JP2016535789A - 癌の処置における使用のためのサリチル酸塩 - Google Patents

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Abstract

本発明は、癌の処置における使用のためのサリチル酸塩に関する。

Description

本発明は、特定の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩に関する。
サリチル酸塩のアセチルサリチル酸(INN:ASA)、4−アミノサリチル酸(一般にp−アミノサリチル酸として知られる、PAS)および5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸(INN:ジフルニサル(Diflunisal))は当分野で周知であり、本明細書中以下では、それぞれASA、PASおよびジフルニサル(時としてDifluと略す)と称する。
国際公開第96/30003号は、サリチル酸塩およびサリチル酸誘導体を腫瘍組織の抑制のために使用することを提案しており、サリチル酸塩およびサリチル酸誘導体は7未満のpHでプロトン化するかまたは物質を放出し、プロトン化した化合物または放出された物質は、非プロトン化化合物または物質を放出する前の化合物よりも細胞に対してより強力な破壊作用を及ぼす。国際公開第96/30003号はまた、2つ以上の化合物の混合物も一般的に開示する。
国際公開第98/58639号は、ジフルニサル−ASA、ジフルニサル−PASまたはASA−PASなどのサリチル酸塩の相乗的に作用する組合せによる、酸性細胞外環境に存在する癌細胞の選択的攻撃に関する。しかし、患者において卓越した抗腫瘍作用を示す改善された投与レジメンが依然として必要である。
国際公開第2005/016354号は、ジフルニサルを単独で適用することによって与えられる、塩基性腫瘍画分への標的化攻撃の可能性を提供する。しかしジフルニサル単独の攻撃は、低アルブミンレベルの状況で存在する酸性および塩基性腫瘍画分に限定される。約0.4〜0.5mMの高アルブミンレベルを有する器官、例えば肝臓では、アルブミンへのジフルニサルの低い負荷に起因してジフルニサル単独の活性は機能しない。
さらなる問題は、腫瘍および転移が生理的条件下では免疫系によって攻撃されないこと、すなわちそれらが正常組織と共存することである。
腫瘍画分が酸性環境に存在する限り、免疫攻撃に対する抵抗性は、細胞外環境の酸性化によって実現されるという古めかしい原理で説明することができる。免疫死滅作用のpH依存性が検討されたので、免疫系の4つの公知の死滅作用すべてがpH依存性であることおよびそれらがpH<6.9で起こらなくなることが判明した。そのため免疫系の遮断を作り出す簡単な方法は、癌細胞の細胞環境の酸性化を生じさせることである。(Kreutz et al.,Science,1980;210:1253−1255.Kreutz et al.,Tumor Biol.,1994;15:304−310.Kreutz et al.,Immunology,2000;99:375−384.Kreutz et al.,J.Immunother.,2000;23(2):196−207.およびKreutz et al.,Clinical Immunology,2000;96(3):252−263.)
これらの事実は、塩基性環境に存在する腫瘍画分が免疫系によって攻撃されるはずであることを示唆する。しかし、そのような活性は観察されていない。それゆえ、癌細胞に組み込まれたさらなる防御システム(保護因子)が存在するに違いない。
それゆえ、癌細胞におけるこの「保護因子」を除去することが望ましい。
それゆえ、上記問題を解決すること、特に癌のより有効な処置を提供することが本発明の1つの目的である。
今や驚くべきことに、上記問題は特定の投与レジメンを用いたASA、PASおよびジフルニサルの投与によって解決できることが見出された。
本発明は、したがって、以下の投与レジメン:
a)最初の処置日にアセチルサリチル酸(ASA)または5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸(ジフルニサル)のいずれかの初回用量を患者に投与すること、
b)次の処置日にアセチルサリチル酸(ASA)、4−アミノサリチル酸(PAS)および5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸(ジフルニサル)から選択される少なくとも2つの異なるサリチル酸塩の2回目の用量を患者に投与すること
を含む、癌の処置における使用のためのサリチル酸塩に関する。
本明細書で使用する「最初の処置日」という用語は、段階a)で述べたASAまたはジフルニサルのいずれかの初回用量の投与から成る、12〜24時間、好ましくは24時間の処置を表す。本発明の投与レジメンは最初の処置日から始まることが理解されるべきである。しかし、最初の処置日より前に同じまたは他の有効成分のさらなる投与が存在し得る。
本明細書で使用する「次の処置日」という用語は、最初の処置日またはその後の任意の処置日の後に続く24時間の処置を表す。次の処置日は、最初の処置日またはその後の任意の処置日から連続していることが好ましい。本発明によれば、段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩の2回目の用量は、少なくとも連続3日の処置日、例えば少なくとも連続6日の処置日の各々に患者に投与することが好ましい。最も好ましくは、段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩の2回目の用量は、連続4日の処置日の各々に患者に投与する。
好ましい実施形態では、段階a)におけるASAの初回用量は、患者の体重に基づき40〜70mg/kg、より好ましくは50〜70mg/kg、最も好ましくは50〜60mg/kg患者体重である。本明細書で使用する場合、mg/kgはmg/kg患者体重を意味する。
本発明の別の実施形態では、ジフルニサルの初回用量は、20〜60mg/kg、より好ましくは25〜50mg/kg、最も好ましくは35〜45mg/kg患者体重であることが好ましい。
最初の処置日にASAまたはジフルニサルのいずれかの初回用量を患者に投与した後、段階b)におけるASAの用量は、30〜120mg/kg、より好ましくは40〜120mg/kg、最も好ましくは60〜110mg/kg患者体重であることが好ましい。
最初の処置日にASAまたはジフルニサルのいずれかの初回用量を患者に投与した後、段階b)におけるPASの用量は、100〜300mg/kg、より好ましくは150〜250mg/kg患者体重であることが好ましい。
最初の処置日にASAまたはジフルニサルのいずれかの初回用量を患者に投与した後、段階b)におけるジフルニサルの用量は、20〜60mg/kg、より好ましくは30〜45mg/kg患者体重であることが好ましい。
癌細胞の増殖は、ミトコンドリア呼吸鎖のエネルギー産生に加えて付加的なエネルギー供給を必要とするはずである。この付加的な供給エネルギーは解糖作用によって保証されるはずである。結果として癌細胞の乳酸輸送が認められるはずである。
この相関関係は、固形腫瘍の単離された癌細胞に関する乳酸輸送の測定によっておよび並行して、誘導される増殖の測定によって明らかにすることができる。膀胱細胞株RT112の場合のそのような実験の結果を図1および2に示す。乳酸輸送および増殖の誘導をジフルニサル、ASAおよびそれらの組合せの投与によって実施する。最初の処置日のジフルニサルまたはASA単独の投与はすべてのpH範囲にわたって乳酸輸送の刺激を生じさせるが、それらの組合せは塩基性pHでのみ刺激する。この異なる挙動は孔形成、すなわち前記組合せによる酸性pHでの細胞死滅に起因する。これらの乳酸輸送測定は増殖の刺激と相関するはずである。乳酸輸送測定で実施したのと同じ条件下で行った増殖試験は、想定された概念を確認する(図2)。刺激された癌細胞の増殖は、乳酸輸送の場合に認められたのと同じ増強作用を示す。
本発明によれば、増殖細胞は、最初の処置日のASAまたはジフルニサルの初回用量での刺激後、免疫系によって攻撃されるようになることが示されている。そのような試験は、免疫欠損であるヌードマウスでは実施することができず、患者試験によってしか実施できない。
最初の処置日にジフルニサルまたはASAのいずれかを投与し、その次の少なくとも連続3日の処置日に段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩、好ましくはジフルニサル−ASAまたはASA−PASの組合せを酸性増殖癌細胞の除去のために投与するように患者試験を考案した。
図3aおよび図3bにおいてそのような患者試験の2つの結果を提示する。図3aでは卵巣癌の症例および図3bでは前立腺癌の症例で試験を実施した。そのような増殖試験の典型的な特徴は、刺激後(すなわち最初の処置日後)3日目に増殖が起こり始めることである。増殖後5日目および6日目(すなわち最初の処置日後、連続5日および6日の処置日)に免疫系の刺激が増殖細胞を攻撃する。これは免疫学において周知のcTリンパ球活性の典型的挙動である。この攻撃は、しかし、塩基性環境で増殖した癌細胞に限定されるはずである。既に言及したように酸性増殖癌細胞は免疫系によって妨げられない。これが、癌治療戦略において、実証した治療例で行ったように、既に最初の刺激日(すなわち最初の処置日)後、2日目、3日目および4日目の処置日に、形成された酸性癌細胞画分を破壊するために段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩を投与しなければならない理由である。
本発明の別の実施形態では、ASAの用量は、酸性環境で活性になるために、ASAおよびジフルニサルを段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩として投与する場合、80mg/kgを超えない。高いASA用量は、ジフルニサルが癌細胞膜に結合するのを妨げる。
最初の処置日に投与するASAまたはジフルニサルの初回用量は、最初の処置日全体にわたって分割して投与できることが理解されるべきであり、この場合ASAまたはジフルニサルの総量を単一ボーラス用量として投与するか、または例えば最初の処置日全体を通して初回用量の2、3、4または5分割量として投与することができる。最初の処置日のASAまたはジフルニサルの各々別々の分割用量の投与の時間間隔は1〜8時間、より好ましくは1〜6時間に変化させることができ、最も好ましくは約6時間である。
1つの実施形態では、ジフルニサルを段階a)の初回用量として投与する場合、ジフルニサルを20〜35mg/kg患者体重の第1分割用量として、および次に4〜8時間後に12〜20mg/kg患者体重の第2分割用量として、より好ましくは25〜35mg/kg患者体重の第1分割用量として、および次に約6時間後に約15mg/kg患者体重の第2分割用量として、2つの別々の分割量で投与することが好ましい。
段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩は、分割量で、一緒に、別々におよび/または処置日全体にわたって分けて投与することができる。ジフルニサル、ASAおよびPASの組合せを1回の特定の時間に全体で1つの総用量として一緒に投与することができるか、または前記組合せを、処置日全体を通して個別にまたは組み合わせて分割投与することができる。これらの用量は、分割用量に、例えば組み合わせてまたは個別にジフルニサル、ASAおよびPASの2、3、4、5または6分割用量に分けることもできる。本発明によれば、段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩の投与の用量、用量の分割および用量の時間間隔の無限量の異なる組合せが存在する。
別の実施形態では、任意の処置日の用量の最後の投与と次の処置日の用量の最初の投与との間の時間間隔は少なくとも12時間であり、好ましくは24時間以内である。
別の実施形態では、処置サイクルは、段階a)におけるジフルニサルの投与が処置の連続4日間反復され、および段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩の投与が処置の少なくとも連続2日間反復されることを特徴とし得る。処置サイクルは少なくとも3回、例えば5回反復することが好ましい。最も好ましくは、処置サイクルを4回反復する。
制御された条件下で活性化免疫系によって除去される塩基性腫瘍画分を得るこの可能性は、腫瘍を攻撃して完全寛解に至らせる機会を広げる。実際には免疫系の活性化は、免疫の攻撃に対して癌細胞中で確立された「保護因子」が除去されることを意味し、これは塩基性環境における増殖によって癌細胞がその保護因子を喪失することを指し示す。
しかし試験の途中で、どのようにして免疫系を人工的に活性化し、塩基性環境で癌細胞を死滅させるように条件づけるかが明らかになった。「保護因子」はまた、90〜120mg/kg患者体重の高いASA用量の投与によっても除去することができる。さらに、保護因子が除去されただけでなく、増殖も停止した。
この結果は、段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩、好ましくはASA−ジフルニサルまたはASA−PASの組合せを投与することにより、ASAの用量を90〜120mg/kg患者体重に増加した場合、増殖が停止し、5日目および6日目(最初の処置日にASAの初回用量を投与した後)以後に、免疫系が、保護因子を取り除かれた癌細胞を死滅させ始めることを意味する。卵巣癌および前立腺癌の症例におけるそのような試験例の2つの結果を図4aおよび4bに提示する。この作用を与える投与用量は、ASAの90〜120mg/kg患者体重である。
酸性および塩基性環境におけるすべての種類の腫瘍および癌細胞は、したがって、段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩、好ましくはジフルニサル−ASAまたはASA−PASの組合せで死滅させることができる。
所定のプロトコルを確立するために、腫瘍および転移における増殖を誘導する2つの方法がある:好ましくは40〜60mg/kg患者体重のASAの初回用量を投与することによる方法、またはジフルニサルの初回用量を1回でまたは2回の分割用量で投与することによる方法、ここで1回目の分割用量は25〜30mg/kg患者体重の低濃度であり、約6時間後に約15mg/kg患者体重の2回目の分割用量を投与する。最初の処置日のこの初回用量後、連続3日の治療日に続いて、酸性腫瘍画分を除去するために段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩、好ましくはASA−ジフルニサルの組合せの投与を実施すべきである。1つの実施形態では、最初の処置日の初回用量はASAであり得、続いて連続2日間の処置日、より好ましくは少なくとも連続3日間の処置日に、段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩、好ましくはASA−PASの組合せの投与を実施し得る。
ASA単独の投与は一般に癌細胞に対抗するのに有効でないと考えられる。既に概説したように、最初の処置日のASAの初回用量の投与は酸性ならびに塩基性環境において癌細胞の増殖を刺激する。生じた酸性癌細胞をその後免疫系が攻撃することはできず、すなわち結果として腫瘍は酸性環境で成長し始める。それゆえ本発明の別の実施形態として、最初の処置日にASAの初回用量を投与した場合(刺激剤として)、その後に、酸性腫瘍画分の除去のために投与する、段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩、好ましくはASA−ジフルニサル、ジフルニサル−PASまたはASA−PASの組合せの処置を連続3日実施する。
特殊な条件下での免疫系活性化の使用を含む、先に概説した基準によれば、最初の処置日にASAの初回用量を、好ましくは単一ボーラス用量として投与し、続いて段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩、好ましくはASA−PASの組合せを投与することによって;または最初の治療日にジフルニサルの初回用量を、好ましくは単一ボーラス用量として投与し、続いて段階b)の少なくとも2つの異なるサリチル酸塩、好ましくはジフルニサル−ASAの組合せを投与することによって、腫瘍を攻撃して完全寛解に至らせる可能性が開かれた。
本発明を図面および実施例においてより詳細に説明する。
0.2mMアルブミンの存在下での膀胱癌細胞株RT112に関する乳酸輸送の測定(「実験材料および方法」参照)。乳酸排出がpH依存性であることを示す、対照測定をプロットしている。ASA、PAS、ジフルニサル(1a)ならびにPASおよびASAとジフルニサルの組合せ(1b)を添加した場合、乳酸排出が変化する。単独で投与したASA、PASおよびジフルニサルは、pH6.5〜7.4のpH範囲全体にわたって乳酸排出を加速する。ジフルニサル−ASAまたはジフルニサル−PASの組合せも対照と比較して加速を生じさせるが、pH>7.0においてのみである。 0.2mMアルブミンの存在下での膀胱癌細胞株RT112に関する乳酸輸送の測定(「実験材料および方法」参照)。乳酸排出がpH依存性であることを示す、対照測定をプロットしている。ASA、PAS、ジフルニサル(1a)ならびにPASおよびASAとジフルニサルの組合せ(1b)を添加した場合、乳酸排出が変化する。単独で投与したASA、PASおよびジフルニサルは、pH6.5〜7.4のpH範囲全体にわたって乳酸排出を加速する。ジフルニサル−ASAまたはジフルニサル−PASの組合せも対照と比較して加速を生じさせるが、pH>7.0においてのみである。 RT112癌細胞のDNA内への3H−チミジンの取り込みによる増殖測定(「実験材料および方法」参照)。対照増殖は、毒性化合物の攻撃なしでの増殖を意味する。実験は0.2mMアルブミンの存在下で実施した。1mMおよび2mMのASAは、pH6.5〜7.4の増殖範囲全体にわたって増殖のかなりの増強を示す(2a)。ジフルニサルは、弱い孔形成のためにpH7.1までは増殖をわずかに阻害するが、pH7.1より上では、やはり増強を生じさせる(2a)。ASAまたはPASとジフルニサルの組合せは、pH7.0までは完全な増殖停止を示す(2b)。ASA−PASの組合せは、pH6.8より上で増殖を増強する(2b)。 RT112癌細胞のDNA内への3H−チミジンの取り込みによる増殖測定(「実験材料および方法」参照)。対照増殖は、毒性化合物の攻撃なしでの増殖を意味する。実験は0.2mMアルブミンの存在下で実施した。1mMおよび2mMのASAは、pH6.5〜7.4の増殖範囲全体にわたって増殖のかなりの増強を示す(2a)。ジフルニサルは、弱い孔形成のためにpH7.1までは増殖をわずかに阻害するが、pH7.1より上では、やはり増強を生じさせる(2a)。ASAまたはPASとジフルニサルの組合せは、pH7.0までは完全な増殖停止を示す(2b)。ASA−PASの組合せは、pH6.8より上で増殖を増強する(2b)。 ジフルニサル−PASの組合せでの処置の2日間の投与による、増殖刺激とそれに続く免疫応答を明らかにするための卵巣癌に関する個別患者試験。試験は、夜の33mg/kgのジフルニサルの経口投与から始まり、続いてその次の処置日に300mg/kgPASと並行してさらなる33mg/kgのジフルニサルの経口用量を投与した。主要な増殖は2日目の処置日にジフルニサル−PASの組合せによって刺激される。5日目および6日目の処置日に増殖が起こり、続いて7日目および8日目の処置日に免疫応答が生じる。 前立腺癌を有する個別患者試験。最初の処置日に25mg/kgのジフルニサル投与によって増殖誘導を生じさせる。連続2日の処置日にそれぞれ25mg/kgおよび60mg/kgのジフルニサル−ASAの組合せを投与して酸性腫瘍画分を除去する。増殖は処置の3日目に始まる。cTリンパ球による免疫攻撃は処置の5日目および6日目に起こる。患者のPSAマーカーの経過を記録している。 ASA(単独でボーラスとして)の初回用量の投与および処置の連続2日間のASA−PASの組合せの投与による、卵巣癌を有する個別患者試験。この場合刺激作用は観察されないが、5日間の処置後に強力な免疫応答が認められる。このアッセイにおける増殖期は、>90mg/kgの高いASA用量によって取り消されると考えられる。CA 125マーカーの経過を活性の指標として記録した。 ジフルニサル−ASA投与による卵巣癌を有する個別患者試験。最初の処置日に30mg/kgのジフルニサル経口投与の初回用量を投与する。2日目から5日目までの処置日に、ジフルニサル−ASAの組合せをそれぞれ30mg/kgおよび60mg/kgの経口用量で投与した。4日目日の処置日にASAの用量を毎日の蓄積によって>90mg/kgに増加させ、5日目の処置日まで増加を続ける。5日目の処置日に、免疫系が活性になり始め、12日目の処置日まで続く。5日間の処置の間、ジフルニサル−ASAによる弱い酸性作用が観察される。患者のCA 125マーカーの経過を記録している。
実験材料および方法:
腫瘍細胞の培養:
37℃および5%CO2で2mM L−グルタミン(BIOCHROM,Berlin,FRG)、1%NEAE(BIOCHROM)、10%熱不活化ウシ胎仔血清(BIOCHROM)、100U/mlペニシリンおよび50μg/mlストレプトマイシン(BIOCHROM)を添加したヒト膀胱腫瘍細胞株RT112またはヒト慢性骨髄性白血病細胞株K562をDKFZ Tumorzell− und datenbank(Institut fur experimented Pathologie,Heidelberg,FRG)またはDSM(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH,Braunschweig,FRG)から購入した。マイコプラスマ非含有細胞培養物だけを使用した;これは、特異的検出キット(BOEHRINGER MANNHEIM,Mannheim,FRG)を使用して頻繁に試験した。
乳酸輸送:
340nmでのRT112細胞の上清中の乳酸の定性的酵素定量
RT112細胞を採取し、2回洗浄して、培地に再懸濁し、2×105/mlの密度を生じさせた。500μl/ウェルのRT112細胞懸濁液を24ウェルマイクロタイタープレート(BD)に接種し、37℃および5%C〜で一晩インキュベートした。上清を、pH調整した培地(pH6.0〜7.4)450μlおよび好ましい物質の溶液500μl、または500μl/ウェルのpH調整した培地単独(対照)に置き換えた。再び、細胞を37℃および5%C02で24時間インキュベートした。340nmでの上清中の乳酸の測定(PERKIN−ELMER,Lambda 17.UV−VIS Spectrophotometer,Uberlingen,FRG)を製造者の指示に従って(SIGMA DIAGNOSTICS,Deisenhofen,FRG;乳酸:340nmでの全血中の乳酸の定量的酵素定量(手順番号826−UV))を実施した。
増殖:
H]−TdR取り込みアッセイ
RT112腫瘍細胞の増殖への細胞傷害性分子の影響を、液体シンチレーション計数法(LSC)による腫瘍細胞の細胞DNA内に取り込まれたトリチウム化チミジン([H]−TdR)の測定によって定量化した。簡単に述べると、RT112細胞を採取し、2回洗浄して、培地に再懸濁した(2.5×105/ml)。100μl/ウェルのRT112細胞懸濁液を96ウェルマイクロタイタープレート(BECTON DICKINSON)に接種し、37℃および5%COで一晩インキュベートした。上清を、pHを調整した培地(pH6.0〜7.4)90μlおよび好ましい物質の溶液10μl、または10μl/ウェルのpH調整培地単独(対照)に置き換えた。細胞を37℃および5%COで様々な時間インキュベートした。その後、細胞を2回洗浄し、新鮮なpH調整培地中で再インキュベートした。23.125kBq[H]−TdR/ウェル(925kBq/ml、AMERSHAM,Braunschweig,FRG)の添加によって24時間パルスした。凍結および解凍後、培養物の放射性DNAを、自動セルハーベスタ(PHARMACIA)を用いてガラス繊維フィルタに移した。取り込まれた放射能を液体シンチレーション計数器(PHARMACIA)で測定した。
アポトーシス:
誘導細胞死後の細胞質ヒストン関連DNA断片(モノヌクレオソームおよびオリゴヌクレオソーム)の定量
RT112腫瘍細胞におけるアポトーシスの定性的および定量的インビトロ定量を、測光酵素免疫測定法を用いて分析した。簡単に述べると、RT112細胞を採取し、2回洗浄して、培地に再懸濁し、2.5×10/mlの密度を生じさせた。100μl/ウェルのRT112細胞懸濁液を96ウェルマイクロタイタープレート(BECTON DICKINSON)に接種し、37℃および5%COで一晩インキュベートした。上清を、pHを調整した培地(pH6.0〜7.4)90μlおよび好ましい物質10μl、または100μl/ウェルのpH調整培地単独(対照)に置き換えた。再び、細胞を37℃および5%COで様々な時間インキュベートした。試験培養物の上清を廃棄し、RT112細胞を室温で30分間溶解緩衝液に溶解した。細胞質画分をストレプトアビジン被覆マイクロタイタープレートに移し、ELISAのための作業手順を製造者の指示に従って(BOEHRINGER MANNHEIM)実施した。

Claims (14)

  1. 以下の投与レジメン:
    a)最初の処置日にアセチルサリチル酸または5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸のいずれかの初回用量を患者に投与すること、
    b)次の処置日にアセチルサリチル酸、4−アミノサリチル酸および5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸から選択される少なくとも2つの異なるサリチル酸塩の2回目の用量を患者に投与すること
    を含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  2. 前記2回目の用量を少なくとも連続3日の処置日の各々に患者に投与する、請求項1に記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  3. 段階a)におけるアセチルサリチル酸の前記初回用量が40〜70mg/kg患者体重である、請求項1または2のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  4. 段階a)における5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸の前記初回用量が20〜60mg/kg患者体重である、請求項1から3のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  5. 段階b)におけるアセチルサリチル酸の前記用量が30〜120mg/kg患者体重である、請求項1から4のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  6. 段階b)における4−アミノサリチル酸の前記用量が100〜300mg/kg患者体重である、請求項1から5のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  7. 段階b)における5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸の前記用量が20〜60mg/kg患者体重である、請求項1から6のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  8. アセチルサリチル酸および5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸を一緒に投与する場合、段階b)においてアセチルサリチル酸の前記用量が80mg/kg患者体重を超えない、請求項1から7のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  9. 前記初回用量を最初の処置日全体にわたって分割して投与する、請求項1から8のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  10. 段階a)における5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸の前記初回用量を、20〜35mg/kg患者体重の第1分割用量として、および次に4〜8時間後に12〜20mg/kg患者体重の第2分割用量として、2つの別々の分割量で投与する、請求項9に記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  11. 段階b)における前記少なくとも2つの異なるサリチル酸塩を、分割量で、一緒に、別々におよび/または処置日全体にわたって分けて投与する、請求項1から10のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  12. 任意の処置日の用量の最後の投与と次の処置日の用量の最初の投与との間の時間間隔が少なくとも12時間である、請求項1から11のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  13. 処置サイクルが、段階a)における5−[2,4−ジフルオロフェニル]−サリチル酸の投与が処置の連続4日間反復され、および段階b)の前記少なくとも2つの異なるサリチル酸塩の投与が処置の少なくとも連続2日間反復されることを特徴とする、請求項1、4から12のいずれかに記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
  14. 前記処置サイクルを少なくとも3回反復する、請求項13に記載の投与レジメンを含む癌の処置における使用のためのサリチル酸塩。
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