JP2017005459A - Mems製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】下面にキャビティが形成されたシリコン基板であっても、シリコン基板をたわませることなく、当該シリコン基板の表面を平坦にすることを可能にする。
【解決手段】下側基板の表面と上側基板と裏面とが外周部で接合して形成され、外周部の内側に空洞を有するシリコン基板を用意する工程と、上側基板の表面における、空洞に重なる領域に、第1金属層を形成する工程と、第1金属層の少なくとも一部除去して第1電極を成形する工程と、第1電極の上に、絶縁層を形成する工程と、絶縁層の上にレジスト材料からなる犠牲膜を形成する工程と、第1電極が露出するまで、犠牲膜及び絶縁膜に対してエッチバック処理を行う工程と、を含む。
【選択図】図3A

Description

本発明は、キャビティを有するMEMSの製造方法に関する。
近年、機械要素部品、センサ、アクチュエータ、電子回路を一つのシリコン基板、ガラス基板、有機材料などの上に集積化したMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製造されたデバイスが普及している。MEMS技術では、半導体素子上に多層構造を形成することで、高密度化や高集積化を実現している。そのため、素子の表面を平坦にすることが重要とされている。
例えば特許文献1には、化学的機械研磨により、素子の表面を平坦にする方法が開示されている。特許文献1に記載の方法では、電極がすでに上に形成されている基板/ウエハの全表面に、誘電体層を蒸着した後に、化学的機械研磨により、電極の上面が露出するように絶縁層を除去する。これによって、素子の表面をほぼ平坦にすることを実現している。
特許第4037366号公報
MEMS技術によって製造された共振装置は、例えばタイミングデバイスやジャイロセンサに用いられる。このような共振装置は、下蓋と、下蓋との間でキャビティを形成する上蓋と、下蓋及び上蓋の間でキャビティ内に配置されたシリコン基板(共振子)と、を備えている。
下蓋がキャビティを有する共振装置に対して、特許文献1に記載されるような化学的機械研磨による平坦化方法を用いた場合、化学的機械研磨の面圧力で、シリコン基板がたわんでしまう。そのため、化学的機械研磨によってこのようなシリコン基板の表面を平坦にするのは困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、下面にキャビティが形成されたシリコン基板であっても、シリコン基板をたわませることなく、当該シリコン基板の表面を平坦にすることを目的とする。
本発明の一側面に係るMEMS製造方法は、下側基板の表面と上側基板と裏面とが外周部で接合して形成され、外周部の内側に空洞を有するシリコン基板を用意する工程と、上側基板の表面における、空洞に重なる領域に、第1金属層を形成する工程と、第1金属層の少なくとも一部除去して第1電極を成形する工程と、第1電極の上に、絶縁層を形成する工程と、絶縁層の上にレジスト材料からなる犠牲膜を形成する工程と、第1電極が露出するまで、犠牲膜及び絶縁膜に対してエッチバック処理を行う工程と、を含む。
かかるMEMS製造方法によると、下面にキャビティが形成されたシリコン基板であっても、シリコン基板をたわませることなく、当該シリコン基板の表面を平坦にすることが可能になる。
また、エッチバック処理を行う工程は、犠牲膜と、絶縁層とのエッチングレートがほぼ等しくなる条件で、ドライエッチングを行うが好ましい。この場合、犠牲膜が除去された後のシリコン基板の表面を平坦にすることが可能になる。
特に、上側基板が、活性層を有し、空洞の低面積を活性層の厚さで割った値が、10000以上であることが好ましい。この好ましい態様では、化学的機械研磨による平坦化方法では、シリコン基板がたわんでしまうような共振装置であっても、シリコン基板をたわませることなく表面を平坦にすることが可能になる。
また、第1電極が露出した表面に圧電薄膜を形成する工程と、圧電薄膜の上に、第2金属層を形成する工程と、第2金属層の少なくとも一部を除去して第2電極を成形する工程と、をさらに含むことが望ましい。この場合、平坦になったシリコン基板の表面の上に、圧電薄膜及び第2金属層を積層させることが可能になる。
また、絶縁層は、圧電薄膜と同じ材料で構成されることが好ましい。この好ましい態様では、工程を一つ削減することができる。また、シリコン基板の上にSiO2膜を形成する必要がなくなるため、温度特性への影響を低減することができる。
本発明によれば、下面にキャビティが形成されたシリコン基板であっても、シリコン基板をたわませることなく、当該シリコン基板の表面を平坦にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る共振装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。 図1のA−A´線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係る共振装置のプロセスフローの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る共振装置のプロセスフローの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る共振装置のプロセスフローの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る共振装置のプロセスフローの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る共振装置のプロセスフローの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る共振装置のプロセスフローの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る共振装置のプロセスフローの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るシリコン基板の厚さと凹部の面積の比と、たわみ量との相関を示す図である。 図3Aに対応し、本発明の第2実施形態に係る共振装置のプロセスフローである。 図3Bに対応し、本発明の第2実施形態に係る共振装置のプロセスフローである。 図3Cに対応し、本発明の第2実施形態に係る共振装置のプロセスフローである。 図3Dに対応し、本発明の第2実施形態に係る共振装置のプロセスフローである。 図3E、Fに対応し、本発明の第2実施形態に係る共振装置のプロセスフローである。 図3Gに対応し、本発明の第2実施形態に係る共振装置のプロセスフローである。
[第1の実施形態]
以下、添付の図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る共振装置1の構造を概略的に示す分解斜視図である。
この共振装置1は、共振子10と、共振子10を挟んで封止するとともに、共振子10が振動する振動空間を形成する上蓋13及び下蓋14と、を備えている。共振装置1は、下蓋14と、共振子10と、上蓋13とがこの順で積層され、接合されて構成されている。
共振子10は、MEMS技術を用いて製造されるMEMS共振子である。なお、本実施形態では、タイミングデバイスに用いられる共振装置を例に説明するが、これに限定されない。例えば、共振装置1はジャイロセンサに用いられてもよい。
共振子10と上蓋13とが接合され、これにより、共振子10の振動空間が形成され、また、共振子10が封止される。共振子10、上蓋13及び下蓋14は、それぞれSi基板を用いて形成されており、Si基板同士が互いに接合されて、共振子10の振動空間が形成される。共振子10及び下蓋14は、SOI基板を用いて形成されてもよい。
以下、共振装置1の各構成について詳細に説明する。
(1.上蓋13)
上蓋13はXY平面に沿って平板状に広がっており、その裏面に例えば平たい直方体形状の凹部が形成されている。凹部は共振子10の振動空間の一部を形成する。
(2.下蓋14)
下蓋14は、XY平面に沿って設けられる矩形平板状の底板141と、底板141の周縁部からZ軸方向に延びる側壁142とを有している。下蓋14の内面、すなわち底板141の表面と側壁142の内面とによって凹部15が形成される。凹部15は共振子10の振動空間の一部を形成する。
上述した上蓋13と下蓋14とによってこの振動空間は気密に封止され、真空状態が維持されている。また、この振動空間には、例えば不活性ガス等の気体が充填されてもよい。
(3.共振子10)
共振子10は、XY平面内で振動する面内共振子である。共振子10は、振動部120と、保持枠111と、1対の保持腕112とを備えている。
振動部120は、図1の直交座標系におけるXY平面に沿って平板状に広がる板状の輪郭を有している。振動部120は、保持枠111の内側に設けられており、振動部120と保持枠111との間には、所定の間隔で空間17、18が形成されている。
保持枠111は、XY平面に沿って矩形の枠状に形成される。保持枠111は、XY平面に沿って振動部120の外側を囲むように設けられる。保持枠111は、角柱形状の枠体から、体に形成されている。
1対の保持腕112は、保持枠111の内側に設けられ、振動部120と保持枠111とを接続する。
(4.積層構造)
図2を用いて共振装置1の積層構造について説明する。図2は、図1のAA´断面図である。
図2に示すように、本実施形態に係る共振装置1では、下蓋14の側壁142上に共振子10の保持枠111が接合され、さらに共振子10の上に上蓋13が覆いかぶさって接合される。このように下蓋14と上蓋13との間に共振子10が保持され、下蓋14と上蓋13と共振子10の保持枠111とによって、凹部15上に振動部120が振動する振動空間が形成される。
下蓋14の底板141及び側壁142は、Si(シリコン)により、一体的に形成されている。Z軸方向に規定される下蓋14の厚みは例えば、150μm、凹部15の深さは例えば50μmである。
上蓋13は、所定の厚みのSi(シリコン)ウエハにより形成されている。図2に示すように、上蓋13はその周辺部で共振子10の保持枠111と接合されている。上蓋13の周縁部と保持枠111との間には、上蓋13と保持枠111とを接合するために、例えばAu(金)膜及びSn(錫)膜が形成されてもよい。
共振子10では、保持枠111、振動部120、保持腕112は、同一プロセスで形成される。共振子10では、まず、シリコン基板23の上に、金属層25が積層されている。そして、金属層25の上には、金属層25を覆うように圧電薄膜27が積層されており、さらに、圧電薄膜27の上には、金属層26が積層されている。
シリコン基板23は、例えば、厚さ5μm程度の縮退したn型Si半導体から形成されており、n型ドーパントとしてP(リン)やAs(ヒ素)、Sb(アンチモン)などを含むことができる。シリコン基板23に用いられる縮退Siの抵抗値は0.5mΩ・cm以上0.9mΩ・cm以下であることが望ましい。本実施形態で用いられる縮退Siの抵抗値は、たとえば0.63mΩ・cmである。また、シリコン基板23の下面にはSiO2層22が形成されている。これによって、温度特性を向上させることが可能になる。
また、金属層25、26は、例えば厚さ0.1μm程度のMo(モリブデン)やアルミニウム(Al)等を用いて形成される。なお、金属層26を形成せずに、縮退した半導体であるシリコン基板23を金属層26として用いてもよい。
金属層25、26は、共振子10に積層された後、エッチング等の加工により望ましい形状となるように形成される。
金属層25は、例えば振動部120上においては、下部電極となるように、エッチング等によって加工される。また、保持腕112や保持枠111上においては、例えば共振子10の外部に設けられた交流電源に下部電極を接続するための配線となるように、エッチング等によって加工される。
他方で、金属層26は、例えば振動部120上においては、上部電極となるように、エッチング等によって加工される。また、保持腕112や保持枠111上においては、例えば共振子10の外部に設けられた交流電源に上部電極を接続するための配線となるように、エッチング等によって加工される。
(5.プロセスフロー)
図3は、本実施形態に係る共振装置1を製造する際のプロセスフローを示す図である。なお図3では、便宜上、ウエハに形成される複数の共振装置1のうち1つの共振装置1を示して説明するが、共振装置1は、通常のMEMSプロセスと同様に、1つのウエハに複数形成された後に、当該ウエハが分割されることにより得られる。
まず、図3Aに示すように、下蓋14とシリコン基板23とを側壁142で接合する。このとき、下蓋14とシリコン基板23との間には、側壁142の内側に空洞である凹部15が形成される。さらに、シリコン基板23の表面には、金属層25が積層される。金属層25は、シリコン基板23の表面に積層されると、エッチング等の加工により望ましい形状となるように成形される。さらに、金属層25の上に、絶縁膜24が積層される。絶縁膜24は、例えば、SiO2、AlN(窒化アルミニウム)等を用いて形成される。絶縁膜24が積層された後のシリコン基板23の表面は、金属層25が除去された部位に絶縁膜24が形成された箇所と、金属層25が残存した部位に絶縁膜24が形成された箇所とで厚さが異なる。これによって、シリコン基板23の表面には凹凸が形成されている。従って、圧電薄膜27を絶縁膜24の上に積層する前に、シリコン基板23の表面を平坦にする処理が必要になる。
シリコン基板23の表面を平坦にするために、まず、絶縁膜24の上にレジスト11が塗布される(図3B)。レジスト11には、例えば、樹脂等のレジスト材料が用いられる。
次に、レジスト11と絶縁膜24とのエッチング選択比がほぼ等しくなる条件で、ドライエッチングを行う(図3C)。ドライエッチングを、金属層25の表面が露出するまで行うことで、シリコン基板23の表面を平坦にすることができる。このように、本実施形態に係るMEMS製造方法では、化学的機械研磨ではなく、エッチバック処理によって、シリコン基板23の表面の平坦化を行う。これによって、シリコン基板23の下に凹部15が形成されている場合であっても、平坦化処理によって、シリコン基板23がたわんでしまうのを防ぐことができる。
エッチバック処理によって、シリコン基板23の表面が平坦になると、平坦となった表面に、圧電薄膜27と金属層26とがこの順に積層される。金属層26は、積層された後、エッチング等の加工により望ましい形状となるように成形される。さらに、成形された金属層26の上に、再度、圧電薄膜27が積層される(図3D)。
次にエッチング等の加工によって、圧電薄膜27、絶縁膜24、並びにシリコン基板23及びSiO2層22がこの順で除去されることで、空間17、18が形成され、共振子10が形成される(図3E〜G)。
図4(b)は共振装置1において、凹部15の開口部の面積Sとシリコン基板23の厚さHの比が、化学的機械研磨によるシリコン基板23のたわみ量dに与える影響を示したグラフである。横軸は、シリコン基板23の厚さHに対する凹部15の開口部の面積Sの比率を表している。他方、縦軸は、化学的機械研磨によるシリコン基板23のたわみ量dを表している。ここでたわみ量dは、図4(a)に示す様に、絶縁膜24の表面の積層方向における高さの差を示している。すなわち、凹部15が形成された箇所(例えば、図1における振動部120)の上に積層された絶縁膜24は、化学的機械研磨によって、凹部15側に凹む。そして、この、絶縁膜24の凹んだ箇所の表面と、凹んでいない箇所(例えば、図1における保持枠111などの凹部15が形成されていない箇所)の表面との積層方向における高さの差がたわみ量dである。
図4では、凹部15の長手方向の長さを400μmに固定し、短手方向の幅を270μm〜400μmまで変化させた場合のたわみ量dの変化を示している。
図4に示すように、厚さHに対する面積Sの比が10000未満である場合、たわみ量dは、ほぼ0で一定である。たわみ量dは、厚さHに対する面積Sの比が10000の点を超えると漸進的に増大している。従って、図4のグラフから、厚さHに対する面積Sの比が10000以上の場合は、化学的機械研磨によってシリコン基板23がたわみやすいため、平坦化にエッチバック処理を用いた方が望ましいことがわかる。
このように、本実施形態に係るMEMS製造方法によると、シリコン基板23の表面を平坦にする処理として、エッチバック処理を用いる。これによって、シリコン基板23の下面に凹部15が形成されている場合であっても、平坦化処理によってシリコン基板23がたわむことを防ぐことが可能になる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
図5は、本実施形態に係る共振装置1を製造する、プロセスフローの一例を示す図である。なお図5では、便宜上、ウエハに形成される複数の共振装置1のうち1つの共振装置1を示して説明するが、共振装置1は、通常のMEMSプロセスと同様に、1つのウエハに複数形成された後に、当該ウエハが分割されることにより得られる。以下に、本実施形態に係る共振装置1の詳細構成のうち、第1の実施形態との差異点を中心に説明する。
本実施形態では、絶縁膜24と圧電薄膜27とは同一の材料で形成される。
まず、図5A、下蓋14とシリコン基板23との間には、側壁142の内側に空洞である凹部15が形成される。さらに、シリコン基板23の表面には、金属層25が積層される。金属層25は、シリコン基板23の表面に積層されると、エッチング等の加工により望ましい形状となるように成形される。さらに、金属層25の上に、圧電薄膜27が積層される。
シリコン基板23の表面を平坦にするために、圧電薄膜27の上にレジスト11が塗布される(図5B)。
次に、レジスト11と圧電薄膜27とのエッチング選択比がほぼ等しくなる条件で、行うドライエッチングを行う。(図5C)。ドライエッチングを、金属層25の表面が露出するまで行うことでシリコン基板23の表面を平坦にすることができる。
このように、本実施形態に係る共振装置1の製造方法によると、第1の実施形態における絶縁膜24を圧電薄膜27と同一の材料で形成する。これによって、第1の実施形態よりも工程を削減することができる。また、本実施形態に係る製造方法によって形成された共振装置1は、シリコン基板23の内部に絶縁膜24が形成されない。これによって、温度特性へ与える影響を低減することができる。
その他の構成、効果は第1の実施形態と同様である。
以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 共振装置
10 共振子
13 上蓋
14 下蓋
111 保持枠
112 保持腕
120 振動部
22 SiO2層
23 シリコン基板
24 絶縁膜
27 圧電薄膜
25、26 金属層

Claims (5)

  1. 下側基板の表面と上側基板と裏面とが外周部で接合して形成され、前記外周部の内側に空洞を有するシリコン基板を用意する工程と、
    前記上側基板の表面における、前記空洞に重なる領域に、第1金属層を形成する工程と、
    前記第1金属層の少なくとも一部除去して第1電極を成形する工程と、
    前記第1電極の上に、絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層の上にレジスト材料からなる犠牲膜を形成する工程と、
    前記第1電極が露出するまで、前記犠牲膜及び前記絶縁膜に対してエッチバック処理を行う工程と、
    を含むMEMS製造方法。
  2. 前記エッチバック処理を行う工程は、
    前記犠牲膜と、前記絶縁層とのエッチングレートがほぼ等しくなる条件で、ドライエッチングを行うこと、を特徴とする請求項1に記載のMEMS製造方法。
  3. 前記上側基板は、活性層を有し、
    前記空洞の低面積を前記活性層の厚さで割った値が、10000以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のMEMS製造方法。
  4. 前記第1電極が露出した表面に圧電薄膜を形成する工程と、
    前記圧電薄膜の上に、第2金属層を形成する工程と、
    前記第2金属層の少なくとも一部を除去して第2電極を成形する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のMEMS製造方法。
  5. 前記絶縁層は、前記圧電薄膜と同じ材料で構成されることを特徴とする請求項4に記載のMEMS製造方法。
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