JP2017007979A - テルミサルタン含有医薬組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた溶出率を示すテルミサルタン含有医薬組成物を提供すること。【解決手段】テルミサルタンと、塩基性物質と、界面活性剤とを含み、前記界面活性剤が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、及びステアリン酸ポリオキシル40の少なくともいずれかであるテルミサルタン含有医薬組成物である。界面活性剤が、ステアリン酸ポリオキシル40である態様、塩基性物質が、メグルミン及びアルギニンの少なくともいずれかである態様などが好ましい。【選択図】なし
Description
本発明は、テルミサルタン含有医薬組成物に関する。
テルミサルタンは、高血圧症の治療に使用されるアンジオテンシンII受容体拮抗剤である。テルミサルタンは、pH1〜7の胃腸管の生理的pH範囲の水性系において溶解性が非常に悪いことが知られている。
これまでに、テルミサルタンと少なくとも一種の塩基性物質とを含有する水溶液を調製する工程と、前記水溶液を噴霧乾燥して噴霧乾燥顆粒を得る工程とを含む、実質的にアモルファスであるテルミサルタンの製造方法(例えば、特許文献1参照)、溶解媒体中に分散した3から50重量%のテルミサルタンを含有する医薬組成物であって、(a)モル比で、塩基性試薬:テルミサルタン=1:1から10:1の塩基性試薬、(b)最終組成物に対して、約1から20重量%の量の界面活性剤または乳化剤、および、(c)25から70重量%の水溶性希釈剤を含有し、(d)必要により、0から20重量%のさらなる賦形剤および/または補助剤を含有してもよく、すべての成分の合計は100%である、医薬組成物(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
しかしながら、これらの提案の医薬組成物におけるテルミサルタンの溶出率は十分とは言えず、より優れた溶出率が得られる技術の開発が強く求められている。
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、優れた溶出率を示すテルミサルタン含有医薬組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> テルミサルタンと、塩基性物質と、界面活性剤とを含み、
前記界面活性剤が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、及びステアリン酸ポリオキシル40の少なくともいずれかであることを特徴とするテルミサルタン含有医薬組成物である。
<2> 界面活性剤が、ステアリン酸ポリオキシル40である前記<1>に記載のテルミサルタン含有医薬組成物である。
<3> 塩基性物質が、メグルミン及びアルギニンの少なくともいずれかである前記<1>から<2>のいずれかに記載のテルミサルタン含有医薬組成物である。
<1> テルミサルタンと、塩基性物質と、界面活性剤とを含み、
前記界面活性剤が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、及びステアリン酸ポリオキシル40の少なくともいずれかであることを特徴とするテルミサルタン含有医薬組成物である。
<2> 界面活性剤が、ステアリン酸ポリオキシル40である前記<1>に記載のテルミサルタン含有医薬組成物である。
<3> 塩基性物質が、メグルミン及びアルギニンの少なくともいずれかである前記<1>から<2>のいずれかに記載のテルミサルタン含有医薬組成物である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、優れた溶出率を示すテルミサルタン含有医薬組成物を提供することができる。
(テルミサルタン含有医薬組成物)
本発明のテルミサルタン含有医薬組成物は、テルミサルタンと、塩基性物質と、界面活性剤とを少なくとも含み、更に必要に応じてその他の成分を含む。
本発明のテルミサルタン含有医薬組成物は、テルミサルタンと、塩基性物質と、界面活性剤とを少なくとも含み、更に必要に応じてその他の成分を含む。
<テルミサルタン>
前記テルミサルタンは、化学名が4’−〔〔2−n−プロピル−4−メチル−6−(1−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−ベンズイミダゾール−1−イル〕−メチル〕−ビフェニル−2−カルボン酸である。
前記テルミサルタンは、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記テルミサルタンは、化学名が4’−〔〔2−n−プロピル−4−メチル−6−(1−メチルベンズイミダゾール−2−イル)−ベンズイミダゾール−1−イル〕−メチル〕−ビフェニル−2−カルボン酸である。
前記テルミサルタンは、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記テルミサルタンの前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、前記テルミサルタン含有医薬組成物が錠剤の場合には、1錠当たり、20mg〜160mgとすることができ、前記テルミサルタン含有医薬組成物が顆粒の場合には、顆粒の質量の20質量%〜30質量%とすることができる。
<塩基性物質>
前記塩基性物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機塩基、塩基性アミノ酸、アミノ糖などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記無機塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。前記塩基性アミノ酸の具体例としては、アルギニン(以下、「L−アルギニン」と称することがある)、リジン(以下、「L−リジン」と称することがある)などが挙げられる。前記アミノ糖の具体例としては、メグルミンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、テルミサルタンの溶解性に優れる点で、メグルミン及びアルギニンの少なくともいずれかが好ましい。
前記塩基性物質は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記塩基性物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機塩基、塩基性アミノ酸、アミノ糖などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記無機塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。前記塩基性アミノ酸の具体例としては、アルギニン(以下、「L−アルギニン」と称することがある)、リジン(以下、「L−リジン」と称することがある)などが挙げられる。前記アミノ糖の具体例としては、メグルミンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、テルミサルタンの溶解性に優れる点で、メグルミン及びアルギニンの少なくともいずれかが好ましい。
前記塩基性物質は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記塩基性物質の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、前記テルミサルタン含有医薬組成物が錠剤の場合には、1錠当たり、10mg〜320mgとすることができ、前記テルミサルタン含有医薬組成物が顆粒の場合には、顆粒の質量の10質量%〜40質量%とすることができる。
<界面活性剤>
前記界面活性剤は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、及びステアリン酸ポリオキシル40の少なくともいずれかである。これらの中でも、テルミサルタン含有医薬組成物の溶出挙動がより優れる点で、ステアリン酸ポリオキシル40が好ましい。
前記界面活性剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記界面活性剤は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、及びステアリン酸ポリオキシル40の少なくともいずれかである。これらの中でも、テルミサルタン含有医薬組成物の溶出挙動がより優れる点で、ステアリン酸ポリオキシル40が好ましい。
前記界面活性剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記界面活性剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.2質量%〜7質量%が好ましく、0.2質量%以上2質量%未満が好ましい。前記好ましい範囲内であると、テルミサルタンの溶出率がより優れる点で、有利である。
なお、前記テルミサルタン含有医薬組成物は、本発明の効果を損なわない限り、前記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、及びステアリン酸ポリオキシル40以外の界面活性剤(以下、「その他の界面活性剤」と称することがある)を含んでいてもよい。
前記その他の界面活性剤の界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン、マクロゴール、ラウロマクロゴール、ポリソルベート、ポリエチレングリコール、ポロクサマー、クエン酸トリエチルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の界面活性剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記その他の界面活性剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記その他の界面活性剤の界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン、マクロゴール、ラウロマクロゴール、ポリソルベート、ポリエチレングリコール、ポロクサマー、クエン酸トリエチルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の界面活性剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記その他の界面活性剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
<その他の成分>
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、賦形剤、流動化剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、懸濁化剤、乳化剤、安定化剤、矯味剤、香料などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、賦形剤、流動化剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、懸濁化剤、乳化剤、安定化剤、矯味剤、香料などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−賦形剤−
前記賦形剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、D−マンニトール、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、乳糖、無水乳糖、白糖、タルク、精製ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、ポリビニルピロリドン、結晶セルロース、ケイ酸カルシウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記賦形剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記賦形剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記賦形剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、D−マンニトール、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、乳糖、無水乳糖、白糖、タルク、精製ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、ポリビニルピロリドン、結晶セルロース、ケイ酸カルシウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記賦形剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記賦形剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−流動化剤−
前記流動化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、軟質無水ケイ酸、タルク、含水二酸化ケイ素、水酸化アルミナマグネシウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記流動化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記流動化剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記流動化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、軟質無水ケイ酸、タルク、含水二酸化ケイ素、水酸化アルミナマグネシウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記流動化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記流動化剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−滑沢剤−
前記滑沢剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、サラシミツロウ、カルナウバロウ、ポリエチレングリコール6000、フマル酸ステアリルナトリウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記滑沢剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記滑沢剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記滑沢剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、サラシミツロウ、カルナウバロウ、ポリエチレングリコール6000、フマル酸ステアリルナトリウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記滑沢剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記滑沢剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−結合剤−
前記結合剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、部分アルファー化デンプン、酸化デンプン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、ミツロウ、結晶セルロースなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記結合剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記結合剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記結合剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、部分アルファー化デンプン、酸化デンプン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、ミツロウ、結晶セルロースなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記結合剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記結合剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−崩壊剤−
前記崩壊剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トウモロコシデンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、カルメロースカルシウム、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、クロスカルメロースカルシウム、メチルセルロース、カルボキシメチルスターチナトリウム、結晶セルロースなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記崩壊剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記崩壊剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記崩壊剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トウモロコシデンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、カルメロースカルシウム、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、クロスカルメロースカルシウム、メチルセルロース、カルボキシメチルスターチナトリウム、結晶セルロースなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記崩壊剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記崩壊剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−懸濁化剤−
前記懸濁化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルギン酸ナトリウム、カルメロースナトリウム、メチルセルロースなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記懸濁化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記懸濁化剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記懸濁化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルギン酸ナトリウム、カルメロースナトリウム、メチルセルロースなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記懸濁化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記懸濁化剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−乳化剤−
前記乳化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、モノステアリン酸グリセリン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記乳化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記乳化剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記乳化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、モノステアリン酸グリセリン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記乳化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記乳化剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−安定化剤−
前記安定化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、亜硫酸塩、トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記安定化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記安定化剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記安定化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、亜硫酸塩、トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記安定化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記安定化剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−矯味剤−
前記矯味剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、白糖、ソルビトール、キシリトール、果糖ブドウ糖液糖、グリチルリチン酸二カリウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記矯味剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記矯味剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記矯味剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、白糖、ソルビトール、キシリトール、果糖ブドウ糖液糖、グリチルリチン酸二カリウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記矯味剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記矯味剤の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−香料−
前記香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、l−メントール、バニリン、オレンジ油などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記香料は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記香料の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記香料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、l−メントール、バニリン、オレンジ油などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記香料は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記香料の前記テルミサルタン含有医薬組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
<態様>
前記テルミサルタン含有医薬組成物の態様としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、顆粒、錠剤などが挙げられる。
前記テルミサルタン含有医薬組成物の態様としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、顆粒、錠剤などが挙げられる。
<製造方法>
前記テルミサルタン含有医薬組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記テルミサルタン含有医薬組成物が顆粒の場合は、例えば、流動層造粒装置を用いて、前記賦形剤、前記流動化剤などを混合した混合物に、前記テルミサルタン、前記塩基性物質、前記界面活性剤などを溶解させた水溶液を噴霧し、造粒することにより製造することができる。前記造粒の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記テルミサルタン含有医薬組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記テルミサルタン含有医薬組成物が顆粒の場合は、例えば、流動層造粒装置を用いて、前記賦形剤、前記流動化剤などを混合した混合物に、前記テルミサルタン、前記塩基性物質、前記界面活性剤などを溶解させた水溶液を噴霧し、造粒することにより製造することができる。前記造粒の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記テルミサルタン含有医薬組成物が錠剤の場合は、例えば、前記顆粒に、前記滑沢剤などを添加、混合し、打錠機を用いて打錠することにより製造することができる。前記打錠の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
以下、実施例、比較例、及び試験例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
(実施例1〜2、比較例1〜3:錠剤の製造)
<造粒工程>
高速撹拌混合機(メカノミル、岡田精工株式会社製)を用いて、D−マンニトール(マンニットP、三菱商事フードテック株式会社製)と、軟質無水ケイ酸(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製)とを混合し、混合物を得た。なお、前記D−マンニトール及び軟質無水ケイ酸の量は、下記表1に記載の通りである。
<造粒工程>
高速撹拌混合機(メカノミル、岡田精工株式会社製)を用いて、D−マンニトール(マンニットP、三菱商事フードテック株式会社製)と、軟質無水ケイ酸(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製)とを混合し、混合物を得た。なお、前記D−マンニトール及び軟質無水ケイ酸の量は、下記表1に記載の通りである。
水を約80℃に加温しながら、テルミサルタン(住友化学株式会社製)と、L−アルギニン(協和発酵バイオ株式会社製)と、下記の界面活性剤のいずれかとを水に溶解させ、水溶液を得た。なお、前記水、テルミサルタン、L−アルギニン、及び界面活性剤の量は、下記表1に記載の通りである。
[界面活性剤]
・ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(ユニオックスHC−60S、日油株式会社製)
・ ステアリン酸ポリオキシル40(日油株式会社製)
・ ポロクサマー188(プロノン188、日油株式会社製)
・ ラウリル硫酸ナトリウム(和光純薬工業株式会社製)
・ クエン酸トリエチル(シトロフレックス−2、森村商事株式会社製)
[界面活性剤]
・ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(ユニオックスHC−60S、日油株式会社製)
・ ステアリン酸ポリオキシル40(日油株式会社製)
・ ポロクサマー188(プロノン188、日油株式会社製)
・ ラウリル硫酸ナトリウム(和光純薬工業株式会社製)
・ クエン酸トリエチル(シトロフレックス−2、森村商事株式会社製)
給気温度を85℃に設定した流動層造粒装置(MP−01、株式会社パウレック製)を用いて、前記混合物に前記水溶液を噴霧し、造粒し、造粒物を得た。
<打錠工程>
前記造粒物に、1質量%のステアリン酸マグネシウム(太平化学産業株式会社製)を添加、混合し、ロータリー打錠機(株式会社菊水製作所製)を用いて、1錠中のテルミサルタンの量が80mgとなるように打錠し、錠剤を得た。
前記造粒物に、1質量%のステアリン酸マグネシウム(太平化学産業株式会社製)を添加、混合し、ロータリー打錠機(株式会社菊水製作所製)を用いて、1錠中のテルミサルタンの量が80mgとなるように打錠し、錠剤を得た。
(試験例1:溶出試験)
前記実施例1〜2及び比較例1〜3で得られた錠剤について、試験液として、日本薬局方試薬・試液の溶出試験第1液(pH1.2)を用い、日本薬局方一般試験法溶出試験第2法(パドル法)により、溶出試験を行った。結果を表2に示す。
前記実施例1〜2及び比較例1〜3で得られた錠剤について、試験液として、日本薬局方試薬・試液の溶出試験第1液(pH1.2)を用い、日本薬局方一般試験法溶出試験第2法(パドル法)により、溶出試験を行った。結果を表2に示す。
表2の結果から、界面活性剤として、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60又はステアリン酸ポリオキシル40を用いた場合に良好な溶出挙動を示した。中でも、ステアリン酸ポリオキシル40を用いた場合に、より優れた溶出挙動を示した。
Claims (3)
- テルミサルタンと、塩基性物質と、界面活性剤とを含み、
前記界面活性剤が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、及びステアリン酸ポリオキシル40の少なくともいずれかであることを特徴とするテルミサルタン含有医薬組成物。 - 界面活性剤が、ステアリン酸ポリオキシル40である請求項1に記載のテルミサルタン含有医薬組成物。
- 塩基性物質が、メグルミン及びアルギニンの少なくともいずれかである請求項1から2のいずれかに記載のテルミサルタン含有医薬組成物。
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