JP2017009923A - 画像形成装置 - Google Patents

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真一 田嶋
Shinichi Tajima
真一 田嶋
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Abstract

【課題】ユーザーの利便性の向上を図りながら、省電力化を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、判別部72と、判断部73と、ステープル機構制御部74とを備える。判別部72は、受け付け部71によりステープル機構の作動の要求を受け付ければ、画像形成装置が、所定の電圧により画像形成部の作動を待機する第一のモード、または所定の電圧よりも低い電圧により画像形成部の作動を待機する第二のモードのいずれかで待機中かを判別する。判断部73は、判別部72により第二のモードで待機中であると判別されれば、第二のモード下でステープル機構を作動させて用紙にステープル処理を行うことができるか否かを判断する。ステープル機構制御部74は、判断部73により、ステープル処理を行うことができると判断されれば、第二のモード下でステープル機構を作動させるよう制御する。
【選択図】図3

Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
複合機等に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、画像形成部に備えられる感光体に対して読み取った画像を基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に現像剤を供給して可視画像とした後、用紙に転写して定着させ、装置外に排出する。
画像形成装置には、画像形成の有無に関わらず、複数の用紙の端部を綴じるオフライン形式のステープル機構を備えるものがある。ユーザーは、画像形成装置における画像形成を行わない場合でもステープル機構を使用することがある。すなわち、ユーザーは、画像形成を行うことなく、画像形成装置が設置されている場所に赴き、ステープル機構を作動させて、複数の用紙に対してステープル処理を行うことがある。ステープル機構を備える画像形成装置が、特開2010−275027号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2010−275027号公報
画像形成装置については、即時に画像形成を行わない状況で待機する省エネモードと、即時に画像形成を行うことができる状況で待機するスタンバイモードとがある。省エネモードで待機する際の消費電力は、スタンバイモードで待機する際の消費電力よりも小さい。画像形成装置の有する各機能を利用する際には、基本的に省エネモードから一旦スタンバイモードに移行してから、画像形成等を行う。
ここで、ユーザーが画像形成を行わずにステープル機構を利用する場合、常に省エネモードからスタンバイモードに移行することになると、省電力化の観点から好ましくない。特に昨今は、スタンバイモードから省エネモードへの移行時間が短くなっている。このような構成では、複数回のステープル処理を行う際に、その都度モードを移行する時間を要することとなり、ユーザーの利便性を損なうことにもなりかねない。なお、上記した特許文献1に開示の技術では、対応することができない。
この発明の目的は、ユーザーの利便性の向上を図りながら、省電力化を図ることができる画像形成装置を提供することである。
この発明の一の局面においては、画像形成装置は、画像を形成する画像形成部、および用紙に対してステープル処理を行うステープル機構を備える。画像形成装置は、受け付け部と、判別部と、判断部と、ステープル機構制御部とを備える。受け付け部は、ステープル機構の作動の要求を受け付ける。判別部は、受け付け部によりステープル機構の作動の要求を受け付ければ、画像形成装置が、所定の電圧により画像形成部の作動を待機する第一のモード、または所定の電圧よりも低い電圧により画像形成部の作動を待機する第二のモードのいずれかで待機中かを判別する。判断部は、判別部により第二のモードで待機中であると判別されれば、第二のモード下でステープル機構を作動させて用紙にステープル処理を行うことができるか否かを判断する。ステープル機構制御部は、判断部により、ステープル処理を行うことができると判断されれば、第二のモード下でステープル機構を作動させるよう制御する。
このような画像形成装置によると、画像形成を行わずにステープル処理を行う際、第二のモード下でステープル処理を行うことができると判断されれば、第二のモード下でステープル機構を作動させるよう制御する。そうすると、判断部による判断結果に応じて、比較的低電力な第二のモード下で、ステープル処理を行うことができる。したがって、ユーザーの利便性の向上を図りながら、省電力化を図ることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す図である。 図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 操作部の構成を示す図である。 画像形成部の構成を示す図である。 ステープル機構の構成を示す図である。 この発明の一実施形態に係る複合機を用いてステープル機構によりステープル処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。 操作部の表示画面の一例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す図である。図2は、図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。
図1〜図2を参照して、この発明の一実施形態に係る画像形成装置としての複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、ステープル機構61と、データを記憶する記憶部としてのハードディスク16と、ファクシミリ通信部17と、ネットワーク25と接続するためのネットワークインターフェース部18とを備える。
複合機11には、画像形成部15を作動させる前の待機のモードとして、画像形成の要求を受け付けた際に、即時に画像形成部15による画像形成を行うことができる第一のモードと、画像形成の要求を受け付けた際に、一旦第一のモードに移行して、所定の時間経過後に画像形成部15による画像形成を行うことができる第二のモードとがある。複合機11は、基本的には第一のモードまたは第二のモードで待機している。第一のモードは、スタンバイモードやレディモードと呼ばれるものである。第二のモードは、省エネモードやスリープモードと呼ばれるものである。第一のモード下では、例えば、共に後述する熱ローラー52および圧ローラー53を高温に維持しておく必要があるため、消費電力が比較的高くなる。一方、第二のモード下では、熱ローラー52および圧ローラー53を高温に維持しておく必要がないため、消費電力が比較的低い。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する表示画面21を含む。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフを入力させる。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)22を含む。画像読み取り部14は、ADF22または不図示の載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。用紙セット部19は、手差しで用紙をセットする手差しトレイ28やサイズの異なる複数枚の用紙Pを収納可能な給紙カセット群29を含む。用紙セット部19には、画像形成部15に供給する用紙Pがセットされる。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像やネットワーク25を介して送信された画像データを基に、搬送されてきた用紙Pに画像を形成する。画像形成部15により画像を形成された用紙Pは、排出トレイ30に排出される。ハードディスク16は、送信された画像データや入力された画像形成条件等の格納を行う。ファクシミリ通信部17は、公衆回線24に接続されており、ファクシミリ送信やファクシミリ受信を行う。
なお、複合機11は、画像データの書き出しや読み出しを行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)等を備えるが、これらについては、図示および説明を省略する。また、図2中の矢印は、制御信号や制御、画像に関するデータの流れを示している。なお、図1に示すように、この実施形態においては、給紙カセット群29は、3つの給紙カセット23a、23b、23cから構成されている。
複合機11は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを用いて画像形成部15において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、複合機11は、ネットワークインターフェース部18を通じて、ネットワーク25に接続されたコンピューター26a、26b、26cから送信された画像データを用いて、画像形成部15において画像を形成して用紙に印刷することにより、プリンターとして作動する。すなわち、画像形成部15は、要求された画像を印刷する印刷部として作動する。複合機11は、ファクシミリ通信部17を通じて、公衆回線24から送信された画像データを用いて、DRAMを介して画像形成部15において画像を形成することにより、また、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを、ファクシミリ通信部17を通じて公衆回線24に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。複合機11は、画像処理に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。さらに、各機能に対しても、詳細に設定可能な機能を有する。
この発明の一実施形態に係る複合機11を含む画像形成システム27は、上記した構成の複合機11と、ネットワーク25を介して複合機11に接続される複数のコンピューター26a、26b、26cとを備える。この実施形態においては、複数のコンピューター26a〜26cについては、3台示している。各コンピューター26a〜26cはそれぞれ、複合機11に対して、ネットワーク25を介して印刷要求を行って印刷をすることができる。
次に、制御部12の構成について説明する。図3は、制御部12の構成を示すブロック図である。図3を参照して、制御部12は、受け付け部71と、判別部72と、判断部73と、ステープル機構制御部74とを含む。
受け付け部71は、ステープル機構61の作動を受け付ける。判別部72は、受け付け部71によりステープル機構61の作動を受け付ければ、複合機11が、所定の電圧により画像形成部15の作動を待機する第一のモード、または所定の電圧よりも低い電圧により画像形成部15の作動を待機する第二のモードのいずれかで待機中かを判別する。判断部73は、判別部72により第二のモードで待機中であると判別されれば、第二のモード下でステープル機構61を作動させて用紙Pにステープル処理を行うことができるか否かを判断する。判断部73は、複数の用紙Pの枚数を算出する枚数算出部75を含む。ステープル機構制御部74は、判断部73により、ステープル処理を行うことができると判断されれば、第二のモード下でステープル機構61を作動させるよう制御する。
次に、上記した操作部13の構成について、さらに詳細に説明する。図4は、操作部13の構成を示す外観図である。図4を参照して、操作部13は、印刷部数等を入力させるための0〜9までの数字、および「*」や「#」の記号を入力させるテンキー31と、印刷の開始やファクシミリ送信の開始を指示させるスタートキー32と、複合機11の電源のオンまたはオフを入力させる電源キー33と、複合機11の有するプリンター機能やコピー機能等の選択を指示させるメニューキー34と、種々の画像形成の条件や使用ユーザーの登録を指示させる登録キー35と、テンキー31等を用いてユーザーにより入力された指示の内容をキャンセルさせるリセットキー36と、上記した表示画面21とを含む。表示画面21は、液晶のタッチパネル機能を有しており、ユーザーの指での押圧等により、表示画面21からも画像形成条件等を入力させると共に、機能の選択等を行うことができる。
次に、複合機11に備えられる画像形成部15の構成について、説明する。図5は、この発明の一実施形態に係る複合機11に含まれる画像形成部15の構成を示す図である。
図5を参照して、画像形成部15は、上記したように現像剤を用いて用紙Pに可視画像を形成する作像ユニット41を備える。図5中の二点鎖線で示す作像ユニット41は、その表面に静電潜像が形成される感光体42と、感光体42の表面を帯電させる帯電部43と、現像スリーブや複数の撹拌ローラーを含み、静電潜像が形成された感光体42の表面に現像剤を供給して可視画像を形成する現像器44と、転写チャージャーや分離チャージャーを含み、感光体42の表面上に形成された可視画像を、搬送されてきた用紙Pに転写する転写部45と、除電ローラーやクリーニングブレード等を含み、可視画像の用紙Pへの転写の後に感光体42の表面上に残った現像剤や残留電荷等を除去するクリーニング部46とを備える。
感光体42は、図5中の矢印Rの方向に回転する。画像形成部15は、帯電部43によって感光体42の表面を所定電位に帯電させる。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像データやコンピューター26a〜26cにより送信された画像データを基に不図示の露光部によって、所定電位に帯電した感光体42を露光することで、感光体42上に静電潜像を形成する。画像形成部15は、感光体42上に形成された静電潜像に対し、現像器44の現像スリーブから現像剤を供給して可視画像を形成する。以上のように、画像形成部15は、感光体42において、帯電、露光、現像、転写、クリーニングを繰り返して、搬送されてきた用紙Pにトナーによる可視画像を形成する。なお、作像ユニット41に着脱可能に設けられたトナーコンテナ(図示せず)により、現像によって消費されたトナーが随時現像器44に供給される。
画像形成部15は、作像ユニット41により用紙P上に形成された可視画像を用紙Pに定着させる定着装置51を備える。定着装置51は、一対のローラーとして、トナーを用紙Pに定着させる際に用紙Pを加熱する熱ローラー52と、図5中の矢印Rの方向に回転し、トナーを用紙に定着させる際に用紙Pを加圧する圧ローラー53とを含む。熱ローラー52の内方側には、二つのヒーター54a、54bが設けられている。これらヒーター54a、54bに適当なタイミングで通電を行うことにより、熱ローラー52および圧ローラー53を所定の温度に保つ。
なお、上記したように、第一のモード下においては、熱ローラー52および圧ローラー53は、即時に画像形成を行うことができるように、高温に維持されている。具体体には、熱ローラー52および圧ローラー53は、定着に必要な温度、例えば、160℃前後に維持されている。この場合、ヒーター54a、54bへの通電を頻繁に行うことにより、熱ローラー52および圧ローラー53は、比較的高温に保たれている。もちろん、この第一のモード下においては、消費電力は高くなる。具体的には、第一のモード下で消費される電力に対して供給される電圧は、複合機11全体として約24Vである。一方、第二のモード下においては、熱ローラー52および圧ローラー53は、第一のモード下における温度よりも低温に維持されている。具体的には、熱ローラー52および圧ローラー53は、例えば、120℃前後や80℃前後に維持されている。この場合、ヒーター54a、54bへの通電の間隔は長く、比較的低温に保たれている。第二のモード下においては、第一のモード下よりも、消費電力は低くなる。具体的には、第二のモード下で消費される電力に対して供給される電圧は、複合機11全体として約15Vである。
なお、画像形成部15には、作像ユニット41と定着装置51との間に設けられる搬送ベルト47、および複数の給紙ローラー48a、48b、48c、48d、48eが設けられている。例えば、手差しトレイ28にセットされた用紙Pは、給紙ローラー48a〜48eによって、用紙搬送路49a、49b、49c、49dを搬送され、排出トレイ30に排出される。また、給紙カセット23a〜23c内にセットされた用紙Pは、給紙ローラー48b〜48eによって、用紙搬送路49b〜49dを搬送され、排出トレイ30に排出される。用紙Pの搬送方向は、図5中の矢印Dの方向で示される。
複合機11は、用紙にステープル処理を行うステープル機構61を備える。ユーザーは、ステープル機構61により、複合機11で画像を形成した用紙Pであるか否かに関わらず、複数の用紙Pに対してステープル処理を行うことができる。すなわち、複数の用紙Pの端部や中央部を針によって綴じることができる。
図6は、ステープル機構61の構成を示す図である。図1〜図6を参照して、ステープル機構61は、操作部13の側部に設けられている。ステープル機構61には、上方部62と下方部63との間に用紙Pを挿入させる用紙挿入口64が設けられている。ステープル機構61は、用紙挿入口64に用紙Pが挿入されたことを検知する光学センサー66を含む。光学センサー66は、用紙挿入口64の奥に設けられている。
ユーザーは、用紙挿入口64に対して、矢印Dで示す方向に用紙Pを挿入する。この場合、ユーザーの要求する針で綴じる部分が奥側となるように、用紙挿入口64に用紙Pを挿入する。光学センサー66によって用紙Pの挿入を検知すると、ステープル機構61はステープル処理を行おうとする。すなわち、上記した受け付け部71は、光学センサー66により用紙挿入口64に複数の用紙Pの挿入が検知されれば、ステープル機構61の作動を受け付ける。この場合、複合機11の待機モードに応じて、ステープル機構61に電圧を供給して不図示のモーターを回転させて、ステープル処理を行おうとする。
ステープル機構61は、各モード下によって、ステープル機構61がステープル可能な上限の枚数が定められている。具体的には、例えば、ステープル機構61に供給される電圧が第一のモード下における24Vであれば、20枚の用紙Pまでステープル処理を行うことができる。一方、ステープル機構61に供給される電圧が第二のモード下における15Vであれば、10枚の用紙Pまでステープル処理を行うことができる。
次に、この複合機11を用いてステープル機構61により用紙Pのステープル処理を行う場合について説明する。図7は、この発明の一実施形態に係る複合機11を用いてステープル機構61によりステープル処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図1〜図7を参照して、ユーザーは、ステープル処理を行いたい用紙Pを準備する。そして、用紙Pを携えて、複合機11が設置されている箇所に赴く。その後、ステープル機構61により用紙Pのステープル処理を行おうとする。具体的には、複数枚の用紙Pの端部を用紙挿入口64に挿入する。そうすると、受け付け部71は、光学センサー66の出力を用いて用紙Pの挿入を検知して、ステープル機構61の作動の要求を受け付ける(図7において、ステップS11、以下、「ステップ」を省略する)。
次に、判別部72は、複合機11が、所定の電圧により画像形成部15の作動を待機する第一のモード、または所定の電圧よりも低い電圧により画像形成部15の作動を待機する第二のモードのいずれかで待機中かを判別する。この場合、複合機11は、いわゆる省エネモードである第二のモードで待機中であるとする(S12において、YES)。
そうすると、判断部73は、第二のモード下でステープル機構61を作動させて用紙Pにステープル処理を行うことができるか否かを判断する。この場合、枚数算出部75により、挿入された用紙Pの枚数を算出する(S13)。具体的には、光学センサー66によって用紙Pに照射された光の反射光量に基づいて、用紙Pの枚数を算出する。
そして、判断部73は、算出された用紙Pの枚数が、所定の枚数以下であるか否かに応じて、第二のモード下でステープル機構61を作動させて用紙Pにステープル処理を行うことができるか否かを判断する(S14)。ここで、所定の枚数とは、第二のモード下で、ステープル処理が可能な枚数、具体的には、10枚である。
判断部73により、検知された用紙Pの枚数が、所定の枚数以下であると判断されれば(S14において、YES)、ステープル機構制御部74は、第二のモード下において、ステープル機構61を作動させるよう制御してステープル処理を行う(S15)。具体的には、第二のモード下において供給される15Vの電圧を供給してステープル機構61を作動させて、ステープル処理を行う。
このような構成の複合機11によると、画像形成を行わずにステープル処理を行う際、第二のモード下でステープル処理を行うことができると判断されれば、第二のモード下でステープル機構61を作動させるよう制御する。そうすると、判断部73による判断結果に応じて、比較的低電力な第二のモード下で、ステープル処理を行うことができる。したがって、ユーザーの利便性の向上を図りながら、省電力化を図ることができる。
この場合、光学センサー66を利用して用紙Pの枚数を算出し、算出された用紙Pの枚数に応じて、判断部73が判断しているため、よりユーザーの利便性の向上を図りながら、省電力化を図ることができる。
なお、S14において、判断部73により用紙Pが所定の枚数よりも多いと判断されれば(S14において、NO)、ステープル機構制御部74により、第二のモードから第一のモードへ移行させる(S16)。そして、ステープル機構制御部74は、第一のモード下において、ステープル機構61を作動させるよう制御する(S15)。こうすることにより、用紙Pの枚数が所定の枚数よりも多い場合でも、ステープル処理を行うことができる。
また、上記の実施の形態において、ステープル機構61を作動させる際に、既にスタンバイモード、すなわち、第一のモード下であれば(S12において、NO)、そのままステープル機構61を作動させて、ステープル処理を行う(S15)。この場合、24Vの電圧がステープル機構61に供給される。すなわち、最大のステープル処理の枚数以内であれば、ステープル処理が可能である。
なお、S14において、判断部73により用紙Pが所定の枚数よりも多いと判断されれば、その旨を報知することにしてもよい。この場合、例えば、表示画面21により省エネモード下において、ステープル処理ができない旨を表示することにより報知する。また、併せて、第一のモードへ移行してステープル処理を行うか否かを問い合わせることにしてもよい。
図8は、この場合の操作部13の表示画面21の一例を示す図である。図8を参照して、操作部13の表示画面21には、「省エネモードでは、ステープル処理を行うことができません。スタンバイモードに移行してステープル処理を行いますか?」とのメッセージ76と、「はい」と表記され、押下によりスタンバイモード、すなわち、第一のモードへ移行してステープル処理を可能とする選択キー77aと、「いいえ」と表記され、押下によりそのまま省エネモードに滞在してステープル処理を不可能とする選択キー77bとが示されている。ユーザーは、状況に応じて、選択キー77a、77bのいずれかを押下する。ステープル機構制御部74は、押下された選択キー77a、77bの内容に応じて、処理を行う。すなわち、選択キー77aが押下されれば、第一のモードへ移行してステープル処理を行う。一方、選択キー77bが押下されれば、第二のモードのままとし、ステープル処理を行わない。こうすることにより、よりユーザーの意図に沿った省電力化を図ることができる。
なお、S14において、用紙Pの枚数が所定の枚数よりも多ければ、単なる警告を報知して、ステープル処理を禁止にすることとしてもよい。
また、上記の実施の形態において、光学センサー66により用紙Pの枚数を算出することとしたが、これに限らず、操作部13の表示画面21を利用して、ユーザーに用紙Pの枚数を入力させ、この入力された用紙Pの枚数のデータに基づいて、判断部73が判断するようにしてもよい。こうすることにより、より確実に用紙Pの枚数のデータを取得することができる。
なお、上記の実施の形態において、簡素な構成を実現すべく、受け付け部71と枚数算出部75とは、光学センサー66によって兼用されていることとしたが、これに限らず、受け付け部71と枚数算出部75とは、別々に設けられていてもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置は、ユーザーの利便性の向上を図りながら、省電力化が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 ハードディスク、17 ファクシミリ通信部、18 ネットワークインターフェース部、19 用紙セット部、21 表示画面、22 ADF、23a,23b,23c 給紙カセット、24 公衆回線、25 ネットワーク、26a,26b,26c コンピューター、27 画像形成システム、28 手差しトレイ、29 給紙カセット群、30 排出トレイ、31 テンキー、32 スタートキー、33 電源キー、34 メニューキー、35 登録キー、36 リセットキー、41 作像ユニット、42 感光体、43 帯電部、44 現像器、45 転写部、46 クリーニング部、47 搬送ベルト、48a,48b,48c,48d,48e 給紙ローラー、49a,49b,49c,49d 用紙搬送路、51 定着装置、52 熱ローラー、53 圧ローラー、54a,54b ヒーター、61 ステープル機構、62 上方部、63 下方部、64 用紙挿入口、66 光学センサー、71 受け付け部、72 判別部、73 判断部、74 ステープル機構制御部、75 枚数算出部、76 メッセージ、77a,77b 選択キー。

Claims (7)

  1. 画像を形成する画像形成部、および用紙に対してステープル処理を行うステープル機構を備える画像形成装置であって、
    前記ステープル機構の作動の要求を受け付ける受け付け部と、
    前記受け付け部により前記ステープル機構の作動の要求を受け付ければ、前記画像形成装置が、所定の電圧により前記画像形成部の作動を待機する第一のモード、または前記所定の電圧よりも低い電圧により前記画像形成部の作動を待機する第二のモードのいずれかで待機中かを判別する判別部と、
    前記判別部により前記第二のモードで待機中であると判別されれば、前記第二のモード下で前記ステープル機構を作動させて前記用紙に前記ステープル処理を行うことができるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により、前記ステープル処理を行うことができると判断されれば、前記第二のモード下で前記ステープル機構を作動させるよう制御するステープル機構制御部とを備える、画像形成装置。
  2. 複数の前記用紙の枚数を算出する枚数算出部を備え、
    前記判断部は、前記枚数算出部により算出された枚数が所定の枚数よりも少ないと算出されれば、前記第二のモード下で前記ステープル機構による前記ステープル処理を行うことができると判断する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ステープル機構は、前記ステープル処理を行う複数の用紙を挿入させる用紙挿入口を含み、
    前記受け付け部は、前記用紙挿入口に複数の前記用紙が挿入されれば、前記ステープル機構の作動を受け付ける、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記枚数算出部は、複数の前記用紙に光を照射し、その反射光量から前記用紙の枚数を算出する、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記受け付け部と前記枚数算出部とは、兼用されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ステープル機構制御部は、前記判断部により、前記ステープル処理を行うことができないと判断されれば、前記第二のモードから前記第一のモードへ移行させて前記第一のモード下で前記ステープル機構を作動させるよう制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記判断部により、前記ステープル処理を行うことができないと判断されれば、前記第二のモード下で前記ステープル処理を行うことができない旨を報知する報知部を備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2015128010A 2015-06-25 2015-06-25 画像形成装置 Pending JP2017009923A (ja)

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