたは警告マークが表示されることで、情報表示範囲51の表示されている情報を視認し難くなる。
図3に戻る。制御部100は、条件を満たさなくなった否かを判定する(ステップS160)。具体的には、ステップS100の判定、ステップS110の判定、およびステップS120の判定のいずれかがNoとなることで、条件を満たさなくなったと判定する。条件を満たさなくなったと判定された場合(ステップS160;Yes)、ステップS170に進む。条件を満たしていると判定された場合(ステップS160;No)、ステップS140に進む。
ステップS160でYesと判定された場合、制御部100は、顔認識処理、路面検出処理および通知処理とを終了する(ステップS170)。具体的には、路面検出部122は、第二カメラ20から取得した撮影データに対する路面検出処理を終了する。通知処理部180は、通知処理を終了する。そして、ステップS180に進む。
制御部100は、一連の処理を終了するか否かを判定する(ステップS180)。具体的には、操作制御部150は、携帯端末装置1のユーザによる操作部40に対する操作を一定時間の間に受け付けなかった場合に一連の処理を終了すると判定する。通知処理を終了すると判定された場合(ステップS180;Yes)、図3の処理を終了する。通知処理を終了しないと判定された場合(ステップS180;No)、ステップS100に進む。
上述のとおり、第一実施形態は、携帯端末装置1の画面を注視ながら歩行をしているユーザに対して、ユーザの顔が所定以上の大きさで検出され、かつ路面の変化が危険である場合に、歩行を停止させるような通知を行う。これにより、第一実施形態は、携帯端末装置1の画面を注視しながらの歩行を停止させることができる。
[変形例]
図5を用いて、第一実施形態に係る携帯端末装置1Aの構成について説明する。図5は、第一実施形態に係る携帯端末装置1Aの構成を示すブロック図である。
図5を用いて、第一実施形態に係る携帯端末装置1Aの構成について説明する。図5は、第一実施形態に係る携帯端末装置1Aの構成を示すブロック図である。
図5に示すように、携帯端末装置1Aは、センサ70を備え、認識処理部120Aに路面検出部を含まない点で、図1に図示の携帯端末装置1と異なっている。
センサ70は、物体の形状を測定可能なセンサである。センサ70は、例えば、路面の形状を測定可能なセンサである。センサ70は、例えば、超音波センサまたはレーザセンサなどで実現することができる。センサ70は、物体の形状の測定結果を路面検出部122Aに出力する。なお、センサ70は、物体の形状を測定することのできるセンサであれば特に制限はない。
制御部100Aの路面検出部122Aは、センサ70による路面の測定結果に基づいて、路面の変化を検出する。すなわち、第二実施形態では、路面検出部122Aは、撮影データからではなく、センサ70による測定結果に基づいて、所定以上の高低差のある段差、物体、穴などを検出する。路面検出部122Aの機能については、路面検出部122と同様なので説明を省略する。
[第二実施形態の通知処理]
図6を用いて、第二実施形態に係る携帯端末装置1の通知処理について説明する。図6は、第二実施形態に係る携帯端末装置1の通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第二実施形態に係る携帯端末装置の構成は、第一実施形態に係る携帯端末装置1と同一の構成なので説明を省略する。
図6を用いて、第二実施形態に係る携帯端末装置1の通知処理について説明する。図6は、第二実施形態に係る携帯端末装置1の通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第二実施形態に係る携帯端末装置の構成は、第一実施形態に係る携帯端末装置1と同一の構成なので説明を省略する。
ステップS200、ステップS210、およびステップS230からステップS290の処理は、それぞれ、図3に図示のステップS100からステップS180と同一の処理なので、説明を省略する。
ステップS210でYesと判定された場合、制御部100は、路面の変化が危険な場所であるか否かを判定する(ステップS220)。具体的には、路面検出部122は、位置情報取得部130がGNSS信号に基づいて取得した位置情報と、図示しない記憶部などから取得した地図情報に基づいて、現在の位置が駅のホーム上や、工事現場近傍などのユーザが転落する恐れのある場所であるか否かを判定する。路面の変化が危険な場所であると判定された場合(ステップS220;Yes)、ステップS230に進む。路面の変化が危険な場所でないと判定された場合(ステップS220;No)、ステップS290に進む。
上述のとおり、第二実施形態は、路面の変化が危険な場所において、携帯端末装置1の画面を注視ながら歩行をしているユーザに対して、ユーザの顔が所定以上の大きさで検出され、かつ路面の変化が危険である場合に、歩行を停止させるような通知を行う。これにより、第二実施形態は、転落するおそれのある危険な場所で携帯端末装置1の画面を注視しながらの歩行を停止させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
例えば、顔認識判断部121による顔認識処理は、顔の検出に加えて検出された顔における視線も検出し、視線が携帯端末装置1、特に表示部50を向いていることを判断条件としてもよい。
1,1A 携帯端末装置
10 第一カメラ
20 第二カメラ
30 GNSS受信部
40 操作部
50 表示部
60 送受信部
70 センサ
100,100A 制御部
110 撮影データ取得部
120 認識処理部
121 顔認識判断部
122 路面検出部
130 位置情報取得部
140 表示制御部
150 操作制御部
160 送受信制御部
170 移動検出部
180 通知処理部
10 第一カメラ
20 第二カメラ
30 GNSS受信部
40 操作部
50 表示部
60 送受信部
70 センサ
100,100A 制御部
110 撮影データ取得部
120 認識処理部
121 顔認識判断部
122 路面検出部
130 位置情報取得部
140 表示制御部
150 操作制御部
160 送受信制御部
170 移動検出部
180 通知処理部
Claims (7)
- 表示画面と、前記表示画面側に配置され前記表示画面に対向する方向を撮影する第一カメラと、前記第一カメラの反対方向における物体形状を取得するセンサと、を備える携帯端末装置であって、
前記携帯端末装置が移動していることを検出する移動検出部と、
前記表示画面に情報が表示されていることを検出する表示検出部と、
前記携帯端末装置が移動しており、かつ前記表示画面に情報が表示されているときに、前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたか否かを判断する顔認識判断部と、
前記顔認識判断部が前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたと判断しているときは、前記センサの出力から、路面の変化を検出する路面検出部と、
前記路面検出部が路面の変化を検出した場合に通知する通知処理部と、
を備える、携帯端末装置。 - 前記路面検出部は、路面の変化として歩行を阻害する路面の変化を検出する、
請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記携帯端末装置の位置情報および地図情報に基づいて前記携帯端末装置の現在位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
前記路面検出部は、前記位置情報取得部が取得した結果に基づき、路面の変化が危険となる場所である場合に、路面の変化を検出する、
請求項1または2に記載の携帯端末装置。 - 前記顔認識判断部は、前記第一カメラの撮影データから、所定サイズ以上の予め登録された顔が認識されたか否かを判断する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。 - 前記顔認識判断部は、前記第一カメラの撮影データから、認識頻度の高い顔が認識されたか否かを判断する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。 - 表示画面と、前記表示画面側に配置され前記表示画面に対向する方向を撮影する第一カメラと、前記第一カメラの反対方向における物体形状を取得するセンサをと、を備える携帯端末装置が実行する方法であって、
前記携帯端末装置が移動していることを検出する移動検出ステップと、
前記表示画面に情報が表示されていることを検出する表示検出ステップと、
前記携帯端末装置が移動しており、かつ前記表示画面に情報が表示されているときに、前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたか否かを判断する顔認識判断ステップと、
前記顔認識判断ステップで前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたと判断しているときは、前記センサの出力から、路面の変化を検出する路面検出ステップと、
前記路面検出ステップで路面の変化を検出した場合に通知する通知処理ステップと、
を含む、通知方法。 - 表示画面と、前記表示画面側に配置され前記表示画面に対向する方向を撮影する第一カメラと、前記第一カメラの反対方向における物体形状を取得するセンサをと、を備える携帯端末装置として動作するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記携帯端末装置が移動していることを検出する移動検出ステップと、
前記表示画面に情報が表示されていることを検出する表示検出ステップと、
前記携帯端末装置が移動しており、かつ前記表示画面に情報が表示されているときに、前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたか否かを判断する顔認識判断ステップと、
前記顔認識判断ステップで前記第一カメラの撮影データから所定サイズ以上の顔が認識されたと判断しているときは、前記センサの出力から、路面の変化を検出する路面検出ステップと、
前記路面検出ステップで路面の変化を検出した場合に通知する通知処理ステップと、
を前記コンピュータに実行させる、プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020041010A JP2021145177A (ja) | 2020-03-10 | 2020-03-10 | 携帯端末装置、通知方法、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020041010A JP2021145177A (ja) | 2020-03-10 | 2020-03-10 | 携帯端末装置、通知方法、およびプログラム |
Publications (1)
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JP2021145177A true JP2021145177A (ja) | 2021-09-24 |
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ID=77767232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020041010A Pending JP2021145177A (ja) | 2020-03-10 | 2020-03-10 | 携帯端末装置、通知方法、およびプログラム |
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JP (1) | JP2021145177A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022209725A1 (ja) | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 旭化成株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
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2020
- 2020-03-10 JP JP2020041010A patent/JP2021145177A/ja active Pending
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WO2022209725A1 (ja) | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 旭化成株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
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