JP2016538350A - 粒子 - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書で使用するとき、「消費者製品」は、一般的には、販売される形態での使用又は消費を意図する、ベビーケア、美容ケア、布地及びホームケア、ファミリーケア、女性用ケア、ヘルスケア、スナック及び/又は飲料製品、又は装置を意味する。かかる製品としては、限定するものではないが、おむつ、よだれかけ、拭き取り用品、脱色、着色、染色、コンディショニング、シャンプー、スタイリングなどの毛髪(ヒト、イヌ及び/又はネコ)処理用製品及び/又は処理に関する方法、脱臭剤及び制汗剤、パーソナルクレンジング、化粧品、高級芳香剤を含む消費者使用のためのクリーム、ローション、及び他の局所塗布製品などのスキンケア、シェービング製品、エアフレッシュナー及び香り送達系を含むエアケア、自動車ケア、食器洗浄、布地コンディショニング(柔軟化及び/又はフレッシュニングを含む)、洗濯洗浄、洗濯及びすすぎ添加剤及び/又はケア、床及び便器クリーナーなどの硬質表面の洗浄及び/又は処理、消費者若しくは業務用の他の洗浄などの、布地及びホームケアの領域における布地、硬質表面及び任意の他の表面の処理用製品及び/又は処理に関する方法、トイレットペ−パー、顔用ティッシュ、紙ハンカチ及び/又はペーパータオルに関する製品及び/又は方法、タンポン、女性用ナプキン、練り歯磨き、歯用ゲル、歯用リンス、義歯接着剤、歯のホワイトニングなどの口腔ケアに関する製品及び/又は方法、咳及び風邪治療薬、鎮痛剤、処方薬、ペットヘルスと栄養などの店頭販売ヘルスケア、主として慣習的な食事間用又は食事随伴物としての消費が意図される加工食品(非限定的な例としては、ポテトチップス、トルティーヤチップス、ポップコーン、プレッツェル、コーンチップス、シリアルバー、野菜チップス又はクリスプ、スナックミックス、パーティミックス、マルチグレインチップス、スナッククラッカー、チーズスナック、ポークラインズ、コーンスナック、ペレットスナック、押出成形スナック及びベーグルチップが挙げられる)、並びにコーヒーが挙げられる。
組成物は、約10cps〜約5000cps、約10cps〜約2000cps、約50cps〜約1500cps又は約100cps〜約1000cpsの粘度を有し、全組成物重量に基づいて、
a)約0.01%〜約10%、約0.1%〜約5%、約0.1%〜約2%、約0.1%〜約1%の複数のマイクロカプセルであって、前記複数のマイクロカプセルは、マイクロカプセルの外表面上に付着ポリマーを含み、
b)約0.0001%〜約5%、約0.001%〜約5%、約0.01%〜約4%、約0.3%〜約2%のNa+、K+、Mg2+、Ca2+、Cl−、Br−、HSO4 −及びSO4 2−、及びこれらの混合物からなる群から選択されるイオン、
c)任意で、前記付着ポリマーに追加するポリマー、防腐剤、ホルムアルデヒド捕捉剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料、を含み、
前記組成物は、組成物1グラム当たり、30未満、約0.01〜約29、約0.05〜約20、約0.1〜約10、約0.1〜約5のマイクロカプセル凝集粒子の分布集中度指数を有する。
i.香料、増白剤、染料、防虫剤、シリコーン、ワックス、香味料、ビタミン、布地柔軟剤、スキンケア剤(1つの態様では、パラフィン)、酵素、抗微生物剤、漂白剤、感覚剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含むコア、
ii.ポリエチレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリイソプレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、アミノ樹脂(1つの態様では、前記アミノ樹脂は、ポリ尿素、ポリウレタン、及び/又はポリウレアウレタンを含み、1つの態様では、前記ポリ尿素は、ポリオキシメチレンウレア及び/又はメラミンホルムアルデヒドを含む)、ポリオレフィン、多糖類(1つの態様では、アルギン酸塩及び/又はキトサン)、ゼラチン、セラック、エポキシ樹脂、ビニルポリマー、非水溶性無機物、シリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含む壁材料、及び
iii.多糖類、カチオン変性デンプン、カチオン変性グアー、ポリシロキサン、ポリジアリルジメチルアンモニウムハライド、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド及びビニルピロリドンのコポリマー、アクリルアミド、イミダゾール、イミダゾリニウムハライド、イミダゾリウムハライド、ポリビニルアミン、ポリビニルアミン及びN−ビニルホルムアミドのコポリマー、メタクリレート四級化ホモポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される付着ポリマー、を更に含む。
a)アニオン性電荷(1つの態様では、−1mV〜−100mV)を有するマイクロカプセルのスラリーのpHを、マイクロカプセル粒子及びカチオン性ポリマーのpKaを下回る値まで調整するプロセス、
b)スラリーと前記カチオン性ポリマーとを混和し、前記混和したスラリーとカチオン性ポリマーとを機械的エネルギーで分散させるプロセス、
c)前記混和したスラリーとカチオン性ポリマーのpHを、前記粒子のスラリーのpKa値を超え、カチオン性ポリマーのpKa値を下回る値まで調整するプロセス、によって製造される。
組成物は、約10cps〜約5000cps、約10cps〜約2000cps、約50cps〜約1500cps又は約100cps〜約1000cpsの粘度を有し、全組成物重量に基づいて、
a)約0.01%〜約10%、約0.1%〜約5%、約0.1%〜約2%、約0.1%〜約1%の複数のマイクロカプセルであって、前記複数のマイクロカプセルは、マイクロカプセルの外表面上に付着ポリマーを含む、複数のマイクロカプセル、
b)約0.0001%〜約5%、約0.001%〜約5%、約0.01%〜約4%、約0.3%〜約2%のNa+、K+、Mg2+、Ca2+、Cl−、Br−、HSO4 −及びSO4 2−、及びこれらの混合物からなる群から選択されるイオン、
c)任意で、前記付着ポリマーに追加するポリマー、防腐剤、ホルムアルデヒド捕捉剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料、及び
d)布地強化剤、酵素、界面活性剤、ビルダー、染料、色調剤、非水性溶媒、泡抑制剤、脱色剤、キレート剤、光学的増白剤、移染防止剤、分散剤、粘土質土壌除去剤/再付着防止剤、構造化体、香料、付着剤、シリコーン、レオロジー変性剤、防腐剤、安定化剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、0.0001%〜約70%、約0.1%〜約50%、約15%〜約40%の材料、を含む組成物であって、
前記組成物は、組成物1グラム当たり、30未満、約0.01〜約29、約0.05〜約20、約0.1〜約10、約0.1〜約5の香料マイクロカプセル凝集粒子の分布集中度指数を有し、前記組成物は消費者製品である、組成物が開示されている。
a)ポリグリセロールエステル、油性糖誘導体、ワックスエマルション、脂肪酸、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(タローオイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N−(2−ヒドロキシエチル)N−メチルアンモニウムメチルサルフェート及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含む布地強化剤であって、好ましくは、前記布地強化剤は、ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート脂肪酸エステル、1,2−ジ(アシルオキシ)−3−トリメチルアンモニウオプロパンクロリド、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(タローオイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N−ビス−(ステアロイル−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N−ビス−(タローオイル−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N−ビス−(パルミトイル−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N−ビス−(ステアロイル−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、1,2−ジ(ステアロイル−オキシ)−3−トリメチルアンモニウムプロパンクロリド、ジカノーラジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ハード)タロージメチルアンモニウムクロリド、ジカノーラジメチルアンモニウムメチルサルフェート、1−メチル−1−ステアロイルアミドエチル−2−ステアロイルイミダゾリニウムメチルサルフェート、1−タローイルアミドエチル−2−タローイルイミダゾリン、ジパルメチルヒドロキシエチルアンモニウムメトサルフェート及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含む、布地強化剤と、
b)付着助剤ポリマーを含む付着剤であって、好ましくは、前記付着ポリマーは、前記組成物のpHにおいて、約0.005meq/g〜約23meq/g、好ましくは約0.01meq/g〜約12meq/g、最も好ましくは約0.1meq/g〜約7meq/gのカチオン電荷を有するカチオン性ポリマーを含む、付着剤と、
c)プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、マンナーゼ、セルラーゼ、キシログルカナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、及びこれらの混合物からなる群から選択される酵素と、
e)硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油の誘導体、ミクロフィブリル状セルロース、ヒドロキシ官能性結晶物質、長鎖脂肪族アルコール、12−ヒドロキシステアリン酸、粘土、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含む構造化体と、
f)ポリカルボキシレート、汚れ放出ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、双性エトキシル化四級化硫酸化ヘキサメチレンジアミン、アルコキシル化ポリアルキレンイミン、エトキシル化ポリアミン、ポリエチレングリコール−ポリビニルアセテートからなる群から選択されるポリマー分散剤を含む分散剤と、
g)小分子染料、ポリマー染料、染料粘土共役体及び色素からなる群から選択される材料を含む色調剤と、及び/又は
h)ポリエーテルアミンを含むオリゴアミンと、を含む。
a)前記コアは、香料、増白剤、染料、防虫剤、シリコーン、ワックス、香味料、ビタミン、布地柔軟剤、スキンケア剤(1つの態様では、パラフィン)、酵素、抗微生物剤、漂白剤、感覚剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、
b)前記壁は、ポリエチレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリイソプレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、アミノ樹脂(1つの態様では、前記アミノ樹脂は、ポリ尿素、ポリウレタン、及び/又はポリウレアウレタンを含み、1つの態様では、前記ポリ尿素は、ポリオキシメチレンウレア及び/又はメラミンホルムアルデヒドを含む)、ポリオレフィン、多糖類(1つの態様では、アルギン酸塩及び/又はキトサン)、ゼラチン、セラック、エポキシ樹脂、ビニルポリマー、非水溶性無機物、シリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、及び
c)前記付着ポリマーは、多糖類、カチオン変性デンプン、カチオン変性グアー、ポリシロキサン、ポリジアリルジメチルアンモニウムハライド、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド及びビニルピロリドンのコポリマー、アクリルアミド、イミダゾール、イミダゾリニウムハライド、イミダゾリウムハライド、ポリビニルアミン、ポリビニルアミン及びN−ビニルホルムアミドのコポリマー、メタクリレート四級化ホモポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される。
{R4−m−N+−[(CH2)n−Y−R1]m}X− (1)
式中、各R置換基は水素、短鎖C1〜C6のいずれかであり、1つの態様では、C1〜C3アルキル又はヒドロキシアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルなど)、ポリ(C2〜3アルコキシ)であり、1つの態様では、ポリエトキシ、ベンジル、又はこれらの混合物であり、どちらもmは、2又は3から選択され同一の値であり、各nは1〜約4(1つの態様では2)であり、各Yは−O−(O)C−、−C(O)−O−、−NR−C(O)−、又は−C(O)−NR−であり、各R1中の炭素の合計は、Yが−O−(O)C−又は−NR−C(O)−である場合には1を加えてC12〜C22(1つの態様では、C14〜C20)であり、各R1はヒドロカルビル、又は不飽和基全く含有しないか、又は一部含有する置換ヒドロカルビル基であり、X−は任意の強化剤相溶性アニオンである(1つの態様では、塩化物、臭化物、硫酸メチル、硫酸エチル、硫酸塩、及び硝酸塩であり、1つの態様では、塩化物又は硫酸メチルである)。
[R3N+CH2CH(YR1)(CH2YR1)]X−
式中、各Y、R、R1、及びX−は、前記と同じ意味を有する。かかる化合物には、次式を有するものが挙げられ:
[CH3]3N(+)[CH2CH(CH2O(O)CR1)O(O)CR1]C1(−) (2)
式中、各Rはメチル又はエチル基であり、1つの態様では、各R1は、C15〜C19の範囲である。本明細書で使用するとき、ジエステルが明記される場合、それにはモノエステルが存在していることを含み得る。
[R4−m−N+−R1m]X− (3)
式中、各R、R1、及びX−は、前記と同じ意味を有する。
R1−C(O)−NH−R2−NH−R3−NH−C(O)−R1 (6)
式中、R1、R2は前記のように定義され、各R3はC1〜6アルキレン基であり、1つの態様ではエチレン基であり、反応生成物は任意で硫酸ジメチルなどのアルキル化剤の添加によって四級化され得る。
[R1−C(O)−NR−R2−N(R)2−R3−NR−C(O)−R1]+A− (7)
式中、R、R1、R2、R3及びA−は前記のように定義される。
R1−C(O)−NH−R2−N(R3OH)−C(O)−R1 (8)
式中、R1、R2、及びR3は前記のように定義される。
R1−C(O)−NH−CH2CH2−NH−CH2CH2−NH−C(O)−R1
式中、R1−C(O)は、Henkel Corporationから入手可能なEmersol(登録商標)223LL又はEmersol(登録商標)7021などの、植物又は動物供給源から誘導された市販の脂肪酸のアルキル基であり、R2及びR3は二価のエチレン基である。
[R1−C(O)−NH−CH2CH2−NH−CH3)(CH2CH2OH)−CH2CH2−NH−C(O)−R1]+CH3SO4−
式中、R1−C(O)は、Witco Corporationから、例えば商品名Varisoft(登録商標)222LTとして市販されているアルキル基である。
R1−C(O)−NH−CH2CH2−N(CH2CH2OH)−C(O)−R1
式中、R1−C(O)は、Henkel Corporationから入手可能なEmersol(登録商標)223LL又はEmersol(登録商標)7021などの、植物又は動物供給源から誘導された市販の脂肪酸のアルキル基である。
a)約100.000:1〜約1:1、約25.000:1〜約10:1、又は更には約10.000:1〜約100:1の比率のアニオン性界面活性剤:効率的なポリマー、
b)約100.000:1〜約1:1、約25.000:1〜約10:1、又は更には約10.000:1〜約100:1の比率のカチオン性界面活性剤:効率的なポリマー、及び/又は
c)約100.000:1〜約1:1、約25.000:1〜約10:1、又は更には約10.000:1〜約100:1の比率のシリコーン:効率的なポリマー、も含み得る。
A.洗浄性界面活性剤
本発明の組成物は、洗浄性界面活性剤を含み得る。洗浄性界面活性剤成分は、アニオン性洗浄性界面活性剤、双性イオン性若しくは両性洗浄性界面活性剤、又はそれらの組み合わせを含み得る。本組成物中のアニオン性界面活性剤成分の濃度は、所望の洗浄及び泡立ち性能を提供するのに十分であるべきであり、通常は約5%〜約50%の範囲である。
本発明の組成物は、カチオン性界面活性剤系を含み得る。カチオン性界面活性剤系は、1つのカチオン性界面活性剤であってもよく、又は2つ以上のカチオン性界面活性剤の混合物であってもよい。存在する場合、カチオン性界面活性剤系は、すすぎ易い感覚、レオロジー、及び湿潤コンディショニング効果の間のバランスを考慮して、約0.1重量%〜約10重量%、約0.5重量%〜約8重量%、約1重量%〜約5重量%、又は更には約1.4重量%〜約4重量%の濃度で組成物に含まれる。
本発明の組成物は、高融点脂肪族化合物を含み得る。本明細書において有用な高融点脂肪族化合物は、25℃以上の融点を有し、脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アルコール誘導体、脂肪酸誘導体、及びこれらの混合物からなる群から選択される。本明細書のこの項に開示されている化合物が、場合によっては2つ以上の分類に属することがある(例えば、いくつかの脂肪族アルコール誘導体は、脂肪酸誘導体として分類されることもある)ということが、当業者には理解される。しかし、所定の分類は、その特定の化合物を限定することを意図するものではなく、分類及び命名法の便宜上そのようになされている。更に、当業者は、二重結合の数と位置、及び分枝の長さと位置によっては、特定の炭素原子を有する特定の化合物の融点が25℃未満であり得ることを理解している。こうした低融点の化合物は、この項には含まれないことが意図される。
本発明の組成物は、カチオン性ポリマーを含有してよい。組成物中のカチオン性ポリマーの濃度は、典型的には、約0.05%〜約3%、別の実施形態では約0.075%〜約2.0%、更に別の実施形態では、約0.1%〜約1.0%の範囲に及ぶ。好適なカチオン性ポリマーは、組成物の意図される使用でのpHが、概して約pH 3〜約pH 9、1つの実施形態では約pH 4〜約pH 8の範囲に及ぶpHにおいて、少なくとも約0.5meq/gm、別の実施形態では少なくとも約0.9meq/gm、別の実施形態では少なくとも約1.2meq/gm、更に別の実施形態では少なくとも約1.5meq/gm、1つの実施形態ではまた約7meq/gm未満、及び別の実施形態では約5meq/gm未満のカチオン電荷密度を有するであろう。本明細書においてポリマーの「カチオン電荷密度」とは、ポリマーの分子量に対する、ポリマー上の正電荷数の比を指す。かかる好適なカチオン性ポリマーの平均分子量は一般に、約10,000〜10,000,000であり、一実施形態では、約50,000〜約5,000,000であり、別の実施形態では、約100,000〜約3,000,000である。
本発明の組成物は、非イオン性ポリマーを含み得る。本発明においては、約1000を超える分子量を有するポリアルキレングリコールが有用である。以下の一般式を有するものが有用である:
コンディショニング剤、及び特にシリコーンが本発明の組成物に含まれてもよい。コンディショニング剤は、毛髪及び/又は皮膚に特定のコンディショニング効果を与えるために使用される任意の物質も含む。ヘアトリートメント組成物において、好適なコンディショニング剤は、輝き、柔軟性、適合性、静電気防止特性、濡れたときの扱い、損傷、扱い易さ、ボリューム、及び脂っぽさに関連する効果を1つ以上もたらすものである。本発明の組成物に有用なコンディショニング剤は、典型的には、乳化液体粒子を形成する非水溶性で水分散性の不揮発性液体を含む。本発明の組成物に使用するのに好適なコンディショニング剤は、一般にシリコーン(例えば、シリコーンオイル、カチオン性シリコーン、シリコーンゴム、屈折率の高いシリコーン、及びシリコーン樹脂)、有機コンディショニングオイル(例えば、炭化水素油、ポリオレフィン、及び脂肪酸エステル)、若しくはこれらの組み合わせとして特徴付けられるコンディショニング剤、又は別の方法で本明細書の水性界面活性剤マトリクス中に液状の分散粒子を形成するコンディショニング剤である。このようなコンディショニング剤は、物理的及び化学的に組成物の必須成分と適合すべきであり、さもなければ製品の安定性、審美性、又は性能を過度に損なうべきではない。
本発明の組成物のコンディショニング剤は、不溶性シリコーンコンディショニング剤であり得る。シリコーンコンディショニング剤粒子は、揮発性シリコーン、不揮発性シリコーン、又はこれらの組み合わせを含み得る。1つの態様では、不揮発性シリコーンコンディショニング剤が用いられる。揮発性シリコーンが存在する場合、典型的には、シリコーンゴム及び樹脂などの、市販の形態の不揮発性シリコーン材料成分のための溶媒又はキャリアとしてのそれらの使用に付随する。シリコーンコンディショニング剤粒子は、シリコーン流体コンディショニング剤を含んでよく、シリコーン流体の付着効率を改善するか又は毛髪の光沢性を向上するためにシリコーン樹脂などの他の成分を更に含んでもよい。
シリコーン流体は、シリコーンオイルを含んでもよく、これは、25℃測定されるとき、1m2/s(1,000,000cst)未満、約5E−6m2/s(5cst)〜約1m2/s(1,000,000cst)、又は更には約0.0001m2/s(100cst)〜約0.6m2/s(600,000cst)の粘度を有する流動性シリコーン材料である。本発明の組成物に使用するのに好適なシリコーンオイルとしては、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。毛髪コンディショニング特性を有する他の不溶性不揮発性シリコーン流体を使用してもよい。
本発明の組成物は、アミノシリコーンを含んでもよい。アミノシリコーンは、本明細書で提供されるとき、少なくとも1つの第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、又は第四級アンモニウム基を含有するシリコーンである。有用なアミノシリコーンは、アミノシリコーンの約0.5重量%未満、約0.2重量%未満、又は更には約0.1重量%未満の窒素を有し得る。アミノシリコーン中の窒素(アミン官能基)の濃度が高くなるほど、摩擦軽減が起こりにくくなり、その結果、アミノシリコーンからのコンディショニング効果が減少する傾向がある。いくつかの製品形態においては、本発明に従ってより高い濃度の窒素も許容範囲であることを理解すべきである。
本発明の組成物に使用するのに好適な他のシリコーン流体は、不溶性シリコーンゴムである。これらのゴムは、25℃で測定したときに1m2/s(1,000,000csk)以上の粘度を有するポリオルガノシロキサン材料である。本発明の組成物に使用するためのシリコーンゴムの特定の非限定例としては、ポリジメチルシロキサン、(ポリジメチルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサン)(ジフェニルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の組成物に使用するのに好適な他の不揮発性不溶性シリコーン流体コンディショニング剤は、屈折率が少なくとも約1.46、少なくとも約1.48、少なくとも約1.52、又は更には少なくとも約1.55である「高屈折率シリコーン」として既知のものである。ポリシロキサン流体の屈折率は、一般的には、約1.70未満、典型的には約1.60未満であろう。この文脈において、ポリシロキサン「流体」としては、油及びゴムが挙げられる。
シリコーン樹脂を、本発明の組成物のコンディショニング剤に含んでもよい。これらの樹脂は、高度に架橋したポリマーシロキサン系である。架橋は、シリコーン樹脂の製造中に、三官能性及び四官能性シランを一官能性又は二官能性又はこれら両方のシランと共に組み込むことによって導入される。
他の変性シリコーン又はシリコーンコポリマーもまた、本明細書において有用である。シリコーン系第四級アンモニウム化合物(ケナン第四級アンモニウム化合物(Kennan quats))、末端第四級シロキサン、シリコーンアミノポリアルキレンオキシドブロックコポリマー、親水性シリコーンエマルション、及び、1つ以上の架橋した熊手型又は櫛型シリコーンコポリマーセグメントから構成されるポリマーが挙げられる。
本発明の組成物はまた、コンディショニング剤として、約0.05%〜約3%、約0.08%〜約1.5%、又は更には約0.1%〜約1%の少なくとも1つの有機コンディショニングオイルを、単独で又はシリコーン(本明細書に記載)のような他のコンディショニング剤と組み合わせて含んでもよい。好適なコンディショニングオイルとしては、炭化水素油、ポリオレフィン、及び脂肪酸エステルが挙げられる。好適な炭化水素油としては、少なくとも約10個の炭素原子を有する炭化水素油、例えば、環状炭化水素、直鎖脂肪族炭化水素(飽和又は不飽和)、及び分枝鎖脂肪族炭化水素(飽和又は不飽和)(これらのポリマー及び混合物を含む)が挙げられるが、これらに限定されない。直鎖炭化水素油は典型的に、約C12〜約C19である。分枝鎖炭化水素油(炭化水素ポリマーを含む)は、典型的には、19個を超える炭素原子を含有する。好適なポリオレフィンとしては、液状ポリオレフィン、液状ポリ−α−オレフィン、又は更には水素添加液状ポリ−α−オレフィンが挙げられる。本明細書に使用されるポリオレフィンは、C4〜約C14又は更にはC6〜約C12の重合によって調製され得る。好適な脂肪酸エステルには、少なくとも10個の炭素原子を有する脂肪酸エステルが挙げられるが、これに限定されない。これらの脂肪酸エステルとしては、脂肪酸又はアルコールに由来するヒドロカルビル鎖とのエステル(例えばモノエステル、多価アルコールエステル、並びにジ−及びトリ−カルボン酸エステル)が挙げられる。この脂肪酸エステルのヒドロカルビルラジカルは、アミド及びアルコキシ部分(例えば、エトキシ又はエーテル結合等)のようなその他の適合性のある官能基を包含するか又はそこへ共有結合してもよい。
コンディショニング剤は、本明細書の組成物に使用するのに好適でもある。
本発明の組成物はまた、フケ防止剤を含有してもよい。好適な、フケ防止活性物質の非限定的な例としては、抗菌性活性物質、ピリジンチオン塩、アゾール、硫化セレン、微粒子イオウ、角質溶解性酸、サリチル酸、オクトピロックス(ピロクトンオラミン)、コールタール、及びこれらの組み合わせが挙げられる。1つの態様では、フケ防止活性物質は、典型的にはピリジンチオン塩である。かかるフケ防止粒子は、組成物の必須成分と物理的及び化学的に適合する必要があり、製品の安定性、審美性又は性能を過度に損なってはならない。
本発明の組成物は、保湿剤が含有され得る。本明細書の保湿剤は、多価アルコール、水溶性アルコキシル化非イオン性ポリマー、及びこれらの混合物からなる群より選択される。保湿剤は、本明細書で使用されるとき、典型的には約0.1%〜約20%、又は更には約0.5%〜約5%の濃度で使用される。
本発明の組成物は、組成物中で非水溶性物質を分散させた形態で懸濁するか、又は組成物の粘度を変性するために有効な濃度で、懸濁化剤を更に含んでもよい。かかる濃度は、約0.1%〜約10%、又は更には約0.3%〜約5.0%の範囲である。
本発明の処方は、注入可能な液体(周囲条件下で)の形態であり得る。したがって、かかる組成物は、典型的に水性キャリアを含み、これは約20%〜約95%、又は更には約60%〜約85%の濃度で存在する。水性キャリアは、水、又は水と有機溶媒との混和性混合物を含んでもよく、1つの態様では、他の必須成分又は任意成成分の微量成分として組成物中に付随的に組み込まれる場合を除き、最小限の有機溶媒を有するか、又は有意の濃度の有機溶媒を有さない水を含み得る。
組成物は、任意で粒子を含んでもよい。粒子は、分散した非水溶性粒子であってよい。粒子は、無機、合成、又は半合成であってよい。1つの実施形態では、粒子は約300μm未満の平均粒径を有する。
前記のカチオン性界面活性剤は、高融点脂肪族化合物及び水性キャリアと一緒になって、本発明の組成物中でゲルマトリクスを形成し得る。
1つの態様では、本明細書で開示される組成物の製造プロセスは、香料マイクロカプセルと付着ポリマーとを混和する工程、及びその後前記香料マイクロカプセルと付着ポリマーの組み合わせを、布地強化剤、酵素、界面活性剤、ビルダー、染料、色調剤、非水性溶媒、泡抑制剤、脱色剤、キレート剤、光学的増白剤、移染防止剤、分散剤、粘土質土壌除去剤/再付着防止剤、構造化体、香料、付着剤、シリコーン、レオロジー変性剤、防腐剤、安定化剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料と混和する工程、を含む。
a)アニオン性電荷(1つの態様では、−1mV〜−100mV)を有する粒子のスラリーのpHを、粒子及びカチオン性ポリマーのpKaを下回る値まで調整するプロセス、
b)スラリーと前記カチオン性ポリマーとを混和し、前記混和したスラリーとカチオン性ポリマーとを機械的エネルギーで分散させるプロセス、
c)前記混和したスラリーとカチオン性ポリマーのpHを、前記粒子のスラリーのpKa値を超え、カチオン性ポリマーのpKa値を下回る値まで調整するプロセス、によって製造される。
d)前記混和したスラリーとカチオン性ポリマーとを混和するプロセス、
によって生成されるスラリーと、を混和する工程を含む、組成物の製造プロセスが開示される。
本発明の目的のために、以下に例示される補助剤の非限定的な一覧は、本組成物で使用するのに好適であり、例えば、性能を補助又は向上するため、洗浄される基材の処理のため、又は香料、着色剤、染料などを用いる場合のように組成物の審美性を改変するために、本発明の特定の実施形態に組み込むことが望ましい。かかる補助剤は、本出願人らによるカプセル及びスラリーによって供給される成分に追加されると理解される。かかる追加成分の正確な性質及びそれを組み込む濃度は、組成物の物理的形態及び使用される作業の性質に依存する。好適な補助剤材料としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素、及び酵素安定剤、触媒物質、漂白活性化剤、ポリマー分散剤、粘土質土壌除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。以下の開示に加えて、かかる他の添加剤の好適な例、及び使用濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812(B1)号及び同第6,326,348(B1)号で見出され、これらは参照により組み込まれる。
上述の組成物及び/又は消費者製品中で使用され得る香料送達系。特定の香料送達系の製造方法及び特定の香料送達系の製造方法が、米国特許出願第2007/0275866(A1)号に開示されている。かかる香料送達系としては、以下が挙げられる:ポリマー支援型送達系(Polymer Assisted Delivery(PAD))、分子支援型送達系(Molecule-Assisted Delivery(MAD))、繊維支援型送達系(Fiber-Assisted Delivery(FAD))、アミン支援型送達系(Amine Assisted Delivery(AAD))、シクロデキストリン送達系(CD)、デンプン封入アコード(SEA)、無機担体送達系(ZIC)、プロ香料(Pro-Perfume(PP))。このような香料送達系は、任意の種類の消費者製品、洗浄及び/又は処理組成物、布地及び硬質表面洗浄及び/又は処理組成物、洗剤、並びに超コンパクト化洗剤と、任意に組み合わせて使用することができる。
組成物は、布地色調剤(色合い剤、青味剤、又は白化剤と称される場合もある)を含み得る。典型的には、色調剤は布地に青又は紫の色合いをもたらす。色調剤は単独で又は組み合わせて使用して、特定の色合いを作り出すことができ、及び/又は異なる種類の布地に色合いをつけることができる。これは、例えば、赤と緑−青の染料とを混合して青又は紫の色合いを生じさせることにより提供され得る。色調剤は、アクリジン、アントラキノン(多環式キノンを含む)、アジン、前金属化した(premetallized)アゾを含むアゾ(例えば、モノアゾ、ジアゾ、トリスアゾ、テトラキスアゾ、ポリアゾ)、ベンゾジフラン及びベンゾジフラノン、カロテノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアニン、インジゴイド、メタン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ及びニトロソ、オキサジン、フタロシアニン、ピラゾール、スチルベン、スチリル、トリアリールメタン、トリフェニルメタン、キサンテン、並びにこれらの混合物を含むが、これらに限定されない任意の既知の染料の化学分類から選択され得る。
本明細書で記載される洗浄組成物において、汚れた材料から脂及び粒子を除去するために加えられる、様々なアミンが使用され得る。本明細書で記載される洗浄組成物には、洗浄組成物の約0.1重量%〜約10重量%、いくつかの実施例では、約0.1重量%〜約4重量%、及び他の実施例では、約0.1重量%〜約2重量%の追加アミンが含まれ得る。アミンの非限定例としては、ポリアミン、オリゴアミン、トリアミン、ジアミン、ペンタアミン、テトラアミン、ポリエーテルアミン、又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好適な追加アミンの具体例としては、テトラエチレンペンタアミン、トリエチレンテトラアミン、ジエチレントリアミン、ポリエーテルアミン、又はこれらの混合物が挙げられる。1つの態様では、本明細書に記載の組成物は、汚れた材料から脂及び粒子を除去するために加えられるポリエーテルアミンを含み得る。1つの態様では、本明細書に記載の洗浄組成物には、洗浄組成物の約0.1重量%〜約10重量%、いくつかの実施例では、約0.1重量%〜約6重量%又は約0.2重量〜約5重量%又は約0.1重量%〜約2重量%、他の実施例は、約0.5重量%〜約3重量%のポリエーテルアミンが含まれ得る。
本発明の液体組成物は、レオロジー変性剤を含み得る。レオロジー変性剤は、非ポリマー結晶性のヒドロキシ官能性材料であり、組成物の水性液体マトリクスに剪断減粘特性を付与する、ポリマーレオロジー変性剤からなる群から選択してもよい。1つの態様では、かかるレオロジー変性剤は、水性液体組成物に、20秒−1の剪断速度及び21℃にて、1〜7000cpsの高剪断粘度、及び、低剪断(21℃において剪断速度0.5秒−1)にて1000cps超又は更には1000cps〜200,000cpsの粘度を付与する。1つの態様では、洗浄及びトリートメント組成物のために、かかるレオロジー変性剤は、水性液体組成物に、約20秒−1及び21℃において50〜3000cpsの高剪断粘度、及び、低剪断(21℃において0.5秒−1の剪断速度)において1000cps超又は更には1000cps〜200,000cpsの粘度を付与する。本発明による粘度は、プレート直径40mm及び間隙サイズ500μmを有する平板鋼スピンドルを使用する、TA instruments製のAR 2000レオメーターを使用して測定される。20秒−1における高剪断粘度及び0.5秒−1における低剪断粘度は、21℃において3分間の0.1秒−1〜25秒−1の対数剪断速度曲線から得ることができる。結晶性ヒドロキシル官能性材料は、マトリクス内でその場で結晶化させることで、組成物のマトリクスの全体にわたって糸様構造系を形成するレオロジー変性剤である。ポリマーレオロジー変性剤は、好ましくはポリアクリレート、ポリマーゴム、その他の非ゴム多糖類、及びこれらのポリマー材料の組み合わせから選択される。
本発明の組成物は、シリコーンエマルションを含むことができる。エマルションは、一方の液体(分散相)を他方の液体(連続相)に分散させた混合物である。本発明の文脈では、シリコーンエマルションには、マクロエマルション及びマイクロエマルションも包含する。
本発明の文脈では、好ましくはシリコーンエマルションは、式(I)、(II)、(III)を有する、非イオン性である窒素非含有シリコーンエマルション、及びこれらの混合物を含む群から選択される:
−(CH2)nO(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (IV)
を有する、ポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基、ポリジアルキルシリコーン、ポリジメチルシリコーン、アルキルオキシル化シリコーン、第四級シリコーンからなる群から独立して選択され、ここで、少なくとも1つのR2は、ポリ(エチレンオキシ/プロピレンオキシ)コポリマー基(エトキシル化シリコーン、プロポキシル化シリコーン、エトキシル化プロポキシル化シリコーンエマルション)であり、各R3は、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、アセチル基、及びこれらの混合物からなる群から独立して選択され、添字wは、式(I)及び(III)の窒素非含有シリコーンポリマーの粘度が、0.0001m2・s−1(100センチストークス)〜0.1m2・s−1(100,000センチストークス)であるような値を有し、aは1〜50であり、bは1〜50であり、nは1〜50であり、cの合計(全てのポリアルキレンオキシ側基)は、1〜100の値を有し、dの合計は、0〜14であり、c+dの合計は、5〜150の値を有する。
本発明の1つの実施形態では、シリコーンエマルションはアミノ官能性シリコーンである。アミノ官能性シリコーンエマルションは次式の物質である:
HO[Si(CH3)2−O]x{Si(OH)[(CH2)3−NH−(CH2)2−NH2]O}yH
式中、x及びyは、シリコーンエマルションの粘度に依存する整数である。好ましくは、アミノ官能性シリコーンエマルションは、0.0005m2.s−1(500センチストークス)〜0.5m2.s−1(500,000センチストークス)の粘度を呈するような分子量を有する。この物質はまた、「アミノジメチコン」としても既知である。
本明細書に開示されている特定の消費者製品は、部位、特に、表面又は布地を洗浄又は処理するために使用することができる。典型的には、この部位の少なくとも一部は、未希釈形態又は液体、例えば洗浄液に希釈されて本出願人らの組成物の実施形態と接触し、そしてその後、場合により、その部位が洗浄及び/又はすすがれてもよい。1つの態様では、ある部位が任意により洗浄及び/又はすすがれ、本発明による粒子に又はかかる粒子を含む組成物に接触され、次に任意により洗浄及び/又はすすがれる。1つの態様では、部位を洗浄又は処理する方法であって、場合により部位を洗浄する及び/又はすすぐことと、部位を本明細書に開示される組成物及びその混合物から選択される組成物と接触させることと、場合により、部位を洗浄する及び/又はすすぐことと、を含む、方法が開示される。本発明の目的に関して、洗浄は、こすり洗い及び機械的撹拌を含むが、これらに限定されない。布地には、通常の消費者の使用条件で洗濯又は処理することが可能なほとんどの任意の種類の繊維が含まれていてもよい。開示する組成物を含み得る液体は、約3〜約11.5のpHを有していてよい。このような組成物は、典型的に、溶液中約500ppm〜約15,000ppmの濃度で使用される。洗浄溶媒が水であるとき、水温は、典型的に、約5℃〜約90℃であり、部位が布地を含むとき、水の布地に対する比は、典型的に、約1:1〜約30:1である。1つの態様では、部位の洗浄又は処理方法は、任意で前記部位を洗浄及び/又はすすぎ工程、前記部位を本明細書に開示される組成物と接触させる工程、及び、任意で前記部位を洗浄及び/又はすすぎ工程、及び/又は前記部位を自然乾燥又は乾燥機によって強制乾燥する工程と、を含む。
(1)最終製品からの有益剤送達粒子の抽出:
本明細書中で他に規定されている場合を除き、有益剤送達粒子を単離する方法は、このような粒子の大部分の密度が水の密度とは異なっているという事実に基づいている。粒子を希釈及び/又は放出するために、最終製品を水と混合する。希釈した製品懸濁液を遠心分離して、粒子の分離を加速させる。このような粒子は、最終製品の希釈溶液/分散液に浮かぶ又は沈む傾向がある。ピペット又はスパチュラを使用して、この懸濁液の上層及び底層を除去し、更に希釈及び遠心分離の過程に供して、粒子を分離し、富化させる。交差分極フィルター又は微分干渉(DIC)を備える光学顕微鏡を使用して、100倍〜少なくとも400倍の倍率の範囲で、粒子を観察する。顕微鏡観察により、送達粒子の存在、大きさ、及び凝集の初期指標が得られる。
1.約20mLの液体布地強化剤のアリコート3つを、別々に50mLの遠心分離管3つに注入し、各々をアリコート:脱イオン水=1:1(例えば、20mL布地強化剤+20mL脱イオン水)で希釈し、各アリコートをよく混合し、各アリコートを30分間、約10000×gで遠心分離する。
2.工程1における遠心分離後、50mLの遠心分離管中の底部水層(約10mL)を廃棄し、次に、各50mLの遠心分離管に10mLの脱イオン水を加える。
3.各アリコートにおいて、遠心分離のプロセスを繰り返し、底部水層を除去した後、50mLの遠心分離管に10mLの脱イオン水を更に2回加える。
4.スパチュラ又はピペットで上層を除去し、及び
5.この上層を1.8mLの遠心分離管に移し、5分間、約20000×gで遠心分離する。
6.スパチュラ又はピペットで上層を除去し、新たな1.8mLの遠心分離管に移し、管が完全に満たされるまで脱イオン水を加え、次に、5分間、約20000×gで遠心分離する。
7.スパチュラ又はピペットで底層を除去し、管が完全に満たされるまで脱イオン水を加え、5分間、約20000×gで遠心分離する。
8.工程7を更に5回繰り返す(合計6回)。
粒子懸濁液又は最終製品をガラス製の顕微鏡スライドに滴下し、数分間、周囲条件下で乾燥させて水を除去し、乾燥したスライド上に低密度の単層の孤立粒子を得る。スライド上において好適な粒子密度を得るために、必要に応じて懸濁液中の粒子濃度を調整する。100倍又は400倍の総倍率を備え、試験される光学顕微鏡の試料台にスライドを載置する。画像を取り込み、粒子直径を正確に測定するために較正する。3つの複製サンプルを調製し、分析する。
送達粒子からの有益剤漏出量を、以下の方法によって測定する:
a.)有益剤送達粒子の原料スラリーの1gのサンプルを2つ得る。
b.)有益剤送達粒子の原料スラリー1gを、粒子を用いるであろう99gの製品マトリクスに加え、この混合物をサンプル1と標記する。すぐに別の1gの原料粒子スラリーサンプルを、製品マトリクスを含有しない純形態で、以下の工程dで使用し、これをサンプル2と標記する。
c.)粒子含有製品マトリクス(サンプル1)を、2週間35℃の密封したガラス瓶の中でエージングする。
d.)濾過を使用して、両方のサンプルから粒子を回収する。エージング工程後、サンプル1中(製品マトリクス中)の粒子を回収する。サンプル1においてエージング工程を開始したのと同時に、サンプル2中(純原料スラリー)の粒子を回収する。
e.)溶媒で回収した粒子を処理して、粒子から有益剤材料を抽出する。
f.)各サンプルから抽出した有益剤を含有する溶媒を、クロマトグラフィで分析する。曲線の下の生じた有益剤ピーク領域を積分し、これらの領域を合計して、各サンプルから抽出された有益剤の総量を測定する。
g.)サンプル2から抽出された全有益剤量からサンプル1から抽出された全有益剤量を引くことで得られる差の値を算出することで、有益剤漏出率を測定し、サンプル2から抽出される全有益剤率としては、以下の等式で表わされる通りである:
液体最終製品の粘度を、TA instruments(New Castle,DE,USA)製のAR 550レオメーター/粘度計を使用して、直径40mm及び間隙サイズ500μmの並列平板鋼を使用して測定する。20s−1における高剪断粘度及び0.05s−1における低剪断粘度は、21℃において3分間の0.1s−1〜25s−1の対数剪断速度曲線から得ることができる。
以下の方法を使用して、最終製品中の分布集中度指数を測定する。
a.212マイクロメートルの標準的な研究室用篩(W.S.Tyler Company,Mentor,Ohio,USA 44060)を水で洗浄し、任意の残留物を除去し、機械的に乾燥させる、及び/又は風乾させる。
b.約20gの製品をシリンジを介して、篩の上から一列に広げて載置した。グラム単位で重量を記録する。
c.軽く篩をたたき、篩を通して製品を流す。至軽風又は窒素をサンプルに流し、篩上に気泡が捕捉されるのを緩和するのを助ける。
d.最終製品が篩を通過した後に、篩上に残存する粒子数を計測する。粒子の数を記録する。計測を3回繰り返す。確実に凝集体を計測し、気泡と区別することに留意すること。必要であれば、追加の空気/窒素が使用できる。
e.工程1〜4を最大で4回(3回以上)繰り返す。
f.計測された平均数を重量で割って、サンプルのグラム当たりの分布集中度指数を得る。
g.全測定におけるサンプルのグラム当たりの分布集中度指数の3つの読み取り地を平均する。
b DC2310の商標名でダウ・コーニング社(Dow Corning Corp.)から入手可能なシリコーン消泡剤。
c ジエチレントリアミン5酢酸
d Arch Chemicalsから入手可能なProxel(登録商標)
e 2.5%塩化カルシウム塩水溶液
f 商品名Rheovis(登録商標)CDEとして、BASFから入手可能なポリマー
g 商品名Variquat K1215として、Evonikから入手可能なカチオン性界面活性剤
上述の実施例のカプセルの一部を、以下のように洗い流すシャンプー配合物に配合する:90.0グラムのシャンプー配合物(以下に示される典型的な配合を有する)に、適量のマイクロカプセルスラリーを加えて、0.5重量%の使用濃度の芳香剤を送達する。マイクロカプセル及び水を、シャンプー配合物の上部に加え、その後、HauschildのSpeedMixer DAC 400FVZミキサーを使用して、内容物を1850rpmで1分間混合する。
2.Jaguar C500、MW−500,000、CD=0.7、供給元Rhodia
3.Mirapol 100S、31.5%活性、供給元Rhodia
4.ラウレス硫酸ナトリウム、28%活性、供給元:P&G
5.ラウリル硫酸ナトリウム、29%活性、供給元:P&G
6.グリシドールシリコーンVC2231−193C
7.テゴベタインF−B、30%活性、供給元:Goldschmidt Chemicals
8.Monamid CMA、85%活性、供給元Goldschmidt Chemical
9.エチレングリコールジステアレート、EGDS Pure、供給元Goldschmidt Chemical
10.塩化ナトリウムUSP(食品グレード)、供給元Morton;塩は調整可能成分であり、目標粘度を達成するためにより高濃度又は低濃度で添加してもよいことに注意する。
2.グリシドールシリコーンVC2231−193F
3.グリシドールシリコーンVC2231−193A
4.シクロペンタシロキサン:Momentive Performance Chemicalsから入手可能なSF1202
5.ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド/イソプロピルアルコール:Clariantから入手可能なGenamin(商標)KMP
6.セチルアルコール:Shin Nihon Rikaから入手可能なKonol(商標)シリーズ
7.ステアリルアルコール:Shin Nihon Rikaから入手可能なKonol(商標)シリーズ
8.メチルクロロイソチアゾリノン/メチルイソチアゾリノンRohm & Haasより入手可能なKathon(商標)CG
9.パンテノール:Rocheから入手可能
10.パンテニルエチルエーテル:Rocheから入手可能
(2)N−Hance3269(分子量約500,000及び0.8meq/g)Aqulaon/Herculesから入手可能
(3)Viscasil330M、General Electric Siliconesから入手可能
(4)ゲルネットワーク;下記の組成参照。水を約74℃に加熱し、セチルアルコール、ステアリルアルコール、及びSLES界面活性剤をそこに添加する。組み込みの後、本混合物を熱交換器に通して約35℃まで冷却した。冷却工程の結果、脂肪族アルコール及び界面活性剤は結晶化されて結晶性ゲルネットワークを形成した。
2.例えば、Tospearl(商標)145A又はTospearl 2000。GE Toshiba Silicone(商標)から入手可能。
3.ジメチコン中25%ジメチコンPEG−10/15架橋ポリマー。Shin−Etsu社(商標)から入手可能。
4.Jeen(商標)からのJeenate(商標)3Hポリエチレンワックス
5.ステアリルジメチコン。Dow Corning社から入手可能。
6.Laboratoires Serobiologiquesから入手可能なヘキサミジンジイセチオネート。
7.加えて、又はあるいは、当業者によって好適であるとみなされる時、組成物は、本明細書に開示の量の本明細書に開示の1つ以上の他のスキンケア活性物質、それらの塩及び誘導体を含み得る。
Claims (13)
- 10cps〜5000cps、好ましくは10cps〜2000cps、より好ましくは50cps〜1500cps、最も好ましくは100cps〜1000cpsの粘度を有する組成物であって、全組成物重量に基づいて、
a)0.01%〜10%、好ましくは0.1%〜5%、より好ましくは0.1%〜2%、最も好ましくは0.1%〜1%の複数のマイクロカプセルであって、前記複数のマイクロカプセルは、前記マイクロカプセルの外表面上に配置される付着ポリマーを含む、複数のマイクロカプセル、
b)0.0001%〜5%、好ましくは0.001%〜5%、0.01%〜4%、より好ましくは0.3%〜2%のNa+、K+、Mg2+、Ca2+、Cl−、Br−、HSO4 −及びSO4 2−、及びこれらの混合物からなる群から選択されるイオン、
c)任意で、上記付着ポリマーに追加するポリマー、防腐剤、ホルムアルデヒド捕捉剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料、及び
d)布地強化剤、酵素、界面活性剤、ビルダー、染料、色調剤、非水性溶媒、泡抑制剤、脱色剤、キレート剤、光学的増白剤、移染防止剤、分散剤、粘土質土壌除去剤/再付着防止剤、構造化体、香料、付着剤、シリコーン、レオロジー変性剤、防腐剤、安定化剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、0.0001%〜70%、好ましくは0.1%〜50%、より好ましくは15%〜40%の材料、を含む組成物であって、前記組成物は、組成物1グラム当たり、30未満、好ましくは0.01〜29、より好ましくは0.05〜20、より好ましくは0.1〜10、最も好ましくは0.1〜5の香料マイクロカプセル凝集粒子の分布集中度指数を有し、前記組成物は消費者製品である、組成物。 - 界面活性剤を含み、前記界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくは、前記組成物はアニオン性界面活性剤を含み、より好ましくは、前記組成物は、C9〜C18アルキルベンゼンスルホン酸塩界面活性剤、C10〜C20アルキル硫酸塩界面活性剤、C10〜C18アルキルアルコキシ硫酸塩界面活性剤(前記C10〜C18アルキルアルコキシ硫酸塩は、1〜30の平均アルコキシル化度を有し、前記アルコキシは、C1〜C4の鎖を含む)、及びこれらの混合物、からなる群から選択されるアニオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
- a)前記布地強化剤は、ポリグリセロールエステル、油性糖誘導体、ワックスエマルション、脂肪酸、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(タローオイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N−(2−ヒドロキシエチル)N−メチルアンモニウムメチルサルフェート及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、好ましくは、前記布地強化剤は、ビス−(2−ヒドロキシプロピル)−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート脂肪酸エステル、1,2−ジ(アシルオキシ)−3−トリメチルアンモニウオプロパンクロリド、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(タローオイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N−ビス−(ステアロイル−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N−ビス−(タローオイル−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N−ビス−(パルミトイル−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N−ビス−(ステアロイル−2−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、1,2−ジ(ステアロイル−オキシ)−3−トリメチルアンモニウムプロパンクロリド、ジカノーラジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ハード)タロージメチルアンモニウムクロリド、ジカノーラジメチルアンモニウムメチルサルフェート、1−メチル−1−ステアロイルアミドエチル−2−ステアロイルイミダゾリニウムメチルサルフェート、1−タローイルアミドエチル−2−タローイルイミダゾリン、ジパルメチルヒドロキシエチルアンモニウムメトサルフェート及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、
b)前記付着剤は付着助剤ポリマーを含み、好ましくは、前記付着ポリマーは、前記組成物のpHにおいて、0.005meq/g〜23meq/g、好ましくは0.01meq/g〜12meq/g、最も好ましくは0.1meq/g〜7meq/gのカチオン電荷を有するカチオン性ポリマーを含み、
c)前記酵素は、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、マンナーゼ、セルラーゼ、キシログルカナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
e)前記構造化体は、硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油の誘導体、ミクロフィブリル状セルロース、ヒドロキシ官能性結晶材料、長鎖脂肪族アルコール、12−ヒドロキシステアリン酸、粘土、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、
f)前記分散剤は、ポリカルボキシレート、汚れ放出ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、双性エトキシル化四級化硫酸化ヘキサメチレンジアミン、アルコキシル化ポリアルキレンイミン、エトキシル化ポリアミン、ポリエチレングリコール−ポリビニルアセテートからなる群から選択されるポリマー分散剤を含み、
g)前記色調剤は、小分子染料、ポリマー染料、染料粘土共役体及び色素からなる群から選択される材料を含み、及び/又は
h)前記オリゴアミンは、ポリエーテルアミンを含む、
請求項1〜2のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記マイクロカプセルはコア及びシェルを含み、前記シェルは前記コアをカプセル化しており、前記マイクロカプセルは、0.01マイクロメートル〜300マイクロメートル、好ましくは0.1マイクロメートル〜100マイクロメートル、より好ましくは0.5マイクロメートル〜50マイクロメートルの粒径を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記マイクロカプセルは、1:200〜5:1、好ましくは1:40〜1:1の付着ポリマーコーティング対壁の比率を有し、好ましくは、前記付着ポリマーがポリビニルホルムアミド及びポリビニルアミンを含むコポリマーを含む場合、前記付着ポリマーコーティング対壁の比率は、1:40〜1:5であってよく、より好ましくは、前記付着ポリマーがメタクリレート四級化ホモポリマーを含む場合、前記付着ポリマーコーティング対壁の比率は、1:10〜5:1であり得る、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記マイクロカプセルは、0%〜30%、好ましくは0.001%〜20%、より好ましくは0.1%〜10%、最も好ましくは0.1%〜5%の有益剤漏出率の有益剤漏出率を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
- a)上記コアは、香料、増白剤、染料、防虫剤、シリコーン、ワックス、香味料、ビタミン、布地柔軟剤、スキンケア剤(1つの態様では、パラフィン)、酵素、抗微生物剤、漂白剤、感覚剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、
b)上記壁は、ポリエチレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリイソプレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、アミノ樹脂(1つの態様では、上記アミノ樹脂は、ポリ尿素、ポリウレタン、及び/又はポリウレアウレタンを含み、1つの態様では、上記ポリ尿素は、ポリオキシメチレンウレア及び/又はメラミンホルムアルデヒドを含む)、ポリオレフィン、多糖類(1つの態様では、アルギン酸塩及び/又はキトサン)、ゼラチン、セラック、エポキシ樹脂、ビニルポリマー、非水溶性無機物、シリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、及び
c)前記付着ポリマーは、多糖類、カチオン変性デンプン、カチオン変性グアー、ポリシロキサン、ポリジアリルジメチルアンモニウムハライド、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド及びビニルピロリドンのコポリマー、アクリルアミド、イミダゾール、イミダゾリニウムハライド、イミダゾリウムハライド、ポリビニルアミン、ポリビニルアミン及びN−ビニルホルムアミドのコポリマー、メタクリレート四級化ホモポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記コアは香料を含み、前記壁はメラミンホルムアルデヒド及び/又は架橋メラミンホルムアルデヒドを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記コアは香料を含み、前記壁はメラミンホルムアルデヒド及び/又は架橋メラミンホルムアルデヒド、ポリ(アクリル酸)及びポリ(アクリル酸−コ−ブチルアクリレート)を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
- 追加の香料及び/又は香料送達系からなる群から選択される補助成分を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
- 部位の洗浄又は処理方法であって、任意で前記部位を洗浄及び/又はすすぎ工程、前記部位を請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物と接触させる工程、及び任意で前記部位を洗浄及び/又はすすぎ工程及び/又は前記部位を自然乾燥又は乾燥機によって強制乾燥する工程と、を含む、部位の洗浄又は処理方法。
- 香料マイクロカプセルと付着ポリマーとを混和する工程、及びその後前記香料マイクロカプセルと付着ポリマーの組み合わせを、布地強化剤、酵素、界面活性剤、ビルダー、染料、色調剤、非水性溶媒、泡抑制剤、脱色剤、キレート剤、光学的増白剤、移染防止剤、分散剤、粘土質土壌除去剤/再付着防止剤、染料ポリマー共役体、染料粘土共役体、構造化体、香料、付着剤、シリコーン、レオロジー変性剤、防腐剤、安定化剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料と混和する工程、を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物の製造プロセス。
- 組成物の製造プロセスであって、布地強化剤、酵素、界面活性剤、ビルダー、染料、色調剤、非水性溶媒、泡抑制剤、脱色剤、キレート剤、光学的増白剤、移染防止剤、分散剤、粘土質土壌除去剤/再付着防止剤、構造化体、香料、付着剤、シリコーン、レオロジー変性剤、防腐剤、安定化剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料と、スラリーであって、
a)アニオン性電荷(好ましくは、−1mV〜−100mV)を有する粒子のスラリーのpHを、粒子及びカチオン性ポリマーのpKaを下回る値まで調整するプロセス、
b)スラリーと上記カチオン性ポリマーとを混和し、上記混和したスラリーとカチオン性ポリマーとを機械的エネルギーで分散させるプロセス、
c)上記混和したスラリーとカチオン性ポリマーのpHを、前記粒子のスラリーのpKa値を超え、カチオン性ポリマーのpKa値を下回る値まで調整するプロセス、
d)前記混和したスラリーとカチオン性ポリマーとを混和するプロセス、によって生成されるスラリーと、を混和する工程を含む、
組成物の製造プロセス。
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