JP2017007076A - パーツ充填装置及びパーツ充填方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パーツフィーダへのパーツ充填にかかる手間や設備費を軽減する。【解決手段】パーツ充填装置1000は、パーツフィーダ1のチューブ部材40に形成されたパーツ充填路に複数のゴム栓50を姿勢を揃えて一列に並べて充填する。パーツ充填装置1000は、ゴム栓50を挿入するパーツ挿入孔110、及び、パーツ挿入孔110に連通するとともにパーツ充填路の一端に連通される連通路120が形成されたパーツ充填治具100と、パーツ充填路の他端側から、エアを吸引することによって、パーツ充填治具100のパーツ挿入孔110に挿入されたゴム栓50を、連通路120を通じてチューブ部材40に向けて移動させる吸引機構84とを備える。【選択図】図3

Description

この発明は、ゴム栓などのパーツを供給する技術に関する。
切圧設備においてゴム栓に電線を挿入するゴム栓挿入装置として、特許文献1に開示のものがある。
このゴム栓挿入装置では、エアにより1つのゴム栓をゴム栓供給管からゴム栓供給孔部及び貫通孔部の途中部分を経由して貫通孔部の一端側開口に向けて圧送させて、ゴム栓保持部材のゴム栓収容凹部内にゴム栓を保持する。それから、ピン部材を前方(貫通孔部の一端側)に移動させて、コアピン本体部の先端部をゴム栓収容凹部内のゴム栓の内部孔に圧入させる。この状態で前方(電線保持部材側)から電線が挿入される。
電線に挿入されるゴム栓は、全体として筒状に形成されている。そのようなゴム栓をゴム栓挿入装置に搬送する際には、ゴム栓の姿勢を揃えて搬送する必要がある。このため、ゴム栓挿入装置に搬送するに際して、振動によってゴム栓の姿勢を揃えるための振動機構を有する振動式パーツフィーダが使用されている。
しかしながら、上記ゴム栓挿入装置の場合、切圧設備毎に1台の振動式パーツフィーダを用意する必要がある。このため、複数のゴム栓挿入装置においてゴム栓挿入を行う場合、ゴム栓挿入装置の台数と同じ台数の振動式パーツフィーダが必要となる。すると、振動式パーツフィーダは高価であるため、ゴム栓挿入装置の設備費が高くなる。
一方、特許文献2では、複数のゴム栓を姿勢を揃えて並べて充填可能なチューブ部材を巻回して構成されるカートリッジ式パーツフィーダが開示されている。このカートリッジ式パーツフィーダでは、各ゴム栓装入装置に接続してエア圧送でゴム栓が供給される。このカートリッジ式パーツフィーダは、振動式パーツフィーダに比べて低コストで用意できるため、ゴム栓挿入装置の設備費を低減できる。
特開2007−288966号公報 特開2013−103317号公報
しかしながら、特許文献2のカートリッジ式のパーツフィーダにおいては、ゴム栓の姿勢を揃えるために振動式パーツフィーダが利用されていた。振動式パーツフィーダを用いた場合、自動で処理できるために大量のゴム栓を充填する際には有効であるものの、少量のゴム栓を充填する場合や、様々な種類のゴム栓を充填する等の場合には、かえって手間がかかるおそれがある。また、一度に複数のカートリッジ式パーツフィーダに充填する場合、カートリッジ式パーツフィーダの台数と同じ台数の振動式パーツフィーダを用意すると、設備費が高くなってしまう。
そこで、本発明は、パーツフィーダへのパーツ充填にかかる手間や設備費を軽減する技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、パーツフィーダのチューブ部材に形成されたパーツ充填路に複数のパーツを姿勢を揃えて一列に並べて充填するパーツ充填装置であって、前記パーツを挿入するパーツ挿入孔、及び、前記パーツ挿入孔に連通するとともに前記パーツ充填路の一端に連通される連通路が形成されたパーツ充填治具と、前記パーツ充填治具の前記パーツ挿入孔に挿入された前記パーツを、前記連通路を通じて前記パーツ充填路に向けて移送する移送機構とを備える。
また、第2の態様は、第1の態様に係るパーツ充填装置であって、前記パーツ移送機構は、前記パーツ充填路の他端側から前記パーツ充填路内のエアを吸引することによって、前記パーツ充填治具の前記連通路に挿入された前記パーツを前記パーツ充填路に向けて移送する。
また、第3の態様は、第1または第2の態様に係るパーツ充填装置であって、前記パーツが前記パーツ充填路に充填される際の充填方向に一致する方向に沿って連結された幅狭部分及び幅広部分を有しており、前記パーツ挿入孔のパーツ挿入口の形状が、前記幅狭部分よりも大きい第1幅寸法の部分と、前記幅広部分よりも大きく且つ前記第1幅寸法よりも大きい第2幅寸法の部分とを有し、前記移送機構は、前記連通路内において、前記パーツを前記充填方向に沿って移動させる。
また、第4の態様は、第3の態様に係るパーツ充填装置であって、前記パーツ充填治具に、前記連通路内に連通し、且つ、前記パーツ充填路につながる管状部材が挿入可能な管状部材挿入路が形成されており、前記連通路の少なくとも一部の内寸法が、前記管状部材挿入路に挿入される前記管状部材の開口寸法よりも小さい。
また、第5の態様は、パーツフィーダのチューブ部材に形成されたパーツ充填路に複数のパーツを姿勢を揃えて一列に並べて充填するパーツ充填方法であって、(a)前記パーツを挿入するパーツ挿入孔、及び、前記パーツ挿入孔に連通するとともに前記パーツ充填路の一端に連通される連通路が形成されたパーツ充填治具に対して、前記パーツ挿入孔から前記パーツを挿入するパーツ挿入工程と、(b)前記(a)工程にて前記パーツ充填治具の前記パーツ挿入孔に挿入された前記パーツを、前記連通路を通じて前記パーツ充填路に向けて移送するパーツ移送工程とを含む。
第1の態様に係るパーツ充填装置によると、手作業でパーツを挿入できるパーツ充填治具を用いることで、比較的簡易な構成でパーツフィーダにパーツを充填することが可能となり、振動式パーツフィーダを用意する手間及び設備費を軽減することができる。
第2の態様に係るパーツ充填装置によると、エアを吸引してパーツ充填路内を負圧にすることで、パーツ充填治具の連通路内のパーツをパーツ充填路に向けて移送することができる。
第3の態様に係るパーツ充填装置によると、パーツ挿入口の開口形状をチューブ部材の各部分の幅寸法に合わせることによって、パーツを挿入する際にパーツの適切な挿入姿勢を容易に把握できる。このため、誤挿入の発生を軽減できる。連通路内において、パーツを充填方向に沿って移動させることによって、パーツ充填路内にパーツを適正に充填することが容易となる。
第4の態様に係るパーツ充填装置によると、誤挿入された際に、内寸法が管状部材の内寸法よりも小さい連通路の部分で、パーツ部材が誤挿入時に引っ掛かって回転が抑制されるため、充填方向とは逆方向の姿勢でパーツが連通路を進むことを抑制できる。
第5の態様に係るパーツ充填方法によると、手作業でパーツを挿入できるパーツ充填治具を用いることで、比較的簡易な構成でパーツフィーダにパーツを充填することが可能となり、振動式パーツフィーダを用意する手間及び設備費を軽減することができる。
第1実施形態に係るカートリッジ式パーツフィーダ及び切出し装置を示す側面図である。 第1実施形態に係るパーツフィーダを示す側面図である。 第1実施形態に係るパーツフィーダへパーツを充填するパーツ充填装置を示す説明図である。 第1実施形態に係るパーツフィーダから切出し装置のパーツ供給時の接続状態を示す説明図である。 第1実施形態に係る切出し機構の動作を示す説明図である。 第1実施形態に係る切出し機構の動作を示す説明図である。 第1実施形態に係るパーツ充填治具を示す斜視図である。 第1実施形態に係るパーツ充填治具を示す平面図である。 図8に示すA−A位置から見たパーツ充填治具を示す断面図である。 図9に示すB−B位置から見たパーツ充填治具を示す断面図である。 第1実施形態に係るパーツ充填治具にゴム栓が誤挿入された際のゴム栓の様子を示す説明図である。 第2実施形態に係るパーツ充填装置を示す説明図である。 第2実施形態に係るパーツ充填治具を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<第1実施形態>
<カートリッジ式パーツフィーダの構成について>
図1は、第1実施形態に係るカートリッジ式パーツフィーダ(以下、単にパーツフィーダという。)1及び切出し装置55を示す側面図である。
パーツフィーダ1は、可搬性を有し、振動機構を備えずに、後述するパーツ充填治具100等と接続して、同じ形状で同じ大きさを有する複数のパーツ(ここでは、ゴム栓50)のパーツを姿勢を揃えて一列に並べた状態でパーツフィーダ1のチューブ部材40の内部に充填される。そして、パーツフィーダ1は、切出し装置55と接続されて、パーツをそれらの姿勢を一定に維持したまま切出し装置55に供給するものである。切出し装置55は、パーツフィーダ1から供給されたゴム栓50を1つずつ分離して、切圧機(図示省略)へ搬送する。この後、切圧機により電線(図示省略)に対して切断及び端子圧着が行われ、電線挿入装置(図示省略)により電線にゴム栓が挿入される。
図2は、第1実施形態に係るパーツフィーダ1を示す側面図である。パーツフィーダ1は、透明なチューブ部材40(管状体)と、チューブ部材40の一端部に接続された雄カプラ部材43(パーツ出入部)と、チューブ部材40の他端部に図示外のカプラ部材(気体出入部)を介して接続されたエアホース45(管状体)と、エアホース45の他端部に接続された雄カプラ部材48と、チューブ部材40及びエアホース45を巻回して保持するカートリッジ31とを備えている。なお、チューブ部材40に形成された内部通路は、複数のゴム栓50を姿勢を揃えて一列に並べた状態で充填可能なパーツ充填路の一例である。そして、チューブ部材40とエアホース45と雄カプラ部材43と雄カプラ部材48は、パーツ供給部材の一例である。
カートリッジ31は、矩形状に形成された1対の板部材32と、チューブ部材40及びエアホース45を巻回するための巻き軸部34とを有する。1対の板部材32は、紙面奥行き方向に対向するように平行に配設され、1対の板部材32の中央部分において1対の板部材32の間に巻き軸部34が固着されている。
板部材32の上端部において前後方向中央部の内面側には案内部材35が取付固定されている。案内部材35には挿通孔が形成されており、案内部材35はチューブ部材40を該挿通孔に挿通させて巻き方向へ案内する。板部材32の上下方向中央部において後端部(図1において切出し機構60側)の内面側には、案内部材37,38が上下方向にそれぞれ取付固定されている。案内部材37,38には挿通孔が形成されており、案内部材37,38は、各挿通孔にチューブ部材40を挿通させて巻き方向へ案内する。案内部材35,37,38の取付固定の構成として、は、ここでは複数のビス53が利用されているが、取付固定の構成は特に限定されない。
<チューブ部材及びエアホースの構成>
次に、チューブ部材40及びエアホース45について説明する。チューブ部材40及びエアホース45は、巻き軸部34に巻いた状態に形成されている。チューブ部材40は、ゴム栓50の外径に応じた内径となるように形成されている。つまり、チューブ部材40は、複数のゴム栓50が充填可能且つ一定姿勢を維持できるように、ゴム栓50の外径よりも大きな内径であって、ゴム栓50の側方からの投影形状よりも小さな内径となるように形成されている。また、チューブ部材40の一端部には、カプラ部材41の雄カプラ部材43が接続されており、雄カプラ部材43の内径は、複数のゴム栓50が充填可能且つ一定姿勢を維持できるように、ゴム栓50の外径よりも大きな内径であって、ゴム栓50の側方からの投影形状よりも小さな内径となるように形成されている。このため、チューブ部材40(一端部の開口40aを含む)及び雄カプラ部材43は複数のゴム栓50をそれらの姿勢を一定に維持したまま通過可能である。なお、チューブ部材40の一端部の開口40aがパーツ充填路の一方側の開口に相当する。
チューブ部材40は可撓性を有し、所定の長さに形成されている。本実施形態では、チューブ部材40は、例えば約1000個のゴム栓50が充填可能な長さに形成されている。もっとも、チューブ部材40は、充填されるゴム栓50の個数に応じて種々の長さのものを採用することができ、必ずしも巻回されている必要はなく、チューブ部材40の長さが短い場合は略直線状に保持されていてもよい。また、パーツ供給部材として、その他、一般的な配管等によって構成されていてもよく、この場合、巻いた形状や直線状など種々の形状に形成されていてもよい。さらに、パーツフィーダ1により供給されるパーツとしては、通常、複数種類のゴム栓が想定される。複数種類のゴム栓は、長さ、外径、外形状等が異なっている。この場合、ゴム栓の長さ、外径、外形状等に応じた内径を有する種々のチューブ部材が適用可能である。パーツとしては、ゴム栓の他、他の電気部品(端子等)・自動車・医薬・食品向け等の各種部品や部材であってもよい。
チューブ部材40の他端部には、カプラ部材を介してゴム栓50の外径よりも小さな内径を有するエアホース45の一端部が接続されている。エアホース45は可撓性を有し、エアホース45の他端部には、カプラ部材46の雄カプラ部材48が接続されており、チューブ部材40の他端部に接続されたカプラ部材と、雄カプラ部材48の内径は、ゴム栓50の外径よりも小さく形成されている。このため、チューブ部材40の他端部に接続されたカプラ部材と、エアホース45及び雄カプラ部材48は、圧送用エア(気体)を流出入可能に構成されているが、複数のゴム栓50が通過不能に構成されている。
<パーツ充填治具からパーツフィーダへのパーツ充填>
図3は、第1実施形態に係るパーツフィーダ1へパーツを充填するパーツ充填装置1000を示す説明図である。図3に示すように、パーツ充填装置1000は、パーツ充填治具100及び吸引機構84を備えている。つまりパーツフィーダ1においては、パーツ充填治具100を使用して、予めチューブ部材40にゴム栓50が充填される。具体的には、パーツ充填治具100から延びる管状部材91が接続治具90に接続される。そして、当該接続治具90から延びる接続用ホース93の先端の雌カプラ部材42と、チューブ部材40の雄カプラ部材43とが接続される。これによって、パーツ充填治具100が、チューブ部材40のパーツ充填路に接続される。管状部材及び接続用ホース93は、チューブ部材40と同様の内径を有しており、すなわち、ゴム栓50が一定姿勢を維持できるように、ゴム栓50の外径よりも大きな内径であって、ゴム栓50の側方からの投影形状よりも小さな内径となるように形成されている。また、エアホース45に接続された雄カプラ部材48は、吸引機構84に接続されたエアホース49の雌カプラ部材47に接続される。
吸引機構84は、真空ポンプ等で構成されており、雄カプラ部材48を介して、チューブ部材40のパーツ充填路内のエアを吸引することで、パーツ充填路内を負圧にする。この状態で、作業者がパーツ充填治具100にゴム栓50を順次供給することによって、複数のゴム栓50がチューブ部材40のパーツ充填路に吸い込まれていく。このようにして、複数のゴム栓50が、姿勢を揃えて並べられた状態でチューブ部材40のパーツ充填路内に充填される。
<パーツフィーダから切出装置へのパーツ供給>
図4は、第1実施形態に係るパーツフィーダ1から切出し装置55のパーツ供給時の接続状態を示す説明図である。図4に示すように、切圧機へゴム栓50を搬送するに際して、エアホース45と、エア供給源82がカプラ部材46を介して接続されると共に、チューブ部材40と切出し装置55のチューブ部材44がカプラ部材41を介して接続される。エア供給源82から供給された圧送用エアが雄カプラ部材48からエアホース45を介してチューブ部材40へ流入すると共に、圧送用エアにより圧送された複数のゴム栓50が姿勢を揃えた状態で、チューブ部材40を通って雄カプラ部材43から流出する。
なお、チューブ部材40の他端部にエアホース45を接続することは、必須ではない。例えば、パーツ充填路としてのチューブ部材40の一端部及び他端部は、複数のゴム栓50を、それらの姿勢を一定に維持したまま通過可能に構成されていてもよい。また、圧送用エア以外の方法、例えば、チューブ部材40の一端部を供給経路81よりも下方に配設して、重力により複数のゴム栓50をチューブ部材40の一端部から充填すると共に、チューブ部材40の他端部を一端部よりも下方に配設して、複数のゴム栓50をチューブ部材40の他端部から導出させてもよい。
次に、切出し装置55について説明する。切出し装置55は、図1に示すように、切出し機構60と、パーツフィーダ1を着脱可能に保持するパーツフィーダ装着部4と、チューブ部材44と、雌カプラ部材42と、エアホース65a(図4参照)と、ベース板3とを備えている。
パーツフィーダ装着部4は、平面視矩形状に形成されたベース板3の前側(ベース板3の長手方向一端側)に配設され、パーツフィーダ1を装着できるようになっている。パーツフィーダ装着部4は、本体部材5と、パーツフィーダ1を載置するための台座6とを備えている。本体部材5は、ベース板3の前側(ベース板3の長手方向一端側)に立設され、上方及び前方(ベース板3の長手方向における一端側)に開口しているパーツフィーダ装着部4にパーツフィーダ1を装着した状態では、パーツフィーダ1の上側部分及び前端部が本体部材5からそれぞれ突出している。なお、パーツフィーダ装着部4に装着されるパーツフィーダ1の数量は1つに限定されるものではない。複数のパーツフィーダ1が装着できるようにパーツフィーダ装着部4が形成されていてもよい。
台座6の上面は水平面に形成され、該上面にパーツフィーダ1を安定的に載置できるようになっている。台座6とベース板3との間には、エアホース45を介してチューブ部材40に圧送用エアを供給するためのエアホース49(図4参照)と、チューブ部材40に充填されたゴム栓50を切出し機構60に供給するチューブ部材44を通すための空間13が形成されている。このように、チューブ部材44は、切出し機構60に接続されている。また、エアホース49は、台座6とベース板3との間の空間13を通って、エア供給源82(図4参照)に接続される。
図5及び図6は、第1実施形態に係る切出し機構60の動作を示す説明図である。なお、本例では、2つのパーツフィーダ1から延びる2本のチューブ部材44が、切出し機構60に接続されている。切出し機構60は、ベース板3の前側(ベース板3の長手方向他端側)に配設され、切換部材61及び切出し部材64と、駆動機構62及び駆動機構63と、エア供給部65を備えている。エア供給部65には、エアホース65aを介してエア供給源82と接続され、搬送通路66は、切圧機の搬送経路83と接続されている(図4参照)。エア供給源82から圧送用エアが常時供給されているため、図5の場合、エア供給部65に供給された圧送用エアは、エア通路63aと通路64aと搬送通路66を通って切圧機の搬送経路83に流れる。
駆動機構62は、切換部材61を駆動するものであり、駆動機構62の駆動により切換部材61は、通路61bと通路62aが連通する第1位置から、通路61aと通路62aが連通する第2位置へ移動する。駆動機構63は、切出し部材64を駆動するものであり、駆動機構63の駆動により切出し部材64は、図5に示す保持位置から、図6に示す切出し位置へ移動する。なお、駆動機構62及び駆動機構63は、エアシリンダやリニアモータ等の周知のアクチュエータを含む駆動機構によって構成されている。
左側のチューブ部材44を介してゴム栓50が供給された場合、図5に示すように切換部材61が第1位置にあるため、切換部材61の通路61aは通路62aと連通しない。このため、ゴム栓50は左側のチューブ部材44を通って、切換部材61の通路61aに保持される。駆動機構62の駆動により切換部材61が第2位置へ移動すると、通路61aが通路62aと連通するため、ゴム栓50は通路62aと通路63bを通って、切出し部材64の収容孔64bに保持される。そして、図6に示すように、駆動機構63の駆動により切出し部材64が切出し位置へ移動すると1つのゴム栓50が分離される。このとき、収容孔64bがエア通路63a及び搬送通路66と連通するため、エア供給部65に供給された圧送用エアにより、ゴム栓50は搬送通路66を通って切圧機の搬送経路83に搬送される。
右側のチューブ部材44を介してゴム栓50が供給された場合は、図5に示すように切換部材61が第1位置にあるとき、切換部材61の通路61bと駆動機構62の通路62aと駆動機構63の通路63bを通って、切出し部材64の収容孔64bに保持される。そして、図6に示すように、駆動機構63の駆動により切出し部材64が切出し位置へ移動すると1つのゴム栓50が分離される。このとき、収容孔64bがエア通路63a及び搬送通路66と連通するため、エア供給部65に供給された圧送用エアにより、ゴム栓50は搬送通路66を通って切圧機の搬送経路83に搬送される。
以上のように構成されたパーツフィーダ1によると、パーツ充填治具100及び吸引機構84を用いて、複数のゴム栓50の姿勢を揃えて、パーツ充填路としてのチューブ部材40の内部通路の少なくとも一方側の開口40aからパーツ充填路内にゴム栓50を送込むことができる。また、パーツ充填路内に姿勢を並べて充填された複数のゴム栓50を、パーツ充填路の少なくとも一方側の開口40aから、複数のゴム栓50をその姿勢を一定に維持したまま外部に供給できる。
また、パーツフィーダ1へのパーツ充填作業は、パーツ充填治具100及び吸引機構84を用いることで、振動式パーツフィーダ等の大規模な装置をセッティングする場合よりも簡略化でき、且つ設備費も軽減できる。
また、パーツ充填路の一端部に、複数のゴム栓50を、それらの姿勢を一定に維持したまま通過可能な雄カプラ部材43が設けられ、パーツ充填路の他端部に、複数のゴム栓50が通過不能でかつ圧送用エアを流出入可能なカプラ部材が設けられているため、雄カプラ部材43からゴム栓50を充填したときにカプラ部材からゴム栓50が飛び出すことを抑制できる。
パーツ供給部材としてのチューブ部材40とエアホース45と雄カプラ部材43と雄カプラ部材48は、チューブ部材40及びエアホース45を巻いた形状に形成されているため、パーツ供給部材の全長が長くなり、多数のゴム栓50を充填させることができる。しかも、パーツフィーダ1の小型化を図ることができる。
<パーツ充填治具の構成>
図7は、第1実施形態に係るパーツ充填治具100を示す斜視図である。図8は、第1実施形態に係るパーツ充填治具100を示す平面図である。図9は、図8に示すA−A位置から見たパーツ充填治具100を示す断面図である。図10は、図9に示すB−B位置から見たパーツ充填治具100を示す断面図である。
パーツ充填治具100は、例えば金属材料などで構成された上治具100a及び下治具100bとで構成されている。パーツ充填治具100は、上治具100a及び下治具100bが上下に重ねられた状態で、複数のビス151で一体化されることにより形成されている。パーツ充填治具100は、全体として略直方体状に形成されている。以下の説明では、パーツ充填治具100において、上治具100aが配された側を上側とし、下治具100bが配された側を下側として説明する。
パーツ充填治具100の上面には上下方向に沿って延びるパーツ挿入孔115が形成されており、パーツ挿入孔115の奥は、連通路120の基端部につながっている。すなわち、連通路120はパーツ挿入孔115に連通している。連通路120は、パーツ充填治具100の上下方向に直交する長手方向の一方(矢符d1で示す方向)に延びており、その先端部が管状部材挿入路135につながっている。管状部材挿入路135は、パーツ充填治具100の長手方向に沿って延びて、パーツ充填治具100の長手方向端部に形成された管状部材挿入口130につながっている。管状部材挿入路135は、管状部材91が挿入可能とされている。管状部材挿入路135に管状部材91が挿入されることによって、連通路120がチューブ部材40の一端(開口40a)に連通する(図4参照)。
図4で説明したように、パーツフィーダ1のチューブ部材40のパーツ充填路の他端側から、パーツ充填路内のエアを吸引機構84が吸引する。これによって、パーツ挿入孔115に挿入されたゴム栓50が、その挿入時の姿勢を維持したまま連通路120内を矢符d1で示す方向に移動する(図9参照)。そして、ゴム栓50は、管状部材91内を通過して、チューブ部材40へ移送される。このように、本例の吸引機構84は、ゴム栓50をパーツ充填路へ移送する移送機構を構成する。
図8に示すように、パーツ挿入孔115のパーツ挿入口110の形状は、ゴム栓50の側方からの投影形状に対応する形状とされている。
本例では、パーツ充填治具100に挿入されるゴム栓50は、幅狭部分51と、幅(ここでは、直径)が幅狭部分51よりも大きい幅広部分52を一方向に連結して構成されている。また、本例では、チューブ部材40のパーツ充填路に、各ゴム栓50の幅狭部分51が前方に、幅広部分52が後方となる姿勢に揃えて一列に並べられる(図2参照)。すなわち、ゴム栓50がパーツ充填路に充填される際の充填方向と、幅狭部分51及び幅広部分52の連結方向とが、一致している。
パーツ挿入口110の開口形状は、上記のようなゴム栓50の形状に対応しており、幅狭部分51よりも若干大きい第1幅寸法の第1開口部分111と、前記幅広部分よりも若干大きく且つ第1幅寸法よりも大きい第2幅寸法の第2開口部分112とを有する。なお、本例では、ゴム栓50は幅狭部分51の先端部(幅広部分52とは反対側の端部)が、若干幅広となる張出部分511を有している(図9参照)。この張出部分511に合わせて、パーツ挿入口110の第1開口部分111の先端側が、第1開口部分111の他の部分よりも若干幅広とされている。
このように、パーツ挿入口110の開口形状をチューブ部材の各部分の幅寸法に合わせた形状にすることによって、ゴム栓50を挿入する際にゴム栓50の適切な挿入姿勢を作業者が容易に把握できる。このため、ゴム栓50の誤挿入の発生を抑制できる。このような形状のパーツ挿入孔にゴム栓50を挿入する工程は、パーツ挿入工程に相当する。
また、吸引機構84がパーツフィーダ1のチューブ部材40内、すなわちパーツ充填路内のエアを吸引することで、パーツ挿入口110へ挿入されたゴム栓50が連通路120を通じて、チューブ部材40のパーツ充填路に向けて移送される。このようにゴム栓50をパーツ充填路に移送する行程は、パーツ移送工程に相当する。
ここでは、ゴム栓50は、パーツ充填路へ向けて移送される際、パーツ挿入口110への挿入時の姿勢を維持したまま、連通路120内を矢符d1で示す方向に移動する。このため、連通路120内におけるゴム栓50の移動方向は、ゴム栓50の充填方向に一致している。このように、パーツ充填治具100内におけるゴム栓50の移動方向を充填方向に一致させることで、チューブ部材40のパーツ充填路内にパーツを適正に充填することが容易となる。
図9に示すように、連通路120は、内寸法が互いに異なる第1連通路121及び第2連通路122とで構成されている。第1連通路121は、連通路120の基端側に配されており、上方でパーツ挿入孔115につながっている。したがって、パーツ挿入孔115をのぞいた場合、連通路120の第1連通路の底面121aが視認できるようになっている。また、第2連通路122は、連通路120の先端側に配されており、その先端が管状部材挿入路135につながっている。ここでは、矢符d1に沿って見たときの、第1連通路121の開口形状は、略矩形(詳細には、下側の2つの角が丸められた矩形)となっている(図9参照)。ただし、第1連通路121の形状は矩形としてもよいし、ゴム栓50の幅広部分52の外周形状に合わせた形状(ここでは、円形)もしくはこれに近い形状とされていてもよい。
第1連通路121の内寸法(具体的には、上下方向の幅すなわち高さH11)は、第2連通路122の内寸法(高さH12)よりも小さい(H11>H12)。図9及び図10に示すように、第1連通路121の高さH11(第1連通路121の底面121aから、天井(後述する第1側壁面115aの下端部116)までの距離)は、パーツ充填治具100へ挿入された際の挿入姿勢時のゴム栓50の最大高さ寸法(ここでは、幅広部分52の最大直径)と同一か、それよりも僅かに大きくなるように設定されている。
また、第2連通路122の高さH12は、管状部材挿入路135に挿入される管状部材91の内寸法(内径)と一致する大きさとされている。第1連通路121の高さH11は、第2連通路122の高さH12よりも小さいため、管状部材91の開口寸法(=H12)よりも小さくなっている。また、矢符d1に沿って第2連通路122を見たときの開口形状は、管状部材91の開口形状(ここでは、円形)と同一とされている。
管状部材挿入路135の高さH13は、管状部材91の縦幅に一致しており、高さH12と高さH13の差は、管状部材91の厚みの2倍に略等しくなっている。なお、第2連通路122の高さH12は、管状部材91の内寸法よりも小さくてもよい。ただし、第2連通路122から、管状部材91へのゴム栓50の移動をスムーズにするため、第2連通路122は、管状部材91の内径にできるだけ近いことが望ましい。
第1連通路121の高さH11をできるだけ小さくすることによって、ゴム栓50が誤挿入された際に、誤った姿勢でパーツ充填路に充填されることを抑制できる。以下、この理由について説明する。
<ゴム栓誤挿入時の説明>
図11は、第1実施形態に係るパーツ充填治具100にゴム栓が誤挿入された際のゴム栓50の様子を示す説明図である。図11は、ゴム栓50を立てた状態(すなわち、幅狭部分51を上に、幅広部分52を下にした状態)で、パーツ挿入口110の幅広の第2開口部分112に挿入された場合を示している。
このように誤った姿勢でゴム栓50が挿入されたとき、第1連通路121の高さH11が大きい場合(例えば、管状部材91の内寸法と同一の場合)、ゴム栓50が第1連通路121内で回転し、吸引機構84の吸引力によって、正しい充填方向とは逆向きの姿勢(すなわち、幅広部分52が前方に、幅狭部分51が後方に向く姿勢)で連通路120内を進んでしまう可能性がある。
一方、第1連通路121の高さH11を小さくした場合、図11に示すように、ゴム栓50が第1連通路121を形成する底面121aに接触するとともに、パーツ挿入孔115を形成する第1側壁面115a(特に、第1側壁面115aの下端部116)及び第2側壁面115bに接触しやすくなる。なお、第1側壁面115a及び第2側壁面115bは、第2開口部分112の縁部から下方(パーツ挿入孔の奥側)に延びる壁面であり、且つ第1開口部分111及び第2開口部分112の並ぶ方向に沿って対向する壁面である。また、第1側壁面115aは、パーツ挿入孔115にゴム栓50が正しく挿入されたときに、ゴム栓50の肩部(幅広部分52の幅狭部分51から外側に拡がる面)に対向する面である。また、第2側壁面115bは、底面121aから直角に起立する面である。
図11に示すように、底面121aから第1側壁面115aの下端までの距離が、第1連通路121の高さH11に相当する。このため、高さH11を短くすることで、誤挿入されたゴム栓50が、底面121a、第1側壁面115aの下端部116に接触しやすくなる。さらに、吸引力によってゴム栓50が傾いた場合には、これらの部分に加えて、第2側壁面115bにも接触する。これによって、誤挿入されたゴム栓50の回転を抑制できるため、ゴム栓50が充填方向とは逆向きの姿勢で連通路120を進むことを抑制できる。
また、第1連通路121の高さH11を小さくすることによって、パーツ挿入口110から底面121aまでの孔の深さを浅くできる。このため、仮に誤挿入が発生した場合でも、作業者がパーツ挿入口110に指先を押し込むことで、ゴム栓50を底面121aに押しつけることが容易となり、ゴム栓50を第1連通路121で止めるが容易となる。
なお、第1連通路121の矢符d1に沿う方向の長さは、パーツ挿入孔115の矢符d1に沿う方向の長さと同一か、それよりも僅かに大きい程度とされることが望ましい。なぜなら、第1連通路121の長さが長すぎると、ゴム栓50が正しい姿勢で挿入されたとしても、ゴム栓50が第1連通路121内で詰まるおそれがあるからである。本実施形態では、第1連通路121の先に、第1連通路121よりも内寸法が大きい第2連通路122を形成することによって、ゴム栓50を詰まらせることなく管状部材91に進入させることが容易となっている。
<ゴム栓を逆向きに誤挿入した場合>
次に、ゴム栓50が充填方向とは逆向きの姿勢でパーツ挿入孔115に挿入された場合について説明する。上述したように、通常は、幅狭部分51がパーツ挿入口110の第1開口部分111に、幅広部分52がパーツ挿入口110の第2開口部分に挿入することで、逆向きの挿入は防げる。しかしながら、第2開口部分112に逆向きのゴム栓50が押し込まれた場合や、第2開口部分112の縦幅が大きい場合には、当該第2開口部分112から逆向きにゴム栓50全体が進入することも発生し得る。
このようなゴム栓50の逆向きの誤挿入を避けるため、第1の対策としては、第2開口部分112の縦幅を、ゴム栓50の縦の長さ(すなわち、幅狭部分51及び幅広部分52の連結方向に沿う長さ)よりも短くするとよい。また、第2の対策としては、パーツ挿入孔115を形成する内周面のうち、上記第1側壁面115aの高さ方向の長さ(すなわち、パーツ挿入口110の開口縁部から下端部116まで距離H20)を長くするとよい。具体的には第1側壁面115aの長さを、ゴム栓50の幅広部分52の最大幅の1/2以上とすればよい。第1側壁面115aを長く形成することで、当該第1側壁面115aとゴム栓50との接触確率が高められる。これによって、ゴム栓50が第1側壁面115aとの接触による摩擦力で、パーツ挿入孔115内で止まり易くなる。すなわち、パーツ挿入孔115内で誤挿入されたゴム栓50を止めることが容易となる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号またはアルファベットを追加した符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。
図12は、第2実施形態に係るパーツ充填装置1000Aを示す説明図である。図13は、第2実施形態に係るパーツ充填治具100Aを示す断面図である。
図12に示すように、パーツ充填装置1000Aは、パーツ充填治具100A及びエア供給源86を備えている。本実施形態に係るパーツ充填装置1000Aでは、エア供給源84がエア供給ホース71を介してパーツ充填治具100Aに接続されている。そして、エア供給源84からパーツ充填治具100Aにエア(圧送用エア)が供給されることによって、パーツ充填治具100Aに挿入されたゴム栓50がパーツフィーダ1に向けて圧送される。このようにして、パーツフィーダ1におけるチューブ部材40のパーツ充填路にゴム栓50が充填される。本例では、エア供給源86及びエア供給ホース71が移送機構を構成する。
図13に示すように、パーツ充填治具100Aには、第1実施形態に係る充填治具100(図9参照)と同様に、パーツ挿入路115、連通路120及び管状部材挿入路135が形成されている。さらに、パーツ充填治具100Aには、エア供給孔145が形成されている。エア供給孔145は、パーツ充填治具100Aの長手方向の他方側(矢符d1で示す方向とは反対側)の端面にて開口(エア供給口140)を形成しており、パーツ充填治具100Aの長手方向に沿って一方側に延びる円柱状の孔を形成している。エア供給孔145は、エア供給源84とパーツ充填治具100Aとを接続するエア供給ホース71が挿入される。また、エア供給孔145は、パーツ充填治具100Aの長手方向一方側で、連通路120に連通している。より詳細には、エア供給孔145の一方側は、挿入孔115よりも下方の位置で開口することで、エア供給孔145に連通孔120に直結している。
なお、エア供給孔145は、連通路120につながる手前側の位置で内寸法(内径)が一段階小さくなっている。エア供給ホース71の先端部は、このエア供給孔145の内寸法が小さくなる部分まで挿入される。エア供給孔145の一方側の開口の内寸法H31は、内寸法H31は、ゴム栓50の幅広部分52の幅よりも小さくなっている。
パーツ充填治具100Aのパーツ挿入孔115に挿入されたゴム栓50が、連通孔120の底面121aに到達すると、そのゴム栓50の後端面(幅広部分52の連結方向後側の面)に向けて、エア供給孔145を通過した圧送用エアが吹き付けることができる。これによって、ゴム栓50に圧送用エアの圧力が適切に加えられるため、ゴム栓50を矢符d1で示す方向へ円滑に移送することができる。これによって、ゴム栓50がチューブ部材40のパーツ充填路に移送される。なお、チューブ部材40に送られた圧送用エアは、チューブ部材40の他端側に接続されたエアホース45及び雄カプラ部材48を介して、外部に流出される。
なお、本例では、エア供給孔145がパーツ充填治具100Aの長手方向に沿って直線状に延びるように形成されている。しかしながら、エア供給孔145が、途中で曲がるようにして延びていてもよい。例えば、エア供給孔145のエア供給口140をパーツ充填治具100Aの長手方向に沿う側面に形成し、エア供給孔145が途中で曲がって連通路120につながるようにしてもよい。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1000,1000A パーツ充填装置
1 パーツフィーダ
100,100A パーツ充填治具
110 パーツ挿入口
111 第1開口部分
112 第2開口部分
115 パーツ挿入孔
120 連通路
121 第1連通路
122 第2連通路
130 管状部材挿入口
135 管状部材挿入路
40 チューブ部材
40a 開口
50 ゴム栓(パーツ)
51 幅狭部分
52 幅広部分
84 吸引機構(移送機構)
86 エア供給源(移送機構)
90 接続治具
91 管状部材

Claims (5)

  1. パーツフィーダのチューブ部材に形成されたパーツ充填路に複数のパーツを姿勢を揃えて一列に並べて充填するパーツ充填装置であって、
    前記パーツを挿入するパーツ挿入孔、及び、前記パーツ挿入孔に連通するとともに前記パーツ充填路の一端に連通される連通路が形成されたパーツ充填治具と、
    前記パーツ充填治具の前記パーツ挿入孔に挿入された前記パーツを、前記連通路を通じて前記チューブ部材に向けて移送するパーツ移送機構と、
    を備える、パーツ充填装置。
  2. 請求項1に記載のパーツ充填装置であって、
    前記パーツ移送機構は、
    前記パーツ充填路の他端側から前記パーツ充填路内のエアを吸引することによって、前記パーツ充填治具の前記連通路に挿入された前記パーツを前記パーツ充填路に向けて移送する、パーツ充填装置。
  3. 請求項1または2に記載のパーツ充填装置であって、
    前記パーツが前記パーツ充填路に充填される際の充填方向に一致する方向に沿って連結された幅狭部分及び幅広部分を有しており、
    前記パーツ挿入孔のパーツ挿入口の形状が、前記幅狭部分よりも大きい第1幅寸法の部分と、前記幅広部分よりも大きく且つ前記第1幅寸法よりも大きい第2幅寸法の部分とを有し、
    前記移送機構は、前記連通路内において、前記パーツを前記充填方向に沿って移動させる、パーツ充填装置。
  4. 請求項3に記載のパーツ充填装置であって、
    前記パーツ充填治具に、前記連通路内に連通し、且つ、前記パーツ充填路につながる管状部材が挿入可能な管状部材挿入路が形成されており、
    前記連通路の少なくとも一部の内寸法が、前記管状部材挿入路に挿入される前記管状部材の開口寸法よりも小さい、パーツ充填装置。
  5. パーツフィーダのチューブ部材に形成されたパーツ充填路に複数のパーツを姿勢を揃えて一列に並べて充填するパーツ充填方法であって、
    (a)前記パーツを挿入するパーツ挿入孔、及び、前記パーツ挿入孔に連通するとともに前記パーツ充填路の一端に連通される連通路が形成されたパーツ充填治具に対して、前記パーツ挿入孔から前記パーツを挿入するパーツ挿入工程と、
    (b)前記(a)工程にて前記パーツ充填治具の前記パーツ挿入孔に挿入された前記パーツを、前記連通路を通じて前記チューブ部材に向けて移送するパーツ移送工程と、
    を含む、パーツ充填方法。
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