JP2017002780A - シリンダブロック - Google Patents

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Yoshiharu Hirata
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Abstract

【課題】スペーサの組み付け性とシリンダボア壁の保温性との両立を図りつつ、シリンダボア壁の全体的な冷却性能の低下を抑制する。
【解決手段】シリンダボア壁1aに少なくとも一部が密着するようにウォータジャケット12に配置されたスペーサ2を備えるシリンダブロック100であって、スペーサ2は、スリット状の開口25がシリンダ配列方向の一端側にのみ形成されたスペーサ本体21と、スリット状の開口25を間に挟んで互いに対向するようにスペーサ本体21に形成された被挟持部221と、被挟持部221を挟持して、スペーサ本体21に対してスリット状の開口25を閉じる方向の力を付与する挟持部材24と、を備え、挟持部材24を、シリンダ配列方向の一端側において、冷却水入口部12aと冷却水出口部12bとの間のウォータジャケット12の内部に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明はシリンダブロックに関する。
特許文献1には、シリンダボア壁の高さ方向(シリンダボアの軸線方向)上側から下側にかけてのシリンダボア壁の温度を均一化することを目的としてシリンダブロックのウォータジャケット内に配置されるスペーサを、環状に連なった一つながりの形状にしたものが開示されている。
特許文献2には、シリンダブロックのウォータジャケット内に配置されるスペーサとして、スペーサを2つに分割し、各分割体の両端部(シリンダボアの配列方向の一端部と他端部)を引っ張りバネ等の寄せ手段によって連結することで、各分割体をシリンダボア壁側に引き寄せ、スペーサをシリンダボア壁の下側に密着させたものが開示されている。スペーサをシリンダボア壁の下側に密着させることで、シリンダボア壁の下側を保温でき、シリンダボア壁の下側の過剰な冷却を抑制できるとされている。
特開2002−266695号公報 特開2005−120949号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来例のように、スペーサを環状に連なった一つながりの形状にした場合、スペーサをウォータジャケットに挿入するにはスペーサの内径をシリンダボア壁の外径よりも大きくする必要がある。そのため、スペーサをシリンダボア壁に十分に密着させることができず、シリンダボア壁を十分に保温できないおそれがある。一方で、スペーサをシリンダボア壁に密着させようとすると、スペーサの内径をシリンダボア壁の外径に近づける必要があるため、スペーサをウォータジャケットに挿入する際の挿入荷重が増加し、スペーサのウォータジャケットへの組み付け性が悪化するおそれがある。
また、特許文献2に記載の従来例のように、スペーサを2つに分割した場合は、スペーサをウォータジャケットに挿入する際の挿入荷重を低減しつつ、スペーサをシリンダボア壁の下側に密着させてシリンダボア壁の下側の保温を図ることができるものの、各分割体の両端部(シリンダボアの配列方向の一端部と他端部)を引っ張りバネ等の寄せ手段によって連結する必要がある。そのため、シリンダボアの配列方向の一端側と他端側のウォータジャケット内にそれぞれ寄せ手段が配置されることになる。その結果、寄せ手段によって、シリンダ配列方向に沿ってシリンダボア壁の周りを周回する冷却水の流れが阻害され、シリンダボア壁の全体的な冷却性能が低下するおそれがある。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、スペーサのウォータジャケットへの組み付け性とシリンダボア壁の保温性との両立を図りつつ、シリンダボア壁の全体的な冷却性能の低下を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様によるシリンダブロックは、シリンダボディに形成された複数のシリンダボアと、シリンダボアの配列方向の一端側に間隔を空けて冷却水入口部と冷却水出口部とを有すると共に、複数のシリンダボアを一体的に取り囲むように前記シリンダボディに形成され、当該シリンダボディのデッキ面に開口しているウォータジャケットと、シリンダボディのデッキ面の開口からウォータジャケットに挿入され、当該ウォータジャケット内のシリンダボア側の壁面に少なくとも一部が密着するように当該ウォータジャケット内に配置されたスペーサと、を備える。スペーサは、シリンダボアの軸線方向全長に亘るスリット状の開口がシリンダボアの配列方向の一端側にのみ形成されたスペーサ本体と、スリット状の開口を間に挟んで互いに対向するようにスペーサ本体に形成された被挟持部と、被挟持部を挟持してスペーサ本体に対してスリット状の開口を閉じる方向の力を付与する挟持部材と、を備える。そして挟持部材を、シリンダボアの配列方向の一端側において、冷却水入口部と冷却水出口部との間のウォータジャケットの内部に配置する。
本発明のこの態様によれば、スペーサ本体にシリンダボアの軸線方向全長に亘るスリット状の開口が形成されているため、このスリット状の開口を広げてスペーサ本体をウォータジャケットに挿入することができるので、スペーサ本体の挿入荷重を低減できる。また、挟持部材によってスリット状の開口を閉じる方向の力がスペーサ本体に付与されるので、スペーサをウォータジャケット内のシリンダボア側の壁面(シリンダボア壁面)に密着させることができる。したがって、スペーサのウォータジャケットへの組み付け性とシリンダボア壁の保温性との両立を図ることができる。
さらに挟持部材は、シリンダボアの配列方向の一端側において、冷却水入口部と冷却水出口部との間のウォータジャケットの内部に配置されている。そのため、挟持部材が流路抵抗部材となり、挟持部材によって、シリンダボアの配列方向の一端側において冷却水入口部から冷却水出口部に向かって流れる冷却水の流れを抑制することができる。そして、シリンダボアの配列方向の他端側には挟持部材が配置されていない。そのため、冷却水入口部からウォータジャケットに導入された冷却水が、シリンダボアの配列方向に沿ってその他端側に向かって流れやすくなる。よって、冷却水入口部からウォータジャケットに導入された冷却水のうち、シリンダボア壁の周りを周回して冷却水出口部から排出される冷却水の割合を増加させることができるので、シリンダボア壁の全体的な冷却性能の低下を抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態による内燃機関のシリンダブロックの分解斜視図である。 図2は、ガスケットの図示を省略したシリンダブロックの平面図である。 図3は、スペーサ本体の拡大斜視図である。 図4は、図2のIV-IV線に沿うシリンダブロックの部分断面図である。 図5は、図2のV-V線に沿うシリンダブロックの部分断面図である。 図6は、本発明の第1実施形態の第1変形例による挟持部材について説明する図である。 図7は、本発明の第1実施形態の第2変形例による挟持部材について説明する図である。 図8は、本発明の第1実施形態の第3変形例による挟持部材について説明する図である。 図9は、ガスケットの図示を省略した本発明の第2実施形態による内燃機関のシリンダブロックの平面図である。 図10は、図9のX-X線に沿うシリンダブロックの断面図である。 図11は、挟持部材に対して脱着可能な治具について説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による内燃機関のシリンダブロック100の分解斜視図である。図2は、ガスケット3の図示を省略したシリンダブロック100の平面図である。なお、図2の矢印は、シリンダブロック100の内部を流れる冷却水の流れを示す。
図1に示すように、シリンダブロック100は、シリンダボディ1と、スペーサ2と、ガスケット3と、を備える。
シリンダボディ1は、鋳鉄やアルミニウム合金などの金属製の材料によって構成される。シリンダボディ1には、複数のシリンダボア11と、ウォータジャケット12と、冷却水導入通路13と、が形成される。
シリンダボア11は、その内部にピストンを収容するための円筒状の空間(孔)である。各シリンダボア11は、シリンダボディ1の長手方向に沿って直列に設けられており、隣接するシリンダボア11間はシリンダボディ1(シリンダボア壁1a)により連結されている。
内燃機関の運転中は、各シリンダボア11には、シリンダボディ1のデッキ面(頂面)14にガスケット3を挟んで組み付けられるシリンダヘッド(図示せず)を介して、図1に示すシリンダボディ1の短手方向一端側(以下「インテーク側」という。)からそれぞれ吸気が導入される。そして、各シリンダボア11内で生じた燃焼ガスは、図1に示すシリンダボディ1の短手方向他端側(以下「エキゾースト側」という。)からシリンダヘッドを介してそれぞれ外部に排出される。
ウォータジャケット12は、複数のシリンダボア11を一体的に取り囲むように、シリンダボディ1の長手方向と一致するシリンダボア11の配列方向(以下「シリンダ配列方向」という。)の一端側(図1では左側、図2では下側)から他端側(図1では右側、図2では上側)に亘って、複数のシリンダボア11の周囲に形成された一繋がりの環状の空間(溝)である。以下の説明では便宜上、必要に応じてシリンダ配列方向の一端側を「フロント側」といい、シリンダ配列方向の他端側を「リア側」という。ウォータジャケット12は、いわゆるオープンデッキ型のウォータジャケットであって、シリンダボディ1のデッキ面14に開口している。このウォータジャケット12のデッキ開口部は、シリンダボディ1のデッキ面14にガスケット3を組み付けたときに、ガスケット3によって覆われるようになっている。
ウォータジャケット12を流れる冷却水によって、シリンダボア11とウォータジャケット12との間の中洲部分のシリンダボディ1が冷却される。以下の説明では、このシリンダボア11とウォータジャケット12との間の中洲部分のシリンダボディ1のことを、必要に応じてシリンダボア壁1aという。すなわち、シリンダボア11の内周面(シリンダボア11内部のシリンダボディ壁面)がシリンダボア壁1aの内周面となり、ウォータジャケット12の内周面(ウォータジャケット12内部におけるシリンダボア11側のシリンダボディ壁面)がシリンダボア壁1aの外周面となる。
冷却水導入通路13は、シリンダボディ1の外部から供給される冷却水を、フロント側からシリンダボディ1の内部に形成されているウォータジャケット12に導入するための通路である。冷却水導入通路13は、図1及び図2に示すように、その一端がフロント側、かつ、インテーク側のシリンダボディ1の側面に開口し、図2に示すように、その他端がフロント側、かつ、インテーク側のウォータジャケット12の外周面に開口している。したがって、冷却水導入通路13の他端側の開口部が、ウォータジャケット12の冷却水入口部12aとなる。
ガスケット3には、フロント側、かつ、エキゾースト側のウォータジャケット12のデッキ開口部に対向する部位(図2の破線で囲まれた部分)に、ウォータジャケット12と、シリンダヘッドに形成されたヘッド内ウォータジャケット(図示せず)と、を連通させるための連通孔31が形成されている。冷却水導入通路13を介して冷却水入口部12aからウォータジャケット12に導入された冷却水は、基本的に図2に矢印で示したように、シリンダ配列方向に沿って複数のシリンダボア11の周りを周回するように流れ、最終的にガスケット3に形成された連通孔31からヘッド内ウォータジャケットに流出する。したがって、このガスケット3に形成された連通孔31が、ウォータジャケット12の冷却水出口部12bとなる。
このように、ウォータジャケット12は、冷却水入口部12aと冷却水出口部12bとを、それぞれフロント側に所定の間隔を空けて有している。
内燃機関の運転中において、シリンダボア壁1aの上部側(図1に示すシリンダボア11の軸線方向上側)は、シリンダボア壁1aの下部側(図1に示すシリンダボア11の軸線方向下側)と比べて燃焼ガスから受ける熱量が多くなる。そのため、シリンダボア壁1aの上部側の温度は、シリンダボア壁1aの中央部から下部側にかけての温度よりも高くなる傾向にある。したがって、シリンダ配列方向に沿ってウォータジャケット12に冷却水を流す際に、ウォータジャケット12の上部から下部に亘って均一の流量の冷却水を流すと、シリンダボア壁1aの上部側の冷却が不十分になりやすく、一方でシリンダボア壁1aの中央部から下部側にかけての冷却が過剰になりやすい。
内燃機関の運転中は、ピストンとシリンダボア壁1aとの直接的な接触を防止するために、シリンダボア壁1aの内周面には潤滑油が供給され、この潤滑油によってシリンダボア壁1aの内周面には油膜が形成されている。
しかしながら、シリンダボア壁1aの上部側の冷却が不十分になると、シリンダボア壁1aの上部側の内周面に付着している潤滑油が蒸発し、シリンダボア壁1aの上部側の内周面に十分な厚さの油膜を形成することができなくなって、ピストンがシリンダボア11の内部をシリンダ軸線方向に移動する際のフリクションロスが増大するおそれがある。
また、シリンダボア壁1aの中央部から下部側にかけての冷却が過剰になると、シリンダボア壁1aの中央部から下部側にかけての内周面に付着している潤滑油の粘度が高くなる。その結果、ピストンがシリンダボア11の内部をシリンダ軸線方向に移動する際に、ピストンが潤滑油から受ける粘性抵抗が増大し、フリクションロスが増大するおそれがある。
そのため本実施形態では、シリンダボア壁1aの上部側の冷却不足を抑制すると共に、シリンダボア壁1aの中央部から下部側にかけての過剰な冷却を抑制するために、ウォータジャケット12の内部にスペーサ2を配置するようにしている。
図1に示すように、本実施形態によるスペーサ2は、基部22と保温部23とからなるスペーサ本体21と、挟持部材24と、を備え、ウォータジャケット12のデッキ開口部からウォータジャケット12の内部に挿入される。以下、スペーサ2については、図1及び図2に加えて、図3から図5も参照して説明する。
図3は、スペーサ本体21の拡大斜視図である。図4は、図2のIV-IV線に沿うシリンダブロック100の部分断面図である。図5は、図2のV-V線に沿うシリンダブロック100の部分断面図である。
基部22は、スペーサ本体21において、熱や外力を受けたときの形状変化が少ない比較的剛性の高い樹脂材料によって構成された部分である。
図1から図3に示すように、基部22は、シリンダボア壁1aの外周面をほぼ全周に亘って取り囲むことできるように、シリンダボア壁1aの外周面に沿った形状をしている。具体的には基部22は、フロント側からリア側に向かって、インテーク側のシリンダボア壁1aの外周面と対向するように連続して形成された複数の円弧状の部分22aと、その複数の円弧状の部分22aと連続しており、インテーク側からエキゾースト側に向かってUターンしながらシリンダボア壁1aの外周面と対向するように形成された円弧状の部分22bと、その円弧状の部分22bと連続しており、リア側からフロント側に向かって、エキゾースト側のシリンダボア壁1aの外周面と対向するように連続して形成された複数の円弧状の部分22cと、を有する。
そして基部22は、図4に示すように、ウォータジャケット12の中央部から下部にかけての空間の一部を埋めるように、ウォータジャケット12の内部に配置される。これにより、ウォータジャケット12の上部を流れる冷却水の流量が、ウォータジャケット12の中央部から下部を流れる冷却水の流量よりも多くなるようにして、シリンダボア壁1aの上部を効率良く冷却できるようにしている。
保温部23は、スペーサ本体21において、例えば発泡ゴムなどの断熱性に優れた材料によって構成された部分である。
図1から図3に示すように、保温部23は、基部22の内周面中央領域に全周に亘って設けられており、基部22と一体化されている。保温部23も基部22と同様にシリンダボア壁1aの外周面に沿った形状をしている。
そして保温部23は、図4に示すように、シリンダボア壁1aの中央部の外周面と密着するように、ウォータジャケット12の内部に配置される。このように、保温部23をシリンダボア壁1aの中央部の外周面に密着させて、保温部23とシリンダボア壁1aの外周面との間に冷却水が流入しないようにすることで、シリンダボア壁1aから冷却水への熱の移動を抑制して、シリンダボア壁1aの中央部の保温を図ることができる。換言すれば、シリンダボア壁1aの中央部の過剰な冷却を抑制して、フリクションロスの増大を抑制することができる。
ここで、保温部23によるシリンダボア壁1aの中央部の保温効果を効果的に得るためには、保温部23をシリンダボア壁1aの中央部の外周面に密着させて、保温部23とシリンダボア壁1aの外周面との間に冷却水が流入しないようにする必要がある。
しかしながら、例えば特許文献1に記載の従来例のように、スペーサ本体を環状に連なった一つながりの形状にした場合は、スペーサ本体をウォータジャケットに挿入するためには、スペーサ本体の内径をシリンダボア壁の外径よりも大きくする必要があり、保温部をシリンダボア壁の外周面に十分に密着させることができない。また、保温部をシリンダボア壁の外周面に密着させようとするほど、スペーサ本体の内径をシリンダボア壁の外径に近づける必要があるため、スペーサ本体をウォータジャケットに挿入する際の挿入荷重が増加するおそれがある。
また、例えば特許文献2に記載の従来例のように、スペーサ本体をウォータジャケットに挿入する際の挿入荷重を低減させるために、スペーサ本体を2つに分割し、各分割体の両端部(シリンダ配列方向の一端部と他端部)を引っ張りバネ等の寄せ手段によって連結することで、各分割体をシリンダボア壁の外周面側に引き寄せ、保温部とシリンダボア壁の外周面とを密着させようとすると、寄せ手段がウォータジャケット内に配置されることになるため、寄せ手段が冷却水の流れを阻害するおそれがある。
特に本実施形態では、図2に矢印で示したように、冷却水導入通路13を介してウォータジャケット12の内部に導入された冷却水を、フロント側からリア側に向かってインテーク側のウォータジャケット12に流し、シリンダ配列方向の他端部でインテーク側からエキゾースト側にUターンさせて、リア側からフロント側に向かってエキゾースト側のウォータジャケット12に流してガスケット3の連通孔31から排出する、いわゆるUターン冷却を実施している。このようなUターン冷却を実施する場合、シリンダ配列方向の他端部に寄せ手段を配置すると、この寄せ手段によってシリンダ配列方向の他端部でインテーク側からエキゾースト側にUターンする冷却水の流れが阻害され、エキゾースト側のシリンダボア壁1aの冷却が不十分になるおそれがある。
そこで本実施形態では、図1及び図3に示すように、基部22のフロント側にのみ、シリンダボア11の軸線方向全長に亘るスリット状の開口25を形成し、このスリット状の開口25を例えば手などで広げることにより、スペーサ本体21を外側(シリンダボア壁1aの外周面から離れる方向)に向けて容易に広げることができるようにした。これにより、スペーサ本体21をウォータジャケット12に挿入する際に、スリット状の開口25を開き側に広げながら挿入することができるので、スペーサ本体21をウォータジャケット12に挿入する際の挿入荷重を低減させることができる。
そして、このスリット状の開口25が形成された基部22の開口端部に、スリット状の開口25を間に挟んで互いに対向する突起221を形成し、この突起221を挟持部材24によって外側から挟持することによって、スペーサ本体21をシリンダボア壁1aの外周面側に引き寄せ、保温部23とシリンダボア壁1aの外周面とを密着させることができるようにした。
基部22の開口端部に形成された突起221は、それぞれ基部22の開口端部をウォータジャケット12の外周面に向かって突出させることにより形成されている。本実施形態では、スリット状の開口25に合わせてシリンダボア11の軸線方向全長に亘って突起221を形成しているが、突起221については必ずしも全長に亘って形成する必要はない。以下の説明では、必要に応じて、インテーク側の開口端部に設けられた突起221のことを「第1突起221a」といい、エキゾースト側の開口端部に設けられた突起221のことを「第2突起221b」という。
図1に示すように、挟持部材24は、例えばコの字形のクリップであって、互いに対向するように設けられた第1挟持片24a及び第2挟持片24bと、それらを連結する連結部24cと、を備える。挟持部材24は、第1挟持片24aと第2挟持片24bとの間に配置された物体を、第1挟持片24aと第2挟持片24bとによって外側から挟み込むことによって挟持する。
そして図2示すように本実施形態では、挟持部材24は、第1挟持片24aが第1突起221aの外側に、第2挟持片24bが第2突起221bの外側に配置されるように、第1突起221a及び第2突起221bの上側からかぶすようにして基部22に装着され、対向する第1突起221aと第2突起221bとをそれぞれ外側から挟み込む。このように挟持部材24は、対向する第1突起221aと第2突起221bとをそれぞれ外側から挟み込むことによって、対向する第1突起221aと第2突起221bとを内側に押圧し、スペーサ本体21に対してスリット状の開口25が閉じられる方向の力を付与する。これにより、挟持部材24によって、スペーサ本体21をシリンダボア壁1aの外周面側に引き寄せることができるので、保温部23とシリンダボア壁1aの外周面とを密着させることができる。
また図2に示すように、挟持部材24は、ウォータジャケット12の内部に配置されたときに、フロント側において、ウォータジャケット12の冷却水入口部12aと冷却水出口部12bとの間に配置される。
そのため図5に示すように、フロント側における冷却水入口部12aと冷却水出口部12bとの間のウォータジャケット12内の空間(冷却水流路)の一部が、挟持部材24によって閉塞されることになる。すなわち挟持部材24が、フロント側において冷却水入口部12aから冷却水出口部12bに向かってウォータジャケット12内を流れてくる冷却水の流れを妨げる流路抵抗部材として機能することになる。
Uターン冷却を実施する場合、冷却水入口部12aからウォータジャケット12に導入された冷却水のうち、フロント側においてインテーク側からエキゾースト側に向かって流れて冷却水出口部12bから排出される冷却水の割合が多くなると、その分だけインテーク側をシリンダ配列方向に沿ってフロント側からリア側に流れ、シリンダ配列方向の他端部でUターンしてエキゾースト側をリア側からフロント側に流れる冷却水の割合が少なくなる。そのため、シリンダボア壁1aの冷却性能が低下し、特にエキゾースト側のシリンダボア壁1aの冷却性能の低下が顕著となる。
これに対し本実施形態では、挟持部材24によって、フロント側においてインテーク側からエキゾースト側に向かって流れてくる冷却水の流れを抑制することができる。したがって、インテーク側をシリンダ配列方向に沿ってフロント側からリア側に流れていく冷却水の流量を確保することができるので、シリンダボア壁1aの冷却性能の低下を抑制することができる。
なお本実施形態では、図5に示すように、ウォータジャケット12の内部に配置されたスペーサ本体21の基部22に挟持部材24を装着する際の挟持部材24の挿入荷重の低減を図るため、挟持部材24とウォータジャケット12の外周面との間に隙間が生じるように挟持部材24の幅方向の長さを設定していた。すなわち、スペーサ本体21の基部22に挟持部材24を装着する際に、挟持部材24とウォータジャケット12とが接触しないように、挟持部材24の幅方向の長さを設定していた。
しかしながら、フロント側においてンテーク側からエキゾースト側に向かって流れてくる冷却水の流れを抑制することを重視する場合は、例えば図6に示す本実施形態の第1変形例による挟持部材24のように、挟持部材24とウォータジャケット12の外周面とが密着するように挟持部材24の幅方向の長さを設定し、挟持部材24にシール機能を持たせるようにしても良い。これにより、フロント側においてインテーク側からエキゾースト側に向かって流れてくる冷却水の流れをより強く抑制することができ、もってシリンダボア壁1aの冷却性能の向上を図ることができる。
またこれ以外にも、図7に示す本実施形態の第2変形例による挟持部材24のように、挟持部材24のシリンダボア軸線方向の長さとウォータジャケット12の深さとを一致させるようにしても良い。さらに図8に示す本実施形態の第3変形例による挟持部材24のように、挟持部材24によってウォータジャケット12の上部の冷却水流路と、スペーサ本体21とウォータジャケット12の外周面との間の冷却水流路とを、完全に塞ぐようにしても良い。
以上説明した本実施形態によるシリンダブロック100は、シリンダボディ1に形成された複数のシリンダボア11と、シリンダボア11の配列方向の一端側に冷却水入口部12aと冷却水出口部12bとを有すると共に、複数のシリンダボア11を一体的に取り囲むようにシリンダボディ1に形成され、シリンダボディ1のデッキ面14に開口しているウォータジャケット12と、シリンダボディ1のデッキ面14の開口からウォータジャケット12に挿入され、ウォータジャケット12内のシリンダボア11側の壁面(シリンダボア壁1aの外周面)に密着するようにウォータジャケット12内に配置されるスペーサ2と、を備える。
そしてスペーサ2が、シリンダボア11の軸線方向全長に亘るスリット状の開口25をシリンダ配列方向の一端側にのみ形成したスペーサ本体21と、スリット状の開口25を間に挟んで互いに対向するようにスペーサ本体21に形成された突起221(被挟持部)と、突起221を挟持して、スペーサ本体21に対してスリット状の開口25を閉じる方向の力を付与する挟持部材24と、を備え、挟持部材24が、シリンダ配列方向の一端側において、冷却水入口部12aと冷却水出口部12bとの間のウォータジャケット12の内部に配置されている。
このように本実施形態によるシリンダブロック100によれば、スペーサ本体21のシリンダ配列方向の一端側にのみ、シリンダボア11の軸線方向全長に亘るスリット状の開口25を形成した。そのため、スペーサ本体21をウォータジャケット12に挿入する際に、スリット状の開口25を広げながら挿入することで、スペーサ本体21をウォータジャケット12に挿入する際の挿入荷重を低減することができる。
また、スリット状の開口25を間に挟んで互いに対向するようにスペーサ本体21に形成された突起221を挟持部材24によって外側から挟持することによって、スペーサ本体21をシリンダボア壁1aの外周面側に引き寄せ、スペーサ本体21とシリンダボア壁1aの外周面とを密着させることができる。そのため、スペーサ2によってシリンダボア壁1aの保温を図ることができる。
そして挟持部材24を、シリンダ配列方向の一端側において、冷却水入口部12aと冷却水出口部12bとの間のウォータジャケット12の内部に配置した。そのため、挟持部材24によって、冷却水入口部12aからウォータジャケット12に導入された冷却水のうち、シリンダ配列方向の一端部においてインテーク側からエキゾースト側に向かって流れて冷却水入口部12aから排出される冷却水の流れを抑制することができる。これにより、冷却水入口部12aからウォータジャケット12に導入され、インテーク側のウォータジャケット12をシリンダ配列方向に沿ってフロント側からリア側に流れていく冷却水の流量を確保することができるので、シリンダボア壁1aの冷却性能を確保することができる。
また、シリンダ配列方向の他端側には、挟持部材24が設けられていないので、シリンダ配列方向の他端部でインテーク側からエキゾースト側にUターンする冷却水の流れが阻害されることもない。そのため、エキゾースト側のウォータジャケット12をシリンダ配列方向に沿ってリア側からフロント側に流れていく冷却水の流量も確保することできるので、エキゾースト側のシリンダボア壁1aの冷却性能も確保することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態によるシリンダブロック100について説明する。本実施形態によるシリンダブロック100は、スペーサ2をシリンダボア壁1aの外周面に向けて付勢する付勢部材4をウォータジャケット12の内部に備える点が、第1実施形態と相違する。以下、この相違点を中心に説明する。
図9は、ウォータジャケット12の内部にスペーサ2と付勢部材4とを配置した状態のシリンダブロック100の平面図である。図10は、図9のX-X線に沿うシリンダブロック100の断面図である。なお本実施形態では、シリンダボディ1に形成された各シリンダボア11を、一端側から順にそれぞれ第1シリンダボア11a、第2シリンダボア11b、第3シリンダボア11c、第4シリンダボア11dという。
第1実施形態のように、シリンダ配列方向の一端側にのみ形成したスリット状の開口25を挟持部材24で閉じるようにスペーサ2を構成した場合、シリンダ配列方向の中央部(第2シリンダボア11b及び第3シリンダボア11cの形成部位)に位置するスペーサ本体21が、シリンダボア壁1aの外周面から離れる方向に撓むおそれがある。その結果、挟持部材24による、スペーサ本体21をシリンダボア壁1aの外周面側に付勢する力(引き寄せる力)が、シリンダ配列方向の両端部と比較して、中央部で小さくなるおそれがある。
そこで本実施形態では、図9に示すように、シリンダ配列方向の中央部に位置するスペーサ本体21をシリンダボア壁1aの外周面に向けて付勢することができるように、インテーク側のウォータジャケット12と、エキゾースト側のウォータジャケット12との内部に、それぞれ2つずつ付勢部材4を設けたのである。
これにより、シリンダ配列方向の中央部に位置するスペーサ本体21を、付勢部材4によってシリンダボア壁1aの外周面側に付勢することができる。よって、シリンダ配列方向の中央部に位置するスペーサ本体21の保温部23とシリンダボア壁1aの外周面とをより確実に密着させて、保温部23による保温効果をより確実に得ることができる。
なお、図10に示すように、本実施形態では付勢部材4を板バネとしている。付勢部材4は、板バネに限らず、コイルスプリングやゴムなどを用いても良いが、付勢部材4を図10に示すような板バネとすることで、コイルスプリングやゴムなどを用いた場合と比較して、ウォータジャケット12の内部において付勢部材4が占める割合を少なくすることができる。そのため、ウォータジャケット12の内部をシリンダ配列方向に沿って流れる冷却水の流れをできる限り妨げずに済む。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られるほか、シリンダ配列方向の中央部に位置するスペーサ本体21を、付勢部材4によってシリンダボア壁1aの外周面側に付勢することができるので、シリンダ配列方向の中央部に位置するスペーサ本体21の保温部23とシリンダボア壁1aの外周面とをより確実に密着させて、保温部23による保温効果をより確実に得ることができる。
なお、本実施形態では、スペーサ本体21と付勢部材4とをそれぞれ別体としていたが、一体としても良い。この場合であっても、第1実施形態と同様にスペーサ本体21をウォータジャケット12に挿入する際の挿入荷重の低減効果を奏する。
なぜなら、例えば特許文献1に記載の従来例のように、スペーサ本体21を環状に連なった一つながりの形状にした場合は、シリンダ配列方向の両端部(第1シリンダボア11a及び第4シリンダボア11dの形成部位)に位置するスペーサ本体21とシリンダボア壁1aの外周面との密着性も十分でない。そのため、シリンダ配列方向の両端部に位置するスペーサ本体21を付勢する付勢部材4も必要になり、スペーサ本体21と付勢部材4とを一体化すると、付勢部材4の数が増える分だけ挿入荷重も増加する。これに対し、本実施形態では、シリンダ配列方向の両端部に位置するスペーサ本体21を付勢する付勢部材4が不要となるので、仮にスペーサ本体21と付勢部材4とを一体化したとしても、挿入荷重の増加を抑制できるからである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば上記の各実施形態では、図2及び図9に示すように、ウォータジャケット12の冷却水入口部12aと冷却水出口部12bとの中間点に挟持部材24を配置していたが、中間点よりも冷却水入口部12a側に挟持部材24を配置しても良いし、冷却水出口部12b側に挟持部材24を配置しても良い。
また上記の各実施形態では、挟持部材24の形状を、シリンダ配列方向から見たときにコの字形となる形状としていたが、シリンダボアの軸線方向から見たときにコの字形となる形状としても良い。すなわち上記の実施形態では、挟持部材24の連結部24cが突起221の上部(シリンダボアの軸線方向上側)に配置されるような形状としていたが、挟持部材24の連結部24cが突起221とウォータジャケット12の外周面との間に配置されるような形状としても良い。
また上記の各実施形態において、図11に示すように挟持部材24に治具5を取り付けることができるようにしても良い。図11に示すように、挟持部材24に治具5を脱着可能なように、挟持部材24の内部に治具挿入孔24dを形成し、治具5の上部つまみ部51をつまむことで、挟持部材24の第1挟持片24aと第2挟持片24bとを外側に開くことができる。これにより、挟持部材24を基部22に容易に取り付けることができ、また、取り付けた後には容易に治具5を挟持部材24から引き抜くことができる。
1 シリンダボディ
2 スペーサ
11 シリンダボア
12 ウォータジャケット
12a 冷却水入口部
12b 冷却水出口部
14 デッキ面
21 スペーサ本体
24 挟持部材
25 スリット状の開口
100 シリンダブロック
221 突起(被挟持部)

Claims (1)

  1. シリンダボディに形成された複数のシリンダボアと、
    前記シリンダボアの配列方向の一端側に冷却水入口部と冷却水出口部とを有すると共に、前記複数のシリンダボアを一体的に取り囲むように前記シリンダボディに形成され、当該シリンダボディのデッキ面に開口しているウォータジャケットと、
    前記シリンダボディのデッキ面の開口から前記ウォータジャケットに挿入され、当該ウォータジャケット内の前記シリンダボア側の壁面に少なくとも一部が密着するように当該ウォータジャケット内に配置されたスペーサと、
    を備えるシリンダブロックであって、
    前記スペーサは、
    前記シリンダボアの軸線方向全長に亘るスリット状の開口が、前記シリンダボアの配列方向の前記一端側にのみ形成されたスペーサ本体と、
    前記スリット状の開口を間に挟んで互いに対向するように前記スペーサ本体に形成された被挟持部と、
    前記被挟持部を挟持して、前記スペーサ本体に対して前記スリット状の開口を閉じる方向の力を付与する挟持部材と、
    を備え、
    前記挟持部材は、前記シリンダボアの配列方向の前記一端側において、前記冷却水入口部と前記冷却水出口部との間の前記ウォータジャケットの内部に配置されている、
    シリンダブロック。
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