JP2016534154A

JP2016534154A - 組成物

Info

Publication number: JP2016534154A
Application number: JP2016549631A
Authority: JP
Inventors: バラード，ニコラス; ボン，ステフアン・アントーニウス・フランシスクス; イフテイカール，アビド; コーシユデル，エザツト
Original assignee: ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
Priority date: 2013-10-22
Filing date: 2014-10-22
Publication date: 2016-11-04
Also published as: EP3060307A1; US20160243020A1; WO2015059170A1; CN105682744A

Abstract

基剤および噴射剤を含むドライシャンプー組成物であって、前記基剤が、アクリレートクロスポリマー、ポリジビニルベンゼンポリマーまたは疎水的に改質された多糖誘導体を含む皮脂吸収剤粒子を含み、前記粒子が不水溶性である、ドライシャンプー組成物。

Description

本発明は、ドライシャンプーに関する。

ドライシャンプーは、水で洗浄せずに髪をクレンジングするための組成物である。この製品は、時間または利用可能な水がないことにより、恐らくは髪を洗う機会がない際に、爽快感および清潔感を提供するのに適した製品である。

データベースＧＮＰＤ［Ｏｎｌｉｎｅ］ＭｉｎｔｅｌＮｏｖｅｍｂｅｒ２０１１（２０１１−１１）「ＩｎｓｔａｎｔＤｒｙＳｈａｍｐｏｏ」ＸＰ００２６８３５７９Ｄａｔａｂａｓｅａｃｃｅｓｓｉｏｎｎｏ．１６６９９５８では、アルミニウムデンプンオクテニルスクシネート、シリカおよびグリセリンを含むドライシャンプーが開示されている。この組成物はまた、ブチレングリコールを含む。

データベースＧＮＰＤ［Ｏｎｌｉｎｅ］ＭｉｎｔｅｌＦｅｂｒｕａｒｙ２０１１（２０１２−０２）「ＩｎｓｔａｎｔＤｒｙＳｈａｍｐｏｏ」ＸＰ００２６８３５８０Ｄａｔａｂａｓｅａｃｃｅｓｓｉｏｎｎｏ．１７２７７０７では、アルミニウムデンプンオクテニルスクシネート、シリカおよびグリセリンを含むドライシャンプーが開示されている。この組成物はまた、ブチレングリコールを含む。

これらの従来技術にもかかわらず、改善されたドライシャンプーが依然として必要である。特に、皮脂の除去（すなわち、髪のクレンジング）を提供し、さらにボリュームを髪に提供するためのドライシャンプーが必要である。

ＧＮＰＤ［Ｏｎｌｉｎｅ］ＭｉｎｔｅｌＮｏｖｅｍｂｅｒ２０１１（２０１１−１１）「ＩｎｓｔａｎｔＤｒｙＳｈａｍｐｏｏ」ＸＰ００２６８３５７９Ｄａｔａｂａｓｅａｃｃｅｓｓｉｏｎｎｏ．１６６９９５８ＧＮＰＤ［Ｏｎｌｉｎｅ］ＭｉｎｔｅｌＦｅｂｒｕａｒｙ２０１１（２０１２−０２）「ＩｎｓｔａｎｔＤｒｙＳｈａｍｐｏｏ」ＸＰ００２６８３５８０Ｄａｔａｂａｓｅａｃｃｅｓｓｉｏｎｎｏ．１７２７７０７

本発明者らは、驚くべきことに、改善されたドライシャンプーに合成粒子を配合できることを見出した。上記粒子を通常の方法で髪に適用し、櫛またはブラシを髪に通して適用することによって該粒子を除去する。洗髪しない日に髪を清浄にするための簡便だが有効な手段が、消費者にもたらされる。

したがって、第１態様では、本発明は、基剤および噴射剤を含むドライシャンプー組成物であって、前記基剤が、アクリレートクロスポリマー、ポリジビニルベンゼンポリマーまたは疎水的に改質された多糖誘導体を含む皮脂吸収剤粒子を含み、前記粒子が不水溶性であるドライシャンプー組成物を提供する。

好ましくは、前記組成物は、アルコールを実質的に含まない。より好ましくは、前記組成物は、エタノールを実質的に含まない。より好ましくは、前記組成物は、組成物の０〜２重量％、最も好ましくは０〜１重量％のアルコールを含む。より好ましくは、前記組成物は、組成物の０〜２重量％、より好ましくは０〜１重量％のエタノールを含む。

好ましくは、基剤は、組成物の５〜２０重量％を構成する。

好ましくは、基剤は、基剤の２〜７５重量％の皮脂吸収剤を含む。

好ましくは、前記粒子は、好ましくは２０〜９０％、より好ましくは５０〜９０％、最も好ましくは８０〜９０％のレベルで架橋されている。

好ましくは、前記粒子は、スチレン／ポリジビニルベンゼンコポリマーを含む。

より好ましくは、前記粒子は、疎水性アクリレート、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、デシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ヘキサデシルアクリレートおよびオクタデシルアクリレートを含む。

前記粒子は、疎水的に改質された多糖誘導体を含み得る。好ましい疎水的に改質された多糖誘導体は、疎水的に改質されたセルロース誘導体である。好ましい誘導体は、トリアセテートである。さらにより好ましいセルロース誘導体は、例えば、Ｅａｓｔｍａｎから入手可能なセルロースアセテートブチレートである。

好ましくは、皮脂吸収剤は、Ｍａｌｖｅｒｎ（ＤＬＳ）Ｍａｓｔｅｒｓｉｚｅｒ２０００を使用して測定した場合に、２〜１２０ミクロン、より好ましくは５〜９０ミクロンの平均粒径ｄ（０．５）を有する。

好ましい粒子としては、ＳｐｈｅｒｏｍｅｒｓＣＡ６（ＭｉｃｒｏｂｅａｄｓＡＳより販売）、ＳｕｎＰＰＭＡ−ＣＯＣＯ１３０、ＳｕｎＰＰＭＡ−ＣＯＣＯ１７０、ＳｕｎＰＰＭＡ−ＰおよびＳｕｎＰＰＭＡ−ＰＨ（ＳｕｎｊｉｎＣｈｅｍｉｃａｌｓより販売）ならびにＣｅｌｌｕｆｌｏｗｓＣ−２５およびＴＡ−２５（ＪＮＣＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎより販売）が挙げられる。

好ましくは、ドライシャンプーは、好ましくは基剤の０．１〜５重量％で存在するオイルを含む。

好ましくは、オイルは、ミリスチン酸イソプロピル、ベンジルアルコール、ＰＰＧ−３ベンジルエーテルミリステートである。最も好ましいのは、ミリスチン酸イソプロピルである。

好ましくは、ドライシャンプーは、プロピレングリコールを含む。好ましくは、任意のプロピレングリコールが、基剤の０．５〜５重量％で存在する。

本発明の組成物では、プロピレングリコールは、白い残留物が髪の上に堆積することを低減または防止する。これは、黒い髪を有する使用者にとって特に問題である。

本発明の組成物はまた、混合の直前に基剤を浮遊させるための噴射剤であって、その容器からのその放出を容易にするための噴射剤を含む。

前記組成物は、加圧容器に保存される。好ましくは、容器は、エアゾール容器である。より好ましくは、容器は、非ラッカー塗装のエアゾール容器である。

適切な噴射剤は当技術分野で周知であり、ブタン、イソブテンおよびプロパンが挙げられる。

［実施例１］
バージンヘアのスイッチに皮脂を直接適用する目的で、バージンヘアスイッチをコントロールで処理した。

次いで、試験粒子の１つを含むドライシャンプー組成物でスイッチを処理し、次いで、磁石で粒子を除去した。次いで、適用した皮脂に対する割合として、残存皮脂の量を測定した。

［実施例２］
ＳｐｈｅｒｏｍｅｒｓＣＡ６（ＭｉｃｒｏｂｅａｄｓＡＳより販売）、
ＳｕｎＰＰＭＡ−ＣＯＣＯ１３０、ＳｕｎＰＰＭＡ−ＣＯＣＯ１７０、ＳｕｎＰＰＭＡ−ＰおよびＳｕｎＰＰＭＡ−ＰＨ（ＳｕｎｊｉｎＣｈｅｍｉｃａｌｓより販売）、
ＣｅｌｌｕｆｌｏｗｓＣ−２５およびＴＡ−２５（ＪＮＣＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎより販売）、
スチレン／ジビニルベンゼン
スチレン／ジビニルベンゼンおよびラウリルメタクリレート（１：０．１）
スチレン／ジビニルベンゼンおよび２−エチルヘキシルメタクリレート（１：０．１）
スチレン／ジビニルベンゼンおよびブチルアクリレート（１：０．１）
スチレン／ジビニルベンゼンおよびラウリルメタクリレート（１：０．３）
［実施例３］
機械的撹拌機および窒素注入口を備える１Ｌ反応器内で、表１に示されている配合にしたがって、懸濁重合によって、スチレン／ジビニルベンゼンを含む多孔性粒子であって、アクリレートを場合により含む多孔性粒子を調製した。５００ｒｐｍで撹拌しながら、不均一な反応混合物を半時間脱気した。次いで、窒素源を溶液よりも高く上げて、撹拌速度を３５０ｒｐｍに下げた。反応を７０℃で１８時間進行させた。得られた多孔性粒子をろ過によって収集し、蒸留水およびエタノールによって洗浄した。次いで、１Ｌのアセトン溶液中で、一晩撹拌しながら粒子を放置して、線状ポリマーを完全に除去した。最終生成物を再度ろ過し、真空中、６０℃で２４時間乾燥した。

［実施例４］
以下は、粒子を含むドライシャンプーのための配合である。それらは、標準的な方法によって作製されるものであり、本明細書に記載されている粒子のいずれかを含む。

［実施例５］
皮脂の除去およびボリュームの創出における、スチレン／ジビニルベンゼンおよびラウリルメタクリレート（１：０．３）粒子の有効性を実証する。

皮脂の除去

このデータは、皮脂の除去について、スチレン／ジビニルベンゼンおよびラウリルメタクリレート（１：０．３）粒子が、デンプンよりも優れていることを示している。

ボリューム
ボリュームは、スタイルの嗜好だけではなく、クレンジングの尺度でもある。得られるボリュームが大きいほど、クレンジング効果が大きい。

このデータもやはり、スチレン／ジビニルベンゼンおよびラウリルメタクリレート（１：０．３）粒子が、デンプンよりも優れていることを示している。

［実施例６］
皮脂の除去およびボリュームの創出における、ＳｕｎＰＰＭＡ−ＰＨ粒子の有効性を実証する。

皮脂の除去

ボリューム

［実施例７］
皮脂の除去およびボリュームの創出における、ＣｅｌｌｕｆｌｏｗＣ２５粒子の有効性を実証する。

皮脂の除去

ボリューム

［実施例８］
皮脂の除去およびボリュームの創出における、＊ＣｅｌｌｕｆｌｏｗＴＡ２５粒子の有効性を実証する。

皮脂の除去

ボリューム

Claims

基剤および噴射剤を含むドライシャンプー組成物であって、前記基剤が、アクリレートクロスポリマー、ポリジビニルベンゼンポリマーまたは疎水的に改質された多糖誘導体を含む皮脂吸収剤粒子を含み、前記粒子が不水溶性である、ドライシャンプー組成物。
前記基剤が組成物の５〜２０重量％を構成する、請求項１に記載の組成物。
前記基剤が、基剤の２〜７５重量％の皮脂吸収剤を含む、請求項１または２に記載の組成物。
前記皮脂吸収剤が、平均粒径２０〜１２０マイクロメートルの粒子を含む、請求項１〜３のいずれかに記載の組成物。
前記粒子が、好ましくは２０〜９０％、より好ましくは５０〜９０、最も好ましくは８０〜９０％のレベルで架橋されている、請求項１〜４のいずれかに記載の組成物。
前記粒子がスチレン／ポリジビニルベンゼンコポリマーを含む、請求項１〜５のいずれかに記載の組成物。
前記アクリレートが、疎水的に改質された（メタ）アクリレートである、請求項１〜６のいずれかに記載の組成物。
前記（メタ）アクリレートが、アルキルメタクリレートであり、ここで、アルキルは、１〜２２個の炭素を有することを意味する、請求項７に記載の組成物。
前記粒子が、ジビニルベンゼン、ラウリルメタクリレート、２−エチルヘキシルメタクリレート、ブチルアクリレートおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項１〜５のいずれかに記載の組成物。
前記疎水的に改質された多糖誘導体が、疎水的に改質されたセルロース誘導体である、請求項１〜５のいずれか一項に記載の組成物。
前記疎水的に改質されたセルロース誘導体が、セルローストリアセテートおよびセルロースアセテートブチレートから選択される、請求項１０に記載の組成物。
０．１〜５重量％のオイルを含む、請求項１〜１１のいずれかに記載の組成物。
前記オイルがミリスチン酸イソプロピルである、請求項１１に記載の組成物。