JP2017001780A - 糸巻取システム、自動ワインダ、精紡機及び糸巻取方法 - Google Patents

糸巻取システム、自動ワインダ、精紡機及び糸巻取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業効率の向上を図ることができる糸巻取システム、自動ワインダ、精紡機及び糸巻取方法を提供する。【解決手段】糸巻取システム1は、給糸ボビン11を形成する精紡機3と、給糸ボビン11から糸14を巻き取ってパッケージ15を形成する自動ワインダ4と、を備え、精紡機3は、形成した給糸ボビン11における糸14の巻き付け状態に係る巻付情報を出力する出力部31cを備え、自動ワインダ4は、巻付情報を精紡機3から取得する取得部41cと、給糸ボビン11から糸14を解舒して、解舒した糸14を巻き取る巻取部43bと、巻取部43bの巻き取り動作を制御する制御部52と、を備え、制御部52は、取得部41cにより取得された巻付情報に基づいて、巻取部43bにおける糸14の巻き取り速度を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、糸巻取システム、自動ワインダ、精紡機及び糸巻取方法に関する。
給糸ボビンを形成する複数の精紡ユニットを備える精紡機と、給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する複数のワインダユニットを備える自動ワインダと、を備える糸巻取システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
欧州特許出願公開2080825号明細書
給糸ボビンは、精紡機での設定によって、糸の巻き付けの間隔及び糸の巻き付けの硬さ等が異なる。従来の自動ワインダでは、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に関わらず、全ての給糸ボビンに対して、糸を一定の速度で解舒して巻き取っている。しかしながら、全ての給糸ボビンを一定の速度で解舒する場合、以下のような問題が生じ得る。
例えば、給糸ボビンにおいて糸の巻下り(リング精紡機により紡績された糸が直立配置された給糸ボビンに巻き付けられる際に、上方から下方に向けて巻き付けられる工程)での間隔が比較的狭い場合、糸の解舒速度が速いと、解舒される糸が隣り合う糸を引きずり、糸が輪状の塊となって抜けるスラッフィングという現象が生じるおそれがある。スラッフィングが発生すると、糸切れが生じやすくなる。そのため、糸の巻き取りを一時的に中断して糸継作業を行う必要があるため、作業効率が低下するおそれがある。一方で、給糸ボビンにおいて糸の巻下りでの間隔が比較的広い場合、スラッフィングは生じ難い。この場合、糸の解舒速度を、糸の間隔が比較的狭い場合のときの速度と同じにすることは効率的ではない。
本発明は、作業効率の向上を図ることができる糸巻取システム、自動ワインダ、精紡機及び糸巻取方法を提供することを目的とする。
本発明に係る糸巻取システムは、給糸ボビンを形成する精紡機と、給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、を備える糸巻取システムであって、精紡機は、形成した給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に係る巻付情報を出力する出力部を備え、自動ワインダは、巻付情報を精紡機から取得する取得部と、給糸ボビンから糸を解舒して、解舒した糸を巻き取る巻取部と、巻取部の巻き取り動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、取得部により取得された巻付情報に基づいて、巻取部における糸の巻き取り速度を決定する。
この糸巻取システムでは、精紡機の出力部は、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に係る巻付情報を出力する。自動ワインダは、精紡機の出力部から出力された巻付情報を取得部で取得し、取得された巻付情報に基づいて、巻取部における糸の巻き取り速度を決定する。この構成により、自動ワインダでは、給糸ボビンにおける糸の巻き付き状態に応じて、給糸ボビンから糸を解舒できる。したがって、自動ワインダでは、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に適した糸の解舒を実施できる(糸の巻き付き状態にそぐわない条件で糸を解舒することが回避できる)ため、スラッフィングの発生による作業効率の低下、及び、糸の巻き取り速度に起因する効率低下を抑制できる。その結果、作業効率の向上を図ることができる。
一実施形態においては、巻付情報には、給糸ボビンにおける糸の巻き付けの間隔を示す情報、給糸ボビンにおける糸の巻き付きの硬さを示す情報、及び、給糸ボビンにおける糸の巻き付け時の糸張力を示す情報の少なくとも一つが含まれていてもよい。巻付情報がこれらの情報を含むことにより、自動ワインダでは、各情報に応じた巻取部の動作の制御が可能となる。したがって、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に応じた糸の巻き取りが可能となる。
一実施形態においては、出力部と取得部とは、互いに通信可能に接続されており、出力部は、巻付情報を取得部に出力し、取得部は、出力部から出力された巻付情報を取得してもよい。このように、出力部から取得部に直接出力することにより、自動ワインダは、巻付情報を正確且つ迅速に取得できる。
本発明に係る自動ワインダは、精紡機から供給された給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダであって、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に係る巻付情報を精紡機から取得する取得部と、給糸ボビンから糸を解舒して、解舒した糸を巻き取る巻取部と、巻取部の巻き取り動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、取得部により取得された巻付情報に基づいて、巻取部における糸の巻き取り速度を決定する。
この自動ワインダでは、取得部は、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に係る巻付情報を精紡機から取得する。制御部は、取得部により取得された巻付情報に基づいて、巻取部における糸の巻き取り速度を決定する。この構成により、自動ワインダでは、給糸ボビンにおける糸の巻き付き状態に応じて、給糸ボビンから糸を解舒できる。したがって、自動ワインダでは、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に適した糸の解舒を実施できる(糸の巻き付き状態にそぐわない条件で糸を解舒することが回避できる)ため、スラッフィングの発生による作業効率の低下、及び、糸の巻き取り速度に起因する効率低下を抑制できる。その結果、作業効率の向上を図ることができる。
本発明に係る精紡機は、自動ワインダに供給する給糸ボビンを形成する精紡機であって、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に係る巻付情報を出力する出力部を備える。
この精紡機では、出力部は、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に係る巻付情報を出力する。出力部から出力された巻付情報を自動ワインダが取得した場合、自動ワインダでは、給糸ボビンにおける糸の巻き付き状態に応じて、給糸ボビンから糸を解舒できる。したがって、自動ワインダでは、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に適した糸の解舒を実施できる(糸の巻き付き状態にそぐわない条件で糸を解舒することが回避できる)ため、スラッフィングの発生による作業効率の低下、及び、糸の巻き取り速度に起因する効率低下を抑制できる。その結果、作業効率の向上を図ることができる。
一実施形態においては、出力部は、巻付情報を、自動ワインダに出力してもよい。これにより、巻付情報を取得した自動ワインダにおいて、給糸ボビンにおける糸の巻き付き状態に応じた糸の巻き取りができる。
本発明に係る糸巻取方法は、給糸ボビンを形成する精紡機と、給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、を備える糸巻取システムにおいて実施される糸巻取方法であって、精紡機が、形成した給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に係る巻付情報を出力し、自動ワインダが、精紡機から出力された巻付情報を取得し、当該巻付情報に基づいて、糸の巻き取り速度を決定する。
この糸巻取方法では、自動ワインダが、精紡機から出力された巻付情報を取得し、当該巻付情報に基づいて糸の巻き取り速度を決定する。これにより、給糸ボビンにおける糸の巻き付き状態に応じて、給糸ボビンから糸を解舒できる。したがって、給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に適した糸の解舒を実施できる(糸の巻き付き状態にそぐわない条件で糸を解舒することが回避できる)ため、スラッフィングの発生による作業効率の低下、及び、糸の巻き取り速度に起因する効率低下を抑制できる。その結果、作業効率の向上を図ることができる。
一実施形態においては、精紡機は、給糸ボビンにおける糸の巻き付けの間隔を示す情報を含む巻付情報を出力し、自動ワインダは、糸の巻き付けの間隔が第1基準値以上の場合には巻き取り速度を第1基準速度以上とし、糸の巻き付けの間隔が第1基準値未満の場合には巻き取り速度を第1基準速度未満としてもよい。これにより、給糸ボビンにおける糸の巻き付けの間隔に応じた糸の解舒を実施できる。
一実施形態においては、精紡機は、給糸ボビンにおける糸の巻き付きの硬さを示す情報を含む巻付情報を出力し、自動ワインダは、糸の巻き付きの硬さが第2基準値以上の場合には巻き取り速度を第2基準速度以上とし、糸の巻き付きの硬さが第2基準値未満の場合には巻き取り速度を第2基準速度未満としてもよい。これにより、給糸ボビンにおける糸の巻き付きの硬さに応じた糸の解舒を実施できる。
一実施形態においては、精紡機は、給糸ボビンにおける糸の巻き付け時の糸張力を示す情報を含む巻付情報を出力し、自動ワインダは、糸張力が第3基準値以上の場合には巻き取り速度を第3基準速度以上としてもよい。これにより、給糸ボビンにおける糸の巻き付け時の糸張力に応じた糸の解舒を実施できる。
本発明によれば、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態の糸巻取システムの正面図である。 図1の糸巻取システムにおいて搬送されるトレー、空のボビン及び給糸ボビンの斜視図である。 図1の糸巻取システムの精紡ユニットの側面図である。 図1の糸巻取システムのワインダユニットの側面図である。 糸巻取システムの構成を示すブロック図である。 給糸ボビンの一部を拡大して示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、糸巻取システム1は、粗紡機2と、精紡機3と、自動ワインダ4と、ボビン移送装置5と、を備えている。粗紡機2は、スライバから粗糸を生成し、その粗糸を巻き取って粗糸ボビンを形成する。精紡機3は、粗糸から糸を生成し、その糸を巻き取って給糸ボビン11を形成する。自動ワインダ4は、給糸ボビン11から糸を巻き取ってパッケージを形成する。ボビン移送装置5は、精紡機3から自動ワインダ4に給糸ボビン11を移送し、自動ワインダ4から精紡機3に空のボビン12(糸の巻かれていないボビン)を移送する。ボビン移送装置5には、ボビン準備装置及び残糸処理装置等が設けられている。ボビン準備装置は、自動ワインダ4が給糸ボビン11の糸を処理するための前準備を行う。残糸処理装置は、給糸ボビン11から排出されたボビン12に糸が残っている場合に、その糸を除去して空のボビン12にする。そのため、ボビン移送装置5は、カーブの多い複雑な移送経路を有している。
給糸ボビン11及び空のボビン12は、それぞれ、トレー6にセットされた状態で移送される。図2に示されるように、トレー6は、円板状のベース部61と、ベース部61から上側に突出するピン62と、ベース部61に内蔵されたRF(Radio Frequency)タグ63と、を有している。給糸ボビン11及び空のボビン12は、それぞれ、ボビン12のボトム部12aにピン62が差し込まれることで、ボビン12のトップ部12bが上側に向いた状態でトレー6にセットされる。RFタグ63は、トレー6にセットされた給糸ボビン11に関する情報を記憶する。糸巻取システム1では、トレー6にセットされた給糸ボビン11の状況がRFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)技術によって管理される。
図1に示されるように、粗紡機2は、粗紡機2の動作を制御する制御装置21と、粗糸ボビンを形成する複数の粗紡ユニット22と、を備えている。制御装置21は、ディスプレイ等の表示部21aと、入力キー等の操作部21bと、を有している。表示部21aは、各粗紡ユニット22の運転状況等を表示する。操作部21bは、オペレータが各粗紡ユニット22の運転条件の設定等を行うためのものである。
精紡機3は、精紡機3の動作を制御する制御装置31と、給糸ボビン11を形成する複数の精紡ユニット32と、を備えている。制御装置31は、ディスプレイ等の表示部31aと、入力キー等の操作部31bと、通信部(出力部)31c(図5参照)と、を有している。表示部31aは、各精紡ユニット32の運転状況等を表示する。操作部31bは、オペレータが各精紡ユニット32の運転条件の設定等を行うためのものである。通信部31cは、自動ワインダ4と通信を行う。通信部31cは、後述する通信部41cと、無線又は有線によって互いに通信可能に接続されている。
図3に示されるように、精紡ユニット32は、ドラフト装置33と、加撚装置34と、を有している。
ドラフト装置33は、バックローラ対33aと、ミドルローラ対33bと、フロントローラ対33cと、を有している。バックローラ対33a、ミドルローラ対33b及びフロントローラ対33cは、それぞれ、ボトムローラ及びトップローラによって構成されている。ミドルローラ対33bを構成する各ローラには、エプロンベルトが架けられている。ドラフト装置33では、バックローラ対33a、ミドルローラ対33b及びフロントローラ対33cが所定の速度比で回転させられることで、粗糸ボビンから解舒された粗糸13がドラフトされる。
加撚装置34は、スピンドル軸35と、リングレール36と、リング37と、トラベラ38と、を有している。スピンドル軸35は、ボビン12のトップ部12bが上側に向いた状態でボビン12のボトム部12aを保持し、ボビン12を回転させる。リングレール36は、ボビン12の軸線方向に移動可能である。リング37は、リングレール36に固定されている。トラベラ38は、リング37に支持されており、リング37に沿って移動可能である。
加撚装置34では、ドラフト装置33においてドラフトされた粗糸13がリング37とトラベラ38との隙間に挿通され、その粗糸13の端部がボビン12に固定される。その状態で、スピンドル軸35がボビン12を回転させると、トラベラ38が粗糸13に引っ張られるようにしてリング37に沿って移動する。このとき、リングレール36が、ボビン12の軸線方向に沿った所定の範囲で往復動しつつ、ボトム部12a側からトップ部12b側に徐々に移動する。加撚装置34では、トラベラ38の回転がボビン12の回転に遅れることで粗糸13に撚りが加えられて糸14が生成され、その糸14がボビン12に巻き取られて給糸ボビン11が形成される。
以上のように構成された精紡ユニット32を複数有する精紡機3は、いわゆる一斉ドッフィングタイプとして構成されている。すなわち、精紡機3は、ボビン移送装置5によって自動ワインダ4から移送された空のボビン12を複数ストックしておき、各精紡ユニット32に空のボビン12を一斉にセットして、糸の巻き取りを一斉に開始させる。各精紡ユニット32において糸の巻き取りが完了して給糸ボビン11が形成されると、精紡機3は、全ての給糸ボビン11を一斉に玉揚げ(ドッフィング)する。そして、精紡機3は、その間にストックされていた空のボビン12をトレー6から抜き取って各精紡ユニット32に再び一斉にセットし、代わりに、玉揚げした給糸ボビン11をトレー6に一斉にセットする。
制御装置31の通信部31cは、精紡ユニット32において形成される給糸ボビン11における糸14の巻き付け状態に係る巻付情報を自動ワインダ4に送信する。巻付情報は、給糸ボビン11における糸14の巻き付けの間隔を示す情報、給糸ボビン11における糸14の巻き付きの硬さを示す情報、及び、給糸ボビン11における糸14の巻き付け時の糸張力を示す情報を少なくとも含んでいる。
本実施形態では、巻付情報は、操作部31bにおいてオペレータから入力される、給糸ボビン11の形成に係る設定値である。具体的には、設定値は、図6に示されるように、給糸ボビン11における糸の巻上りのピッチP1及び糸の巻下りのピッチP2の値を含む。ここで、巻下りとは、給糸ボビン11においてボビン12のトップ部12b側からボトム部12a側に糸14が巻き付けられた状態である。巻上がりとは、給糸ボビン11においてボビン12のボトム部12a側からトップ部12b側に糸14が巻き付けられた状態である。なお、給糸ボビン11では、通常、巻上りのピッチP1よりも巻下りのピッチP2の方が広く設定されている。
また、設定値は、給糸ボビン11における糸14の巻き付きの硬度(ショア硬さ)を示すP値を含む。P値は、給糸ボビン11の中央部付近の反発硬さである。また、設定値は、給糸ボビン11における糸14の巻き付け時の糸張力を示すテンション値を含む。
通信部31cは、巻付情報を所定のタイミングで自動ワインダ4に送信する。所定のタイミングは、給糸ボビン11の形成に係る設定値が入力されたとき(ロットの変更が指示されたとき)であってもよいし、定期的であってもよい。また、所定のタイミングは、全ての給糸ボビン11を一斉に玉揚げしたときであってもよいし、自動ワインダ4から巻付情報の要求を受け付けたときであってもよい。
図1に示されるように、自動ワインダ4は、自動ワインダ4の動作を制御する制御装置41と、パッケージ15(図4参照)を形成する複数のワインダユニット42と、を備えている。制御装置41は、ディスプレイ等の表示部41aと、入力キー等の操作部41bと、通信部(取得部)41c(図5参照)と、を有している。表示部41aは、各ワインダユニット42の運転状況等を表示する。操作部41bは、オペレータが各ワインダユニット42の運転条件の設定等を行うためのものである。通信部41cは、精紡機3と通信を行う。通信部41cは、通信部31cと互いに通信可能に接続されている。なお、制御装置41は、ボビン移送装置5の動作も制御している。
図4に示されるように、ワインダユニット42は、巻取装置43と、テンション付与装置44と、糸監視装置45と、上糸捕捉装置46と、下糸捕捉装置47と、糸継装置48と、ユニット制御部(制御部)52と、を有している。
巻取装置43は、クレードル43aと、巻取ドラム(巻取部)43bと、を有している。クレードル43aは、パッケージ15を支持する。巻取ドラム43bは、糸14をトラバースさせつつパッケージ15を回転させる。これにより、所定の位置にセットされた給糸ボビン11から糸14が巻き取られて(解舒されて)パッケージ15が形成される。巻取ドラム43bは、駆動モータ43d(図5参照)によって駆動させられる。駆動モータ43d、すなわち巻取ドラム43bは、ユニット制御部52によって動作が制御される。テンション付与装置44は、給糸ボビン11からパッケージ15に走行する糸14に所定のテンションを付与する。
糸監視装置45は、糸欠陥(糸14の太さ異常、糸14への異物の混入等)を検出するために、走行する糸14を監視する。糸欠陥が検出された場合には、別途設けられたカッタによって糸14が切断される。上糸捕捉装置46は、糸14が切断された場合に、パッケージ15側の糸14の糸端を捕捉して糸継装置48に案内する。下糸捕捉装置47は、糸14が切断された場合に、給糸ボビン11側の糸14の糸端を捕捉して糸継装置48に案内する。糸継装置48は、上糸捕捉装置46及び下糸捕捉装置47によって案内された糸端同士を繋ぐ。
ユニット制御部52は、巻取装置43、テンション付与装置44、糸監視装置45、上糸捕捉装置46、下糸捕捉装置47、及び、糸継装置48の動作を統括的に制御する。ユニット制御部52は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)、I/O(input/output)ポート、を備えて構成されている。上記ROMには、巻取ユニット本体16の各構成を制御するためのプログラムが記録されている。I/Oポートには、ワインダユニット42が備える上記各部及び制御装置41が接続されており、制御情報等の通信ができる。これにより、ユニット制御部52は、ワインダユニット42が備える各部の動作を制御することができる。
ユニット制御部52は、通信部41cが受信した巻付情報に基づいて、巻取ドラム43bにおける糸の巻き取り速度を決定する。具体的には、通信部41cは、精紡機3の通信部31cから送信された巻付情報を受信して取得する。通信部41cは、取得した巻付情報を各ワインダユニット42のユニット制御部52に出力する。ユニット制御部52は、通信部41cから出力された巻付情報を受け取ると、巻付情報が示す設定値に基づいて、駆動モータ43dを制御し、巻取ドラム43bにおける糸14の巻き取り速度を決定する。
具体的には、ユニット制御部52は、例えば、巻付情報において、巻下りのピッチP2が所定の基準ピッチ(第1基準値)以上であることを示している場合には、その巻付情報が適用された給糸ボビン11の解舒の際には、駆動モータ43dの回転速度を所定の基準速度(第1基準速度)以上とし、巻取ドラム43bにおける糸の巻き取り速度を速くする。これにより、ワインダユニット42では、給糸ボビン11における糸14の解舒速度が速くなる。
ユニット制御部52は、例えば、巻付情報において、巻下りのピッチP2が所定の基準ピッチ未満であることを示している場合には、その巻付情報が適用された給糸ボビン11の解舒の際には、駆動モータ43dの回転速度を所定の基準速度未満とし、巻取ドラム43bにおける糸の巻き取り速度を遅くする。これにより、ワインダユニット42では、給糸ボビン11における糸14の解舒速度が遅くなる。ユニット制御部52は、巻上りのピッチP1についても、基準ピッチに基づいて、巻取ドラム43bにおける糸14の巻き取り速度を決定する。
基準ピッチ及び基準速度は、糸の番手及び種類等の条件に応じて設定される値であり、実験等に応じて適宜設定される。なお、ユニット制御部52は、基準ピッチに対する巻下りのピッチP2の値の差に応じて、駆動モータ43dの回転速度を決定してもよい。また、ユニット制御部52は、基準ピッチに対する巻下りのピッチP2の差について複数の閾値を設け、閾値に基づいて駆動モータ43dの回転速度を段階的に変更させるように決定することもできる。
ユニット制御部52は、例えば、巻付情報において、給糸ボビン11の硬度のP値が基準P値(第2基準値)以上である(糸14が比較的固く巻かれている)ことを示している場合には、その巻付情報が適用された給糸ボビン11の解舒の際には、駆動モータ43dの回転速度を所定の基準速度(第2基準速度)以上とし、巻取ドラム43bにおける糸の巻き取り速度を速くする。これにより、ワインダユニット42では、給糸ボビン11における糸14の解舒速度が速くなる。
ユニット制御部52は、例えば、巻付情報において、給糸ボビン11の硬度のP値が基準P値未満である(糸14が比較的緩く巻かれている)ことを示している場合には、その巻付情報が適用された給糸ボビン11の解舒の際には、駆動モータ43dの回転速度を所定の基準速度未満とし、巻取ドラム43bにおける糸の巻き取り速度を遅くする。これにより、ワインダユニット42では、給糸ボビン11における糸14の解舒速度が遅くなる。基準値は、糸の番手及び種類等の条件に応じて設定される値であり、実験等に応じて適宜設定される。
ユニット制御部52は、例えば、巻付情報において、給糸ボビン11における糸14の巻き付け時の糸張力を示すテンション値が基準テンション値(第3基準値)以上である(糸14が比較的固く巻かれている)ことを示している場合には、給糸ボビン11の硬度のP値が基準値以上の場合と同様に駆動モータ43dの回転速度を所定の基準速度(第3基準速度)以上とし、巻取ドラム43bにおける糸の巻き取り速度を速くする。これは、テンション値が基準値よりも高い場合は、給糸ボビン11の硬度のP値が基準値よりも高くなっているからである。
図1に示されるように、ボビン移送装置5は、RFライタ51を備えている。RFライタ51は、精紡機3から自動ワインダ4に給糸ボビン11が移送される際に、給糸ボビン11がセットされたトレー6のRFタグ63に、その給糸ボビン11に関する情報を書き込む。給糸ボビン11に関する情報には、給糸ボビン11を形成した精紡ユニット32を特定するためのユニット識別情報、及び一斉ドッフィングのタイミングを特定するためのドッフィング情報が含まれている。なお、精紡機3の給糸ボビン11の移送方向の出口にRFライタ51を設けることもできる。また、精紡ユニット32ごとにRFライタ51を設けることもできる。
RFライタ51によってRFタグ63に書き込まれた情報は、自動ワインダ4のワインダユニット42に給糸ボビン11がセットされた際に、各ワインダユニット42に設けられたRFリーダ49によって読み込まれ、自動ワインダ4の制御装置41に送信される。これにより、制御装置41は、ワインダユニット42にセットされている給糸ボビン11について、その給糸ボビン11を形成した精紡ユニット32、及び一斉ドッフィングのタイミングを特定することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る糸巻取システム1では、精紡機3は、精紡ユニット32において形成した給糸ボビン11における糸14の巻き付け状態に係る巻付情報を出力する通信部31cを備えている。自動ワインダ4は、精紡機3の通信部31cから出力された巻付情報を取得する通信部41cを備えている。自動ワインダ4では、取得した巻付情報に基づいて、巻取ドラム43bにおける糸14の巻き取り速度を決定する。この構成により、自動ワインダ4では、給糸ボビン11における糸14の巻き付き状態に応じて、給糸ボビン11から糸14を解舒できる。したがって、自動ワインダ4では、給糸ボビン11における糸14の巻き付け状態に適した糸14の解舒を実施できる、言い換えれば、糸14の巻き付き状態にそぐわない条件で糸14を解舒することが回避できるため、スラッフィングの発生による作業効率の低下、及び、糸14の巻き取り速度に起因する効率低下を抑制できる。その結果、作業効率の向上を図ることができる。
本実施形態では、巻付情報には、給糸ボビン11における糸の巻き付けの間隔を示す情報(巻上りのピッチP1及び巻下りのピッチP2)、給糸ボビン11における糸14の巻き付きの硬さを示す情報(P値)、及び、及び、給糸ボビンにおける糸の巻き付け時の糸張力を示す情報(テンション値)が含まれている。これらの情報を含むことにより、ユニット制御部52では、各情報に応じた巻取ドラム43bの動作の制御が可能となる。したがって、給糸ボビン11における糸14の巻き付け状態に応じた糸14の巻き取りが可能となる。
本実施形態では、自動ワインダ4のユニット制御部52は、糸14の巻下りのピッチP2が基準ピッチ以上の場合には巻き取り速度を基準速度以上とし、糸14の巻下りのピッチP2が基準ピッチ未満の場合には巻き取り速度を基準速度未満とする。これにより、自動ワインダ4では、給糸ボビン11における糸14の巻き付けの間隔(糸14の巻下りのピッチP2)に応じた糸14の解舒を実施できる。
本実施形態では、自動ワインダ4のユニット制御部52は、給糸ボビン11の硬度のP値が基準P値以上の場合には巻き取り速度を基準速度以上とし、給糸ボビン11の硬度のP値が基準P値未満の場合には巻き取り速度を基準速度未満とする。これにより、自動ワインダ4では、給糸ボビン11における糸14の巻き付きの硬さ(給糸ボビン11の硬度のP値)に応じた糸14の解舒を実施できる。
本実施形態では、自動ワインダ4のユニット制御部52は、給糸ボビン11における糸14の巻き付け時の糸張力を示すテンション値が基準テンション値以上の場合には、巻き取り速度を基準速度以上とする。これにより、給糸ボビンにおける糸の巻き付け時の糸張力に応じた糸の解舒を実施できる。
本実施形態では、精紡機3の通信部31cから自動ワインダ4の通信部41cに巻付情報を直接送信する。これにより、自動ワインダ4は、巻付情報を正確且つ迅速に取得できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、自動ワインダ4のユニット制御部52が駆動モータ43dを制御して巻取ドラム43bの巻取速度(解舒速度)を決定する形態を一例に説明したが、自動ワインダは、巻取ドラム43bと給糸ボビン11との間に糸貯留部(巻取部)を備える形態であってもよい。この構成では、ユニット制御部52は、糸貯留部の貯留ローラの回転速度を制御することにより、給糸ボビン11の解舒速度を決定してもよい。また、この構成において、給糸ボビン11から糸14を解舒する際に形成されるバルーンを規制する糸解舒補助装置を備えていてもよい。
上記実施形態では、巻付情報に基づいてユニット制御部52が駆動モータ43dの回転速度を所定の基準速度よりも速く又は遅くする形態を一例に説明した。これについて、ユニット制御部52は、巻付情報が示す各項目の値に対応する回転速度となるように駆動モータ43dの動作を制御してもよい。具体的には、巻付情報が示す各項目の値に一対一で対応する駆動モータ43dの回転速度を予め設定し、各種値に応じて駆動モータ43dを制御してもよい。
上記実施形態では、巻付情報として、給糸ボビン11の形成に係る設定値を一例に説明したが、巻付情報は他の情報であってもよい。例えば、巻付情報は、精紡機3に設置されたセンサにより検出される給糸ボビン11の状態を示す情報であってもよい。センサは、給糸ボビン11における糸14の巻き付け状態(ピッチ等)を検出して出力する。センサは、各精紡ユニット32に設けられていてもよいし、一又は所定数の精紡ユニット32に設けられていてもよい。
センサが各精紡ユニット32に設けられている場合、精紡ユニット32は、センサから出力された巻き付け状態を示す巻付情報をRFタグ63に書き込ませる。これにより、自動ワインダ4のワインダユニット42においてRFタグ63を読み取ることにより、巻付情報を取得することができる。或いは、精紡ユニット32は、形成した給糸ボビン11を一意に識別可能な識別情報をRFタグ63に書き込ませると共に、当該識別情報に巻付情報を紐づけて通信部31cに出力する。通信部31cは、各精紡ユニット32から出力された巻付情報を自動ワインダ4に送信する。自動ワインダ4では、ワインダユニット42において給糸ボビン11のRFタグ63から識別情報を読み取り、識別情報に基づいて、通信部41cで受信された複数の巻付情報の中から該当する巻付情報を取得する。
センサが一又は所定数の精紡ユニット32に設けられている場合、センサによって検出された巻き付け状態を示す巻付情報は、精紡機3の通信部31cから自動ワインダ4に送信される。なお、所定数のセンサを有する場合には、各センサから出力された複数の巻付情報に所定の処理(平均化等)を施し、1つの巻付情報として通信部31cから出力する。
上記実施形態では、巻付情報として、給糸ボビン11における糸14の巻き付けの間隔を示す情報、給糸ボビン11における糸14の巻き付きの硬さを示す情報、及び、給糸ボビン11における糸14の巻き付け時の糸張力を示す情報を一例に説明したが、巻付情報には、これら3つの情報が含まれていなくてもよく、また、これら3つの情報以外の情報が含まれていてもよい。
上記実施形態では、精紡機3の通信部31cから自動ワインダ4の通信部41cに巻付情報を直接送信する形態を一例に説明したが、自動ワインダ4における巻付情報の取得方法はこれに限定されない。例えば、通信部31cから出力された巻付情報は、他の装置(サーバ装置等)を介して通信部41cで取得されてもよい。
上記実施形態では、精紡機3の通信部31cと自動ワインダ4の通信部41cとの通信により巻付情報を自動ワインダ4で取得する形態を一例に説明したが、巻付情報の取得は通信に限定されない。例えば、巻付情報は、給糸ボビン11がセットされたトレー6のRFタグ63に書き込まれてもよい。この構成では、巻付情報は、RFリーダ49によって読み込まれ、自動ワインダ4のユニット制御部52に送信される。
上記実施形態では、自動ワインダ4の制御装置41が通信部41cを備える形態を一例に説明したが、ユニット制御部52が通信部(取得部)を備えていてもよい。また、精紡機3の制御装置31が通信部31cを備える形態を一例に説明したが、精紡ユニット32が通信部(出力部)を備えていてもよい。
1…糸巻取システム、3…精紡機、4…自動ワインダ、11…給糸ボビン、14…糸、15…パッケージ、31c…通信部(出力部)、41c…通信部(取得部)、43b…巻取ドラム(巻取部)、52…ユニット制御部(制御部)。

Claims (10)

  1. 給糸ボビンを形成する精紡機と、前記給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、を備える糸巻取システムであって、
    前記精紡機は、形成した前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付け状態に係る巻付情報を出力する出力部を備え、
    前記自動ワインダは、
    前記巻付情報を前記精紡機から取得する取得部と、
    前記給糸ボビンから前記糸を解舒して、解舒した前記糸を巻き取る巻取部と、
    前記巻取部の巻き取り動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記巻付情報に基づいて、前記巻取部における前記糸の巻き取り速度を決定する、糸巻取システム。
  2. 前記巻付情報には、前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付けの間隔を示す情報、前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付きの硬さを示す情報、及び、前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付け時の糸張力を示す情報の少なくとも一つが含まれている、請求項1に記載の糸巻取システム。
  3. 前記出力部と前記取得部とは、互いに通信可能に接続されており、
    前記出力部は、前記巻付情報を前記取得部に出力し、
    前記取得部は、前記出力部から出力された前記巻付情報を取得する、請求項1又は2に記載の糸巻取システム。
  4. 精紡機から供給された給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダであって、
    前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付け状態に係る巻付情報を前記精紡機から取得する取得部と、
    前記給糸ボビンから前記糸を解舒して、解舒した前記糸を巻き取る巻取部と、
    前記巻取部の巻き取り動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記巻付情報に基づいて、前記巻取部における前記糸の巻き取り速度を決定する、自動ワインダ。
  5. 自動ワインダに供給する給糸ボビンを形成する精紡機であって、
    前記給糸ボビンにおける糸の巻き付け状態に係る巻付情報を出力する出力部を備える、精紡機。
  6. 前記出力部は、前記巻付情報を、前記自動ワインダに出力する、請求項5に記載の精紡機。
  7. 給糸ボビンを形成する精紡機と、前記給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、を備える糸巻取システムにおいて実施される糸巻取方法であって、
    前記精紡機が、形成した前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付け状態に係る巻付情報を出力し、
    前記自動ワインダが、前記精紡機から出力された前記巻付情報を取得し、当該巻付情報に基づいて、前記糸の巻き取り速度を決定する、糸巻取方法。
  8. 前記精紡機は、前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付けの間隔を示す情報を含む前記巻付情報を出力し、
    前記自動ワインダは、前記糸の巻き付けの間隔が第1基準値以上の場合には前記巻き取り速度を第1基準速度以上とし、前記糸の巻き付けの間隔が前記第1基準値未満の場合には前記巻き取り速度を前記第1基準速度未満とする、請求項7に記載の糸巻取方法。
  9. 前記精紡機は、前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付きの硬さを示す情報を含む前記巻付情報を出力し、
    前記自動ワインダは、前記糸の巻き付きの硬さが第2基準値以上の場合には前記巻き取り速度を第2基準速度以上とし、前記糸の巻き付きの硬さが前記第2基準値未満の場合には前記巻き取り速度を前記第2基準速度未満とする、請求項7又は8に記載の糸巻取方法。
  10. 前記精紡機は、前記給糸ボビンにおける前記糸の巻き付け時の糸張力を示す情報を含む前記巻付情報を出力し、
    前記自動ワインダは、前記糸張力が第3基準値以上の場合には前記巻き取り速度を第3基準速度以上とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載の糸巻取方法。
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