JP2016538117A5 - - Google Patents

Description

図３および図５は、周辺枠領域２６がフランジ２９を有している例を示しており、フランジ２９は、ハウジング１２，１６の接合領域の間に閉じ込められた状態であり、また、振動溶接や例えば上述されている他の方法等で、下部ハウジング１２に取り付けられていてもよい。

図１及び図３は、特に粗フィルタエレメント４０を図示している。この例において、粗フィルタエレメント４０は、周辺枠４６と内部補強リブ４８とを有する粗濾過材４４上に枠４２が外側被覆された状態である、ひだ折りパック形である。この例において、粗濾過材４４は、網またはワイヤーメッシュ等のメッシュ、及び／または、粗フェルト濾過材、あるいはこれらの、または他の濾過材との混合体であってもよい。粗濾過材４４及び細濾過材２４は、通過する流体に対して粗濾過材４４がもたらす圧力低下が、通過する同一の流体に対して細濾過材２４がもたらす圧力低下に比べて、より小さくなるように選定されるが、いくつかの態様では、細濾過材２４の方が、粗濾過材４４よりもより完璧な濾過効果が得られることもある。粗濾過材４４は、この例ではひだ折りされているが、平坦であったり、もしくは折れ曲がっていたり湾曲していたりすることも可能である。図３は、上部ハウジング１６と対向するように位置し、かつ装着されている周辺枠４６を示している。この装着は、固着、レーザー溶接、または機械的嵌め合い等の他の方法によって行われていてもよい。

多数の小さな周辺部開口３０を複数箇所に設けると、設置面積を小さく維持しながら総バイパス面積を大きくすることができる。例えば、いくつかの例では、出口面積に対するバイパス面積の比が１：１または１：１．２５であることが望ましい場合もあり、また、このバイパス面積を、細フィルタエレメント２０の周辺部に都合よく当てはめることができる。受動バイパスを多数の小開口３０の形で細フィルタエレメント２０の周辺部に配置することにより、バイパスされた流体を、全ての流体の全体的な流路の周りに均等に分散させることが可能になり、これにより、大きなバイパス領域が１つある場合と比べて、低温状態と温かい状態との間で所望の遷移流特性が得られる。さらに、図示されている例において、下部ハウジング１２および上部ハウジング１６は、設置面積の小型化が保たれている。また、上述したように、細フィルタエレメント２０の周辺を囲む開口３０の代わりに、あるいは開口３０に加えて、開口３０と同様の多数の小開口を、細フィルタエレメント２０のより中央に近いリブ部に配置することもできる。

Claims (21)

1. 流体フィルタであって、
   入口と出口とを有するハウジングと、
   前記ハウジング内に配置されている細濾過材エレメントであって、細濾過材と該細濾過材を貫通する複数の開口とを、前記フィルタを通って流れる全ての流体が、前記細濾過材と前記開口とのうちのいずれかを通過するように有している、細濾過材エレメントと、
   を備えている、流体フィルタ。
2. 前記細フィルタ濾過材は、フェルト又は高性能濾過材のうちの１つである、請求項１記載の流体フィルタ。
3. 前記細濾過材エレメントは周辺フランジを有していて、前記開口は前記周辺フランジ上に配置されている、請求項１記載の流体フィルタ。
4. 前記開口は、前記周辺フランジの周囲に一定間隔で配置されている、請求項３記載の流体フィルタ。
5. 前記開口は、各々の断面が正方形状である、請求項３記載の流体フィルタ。
6. 前記細濾過材エレメントは、外側被覆されたひだ折りパックである、請求項３記載の流体フィルタ。
7. 前記ハウジング内に配置されている粗濾過材エレメントをさらに備えており、
   前記粗濾過材エレメントは、粗濾過材を、前記フィルタを通って流れる全ての流体が前記粗濾過材を通過するように有している、請求項３記載の流体フィルタ。
8. 前記細濾過材エレメントは、前記粗濾過材エレメントの上流側に配置されている、請求項７記載の流体フィルタ。
9. 前記開口は、各々の断面が正方形状である、請求項１記載の流体フィルタ。
10. 前記細濾過材エレメントは、外側被覆されたひだ折りパックである、請求項１記載の流体フィルタ。
11. 前記ハウジング内に配置されている粗濾過材エレメントをさらに備えており、
    前記粗濾過材エレメントは、粗濾過材を、前記フィルタを通って流れる全ての流体が前記粗濾過材を通過するように有していて、
    前記粗濾過材は、前記細濾過材よりも粗目である、請求項１記載の流体フィルタ。
12. 前記粗濾過材は網である、請求項１１記載の流体フィルタ。
13. 前記細濾過材エレメントは、周辺フランジを有していて、前記開口は、前記周辺フランジ上に配置されている、請求項１１記載の流体フィルタ。
14. 前記開口は、前記周辺フランジの周囲に一定間隔で配置されている、請求項１３記載の流体フィルタ。
15. 前記開口は、各々の断面が正方形状である、請求項１３記載の流体フィルタ。
16. 前記細濾過材エレメントは、外側被覆されたひだ折りパックである、請求項１３記載の流体フィルタ。
17. 前記細濾過材エレメントは、前記粗濾過材エレメントの上流側に配置されている、請求項１３記載の流体フィルタ。
18. 前記粗濾過材エレメントは、外側被覆されたひだ折りパックである、請求項１３記載の流体フィルタ。
19. 前記細濾過材は、フェルト又は高性能濾過材のうちの１つである、請求項１３記載の流体フィルタ。
20. 前記細濾過材エレメントは、前記粗濾過材エレメントの上流側に配置されている、請求項１３記載の流体フィルタ。
21. 流体フィルタであって、
    入口と出口とを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に配置されている細濾過材エレメントであって、前記細濾過材エレメントは、細濾過材と該細濾過材を貫通する複数の開口とを、前記フィルタを通って流れる全ての流体が前記細濾過材と前記開口とのうちのいずれかを通過するように有しており、前記細濾過材エレメントは、外側被覆されたひだ折りパックであり、前記細濾過材エレメントは、周辺フランジを有していて、前記開口は、前記周辺フランジ上に配置されている、細濾過材エレメントと、
    前記ハウジング内に配置されている粗濾過材エレメントであって、粗濾過材を、前記フィルタを通って流れる全ての流体が前記粗濾過材を通過するように有している、粗濾過材エレメントと、
    を備えている、流体フィルタ。