JP2017009211A - 浴室換気乾燥機 - Google Patents

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裕介 中島
Yusuke Nakajima
裕介 中島
貴寛 本田
Takahiro Honda
貴寛 本田
石川 誠
Makoto Ishikawa
誠 石川
恵美子 濱
Emiko Hama
恵美子 濱
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Abstract

【課題】ダンパーの角度で循環風路および排気風路の切り替えを行う際に、余分な電力消費なく、ダンパー停止位置を維持することができる浴室暖房装置を提供する。【解決手段】浴室換気乾燥機は、吸込口から浴室内吹出口及び/又は浴室外吹出口へと空気を導く送風機と、循環風路と排気風路とに振り分けるダンパーと、ダンパーの角度を変化させるステッピングモータとを備える。そして、送風機の風量を検出する風量検出手段を備え、風量検出手段で検出した風量に基づいて、ステッピングモータにて確保するための励磁電圧又は励磁電流を設定するトルク設定手段をさらに備えた浴室換気乾燥機を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、浴室の暖房や乾燥に使用される浴室換気乾燥機に関するものである。
従来この種の浴室換気乾燥機は、浴室内の空気を排気する風路と、浴室内の空気を循環させる風路とを備え、各風路の風量をダンパー及び当該ダンパーを駆動するステッピングモータによって切り替えるものが知られている。
そしてステッピングモータの分野では、所定のトルクを得るためにステッピングモータの停止時に電圧を励磁する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記ステッピングモータの従来技術では、ステッピングモータの温度上昇を抑えるために必要最低限のトルクが得られるように、励磁する電圧は定格電圧よりも低い電圧を励磁する構成となっていた。
特開平6−14598号公報
このような従来の浴室換気乾燥機は、ステッピングモータの停止時に送風機の風圧によるダンパーへの負荷が最大の場合においてもダンパー停止位置を維持できるトルクが得られる電圧を励磁する必要がある。
このような場合は、ダンパーへの負荷が軽く、ダンパー停止位置を維持するトルクが低くても良い場合においても同じ電圧を励磁しているため、余分な消費電力を必要とするという課題を有していた。
そこで本発明は、上記課題を解決するものであり、ステッピングモータの停止時であってダンパー停止位置を維持するトルクを得る際に、電力消費を抑えた浴室換気乾燥機を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る浴室換気乾燥機は、空気を吸い込む吸込口と、循環空気を吹き出す浴室内吹出口と、排気空気を吹き出す浴室外吹出口と、前記吸込口と前記浴室内吹出口とを連通する循環風路と、前記吸込口と前記浴室外吹出口とを連通する排気風路と、前記吸込口から前記浴室内吹出口及び/又は前記浴室外吹出口へと空気を導く送風機と、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記循環風路と前記排気風路とに振り分けるダンパーと、前記ダンパーの角度を変化させるステッピングモータと、前記送風機の風量を検出する風量検出手段と、前記風量検出手段で検出した風量に基づいて、前記ダンパーの停止位置を維持するトルクを前記ステッピングモータにて確保するための励磁電圧又は励磁電流を設定するトルク設定手段と、を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明に係る浴室換気乾燥機は、ダンパーの維持に必要な最小限のトルクのみを発生することで、ステッピングモータの電力消費を抑えることができる。
本発明の実施の形態1に係る浴室換気乾燥機の構成を示す側断面図 本発明の実施の形態1に係るトルク設定手段の構成を示す図 本発明の実施の形態1における浴室換気乾燥機の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1に係る浴室換気乾燥機のダンパー停止位置を示す側断面図 本発明の実施の形態2に係る浴室換気乾燥機の構成を示す側断面図 本発明の実施の形態2に係る浴室換気乾燥機の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3に係る浴室換気乾燥機の動作を示すフローチャート
本発明に係る浴室換気乾燥機は、空気を吸い込む吸込口と、循環空気を吹き出す浴室内吹出口と、排気空気を吹き出す浴室外吹出口と、前記吸込口と前記浴室内吹出口とを連通する循環風路と、前記吸込口と前記浴室外吹出口とを連通する排気風路と、前記吸込口から前記浴室内吹出口及び/又は前記浴室外吹出口へと空気を導く送風機と、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記循環風路と前記排気風路とに振り分けるダンパーと、前記ダンパーの角度を変化させるステッピングモータと、前記送風機の風量を検出する風量検出手段と、前記風量検出手段で検出した風量に基づいて、前記ダンパーの停止位置を維持するトルクを前記ステッピングモータにて確保するための励磁電圧又は励磁電流を設定するトルク設定手段とを備えるという構成を有する。
これにより、前記風量検出手段にて検出した風量に応じて前記トルク設定手段にてステッピングモータの停止時に励磁電圧または励磁電流を可変させトルクを設定することができる。つまり余分な電力消費がなく、ステッピングモータの温度上昇も最低限に抑えられるダンパー停止位置を維持することができる。
また、本発明に係る浴室換気乾燥機は、空気を吸い込む吸込口と、循環空気を吹き出す浴室内吹出口と、排気空気を吹き出す浴室外吹出口と、前記吸込口と前記浴室内吹出口とを連通する循環風路と、前記吸込口と前記浴室外吹出口とを連通する排気風路と、前記吸込口から前記浴室内吹出口及び/又は前記浴室外吹出口へと空気を導く送風機と、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記循環風路と前記排気風路とに振り分けるダンパーと、前記ダンパーの角度を変化させるステッピングモータと、前記ダンパーの停止角度を検出する停止角検出手段と、前記停止角検出手段で検出したダンパーの停止角度に基づいて、前記ダンパーの停止位置を維持するトルクを前記ステッピングモータにて確保するための励磁電圧又は励磁電流を設定するトルク設定手段とを備えるという構成を有する。
これにより前記停止角検出手段にて検出したダンパーの角度に応じて、前記トルク設定手段にてステッピングモータの停止時に励磁電圧または励磁電流を可変させトルクを設定する。つまり余分な消費電力がなく、ステッピングモータの温度上昇も最低限に抑えられる状態でダンパー停止位置を維持することができる。
また、前記停止角検出手段と前記風量検出手段との両方を備え、前記トルク設定手段は、前記停止角検出手段で検出したダンパーの角度と前記風量検出手段で検出した風量とに基づいて前記励磁電圧又は前記励磁電流を設定する構成としてもよい。
これにより、前記停止角検出手段で検出したダンパーの停止角度と前記風量検出手段にて検出した風量とに応じて前記トルク設定手段にてステッピングモータの停止時に励磁電圧または励磁電流を可変させトルクを設定することができる。つまり、一層細かくトルクをコントロールすることができるため、余分な電力消費を削減し、ステッピングモータの温度上昇も最低限に抑えられる状態でダンパー停止位置を維持することができる。
また、前記トルク設定手段は、前記ダンパーが前記循環風路を閉じているとき、又は前記排気風路を閉じているときには前記ステッピングモータに励磁しないという構成を有する。
これにより、風圧を受けてもそれ以上動作しない位置にダンパーがある場合はステッピングモータの停止時には励磁しないことで余分な電力消費がなく、ステッピングモータの温度上昇がない状態でダンパー停止位置を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る浴室換気乾燥機本体1は、例えば浴室の天井に埋め込まれることで、浴室内と浴室外との間の空気の流れをコントロールする。浴室内と浴室外とは通常、壁で分離されており、異なる空間として存在する。
以下、図1を用いて浴室換気乾燥機本体1の構成について説明する。なお図1は、浴室換気乾燥機の構成を示す側断面図である。
浴室換気乾燥機本体1は、吸込口2と、浴室内吹出口3と、浴室外吹出口4と、循環風路5と、排気風路6とを備えている。
吸込口2は、浴室内、つまり浴室換気乾燥機本体1の下方空間(図1における下方向)から空気を吸い込むための、下向きの開口である。
浴室内吹出口3は、吸込口2から吸い込んだ空気を浴室換気乾燥機本体1の下方空間に吹き出すための下向きの開口である。
浴室外吹出口4は、吸込口2から吸い込まれた空気を浴室外、つまり浴室換気乾燥機本体1の側方空間(図1における右方向)に吹き出すための側方に向けた開口である。
循環風路5は、吸込口2と浴室内吹出口3とを連通する。つまり、吸込口2から浴室換気乾燥機本体1の内部空間を経て浴室内吹出口3に空気を導く風路である。
排気風路6は、前記吸込口2と前記浴室外吹出口4とを連通する。つまり、吸込口2から浴室換気乾燥機本体1の内部空間を経て浴室外吹出口4に空気を導く風路である。
また、浴室換気乾燥機本体1は、空気の流れを作る手段として、送風機7と、ダンパー8と、ステッピングモータ9と、風量検出手段10と、トルク設定手段11を備える。
送風機7は、モータ20と当該モータ20によって回転駆動することにより空気の流れを発生するファン21とから構成されている。送風機7は、吸込口2から浴室内吹出口3及び/又は浴室外吹出口4へと空気を導く。つまり、後述するダンパー8の位置によって、吸込口2から浴室内吹出口3及び浴室外吹出口4の双方へ空気を導く場合と、吸込口2から浴室内吹出口3のみに空気を導く場合と、吸込口2から浴室外吹出口4のみに空気を導く場合とがある。
ダンパー8は、浴室内吹出口3及び浴室外吹出口4の開口よりも大きく、つまりこれら2つの開口を閉じることができる面積を有する平面板である。ダンパー8は、送風機7からの空気の吹出しに対して角度を変えることで、吸込口2から吸い込んだ空気を循環風路5と排気風路6とに所定の割合で振り分ける。なお、本実施の形態では、送風機7からの空気の吹出しをダンパー8の水平方向とする。
ステッピングモータ9は、電圧または電流をコントロールすることで、ダンパー8の、送風機7からの空気の吹出しに対する角度を変化させる。また、ダンパー8を所定の角度(位置)で停止させると共に、励磁電圧または励磁電流を設定することで、ダンパー8の角度を強固に固定させることが可能である。
風量検出手段10は、例えば微差圧センサー等が該当し、送風機7の下流に設けられて送風機7からの風量を検出する。
トルク設定手段11は、風量検出手段10からの信号に基づいて、ステッピングモータ9に適切な励磁電圧又は励磁電流を設定するが詳細は後述する。
続いて、図2、図3を用いて風量検出手段10、トルク設定手段11、及びステッピングモータ9の構成及び処理の詳細を説明する。なお図2は、トルク設定手段の構成を示す図である。また図3は、浴室換気乾燥機の動作を示すフローチャートである。
浴室換気乾燥機本体1では、浴室内の空気を循環させ、あるいは排気する場合には、その風量を設定可能である。つまり、送風機7の風量が可変となっている。そして、送風機7の風量が異なると、ダンパー8の位置を維持するために必要な、ステッピングモータ9への励磁電圧又は励磁電流が異なる。つまり、ステッピングモータ9の停止中に電圧又は電流を励磁しない場合は、送風機7からの風圧によってダンパー8の停止位置が維持できなくなる可能性がある。こうなると浴室換気乾燥機本体1の本来の性能が発揮できなくなり、あるいは機能しなくなる。また、ステッピングモータ9の停止中に励磁する電圧又は電流を定格電圧又は定格電流とした場合は、ステッピングモータ9の温度上昇が高くなり耐久性や寿命に悪影響を及ぼすと共に無駄な電力消費が発生する。
そこで、浴室換気乾燥機本体1においては、ステッピングモータ9に加える励磁電圧又は励磁電流を可変とし、電力消費を必要最小限とするために以下の構成としている。
風量検出手段10は、図2に示すように、風路に微差圧センサーを設置して測定した圧力の差から風量を検出する。
トルク設定手段11は、例えば定格電圧Vaをステッピングモータ9に励磁するためのトランジスタ12を1つと、定格電圧Vaを抵抗13を介してステッピングモータ9に励磁するためのトランジスタ14を備えた回路ブロック15を少なくとも2つ以上備える。つまりトルク設定手段11は、風量検出手段10からの風量に基づいて、回路ブロック15をONする数を可変することでステッピングモータ9に励磁する電圧を変更(可変)し、トルクを変更する。なお、回路ブロック15は、トルク設定手段11で設定したいトルクと同等数の回路が必要となる。例えば、設定したいトルクが2種類ある場合は、回路ブロック15が2つ、設定したいトルクが3種類ある場合は回路ブロック15が3つ必要となる。そしてステッピングモータ9の巻線抵抗と回路ブロック15の分圧で励磁電圧が決定されるため、回路ブロック15がONする数が多いほどステッピングモータ9へ励磁する電圧は高くなる。
上記の構成において風量検出手段10で検出した風量に基づいて、トルク設定手段11にてステッピングモータ9の停止時に励磁電圧または励磁電流を可変させトルクを設定する動作について図3を用いて説明する。なお図における「S」はステップを意味する。
まず、浴室換気乾燥機本体1を乾燥運転させる場合を例に説明を行う。ここでいう「乾燥運転」とは、浴室内を乾燥させる運転であり、この場合、例えば排気風路と循環風路の風量割合を例えば50対50とする。そしてこの割合を実現するダンパー8の角度は、図1の左向き水平方向を0度とすると、上方に15度の角度である。
運転を開始すると、浴室換気乾燥機本体1は運転種別を判定する(図3:S01)。
ここで運転種別が「乾燥運転」である場合、浴室換気乾燥機本体1は、循環風路5と排気風路6を50対50の割合で確保するために、ダンパー8の角度を15度に変更する動作を行う。この場合、ステッピングモータ9はダンパー8を回動させるために定格電圧Vaの励磁が必要となる。したがってトルク設定手段11は、トランジスタ12をON状態とする(図3:S01Yes→S02)。
この状態でステッピングモータ9が動作し、ダンパー8が15度の状態で停止する(図3:S04)。なお、ダンパー8が所定の位置まで移動し、停止した後は、トルク設定手段11は、ステッピングモータ9に定格電圧Vaを励磁し続ける。(図3:S05Yes→S06)定格電圧Vaを励磁することでダンパー8の停止位置を維持するための最大限のトルクを確保する。
その後浴室換気乾燥機本体1は送風機7を動作させ、吸込口2から空気を吸い込む。吸い込まれた空気は、循環風路5及び排気風路6を通じて、浴室内吹出口3及び浴室外吹出口4から送り出される(図3:S06)。
送風機7から送風が行われると、風量検出手段10は風量を検出し、当該検出した風量情報をトルク設定手段11に送信する(図3:S08)。
トルク設定手段11は、風量検出手段10から風量情報を受け取ると、受け取った風量情報とあらかじめ設定された風量情報とを比較する(図3:S09)。
ここで、風量検出手段10から送信された風量情報が小さい、つまり検出された風量の方が少ない場合、ステッピングモータ9に励磁する電圧又は電流を低く設定するために、トルク設定手段11は、回路ブロック15を1つONにする(図3:S09No→S14→S15)。なおこの例は、トルク設定手段11が例えばトルクを2段階に設定できる構成、つまり回路ブロック15を2つ備える場合である。
その後トルク設定手段11が、トランジスタ12をOFFにする(図3:S16)。これによりステッピングモータ9に励磁される電圧は、一つの回路ブロック15とステッピングモータ9の巻線抵抗との分圧で決定され、つまり定格電圧Vaよりも低く設定される。
つまりトルク設定手段11が、このように設定された電圧VLをステッピングモータ9に励磁することで、送風機7の風量が少ない状態においてダンパー8の停止位置を維持するためのトルクを得る。(図3:S17)。
他方、風量検出手段10から送信された風量情報が大きい、つまり検出された風量の方が多い場合には、ステッピングモータ9に励磁する電圧又は電流を高く設定するために、トルク設定手段11は、回路ブロック15を2つONにする(図3:S09Yes→S10→S11)。
その後トルク設定手段11が、トランジスタ12をOFFにする(図3:S12)。これによりステッピングモータ9に励磁される電圧は、二つの回路ブロック15とステッピングモータ9の巻線抵抗との分圧で決定され、つまり定格電圧Vaよりも低く、そして上記風量が低い場合の励磁電圧よりも高く設定される。
このように設定された電圧VHを励磁することで送風機7の風量が多い状態においてダンパー8の停止位置を維持するためのトルクを得る。(図3:S13)。
以上のように、風量に応じてステッピングモータ9に励磁する電圧を可変することで余分な電力消費がなく、ステッピングモータ9の温度上昇も最低限に抑えられる状態でダンパー停止位置を維持することができる。
上記に示したのは、ダンパー8を角度15度で停止させるケースである。これに対して、ダンパー8が浴室内吹出口3を完全に塞ぐケース(例えば換気運転)と、浴室外吹出口4を完全に塞ぐケース(例えば暖房運転)について説明する。なお図4(a)は、ダンパー8が浴室内吹出口3を完全に塞ぐ際の側断面図、図4(b)は、ダンパー8が浴室外吹出口4を完全に塞ぐ際の側断面図である。
ダンパー8が浴室内吹出口3や浴室外吹出口4を完全に塞ぐケースでは、ダンパー8が開口に当接するため、ダンパー8の位置が風圧によってずれることはない。ここで運転種別が「暖房運転」である場合、浴室換気乾燥機本体1は、浴室外吹出口4を完全に塞ぐ必要があるためダンパー8の初期位置が例えば図4(b)とするとダンパー8の角度を図4(a)に変更する動作を行う。この場合、ステッピングモータ9はダンパー8を回動させるために定格電圧Vaの励磁が必要となる。したがってトルク設定手段11は、トランジスタ12をON状態とする(図3:S01Yes→S02)。
この状態でステッピングモータ9が動作し、ダンパー8が図4(a)の状態で停止する(図3:S04)。トルク設定手段11は、ダンパー8が図4(a)まで移動した後はトランジスタ12および前記回路ブロック15をOFFし、ステッピングモータ9への励磁をしない状態とする。(図3:S05No→S07)。
また、運転種別が「換気運転」の場合、浴室換気乾燥機本体1は浴室内吹出口3を完全に塞ぐ必要があるため、ダンパー8の初期位置が例えば図4(b)とするとダンパー8の角度は変更しない。この場合、トランジスタ12および回路ブロック15はOFFとし、ステッピングモータ9への励磁をしない状態とする。(図3:S01No→S03)そして送風機7は、この状態で運転を行う。
これにより、風圧を受けてもそれ以上動作しない位置にダンパーがある場合はステッピングモータの停止時には励磁しないことで余分な電力消費がなく、ステッピングモータの温度上昇がない状態でダンパー停止位置を維持することができる。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2における浴室換気乾燥機本体1bの構成について図5を用いて説明する。なお図5は、本実施の形態に係る浴室換気乾燥機本体1bの構成を示す側断面図である。浴室換気乾燥機本体1bが浴室換気乾燥機本体1と異なる点は、風量検出手段10に変えて停止角検出手段16を、トルク設定手段11に変えてトルク設定手段11bを備えた点である。
停止角検出手段16は、ダンパー8の停止位置の角度を検出する。具体的には、例えばステッピングモータ9を動作させるステップ数から停止した位置まで何ステップ移動させたかを検出し、ダンパー8の停止位置を検出するものである。通常、1ステップに対応する移動角は、ステッピングモータの種類によって固有に決まっている。
トルク設定手段11bは、停止角検出手段16が検出したダンパー8の角度に基づいてステッピングモータ9に励磁する電圧又は電流を設定する。
続いて、上記構成における、トルク設定手段11bの動作について図6を用いて説明する。図6は、浴室換気乾燥機本体1bの動作を示すフローチャートである。
なお図6において、浴室換気乾燥機本体1bが運転を開始してから、送風機7を動作させ、吸込口2から浴室外吹出口4や浴室内吹出口3に空気が送り出されるまでの処理は実施の形態1と同様である(図6:S01〜S07)。
送風機7から送風が行われると、停止角検出手段16はダンパー8の停止位置の角度を検出し、当該検出した角度情報をトルク設定手段11に送信する(図6:S08b)。
トルク設定手段11bは、停止角検出手段16から角度情報を受け取ると、受け取った角度情報とあらかじめ設定された角度情報とを比較する(図6:S09b)。
ここで、停止角検出手段16から送信された角度情報が30度〜60度の場合、この角度における風圧の影響は小さい(風圧が低い)と判断する。そして、ステッピングモータ9に励磁する電圧又は電流を低く設定するために、トルク設定手段11bは、回路ブロック15を1つONにする(図6:S09No→S14b→S15b)。なおこの例は、実施の形態1と同様、トルク設定手段11bが回路ブロック15を2つ備える場合である。
その後トルク設定手段11bが、トランジスタ12をOFFにし、励磁される電圧を定格電圧Vaよりも低く設定する点は、実施の形態1と同様である(図6:S16→S17)。
このように設定された電圧VLを励磁することで、送風機7からの風圧がダンパー8に与える影響が低い角度(状態)における、ダンパー8の停止位置を維持するためのトルクを得る。
他方、停止角検出手段16で検出された角度情報が0度〜30度もしくは60度〜90度の場合には、この角度における風圧の影響は大きい(風圧が高い)と判断する。この場合、ステッピングモータ9に励磁する電圧又は電流を高く設定するために、トルク設定手段11bは、回路ブロック15を2つONにする(図6:S09bYes→S10b→S11b)。
その後トルク設定手段11bがトランジスタ12をOFFにする(図6:S12)ことで、ステッピングモータ9に励磁される電圧は、定格電圧Vaよりも低く、ダンパー8の角度が30度〜60度の場合の励磁電圧よりも高く設定される。(図6:S13)。
このように設定された電圧VHを励磁することで送風機7からの風圧が大きい状態においてダンパー8の停止位置を維持するためのトルクを得る。
以上のように、ダンパー8の停止角度に応じてステッピングモータ9励磁する電圧を可変することで余分な電力消費がなく、ステッピングモータ9の温度上昇も最低限に抑えられる状態でダンパー停止位置を維持することができる。
また、実施の形態1と比較して、風量検出手段が不要になり、ステッピングモータ9の角度検出機能を利用できるためコストを抑えることが可能となる。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3における浴室換気乾燥機本体1cについて説明する。なお浴室換気乾燥機本体1cは、実施の形態1で示した風量検出手段10、及び、実施の形態2にて示した停止角検出手段16の双方を備える。さらにトルク設定手段11、11bとは制御の異なるトルク設定手段11cを備えた点で他の浴室換気乾燥機本体1、1bと異なる。
続いて、上記構成における、トルク設定手段11cの動作について図7を用いて説明する。図7は、浴室換気乾燥機本体1cの動作を示すフローチャートである。
なお図7において、浴室換気乾燥機本体1cが運転を開始してから、送風機7を動作させ、吸込口2から浴室外吹出口4や浴室内吹出口3に空気が送り出されるまでの処理は実施の形態1、2と同様である(図7:S01〜S07)。
送風機7から送風が行われると、停止角検出手段16はダンパー8の停止位置の角度を検出し、当該検出した角度情報をトルク設定手段11cに送信する(図7:S08b)。
また、風量検出手段10は風量を検出し、当該検出した風量情報をトルク設定手段11cに送信する(図7:S08)。
トルク設定手段11cは、停止角検出手段16から角度情報を受け取ると、受け取った角度情報とあらかじめ設定された角度情報とを比較する(図7:S09b)。ここでの比較、判定内容は、実施の形態2と同様なので省略する。
また、トルク設定手段11cは、風量検出手段10から風量情報を受け取ると、受け取った風量情報とあらかじめ設定された風量情報とを比較する(図7:S09)。ここでの比較、判定内容は、実施の形態1と同様なので省略する。
ここで、停止角検出手段16から送信された角度情報が30度〜60度の場合、この角度における風圧の影響は小さいと判断する。そして、ステッピングモータ9に励磁する電圧又は電流を低く設定するために、トルク設定手段11cは、回路ブロック15を1つONにする(図7:S09No→S14b→S15b)。
また、停止角検出手段16で検出された角度情報が0度〜30度もしくは60度〜90度の場合であっても、風量検出手段10から送信された風量情報が小さい、つまり検出された風量の方が少ない場合は次のように処理する。つまり、ステッピングモータ9に励磁する電圧又は電流を低く設定するために、トルク設定手段11cは、回路ブロック15を1つONにする(図7:S09bYes→S09No→S14b→S15b)。
その後トルク設定手段11bが、トランジスタ12をOFFにし、励磁される電圧を定格電圧Vaよりも低く設定する(図7:S16→S16)。
つまりトルク設定手段11cが、このように設定された電圧VLをステッピングモータ9に励磁することで、ダンパー8の停止位置を維持するためのトルクを得る。(図7:S17)。
この構成では、停止角検出手段16で検出したダンパーの停止角度と風量検出手段10にて検出した風量とに応じて、トルク設定手段11cがステッピングモータの停止時に励磁電圧または励磁電流を可変させトルクを設定することができる。つまり、一層細かくトルクをコントロールすることができるため、余分な電力消費を削減し、ステッピングモータの温度上昇も最低限に抑えられる状態でダンパー停止位置を維持することができる。
他方、停止角検出手段16で検出された角度情報が0度〜30度もしくは60度〜90度の場合、かつ、風量検出手段10から送信された風量情報が所定の値より大きい場合、風圧がダンパー8に与える影響が大きい(風圧が高い)と判断する(図7:S09bYes→S09Yes→S10b)。
この場合、ステッピングモータ9に励磁する電圧又は電流を高く設定するために、トルク設定手段11cは、回路ブロック15を2つONにする(図7:S11b)。
その後トルク設定手段11bがトランジスタ12をOFFにすることで、ステッピングモータ9に励磁される電圧は、定格電圧Vaよりも低く、風圧が低い場合である図7のS12bのよりもよりも高く設定される。(図7:S13)。
このように設定された電圧VHを励磁することで送風機7からの風圧が大きい状態においてダンパー8の停止位置を維持するためのトルクを得る。
この構成では、停止角検出手段16で検出したダンパーの停止角度と風量検出手段10にて検出した風量とに基づいて、トルク設定手段11cがステッピングモータの停止時に励磁電圧または励磁電流を可変させトルクを設定することができる。つまり、一層細かくトルクをコントロールすることができるため、余分な電力消費をさらに削減し、ステッピングモータの温度上昇も最低限に抑えられる状態でダンパー停止位置を維持することができる。
なお、本実施の形態においても実施の形態1、2と同様、回路ブロック15を2つ備えたものとして説明を行った。しかし、実施の形態1、2よりも細かい制御が可能となるため、回路ブロック15をさらに多く備えるのが好ましい。
(変形例)
上記実施の形態においては、風量検出手段10は、送風機7の下流に設けられ、送風機7からの風量を検出するものとした。しかしながら必ずしも下流で送風機7からの風量を検出する必要はなく、例えば送風機7の上流で送風機7に吸引される風量を検出してもよい。
また、風量検出手段10は、微差圧センサーにおける圧力の差から風量を検出しているが、例えば送風機7の電流や回転数を測定しこれにより、風量を検出(予測)しても良い。
また、上記実施の形態では、励磁電圧を可変させる内容を記載したが、励磁電流を可変させてトルクを変更する方法でも良い。
また、停止角検出手段16で検出したダンパーの停止角度をトルク設定手段11bで比較する場合に0度〜30度、30度〜60度、60度〜90度の閾値で比較判定するものとした。しかしながら上記閾値は一例であるため、構造に応じて閾値を変更しても良い。さらに閾値の範囲において30度および60度は重複して説明しているが、構造に応じてどちらかの範囲に入るように設定すれば良い。
本発明は、余分な電力消費なくダンパー停止位置を維持することができる浴室暖房装置にとして有用である。
1、1b、1c 浴室換気乾燥機本体
2 吸込口
3 浴室内吹出口
4 浴室外吹出口
5 循環風路
6 排気風路
7 送風機
8 ダンパー
9 ステッピングモータ
10 風量検出手段
11、11b、11c トルク設定手段
12、14 トランジスタ
13 抵抗
15 回路ブロック
16 停止角検出手段

Claims (4)

  1. 空気を吸い込む吸込口と、
    循環空気を吹き出す浴室内吹出口と、
    排気空気を吹き出す浴室外吹出口と、
    前記吸込口と前記浴室内吹出口とを連通する循環風路と、
    前記吸込口と前記浴室外吹出口とを連通する排気風路と、
    前記吸込口から前記浴室内吹出口及び/又は前記浴室外吹出口へと空気を導く送風機と、
    前記吸込口から吸い込んだ空気を前記循環風路と前記排気風路とに振り分けるダンパーと、
    前記ダンパーの角度を変化させるステッピングモータと、
    前記送風機の風量を検出する風量検出手段と、
    前記風量検出手段で検出した風量に基づいて、前記ダンパーの停止位置を維持するトルクを前記ステッピングモータにて確保するための励磁電圧又は励磁電流を設定するトルク設定手段と、
    を備えた浴室換気乾燥機。
  2. 空気を吸い込む吸込口と、
    循環空気を吹き出す浴室内吹出口と、
    排気空気を吹き出す浴室外吹出口と、
    前記吸込口と前記浴室内吹出口とを連通する循環風路と、
    前記吸込口と前記浴室外吹出口とを連通する排気風路と、
    前記吸込口から前記浴室内吹出口及び/又は前記浴室外吹出口へと空気を導く送風機と、
    前記吸込口から吸い込んだ空気を前記循環風路と前記排気風路とに振り分けるダンパーと、
    前記ダンパーの角度を変化させるステッピングモータと、
    前記ダンパーの停止角度を検出する停止角検出手段と、
    前記停止角検出手段で検出したダンパーの停止角度に基づいて、前記ダンパーの停止位置を維持するトルクを前記ステッピングモータにて確保するための励磁電圧又は励磁電流を設定するトルク設定手段と、
    を備えた浴室換気乾燥機。
  3. さらに前記ダンパーの停止角度を検出する停止角検出手段を備え、
    前記トルク設定手段は、
    前記停止角検出手段で検出したダンパーの角度と前記風量検出手段で検出した風量とに基づいて前記励磁電圧又は前記励磁電流を設定する請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  4. 前記トルク設定手段は、
    前記ダンパーが前記循環風路を閉じているとき、又は前記排気風路を閉じているときには前記ステッピングモータに励磁しない請求項1から3のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
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