JP4028513B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、電界を伝達する電界伝達媒体に誘起する電界を用いて情報の送受信を行うトランシーバに関し、より具体的には、人間の身体に装着可能なウェアラブルコンピュータを用いたデータ通信において使用される通信システムに関する。
携帯端末の小型化および高性能化により、生体に装着可能なウェアラブルコンピュータが注目されてきている。従来、このようなウェアラブルコンピュータ間のデータ通信として、コンピュータにトランシーバを接続し、このトランシーバが誘起する電界を、電界伝達媒体である生体の内部を伝達することによってデータの送受信を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−352298号公報
上述した従来技術によるトランシーバにおいては、通信を行っていないときでも電力がトランシーバの本体に給電されており、無駄な電力消費が生じていた。
また、バッテリから電力を供給されているトランシーバにおいて1回の充電で使用可能な時間を長くするためには、通信を行っていない待機状態での消費電力を低消費電力化する必要があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、設置端末と携帯端末の接続に用いるトランシーバにおいて、接続する動作を検知したときにのみ携帯端末用トランシーバを起動して通信を可能とし、無駄な電力消費をすることなく、1回の充電で使用可能な時間が長い通信システムを提供することにある。
課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起し、この誘起した電界を用いて情報の送信を行う一方で、前記電界伝達媒体に誘起された受信すべき情報に基づく電界を受信することによって情報の受信を行う構成を備えたトランシーバ同士において相互に通信を行うための通信システムであって、前記通信システムは移動可能な第1のトランシーバと、設置して使用される第2のトランシーバとの組み合わせによって構成されて前記通信を行い、前記第1のトランシーバは、所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信を行う送受信電極と、前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電界検出手段と、前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力する復調手段と、前記通信のための電力を得る電源と、前記第1のトランシーバの姿勢状態を検知するための状態検知部と、前記状態検知部が検知した前記姿勢状態に応じて起動して前記第1のトランシーバに生じた振動を検知するための振動検知部と、検知した前記振動に基づいて前記電源と接続する電源スイッチと、前記第2のトランシーバへ前記通信の準備が開始されたことを知らせるための通信準備開始信号を生成する準備信号生成手段と、前記通信準備開始信号の送信と共にリセットされて計時がスタートし、かつ前記通信における送受信の度にリセットとスタートを繰り返す第1のタイマと、前記第1のタイマの計時結果を予め設定された時間と比較して前記通信の継続もしくは停止の判定を行う判定手段と、を備え、前記第2のトランシーバは、所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信を行う送受信電極と、前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電界検出手段と、前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力する復調手段と、前記第1のトランシーバから送信された通信準備開始信号に呼応して通信準備完了信号を返信する準備完了信号返信手段と、前記通信準備開始信号の受信と共にリセットされて計時がスタートする第2のタイマと、前記第2のタイマの計時結果を予め設定された時間と比較して前記通信の継続もしくは停止の判定を行う判定手段と、を備える。
また、請求項2に記載の本発明は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起し、この誘起した電界を用いて情報の送信を行う一方で、前記電界伝達媒体に誘起された受信すべき情報に基づく電界を受信することによって情報の受信を行う構成を備えたトランシーバ同士において相互に通信を行うための通信システムであって、前記通信システムは移動可能な第1のトランシーバと、設置して使用される第2のトランシーバとの組み合わせによって構成されて前記通信を行い、前記第1のトランシーバは、所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信を行う送受信電極と、前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電界検出手段と、前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力する復調手段と、前記通信のための電力を得る電源と、前記第1のトランシーバの姿勢状態を検知するための状態検知部と、前記状態検知部が検知した前記姿勢状態に応じて起動して前記第1のトランシーバに生じた振動を検知するための振動検知部と、検知した前記振動に基づいて前記電源に接続する電源スイッチと、前記第2のトランシーバに前記通信が可能なことを知らせるための周波数f1の信号f1を生成するf1信号生成手段と、前記第2のトランシーバからの信号入力と前記信号f1とが共に入力されつづけていることを条件として前記通信を継続する通信継続手段と、を備え、前記第2のトランシーバは、所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信を行う送受信電極と、前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電界検出手段と、前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力する復調手段と、前記第1のトランシーバへの入力信号である周波数f2の信号f2であって前記信号f1が継続して入力されつづけていることを条件として前記信号f2を送信するf2信号生成手段と、を備える。
また、請求項3に記載の本発明は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起し、この誘起した電界を用いて情報の送信を行う一方で、前記電界伝達媒体に誘起された受信すべき情報に基づく電界を受信することによって情報の受信を行う構成を備えたトランシーバ同士において相互に通信を行うための通信システムであって、前記通信システムは移動可能な第1のトランシーバと、設置して使用される第2のトランシーバとの組み合わせによって構成されて前記通信を行い、前記第1のトランシーバは、所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信を行う送受信電極と、前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電界検出手段と、前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力する復調手段と、前記通信のための電力を得る電源と、前記第1のトランシーバの姿勢状態を検知するための状態検知部と、前記状態検知部が検知した前記姿勢状態に応じて起動して前記第1のトランシーバに生じた振動を検知するための振動検知部と、検知した前記振動に基づいて前記電源に接続する電源スイッチと、前記第2のトランシーバに前記通信が可能なことを知らせるための通信要求用の振動を発生させるための第1の通信要求用振動発生手段と、前記第2のトランシーバに前記通信の開始を待機していることを知らせるための待機状態用の振動を発振するための第1の待機状態用振動発生手段と、前記通信要求用振動の発振と共にリセットされて前記通信の停止と共に計時がスタートする第1のタイマと、前記第1のタイマの計時結果を予め設定された時間と比較した結果に基づいて前記待機状態用振動の発振を行う第1の待機状態判定手段と、を備え、前記第2のトランシーバは、所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信を行う送受信電極と、前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電界検出手段と、前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力する復調手段と、前記第1のトランシーバに前記通信が可能なことを知らせるための通信要求用の振動を発生させるための第2の通信用振動発生手段と、前記通信用振動の発振と共にリセットされて前記通信の停止と共に計時がスタートする第2のタイマと、前記第2のタイマの計時結果を予め設定された時間と比較した結果に基づいて前記待機状態用振動の検出を行う第2の待機状態判定手段と、を備える。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記状態検知部は、前記電源が有する電力供給のための陽極端子と陰極端子の2つの端子のうちのいずれか一方の端子と接続し重力に応じて移動自在に配置された第1の電極と、および他方の端子と接続し不動に配置された第2の電極と、前記第1の電極の移動範囲を規制するために当該第1の電極と係合して配置された止め具と、を備える。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記状態検知部は、前記電源が有する電力供給のための陽極端子と陰極端子の2つの端子にそれぞれ接続された2つの電極と、2つの前記電極を内腔に離間して露出配置し密閉した容器と、前記内腔に封入されて前記端子間を接続/切断するための導電性の流動体と、を備える。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記状態検知部は、前記電源が有する電力供給のための陽極端子と陰極端子の2つの端子にそれぞれ接続された2つの電極と、2つの前記電極を内腔に離間して露出配置した容器と、前記内腔に移動自在に挿入され前記電極に面した位置に導体が設けられた第1の磁石と、前記第1の磁石と同極同士で反発する位置に配置され前記第2のトランシーバ内に設けられた第2の磁石と、を備える。
本発明によれば、設置端末と携帯端末の接続に用いるトランシーバにおいて、接続する動作を検知したときにのみ携帯端末用トランシーバを起動して通信を可能とし、無駄な電力消費をすることなく、1回の充電で使用可能な時間が長い通信システムを提供をすることができる。
図1に示すのは、本発明の通信システムの第1の実施の形態に係る全体構成図である。この図1に示す構成では、設置端末5と携帯端末2が接続されており、設置端末5に接続されてデータを電界伝達シート3に誘起し、かつ、電界伝達シート3に誘起された電界を検出してデータを読み取るための設置端末用トランシーバ4が示されている。また、携帯端末2に接続されてデータを電界伝達シート3に誘起し、かつ、電界伝達シート3に誘起された電界を検出してデータを読み取るための携帯端末用トランシーバ1が示されている。
また、図2に示すのは、本発明の第1の実施の形態に係る携帯端末用トランシーバ1の構成図である。この構成図においては、携帯端末用トランシーバ1が上下どちらを向いているのかを検知するための状態検知部8と、状態検知部8からの信号を受けて開閉を行うSW10と、携帯端末用トランシーバ1が電界伝達シート3に置かれたときの振動を検出し、携帯端末用トランシーバ1の送信回路16と受信回路12とを起動する信号を発生する振動センサ7および信号処理部9と、振動を検出したり相手からの信号が途絶えたときに開閉を行うSW11と、が示されている。また、携帯端末2と、電池19と、携帯端末2とデータ通信を行うためのI/O回路6と、送受信電極17と、絶縁体18も示されており、受信回路12には、波形整形部13と、信号処理部14と、電界検出光学部15とが含まれている。
図2を参照して、状態検知部8は携帯端末用トランシーバ1の上下方向を読取る手段であり、図1に示すように携帯端末用トランシーバが電界伝達シート3に接して下側になっているときに、スイッチSW10がオンになる。また、振動センサ7は携帯端末用トランシーバ1を接続した携帯端末2が電界伝達シート3に置かれたときに発生する振動を検知する。
次に、設置端末用トランシーバ4のブロック図を図3に示し、携帯端末用トランシーバ1と設置端末用トランシーバ4のそれぞれの動作のフローチャートをそれぞれ図4と図5に示す。本実施の形態では、携帯端末用トランシーバ1が電界伝達シート3上に置かれた時に携帯端末用トランシーバ1の電源が入るが、これが通信のために置かれたのかを設置端末用トランシーバ4との信号のやり取りで確認する。確認するための信号を送信した後、一定時間内に信号が返ってくるか否かで、相手がいるのかを確認している。以下で詳細な動作を説明する。
まず、図4を参照する。携帯端末用トランシーバ1を電界伝達シート3の上に置こうとして送受信電極17を下に向けると、状態検知部8が上下方向の状態を読取って検知し、振動センサ7と信号処理部9に電源が入る(ステップS1)。この後、電界伝達シート3に置いた時の振動を振動センサ7が検知すると(ステップS2)、SW11をオンにしてトランシーバの送信回路16と受信回路12に電池19から電源が供給される(ステップS3)。
次に、設置端末5との間で通信を開始するために携帯端末2はI/O回路6を介して送信回路16により通信準備信号を設置端末5へ送信して、設置端末5が内蔵する図示しない携帯端末用のタイマt1をリセットした後に通信をスタートさせる(ステップS4)。
一方、設置端末用トランシーバ4では受信側の電源を常に入れておき、携帯端末2から送信される通信準備信号を受信し通信の準備を行った後に、準備完了信号を携帯端末用トランシーバ1へ送信する(ステップS5、S6)。携帯端末用トランシーバ1を介して携帯端末2から準備完了信号がT1以内に返ってきた場合には、タイマーt1をリセットし通信を行う(ステップS7、S8、S9、S15、S16)。
携帯端末用トランシーバ1が送受信するたびに設置端末5の携帯端末用のタイマをリセットするが、ある時間T2以内に送信受信とも行わなかった場合には(ステップS10)、確認信号を送信してタイマーt1をリセットする(ステップS11)。設置端末用トランシーバ4から返答信号がある時間T3以内に返ってきた場合には(ステップS13)、再びタイマーt1をリセットして送信および受信を行う。T3以内に返答信号が返ってこなかった場合ではSW11をオフにして(ステップS14)、状態検知部8がオンかどうかの判定に戻る。状態検知部8がオンである場合は、携帯端末2を手で軽くたたくなどすれば、また通信準備信号を送信するステップS1から再開される。
次に、図5を参照する。設置端末用トランシーバ4では携帯端末2から送信された通信準備回信号を受信すると(ステップS20)、準備完了信号を送信した後(ステップS21)、タイマーt2をリセットしタイマーをスタートさせる(ステップS22)。この後、受信の動作を行い(ステップS23)、確認信号を受信したら(ステップS26)、返答信号を送信し(ステップS28)、あるいは受信しなかった場合は受信処理(ステップS27)されてステップS22へ戻る。また、設置端末用トランシーバ4から送信を携帯端末2へ行う(ステップS24、S29)。しかし、T4以上の何の通信も行われなければ(ステップS25)、待機状態へ移行し(ステップS30)、再び通信準備信号を受信するまで待機し続ける(ステップS20)。
図6に、状態検知部8とスイッチSW10を示す。携帯端末用トランシーバ1の筐体内では回路基板33が支柱34で固定されている。この回路基板33に配置された輪状の電極30と、この輪状の電極30の孔に挿通された止め具31との組み合わせが状態検知部8に相当し、重力により輪状の電極30が上下方向に移動する。
輪状の電極30と電池32のプラス端子をプラス端子リード線35で接続する。回路基板33上の輪状の電極30の下には、図7に参照されるように、電源用プラス電極37が配置されている。この輪状の電極30と電源用プラス電極37とが接触することにより、電池32から回路基板33へ電源が供給される。なお、回路基板33の図示しない電源用のマイナスラインと電池32のマイナス電極とはマイナス端子リード線36で接続されている。
このような輪状の電極30と止め具31との組み合わせで構成された状態検知部8の一つの例では、図6の(a)に示すように送受信電極17を下向けにした場合、輪状の電極30は回路基板33上の電源用プラス電極37に接触して電源が入る。逆に送受信電極17を図6の(b)に示すように上向けにした場合では、輪状の電極30は重力により止め具31の上端に移動するので電源が切れる。このようにして携帯端末用トランシーバ1が上下どちらの方向に向いているかを検知して電源を入れる。こうした構成の状態検知部8では動作に電力は必要でないため、無動力で常に状態を監視することができる。この結果、送受信電極17が上を向いている場合では携帯端末用トランシーバ1の消費電力はゼロになる。
図8に、状態検知部8とスイッチSW10を実施する場合に係る、本発明の第2の実施の形態を示す。この第2の実施の形態においては、重力を利用した第1の実施の形態による状態検知部8とスイッチSW10とは異なる別の構成例である。
接点42、43を対向させて側面に貼り付けた容器41の中に導電性の液体44と空気を入れる。導電性の液体44としては、たとえば水銀などを用いてもよい。容器41の接点42、43側に液体44がある場合には、電気的に接点42と接点43が導通するためトランシーバ回路46に電池45から電源が供給される。液体44が接点42、43が配置された側と反対側にある場合には、電源の供給が切れる。図8においては、接点42と接点43をどちらも容器41の内側面に配置した例を示しているが、この配置に限定されること無くどちらか一方の接点を容器41の内側面に貼り付けたり、あるいは内側面に両方の接点42、43を離間して貼り付けてもよい。
また、容器41の中に入れる物は導電性と流動性を有するものであれば、液体だけでなく粉末や粒状の物体、例えば小さな金属球でもよい。さらに、接点42、43の間の絶縁性を保つための媒質は、空気に限らない。たとえば絶縁性を有し、かつ接点42、43を接続するための導電性の物体と混合しない性質を有すれば十分であり、小さな金属球を使用するのであれば有機溶媒を用いて絶縁性を保ってもよい。
図9の(a)〜(c)に、状態検知部8とスイッチSW10を実施する場合に係る、本発明の第3の実施の形態を示す。図9の(a)に参照されるように、容器57の内部に磁石56が入れられており、その磁石56上面には図9の(c)に示すように電極60が配置されている。また、容器47の内側の上面には図9の(b)に示すように、プラス端子のプラス電極58とマイナス端子のマイナス電極59が配置されている。設置端末用トランシーバ4では、電界伝達シート51の下に磁石53が複数で設置されている。携帯端末用トランシーバ50を電界伝達シート51の上に置くと、筐体52に配置された磁石52と磁石56の同極同士が反発し、携帯端末用トランシーバ50の磁石56が重力に逆らい容器57の上面に浮上して移動する。この結果、プラス端子58とマイナス端子59の両端子が電極60に共に接触して接続され、トランシーバ回路54に電池55から電力が供給される。なお、磁石53は永久磁石を用いてもよく、あるいは電磁石を用いてもよい。さらに、この図9に示す構成と図6または図8に示した構成を併用すれば、誤動作で電源が入る可能性が小さくなり低消費電力化され、利用者は自然な振る舞いで設置端末5と携帯端末2を接続/切断でき、かつ携帯端末用トランシーバ1の低消費電力化が可能となる。
図10に、本発明にかかる第4の実施形態における携帯端末用トランシーバ70のブロック図を示す。第1の実施の形態では、確認信号を送って通信の相手がいるかどうかを確認していたのに対し、この第4の実施の形態では、交流信号を常に送受して通信の相手がいるかどうかを確認する構成を備えている。なお、図11には設置端末96用の設置端末用トランシーバ95のブロック図を示す。
図10に示す第4の実施の形態の構成では、携帯端末用トランシーバ70と、携帯端末71と、携帯端末用トランシーバ70と携帯端末にそれぞれ電源を供給するための電池72とが示されている。また、携帯端末71と携帯端末用トランシーバ70とは、I/O回路73を介して互いに通信が可能になっている。携帯端末用トランシーバ70は、自身が上下どちらを向いているのかを検知する状態検知部76と、状態検知部76からの信号を受けて開閉を行うSW77と、信号処理部79からの信号を受けて送信回路83および受信回路87の電源をオン/オフするSW82と、設置端末用トランシーバ95とリンクされているか否かを検出する検出器89と、搬送波でもあり設置端末用トランシーバ95とのリンク信号ともなる交流信号を出力する発振器84と、発振器84から出力される周波数f1の信号を通過させ、設置端末用トランシーバ95が備える発振器106から発振される周波数f2の信号を遮断するノッチフィルタ86と、を有している。さらに、振動を検出するための振動センサ78と、信号処理部79が備えるワンショットマルチ80と、OR回路81と、送信回路83が備える変調回路85と、受信回路87が備える波形整形部88と、復調回路90と、信号処理部91と、電界検出光学部92とが示され、さらに送受信電極74と、絶縁体75とが示されている。
また、図11には、この第4の実施の形態における設置端末用トランシーバ95の構成図が示されており、設置端末96と、設置端末用トランシーバ95と、設置端末96と設置端末用トランシーバ95へ電源を提供するためのAC電源97と、電界伝達シート99とが示されている。さらに、携帯端末用トランシーバ95とリンクされているか否かを検出する検出器103と、検出器103からの信号を受けてオン/オフするためのSW105と、搬送波でもあり携帯端末用トランシーバとのリンク信号でも交流信号を出力する発振機106と、周波数f2の信号を通過させ、周波数f1の信号を遮断するノッチフィルタ108と、変調回路107と、I/O回路98と、電界検出光学部100と、信号処理部101と、復調回路102と、波形整形部104とが示されている。
図10と図11とを参照して、携帯端末用トランシーバ70を電界伝達シート99の上に置こうとして送受信電極74を下向けにすると、状態検知部76が上下方向の状態を検知してSW77をオンにして、振動センサ78と信号処理部79へ電源を供給する。この後に、電界伝達シート99に携帯端末用トランシーバ70を置いた際に生じる振動を振動センサ78が検知すると、振動センサ78から出力されたパルス信号がワンショットマルチ80とOR回路81で処理されてSW82をオンにし、携帯端末用トランシーバ70の送信回路83と受信回路87に電源が供給される。
次に、設置端末96に通信を開始するために、発振器84から出力される周波数f1の信号を変調回路85で変調せずに通信準備信号として送信する。設置端末用トランシーバ95では周波数f1の信号が電界検出光学部100と信号処理部101を通って検出器103に入り、検出器103から信号が出力される。この信号を受けて、設置端末用トランシーバ95からは周波数f2の信号を変調せずに携帯端末用トランシーバ70に送信する。携帯端末用トランシーバ70ではこの信号を検出器89で検出し、検出器89から信号を出力する。この信号のOR回路81への入力がワンショットマルチ80の時定数T1以内であれば、SW82はオンの状態を保つことができ、従って携帯端末用トランシーバ70と設置端末用トランシーバ95との間でリンクが確立する。リンクが確立すると携帯端末71と設置端末96との間でデータの送受信を開始する。
なお、この送受信において、携帯端末用トランシーバ70と設置端末用トランシーバ95のどちらかの交流信号が途切れると、途切れた側の相手側の送信回路もしくは送受信回路の両方の電源が切れるので、互いの交流信号が途切れることになり通信を行わない待機状態に入る。状態検知部76がオンである場合、携帯端末71を手で軽くたたくなどして振動を与えれば、また通信準備信号を送信するところから再開される。
携帯端末用トランシーバ70のノッチフィルタ86では、周波数f2の信号が減衰せずに電界検出光学部92に入力され、かつ周波数f1の信号は減衰せずに出力されることを意図として、周波数f2では高インピーダンスとなり、周波数f1では低インピーダンスとなるように設計されている。一方、設置端末96では逆に周波数f1で高インピーダンスとなり、かつ周波数f2では低インピーダンスとなることを意図した設計がなされている。
また、携帯端末用トランシーバ70の検出器89で周波数f1の信号を検出しないために、検出器89には周波数f1の信号を遮断するための図示しないフィルタを内蔵している。同様の理由で、設置端末用トランシーバ95の検出器103には周波数f2の信号を遮断するための図示しないフィルタが内蔵されている。
また、状態検出部76には既に説明した第1の実施形態と同様の、電力を必要としない図6や図8や図9に示した構成のものを用いてもよい。これにより無電力で常に携帯端末用トランシーバ70の状態を監視することができ、送受信電極74が上を向いている場合では携帯端末用トランシーバ70の消費電力はゼロになる。また、携帯端末用トランシーバ70では、消費電力の大きい送信回路83や受信回路87の電源供給が通信をしているときにのみオンになるので、このため電池72への1回の充電で使用できる時間が従来の常に電源をオンにする構成に比べ長くなる。このように、携帯端末71を利用する使用者は、特に特別な動作をすることなく自然な振舞いで設置端末96と携帯端末71を接続/切断でき、かつ低消費電力化も可能となる。
図12は、本発明の第5の実施の形態における携帯端末用トランシーバ110の構成図を示し、電池112と、携帯端末111とが共に示されている。この携帯端末用トランシーバ110は、待機状態では設置端末用トランシーバ130に待機状態用振動を送り通信前には通信要求用振動を送る振動発生部118と、携帯端末用トランシーバ110が上下どちらを向いているのかを検知する状態検知部116と、状態検知部116からの信号を受けて開閉を行うSW117と、携帯端末用トランシーバ110が置かれたときの振動を検出し、携帯端末用トランシーバ110の送信回路122および受信回路127を起動する信号を発生する振動センサ119と信号処理部120と、振動を検出したり相手からの信号が途絶えたときに開閉を行うSW121と、SW123と、受信回路127に備わる電界検出光学部124と、信号処理部125と、波形整形部126とが示され、さらに、送受信電極114と、絶縁体115と、I/O回路113とが示されている。
また、図13には第5の実施の形態における設置端末用トランシーバ130の構成図が示され、さらにAC電源132と、設置端末131と、電界伝達媒体143とが示されている。設置端末用トランシーバ130は、待機状態では設置端末用トランシーバ130に待機状態用振動を送り通信前には通信要求用振動を送る振動発生部140と、設置端末131とデータの通信を行うI/O回路133と、振動を検出する振動センサ141と、信号処理部142と、AC電源132の供給をオン/オフするSW134と、送信回路135と、SW136と、電界検出光学部137と、信号処理部138と、波形整形部139とを備えている。
また、図14には第5の実施の形態による携帯端末用トランシーバ110を用いた設置端末131と携帯端末111との接続状態が示されている。また、設置端末131に接続されデータを電界伝達シート143に誘起し、電界伝達シート143に誘起された電界を検出してデータを読み取る設置端末用トランシーバ110と、携帯端末111に接続されデータを電界伝達シート143に誘起し、電界伝達シート143に誘起された電界を検出してデータを読み取る携帯端末用トランシーバ110とが示されている。
図12、図13、図14を参照して、本発明の第5の実施の形態について以下に説明する。本実施の形態においては、振動を送受する構成を付加し、振動による通信で待機状態と通信状態を制御するものである。この実施の形態では、図14に示すように設置端末用トランシーバ130の上面に電界伝達シート143が配置されている。携帯端末用トランシーバ110と設置端末用トランシーバ130のそれぞれの振動発生部118、140からは、通信要求用と待機状態用の2種類の振動を発生している。この2種類の振動の区別は周波数または波形で行う。振動センサ119後段の信号処理部120や、振動センサ141の後段の信号処理部142でこれらの2種類の振動を区別する信号処理を行い、通信要求用と待機状態用の2種類の振動のうちのどちらが検知されたのかを携帯端末111や設置端末131に通知する。
こうした一連の動作を、図15と図16に示すフローチャートを用いて説明する。携帯端末用トランシーバ110を電界伝達シート143の上に置こうとすると、携帯端末用トランシーバ110の状態検知部116が作動して、携帯端末用トランシーバ110のSW117がオンになる(ステップS40)。携帯端末用トランシーバ110が電界伝達シート143に置かれたときの振動を検知した後、携帯端末用トランシーバ110から設置端末用トランシーバ130へ振動発生部118から通信要求用振動が送られる。また、携帯端末111の内部に備わる図示しないタイマが作動して、タイマをリセットしてt1=0とし、タイマt1よりスタートする(ステップS41)。
一方、設置端末用トランシーバ130では、携帯端末用トランシーバ110からの通信要求用振動を振動センサ141が検出すると(ステップS42)SW134をオンにし、今度は設置端末用トランシーバ130から携帯端末用トランシーバ110へ通信要求用振動が送り返される(ステップS44)。なお、ステップS42で振動が検知されず、t1>T1(T1は予め定めた待機時間)の条件が揃うと、再びステップS40の初期状態に戻り、揃わなければ振動検知を続ける(ステップS43)。携帯端末用トランシーバ110では、時間T2(T2は予め定めた待機時間)までに設置端末用トランシーバ130からの通信要求用振動を検出すると、SW121をオンにして設置端末用トランシーバ130と通信を開始する。
この通信の開始は、ステップS44にて通信開始用振動が発生されると同時に、携帯端末111内に備わる図示しないタイマのリセットが行われ、t1=0の状態からタイマt1がスタートする。このタイマt1のスタート後において、設置端末用トランシーバ130の振動発生部140からの通信用振動の検出が行われると(ステップS45)、SW121がオンになり、タイマt1が再びリセットされてt1=0となりタイマt1が再スタートする(ステップS47)。なお、振動検知がステップS45で行われず、タイマt1>T2となると初期状態のステップS40へ制御が戻る(ステップS46)。
ステップS47の後、携帯端末111と設置端末131との間で通信が行われ、信号を受信すると(ステップS48)、受信処理が実行され(ステップS51)、信号を送信すると(ステップS49)、送信処理が実行される(ステップS52)。
携帯端末用トランシーバ1と設置端末用トランシーバ4はある一定期間T3(T3は予め定めた待機時間)だけ通信を行わなかった場合(ステップS50)、SW121をオフにして待機状態に入る(ステップS53)。振動発生部118にて待機状態用振動を発生させ(ステップS56)、携帯端末111の内部に備わる図示しないタイマをリセットしt1=0としてタイマt1をスタートさせる(ステップS54)。振動センサ119では常に振動検出を行い(ステップS55)、t1>T3の条件が揃うと再びステップS40の初期状態に戻り、揃わないうちは設置端末131からの通信要求を待ちつづける(ステップS59)こうして、待機状態では交互に振動を発生、検知して互いに相手が離れていないことを確認する。待機状態から通信状態に移るには、通信の要求があったほうから通信要求用振動が発生され(ステップS58)、他方がこれを検出し通信要求用振動を返すと通信が開始される。なお、携帯端末111が電界伝達シート143から離れると、機械的な接触が解消されるので待機状態用振動が検出されなくなり、初期の状態に戻る。
また、図16に示すように、設置端末131側では携帯端末用トランシーバ110の振動発生部118から発せられる通信要求用振動を検出するために待機している(ステップS60)。通信要求用振動が検知されるとSW134をオンにしてAC電源132から電源を送信回路135と電界検出光学部137と信号処理部138と波形整形部139などの受信回路へ供給する。同時に、振動発生部140で通信用振動を発生しつつ、携帯端末用トランシーバ110からの呼応する振動を待機する(ステップS61)。
次に、設置端末131が備える図示しないタイマt2をリセットしてt2=0とし、タイマt2をスタートさせる(ステップS62)。通信を開始し、信号の受信をすると(ステップS63)、受信処理(ステップS64)が実行され、信号の送信をすると(ステップS65)、送信処理(ステップS66)が実行される。この一連の通信はタイマt2がt2>T3(T3は予め定めた待機時間)とならないうちは実行されつづける。また、t2>T3の条件が揃うとSW134がオフになり電源が切れる(ステップS68)。
この後に、通信要求用振動の検出を行うために待機状態になる(ステップS69)。待機状態用振動が携帯端末用トランシーバ110から発振されている間は待機状態で再びステップS69へ制御が戻る(ステップS70)。また、待機状態用振動が検出されなくなると、通信要求の有無を判断し(ステップS71)、通信要求が無ければタイマt2>T4(T4は予め定めた待機時間)になるまで待機した後に初期状態のステップS60へ制御が戻る(ステップS72)。
また、ステップS71にて通信要求が確認されると、SW134のスイッチがオンになり、通信用振動が発生され、タイマt2がリセットされてt2=となった後にタイマt2がスタートする(ステップS73)。この後、振動検出が行われ(ステップS74)、振動が検出されたならばステップS62へ制御を戻し、検出されなければタイマt2>T5(T5は予め定められた待機時間)となるまで振動検出が持続される(ステップS75)。
本発明の通信システムの第1の実施の形態に係る、全体構成を説明するための構成図を示す。 本発明の通信システムの第1の実施の形態に係る、携帯端末用トランシーバの構成図を示す。 本発明の通信システムの第1の実施の形態に係る、設置端末用トランシーバの構成図を示す。 本発明の通信システムの第1の実施の形態に係る、携帯端末用トランシーバの動作を示したフローチャートを示す。 本発明の通信システムの第1の実施の形態に係る、設置端末用トランシーバの動作を示したフローチャートを示す。 本発明の通信システムの第1の実施の形態に係る、状態検知部の構成を説明するための構成図を示す。 本発明の通信システムの第1の実施の形態に係る、状態検知部の構成を説明するための拡大図を示す。 本発明の通信システムの第2の実施の形態に係る、状態検知部の構成を説明するための構成図を示す。 本発明の通信システムの第3の実施の形態に係る、状態検知部の構成を説明するための構成図を示す。 本発明の通信システムの第4の実施の形態に係る、携帯端末用トランシーバの構成図を示す。 本発明の通信システムの第4の実施の形態に係る、設置端末用トランシーバの構成図を示す。 本発明の通信システムの第5の実施の形態に係る、携帯端末用トランシーバの構成図を示す。 本発明の通信システムの第5の実施の形態に係る、設置端末用トランシーバの構成図を示す。 本発明の通信システムの第5の実施の形態に係る、全体構成を説明するための構成図を示す。 本発明の通信システムの第5の実施の形態に係る、携帯端末用トランシーバの動作を示したフローチャートである。 本発明の通信システムの第5の実施の形態に係る、設置端末用トランシーバの動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 携帯端末用トランシーバ
2 携帯端末
3、51 電界伝達シート
4 設置端末用トランシーバ
5 設置端末
6 I/O回路
7 振動センサ
8、40 状態検知部
9 信号処理部
10、11、23 SW
12 受信回路
13、27 波形整形部
14、26 信号処理部
15、25 電界検出光学部
16、24 送信回路
17 送受信電極
18 絶縁体
19、32 電池
20 I/O回路
21 設置端末
22 AC電源
30 輪状の電極
31 止め具
33 回路基板
34 支柱
35、47 プラス端子リード線
36、48 マイナス端子リード線
37 電源用プラス電極
41 容器
42、43 接点
44 導電体
45、55 電池
46、54 トランシーバ回路
49 給電リード線
50 トランシーバ
52 筐体
53、56 磁石

Claims (6)

  1. 送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起し、この誘起した電界を用いて情報
    の送信を行う一方で、前記電界伝達媒体に誘起された受信すべき情報に基づく電界を受信
    することによって情報の受信を行う構成を備えたトランシーバ同士において相互に通信を
    行うための通信システムであって、
    前記通信システムは移動可能な第1のトランシーバと、設置して使用される第2のトラ
    ンシーバとの組み合わせによって構成されて前記通信を行い、
    前記第1のトランシーバは、
    所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した
    前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、
    前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信
    を行う送受信電極と、
    前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電
    界検出手段と、
    前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力
    する復調手段と、
    前記通信のための電力を得る電源と、
    前記第1のトランシーバの姿勢状態を検知するための状態検知部と、
    前記状態検知部が検知した前記姿勢状態に応じて起動して前記第1のトランシーバに生じた振動を検知するための振動検知部と、
    検知した前記振動に基づいて前記電源と接続する電源スイッチと、
    前記第2のトランシーバへ前記通信の準備が開始されたことを知らせるための通信準備
    開始信号を生成する準備信号生成手段と、
    前記通信準備開始信号の送信と共にリセットされて計時がスタートし、かつ前記通信に
    おける送受信の度にリセットとスタートを繰り返す第1のタイマと、
    前記第1のタイマの計時結果を予め設定された時間と比較して前記通信の継続もしくは
    停止の判定を行う判定手段と、
    を備え、
    前記第2のトランシーバは、
    所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した
    前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、
    前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信
    を行う送受信電極と、
    前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電
    界検出手段と、
    前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力
    する復調手段と、
    前記第1のトランシーバから送信された通信準備開始信号に呼応して通信準備完了信号
    を返信する準備完了信号返信手段と、
    前記通信準備開始信号の受信と共にリセットされて計時がスタートする第2のタイマと

    前記第2のタイマの計時結果を予め設定された時間と比較して前記通信の継続もしくは
    停止の判定を行う判定手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起し、この誘起した電界を用いて情報
    の送信を行う一方で、前記電界伝達媒体に誘起された受信すべき情報に基づく電界を受信
    することによって情報の受信を行う構成を備えたトランシーバ同士において相互に通信を
    行うための通信システムであって、
    前記通信システムは移動可能な第1のトランシーバと、設置して使用される第2のトラ
    ンシーバとの組み合わせによって構成されて前記通信を行い、
    前記第1のトランシーバは、
    所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した
    前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、
    前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信
    を行う送受信電極と、
    前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電
    界検出手段と、
    前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力
    する復調手段と、
    前記通信のための電力を得る電源と、
    前記第1のトランシーバの姿勢状態を検知するための状態検知部と、
    前記状態検知部が検知した前記姿勢状態に応じて起動して前記第1のトランシーバに生じた振動を検知するための振動検知部と、
    検知した前記振動に基づいて前記電源に接続する電源スイッチと、
    前記第2のトランシーバに前記通信が可能なことを知らせるための周波数f1の信号f
    1を生成するf1信号生成手段と、
    前記第2のトランシーバからの信号入力と前記信号f1とが共に入力されつづけている
    ことを条件として前記通信を継続する通信継続手段と、
    を備え、
    前記第2のトランシーバは、
    所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した
    前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、
    前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信
    を行う送受信電極と、
    前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電
    界検出手段と、
    前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力
    する復調手段と、
    前記第1のトランシーバへの入力信号である周波数f2の信号f2であって前記信
    号f1が継続して入力されつづけていることを条件として前記信号f2を送信するf2信
    号生成手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  3. 送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起し、この誘起した電界を用いて情報
    の送信を行う一方で、前記電界伝達媒体に誘起された受信すべき情報に基づく電界を受信
    することによって情報の受信を行う構成を備えたトランシーバ同士において相互に通信を
    行うための通信システムであって、
    前記通信システムは移動可能な第1のトランシーバと、設置して使用される第2のトラ
    ンシーバとの組み合わせによって構成されて前記通信を行い、
    前記第1のトランシーバは、
    所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した
    前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、
    前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信
    を行う送受信電極と、
    前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電
    界検出手段と、
    前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力
    する復調手段と、
    前記通信のための電力を得る電源と、
    前記第1のトランシーバの姿勢状態を検知するための状態検知部と、
    前記状態検知部が検知した前記姿勢状態に応じて起動して前記第1のトランシーバに生じた振動を検知するための振動検知部と、
    検知した前記振動に基づいて前記電源に接続する電源スイッチと、
    前記第2のトランシーバに前記通信が可能なことを知らせるための通信要求用の振動を
    発生させるための第1の通信要求用振動発生手段と、
    前記第2のトランシーバに前記通信の開始を待機していることを知らせるための待機状
    態用の振動を発振するための第1の待機状態用振動発生手段と、
    前記通信要求用振動の発振と共にリセットされて前記通信の停止と共に計時がスタート
    する第1のタイマと、
    前記第1のタイマの計時結果を予め設定された時間と比較した結果に基づいて前記待機
    状態用振動の発振を行う第1の待機状態判定手段と、
    を備え、
    前記第2のトランシーバは、
    所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した
    前記送信すべき情報に係る変調信号を送信する送信手段と、
    前記送信すべき情報に基づく電界の誘起および前記受信すべき情報に基づく電界の受信
    を行う送受信電極と、
    前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換する電
    界検出手段と、
    前記電界検出手段で変換した電気信号から搬送波と復調信号とを生成し、それぞれ出力
    する復調手段と、
    前記第1のトランシーバに前記通信が可能なことを知らせるための通信要求用の振動を発生させるための第2の通信用振動発生手段と、
    前記通信用振動の発振と共にリセットされて前記通信の停止と共に計時がスタートする第2のタイマと、
    前記第2のタイマの計時結果を予め設定された時間と比較した結果に基づいて前記待機状態用振動の検出を行う第2の待機状態判定手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 前記状態検知部は、
    前記電源が有する電力供給のための陽極端子と陰極端子の2つの端子のうちのいずれか
    一方の端子と接続し重力に応じて移動自在に配置された第1の電極と、および他方の端子
    と接続し不動に配置された第2の電極と、
    前記第1の電極の移動範囲を規制するために当該第1の電極と係合して配置された止め
    具と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 前記状態検知部は、
    前記電源が有する電力供給のための陽極端子と陰極端子の2つの端子にそれぞれ接続さ
    れた2つの電極と、
    2つの前記電極を内腔に離間して露出配置し密閉した容器と、
    前記内腔に封入されて前記端子間を接続/切断するための導電性の流動体と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信システム。
  6. 前記状態検知部は、
    前記電源が有する電力供給のための陽極端子と陰極端子の2つの端子にそれぞれ接続さ
    れた2つの電極と、
    2つの前記電極を内腔に離間して露出配置した容器と、
    前記内腔に移動自在に挿入され前記電極に面した位置に導体が設けられた第1の磁石と

    前記第1の磁石と同極同士で反発する位置に配置され前記第2のトランシーバ内に設け
    られた第2の磁石と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信システム。
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