JP2017001282A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した印刷設定を行う。【解決手段】複合装置MFPは、印刷要求を行う使用者の視覚に関連する視覚関連情報と、使用者によって設定される印刷設定情報を取得し、該視覚関連情報及び該印刷設定情報に基づいて、画像データの最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索して、視覚関連情報、印刷設定情報及び最適印刷設定を使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として記憶する。複合装置MFPは、配布先を指定した印刷要求において、該配布先を使用者として使用者印刷設定関連情報を参照して、使用者印刷設定関連情報に使用者として登録されている配布先については、配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、使用者印刷設定関連情報の使用者に対応する最適印刷設定を取得して、配布先の印刷設定を決定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関し、詳細には、視覚能力を考慮した画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。
用紙等への画像出力においては、省資源化のために、1枚の用紙へ複数ページの画像を集約させて印刷出力する集約印刷が行われることがある。
ところが、集約印刷は、印刷物を見る人によって視力が異なるため、人によっては、見難い場合がある。特に、文字を含む印刷物の場合、読み難いという問題があった。
そして、従来、印刷ジョブに含まれる印刷設定値と、印刷者の識別情報とを関連付けし、印刷設定履歴として記憶する印刷設定履歴記憶手段と、印刷物の配布対象者を指定して配布対象者の識別情報を記憶する配布対象者識別情報記憶手段と、前記印刷設定履歴記憶手段から配布対象者に対応する印刷者の印刷設定履歴を抽出する印刷設定履歴抽出手段と、抽出された印刷設定履歴から設定頻度を集計する印刷設定頻度集計手段と、配布者が配布対象者を指定して印刷する際に、当該配布者が設定した印刷設定値と、集計された頻度の高い設定値とを比較して、より省資源である印刷設定を決定する印刷方法決定手段とを備え、前記印刷方法決定手段により決定された配布対象者ごとの印刷設定に従って、配布対象者の識別情報を印刷結果に付加する配布対象者識別情報付加手段とを備えた画像処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、配布対象者に対応する印刷者の印刷設定履歴を抽出して、抽出した印刷設定履歴から設定頻度を集計し、配布者が配布対象者を指定して印刷する際に、該配布者が設定した印刷設定値と、集計した頻度の高い設定値とを比較して、より省資源である印刷設定を決定している。
したがって、印刷設定履歴を参照して、省資源の印刷設定として集約印刷を決定することはできるが、配布対象者にとって見やすいか否かは考慮されておらず、印刷物の受取人にとって見やすい印刷を行う上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した印刷設定を行うことを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、印刷要求を行う使用者を識別する使用者識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記使用者の視覚に関連する視覚関連情報を取得する視覚情報取得手段と、前記使用者によって設定される印刷設定情報を取得する印刷設定取得手段と、前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報に基づいて、画像データの最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索する最適印刷設定探索手段と、前記視覚関連情報、前記印刷設定情報及び前記最適印刷設定を前記使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として記憶する印刷設定関連情報記憶手段と、印刷物の配布先を指定した配布者印刷設定を取得する配布印刷設定取得手段と、配布先を指定した印刷要求において、該配布先を前記使用者として前記使用者印刷設定関連情報を参照して、該使用者印刷設定関連情報に該使用者として登録されている該配布先については、前記配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、該使用者印刷設定関連情報の該使用者に対応する前記最適印刷設定を取得して、該配布先の印刷設定を決定する印刷設定決定手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した印刷設定を行うことができる。
本発明の一実施例を適用した画像形成システムの構成図。 複合装置のブロック構成図。 画像処理分の詳細なブロック図。 操作表示部の平面図。 操作表示部のディスプレイにおける拡大・縮小表示操作の説明図。 複合装置の機能ブロック図。 印刷設定データベースの一例を示す図。 図4の表示状態から拡大表示操作された状態を示す操作表示部の平面図。 印刷設定状態の一例を表示する操作表示部の平面図。 印刷・視覚関連情報登録処理を示すフローチャート。 拡大表示操作されたときの文字サイズ取得の一例を示す操作表示部の平面図。 原稿の一例を示す図。 写真、図、文字の領域抽出の一例を示す図。 文字サイズ測定の説明図。 使用者毎履歴データベースの一例を示す図。 最適印刷設定探求処理を示すフローチャート。 濃度決定処理の説明図。 最終最小文字サイズ算出の説明図。 出力画像確認画面の一例を表示する操作表示部の平面図。 拡大表示操作が行われている状態の出力画像確認画面の一例を表示する操作表示部の平面図。 配布者指定形態時の印刷制御処理を示すフローチャート。 配布者出力設定の一例を示す図。 登録されている使用者指定出力形態と最適出力形態及び選択項目の一例を示す図。 使用者ID:0001の場合の印刷設定説明図。 使用者ID:0002の場合の印刷設定説明図。 使用者ID:0004の場合の印刷設定説明図。 原稿の一例を示す図。 図27の原稿の図20の配布者出力設定による印刷出力例を示す図。 図27の原稿を図24から図26の印刷設定による印刷出力例を示す図。 第2実施例の印刷制御処理を示すフローチャート。 取込画像表示サイズ確認画面の一例を示す図。 画像サイズ変更処理の説明図。 明るさ確認画面の一例を示す図。 確認項目付使用者毎履歴データベースの一例を示す図。 文字サイズにおける重み付け設定の一例を示す図。 履歴データの古さに制限を設けている場合の確認項目付使用者毎履歴データの一例を示す図。 部数に制限を設けている場合の確認項目付使用者毎履歴データの一例を示す図。 重みを変化させたときの最終最小文字サイズ算出の説明図。 タッチ値操作の文字サイズのみを用いた最終最小文字サイズ算出の説明図。 出力設定の文字サイズのみを用いた最終最小文字サイズ算出の説明図。 図29(b)を見やすい出力形態に変更した出力形態の一例を示す図。 図29(a)の出力形態を、省資源を図った出力形態に変更した出力形態の一例を示す図。 図29(c)の出力形態を、用紙サイズを統一した出力形態に変更した出力形態の一例を示す図。 配布者出力設定に優先項目を設けた一例を示す図。 図44の優先項目で優先される使用者指定出力形態の一例を示す図。 優先項目指定に伴って設定される出力設定の説明図。 配布先毎出力設定一覧出力の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図29は、本発明の画像形成装置、画像形成方法及びプログラムの第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置、画像形成方法及びプログラムの第1実施例を適用した画像形成システム1のシステム構成図である。
図1において、画像形成システム1は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNWに、スキャナ装置SC、コピー装置CP、プリンタ装置PR、データサーバSV、複合装置MFP及び複数のコンピュータPC1〜PCn等が接続されている。
コンピュータPC1〜PCnは、通常のハードウェア構成及びソフトウェア構成のパーソナルコンピュータ等のコンピュータが用いられている。コンピュータPC1〜PCnは、ネットワークNWを介してスキャナ装置SC、コピー装置CP、プリンタ装置PR、データサーバSV、複合装置MFP等の画像処理装置と通信して、画像データ等のデータの授受を行う。なお、データサーバSVは、ネットワークNW上のデータの管理を行う。
画像形成装置である複合装置MFPは、使用者の視覚情報を取得して、使用者が、単独または複数の配布先を指定して印刷出力(画像形成出力)を行う場合に、配布先の視覚情報に応じた印刷設定を行う。
そして、複合装置MFPは、例えば、図2に示すようにブロック構成されている。なお、図2に示す複合装置MFPの構成は、一例であり、図2に示す構成に限るものではない。
図2において、複合装置MFPは、読取ユニット11、書込ユニット12、画像処理制御部13、制御ASIC(Application Specific Integrated Circuit)14、エンジン15、メモリ16、CPU(Central Processing Unit)17、メモリ18、コントローラASIC19、CPU20、ハードディスク(HDD)21、メモリ22及び操作表示部23等を備えている。
読取ユニット11は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつ読取ユニット11の原稿読取位置に送給する。読取ユニット11は、ADFから搬送されてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読み取って、2値化して画像処理制御部13に出力する。
書込ユニット12は、例えば、電子写真式記録装置、インク吐出式記録装置等が用いられている。書込ユニット12は、用紙等の被記録媒体(以下、用紙という。)に、読取ユニット11で読み取られた原稿の画像データやネットワークNWを介して他の画像処理装置から送られてきた画像データに基づいて、画像を記録出力する。書込ユニット12は、カラー画像を形成する。
画像処理制御部13は、読取制御部31、書込制御部32、画像処理部33及びI/F(インターフェイス)34等を備えている。
読取制御部31は、読取ユニット11の動作を制御して、読取ユニット11に原稿の読み取りを行わせ、読取ユニット11の読み取った原稿の画像データを画像処理部33へ渡す。
書込制御部32は、書込ユニット12の動作を制御し、画像処理部33から渡される画像処理後の描画データ(画像データ)に基づいて用紙に画像を印刷出力させる。
画像処理部33は、CPU17の制御下で、画像データに対して各種画像処理を施す。
I/F34は、画像処理部33における画像データの処理・加工等の画像編集処理における画像データを一時記憶する補助記憶装置としてのメモリ18やハードディスク21との間でデータの授受を行う。
また、I/F34は、画像処理制御部13の制御、各種設定を行うためのCPU17との信号の授受も行う。
CPU17は、CPU20と連携して、制御ASIC14を介してメモリ16を利用して、画像処理における各種処理を実行し、特に、画像処理部33における画像処理の各種処理の設定や制御を行う。
エンジン15は、書込ユニット12及び読取ユニット11等の画像形成を行うエンジン及び画像読取を行うエンジンを総称したものであり、制御ASIC14に接続されている。
制御ASIC14は、CPU17、メモリ16及びエンジン15に接続されており、CPU17の制御下で、画像処理制御部13とメモリ16とのデータの授受、エンジン15の動作制御を行う。
画像処理制御部13の画像処理部33は、読取ユニット11から読取制御部31を介して入力された画像データを、指定された出力形態に合わせてデータの処理・加工等の画像編集処理を行う。
上記画像処理部33は、詳細には、図3のように示される。画像処理部33は、図3に示すように、スキャナ補正処理部41、I/F42、フィルタ部43、地肌除去部44、色補正部45、変倍部46、カラー判定部47、像域分離部48、原稿・文字識別部49、階調補正部50、地紋合成部51及びプリンタ補正処理部52等を備えている。また、図3では、画像処理部33が、上記I/F34を介して、上記メモリ18に接続され、バスB1を介してコントローラASIC19に、バスB2を介してCPU17に、それぞれ接続されていることが示されている。
スキャナ補正処理部41は、読取制御部31とI/F42に接続されており、読取制御部31から送られてくる原稿の反射リニアな読取画像データを、濃度リニアな画像データに変換して、I/F42へ出力する。
I/F42は、スキャナ補正処理部41から送られてくる画像データをフィルタ部43及びカラー判定部47、像域分離部48、原稿・文字識別部49へ出力する。
フィルタ部43は、I/F42から入力される画像データに対して、ノイズ除去等のフィルタ処理を行ない、処理済みの画像データを地肌除去部44へ出力する。
地肌除去部44は、フィルタ部43から入力される画像データに対して、地肌の汚れ等を除去する地肌除去処理を行ない、色補正部45へ出力する。
色補正部45は、濃度リニアなRGBの画像データをCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の画像データに変換して、変倍部46に出力する。
変倍部46は、所定ライン分のラインメモリを備え、該ラインメモリを利用して画像データの変倍処理を行って、I/F34へ出力する。
I/F34は、変倍部46からの画像データを、コントローラASIC19を介して、ハードディスク21へ一時保管する。
一方、画像処理部33は、I/F42から画像データをカラー判定部47及び像域分離部48へ渡す。
像域分離部48は、画像データが文字、写真のいずれであるかの判定を行う機能を有し、文字、白背景、エッジ、網点、文字なか、色等を検知して、検知結果を原稿・文字識別部49へ出力する。この像域分離部48による文字、白背景、エッジ、網点、文字なか、の検知結果は、排他結果であり、像域分離部48の検知結果は、これらのいずれかとなるが、色の検知は、排他ではない。例えば、像域分離部48による検知結果は、文字と色、エッジと色、文字なかと色なし等である。
カラー判定部47は、I/F42からの画像データに対して、カラーであるか、モノクロであるかの判定を行ない、判定結果を原稿・文字識別部49へ出力する。
原稿・文字識別部49は、像域分離部48の結果とカラー判定部47の結果から、文字領域、写真・図形領域を識別し、文字領域については、文字サイズについても測定する。
原稿・文字識別部49の処理結果として、文字部/写真・図形部の識別結果と、文字サイズの情報をI/F34を介して、ハードディスク21等へ記憶する。
複合装置MFPは、画像データを印刷出力するときは、ハードディスク21等に記憶保持した画像データを読み出し、I/F34からI/F42へ転送する。
複合装置MFPは、I/F42へ転送した画像データを、フィルタ部43、地肌除去部44、色補正部45、変倍部46へと順次送って処理され、処理後の画像データをI/F34を介して、階調補正部50へデータを転送する。複合装置MFPは、階調補正部50で必要な階調補正を画像データに対して施させて、地紋合成313等の処理を必要に応じて行わせ、プリンタ補正処理部52へ渡す。
複合装置MFPは、プリンタ補正処理部52で書込ユニット12に適した画像データに補正して、書込制御部32に渡し、書込制御部32が書込ユニット12へ画像データを出力するとともに制御して、画像を用紙へ印刷出力させる。
また、複合装置MFPは、変倍部46からI/F34へ渡されたデータを、データバスB1を介してハードディスク21へ保持することも可能である。
複合装置MFPは、データバスB1に、コントローラASIC19が接続され、コントローラASIC19に、CPU20、ハードディスク21及びメモリ22が接続されている。また、複合装置MFPは、コントローラASIC19に、上記ネットワークNWが接続されており、ネットワークNW上のスキャナ装置SC、コピー装置CP、プリンタ装置PR、データサーバSV、複合装置MFP及びコンピュータPC1〜PCn等と通信する。
メモリ22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成されている。メモリ22は、複合装置MFPとしての基本プログラムや後述する本発明の印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した集約印刷を行う画像形成方法を実行するプログラム及び必要なシステムデータを格納する。なお、この基本プログラムや本発明の画像形成方法を実行するプログラム等は、ハードディスク21に格納されていてもよい。
CPU20は、メモリ22に対するインターフェイスを備え、メモリ22内のプログラムに基づいてメモリ22をワークメモリとして利用して、複合装置MFP全体の制御を行って、複合装置MFPとしての基本処理及び後述する本発明の画像形成方法を実行する。
そして、コントローラASIC19は、ハードディスク21との接続の他、使用者が操作指示するための入力や使用者へのメッセージ等の表示を行うためのインターフェイス部となる操作表示部23とデータ処理のための一時記憶装置であるメモリ22及びネットワークNWと接続されている。また、コントローラASIC19は、これらを制御、各種設定するCPU20とも接続されている。さらに、コントローラASIC19は、操作表示部23における入力設定の情報やタッチ操作による操作情報を取得して、ハードディスク21、メモリ22等に情報を記憶する。
ハードディスク21は、画像データやプログラム等をコントローラASIC19によって書き込まれ、また、読み出しが行われる。
そして、操作表示部23は、図4に示すように、ハードキー61、ディスプレイ62及びモードキー63等が設けられている。
操作表示部23は、ハードキー61として、テンキー、クリアストップキー、スタートキー、リセットキー、プログラムキー等が設けられている。また、操作表示部23は、モードキー63として、コピー、プリンタ、FAX、スキャナ等が設けられている。ディスプレイ(表示手段)62は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)の上面にタッチ操作を検出するタッチパネル(操作検出手段)が設けられているタッチパネル付きLCD(Liquid Crystal Display)等が用いられている。ディスプレイ62は、複合装置MFPから使用者に通知する各種情報やハードキー61、モードキー63の操作内容等の各種情報、特に、本発明の画像データの頁毎の画像出力設定に関する各種情報を表示出力する。また、ディスプレイ62は、機能キーを表示し、該機能キーのタッチ操作をタッチパネルで検出して操作内容を取得する。
操作表示部23は、ディスプレイ62に、機能毎の設定指示を行うための詳細メニュー表示及び機能キーを表示する。特に、操作表示部23は、本発明の画像形成方法で行う配布先に合わせて出力形態を変更するための処理モードを選択するための機能キーとして、配布形態キーK1を、ディスプレイ62に表示する。また、操作表示部23は、使用者が個人用の印刷設定を行う場合に使用する個人設定値キーK2を、ディスプレイ62に表示する。
また、操作表示部23のディスプレイ62は、使用者が2本指で、図5に示すように、開く操作、閉じる操作を行うことで、表示内容を拡大、縮小するいわゆる拡大・縮小操作が可能となっている。したがって、ディスプレイ62は、各種情報を表示する際の文字サイズを、拡大・縮小操作で変更することができる。また、ディスプレイ62は、印刷対象の画像データを表示するときには、画像のサイズを、拡大・縮小操作で変更することができ、このとき、画像に文字が含まれていると、文字サイズも変更することができる。
そして、複合装置MFPは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像形成方法を実行するプログラムを読み込んでメモリ22やハードディスク21等に導入することで、後述する印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した
印刷設定を行う画像形成方法を実行する画像形成装置として構築されている。このプログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
複合装置MFPは、上記画像形成方法を実行するプログラムが導入されることで、図6に示す機能ブロックが構築される。すなわち、複合装置MFPは、上記画像形成方法を実行するプログラムが導入されると、図6に示すように、識別情報取得部71、視覚情報取得部72、印刷設定取得部73、最適印刷設定探索部74、印刷設定関連情報記憶部75、配布先印刷設定取得部76及び印刷設定決定部77が構築される。
識別情報取得部71は、操作表示部23、コントローラASIC19及びCPU20により構築されている。識別情報取得部71は、印刷要求を行う複合装置MFPを使用する使用者が操作表示部23から入力するID(Identification)、パスワード等の使用者を識別する使用者識別情報を取得する。したがって、識別情報取得部71は、識別情報取得手段として機能している。
視覚情報取得部72は、操作表示部23、コントローラASIC19及びCPU20により構築されており、印刷要求を行う複合装置MFPの使用者が操作表示部23を使用して操作する操作内容及び印刷設定から該使用者の視覚に関連する視覚関連情報を取得する。例えば、視覚情報取得部72は、操作表示部23のディスプレイ62に対して、表示画面の拡大表示操作が行われると、該拡大率、特に、文字のサイズに基づいて使用者の視覚関連情報を取得する。また、視覚情報取得部72は、印刷設定のうち、文字サイズ、濃度、集約率等の情報を視覚関連情報として取得する。したがって、視覚情報取得部72は、視覚情報取得手段として機能している。
印刷設定取得部73は、操作表示部23、コントローラASIC19及びCPU20により構築されており、操作表示部23を使用して使用者によって設定される印刷設定情報を取得する。例えば、印刷設定取得部73は、画像データの印刷設定として行われた各種印刷設定操作から印刷設定情報を取得する。したがって、印刷設定取得部73は、印刷設定取得手段として機能している。
最適印刷設定探索部74は、CPU20により構築されており、上記視覚関連情報及び印刷設定情報に基づいて画像データの出力形態として最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索する。したがって、最適印刷設定探索部74は、最適印刷設定探索手段として機能している。
印刷設定関連情報記憶部75は、ハードディスク21により構築されている。印刷設定関連情報記憶部75は、上記視覚関連情報、印刷設定情報及び最適印刷設定を、使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として記憶する。したがって、印刷設定関連情報記憶部75は、印刷設定関連情報記憶手段として機能している。
配布先印刷設定取得部76は、操作表示部23、コントローラASIC19及びCPU20により構築されており、印刷物の配布先を指定した配布者印刷設定を取得する。したがって、配布先印刷設定取得部76は、配布印刷設定取得手段として機能している。
印刷設定決定部77は、CPU20により構築されている。印刷設定決定部77は、配布先を指定した印刷要求において、該配布先を前記使用者として前記使用者印刷設定関連情報を参照する。印刷設定決定部77は、該参照の結果、該使用者印刷設定関連情報に該使用者として登録されている該配布先については、前記配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、該使用者印刷設定関連情報の該使用者に対応する前記最適印刷設定を取得して、該配布先の印刷設定を決定する。したがって、印刷設定決定部77は、印刷設定決定手段として機能している。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置MFPは、印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した印刷設定を行う。
複合装置MFPは、読取ユニット11で読み取った原稿の画像データや、スキャナ装置SC、コピー装置CP、プリンタ装置PR、データサーバSV等から送られてきた画像データを用いて用紙に画像を印刷出力する。
そこで、複合装置MFPは、使用者が操作表示部23を使用して印刷設定操作を行うと、その印刷設定操作から視覚関連情報、印刷設定情報を取得する。また、複合装置MFPは、最適印刷設定を行って、使用者識別情報に関連付けて、使用者情報、使用者指定印刷設定(使用者指定出力形態)、最適印刷設定(最適出力形態)を、図7に示すような印刷設定データベースDB1として、ハードディスク21に記憶する。
なお、図7の印刷設定データベースDB1は、使用者情報として、使用者毎のID(例えば、0001等)、名前(例えば、AAA等)、年齢(例えば、28歳等)、性別(女等)の項目にそれぞれ項目値が登録される。また、印刷設定データベースDB1は、使用者指定出力形態として、文字サイズ(例えば、6ポイント等)、集約(例えば、2in1等)、両面/片面(例えば、片面等)、濃度(例えば、指定なし等)の項目にそれぞれ項目値が登録される。さらに、印刷設定データベースDB1は、最適出力形態として、文字サイズ(例えば、7ポイント等)、濃度(例えば、±0等)の項目にそれぞれ項目値が登録される。また、
すなわち、複合装置MFPは、印刷出力において、使用者が操作表示部23を使用して印刷設定操作を行い、設定された印刷設定内容に応じて書込ユニット12で用紙に画像を印刷出力する。
複合装置MFPは、複合装置MFPの使用に際して、使用者識別情報の入力を要求し、また、印刷設定に際して、該使用者による操作表示部23への操作から該使用者の視覚関連情報を取得する。複合装置MFPは、使用者によって設定された印刷設定と視覚関連情報から該使用者にとって最適な最適印刷設定を探索して、提示し、最終的に、使用者が決定した印刷設定で、書込ユニット12で用紙に画像を印刷出力する。
複合装置MFPは、上記印刷設定において、操作表示部23の操作で入力された使用者情報を取得して、新規の使用者であれば、ID、名前、年齢、性別等の使用者情報の入力を要求する表示をディスプレイ62に行う。複合装置MFPは、印刷設定データベースDB1の使用者情報欄の各項目に入力された情報を項目値として登録する。複合装置MFPは、使用者が、印刷設定データベースDB1に登録されている使用者であれば、入力されたIDに基づいて印刷設定データベースDB1の使用者情報を参照して、使用者確認を行う。
使用者は、図4に示した操作表示部23のディスプレイ62の設定画面に対して適宜の選択操作を行うことで、印刷設定を行う。この場合、複合装置MFPは、使用者が、図5に示したように、使用者の視覚状態に応じて、ディスプレイ62の表示画面に対して拡大表示操作を行うと、例えば、図8に示すように、拡大表示操作に応じて、ディスプレイ62の画面表示を拡大させる。
複合装置MFPは、拡大表示させると、図11に破線の丸で示すように、表示画面に存在する文字の最小サイズを取得し、その文字サイズを、使用者の視覚情報として取得する。
複合装置MFPは、印刷設定においては、例えば、図9に設定された状態をハッチングで示すように、各種設定項目について設定を可能としている。なお、複合装置MFPは、印刷設定においては、まず、個人設定値キーK2が操作されると、使用者個人の印刷設定を可能とし、設定に応じて、ハッチングで示すように、例えば、グレー表示することで、設定状態を明示する。複合装置MFPは、印刷設定画面において、設定されていない項目については、例えば、色を変えない状態で表示する。図9では、モノクロ、濃度(自動濃度の上のバー)、等倍、両面、集約(2in1)、文字ポイント(最小文字サイズとしての制限サイズ)が設定されていることが示されている。複合装置MFPは、各種設定項目について、設定値が設定された後、再度、個人設定値キーK2が操作されると、設定内容を、図7に示した印刷設定データベースDB1の使用者指定出力形態へ登録する。
そして、複合装置MFPは、使用者情報が入力されて、個人設定値キーK2で個人用印刷出力が選択され、上述のように印刷設定が行われると、図10に示すように、印刷出力を行うとともに、視覚関連情報登録処理を行う。なお、複合装置MFPは、印刷・視覚関連情報登録処理を、CPU20が実行するが、以下の説明では、単に、複合装置MFPという。
すなわち、複合装置MFPは、図10に示すように、使用者識別情報、例えば、使用者識別IDが操作表示部23から入力されると、該IDを取得する(ステップS101)。なお、この場合、使用者が未登録の使用者であると、複合装置MFPは、名前等の使用者情報の入力を促して、入力された使用者情報を、図7に示した印刷設定データベースDB1の使用者情報に登録する。
複合装置MFPは、図4、図9に示したような印刷設定画面を、ディスプレイ62に表示させる(ステップS102)。使用者は、上述のように、個人設定値キーK2を操作して、個人用の各種印刷設定を行う。複合装置MFPは、設定入力された内容(タッチ操作情報)を取得し(ステップS103)、個人設定値キーK2が操作されたか、すなわち、確定出力の開始であるかチェックする(ステップS104)。
ステップS104で、確定出力開始でないとき(ステップS104で、NOのとき)、複合装置MFPは、ステップS102に戻って、上記同様に処理する(ステップS102〜S104)。
ステップS104で、確定開始になると(ステップS104で、YESのとき)、複合装置MFPは、印刷設定における変倍である縮小・拡大出力設定情報を取得し(ステップS105)、また、集約設定の情報を取得する(ステップS106)。さらに、複合装置MFPは、印刷設定における両面/片面出力設定情報を取得し(ステップS107)、印刷設定における濃度設定情報を取得する(ステップS108)。また、複合装置MFPは、印刷設定におけるカラー/モノクロ設定情報を取得する(ステップS109)。
複合装置MFPは、取得した印刷設定に基づいて、画像処理制御部13で必要な画像処理を施した後、書込制御部32の制御下で、書込ユニット12で用紙に画像を印刷出力させる(ステップS110)。
一方、複合装置MFPは、画像データに基づく形成画像のうち文字領域を抽出し(ステップS111)、抽出した文字領域の文字のうち、最小文字サイズを測定する(ステップS112)。複合装置MFPは、この文字領域の抽出については、像域分離部48で行って、最小文字サイズを測定する。例えば、複合装置MFPは、図12に示すような原稿を複写する場合、図13に示すように、像域分離部48で、写真、図、文字の各領域をブロックとして抽出する。複合装置MFPは、抽出したブロックから、文字列である箇所を見つけ出し文字サイズを測定する。この場合、文字列は、図14に示すように、一定間隔で行または列として横方向か縦方向に画像が存在する箇所とない箇所が現れる。したがって、原稿・文字識別部49は、画像がある箇所に関して、文字の縦あるいは横のサイズが分かるため、このサイズを、文字サイズとする。複合装置MFPは、測定した文字サイズのうち、最小の文字サイズ(最小文字サイズ)を、取得する。
複合装置MFPは、取得した最小文字サイズの情報を、図15に示す使用者毎履歴データベース(使用者印刷設定関連情報)DB2の出力形態欄の最小文字サイズ項目の項目値に登録する(ステップS115)。
また、複合装置MFPは、ディスプレイ62へのタッチ操作による情報から使用者視覚関連履歴情報(視覚関連情報)を取得する。すなわち、複合装置MFPは、タッチ操作によって画面サイズの拡大・縮小操作が行われると、該タッチ操作による表示文字サイズ情報を取得する(ステップS113)。複合装置MFPは、この文字サイズ情報を、コントローラASIC19を介してCPU20が取得する。複合装置MFPは、取得した文字サイズのうち、最小文字サイズを取得する(ステップS114)。複合装置MFPは、取得した最小文字サイズの情報を、図15に示す使用者毎履歴データベースDB2のタッチ操作欄の最小文字サイズ項目の項目値に登録する(ステップS115)。例えば、図11に示したように、「自動濃度」の部分が拡大表示操作で拡大された場合、複合装置MFPは、該「自動濃度」の文字の表示拡大倍率に応じた文字サイズを表示文字サイズ情報として取得する。
なお、図10の印刷・視覚関連情報登録処理では、視覚関連情報として文字サイズを取得する場合について説明しているが、視覚関連情報としては、文字サイズだけではない。複合装置MFPは、例えば、図15に示すように、タッチ操作欄については、画面倍率、最小文字サイズ、画面の明るさ、確認有無の各項目、出力形態欄については、画像倍率、濃度、マラー/モノクロ、最小文字サイズの各項目についても項目値を取得する。また、図15の使用者毎履歴データベースDB2は、使用者のID(例えば、0001)毎に、複合装置MFPを使用した日付、出力部数、上記タッチ操作欄の各項目と出力形態欄の各項目が視覚関連情報(履歴情報)として登録される。そして、上記使用者毎履歴データベースDB2は、使用者毎に、かつ、使用毎に、上記視覚関連情報を含む履歴情報が登録されている。
そして、複合装置MFPは、図16に示す最適印刷設定探求処理を実行して、履歴情報と出力時の印刷設定に基づいて、最適印刷設定(最適出力形態)の文字サイズを求める。
すなわち、複合装置MFPは、出力設定値の履歴情報を取得する(ステップS201)。複合装置MFPは、まず、複数の履歴情報のタッチ操作情報による画面の明るさの最大値(MAX値)を取得し(ステップS202)、また、タッチ操作による画面の明るさの平均値を求める(ステップS203)。
複合装置MFPは、タッチ操作時の画面表示の明るさの値が一番多い値である明るさ最多設定値を取得し(ステップS204)、ステップS202〜S204で取得した明るさのデータから出力時の濃度を決定する濃度決定処理を行う(ステップS205)。
複合装置MFPは、この濃度決定処理を、図17に示すように、次式(1)を用いて算出する。
濃度=(MAX×K1+平均×K2+最多×K3)/(k1+K2+K3)・・(1)
ここで、MAXは、画面の明るさの最大値、平均は、複数の履歴情報のタッチ操作による画面の明るさの平均値、最多は、複数の履歴情報のタッチ操作による画面の明るさのうち最多の明るさである。また、k1、k2、k3は、各明るさに対する重みであり、図17では、k1=12、k2=10、k3=10が設定されている。
いま、図17では、MAX=4、平均=3、最多=3となっているため、これらと重みを式(1)に適用すると、以下のようになる。
濃度=(4×12+3×10+3×10)/10=10.8
なお、画面明るさに関しては、使用環境、例えば、複合装置MFPの設置されている部屋の明るさ等の影響を受けるため、使用環境も考慮してもよい。
次に、複合装置MFPは、タッチ操作情報による最小文字サイズを取得し(ステップS206)、複数の履歴情報のタッチ操作情報による最小文字サイズの平均値を求める(ステップS207)。
複合装置MFPは、複数の履歴情報からタッチ操作による最多最小文字サイズを取得する(ステップS208)。
次に、複合装置MFPは、出力設定による最小文字サイズを取得し(ステップS209)、複数の履歴情報の出力設定による最小文字サイズの平均値を求める(ステップS210)。
複合装置MFPは、複数の履歴情報の出力設定による最多最小文字サイズを取得し(ステップS211)、上記各種最小文字サイズから最終的な最小文字サイズを決定する(ステップS212)。
複合装置MFPは、この最終的な最小文字サイズを、図18に示すように、次式(2)を用いて算出する。
最小文字サイズ=
(出力設定側算出最小文字サイズ+タッチ操作側算出最小文字サイズ)/重み合成
・・・(2)
ここで、出力設定側算出最小文字サイズ、タッチ操作側算出最小文字サイズ、及び重み合計は、それぞれ次式(3)、(4)、(5)で与えられる。
出力設定側算出最小文字サイズ=(最小文字サイズ×s1+平均最小文字サイズ×s2
+最多最小文字サイズ×s3)×s0・・・(3)
ここで、s1、s2、s3は、出力設定における各最小文字サイズに対する重みであり、s0は、出力設定における最小文字サイズ全体に対する重みである。図18では、s1=2、s2=7、s3=1、s0=1である。
したがって、出力設定側算出最小文字サイズ=(6×2+10×7+7×1)×1
タッチ操作側算出最小文字サイズ=(最小文字サイズ×t1+平均最小文字サイズ×
t2+最多最小文字サイズ×t3)×t0・・・(4)
ここで、t1、t2、t3は、タッチ操作における各最小文字サイズに対する重みであり、t0は、タッチ操作における最小文字サイズ全体に対する重みである。図18では、t1=4、t2=5、t3=1、t0=2である。
したがって、タッチ操作側算出最小文字サイズ=(8×4+10×5+9×1)×2
重み合成=(s1+s2+s3)×s0+(t1+t2+t3)×t0・・・(5)
上記重みを、式(5)に代入すると、重み合成は、次式で与えられる。
重み合成=(2+7+1)×1+(4+5+1)×2=30
したがって、最終最小文字サイズは、次式で与えられる。
最終最小文字サイズ=((6×2+10×7+7×1)×1
+(8×4+10×5+9×1)×2)/((2+7+1)×1+(4+5+1)×2)
=(89×1+91×2)/(10+20)=9.03
複合装置MFPは、上述のようにして求めた濃度及び最小文字サイズを、図7に示した印刷設定データベースDB1の最適出力形態欄の各項目の項目値へ登録する。
なお、上記説明においては、文字サイズ、濃度を、操作表示部23のディスプレイ62へメニュー画面を表示しているときの操作から得られた情報に基づいて決定している。文字サイズ、濃度の決定においては、例えば、図19、図20に示すように、ディスプレイ62へ印刷画像を出力する出力画像確認画面を表示して、該出力画像確認画面の印刷画像に対する使用者による操作に基づいて決定してもよい。
すなわち、複合装置MFPは、図19に示すように、ディスプレイ62に印刷出力の対象の印刷画像を表示し、このディスプレイ62の印刷画像に対する使用者の濃度調整操作、拡大表示操作等に基づいて、上述のように最小文字サイズ、濃度を求めてもよい。この場合、複合装置MFPは、印刷画像の文字が、拡大・縮小されたときの文字サイズを取得する。
上述のようにして、複合装置MFPは、複数の使用者の履歴情報が、ハードディスク21に印刷設定データベースDB1として格納されている状態で、複数の配布者を指定した印刷要求があると、該配布者に最適な印刷設定を選択して印刷する。この場合、複合装置MFPは、図21に示すように、配布者毎に、該配布者が印刷設定データベースDB1の使用者に該当すると、該当する配布者に対しては、印刷設定データベースDB1の情報と該印刷要求における印刷設定に基づいて、最適印刷設定を探索する。
すなわち、複合装置MFPは、配布者指定印刷の場合、図21に示すように、図4、図9に示したディスプレイ62に表示されているメニュー画面で、配布形態キーK1が操作されて、配布形態モードが設定されると、配布形態モードを設定する(ステップS301)。次に、操作表示部23から設定入力される配布者出力設定を取得する(ステップS302)。配布者出力設定(配布者印刷出力設定)は、配布者全員に対して設定する印刷設定であり、例えば、図22に示すような印刷設定が行われる。図22では、集約、両面/片面、濃度の項目が設定されており、集約として、「2in1」、両面/片面として、「両面」、濃度として、「指定なし」がそれぞれ設定されている状態が示されている。なお、印刷設定としては、上記項目に限るものではなく、他の印刷設定についても設定が行われ、複合装置MFPは、設定された印刷設定を取得する。
次に、複合装置MFPは、操作表示部23から入力される配布先を取得して一次記憶する(ステップS303)。この配布先は、操作表示部23のディスプレイ62に表示される配布先一覧から選択したり、使用者IDの入力、名前の入力等の方法によって行われる。
複合装置MFPは、全ての配布先の入力が行われると、印刷設定データベースDB1の使用者情報を検索する(ステップS304)。複合装置MFPは、入力された使用者ID、名前等に基づいて、印刷設定データベースDB1の使用者情報を検索することにより、該配布先が使用者として登録されているか検索する。
複合装置MFPは、入力された配布先が使用者となっている使用者指定出力形態情報が、印刷データベースDB1に登録されているかチェックする(ステップS305)。
ステップS305で、使用者指定出力形態情報が登録されていると(ステップS305で、YESのとき)、複合装置MFPは、該使用者指定出力指定情報を取得する(ステップS306)。
複合装置MFPは、取得した使用者指定出力形態情報を、メモリ22等に該使用者である配布者の出力形態として、一次、記憶する(ステップS307)。この配布者の出力形態は、図7に示した印刷設定データベースDB1の使用者指定出力形態と最適出力形態である。
ステップS305で、使用者指定出力形態が登録されていないと(ステップS305で、NOのとき)、複合装置MFPは、最適出力形態情報を取得する(ステップS308)。
複合装置MFPは、全ての配布先の出力形態情報の取得が完了したかチェックする(ステップS309)。
ステップS309で、全ての配布先の出力形態情報の取得が完了していないと(ステップS309で、NOのとき)、複合装置MFPは、ステップS304に戻って、次の使用者情報の検索から上記同様に処理する(ステップS304〜S309)。
上記処理を順次行って、いま、例えば、図23に示すように、印刷設定データベースDB1に、使用者ID「0001」から「0004」が登録されている状態で、ハッチングの施されている使用者ID「0003」以外の使用者が配布先に指定されていたものとする。図23において、配布先である使用者ID「0001」、「0002」、「0004」において、ハッチングの施されている設定項目の設定値が、選択されていない設定値を示している。例えば、「0001」では、文字サイズ、集約、片面が、使用者指定出力形態の設定値が選択され、濃度が、最適出力形態の設定値が選択されている状態が示されている。また、「0002」では、集約、両面/片面の指定なしが、使用者指定出力形態の設定値が選択され、文字サイズと濃度が、最適出力形態の設定値が選択されている状態が示されている。なお、「0002」の集約については、「指定なし」が選択されているが、図22に示した配布者出力設定において、集約「2in1」を選択することになる。
ステップS309で、すべての配布先の出力形態情報の取得を完了すると(ステップS309で、YESのとき)、複合装置MFPは、原稿の読み取りまたは外部装置から画像データを受け取る(ステップS310)。
複合装置MFPは、画像データから最小文字サイズを、上述のように抽出して取得し(ステップS311)、全画像データの取得と最小文字サイズの取得の処理を完了したかチェックする(ステップS312)。
ステップS312で、全画像データについて最小文字サイズ取得処理が完了していないと(ステップS312で、NOのとき)、複合装置MFPは、ステップS310に戻って、上記同様に処理する(ステップS310〜S312)。
ステップS312で、全画像データについて最小文字サイズ取得処理が完了すると(ステップS312で、YESのとき)、複合装置MFPは、一旦、メモリ20に保管した配布先の出力形態を取得する(ステップS313)。
複合装置MFPは、取得した最小文字サイズ、配布先毎の出力形態及び出力設定から配布先毎の印刷設定の設定値を決定し(ステップS314)、決定した印刷設定の設定値を用いて配布先毎に画像を印刷出力する(ステップS315)。
複合装置MFPは、1つの配布先についての印刷出力を行うと、全ての配布先の印刷を完了したかチェックする(ステップS316)。
ステップS316で、全ての配布先の印刷が完了していないと(ステップS316で、NOのとき)、複合装置MFPは、ステップS313に戻って上記同様の処理を行う(ステップS313〜S316)。
ステップS316で、全ての配布先の印刷を完了すると(ステップS316で、YESのとき)、複合装置MFPは、印刷制御処理を終了する。
例えば、複合装置MFPは、図23に示したように、配布先が使用者ID「0001」、「0002」、「0004」であるとき、各使用者IDの使用者指定出力形態と最適出力形態を、図24(a)、図25(a)、図26(a)に示すように、検索により取得する。なお、図24から図26において、ハッチング部分は、選択されていない項目値であり、ハッチングされていない部分は、選択されている項目値である。
複合装置MFPは、配布先が使用者ID「0001」について、図24(a)に示すような情報を検索により取得した場合、ハッチング以外の部分の設定項目について上記処理で設定することになる。
すなわち、複合装置MFPは、上記ステップS302で設定された図24(b)の配布者指定出力設定と、ステップS304で取得した図24(a)の使用者ID「0001」の出力形態情報を比較して、図24(c)に示すように、最終の出力設定(印刷設定)を求める。すなわち、図24(b)の配布者指定出力設定値では、最適でない設定となる項目がある。すなわち、図24(b)の配布者指定出力設定における両面指定は、図24(a)により使用者指定出力形態が片面であるため、適していないことになる。また、濃度の指定がないため、図24(a)の最適出力形態の濃度(±0)を使用することになる。したがって、図24の場合、複合装置MFPは、図22(図24(b))の配布者出力設定と図24(a)の配布先の出力形態を比較して、選択することで、図24(c)の最終の出力形態(出力設定)を求める。
同様に、複合装置MFPは、配布先が使用者ID「0002」について、図25(a)に示すような情報を検索により取得した場合、ハッチング以外の部分の設定項目について上記処理で設定することになる。
すなわち、複合装置MFPは、ステップS302で設定された配布者指定出力設定(図25(b))と、ステップS304で取得した使用者ID「0002」の出力形態情報(図25(a))を比較して、図25(c)に示すように、最終の出力設定を求める。使用者ID「0002」の場合、図25(b)に示すように、3頁目と4頁目を集約すると、文字サイズが、図25(a)の最適出力形態の「8」ポイントよりも小さくなるため、最適ではない。そこで、複合装置MFPは、図25(c)に示すように、図25(a)に示す最適出力形態の文字サイズ「8」ポイントとなるように、集約を行わない設定とする。また、この場合、複合装置MFPは、濃度も指定がないため、図25(a)の最適出力形態の濃度を使用する。
同様に、複合装置MFPは、配布先が使用者ID「0004」について、図26(a)に示すような情報を検索により取得した場合、ハッチング以外の部分の設定項目について上記処理で設定することになる。
すなわち、複合装置MFPは、ステップS302で設定された配布者指定出力設定(図26(b))と、ステップS304で取得した使用者ID「0004」の出力形態情報(図26(a))を比較して、図26(c)に示すように、最終の出力設定を求める。
使用者ID「0004」の場合、図26(b)に示すように、全ての頁において、文字サイズが最適ではない。そこで、複合装置MFPは、図26(c)に示すように、図26(a)に示す最適出力形態の文字サイズ「13」ポイントとなるように、集約を行わない設定とし、頁1、頁2は、等倍集約なしとするが、頁3、頁4は、108%の拡大の設定とする。
そして、いま、図27(a)〜(d)に示すような原稿A、原稿B、原稿C、原稿Dの画像データを取得して、上記出力設定を行う場合、複合装置MFPは、図28及び図29に示すように、印刷設定を行う。
すなわち、図27(a)は、1枚目の原稿Aを示しており、写真と図及び文字の画像データであって、文字サイズは、16ポイントである。図27(b)は、2枚目の原稿Bを示しており、文字のみの画像データであって、文字サイズは、16ポイントである。図27(c)は、3枚目の原稿Cを示しており、文字のみの画像データであって、文字サイズは、12ポイントである。図27(d)は、4枚目の原稿Dを示しており、文字のみの画像データであって、文字サイズは、12ポイントである。
配布者(使用者)が、図22に示した配布者出力設定を行った場合、出力画像のイメージとしては、図28のように示すことができる。
そして、図27の原稿A〜原稿Dを、図24から図26に示した使用者IDの配布先の印刷設定(最終の出力設定)に基づいて印刷出力すると、図29(a)〜(c)のように示すことができる。すなわち、図29(a)は、図27(a)〜(d)の原稿A〜原稿Dを、図24の使用者ID「0001」用の印刷設定で印刷出力したイメージである。図29(a)は、図24(c)の出力設定に基づいて、原稿Aと原稿Bが、1枚目の表に、2in1で印刷出力され、原稿Cと原稿Dが、2枚目表に、2in1で印刷出力されたイメージが示されている。
図29(b)は、図27(a)〜(d)の原稿A〜原稿Dを、図25の使用者ID「0002」用の最終の出力設定(印刷設定)で印刷出力したイメージである。図29(b)は、図25(c)の出力設定に基づいて、原稿Aと原稿Bが、1枚目の表に、2in1で印刷出力、原稿Cが1枚目裏に、文字が縦方向になるように印刷出力、原稿Dが、2枚目表に、文字が横方向になるように印刷出力されたイメージが示されている。
図29(c)は、図27(a)〜(d)の原稿A〜原稿Dを、図26の使用者ID「0004」用の最終の出力設定(印刷設定)で印刷出力したイメージである。図29(c)は、図26(c)の出力設定に基づいて、原稿Aと原稿Bが、1枚目の表と裏に、等倍で印刷出力、原稿Cと原稿Dが、2枚目の表と裏に、108%の拡大で、用紙サイズの大きい用紙に印刷出力されたイメージが示されている。
このように、本実施例の複合装置MFPは、印刷要求を行う使用者を識別する使用者識別情報を取得する識別情報取得部(識別情報取得手段)71と、前記使用者の視覚に関連する視覚関連情報を取得する視覚情報取得部(視覚情報取得手段)72と、前記使用者によって設定される印刷設定情報を取得する印刷設定取得部(印刷設定取得手段)73と、前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報に基づいて、画像データの最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索する最適印刷設定探索部(最適印刷設定探索手段)74と、前記視覚関連情報、前記印刷設定情報及び前記最適印刷設定を前記使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として記憶する印刷設定関連情報記憶部(印刷設定関連情報記憶手段)75と、印刷物の配布先を指定した配布者印刷設定を取得する配布先印刷設定取得部(配布印刷設定取得手段)76と、配布先を指定した印刷要求において、該配布先を前記使用者として前記使用者印刷設定関連情報を参照して、該使用者印刷設定関連情報に該使用者として登録されている該配布先については、前記配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、該使用者印刷設定関連情報の該使用者に対応する前記最適印刷設定を取得して、該配布先の印刷設定を決定する印刷設定決定部(印刷設定決定手段)77と、を備えている。
したがって、配布先を指定した印刷要求においては、配布先が使用者として複合装置MFPを使用したことがあるときには、該配布先である使用者の視覚関連情報及び印刷設定に基づいて探索した最適印刷設定に応じて該配布先の印刷設定を決定することができる。その結果、印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した印刷設定を行うことができる。
また、本実施例の複合装置MFPは、印刷要求を行う使用者を識別する使用者識別情報を取得する識別情報取得処理ステップと、前記使用者の視覚に関連する視覚関連情報を取得する視覚情報取得処理ステップと、前記使用者によって設定される印刷設定情報を取得する印刷設定取得処理ステップと、前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報に基づいて、画像データの最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索する最適印刷設定探索処理ステップと、前記視覚関連情報、前記印刷設定情報及び前記最適印刷設定を前記使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として印刷設定関連情報記憶部75に記憶する印刷設定関連情報記憶処理ステップと、印刷物の配布先を指定した配布者印刷設定を取得する配布印刷設定取得処理ステップと、配布先を指定した印刷要求において、該配布先を前記使用者として前記使用者印刷設定関連情報を参照して、該使用者印刷設定関連情報に該使用者として登録されている該配布先については、前記配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、該使用者印刷設定関連情報の該使用者に対応する前記最適印刷設定を取得して、該配布先の印刷設定を決定する印刷設定決定処理ステップと、を有する画像形成方法を実行する。
したがって、配布先を指定した印刷要求においては、配布先が使用者として複合装置MFPを使用したことがあるときには、該配布先である使用者の視覚関連情報及び印刷設定に基づいて探索した最適印刷設定に応じて該配布先の印刷設定を決定することができる。その結果、印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した印刷設定を行うことができる。
さらに、本実施例の複合装置MFPは、CPU20等のコンピュータに、印刷要求を行う使用者を識別する使用者識別情報を取得する識別情報取得処理と、前記使用者の視覚に関連する視覚関連情報を取得する視覚情報取得処理と、前記使用者によって設定される印刷設定情報を取得する印刷設定取得処理と、前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報に基づいて、画像データの最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索する最適印刷設定探索処理と、前記視覚関連情報、前記印刷設定情報及び前記最適印刷設定を前記使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として印刷設定関連情報記憶部75に記憶する印刷設定関連情報記憶処理と、印刷物の配布先を指定した配布者印刷設定を取得する配布印刷設定取得処理と、配布先を指定した印刷要求において、該配布先を前記使用者として前記使用者印刷設定関連情報を参照して、該使用者印刷設定関連情報に該使用者として登録されている該配布先については、前記配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、該使用者印刷設定関連情報の該使用者に対応する前記最適印刷設定を取得して、該配布先の印刷設定を決定する印刷設定決定処理と、を実行させるプログラムを搭載している。
したがって、配布先を指定した印刷要求においては、配布先が使用者として複合装置MFPを使用したことがあるときには、該配布先である使用者の視覚関連情報及び印刷設定に基づいて探索した最適印刷設定に応じて該配布先の印刷設定を決定することができる。その結果、印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した印刷設定を行うことができる。
また、本実施例の複合装置MFPは、前記印刷設定決定部77が、前記配布先を指定した印刷要求が、複数ページの画像を1ページに集約する集約印刷要求であると、前記最適印刷設定を取得する。
したがって、配布先を指定した印刷要求が集約印刷であるときに、最適印刷設定を用いて配布先の印刷設定を決定することができる。その結果、集約印刷によって資源の削減を図りつつ、印刷物の配布先毎の見やすさを考慮した印刷設定を行うことができる。
さらに、本実施例の複合装置MFPは、前記視覚情報取得部72が、前記視覚関連情報、前記印刷設定情報を表示するディスプレイ(表示手段)62と、該ディスプレイ62の表面近傍または接触した状態での前記使用者による各種操作を検出するタッチパネル等の操作検出手段と、を備えている。
したがって、使用者の実際の視覚関連情報を、ディスプレイ62への情報の表示と使用者による該情報へのタッチ操作によって確認することができ、より一層正確な視覚関連情報を取得することができる。
また、本実施例の複合装置MFPは、前記視覚情報取得部72が、前記ディスプレイ62に印刷設定に関する情報を表示し、前記操作検出手段が、前記ディスプレイ62に表示される前記印刷設定に関する情報に対するサイズ変更操作を、前記視覚関連情報として取得する。
したがって、使用者による印刷設定におけるディスプレイ62に表示されている印刷設定に関する情報に対するサイズ変更操作から使用者の実際の視覚関連情報を取得することができ、より一層正確な視覚関連情報を取得することができる。
図30〜図34は、本発明の画像形成装置、画像形成方法及びプログラムの第2実施例を示す図であり、図30は、本発明の画像形成装置、画像形成方法及びプログラムの第2実施例を適用した画像形成システムの複合装置による印刷制御処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成システム1及び複合装置MFPと同様の画像形成システム及び複合装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の複合装置MFPは、操作表示部23のディスプレイ62に、印刷対象の画像データの画像を表示し、使用者が画像の拡大・縮小操作を行うと、該拡大・縮小操作に応じた画像の文字サイズを参照して印刷設定を決定する。複合装置MFPは、印刷設定を決定すると、使用者毎履歴データベースDB2に、使用者の視覚関連情報を登録する。
すなわち、複合装置MFPは、操作表示部23において、通常のコピー操作、データプリント指示操作があると(ステップS401)、画像データを取得する(ステップS402)。複合装置MFPは、画像データの取得を、読取ユニット11による原稿の読み取り、または、スキャナ装置SC、コピー装置CP、プリンタ装置PR、データサーバSV及びコンピュータPC1〜PCnからの画像データの受信により行う。
複合装置MFPは、印刷対象の画像データを取得すると、像域分離部48、原稿・文字識別部49により該画像データの文字情報を取得して、画像データに含まれている文字の文字サイズうち、最小文字サイズを取得する(ステップS403)。
複合装置MFPは、最小文字サイズを取得すると、最適サイズ確認モードへ移行する(ステップS404)。複合装置MFPは、最適サイズ確認モードへ移行すると、例えば、図31に示すように、取得した画像データの画像をディスプレイ62に表示して、取込画像表示サイズ確認メッセージを、ディスプレイ62に表示する(ステップS405)。すなわち、複合装置MFPは、図31に示すような取込画像表示サイズ確認画面を、ディスプレイ62に表示する。取込画像表示サイズ確認画面は、取込画像と見やすい大きさを使用者(配布者)に問い合わせるメッセージを表示する画面である。このメッセージは、例えば、「見やすい大きさですか?見にくい場合は、大きさを変更してください。」等の画像の大きさが見やすい大きさであるかの問い合わせと、見難いが場合に、大きさの変更を促すメッセージである。なお、複合装置MFPは、取込画像表示サイズ確認画面に、画像の大きさが見やすい大きさである場合に、使用者が操作する「はい」のキーを表示する。
複合装置MFPは、取込画像表示サイズ確認画面を表示すると、見やすい大きさであるかの確認を行う(ステップS406)。すなわち、複合装置MFPは、「はい」キーが操作されたか、画面の画像の拡大操作が行われたかにより、見やすい大きさであるか判断する。
ステップS406で、見やすい大きさではなく、図32に示すように、拡大・縮小操作が行われると(ステップS406で、NOのとき)、複合装置MFPは、タッチ操作による拡大・縮小操作に応じて、画像サイズを変更する(ステップS407)。複合装置MFPは、画像サイズを変更すると、ステップS405に戻って、上記同様に処理する(ステップS405〜S407)。
ステップS406で、見やすい大きさであると、すなわち、「はい」キーが操作されると(ステップS406で、YESのとき)、複合装置MFPは、図33に示すような明るさ確認画面を、ディスプレイ62に表示する(ステップS408)。明るさ確認画面は、図33に示すように、明るさスケールを表示するとともに、明るさ確認メッセージを、ディスプレイ62に表示する画面である。この明るさ確認メッセージは、例えば、「明るさ調整?」等明るさが適切であるかの問い合わせを行うメッセージである。なお、複合装置MFPは、明るさ確認画面に、明るさが見やすい明るさである場合に、使用者が操作する「決定」キーを表示する。
使用者は、明るさが不適切であると、明るさスケールをタッチ操作してスライドさせることで、ディスプレイ62の明るさを調整する。
複合装置MFPは、明るさ確認画面を表示すると、見やすい明るさであるかの確認を行う(ステップS409)。すなわち、複合装置MFPは、「決定」キーが操作されたか、明るさスケールの操作が行われたかにより見やすい明るさであるか判断する。
ステップS409で、見やすい明るさではなく、明るさスケールのスライド操作が行われると(ステップS409で、NOのとき)、スライド操作に応じて、明るさを変更する(ステップS410)。複合装置MFPは、明るさを変更すると、ステップS408に戻って、上記同様に処理する(ステップS408〜S410)。
ステップS409で、見やすい明るさであると、すなわち、「決定」キーが操作されると(ステップS409で、YESのとき)、複合装置MFPは、文字サイズ及び濃度を、上記画像サイズ、明るさに基づいて決定する(ステップS411)。この場合、複合装置MFPは、明るさを、濃度の設定値とし、明るさのデフォルト設定を、濃度の±0として、明るさを濃度に換算する。
複合装置MFPは、文字サイズと濃度を決定すると、その他の設定値を決定して、視覚関連情報に、図15に示した使用者毎履歴データベースDB2に登録する(ステップS412)
上記処理においては、複合装置MFPは、文字サイズと濃度については、使用者が印刷画像において確認しているため、図34に示すように、使用者毎履歴データベースDB2を、確認項目付使用者毎履歴データベースDB3として、確認済みであることを登録可能としてもよい。
図34の確認項目付使用者毎履歴データベースDB3では、ナンバー(No)90の履歴データが、確認項目に、「○」印が登録されており、印刷画像で確認済みの視覚関連情報であることが分かるようになっている。
したがって、複合装置MFPは、最適出力形態の決定においては、確認項目付使用者毎履歴データベースDB3を参照して、履歴データの確認項目に、「○」印が入っているか確認する。複合装置MFPは、履歴データの確認項目に、「○」印が入っていると、図35に示すように、その履歴データの視覚関連情報については、そのまま最適出力形態の設定値として採用する。
すなわち、図35に示すように、最適出力形態の算出において、出力設定の文字サイズの算出においては、例えば、重みS0=0とし、タッチ操作の文字サイズの算出においては、例えば、重みt0=1として、確認項目付使用者毎履歴データベースDB3の最小文字サイズの値を使用する。
このように、本実施例の複合装置MFPは、前記視覚情報取得部72が、前記ディスプレイ62に前記印刷要求に係る画像データを表示し、前記操作検出手段が、前記ディスプレイ62に表示される前記画像データに対するサイズ変更操作を、前記視覚関連情報として取得する。
したがって、ディスプレイ62に表示されている印刷要求に係る画像データに対するサイズ変更操作から使用者の実際の視覚関連情報を取得することができ、より一層正確な視覚関連情報を取得することができる。
なお、上記各実施例の説明においては、最適出力形態の設定値を求める場合に、何らの制限を設けていないが、複合装置MFPは、最適出力形態の設定値の算出に用いる履歴データに、制限を設けてもよい。
例えば、複合装置MFPは、図36に示すように、履歴データの古さに制限を設け、図36の確認項目付使用者毎履歴データベースDB3の日付項目にハッチングを施した履歴データを、最適出力形態の設定値を決定する情報から除外する。すなわち、複合装置MFPは、古い履歴データについては、使用者の視力の変化、メガネの使用等により、視覚関連情報に変化がある場合があるため、最適出力形態の設定値を決定する情報から除外する。
また、複合装置MFPは、図37に示すように、履歴データの印刷部数に制限を設け、図37の確認項目付使用者毎履歴データベースDB3の部数項目にハッチングを施した履歴データを、最適出力形態の設定値を決定する情報から除外する。すなわち、部数が多い履歴データは、使用者本人以外の人の分も印刷出力している可能性が高いため、使用者の視覚関連情報を正確に示していない場合があるため、最適出力形態の設定値を決定する情報から除外する。
そして、複合装置MFPは、除外した残りの履歴データにより、上述のように、出力設定の文字サイズとして、最小文字サイズ、平均文字サイズ、最多文字サイズを求め、タッチ操作の文字サイズとして、最小文字サイズ、平均文字サイズ、最多文字サイズを求めて、最適出力形態を求める。
このように、複合装置MFPは、最適印刷設定探索部74が、前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報のうち、適宜設定された参照条件である制限を満たす該視覚関連情報及び該印刷設定情報のみに基づいて前記最適印刷設定を探索する。
したがって、最近の配布先の視覚状況により一層適した印刷設定を行うことができる。
また、上記最適出力形態の文字サイズの算出に用いる重みは、固定的なものではなく、適宜変更することができる。
例えば、図38に示すように、タッチ操作の文字サイズに対する重みを、最小、平均、最多で、t1=8、t2=2、t3=3とする場合と、t1=2、t2=8、t3=3とする場合のように変化させてもよい。なお、図38の場合、出力設定の文字サイズに対する重みについては、上記いずれの場合も、最小、平均、最多で、s1=4、s2=1、s3=2としている。なお、いずれの場合も、出力設定の文字サイズは、最小が、6、平均が、10、最多が、7であり、タッチ操作の文字サイズは、最小が、8、平均が、10、最多が、9である。
上記重みを、最終最小文字サイズの算出式(2)に適用すると、最終最小文字サイズは、図38の下段に示すように、t1=8、t2=2、t3=3の場合には、8.18ポイント、t1=2、t2=8、t3=3の場合には、8.91ポイントとなる。
すなわち、最小に重みを大きくするか、平均に重みを大きくするかにより、8.18ポイントと8.91ポイントと、最終最小文字サイズが大きく異なる。
同様に、出力設定の文字サイズとタッチ操作の文字サイズのそれぞれの重みの値により大きく変わる。
すなわち、図39に示すように、出力設定の文字サイズの重みs0を、「0」(s0=0)とし、タッチ操作の文字サイズの重みt0を、「1」(t0=1)として、タッチ操作の文字サイズのみを用いて、最終最小文字サイズを算出してもよい。
図39の場合、最終最小文字サイズは、8.54ポイントとなっている。
また、図40に示すように、出力設定の文字サイズの重みs0を、「1」(s0=1)とし、タッチ操作の文字サイズの重みt0を、「0」(t0=0)として、出力設定の文字サイズのみを用いて、最終最小文字サイズを算出してもよい。
図40の場合、最終最小文字サイズは、6.867ポイントとなっている。
このように、複合装置MFPは、最適印刷設定探索部74が、前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報の項目毎に、重み付けを行って前記最適印刷設定を探索する。
したがって、重み付けを変更することで、より一層配布先の視覚状況に適した印刷設定を行うことができる。
さらに、上記説明においては、最適出力形態を求めるのに、配布者出力設定の全ての項目の項目値を同じレベルで採用しているが、優先する項目を設定して、設定した項目を優先的に処理して最適出力形態を求めてもよい。
例えば、図25及び図29(b)に示すように、最適出力形態が、1枚目の表が集約で、1枚目の裏が等倍となる出力形態となる場合がある。
この場合、1枚目の出力は、表側は用紙が横方向に画像データが縦向きとなり、裏側は用紙が横方向に画像データも横向きとなって、画像データが、1枚の用紙の表と裏で向きが異なる状態になる。また、次頁は、用紙が横方向に画像データも横向きの2枚の出力となっている。
このような場合には、印刷物を見る人にとって、図41に示すように、1枚目の用紙の表を集約(図41(a)参照)とし、2枚目の表裏に原稿Cと原稿Dの2枚の出力(図41(b)参照)とする方が、好ましい。
また、例えば、図29(a)は、使用者による指定出力形態として片面が指定(図23の使用者ID「0001」参照)されているため、片面毎に2in1の集約として2枚の用紙へ出力したものとなっている。
ところが、配布資料が多い場合には、省資源化を図るためには、図42(a)、(b)に示すように、1枚の用紙の表面(図42(a))と裏面(図42(b))に、印刷出力することが好ましい。
さらに、例えば、図29(c)は、1枚目と2枚目で用紙サイズを異ならせて出力しているが、この場合、図43に示すように、原稿Aから原稿Dにおいて全ての画像の印刷用紙の用紙サイズを統一する方が、省資源化を図ることができる。
そして、上記のような最適出力形態を得るためには、配布者が資料作成時に、配布先の使用者の指定出力形態を用いない設定とすることで、実現することができる。そこで、複合装置MFPは、図44に示すように、配布者出力設定に対して、優先させる設定項目を、配布者が指定可能とする。図44では、ハッチングの施されている両面/片面項目が優先項目として指定されている。
複合装置MFPは、優先項目が指定されると、図45に示す使用者指定出力形態のうち、優先指定された項目については、使用者指定出力形態を優先させる。すなわち、複合装置MFPは、図45の使用者ID「0001」の場合、図46に示すように、図46(a)の使用者指定出力形態と最適出力形態及び図46(b)の配布者指定出力形態から図46(c)の出力設定を求める。複合装置MFPは、この場合、図46(b)の配布者指定出力形態で優先指定されている両面/片面の両面の指定を、図46(a)の使用者指定出力形態の片面指定よりも優先させて、出力設定している。
このように、複合装置MFPは、前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報の項目のうち、前記最適印刷設定の探索において優先させる優先項目を指定する操作表示部(優先項目指定手段)23を、さらに備え、前記最適印刷設定探索部74が、前記優先項目を優先させて前記最適印刷設定を探索する。
したがって、配布者の意図を適切に反映させた出力設定で印刷出力させることができる。
さらに、複合装置MFPは、配布形態印刷処理においては、配布先の出力形態の一覧を作成して、画面表示、印刷出力するようにしてもよい。
例えば、複合装置MFPは、図27に示した原稿Aから原稿Dに対して、図28に示すような配布者出力設定を行い、配布先の最適出力形態での出力設定とすることで、図29(a)〜(d)に示すような出力設定で印刷出力する。
このような場合、複合装置MFPは、配布先毎に、原稿がどのような形態で出力されるかを、前もって分かるようになっていてもよい。
例えば、図22の配布者出力設定で、図23の使用者指定出力形態と最適出力形態の場合、配布先毎の出力設定は、図24から図26に示すようになる。そこで、複合装置MFPは、図47に示すような配布先毎出力設定一覧を作成し、ディスプレイ62への表示出力、または、印刷出力を行う。
図47は、配布者出力設定、使用者ID「0001」のAAA、使用者ID「0002」のBBB、使用者ID「0004」のDDDについて、1頁から4頁までの出力設定が示されている。例えば、3枚目(3頁目)の原稿Cは、図45に破線で囲んで示すようになっており、配布者出力設定では、1枚目裏の2in1左、配布先AAAでは、2枚目表の2in1左、配布先BBBでは、1枚目裏の全面、配布先DDDでは、2枚目表の全面となる。
このように、配布先各人の印刷出力がどのような形態であるかが分かることで、例えば、会議などでの各人に対しての説明補助として、説明箇所の指示等を容易に行うことができる。
このように、本実施例の複合装置MFPは、前記印刷設定決定部77の決定した前記配布先毎の前記印刷設定の一覧を明示する情報を提示する提示手段として、操作表示部23のディスプレイ62または書込ユニット12をさらに備えている。
したがって、例えば、会議などの説明資料として配布したとき、各配布先がどのような出力形態となっているか知ることができ、説明時の該当箇所を把握して説明を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 画像形成システム
NW ネットワーク
SC スキャナ装置
CP コピー装置
PR プリンタ装置
SV データサーバ
MFP 複合装置
PC1〜PCn コンピュータ
11 読取ユニット
12 書込ユニット
13 画像処理制御部
14 制御ASIC
15 エンジン
16 メモリ
17 CPU
18 メモリ
19 コントローラASIC
20 CPU
21 ハードディスク
22 メモリ
23 操作表示部
31 読取制御部
32 書込制御部
33 画像処理部
34 I/F
41 スキャナ補正処理部
42 I/F
43 フィルタ部
44 地肌除去部
45 色補正部
46 変倍部
47 カラー判定部
48 像域分離部
49 原稿・文字識別部
50 階調補正部
51 地紋合成部
52 プリンタ補正処理部
61 ハードキー
62 ディスプレイ
63 モードキー
71 識別情報取得部
72 視覚情報取得部
73 印刷設定取得部
74 使用者履歴情報取得部
75 最適印刷設定探索部
76 印刷設定関連情報記憶部
77 配布先取得部
78 印刷設定決定部
DB1 印刷設定データベース
DB2 使用者毎履歴データベース
DB3 確認項目付使用者毎履歴データベース
特開2013−134520号公報

Claims (11)

  1. 印刷要求を行う使用者を識別する使用者識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記使用者の視覚に関連する視覚関連情報を取得する視覚情報取得手段と、
    前記使用者によって設定される印刷設定情報を取得する印刷設定取得手段と、
    前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報に基づいて、画像データの最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索する最適印刷設定探索手段と、
    前記視覚関連情報、前記印刷設定情報及び前記最適印刷設定を前記使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として記憶する印刷設定関連情報記憶手段と、
    印刷物の配布先を指定した配布者印刷設定を取得する配布印刷設定取得手段と、
    配布先を指定した印刷要求において、該配布先を前記使用者として前記使用者印刷設定関連情報を参照して、該使用者印刷設定関連情報に該使用者として登録されている該配布先については、前記配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、該使用者印刷設定関連情報の該使用者に対応する前記最適印刷設定を取得して、該配布先の印刷設定を決定する印刷設定決定手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷設定決定手段は、
    前記配布先を指定した印刷要求が、複数ページの画像を1ページに集約する集約印刷要求であると、前記最適印刷設定を取得することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記視覚情報取得手段は、
    前記視覚関連情報、前記印刷設定情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段の表面近傍または接触した状態での前記使用者による各種操作を検出する操作検出手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記視覚情報取得手段は、
    前記表示手段に印刷設定に関する情報を表示し、
    前記操作検出手段は、
    前記表示手段に表示される前記印刷設定に関する情報に対するサイズ変更操作を、前記視覚関連情報として取得することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記視覚情報取得手段は、
    前記表示手段に前記印刷要求に係る画像データを表示し、
    前記操作検出手段は、
    前記表示手段に表示される前記画像データに対するサイズ変更操作を、前記視覚関連情報として取得することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記最適印刷設定探索手段は、
    前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報のうち、適宜設定された参照条件を満たす該視覚関連情報及び該印刷設定情報のみに基づいて前記最適印刷設定を探索することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記最適印刷設定探索手段は、
    前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報の項目毎に、重み付けを行って前記最適印刷設定を探索することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、
    前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報の項目のうち、前記最適印刷設定の探索において優先させる優先項目を指定する優先項目指定手段を、
    さらに備え、
    前記最適印刷設定探索手段は、
    前記優先項目を優先させて前記最適印刷設定を探索することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、
    前記印刷設定決定手段の決定した前記配布先毎の前記印刷設定の一覧を明示する情報を提示する提示手段を、
    さらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 印刷要求を行う使用者を識別する使用者識別情報を取得する識別情報取得処理ステップと、
    前記使用者の視覚に関連する視覚関連情報を取得する視覚情報取得処理ステップと、
    前記使用者によって設定される印刷設定情報を取得する印刷設定取得処理ステップと、
    前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報に基づいて、画像データの最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索する最適印刷設定探索処理ステップと、
    前記視覚関連情報、前記印刷設定情報及び前記最適印刷設定を前記使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として印刷設定関連情報記憶手段に記憶する印刷設定関連情報記憶処理ステップと、
    印刷物の配布先を指定した配布者印刷設定を取得する配布印刷設定取得処理ステップと、
    配布先を指定した印刷要求において、該配布先を前記使用者として前記使用者印刷設定関連情報を参照して、該使用者印刷設定関連情報に該使用者として登録されている該配布先については、前記配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、該使用者印刷設定関連情報の該使用者に対応する前記最適印刷設定を取得して、該配布先の印刷設定を決定する印刷設定決定処理ステップと、
    を有していることを特徴とする画像形成方法。
  11. コンピュータに、
    印刷要求を行う使用者を識別する使用者識別情報を取得する識別情報取得処理と、
    前記使用者の視覚に関連する視覚関連情報を取得する視覚情報取得処理と、
    前記使用者によって設定される印刷設定情報を取得する印刷設定取得処理と、
    前記視覚関連情報及び前記印刷設定情報に基づいて、画像データの最適な出力形態となる印刷設定を最適印刷設定として探索する最適印刷設定探索処理と、
    前記視覚関連情報、前記印刷設定情報及び前記最適印刷設定を前記使用者識別情報に関連付けて使用者印刷設定関連情報として印刷設定関連情報記憶手段に記憶する印刷設定関連情報記憶処理と、
    印刷物の配布先を指定した配布者印刷設定を取得する配布印刷設定取得処理と、
    配布先を指定した印刷要求において、該配布先を前記使用者として前記使用者印刷設定関連情報を参照して、該使用者印刷設定関連情報に該使用者として登録されている該配布先については、前記配布者印刷設定のうち、少なくとも文字サイズと濃度については、該使用者印刷設定関連情報の該使用者に対応する前記最適印刷設定を取得して、該配布先の印刷設定を決定する印刷設定決定処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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