JP2017007350A - プリンターのカバーロック機構 - Google Patents

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【課題】印字ヘッド(サーマルヘッド13)の機構、開閉カバー3の開閉にかかわるカバーロック27の機構および印字ヘッド13の放熱機構をより簡略化して、部品点数を減らし、省スペースで組み立て可能とするプリンターのカバーロック機構を提供すること。
【解決手段】カバーロック27が従来の放熱板を兼ねることに着目し、プリンターハウジング2に対して開閉する開閉カバー3と、印字用紙(ラベル連続体4)に印字可能な印字ヘッド13と、印字ヘッド13との間に印字用紙4を挟持して移送可能なプラテンローラー14と、プラテンローラー14と係脱することにより印字ヘッド13およびプラテンローラー14を接離させるカバーロック27と、を有するプリンターのカバーロック機構であって、カバーロック27は、印字ヘッド13を取り付けているとともに印字ヘッド13から発生する熱を放熱可能であることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明はプリンターのカバーロック機構にかかるもので、とくに部品点数を減らすとともに、省スペースで組み立て可能なプリンターのカバーロック機構に関するものである。
従来から、卓上型プリンターや携帯式プリンターなど各種のプリンターに帯状のラベル連続体その他の印字用紙を装填するために、開閉カバーなどを開放して、そのプリンターハウジング内に印字用紙を収納する必要がある。
この開閉カバーなどの開放および閉鎖ロックのためにカバーロックを設けることが提案されている。
また、プリンターの印字部における印字ヘッドまわりの機構は、ヘッド取付け部材や放熱板など複数の各種部品を使用しているため、コストアップの問題および広い組立てスペースを必要とするという問題がある。
さらに、上記印字ヘッドまわりの機構とともに、上記カバーロックまわりの機構についても、より簡略化した構成が要請されている。
しかしながら、とくに、携帯式プリンターにとっては、全体の小型軽量化は好ましいものである反面、印字ヘッドにおいて発生する熱を放散する放熱機構を確保しなければならないという問題がある。
実公平7−46538号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、部品点数を減らすとともに、省スペースで組み立て可能なプリンターのカバーロック機構を提供することを課題とする。
また本発明は、印字ヘッドまわりの機構をより簡略化したプリンターのカバーロック機構を提供することを課題とする。
また本発明は、開閉カバーの開閉にかかわるカバーロックまわりの機構をより簡略化したプリンターのカバーロック機構を提供することを課題とする。
また本発明は、印字ヘッドの放熱機構をより簡略化したプリンターのカバーロック機構を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、開閉カバーの開閉のためのカバーロックが従来の放熱板を兼ねるようにすることに着目したもので、プリンターハウジングと、このプリンターハウジングに対して開閉する開閉カバーと、上記プリンターハウジングあるいはこの開閉カバーのいずれか一方に取り付けるとともに、上記プリンターハウジングに装填される印字用紙に印字可能な印字ヘッドと、上記開閉カバーあるいは上記プリンターハウジングのいずれか他方に取り付けるとともに、この印字ヘッドとの間に上記印字用紙を挟持して回転することにより上記印字用紙を移送可能なプラテンローラーと、上記プラテンローラーと係脱することにより、上記印字ヘッドおよび上記プラテンローラーを互いに接離させるカバーロックと、を有するプリンターのカバーロック機構であって、上記カバーロックは、上記印字ヘッドを取り付けているとともに、上記印字ヘッドから発生する熱を放熱可能であることを特徴とするプリンターのカバーロック機構である。
上記プラテンローラーおよび上記印字ヘッドを互いに離反させるように操作する開放用押しボタンを、さらに設けていることができる。
上記カバーロックは、上記開放用押しボタンに対向する当接傾斜プレートを一体に有することができる。
上記カバーロックには、上記プラテンローラーのプリンター軸に取り付けたロックピンに係脱するプラテンローラーロック係合部を形成していることができる。
上記カバーロックには、上記プラテンローラーのプリンター軸に取り付けたロックピンが当接するテーパー面を形成していることができる。
上記カバーロックの上記当接傾斜プレートは、上記開放用押しボタンの裏面側に対して接近する方向に傾斜していることができる。
上記カバーロックの上記当接傾斜プレートは、上記印字ヘッドにより印字される上記印字用紙が上記プリンターハウジング外に発行されてくる発行口の近傍にこれを位置させていることができる。
上記カバーロックには、上記印字ヘッドを上記プラテンローラー方向に付勢するヘッド付勢スプリングを取り付けるスプリング取付け突出部を形成しているとともに、このスプリング取付け突出部の内壁面には、上記印字ヘッドに対向する凹部を形成していることができる。
上記カバーロックの材料は、表面にメッキ処理を施した鉄材であることができる。
上記印字ヘッドは、これを上記プリンターハウジングに取り付けるとともに、上記プラテンローラーは、これを上記開閉カバーに取り付けることができる。
本発明によるプリンターのカバーロック機構においては、印字ヘッドを取り付けたカバーロックに放熱機能を持たせたので、従来から必要であって放熱板を別途設ける必要がなくなり、部品点数を減らして、省スペースでの組立てを可能とし、コストダウンおよび小型軽量化に寄与することができる。
本発明の実施例によるカバーロック機構10を備えた携帯式プリンター1の斜視図である。 同、携帯式プリンター1の開閉カバー3をプリンターハウジング2に対して開放した状態の斜視図である。 同、カバーロック機構10(開放用押しボタン20)部分の要部断面図である。 同、カバーロック27の斜視図である。 同、カバーロック27およびサーマルヘッド13の一体構造を示す斜視図である。
本発明は、印字ヘッドを取り付けたカバーロックに放熱機能を持たせたので、部品点数を減らして、省スペースでの組立てを可能とし、コストダウンおよび小型軽量化が可能なプリンターのカバーロック機構を実現した。
つぎに本発明の実施例によるプリンターのカバーロック機構を図1ないし図5にもとづき説明する。
図1は、上記プリンターたとえば携帯式プリンター1の斜視図であって、携帯式プリンター1は、サーマルプリンターとしてこれを構成してあり、プリンターハウジング2および開閉カバー3を有する。
図2は、携帯式プリンター1の開閉カバー3をプリンターハウジング2に対して開放した状態の斜視図であって、携帯式プリンター1はさらに、ロール状としたラベル連続体4(印字用紙)の供給部5と、印字部6と、入力部7と、表示部8と、電源スイッチ9と、カバーロック機構10と、を有する。
プリンターハウジング2は、作業者が携帯可能な大きさを有し、図1中、上方にベルト掛け部11を設けて、肩掛けベルト(図示せず)により携帯式プリンター1全体を作業者の肩から吊り下げ可能としている。もちろん、作業者の腰に装着可能とする構成とすることもできる。
さらにプリンターハウジング2には、図1中、下方隅部に位置したカバー軸12のまわりに開閉カバー3を開閉可能に設けて、供給部5へのラベル連続体4の収納および携帯式プリンター1への装填を可能としている。
ラベル連続体4は、帯状の台紙上に複数枚のラベル片を仮着した構成である。ラベル片は、いわゆるサーマルラベルであって、その表面に感熱発色層を塗工して、印字可能としてある。
供給部5は、上記ラベル連続体4をロール状に巻いてその内部に収納し、印字部6方向に帯状に繰り出し可能としている。
印字部6は、プリンターハウジング2側に取り付けたサーマルヘッド13と、開閉カバー3側に取り付けるとともにラベル連続体4を移送可能なプラテンローラー14と、サーマルヘッド13をプラテンローラー14方向に付勢するヘッド付勢スプリング15と、駆動モーター16と、を有する。
プラテンローラー14のプラテンローラー軸17の一方側端部にはプラテンローラーギア18を設けるとともに、プリンターハウジング2側には駆動モーター16の回転を伝達するための連結ギア19を設け、開閉カバー3のプリンターハウジング2への閉鎖によってプラテンローラーギア18と連結ギア19とを係合させ、駆動モーター16によりプラテンローラー14を回転駆動可能としている。
すなわち、サーマルヘッド13およびプラテンローラー14の間にラベル連続体4を挟持して、駆動モーター16によりプラテンローラー14を回転駆動するとともに、サーマルヘッド13に供給した印字データに応じてサーマルヘッド13の発熱素子13Aを発熱させ、ラベル連続体4(ラベル片)にサーマル印字を行う。
入力部7は、携帯式プリンター1に必要なデータないしコマンドを入力可能とする。
表示部8は、入力部7により入力された情報およびその他必要な情報を表示可能とする。
つぎに、プリンターハウジング2には開放用押しボタン20を設け、本実施例にかかるカバーロック機構10は、この開放用押しボタン20の内方部分にこれを設けている。
図3は、カバーロック機構10(開放用押しボタン20)部分の要部断面図である。
開放用押しボタン20は、ボタン本体21と、ボタン本体21の周縁部の全周をめぐってこれに形成した防水用密着面22と、ボタン本体21に一体に形成したそのボタン軸23および弾性体としてのボタン付勢スプリング24と、ボタン本体21の裏面側に突出形成した押込み用突出部25と、を有する。
ボタン本体21は、図1に示したように、プリンターハウジング2の表面側に露出する部分であって、携帯式プリンター1を使用する作業者がプリンターハウジング2の内方(図3中、右方から左方)に向かって押し込む部分である。
防水用密着面22は、ボタン本体21より相対的にプリンターハウジング2の内方側に凹んだ状態でこれを形成してプリンターハウジング2の内側に入り込むことができるとともに、プリンターハウジング2の内壁面2Aに密着可能な平面領域である。
とくに図1に仮想線で示すように、防水用密着面22は、サーマルヘッド13の長さ方向(ラベル連続体4の幅方向)に沿ってより長く庇のように延びており、サーマルヘッド13の発熱素子13A(図2)のすべてを覆うことができるようにしている。
左右一対のボタン軸23は、プリンターハウジング2の内部ブラケット(図示せず)にこれを軸着し、ボタン本体21の押込み操作により、開放用押しボタン20全体をプリンターハウジング2に対して回動可能としている。
左右一対のボタン付勢スプリング24は、防水用密着面22と同一平面内で蛇行させて(図1の仮想線を参照)開放用押しボタン20の端部にこれを形成しており、ボタン本体21からボタン軸23をこえた部位に位置するそれぞれの端部に当接軸部26を起立させている。
とくに図3に示すように、それぞれの当接軸部26がプリンターハウジング2の内壁面2Aに当接して、左右一対のボタン付勢スプリング24が撓むことにより、その付勢力を発揮して開放用押しボタン20の防水用密着面22をプリンターハウジング2の内壁面2Aに密着可能とする。
換言すれば、開放用押しボタン20のボタン軸23は、ボタン付勢スプリング24と防水用密着面22との間に位置してこれを設けて、防水用密着面22がプリンターハウジング2の内壁面2Aに密着させるように、ボタン付勢スプリング24が開放用押しボタン20を付勢可能としている。
なおボタン付勢スプリング24を蛇行して形成することにより、所定の付勢力を得るための必要な長さを狭い空間内で得ることが可能となり、かつ、ボタン本体21と一体形成することにより、とくに小型軽量に製造する必要があるこの種携帯式プリンター1に有利である。
とくに図3に示すように、開放用押しボタン20の裏面側(プリンターハウジング2の内方側)には、カバーロック27をヘッド軸28のまわりに回動可能に設けている。
図4は、カバーロック27の斜視図、図5は、カバーロック27およびサーマルヘッド13の一体構造を示す斜視図である。
図4および図5に示すように、カバーロック27には、接着剤によりサーマルヘッド13を取り付け固定している。
カバーロック27の上縁部中央に位置して、押込み用突出部25(図3)に対向する部位に当接傾斜プレート29を一体形成して設けるとともに、サーマルヘッド13を介して押込み用突出部25の反対側に位置して、その左右折曲げ部に断面ほぼ半円弧状の左右一対のプラテンローラーロック係合部30を形成している。
なお、カバーロック27の当接傾斜プレート29は、開放用押しボタン20の裏面側に対して接近する方向に傾斜しており、換言すれば、開放用押しボタン20のプリンターハウジング2に対する当初の押込み方向(プリンターハウジング2の内方に向かって直交する方向)に対して傾斜している。
したがって、開放用押しボタン20(押込み用突出部25)からカバーロック27の当接傾斜プレート29に作用してヘッド軸28まわりのカバーロック27の回動操作に働く分力を比較的大きくすることができ、開放用押しボタン20への操作力自体を比較的少ないものとすることができる。
プラテンローラーロック係合部30には、プラテンローラー14の左右一対のロックピン31が係脱可能である。開閉カバー3の閉鎖にともなって、ロックピン31がプラテンローラーロック係合部30に係合した状態で、プラテンローラー14がサーマルヘッド13に所定押圧力(印字圧力)で当接可能であり、その間に挟持するラベル連続体4への印字が可能な状態となる。
ボタン本体21の裏面側に位置する押込み用突出部25は、このカバーロック27の当接傾斜プレート29に対向しており、ボタン付勢スプリング24の付勢力に抗したボタン軸23まわりの開放用押しボタン20の図3中、時計方向の回動により、押込み用突出部25が当接傾斜プレート29を押圧し、さらにヘッド付勢スプリング15の付勢力に抗してヘッド軸28まわりにカバーロック27をサーマルヘッド13とともに、図3中、反時計方向に回動させる。
したがって、プラテンローラー14のロックピン31がカバーロック27のプラテンローラーロック係合部30から離脱した状態となり、サーマルヘッド13およびプラテンローラー14とを互いに離反させ、その間にラベル連続体4を装填可能となる。
かくして、開放用押しボタン20の回動により、当接傾斜プレート29を介してカバーロック27をプラテンローラー14から離反可能としている。
また、プラテンローラーロック係合部30の上方端部には、テーパー面32を形成してあり、開閉カバー3の閉鎖作動時にプラテンローラー14のロックピン31がテーパー面32に当接したのち、プラテンローラーロック係合部30に係合しやすくしている。
かくして、サーマルヘッド13を取り付けているカバーロック27は、開閉カバー3の閉鎖および開放にともない、プラテンローラー14と係脱することにより、サーマルヘッド13およびプラテンローラー14を互いに接離させるが、さらにカバーロック27は、サーマルヘッド13から発生する熱を直接放熱可能である。
すなわち、カバーロック27の材料は、表面に亜鉛やクロムなどのメッキ処理を施した鉄材であり、サーマルヘッド13の熱を放熱可能であるとともに、プラテンローラー14のロックピン31の係脱を可能とする剛性ないし機械的強度を確保している。また、屋外で使用する可能性がある携帯式プリンター1が湿気や雨水などに起因するさびの発生を、鉄材へのメッキ処理により防止可能としている。
さらに、カバーロック27の当接傾斜プレート29は、開放用押しボタン20の裏面側に対して接近する方向に傾斜しているとともに、当接傾斜プレート29は、サーマルヘッド13により印字されるラベル連続体4がプリンターハウジング2外に発行されてくる発行口33の近傍にこれを位置させているので、外気に触れやすい部位にあるため、放熱作用を良好なものとしている。
もちろん、開放用押しボタン20を操作して開閉カバー3(プラテンローラー14)をサーマルヘッド13から開放離反させるたびに、カバーロック27のプラテンローラーロック係合部30およびテーパー面32を形成している部分がサーマルヘッド13とともに外部に露出することになるので、同じく放熱作用を上げることができる。
また、カバーロック27には、サーマルヘッド13をプラテンローラー14方向に付勢するヘッド付勢スプリング15を取り付ける左右一対のスプリング取付け突出部34(図3)を形成しているとともに、それぞれのスプリング取付け突出部34の内壁面には、サーマルヘッド13に対向する凹部35(図4、図5)を形成している。
したがって、スプリング取付け突出部34の部分において表面積を増やすことができ、放熱効果を高めることができる。
とくに図3に示すように、開放用押しボタン20における防水用密着面22の下方側先端部は、用紙切断用端部36としてあり、用紙切断用端部36がサーマルヘッド13およびプラテンローラー14の間から発行口33に移送されてきたラベル連続体4に対向し、所定の部位でラベル連続体4(台紙、ラベル片)を切断可能である。
さらに、とくに図3に示すように、当該携帯式プリンター1は、サーマルヘッド13がプラテンローラー14より上方に位置するようにこれを携帯可能であるとともに、とくに図3に示すように、開放用押しボタン20の下方側先端部(用紙切断用端部36)は、開閉カバー3の先端部の外表面よりわずかに(図3に示す間隔D)外方側に位置している。
したがって、印字済みのラベル連続体4の発行口33とカバーロック27との間で空気が滞留しにくく、カバーロックによる放熱作用を円滑に行うことができる。
こうした構成の携帯式プリンター1のカバーロック機構10において、図1に示す開閉カバー3の閉鎖状態から、図2に示す開閉カバー3の開放状態にするには、ボタン付勢スプリング24(図3)の付勢力に抗して開放用押しボタン20をプリンターハウジング2の内方に押し込む。
開放用押しボタン20の押込み操作により、既述のように、プラテンローラーロック係合部30とロックピン31との係合を解除してプラテンローラー14を開閉カバー3とともに図2の開放状態とし、サーマルヘッド13およびプラテンローラー14の間にラベル連続体4を挿通装填可能とする。
この開放状態で供給部5内にロール状のラベル連続体4を収納し、開閉カバー3をプリンターハウジング2方向に閉鎖すればプラテンローラー14のロックピン31がカバーロック27のテーパー面32に当接する。ヘッド付勢スプリング15の付勢力に抗して開閉カバー3(プラテンローラー14)をさらに閉鎖方向に押し込めば、ロックピン31がプラテンローラーロック係合部30に係合するに至り、開閉カバー3を閉鎖し、またサーマルヘッド13およびプラテンローラー14の間にラベル連続体4を挟持して、これを押圧した状態とすることができる。
さらに、カバーロック27にサーマルヘッド13を直接取り付けているので、部品点数を減らすとともに、カバーロック27がサーマルヘッド13からの発生熱を熱伝導作用により直接受け取り、上述のように、カバーロック27が放熱板の放熱機能をも兼ねるため、省スペースでの組み立てを実現し、携帯式プリンター1の小型軽量化に寄与することができる。
もちろん、卓上型プリンターその他のプリンターにも本発明によるカバーロック機構を採用することが可能である。
さらにまた、上述の実施例においては、印字ヘッド(サーマルヘッド13)は、これをプリンターハウジング2に取り付け、プラテンローラー14は、これを開閉カバー3に取り付けているとともに、開放用押しボタン20は、プリンターハウジング2に対してこれを回動可能としている構造を説明したが、本発明においては、プリンターの使用条件や使用形態に応じて、それぞれの部品ないし相対関係について任意の組み合わせを選択することにより設計の自由度を上げることができる。
たとえば、印字ヘッド(サーマルヘッド13)は、これを開閉カバー3に取り付け、プラテンローラー14は、これをプリンターハウジング2に取り付けることができる。
また、開放用押しボタン20は、開閉カバー3に対してこれを回動可能とすることもできる。
1 携帯式プリンター(プリンター)
2 プリンターハウジング
3 開閉カバー
4 ラベル連続体(印字用紙)
5 供給部
6 印字部
7 入力部
8 表示部
9 電源スイッチ
10 携帯式プリンター1のカバーロック機構(実施例、図3)
11 ベルト掛け部
12 開閉カバー3のカバー軸
13 サーマルヘッド(印字ヘッド)
13A サーマルヘッド13の発熱素子
14 プラテンローラー
15 ヘッド付勢スプリング
16 駆動モーター
17 プラテンローラー14のプラテンローラー軸
18 プラテンローラー14のプラテンローラーギア
19 連結ギア
20 開放用押しボタン
21 開放用押しボタン20のボタン本体
22 開放用押しボタン20の防水用密着面
23 開放用押しボタン20のボタン軸
24 開放用押しボタン20のボタン付勢スプリング
25 開放用押しボタン20の押込み用突出部
26 ボタン付勢スプリング24の当接軸部
27 カバーロック
28 サーマルヘッド13のヘッド軸
29 カバーロック27の当接傾斜プレート
30 カバーロック27のプラテンローラーロック係合部
31 プラテンローラー14のロックピン
32 カバーロック27のテーパー面
33 発行口
34 カバーロック27のスプリング取付け突出部
35 スプリング取付け突出部34の凹部
36 用紙切断用端部
D 開放用押しボタン20の用紙切断用端部36と開閉カバー3の先端部の外表面との
間の間隔(図3)

Claims (7)

  1. プリンターハウジングと、
    前記プリンターハウジングに対して開閉する開閉カバーと、
    前記プリンターハウジングあるいは前記開閉カバーのいずれか一方に取り付けるとともに、前記プリンターハウジングに装填される印字用紙に印字可能な印字ヘッドと、
    前記開閉カバーあるいは前記プリンターハウジングのいずれか他方に取り付けるとともに、前記印字ヘッドとの間に前記印字用紙を挟持して回転することにより前記印字用紙を移送可能なプラテンローラーと、
    前記プラテンローラーと係脱することにより、前記印字ヘッドおよび前記プラテンローラーを互いに接離させるカバーロックと、
    前記プラテンローラーおよび前記印字ヘッドを互いに離反させるように操作する開放用押しボタンと、を備え、
    前記カバーロックは、前記開放用押しボタンに当接するプレートを一体形成していることを特徴とするプリンターのカバーロック機構。
  2. 前記プレートは、前記開放用押しボタンを押したときに、前記プレートの先端側が前記開放用押しボタンの裏面側に先に当接するように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のプリンターのカバーロック機構。
  3. 前記プレートは、前記開放用押しボタンの裏面側に対して接近する方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のプリンターのカバーロック機構。
  4. 前記カバーロックは、回動可能に軸支され、前記開放用押しボタンを押すことにより前記開放用押しボタンが前記プレートを押圧し、前記印字ヘッドと前記プラテンローラーとを離間させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のプリンターのカバーロック機構。
  5. 前記開放用押しボタンは、ボタン本体と、前記ボタン本体より相対的にプリンターハウジングの内方側に凹んだ状態で形成されプリンターハウジングの内壁面に密着可能な平面領域である密着面を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のプリンターのカバーロック機構。
  6. 前記印字ヘッドは、前記カバーロックに直接取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のプリンターのカバーロック機構。
  7. 前記印字ヘッドの裏面のほぼ全面が前記カバーロックに当接していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のプリンターのカバーロック機構。
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