JP2017010235A - 揺れ検知駆動装置および揺れ検知駆動方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(10)本発明に係る揺れ検知駆動装置は、前記メインスイッチ回路が、前記処理回路と前記電池電源との間にドレイン、ソースが接続された電界効果トランジスタと、入力に前記第2の導体が接続され、出力に前記電界効果トランジスタの前記ゲートが接続されたフリップフロップとを備えていることを特徴としている。
1.1装置の概要
図1に、本発明の一実施形態による揺れ検知駆動装置の回路構成を示す。処理回路24は、電源ラインVDDに電源が供給されると起動する。平常時には、メインスイッチ回路22がオフとなっているため、電池電源2からの電力が供給されず、処理回路24は駆動していない。
揺れ検知駆動装置を、振動報知装置として用いた場合の例を、以下に説明する。図3に、振動報知装置の断面図を示す。筐体40の内部には、処理回路24、電池電源2(ボタン電池)、メインスイッチ回路22、列選択回路5、ベース部材28、球体30、アンテナ34、重量部材であるウエイト36が収納されている。筐体40は、上部筐体と下部筐体(図示せず)から構成されており、下部筐体に上記の収納物を収納した後に、下部筐体に上部筐体を接着などによって固着して完成させる。
(1)上記実施形態では、図5に示すようにコイル56を用いて電流検出を行っている。しかし、図9に示すように、抵抗53dとオペアンプ57dを用いて、電流検出を行うようにしてもよい。この場合、オペアンプ57dの入力電圧と出力電圧の関係は、図10に示すように、若干のオフセットを設けておくことが好ましい。なお、フリップフロップ59dは、図5に示すフリップフロップ4dと同様のものを用いることができる。
2.1装置の概要
図18に、第2の実施形態による揺れ検知駆動装置の全体構成を示す。本実施形態では、球体30の停止位置に第1の導体8、第2の導体14を設けていない。本実施形態では、図19に示すように、ベース部材28の凹部32の中央部に、球体30の外形に沿った形状の中央凹部33を設けている。したがって、揺れによって球体30が移動した後、球体30はこの中央凹部33に戻ってくることが保証される。このため、本実施形態では、列選択回路5を設ける必要がない。なお、図19Aは平面図、図19Bは断面図である。
揺れ検知駆動装置を、振動報知装置として用いた場合の断面図は、図3と同様である。ただし、上述のようにベース部材28の凹部32の形状が異なるのと、列選択回路5が設けられていない点が異なっている。
(1)上記実施形態では、図21Aに示すように、球体30の接触部12の列には、第1の導体8と第2の導体14を設けないようにしている。しかし、図21Bに示すように、球体30の接触部12の近傍では、接触部12を避けるように配置して、球体30の接触部12の列にも、第1の導体8と第2の導体14を設けるようにしてもよい。これにより、図の上下方向に球体30が移動した場合であっても、確実にこれを検出することができる。
Claims (14)
- 揺れを受けて移動する移動体と、
前記移動体を揺動可能に保持する保持部材と、
前記移動体が停止位置にあるときには互いに導通しておらず、前記移動体の移動によって互いに導通する第1の導体および第2の導体と、
前記第1の導体に接続された電池電源と、
前記第2の導体の電位が所定電位を超えると、所定の処理を行う処理回路に対して前記電池電源から電源電圧を供給するメインスイッチ回路と、
前記電源電圧を受けて駆動する前記処理回路と、
を備えた揺れ検知駆動装置。 - 前記保持部材は、前記移動体を揺動可能に保持するための凹部を有することを特徴とする請求項1記載の揺れ検知駆動装置。
- 前記移動体は、球状であって、少なくとも表面が導体であり、
前記第1の導体および前記第2の導体は、前記凹部の表面に、交互に間隔を置いて、複数組設けられていることを特徴とする請求項2記載の揺れ検知駆動装置。 - 前記第1の導体および前記第2の導体のうちの一部は、第1の方向に延長して配置され、
前記第1の導体および前記第2の導体のうちの残部は、前記第1の方向と異なる方向に延長して、前記第1の導体および前記第2の導体の前記一部と交差するように配置されていることを特徴とする請求項3記載の揺れ検知駆動装置。 - 前記第1の導体および前記第2の導体は、ジグザグ状、波状または同芯円状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の揺れ検知駆動装置。
- 前記移動体は、円柱状であって、少なくとも表面が導体であることを特徴とする請求項2記載の揺れ検知駆動装置。
- 前記移動体が前記凹部の停止位置にあるときに、前記移動体によって前記第1の導体および前記第2の導体が互いに導通しない場所に、前記第1の導体および前記第2の導体が設けられていることを特徴とする請求項2記載の揺れ検知駆動装置。
- 前記保持部材は、前記移動体が前記揺れによって移動した後に、前記停止位置に戻るように、前記凹部の底部中央に前記移動体の外形の一部に対応する形状の中央凹部を有することを特徴とする請求項7記載の揺れ検知駆動装置。
- 前記電池電源、前記第1の導体、前記第2の導体、前記メインスイッチ回路が直列接続され、前記電池電源から前記メインスイッチ回路までのいずれかの箇所に選択スイッチが設けられ、
前記処理回路は、前記移動体の移動によって駆動し、前記所定の処理を終了した後、前記第1の導体と前記第2の導体の組が導通しているか否かを各組ごとに判断する導通判断回路を駆動させ、導通している前記第1の導体と前記第2の導体の組の前記選択スイッチをオフにすることを特徴とする請求項3記載の揺れ検知駆動装置。 - 前記メインスイッチ回路は、
前記処理回路と前記電池電源との間にドレイン、ソースが接続された電界効果トランジスタと、
入力に前記第2の導体が接続され、出力に前記電界効果トランジスタの前記ゲートが接続されたフリップフロップと、
を備えていることを特徴とする請求項1記載の揺れ検知駆動装置。 - 前記処理回路は、振動センサを備えており、検出した振動に基づく処理結果を送信する送信回路を備えていることを特徴とする請求項1記載の揺れ検知駆動装置。
- 前記移動体と、前記保持部材と、前記第1の導体および前記第2の導体と、前記電池電源と、前記処理回路を収納した筐体を備え、
前記筐体には、前記保持部材の前記凹部に前記移動体が保持されるように、重量部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の揺れ検知駆動装置。 - 揺れを受けて移動する移動体と、
前記移動体を揺動可能に保持するための凹部を有する保持部材と、
前記凹部の表面に、交互に間隔を置いて複数組設けられた第1の導体および第2の導体と、
第1の選択スイッチを介して前記第1の導体に正電位側が接続された第1の電池電源と、
第1の逆流防止素子を介して前記第1の導体に正電位側が接続された第2の電池電源と、
第2の逆流防止素子を介して前記第2の導体に接続された第1の制御線と、
第2の選択スイッチを介して前記第2の導体に接続された第2の制御線と、
前記第1の制御線に入力が接続され、アースが前記第1の電池電源のアース側に接続された第1のアイソレーションアンプと、
前記第2の制御線に入力が接続され、アースが前記第2の電池電源のアース側に接続された第2のアイソレーションアンプと、
前記第1のアイソレーションアンプの出力と前記第2のアイソレーションアップの出力の少なくとも一方の電位が所定電位を超えると、所定の処理を行う処理回路に対して電源電圧を供給するメインスイッチ回路と、
前記電源電圧を受けて駆動する前記処理回路と、
を備えた揺れ検知駆動装置。 - 移動体を凹部に揺動可能に保持し、
揺れを受けて移動した前記移動体により、所定の処理を行うための処理回路に対する電源供給を開始するようにした揺れ検知駆動方法。
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