JP2017002459A - 二軸ヒンジ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組立を容易にするとともに、ドアの締め付け装置を用いる場合に、締め付け装置の一部の機能を担うことができるようにする。
【解決手段】 ドア枠F及びドアD間に横架される連結杆1と、連結杆1を回動軸2を介して回動可能に支持する一対の支持体3と、ドアDの連結杆1に対する回動範囲を規制する規制機構10とを備え、規制機構10を、連結杆1に突設される突出部11と、ドアDに固定されるベース12と、突出部11とベース12との間に介装される弾性部材30とを備え、突出部1に貫通孔14を形成し、ベース12に貫通孔14に遊嵌されるボルト15を立設し、ボルト15に突出部1とベース12との最大離間間隔を規定する押えナット20及びそのロックナット22を設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば、水防扉,防音扉,電波シールド扉,エアタイト扉,大型扉,重量扉等、種々のドアの開閉に用いられ一対の回動軸を有した二軸ヒンジ装置に係り、特に、ドア側の回動軸に対するドアの回動範囲を規制する機能を備えた二軸ヒンジ装置に関する。
従来、この種の二軸ヒンジ装置としては、例えば、実開昭58−11066号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。図7に示すように、この二軸ヒンジ装置Saは、ドア枠Fに対してドアDを開閉可能に支持するもので、ドア枠F及びドアD間に横架される連結杆100と、ドア枠F及びドアDに夫々止着され連結杆100の両端側を夫々連結杆100の横架方向に直交する軸線を有する回動軸101を介して回動可能に支持する一対の支持体102と、ドアD側の回動軸101に対するドアDの回動範囲を規制する規制機構103とを備えて構成されている。規制機構103は、連結杆100のドアD側端部にドアDの表面に対面するように突設される突出部104と、突出部104の裏面に対峙しドアD側の支持体102に連続形成されてドアDに固定されるベース105と、突出部104とベース105との間に介装される弾性部材としてのコイルスプリング106と、ドアD側の支持体102の内側に連結杆100に対向して設けられ突出部104のベース105から離間する方向の移動を規制する枕部材107とを備えて構成されている。コイルスプリング106は調整ネジ108により圧縮状態に保持されている。符号DaはドアDの内側周囲に設けたシール枠、Faはドア枠Fに設けられシール枠Daに弾接するゴムなどのシール部材である。
そして、この二軸ヒンジ装置Saにおいては、図7(a)に示すように、ドアDを開閉するときはコイルスプリング106及び枕部材107により突出部104のベースから離間する方向の移動が規制されるとともにコイルスプリング106が圧縮状態で突出部104及びベース105間に介装されているので、連結杆100は主にドア枠F側の回動軸101を中心に回動し、一軸のヒンジ装置と同様に動作する。また、図7(b)に示すように、例えば水防扉の場合で水圧がかかったときは、ドアDの内側に向けて作用する圧力によりドアDを押すことから、連結杆100が各回動軸101を中心に回動してベース105に近接するとともに、ドアDのシール枠Daがドア枠Fのシール枠Faに押圧されてシールされる。
実開昭58−11066号公報
ところで、上記従来の二軸ヒンジ装置Saにあっては、開閉時に一軸のヒンジ装置と同様の操作性を得ることができるが、突出部104のベース105から離間する方向の移動を規制する枕部材107が、弾性部材としてのコイルスプリング106から離間した位置に分離して設けられているので、それだけ、組立が煩雑になっているという問題があった。また、従来から、図8に示すように、ある種のドアDにおいては、閉時のドアDのシール性を確実にするために、室内側においてドアD及びドア枠Fに、周知の締め付け装置Tを付帯させることを行っている。この締め付け装置Tは、ドアDの戸先側及び吊元側に夫々所要数設けられ、ドアDのレバーLに連動して作動し、ドアDのシール枠Daをドア枠Fのシール部材Faに押圧する複数の締め付け金具Taを備えて構成されている。ところが、締め付け金具Taが多くなると、それだけ締め付け装置Tが複雑になってしまうという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、突出部のベースから離間する方向の移動を規制する部材を弾性部材側に集約して組立を容易にするとともに、ドアの締め付け装置を用いる場合に、ドアの閉時において締め付け装置の一部の機能を担うことができるようにし、この締め付け装置を簡略化することができるようにした二軸ヒンジ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の二軸ヒンジ装置は、ドア枠に対してドアを開閉可能に支持する二軸ヒンジ装置であって、上記ドア枠及びドア間に横架される連結杆と、上記ドア枠及びドアに夫々止着され上記連結杆の両端側を夫々該連結杆の横架方向に直交する軸線を有する回動軸を介して回動可能に支持する一対の支持体と、上記ドアの連結杆に対する回動範囲を規制する規制機構とを備えた二軸ヒンジ装置において、
上記規制機構を、上記連結杆のドア側端部に上記ドア面に対面するように突設される突出部と、該突出部の裏面に対峙し上記ドアに固定されるベースと、上記突出部と上記ベースとの間に介装される弾性部材とを備えて構成し、上記突出部にその表裏方向に軸線を有した貫通孔を形成し、上記ベースに上記貫通孔に遊嵌されるボルトを立設し、上記ボルトの先端側に螺合しネジ込まれて該突出部の表面を上記弾性部材の付勢力に抗して押圧して該突出部と上記ベースとの最大離間間隔を規定する押えナットを設けた構成としている。
これにより、規制機構を組立てるときは、ボルトの先端に押えナットを螺合してネジ込み、突出部とベースとの最大離間間隔を適宜に設定する。この場合、突出部のベースから離間する方向の移動を規制する押えナットは、ベースに立設したボルトに設けられることから、弾性部材側に集約されることになり、従来の弾性部材から分離して設けられる枕部材に比較して、組立を容易にすることができる。また、押えナットはベースに立設したボルトに螺合するだけなので、簡易な構造になっており、この点でも組立を容易にすることができる。
そして、規制機構が組立てられた状態で、ドアを閉じる際には、ドアはドア側の回動軸を中心に回動しようとするが、ドアに設けられたベース及びボルトが引っ張られて、突出部が押えナットに当接するので、突出部のベースから離間する方向の移動が規制され、そのため、ドアはドア側の回動軸を中心に回動することなく、ドア枠側の回動軸を中心に回動して行く。そのため、一軸のヒンジ装置と同様に動作する。一方、ドアを開ける際には、ドアはドア側の回動軸を中心に回動しようとするが、ドアに設けられたベースが弾性部材を介して突出部に当接するので、弾性部材の弾性変形により僅かな動きはあっても、ベースが突出部へ向かう方向の移動が規制され、そのため、ドアはドア側の回動軸を中心に回動することなく、ドア枠側の回動軸を中心に回動して行く。そのため、一軸のヒンジ装置と同様に動作する。
また、ドアを閉じた状態において、例えば水防扉の場合で水圧がかかったときは、ドアの内側に向けて作用する圧力によりドアを押すことから、連結杆が各回動軸を中心に回動し、連結杆は弾性部材の付勢力に抗してこれを押圧してベースに近接するとともに、ドアがドア枠に押圧され、これにより、シール性を向上させることができる。
更に、規制機構においては、押えナットをボルトに螺合してネジ込み、突出部とベースとの最大離間間隔を適宜に設定するが、この最大離間間隔を、小さくしていくと、ドアの閉時に、連結杆が各回動軸を中心に回動し、連結杆は弾性部材の付勢力に抗してこれを押圧して、ベースに近接する。そのため、ドアの閉時において、ドアの吊元側をドア枠に押圧することができるようになる。このため、ある種のドアにおいて、締め付け金具を備えた締め付け装置を付帯させる場合、この締め付け装置において、ドアの戸先側に締め付け金具を設けて、吊元側に設ける締め付け金具を省略し、本規制機構に吊元側の締め付け金具の機能を担わせることができるようになり、締め付け装置を簡略化することができるようになる。特に、簡易的な水防扉であれば、一般的な戸先のみの締め付けでも機能を確保することができ、極めて有用になる。
そして、必要に応じ、上記弾性部材を、上記ボルトに挿通される挿通孔を有した管状に形成した構成としている、弾性部材をボルトに挿通保持できるので、支持を確実にすることができる。
また、必要に応じ、上記弾性部材を、シリコーンゴムで形成している。シリコーンゴムは、コイルスプリングに比べ耐久性や耐候性に優れる。また、コイルスプリングの場合、最大限縮小するとクッション性が失われるが、シリコーンゴムでは最大限縮小してもクッション性を維持することができる。
更に、必要に応じ、上記ボルトの先端側に螺合し上記押えナットをロックするロックナットを備えた構成としている。簡易な部材で押えナットをロックすることができ、押えナットの緩みを阻止することができる。
この場合、上記ロックナットを袋ナットで構成したことが有効である。外観品質を向上させることができる。
本発明によれば、突出部のベースから離間する方向の移動を規制する押えナットは、ベースに立設したボルトに設けられることから、弾性部材側に集約されることになり、従来の弾性部材から分離して設けられる枕部材に比較して、組立を容易にすることができる。また、押えナットはベースに立設したボルトに螺合するだけなので、簡易な構造になっており、この点でも組立を容易にすることができる。更に、規制機構においては、突出部とベースとの最大離間間隔を小さくしていくことにより、ドアの閉時に、ドアの吊元側をドア枠に押圧することができるようになる。そのため、ある種のドアにおいて、締め付け金具を備えた締め付け装置を付帯させる場合、吊元側に設ける締め付け金具を省略し、規制機構に吊元側の締め付け金具の機能を担わせることができるようになり、締め付け装置を簡略化することができるようになる。特に、簡易的な水防扉であれば、一般的な戸先のみの締め付けでも機能を確保することができ、極めて有用になる。
本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置の規制機構を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置おいてドアの開閉時の状態を示す要部断面平面図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置においてドアに押圧力が作用した状態を示す要部断面平面図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置において規制機構の押えナットを締め付けた状態を示す要部断面平面図である。 本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置を用いたドア枠及びドアにおいて締め付け装置を備えた場合の一例を示す図であり、(a)は平面断面図、(b)は室内側から見た正面図である。 従来の二軸ヒンジ装置を示す図であり、(a)はドアの開閉時の状態を示す図、(b)はドアに押圧力が作用した状態を示す図である。 従来の二軸ヒンジ装置を用いたドア枠及びドアにおいて締め付け装置を備えた場合の一例を示す室内側から見た正面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置について詳細に説明する。
図1乃至図6に示すように、本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置Sは、ドア枠Fに対してドアDを開閉可能に支持するものである。ドアDの内側周囲には、シール枠Daが設けられ、ドア枠Fには、シール枠Daに弾接するゴムなどのシール部材Faが付設されている。この二軸ヒンジ装置Sの基本的構成は、ドア枠F及びドアD間に横架される連結杆1と、ドア枠F及びドアDに夫々止着され連結杆1の両端側を夫々連結杆1の横架方向に直交する軸線を有する回動軸2を介して回動可能に支持する一対の支持体3と、ドアDの連結杆1に対する回動範囲を規制する規制機構10とを備えてなる。
規制機構10は、連結杆1のドアD側端部にドア面に対面するように突設される突出部11と、突出部11の裏面に対峙しドアDに固定されるベース12と、突出部11とベース12との間に介装される弾性部材30とを備えて構成されている。ベース12は矩形板状に形成されドアD側の支持体3に隣接してビス(図示せず)により固定される。符号13はベース12に形成されたビスが挿通される取付孔である。
突出部11には、その表裏方向に軸線を有した貫通孔14が形成されている。一方、ベース12には、貫通孔14に遊嵌され雄ネジ部15aを有したボルト15が立設されている。また、ボルト15の先端側の雄ネジ部15aには、雄ネジ部15aに螺合する雌ネジ部20aを有した押えナット20が設けられている。この押えナット20は、ボルト15にネジ込まれて突出部11の表面に当接し、この表面を弾性部材30の付勢力に抗して押圧して、突出部11のベース12から離間する方向の移動を規制するとともに、突出部11とベース12との最大離間間隔を規定する。押えナット20と突出部11との間にはワッシャ21が介装されている。
また、ボルト15の先端側の雄ネジ部15aには、雄ネジ部15aに螺合する雌ネジ部22aを有し締付けられて押えナット20をロックするロックナット22が設けられている。このロックナット22は、袋ナットで構成されている。袋ナットは、雌ネジ部22aを有したナット本体23と、ナット本体23の一端側に設けられ、螺合するボルト15の先端が所定寸法分出入りすることのできる空間24を有した表面が略半球面状の覆部25とを備えて構成されている。
弾性部材30は、ボルト15に挿通される挿通孔31を有した管状に形成されており、シリコーンゴムで形成されている。弾性部材30と突出部11との間にはワッシャ32が介装されている。弾性部材30を、管状に形成してボルト15に挿通保持するので、保持を確実にすることができる。弾性部材30を、シリコーンゴムで形成しているので、コイルスプリングに比べ耐久性や耐候性に優れる。また、コイルスプリングの場合、最大限縮小するとクッション性が失われるが、シリコーンゴムでは最大限縮小してもクッション性を維持することができる。
従って、本発明の実施の形態に係る二軸ヒンジ装置Sにおいて、規制機構10を組立てるときは、ボルト15に弾性部材30及びワッシャ32を挿通させた状態で、突出部11の貫通孔14にボルト15を挿通させるとともに、ドアDにベース12をビスにて固定する。それから、ワッシャ21をボルト15の先端に挿通し、押えナット20をボルト15に螺合してネジ込み、突出部11とベース12との最大離間間隔を適宜に設定する。例えば、図4に示すように、弾性部材30を、その一端をベース12に当接させるとともに他端をワッシャ32を介して突出部11に当接させて、縮小しない状態に保持する。その後、ロックナット22を螺合してネジ込み、締付けて押えナット20をロックする。
この場合、突出部11のベース12から離間する方向の移動を規制する押えナット20は、ベース12に立設したボルト15に設けられることから、弾性部材30側に集約されることになり、従来の弾性部材30から分離して設けられる枕部材に比較して、組立を容易にすることができる。また、押えナット20はベース12に立設したボルト15に螺合するだけなので、簡易な構造になっており、この点でも組立を容易にすることができる。押えナット20のロックはロックナット22によるので、簡易な部材で押えナット20をロックすることができ、押えナット20の緩みを阻止することができる。また、ロックナット22は、袋ナットなので、外観品質を向上させることができる。
この状態で、ドアDを閉じる際には、図4に示すように、ドアDはドアD側の回動軸2を中心に回動しようとするが、ドアDに設けられたベース12及びボルト15が引っ張られて、突出部11が押えナット20に当接するので、突出部11のベース12から離間する方向の移動が規制され、そのため、ドアDはドアD側の回動軸2を中心に回動することなく、ドア枠F側の回動軸2を中心に回動して行く。そのため、一軸のヒンジ装置と同様に動作する。
一方、ドアDを開ける際には、図4に示すように、ドアDはドアD側の回動軸2を中心に回動しようとするが、ドアDに設けられたベース12が弾性部材30及びワッシャ32を介して突出部11に当接するので、弾性部材30の弾性変形により僅かな動きはあっても、ベース12が突出部11へ向かう方向の移動が規制され、そのため、ドアDはドアD側の回動軸2を中心に回動することなく、ドア枠F側の回動軸2を中心に回動して行く。そのため、一軸のヒンジ装置と同様に動作する。
また、図5に示すように、ドアDを閉じた状態において、例えば水防扉の場合で水圧がかかったときは、ドアDに内側に向けて作用する圧力によりドアDを押すことから、連結杆1が各回動軸2を中心に回動し、連結杆1は弾性部材30の付勢力に抗してこれを押圧してベース12に近接するとともに、ドアDのシール枠Daがドア枠Fのシール部材Faに押圧され、これにより、シール性を向上させることができる。
更に、規制機構10においては、押えナット20をボルト15に螺合してネジ込み、突出部11とベース12との最大離間間隔を適宜に設定するが、図5に示すように、この最大離間間隔を、小さくしていくと、ドアDの閉時に、連結杆1が各回動軸2を中心に回動し、連結杆1は弾性部材30の付勢力に抗してこれを押圧して、ベース12に近接する。そのため、ドアDの閉時において、ドアDの吊元側をドア枠Fに押圧することができるようになり、即ち、ドアDの吊元側において、ドアDのシール枠Daをドア枠Fのシール部材Faに押圧することができるようになる。このため、図6に示すように、ある種のドアDにおいて、ドアDのレバーLに連動してドアDを締め付ける締め付け金具Taを備えた締め付け装置Tを付帯させる場合、この締め付け装置Tにおいて、ドアDの戸先側に締め付け金具Taを設けて、吊元側に設ける締め付け金具Taを省略し、本規制機構10に吊元側の締め付け金具Taの機能を担わせることができるようになり、締め付け装置Tを簡略化することができるようになる。特に、簡易的な水防扉であれば、一般的な戸先のみの締め付けでも機能を確保することができ、極めて有用になる。
また、図5に示すように、突出部11とベース12との最大離間間隔を小さくして、弾性部材30を縮小しても、ドアDの開閉の際には、上記と同様に、一軸のヒンジ装置と同様に動作する。また、例えば水防扉の場合で水圧がかかったときも、弾性部材30は更に縮小できるので、上記と同様に、シール性を向上させることができる。
尚、上記実施の形態において、弾性部材30を管状のシリコーンで形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、管状のコイルスプリングで構成しても良く、適宜変更して差支えない。また、弾性部材30を、ボルト15に隣接させて設けるようにしても良く、適宜変更して差支えない。この場合には、弾性部材30はゴムのような塊であっても良い。しかし、弾性部材30の保持の安定性を良くするには、弾性部材30を管状に形成してボルト15に挿通することが望ましい。
S 二軸ヒンジ装置
F ドア枠
Fa シール部材
D ドア
Da シール枠
1 連結杆
2 回動軸
3 支持体
10 規制機構
11 突出部
12 ベース
14 貫通孔
15 ボルト
20 押えナット
22 ロックナット
30 弾性部材
31 挿通孔


Claims (5)

  1. ドア枠に対してドアを開閉可能に支持する二軸ヒンジ装置であって、上記ドア枠及びドア間に横架される連結杆と、上記ドア枠及びドアに夫々止着され上記連結杆の両端側を夫々該連結杆の横架方向に直交する軸線を有する回動軸を介して回動可能に支持する一対の支持体と、上記ドアの連結杆に対する回動範囲を規制する規制機構とを備えた二軸ヒンジ装置において、
    上記規制機構を、上記連結杆のドア側端部に上記ドア面に対面するように突設される突出部と、該突出部の裏面に対峙し上記ドアに固定されるベースと、上記突出部と上記ベースとの間に介装される弾性部材とを備えて構成し、上記突出部にその表裏方向に軸線を有した貫通孔を形成し、上記ベースに上記貫通孔に遊嵌されるボルトを立設し、上記ボルトの先端側に螺合しネジ込まれて該突出部の表面を上記弾性部材の付勢力に抗して押圧して該突出部の上記ベースから離間する方向の移動を規制するとともに該突出部と上記ベースとの最大離間間隔を規定する押えナットを設けたことを特徴とする二軸ヒンジ装置。
  2. 上記弾性部材を、上記ボルトに挿通される挿通孔を有した管状に形成したことを特徴とする請求項1記載の二軸ヒンジ装置。
  3. 上記弾性部材を、シリコーンゴムで形成したことを特徴とする請求項2記載の二軸ヒンジ装置。
  4. 上記ボルトの先端側に螺合し上記押えナットをロックするロックナットを備えたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の二軸ヒンジ装置。
  5. 上記ロックナットを袋ナットで構成したことを特徴とする請求項4記載の二軸ヒンジ装置。


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