JP2016540455A - インピーダンスマッチング方法及びインピーダンスマッチングシステム - Google Patents

インピーダンスマッチング方法及びインピーダンスマッチングシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、インピーダンスマッチング装置及びインピーダンスマッチング方法を提供する。可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークは、駆動周波数fを変更する周波数可変RF電源と負荷との間に配置される。前記可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークのインピーダンスマッチング方法は、前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を目標駆動周波数ftと前記駆動周波数fの違いの関数で制御することを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、RF電力システムに関するものとして、より詳細には、周波数可変RF電源を含むRF電力システムに関する。
半導体又は平板ディスプレイの製造のようなプラズマ処理分野において、RF電力発生器(RF power generator)は、RF電力を負荷に提供してプラズマチャンバの内部に容量結合又は誘導結合されたプラズマを放電させる。
前記負荷は、プラズマを含む時間に応じて変化する動的負荷である。したがって、前記動的負荷に起因して、前記RF電力発生器と負荷との間に負荷から反射する反射波を最小化して、最大の電力を前記負荷に伝達するための方法が必要である。
RF電力発生器と前記負荷との間にインピーダンス整合(matching)のために、通常2つの方法が使用される。1つは、可変素子を含む別途のインピーダンスマッチングネットワークを前記RF電力発生器と前記負荷との間に配置することである。もう1つは、前記RF電力発生器の周波数を変更して、インピーダンスマッチングを行うことである。
可変素子インピーダンスマッチングネットワークを有する場合、前記インピーダンスマッチングネットワークは、少なくとも2つの可変リアクティブ素子を用いる。前記可変リアクティブ素子は、可変コンデンサ又は可変インダクタである。前記可変リアクティブ素子は、通常にモータによって駆動される。通常、前記可変リアクティブ素子は、可変値の最大/最低比率が10以上でとても広いため、前記可変素子インピーダンスマッチングネットワークは、広い範囲の負荷インピーダンスに対してインピーダンスマッチングを行うことができる。したがって、プラズマの状態が大いに変更された場合にも、前記可変素子インピーダンスマッチングネットワークは、インピーダンスマッチングを行うことができる。しかし、可変素子インピーダンスマッチングネットワークは、モータの駆動速度によって、数百ミリ秒ないし数秒のマッチング時間を要求する。
一方、周波数同調(frequency tuning)して、又は周波数可変して、インピーダンスマッチングを行う場合、通常の周波数可変範囲は10%前後で、インピーダンスマッチングが可能な負荷のインピーダンス範囲は非常に狭い。したがって、プラズマの状態が大いに変更される場合は、周波数同調(frequency tuning)マッチング方法は、インピーダンスマッチングを行うことができない。反面、インピーダンスマッチングに到達するマッチング時間は、数マイクロ秒(microsec)ないし数ミリ秒(milisec)程度と非常に短い。
プラズマ処理工程の中の1つである原子層蒸着(ALD)は、短い工程段階の繰り返しを要求する。また、TSV(Through silicon Via)工程は、蒸着工程とエッチング工程の繰り返しを要求する。また、最近の蒸着工程又はエッチング工程は、RF電力を維持すると同時に、工程条件を変えるマルチステップレシピ(multi−step recipe)を使用する。このような新しい工程条件を満足するために、RF電力発生器とインピーダンスマッチングネットワークは、数十ミリ秒(milli−sec)以下でインピーダンスマッチングを遂行し行わなければならない。特に、パルスプラズマ工程を行う場合、インピーダンスマッチングは、数マイクロ秒ないし数十マイクロ秒以下で行わなければならない。したがって、広い範囲のプラズマ負荷で数マイクロ秒ないし数十マイクロ秒以下でインピーダンスマッチング又は所定の範囲内に反射電力を減少させ、駆動周波数は、固定された新しいインピーダンスマッチング方法が要求される。
本発明の解決しようとする課題は、高速インピーダンスマッチングを行うインピーダンスマッチングシステムを提供することにある。
本発明の一実施例による可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークは、駆動周波数fを変更する周波数可変RF電源と負荷との間に配置される。前記可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークのインピーダンスマッチング方法において、前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いの関数で制御することを含む 。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
Figure 2016540455
の条件を満たし、ここで、dωは、目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いである。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
Figure 2016540455
の条件を満たし、ここで、K1は定数であり、K2は定数であり、dωは目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いである。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークは、L-型(L−type)、逆L型(inverted L−type)、T型(T−type)、及びπ型(π−type)の中で少なくとも1つを含む。
本発明の一実施例において、目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いが正の値を有する場合に、可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、負の値を有するように制御される。目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの差が負の値を有する場合に、可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、正の値を有するように制御される。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、インピーダンスマッチングのための反射係数又はインピーダンスの関数に追加的に依存する。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
Figure 2016540455
の条件を満たし、ここで、A及びBは、反射係数又はインピーダンスに依存する変数であり、dωは、目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いである。
本発明の一実施例において、
Figure 2016540455
の条件を満たし、ここで、gは第1加重関数であり、gは第2加重関数であり、前記第1加重関数は、反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有し、前記第2加重関数は、反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有する。
本発明の一実施例において、前記周波数可変RF電源は、駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行う。
本発明の一実施例において、前記周波数可変RF電源は、反射係数の虚数部が正の値を有する場合、駆動周波数を増加させ、反射係数の虚数部が負の値を有する場合、駆動周波数を減少させる。
本発明の一実施例において、前記周波数可変RF電源は、駆動周波数をスキャンしてインピーダンスマッチングを行う。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、インピーダンスマッチングのための反射係数又はインピーダンスの関数に依存することは:特性ベクトルを抽出する段階と、可変リアクティブ素子のリアクタンスを示す素子ベクトルを所定の変換マトリックスを用いて分析ベクトルに変換し、前記分析ベクトルを座標軸とする分析座標系で特性ベクトルを表示する段階と、前記分析座標系で前記特性ベクトルを分析してインピーダンスマッチングのための変位ベクトルを抽出する段階と、前記変位ベクトルを前記変換メトリックスを用いて換算素子ベクトル(transforming the displacement vector)に変換する段階と、前記換算素子ベクトルを用いてキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を抽出する段階と、を含む。
本発明の一実施例によるインピーダンスマッチング方法は、周波数可変RF電源の出力で電気的特性を測定し、測定された電気的特性を用いて駆動周波数を変更して第1インピーダンスマッチングを行う段階と、前記周波数可変RF電源と負荷との間に可変リアクティブ素子を含むインピーダンスマッチングネットワークを配置して、前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更する段階と、を含む。前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いの関数に与えられる。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークは、L-型(L−type)、逆L型(inverted L−type)、T型(T−type)、及びπ型(π−type)の中で少なくとも1つを含む。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
Figure 2016540455
に与えられ、ここで、dωは、目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いである。
本発明の一実施例において、予測駆動周波数fを算出して、前記周波数可変RF電源に提供する段階をさらに含む。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、前記予測駆動角周波数ωは、
Figure 2016540455
に与えられ、ωは予測駆動角周波数ω=2πfであり、ωは駆動角周波数ω=2πfであり、Cは前記第1蓄電器の第1キャパシタンスであり、Cは前記第2蓄電器の第2キャパシタンスである。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、インピーダンスマッチングのための反射係数又はインピーダンスの関数に依存する。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、インピーダンスマッチングのための反射係数又はインピーダンスの関数に依存することは:特性ベクトルを抽出する段階と、可変リアクティブ素子のリアクタンスを示す素子ベクトルを所定の変換マトリックスを用いて分析ベクトルに変換し、前記分析ベクトルを座標軸とする分析座標系で特性ベクトルを表示する段階と、前記分析座標系で前記特性ベクトルを分析してインピーダンスマッチングのための変位ベクトルを抽出する段階と、前記変位ベクトルを前記変換メトリックスを用いて換算素子ベクトルに変換する段階と、前記換算素子ベクトルを用いてキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を抽出する段階と、を含む。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
Figure 2016540455
の条件を満たし、ここで、A及びBは、反射係数又はインピーダンスに依存する変数であり、dωは、目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いである。
本発明の一実施例において、
Figure 2016540455
の条件を満たし、ここで、gは第1加重関数であり、gは第2加重関数であり、前記第1加重関数は、反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有し、前記第2加重関数は、反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有する。
本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングネットワークは、駆動周波数fを変更する周波数可変RF電源と負荷との間に配置される。前記可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークのインピーダンスマッチング方法において、前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更して、周波数可変RF電源を目標駆動周波数で動作するように誘導する。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いの関数で制御される。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークは、予測駆動周波数fを算出して前記周波数可変RF電源に提供する段階をさらに含む。
本発明の一実施例による電力システムは、周波数可変RF電源及び周波数可変RF電源の出力を負荷に伝達するインピーダンスマッチングネットワークを含む。前記RF電力システムのインピーダンスマッチング方法において、周波数可変RF電源の出力端の第1電気的特性を測定する段階と、前記周波数可変RF電源で前記第1電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階と、前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階と、前記インピーダンスマッチングネットワークで第2電気的特性を測定する段階と、前記インピーダンスマッチングネットワークで、前記第2電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査し、駆動周波数が目標駆動周波数であるか否かを検査する段階と、前記インピーダンスマッチングネットワークでインピーダンスマッチングが行われない場合、インピーダンスマッチングのための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第1変化量を算出する段階と、前記インピーダンスマッチングネットワークで駆動周波数が目標駆動周波数と一致しない場合、駆動周波数変更のための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第2変化量を算出する段階と、前記第1変化量と前記第2変化量に因る総変化量を算出し、前記総変化量を用いて可変リアクティブ素子を制御する段階と、を含む。
本発明の一実施例において、前記第1変化量は、駆動周波数と目標駆動周波数の違いの関数に与えられる。
本発明の一実施例において、前記第2変化量は、インピーダンス又は反射係数に依存する関数である。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子を制御する駆動ベクトル又は総変化量は、前記第1変化量と第1加重関数の積と、前記第2変化量と第2加重関数の積と、を含み、前記第1加重関数は反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有し、前記第2加重関数は反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有する。
本発明の一実施例において、前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階は:前記第1電気的特性を用いて第1反射係数を算出する段階と、前記第1反射係数の虚数部が正の値を有する場合、周波数を増加させ、前記第1反射係数の虚数部が負の値を有する場合、周波数を減少させる段階と、を含む。
本発明の一実施例において、前記第1変化量を算出する段階は:特性ベクトルを抽出する段階と、可変リアクティブ素子のリアクタンスを示す素子ベクトルを所定の変換マトリックスを用いて分析ベクトルに変換し、前記分析ベクトルを座標軸とする分析座標系で特性ベクトルを表示する段階と、前記分析座標系で前記特性ベクトルを分析してインピーダンスマッチングのための変位ベクトルを抽出する段階と、前記変位ベクトルを前記変換メトリックスを用いて換算素子ベクトルに変換する段階と、前記換算素子ベクトルを用いてキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を抽出する段階と、を含む。
本発明の一実施例によるRF電力システムは、周波数可変RF電源及び周波数可変RF電源の出力を負荷に伝達するインピーダンスマッチングネットワークを含む。前記RF電力システムのインピーダンスマッチング方法において、周波数可変RF電源の出力端の第1電気的特性を測定する段階と、前記周波数可変RF電源で前記第1電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階と、前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階と、前記駆動周波数が目標駆動周波数であるか否かを検査する段階と、インピーダンスマッチングが行われない場合、インピーダンスマッチングのための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第1変化量を算出する段階と、駆動周波数が目標駆動周波数と一致しない場合、駆動周波数変更のための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第2変化量を算出する段階と、前記第1変化量と前記第2変化量に因る総変化量を算出し、前記総変化量を用いて可変リアクティブ素子を制御する段階と、を含む。
本発明の一実施例において、前記第1変化量は、駆動周波数と目標駆動周波数の違いの関数に与えられる。
本発明の一実施例において、前記第2変化量は、インピーダンス又は反射係数に依存する関数である。
本発明の一実施例において、前記可変リアクティブ素子を制御する駆動ベクトルは、前記第1変化量と第1加重関数の積と、前記第2変化量と第2加重関数の積と、を含み、前記第1加重関数は反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有し、前記第2加重関数は反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有する。
本発明の一実施例において、前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階は:前記第1電気的特性を用いて第1反射係数を算出する段階と、前記第1反射係数の虚数部が正の値を有する場合、周波数を増加させ、前記第1反射係数の虚数部が負の値を有する場合、周波数を減少させる段階と、を含む。
本発明の一実施例において、前記第1変化量を算出する段階は:特性ベクトルを抽出する段階と、可変リアクティブ素子のリアクタンスを示す素子ベクトルを所定の変換マトリックスを用いて分析ベクトルに変換し、前記分析ベクトルを座標軸とする分析座標系で特性ベクトルを表示する段階と、前記分析座標系で前記特性ベクトルを分析してインピーダンスマッチングのための変位ベクトルを抽出する段階と、前記変位ベクトルを前記変換メトリックスを用いて換算素子ベクトルに変換する段階と、前記換算素子ベクトルを用いてキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を抽出する段階と、を含む。
本発明の一実施例において、予測駆動周波数fを算出して、前記周波数可変RF電源に提供する段階をさらに含む。
本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングネットワークは、所定の周波数可変範囲を有してRF電力を出力する周波数可変RF電源と負荷との間に配置される。前記インピーダンスマッチングネットワークにおいて、前記インピーダンスマッチングネットワークは、少なくとも2つの可変リアクティブ素子を含み、前記可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの変化量は、駆動周波数と目標駆動周波数の違いの関数に与えられる。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークと前記周波数可変RF電源との間に配置されて、前記インピーダンスマッチングネットワークで前記負荷方向の電気的特性を測定するマッチングセンサ部をさらに含み、前記マッチングセンサ部は、前記電気的特性を用いてインピーダンス又は反射係数を算出し、前記マッチングセンサ部は、前記負荷に伝達される駆動周波数を測定する。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークと前記周波数可変RF電源との間に配置されて、前記インピーダンスマッチングネットワークで前記負荷方向の電気的特性を測定する電源センサ部をさらに含み、前記電源センサ部は、前記電気的特性を用いてインピーダンス又は反射係数を算出し、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源から駆動周波数を受け取る。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源から前記周波数可変RF電源の出力端で、前記負荷を見る方向の電気的特性を受け取る。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源にインピーダンスマッチングのための予想駆動周波数を受け取る。
本発明の一実施例によるRF電力システムは、所定の周波数可変範囲を有してインピーダンスマッチングのために駆動周波数を変更する周波数可変RF電源と、前記周波数可変RF電源から出力を受け取って、負荷に伝達するインピーダンスマッチングネットワークを含む。前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更して、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源が目標駆動周波数で動作するように誘導する。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記インピーダンスマッチングネットワークと前記周波数可変RF電源との間に配置されて、前記インピーダンスマッチングネットワークで前記負荷方向の電気的特性を測定するマッチングセンサ部をさらに含み、前記マッチングセンサ部は、前記電気的特性を用いてインピーダンス又は反射係数を算出し、前記マッチングセンサ部は、前記負荷に伝達される駆動周波数を測定する。
本発明の一実施例において、前記周波数可変RF電源は、前記インピーダンスマッチングネットワークと前記周波数可変RF電源との間に配置されて、前記インピーダンスマッチングネットワークで前記負荷方向の電気的特性を測定する電源センサ部をさらに含み、前記電源センサ部は、前記電気的特性を用いてインピーダンス又は反射係数を算出し、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源から駆動周波数を受け取る。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源から前記周波数可変RF電源の出力端で、前記負荷を見る方向の前記インピーダンス又は反射係数を受け取る。
本発明の一実施例において、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源にインピーダンスマッチングのための予想駆動周波数を提供する。
本発明の一実施例による電気装置は、周波数可変RF電源の出力を負荷に伝達する2つ以上の可変リアクティブ素子を含む。前記可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの変化量は、前記周波数可変RF電源の駆動周波数と目標駆動周波数の違いの関数を含み、前記目標周波数は、前記周波数可変RF電力発生器の前記周波数可変範囲内に存在する。
本発明の一実施例によるRF電力システムは、周波数可変RF電源及び周波数可変RF電源の出力を負荷に伝達するインピーダンスマッチングネットワークを含む。前記RF電力システムのインピーダンスマッチング方法は、周波数可変RF電源の出力端の第1電気的特性を測定する段階と、前記周波数可変RF電源で前記第1電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階と、前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階と、前記インピーダンスマッチングネットワークで第2電気的特性を測定する段階と、前記インピーダンスマッチングネットワークで、前記第2電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階と、インピーダンスマッチングのための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第1変化量を算出する段階と、前記第1変化量を用いて可変リアクティブ素子を制御する段階と、を含む。
本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングシステムは、高速インピーダンスマッチングを提供し、駆動周波数を一定の値に固定して、プラズマ工程安定性及びプラズマ工程再現性を向上させることができる。
本発明の一実施例によるRF電力システムを説明する概念図である。 図1のRF電力システムを詳しく説明するブロック図である。 本発明の一実施例によるRF電力システムの制御方法を説明する流れ図である。 本発明の一実施例によるインピーダンスマッチング方法を説明する流れ図である。 本発明の一実施例による周波数可変インピーダンスマッチング方法を説明する流れ図である。 本発明の一実施例による周波数可変インピーダンスマッチングを説明するスミスチャートである。 本発明の他の実施例によるインピーダンスマッチング方法を説明する流れ図である。 本発明のまた他の実施例によるインピーダンスマッチング方法を説明する流れ図である。 本発明のまた他の実施例によるRF電力システムを示す。 本発明のまた他の実施例によるRF電力システムを示す。 標準L型インピーダンスマッチングネットワークでインピーダンスマッチング領域を表示するスミスチャートである。 周波数可変RF電源だけでインピーダンスマッチングが可能な場合、周波数可変RF電源のみを用いてインピーダンスマッチングの条件を表示するグラフである。 本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングの跡を表示するシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングの跡を表示するシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングの跡を表示するシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングの軌跡を表示するシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングの跡を表示するシミュレーション結果を示すグラフである。
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。以下の図面で同一の参照符号は、同一の構成要素を指し、図面上で各構成要素の大きさは、説明の明瞭性及び便宜上誇張されるように図示している。
本発明の一実施例によるインピーダンスマッチングネットワークは、周波数可変RF電源と負荷との間に配置されて、目標駆動周波数でインピーダンスマッチングを行うように誘導する。したがって、前記周波数可変RF電源は、駆動周波数を変更して高速インピーダンスマッチングを行い、又は反射電力を所定の範囲内に減少させる。仮に、前記周波数可変RF電源がインピーダンスマッチングを行なう場合にも、駆動周波数と前記目標駆動周波数が異なる場合、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源が前記目標駆動周波数にインピーダンスマッチングを行うように誘導する。つまり、前記周波数可変RF電源がインピーダンスマッチングの条件を満足し、駆動周波数と前記目標駆動周波数が異なる場合、前記インピーダンスマッチングネットワークは継続動作して、意図的にインピーダンスマッチング条件を逸する。これによって、前記周波数可変RF電源は、変更された条件で駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行う。結局、前記駆動周波数が前記目標駆動周波数に到達し、インピーダンスマッチングが行われた場合、前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のリアクタンスは、一定の値に固定される。この過程は、負荷が時間に応じて変更された状態で繰り返される。
一方、前記周波数可変RF電源が独立的にインピーダンスマッチングを行うことができない場合、前記インピーダンスマッチングネットワークは、自らインピーダンスマッチングを行うと同時に、前記周波数可変RF電源が前記目標駆動周波数にインピーダンスマッチングを行われるように誘導する。
具体的に、まず、前記周波数可変RF電源は、反射電力を最小化させる。前記インピーダンスマッチングネットワークの入力端で負荷を見る方向の反射係数が大きい場合、前記インピーダンスマッチングネットワークは、可変リアクティブ素子を駆動してインピーダンスマッチングを行う。これによって、前記周波数可変RF電源は、可変リアクティブ素子に応じて変更されたインピーダンスに対して駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行う。
また、前記インピーダンスマッチングネットワークの入力端で負荷を見る方向の反射係数が小さい場合(インピーダンスマッチングにほぼ到達した場合)、前記インピーダンスマッチングネットワークは、駆動周波数と目標周波数の違いの関数に大きく依存するように可変リアクティブ素子を制御する。したがって、前記周波数可変RF電源は、速いスピードでインピーダンスマッチングを行う。
図1は、本発明の一実施例によるRF電力システムを説明する概念図である。
図2は、図1のRF電力システムを詳しく説明するブロック図である。
図3は、本発明の一実施例によるRF電力システムの制御方法を説明する流れ図である。
図4は、本発明の一実施例によるインピーダンスマッチング方法を説明する流れ図である。
図5は、本発明の一実施例による周波数可変インピーダンスマッチング方法を説明する流れ図である。
図1ないし図5に示すように、周波数可変RF電源110は、RF電力をインピーダンスマッチングネットワーク130を通じて負荷に伝達する。通常、前記負荷140は、プラズマ負荷のような動的負荷である。前記周波数可変RF電源110は、特性インピーダンスZを有する伝送線120を通じて前記インピーダンスマッチングネットワーク130に連結され、前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、前記負荷に隣接して配置されてRF電力を前記負荷140に伝える。
周波数可変RF電源110は、駆動周波数制御ループと電力制御ループを含む。前記周波数可変RF電源110は、設定された電力を入力して、電力制御ループを通じて設定された電力を前記負荷140に伝える。また、前記周波数可変RF電源110は、出力端N1、N2の電気的特性を測定して、インピーダンス又は反射係数を算出する。前記周波数可変RF電源110は、インピーダンスマッチングのために反射係数が零(zero)になるように駆動周波数fを変更する。
前記周波数可変RF電源110は、出力端N1、N2で電気的特性を高速に測定してインピーダンスマッチングの状態を判断するので、駆動周波数を変更して前記インピーダンスマッチングネットワーク130に関係なく、インピーダンスマッチングを行う。前記周波数可変RF電源110は、出力端N1、N2のインピーダンスZを算出する。前記周波数可変RF電源は、出力端N1、N2で電気的特性を測定する電源センサ部116、増幅部114及び制御部112を含む。前記電源センサ部116の測定信号又は処理された信号は、制御部に提供される。前記制御部112は、順方向電力制御アルゴリズム及び周波数可変インピーダンスマッチングアルゴリズムを行う。
また、前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、独立的にインピーダンスマッチングネットワークの入力端N3、N4の電気的特性を測定して、インピーダンスZinを算出する。前記インピーダンスマッチングネットワーク130の入力端N3、N4の前記インピーダンスZinと前記周波数可変RF電源の出力端N1、N2のインピーダンスZは、所定の関係を有する。
前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、2つの可変リアクティブ素子132、134を含む。2つの可変リアクティブ素子132、134のリアクタンスは、誘導性リアクタンス(inductive reactance)又は容量性リアクタンス(capacitive reactance)である。可変リアクティブ素子132、134は、主に可変蓄電器(variable capacitor)が使用される。前記図示したインピーダンスマッチングネットワークは、標準L型や他のタイプに変更される。インピーダンスマッチングのために、前記インピーダンスマッチングネットワークは、固定インダクタ又は固定蓄電器をさらに含む。可変リアクティブ素子132、134それぞれは、複数の固定蓄電器を並列連結してスイッチを通じてリアクタンスを調節する。
前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、インピーダンスマッチング制御アルゴリズムと周波数復元アルゴリズムを含む。前記インピーダンスマッチング制御アルゴリズムは、インピーダンスマッチングのために前記可変リアクティブ素子132、134のリアクタンスを変更する。また、前記周波数復元アルゴリズムは、特定の目標駆動周波数でインピーダンスマッチングが行われるように前記可変リアクティブ素子132、134のリアクタンスを変更する。前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、独立的に前記入力端N3、N4の電気的特性を測定してインピーダンスZinを算出する。
以下、本発明の一実施例によるRF電力システムの動作原理を説明する。
RF電力システム100は、周波数可変RF電源110及び周波数可変RF電源の出力を負荷140に伝えるインピーダンスマッチングネットワーク130を含む。このRF電力システムのインピーダンスマッチング方法は、周波数可変RF電源110の出力端N1、N2の第1電気的特性I、Vを測定する段階(S112)、前記周波数可変RF電源130で前記第1電気的特性I、Vを用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階(S116)、前記周波数可変RF電源の駆動周波数fを変更する段階(S118)、前記インピーダンスマッチングネットワーク130で第2電気的特性I’、V’を測定する段階(S222)、前記インピーダンスマッチングネットワーク130で前記第2電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査し、駆動周波数が目標駆動周波数であるか否かを検査する段階(S226;S228)、前記インピーダンスマッチングネットワークでインピーダンスマッチングが行われない場合、インピーダンスマッチングのための可変リアクティブ素子132、134のインダクタンス又はキャパシタンスの第1変化量dC’;dC’を算出する段階(S232)、前記インピーダンスマッチングネットワークで駆動周波数が目標駆動周波数と一致しない場合、駆動周波数変更のための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第2変化量dC’’; dC’’を算出する段階(S234)、及び前記第1変化量と前記第2変化量に因る総変化量dC;dCを算出し、前記総変化量を用いて可変リアクティブ素子を制御する段階(S236;S238)を含む。
前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、標準L型であり、第1可変蓄電器132と第2可変蓄電器134を含む。第1可変蓄電器132は負荷に直列接続され、前記第2可変蓄電器132は負荷に並列連結される。前記第1可変蓄電器及び第2可変蓄電器は、真空可変蓄電器である。前記第1可変蓄電器は第1駆動モータ132aを含み、第2可変蓄電器は第2駆動モータ134aを含む。前記第1駆動モータ132a及び前記第2駆動モータ134aは、モータ駆動部137に連結される。インピーダンス制御部138は、駆動ベクトルV1、V2を通じて前記モータ駆動部137を制御する。また、前記インピーダンス制御部138は、第2電気的特性I、Vを直接又は演算された電気的特性S11、Zを入力する。マッチングセンサ部136は、駆動周波数を測定して前記インピーダンス制御部138に提供する。前記インピーダンス制御部138は、インピーダンスマッチング制御アルゴリズム及び駆動周波数復元アルゴリズムのうち、少なくとも1つを行う。
前記インピーダンスマッチングネットワーク130で、インピーダンスマッチング制御アルゴリズムは、インピーダンス分析を通じて、第1可変蓄電器132と第2可変蓄電器134の可変キャパシタンスC;Cの変化量dC;dCを次のように求める。
Figure 2016540455
ここで、dCは、第1可変蓄電器のキャパシタンスCの変化量であり、dCは、第2可変蓄電器のキャパシタンスCの変化量である。A及びBは、所定の駆動周波数fでインピーダンスマッチングのために決定されるパラメータである。A及びBは、インピーダンスの関数又は反射係数の関数に与えられる。A及びBは、従来の方法で求められる。
前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、可変リアクティブ素子132、134のキャパシタンスを変化させてインピーダンスマッチングを行う。前記インピーダンスマッチングネットワーク130がインピーダンスマッチングを行う場合、又は前記周波数可変RF電源が駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行う場合を仮定すると、前記変化量dC、dCは、零(zero)になる。しかし、前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、前記周波数可変RF電源110から電力を供給される。したがって、前記インピーダンスマッチングが行う場合、又は反射係数が零である場合、前記周波数可変RF電源の駆動周波数fは、負荷のインピーダンスZ及び前記インピーダンスマッチングネットワークの条件C、Cに依存する。
可変リアクティブ素子132、134のリアクタンス成分は、周波数とインダクタンスの積で表示されるか、又は周波数とキャパシタンスの積で表示される。したがって、負荷インピーダンスZが固定された状態で、インピーダンスマッチングが行われると仮定する。この場合、同一のリアクタンスを維持すると同時に、駆動周波数を目標駆動周波数に変更しようとする場合、駆動角周波数の変化量dωとキャパシタンスの変化量dC又は駆動角周波数の変化量dωとインダクタンスの変化量dL次のような条件を満たす。
Figure 2016540455
つまり、駆動角周波数ω又は駆動周波数fが増加すると、キャパシタンス又はインダクタンスは減少する。目標駆動周波数fが設定される場合、駆動周波数fが前記目標駆動周波数fと異なる場合、駆動角周波数の変化量dωはキャパシタンスの変化量dCに依存する。
目標駆動周波数fと、前記駆動周波数fの違いが正の値を有する場合に、可変リアクティブ素子132、134のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、負の値を有するように制御される。目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いが負の値を有する場合に、可変リアクティブ素子132、134のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、正の値を有するように制御される。
したがって、インピーダンスマッチング条件を満たす場合、駆動周波数を前記目標駆動周波数に一致させるために、前記リアクティブ素子の可変キャパシタンスの変化量dC;dCは、次のように与えられる。
Figure 2016540455
は現在状態の第1蓄電器のキャパシタンスであり、Cは現在状態の第2蓄電器のキャパシタンスである。dωは角周波数の変化量であり、dωの値が大きい場合、前記第1キャパシタンスの変化量dC及び前記第1キャパシタンスの変化量dCは、大きく変化する。また、第1キャパシタンスの変化量dCと前記第2キャパシタンスの変化量dCの比dC/dCは、一定の方向性C/Cを有する。前記第1キャパシタンスの変化量dCと前記第2キャパシタンスの変化量dCは、その比dC/dCが維持されるように変更する。
具体的に、dω=ω−ω(t=0)で与えられる。また、dC=C(t=0)−C(t=0)で与えられる。ωは目標駆動角周波数であり、ω(t=0)は現在の駆動角周波数である。C(t=0)は現在のキャパシタンスであり、C(t=0)は未来のキャパシタンスである。
数学式3を用いて、第1キャパシタンスCと第2キャパシタンスCを変更する場合、前記インピーダンスマッチングネットワーク及び前記周波数可変RF電源は、インピーダンスマッチング条件を充足しない。これによって、前記周波数可変RF電源は、インピーダンスマッチング条件を満たすように駆動周波数を変更する。
また、変更された駆動周波数が前記目標駆動周波数と異なると、数学式3を通じて、前記第1キャパシタンスの変化量dC及び前記第2キャパシタンスの変化量dCは再び変化する。結局、駆動周波数が目標駆動周波数に到達するまで、前記インピーダンスマッチングネットワークの第1キャパシタンスと第2キャパシタンスは変更し続ける 。
したがって、周波数可変RF電源110の駆動周波数変更アルゴリズムに関係なく、前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、前記周波数可変RF電源の駆動周波数を目標駆動周波数に到達するように誘導する。周波数可変RF電源110は、駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行う場合、前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、インピーダンスマッチングアルゴリズムを動作しなく、周波数復元アルゴリズムのみ動作する。
一方、現在インピーダンスマッチングが達成される場合を仮定すると、周波数可変RF発生器110は、予測駆動角周波数ωでインピーダンスマッチングの条件を満たす。前記予測駆動角周波数は、次のように与えられる。
Figure 2016540455
前記周波数可変RF電源110は、前記予測駆動角周波数の入力を受けて速いスピードに変更される駆動周波数を前記予測駆動角周波数に変更する。しかし、前記インピーダンスマッチングネットワークで、第1可変蓄電器の第1キャパシタンスの変化量と第2可変蓄電器の第2キャパシタンスイ変化量は、モータの駆動速度によって時間遅延を有する。一方、この場合、前記モータの駆動速度は、最大速度に変更されることが好ましい。しかし、速度を合わせるために、前記予測駆動角周波数は、目標駆動周波数と異なって設定される。
本発明の変形した実施例によると、dCとdCは、同一の符号を有するため、前記予測駆動角周波数は、dC又はdCの符号のみに依存する。
インピーダンスマッチングが達成された条件で、上記計算された予測駆動周波数fは、周波数可変RF発生器110に提供される。これによって、前記周波数可変RF発生器は、別途のインピーダンスマッチングアルゴリズムを通じず、目標駆動周波数に到達する。これによって、インピーダンスマッチング条件を満たすと同時に、駆動周波数は目標駆動周波数に容易に早く到達する。したがって、インピーダンスマッチング条件を満たすと同時に、目標駆動周波数にRF電力が負荷に伝達される。
本発明の変形した実施例によると、インピーダンスマッチングが達成されない条件においても、計算された予測駆動周波数は、前記周波数可変RF発生器110に提供される。
駆動周波数を変更して、インピーダンスマッチングを達成することができる負荷のインピーダンス領域は限定される。したがって、駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを達成することができない場合、インピーダンスマッチングネットワーク130は、可変リアクティブ素子132、134を変更してインピーダンスマッチング条件を捜すアルゴリズムを含む。具体的に、プラズマ負荷の条件は、時間に応じて著しく変わる。例えば、第1時間区間には低電力が求められ、第2時間区間には高電力が求められる。この場合、第1時間の区間で駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングが行われるが、第2時間の区間で駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングが達成できない。したがって、広い範囲の負荷条件でインピーダンスマッチングを行うことができる可変リアクティブ素子が要求される。
インピーダンスマッチングネットワークは、インピーダンスマッチング条件を捜すアルゴリズムと駆動周波数を目標駆動周波数に到達するように誘導するアルゴリズムを有する。インピーダンスマッチング条件を捜すアルゴリズムと駆動周波数を目標駆動周波数に到達するように誘導するアルゴリズムは、第1可変キャパシタンスの変化量dCと第2可変キャパシタンスの変化量dCと表示される。
Figure 2016540455
A及びBは任意の値である。A及びBは、インピーダンスマッチング条件を満たさない場合、インピーダンスマッチングを行うために、第1キャパシタンスの変化量dC及び第2キャパシタンスの変化量dCで、数学式4の右辺の第一項と第二項は競争する。第一項は、インピーダンスマッチングのために設定された項であり、第二項は、駆動周波数を目標駆動周波数に誘導するための項である。仮に第一項と第二項が両方とも動作する場合、出没問題(haunting issue)が発生する。
したがって、効率的な動作のために、数学式4は次のように変形される。
Figure 2016540455
ここで、gは第1加重関数であり、gは第2加重関数である。第1加重関数gは、反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有する。一方、第2加重関数gは、反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有する。
数学式6に示すように、インピーダンスマッチング条件から大きく逸して反射係数が大きい場合、右辺の第一項が主に動作して、インピーダンスマッチングが行われる。第1可変キャパシタンスの変化量dCと第2可変キャパシタンスの変化量dCは、方向性A/Bを維持すると同時に変更される。具体的に、AとBの比が一定に維持すると同時に、第1可変キャパシタンスと第2キャパシタンスが変更される。
一方、数学式6に示すように、インピーダンスマッチング条件にほぼ到達して、反射係数が小さい場合、右辺の第二項が主に動作して、インピーダンスマッチングネットワークは、周波数可変RF電源110の駆動周波数が目標駆動周波数に収束するように誘導する。第1可変キャパシタンスの変化量dCと第2可変キャパシタンスの変化量dCは、方向性C/Cを維持すると同時に変更される。
本発明の一実施例によると、周波数可変RF電源110が駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行う場合、インピーダンスマッチングネットワーク130は、主に駆動周波数変更アルゴリズムを動作させる。したがって、前記周波数可変RF電源110は、速いスピードのインピーダンスマッチングを行い、前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、インピーダンスマッチングを維持すると同時に、周波数可変RF電源110が駆動周波数を目標駆動周波数に変更するように誘導する。したがって、負荷がプラズマ負荷である場合、速いインピーダンスマッチングによって、ハードウェアの安定性が確保される。また、駆動周波数が目標駆動周波数に収束して、工程再現性が確保される。特に、パルスプラズマ工程又はマルチステップレシピを有するプラズマ工程で、工程安定性と工程再現性が確保される。
本発明の一実施例によるインピーダンスマッチング方法は、連続波(continuous wave;CW)プラズマ又はパルス(pulse)プラズマに適用される。
本発明の一実施例によると、周波数可変RF電源110のみにインピーダンスマッチングを行わなうことができない場合、インピーダンスマッチングネットワーク130は、主にインピーダンスマッチングアルゴリズムを動作させる。前記インピーダンスマッチングネットワーク130が可変リアクティブ素子のリアクタンスを変更してインピーダンスマッチングを行う。これによって、インピーダンスマッチングが行われる場合、前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、主に駆動周波数変更アルゴリズムを動作させる。これによって、インピーダンスマッチング条件を満たすと同時に、前記インピーダンスマッチングネットワーク130は、周波数可変RF電源の駆動周波数を目標駆動周波数に変更するように誘導する。
本発明の変形した実施例によると、前記周波数可変RF電源は、駆動周波数を前記インピーダンスマッチングネットワークに提供する。また、前記周波数可変RF電源は、測定した電気的特性を前記インピーダンスマッチングネットワークに伝える。これによって、インピーダンスマッチングネットワークは、別途の駆動周波数測定段階及び電気的特性の測定段階を除去する。
[周波数可変インピーダンスマッチング]
以下、本発明の一実施例による周波数可変インピーダンスマッチング方法が説明される。
周波数可変RF電源110は、出力端N1、N2で電気的特性を測定して出力インピーダンスZ、反射係数S11、又は反射波電力を算出する。前記周波数可変RF電源110は、最低周波数と最大周波数の範囲で駆動周波数を可変する。通常、可変範囲は、基準周波数又は中心周波数の5パーセントである。最低周波数と最大周波数の範囲で反射係数が最も少ない駆動周波数を見つけるために、周波数スキャン(coarse frequency scan)は一定の間隔で行う。これによって、反射係数が最低である区間が見つかる。見つかれた区間で再び精密周波数スキャン(fine frequency scan)が行う。これによって、反射係数が最低である駆動周波数が選択される。
図6は、本発明の一実施例による周波数可変インピーダンスマッチングを説明するスミスチャートである。
図5及び図6に示すように、負荷が固定された場合、駆動周波数を変更すると、スミスチャート(Smith Chart)上に反射係数は、定数コンダクタンスサークル(constant conductance circle)に従う。したがって、反射係数の虚数部が正の値を有する場合に、駆動周波数は増加される。一方、反射係数の虚数部が負の値を有する場合に、駆動周波数は減少させる。これによって、駆動周波数は、反射係数が最小の地点又は反射係数が零である地点で停止される。周波数可変RF電源は、周波数可変インピーダンスマッチングを行う。
周波数可変RF電源は、周波数可変RF電源の出力で電気的特性を測定し、測定された電気的特性を用いて駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行う(S118)。まず、周波数可変RF電源は、出力端の電気的特性を測定する(S112)。続いて、駆動周波数及び測定された電気的特性を用いて反射係数S11又はインピーダンスZを計算する(S114)。反射係数を用いるか、又は電圧定常波費(Voltage Standing Wave ratio;VSWR)を用いてマッチングの状態を検査する(S118a)。もし、反射係数が許容値以上である場合、インピーダンスマッチングのために駆動周波数が変更される(S118c)。また、駆動周波数が最大値又は最低値に到達した場合、駆動周波数は最大値又は最低値でそのまま維持される(S118b)。駆動周波数が変更されるにつれて、負荷を見る方向のインピーダンスZは変更される。
以下、本発明の一実施例による可変リアクタンスインピーダンスマッチング方法が説明される。
本発明によると、可変リアクティブ素子は、可変的なキャパシタンスを提供する可変キャパシタ又は可変的なインダクタンスを提供する可変インダクタのうち1つである。
[種々の形のマッチングシステム]
インピーダンスマッチングネットワークは、前記可変リアクティブ素子又は前記受動素子が前記伝送線に連結される方式によって、様々な類型に分類される。前記インピーダンスマッチングネットワークは、第1及び第2可変キャパシタを有するとすれば、前記第1及び第2可変キャパシタが前記伝送線120に連結される方式によって、L型(L−type)、逆L型 (inverted L−type)、T型(T−type)及びπ型(π−type)などに区分される。
インピーダンスマッチングネットワークのインピーダンスマッチング、特性ベクトルを抽出する段階(S232a)、可変リアクティブ素子のリアクタンスを示す素子ベクトルを所定の変換マトリックスを用いて分析ベクトルに変換し、前記分析ベクトルを座標軸とする分析座標系で特性ベクトルを表示する段階(S232b)、前記分析座標系で前記特性ベクトルを分析してインピーダンスマッチングのための変位ベクトルを抽出する段階(S232c)、前記変位ベクトルを前記変換メトリックスを用いて換算素子ベクトルに変換している段階(S232d)及び前記換算素子ベクトルを用いてキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を抽出する段階(S232e)を含む。
[特性ベクトルの選択]
本発明の一実施例によると、前記特性ベクトルは、前記インピーダンスマッチングネットワークの入力端又は周波数可変RF電源の出力端で測定された電気的特性に基づいて定義され、規格化された大きさを有する物理量である。
本発明の一実施例によると、前記特性ベクトルは、前記伝送線の反射係数S11から定義される。前記伝送線の反射係数(S11=Γ)は、伝送線の特性インピーダンスZ及び負荷を見る方向のインピーダンスZによって定義される。
Figure 2016540455
前記反射係数の大きさ(つまり、S=|S11|)は、0と1との間のいかなる値である。前記伝送線のインピーダンスZは、インピーダンスマッチングネットワーク及び前記負荷を含むシステムのインピーダンスを示す。前記反射係数の位相は、伝送線の位置によって変わる。したがって、前記反射係数は、伝送線の位置によって互いに変換される。
前記インピーダンスマッチングネットワークは、少なくとも2つの可変リアクティブ素子を含む。この場合、各可変リアクティブ素子のリアクタンスを明確に(explicitly)決定するためには、前記特性ベクトルは少なくとも2つの成分を含む物理量でなければならない。例えば、前記特性ベクトルQは、次のように前記反射係数の実数部Re{S11}及び虚数部Im{S11}を成分に有する二次元ベクトルで定義される。
Figure 2016540455
[分析座標系の選択]
分析座標系は、前記インピーダンスマッチングネットワークの電気的特性C、Cと前記伝送線の電気的特性Z、S11を定量的に関連づける所定の位相空間を表現するように選択される。このため、前記分析座標系の座標は、前記インピーダンスマッチングネットワークの電気的特性に関連された物理量の中で選択され、前記伝送線の電気的特性は、このように選択された分析座標系での一つの点として表現される。
本発明の一実施例によると、前記分析座標系の座標(以下、分析の座標)は、前記インピーダンスマッチングネットワークを構成する可変リアクティブ素子の電気的特性(例えば、リアクタンス)の関数で表現され、前記伝送線の測定された電気的特性を表現する前記特性ベクトルは、このような分析座標系上の一つの点として表現される。
一方、前記分析座標系は、前記マッチングシステムの電気的特性と前記伝送線の電気的特性との間の定量的関係を単射関数的(injectively)にマッピング(mapping)するように選択されることが好ましい。“ 単射関数的マッピング(injective mapping)”という用語は、このように1つの分析座標に1つのマッチングされた点が対応される関係を意味する。
前記分析座標は、前記インピーダンスマッチングネットワークの測定可能な電気的特性(例えば、リアクタンス)を所定の変換行列Tを用いて変換することによって得られる物理量である。例えば、前記分析座標Gは、次のように表現されるように所定の変換行列Tと所定の素子ベクトル(device vector)Xの内積(inner product)を通じて得られる。
Figure 2016540455
前記素子ベクトルXは、前記インピーダンスマッチングネットワークを構成する可変リアクティブ素子それぞれの電気的特性に関連された物理量を成分で有し、前記マッチングシステムの類型によって選択される。また、前記変換行列Tは、前記インピーダンスマッチングネットワークの類型及び前記素子ベクトルXの物理量によって選択される。結果的に、前記分析座標Gも前記マッチングシステムの類型によって選択される。
より具体的に、前記インピーダンスマッチングネットワークは、2つの可変リアクティブ素子を備える。この場合、前記分析座標G1、G2は、前記可変リアクティブ素子それぞれの電気的特性に関連された物理量X1、X2と所定の2次正方行列Tの内積を通じて得られる。本発明によると、前記変換行列Tの要素(elements)(つまり、a11、a12、a21、a22)は、−1ないし1の間の値の中で選択される。
一方、前記変換行列Tは、種々の方法で準備される。例えば、前記変換行列は、理論的接近を通じた分析及びコンピュータを使用するシミュレーション分析、前記可変リアクティブ素子値に応じる前記インピーダンスマッチングネットワークのインピーダンス測定値及びマッチングの過程に対する経験的データに対する分析のうち、少なくとも1つの分析方法を通じて得られる。このような分析は、前記マッチングシステムの類型及び前記素子ベクトルXの物理量に基づいて行われる。また、前記変換行列Tの形及び次数(rank)は、前記マッチングシステムを構成する可変リアクティブ素子の個数によって決定される。つまり、前記マッチングシステムがより多くの可変リアクティブ素子を備える場合、前記変換行列の形及び次数は増加する。
上述のように、前記インピーダンスマッチングネットワークは、2つの可変キャパシタを備える。この場合、前記変換行列T及び前記素子ベクトルXは、前記可変キャパシタの関数で表現すされる。
L型又はπ型の前記インピーダンスマッチングネットワークの場合、前記素子ベクトルXは、次のように与えられる。
Figure 2016540455
ここで、ωは角周波数であり、Ciは、各々の可変キャパシタのキャパシタンスである。
逆L型又はT型のマッチングネットワークである場合、前記素子ベクトルXは次のように与えられる。
Figure 2016540455
[変位ベクトルの決定]
変位ベクトルは、前記分析座標系で前記伝送線の測定された状態に該当する特性ベクトル(以下、測定された特性ベクタ)の大きさ又は位置を分析して前記インピーダンスマッチングラインに移動させるために要求される座標移動の大きさを表現する。
L型又はπ型の前記インピーダンスマッチングネットワークの場合、変位ベクトルdG;dGは、次のように選択される。
Figure 2016540455
逆L型又はT型のマッチングネットワークである場合、変位ベクトルdG;dGは、次のように選択される。
Figure 2016540455
本発明の一実施例によると、前記変位ベクトルdGは、前記分析座標系でインピーダンスマッチング分析を行うために、反射係数又はインピーダンスを変換した物理量である。したがって、前記インピーダンスマッチングネットワークの制御のためには、前記変位ベクトルを前記インピーダンスマッチングネットワークを構成する素子の電気的特性の大きさ(つまり、前記可変リアクティブ素子のリアクタンス)又はこれに関連した物理量に変換する過程が必要である。
このため、前記変位ベクトルdGを前記可変リアクティブ素子の可変的な物理量の次元を有する換算された素子ベクトルdX’(reduced device vector)に逆変換(inverse transformation)する過程が要求される。また、前記換算された素子ベクトルdX’を前記可変リアクティブ素子の駆動を制御する駆動ベクトルVに変換する過程が要求される。
前記分析座標G1、G2が変換行列Tを通じて得られるという点を考慮する際、L型又はπ型の前記インピーダンスマッチングネットワーク(可変蓄電器)の場合、前記換算された素子ベクトルdX’は、前記変換行列の逆行列T−1と前記変位ベクトルdGの内積を通じて求められる。
Figure 2016540455
逆L型又はT型のマッチングネットワーク(可変蓄電器)の場合、前記換算された素子ベクトルdX’は、前記変換行列の逆行列T−1と前記変位ベクトルdGとの内積を通じて求められる。
Figure 2016540455
本発明の一実施例によると、前記可変リアクティブ素子のリアクタンスは、所定の駆動モータの回転、直線運動手段の直線運動、又は並列連結された固定蓄電器をスイッチングするスイッチング素子を制御して変更される。
例えば、前記可変リアクティブ素子が可変蓄電器である場合、L型又はπ型の前記インピーダンスマッチングネットワークのキャパシタンスの変化量dC;dCは、次のように表示される。
Figure 2016540455
例えば、前記可変リアクティブ素子が可変蓄電器である場合、L型又はπ型の前記インピーダンスマッチングネットワークのキャパシタンスの変化量dC;dCは、次のように表示される。
Figure 2016540455
[周波数復元アルゴリズムと可変リアクタンスインピーダンスマッチングアルゴリズムの結合]
周波数可変インピーダンスマッチングを考えると、前記可変リアクティブ素子が可変蓄電器である場合、L型又はπ型の前記インピーダンスマッチングネットワークのキャパシタンスの変化量dC;dCは、次のように表示される。
Figure 2016540455
上記の式で、右辺の第一項は、リアクタンスインピーダンスマッチングのためのキャパシタンスの変化量であり、右辺の第二項は、駆動周波数を目標駆動周波数に誘導するためのキャパシタンスの変化量である。gは第1加重関数であり、gは第2加重関数である。第1加重関数gは、反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有する。一方、第2加重関数gは、反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有する。
もし、反射係数が大きい場合、主に右辺の第一項が 動作して、遅い速度を有してインピーダンスマッチングを行う。一方、反射係数が小さい場合、主に右辺の第二項が動作して、相対的に速いスピードで駆動周波数を目標駆動周波数に誘導する。
本発明の変形した実施例によると、右辺の第一項で、計算速度を増加させるために、駆動角周波数、C及びCは定数として処理される。右辺の第二項で、計算速度を増加させるために、駆動角周波数、C及びCは定数として扱われる。
周波数可変インピーダンスマッチングを考えると、前記可変リアクティブ素子が可変蓄電器である場合、逆L型又はT型の前記インピーダンスマッチングネットワークのキャパシタンスの変化量dC;dCは、次のように表示される。
Figure 2016540455
上記の式で、右辺の第一項は、リアクタンスインピーダンスマッチングのためのキャパシタンスの変化量であり、右辺の第二項は、駆動周波数を目標駆動周波数に誘導するためのキャパシタンスの変化量である。gは第1加重関数であり、gは第2加重関数である。第1加重関数gは、反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有する。一方、第2加重関数gは、反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有する。
もし、反射係数が大きい場合、主に右辺の第一項が動作して、遅い速度を有してインピーダンスマッチングを行う。一方、反射係数が小さい場合、主に右辺の第二項が動作して相対的に速いスピードで駆動周波数を目標駆動周波数に誘導する。
本発明の変形した実施例によると、右辺の第一項で、計算速度を増加させるために、駆動角周波数は、定数として処理される。右辺の第二項で、計算速度を増加させるために、駆動角周波数C及びCは、定数として扱われる。
[駆動ベクトル]
駆動ベクトルVは、駆動モータの数値的制御(numerical control)のための値を成分に有し、その大きさ(magnitude)及び物理的次元(dimension)は、前記数値制御の方法及び駆動モータなどの種類によって多様に変形される。例えば、前記駆動ベクトルVは、キャパシタンスの変化量dC;dCと所定の数値制御因数Mのスカラー積(scalar product)で与えられる。
Figure 2016540455
V1及びV2は、それぞれ前記第1及び第2可変キャパシタに連結された駆動モータの駆動のために入力される制御パラメータを示す。前記数値制御因数Mは、前記数値制御の基準大きさ(例えば、モータの基準駆動速力(standard speed of operating motor))であり、前記キャパシタンスの変化量dC;dCが前記駆動ベクトルVと同じ次元を有するように選択される。
本発明の変形した実施例によると、V1及びV2は、直線運動手段の直線運動のための制御パラメータ又は並列連結された固定蓄電器をスイッチングするスイッチング素子の制御パラメータである。
図7は、本発明の他の実施例によるインピーダンスマッチング方法を説明する流れ図である。
図7に示すように、可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークは、駆動周波数fを変更する周波数可変RF電源と負荷との間に配置された駆動周波数fを変更する周波数可変RF電源と負荷との間に配置される。前記可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークのインピーダンスマッチング方法は、前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更して周波数可変RF電源を目標駆動周波数で動作するよう誘導する(S200)。前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いの関数で制御される。
インピーダンスマッチング方法は、周波数可変RF電源の出力で電気的特性を測定し、測定された電気的特性を用いて駆動周波数を変更して第1インピーダンスマッチングを行う段階(S110)及び前記周波数可変RF電源と負荷との間に可変リアクティブ素子を含むインピーダンスマッチングネットワークを配置して前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更する段階(S200)を含む。前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いの関数に与えられる。
第1インピーダンスマッチングを行う段階(S110)は、周波数可変RF電源の出力端の第1電気的特性を測定する段階(S112)、前記周波数可変RF電源で前記第1電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階(S114、S116)及び前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階(S118)を含む。
前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更する段階(S200)は、インピーダンスマッチングネットワークの電気的特性を測定する段階(S222)、前記駆動周波数が目標駆動周波数であるか否かを検査する段階(S228)、駆動周波数が目標駆動周波数と一致しない場合、駆動周波数変更のための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの変化量を算出する段階(S234)及び前記変化量を用いて可変リアクティブ素子を制御する段階(S236、S238)を含む。
図8は、本発明のまた他の実施例によるインピーダンスマッチング方法を説明する流れ図である。
図8に示すように、インピーダンスマッチングネットワークと周波数可変RF電源が一体型で動作する。これによって、周波数可変RF電源の出力端の電気的特性だけが測定される(S322)。これによって、可変リアクティブ素子で負荷を見る方向のインピーダンスZin又は反射係数S11は、演算を通じて算出される(S324)。インピーダンスマッチングの条件を満たす場合、駆動周波数が目標駆動周波数であるかを検査する(S326、S328)。インピーダンスマッチング条件を満たさなければ、駆動周波数を可変する(S329、S330)。また、インピーダンスマッチング条件を満たさなければ、インピーダンスマッチングのための可変リアクティブ素子のインダクタンス又は可変キャパシタンスの第1変化量が抽出される(S332)。また、駆動周波数が目標駆動周波数でない場合、駆動周波数変更のためのリアクティブの可変インダクタンス又は可変キャパシタンスの第2変化量が抽出される(S334)。続いて、第1変化量に第1加重関数を掛け、第2変化量に第2加重関数を掛けて、駆動ベクトルを算出する(S336)。前記駆動ベクトルは、可変インダクタンス又は可変キャパシタンスを駆動する(S338)。
図9は、本発明のまた他の実施例によるRF電力システムを示す。
図9に示すように、可変リアクティブ素子は、並列連結された固定蓄電器を含む。キャパシタンスを変更するために、固定蓄電器はスイッチを含む。これによって、可変キャパシタンスは、駆動モータを使用しないため、インピーダンスマッチングの速度及び目標駆動周波数の復元速度が増加する。
図10は、本発明のまた他の実施例によるRF電力システムを示す。
図10に示すように、可変リアクティブ素子は、並列連結された固定蓄電器と可変蓄電器を含む。キャパシタンスを変更するために固定蓄電器は、スイッチを含む。これによって、可変キャパシタンスは、固定蓄電器及びスイッチを使用して目標値の近くに速いスピードで移動し、駆動モータを使用する可変蓄電器は、微細なインピーダンスマッチング又は周波数復元を行う。
図11は、標準L型インピーダンスマッチングネットワークでインピーダンスマッチング領域を表示するスミスチャートである。
図1及び図11に示すように、第1固定インダクタL1は、100nHであり、第2固定インダクタL2は、500nHであり、第1可変蓄電器132の可変範囲は、150pFないし1000pFであり、第2可変蓄電器134の可変範囲は、85pFないし500pFである 第1可変蓄電器と第2可変蓄電器を通じてインピーダンスマッチングする領域が表示される。
図12は、周波数可変RF電源だけでインピーダンスマッチングが可能である場合、周波数可変RF電源のみを用いてインピーダンスマッチングの条件を表示するグラフである。
図12に示すように、シミュレーションに使用された条件は、下記の通りである。第1固定インダクタは、100nHであり、第2固定インダクタは500nHであり、第1可変蓄電器の可変範囲は、150pFないし1000pFであり、第2可変蓄電器の可変範囲は、85pFないし500pFである。周波数可変インピーダンスマッチングのために、第1可変蓄電器は、724.5pFで固定されて使用され、第2可変蓄電器は、150pFで固定されて使用された。制御ループの時間間隔は、100マイクロ秒(μsec)である。周波数可変アルゴリズムは、前記周波数可変RF電源は反射係数の虚数部が正の値を有する場合、駆動周波数を増加させ、反射係数の虚数部が負の値を有する場合、駆動周波数を減少させる。
シミュレーション結果によれば、約2 msecで周波数可変インピーダンスマッチングが行われた。この場合、駆動周波数のy軸は50+(f−fo)/(2Δf)で与えられる。したがって、2Δfは、周波数可変領域である。
駆動周波数は、初期値(50%)で約2 msec後に70%に増加した。駆動周波数を変更するアルゴリズムは、約2 msec程度の速いスピードでインピーダンスマッチングを行う。しかし、駆動周波数は、50%から70%に上昇した。プラズマ負荷のインピーダンスが時間に応じて変化する状況で、前記駆動周波数は、一定に維持できないため、プラズマ工程安定性と再現性は悪化される。
一方、制御ループの時間間隔は、100マイクロ秒(μsec)以下にすると、駆動周波数を変更するアルゴリズムは、2 msec未満でインピーダンスマッチングを行う。
図13は、周波数可変RF電源だけでインピーダンスマッチングが可能な場合、固定された駆動周波数で可変リアクティブ素子のみを用いてインピーダンスマッチングの条件を表示するグラフである。
図13に示すように、シミュレーションに使用された条件は、下記の通りである。第1固定インダクタは、100nHであり、第2固定インダクタは、500nHであり、第1可変蓄電器の可変範囲は、150pFないし1000pFであり、第2可変蓄電器の可変範囲は、85pFないし500pFである。第1可変蓄電器の初期条件は、724.5pFであり、第2可変蓄電器の初期条件は、150pFである。インピーダンスマッチングのために数学式16が使用された。
可変リアクティブ素子のマッチングのために、駆動周波数は、50%に固定されて使用された。制御ループの時間間隔は、100マイクロ秒(μsec)である。
可変蓄電器のモータ駆動に必要な時間に因って、可変リアクティブ素子のリアクタンス変更アルゴリズムは、インピーダンスマッチングのために約200 msec(ミリ秒)を要求する。したがって、反射電力が50%に減少するために要求される時間は、約40 msec程度要求される。
プラズマ負荷のインピーダンスが時間に応じて変化する状況で、反射電力が50%に減少するために要求される時間は、約40 msec程度である。したがって、プラズマ工程安定性と再現性は悪化される。
図14は、周波数可変RF電源だけでインピーダンスマッチングが可能である場合、周波数可変RF電源と可変リアクティブ素子を同時に使用して駆動周波数を目標駆動周波数に復元するアルゴリズムを採用したインピーダンスマッチングの条件を表示するグラフである。
図14に示すように、シミュレーションに使用された条件は、下記の通りである。第1固定インダクタは、100nHであり、第2固定インダクタは、500nHであり、第1可変蓄電器の可変範囲は、150pFないし1000pFであり、第2可変蓄電器の可変範囲は、85pFないし500pFである。第1可変蓄電器の初期条件は、724.5pFであり、第2可変蓄電器の初期条件は、150pFである。駆動周波数の初期条件は、50%である。制御ループの時間間隔は、100マイクロ秒(μsec)である。前記周波数可変RF電源の周波数可変アルゴリズムは、反射係数の虚数部が正の値を有する場合、駆動周波数を増加させ、反射係数の虚数部が負の値を有する場合、駆動周波数を減少させる。インピーダンスマッチングと周波数復元のために数学式18が使用された。
駆動周波数変更を通じてインピーダンスマッチングは、2 msec程度で達成された。また、インピーダンスマッチング条件を満たすと同時に、駆動周波数は100 msec程度で目標駆動周波数(50%)に収束する。したがって、インピーダンスマッチング時間は、2 msec程度でとても速く、駆動周波数が目標駆動周波数に到達する時間は100 msec程度で、可変リアクティブ素子を用いたインピーダンスマッチング時間より短い。
反射電力が50%以下に落ちる時間は、0.6 msec程度である。したがって、反射電力に因る工程の不安定性が向上する。つまり、2 msec程度以内に速いインピーダンスマッチングが行われ、100 msec程度以内に駆動周波数復元が行われる。
マルチステップレシピ(multi−step)を有するプラズマ工程の場合、各ステップは、通常数秒以下のプラズマ状態を有する。したがって、2 msec以内にインピーダンスマッチングが行われ、100 msec以内に周波数復元が行われるならば、工程安定性は著しく向上される。
パルスプラズマを使用するプラズマ工程の場合、通常、パルスの幅は数msec以内である。したがって、本発明の一実施例によると、インピーダンスマッチングは、パルスの幅以内にインピーダンスマッチングが行われる。また、複数のパルス列(pulse sequence)を通ると、駆動周波数復元が行われる。したがって、工程安定性及び工程再現性が向上する。
図15は、周波数可変RF電源だけでインピーダンスマッチングが不可能な場合、周波数可変RF電源のみを用いてインピーダンスマッチングの条件を表示するグラフである。
図15に示すように、シミュレーションに使用された条件は、下記の通りである。第1固定インダクタは、100nHであり、第2固定インダクタは、500nHであり、第1可変蓄電器の可変範囲は、150pFないし1000pFであり、第2可変蓄電器の可変範囲は、85pFないし500pFである。周波数可変インピーダンスマッチングのために、第1可変蓄電器は、500pFで固定されて使用され、第2可変蓄電器は、150pFで固定されて使用された。制御ループの時間間隔は、100マイクロ秒(μsec)である。周波数可変アルゴリズムは、前記周波数可変RF電源は反射係数の虚数部が正の値を有する場合、駆動周波数を増加させ、反射係数の虚数部が負の値を有する場合、駆動周波数を減少させる。
シミュレーション結果によると、インピーダンスマッチングは、周波数可変の範囲内で行うことができない。したがって、プラズマ負荷の範囲が広い場合、周波数可変RF電源は使用することができない。
図16は、周波数可変RF電源だけでインピーダンスマッチングが不可能な場合、固定された駆動周波数で可変リアクティブ素子のみを用いてインピーダンスマッチングの条件を表示するグラフである。
図16に示すようにシミュレーションに使用された条件は、下記の通りである。第1固定インダクタは、100nHであり、第2固定インダクタは、500nHであり、第1可変蓄電器の可変範囲は、150pFないし1000pFであり、第2可変蓄電器の可変範囲は、85pFないし500pFである。第1可変蓄電器の初期条件は、500pFであり、第2可変蓄電器の初期条件は150pFである。インピーダンスマッチングのために数学式16が使用された。
反射電力を50%以下にまで達成するための時間は、約100mecである。また、インピーダンスマッチングのために約400 msecが要求される。したがって、マルチステップレシピ(multi−step)を有するプラズマ工程の場合、各ステップは、通常数秒以下のプラズマ状態を有する。したがって、工程安定性と工程再現性は、確保することが困難である。
図17は、周波数可変RF電源だけでインピーダンスマッチングが不可能な場合、周波数可変RF電源と可変リアクティブ素子を同時に使用して駆動周波数を目標駆動周波数に復元するアルゴリズムを採用したインピーダンスマッチングの条件を表示するグラフである。
図17に示すように、シミュレーションに使用された条件は、下記の通りである。第1固定インダクタは、100nHであり、第2固定インダクタは、500nHであり、第1可変蓄電器の可変範囲は、150pFないし1000pFであり、第2可変蓄電器の可変範囲は、85pFないし500pFである。第1可変蓄電器の初期条件は、500pFであり、第2可変蓄電器の初期条件は、150pFである。駆動周波数の初期条件は、50%である。制御ループの時間間隔は、100マイクロ秒(μsec)である。前記周波数可変RF電源の周波数可変アルゴリズムは、反射係数の虚数部が正の値を有する場合、駆動周波数を増加させ、反射係数の虚数部が負の値を有する場合、駆動周波数を減少させる。インピーダンスマッチングと周波数復元のために数学式18が使用された。
インピーダンスマッチングのために約300 msecが要求される。しかし、反射電力を50%以下にまで減少させるための時間は、周波数可変アルゴリズムを通じて3 msec以内である。したがって、周波数可変アルゴリズムを使用し、反射電力を最小化した状態で、リアクティブ素子を用いてインピーダンスマッチングが行われる。また、同時に、駆動周波数が目標駆動周波数に収束する。
したがって、プラズマ負荷の範囲がとても広い場合にも、所定の範囲内で反射電力を維持しつつ、インピーダンスマッチング及び駆動周波数復元が行われる。したがって、リアクティブ素子だけでインピーダンスマッチングを行う場合より、速いスピードでインピーダンスマッチングが行われ、また、50%未満の反射電力を達成するための時間は、著しく減少する。
本発明は、図面に図示した実施例を参考して説明したが、これは例示的なものに過ぎず、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、このことから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるということが分かる。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付した特許請求の範囲の技術的思想によって決定される。
110 周波数可変RF電源
120 伝送線
130 インピーダンスマッチングネットワーク
140 負荷

Claims (27)

  1. 駆動周波数fを変更する周波数可変RF電源と負荷との間に配置される可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークのインピーダンスマッチング方法において、
    前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いの関数で制御することを含むことを特徴とするインピーダンスマッチング方法。
  2. 前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、
    前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
    Figure 2016540455
    の条件を満たし、
    ここで、dωは、目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いであることを特徴とする請求項1に記載のインピーダンスマッチング方法。
  3. 前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、
    前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
    Figure 2016540455
    の条件を満たし、
    ここで、K1は定数であり、K2は定数であり、dωは目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いであることを特徴とする請求項1に記載のインピーダンスマッチング方法。
  4. 目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いが正の値を有する場合に、可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、負の値を有するように制御され、
    目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの差が負の値を有する場合に、可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、正の値を有するように制御されることを特徴とする請求項1に記載のインピーダンスマッチング方法。
  5. 前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、インピーダンスマッチングのための反射係数又はインピーダンスの関数に追加的に依存することを特徴とする請求項1に記載のインピーダンスマッチング方法。
  6. 前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、
    前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
    Figure 2016540455
    の条件を満たし、
    ここで、A及びBは、反射係数又はインピーダンスに依存する変数であり、
    dωは、目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いであることを特徴とする請求項5に記載のインピーダンスマッチング方法。
  7. Figure 2016540455
    の条件を満たし、
    ここで、gは第1加重関数であり、gは第2加重関数であり、
    前記第1加重関数は、反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有し、
    前記第2加重関数は、反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有することを特徴とする請求項6に記載のインピーダンスマッチング方法。
  8. 前記周波数可変RF電源は、駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行い、
    前記周波数可変RF電源は、反射係数の虚数部が正の値を有する場合、駆動周波数を増加させ、反射係数の虚数部が負の値を有する場合、駆動周波数を減少させることを特徴とする請求項1に記載のインピーダンスマッチング方法。
  9. 前記周波数可変RF電源は、駆動周波数を変更してインピーダンスマッチングを行い、
    前記周波数可変RF電源は、駆動周波数をスキャンしてインピーダンスマッチングを行うことを特徴とする請求項1に記載のインピーダンスマッチング方法。
  10. 前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、インピーダンスマッチングのための反射係数又はインピーダンスの関数に依存することは:
    特性ベクトルを抽出する段階と、
    可変リアクティブ素子のリアクタンスを示す素子ベクトルを所定の変換マトリックスを用いて分析ベクトルに変換し、前記分析ベクトルを座標軸とする分析座標系で特性ベクトルを表示する段階と、
    前記分析座標系で前記特性ベクトルを分析してインピーダンスマッチングのための変位ベクトルを抽出する段階と、
    前記変位ベクトルを前記変換メトリックスを用いて換算素子ベクトル(transforming the displacement vector)に変換する段階と、
    前記換算素子ベクトルを用いてキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を抽出する段階と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のインピーダンスマッチング方法。
  11. 周波数可変RF電源の出力で電気的特性を測定し、測定された電気的特性を用いて駆動周波数を変更して第1インピーダンスマッチングを行う段階と、
    前記周波数可変RF電源と負荷との間に可変リアクティブ素子を含むインピーダンスマッチングネットワークを配置して、前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更する段階と、を含み、
    前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いの関数に与えられることを特徴とするRFシステム制御方法。
  12. 前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、
    前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
    Figure 2016540455
    に与えられ、
    ここで、dωは、目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いであることを特徴とする請求項11に記載のRFシステム制御方法。
  13. 予測駆動周波数fを算出して、前記周波数可変RF電源に提供する段階をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のRFシステム制御方法。
  14. 前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、
    前記予測駆動角周波数ωは、
    Figure 2016540455
    に与えられ、
    ωは予測駆動角周波数ω=2πfであり、ωは駆動角周波数ω=2πfであり、Cは前記第1蓄電器の第1キャパシタンスであり、Cは前記第2蓄電器の第2キャパシタンスであることを特徴とする請求項13に記載のRFシステム制御方法。
  15. 前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、インピーダンスマッチングのための反射係数又はインピーダンスの関数に依存することを特徴とする請求項11に記載のRFシステム制御方法。
  16. 前記可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、インピーダンスマッチングのための反射係数又はインピーダンスの関数に依存することは:
    特性ベクトルを抽出する段階と、
    可変リアクティブ素子のリアクタンスを示す素子ベクトルを所定の変換マトリックスを用いて分析ベクトルに変換し、前記分析ベクトルを座標軸とする分析座標系で特性ベクトルを表示する段階と、
    前記分析座標系で前記特性ベクトルを分析してインピーダンスマッチングのための変位ベクトルを抽出する段階と、
    前記変位ベクトルを前記変換メトリックスを用いて換算素子ベクトルに変換する段階と、
    前記換算素子ベクトルを用いてキャパシタンス又はインダクタンスの変化量を抽出する段階と、を含むことを特徴とする請求項15に記載のインピーダンスマッチング方法。
  17. 前記可変リアクティブ素子は、第1蓄電器及び第2蓄電器を含み、
    前記第1蓄電器の第1キャパシタンスC及び前記第2蓄電器の第2キャパシタンスCの変化量dC;dCは、
    Figure 2016540455
    の条件を満たし、
    ここで、A及びBは、反射係数又はインピーダンスに依存する変数であり、
    dωは、目標駆動角周波数ω=2πfと駆動周波数ω=2πfの違いであることを特徴とする請求項11に記載のRFシステム制御方法。
  18. Figure 2016540455
    の条件を満たし、
    ここで、gは第1加重関数であり、gは第2加重関数であり、
    前記第1加重関数は、反射係数が大きい場合大きな値を有し、反射係数が小さい場合小さな値を有し、
    前記第2加重関数は、反射係数が大きい場合小さな値を有し、反射係数が小さい場合大きな値を有することを特徴とする請求項17に記載のインピーダンスマッチング方法。
  19. 駆動周波数fを変更する周波数可変RF電源と負荷との間に配置される可変リアクタンスインピーダンスマッチングネットワークのインピーダンスマッチング方法において、
    前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更して、周波数可変RF電源を目標駆動周波数で動作するよう誘導することを特徴とするインピーダンスマッチング方法。
  20. 前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスの変化量は、目標駆動周波数fと前記駆動周波数fの違いの関数で制御されることを含むことを特徴とする請求項19に記載のインピーダンスマッチング方法。
  21. 前記インピーダンスマッチングネットワークは、予測駆動周波数fを算出して前記周波数可変RF電源に提供する段階をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載のインピーダンスマッチング方法。
  22. 周波数可変RF電源及び周波数可変RF電源の出力を負荷に伝達するインピーダンスマッチングネットワークを含むRF電力システムのインピーダンスマッチング方法において、
    周波数可変RF電源の出力端の第1電気的特性を測定する段階と、
    前記周波数可変RF電源で前記第1電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階と、
    前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階と、
    前記インピーダンスマッチングネットワークで第2電気的特性を測定する段階と、
    前記インピーダンスマッチングネットワークで前記第2電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査し、駆動周波数が目標駆動周波数であるか否かを検査する段階と、
    前記インピーダンスマッチングネットワークでインピーダンスマッチングが行われない場合、インピーダンスマッチングのための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第1変化量を算出する段階と、
    前記インピーダンスマッチングネットワークで駆動周波数が目標駆動周波数と一致しない場合、駆動周波数変更のための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第2変化量を算出する段階と、
    前記第1変化量と前記第2変化量に因る総変化量を算出し、前記総変化量を用いて可変リアクティブ素子を制御する段階と、を含むRF電力システムのインピーダンスマッチング方法。
  23. 周波数可変RF電源及び周波数可変RF電源の出力を負荷に伝達するインピーダンスマッチングネットワークを含むRF電力システムのインピーダンスマッチング方法において、
    周波数可変RF電源の出力端の第1電気的特性を測定する段階と、
    前記周波数可変RF電源で前記第1電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階と、
    前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階と、
    前記駆動周波数が目標駆動周波数であるか否かを検査する段階と、
    インピーダンスマッチングが行われない場合、インピーダンスマッチングのための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第1変化量を算出する段階と、
    駆動周波数が目標駆動周波数と一致しない場合、駆動周波数変更のための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第2変化量を算出する段階と、
    前記第1変化量と前記第2変化量に因る総変化量を算出し、前記総変化量を用いて可変リアクティブ素子を制御する段階と、を含むRF電力システムのインピーダンスマッチング方法。
  24. 所定の周波数可変範囲を有してRF電力を出力する周波数可変RF電源と負荷との間に配置されるインピーダンスマッチングネットワークにおいて、
    前記インピーダンスマッチングネットワークは、少なくとも2つの可変リアクティブ素子を含み、
    前記可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの変化量は、駆動周波数と目標駆動周波数の違いの関数に与えられることを特徴とするインピーダンスマッチングネットワーク。
  25. 所定の周波数可変範囲を有してインピーダンスマッチングのために駆動周波数を変更する周波数可変RF電源と、
    前記周波数可変RF電源から出力を受け取って、負荷に伝達するインピーダンスマッチングネットワークを含み、
    前記インピーダンスマッチングネットワークの可変リアクティブ素子のキャパシタンス又はインダクタンスを変更して、前記インピーダンスマッチングネットワークは、前記周波数可変RF電源が目標駆動周波数で動作するよう誘導することを特徴とするRF電力システム。
  26. 周波数可変RF電源の出力を負荷に伝達する2つ以上の可変リアクティブ素子を含む電気装置において、
    前記可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの変化量は、前記周波数可変RF電源の駆動周波数と目標駆動周波数の違いの関数を含み、
    前記目標周波数は、前記周波数可変RF電力発生器の前記周波数可変範囲内に存在することを特徴とする電気装置。
  27. 周波数可変RF電源及び周波数可変RF電源の出力を負荷に伝達するインピーダンスマッチングネットワークを含むRF電力システムのインピーダンスマッチング方法において、
    周波数可変RF電源の出力端の第1電気的特性を測定する段階と、
    前記周波数可変RF電源で前記第1電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階と、
    前記周波数可変RF電源の駆動周波数を変更する段階と、
    前記インピーダンスマッチングネットワークで第2電気的特性を測定する段階と、
    前記インピーダンスマッチングネットワークで、前記第2電気的特性を用いてインピーダンスマッチングの状態を検査する段階と、
    インピーダンスマッチングのための可変リアクティブ素子のインダクタンス又はキャパシタンスの第1変化量を算出する段階と、
    前記第1変化量を用いて可変リアクティブ素子を制御する段階と、を含むRF電力システムのインピーダンスマッチング方法。
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