JP2017000962A - 廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法 - Google Patents
廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017000962A JP2017000962A JP2015118071A JP2015118071A JP2017000962A JP 2017000962 A JP2017000962 A JP 2017000962A JP 2015118071 A JP2015118071 A JP 2015118071A JP 2015118071 A JP2015118071 A JP 2015118071A JP 2017000962 A JP2017000962 A JP 2017000962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste toner
- water
- oil
- heating
- processing object
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002699 waste material Substances 0.000 title claims abstract description 28
- 238000003672 processing method Methods 0.000 title abstract description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 46
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 37
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 20
- 230000008569 process Effects 0.000 claims abstract description 15
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims abstract description 11
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims abstract description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 12
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 claims description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 abstract description 4
- 238000004880 explosion Methods 0.000 abstract description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 18
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 7
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 7
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 5
- 238000000197 pyrolysis Methods 0.000 description 5
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 4
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 4
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 4
- 238000005979 thermal decomposition reaction Methods 0.000 description 4
- 238000004332 deodorization Methods 0.000 description 3
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 3
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005188 flotation Methods 0.000 description 2
- 238000005339 levitation Methods 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 2
- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 238000003915 air pollution Methods 0.000 description 1
- 239000002199 base oil Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000000383 hazardous chemical Substances 0.000 description 1
- 231100000206 health hazard Toxicity 0.000 description 1
- 239000008236 heating water Substances 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 125000004435 hydrogen atom Chemical class [H]* 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000006148 magnetic separator Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 244000005700 microbiome Species 0.000 description 1
- 239000010812 mixed waste Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 150000002894 organic compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 230000003584 silencer Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000002341 toxic gas Substances 0.000 description 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 1
- 238000011179 visual inspection Methods 0.000 description 1
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
【目的】廃トナー・カートリッジ類の処理方法において、粉塵爆発の発生などの危険性をなくしたうえで自動運転処理を可能とし、尚且つ安全に良質な油分を回収可能な方法を提供すること。【構成】請求項1に記載の発明は、水槽に、廃トナーや使用済みカートリッジを収容した容器を漬け加熱する工程と、容器内被処理物を破砕する工程と、破砕された被処理物から金属を分別する工程と、金属が分別された被処理物を過熱水蒸気により加熱し気化させる工程と、気化された被処理物を冷却凝縮させ液体化させる工程と、液体化された被処理物を油水分離する工程とにより構成した。請求項2に記載の発明は、油水分離する工程に代え、あるいは油水分離する工程と共に、液化された被処理物を分散混合させ可溶化加水燃料を生成する工程を備えて構成した。請求項3に記載の発明は、加熱し気化させる工程が、常圧過熱水蒸気を用いてロータリーキルンで行われるよう構成した。【選択図】 図1
Description
本発明は、レーザプリンタ、ファクシミリや複写機等の画像形成装置の廃トナーや使用済みカートリッジその他プラスチック類(以下廃トナー・カートリッジ類と呼ぶ)を処理するための方法に関する。
廃トナー・カートリッジ類はトナー粉、金属類やプラスチックから構成されており、その大半は焼却処分されている。
これら廃トナー・カートリッジ類を含む高分子廃棄物を熱分解し、熱分解ガスから油分を回収する油化処理プラントが、昨今の循環型社会の要請および省資源化の要請から多数提案されている。
特許文献1には、乾留熱分解で発生させた各熱分解ガスを油化処理するプラントが記載されている。
特許文献2には、外熱式ロータリーキルン炉を用いて混合物および混合廃棄物を過熱水蒸気により加熱処理し、その際に生成された固形物と油煙分を分離する手段を有するプラントが記載されている。
本発明は、上記いずれの先行技術文献にも記載されておらず、廃トナー・カートリッジ類の処理方法において、粉塵爆発の発生などの危険性をなくしたうえで自動運転処理を可能とし、尚且つ安全に良質な油分を回収可能な方法、更に言えば、いわゆる乾留式ではなく、湿式システムにおいて常圧過熱蒸気により廃トナー・カートリッジ類を気化ガス化させた後、冷却して凝縮液化させて油分として回収するシステムであり、更に回収凝縮水の一部を可溶化加水燃料として、又はその他をA重油相当品として再利用することが可能なシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本考案の構成は以下の通りである。
(1) 請求項1に記載の発明は、水槽に、廃トナーや使用済みカートリッジを収容した容器を漬け加熱する工程と、容器内被処理物を破砕する工程と、破砕された被処理物から金属を分別する工程と、金属が分別された被処理物を過熱水蒸気により加熱し気化させる工程と、気化された被処理物を冷却凝縮させ液体化させる工程と、液体化された被処理物を油水分離する工程とにより構成した。
(2) 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法において、油水分離する工程に代え、あるいは油水分離する工程と共に、液化された被処理物を分散混合させ可溶化加水燃料を生成する工程を備えて構成した。
(3) 請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法において、加熱し気化させる工程が、常圧過熱水蒸気を用いてロータリーキルンで行われるよう構成した。
(4)請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3いずれかに記載の廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法において、加熱し気化させる工程における加熱分解温度を450〜500℃に構成した。
上記のように構成される本発明が、如何に作用して課題を解決するかを図1を参照しながら概説する。
本発明においてはまず、フレコンバッグ等に入って搬入された廃トナー・カートリッジ類を分別せずにそのまま直接に加熱水が入っている水槽に投入する(ステップS1)。これは、廃トナーを粉体のまま、燃焼させると、粉塵爆発する可能性がある。そこで加熱水槽により固形化処理するものである。また、粉塵の吸入に伴う作業員の健康被害を防ぐことも可能となる。
また、廃トナー等を常圧過熱水蒸気を用いて加熱気化させることから、ロータリーキルンの機密性が要求されず、高圧水蒸気雰囲気下、加熱気化させる場合のようなシール機構が不要であり、装置の簡略化が図れると共に、連続式の処理が可能となる。すなわち一連の処理をコンベア操作が可能となるものであり、破砕工程以下を全自動運転可能なシステムの提供が可能となるのである。
また、常圧過熱水蒸気は100℃の飽和水蒸気や高圧過熱水蒸気と異なり、遠赤外線の放射性能を持つ熱放射性気体であり、熱輻射により効率的に被処理物の加熱が可能となる。
更には過熱水蒸気雰囲気下では酸素が遮断されており、熱分解により発生した油分成分が酸化により劣化することがない。
上記の通りロータリーキルン内では酸素が遮断されていることから、燃焼反応が行われることがなく、プラスチック分解反応においても有毒ガスの発生などの危険性を抑制できるものである。
一、 以下、好ましい発明の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
二、 ステップS1
フレコンバッグに収納されて搬入された廃トナー・カートリッジ類を分別せずにそのまま直接に加熱水が入っている水槽に投入する。容器内に収容された廃トナーが、容器を介して加熱された液体により加熱され、溶融固化される。このとき、廃トナーは容器に収容されているため、飛散することがない。
フレコンバッグに収納されて搬入された廃トナー・カートリッジ類を分別せずにそのまま直接に加熱水が入っている水槽に投入する。容器内に収容された廃トナーが、容器を介して加熱された液体により加熱され、溶融固化される。このとき、廃トナーは容器に収容されているため、飛散することがない。
水槽内ではサイレンサー等を利用して常に槽内水温を均一とし、自動温調機器により90〜99℃に維持する。好ましくは常時95℃以上に維持することが望ましい。
加熱方法は、槽内に設置した配管内に上記ボイラーから飽和水蒸気を供給することにより槽内の液体を加熱するものであることが望ましい。槽内に設置した配管内に蒸気を供給して槽内の液体を加熱することで、熱交換により効率良く槽内の液体を加熱することができる。また、熱源により直に液体を加熱しないので、槽内の液体を一定の温度に維持しやすいからである。この際、飽和水蒸気の圧力は1Mpa未満で問題なく、0.2〜0.4Mpaが望ましい。これ以上の高圧にしても蒸気全熱は殆んど変わらず、昇圧してもボイラーに負荷を与えるか、余分な燃料を必要とするなどの不都合が生じるからである。
むろん加熱方法は上記方法に限定されるものではなく、水槽を電気ヒーター等により加熱しても構わない。
また、本工程で発生する溢水やフレコンバッグの持ち出し水は、合量させてボイラ給水や加熱水槽の補給水として再利用することも可能である。
三、 ステップS2
ステップS1によりトナー粉を固化した廃トナー・カートリッジ類は、フレコンバッグより取り出し、破砕処理を行う。
ステップS1によりトナー粉を固化した廃トナー・カートリッジ類は、フレコンバッグより取り出し、破砕処理を行う。
廃トナー・カートリッジ類にはプラスチック、トナー粉、金属類などが含まれている。そのため、まず大きな金属類を取り除くため粗破砕を行い、被処理物に含まれる比較的大きな金属類を選別除去する。更に別途破砕機にて再度破砕させて、0.5〜100mm程度より好ましくは5〜10mm程度のプラスチック片とする。5〜10mm程度が好ましい理由は、被処理物が細かすぎると飛散する可能性があるためである。
なお、上記のように二段階で破砕する方法を取らずに、一段階のみで破砕しても問題はない。
四、 ステップS3
ステップS2において破砕機により破砕された被処理物は、目視によりあるいは磁選機を用いて金属類等を選別除去する。
ステップS2において破砕機により破砕された被処理物は、目視によりあるいは磁選機を用いて金属類等を選別除去する。
五、 ステップS4
ステップS3において選別され金属を除去された被処理物は、コンベア等で運搬され、ロータリーキルンに投入される。投入された被処理物は常圧過熱水蒸気により加熱され気化される。
ステップS3において選別され金属を除去された被処理物は、コンベア等で運搬され、ロータリーキルンに投入される。投入された被処理物は常圧過熱水蒸気により加熱され気化される。
加熱分解温度は100〜600℃を採用可能であるが、450〜500℃が好ましい。なぜなら、概ねプラスチック類の熱分解点は400℃程度であり、500℃以上にしても格別効率が上がらずコストが上昇するのみであるからである。他方でロータリーキルン内の温度は厳密には均一ではなく、低設定温度に余裕を持たせるため450℃が下限として好ましい。
また、加熱分解時間は5〜60分程度でよく、20〜30分がより好ましい。出願人のテストによればかかる時間でほぼ気化が完了し、それ以上の時間をかけても一日あたりの処理能力が低下してしまうからである。
常圧過熱水蒸気による加熱は、蒸気ボイラーにより発生する水蒸気を連設する過熱水蒸気発生装置に送り込み、バーナーなどの加熱熱源によってさらに加熱して発生した常圧過熱水蒸気を蒸気誘導管でロータリーキルンに誘導するものである。誘導された常圧過熱水蒸気雰囲気の中、加熱処理が行われるのである。
ここに常圧過熱水蒸気とは100℃で蒸発した飽和水蒸気を常圧のまま加熱し、更に温度を高めたものであり、本発明においては上述の通り600℃以下にまで加熱したものを使用する。
ロータリーキルン内での加熱分解反応においては若干の臭気が発生する。この臭気は脱臭機を用いて脱臭させた後、大気に放散させる。脱臭法としては活性炭等による吸着法、薬剤や微生物による分解脱臭法、電熱や燃焼機による加熱分解法などが有効であり、予想される放散臭気の状況によってはオゾン水による脱臭も考慮に入れて対応することが望ましい。
六、 ステップS5
ステップS4において気化された被処理物は、ステップ5において冷却凝縮させ液体化される。
ステップS4において気化された被処理物は、ステップ5において冷却凝縮させ液体化される。
すなわち、プラスチックや廃トナーなどの有機化合物は、ステップ4においてロータリーキルン内で燃焼すること無く、過熱水蒸気によって熱分解、分離され、油煙分として排出される。この油煙分を配管を通して凝縮機である水冷コンデンサー内に導入する。
むろん、空冷式でも構わないが、小さな空間の中で大きな伝熱面積を得られるシェルアンドチューブ式の水冷式凝縮機などが好ましい。
なお、凝縮の際に凝縮水と共にわずかなトナー粉の未分解物が排出されることがあるが、これらはバキューム吸引させてバッグフィルターで捕捉処理することが望ましい。
七、 ステップ6
ステップ5において冷却凝縮され液状となった油煙分は、凝縮水槽に一時的に貯留する。凝縮水量によっては、この工程は不要な場合も有り、直接ステップ8に示される油水分離工程に進んでもよい。
ステップ5において冷却凝縮され液状となった油煙分は、凝縮水槽に一時的に貯留する。凝縮水量によっては、この工程は不要な場合も有り、直接ステップ8に示される油水分離工程に進んでもよい。
八、 ステップ7
ステップ6において貯留された凝縮水は油水分離をせずに、そのまま元油と添加剤を利用して分散混合させ、元燃料とほぼ同一の可溶化加水燃料として蒸気ボイラ等に供給する。
ステップ6において貯留された凝縮水は油水分離をせずに、そのまま元油と添加剤を利用して分散混合させ、元燃料とほぼ同一の可溶化加水燃料として蒸気ボイラ等に供給する。
可溶化加水燃料とは、いわゆるエマルジョン燃料といわれる乳化物ではなく、加える水分に機能性を与え、可溶化剤の作用で更に微細な可溶化構造型粒子とさせたもので、水を油に溶け込ませた状態としたものである。乳化物ではないので分離現象の恐れはない。
すなわち、W/O型で分離しない可溶化剤を使用し、且つ添加水の改質(ORP値−500mV〜−700mV)を施すことにより、元油の色を保持し、静止状態でも長期間油水分離しなくなるものである。
また、可溶化加水燃料には高濃度の水素が含まれており、更に燃焼時には水性ガス反応も起こるので、元油に比べ燃焼温度の低下はない。当然大気温暖化、大気汚染低減化等に大きく寄与するものである。
なお、上記可溶化加水燃料製造に供されなかったステップ6における凝縮水は、ステップ8に示される湯水分離工程へ移送される
九 ステップ8
ステップ6において凝縮水槽に貯留された被処理物、あるいはステップ5において液体化された被処理物は、配管を通して水分・油分分離手段内に導入され、連続自動的に油分と凝縮水分とに分離させる。
九 ステップ8
ステップ6において凝縮水槽に貯留された被処理物、あるいはステップ5において液体化された被処理物は、配管を通して水分・油分分離手段内に導入され、連続自動的に油分と凝縮水分とに分離させる。
油水分利には自然重力による分離、循環加圧ポンプや空気を利用した加圧浮上による分離、電気分解で発生する気泡を利用した電解浮上による分離等があり、いずれの方法も採用可能である。
なお、電解浮上による油水分離法は、その他の方法に比べ油分浮上に必要とされる気泡が非常に微細であるため油水分離効率が高く、分離された油の品質が安定するため推奨される。
ここで得られた油分はA重油に相当する発熱量を保持していることから燃料油として、また水分は適切な処理を施すことでボイラ給水・注水として再利用可能である。
Claims (4)
- 水槽に、廃トナーや使用済みカートリッジを収容した容器を漬け加熱する工程と、
容器内被処理物を破砕する工程と、
破砕された被処理物から金属を分別する工程と、
金属が分別された被処理物を過熱水蒸気により加熱し気化させる工程と、
気化された被処理物を冷却凝縮させ液体化させる工程と、
液体化された被処理物を油水分離する工程と、
により成る廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法。 - 油水分離する工程に代え、あるいは油水分離する工程と共に、液化された被処理物を分散混合させ可溶化加水燃料を生成する工程を備える請求項1に記載の廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法。
- 加熱し気化させる工程が、常圧過熱水蒸気を用いてロータリーキルンで行われる請求項1又は請求項2に記載の廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法。
- 加熱し気化させる工程における加熱分解温度を450〜500℃とした請求項1乃至請求項3いずれかに記載の廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015118071A JP2017000962A (ja) | 2015-06-11 | 2015-06-11 | 廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015118071A JP2017000962A (ja) | 2015-06-11 | 2015-06-11 | 廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017000962A true JP2017000962A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57753136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015118071A Pending JP2017000962A (ja) | 2015-06-11 | 2015-06-11 | 廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017000962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021145667A1 (ko) * | 2020-01-16 | 2021-07-22 | 삼성전자 주식회사 | 카메라 이동 제어 방법 및 장치 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001134010A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-05-18 | Jep:Kk | 廃トナーの凝集固化物の製造方法、及び利用方法 |
JP2005120112A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-05-12 | Sanwa Yuka Kogyo Kk | 固形燃料の製造方法 |
JP2005309246A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Assist Engineering:Kk | 廃トナー処理方法および装置 |
JP2007054815A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Tanabe:Kk | 混合物および混合廃棄物の脱脂およびリサイクル装置 |
JP2008023474A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Eco Keikaku Co Ltd | 廃トナーカートリッジの処理方法及び装置 |
JP2010061009A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Eco Keikaku Co Ltd | 粉体トナー処理装置 |
JP2010089006A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-22 | Atros Corp | 廃トナーカートリッジ処理装置 |
JP2012136672A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-19 | Kassui Plant Kk | 減圧熱分解処理装置及び連続油化炭化設備 |
-
2015
- 2015-06-11 JP JP2015118071A patent/JP2017000962A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001134010A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-05-18 | Jep:Kk | 廃トナーの凝集固化物の製造方法、及び利用方法 |
JP2005120112A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-05-12 | Sanwa Yuka Kogyo Kk | 固形燃料の製造方法 |
JP2005309246A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-11-04 | Assist Engineering:Kk | 廃トナー処理方法および装置 |
JP2007054815A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Tanabe:Kk | 混合物および混合廃棄物の脱脂およびリサイクル装置 |
JP2008023474A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Eco Keikaku Co Ltd | 廃トナーカートリッジの処理方法及び装置 |
JP2010061009A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Eco Keikaku Co Ltd | 粉体トナー処理装置 |
JP2010089006A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-22 | Atros Corp | 廃トナーカートリッジ処理装置 |
JP2012136672A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-19 | Kassui Plant Kk | 減圧熱分解処理装置及び連続油化炭化設備 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021145667A1 (ko) * | 2020-01-16 | 2021-07-22 | 삼성전자 주식회사 | 카메라 이동 제어 방법 및 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5629053B2 (ja) | セメントの製造方法 | |
JP2010106133A (ja) | 廃棄物の燃料化方法および装置 | |
CA2846255A1 (en) | Method for treating solid waste based on a gradient composed of two different heat sources | |
EA014320B1 (ru) | Система переработки утилизируемых шин | |
JP2006205027A (ja) | 含水有機汚泥等の減容・減量装置及びその方法 | |
CN109052889A (zh) | 间接加热可移动式工业污泥连续热解方法及碳化装置 | |
JP2017000962A (ja) | 廃トナー・カートリッジ類の油化処理方法 | |
AU2011253788A1 (en) | Integrated process for waste treatment by pyrolysis and related plant | |
AU2008223853B2 (en) | System concept with low energy requirement and improved energy yield | |
JP2013248603A (ja) | 固形残渣に残留する塩素の除去方法 | |
JP2013043149A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
JP2001296009A (ja) | 廃プラスチック処理装置 | |
KR101071108B1 (ko) | 탄화폐열을 이용한 유기성폐기물 처리장치 | |
JP2005007245A (ja) | 汚泥の再資源化方法 | |
JP2012125666A (ja) | 金属スクラップの処理装置 | |
JP2019056520A (ja) | 液処理装置及び方法 | |
JP5621235B2 (ja) | 廃棄物の熱分解処理装置 | |
JP2007314754A (ja) | 排出物の溶融処理プラント | |
JP5173263B2 (ja) | 下水汚泥を主成分とする固形燃料及びその製造装置 | |
KR200427758Y1 (ko) | 폐변압기 내부에 함유된 폐절연유를 활용한 전기에너지생산장치 | |
JP2009178621A (ja) | 油汚染土壌の浄化方法および浄化装置 | |
JP2010036164A (ja) | 乾留による有機性廃棄物の処理方法とその処理装置 | |
JP4277111B2 (ja) | 廃棄物処理方法および廃棄物処理装置 | |
KR20240040320A (ko) | 유화 공정을 이용한 폐기물 처리설비 | |
TWI604039B (zh) | Regenerative fuel production methods |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161206 |