JP2017008864A - 内燃機関の吸排気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の過給機による高過給化を実現しつつ、排気脈動の干渉を抑制する。
【解決手段】内燃機関の吸排気システムは、エンジン10内に設けられた気筒13a〜13dと、気筒13a〜13dに吸気を導入する吸気通路20と、吸気を圧縮する低圧段過給機50及び高圧段過給機60と、気筒13a〜13dのうちの排気脈動の干渉が生じない2つの気筒13b、13cの各々から排出される排気を、高圧段過給機60に導入する排気通路31b、31cと、高圧段過給機60を迂回するように設けられ、気筒13a、13dから排出される排気を、高圧段過給機60よりも下流側に設けられた低圧段過給機50に導入する排気通路31a、31d、31eと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の吸排気システムに関し、より詳細には、複数の過給機を有する内燃機関の吸排気システムに関する。
内燃機関であるエンジンの吸排気システムは、エンジンの燃焼に必要な吸気をエンジンに供給すると共に、燃焼後の排気を排出するシステムである。この吸排気システムは、排気の還流通路と、吸気を圧縮する過給機とを有する。還流通路は、エンジンの燃焼温度を下げる観点等から、エンジンから排気通路へ排出された排気の一部を、吸気をエンジンに導入する吸気通路に還流する通路である。
過給機は、排気通路の排気を利用して吸気通路の吸気を過給する圧縮する。例えば、下記の特許文献1には、低圧段過給機と高圧段過給機とを有し、吸気を低圧段と高圧段の二段階に分けて昇圧する二段過給システムが開示されている。
特開2007−138845号公報
近年、燃費向上等の観点から、小型の過給機による更なる高過給化が要請されている。しかし、高過給化を実現すべく特許文献1に示す二段過給システムのように直列に配列された二つの過給機の動作効率を上げる場合には、過給機を大型化する必要がある。また、エンジンの6つの気筒の排気が1つの排気通路に合流するので、排気脈動の干渉が発生する。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、小型の過給機による高過給化を実現しつつ、排気脈動の干渉を抑制することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、内燃機関内に設けられ、3つ以上の気筒を含む気筒群と、前記気筒群に吸気を導入する吸気通路と、前記吸気を圧縮する低圧段過給機及び高圧段過給機と、前記気筒群のうちの排気脈動の干渉が生じない2つの第1気筒の各々から排出される排気を、前記高圧段過給機に導入する第1排気通路と、前記高圧段過給機を迂回するように設けられ、前記気筒群のうちの前記第1気筒とは異なる第2気筒から排出される排気を、前記高圧段過給機よりも下流側に設けられた前記低圧段過給機に導入する第2排気通路と、を備えることを特徴とする内燃機関の吸排気システムを提供する。
かかる吸排気システムによれば、排気脈動の干渉が生じない2つの気筒の排気が第1排気通路を介して高圧段過給機に導入されるため、高圧段過給機の動作効率を高めることができると共に、高圧段過給機の小型化が可能となる。また、高圧段過給機に導入されない気筒の排気は、第2排気通路を介して低圧段過給機に導入されるので、低圧段過給機の動作効率を高めることができる。
また、前記内燃機関の吸排気システムは、前記第2排気通路と前記吸気通路との間を接続し、前記第2気筒から排出される排気を前記吸気通路へ還流させる還流通路と、前記第2排気通路において前記還流通路との接続点よりも下流側に設けられ、前記第2排気通路における排気の圧力を調整する排圧調整部と、を更に備えることとしてもよい。
また、前記内燃機関の吸排気システムは、前記第2排気通路と前記吸気通路との間を接続し、前記第2気筒から排出される排気を前記吸気通路へ還流させる還流通路と、前記第2排気通路において前記還流通路との接続点よりも下流側に設けられ、前記還流通路における排気の流量を調整する流量調整部と、を更に備えることとしてもよい。
また、前記第2排気通路は、排気脈動の干渉が生じない2つの前記第2気筒の各々から排出される排気を、前記低圧段過給機に導入することとしてもよい。
また、前記第2気筒は、2つあり、前記第2排気通路は、2つの前記第2気筒の各々と接続され前記高圧段過給機を迂回する二つの迂回通路を含むこととしてもよい。
本発明によれば、小型の過給機による高過給化を実現しつつ、排気脈動の干渉を抑制できるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る吸排気システムSの構成の一例を示す模式図である。 第2の実施形態に係る吸排気システムSの構成の一例を示す模式図である。 第3の実施形態に係る吸排気システムSの構成の一例を示す模式図である。
<第1の実施形態>
(吸排気システムの構成)
図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る内燃機関の吸排気システムSの構成について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る吸排気システムSの構成の一例を示す模式図である。
吸排気システムSは、内燃機関であるエンジンを有する車両に搭載されている。例えば、吸排気システムSは、バスやトラック等の大型車両に搭載されている。吸排気システムSは、エンジンの燃焼に必要な吸気をエンジンに供給すると共に、燃焼後の排気を排出するシステムである。図1に示すように、吸排気システムSは、エンジン10と、吸気通路20と、排気通路30と、EGR通路40と、低圧段過給機50と、高圧段過給機60と、ECU80とを有する。
エンジン10は、3つ以上の気筒を含むエンジンであり、ここでは4気筒のディーゼルエンジンである。エンジン10は、燃料と吸気(空気)の混合気を燃焼、膨張させて、動力を発生させる。エンジン10は、吸気マニホールド11と、気筒群である気筒13a〜13dとを有する。
吸気マニホールド11は、吸気通路20と接続された多岐管であり、吸気通路20の吸気(空気)を4つの気筒13a〜13dへ分岐させる。4つの気筒13a〜13dは、吸気を吸入させると共に、燃焼後の排気を排出する。気筒13a〜13dには、それぞれピストン、吸気弁、排気弁及びインジェクタ等が設けられている。
4つの気筒13a〜13dにおいて、気筒内の着火が気筒13a、気筒13c、気筒13d、気筒13bの順に行われており、排気行程も気筒13a、気筒13c、気筒13d、気筒13bの順に行われる。これにより、気筒13aと気筒13dにおいて排気弁の開弁期間が重ならず、気筒13bと気筒13cにおいて排気弁の開弁期間が重ならない。かかる場合には、気筒13aの排気と気筒13dの排気とを排気通路30で合流させても、排気脈動の干渉が生じない。同様に、気筒13bの排気と気筒13cの排気とを排気通路30で合流させても、排気脈動の干渉が生じない。
吸気通路20は、エンジン10の燃焼に必要な吸気(空気)を気筒13a〜13dへ吸入させるための通路である。吸気通路20には、上流側から下流側へ向かって、エアークリーナー22、低圧段過給機50のコンプレッサ52、CAC(Charge Air Cooler:過給冷却器)23、高圧段過給機60のコンプレッサ62、CAC24及びインテークスロットルバルブ25が設けられている。
エアークリーナー22は、例えばフィルターを有し、吸気中の異物を除去する。低圧段過給機50のコンプレッサ52は、回転することにより、コンプレッサ52を通過する吸気を圧縮する。CAC23は、コンプレッサ52によって圧縮されて温度が上昇した吸気を、冷却液や大気により冷却する。高圧段過給機60のコンプレッサ62は、回転することにより、コンプレッサ62を通過する吸気を圧縮する。CAC24は、コンプレッサ62によって圧縮されて温度が上昇した吸気を、冷却液や大気により冷却する。インテークスロットルバルブ25は、スロットルバルブの開度を調整して、吸気の流量を調整する。
排気通路30は、エンジン10から排出された排気(排出ガス)を車両の外部へ排出するための通路である。排気通路30は、分岐した複数の排気通路31a〜31f及び迂回通路33a、33bで構成されている。また、排気通路30には、低圧段過給機50のタービン51と、高圧段過給機60のタービン61と、排気調整バルブ34と、迂回調整バルブ35、36と、EAT37(Exhaust After-Treatment:排気後処理装置)とが設けられている。
排気通路31aは、エンジン10の気筒13aと、高圧段過給機60のタービン61の下流側に位置する排気通路31eとを接続している。同様に、排気通路31dは、気筒13dと排気通路31eとを接続している。すなわち、排気通路31dは、タービン61を迂回する通路である。これにより、気筒13dから排出された排気は、タービン61へ導かれない。排気通路31a及び排気通路31dは、途中で合流する構成となっている。
排気通路31bは、気筒13bとタービン61とを接続し、気筒13bから排出された排気をタービン61へ導く。同様に、排気通路31cは、気筒13cとタービン61とを接続し、気筒13cから排出された排気をタービン61へ導く。排気通路31b及び排気通路31cは、途中で合流する構成となっている。
排気通路31eは、高圧段過給機60のタービン61と低圧段過給機50のタービン51とを接続する。排気通路31eの途中には、排気通路31a、31dが接続されている。このため、気筒13a、13dから排出された排気は、タービン61を迂回してタービン51へ導かれる。また、排気通路31eの途中には、タービン61を迂回する迂回通路33aが接続されている。
排気通路31fは、タービン51の下流側に位置する通路である。排気通路31fの途中(EAT37の上流側)には、タービン51を迂回する迂回通路33bが接続されている。
迂回通路33aは、排気通路31b及び排気通路31c(実際には、排気通路31bと排気通路31cが合流した後の通路)の途中と、タービン61の下流側の排気通路31eとを接続している。迂回通路33aを設けることで、気筒13b及び気筒13cから排出された排気がタービン61を迂回できる。
迂回通路33bは、排気通路31eの途中(具体的には、迂回通路33aとの接続点、及び排気通路31dとの接続点の下流側)と、タービン51の下流側の排気通路31fとを接続している。迂回通路33bを設けることで、排気通路31eを流れる排気がタービン51を迂回できる。
排気調整バルブ34は、排気通路31a、31dが合流した通路の途中(具体的には、EGR通路40との接続点よりも下流側)に設けられ、排気通路31a、31dを流れる排気の圧力(排圧)や流量を調整可能なバルブである。すなわち、排気調整バルブ34は、排圧調整部及び流量調整部としての機能を有する。排気調整バルブ34は、例えばアーム付スイング型開閉弁であり、アームの角度を調整することで排圧や流量を高精度に調整可能となっている。また、詳細は後述するが、排気調整バルブ34によって、EGR通路40を流れる排気の流量も調整可能となる。
迂回調整バルブ35は、迂回通路33aに設けられ、迂回通路33aを流れる排気(気筒13b及び気筒13cから排出された排気)の流量を調整する。迂回調整バルブ35は、例えばゲートバルブである。迂回通路33aを流れる排気の流量を調整することで、タービン61を通過する排気の流量も調整できるので、高圧段過給機60による吸気の過給量を調整可能となる。
迂回調整バルブ36は、迂回通路33bに設けられ、迂回通路33bを流れる排気(気筒13a〜13dから排出された排気)の流量を調整する。迂回調整バルブ36は、例えばゲートバルブである。迂回通路33bを流れる排気の流量を調整することで、タービン51を通過する排気の流量も調整できるので、低圧段過給機50による吸気の過給量を調整可能となる。
EAT37は、排気を浄化する装置である。例えば、EAT37は、排気中のPMを捕集したり、尿素水から加水分解されて生成されるアンモニア(NH)を還元剤として排気中のNOを選択的に還元浄化したりする。
EGR通路40は、排気通路31dと吸気通路20との間を接続し、エンジン10の気筒13a、13dから排出された排気の全部又は一部を吸気通路20に還流させる還流通路である。EGR通路40には、EGRクーラ41と、EGRバルブ42とが設けられている。EGRクーラ41は、EGR通路40の排気を冷却する。EGRバルブ42は、吸気通路20へ還流させる排気の流量を調整する。また、EGRバルブ42は、EGR通路40から排気通路31dへの排気の逆流を防止する機能を有する。
EGR通路40の排気の流量は、前述した排気調整バルブ34によって調整可能である。すなわち、排気調整バルブ34によって排気通路31a、31dを流れる排気の流量を調整することで、EGR通路40を流れる排気の流量も調整可能となる。また、EGR通路40と接続されている二つの排気通路31a、31dの排気の圧力を排気調整バルブ34で調整することで、吸気通路20の吸気の圧力に対して排気の圧力が過大になることを抑制できるので、吸気通路20へ排気を適切に還流させることが可能となる。
また、排気調整バルブ34及びEGRバルブ42に加えて、吸気通路20のインテークスロットルバルブ25を調整することで、吸気通路20への排気の還流を高精度に制御できる。なお、エンジン10の回転領域に応じて、排気調整バルブ34、EGRバルブ42、及びインテークスロットルバルブ25の中から少なくとも1つを選択して、排気の還流量を制御してもよい。
低圧段過給機50及び高圧段過給機60は、エンジン10に吸入される吸気を過給する装置である。具体的には、低圧段過給機50が吸気を過給した後に、高圧段過給機60が吸気を更に過給する。これにより、高圧縮した吸気をエンジン10に供給して、エンジン10の排気量を実質的に高められる。低圧段過給機50及び高圧段過給機60は、ここでは排気の圧力を動力源とするターボチャージャである。
低圧段過給機50は、前述したタービン51及びコンプレッサ52に加えて、タービン51とコンプレッサ52とを連結する連結軸53を有する。低圧段過給機50においては、タービン51が、通過する排気のエネルギーを受けて回転することで、連結軸53を介してタービン51と連結したコンプレッサ52が、回転して吸気通路20の吸気を過給する。同様に、高圧段過給機60も、タービン61とコンプレッサ62とを連結する連結軸63を有し、通過する排気のエネルギーを受けてタービン61が回転することで、コンプレッサ62が回転して吸気通路20の吸気を過給する。
高圧段過給機60のタービン61は、4つの気筒13a〜13dのうちの排気脈動が干渉しない気筒13b、13cの排気の動力によって回転するため、タービン61を効率良く回転させることができる。また、4つの気筒13a〜13dのうちの一部の気筒13b、13dの排気がタービン61を通過する構成となることで、タービン61の小型化が可能となる。一方で、タービン51が高圧段過給機60のタービン61よりも下流側に位置する低圧段過給機50には、タービン61を通過又は迂回した気筒13b、13cの排気に加えて、タービン61を迂回した気筒13a、13dの排気も導入される。このため、タービン51は、4つの気筒13a〜13dから排出された排気を動力源として回転する。これにより、低圧段過給機50の動作効率を高めることが可能となる。
なお、排気通路31eにおいて、高圧段過給機60を通過した排気(排気脈動が干渉しない気筒13b、13cの排気)と、排気通路31a、31dを流れてきた排気(排気脈動が干渉しない気筒13a、13dの排気)とが合流する。高圧段過給機60を通過した排気の動圧は小さくなっているので、排気通路31eにおける排気脈動の干渉を抑制できる。
上述したように、気筒13b、13cの排気が排気通路31b、31cにより高圧段過給機60に導入され、気筒13a、13dの排気が排気通路31a、31d、31eにより低圧段過給機50に導入される。このため、気筒13b、13cが第1気筒に該当し、気筒13a、13dが第2気筒に該当し、排気通路31b、31cが第1排気通路に該当し、排気通路31a、31d、31eが第2排気通路に該当する。
ECU80は、CPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを備えた電子制御装置(Electric Control Unit)である。ECU80は、前述した各装置の動作を制御する。例えば、ECU80は、インテークスロットルバルブ25、排気調整バルブ34、迂回調整バルブ35、36、及びEGRバルブ42の動作を制御する。
(第1の実施形態における効果)
上述した吸排気システムSは、排気脈動の干渉が生じない気筒13b、13cの排気を、排気通路31b、31cを介して高圧段過給機60に導入させ、排気脈動の干渉が生じない気筒13a、13dの排気を、高圧段過給機60を迂回する排気通路31a、31d、31e、を介して低圧段過給機50に導入させている。
これにより、排気脈動の干渉が生じない気筒13b、13cの排気が高圧段過給機60に導入されるため、高圧段過給機60の動作効率を高めることができると共に、高圧段過給機60(具体的には、タービン61)の小型化が可能となる。また、高圧段過給機60に導入されない気筒13a、13dの排気は、低圧段過給機50に導入されるので、低圧段過給機50の動作効率を高めることができる。
<第2の実施形態>
図2は、第2の実施形態に係る吸排気システムSの構成の一例を示す模式図である。
第1の実施形態では、排気通路31a及び排気通路31dが合流して高圧段過給機60のタービン61の下流側の排気通路31eと接続するのに対して、第2の実施形態では、排気通路31aと排気通路31dが、独立して排気通路31eと接続している点で異なる。なお、第1の実施形態と同様な構成については、説明を省略する。
図2に示すように、排気通路31a及び排気通路31dは、途中で合流せずにそれぞれ排気通路31eと接続している二つの迂回通路である。また、EGR通路40は、排気通路31aと排気通路31dのうちの排気通路31dと接続している。このため、気筒13dの排気は、吸気通路20へ還流されるが、気筒13aの排気は、吸気通路20へ還流されない。また、排気調整バルブ34は、排気通路31dを流れる排気の圧力や流量を調整する。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、4つの気筒13a〜13dのうちの気筒13dの排気のみを吸気通路20へ還流させるため、吸気通路20への排気の還流量が少ない場合に有効である。
<第3の実施形態>
図3は、第3の実施形態に係る吸排気システムSの構成の一例を示す模式図である。
第3の実施形態は、第2の実施形態の構成に加えて、図3に示すように、排気通路31aと吸気通路20とを接続するEGR通路45が設けられている。EGR通路45は、気筒13aの排気を吸気通路20へ還流させる。
EGR通路45には、第1の実施形態で説明したEGR通路40と同様に、EGRクーラ46と、EGRバルブ47とが設けられている。EGRクーラ46は、EGR通路45の排気を冷却する。EGRバルブ47は、吸気通路20へ還流させる気筒13aの排気の流量を調整する。
また、排気通路31aにおいてEGR通路45との接続点よりも下流側には、排気調整バルブ38が設けられている。排気調整バルブ38は、排気通路31dに設けられた排気調整バルブ34と同様な構成を有し、排気通路31aを流れる排気の圧力や流量を調整する。これにより、EGR通路45を流れる排気の流量も調整可能となる。なお、EGRバルブ47及び排気調整バルブ38の動作も、ECU80によって制御される。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、二つのEGR通路40、45を設けることで、2つの気筒13a、13dの排気の吸気通路20への還流量を別々に調整できるため、より高精度な制御が可能となる。
なお、上記では、エンジン10がディーゼルエンジンであることとしたが、これに限定されず、例えばエンジン10はガソリンエンジンであってもよい。また、上記では、エンジン10が4気筒であることとしたが、これに限定されず、例えばエンジン10は3気筒や6気筒であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 エンジン
13a〜13d 気筒
20 吸気通路
30 排気通路
31a〜31f 排気通路
33a、33b 迂回通路
34 排気調整バルブ
35、36 迂回調整バルブ
40 EGR通路
50 低圧段過給機
51 タービン
52 コンプレッサ
60 高圧段過給機
61 タービン
62 コンプレッサ
S 吸排気システム

Claims (5)

  1. 内燃機関内に設けられ、3つ以上の気筒を含む気筒群と、
    前記気筒群に吸気を導入する吸気通路と、
    前記吸気を圧縮する低圧段過給機及び高圧段過給機と、
    前記気筒群のうちの排気脈動の干渉が生じない2つの第1気筒の各々から排出される排気を、前記高圧段過給機に導入する第1排気通路と、
    前記高圧段過給機を迂回するように設けられ、前記気筒群のうちの前記第1気筒とは異なる第2気筒から排出される排気を、前記高圧段過給機よりも下流側に設けられた前記低圧段過給機に導入する第2排気通路と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の吸排気システム。
  2. 前記第2排気通路と前記吸気通路との間を接続し、前記第2気筒から排出される排気を前記吸気通路へ還流させる還流通路と、
    前記第2排気通路において前記還流通路との接続点よりも下流側に設けられ、前記第2排気通路における排気の圧力を調整する排圧調整部と、を更に備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の内燃機関の吸排気システム。
  3. 前記第2排気通路と前記吸気通路との間を接続し、前記第2気筒から排出される排気を前記吸気通路へ還流させる還流通路と、
    前記第2排気通路において前記還流通路との接続点よりも下流側に設けられ、前記還流通路における排気の流量を調整する流量調整部と、を更に備えることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の内燃機関の吸排気システム。
  4. 前記第2排気通路は、排気脈動の干渉が生じない2つの前記第2気筒の各々から排出される排気を、前記低圧段過給機に導入することを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の吸排気システム。
  5. 前記第2気筒は、2つあり、
    前記第2排気通路は、2つの前記第2気筒の各々と接続され前記高圧段過給機を迂回する二つの迂回通路を含むことを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の吸排気システム。

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