JP2005062647A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使い勝手の良い課金システムにより、使用者の要求に応じたプリントを迅速に実行できる課金装置を備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 画像形成手段の画像出力に応じて課金し、投入された金額から料金を徴収する課金手段と、各種手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記課金手段は、予め設定された所定料金情報と入金情報、又は入金情報と料金情報を比較し、前記入金情報の方が少ない場合に、料金不足情報を出力する料金判定手段を備え、前記制御手段は、前記料金不足情報が入力された場合には、画像読取手段は作動させ、前記画像形成手段は作動を停止させるようにしたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、及びファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、画像出力に応じて料金を徴収する課金装置と連携して作動し、設定された画像形成条件及び入金された金額等に応じて、画像形成を行う画像形成装置に関する。
従来、コインラック又はコインベンダーと称する課金装置が接続されている複写機において、コピーサービスを受けようとする場合、一般に、コピー開始前に、おおよその金額を、例えばコインベンダーに投入し、コピー実行後に、実際に実行したコピー出力(プリントともいう。)に基づく料金を入金された金額(投入金額ともいう。)から差し引いて、残金がある場合には返金するようにしていた。
また、使用者が設定したコピー条件等の要求内容に基づく料金に対して、投入金額の方が不足してプリントの継続が不可能となった場合は、その時点で、コピーの要求内容とは無関係に、一律にコピー動作の実行が停止されるようになっていた。
このような複写機を使用してコピーを実行する際には、まず最初に、コインを投入すると共に、使用者が意図するコピーの要求内容、つまり、画像形成のための設定条件を設定する必要がある。設定条件としては、例えば、カラー出力又はモノクロ出力の設定、片面又は両面コピーの設定、出力する部数の設定、用紙の種類の設定、あるいは、コピー倍率の設定、濃度や階調の設定等が有り、複写機の機能によってはプリントを畳んだり綴じたりする設定等も可能になっている。
しかしながら、設定条件によっては料金が加算され変化することもあるので、設定条件が多岐にわたる場合や原稿枚数が多量にある場合等においては、必要とする料金を事前に把握することは極めて困難であり、かなり多めのコイン(硬貨)を投入したつもりでも、画像形成中に投入金額が不足してしまうことがあった。
このように、画像形成中に投入金額が不足した場合は、従来では、画像形成動作と共に原稿の読取り動作等の全ての動作を停止させていたので、画像形成動作を継続させるために、不足金額を投入して画像形成が可能な状態に画像形成装置を復活させた場合にも、初期の状態と同様に、出力されなかった原稿を再度セットして、更に画像形成のための設定条件をセットし直し、原稿の読取り動作を行わせて出力させる必要があり、極めて面倒で手間のかかる作業を繰り返す必要があった。
また、コピー途中の状況により、料金不足が生じることが判明した場合に、コインの持ち合わせがない時に、使用者は残金で全てのコピー出力ができるように、設定条件を変更する操作を実行して、コピーを行った場合、全てをコピーすることができても、すでにコピー出力済みのものと残金不足が判明してからのコピー出力とは、出力条件が異なってしまうという問題があった。
そこで、料金が不足してもコピー出力が可能なように、例えば、料金不足が生じても使用者の識別番号別の残高表の残高をマイナスにすることによりプリントを可能にしたり、プリント料金未徴収のプリント済みの用紙を外部から取り出せないようにメールボックスに蓄積し、使用者が不足分のプリント料金を投入したときに、メールボックスに蓄積されたプリント済みの用紙を、使用者が取得することができるようにしたり、また、メールボックスを有していない場合は、読み込まれた画像データをCPUに接続された識別番号に対応したRAMに記憶するようにして、設定された識別番号に対して料金が投入されたことが確認されると、識別番号に対応するRAMに記憶された画像データを読み出してプリントを行い出力するようにした画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、料金不足が発生しないように、原稿の画像データの読み込み終了後、画像形成処理開始前に、料金の算出を行い、その料金の表示を行うようにすると共に、1画像分の画像作成料金以上が投入された場合は、印刷動作を開始するが、全画像分の料金に満たない場合は印刷を実行せず、全画像分の料金が投入されるのを待って印刷を実行するようにしたり、あるいは、全画像分の料金に満たない場合は、区切りの良い枚数のコピー作成が可能か否かを判断して、可能と判断された場合は、区切りの良い画像形成枚数の画像形成処理を実行するようにした画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−221850号公報 特開2001−92319号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、一般の使用者にとって、料金不足が生じたときのために識別番号を予め登録設定しておくのは面倒であり、また、プリント料金未徴収の場合に、プリントを続行するか中止するかの判断も要求されずに、勝手に、自動的にプリントされた用紙が自動的に外部から取り出せないようにメールボックスに蓄積されたり、自動的にRAMに画像データが記憶されたりしても、料金不足と解っていた場合には、対象となる原稿を敢えてプリントしたり記憶したりする必要がなかったような場合には、このようなシステムは親切なようでかえって迷惑である。
また、特許文献2に記載のものは、画像データの読取り終了後に料金が表示されるので、料金不足を生じさせないためには便利であるが、料金が表示された後に、しかも、使用者によって料金が投入されて初めて印刷動作を行うようになっているので、多量のプリントを行う場合やプリントを急いで行いたい時には、画像データの読取り開始から料金が投入されるまでの間に、このシステムではプリントされないので、この時間が無駄な時間となる。また、表示された料金に応じた金額のコインの持ち合わせがない場合は、改めて、設定条件を変更して画像データ読取らせ、再び料金表示を待つ必要があるので、かえって手間が掛かり不便である。
本発明は、上記問題に鑑み、使い勝手の良い課金システムにより、使用者の要求に応じたプリントを迅速に実行できる課金装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記構成を採ることにより達成される。
(1)原稿の画像情報を読取り記憶手段に記憶する画像読取手段と、前記画像情報に基づき画像を形成し画像出力を行う画像形成手段と、画像形成条件を設定する条件設定手段と、前記原稿の枚数を計数する計数手段と、前記画像形成手段の前記画像出力に応じて課金し、投入された金額から料金を徴収する課金手段と、各種手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、
前記課金手段は、前記投入された金額を計算し入金情報を出力する入金手段と、前記原稿の枚数及び前記画像形成条件に基づき前記料金を算出し、料金情報を出力する料金算出手段と、予め設定された所定料金情報と前記入金情報、又は前記入金情報と前記料金情報を比較し、前記入金情報の方が少ない場合に、料金不足情報を出力する料金判定手段を備え、前記制御手段は、前記料金不足情報が入力された場合には、前記画像読取手段は作動させ、前記画像形成手段は作動を停止させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
(2)表示手段を備え、前記制御手段は、前記料金不足情報が入力された場合には、前記画像形成手段による画像形成動作の継続又は中止の何れかを選択させるための選択表示を前記表示手段に行うことを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記制御手段は、前記料金不足情報が入力された場合に、前記料金算出手段により前記画像出力を継続した場合に必要な料金を算出させると共に、算出された前記料金に対応する前記料金情報を前記表示手段に表示することを特徴とする前記(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記制御手段は、前記表示手段に前記選択表示が行われ、中断が選択された場合は、直ちに、前記画像読取手段の作動を停止させると共に、前記記憶手段に記憶されている前記画像情報を消去することを特徴とする前記(2)又は前記(3)に記載の画像形成装置。
(5)前記課金手段における前記料金判定手段が前記所定料金情報と前記入金情報を比較した結果に基づき、前記表示手段に前記選択表示が行われ、継続が選択された場合は、
前記制御手段は、不足料金の追加の確認を行わずに、前記画像読取手段を作動させ、前記料金判定手段が前記入金情報と料金情報を比較した結果に基づき、前記表示手段に前記選択表示が行われ、継続が選択された場合は、前記制御手段は、前記入金情報により不足料金が追加されたことを確認した後に、前記画像形成手段を作動させるようにしたことを特徴とする前記(2)又は前記(3)に記載の画像形成装置
本発明は、最初に投入した金額が所定料金に対して不足していた場合は原稿の画像情報を読取るが画像形成は行わず、画像形成装置の作動の途中で料金不足が生じた場合は、不足金額を追加した後に画像形成が行えるように、料金が不足した状況によって異なる処置を行わせたので、プリントする意志がある最初の状態で、十分なコインの持ち合わせがないときは、取り急ぎ、原稿の画像情報を読取らせ、その間に、コインを準備できるようにして無駄な時間が生じないようにし、作動の途中の状態では、継続又は中止の選択、及び、不足金額を追加する際に、更にプリントをする必要があるか否かを判断する機会が与えられ、本当に必要なプリントのみを行い無駄なプリントを削減することができ、使い勝手が良く、迅速に画像形成ができる画像形成装置を提供できるようになった。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
図1は本発明に係る画像形成装置の概略図。図2は本発明に係る画像形成装置の回路構成を示すブロック図。図3は画像形成装置の表示部における表示例。図4は本発明に係る画像形成装置の制御手順を示すフローチャートである。
なお、各図面において、同一符号のものは同一の物を示すものとし、適宜、関連する他の図面を参照して、詳細に説明するものとする。
図1により本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
20は画像形成装置、30は画像形成装置20に装着された自動原稿送り装置(ADF)、60は画像形成装置20に装備されたコインベンダー(課金装置)である。
本発明の実施の形態における画像形成装置20は、説明を簡単にするために電子写真方式の複写機とする。電子写真方式の複写機はよく知られているので、本発明と直接関わりのない部分に関しては簡単に説明する。
画像形成装置20は、筐体1の右側面部に比較的少量の転写材Pを供給するための手差し皿2が設けられている。また、左側面部には、画像が形成され排出された通常の転写材(普通紙ともいう。)P、あるいは厚手の紙や薄手の紙のような特殊な転写材IPを排出して積載するための排紙皿3が設けられている。
筐体1の前面の上部には、画像形成装置20を作動させるための表示手段及び操作入力手段としてのコントロールパネルCPが設けられている。
コントロールパネルCPには、液晶表示装置、あるいは、表示装置にタッチパネル等が組み込まれたタッチパネル式の液晶表示装置により構成された表示手段DP、数値等を入力するキーボードKB、及び、コピー等の一連の画像形成動作を実行させるスタート釦(コピー釦ともいう。)SK等からなる操作入力手段としての入力装置とが設けられている。
筐体1の底面部には画像形成装置20を移動できるようにするための複数のローラ4が設けられている。
筐体1の内部には、制御手段EC、画像形成手段11、画像読取手段13、及び給排紙手段14等が設けられている。
制御手段ECは、制御回路とも呼ばれ、画像形成装置20の全ての作動を制御するための手段で、CPU等からなる電気回路で構成されている。そして、CPUに予め記憶された制御プログラムや制御データ等に基づき、画像形成装置20を構成する全ての手段を駆動制御するようになっている。
画像形成手段11は、原稿の画像情報に基づく画像を形成するための手段である。例えば、モータ等の駆動源により予め設定された作像方向(矢印Y)に回転する感光体ドラム5、感光体ドラム5を一様に帯電する帯電手段6、原稿の画像情報(画像データともいう)に基づき信号化され、感光体ドラム5に静電潜像を形成する露光光E、感光体ドラム5に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する現像手段7、感光体ドラム5に形成されたトナー像を転写材P等に転写する転写分離手段8、トナー像が転写材P等に転写された後、感光体ドラム5に残留するトナーや紙粉等を掻き落とすためのクリーニング手段9、及び、転写されたトナー像を転写材Pに溶融固着するための定着手段10等により構成されている。
画像読取手段13は、光源LT、ミラーMR1、MR2、MR3、結像レンズLZ等からなる読取光学系と、CCD(固体撮像素子)等を含む電気回路からなる読取装置ESとで、構成されている。
読取装置ESは、画像形成装置20が複写機の場合は、自動原稿送り装置30の底部側に位置し、筐体1の上部に設けられたプラテンガラス(図示せず)上に載置した原稿や、自動原稿送り装置30により、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取り、デジタルの画像データに変換して、制御手段ECに設けられた記憶手段に画像データを記憶するようになっている。
また、自動原稿送り装置(ADF)30により搬送された原稿を画像読取手段13で読み取る場合は、読取位置に搬送された原稿を光源LTが照射し、ミラーMR1、MR2、MR3を介して、原稿からの反射光を結像レンズLZにより読取装置ESのCCD面に結像させ、CCDの出力する画像情報を画像データとして記憶するようになっている。
給排紙手段14は、給紙カセット12と、駆動源としてのモータや複数のローラ等からなる給排紙搬送装置で構成されている。
給紙カセット12は、例えば、厚紙IPを収納するカセット12aと、普通紙Pを収納するカセット12bとで構成されている。
給排紙搬送装置は、制御手段ECの指示により、原稿に基づき特殊な転写材IP又は普通紙Pを選択した後に、駆動源であるモータを回転させることにより、複数のローラ群等を回転駆動させて、給紙カセット12から適切なタイミングで感光体ドラム5に向けて特殊な転写材IP又は普通紙Pを給紙搬送し、画像が形成された後に、排紙皿3へ排紙搬送するようになっている。
筐体1の上部には、自動原稿送り装置(ADF)30が装着されており、画像形成装置20の画像読取手段13と連動して、原稿を自動的に読取装置ESの読取位置に向けて搬送し、読取装置ESにより原稿の画像情報を読み取らせることができるようになっている。
ADF30は、搬送装置全体がADF筐体31で覆われ、ADF筐体31の外部に原稿載置台32と排紙部33が設けられている。
原稿載置台32には、第1頁の原稿面(表面)を最上部にした状態の複数の原稿WPが載置される。載置された原稿WPは、複数のローラ等により構成される原稿搬送装置により読取位置に搬送され、読取装置ESで読み取られ、排紙部33に排紙される。
原稿搬送装置は、図示せぬ駆動制御回路により、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するようになっている。
原稿搬送装置は、矢印J方向に揺動して原稿載置台32に載置された原稿WPを1枚づつ送り出す送りローラ34、送られた原稿WPを一旦停止させ、適切なタイミングで順次搬送させるための一対のローラからなる搬送ローラ(A)35、従動して回転するローラ37に対向して設けられ、原稿WPをローラ37との間に挟持して従動回転する搬送ローラ(B)36、搬送されてきた原稿WPをローラ37との間に挟持して、読取装置ESで読み取れるように、読取位置に搬送する読取ローラ38、読み取られた原稿WPを矢印L方向に排紙搬送する一対の排紙ローラ39、原稿WPを裏返して裏面の画像情報を読み取れるようにK方向に搬送するための反転部材40、及び、搬送された原稿WPを検出し検知情報を出力する原稿検出センサS1等で構成されている。
原稿検出センサS1は、フォトセンサや機械的なスイッチ等により構成され、搬送ローラ(A)35と搬送ローラ(B)との間に配置されている。
原稿検出センサS1は、搬送方向における原稿WPの先端、又は後端を検出して、原稿WPの搬送が完了したことを検出し、搬送した原稿の枚数(ページ数ともいう。)を検出する計数手段として計数情報得ると共に、次の原稿WPの搬送を開始させるための搬送開始情報を得るようになっている。
なお、詳細は割愛するが、搬送作動には、原稿WPの片面のみの画像情報を読み取らせる片面モードと原稿WPの表裏両面の画像情報を読み取らせる両面モードがあり、反転部材40が軸40aを中心に揺動することにより片面モードと両面モードでの読取りが可能になっている。
コインベンダー60は、課金装置とも呼ばれ、ケース61の外面部には、コインを投入するためのコイン投入口62、投入されたコインの金額や残高を表示する表示装置の表示部63、残金の返却を要求するための返金釦64、及び、残金が排出される返金皿65が設けられている。また、ケース61の内部には、電気回路で構成された制御回路BC(図示せず)が内蔵されており、情報ライン66により、コインベンダー60の制御回路BCと画像形成装置20の制御回路ECとが連結されており、情報の授受や制御が協働してできるようになっている。
図2を参照して、本発明に係る画像形成装置の回路構成について説明する。
100は画像形成装置20全体の回路構成と各種手段との関係を示しており、コインベンダー60及び自動原稿送り装置30を備えている。
110は画像形成装置全体の制御を行うCPUであり、画像形成装置20を制御するための各種モードのプログラムやプログラムを実行するために必要なデータ等が予め記憶されている。
CPU110には、情報制御回路120、画像処理回路140、駆動制御回路150および電源回路400等が接続されている。そして、これらの回路により図1に示す制御手段ECが構成され、画像形成装置20全体の制御ができるようになっている。また、コインベンダー60及び自動原稿送り装置30と連携して制御できるようになっている。
情報制御回路120は、CPU110の指示により、インタフェース(I/F)130を介して外部情報機器500と接続して、文字や画像等の画像情報や画像形成等に必要な濃度や倍率等の設定情報をJOB情報として1つの印刷単位である1JOB単位で入力し記憶手段160に記憶する。
また、情報制御回路120は、CPU110の指示により、記憶手段160に記憶されたJOB情報等を適切に画像処理回路140や駆動制御回路150、あるいは表示手段300等に出力することができるようになっている。
また、情報制御回路120は、外部情報機器500から入力したJOB情報の他に、例えば、操作入力手段200で入力された、コピー部数やコピー倍率、あるいは両面又は片面コピー出力モードやカラー又はモノクロ出力モード等の各種情報等をJOB情報として適宜円滑に画像形成装置20の各回路や各種手段に伝達する機能を有している。
なお、外部情報機器500は、主としてコンピュータやインターネット・サーバーであるが、場合によっては、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)上の他の画像形成装置、あるいは、デジタル・カメラや計測した情報を出力可能な計測装置等の情報機器が想定される。
インタフェース(I/F)130は、情報授受手段であり、前述の外部情報機器500と各種ネットワークを介して接続できるように構成されている。
操作入力手段200は、画像形成装置20のコントロールパネルCPに設けられた入力装置である。前述したタッチパネルを備えた液晶表示装置DPやキーボードKB、及び、スタート釦SK等が想定される。
例えば、キーボードKBを操作することにより、カラー又はモノクロ(白黒)出力、片面印刷又は両面印刷、転写材の出力枚数や種類(例えば、インデックス用紙、厚紙、普通紙、薄紙、再生紙、OHPシート等)、あるいは拡大縮小等の倍率や出力画像の濃度等の画像形成条件等の条件設定に関する設定情報が入力できるようになっている。
また、操作入力手段200は、前述の条件設定手段としての機能の他に、場合によっては、画像形成装置20の各種作動モード等を設定するためのモード設定手段にもなる。
表示手段300は、前述の液晶表示装置、あるいは、液晶表示部にタッチパネル等が組み込まれた表示装置DP等により構成されている。
表示手段300には、操作入力手段200で情報を入力する際の操作手順や各種情報の一覧表示、あるいは記憶手段160に記憶された情報の表示、画像形成装置の作動中の状態表示や警告表示等が表示されるようになっている。
画像処理回路140は、CPU110の指示により、画像読取手段13が読み取った原稿の画像情報をデジタル変換して、画像データとして記憶手段160に記憶させたり、記憶手段160に記憶されている画像データに基づき画像形成手段11が画像を形成する際に、画像形成手段11の画像形成方式に適したデータや信号等に変換する回路である。
駆動制御回路150は、CPU110の指示により、画像形成手段11、画像読取手段13、給排紙手段14、及び、ADF30等を、予め設定された作動モードに基づき、適切なタイミングで作動させ画像形成作動を行なわせるための回路である。
記憶手段160は、画像を形成するために必要な画像データ及び画像形成装置20を制御するための設定条件等からなるJOB情報や各種作動モードのプログラム等の情報を記憶するようになっている。
画像形成手段11は、図1に示すように、感光体ドラム5、帯電手段6、現像手段7、転写分離手段8、クリーニング手段9、及び定着手段10等により構成され、駆動制御回路150により作動される。
そして、画像読取手段13で読み取られ、記憶手段160に記憶された画像データに基づき、JOB情報により制御されて感光体ドラム5に画像を形成し、普通紙Pまたは例えばインデックス用紙のような厚紙IPに画像を転写し記録するようになっている。
画像読取手段13は、スキャナーとも呼ばれ、図1に示すように、読取光学系と読取装置ESとで構成されている。そして、読取装置ESにより画像形成装置20上の自動原稿送り装置30が装備されている部分に設けられたプラテンガラス(図示せず)上の原稿の画像情報を読み取ったり、自動原稿送り装置30を作動させ、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取り、読取装置ESで読み取られた画像情報は、画像処理回路140により、デジタルの画像データに変換して、記憶手段160に記憶するようになっている。
給排紙手段14は、図1に示すように、厚紙IPと普通紙Pを収納する給紙カセット12と給排紙搬送装置で構成されている。
給排紙搬送装置は、CPU110の指示により、厚紙IP又は普通紙Pが選択された後に、駆動制御回路150を介して作動する。給紙カセット12から選択された厚紙IP又は普通紙Pを適切なタイミングで感光体ドラム5に向けて給紙搬送し、画像が形成された厚紙IP又は普通紙Pを排紙皿3へ排紙搬送するようになっている。
自動原稿送り装置(ADF)30は、図1に示すように、原稿載置台32に載置された原稿を原稿搬送装置により自動的に1枚づつ読取位置に搬送する装置で、画像形成装置20のCPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して作動する。
ADF30に設けられている原稿検出センサS1は、搬送された原稿の先端、又は後端を検出して原稿の搬送に関連する情報を取得する。
例えば、原稿の搬送時には、搬送した原稿WPのページ数(枚数)を検出する計数情報と、次の原稿WPの搬送を開始させるための搬送開始情報を取得して、これらの情報を情報制御回路120を介して、記憶手段160に記憶するようになっている。
また、画像形成時には、記憶されたこれらの情報を情報制御回路120が読み出して、厚紙IP又は普通紙Pの何れに画像を形成するかを判断して、駆動制御回路150を介して画像形成手段13及び給排紙手段14を作動させるための情報として活用される。
電源回路400は、使用者の操作により、電源スイッチ(図示せず)が投入されると、電源から適切な通電が画像形成装置全体に行われ、電源スイッチが遮断されると、通電が遮断されるようになっている。
なお、電源スイッチが投入されていても、例えば、画像形成装置を待機状態にする省電モードの場合は、CPU110の指示により、一時的なメモリの記憶内容等の保存のために必要な通電のみを継続し、定着手段のヒータ等の他の通電を遮断するするようになっている。
コインベンダー60の制御回路BCは、画像形成装置20のCPU110と連携して作動するCPU(BC)610、投入されたコインの金額を計算し入金情報を表示部63に表示する入金回路620、画像形成装置20からの原稿の枚数及び画像形成条件等の情報を入力してプリント料金を算出し、料金情報を出力する料金算出回路630、及び、最初にコインが投入されたとき又は料金不足が生じたときに追加のコインが投入されたときは、入金情報が予め設定された所定料金以上か否かを判断して、所定料金未満のときに料金不足情報を出力したり、画像が形成されるたびに入金情報と料金情報とを比較して、残金情報又は料金不足情報を出力する料金判定回路640によって構成されている。
また、ケース61の内部には、制御回路BCの他に、図示はしないが、機械や電気手段により構成された装置として、例えば、投入されたコインを蓄積するコイン蓄積装置や、残金情報に基づき予め準備されたコイン又は投入されたコインにより残金を返金する返金装置等が設けられており、これらの装置は制御回路BCのCPU(BC)610により駆動制御されるようになっている。
コインベンダー60を備えた画像形成装置20の動作について、簡単に、説明する。
まず、使用者がコインをコインベンダー60のコイン投入口62に投入すると、投入されたコインはコイン蓄積装置に蓄積される。同時に、コインベンダー60の制御回路BCは入金回路620を作動させ、入金回路620は投入されたコインの金額を計算し、表示部63に投入された金額(入金情報)を表示する。
なお、コインが投入された際には、料金判定回路640は、入金情報と所定料金とを比較し、入金情報が所定料金以上の時はプリン動作の開始を許可し、未満の時は料金不足情報を出力するので、画像形成装置20の制御回路ECは、料金不足情報を入力したときは、ADF30及び読取装置ESの作動は許可するが画像形成手段11の作動を禁止するようになっている。
特に、最初にコインを投入した時に、入金情報が所定料金未満で料金不足情報が出力されたときは、自動的に、ADF30及び読取装置ESを作動させて原稿の画像情報を読取装置ESで読取り、記憶手段160に記憶するようにしている。また、料金不足が生じてコインを追加したときは、所定料金が不足金額に置き換わって、前述のように、入金情報と比較されるようになっている。
一方、制御回路BCは画像形成装置20の制御回路ECと情報の授受を行い、設定条件に基づくプリントが行われるたびに、料金算出回路630は料金情報を出力し、料金判定回路640は入金情報と料金情報とを比較して残金の有無や不足を判断し、残金情報又は料金不足情報を出力するので、CPU(BC)610は出力された残金情報又は料金不足情報に基づき表示部63に残金表示や料金不足表示を行う。
そして、全てのプリント終了後に、表示部63に残金が表示されている場合には、使用者が返金釦64を押すと、返金手段が作動して、残金が返金皿65に排出される。
また、画像形成の途中で、料金判定回路640が料金不足情報を出力した場合は、例えば、画像形成装置20の表示手段DPに、料金不足表示を行うと共に、継続するか中止するかを表示させる。
その後、操作入力手段200により継続が選択された場合、画像形成装置20において原稿の画像データを読取り中の時は、継続して読取り動作を行い画像データを記憶手段160に記憶すると共に、画像形成装置20の表示手段DPにコインを投入するように表示する。そして、コインがコインベンダー60に投入されると、記憶手段160に記憶された画像データに基づき、再び、プリント動作が開始される。
また、中止が選択された場合は、記憶手段160に記憶された画像データを消去して終了する。
このように、継続又は中止の何れが選択された場合にも、それぞれ予め設定されたプログラムに従って画像形成装置20の制御回路ECとコインベンダー60の制御回路BCが協働して作動し、簡単な操作で迅速なプリント動作の継続又は中止が行えるようになっている。
なお、料金判定回路640が料金不足情報を出力した場合は、画像形成装置20の表示手段DPに料金不足表示や継続するか中止するかを表示させるようにしたが、コインベンダー60の表示部63に表示させても良く、また、両方に表示させるようにしても良い。
図3により、画像形成装置の表示部における表示内容について説明する。
図3に示す(イ)〜(ハ)図は、画像形成装置20の表示手段DPに表示される表示例を示すものであり、(イ)図は、料金不足が生じたときの表示例で、基本設定画面BDに「コピーできません。」と表示され、基本設定画面BDの上に表示されるポップアップ画面PUに「投入金不足です。JOBを継続しますか?」と表示されると共に、「継続」と「中止」の釦表示が行われるので、使用者が「継続」又は「中止」の何れかの釦表示に触れると、画像形成装置20の作動モードとして予め設定された継続モードや中止モードを選択することができる。
(ロ)図は、継続が選択されたときの表示例で、(イ)図の表示状態で継続が選択されると、基本設定画面BDに、例えば、「JOBを継続します。不足金額は300円です。」と表示され、ポップアップ画面PUは消える。従って、この後に、使用者が300円以上のコインをコイン投入口62に投入すると、プリント動作を再開する継続モードを実行することができるようになる。
(ハ)図は、300円以上のコインを投入した時の表示例で、基本設定画面BDに「JOBを継続します。コピー釦で再スタートできます。」と表示されるので、使用者が図1に示すコピー釦(スタート釦ともいう。)(SK)を押すことにより、プリント動作が再開される。
なお、図示はしないが、(イ)図により中止が選択された場合は、中止モードが実行されるようになる。このとき、基本設定画面BDに「JOBを中止します。」と表示してポップアップ画面PUを消したり、基本設定画面BDに「JOBを中止しますか?」と表示すると共に、ポップアップ画面PUに「中止の場合は、再度、中止を押して下さい。」と表示し、「継続」と「中止」の釦表示が行われるので、使用者は、中止の釦表示に触れて選択確認を実行するようにしても良い。また、この選択確認の際に、継続を選択すると(ロ)図に戻ることができるようにして、押し間違い等による誤選択の防止ができるようにしても良い。
次に、図4に示すフローチャートにより、本発明に係る画像形成装置の制御手順について説明する。
なお、説明を簡単にするために、画像形成装置は、原稿を読取りながらプリント出力する型式のカラー複写機とする。また、ADF30を使用して原稿の画像データに基づくプリントを実行するものとする。なお、コインベンダー60を装備しているものとする。
(ST1)
原稿をセットするステップである。使用者がADF30の原稿載置台32に原稿WPを載せるとST2に進む。
(ST2)
コインを投入するステップである。使用者がコインベンダー60のコイン投入口62にコインを投入すると、制御回路BCの入金回路620が投入されたコインの投入金額を検出してST3に進む。
なお、このステップは、最初にコインを投入する場合と、プリント動作の途中等で料金が不足した場合に、不足した料金を追加する際に実行される。最初にコインを投入する場合は、後述する所定料金以上の金額を投入することが好ましく、不足した料金を追加する場合は、不足した金額以上の金額を投入することが好ましい。
また、入金回路620の投入金額計算は、コインが投入されたことが検出されてから所定時間以内に、ほぼ連続して投入されたコインの金額を投入金額として算出し、表示部63に表示するようにしても良い。
(ST3)
プリントの出力条件を設定するステップである。カラー又はモノクロモードや、片面又は両面プリントモード、出力用紙サイズ(例えば、A4縦又は横。)、及び、出力部数等を画像形成装置20の操作入力手段200(例えば、コントロールパネルCPのキーボードKB)により使用者がセットし、スタート釦(SK)を押すと、セットされた条件は記憶手段160に記憶されST4に進む。
なお、このステップは、料金が不足した場合に、不足した料金を追加した後にも実行されるようになっているので、料金不足が生じた場合に必要があれば条件を変更することができるようになっている。
(ST4)
投入された金額が所定料金以上か否かを判断するステップである。コインベンダー60の制御回路BCにおける入金回路620が投入されたコインの金額を計算し、所定料金以上のコインが投入されていればST5に進み、所定料金未満であればST13に飛ぶ。
なお、このステップは、最初にコインを投入したときに、このステップが実行される場合とプリント動作の途中等で料金が不足したときに、不足した料金が追加された際に実行される場合と、2通りの場合がある。
(イ)最初にコインを投入したときに、このステップが実行される場合
このステップでは、まだ、プリント料金が不明のため、本実施の形態においては、1枚のプリントを行うことができる最低料金を例えば10円としたとき、10枚程度の原稿を1部数だけプリントできる料金(100円)を所定料金として、コインベンダー60の制御回路BCにおける料金判定回路640に予め設定して記憶している。そこで、後述するように、所定料金(100円)以上のコインを投入すると、入金回路620が所定料金以上のコインが投入されたことを検出してST5に進み、ADF30により原稿が搬送され原稿の画像情報が読取られ、画像形成動作、すなわちプリントが実行できるようになっている。
また、本実施の形態においては、最初にこのステップを実行する際に、1枚のプリントを行うことができる最低料金以上で所定料金未満のコインを投入すればST13に飛び、後述するように、原稿の画像データを読み取ることができるようになっている。
これは、プリントしようとしたにも拘わらず、うっかりして、必要な料金に相当するコインを持ち合わせていなかった場合にも、とりあえず原稿を読取らせておくことで、速やかに必要な料金の投入が行われたときに、迅速なプリント動作が行われるようにしたものである。
(ロ)不足した料金が追加された際に実行される場合
前述の所定料金(100円)に代わり、不足した金額が所定料金として、前述の料金判定回路640に自動的に設定され記憶される。そして、この場合は所定料金(不足した金額)以上のコインが投入されたか否かを判断するようになっている。従って、不足した金額以上のコインが投入された場合はST5に進む。
なお、使用者が、不足した金額未満のコインを投入した場合はST13に飛び、そこで再度継続を選択し、十分な金額を投入するか、やむなく、条件を変更するかを決断する必要がある。
(ST5)
スタート釦(SK)が押されてONされたか否かを判断するステップである。画像形成装置20のスタート釦(SK)が押されていれば原稿の画像データに基づくプリント動作を開始するためにST6に進み、押されていなければ押されたことが検出されるまでST5ステップで待機するようになっている。
(ST6)
原稿の読取り動作が1部目か否かを判断するステップである。つまり、複数部数のプリントを出力する場合でも、原稿の画像データは1度だけ読取り記憶すれば良いので、何度も同じ読取り動作を行わないようにするために必要なステップである。
画像形成装置20の駆動制御回路150を介してADF30を作動させて、1つのJOB情報に対して原稿の画像データを読取り記憶手段160に記憶させた回数、又は情報制御回路120がプリントを出力するために記憶手段160に記憶された画像データを1つのJOB情報に対して読み出した回数等により1部目か否かを情報制御回路120が判断し、1部目であればST7に進み、1部目でなければST8に飛ぶ。
(ST7)
原稿の画像データを読取るステップである。画像形成装置20の制御回路ECがADF30を駆動させ原稿を読取位置に搬送すると共に読取装置ESを作動させ原稿の画像データを読取り記憶手段160に記憶する。
なお、本実施の形態においては、原稿の読取り動作中に料金不足等が生じた場合においても、原稿の読取り動作が開始されたら最終原稿の読取り動作が完了するまで読取り動作は継続されるようになっている。
(ST8)
料金を算出するステップである。例えば、コインベンダー60の制御回路BCにおける料金算出回路630は、ST3で設定された条件と、ST7で読み取られた原稿に関する情報(例えば、ページ数の情報。)、例えば、ADF30の原稿検出センサS1が搬送した原稿のページ数(計数情報)を検出して、画像形成装置20の制御回路ECに入力することにより、予め設定された基準料金に基づき料金を算出し、料金情報を出力するとST9に進む。
(ST9)
算出された料金より投入された金額が多いか否かを判断するステップである。つまり、原稿の読取り動作中又はプリント出力動作中に、コインベンダー60の制御回路BCにおける料金判定回路640は、入金回路620が出力した入金情報(投入金額)と料金算出回路630が出力した料金情報(料金)とを比較して、入金情報の方が多いとき、すなわち投入金額の方が料金より多いと判定したときはST10に進み、少ないと判定したときは、料金不足情報を出力してST16に飛ぶ。
(ST10)
プリントを出力するための動作を行うステップである。画像形成装置20の制御回路ECは、記憶手段160から画像データを読み出し、画像形成手段11や給排紙手段14を作動させ、原稿の画像データに基づくプリントを出力するとST11に進む。
(ST11)
全JOBが終了したか否かを判断するステップである。例えば、画像形成装置20の制御回路ECにおけるCPU110が、情報制御回路120を作動させ、記憶手段160に記憶されている原稿のページ数や部数等の情報と出力されたプリントのページ数や部数等の情報とを比較して、全JOBを終了したと判断した場合はST12に進み、終了していないと判断した場合は、残りのプリントを出力するためにST6に飛ぶ。
(ST12)
料金を精算して終了するステップである。コピーベンダー60の制御回路BCにおける料金判定回路640は、プリント出力が実行されるたびに、入金回路620が出力した入金情報と料金算出回路630が出力した料金情報とを比較して、入金情報が多い、すなわち、残金が有ると判断した場合は、残金を表示部63に表示するようになっており、全JOBを終了した後に、使用者がコインベンダー60の返金釦64を押すと、返金皿65に残金分のコインが排出されるようになっている。そして、料金が精算されたことにより、コインが投入されて実行されるプリント動作の全ての作動を終了する。
(ST13)
JOBを継続するか否かを判断するステップである。コインベンダー60の制御回路BCにおける料金判定回路640が料金不足情報を出力した場合に実行されるステップである。つまり、最初に投入した金額が所定料金未満の時、又は不足した金額未満のコインが投入された場合に実行される。
このとき、例えば、画像形成装置20の表示手段DPに、図3の(イ)図のような基本設定画面BDとポップアップ画面PUによる表示が行われるので、「継続」又は「中止」の釦表示に触れることにより何れかを選択する。「継続」を選択した場合はST14に進み、「中止」を選択した場合はST18に飛ぶ。
(ST14)
原稿の読取り動作が1部目か否かを判断するステップである。ST6ステップと同様の判断を行い、1部目であればST15に進み、1部目でなければST2に飛ぶ。
(ST15)
原稿の画像データを読み取るステップである。原稿の画像データが読み取られていない場合は、ST7と同様に、画像形成装置20の制御回路ECがADF30を駆動させ原稿を読取位置に搬送すると共に読取装置ESを作動させ原稿のデータを読取り記憶手段160に記憶するとST2に進む。
(ST16)
JOBを継続するか否かを判断するステップである。ST13と同様に、画像形成装置20の表示手段DPに、図3の(イ)図のような基本設定画面BDとポップアップ画面PUによる表示が行われるので、「継続」又は「中止」の釦表示に触れることにより何れかを選択する。「継続」を選択した場合はST17に進み、「中止」を選択した場合はST18に飛ぶ。
(ST17)
不足金額を表示するステップである。コインベンダー60の料金算出回路630が算出した料金情報から入金回路620が出力した入金情報を差し引いた値が不足金額として算出され、例えば、画像形成装置20の表示手段DPに、図3の(ロ)図のような基本設定画面BDが表示され、不足料金が表示されるとST2に進む。
従って、この後は、基本設定画面BDに表示された不足金額以上のコインを投入することが望ましい。
(ST18)
画像データを消去するステップである。つまり、ST16で「中止」が選択された場合は、プリント出力動作を実行する必要がないので、画像読取手段13が作動している時は作動を停止させ、記憶手段に画像データ等が記憶されていれば消去する。
従って、画像形成装置20の駆動制御回路150はADF30や画像読取手段13を停止させ、更に、画像形成手段11が停止していることを確認すると共に、情報制御回路120は記憶手段160に記憶された画像データや画像データに関連したプリントの出力条件等のJOB情報等を消去するとST12に進む。
以上のように、コインベンダーを備えた本発明に係る画像形成装置の制御手順を説明したが、本発明は、料金不足が生じた場合にも原稿の画像情報が読取られるようにしたので、追加の料金を投入すれば、すぐにプリントができ、原稿を再度セットしたりする煩わしい作業や再度原稿の画像情報を読取る無駄な時間がなく、使い勝手が良く迅速に画像形成ができる画像形成装置を提供できるようになった。
また、料金不足が生じた場合に、画像形成動作の継続又は中止の何れかを選択させるための選択表示を行い、継続するときは、必要な料金が表示されるので、安心して不足料金を追加することにより継続することができ、中断が選択された場合は、記憶手段に記憶された画像情報も消去されるので、無断で画像情報が使用されることもなく、安心して画像形成動作を中止することができるようになった。
更に、料金が不足しても状況によって異なる処置を行わせており、最初に投入する金額が不足していた場合は原稿の画像情報を読取り、画像形成装置の作動の途中で料金不足が生じた場合は、不足金額を追加した後に画像形成が行えるようになっているので、使い勝手が良く、迅速に画像形成ができる画像形成装置を提供できるようになった。
なお、本実施の形態において、コインベンダーを備えた画像形成装置を使用する際に、出力条件を設定する場合は、コインを投入した後に出力条件を設定できるようにしたが、これは、コインを投入することで画像形成装置を使用可能な状態にするためであり、これに限定されるものではなく、出力条件を設定した後にコインを投入できるようにしても良い。
また、説明を簡単にするために、ADF30を使用して原稿の画像データを読取り出力する画像形成装置20に関して説明したが、プラテンガラス上に載置した原稿に関しても、同様の制御が行えるようにしても良いことは言うまでもない。
また、課金装置としてコイン(硬貨)を使用するコインベンダーを用いたが、コイン以外の紙幣を使用できるようにして、コインベンダー以外の課金装置を使用するようにしても良い。
更に、本実施の形態においては、画像形成装置20とコインベンダー60とを別体に設けたが、画像形成装置20と一体に設けても良い。そして、画像形成装置20はプリンタ、及びファクシミリ装置等でも良く、複写機に限るものではない。
本発明に係る画像形成装置の概略図。 本発明に係る画像形成装置の回路構成を示すブロック図。 本発明に係る画像形成装置の表示部における表示例。 本発明に係る画像形成装置の制御手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 筐体
2 手差し皿
3 排紙皿
4 ローラ
5 感光体ドラム
6 帯電手段
7 現像手段
8 転写分離手段
9 クリーニング手段
10 定着手段
11 画像形成手段
12 給紙カセット
13 画像読取手段
14 給排紙手段
20 画像形成装置
30 自動原稿送り装置
31 ADF筐体
32 原稿載置台
33 排紙部
34 送りローラ
35 搬送ローラ(A)
36 搬送ローラ(B)
37 ローラ
38 読取ローラ
39 排紙ローラ
40 反転部材
60 コインベンダー
61 ケース
62 コイン投入口
63 表示部
64 返金釦
65 返金皿
66 情報ライン

Claims (5)

  1. 原稿の画像情報を読取り、記憶手段に記憶する画像読取手段と、前記画像情報に基づき画像を形成し画像出力を行う画像形成手段と、画像形成条件を設定する条件設定手段と、前記原稿の枚数を計数する計数手段と、前記画像形成手段の前記画像出力に応じて課金し、投入された金額から料金を徴収する課金手段と、各種手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記課金手段は、前記投入された金額を計算し入金情報を出力する入金手段と、前記原稿の枚数及び前記画像形成条件に基づき料金を算出し、料金情報を出力する料金算出手段と、予め設定された所定料金情報と前記入金情報、又は前記入金情報と前記料金情報を比較し、前記入金情報の方が少ない場合に、料金不足情報を出力する料金判定手段を備え、前記制御手段は、前記料金不足情報が入力された場合には、前記画像読取手段は作動させ、前記画像形成手段は作動を停止させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 表示手段を備え、前記制御手段は、前記料金不足情報が入力された場合には、前記画像形成手段による画像形成動作の継続又は中止の何れかを選択させるための選択表示を前記表示手段に行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記料金不足情報が入力された場合に、前記料金算出手段により前記画像出力を継続した場合に必要な料金を算出させると共に、算出された前記料金に対応する前記料金情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記表示手段に前記選択表示が行われ、中断が選択された場合は、直ちに、前記画像読取手段の作動を停止させると共に、前記記憶手段に記憶されている前記画像情報を消去することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記課金手段における前記料金判定手段が前記所定料金情報と前記入金情報を比較した結果に基づき、前記表示手段に前記選択表示が行われ、継続が選択された場合は、前記制御手段は、不足料金の追加の確認を行わずに、前記画像読取手段を作動させ、前記料金判定手段が前記入金情報と料金情報を比較した結果に基づき、前記表示手段に前記選択表示が行われ、継続が選択された場合は、前記制御手段は、前記入金情報により不足料金が追加されたことを確認した後に、前記画像形成手段を作動させるようにしたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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