JP2016533190A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 二本鎖構造を含む核酸分子であって、
   前記二本鎖構造は、第一の鎖および第二の鎖により形成され、
   第一の鎖は、連続したヌクレオチドの第一のストレッチを含み、第二の鎖は、連続したヌクレオチドの第二のストレッチを含み、
   連続したヌクレオチドの第一のストレッチは、
   ａ）以下と少なくとも６３％同一であるヌクレオチド配列
   （ｉ）ヌクレオチド配列５’ ＡＣＧＡＧＣＵＧＧＡＣＣＡＣＵＧＧＵＣ ３’（配列番号１）または
   （ｉｉ）ヌクレオチド配列５’ ＣＧＡＧＣＵＧＧＡＣＣＡＣＵＧＧＵ ３’（配列番号８）；または、
   ｂ）以下の少なくともひと続きの８または９ヌクレオチドを含むヌクレオチド配列
   （ｉ）ヌクレオチド配列５’ ＡＣＧＡＧＣＵＧＧＡＣＣＡＣＵＧＧＵＣ ３’（配列番号１）または
   （ｉｉ）ヌクレオチド配列５’ ＣＧＡＧＣＵＧＧＡＣＣＡＣＵＧＧＵ ３’（配列番号８）
   を含み、
   核酸分子は、遺伝子の翻訳後サイレンシングを起こすことが可能であり、前記遺伝子はヒトＮｏｔｃｈ １である、
   核酸分子。
2. 請求項１に記載の核酸分子であって、
   前記連続したヌクレオチドの第二のストレッチは、前記連続したヌクレオチドの第一のストレッチの一部と少なくとも部分的に相補である、
   核酸分子。
3. 請求項１または２に記載の核酸分子であって、
   前記連続したヌクレオチドの第一のストレッチは、１３〜２９個のヌクレオチド、好ましくは１７〜２５個、または１９〜２５個のヌクレオチド、より好ましくは１９〜２３個のヌクレオチドを含み、および／または、
   前記連続したヌクレオチドの第二のストレッチは、１３〜２９個のヌクレオチド、好ましくは１７〜２５個、または１９〜２５個のヌクレオチド、より好ましくは１９〜２３個のヌクレオチドを含む、
   核酸分子。
4. 請求項１〜３のいずれか１項に記載の核酸分子であって、
   前記核酸分子は、少なくとも一方の末端が平滑末端である、または、
   前記核酸分子は、少なくとも片方の末端が突出している、
   核酸分子。
5. 請求項１〜４のいずれか１項に記載の核酸分子であって、
   前記連続したヌクレオチドの第一のストレッチは、
   （ｉ）ヌクレオチド配列５’ ＡＣＧＡＧＣＵＧＧＡＣＣＡＣＵＧＧＵＣｄＴｄＴ ３’（配列番号４）または
   （ｉ）ヌクレオチド配列５’ ＣＧＡＧＣＵＧＧＡＣＣＡＣＵＧＧＵｄＴｄＴ ３’（配列番号１０）を含む、
   核酸分子。
6. 請求項１〜５のいずれか１項に記載の核酸分子であって、
   前記連続したヌクレオチドの第二のストレッチは、
   （ｉ）ヌクレオチド配列５’ ＧＡＣＣＡＧＵＧＧＵＣＣＡＧＣＵＣＧＵｄＴｄＴ ３’（配列番号５）または
   （ｉｉ）ヌクレオチド配列５’ ＡＣＣＡＧＵＧＧＵＣＣＡＧＣＵＣＧｄＴｄＴ ３’（配列番号１１）を含む、
   核酸分子。
7. 請求項１〜６のいずれか１項に記載の核酸分子であって、
   前記連続したヌクレオチドの第一のストレッチを形成する１つまたは複数のヌクレオチドが修飾されている、および／または、前記連続したヌクレオチドの第二のストレッチを形成する１つまたは複数のヌクレオチドが修飾されている、
   核酸分子。
8. 請求項７に記載の核酸分子であって、
   前記１つまたは複数のヌクレオチドの修飾は、１つまたは複数のヌクレオチドの糖部分の修飾、および／または、１つまたは複数のヌクレオチドのリン酸部分の修飾である、
   核酸分子。
9. 請求項８に記載の核酸分子であって、
   前記糖部分の修飾は、２’Ｏ−メチルおよび２’−Ｆを含む群から選択される、
   核酸分子。
10. 請求項８または９に記載の核酸分子であって、
    前記リン酸部分の修飾は、ホスホロチオエート結合が、２個のヌクレオチドの間で形成されるものである、
    核酸分子。
11. 請求項１〜１０のいずれか１項に記載の核酸分子であって、
    前記核酸分子は、
    ａ）以下のヌクレオチド配列を含む連続したヌクレオチドの第一のストレッチ：
    ５’ ａｃＧａＧｃＵｇＧａＣｃＡｃＵｇＧｕＣｄＴｓｄＴ ３’（配列番号６９）、および
    以下のヌクレオチド配列を含む連続したヌクレオチドの第二のストレッチ：
    ５’ ＧＡｃＣａＧｕＧｇＵｃＣａＧｃＵｃＧｕｄＴｓｄＴ ３’（配列番号７０）、または、
    ｂ）以下のヌクレオチド配列を含む連続したヌクレオチドの第一のストレッチ：
    ５’ ｃｇＡｇＣｕＧｇＡｃＣａＣｕＧｇＵｄＴｓｄＴ ３’（配列番号７１）、および
    以下のヌクレオチド配列を含む連続したヌクレオチドの第二のストレッチ：
    ５’ ＧＡｃＣａＧｕＧｇＵｃＣａＧｃＵｃＧｕｄＴｓｄＴ ３’（配列番号７０）、または、
    ｃ）以下のヌクレオチド配列を含む連続したヌクレオチドの第一のストレッチ：
    ５’ ａｃＧａＧｃＵｇＧａＣｃＡｃＵｇＧｕＣｄＴｓｄＴ ３’（配列番号６９）、および
    以下のヌクレオチド配列を含む連続したヌクレオチドの第二のストレッチ：
    ５’ ＡＣｃＡｇＵｇＧｕＣｃＡｇＣｕＣｇｄＴｓｄＴ ３’（配列番号７２）、または、
    ｄ）以下のヌクレオチド配列を含む連続したヌクレオチドの第一のストレッチ：
    ５’ ｃｇＡｇＣｕＧｇＡｃＣａＣｕＧｇＵｄＴｓｄＴ ３’（配列番号７１）、および
    以下のヌクレオチド配列を含む連続したヌクレオチドの第二のストレッチ：
    ５’ ＡＣｃＡｇＵｇＧｕＣｃＡｇＣｕＣｇｄＴｓｄＴ ３’（配列番号７２）、
    からなり、
    ここで、小さいヌクレオチドは、ヌクレオチドが２’−Ｆ修飾されていることを示し、下線のヌクレオチドは、ヌクレオチドが２’−Ｏ−メチル修飾されていることを示し、および
    ｄＴｓｄＴは、３’末端に、２個のｄＴからなるジヌクレオチドが付いていることを示し、ここで、前記の２個のｄＴは、ホスホロチオエート結合を介して共有結合している、
    核酸分子。
12. 請求項１〜１１のいずれか１項に記載の核酸分子であって、
    疾患の治療および／または予防のための方法における使用のための、または、
    癌細胞の薬物感受性を回復させるための方法における使用のための、
    核酸分子。
13. 不連続相および連続的な水相、および、請求項１〜１１のいずれか1項に記載の核酸分子を含む、
    ナノエマルション。
14. 請求項１３に記載のナノエマルションであって、
    疾患の治療および／または予防のための方法における使用のための、または、
    癌細胞の薬物感受性を回復させるための方法における使用のための、
    ナノエマルション。
15. 請求項１〜１１のいずれか１項に記載の核酸分子、および／または、請求項１３に記載のナノエマルション、および薬学的に許容できる賦形剤を含む、
    医薬組成物。