JP2017005559A - タギング装置、タギングシステム、タギング方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タギングシステム1は、ユーザのバイタルデータを計測するセンサ装置2と、ユーザがタグFを入力するタグ入力装置3と、タギング装置4とを備え、また、タギング装置4は、動画データの記録又は再生をおこなうユーザのバイタルデータが予め設定された値以上である時間範囲内に、当該ユーザが入力したタグFが存在するときに、動画データの当該時間範囲をタグFの範囲に設定するタグ範囲処理部50を備える。
【選択図】図1
Description
タギング方法には、録画中又は視聴中に、ユーザがボタンなどを押してタグを付ける方法もあるが、このような方法では、どこからどこまでが重要な場面なのか、その範囲を明らかにすることができなかった。
また、本発明は、動画データの記録又は再生をおこなうユーザのバイタルデータを連続して受け付けるとともに当該ユーザのタグ入力のタイミングデータを受け付けるデータ通信ステップと、データ通信ステップで受け付けたバイタルデータが予め設定された値以上である時間範囲に当該タイミングデータに対応する時間が含まれる場合に、当該時間範囲をタグ範囲に設定するタグ範囲処理ステップとを有するタギング方法を提供する。
図1は、本実施の形態に係るタギングシステム1の概略構成を示すブロック図である。
タギングシステム1は、センサ装置2、タグ入力装置3、撮像装置4などを備える。センサ装置2と撮像装置4との間、及び、タグ入力装置3と撮像装置4との間は、有線又は無線により通信を行うことができる。
センサデータ記録部48は、センサ装置2から受信したセンサデータを記録する。
タグ制御部49は、撮像装置4におけるタグ付与動作(タギング方法)の全体を制御する。
タグ記録部51は、受信したセンサデータ、入力タグデータ、設定したタグ範囲を動画データに関連付けて撮影中または動画再生中に記録する。また、タグ記録部51は設定したタグ範囲内にタグ付与してそのタイミングデータを記録する。
受信したセンサデータ、入力タグデータ、設定したタグ範囲のデータ、及び、これらと関連付けられた動画データなどは記録媒体45に記録されることもある。
なお、センサ装置2、タグ入力装置3及び撮像装置4が時計を内蔵しているのであれば、センサ装置2、タグ入力装置3は測定した心拍数、入力タグデータをリアルタイムで撮像装置4に送信する必要はない。後で、それぞれの時計情報に基づいて、動画データ、バイタルデータ及び入力タグデータのタイミングを合わせることが可能である。
まず、タグ範囲処理部50のタグ範囲設定動作の概要について説明する。タグ範囲処理部50は、上述したように、受信したセンサデータ及び入力タグデータを用いて、撮像装置4が撮影した動画データの適切な範囲にタグを設定するものである。
タグ範囲処理部50は、心拍数が所定値(ここでは、閾値の75)以上のときの時間範囲であって、当該時間範囲内でユーザがタグFを入力している場合に、当該時間範囲をユーザが入力したタグFの範囲として設定する。当該時間範囲のフレームに対してタグFを付与しても良い。
また、タグ範囲処理部50は、ユーザがタグFを入力していても、心拍数が所定値以上でない場合には、デフォルト、又はユーザが設定した時間やフレーム数でタグ範囲を設定する。
図3は本実施の形態に係る心拍数の時間変化と、タグ範囲との詳細な関係を示す図である。心拍数のグラフを上に、タグ範囲を下に示している。グラフ中の横点線は閾値を示し、横点線上の等間隔の点は心拍数のサンプリング点、すなわち、サンプリング時間を示している。なお、心拍数のサンプリングは例えば1秒間隔で行う。
図4は本実施の形態に係るタグ範囲処理部50の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
図3及び図4を参照しながら、タグ範囲処理部50の詳細な処理手順について説明する。
時間t0では受信したバイタルデータがあるので(ステップS40のYes)、時間t0のバイタルデータの値が閾値以上か判断する(ステップS50)。図3に示すように、時間t0のバイタルデータの値は閾値未満なので(ステップS50のNo)、現在のバイタルデータ時間t0を「前バイタルデータ時間値」として保存する(ステップS80)。そして、ステップS30に戻る。t11までは平常状態つまりバイタルデータが閾値未満のため、同様な処理を繰り返すことになる。
時間t13では受信したバイタルデータがあるので(ステップS90のYes)、時間t13のバイタルデータの値が閾値以上か判断する(ステップS100)。図3に示すように、時間t13のバイタルデータの値は閾値以上なので(ステップS100のYes)、現在のバイタルデータ時間t13を「前バイタルデータ時間値」として保存し(ステップS80)、ステップS30に戻る。
そして、サンプリング時間t21までは、時間t13のときの処理と同じ処理が継続する。
なお、現在のバイタルデータ時間tを「タグ範囲終了時間値」として保存し(ステップS110)、タグ記録要求がないとき、すなわち、ユーザがタグを入力していないときは(ステップS120のNo)、ステータスを「閾値未満」に設定する(ステップS140)。つまり、上述したように、心拍数が所定値以上の時間範囲があっても、当該時間範囲内でユーザがタグを入力していない場合には、当該時間範囲をタグ範囲に設定しない。
本実施の形態に係るタギングシステム1は、このような構成により、動画データを撮影中に、その重要範囲に精度良くタグを付与することができる。
また、本実施の形態に係るタギングシステム1では、タグ範囲を設定するための心拍数の閾値を固定にしていたが、ユーザ毎、シーン毎などのように状況に応じて設定できるようにしても良い。また、この閾値をいつでも変更できるようにして、動画データを記録した後でもタグ範囲を調整できるようにしても良い。
また、本実施の形態に係るタギングシステム1は、ユーザが撮像装置4を用いて撮影しているときの、すなわち、ユーザが動画データを記録しているときの、ユーザのバイタルデータ及び入力タグデータに基づいてタグ範囲を設定していたが、ユーザが画像処理装置などを用いて動画を視聴又は編集しているときなどの、すなわち、ユーザが動画データを再生しているときの、ユーザのバイタルデータ及び入力タグデータに基づいてタグ範囲を設定しても良い。このため、本実施の形態に係るタギング装置も撮像装置に限るものではなく、画像処理装置などであっても良い。
また、本実施の形態に係るタギングシステム1は、ユーザのバイタルデータを計測しデータ通信部47に出力するセンサ装置2と、タイミングデータをデータ通信部47に出力するタグ入力装置3と、タギング装置4とを備えるものである。
2 センサ装置
3 タグ入力装置
4 撮像装置(タギング装置)
50 タグ範囲処理部
Claims (5)
- 被写体を撮像し動画データを出力する撮像部と、
動画データの記録又は再生をおこなうユーザのバイタルデータを連続して受け付けるとともに前記ユーザのタグ入力のタイミングデータを受け付けるデータ通信部と、
前記データ通信部で受け付けた前記バイタルデータが予め設定された値以上である時間範囲に前記タイミングデータに対応する時間が含まれる場合に、前記時間範囲をタグ範囲に設定するタグ範囲処理部と、
を備えるタギング装置。 - 前記タグ範囲内にタグ付与し、前記付与したタグデータを記録するタグ記録部
を備える請求項1に記載のタギング装置。 - 前記ユーザの前記バイタルデータを計測し前記データ通信部に出力するセンサ装置と、
前記タイミングデータを前記データ通信部に出力するタグ入力装置と、
請求項1または請求項2に記載のタギング装置と、
を備えるタギングシステム。 - 動画データの記録又は再生をおこなうユーザのバイタルデータを連続して受け付けるとともに前記ユーザのタグ入力のタイミングデータを受け付けるデータ通信ステップと、
前記データ通信ステップで受け付けた前記バイタルデータが予め設定された値以上である時間範囲に前記タイミングデータに対応する時間が含まれる場合に、前記時間範囲をタグ範囲に設定するタグ範囲処理ステップと、
を有するタギング方法。 - コンピュータに、
動画データの記録又は再生をおこなうユーザのバイタルデータを連続して受け付けるとともに前記ユーザのタグ入力のタイミングデータを受け付けるデータ通信手順と、
前記データ通信手順で受け付けた前記バイタルデータが予め設定された値以上である時間範囲に前記タイミングデータに対応する時間が含まれる場合に、前記時間範囲をタグ範囲に設定するタグ範囲処理手順と、
を実行させるためのプログラム。
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