JP2017001297A - 印刷版へのインク塗布方法と版印刷装置及び品質管理方法 - Google Patents

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政徳 丸野
Masanori Maruno
政徳 丸野
吉田 純
Jun Yoshida
純 吉田
昭彦 大縣
Akihiko Oagata
昭彦 大縣
智明 河原
Tomoaki Kawahara
智明 河原
公司 下川
Koji Shimokawa
公司 下川
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Abstract

【課題】印刷版へ均質にインクを供給、塗布することで、版検査における仮印刷を精度よくできるインク塗布装置、及び版印刷装置を提供すること。
【解決手段】インクを供給するインク供給部と、インク供給部からインクを供給されるインク保持部と、インク保持部からインクを受けるドラムと、ドラムからインクを受ける、被対象物を有する被対象物保持部と、を含み、ドラムには、版が配置され、版が、インクを受け、インク供給部は、インクを非接触で、インク保持部へ塗布する版印刷装置を用いる。
また、版をドラムに配置する配置工程と、インクをインク保持部に非接触で塗布する塗布工程と、インク保持部のインクをドラムの版の凸部に転写する第1転写工程と、被対象部保持部に被対象物を配置し、凸部の前記インクを、被対象物へ転写する第2転写工程と、を含む印刷版へのインク塗布方法を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷版へのインク塗布方法と版印刷装置及び品質管理方法とに関する。
現在、印刷版、特に、フレキソ印刷版(ダンボールなどへの印刷するための版)の品質検査(版の凹凸高さのムラ、版下データとの照合)は、仮印刷(ゲラ印刷)をし、版の出荷前にその印刷物を目視確認する事で行っている。仮印刷の場合、印刷版へのインク塗布は人手で行われている。
レーザーで版を検査する方法(特許文献1)もあるが、時間がかかる点、印刷状態の形状を測定できない等のため、実用化されていない。
従来の方法を図5の断面図で説明する。作製された印刷版(版20)には、目的のパターンの凸部26がある。作製した版20(印刷版)をドラム21の外周にセットする。版20上、版20の全体にインク29を人がゴムローラー10などを用いて塗布する。ドラム21を回転させながら、ステージ27を移動させる。ステージ27上の被対象物28(ゲラ紙)に、版20の凸部26上のインク29を転写する。この被対象物28上に転写されたインク29(すなわち印刷物)を目視で確認することで、版20の品質検査をしている。
なお、図5では、説明のため、凸部26を大きく図に示している。しかし、実際は、凸部26は、小さい。他の図でも同様である。
特開2010−214944号公報
しかし、この従来の仮印刷方法ではインク29を版20の凸部26上に塗布する工程は人が行っているので、人手がかかり、また作業毎のインク塗布量にばらつきがあり、仮印刷した場合、印刷ムラが見られ、版20の凹凸等の欠点検査が正確にできなかった。
インキ色についても単色は対応できたが、特色の対応は色目の再現等が発生して困難であった。
この発明では、版へのインク塗布工程において人の手を介さず、機械的に行うことで、インク塗布量を均質化し、版の検査精度を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、インクを供給するインク供給部と、インク供給部からインクを供給されるインク保持部と、インク保持部からインクを受けるドラムと、ドラムからインクを受ける、被対象物を有する被対象物保持部と、を含み、ドラムには、版が配置され、版が、インクを受け、インク供給部は、インクを非接触で、インク保持部へ塗布する版印刷装置を用いる。
また、版をドラムに配置する配置工程と、インクをインク保持部に非接触で塗布する塗布工程と、インク保持部のインクをドラムの版の凸部に転写する第1転写工程と、被対象部保持部に被対象物を配置し、凸部の前記インクを、被対象物へ転写する第2転写工程と、を含む印刷版へのインク塗布方法を用いる。
作製した版と、その版で上記版印刷機で仮印刷した被対象物と、をセットとして、第3者へ納品する版の品質管理方法、または、作製した版と、その版で上記版検査方法で被対象物に仮印刷したものと、をセットとして、第3者へ版を納品する版の品質管理方法を用いる。
本発明によれば、版へのインク供給に、ドラム、または、インク供給部(インクジェットノズル)、または、中間シート、またはこれらを組み合わせたものを用いる。これらによりインクを均質に供給することで、被対象物(ゲラ紙)上に均質なインク転写が可能となり、鮮明な仮印刷が実現し、インクジェットにより多様な色を再現することが可能となり、版の検査の精度が向上する。また、インク塗布作業において人手が必要無くなり、版検査コストの削減ができる。
(a)実施の形態1の検査装置の断面図、(b)(a)のインク供給部とドラムの側面図、(c)(a)のドラムの平面図 (a)〜(c)実施の形態1のドラム表面でのインクの変化を示すドラムの平面図 (a)実施の形態2のインク供給部とドラムの側面図、(b)〜(c)実施の形態2のインク供給部とドラムの側面図 実施の形態3のインク供給部とドラムの断面図 従来の印刷版の検査装置の断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1:インクジェット)
実施の形態1のインク塗布装置及び版印刷装置を、図1を用いて説明する。
図1(a)は、印刷機100の断面図である。図1(b)は、ドラム12とインク供給部15との側面図である。図1(c)はドラム11の平面図である。
<構成>
印刷機100は、インク供給部15と、ドラム12と、スクレバー13と、ドラム11とステージ17とを含む。
インク供給部15は、第1塗布ノズル51を含み、第1塗布ノズル51により、インク19を非接触でドラム12へ塗布する。ドラム12上へ均質にインク19を塗布する。インクジェット式のノズルが好ましい。
インクジェットによる印刷は、印刷対象物に接触させずに印刷でき、少量多品種の可変印刷に優れている。代表的なインクジェット印刷方式としては、ピエゾ式とサーマル式があり、ピエゾ式は、ピエゾ圧電素子を用いて圧力によってヘッドノズルからインクを吐出させる方式であり、サーマル式は、ヒ−タ部材を用いてインクに瞬時に熱を加えてインクの膜沸騰による気泡成長によってヘッドノズルからインクを吐出させる方式である。この違いのため、ピエゾ式の方がインクに使用できる原料の制限がサーマル式よりも少なく、様々な原料を選択することができる。
インク供給部15にインクジェット方式のノズルを用いることで、均質な塗布量でインク19を版30に塗布でき、版30から被対象物18へ、インク19を均質に転写印刷できる。被対象物18を検査する。水系あるいは溶剤系で構成されるインク19を吐出する場合は、ピエゾ圧電素子により加圧してインクを吐出するインクジェットが、好ましい。
スプレーでなく、1つの孔から1つのインクが吐出するものがよい。デイスペンサー的なもので、ノズルが複数あるものでもよい。この場合、インクは空中を飛んでもよい。この例では、インクをパターンとして塗布せず、均質な膜とするため、ノズルの開口(インク吐出口)は、小さい必要はない。
非接触の意味は、ノズルが、ドラムに接触しないことを意味する。ノズルとドラムとインクが連続して接触しないことである。
なお、インクジェットの場合は、インクが、空間を飛んで、ドラムに供給される。
ドラム12は、円柱形状で、円筒の中心軸周りで、自転することでインク19をドラム11側へ転写する。ドラム12、ドラム11は金属ででき、円柱状、または、円筒形状である。
スクレバー13は、ドラム12上のインク19の内、ドラム11側へ転写されなかったインク19を回収する。スクレバー13は、板状の形状である。スクレバー13は、弾性を有し、ドラム11の表面に密着し、インク19を取り除く。スクレバー13は、金属板にシリコンゴムなどを張り付けたものである。
ドラム11は、その表面に、版30が配置される。版30は、検査される印刷版である。ドラム12からのインク19をこの版30で受け取る。版30の表面の凸部16で受け取る。版30は、フレキソ印刷用に使用される樹脂凸版等の印刷版である。版30は、ウレタン系樹脂やスチレンブタジエンゴム系樹脂からなる。
ステージ17は、インク19が転写される被対象物18を移動させる台である。
なお、版30の表面の凸部16は、印刷パターンである。版30ごとで異なる。被対象物18は、紙、ダンボール、アクリル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリオレフィン等の合成樹脂フィルムなどシート状のもので、インク19をその上に保持できるものである。
<プロセス>
(1)検査すべき版30をドラム11へ、留め具61(図1(c))で設置する。版30には、印刷すべきパターンである凸部16がある。留め具61でなく、ドラム11の凹部へ版30の端部を挿入し固定してもよい。版30の両端をドラム11へ固定する。
(2)ドラム12の表面に、インク19をインク供給部15から、非接触で供給する。
(3)ドラム12、ドラム11を回転させ、インク19を版30の凸部16へ転写する。
(4)ドラム11を回転に合わせて、ステージ17を移動させ、凸部16のインク19を被対象物18へ転写する。
(5)被対象物18に転写されたインク19により、版30の検査をする。被対象物18上のインク19のパターンが、目的とするパターンであれば合格である。ここで、この印刷は、仮印刷である。版30の画像再現を検査するための印刷である。以下同じである。
ここで、ドラム12の表面の変化を図2(a)〜図2(c)に示す。図2(a)〜図2(c)は、ドラム12の表面の平面図である。
<ドラム12上のインク19の変化>
最初、ドラム12の表面には、図2(a)のように、インク19はない。次に、インク供給部15により、インク19が、ドラム12の表面に塗布される。次に、そのインク19が、凸部16で、一部取り除かれる。除かれた部分は、空地31となる。その後、スクレバー13で、インク19が除かれ、図2(a)に戻る。
インク19を、空地31に塗布するのでなく、残ったインク19を取り除いてから、インク19を塗布する。残ったインクを使用しない理由は、以下である。残ったインク19は、すでに、乾燥の程度が進んでいる。このため、新しく塗布されるインク19との間で、分離や乗り上げなどが生じる。結果、インク19が均質に塗布できない。
<インク供給部15>
図1(b)は、インク供給部15とドラム12の側面図である。インク供給部15からインク19は、非接触で、ドラム12へ塗布される。
第1塗布ノズル51は、レール32にあり、レール32上で移動できる。第1塗布ノズル51はレール32上を移動し、インク19をドラム11へ均質に塗布する。
塗布は、パターンでなく均質なベタな膜である。ドラム12の版30に相当する領域にインク19が塗布される。
インク19は、顔料もしくは染料、樹脂、有機溶剤で主に構成されている。また、ピエゾ式インクジェットプリンタでの吐出を安定させるためや、良好な印刷品質を得るためにこれら顔料、樹脂、有機溶剤以外に各種添加剤を使用してもよい。なお、各種添加剤としては、界面活性剤、可塑剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、酸化防止剤、分散剤、防腐剤、防カビ剤、表面張力調整剤、加水分解防止剤などが挙げられる。
なお、インク19は、非接触で塗布させるので、低粘度のものを使用する。
ピエゾ式インクジェットプリンタに適したインク粘度は、20〜25℃の環境において、2mPa・s以上10mPa・s以下の範囲であり、2.5mPa・s以上8mPa・s以下の範囲がより好ましい。
また、インクの表面張力は、20〜25℃の環境において、25mN/m以上50mN/m以下の範囲であり、20mN/m以上40mN/m以下の範囲がより好ましい。
これらの物性になるように、顔料、樹脂、有機溶剤および添加剤などの混合割合を調整するものである。
また、インクは、脂肪族、芳香族溶剤等の溶剤を用いないものが好ましい。これらの溶剤を使用したインクの場合、版30の表面が化学的に影響を受けてしまう。さらに、版30の洗浄において、付着したインクが取れ難いことや、人体に対する影響もあるためである。従って、インク19は水系のインク、もしくは、版30を溶剤浸食しないアルコール系インクが好ましい。
<ドラム11>
図1(c)は、ドラム11の平面図である。ドラム11の表面に版30が、留め具61により固定される。留め具61は、ドラム11の表面上にでないように、ドラム11の凹部に配置されている。版30には、その表面に凸部16がある。
<効果>
(1)インク19は、第1塗布ノズル51で、非接触でドラム11へ塗布される。このことで、インクの均質性が確保できる。従来では、接触式でインクを供給していた。この場合、ドラム12の表面性、ドラムの寸法誤差などにより、インク19の付着量に変化があった。インク19を非接触で塗布するので、第1塗布ノズル51の塗布性能のみに、インク19の量が影響される。
(2)インク19は、スクレバー13で取り除かれる。インク19は、ドラム12の2回転目には、取り除かれる。
インク19は、ドラム12上に残ると、インクが乾燥し、インクの状態が変化する。また、乾燥し粘度が上がると、インク量が均質にならない。また、インクが、乾燥すると塗膜化してしまうため、凸部16への付着性も変化する。
実施の形態では、インク19は、ドラム12が1周する間に取り除かれる。新しいインク19で、均質にドラム12へ塗布される。
(3)インク19の粘度は低くしている。粘度が低いので、レベンリング性に優れ、インク19の均質性が高い。
(4)インク19を塗布ノズルで塗布するので、従来のゴムローラーでの供給と比べて、インク19の量が少なくてよい。インク19の乾燥など経時変化が少ない。
(実施の形態2:インク供給部)
図3(a)は、実施の形態1のインク供給部15周辺である。図3(b)、図3(c)は、実施の形態2のインク供給部15周辺である。記載しない事項は、実施の形態1と同様である。
図3(a)では、インク供給部15では、第1塗布ノズル51のみであった。
図3(b)では、第1塗布ノズル51、第2塗布ノズル52、第3塗布ノズル53および第4塗布ノズル54の4つのノズルを有する。例えば、フレキソ印刷版の仮印刷用としては、プロセスカラーであるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の4種のインク19が塗布でき、色ごとの検査ができる。塗布ノズルは4つ以上あっても良い。 複数の塗布ノズルがあることでいろいろな応用がある。
(1)複数の色のインクを供給できる。または、複数の種類のインクを供給できる。
(2)同時期に複数ノズルを使用できるので、インク供給の時間を短時間でできる。
(3)同時期に複数ノズルで重ねて塗布できるので、インク供給量(インク19の厚み)を多くできる。
ノズルは、1つのレール32上であるが、ノズルごとに、レール32を複数設けてもよい。
図3(c)では、さらに、洗浄ノズル55がある。洗浄ノズル55には洗浄液があり、洗浄液を塗布する。インク19が水系なら水系の洗浄液、アルコール系ならアルコール系の洗浄液となる。
ドラム12上のインク19を洗浄し取り除く。版30の検査終了時に、洗浄ノズル55から、洗浄液をドラム12へ塗布し、スクレバー13で、ドラム12を清掃できる。
または、異なるインク19を使用する時に、洗浄を行う。
洗浄液は、インク19のインク系に応じた溶媒を使用できる。
(実施の形態3:インク供給部)
図4は、実施の形態3の印刷機300である。印刷機300では、インク供給部15を上記例と大きく変更している。その他、記載しない事項は、実施の形態1,2と同様である。
<構成>
インク供給部15は、回収ロール72と、供給ロール73と、第1ロール81、第2ロール82と、第1塗布ノズル51、中間シート71を含む。
回収ロール72は、中間シート71を外周に巻くことで中間シート71を回収するロールである。定期的に取り外され、中間シート71は、廃棄される。中間シート71の清掃は不要である。
供給ロール73は、新しい中間シート71を供給するロールである。供給ロール73には、中間シート71が、その外周に巻かれている。中間シート71が無くなれば、新しいものと交換する。
第1ロール81と、第2ロール82とは、中間シート71をその側面に接触させ、送るためのロールである。中間シート71にテンションをかけられるように、それぞれ移動調整できる。
ドラム11は上記例と同じである。ドラム22は、上記例と異なる。ドラム22の側面に被対象物18をセットする。ドラム22は、ドラム11と合わせて回転する。結果、凸部16上のインク19が、被対象物18に付着する。被対象物18のインク19を見て、版30の評価をする。
なお、ドラム22の代わりに、実施の形態1のステージ17を用いることもできる。上方に設置する点から平板のステージよりドラムが好ましい。
インク供給部15をドラム11の下方に配置したことで、被対象物18をドラム11の上部へ配置した。このため、ドラム22を用いて、その下面で、凸部16のインク19を被対象物18に付着させるようにした。
<動作>
供給ロール73と回収ロール72とドラム11とドラム22を回転させる。それぞれ、速度は調整可能である。ただし、回収ロール72を回転させることで、供給ロール73がそれに従い回転する方式でよい。
第1塗布ノズル51から、インク19を中間シート71へ均質塗布する。
中間シート71のインク19は、中間シート71の移動により移動し、ドラム11の下にくる。インク19は、中間シート71から凸部16へ移動(転写)される。
インク19が付着した凸部16は、ドラム11の回転で、ドラム11の上方へ移動する。
インク19は、凸部16から被対象物18へ転写印刷(仮印刷)される。
上記動作は、版30の長さ分回転するまで続ける。その後、被対象物18をドラム22から取り外し、被対象物18上のインク19の状態を確認することで、版30の検査を行う。
第1塗布ノズル51は、インク19を中間シート71へ塗布するノズルである。
なお、検査では、元の凸部16のパターンをデジタル化しておき、被対象物18上のインクのパターンをデジタル化して、両者を比較するとよい。デジタル的に差分をとるとさらによい。
なお、ドラム、ロールは、円筒、または、円柱状である。金属、または、樹脂材料で作製される。
中間シート71は、紙、プラスチックフィルム、金属ベルト、板金シートなど用いることができる。インク19は、色ごとに、中間シート71に均質塗布でき、色替えが簡易にできる。
中間シート71が巻かれた供給ロール73が取り付けられ、回収ロール72は、中間シート71を巻きとり出され、最終、廃棄される。
インク19の洗浄が不要である。
中間シート71は、回収ロール72、供給ロール73、第1ロール81、第2ロール82により、テンションがかけられる。その表面が平坦にされている。中間シート71は、インク19を均質に保持できる材質が選択される。
第1塗布ノズル51と中間シート71との間の距離が重要である。インク19を精度よく一定量塗布する必要があるためである。そのため、中間シート71の上面を基準に、ドラム11、ドラム22との位置が調整される。ドラム11とドラム22とは、それぞれ上下に正確に微細な位置調整が可能である。
この例では、第1塗布ノズル51のみであるが、上記例のように複数のノズルを用いてもよい。版30の洗浄用に、洗浄液を版30へ塗布するノズル(スプレー式ノズルでもよい)を別途、ドラム11の周辺に設けてもよい。
(なお書き)
なお、上記実施の形態は組み合わせができる。
また、版を作製、上記装置、方法で版を検査し、版と上記被対象物18とを、依頼主(第3者)へ提供できる。検査結果がついた版として提供できる。
また、上記例では、中間シート71、ドラム12に一端、インク19を塗布したが、ドラム11の版に直接、塗布してもよい。また、被対象物18も、ステージ、ドラム以外の対象物保持部に保持させてもよい。
結果、実施の形態の装置は、インクを供給するインク供給部と、インク供給部からインクを供給されるインク保持部と、インク保持部からインクを受けるドラムと、ドラムからインクを受ける、被対象物を有する被対象物保持部と、を含み、ドラムには、版が配置され、版が、インクを受け、インク供給部は、インクを非接触で、インク保持部へ塗布する版印刷機である。
また、実施の形態の方法は、版をドラムに配置する配置工程と、インクをインク保持部に非接触で塗布する塗布工程と、インク保持部の前記インクをドラムの版の凸部に転写する第1転写工程と、被対象物保持部に被対象物を配置し、凸部の前記インクを、被対象物へ転写する第2転写工程と、を含む版検査方法である。
本願発明は、版検査時の仮印刷に広く利用される。版は、フレキソ印刷版用樹脂凸版だけでなく、各種の版の仮印刷に利用できる。
10 ゴムローラー
11 ドラム
12 ドラム
13 スクレバー
15 インク供給部
16 凸部
17 ステージ
18 被対象物
19 インク
20 版
21 ドラム
22 ドラム
26 凸部
27 ステージ
28 被対象物
29 インク
30 版
31 空地
32 レール
51 第1塗布ノズル
52 第2塗布ノズル
53 第3塗布ノズル
54 第4塗布ノズル
55 洗浄ノズル
61 留め具
100 印刷機
300 印刷機

Claims (9)

  1. インクを供給するインク供給部と、
    前記インク供給部から前記インクが供給されるインク保持部と、
    前記インク保持部から前記インクを受けるドラムと、
    前記ドラムから前記インクを受ける、被対象物を有する被対象物保持部と、を含み、
    前記ドラムには、版が配置され、前記版が、前記インクを受け、
    前記インク供給部は、前記インクを非接触で、前記インク保持部へ塗布する版印刷装置。
  2. インクを供給するインク供給部と、
    前記インク供給部から前記インクが供給される中間シートと、
    前記中間シートから前記インクを受ける、第1ドラムと、
    前記第1ドラムから前記インクを受ける、被対象物を有する第2ドラムと、を含み、
    前記第1ドラムには、版が配置され、前記版が、前記インクを受け、
    前記インク供給部は、前記インクを非接触で、前記中間シートへ塗布する版印刷装置。
  3. インクを供給するインク供給部と、
    前記インク供給部からインクを供給される第1ドラムと、
    前記第1ドラムから前記インクを受ける第2ドラムと、
    前記第2ドラムから前記インクを転写される被対象物するステージと、を含み、
    前記第2ドラムには、版が配置され、前記版が、前記第1ドラムの前記インクを受け、
    前記インク供給部は、前記インクを非接触で、前記第1ドラムへ塗布する版印刷装置。
  4. 前記インク供給部には、インクジェット方式のノズルである請求項1から3のいずれか1項に記載の版印刷装置。
  5. 前記インク供給部は、少なくとも1つ以上のインクジェット方式のノズルを有する請求項1から4のいずれか1項に記載の版印刷装置。
  6. 版をドラムに配置する配置工程と、
    インクをインク保持部に非接触で塗布する塗布工程と、
    前記インク保持部の前記インクを前記ドラムの前記版の凸部に転写する第1転写工程と、
    被対象部保持部に被対象物を配置し、前記凸部の前記インクを、前記被対象物へ転写する第2転写工程と、
    を含む印刷版へのインク塗布方法。
  7. 版を第1ドラムに配置する配置工程と、
    インクを中間シートに非接触で塗布する塗布工程と、
    前記中間シートの前記インクを前記第1ドラムの前記版の凸部に転写する第1転写工程と、
    第2ドラムに被対象物を配置し、前記凸部の前記インクを、前記被対象物へ転写する第2転写工程と、
    を含む印刷版へのインク塗布方法。
  8. 版を第2ドラムに配置する配置工程と、
    インクを第1ドラムに非接触で塗布する塗布工程と、
    前記第1ドラムと前記第2ドラムを回転させ、前記インクを前記版の表面の凸部に転写する第1転写工程と、
    前記第2ドラムを回転させ、前記凸部から前記インクを被対象物に転写する第2転写工程と、
    を含む印刷版へのインク塗布方法。
  9. 作製した版と、前記請求項1〜5のいずれか1項記載の版印刷機の前記被対象物、または、前記版を前記請求項6から8のいずれか1項に記載の版検査方法の前記被対象物、とをセットとして、第3者へ納品する版の品質管理方法。
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