JP2017002833A - バイナリ発電システムおよびバイナリ発電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイナリ発電を経た流体の温度を所望の温度に調整することができるバイナリ発電システムおよびバイナリ発電方法を提供する。
【解決手段】バイナリ発電システム1は、熱源である第1流体から直接または熱交換器3を介して熱を受け取った作動媒体が蒸発することで発電を行うバイナリ発電装置4と、バイナリ発電装置4に対して第1流体から供給される熱量を調整可能な供給熱量調整部と、作動媒体を冷却して凝縮させるための冷却装置7と、冷却装置7によって作動媒体が冷却される熱量を調整可能な冷却熱量調整部と、第1流体がバイナリ発電装置4との間で熱交換を行った後の第1流体の出口温度を検出する温度検出部T3と、温度検出部T3によって検出された第1流体の出口温度に基づいて、出口温度が所定の温度範囲内に収まるように、供給熱量調整部または冷却熱量調整部を制御する制御部10と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、バイナリ発電システムおよびバイナリ発電方法に関する。
従来、バイナリ発電装置が組み込まれたシステムとして、特許文献1に記載されたシステムが知られている。このシステムは、熱電発生装置と、熱電発生装置で発生した温熱等を温熱流体に保持させて流通させる温熱流通系統と、熱利用装置と、バイナリ発電装置とを備えている。バイナリ発電装置は、温熱流通系統から供給される温熱流体よりも低い沸点を有する液体(低沸点流体)を循環させ、この液体を気化させることでタービンを回転させる。
また、このシステムは、制御装置を備えており、制御装置は、熱電発生装置等から温熱流通系統へ与えられる熱量と、熱利用装置が温熱流通系統から受け取る温熱の熱量との差を求め、この差に相当する残余熱量をバイナリ発電装置に供給するように制御を行っている。具体的には、制御装置は、温熱流通系統からバイナリ発電装置に温熱流体を供給するためのポンプの動作を制御することで、バイナリ発電装置に供給される温熱流体の流速を調整する。
特開2013−122239号公報
特許文献1に記載されたシステムでは、温熱流通系統は、相対的に高温の温熱流体が流通する往路と、相対的に低温の温熱流体が流通する復路とを有する。バイナリ発電装置は、高温の温熱流体を往路から取り出し、その熱を利用する。その後、バイナリ発電装置は、降温後の温熱流体を復路へ戻す。制御装置は、往路から取り出した温熱流体の温度を計測すると共に、復路へ戻す温熱流体の温度を計測する。制御装置は、これらの温度差に基づいて、温熱流通系統からの温熱の取得量を演算する。
このような従来のシステムでは、残余熱量をバイナリ発電装置に供給するように制御を行っているため、復路に戻される流体の温度は考慮されていない。たとえば、熱源となる温水が温泉水等である場合、温泉の事業者は、所望の温度域の温泉水を求める場合がある。しかしながら、上記システムでは、所望の温度域で温水を戻すといった要望に応えることができない。本発明は、バイナリ発電を経た流体の温度を所望の温度に調整することができるバイナリ発電システムおよびバイナリ発電方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るバイナリ発電システムは、熱源である第1流体から直接または熱交換器を介して熱を受け取った作動媒体が蒸発することで発電を行うバイナリ発電装置と、バイナリ発電装置に対して第1流体から供給される熱量を調整可能な供給熱量調整部と、作動媒体を冷却して凝縮させるための冷却装置と、冷却装置によって作動媒体が冷却される熱量を調整可能な冷却熱量調整部と、第1流体がバイナリ発電装置との間で熱交換を行う前の第1流体の入口温度、または、第1流体がバイナリ発電装置との間で熱交換を行った後の第1流体の出口温度を検出する温度検出部と、温度検出部によって検出された第1流体の入口温度および出口温度の少なくとも一方に基づいて、出口温度が所定の温度範囲内に収まるように、供給熱量調整部または冷却熱量調整部を制御する制御部と、を備える。
本発明の一態様に係るバイナリ発電方法は、熱源である第1流体から直接または熱交換器を介して熱を受け取った作動媒体が蒸発することで発電を行うバイナリ発電装置と、作動媒体を冷却して凝縮させるための冷却装置と、第1流体がバイナリ発電装置との間で熱交換を行う前の第1流体の入口温度、または、第1流体がバイナリ発電装置との間で熱交換を行った後の第1流体の出口温度を検出する温度検出部と、を備えたバイナリ発電システムを用いたバイナリ発電方法であって、温度検出部によって検出された第1流体の入口温度および出口温度の少なくとも一方を取得する温度取得工程と、入口温度および出口温度の少なくとも一方に基づいて、出口温度が所定の温度範囲内に収まるように、バイナリ発電装置に対して第1流体から供給される熱量、または、冷却装置によって作動媒体が冷却される熱量を調整する熱量調整工程と、を含む。
上記のバイナリ発電システムおよびバイナリ発電方法によれば、第1流体の入口温度および出口温度の少なくとも一方に基づいて、バイナリ発電装置に対して第1流体から供給される熱量、または、冷却装置によって作動媒体が冷却される熱量が調整される。第1流体からの供給熱量または冷却装置による作動媒体の冷却熱量は、バイナリ発電システムにおける熱サイクルに影響するため、これらを調整することで、出口温度を所定の温度範囲内に収めることができる。よって、バイナリ発電を経た第1流体の温度を所望の温度に調整することができる。
いくつかの態様において、供給熱量調整部は、第1流体をバイナリ発電装置または熱交換器に供給する供給ポンプ、第1流体をバイナリ発電装置または熱交換器に供給するための供給ラインと、第1流体をバイナリ発電装置または熱交換器に供給せずにバイパスさせるためのバイパスラインとの流路を切替える切替え弁、および、熱交換器とバイナリ発電装置との間でバイナリ発電装置の熱源である第2流体を循環させる循環ポンプのうちの少なくとも1つを含み、制御部は、供給ポンプ、切替え弁、および循環ポンプの少なくとも1つを制御する。この場合、バイナリ発電装置に対して第1流体から供給される熱量を容易に調整することができる。
いくつかの態様において、冷却熱量調整部は、冷却装置に取り付けられて冷却風を送る冷却ファン、および、冷却装置とバイナリ発電装置との間で冷却水を循環させる冷却水ポンプのうちの少なくとも1つを含み、制御部は、冷却ファンおよび冷却水ポンプの少なくとも1つを制御する。この場合、冷却装置によって作動媒体が冷却される熱量を容易に調整することができる。
本発明のいくつかの態様によれば、バイナリ発電を経た第1流体の温度を所望の温度に調整することができる。
本発明の第1実施形態に係るバイナリ発電システムの概略構成を示す図である。 図1中の制御部における出口温度制御の実行手順を示すフローチャートである。 (a)は供給熱量調整部の一変形態様を示す図、(b)は供給熱量調整部の他の変形態様を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るバイナリ発電システムの概略構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るバイナリ発電システムの概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、第1実施形態に係るバイナリ発電システム1について説明する。図1に示されるように、バイナリ発電システム1は、温泉水(第1流体)を熱源として利用し、発電を行うシステムである。バイナリ発電システム1は、たとえば源泉が引かれる場所と、温泉地の給湯先との間に設置され得る。バイナリ発電システム1は、温泉利用としては比較的高温の源泉を利用する。利用され得る源泉の温度は、たとえば、70〜95℃程度である。バイナリ発電システム1は、各給湯先へ供給される温泉水を所望の温度に調整可能になっている。
バイナリ発電システム1は、源泉を貯留するための源泉タンク2と、源泉との熱交換によりバイナリ発電装置4の熱源である温水(第2流体)を加熱するための熱交換器3と、温水により加熱され蒸発した作動媒体によって発電を行うバイナリ発電装置4と、作動媒体を冷却して凝縮させるための冷却塔(冷却装置)7と、バイナリ発電によって熱利用された後の温泉水を貯留する温泉水貯留タンク8とを備えている。
源泉タンク2および熱交換器3、熱交換器3および温泉水貯留タンク8は、温泉水を熱交換器3に供給するための供給ラインL1および供給ラインL1aによって接続されている。供給ラインL1には、温泉水を熱交換器3に供給する供給ポンプ11が設けられている。供給ラインL1には、供給ラインL1によって供給される温泉水の入口温度を検出する入口温度計T1と、温泉水の供給流量を検出する入口流量計F1とが設けられている。入口温度計T1は、温泉水が熱交換器3との間で熱交換を行う前の入口温度を検出する。なお、「ライン」は、内部を流体が流れる配管を意味する。
供給ラインL1aの一部は熱交換器3内を流通しており、熱交換部13とされている。熱交換部13の下流側において、供給ラインL1には、供給ラインL1によって供給され熱交換を終えた温泉水の出口温度を検出する出口温度計(温度検出部)T3と、温泉水の戻り流量を検出する出口流量計F3とが設けられている。出口温度計T3は、温泉水が熱交換器3との間で熱交換を行った後の出口温度を検出する。
供給ラインL1は、熱交換器3よりも上流側で分岐している。供給ラインL1は、上記の供給ラインL1aと、バイパスラインL1bとに分岐している。供給ラインL1aとバイパスラインL1bとは、熱交換器3よりも下流側で合流している。すなわち、バイパスラインL1bは、温泉水を熱交換器3に供給せずに、熱交換器3をバイパスさせるためのラインである。供給ラインL1の分岐点と熱交換器3との間には、熱交換器3に供給される温泉水の流量を検出する供給流量計F2が設けられている。
供給ラインL1aとバイパスラインL1bとの合流点よりも下流側の供給ラインL1の端部は、温泉水貯留タンク8に接続されている。温泉水貯留タンク8には、給湯ラインL6が接続されており、給湯ラインL6に設けられた給湯ポンプ18によって、給湯先へ温泉水が供給される。
供給ラインL1の分岐点には、自動弁である三方弁(切替え弁)21が設けられている。三方弁21は、たとえば、電動のボール弁である。三方弁21の型式は特に限定されない。三方弁21は、供給ラインL1に連絡する流路を供給ラインL1aまたはバイパスラインL1bに切り替えることが可能になっている。供給ラインL1aとバイパスラインL1bとの合流点には、自動弁である三方弁(切替え弁)22が設けられている。三方弁22は、たとえば、電動のボール弁である。三方弁22の型式は特に限定されない。三方弁22は、供給ラインL1に連絡する流路を供給ラインL1aまたはバイパスラインL1bに切り替えることが可能になっている。
熱交換器3は、たとえば、向流式の熱交換器である。熱交換器3内には、バイナリ発電装置4の熱源である温水を流す温水循環ラインL3の一部が流通しており、熱交換部14とされている。熱交換器3は、並流式の熱交換器であってもよい。熱交換器3では、供給ラインL1aを流れる温泉水と温水循環ラインL3内の温水との間で、熱交換が行われ、この熱交換によって加熱された温水は、バイナリ発電装置4の蒸発器において作動媒体を蒸発させる。温水循環ラインL3には、熱交換器3とバイナリ発電装置4との間で温水を循環させる温水循環ポンプ12が設けられている。
バイナリ発電装置4は、温泉水を熱源として発電を行うことができるように構成されている。バイナリ発電装置4は、たとえば5〜20kW程度の出力で発電可能な小型の発電装置である。バイナリ発電装置4は、たとえばオーガニックランキンサイクル(Organic Rankine Cycle;ORC)が採用された装置である。バイナリ発電装置4は、加熱され蒸発した作動媒体により回転させられるタービンを備えており、タービンの回転により発電を行う。バイナリ発電装置4に用いられる作動媒体は、たとえば不活性ガスである。バイナリ発電装置4は、筐体6内に収容されている。なお、図示は省略されているが、バイナリ発電装置4には、蒸発器、凝縮器、AC−DCコンバータ、系統連係コンバータ、および、絶縁トランス等の付属機器が接続される。
バイナリ発電装置4には、冷却水循環ラインL4を介して、冷却塔7が接続されている。冷却塔7で冷却された冷却水は、バイナリ発電装置4の凝縮器において作動媒体を凝縮させる。冷却水循環ラインL4には、冷却水を循環させる冷却水ポンプ16が設けられる。冷却塔7には、冷却風を発生させて冷却塔7内に送るための冷却ファン17が取り付けられている。冷却塔7には、外部から補給水が供給される。
本実施形態のバイナリ発電システム1は、温泉水の出口温度が所望の温度範囲となるように、上述の各機器を制御する制御部10を備えている。制御部10は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアと、から構成されたコンピュータである。バイナリ発電システム1は、出口温度計T3と通信可能であり、出口温度計T3から出力される温泉水の出口温度を示す信号を入力する。また、制御部10は、各機器を制御可能に構成されている。
より詳細には、制御部10は、インバータ等を介して、供給ポンプ11、温水循環ポンプ12、冷却水ポンプ16、および冷却ファン17の各流量/回転数を制御可能である。さらに、制御部10は、三方弁21および三方弁22を開閉制御可能である。供給ポンプ11、供給ラインL1aとバイパスラインL1bとを切り替える三方弁21,22、および、温水循環ポンプ12は、バイナリ発電装置4に対して温泉水から供給される熱量を調整可能な供給熱量調整部に相当する。冷却水ポンプ16および冷却ファン17は、冷却塔7によって作動媒体が冷却される熱量を調整可能な冷却熱量調整部に相当する。
制御部10は、これら供給熱量調整部が含む各機器および各弁、冷却熱量調整部が含む各機器を制御する。制御部10には、たとえばユーザによって、温泉水の出口温度として、所定の温度範囲が予め入力・記憶されている。所定の温度範囲は、たとえば、第1目標温度Taと、第1目標温度Taよりも低い第2目標温度Tbとを含む。第1目標温度Taおよび第2目標温度Tbは、たとえば、バイナリ発電装置4における発電を可能とする温度(70〜95℃程度)よりも低い温度に設定され得る。なお、所定の温度範囲は、一点のみの温度として設定されてもよい。
続いて、図2を参照して、制御部10によって実行される出口温度制御について説明する。以下に説明する処理は、バイナリ発電システム1が起動している間、所定時間ごとに繰り返し実行される。まず、制御部10は、温泉水の出口温度を取得する(ステップS01;温度取得工程)。次に、制御部10は、取得した出口温度が第1目標温度Ta以下であるか否かを判断する(ステップS02)。たとえば、第1目標温度Taが70℃に設定されていたとすると、制御部10は、出口温度が70℃以下であるか否かを判断する。
出口温度が第1目標温度Taを超えていると判断すると、制御部10は、熱交換量の増加制御を行う(ステップS03;熱量調整工程)。より詳細には、制御部10は、温水循環ポンプ12の流量を増大させる。制御部10は、冷却水ポンプ16の流量を増大させる。制御部10は、冷却ファン17の風量を増大させる。これらの各制御は、すべてが組み合わされてもよいし、いずれか2種類が組み合わされてもよいし、いずれか1種類のみが採用されてもよい。
ステップS03の処理を実行した後、ステップS01に戻り、制御部10は、ステップS01の処理を実行する。
出口温度が第1目標温度Ta以下であると判断すると、制御部10は、取得した出口温度が第2目標温度Tb以上であるか否かを判断する(ステップS04)。たとえば、第2目標温度Tbが60℃に設定されていたとすると、制御部10は、出口温度が60℃以上であるか否かを判断する。
出口温度が第2目標温度Tb以上であると判断すると、制御部10は、出口温度制御を終了する。
出口温度が第2目標温度Tb未満であると判断すると、制御部10は、熱交換量の減少制御を行う(ステップS05;熱量調整工程)。より詳細には、制御部10は、三方弁21,22を開閉制御して、供給ラインL1とバイパスラインL1bとを連絡させる。制御部10は、温水循環ポンプ12の流量を減少させる。制御部10は、冷却水ポンプ16の流量を減少させる。制御部10は、冷却ファン17の風量を減少させる。これらの各制御は、すべてが組み合わされてもよいし、いずれか2〜3種類が組み合わされてもよいし、いずれか1種類のみが採用されてもよい。なお、三方弁21,22の開閉制御は、一部の温泉水を供給ラインL1aに導入し、残りの一部の温泉水をバイパスラインL1bに導入する制御であってもよい。
ステップS05の処理を実行した後、ステップS01に戻り、制御部10は、ステップS01の処理を実行する。
以上の一連の処理によって、温泉水の出口温度(出口温度計T3によって検出される温度)は、第1目標温度Ta以下かつ第2目標温度Tb以上の範囲に調整される。
上記のバイナリ発電システム1およびバイナリ発電方法によれば、温泉水の出口温度に基づいて、バイナリ発電装置4に対して温泉水から供給される熱量、または、冷却塔7によって作動媒体が冷却される熱量が調整される。温泉水からの供給熱量または冷却塔7による作動媒体の冷却熱量は、バイナリ発電システム1における熱サイクルに影響するため、これらを調整することで、出口温度を所定の温度範囲内に収めることができる。よって、バイナリ発電を経た温泉水の温度を所望の温度に調整することができる。
従来は、季節変動による発電機の発電状況の変化および入口温度の変化により、出口温度を所望の温度に調整することは難しかった。バイナリ発電システム1のように、出口温度を監視しながら付帯設備を自動制御することにより、熱交換量を変化させ、出口温度を所望の温度範囲に収めることができる。また、出口温度を一定に保つこともできる。
これにより、高温の温泉水を浴用に適した温度に下げることができる。また、一定温度の温泉水を供給できるため、従来必要とされていた加水による温度調整が不要になり、水道代を節約できる。さらには、水道水による希釈が不要になるため、温泉効能の維持、浴槽温度管理の簡素化が図られる。さらにまた、出口の温水を浴用以外で2次利用する場合(温室加温等)にも、温度管理の簡素化が図られる。
付帯設備で消費する電力はなるべく少ない方が、同じ発電量で比較した場合、システム全体としての発電量は大きくなる。よって、本実施形態のバイナリ発電システム1およびバイナリ発電方法によれば、自動制御にて、発電量を最大化でき、かつ付帯設備の動力を最小化できる。
また、制御部10が、供給熱量調整部としての供給ポンプ11、三方弁21,22、温水循環ポンプ12の少なくとも1つを制御することで、バイナリ発電装置4に対して温泉水から供給される熱量を容易に調整することができる。
また、制御部10が、冷却熱量調整部としての冷却水ポンプ16および冷却ファン17の少なくとも1つを制御することで、冷却塔7によって作動媒体が冷却される熱量を容易に調整することができる。
図3(a)および(b)を参照して、供給熱量調整部の各種変形態様について説明する。図3(a)に示されるように、供給ラインL1aが2つの熱交換部13a,13bで熱交換器3A内に流通し、熱交換部13a,13bの間の位置からバイパスラインL1bに接続される中間戻りラインL1cを設けた態様としてもよい。この場合、熱交換部13aと熱交換部13bの間には、熱交換部13aと熱交換部13bとを連絡する流路と、熱交換部13aと中間戻りラインL1cとを連絡する流路とに切り替える三方弁23が設けられる。このような態様によれば、バイナリ発電システム1と同様の制御に加え、制御部10が三方弁23を制御することにより、より高精度な供給熱量の調整・制御が可能となる。
図3(b)に示されるように、供給ラインL1aの熱交換器3よりも上流側と下流側とを接続する熱交換循環ラインL1dを設け、この熱交換循環ラインL1dに、温泉水を上流側に戻す熱交換循環ポンプ24を設ける態様としてもよい。この場合、熱交換循環ラインL1dと上流側の供給ラインL1aとの合流点の下流側に、循環流量計F4が設けられてもよい。このような態様によれば、バイナリ発電システム1と同様の制御に加え、制御部10が熱交換循環ポンプ24を制御することにより、より高精度な供給熱量の調整・制御が可能となる。
図4を参照して、第2実施形態のバイナリ発電システム1Bについて説明する。バイナリ発電システム1Bが第1実施形態のバイナリ発電システム1と違う点は、1台のバイナリ発電装置4に加えて、さらに1台のバイナリ発電装置32を設けた点である。バイナリ発電装置32に対応して、熱交換器30、温水循環ラインL30および温水循環ポンプ31、冷却水循環ラインL33および冷却水ポンプ33が追加されている。供給ラインL1aは、熱交換器3に流通する熱交換部13の下流側で、熱交換器30に流通し、この部分が熱交換部35とされる。熱交換器30に流通する温水循環ラインL30の部分は、熱交換部36とされる。この場合、温水循環ポンプ31と冷却水ポンプ33が、制御部10による制御対象とされる。温水循環ポンプ31は、供給熱量調整部の1つとして機能し、冷却水ポンプ33は、冷却熱量調整部の1つとして機能する。このように、2系列のバイナリ発電装置4,32を備えたバイナリ発電システム1Bによっても、好適な出口温度の調整・制御が可能である。
図5を参照して、第3実施形態のバイナリ発電システム1Cについて説明する。バイナリ発電システム1Cが第1実施形態のバイナリ発電システム1と違う点は、熱源を発生させる装置としてチップボイラ40を採用し、温泉水に代えて、熱源として温水を利用している点である。チップボイラ40の設置に対応して、供給ラインL1の戻りである下流側に給湯用熱交換器41が設けられ、給湯用熱交換器41に上水を供給するための貯水槽42が設けられている。チップボイラ40では水道水が使用されるため、熱源である温水をバイナリ発電装置4に直接供給することも可能である。そこで、供給ラインL1a(すなわち熱交換器3)をバイパスして直接バイナリ発電装置4に接続されたバイパスラインL1eが設けられている。供給ラインL1aとバイパスラインL1eとを切り替えるための4つの三方弁43〜46が設けられている。4つの三方弁43〜46は、供給熱量調整部として機能する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。たとえば、温泉地に設置されるバイナリ発電システムに限られず、工場や焼却施設などに設置されてもよい。熱源として温泉水を用いずに水道水を用いる場合であれば、バイナリ発電システム1Cのような態様を採ることもできるし、熱交換器3を省略することもできる。その場合、第1流体がバイナリ発電装置4の直接の熱源となり、バイナリ発電装置4内の蒸発器に流通して熱交換を行う。熱交換器3の省略に伴い、上記した温水循環ポンプ12,31も省略され得る。
上記実施形態では、切替え弁として三方弁を用いる場合について説明したが、これに限られない。たとえば、分岐・合流の前後の箇所に自動弁をそれぞれ設けてもよい。流路の切替えが可能な構成であれば、どのような構成を採用してもよい。
さらには、出口温度に基づいて制御部10による制御を行う場合に限られず、入口温度計(温度検出部)T1によって検出される熱源の入口温度に基づいて、制御部10による制御を行ってもよい。この場合は、供給熱量調整部や冷却熱量調整部の各種条件に応じて、入口温度に対する予想出口温度を、制御部10が予め記憶しておくことが望ましい。
1、1B、1C バイナリ発電システム
3、3A、30 熱交換器
4、32 バイナリ発電装置
7 冷却塔(冷却装置)
10 制御部
11 供給ポンプ(供給熱量調整部)
12、31 温水循環ポンプ(供給熱量調整部)
16、33 冷却水ポンプ(冷却熱量調整部)
17 冷却ファン(冷却熱量調整部)
21、22 三方弁(供給熱量調整部)
L1a 供給ライン
L1b バイパスライン
T1 入口温度計(温度検出部)
T3 出口温度計(温度検出部)

Claims (4)

  1. 熱源である第1流体から直接または熱交換器を介して熱を受け取った作動媒体が蒸発することで発電を行うバイナリ発電装置と、
    前記バイナリ発電装置に対して前記第1流体から供給される熱量を調整可能な供給熱量調整部と、
    前記作動媒体を冷却して凝縮させるための冷却装置と、
    前記冷却装置によって前記作動媒体が冷却される熱量を調整可能な冷却熱量調整部と、
    前記第1流体が前記バイナリ発電装置との間で熱交換を行う前の前記第1流体の入口温度、または、前記第1流体が前記バイナリ発電装置との間で熱交換を行った後の前記第1流体の出口温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部によって検出された前記第1流体の前記入口温度および前記出口温度の少なくとも一方に基づいて、前記出口温度が所定の温度範囲内に収まるように、前記供給熱量調整部または前記冷却熱量調整部を制御する制御部と、を備える、バイナリ発電システム。
  2. 前記供給熱量調整部は、
    前記第1流体を前記バイナリ発電装置または前記熱交換器に供給する供給ポンプ、
    前記第1流体を前記バイナリ発電装置または前記熱交換器に供給するための供給ラインと、前記第1流体を前記バイナリ発電装置または前記熱交換器に供給せずにバイパスさせるためのバイパスラインとの流路を切替える切替え弁、および、
    前記熱交換器と前記バイナリ発電装置との間で前記バイナリ発電装置の熱源である第2流体を循環させる循環ポンプ
    のうちの少なくとも1つを含み、
    前記制御部は、前記供給ポンプ、前記切替え弁、および前記循環ポンプの少なくとも1つを制御する、請求項1に記載のバイナリ発電システム。
  3. 前記冷却熱量調整部は、
    前記冷却装置に取り付けられて冷却風を送る冷却ファン、および、
    前記冷却装置と前記バイナリ発電装置との間で冷却水を循環させる冷却水ポンプ
    のうちの少なくとも1つを含み、
    前記制御部は、前記冷却ファンおよび前記冷却水ポンプの少なくとも1つを制御する、請求項1または2に記載のバイナリ発電システム。
  4. 熱源である第1流体から直接または熱交換器を介して熱を受け取った作動媒体が蒸発することで発電を行うバイナリ発電装置と、
    前記作動媒体を冷却して凝縮させるための冷却装置と、
    前記第1流体が前記バイナリ発電装置との間で熱交換を行う前の前記第1流体の入口温度、または、前記第1流体が前記バイナリ発電装置との間で熱交換を行った後の前記第1流体の出口温度を検出する温度検出部と、を備えたバイナリ発電システムを用いたバイナリ発電方法であって、
    前記温度検出部によって検出された前記第1流体の前記入口温度および前記出口温度の少なくとも一方を取得する温度取得工程と、
    前記入口温度および前記出口温度の少なくとも一方に基づいて、前記出口温度が所定の温度範囲内に収まるように、前記バイナリ発電装置に対して前記第1流体から供給される熱量、または、前記冷却装置によって前記作動媒体が冷却される熱量を調整する熱量調整工程と、を含む、バイナリ発電方法。
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