JP2017004632A - 端子金具、及び端子金具の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端子金具1は、端子接触部3の内部9に、相手端子2との接触箇所となる接点部12が形成された弾性片7を設けてなる。弾性片7の接点部12の近傍に、端子接触部3への相手端子2の挿入時に接触する、又は、端子接触部3に前記相手端子2を挿入した後、相手端子2に接触する樹脂部13,20が形成される。
【選択図】図1
Description
端子接触部15は、図2に図示すように、底板35と、第1側板37と、天板39と、第2側板41と、弾性片19とを備えて構成されている。第1側板37及び第2側板41は、底板35の端子幅方向の両端からそれぞれ立ち上げられる。また、天板39は、第1側板37に連続して形成され天板39に重ねて折り曲げ加工される。弾性片19は、この略中央部が雄端子13に接近する山形状に湾曲して形成されている。
まず、このような雌端子を、例えば、自動車をはじめとする輸送機器等、コネクタに振動が加わる環境において用いた場合、雌端子と雄端子とが電気的に接触している箇所に微摺動が生じることがある。このような微摺動が生じると、雌端子と雄端子との電気的な接触箇所が摩耗し、接触箇所の電気抵抗が増大する。このことから、雌端子と雄端子との安定的な導通を確保することが難しいという問題点があった。
さらに、このような雌端子を多極コネクタに適用した場合、コネクタにレバーやカム部品を設けて雄端子の挿入力を補う必要がある。したがって、雄端子の挿入力を補うための部品点数が多くなり、コストが嵩むという問題点を有している。
前記樹脂部は、粘性を有し、前記相手端子の挿入後に、該相手端子に接触するように形成されることを特徴とする。
なお、図中の矢印は、前後、上下、左右の各方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
なお、図1では、端子金具1(電線接触部3)の下半分のみを実線で表し、上半分は、仮想線で表すものとする。
また、弾性片7は、底壁4の端子金具長手方向の後端に連続して端子金具長手方向の前端側へ延び、先端が相手端子挿入口8の形成位置に達する舌片状に形成される構成であってもよいものとする。さらに、弾性片7は、底壁4の端子金具長手方向の前端に連続して相手端子挿入口8の形成位置で略U字形に折り曲げて、端子金具長手方向の後端側へ延びる舌片状に形成される構成であってもよいものとする。
本実施例において、樹脂部13は、粘性を有し、且つ、導電性を有する樹脂材料から形成されている。具体的には、樹脂部13は、導電性ペーストや、導電性インク等の導電性樹脂材料から形成されている(一例であるものとする)。
本実施例において、樹脂部13は、上面17と、テーパ面18とを備えている。上面17は、相手端子2が端子接触部3に挿入された状態において、相手端子2の下面16と面接触する部分として形成されている。このように、樹脂部13に相手端子2の下面16と面接触する上面17を形成することにより、樹脂部13は、相手端子2を端子接触部3に挿入した後に、相手端子2に接触するように形成されている。すなわち、本実施例における樹脂部13は、相手端子2を端子接触部3に挿入し端子収容室6に収容した状態においては、常に、相手端子2と接触するように形成されている。
テーパ面18は、上面17に連続し、相手端子2を端子接触部3に挿入する時に、相手端子2の先端が摺接する部分として形成されている。
まず、相手端子2を、図1に図示するように、端子接触部3の相手端子挿入口8に対して、矢印Aの方向に挿入する。端子接触部3に対する相手端子2の挿入が完了すると、図2に図示するように、相手端子2の下面16と、接点部12及び樹脂部13の上面17とが接触する。なお、相手端子2の上面15には、天井壁側に設けられた弾性片(図示せず)が接触している。
このように、本実施例の端子金具1によれば、相手端子2の上面15には、天井壁側の弾性片が接触し、相手端子2の下面16には、弾性片7の接点部12が接触するとともに、樹脂部13の上面17が面接触する。樹脂部13は、粘性を有するため、端子金具1に振動が加わっても、弾性片7に粘性を有する樹脂部13を形成していない構成に比べて、端子金具1と相手端子2との接触箇所に生じる微摺動を、より確実に抑制することができる。このため、端子金具1と相手端子2との接触箇所の摩耗を低減することができる。これにより、接触箇所の電気抵抗の増大を抑制することができる。また、樹脂部13は、導電性を有するため、弾性片7に樹脂部13を形成していない構成に比べて、端子金具1と相手端子2との間の導通性を、より確実なものとしている。
まず、打ち抜き加工した導電性を有する金属板を曲げ加工して図1及び図3に図示する端子金具1を形成する。この工程で、端子接触部3の内部(相手端子収容室9)には、弾性片7が設けられる。
この工程において、樹脂材料の噴射は、ノズル14を端子接触部3の天井壁に開口形成された開口部から端子接触部3の内部に挿入して行うことができる。樹脂材料の噴射は、上記に限らず、ノズル14を相手端子挿入口8から端子接触部3の内部に挿入して行うことができる(一例であるものとする)。樹脂部13の形成は、金属板を曲げ加工して端子金具1を形成した後に行う場合に限られない。例えば、曲げ加工する前の金属板の弾性片7として形成される部分に樹脂材料を噴射して樹脂部13を形成してもよいものとする。この場合、弾性片7として形成される部分の接点部12の近傍に樹脂材料を噴射する。
以上より、本実施例の端子金具1の製造が完了する。
本実施例の端子金具は、図1−図4に図示する樹脂部20を形成する樹脂材料以外は、実施例1で説明した端子金具1と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、樹脂部20以外の部分の説明を省略する。
本実施例における樹脂部20は、粘性を有し、且つ、導電性を有しない樹脂材料から形成されていてもよいものとする。この場合、具体的には、樹脂部13は、シリコン系樹脂や、ウレタン樹脂等の粘性があり導電性が無い樹脂材料から形成されている(一例であるものとする)。
本実施例の端子金具は、図1−図4に図示する樹脂部30を形成する樹脂材料以外は、実施例1で説明した端子金具1と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、樹脂部30以外の部分の説明を省略する。
まず、打ち抜き加工した導電性を有する金属板を曲げ加工して図1及び図3に図示する端子金具1を形成する。この工程で、端子接触部3の内部(相手端子収容室9)には、弾性片7が設けられる。
この工程において、樹脂材料の噴射は、ノズル14を端子接触部3の天井壁に開口形成された開口部から端子接触部3の内部に挿入して行うことができる。樹脂材料の噴射は、これに限らず、ノズル14を相手端子挿入口8から端子接触部3の内部に挿入して行うことができる(一例であるものとする)。樹脂材料の噴射は、金属板を曲げ加工して端子金具1を形成した後に行う場合に限られない。例えば、曲げ加工する前の金属板の弾性片7として形成される部分に樹脂材料を噴射してもよいものとする。この場合、弾性片7として形成される部分の接点部12の近傍に樹脂材料を噴射する。
Claims (7)
- 相手端子を挿入するため、筒状に形成された端子接触部を備え、該端子接触部の内部に、前記相手端子との接触箇所となる接点部が形成された弾性片を設けてなる端子金具において、
前記弾性片の接点部の近傍に、前記端子接触部への前記相手端子の挿入時、又は、前記端子接触部に前記相手端子を挿入した後、該相手端子に接触する樹脂部を形成した
ことを特徴とする端子金具。 - 請求項1に記載の端子金具において、
前記接点部は、前記弾性片の前記相手端子と対向する側から突出して形成される
ことを特徴とする端子金具。 - 請求項1に記載の端子金具において、
前記弾性片は、全体又は一部が湾曲形状に形成され、該湾曲形状の頂点を前記接点部とする
ことを特徴とする端子金具。 - 請求項1、2又は3に記載の端子金具において、
前記樹脂部は、粘性を有し、前記相手端子の挿入後に、該相手端子に接触するように形成される
ことを特徴とする端子金具。 - 請求項4に記載の端子金具において、
前記樹脂部は、導電性を有する
ことを特徴とする端子金具。 - 請求項1、2又は3に記載の端子金具において、
前記樹脂部は、樹脂を硬化し、前記相手端子の挿入時に、該相手端子に接触するように形成される
ことを特徴とする端子金具。 - 相手端子を挿入するため、筒状に形成された端子接触部を備え、該端子接触部の内部に、前記相手端子との接触箇所となる接点部が形成された弾性片を設けてなる端子金具の製造方法において、
前記弾性片の接点部の近傍に、前記端子接触部への前記相手端子の挿入時、又は、前記端子接触部に前記相手端子を挿入した後、該相手端子に接触する樹脂部を形成する工程を含む
ことを特徴とする端子金具の製造方法。
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JP2015114472A JP2017004632A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 端子金具、及び端子金具の製造方法 |
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CN110676665A (zh) * | 2019-10-18 | 2020-01-10 | 韦娜诗 | 压线机 |
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JP2002313467A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-25 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 端子の結合構造 |
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2015
- 2015-06-05 JP JP2015114472A patent/JP2017004632A/ja active Pending
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