JP2017002730A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動部の多いクランクシャフト近傍に容易に給油可能な信頼性の高いスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】ガス冷媒と環状流の潤滑油が二相状態で流れる冷媒吸入配管11に油分離回収機構30を配設した冷媒吸入配管11を二重管とし、この二重管を構成する一方の冷媒吸入外管31の内壁には下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザー32を設け、また、二重管を構成する他方の冷媒吸入内管33の先端入口をディフューザー32入口より下流側に配置し、冷媒吸入内管33の後端を圧縮室3の外周部となる密閉容器6の圧縮室3の中心部に向けて接続し、冷媒吸入内管33入口より下流側の冷媒吸入外管31に配置した油配管34をクランクシャフト15aが配置された近傍空間の密閉容器6に接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクロール圧縮機に関し、特に冷媒吸入配管でガス冷媒と二相状態で流れる潤滑油のクランクシャフト近傍空間(スラスト軸受、旋回スクロール駆動軸受などが配設されている空間)への給油に関する。
スクロール圧縮機は、固定スクロールおよび旋回スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせることにより、固定スクロールと旋回スクロールとの相互間にガス冷媒を圧縮する圧縮室が形成されている。また、ガス冷媒の吸入室は圧縮室の一番外周部に存在し、圧縮されて高温高圧となったガス冷媒の吐出ポートは圧縮室の一番内周部(中心部)に存在している。そして、旋回スクロールを公転運動(旋回運動)させることで、圧縮室を外周部から中心部に向かって移動させながら徐々に圧縮室の容積を減少させ、冷媒吸入口から吸入室に吸入されたガス冷媒を所定の比率で圧縮する圧縮動作を行い、吐出ポートから圧縮機密閉容器内の吐出室へ圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を吐出する(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−159268号公報
図3で例示するスクロール圧縮機50の概略構成を示す断面側面図に基づいてスクロール圧縮機50の構成および動作について説明する。
ここで例示するスクロール圧縮機50は、冷凍サイクルを循環するガス冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧となったガス冷媒を吐出させるものである。このスクロール圧縮機50は、密閉容器6(密閉容器6a、6bで構成されている)内に固定スクロール1と固定スクロール1に対して公転運動(旋回運動)を行う旋回スクロール2を組み合わせた圧縮機構部を備えている。また、スクロール圧縮機50は、旋回スクロール2を軸支する主軸15を駆動する駆動部14(例えば、電動機やクラッチなどの回転駆動手段)を備えている。
固定スクロール1は、台板1bと、台板1bの一方の面に立設された渦巻状突起である板状渦巻歯1aとで構成され、密閉容器6(密閉容器6a)にボルトなどで固定されている。また、旋回スクロール2は、台板2bと、台板2bの一方の面に立設され、板状渦巻歯1aと実質的に同一形状の渦巻状突起である板状渦巻歯2aとで構成されている。この固定スクロール1の板状渦巻歯1aと旋回スクロール2の板状渦巻歯2aとを互いに噛み合わせることで、相対的に容積が変化する圧縮室3が形成される。
そして、固定スクロール1の板状渦巻歯1aと旋回スクロール2の板状渦巻歯2aとを互いに噛み合わせることで形成されている圧縮室3の外周部となる密閉容器6(密閉容器6b)には、ガス冷媒を圧縮室3に供給するための冷媒吸入配管11が設けられている。また、固定スクロール1の台板1bの中央部には、圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を吐出する吐出ポート4が形成されている。そして、圧縮されて高温高圧となったガス冷媒は、固定スクロール1の台板1bに設けられている吐出弁装置5を介して密閉容器6内の吐出室7に吐出されるようになっている。この吐出室7に吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒吐出口12から冷凍サイクルに吐出されることになる。
旋回スクロール2は、自転運動を阻止するための自転運動阻止機構9により、固定スクロール1に対して自転運動をすることなく公転運動を行い、旋回スクロール2(台板2bの板状渦巻歯2aの形成面とは反対側の背面2c)に作用するスラスト荷重(スラスト軸受押し付け荷重)Fを密閉容器6(密閉容器6b)のスラスト荷重受面6cで受け止めるようにしている。また、背面2cの略中心部には、中空円筒形状のボス部2dが形成されている。
この旋回スクロール2に発生するスラスト荷重Fをスラスト荷重受面6cで受け止めるスラスト軸受は、旋回スクロール2の背面2cと、背面2cに対向する位置に配置されたスラスト荷重受面6cと、この二面間に充填された潤滑油で構成される。
さらに、主軸15の一端部に設けられたクランクシャフト15aにはバランスウェイト16が取り付けられている。このクランクシャフト15aに取り付けられたバランスウェイト16外周部と中空円筒形状のボス部2d内周部との間には旋回スクロール2の駆動軸受17が設けられている。
この主軸15の一方(クランクシャフト15aの近傍)は、密閉容器6(密閉容器6b)に設けられた主軸受18によって回転自在に軸支され、主軸15の他方は、密閉容器6(密閉容器6b)に設けられた副軸受19によって回転自在に軸支されている。また、主軸15と密閉容器6(密閉容器6b)との間には、潤滑油の移動を阻止するシャフトシール13が設けられている。
そして、駆動部14の回転に伴って主軸15(クランクシャフト15a)が回転して旋回スクロール2が旋回運動(揺動運動)を行うことにより生じるアンバランスがバランスウエイト16により相殺されることで、静バランスおよび動バランスが保たれるようになっている。
これら、自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などがクランクシャフト15a近傍(周辺)に配設されている摺動部である。
吐出弁装置5は、吐出ポート4の開口(高温高圧のガス冷媒の出口)を開閉する薄板状の吐出弁5aと、吐出弁5aの開度(浮上量)を規制するとともに吐出弁5aの過剰な変形を抑制する弁押さえ5bと、弁押さえ5bを吐出弁5aを介して固定スクロール1の台板1bに固定する固定ボルト5cとで構成されている。弁押さえ5bは、平坦部に続く湾曲部を先端部に有する形状となっており、この湾曲部の高さで吐出弁5aの浮上量すなわち開度が規制されている。吐出弁5aは、ガス冷媒の流れが吐出ポート4から密閉容器6内の吐出室7へと一方向の流れとなるように許容するものである。
ここで、スクロール圧縮機50の動作について説明する。駆動部14の回転に伴って主軸15(クランクシャフト15a)が回転駆動されると、自転運動阻止機構9により自転を抑制された旋回スクロール2は、公転運動(旋回運動)を行う。旋回スクロール2が公転運動を行うと、ガス冷媒は冷媒吸入配管11の冷媒吸入口11aから圧縮室3内へと流れ込み、ガス冷媒の吸入過程が開始される。さらに、旋回スクロール2の板状渦巻歯2aと固定スクロール1の板状渦巻歯1aとは互いに噛み合ってその相互間に圧縮室3を形成しているので、圧縮室3内に流入したガス冷媒は、旋回スクロール2の公転運動に伴い圧縮室3の容積が縮小されていくため、所定の比率で圧縮されることになる。
圧縮室3で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、固定スクロール1の台板1b中央部に設けられた吐出ポート4へと導かれる。この吐出ポート4の開口端(固定スクロール1の台板1b右端)には、吐出ポート4から密閉容器6内の吐出室7へとガス冷媒が一方向に流れることを許容する吐出弁装置5が設けられているので、吐出ポート4内のガス冷媒圧力が吐出室7内のガス冷媒圧力よりも高くなると、吐出弁装置5が開き、吐出ポート4内の高温高圧ガス冷媒を吐出室7へと吐出する。そして、吐出室7へと吐出された高温高圧のガス冷媒は、ガス冷媒吐出口12から冷凍サイクルへと吐出される。このようにして、スクロール圧縮機50は、ガス冷媒の吸入→圧縮→吐出を連続的に繰り返す。
このようにして、駆動部14によって主軸15が回転駆動され、クランクシャフト15aに回転自在に取り付けられた旋回スクロール2が自転運動阻止機構9により自転を抑制されて公転運動を行うと、ガス冷媒は冷媒吸入配管11の冷媒吸入口11aから圧縮室3内へと流れ、ガス冷媒の吸入過程が開始される。さらに、旋回スクロール2の板状渦巻歯2aと固定スクロール1の板状渦巻歯1aとが互いに噛み合って相互間に形成している圧縮室3内に流入したガス冷媒は、旋回スクロール2の公転運動に伴って圧縮室3の容積が縮小されて所定の比率で圧縮されると旋回スクロール2にスラスト荷重Fが発生することになるが、この旋回スクロール2に発生するスラスト荷重Fは背面2cを介してスラスト荷重受面6cで受け止められる。
そして、旋回スクロール2が固定スクロール1およびスラスト荷重受面6cに対して公転運動を行うと、旋回スクロール2の背面2cとスラスト荷重受面6cとの摺接面間(旋回スクロール2の背面2cと、この旋回スクロール2の背面2cと対向する位置に配置されたスラスト荷重受面6cとの二面間)にスラスト荷重Fが作用して摺接面が接触することで摩耗が発生し、最悪の場合には焼き付きに至ることとなるが、冷媒吸入配管11の冷媒吸入口11aからガス冷媒とともに供給された環状流の潤滑油が給油通路6dを通って流れて摺接面間が潤滑されることで、摺接面における摩耗や焼き付きを防止するようにしている。
また、本構成のスクロール圧縮機50では、駆動部14によって主軸15(クランクシャフト15a)が回転駆動されると、クランクシャフト15aに回転自在に取り付けられた旋回スクロール2が自転運動阻止機構9により自転を抑制されて公転運動を行うように構成されている。
このクランクシャフト15aが配置された近傍(周辺)の空間には多くの摺動部が存在し、信頼性の観点からクランクシャフト15a近傍に配設されている自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などの摺動部への給油量確保が重要となる。
しかしながら、スクロール圧縮機50の冷媒吸入配管11は圧力損失低減のため、旋回スクロール2の板状渦巻歯2aと固定スクロール1の板状渦巻歯1aとが互いに噛み合って相互間に形成している圧縮室3(スクロール吸入部)近傍に配設されることから、冷媒吸入配管11内でガス冷媒とともに流れる潤滑油(環状流の油)をクランクシャフト15aが配置された近傍(周辺)の空間に給油することが困難である。このため、クランクシャフト15aが配置された近傍の空間に配設されている自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などの摺動部が摩耗して信頼性が低下する問題があった。
また、冷媒吸入配管11内のガス冷媒とともに流れる潤滑油(環状流の油)でクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に配設されている多くの摺動部を潤滑するスクロール圧縮機50では、給油は冷媒吸入口11a付近の密閉容器6(密閉容器6b)に設けた溝状の給油通路6dから供給している。しかし、給油通路6dからクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に配設されている多くの摺動部までの経路における空間がバランスウェイト16の配置により狭くなっており、潤滑油(環状流の油)はクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に配設されている多くの摺動部まで到達しにくいことから給油量不足により自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などの摺動部に摩耗が発生し、信頼性が低下する問題があった。また、一般的に冷媒吸入配管11内を流れる潤滑油は、冷媒吸入配管11管内壁に付着した環状流または環状噴霧流であり、潤滑油の大半がミスト状ではないため、ガス冷媒の流れに追従できず給油通路6dへ誘導しにくいという問題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、冷媒吸入配管でガス冷媒とともに流れる潤滑油を簡易な構造で分離回収し、摺動部が多く配設されているクランクシャフトが配置された近傍の空間に容易に給油可能な信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスクロール圧縮機は、ガス冷媒と潤滑油の二相状態で流れる冷媒吸入配管を有し、クランクシャフトを回転させることにより旋回スクロールを公転運動させ、前記旋回スクロールおよび固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した圧縮室の容積を減少させながら中心部へと移動させて前記ガス冷媒を圧縮するスクロール圧縮機において、
前記冷媒吸入配管には油分離回収機構を配設し、
前記油分離回収機構で分離された前記ガス冷媒は、前記旋回スクロールおよび前記固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した前記圧縮室に供給し、
前記油分離回収機構で分離された前記潤滑油は、前記クランクシャフトが配置された近傍の空間に供給することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るスクロール圧縮機は、上述した請求項1において、前記油分離回収機構は、前記冷媒吸入配管を二重管とし、
前記二重管を構成する一方の冷媒吸入外管の内壁には、下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザーを設け、
前記二重管を構成する他方の冷媒吸入内管の先端を前記ディフューザー入口より下流側に配置し、
前記冷媒吸入内管の後端を前記旋回スクロールおよび前記固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した前記圧縮室に接続し、
前記冷媒吸入内管入口より下流側の前記冷媒吸入外管に配置した油配管を前記クランクシャフトが配置された近傍の空間に接続したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ガス冷媒と潤滑油の二相状態で流れる冷媒吸入配管を有し、クランクシャフトを回転させることにより旋回スクロールを公転運動させ、前記旋回スクロールおよび固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した圧縮室の容積を減少させながら中心部へと移動させて前記ガス冷媒を圧縮するスクロール圧縮機において、前記冷媒吸入配管には油分離回収機構を配設し、前記油分離回収機構で分離された前記ガス冷媒は、前記旋回スクロールおよび前記固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した前記圧縮室に供給し、前記油分離回収機構で分離された前記潤滑油は、前記クランクシャフトが配置された近傍の空間に供給することにより、冷媒吸入配管内を内壁に沿って環状に流れる潤滑油を分離回収することができ、スクロール圧縮機の摺動部が密集するクランクシャフトが配置された近傍の空間への給油量を増大することができる。これにより、冷媒吸入配管でガス冷媒とともに流れる潤滑油を簡易な構造で分離回収し、摺動部が多く配設されているクランクシャフトが配置された近傍の空間に容易に給油可能な信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、前記油分離回収機構は、前記冷媒吸入配管を二重管とし、前記二重管を構成する一方の冷媒吸入外管の内壁には、下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザーを設け、前記二重管を構成する他方の冷媒吸入内管の先端を前記ディフューザー入口より下流側に配置し、前記冷媒吸入内管の後端を前記旋回スクロールおよび前記固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した前記圧縮室に接続し、前記冷媒吸入内管入口より下流側の前記冷媒吸入外管に配置した油配管を前記クランクシャフトが配置された近傍の空間に接続したことにより、冷媒吸入配管内を内壁に沿って環状に流れる潤滑油を分離回収することができ、スクロール圧縮機の摺動部が密集するクランクシャフトが配置された近傍の空間への給油量を増大することができる。これにより、冷媒吸入配管でガス冷媒とともに流れる潤滑油を簡易な構造で分離回収し、摺動部が多く配設されているクランクシャフトが配置された近傍の空間に容易に給油可能な信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態であるスクロール圧縮機の概略構成を示す断面側面図である。 図1に示したスクロール圧縮機の油分離回収機構の概略構成を示す断面側面図である。 従来のスクロール圧縮機の概略構成を示す断面側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る油分離回収機構を備えたスクロール圧縮機の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、ここで説明するスクロール圧縮機は横置き型の例を示すが、縦置き型のものにも本発明を適用することができる。また、本発明に係る油分離回収機構はスクロール圧縮機に限らず、他の圧縮機やポンプに適用することができる。また、図1を含め、以下の図面は模式的に表したものであり、各構成部材の大きさなどの関係についても実際のものとは異なる場合があり、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、従来と同一構成に関しては同一符号を用いる。
図1は、本発明の実施の形態であるスクロール圧縮機20の概略構成を示す断面側面図である。図1に基づいて、スクロール圧縮機20の構成および動作について説明する。
ここで例示するスクロール圧縮機20は、例えば、空気調和装置や給湯装置、冷蔵装置、冷凍装置などの各種機器に用いられる冷凍サイクルを構成する要素の一つとなるものである。
スクロール圧縮機20は、冷凍サイクルを循環するガス冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧となったガス冷媒を吐出させるものである。このスクロール圧縮機20は、密閉容器6(密閉容器6a、6bで構成されている)内に固定スクロール1と固定スクロール1に対して公転運動(旋回運動)を行う旋回スクロール2を組み合わせた圧縮機構部を備えている。また、スクロール圧縮機20は、旋回スクロール2を軸支する主軸15を駆動する駆動部14(例えば、電動機やクラッチなどの回転駆動手段)を備えている。
固定スクロール1は、台板1bと、台板1bの一方の面に立設された渦巻状突起である板状渦巻歯1aとで構成され、密閉容器6(密閉容器6a)にボルトなどで固定されている。また、旋回スクロール2は、台板2bと、台板2bの一方の面に立設され、板状渦巻歯1aと実質的に同一形状の渦巻状突起である板状渦巻歯2aとで構成されている。この固定スクロール1の板状渦巻歯1aと旋回スクロール2の板状渦巻歯2aとを互いに噛み合わせることで、相対的に容積が変化する圧縮室3が形成される。
そして、固定スクロール1の板状渦巻歯1aと旋回スクロール2の板状渦巻歯2aとを互いに噛み合わせることで形成されている圧縮室3の外周部となる密閉容器6(密閉容器6b)には、冷媒吸入配管11に配設された油分離回収機構30で分離されたガス冷媒を圧縮室3に供給するための冷媒吸入内管33後端が圧縮室3(固定スクロール1の板状渦巻歯1aと旋回スクロール2の板状渦巻歯2aとを互いに噛み合わせた中心部付近)に向けて接続されている。また、固定スクロール1の台板1bの中央部には、圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を吐出する吐出ポート4が形成されている。そして、圧縮されて高温高圧となったガス冷媒は、固定スクロール1の台板1bに設けられている吐出弁装置5を介して密閉容器6内の吐出室7に吐出されるようになっている。この吐出室7に吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒吐出口12から冷凍サイクルに吐出されることになる。
旋回スクロール2は、自転運動を阻止するための自転運動阻止機構9により、固定スクロール1に対して自転運動をすることなく公転運動を行い、旋回スクロール2(台板2bの板状渦巻歯2aの形成面とは反対側の背面2c)に作用するスラスト荷重(スラスト軸受押し付け荷重)Fを密閉容器6(密閉容器6b)のスラスト荷重受面6cで受け止めるようにしている。また、背面2cの略中心部には、中空円筒形状のボス部2dが形成されている。
この旋回スクロール2に発生するスラスト荷重Fをスラスト荷重受面6cで受け止めるスラスト軸受は、旋回スクロール2の背面2cと、背面2cに対向する位置に配置されたスラスト荷重受面6cと、この二面間に充填された潤滑油で構成される。
さらに、主軸15の一端部に設けられたクランクシャフト15aにはバランスウェイト16が取り付けられている。このクランクシャフト15aに取り付けられたバランスウェイト16外周部と中空円筒形状のボス部2d内周部との間には旋回スクロール2の駆動軸受17が設けられている。
この主軸15の一方(クランクシャフト15aの近傍)は、密閉容器6(密閉容器6b)に設けられた主軸受18によって回転自在に軸支され、主軸15の他方は、密閉容器6(密閉容器6b)に設けられた副軸受19によって回転自在に軸支されている。また、主軸15と密閉容器6(密閉容器6b)との間には、潤滑油の移動を阻止するシャフトシール13が設けられている。
そして、駆動部14の回転に伴って主軸15(クランクシャフト15a)が回転して旋回スクロール2が旋回運動(揺動運動)を行うことにより生じるアンバランスがバランスウエイト16により相殺されることで、静バランスおよび動バランスが保たれるようになっている。
これら、自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などがクランクシャフト15aが配置された近傍(周辺)の空間に配設されている摺動部である。そして、クランクシャフト15aが配置された近傍空間の密閉容器6(密閉容器6b)には、冷媒吸入配管11に配設された油分離回収機構30で分離された潤滑油を供給するための、冷媒吸入内管33入口より下流側の冷媒吸入外管31に配置した油配管34が接続されている。
吐出弁装置5は、吐出ポート4の開口(高温高圧のガス冷媒の出口)を開閉する薄板状の吐出弁5aと、吐出弁5aの開度(浮上量)を規制するとともに吐出弁5aの過剰な変形を抑制する弁押さえ5bと、弁押さえ5bを吐出弁5aを介して固定スクロール1の台板1bに固定する固定ボルト5cとで構成されている。弁押さえ5bは、平坦部に続く湾曲部を先端部に有する形状となっており、この湾曲部の高さで吐出弁5aの浮上量すなわち開度が規制されている。吐出弁5aは、ガス冷媒の流れが吐出ポート4から密閉容器6内の吐出室7へと一方向の流れとなるように許容するものである。
図2は、本発明の実施の形態に係るスクロール圧縮機20の油分離回収機構30の概略構成を示す断面側面図である。
図2に示しているように、油分離回収機構30は、ガス冷媒と環状流の潤滑油が二相状態で流れる冷媒吸入配管11に配設してある。油分離回収機構30は、冷媒吸入配管11を二重管とし、この二重管を構成する一方の冷媒吸入外管31の内壁には、下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザー32を設け、また、二重管を構成する他方の冷媒吸入内管33の先端入口をディフューザー32入口より下流側に配置し、冷媒吸入内管33の後端を固定スクロール1の板状渦巻歯1aと旋回スクロール2の板状渦巻歯2aとを互いに噛み合わせることで形成されている圧縮室3の外周部となる密閉容器6(密閉容器6b)の圧縮室3に向けて接続している。
また、冷媒吸入内管33入口より下流側の冷媒吸入外管31に配置した油配管34を、自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などの摺動部が配設されているクランクシャフト15aが配置された近傍(周辺)空間の密閉容器6(密閉容器6b)に接続している。
このように、冷媒吸入外管31の内壁に下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザー32を設けることで、コアンダ効果により内壁に沿って環状に流れる潤滑油の壁面からの剥離を抑制可能で、潤滑油を容易に油配管34へと誘導することができる。また、ディフューザー32の形状はテーパー状が望ましいが、上流から下流に向かって曲率を有している形状でも同様の効果を得ることができる。
そして、油分離回収機構30で分離されたガス冷媒は冷媒吸入内管33から圧縮室3に供給され、油分離回収機構30で分離された潤滑油は油配管34から、自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などの摺動部が多く配設されているクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に供給するようにしている。
このように、ガス冷媒と環状流の潤滑油が二相状態で流れる冷媒吸入配管11に油分離回収機構30を配設した冷媒吸入配管11を二重管とし、この二重管を構成する一方の冷媒吸入外管31の内壁には、下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザー32を設け、また、二重管を構成する他方の冷媒吸入内管33の先端入口をディフューザー32入口より下流側に配置し、冷媒吸入内管33の後端を圧縮室3の外周部となる密閉容器6(密閉容器6b)の圧縮室3に向けて接続し、冷媒吸入内管33入口より下流側の冷媒吸入外管31に配置した油配管34を、自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などの摺動部が配設されているクランクシャフト15aが配置された近傍(周辺)空間の密閉容器6(密閉容器6b)に接続することにより、冷媒吸入配管11内を内壁に沿って環状に流れる潤滑油を分離回収することができ、スクロール圧縮機20の摺動部が密集するクランクシャフト15aが配置された近傍の空間への給油量を増大することができる。これにより、冷媒吸入配管11でガス冷媒とともに流れる潤滑油を簡易な構造で分離回収し、摺動部が多く配設されているクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に容易に給油可能な信頼性の高いスクロール圧縮機20を提供することが可能となる。
ここで、スクロール圧縮機20の動作について説明する。駆動部14の回転に伴って主軸15(クランクシャフト15a)が回転駆動されると、自転運動阻止機構9により自転を抑制された旋回スクロール2は、公転運動(旋回運動)を行う。旋回スクロール2が公転運動を行うと、油分離回収機構30で分離されたガス冷媒は冷媒吸入内管33から圧縮室3内へと流れ込み、ガス冷媒の吸入過程が開始される。さらに、旋回スクロール2の板状渦巻歯2aと固定スクロール1の板状渦巻歯1aとは互いに噛み合ってその相互間に圧縮室3を形成しているので、圧縮室3内に流入したガス冷媒は、旋回スクロール2の公転運動に伴い圧縮室3の容積が縮小されていくため、所定の比率で圧縮されることになる。
圧縮室3で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、固定スクロール1の台板1b中央部に設けられた吐出ポート4へと導かれる。この吐出ポート4の開口端(固定スクロール1の台板1b右端)には、吐出ポート4から密閉容器6内の吐出室7へとガス冷媒が一方向に流れることを許容する吐出弁装置5が設けられているので、吐出ポート4内のガス冷媒圧力が吐出室7内のガス冷媒圧力よりも高くなると、吐出弁装置5が開き、吐出ポート4内の高温高圧ガス冷媒を吐出室7へと吐出する。そして、吐出室7へと吐出された高温高圧のガス冷媒は、ガス冷媒吐出口12から冷凍サイクルへと吐出される。このようにして、スクロール圧縮機20は、ガス冷媒の吸入→圧縮→吐出を連続的に繰り返す。
このようにして、駆動部14によって主軸15が回転駆動され、クランクシャフト15aに回転自在に取り付けられた旋回スクロール2が自転運動阻止機構9により自転を抑制されて公転運動を行うとガス冷媒が所定の比率で圧縮され、旋回スクロール2に発生するスラスト荷重Fが背面2cを介してスラスト荷重受面6cで受け止められる。
そして、本構成の油分離回収機構30を備えたスクロール圧縮機20では、ガス冷媒と環状流の潤滑油が二相状態で流れる冷媒吸入配管11に油分離回収機構30を配設した冷媒吸入配管11を二重管とし、この二重管を構成する一方の冷媒吸入外管31の内壁には、下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザー32を設け、また、二重管を構成する他方の冷媒吸入内管33の先端入口をディフューザー32入口より下流側に配置し、冷媒吸入内管33の後端を圧縮室3の外周部となる密閉容器6(密閉容器6b)の圧縮室3に向けて接続し、冷媒吸入内管33入口より下流側の冷媒吸入外管31に配置した油配管34を、自転運動阻止機構9、シャフトシール13、駆動軸受17、主軸受18、そしてスラスト軸受などの摺動部が多く配設されているクランクシャフト15aが配置された近傍(周辺)空間の密閉容器6(密閉容器6b)に接続している。
これにより、冷媒吸入配管11内を内壁に沿って環状に流れる潤滑油を分離回収することで、スクロール圧縮機20の摺動部が密集するクランクシャフト15aが配置された近傍の空間への給油量を増大することができる。そして、冷媒吸入配管11でガス冷媒とともに流れる潤滑油を簡易な構造で分離回収し、摺動部が多く配設されているクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に容易に給油可能な信頼性の高いスクロール圧縮機20を提供することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、ガス冷媒と潤滑油の二相状態で流れる冷媒吸入配管11を有し、クランクシャフト15aを回転させることにより旋回スクロール2を公転運動させ、固定スクロール1および旋回スクロール2それぞれの台板1b、2b上に設けられた板状渦巻歯1a、2aを互いに噛み合わせて形成した圧縮室3の容積を減少させながら中心部へと移動させてガス冷媒を圧縮するスクロール圧縮機20において、冷媒吸入配管11には油分離回収機構30を配設し、油分離回収機構30で分離されたガス冷媒は、固定スクロール1および旋回スクロール2それぞれの台板1b、2b上に設けられた板状渦巻歯1a、2aを互いに噛み合わせて形成した圧縮室3に供給し、油分離回収機構30で分離された潤滑油は、クランクシャフト15aが配置された近傍の空間に供給することにより、冷媒吸入配管11内を内壁に沿って環状に流れる潤滑油を分離回収することができ、スクロール圧縮機20の摺動部が密集するクランクシャフト15aが配置された近傍の空間への給油量を増大することができる。これにより、冷媒吸入配管11でガス冷媒とともに流れる潤滑油を簡易な構造で分離回収し、摺動部が多く配設されているクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に容易に給油可能な信頼性の高いスクロール圧縮機20を提供することが可能となる。
また、油分離回収機構30は、冷媒吸入配管11を二重管とし、二重管を構成する一方の冷媒吸入外管31の内壁には、下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザー32を設け、二重管を構成する他方の冷媒吸入内管33の先端をディフューザー32入口より下流側に配置し、冷媒吸入内管33の後端を固定スクロール1および旋回スクロール2それぞれの台板1b、2b上に設けられた板状渦巻歯1a、2aを互いに噛み合わせて形成した圧縮室3に接続し、冷媒吸入内管33入口より下流側の冷媒吸入外管31に配置した油配管34をクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に接続したことにより、冷媒吸入配管11内を内壁に沿って環状に流れる潤滑油を分離回収することができ、スクロール圧縮機20の摺動部が密集するクランクシャフト15aが配置された近傍の空間への給油量を増大することができる。これにより、冷媒吸入配管11でガス冷媒とともに流れる潤滑油を簡易な構造で分離回収し、摺動部が多く配設されているクランクシャフト15aが配置された近傍の空間に容易に給油可能な信頼性の高いスクロール圧縮機20を提供することが可能となる。
1 固定スクロール
1a 板状渦巻歯
1b 台板
2 旋回スクロール
2a 板状渦巻歯
2b 台板
2c 背面
3 圧縮室
4 吐出ポート
5 吐出弁装置
6 密閉容器
6c スラスト荷重受面
6d 給油通路
7 吐出室
9 自転運動阻止機構
11 冷媒吸入配管
12 冷媒吐出口
13 シャフトシール
14 駆動部
15 主軸
15a クランクシャフト
16 バランスウェイト
17 駆動軸受
18 主軸受
20 スクロール圧縮機
30 油分離回収機構
31 冷媒吸入外管
32 ディフューザー
33 冷媒吸入内管
34 油配管
























Claims (2)

  1. ガス冷媒と潤滑油の二相状態で流れる冷媒吸入配管を有し、クランクシャフトを回転させることにより旋回スクロールを公転運動させ、前記旋回スクロールおよび固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した圧縮室の容積を減少させながら中心部へと移動させて前記ガス冷媒を圧縮するスクロール圧縮機において、
    前記冷媒吸入配管には油分離回収機構を配設し、
    前記油分離回収機構で分離された前記ガス冷媒は、前記旋回スクロールおよび前記固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した前記圧縮室に供給し、
    前記油分離回収機構で分離された前記潤滑油は、前記クランクシャフトが配置された近傍の空間に供給することを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記油分離回収機構は、前記冷媒吸入配管を二重管とし、
    前記二重管を構成する一方の冷媒吸入外管の内壁には、下流側に向かって流路面積が拡大するディフューザーを設け、
    前記二重管を構成する他方の冷媒吸入内管の先端を前記ディフューザー入口より下流側に配置し、
    前記冷媒吸入内管の後端を前記旋回スクロールおよび前記固定スクロールそれぞれの台板上に設けられた板状渦巻歯を互いに噛み合わせて形成した前記圧縮室に接続し、
    前記冷媒吸入内管入口より下流側の前記冷媒吸入外管に配置した油配管を前記クランクシャフトが配置された近傍の空間に接続したことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。








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