JP2016531334A - 電気的服薬アドヒアランス、識別、及び分配 - Google Patents

電気的服薬アドヒアランス、識別、及び分配 Download PDF

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Abstract

ネットワークサーバー(112)、患者装置(104)、及び薬剤保存装置(132)を含む、電気服薬システムが開示される。ネットワークサーバーが、ネットワーク識別モジュール(164)、及びネットワークアドヒアランスモジュール(166)を含む。患者装置は、患者アドヒアランスモジュール(110)、及びピル識別モジュール(152)を含む。任意の薬剤保存装置は、保存装置アドヒアランスモジュール(182)、センサー(136)、及び保存装置ディスプレイ(192)を含む。保存装置アドヒアランスモジュールは、ネットワークアドヒアランスモジュール、及び患者アドヒアランスモジュールと同期するように構成される。

Description

本明細書において記載される実施形態は、薬剤の識別、薬剤の分配、及び患者の服薬アドヒアランスに関連する用途のためのシステム、方法、及び装置に関する。
薬剤(市販薬及び処方薬の両方)は、適切な医療における重要な要素である。良好な患者の治療のため、薬剤を適切に識別及び分配する、及び別の方法により、所与の患者側における適切かつ最適な服薬アドヒアランスを保証する能力は重要である。
服薬アドヒアランスは、患者が予定され服薬を行い、ないしは別の方法により医療の命令を遵守しているかどうか、又はその割合を判定することを含み得る。研究により、低い服薬アドヒアランスは、より高い医療コストを生じ得ることがわかっている。例えば、治療効果及び健康上の転帰は、適切な服薬アドヒアランスに関連するか、又はこれにより生じ得る。加えて、医療の提供者及び支払人(例えば、保険事業者)は、医療の結果の指標として、並びに患者が被り得るリスク及び費用を評価するツールとして、服薬アドヒアランスを使用する。
したがって、服薬アドヒアランスは多くの場合、支払人、責任のある治療組織、健康管理組織、及び医療供給者により、治療品質の尺度として用いられる。服薬アドヒアランスと関連するデータはまた、提供される治療の償還を決定するために使用され得る。これらの、及び他の理由により、医療提供し、患者、患者をサポートする家族などの個人が、医療アドヒアランスの改善を所望することがある。
現在、服薬アドヒアランス、及びこれと関連するデータは、多くの場合、測定されるか、又はクレームデータに基づいている。例えば、服薬アドヒアランスは、薬剤保持比率(MPR)、及び/又はカバーされる日の割合(PDC)によって測定され得る。しかしながら、クレームデータに基づいて服薬アドヒアランスを測定することは、十分でなく、又は問題となる場合がある。特に、クレームデータに基づく服薬アドヒアランスは、処方薬補充行為により生じ得る。したがって、このようなデータは、慢性的疾患のために行われる服薬のみを反映することがあり、データは典型的にはレトロスペクティブである。
クレームデータに基づく医療アドヒアランスの測定は不正確であり得る。例えば、クレームデータに基づく服薬アドヒアランスの測定は、服薬の変更及び二薬療法による、補充の重複などの事象により、多くなる傾向がある。また、患者の全ての補充データが入手不可能である場合、服薬アドヒアランスを計算することは困難である。加えて、医療の持続は、薬剤の変更などの非臨床イベントによる影響を受ける場合があり、クレームデータは、単一の慢性的疾患を治療するための薬剤の組み合わせを説明し得ない。
多数の服薬の使用は、また、その正確な服薬アドヒアランスに関連して独自の問題を提示する。患者及び医療提供者は、多数の薬剤を処方することによって多数の合併症を管理することが多い。多数の服薬は、非対称な服薬予定を有することがあり、これは服薬の見逃し、又は不適切な服薬につながり得る。服薬の見逃し、又は不適切な服薬は、患者に悪影響を与える、及び/又は薬物関連の有毒性を助長することがある。いくつかの状況において、多数の服薬の管理を補助するため、いくつかの患者、又は医療提供者は、ピルボックスなどの薬剤保存装置を使用する。このような薬剤保存装置は、多数の服薬を整理、及び予定しようとするものである。
所与の薬剤を適切に識別する能力はまた、適切な服薬アドヒアランスにも関連し得る。175000の異なる薬剤が、現在入手可能である。大部分が、ピル、錠剤、又は他の携帯可能なパッケージ(例えば、吸入カートリッジ)の形態で流通している。患者に最初に提供されるとき、このような薬剤は一般的に識別情報を含んでいる。しかしながら、多くの患者は処方薬をそのラベル付きパッケージから取り出して、処方薬を整理(例えば、ピルボックスに)、ないしは別の方法で扱い、例えば、所与のピル又は錠剤の識別が、非常に困難になる。
パッケージングの他に、薬剤の正確な識別が重要であり得る。明らかに、患者側の適切なアドヒアランスのために、予定される服薬の正確な識別が必要である。適切な服薬の識別が要求される他のシナリオも一般的である。例えば、記憶又は他の認知に関する問題を有する患者、又は字が読めない患者は、所与の薬剤の識別における補助を必要とし得る。家族、又は患者を補助する他の補助者は、パッケージから出した薬剤を識別することが必要であり得る。適切な識別を必要とする他の状況もまた該当し得る。例えば、警察当局、又は救急隊員は、意識のない犠牲者の近傍で薬剤を識別することが必要であり得る。同様に、警察当局は、合法に販売、使用、及び/又は流通している処方薬を識別する必要があり得る。
本明細書における主題は、上記のような環境においてのみ、いずれかの不利益を解消するか、又は機能する実施形態に限定されるものではない。むしろこの背景技術は単に、本明細書において記載されるいくつかの実施形態が実施され得る、代表的な技術領域を例示するために提示される。
代表的な実施形態は電気服薬システムを含む。服薬システムは、ネットワークサーバー、患者装置、及びいくつかの構成において薬剤保存装置を含む。ネットワークサーバーは、ネットワーク識別モジュール、及びネットワークアドヒアランスモジュールと共に実現されてもよく、患者装置は、患者アドヒアランスモジュール、及び薬剤識別モジュールを含み得る。任意の薬剤保存装置は、保存装置アドヒアランスモジュール、センサー、及び保存装置ディスプレイを含む。保存装置アドヒアランスモジュールは、ネットワークアドヒアランスモジュール、及び患者アドヒアランスモジュールと同期するように構成される。
更に別の実施形態は、識別された薬剤のデータベース、及び演算システムに、未確認の薬剤を識別するための動作を実行させるコンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサを有する、システムを対象とする。動作は例えば、未確認の薬剤の画像を、モバイル装置から通信ネットワークを介して受信する工程と、未確認の薬剤の識別可能な特徴を画像から抽出する工程と、データベースからの識別された薬剤の特徴を評価する工程と、未確認の薬剤の識別可能な特徴を、データベース内の識別された薬剤と関連する特徴と比較する工程と、比較工程に基づいて、未確認の薬剤と最も似ている、1つ又は2つ以上の識別された薬剤を示す、一致情報を生成する工程とを含む。この一致情報はその後、モバイル装置に送信され、例えば、患者に、前に未確認だった薬剤の同一性を提示する。
別の実施例において、モバイル装置などの演算装置が提供される。モバイル装置としては、カメラ、プロセッサ、ユーザーインターフェース、加えて、プロセッサに一連の機能を実行させるために、プロセッサにより実行可能なメモリに保存された命令が挙げられる。機能は、カメラで未確認の薬剤の画像を生成することであって、画像は未確認の薬剤の1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を含む、生成することと、画像、及び/又は1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴を通信ネットワークを介して送信することと、1つ又は2つ以上の識別可能な特徴に基づいて未確認の薬剤と最も似ている1つ又は2つ以上の識別された薬剤を示す一致情報を受信することと、ユーザーインターフェースを介して一致情報を提示することとを含み得る。更に、これは、演算装置のユーザーに、前に未確認だった薬剤を識別する能力をもたらす。
更に別の実施形態は、患者側の服薬遵守を促進するために、薬剤保存装置を利用する方法を対象としている。このような方法は、薬剤保存装置を、ネットワークアドヒアランスモジュール及び患者装置の患者アドヒアランスモジュールと同期する工程を含み、同期する工程は、患者装置を使用する患者と関連する服薬予定を受信する工程を含む。加えて、補充信号は、服薬予定に従って、1つ又は2つ以上の薬剤が薬剤保存装置に充填されることを示す。薬剤の服用量に関する服用情報が表示され、服用情報は少なくとも部分的に、服薬予定に含まれる。方法はまた、患者側の遵守を示す応答信号に基づいて、患者に投薬予定を確かめるアラートを発する。
別の実施形態は、薬剤保存装置に関する。装置はディスプレイ、プロセッサ、及びプロセッサにいくつかの機能を実行させるために、プロセッサにより実行可能である、メモリに保存された命令を含む。例示される実施形態において、これらの機能は、薬剤保存装置をネットワークアドヒアランスアプリケーションと同期することを含み、この同期は、患者の服薬予定を受信すること、服薬予定に従って、1つ又は2つ以上の薬剤が薬剤保存装置に充填されたことを示す、補充信号を受信することとを含む。追加的な機能は、ディスプレイに薬剤の服用量の服用情報を表示することであって、服用情報は、少なくとも部分的に服薬予定に含まれる、表示することと、その後、予定の服用時間の特定の時間間隔内に、患者に服用のアラートを発することとを含む。その後、服用情報の遵守を示す服薬アドヒアランス信号が受信されたかどうかが判定され、受信されていれば、服薬アドヒアランス信号の受信に応じて服薬確認信号が記録される。
更に別の実施形態は、患者が服薬予定に従うのを補助し、服薬アドヒアランスデータを提供するための方法に関する。この実施形態は、患者により服薬が行われる予定時間を含む、服薬を予定するのに有効な入力を受信する工程であって、服薬量及び予定時間が服薬予定に含まれている、工程を含む。予定時間の既定の間隔内において、患者は、服薬が行われるべきであるというアラートを受け、服薬予定に従って服薬が行われたことを示す応答信号に応答して、方法は患者の服薬アドヒアランス(アドヒアランスデータ)に関するデータを計算する。
他の実施形態は、サードパーティモニター、又はスポンサーを含むことにより、患者の服薬予定の遵守を更に高める。例えば、一実施形態において、薬剤が服用される予定時間を含む、服薬予定を生成することを可能にする工程と、モニター又はスポンサーの選択を可能にする工程とを含む、服薬アドヒアランスをモニタリングするための方法が提示される。予定時間の既定の時間間隔内において、方法は、予定時間と関連する薬剤が服用されたことを示す応答信号を生成することを可能にし、応答信号に基づいてモニターアラートの生成を促進するように構成されたモニターアラートトリガが提示される。モニターアラートトリガの事象において(すなわち、患者が服薬を行わなかったことを示し得る)、モニターアラートがモニターに送信され、これはその後、例えば介入して患者が服薬予定を遵守することを確実にする。
遵守はまた、患者にインセンティブを与えることにより向上させてもよい。例えば、一実施形態において、患者は、服薬計画を遵守した場合に、慈善団体などのエンティティに寄与して、見返りを与えられる。この実施形態は、寄付を受けるエンティティの選択を可能にする工程と、服薬予定に従って、患者に薬剤が服薬されたかどうかを判定し、服薬されていれば、選択されるエンティティ(例えば、慈善団体)への寄付を促進する工程とを含む。
更に他の実施形態は、患者側の遵守を確実にするためにモバイル装置の使用を想到する。例えば、1つの代表的な実施形態において、モバイル装置は、演算システムに服薬アドヒアランスに関するデータ(アドヒアランスデータ)を計算する動作を実行させるために、コンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサを含む。動作は、患者に1つ又は2つ以上の薬剤が服用される予定時間を含む、服薬予定の生成を可能にする工程と、予定時間の時間間隔内において、例えば、音声又は視覚的アラートにより、薬剤の服用を行うべきであるというアラートを患者に発する工程と、その後患者にアイコンを提示する工程とを含む。患者は、服薬予定に従って服薬が行われたことを示す応答信号を生成するように構成されたアイコンと相互作用する。応答信号の受信は、薬剤の服薬が適切かつタイムリーに行われたことを示す。少なくとも部分的に応答信号に基づくアドヒアランスデータはその後、この患者に関して計算される。
先行の実施形態の一部、又は全部が、電気服薬システム内で実施され得る。このようなシステムは、患者装置、ネットワークサーバー、及び薬剤保存装置を含み得る。患者装置は、アドヒアランスモジュール、及び薬剤識別モジュールを含み、薬剤識別モジュールは、1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を有する未確認の薬剤の画像を生成し、画像及び/又は1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴をネットワークを介して送信し、1つ又は2つ以上の識別可能な特徴に基づいて未確認の薬剤の同一性を受信するように構成されている。患者アドヒアランスモジュールは、患者に服薬が行われるべき予定時間を含む、1つ又は2つ以上の薬剤の服用を予定するのに効果的な入力を受信し(1つ又は2つ以上の薬剤の予定された服用が、服薬予定に含まれている)、服薬が行われたというアラートを患者に発し、服薬予定に従って服用が行われたことの確認に基づいて、服薬アドヒアランスに関するデータ(アドヒアランスデータ)を計算するように構成される。ネットワークサーバーは、識別された薬剤のデータベース、ネットワーク識別モジュール、及びネットワークアドヒアランスモジュールを含み、ネットワーク識別モジュールは、未確認の薬剤を識別し、薬剤の同一性を患者装置に送信するために、患者装置からの未確認の薬剤の画像及び/又は識別可能な特徴を、識別された薬剤のデータベースと比較するように構成される。薬剤保存装置は、保存装置アドヒアランスモジュール、センサー、及び保存装置ディスプレイを含み、保存装置アドヒアランスモジュールは、ネットワークアドヒアランスモジュール、及び患者アドヒアランスモジュールと同期し(同期は、服薬予定を受信する工程と、服薬予定に従って1つ又は2つ以上の薬剤が充填されることを示す補充信号を受信する工程を含む)、薬剤の服用量に関する服用情報を、保存装置ディスプレイにローカルで表示し、服用の予定時間の特定の時間間隔内において患者に服用のアラートを発し、服用情報を遵守することを示す応答信号が受信されたかどうかを判定するように構成される。システム全体が、患者側の服薬予定の遵守を確実にするための、包括的な解決法を提示する。
実施形態の目的及び利益が、請求項において特に指摘される要素、特徴及び組み合わせによって少なくとも実現及び達成される。
先行の一般的な記載及び以下の詳細な記載の両方が、代表的かつ例示的であり、主張されるように、本発明の制限ではないことが理解される。
代表的な実施形態は、以下の貼付の図面の使用により、更に具体的かつ詳細に記載及び説明される。
代表的な電気服薬システム(服薬システム)を例示している。 図1の服薬システムにおいて実施され得る、演算装置の代表的な実施形態のブロック図を例示している。 図1の服薬システムにおいて実施され得る、代表的な保存装置のブロック図を例示している。 図1の服薬システムにおいて実施され得る、代表的な保存装置のブロック図を例示している。 図1の服薬システムにおいて実施され得る、代表的なサーバーを例示している。 識別可能な特徴を有するピルの代表的な画像を例示している。 図1の服薬システムによる、患者の経験を表わす、代表的な一連の段階を経る、患者装置の実施例を例示している。 図1の服薬システムによる、患者の経験を表わす、代表的な一連の段階を経る、患者装置の実施例を例示している。 ピルを識別する代表的な方法の流れ図である。 ピルを識別する別の代表的な方法の流れ図である。 患者の服薬遵守を促進する、薬剤保存装置を利用する代表的な方法の流れ図である。 全て、本明細書において記載される少なくとも一実施形態による、服薬アドヒアランス測定の代表的な方法の流れ図である。 全て、本明細書において記載される少なくとも一実施形態による、服薬アドヒアランス測定の代表的な方法の流れ図である。
医療提供者、患者、及び患者をサポートする者は、患者の治療の改善、この患者の治療に関する費用の削減、及び患者の治療の結果の改善に感心を持つ。服薬はこの点においてますます重要な役割を果たしている。結果として、一般的に患者が入手可能で、患者に処方される薬剤の数は増加している。治療の改善、費用の削減、及び結果の改善を達成する1つの方法は、薬剤が処方される患者側の適切な服薬アドヒアランスを測定及び奨励することによるものである。したがって、本明細書において開示される実施形態は一般的に、患者側の適切な服薬アドヒアランスを補助、改善、及び奨励するシステム及び方法に関する。
例えば、いくつかの実施形態は、服薬アドヒアランスの計算に関する。代表的な実施形態において、携帯用装置(例えば、「スマートフォン」など)などの、プログラミング可能な装置は、服薬アドヒアランス率を計算するための、1つ又は2つ以上の動作性能を制御するために、コンピュータ命令を実施するように構成された、プロセッサを含む。以下でより詳細に記載されるように、動作には、薬剤の服用量、及び薬剤の各服用の予定された時間を追跡することができる、服薬予定を生成及び表示するために使用され得る、ユーザーインターフェースを、患者及び/又は医療提供者に提供する工程を含み得る。例えば、予定される時間の、規定の間隔内において、患者は、対象の薬剤の服用を行うように促す、アラートを受けることがある。アラートに従って、患者が服薬遵守応答信号を生成することを可能にする、アイコンを患者に対して提示することができる。この応答信号は、患者が薬剤の服用を受けたことを示す。所与の服用量が完了すると、これはその後患者による服薬アドヒアランス率の一態様を計算するのに使用され得る。
一実施形態において、患者側の服薬アドヒアランスを促進する、動作が含まれ得る。例えば、個人の作業実施率を客観的にモニタリングすることにより、この作業に関する、この個人の実施率(アドヒアランスを含む)が改善され得ることが観察された。観察された現象は、「ホーソン効果」と称されることがある。ホーソン効果は、医療患者の処置及び治療の関連において当てはまり得る。例えば、いくつかの実施形態は、患者がスポンサー(ないしは、モニター、又は監視エンティティと称される)を選択することを可能にする。スポンサー、又はモニターは、家族又は友人を含み得る。服薬予定の遵守に関する患者の実施率は、患者が服薬予定に対応できなかったときに生成される、モニターアラートによって、これをモニターに知らせることにより改善することができる。これらの実施形態は、患者による服薬予定へのアドヒアランス及び実施率を改善するにあたり、いわゆるホーソン効果に依存している。
同様に、フィットネス及び運動において、慈善団体の資金調達が、参加者の有効なインセンティブとしてみなされている。例えば、慈善団体は、参加者、又は参加者のグループが走った、又は自転車により走ったマイル数に関連して、寄付額を計算し得る。参加者のマイル数の蓄積は、このようなプログラムによって、インセンティブ及び見返りを受ける。本明細書において記載されるいくつかの実施形態は、患者により選択される慈善団体(又は他の報償メカニズム)への寄付によって、患者による服薬予定の遵守にインセンティブを与える動作を含む。このような報償はしたがって、服薬予定に対する患者のアドヒアランスにインセンティブを与え得る。
服薬アドヒアランスを保証及び促進するための他の技術が提示される。例えば、いくつかの実施形態において、プログラミング可能な装置が、患者の薬剤を物理的に保持する薬剤保存装置(保存装置)と組み合わされてもよい。保存装置は、患者側の服薬へのアドヒアランスを促進するために1つ又は2つ以上の動作を実行するために、電子機器を含む。いくつかの実施形態において、保存装置は、保存装置が、プログラミング可能な装置及び/又はネットワーク内の他のアプリケーションと定期的に同期することを可能にする、無線通信能力を含む。同期は例えば、患者の服薬予定を受信することを含み得る。保存装置はまた、薬剤、及び関連する患者の服薬予定に関連する情報を表示するための電子ディスプレイを含み得る。例えば、このような情報は、服薬が予定される薬剤の画像を含み、患者が適切な薬剤を選択するのを補助してもよい。これは多数の薬剤が保存装置内に保存されるときに、特に有用であり得る。加えて、服用の予定時間、及び/又は多数の保存区画のいずれに薬剤が保存されているかなどを示す、視覚的及び/又は音声アラートが、保存装置により患者に伝達されてもよい。いくつかの実施形態において、保存装置は、患者が服用量を実際に取り出し、(推定により)服用したかどうかを検出するための追加的な機能を含んでもよい。例えば、患者が保存装置の区画を開くことによって起動される区画センサーを使用して、患者が服用量を収容する区画を開いたことを示すことができる。
患者側の服薬アドヒアランスを向上させるために、他の機能(単独で、又は他の技術と共に)もまた提示され得る。例えば、プログラミング可能な装置は、ピル、錠剤、又は他の供給メカニズムなどの、所与の薬剤の識別を更に補助するように構成され得る。これらの実施形態において、スマートフォンなどのプログラミング可能な装置は、未確認の薬剤の画像を捕捉し(例えば、ピル、錠剤、又は他の薬剤容器、又は供給機構)、画像をネットワークサーバーに送信する。ネットワークサーバーはその後、薬剤を識別し得る。例えば、未確認の薬剤がピル又は錠剤である場合、画像と、ピル/錠剤画像のデータベースとの比較に基づいて行われ得る。ネットワークサーバーはその後、一致情報をスマートフォンに送信し得る。これらの実施形態において、患者は未確認のピルを飲むことを避け、及び/又は情報の確認などを含めて容器から出されたピルを適切に扱うことができ、所与の服薬予定に対する患者の遵守を更に向上させる。
これらの、及び他の実施形態は、貼付の図面を参照に、本明細書に記載されている。図面において、同様の構造は同様の参照記号を付されている。図面は、いくつかの実施形態の図解的概略図であり、限定的ではなく、必ずしも縮尺通りではない。
図1は、100に一般的に示される、代表的な電気服薬システム(服薬システム)を例示している。服薬システム100は、患者102側の服薬アドヒアランスを奨励、促進及び測定するために、実施される。例示される実施形態において、図1の服薬システム100は、ネットワークサーバー112、患者装置104、薬剤保存装置(保存装置)132、サポートエンティティ装置118、スポンサー装置122、慈善団体サーバー120、サードパーティサーバー116、及び医療提供者サーバー114(服薬システム構成要素と総称される)を含む。服薬システム構成要素は、ネットワーク140を介して通信するように構成され得る。例えば、服薬システム構成要素は、ネットワーク140を介して、服薬アドヒアランス、薬剤分配、及び薬剤識別に関するデータ及び情報を伝達するように構成され得る。
ネットワーク140は、無線若しくは優先、又はその2つの組み合わせであり得、星形、トークンリング構成、又は別の好適な構成を含む、多数の構成及びトポロジーにより構成され得る。更に、ネットワーク140は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)(例えば、インターネット)、及び/又は、多数の装置がそれを介して通信し得る他の相互接続データパスを含み得る。いくつかの実施形態において、ネットワーク140は、ピアツーピアネットワークを含み得る。ネットワーク140はまた、様々な通信プロトコルによるデータ通信を可能にし得る、遠距離通信ネットワークの一部と接続されるか、又はこれを含み得る。いくつかの実施形態において、ネットワーク140は、BLUETOOTH(登録商標)通信ネットワーク、及び/又は、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージサービス(MMS)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、直接データ接続、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)、Eメールなどを含む、データを送受信するためのセルラ通信ネットワークを含む。
患者装置104、サポート装置118、及びスポンサー装置122の1つ又は2つ以上が、プロセッサ、メモリ、及びネットワーク通信能力を含む、演算装置を含み得る。通信能力は、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi)、BLUETOOTH(登録商標)、3G、4G、LTE通信ネットワーキング能力、又はこれらのいずれかの組み合わせを含み得る。例えば、患者装置104、サポートエンティティ装置118、及びスポンサー装置122は、服薬システム構成要素の更に1つ又は2つ以上のものに、ネットワーク140を介して通信するように構成され得る。患者装置104、サポートエンティティ装置118、及びスポンサー装置122のいくつかの実施例は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、モバイルEメールデバイス、携帯ゲームプレイヤー、携帯音楽プレイヤー、1つ又は2つ以上のプロセッサが内部に埋め込まれるか、又は接続されたテレビ、又はネットワーク140にアクセス可能な他の電子装置を含み得る。
患者装置104は、治療を受け、ないしは医療用システム100内で相互作用する、個人を含み得る、患者102と関連してもよい。用語「関連する」とは、患者102と患者装置104との間の関係、及び本明細書において記載される同様の関係を表わす際に使用するとき、患者装置104が、患者102により所持されるか、及び/又は日常的に操作され得ることを示し得る。したがって、患者装置104において受信される入力は、患者102に由来し得るものであり、患者装置104に送信される情報は、患者102のためのものであることが意図され得る。
患者装置104は、ユーザーインターフェース190、ディスプレイ134、カメラ150、患者アドヒアランスモジュール110、及び薬剤識別モジュール(ピルIDモジュール)152を含み得る。ユーザーインターフェース190は、マイクロフォン及びスピーカーなどの音声インターフェース、キーボード、マウス、タッチスクリーン、別の好適なユーザーインターフェースを含んでもよく、ディスプレイ134と共に含まれるか、ないしは別の方法で組み込まれ得る。
ディスプレイ134は、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機LED(OLED)、タッチスクリーン(例えば、抵抗性、表面音響波、静電容量、赤外線グリッドなど)、又は他のいずれかの好適なディスプレイとして実現され得る。ディスプレイ134は、ユーザーインターフェース190と一体化され、患者装置104のプロセッサ、及び/又はメモリと通信可能に接続され得る。メモリ内に保存される画像及びデータは、ディスプレイ134に表示され得る。加えて、プロセッサは、ディスプレイ134上の画像及びデータの表示を制御することができる。
例えば、ユーザーインターフェース190及びディスプレイ134は、患者102に現在の情報及びデータを提示し、患者102からの入力を受信するように構成され得る。例えば、服薬の時間であることを示すアラートが、患者102に提示されてもよい。アラートは、チャイム及び服用情報の表示を含み得る。アラートは、ユーザーインターフェース190及びディスプレイ134を介して、患者102に伝達され得る。特に、音声インターフェースは、チャイムを発生してもよく、服用情報がディスプレイ134に表示され得る。加えて、ディスプレイ134上のアイコンを押すなど、患者入力が受信されて、プロセッサに伝達されてもよい。
カメラ150は、画像を生成することができる、いずれかの装置を含み得る。いくつかの実施形態において、カメラ150は、ピルの画像を捕捉する(例えば、写真、又はビデオを撮る)ように構成され得る。カメラ150はしたがって、静止画カメラ、ビデオカメラなどを含み得る。いくつかの実施形態において、カメラ150は、患者装置104の主な特徴であり得る。例えば、患者装置104は、ネットワーキング機能を含む、デジタル静止カメラであり得る。いくつかの実施形態において、カメラ150は、患者装置104の補助装置であり得る。例えば、患者装置104は、モバイルスマートフォンであり得、カメラ150はモバイルスマートフォンに組み込まれてもよい。
患者アドヒアランスモジュール110は、患者102の服薬アドヒアランスに関する情報及びデータを計算、追跡、及び伝達するように構成され得る。例えば、服薬予定に基づき、患者アドヒアランスモジュール110は、服用量の薬剤が投与又は服用されるときを患者102に知らせることがある。加えて、患者102から受信される入力に基づき、患者アドヒアランスモジュール110は、患者110の服薬アドヒアランス(アドヒアランスデータ)に関するデータ、及びアドヒアランスデータによる追加的データ(一般的には追加的データ)を計算することができる。患者アドヒアランスモジュール110はその後、服薬システム100を通じてアドヒアランスデータの一部を送信してもよい。
例えば、アドヒアランスデータ、又は追加的なデータは、慈善団体186への事前募金(又は同様の種類のインセンティブモデル)のための基礎として使用され得る。加えて、又は代替的に、アドヒアランスデータ又は追加的なデータは、サポートエンティティ146へと伝達される(いくつかの実施形態においてアドヒアランスデータと共に)、モニターアラートを起動し得る。患者アドヒアランスモジュール110のいくつかの追加的な詳細が、本明細書の他所において提示される。
ピルIDモジュール152は、薬剤の識別を可能にするように構成され得る。特に、ピルIDモジュール152は、例えば、未確認の薬剤の画像に基づいて、未確認の錠剤、ピル、又は関連する薬剤「容器」の識別を可能にし得る(この点に関し、用語「ピル」は、識別を必要とし得る異なる薬剤を指すものとして一般的に使用される)。例えば、ピルIDモジュール152は、カメラ150から未確認のピルの画像を受信し、画像をネットワークサーバー112に送信し、ここで未確認のピルと一致するものが見つけられる。一致情報が、なんらかの追加的な情報と共に、ディスプレイ134及び/又はユーザーインターフェース190を介して患者102に提示され得る。ピルIDモジュール152のいくつかの追加的な詳細が、本明細書の他所において提示される。
サポートエンティティ装置118は、サポートエンティティ146と関連し得る。したがって、情報のサポートエンティティ装置118への情報の送信は、サポートエンティティ146のためのものであることが意図され得、サポートエンティティ装置118から送信される情報は、サポートエンティティ146によるものであり得る。
サポートエンティティ146は、患者102に関するデータへとアクセスすることが許可された、1人又は2人以上の個人であり得る。サポートエンティティ146は、患者102の動作に影響するために、患者102との関係性を有し得る。サポートエンティティ146のいくつかの実施例は、家族、扶養者、スポンサー、友人、パートナー、又は信頼された、若しくは影響のある個人であり得る。いくつかの状況において、サポートエンティティ146は、患者102及び/又は医療提供者144により選択されるか、又は要請されてもよい。加えて、サポートエンティティ146は、患者102と関連する要求を開始してもよい。
サポートエンティティ装置118は、サポートエンティティアドヒアランスモジュール148、及び通知モジュール154を含む場合がある。サポートエンティティアドヒアランスモジュール148は、患者アドヒアランスモジュール110並びに他のモジュール(例えば、166、172、174、及び176)及び服薬システム構成要素と相互作用し、患者102の服薬アドヒアランスに関するデータ及び情報を送信するように構成され得る。例えば、サポートエンティティアドヒアランスモジュール148は、サポートエンティティ146が、患者アドヒアランスモジュール110などを介して、患者102にリマインダなどの情報を提供してもよい。加えて、患者アドヒアランスモジュール110に伝達されるアラートはまた、サポートエンティティアドヒアランスモジュール148に送信されてもよい。
通知モジュール154は、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上から、モニターアラートを受信するように構成され得る。例えば、患者102は、モニターとして、サポートエンティティ146を選択してもよい。患者102の服薬アドヒアランスに基づき、患者アドヒアランスモジュール110は、サポートエンティティ装置118の通知モジュール154にモニターアラートを送信してもよい。
スポンサー装置122は、スポンサー198と関連し得る。スポンサー198は、患者102の治療に対する関心(遵守による)、及び/又は慈善団体186の支持に対する関心を有するいずれかのエンティティを含み得る。代表的なスポンサー198は、家族若しくは雇用者など、患者102と関係を有する個人を含むことがあり、又は保険会社若しくは医療提供者など、別の形で患者の成功に関心を有するエンティティであってもよい。スポンサー198は、慈善団体186に寄付を行うように申し出てもよく、又は患者102、慈善団体186、医療提供者144、又は別のエンティティにより、慈善団体186に寄付を行うように求められてもよい。
スポンサー装置122は、特定レベルの服薬アドヒアランスに基づいて寄付を行うように構成されたサポートモジュール162を含んでもよい。例えば、サポートモジュール162は、患者102が特定のレベルの服薬アドヒアランスを達成したことを示す、メッセージを受信してもよい。これに応答し、サポートモジュール162は、慈善団体186への譲渡又は送金(transfer or transfer funds)を可能にし得る。
いくつかの実施形態において、スポンサー装置122は、ハードウェアサーバー、又は別の好適な演算装置を含み得る。更に、又は代替的に、スポンサー装置122は、スポンサー198の代わりに寄付を行い得る、金融機関により所有又は操作されてもよい。
ネットワークサーバー112、医療提供者サーバー114、サードパーティサーバー116、及び慈善団体サーバー120の1つ又は2つ以上が、プロセッサ、メモリ、及び通信機能を更に含む、ハードウェアサーバーを含んでもよい。例示される実施形態において、ネットワークサーバー112、医療提供者サーバー114、サードパーティサーバー116、慈善団体サーバー120の1つ又は2つ以上が、ネットワーク140に接続されて、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上とデータの送受信を行なってもよい。
ネットワークサーバー112は、ネットワーク識別モジュール(ネットワークIDモジュール)164、ネットワークアドヒアランスモジュール166、及び薬剤データベース168を含んでもよい。ネットワークIDモジュール164は、ピルIDモジュール152から未確認のピルの画像を受信するように構成され得る。ネットワークIDモジュール164は、薬剤データベース168に保存される情報に基づいて、画像からピルを識別し得る。例えば、薬剤データベース168は、識別されるピルの画像及び他の特徴を保存してもよい。他の特徴には、大きさ、寸法、色、形、容積、重量、流通記録などが挙げられる。識別されたピルの画像は、この特徴の1つ又は2つ以上を含んでもよく、これは薬剤データベース内の識別されたピルと、画像内の未確認のピルとの照合を可能にし得る。これに対応して、ネットワークIDモジュール164は、ピルIDモジュール152に一致情報を送信してもよい。いくつかの実施形態において、この一致に関連する追加的な情報がまたピルIDモジュール152に送信されてもよい。
服薬システム100において、ピルIDモジュール152は、患者装置104内に含まれ、ネットワークIDモジュール164は、ネットワークサーバー112内に含まれる。いくつかの実施形態において、ピルIDモジュール152及びネットワークIDモジュール164の双方は、患者装置104内に含まれてもよく、ネットワークIDモジュール164に関して記載される1つ又は2つ以上の機能が、ピルIDモジュール152によって実行される、及びその逆である。
ネットワークアドヒアランスモジュール166は、患者102の服薬アドヒアランスに関する情報及びデータを受信するように構成され得る。加えて、ネットワークアドヒアランスモジュール166は、患者装置104、薬剤保存装置132、又は別の服薬システム構成要素へと、服薬アドヒアランスに関する情報及びデータを送信してもよい。
いくつかの実施形態において、アドヒアランスデータの計算は、ネットワークアドヒアランスモジュール166によって行われてもよい。更に、又は代替的に、アドヒアランスデータからの追加的なデータが、ネットワークアドヒアランスモジュール166によって計算され得る。更に、モニターアラート、及び寄付に関するメッセージの、生成/送信などの機能の1つ又は2つ以上が、ネットワークアドヒアランスモジュール166によって行われ得る。
ネットワークサーバー112はまた、ウェブサイト126を有してもよい。ウェブサイト126は、1つ又は2つ以上の他の服薬システム構成要素が、ネットワークサーバー112上の情報にアクセスすることを可能にし得る。例えば、いくつかの実施形態において、ウェブサイト126は、それを介してアドヒアランスデータ及び/又はピル識別データがネットワークサーバー112との間で送受信される、インターフェースを提供し得る。特に、ネットワークサーバー112は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを使用してウェブサイトへのアクセスを可能にする。
ネットワークアドヒアランスモジュール166、及び/又はネットワークIDモジュール164は、ウェブサイト126のコンテンツを決定し、及び/又は患者102又はサポートエンティティ146に、患者102又はサポートエンティティ146が、ネットワークアドヒアランスモジュール166、及び/又はネットワークIDモジュール164と相互作用し得るためのユーザーインターフェースを提供するように構成され得る。例えば、ネットワークアドヒアランスモジュール166は、サポートエンティティ146が、患者102の服薬予定又はアドヒアランスデータを見ることを可能にし得る。
ネットワークアドヒアランスモジュール166、及び/又はネットワークIDモジュール164は更に、服薬システム構成要素間のデータの同期を可能にし得る。したがって、同期中において、情報及びデータは、ネットワークサーバー112によりアクセスすることができ、ネットワークサーバー112に送信され得る。
いくつかの実施形態において、ネットワークサーバー112は、リーダーボード170を有してもよい。寄付、又は寄付の記録(又は同様のインセンティブメカニズム)は、ネットワーク140を介してリーダーボード170に公表されてもよい。リーダーボード170は、情報が掲示又は公表され得る、公共、準公共、又は私的ウェブページ又はウェブサイト(例えば、ウェブサイト126)を介して仮想的に実現され得る。リーダーボード170は、患者102と共に、1人又は2人以上の他の患者の寄付記録が公表されるように、構成されてもよい。一度公表されると、患者、各患者の公共事業団体186、患者の医療提供者144、スポンサー198、患者102、他の個人、又はこれらのいずれかの組み合わせが、結果を見ることができ、この結果は実質的にリアルタイムで提示/更新され得る。リーダーボード170はしたがって、一定レベルのアカウンタビリティ、及び/又は患者間の競争をもたらすことができ、参加及び成功を更にインセンティブを与える、又は促進する。
いくつかの実施形態において、患者の寄付記録は、例えば、一定期間にわたり、又は慈善団体186に関して統合され得る。統合された寄付記録は、リーダーボード170に公表され得る。患者102は、寄付記録、及び/又はリーダーボード170のアドヒアランスに関する統計値に従って、他の患者に対してランク付けされるか、ないしは別の方法によって分類され得る。
リーダーボード170が含まれる実施形態において、患者102の特定情報は、患者102のプライバシーを保護するために隠されてもよい。更に、リーダーボード170への参加は、プライバシーの問題を生じ得ない活動に限定されることがある。
医療提供者サーバー114は、医療提供者144と関連し得る。医療提供者144は、患者102の治療に関心を持ち得る、個人及び/又は組織を含み得る。医療提供者144は、サポートエンティティ146及び患者102と関係するか、又は関連し、これにより情報が相互に共有されてもよい。加えて、医療提供者144は、本明細書において記載されるように、モニターアラート及び/又はアドヒアランスデータの1つ又は2つ以上を受信するように、患者102又はサポートエンティティ146によって選択されるか、又は要請されてもよい。
医療提供者サーバー114は、注文モジュール138、及び医療アドヒアランスモジュール172を含み得る。注文モジュール138、及び/又は医療アドヒアランスモジュール172は、服薬アドヒアランスに関するデータ及び情報を送信するように構成され得る。例えば、注文モジュール138は、患者102の処方薬の補充の時間であることを示すデータを受信してもよい。これに応答して、注文モジュール138は処方薬の補充の準備をしてもよい。加えて、又は代替的に、医療アドヒアランスモジュール172は、医療提供者144が、患者アドヒアランスモジュール110及び/又は患者装置104と相互作用する(例えば、メッセージなどの送信)ことを可能にするように構成されてもよい。医療アドヒアランスモジュール172はまた、患者102の医療アドヒアランスに基づき、アラート及び/又は通知を受信し得る。
サードパーティサーバー116は、サードパーティ184と関連し得る。いくつかの実施形態において、サードパーティ184には、医療支払人、政府組織、医療提供者、保険会社、データ処理会社などが挙げられる。
サードパーティサーバー116は、サードパーティアドヒアランスモジュール174を含み得る。サードパーティアドヒアランスモジュール174は、服薬システム100に含まれる、患者アドヒアランスモジュール110、保存装置アドヒアランスモジュール182、ネットワークアドヒアランスモジュール166などの1つ又は2つ以上と相互作用するように構成され得る。アドヒアランスデータ及びそれによる追加的なデータは、サードパーティアドヒアランスモジュール174に送信されてもよい。例えば、服薬システム100内において送信される情報は、保険料を設定又は修正するために、サードパーティ184により使用され得る(例えば、患者が服薬を行わなかったことを示すアドヒアランスデータに基づいて保険料を増加させるなど)。サードパーティ184は、修正した保険料を医療提供者144、サポートエンティティ146、患者装置104、又はこれらのいずれかの組み合わせに送信してもよい。
慈善団体サーバー120は慈善団体186と関連し得る。慈善団体186は、いずれかの個人、及び/又はいずれかの慈善組織を無制限に含み得る。慈善団体186は、患者102及び/又は医療提供者144により選択されるか、又は要請されてもよい。加えて、慈善団体186は、患者102の慈善団体186であることを要求し得る。
慈善団体サーバー120は、慈善団体アドヒアランスモジュール176を含む場合がある。ネットワークアドヒアランスモジュール176は、患者102の服薬アドヒアランスに関するデータ及び情報を送信するように構成され得る。例えば、慈善団体アドヒアランスモジュール176は、患者102が標的レベルの服薬アドヒアランスを達成したことを示す、指標を受信してもよい。これに応答し、慈善団体アドヒアランスモジュール176は、慈善団体186に送金するために、支持モジュール162に信号を送信してもよい。加えて、又は、代替的に、これに応答して、慈善団体アドヒアランスモジュール176は、慈善団体186に支払うべき資金を追跡してもよい。
保存装置132は、患者102と関連し得る。したがって、保存装置132に送信される医療予定は、患者102のためのものであることが意図される。加えて、保存装置132により生成/送信される信号は、患者102によるものである。保存装置132は、保存構造により実現される演算装置を含み得る。保存装置132は、プロセッサ、メモリ、及びネットワーク通信機能を含み得る。例えば、保存装置132は、ネットワーク140を介して服薬システム構成要素に情報及びデータを送信するように構成され得る。
保存装置132のいくつかの実施例としては「ピルボックス」が挙げられる。これらの、及び他の実施形態において、保存装置132は、1つ又は2つ以上の区画、トレー、スロット、又は同様の物理的保存位置を含むことがある。区画はラベルを付されていなくてもよく、又は曜日、日にち、午前/午後、時間、薬剤の種類、服薬方法、又はこれらのいずれかの組み合わせに従って指定されていてもよい。保存装置132及び/又は保存装置132に含まれる区画は、光、振動装置、オーディオ送信機などを含む場合があり、これらは、患者102が、特定の区画に、又は一般的に保存装置132に注意させるように構成されている。保存装置132及び/又は区画は、ほぼ矩形、円形、楕円形、又は特定の薬剤(ピル、若しくは錠剤の形態、ないしは別の形態)を収容するために好適な他のいずれかの好適な形状を有し得る。
保存装置132は、保存装置ディスプレイ192を含むことがある。保存装置ディスプレイ192は、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機LED(OLED)、タッチスクリーン(例えば、抵抗性、表面音響波、静電容量、赤外線グリッドなど)、又は他のいずれかの好適なディスプレイとして実現され得る。保存装置ディスプレイ192は、プロセッサ、及び/又はメモリと通信可能に接続されている。メモリ内に保存される画像及びデータは、ディスプレイ192に表示され得る。加えて、プロセッサは、保存装置ディスプレイ192上の画像及びデータの表示を制御する。
加えて、保存装置132は、1つ又は2つ以上のセンサー136を含み得る。このセンサー136は、保存装置132、患者102及び/又は保存装置132と相互作用し得る他のユーザー(例えば、サポートエンティティ146)の様々な条件を測定するために使用され得る。センサー136は、プロセッサ及び/又はメモリと通信可能に接続され得る。例えば、プロセッサは、センサー136の1つ又は2つ以上により測定される条件を示す信号を受信し、これに基づいて動作を行うことがある(例えば、信号、又は信号に関する情報を保存装置ディスプレイ192に送信する)。加えて、メモリは、センサー136の1つ又は2つ以上により測定された条件を示す信号を受信し、信号及び/又は代表情報を保存することができる。
センサー136の実施例は、生理センサーを含み得る。生理センサーは、患者102の生理状態を測定するために使用され得る。プロセッサは、生理状態の測定値を受信し、生理状態に関連する薬剤の服用情報を生成し得る。例えば、生理センサーは、グルコース測定装置として実現され得る。生理センサーは、血糖値レベルをプロセッサに送信し、これはその後、患者102のための、インスリンの適切な服用量を決定し得る。いくつかの実施形態において、適切なインスリン服用量は、保存装置ディスプレイ192上に表示され得る。
センサー136の実施例は、区画アクセスセンサーを含み得る。区画センサーは、患者102が、保存装置132に含まれる区画にアクセスした(ないしは別の方法により区画内に配置された薬剤を取り出した)かどうかを検出するために、実現され得る。例えば、保存装置132は、第1区画ドア上に位置づけられた第1磁気ドアセンサーを含み得る。患者102が区画ドアを開いたことに応答して、患者102が第1区画にアクセスしたことを示す信号が、第1磁気ドアセンサーからプロセッサへと送信されてもよい。他のいくつかの区画ドアセンサーは光センサー、タッチ(容量性、抵抗性、又は同様のもの)センサー、ヒンジ位置センサー、回転センサー、圧力センサー、クロックセンサー、加速度計などを含み得る。
センサー136の別の実施例は、生体測定読取機である。生体測定読取機は、保存装置132へのアクセスを許可され得る、患者102又はサポートエンティティ146の固有の特徴を測定し得る。生体測定読取機は、固有の特徴の測定値をプロセッサに送信してもよい。固有の特徴の測定値に基づき、プロセッサは、動作の実行を行うか又は制御し得る。例えば、生体測定読取機は、指紋分析器を含み得る。患者102又はサポートエンティティ146は、指紋分析器に対して指を押し付けてもよい。指紋の画像、及び/又は1つ又は2つ以上のパラメーターが、プロセッサに伝達されてもよい。指紋分析器により判定された指紋が、患者102又はサポートエンティティ146のものであると検証されると、プロセッサは、保存装置132のロック解除、又は患者102又はサポートエンティティ146に関する特定の服用情報の表示などの、動作を実行し得る。
センサー136の別の実施例は、補充センサーを含み得る。補充センサーは、保存装置132に薬剤が充填されたときに、補充信号を生成する。例えば、多数の薬剤の服用情報が、服薬予定に含まれてもよい。服薬情報は、患者装置104の保存装置ディスプレイ192又はディスプレイ134に表示されてもよい。患者102は、服薬予定に含まれる服用情報に従って、保存装置132を装填してもよい。患者102はその後、補充センサーを起動又は始動し、これは保存装置132が充填されたことを示す補充信号を生成し得る。補充センサーのいくつかの例は、患者102又は別の個人(例えば、サポートエンティティ146)により起動され得る、ボタン、スイッチ、又は別のユーザーインターフェースを含むことがある。
保存装置132は、保存装置ディスプレイ182を含むことがある。保存装置アドヒアランスモジュール182は、患者アドヒアランスモジュール110、及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166と通信するように構成され得る。例えば、保存装置アドヒアランスモジュール182は、服薬予定を受信するように構成され得る。患者102に服薬の時間であることを伝えるために、保存装置132及び患者装置104に信号が送信され得る。加えて、患者が適切な薬事を選択するのを補助するために、保存装置ディスプレイ192及び/又は(患者装置104の)ディスプレイ134にピルの図形表示が示されてもよい。更に、薬剤が配置される区画に対応する区画センサーは、光る、及び/又は振動する場合がある。保存装置アドヒアランスモジュール182のいくつかの追加的な詳細が、本明細書の他所において提示される。
服薬システム100内において、服薬システム構成要素及び内部に含まれるモジュールの1つ又は2つ以上が含まれる、多数の相互に関連する動作が行われてもよい。図1の服薬システム100は、服薬識別サブシステム(薬剤IDサブシステム)、服薬アドヒアランスサブシステム、服薬アドヒアランスモニタリングサブシステム、慈善的義援サブシステム、及び薬剤分配サブシステムの、1つ又は2つ以上を含んでもよい。サブシステムはそれぞれ、患者102に関する一連の動作を実行し得る。例えば、薬剤IDサブシステムは、薬剤の識別すること、及び識別情報を、患者102、サードパーティ184、医療提供者144、及びサポートエンティティ146の1つ又は2つ以上に送信することを可能にし得る。服薬アドヒアランスサブシステムは、患者102の服薬アドヒアランスを追跡し、ないしは別の方法で定量化することを可能にし得る。服薬アドヒアランスモニタリングサブシステムは、サポートエンティティ146が、患者102の服薬アドヒアランスをモニタリングすることを可能にし得る。慈善的義援サブシステムは、患者102の服薬アドヒアランスにインセンティブを与えることができ、すなわち、慈善的義援システムは、患者102の代わりに、慈善団体186に対して慈善的義援を行うことがある。薬剤分配サブシステムは、1つ又は2つ以上の薬剤を患者102へと分配することを促進してもよい。薬剤システム100の各サブシステムのいくらかの詳細は、以下に記載される。
薬剤IDサブシステム
図1の服薬システム100は、薬剤IDサブシステムを含み得る。薬剤IDサブシステムは、ネットワークサーバー112及び患者装置104、又はピルIDモジュール152を含む別の同様の演算装置を含み得る。患者装置104とネットワークサーバー112を接続することによって、患者装置104の画像機能及び処理機能が拡張されて、ネットワークサーバー112の処理能力及び保存機能を含み得る。より具体的に、薬剤IDサブシステムは、識別されたピルに関する情報を保存している、薬剤データベース168へのアクセスを有し得るネットワークサーバー112のプロセッサを使用して、未確認のピルを識別することを可能にし得る。本明細書において使用するとき、用語「ピル」は、ピル、カプセル、錠剤などを含む、識別可能な薬剤を指す、一般的な意味において使用される。
ピルIDモジュール152は一般的に、患者102又は別の個人が、未確認のピルの画像を、画像化、ないしは別の方法により生成若しくは獲得することを可能にする。未確認のピルの画像は、1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を含み得る。
例えば、図5を参照し、識別可能な特徴を有するピル504の代表的な画像500が例示されている。画像500は、多数の識別可能な特徴を含む。代表的な識別可能な特徴は、ピル504を囲む破線502によって図5内に示され得るピル504の形状を含み得る。ピル504の形状は、図5に例示される二次元形状であってもよく、又はピル504の1つ若しくは2つ以上の三次元の態様を含んでもよい。更に、又は代替的に、代表的な識別可能な特徴は、高さ/幅比を含んでもよく、これは第1寸法506の第2寸法508に対する比率を含み得る。更に、又は代替的に、代表的な識別可能な特徴は、ピル504の形状を含むことがあり、これは、破線510で示される三次元態様と共に、ピル504を囲む破線502を含み得る。更に、又は代替的に、代表的な識別可能な特徴は、ピル504の形状を含むことがあり、これは、破線510で示される三次元態様と共に、ピル504を囲む破線502を含み得る。加えて、又は代替的に、代表的な識別可能な特徴には、ピル504への記載512を含み得る。示される実施形態において、記載512は文字を含む。しかしながら、記載には、線、形状、窪み、商品名、商標名、記号などが挙げられる。更に、又は代替的に、代表的な識別可能な特徴には、ピル504の色が挙げられる。
再び図1を参照し、未確認のピルの画像は、ネットワークサーバー112のネットワークIDモジュール164に送信される。ネットワークIDモジュール164はその後、未確認のピルの画像を分析してもよい。特に、ネットワークサーバーのネットワークIDモジュール164は、ネットワーク140を介して患者装置104から画像を受信し、薬剤データベース168に保存される情報から、未確認のピルのベストマッチを確認するように構成され得る。画像の分析の後、ネットワークサーバー112は次に一致情報を患者装置104に送信し得る。患者装置104に送信された情報はその後、患者102に提示され得る。
ネットワークIDモジュール164は、薬剤データベース168にアクセスしてもよい。薬剤データベース168は、識別されたピルに関する画像及び/又は情報から、未確認のピルを識別するのに使用される情報を含み得る。ネットワークIDモジュール164はまた、薬剤データベース168からの情報にアクセスして未確認のピルの一致を確定する、及び/又は別の方法により画像を処理するように、構成された構成要素を含み得る。
服薬システム100の薬剤IDサブシステムにおいて、代表的な識別は、患者装置104が未確認のピルの写真などの画像を生成することによって開始され得る。未確認のピルを撮像した後、ピルIDモジュール152は、ネットワーク140を介してネットワークサーバー112に画像を送信する。ネットワークサーバー112において、ネットワークIDモジュール164は、未確認のピルの画像を薬剤データベース168に含まれる識別されたピルの画像と比較し、ベストマッチを確定し得る。ベストマッチは、1つ又は2つ以上の識別されたピルを含み得る。ネットワークIDモジュール164は、ベストマッチの識別されたピルを示す一致情報を、患者装置104に送信し得る。ネットワークIDモジュール164は、追加的な情報を送信し得る。例えば、追加的な情報は、一致の度合いに基づき得る、案内又は追加的な命令を含み得る。
図1の服薬システム100において、ピルIDモジュール152は、患者装置104内にローカルでインストールされる、カメラ150からの未確認のピルの画像を受信する。いくつかの実施形態において、ピルIDモジュール152は、別のカメラと相互作用し得る、又はカメラを含む別の装置から、ネットワーク140を介して画像を受信するように構成され得る。
薬剤アドヒアランスサブシステム
図1の服薬システム100は、薬剤アドヒアランスサブシステムを含み得る。代表的な服薬アドヒアランスサブシステムにおいて、アドヒアランスデータが計算されてもよい。いくつかの実施形態において、服薬アドヒアランスサブシステムは更に、アドヒアランスデータに関する追加的なデータの計算を可能にし得る。アドヒアランスデータ及び追加的なデータは、実質的にリアルタイムで計算され得る。したがって、服薬アドヒアランスサブシステムは、患者102に関する正確かつ最新のアドヒアランスデータの計算を生じ得る。
服薬アドヒアランスサブシステムは、ネットワークアドヒアランスモジュール166、医療アドヒアランスモジュール172、サードパーティアドヒアランスモジュール174、サポートエンティティアドヒアランスモジュール148、ネットワークアドヒアランスモジュール166、及び患者アドヒアランスモジュール110を含み得る。一般的に、アドヒアランスデータは少なくとも部分的に、患者装置104の患者アドヒアランスモジュール110、又はネットワークアドヒアランスモジュール166により、計算される、ないしは別の方法により生成され得る。患者装置104は、患者102がアクセスするために容易に利用可能であり得る。患者アドヒアランスモジュール110と相互作用することにより、患者102は、アドヒアランスデータを生成するために使用され得る入力を提供し得る。加えて、患者アドヒアランスモジュール110と相互作用することにより、アドヒアランスデータは、サードパーティ(サードパーティアドヒアランスモジュール174を介して)、医療提供者144(医療アドヒアランスモジュール172を介して)、及びサポートエンティティ146(サポートエンティティアドヒアランスモジュール148を介して)の1つ又は2つ以上に送信されるか、又は報告され得る。患者アドヒアランスモジュール110はまた、患者102に対し、情報、追加的なデータを送信するか、その通信を可能にし、介入又は他のいずれかの通信を行うように構成され得る。
患者アドヒアランスモジュール110は、アドヒアランスデータを計算し、少なくとも部分的に服薬の予定を可能にする、アプリケーションとして構成され得る。加えて、又は代替的に、ネットワークアドヒアランスモジュール166は、アドヒアランスデータを計算し、少なくとも部分的に、ネットワークサーバー112における服薬の予定を可能にする、アプリケーションとして構成され得る。いくつかの実施形態において、患者装置104及びネットワークアドヒアランスモジュール166の両方において処理が行われ得る。
患者アドヒアランスモジュール110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166は、アドヒアランスデータ、及び追加的なデータを実質的にリアルタイムで計算し得る。実質的にリアルタイムとは、患者102及び/又は服薬システム100の別のエンティティが、大きな遅延を生じることなく、通知されるか、ないしは別の方法でデータを提供されるように、データが計算又は生成されることを意味し得る。
これらの、及び他の実施形態において、患者アドヒアランスモジュール110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166は、服薬予定に基づいてアドヒアランスデータを計算するように構成され得る。服薬予定は、患者アドヒアランスモジュール110、ネットワークアドヒアランスモジュール166、サポートエンティティアドヒアランスモジュール148、サードパーティアドヒアランスモジュール174、医療アドヒアランスモジュール172、又はこれらのなんらかの組み合わせにおいて生成され得る。
例えば、服薬予定は、患者102のために設計/構成され得る。治療予定は、1つ又は2つ以上の薬剤の識別及び薬剤服用の予定時間を含み得る。いくつかの実施形態において、服薬の予定時間は、患者アドヒアランスモジュール110(又は服薬システム100の別のモジュール)によって自動的に計算され得る。例えば、患者102は、8時間おき、2週間にわたり服用すべき薬剤を処方され得る。患者102は、薬剤及び処方薬の名前を入力してもよく、患者アドヒアランスモジュール110は、2週間にわたり服薬が行われる予定時間を自動的に計算し得る。更に、又は代替的に、患者102又は医療提供者144は、1つ又は2つ以上の薬剤の各予定時間を手動で入力してもよい。いくつかの実施形態において、患者102又は医療提供者144は、ユーザーインターフェース190を使用して服薬予定を生成してもよい。服薬予定は、患者装置104にローカルに保存されてもよく、又はネットワークサーバー112において、ネットワーク140を介してアクセス可能であってもよい。
服薬予定は、薬剤の図、若しくは絵、服用量(例えば、400ミリグラム(mg)ピル1つ)など、追加的(又は異なる)情報を含んでもよい。薬剤の図又は絵は、薬剤データベース168から送信されてもよい。更に、又は代替的に、ピルIDモジュール152により送信される問い合わせに応答して、服薬予定に図が追加されてもよい。
服薬予定に基づき、患者102は、ユーザーインターフェース190、ディスプレイ134、保存装置ディスプレイ192、又はこれらのいずれかの組み合わせにおいて、服薬を行うようにアラートを受けてもよい。これに応答し、患者102は、患者が服薬を行ったことを示す、応答信号を生成し得る。応答信号に基づき、患者アドヒアランス110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166は、その後アドヒアランスデータを計算し得る。
アドヒアランスデータは、服薬アドヒアランス率を含み得る。服薬アドヒアランス率は、患者102が服薬予定に従って服薬する薬剤の割合、又は部分を表し得る。例えば、患者102が6時間ごとに一週間にわたり服薬するべきであるという指定により、患者102に対して処方され得る。患者102は、6時間おきに最初の22錠のピルを服用し、その後ピルの服用を中止すると、服薬アドヒアランス率は薬78.6%となり得る。
いくつかの実施形態において、患者102は同時に多数の薬剤を服用し得る。多数の薬剤は無関係であってもよく、又は多数の薬剤のいくつかの組み合わせが一緒に、1つ又は2つ以上の病気を治療してもよい。例えば、アドヒアランスデータは、1つ又は2つ以上の特定の薬剤のアドヒアランス率を含んでもよい。特定の薬剤のアドヒアランス率は、付随する薬剤の特定以外、上記の服薬アドヒアランス率と本質的に同一であり得る。
加えて、又は代替的に、特定の病気の服薬アドヒアランス率は、患者の1つ又は2つ以上の病気に関して計算されてもよい。特定の病気の服薬アドヒアランス率は、特定の病気に関して推奨される予定に従って患者が服用する、1つ又は2つ以上の薬剤の割合、又は部分を表し得る。特定の病気の服薬アドヒアランス率は、特定の病気を治療するために服用された全ての薬剤の合計、及び/又は特定の病気を治療するために服用された各薬剤を列挙したリストを含み得る。特定の病気の服薬アドヒアランス率の実施例は、1型糖尿病の、結核に感染した患者を含み得る。結核は一定期間にわたる服薬の組み合わせによって治療されてもよく、1型糖尿病は、患者の生涯にわたりインスリンの注射で治療されてもよい。第1の特定の病気の服薬アドヒアランス率は、結核に関して計算されてもよく、第2の特定の病気の服薬アドヒアランス率は、1型糖尿病に関して計算されてもよい。加えて、特定の服薬のアドヒアランス率は、インスリンに関して、及び/又は結核を治療するために服用される薬剤の1つ又は2つ以上に関して計算されてもよい。
いくつかの実施形態において、平均服薬アドヒアランス率が計算されてもよい。平均服薬アドヒアランス率は、2つ又は3つ以上の特定の服薬のアドヒアランス率の平均を表し得る。したがって、平均服薬アドヒアランス率は、2つ又は3つ以上の特定の薬剤の服薬アドヒアランス率を合計し、2つ又は3つ以上の特定の薬剤のアドヒアランス率の合計を、特定の薬剤のアドヒアランス率の数で割ることによって計算することができる。
アドヒアランスデータに加えて、医療アドヒアランスが計算され得る。例えば、医療アドヒアランス率は、1つ又は2つ以上の医療行為に関して計算され得る。服薬アドヒアランス率は、患者102が服薬予定に従って行う医療行為の割合、又は部分を表し得る。医療行為としては、処方薬の補充、医療の予約、血糖値テスト、運動、及び血圧テストなどが挙げられるが、これらに限定されない。
例示される代表的な服薬システム100は一般的に、上記のデータが計算され、送信され得る、単純化したシステムを表わす。図示されないが、多数の患者からのデータを結合し、通信を可能にする、システムもまた提供され得る。この多数の患者データから、追加的なデータが計算されてもよい。例えば、このようなシステムにおいて、差別化要因アドヒアランス率が計算されてもよい。差別化要因アドヒアランス率は一般的に、差別化要因ごとの服薬アドヒアランス率を含み得る。差別化要因としては、地理により分割された集団、疾患状態により分割された集団、合併症、特定の薬剤、薬剤の種類、又は特定の治療により分割された集団が挙げられる。
アドヒアランスデータ及び追加のデータは、適用可能であれば、薬剤システム構成要素の間で通信することができる。服薬アドヒアランスサブシステムは、サードパーティ184、医療提供者144、慈善団体186、スポンサー198、及びサポートエンティティ146の1つ又は2つ以上により、アドヒアランスデータの使用を可能にすることができる。例えば、サードパーティ184、医療提供者144、及びサポートエンティティ146は、アドヒアランスデータを使用して、患者102に提供される治療を修正若しくは改善する、保険料を設定する、治療を評価する、患者102のリアルタイム服薬アドヒアランスをモニタリングする、及び/又は患者102の代わりに介入することができる。
服薬システム構成要素において、追加的なデータが、アドヒアランスデータから得られ、図1に例示される様々なエンティティの間で通信され得る。例えば、サードパーティ184は、アドヒアランスデータ、ここから得られる追加的なデータを受信し、この追加的な情報を医療アドヒアランスモジュール172、患者アドヒアランスモジュール110、及び/又はサポートエンティティアドヒアランスモジュール148に送信してもよい。サードパーティ184が、医療支払人、政府組織、医療提供者、保険会社、データ処理会社などである、特定の実施例が実現され得る。アドヒアランスデータは、保険料を設定又は修正するために、サードパーティ184により使用され得る(例えば、患者が服薬を行わなかったことを示すアドヒアランスデータに基づいて保険料を増加させるなど)。サードパーティ184は、修正した保険料を医療提供者144、サポートエンティティ146、患者装置104、又はこれらのいずれかの組み合わせに送信してもよい。
同様に、医療提供者144、及び/又はサポートエンティティ146は、アドヒアランスデータに基づいて、患者装置104とメッセージ又は情報を交換し得る。例えば、医療アドヒアランスモジュール172は、アドヒアランスデータを受信し得る。これに応答して、医療提供者144は、服薬予定に関する情報を、患者装置104の患者アドヒアランスモジュール110に送信し、服薬予定を見るか若しくは修正し、患者装置104若しくはネットワークサーバー112に服薬予定を生成するか、又はこれらの組み合わせを行い得る。
加えて、医療提供者144及びサポートエンティティ146は、ネットワーク140を介して、患者装置104の患者アドヒアランスモジュール110に介入を行うことがある。例えば、患者102が服薬を行わなかったことに反応して、医療提供者144及び/又はサポートエンティティ146は、患者アドヒアランスモジュール110に介入を行ってもよい。介入により患者102は忘れた服薬を行うように促される。
薬剤アドヒアランスモニタリングサブシステム
図1の服薬システム100は、薬剤アドヒアランスモニタリングサブシステムを含み得る。一般的に、服薬アドヒアランスモニタリングサブシステムは、服薬アドヒアランスサブシステムと相互作用するように構成され得る。例えば、服薬アドヒアランスモニタリングサブシステムは、患者アドヒアランスモジュール110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166によって計算される、アドヒアランスデータ及び/又は追加的なデータに対して応答し得る。更に、服薬アドヒアランスモニタリングサブシステムは、上記のように1つ又は2つ以上の追加的な機能を備える、患者アドヒアランスモジュール110、及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166を含み得る。特に、特定のアドヒアランスモジュール110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166は、アドヒアランスデータに基づいてモニターアラートを生成及び送信するように構成され得る。モニターアラートは、通知モジュール154においてサポートエンティティ146に、医療アドヒアランスモジュール172において医療提供者144に、ネットワーク140を介して送信され得る。
いくつかの実施形態において、モニターアラートは、実質的にリアルタイムに生成及び/又は送信され得る。したがって、サポートエンティティ146及び/又は医療提供者144は、正確かつ最新のアドヒアランスデータ、及び患者102に関する対応するモニターアラートにアクセスすることができる。サポートエンティティ146及び/又は医療提供者144はモニターアラートを起動する状況を適宜通知され得、モニターアラートに含まれる情報に反応してもよい。
モニターアラートは、1つ又は2つ以上のモニターアラートトリガに基づいて生成され得る。一般的に、モニターアラートトリガには、モニターアラートの生成及び/又は送信を促す状況のセットを含み得る。標準的な、又はデフォルトのモニターアラートトリガは、患者102、医療提供144、サポートエンティティ146、別のエンティティにより選択されるか、システムデフォルトにより選択されるか(例えば、患者アドヒアランスモジュール110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166)により選択されるか、又はこれらのいずれかの組み合わせであり得る。
モニターアラートトリガはまた、いくつかの実施形態においてカスタマイズされてもよい。例えば、モニターアラートトリガは、患者102のためにカスタマイズされてもよく、サポートエンティティ146のためにカスタマイズされてもよく、病気に対してカスタマイズされてもよく、保険提供者若しくは支払人などのサードパーティ184によって、ポリシーの規定に従い、又は他のいずれかの好適なトリガ事象によって定義され得る。モニターアラートトリガの一例は、予定された服薬が行われないことである。患者が予定された服薬を行わなかったことに反応して、患者アドヒアランスモジュール110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166は、モニターアラートを生成及び送信してもよい。モニターアラートは、例えば、通知モジュール154において、例えば、サポートエンティティ146に送信されてもよい。
モニターアラートトリガは、患者装置104において受信された(又は場合によっては受信されない)患者応答信号に基づき得る。例えば、服薬が行われない(及び患者が患者装置104に入力しない)場合、モニターアラートが生成及び送信され得る。同様に、服薬が行われるとき(患者装置104において入力された患者応答により示される)、モニターアラートが生成及び送信され得る。
患者アドヒアランスモジュール110は、モニターアラートトリガ、及びこれに含まれる閾値の1つ又は2つ以上が、定義されることを可能にし得る。閾値は、多数の応答信号、特定の期間、1つ若しくは2つ以上の特定の薬剤、1つ若しくは2つ以上の特定のサポートエンティティ146(多数のモニターを有する服薬システム)、1つ若しくは2つ以上の特定の医療提供者144、1つ若しくは2つ以上の病気、同様の要因、又はこれらの組み合わせに基づく場合がある。
例えば、患者、サポートエンティティ146、医療提供者144、又は別のエンティティが、アドヒアランスデータに関する1つ又は2つ以上の閾値を定義してもよく、これを超えたときに(ないしは達さなかったときに)、モニターアラートの生成及び/又は送信が行われる。例えば、応答信号の閾値数が、モニターアラートトリガとして定義され得る。応答信号の閾値数が、特定の期間内に受信されないとき(例えば、患者が単に入力を行っていない)、対応するモニターアラートが生成及び送信され得る。モニターアラートトリガのいくつかの追加的な例としては、薬剤に関する閾値数の応答信号が受信されていないこと、予定時間に対応する最新の服薬の応答信号が受信されていないこと、重要な薬剤の応答信号が受信されていないこと、他のアドヒアランスデータが下限を下回っていること、及び医療行為の医療アドヒアランスに関するデータが下限を下回っていることが挙げられる。
更に、モニターアラートトリガは、患者装置104の所定の状況に基づく場合がある。例えば、モニターアラートトリガは、患者装置104の物理的位置(例えば、GPSデータに基づく)、患者装置104の非アクティブ状態、又は他のいずれかの装置に基づく指標に基づく場合がある。例えば、患者装置104がモバイル装置である実施形態において、モニターアラートトリガは、特定の期間中に患者が大都市の予測領域内にいるときに、モニターアラートを生成するように構成され得る。
いくつかの実施形態において、モニターアラートは、アドヒアランスデータの少なくとも一部を含み得る。例えば、モニターアラートは、アドヒアランスデータに基づいて生成及び送信され得る。モニターアラートはしたがって、アドヒアランスデータの関係する部分を含み得る。例えば、モニターアラートは、患者102が服薬を行わなかったことに応答して生成され得る。生成されるモニターアラートは、患者102が予定された服薬を行わなかったことを示し得る。生成されたモニターアラートは、例えば、サポートエンティティ146及び/又は医療提供者144に送信されてもよい。これに応答して、サポートエンティティ146及び/又は医療提供者144は、患者102に電話する、メッセージを送る、又はEメールを送り、患者102が服薬を行うように促してもよい。同様に、モニターアラートは、特定のアドヒアランスデータが定義される閾値を下回っていることを示し得る。
服薬モニタリング動作の例としては、患者102が、患者アドヒアランスモジュール110を介して、サポートエンティティ146、及び/又は医療提供者144を、モニターアラートの少なくとも一部のモニターとして選択することを含み得る。1つ又は2つ以上のアラートトリガが、患者102、医療提供者144、サポートエンティティ146からの入力、又はこれらのいくつかの組み合わせに基づいて確定され得る。服薬予定に基づいて、患者102は、服薬を行うようにアラートを受ける。これに応答し、患者102は、患者が服薬を行ったことを示す、応答信号を生成する(又は生成しない)ことがある。例えば、患者102は、ユーザーインターフェース190に示されるアイコンを選択することができる。
応答信号に基づき、患者アドヒアランス110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166は、実質的にリアルタイムでアドヒアランスデータを計算することができる。モニターアラートが起動される1つ又は2つ以上の状況(モニターアラートトリガによって制御される)を形成することがある。したがって、モニターアラートは、実質的にリアルタイムのアドヒアランスデータに基づいて生成され得る。モニターアラートはその後、通知モジュール154、及び/又は医療アドヒアランスモジュール172に送信されてもよい。これに応答して、医療提供者144及び/又はサポートエンティティ146が、患者アドヒアランスモジュール110、又は患者装置104の別のシステムにおいて、患者102に応答メッセージ(例えば、SMSテキストメッセージ)を送信し得る。
いくつかの実施形態において、サポートエンティティ装置118は、通知モジュール154において、モニターアラートを受信しないことがある。代わりに、サポートエンティティ装置118は、SMSなどの、モニターアラートを、ネットワーク140を介して受信し得る。更に、又は代替的に、医療提供者サーバー114以外の演算装置は、医療提供者144と関連し得る。演算装置は、モニターアラートが送信され得るように、ネットワーク140、及び/又は医療提供者サーバー114に通信可能に接続され得る。
慈善的義援サブシステム
図1の服薬システム100は、慈善的義援サブシステムを含み得る。例示される服薬システム100において、患者102のアドヒアランスデータは、本明細書において記載されるように計算され得る。アドヒアランスの「成功」に基づいて、慈善団体186に寄付が行われてもよい。例えば、寄付又は寄付額は、患者102が、服薬アドヒアランスの標的レベル(標的レベル)を達成することに基づく場合がある。
一般的に、標的レベルは、慈善団体186への寄付を促す、状況のセットを含み得る。特定の実現例の必要性及び目的により、患者102、医療提供者144、スポンサー198、慈善団体186、別のエンティティにより定義又は選択される、システムデフォルトにより選択される、又はこれらのいずれかの組み合わせであり得る。
特定の標的レベルは、アドヒアランスデータ、その一部、又はアドヒアランスデータからの追加的なデータに基づき得る。加えて、標的レベルは、期間に対する関係において定義され得る。例えば、既定の期間中に標的レベルが達成される場合、慈善団体186に対して寄付が行われる。標的レベルは、患者102が服薬予定を遵守する動機を最大化するように設定されるか、ないしは別の方法により設計され得る。標的レベルのいくつかの追加的な例としては、薬剤に関する多数の応答信号が受信されること、予定時間に対応する最新の服薬の応答信号が受信されること、重要な薬剤の応答信号が受信されること、他のアドヒアランスデータが既定の閾値を上回っていること、及び医療行為の医療アドヒアランスに関するデータが既定の閾値を上回ることが挙げられる。
いくつかの実施形態において、多数の慈善団体に関して多数の標的レベルが既定され、又は選択されてもよい。多数の標的レベルは、多数の慈善団体の1つ又は2つ以上に対する、多数の寄付が生じてもよい。例えば、第1標的レベルは、第1の薬剤を毎日服用することを含み得る。第1標的レベルは、第1慈善団体に対する第1の寄付を生じ得る(例えば、慈善団体186)第2標的レベルは、第2の薬剤を1年間にわたり服薬するなど、良好な連続的な期間の服薬アドヒアランスを含み得る。第2標的レベルの達成は、第2慈善団体への第2寄付を生じ得る。様々な数の標的及び報償メカニズムのいずれか1つが使用されてもよい。
患者102、慈善団体186、スポンサー198、医療提供者144、又は別のエンティティが、アドヒアランスデータに基づいて1つ又は2つ以上の標的レベルを規定又は選択してもよい。慈善団体186は患者102により選択されてもよく、これは次に、患者102側の服薬アドヒアランスにインセンティブを与えてもよい。いくつかの実施形態において、患者アドヒアランスモジュール110は更に、アドヒアランスデータ、そのなんらかの指標、生じる寄付、又はこれらのいくつかの組み合わせを追跡及び/又は表示してもよく、これは更に患者102を動機付けし得る。
寄付は、患者102、スポンサー198、又は両方から慈善団体186に対して行われてもよい。例えば、寄付用アカウント(図示されない)が、慈善団体186に接続されてもよく、標的レベルに達した際に、慈善団体186に送金が行われ得る。いくつかの実施形態において、寄付用アカウントはネットワーク140を介して行われる取引により、患者102及び/又はスポンサー198により、設けられてもよい。更に、又は代替的に、寄付は、慈善団体186に対して行われる「賞」インセンティブの形態であってもよい。このような賞は、患者、又は患者の群の側における既定数のインセンティブを完成した際に慈善団体186に送られ得る。
患者アドヒアランスモジュール110、及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166が、標的レベルが確定され、標的レベルの達成が評価され、慈善団体186に対して寄付が行われることを可能にするように構成され得る。これらの、及び他の実施形態において、患者アドヒアランスモジュール110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166又はこれに実装されるアプリケーションは、標的レベルの達成を実質的にリアルタイムで評価するように構成され得る。
寄付動作の例としては、患者102が患者アドヒアランスモジュール110を介して慈善団体186を選択することが挙げられる。慈善団体186は、一度選択されると、寄付の少なくとも一部を受領する。1つ又は2つ以上の標的レベルが、患者102、医療提供者144、サポートエンティティ146、又はこれらのいくつかの組み合わせからの入力に基づいて構成され得る。服薬予定に基づいて、患者102は、本明細書において記載されるように、服薬を行うようにアラートを受ける。これに応答し、患者102は、患者が服薬を行ったことを示す、応答信号を生成し得る。例えば、患者102は、ユーザーインターフェース190に示されるアイコンを選択することができる。
応答信号に基づき、患者アドヒアランス110及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166は、実質的にリアルタイムでアドヒアランスデータを計算することができる。標的レベルの達成の評価は、実質的にリアルタイムのアドヒアランスデータに基づく場合がある。標的レベルの状況の1つ又は2つ以上を形成し得るアドヒアランスデータに応じて、標的レベルに基づく寄付が、慈善団体186に送金されてもよい。更に、又は代替的に、寄付の指標が、慈善団体アドヒアランスモジュール176に送信され得る。
薬剤分配サブシステム
図1の服薬システム100は、薬剤分配サブシステムを含み得る。薬剤分配サブシステムは、他の機能の中でもとりわけ、患者102側の服薬遵守を促進する、保存装置132を含み得る。
このため、服薬情報及びアラートが、服薬予定ごとに、保存装置ディスプレイ192を介してローカルで表示されてもよい。患者102は、保存装置アドヒアランスモジュール182によって生成される、又は患者アドヒアランスモジュール110、若しくはネットワークアドヒアランスモジュール166によって生成され、保存装置132に送信される、アラートによって服用の予定を知らされ得る。アラートは、視覚的及び/又は音声信号を介して提供され得る。
保存装置132はまた、患者が、服薬予定を遵守していることを示す応答信号によって服薬を行ったかどうかを判定し得る。例えば、応答信号の生成は、予定された日時に、患者102が、保存装置内の対応する位置から、服用量の薬剤を物理的に取り出した(かつ服用したものと推測される)ことを示す。応答信号は、区画センサーの起動により、及び/又は患者装置のユーザーインターフェース190において受信される入力によって生成され得る。
遵守すると、保存装置132はその後、服薬確認信号を生成し得る。服薬確認信号は、予定の服用に関して応答信号が受信されたことを示す。服薬確認信号により、患者102のアドヒアランスデータが、患者アドヒアランスモジュール110、及び/又はネットワークアドヒアランスモジュール166により生成され得る。アドヒアランスデータは、保存装置132に表示される(例えば、ディスプレイ134Bを介し)、及び/又はネットワーク140を介して服薬システム100全体に送信され得る。
例えば、保存装置アドヒアランスモジュール182は服薬予定に含まれる服薬量に関する服用情報を、保存装置ディスプレイ192にローカルで表示してもよい。服用情報は、次の服用、その日の服用、又は他のいずれかの量の情報に関連し得る。更に、服用情報は、患者102又はサポートエンティティ146に追加的な服用情報を供給するために、走査され得る、高速応答(QR)コードを含む場合がある。
服用の予定時間の特定の間隔(例えば、5分)内に、保存装置アドヒアランスモジュール182は患者102に服用を知らせることがある。アラートはローカルに生成されてもよく、別の装置から送信されてもよい。アラートが保存装置アドヒアランスモジュール182によって受信されたことに応答し、保存装置アドヒアランスモジュール182は、アラートに含まれる服用に関する服用情報を表示してもよい。
患者102に知らせた後、保存装置アドヒアランスモジュール182は、応答信号が受信されたかどうかを判定してもよい。区画アクセスセンサーを含む保存装置132の実施形態において、区画アクセスセンサーが起動されると、保存装置アドヒアランスモジュール182が、薬剤の位置に対応する区画へのアクセスを応答信号として解釈し得る。
応答信号はまた、患者装置104において生成されてもよい。例えば、保存装置132のいくつかの実施形態は、患者102が服用剤が位置する区画にアクセスしたかどうかを判定するように構成されたセンサー136を含まないことがある。代わりに、アラートは、保存装置132及び患者装置104で起動されてもよい。患者102はその後、服薬を行い、患者装置104と相互作用してもよく(例えば、ディスプレイ134の動作ボタン、又はアイコンをアクティブ化する)、応答信号を生成し、これによって服薬が行われたことを示す。本明細書において記載されるように、患者アドヒアランスモジュール110はその後、保存装置132に応答を送信するか、又はこれをローカルで使用する。
応答信号の受信に応答して、保存装置アドヒアランスモジュール182は、服薬確認信号を生成し得る。保存装置アドヒアランスモジュール182は、服薬確認信号に基づいてアドヒアランスデータを計算するか、又は服薬確認信号を、患者装置104に、又は服薬システム構成要素の1つ若しくは2つ以上に送信し得る。
いくつかの実施形態において、保存装置132は、患者装置104と対にされてもよい。保存装置132を患者装置104と対にすることにより、保存装置132に送信されるデータが患者装置104と共有され、及びその逆であり得る。更に、患者装置104を保存装置132と対にすることは、患者装置104、及び保存装置132のメモリに保存されるデータの定期的な同期を含み得る。例えば、保存装置132及び患者装置104の同期により、アラートがディスプレイ134、及び保存装置ディスプレイ192に同時に、又は実質的に同時に表示され得る。
いくつかの実施形態において、保存装置アドヒアランスモジュール182はまた、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上と、その上に示されるモジュール/アプリケーションとの間の同期を可能にし得る。同期は、モジュール/アプリケーションのそれぞれが、最新で、かつ実質的に一致した情報を含むように、ネットワーク140を介したデータの連続的又は定期的な通信を可能にし得る。したがって、服薬システム100は、患者102及び服薬アドヒアランス構成要素に関する最新のアドヒアランスデータの計算を生じ得る。
例えば、患者102の服薬予定の変更及び更新は、服薬システム構成要素の間で連続的に、又は定期的に通信され得る。保存装置132はしたがって、修正後にリアルタイム又は実質的にリアルタイムの服薬予定を有し得る。更に、服薬確認信号は、保存装置132からリアルタイムで、又は実質的にリアルタイムで、ネットワークサーバー112、又は患者装置104へと送信されてもよく、これは、アドヒアランスデータのリアルタイム又は実質的にリアルタイムの計算を可能にし得る。
同期の後、患者装置104及び/又は保存装置132は、本明細書において記載されるように別個に動作し得る。後の同期の際に、患者装置104及び/又は保存装置132において生成されるデータが、服薬システム構成要素に送信されてもよく、データの変更が同期され得る。
加えて、保存装置アドヒアランスモジュール182は、患者102との相互作用を可能にするように構成され得る。特に、いくつかの実施形態において、保存装置アドヒアランスモジュール182は、患者102、サポートエンティティ146、又は医療提供者144の1つ又は2つ以上により作成された、又は修正された服薬予定を受信するように構成され得る。例えば、保存装置アドヒアランスモジュール182は、服薬予定、又は更新した服薬予定を受信するように構成されてもよい。
加えて、示される実施形態において、医療提供者114は、注文モジュール138を含んでもよい。注文モジュール138は、患者102の所要薬を注文するために、保存装置アドヒアランスモジュール182と相互作用してもよい。例えば、服薬確認信号に基づき、保存装置アドヒアランスモジュール182及び/又は医療アドヒアランスモジュール172は、服薬確認信号の投与量を含む処方薬が尽きたかどうかを判定し得る。処方薬が尽きたことに反応して、保存装置アドヒアランスモジュール182及び/又は医療アドヒアランスモジュール172は、処方薬の補充を注文し得る。注文は医療提供者144から処方薬を注文するように構成され得る、注文モジュール138に送信され得る。処方薬が尽きたことに反応して、保存装置アドヒアランスモジュール182及び/又は医療アドヒアランスモジュール172は、残りの処方薬の用量を更新してもよい。
服薬システム100に対する修正、追加、又は省略が、本開示の範囲から逸脱することなく、行われ得る。例えば、図1は服薬システム構成要素の各1つを示しているが、本開示は、服薬構成要素のいずれかの1つ若しくは2つ以上、1人又は2人以上の患者102、1人若しくは2人以上のサポートエンティティ146、1つ若しくは2つ以上の慈善団体186、1つ若しくは2つ以上のスポンサー198、又はこれらのいずれかの組み合わせを有する服薬システムアーキテクチャについても当てはまる。さらに、本明細書において記載される実施形態の服薬システム構成要素の分離は、このような分離が全ての実施形態において必要とされるものとして理解されるべきではなく、記載される服薬システム構成要素は単一の構成要素若しくはサーバーに一緒に統合することができ、又は多数の構成要素若しくはサーバーに分離することができるという、本開示の利益と共に理解されるべきである。
ネットワークIDモジュール164、ネットワークアドヒアランスモジュール166、注文モジュール138、医療アドヒアランスモジュール172、サードパーティアドヒアランスモジュール174、慈善団体アドヒアランスモジュール176、サポートエンティティモジュール162、通知モジュール154、サポートエンティティアドヒアランスモジュール148、保存装置アドヒアランスモジュール182、患者アドヒアランスモジュール110、及びピルIDモジュール152(総称してモジュール)は、患者102の服薬アドヒアランスの促進、奨励、及び測定、及び/又は薬剤の識別のための、コード及びルーチンであり得る。いくつかの実施形態においてモジュールは、例えば、一部において、患者装置104、及び/又は保存装置132の一方又は両方に保存され得るシンクライアントアプリケーションとして、かつ一部において、服薬システム構成要素の一方又は両方に保存され得る構成要素として、機能する。いくつかの実施形態において、構成要素の1つ又は2つ以上が、現場でプログラム可能なゲートアレー(FPGA)、又は特定用途集積回路(ASIC)を含む、ハードウェアを使用して実現され得る。いくつかの他の例において、モジュールは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを使用して実現され得る。いくつかの実施形態において、モジュールは、服薬システム構成要素の組み合わせ内に保存されてもよい。
服薬システム100において、メモリは、本明細書において記載される機能を提供するためのデータを保存する、非一時的メモリであり得る。メモリは、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)装置、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)装置、フラッシュメモリ、又はなんらかの他のメモリ装置であり得る、ストレージに含まれてもよい。いくつかの実施形態において、記憶装置としてはまた、不揮発性メモリ、又は永久記憶装置、及びハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、CDROMデバイス、DVDROMデバイス、DVDRAMデバイス、DVDRWデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他のいくつかの、より恒久的な方法で情報を保存するための大容量記憶デバイスを含むメディアが挙げられる。
図2は、図1の服薬システム100において実施され得る、演算装置200の代表的な実施形態のブロック図を例示している。一般的に、演算装置200は、図1を参照にして記載される服薬システム構成要素の1つを含み得る。
演算装置200は、図1に関して記載される、ネットワークアドヒアランスモジュール166、医療アドヒアランスモジュール172、サードパーティアドヒアランスモジュール174、慈善団体アドヒアランスモジュール176、サポートエンティティ162、サポートエンティティアドヒアランスモジュール148、保存装置アドヒアランスモジュール182、及び患者アドヒアランスモジュール110の動作の1つ又は2つ以上を実行し得る、アドヒアランスモジュール250の実施例を含む。加えて、演算装置200は、図2においてより詳細に記載される、ピルIDモジュール152の例を含む。演算装置200はまた、センサー136、ユーザーインターフェース190、カメラ150、ディスプレイ134、又は保存装置ディスプレイ192(図2において、ディスプレイ134/192と総称される)、プロセッサ224、メモリ222、及び通信ユニット226を含む。演算装置200の構成要素は、バス220によって通信可能に接続される。演算装置200は、図1及び図2を参照して記載される。
プロセッサ224は、演算論理装置、マイクロプロセッサ、汎用コントローラ、又は他のいくつかのプロセッサアレイを含み得る。プロセッサ224は、他の構成要素との通信のためにバス220と接続されてもよい。プロセッサ224は、データ信号を処理し、複合命令セットコンピュータ(CISC)アーキテクチャ、縮小命令セットコンピュータ(RISC)アーキテクチャ、又は命令セットの組み合わせを実行するアーキテクチャを含む、様々な演算アーキテクチャを含み得る。図2は、信号プロセッサ224を含むが、多数のプロセッサは、演算装置200に含まれ得る。他のプロセッサ、オペレーティングシステム、及び物理的構成が可能である。
メモリ222は、プロセッサ224により実行、又は制御され得る、命令及び/又はデータを保存するように構成される。メモリ222は、他の構成要素との通信のためにバス220と接続されてもよい。命令及び/又はデータは、本明細書において記載される技術又は方法を実行するためのコードを含み得る。メモリ222は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)装置、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)装置、フラッシュメモリ、又はなんらかの他のもメリ装置であり得る。いくつかの実施形態において、メモリ222としてはまた、不揮発性メモリ、又は永久記憶装置、及びハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、CDROMデバイス、DVDROMデバイス、DVDRAMデバイス、DVDRWデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他のいくつかの、より恒久的な方法で情報を保存するための大容量記憶デバイスを含むメディアが挙げられる。
通信ユニット226は、アドヒアランスモジュール250が保存される場所によって、服薬システム構成要素とのデータの送受信を行うように構成され得る。通信ユニット226は、バス220に接続される。いくつかの実施形態において、通信ユニット226は、ネットワーク140への、又は別の通信チャネルへの直接的物理的接続のためのポートを含む。例えば、通信ユニット226は、UDB、SD、CAT−5、又は有線接続のための同様のポートを含み得る。いくつかの実施形態において、通信ユニット226は、IEEE 802.11、IEEE 802.16、BLUETOOTH(登録商標)、又は別の好適な無線通信方法を使用する通信チャネルを介してデータを交換するための無線受信機を含む。
いくつかの実施形態において、通信ユニット226は、SMS、MMS、HTTP、直接データ接続、WAP、Eメール、又は別の好適な種類の電気通信を含む、セルラ通信ネットワークを介してデータを送受信するための、セルラ通信送受信機を含む。いくつかの実施形態において、通信ユニット226は、有線ポート、及び無線送受信機を含む。通信ユニット226はまた、TCP/IP、HTTP、HTTPS、及びSMTPなどの標準的なネットワークプロトコルを使用して、ファイル及び/又はメディアオブジェクトを分配するために、ネットワーク140に他の従来的な接続を提供してもよい。
ユーザーインターフェース190、センサー136、カメラ150、及びディスプレイ134/192を含む実施形態において、各構成要素は、アドヒアランスモジュール250及びピルIDモジュール152と共に、バス220に連結される。ディスプレイ134/192、及びセンサー136はしたがって、アドヒアランスモジュール250に含まれるモジュール260、及びピルIDモジュール152に含まれるモジュール270と通信し得る。
図2に示される実施形態において、アドヒアランスモジュール250は、通信モジュール202、ディスプレイモジュール204、記録モジュール206、アラートモジュール208、位置モジュール210、計算モジュール212、追跡モジュール214、同期モジュール216、決定モジュール218、モニターモジュール236、及び寄付モジュール238(総称して第1モジュール260)を含む。したがって、図2に示されるピルIDモジュール152は、画像受信モジュール232、同一性受信モジュール228、メッセージモジュール234、及び画像補助モジュール230(総称して第2モジュール270)。
第1モジュール260、及び第2モジュール270の1つ又は2つ以上が、1つ又は2つ以上の動作を実行するように構成される、1つ又は2つ以上のルーチンを含む、ソフトウェアとして実装される。第1モジュール260、及び第2モジュール270は、本明細書において記載される機能をもたらすために、プロセッサ224により実行可能な命令のセットを含むか、又はその実行はプロセッサ224により制御されてもよい。いくつかの例において、第1モジュール270、及び第2モジュール270は、少なくとも一時的にメモリ222に実装され、プロセッサ224によりアクセス及び実行可能であり得る。第1モジュール260及び第2モジュール270の1つ又は2つ以上は、プロセッサ224及び演算装置200の構成要素と、バス220を介して協働及び通信するように適合され得る。
通信モジュール202は、アドヒアランスモジュール250と演算装置200の他の構成要素との間の通信を処理するように構成され得る。通信モジュール202は、通信ユニット226を介して、図1の服薬システム構成要素とデータを送受信するように構成され得る。いくつかの例において、通信モジュール202は、図1の服薬システム構成要素と、通信ユニット226を介してデータを送受信するために、他のモジュール204、206、208、210、212、214、216、218、236、及び238と協働してもよい。
例えば、通信モジュール202は、通信ユニット226を介して、ペアリング要求及び/又は同期要求を受信し得る。ペアリング要求は、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上と、保存装置132との間でペアリングを開始し得る。ペアリング要求は、通信モジュール202から同期モジュール216へと送信され得る。同期要求は、服薬システム構成要素の2つ又は3つ以上の間の同期動作を開始し得る。同期要求は、通信モジュール202から同期モジュール216へと送信され得る。
ペアリング要求に応答して、同期モジュール216は、服薬システム構成要素の2つ又は3つ以上をペアリングしてもよい。例えば、保存装置132は、患者装置104及び/又はネットワークサーバー112とペアリングされてもよい。保存装置132が、患者装置104及びネットワークサーバー112とペアリングされた後、保存装置132と、患者装置104と、ネットワークサーバー112との間のデータ通信は、自動又は半自動となり得、これにより各保存装置132、患者装置104及びネットワークサーバー112それぞれにおけるデータは、正確かつ最新であり得る。
同様に、同期モジュール216は、服薬システム構成要素の2つ又は3つ以上を同期させてもよい。例えば、保存装置132は、患者装置104、ネットワークサーバー112、及び医療提供者サーバー114と同期されてもよい。
同期動作は、服薬システム構成要素それぞれにおいてローカルに保存されるデータ及び情報を更新してもよく、よって服薬システム構成要素のそれぞれは、最新版を含む。例えば、アドヒアランスモジュール250は、服薬予定へのローカルの修正を可能にし得る。同期動作の実行は、服薬システム構成要素のそれぞれが、ローカルの修正を反映する、服薬予定を含むことを確実にし得る。同期に続き、保存装置132、患者装置104、及びネットワークサーバー112のそれぞれが、メモリ222内に正確かつ最新の服薬予定を保存していることがある。
データ同期には、患者102の服薬予定、患者102の残りの服薬回数、アドヒアランスデータ、追加的なデータによる追加的なデータ、寄付記録、モニターアラートなどが挙げられる。記載される実施例において、同期は、同期要求に応答して実施され得る。更に、同期は、予定に従って行われ得る。例えば、保存装置132は、毎週充填されてもよい。したがって、同期モジュール216は、保存装置132を毎週同期してもよい。
通信モジュール202は更に、補充信号を受信してもよい。補充信号は、センサー136の1つから生じてもよい。例えば、演算装置200は、補充信号を生じるセンサー136を含み得る。補充信号は、センサー136の1つから、バス220を介して通信モジュール202に送信されてもよい。いくつかの実施形態において、補充信号は、同期中に受信され得る、服薬予定に従って、保存装置132に薬剤が充填されることを示し得る。補充信号は更に、患者102の分配及び服薬アドヒアランスを促進するために、保存装置132が準備されることを示し得る。
通信モジュール202は、薬剤の服用情報を受信してもよい。服用情報は、メモリ222の服薬予定から、バス220を介して受信され得る。更に、服薬情報は、センサー136の1つとして含まれる生理学的センサーによって行われる、生理学的測定値に従って、決定モジュール218から受信され得る。通信モジュール202はその後、ディスプレイモジュール204へと服用情報を送信してもよい。ディスプレイモジュール204は、通信モジュール202から服用情報を受信して、この服用情報をディスプレイ134/192に送信してもよい。
服用情報としては、次服用する薬剤の時刻、服用量、及び図などが挙げられる。例えば、患者102には午前8時にアスピリンが処方されると、ディスプレイ134及び/又は保存装置ディスプレイ192は、アスピリンの写真と一緒に「午前8時にアスピリン」という服用情報を含む。
通信モジュール202は、服用のアラートを受信し得る。アラートは、メモリ222の服薬予定から、バス220を介して受信され得る。加えて、又は代替的に、アラートは、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上から、通信ユニット226を介して受信され得る。通信モジュール202はその後、アラートモジュール208へとアラートを送信してもよい。
アラートモジュール208は、アラートを受信して、患者102が次の服用を意識するように、アラートを発してもよい。いくつかの実施形態において、アラートは、服用が行われるときから特定の間隔内に発されてもよい。例えば、午前8時にアスピリンが一錠服用される場合、アラートは午前7:55に発されてもよい。
アラートは、ディスプレイモジュール204に送信されてもよく、これがアラートをディスプレイ134/192に送信する。更に、アラートモジュール208は、アラートを通信モジュール202に送信してもよく、これがアラートを、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上へと、通信ユニット226を介して送信する。更に、加えて、アラートモジュール208は、アラート信号を生成してもよい。アラート信号は、光、音声アラーム、振動、これらのいずれかの組み合わせ、又は他のいずれかの好適なアラートを起動してもよい。アラート信号は、アラートを実施するために構成要素(例えば、電球、スピーカーなど)に送信されてもよい。
いくつかの実施形態において、アラートは、ビープ音などの音声信号、薬剤が配置される保存装置132の区画における光などの局地的視覚的指標、並びにディスプレイ134及び保存装置ディスプレイ192における服用情報の表示を含み得る。したがって、患者102が服薬を行うとき、患者装置104及び保存装置132は、薬剤の図による服用情報を含む。加えて、薬剤を得るためにどの区画を開くべきかを示す光が存在する。
決定モジュール218は、応答信号が、受信されたか又受信されていないかを決定してもよい。応答信号は、例えば、センサー136の1つによって伝達され得る。応答信号は、区画アクセスセンサーにより生成され得、これは例えば、保存装置132の区画が開かれたことを示し得る。更に、応答信号は、患者装置104及び/又はウェブサイト126において患者102がユーザーインターフェース190と相互作用することによって生じてもよい。例えば、患者102は、アラートアイコンに触れるか、まあはマウス、キーボード、可聴受信機などを使用して、アラートアイコンを選択してもよい。
応答信号が受信されなかったことの判定(例えば、薬剤が服用されなかった)に応じ、決定モジュール218は、服薬失敗信号を通信モジュール202に送信してもよい。通信モジュール202は更に、未服用信号を、通信ユニット226を介して服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上に、計算モジュール212に、及びアラートモジュール208に送信してもよい。服用失敗信号の受信に応答して、アラートモジュール208により警告が生成されてもよい。警告は、服薬システム構成要素の1つ若しくは2つ以上、及び/又はディスプレイモジュール204に、その後ディスプレイ134/192に送信されてもよい。更に、特定の間隔(例えば、5又は10分)の後に、計算モジュール212が、行われなかった服用を含むアドヒアランスデータを計算してもよい。
応答信号が受信されなかったことの判定(例えば、薬剤が服用されなかった)に応じ、決定モジュール218は、応答信号の受信を示す信号を記録モジュール206に送信してもよい。決定モジュール218からの信号に応答して、記録モジュール206が、服薬確認信号を記録してもよい。記録モジュール206は、追跡モジュール214、計算モジュール212、服薬システム構成要素の1つ若しくは2つ以上、又はこれらのなんらかの組み合わせに服薬確認信号を送信してもよい。
追跡モジュール214は、服薬確認信号に基づき、処方薬の消費を追跡するように構成される。記録モジュール206から送信される服薬確認信号に応答して、追跡モジュール214は、服用される処方薬が尽きたかどうかを決定し得る。処方薬が尽きたことに反応して、追跡モジュール214は、処方薬の補充を注文するために信号を送信してもよい。処方薬が尽きていないことに反応して、追跡モジュール214は、残りの処方薬の服用数を更新してもよい。例えば、追跡モジュール214は、注文モジュール138に注文を送信してもよい。
記録モジュール206から送信される服薬確認信号に応答して、計算モジュール212は、行われた服用を含む、アドヒアランスデータを計算してもよい。いくつかの実施形態においてアドヒアランスデータは、ディスプレイモジュール204に送信され、その後ディスプレイ134/192に送信されてもよい。
加えて、アドヒアランスデータは、服薬確認信号に基づいて、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上において計算されてもよい。アドヒアランスデータは、通信モジュール202により受信され得る。通信モジュール202は、アドヒアランスデータをディスプレイモジュール204に送信してもよく、これはアドヒアランスデータをディスプレイ134に送信し得る。
1つ又は2つ以上のアドヒアランスデータ計算の後に、モニターモジュール236は、アドヒアランスデータがモニターアラートの起動を達成したか決定してもよく、寄付モジュール238は、アドヒアランスデータがアドヒアランスの標的レベルを達成したか決定してもよい。アドヒアランスデータがモニターアラートの起動を達成することに応答して、モニターモジュール238は、モニターアラートを選択されたモニターに送信してもよい。アドヒアランスの標的レベルを達成するアドヒアランスデータに応答して、寄付モジュール238は、慈善団体186への送金を開始してもよい。
通信モジュール202は、更に、位置問い合わせを受信してもよい。位置問い合わせは、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上から、通信ユニット226を介して受信され得る。例えば、患者102は、患者装置104における位置問い合わせを生成し、位置問い合わせを保存装置132に送信してもよい。位置問い合わせは、位置モジュール210に送信されてもよい。
位置問い合わせに応じ、位置モジュール210は、位置信号を送信してもよい。位置信号は、少なくとも一部、測位信号に基づいた、演算装置200の位置であり得る。位置モジュール210は、測位用受信機(図示されない)からの測位情報を含むか、又はこれを受信し得る。測位用受信機の例は、全地球測位信号(GPS)受信機であり得る。位置モジュール210は、更に又は代替的に、ワイヤレスファイバー(wireless fiber)(Wi−Fi)測位用受信機、又は測位情報を生成及び/若しくは送信し得る、他のいずれかの好適な測位用受信機を含み得る。位置モジュール210は、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上へと位置信号を送信してもよい。位置信号は、演算装置200を位置特定するために使用され得る。更に、位置モジュール210は、位置信号をメモリ222に送信してもよく、これは位置信号を保存してもよい。いくつかの実施形態において、モニター信号は、位置信号に基づいて生成され得る。
ピルIDモジュール152は、図1、2及び図4を参照して記載される。図4は、図1のネットワークIDモジュール164の実施例を含む代表的なサーバー400を例示する。サーバー400は、ネットワークサーバー112の一部を含み得る。サーバー400は、ネットワークIDモジュール164、プロセッサ424、通信ユニット426、メモリ422、及びバス420を含む。プロセッサ424、通信ユニット426、メモリ422、及びバス420は、演算装置200のプロセッサ224、通信ユニット226、メモリ222、及びバス220と実質的に同様である。メモリ422は、情報データベース408、及び識別されたピル410のデータベースを含む、薬剤データベース168の例を含む。
ネットワークIDモジュール402は、抽出モジュール402、及び比較モジュール406を含む。抽出モジュール402及び/又は比較モジュール406は、1つ又は2つ以上の動作を実行するように構成される、1つ又は2つ以上のルーチンを含む、ソフトウェアとして実行され得る。抽出モジュール402、及び/又は比較モジュール406は、本明細書に記載される機能をもたらすために、プロセッサ424により実行可能な命令のセットを含むことがあり、又はその実行は、プロセッサ424により制御される。いくつかの例において、抽出モジュール402、及び比較モジュール406は、少なくとも一時的にメモリ422に実装され、プロセッサ424によりアクセス及び実行可能であり得る。抽出モジュール402及び/又は比較モジュール406は、プロセッサ424及びサーバー400の構成要素と、バス420を介して協働及び通信するように適合され得る。
図1、2、及び4を合わせて参照し、画像補助モジュール230は、カメラ150及び/又はディスプレイ134/192と相互作用して、患者102が、識別可能な特徴を有する画像を生成することを補助する。例えば、画像補助モジュール230は、未確認ピルが、画像内で適切な大きさとなるように、カメラ150の測距装置上にオーバーレイを含んでもよい。更に、画像補助モジュール230は、起動されたときに、患者102が画像生成前に未確認のピルを適切に方向付けるように、患者102にポージング命令を与え得る。
画像受信モジュール232は、生成された画像を受信し得る。メッセージモジュール234は、画像を含むメッセージを生成し得る。メッセージは、サーバー400の形式に特に設定されるか、ないしは別の方法で適合され得る。メッセージは、ネットワーク140を介してサーバー400に送信され得る。
サーバー400において、ネットワークIDモジュール164は、画像を含むメッセージが分析され得るように、演算装置200と相互作用するように構成される。特に、抽出モジュール402は、ピルIDモジュール152からのメッセージを受信し、メッセージから画像を抽出する。メッセージから抽出した画像は、識別可能な特徴を含み得る。抽出モジュール402は、画像から識別可能な特徴を抽出するように構成され得る。例えば、抽出モジュール402は、形状、高さ/幅比、幾何形状、色、薬名記載、又はこれらのなんらかの組み合わせを画像から抽出するために、画像を分析してもよい。
比較モジュール406は、画像及び/又は識別可能な特徴を、画像、及び識別されたピル410のデータベース内の他のデータと比較してもよい。未確認のピルと識別されたピルの1つ又は2つ以上との間のベストマッチは、未確認のピルと識別されたピルの1つ又は2つ以上との間の共通性、及び/又は未確認のピルの画像から抽出される識別可能な特徴と、識別されたピルのうちの1つ又は2つ以上の識別可能な特徴との間の共通性に基づいて確認され得る。識別されたピルの画像、及び/又は識別されたピルの識別可能な特徴は、識別されたピル410のデータベースに保存され得る。比較モジュール406は、比較中、識別されたピル410の画像、及び/又は識別されたピルの識別可能な特徴にアクセスしてもよい。
識別されたピル410のデータベースは、識別された処方薬、市販薬(OTC)、ビタミン、違法ピル、及よく薬剤と間違えられる物体の画像及び/又は識別可能な特徴を含み得る。したがって、比較モジュール406は、処方薬とジェリービーンズとを区別し得る。更に、識別されたピル410のデータベースは、更新されてもよい。識別されたピル410を更新することにより、新しい薬剤、新しい違法ピルなどが、識別されたピル410のデータベースに追加されてもよく、加えて、流通又は処方されていない識別されたピルが排除されてもよい。比較モジュール406がベストマッチを確認すると、識別可能な特徴に基づいて未確認のピルと最も似ている1つ又は2つ以上の識別されたピルを示す、一致情報が生成されてもよい。
いくつかの実施形態において、サーバー400は、情報データベース408を含んでもよい。情報データベース408は、識別されたピルに関する情報を含み得る。例えば、情報は、識別されたピルがみつかったときに取るべき適切な行為に関する案内、患者の安全性に関する情報、識別されたピルの法的条件、薬の相互作用などを含み得る。
これらの、及び他の実施形態において、一致情報が、未確認のピルのベストマッチが、1つ又は2つ以上の特定のピルであることを示しているとき、特定の識別されたピルに関する追加的な情報が、情報データベース408から得られることがある。比較モジュール406により、追加的な情報が一致情報と共に含まれる。
いくつかの状況において、一致情報は、未確認のピルが、識別されたピル410のデータベースの多数の識別されたピルと最も類似していることを示し得る。したがって、情報データベース408は、患者102に送信するための1つ又は2つ以上の命令を含み得る。例えば、命令は患者102が、可視の特定の識別可能な特徴を有する、又はより高い解像度を有する画像を再提出するように指示してもよい。
いくつかの実施形態において、追加的な情報及び一致情報は、同時に送信されてもよい。あるいは、一致情報は、追加的な情報を受信する選択肢と共に、送信され得る。あるいは更に、一致情報が送信され、一定の所定の時間の後に、追加的な情報が送信されてもよい。
比較モジュール406による比較の後に、一致情報及び/又は追加的な情報が、同一性受信モジュール228に送信されてもよい。一致情報、及び/又は追加的な情報は、ピルIDモジュール152を有する演算装置200から、形式を設定されるか、ないしは別の方法で適合されたメッセージに含まれてもよい。同一性受信モジュール228はその後、一致情報、及び/又は追加情報を提示してもよい(例えば、ディスプレイ134/192において)。この実施形態及び他の実施形態において、画像及び情報はまた、演算装置200とサーバー400との間でMMSメッセージ及び/又はEメールメッセージを介して通信されてもよい。
上記の実施形態において、患者102は、ピルIDモジュール152を使用している。他の実施形態において、他の個人(例えば、146、又は別の個人)が、ピルIDモジュール152を使用してもよい。加えて、上記の実施形態において、演算装置200は、第2モジュール270のみを含む。他の実施形態において、演算装置200は、第2モジュール270、加えて抽出モジュール402、比較モジュール406、薬剤データベース168、又はこれらのなんからの組み合わせを含み得る。
図3A及び図3Bは、図1の保存装置132を代表的な実施形態のブロック図を例示する。図3Aにおいて、保存装置132は、区画318A〜318G(一般的に区画318、又は複数の区画318)が閉鎖位置にあるものとして示されている。図3Bにおいて、保存装置132は、日曜日区画318Aのドア306が開放位置にあるものとして示されている。図3A及び3Bに示される保存装置132は、矩形であり、区画318は、曜日に従って設計される(図3A、及び3Bにおいて、日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、及び日曜日)。加えて、図3Bに例示されるように、区画318の1つ又は2つ以上が更に、午前中の服用と午後の服用(図3Bにおいて、AM 316A及びPM 316B)との間でサブ区画316A及び316Bに分離されてもよい。上記のように、保存装置132は、別の慣行に従って設計された1つ又は2つ以上の区画318を備えた別の形状を有してもよい。
いくつかの実施形態において、区画318の1つ又は2つ以上が排除可能であり得る。例えば、日曜日区画318A、月曜日区画318B、火曜日区画318C、及びディスプレイ134Bは、他の区画(例えば、318D、318E、318F、及び318G)から排除されてもよい排除された区画は、再び取り付けられてもよく、区画318の別のサブセットが排除されてもよい。
図3A及び3Bに関し、示される保存装置132は、補充センサー334を含む。補充センサー334は、保存装置132が充填されたことを示す入力を受信するように構成されてもよい。例えば、服薬予定は、保存装置ディスプレイ192に表示されてもよい。これに応じ、保存装置のユーザー(例えば、図1の患者102)は、区画318それぞれ、服用する薬剤を充填してもよい。ユーザーが服用する薬剤を区画318に充填したとき、ユーザーは補充センサー334を起動してもよい。補充センサー334は、ボタン、スイッチ、又は他の任意の好適なユーザーインターフェースを含んでもよい。加えて、いくつかの実施形態において、補充センサー334は、保存装置ディスプレイ192に表示され得る特定のアイコン(図示されない)であり得る。
保存装置132はまた、生理学的センサー328(図3A、及び3B「生理学的センサー328'')を含む。生理学的センサー328は、患者の生理状態を測定するように構成され得る。生理学的センサー328はその後、生理学的状態の測定値をプロセッサ、又はモジュール(例えば、図1のプロセッサ、図2のプロセッサ224、又は図2の決定モジュール218)に送信し、ここで生理学的測定値に関連する薬剤の、測定に基づく服用情報が決定される。測定に基づく服用情報はその後、保存装置ディスプレイ192に表示される。
保存装置132はまた、ロック322、及び生体測定読取機326を含む。生体測定読取機326は、ユーザー(例えば、図1の患者102)からの生体測定読み取り値を受信するように構成され得る。生体測定読取機326は、プロセッサ(図1のプロセッサ、又は図2のプロセッサ224)に生体測定読み取り値を送信する。プロセッサは、受信された生体測定読み取り値が、権限のあるユーザーのものであることを検証する。権限のあるユーザーのものである、生体測定読み取り値が受信されたことに応答して、ロック322が解除される。ロック322が解除されると、区画318の1つ又は2つ以上にアクセスすることができる。例えば、区画318の服用量が服用され、及び/又は服用量が、区画318に充填され得る。生体測定読取機326の例は、指紋分析器であり得る。
いくつかの実施形態において、ユーザーの同一性を検証するために、パスコード入力が使用されてもよい。例えば、組み合わせロックが保存装置内に含まれてもよく、保存装置ディスプレイ192は、パスコード、及びユーザー識別アイコンを提示してもよく、又は別の好適なユーザー入力が保存装置132のユーザーに提示されてもよい。
保存装置132はまた、GPS受信機324(図3A、及び3Bの「GPS 324」)を含む。GPS受信機324は、測位信号を受信するように構成され得る。GPS受信機324は、測位信号をプロセッサ又はモジュール(図1のプロセッサ、図2のプロセッサ224、又は図2の位置モジュール210)に送信する。プロセッサ又はモジュールは、測位信号に基づいて、保存装置132の測位信号を生成する。
加えて、保存装置132は、区画318の1つ又は2つ以上に光302を含む。光302は、対応する区画318に充填されている服用量を服用するべき時間に点灯するように構成され得る。例えば、日曜日区画318Aの光302は、日曜日に、日曜日区画318Aに充填されている薬剤を服用する時間に点灯する。
いくつかの実施形態において、区画318は、対応する区画318に充填される服薬量を服用する時間であることを示す、別の構成要素を含み得る。あるいは、対応する区画318に充填される服用量を服用する時間であることを示す構成要素は省略されてもよい。
図3Bに関し、保存装置132は、区画アクセスセンサー320を含む。1つの区画センサー3220が図3Bに示される一方で、保存装置132は、区画318の1つ又は2つ以上において、区画アクセスセンサー320を含み得る。区画アクセスセンサー320は、日曜区画318Aのドア306を開放位置に配置することによって起動され得る。区画アクセスセンサー320は、応答信号を生成してもよく、これは、プロセッサ又はモジュール(図1のプロセッサ、図2のプロセッサ224、又は図2の記録モジュール206)に送信され得る。モジュールのプロセッサは、応答信号の受信に応答して、服薬確認信号を記録し得る。
本明細書の他所に記載されるように、服用情報、アラート、アドヒアランスデータ、警告、又はこれらの何らかの組み合わせは、保存装置ディスプレイ192に表示されてもよい。図3Aでは、代表的なアラート330が示される。アラート330は、服薬予定時間の特定の時間間隔内において表示される。アラート330は、患者が、服薬予定に従って服薬を行うように患者に知らせてもよい。アラート330は、薬剤(第1薬剤)、服薬を行う時間(今、服薬)、及び薬剤の量(1錠)を識別するテキスト部分312を含む。アラートはまた、図形部分310を含む。図形部分310は、服用量に含まれる、服用されるピル又は別の薬剤の図形表示を含む。アラートはまた、時間部分314を含む。時間部分314は、第1薬剤の服薬が行われる時間(9:00 AM)を含む。服用情報(例えば、図形部分310)は、服用量が収容される区画318に対応し得る。
加えて、服用情報、アラート、アドヒアランスデータ、及び警告は、光302に対応し得る。例えば、日曜日区画318Aの光302が点灯して、ディスプレイ134Bに表示される服用量が内部に収容されていることを示してもよい。患者(例えば、患者102)は、日曜日区画318Aに収容されるピルを、図形部分310に含まれる画像と比較することによって、患者が適切なピルを服用することを確実にする。
図3Bでは、代表的な服薬アドヒアランスメッセージ332がまた示される。服薬アドヒアランスメッセージ332は、上記の図形部分310、及び時間部分314を含む。服薬アドヒアランスメッセージのテキスト部分312は、薬剤(第1薬剤)を識別し、第1薬剤が服用されたことを示す(服用済)。この、及び他の実施形態において、服薬アドヒアランスメッセージが、区画アクセスセンサー320により生成される応答信号に応答して、表示される。
図6A及び図6Bは、図1の服薬システム100による、患者の経験を表わす、代表的な一連の段階602A〜602Iを経る、患者装置104の実施例を例示している。図6A及び図6Bは、図3A及び図3Bと共に説明され、図3A及び図3Bの保存装置132などの保存装置と、図6A及び図6Bの患者装置104との間の代表的な相互関係を例示している。図6A及び図6Bに示される実施形態において、患者装置104は、スマートフォンなどのモバイル装置であるが、他のいずれかの種類の好適なプログラム可能な装置が使用され得る。いくつかの実施形態において、同様の工程、及び/又は工程のサブセット601A〜602Iが、他の種類の、又は他の分類の患者装置(上記)において行われてもよい。
代表的な工程602A〜602Iにおいて、保存装置132、及び患者装置104は、患者と関連している。保存装置132、及び患者装置104は、互いに、及び/又は図1の1つ又は2つ以上の服薬システム構成要素と、ペアリングされ及び/又は同期され得る。したがって、服薬予定を含むデータは、患者装置104及び保存装置132のそれぞれにおいて、正確かつ最新であり得る。上記のように、保存装置132の区画318は、服薬予定に従って、充填され得る。
工程602A〜602Iそれぞれにおいて、患者装置104のディスプレイ134は、患者(例えば、患者102)に提供され得る、なんらかの代表的な情報を例示するものとして示されている。図6Aを参照し、第1工程602Aは、服薬スケジュール610、又はその一部を表示する。服薬予定610は、服薬が行われる1つ又は2つ以上の服薬、及び/又は予定時間を含み得る。例えば、例示される服薬予定610において、第1薬剤が午前9時に服薬され、第2薬剤が午後12時に服薬される。服薬予定610は、残りの服用回数、薬剤の図、又は絵、服用量(例えば、400ミリグラム(mg)ピル1つ)などの他の服用情報を含んでもよい。保存装置ディスプレイ192はまた、服薬予定、又は服用情報を表示し得る。あるいは、保存装置ディスプレイ192は、次に行われる服用など、他の服用情報を表示してもよい。
本開示の利益により、第1工程602Aにおいて、服薬予定610の一部のみが表示されることが理解され得る。特に第1工程602Aにおいて、日付の画面が表示され、この画面は服薬予定610の一部のみを構成し得る。いくつかの実施形態において、第1工程602Aに表示される服薬予定610は、1つ若しくは2つ以上の薬剤の長期カレンダー、1つ若しくは2つ以上の薬剤の服用、服用の予定時間、薬剤及び/若しくは服用に関する追加的な情報、又はこれらのいずれかの組み合わせを含み得る。したがって、いくつかの実施形態において、第1工程602A、週間画面、複数日画面、月間画面などが表示されてもよい。
第2工程602Bは、患者が慈善団体を選択するのを補助するために情報が提供される、代表的なユーザー相互作用である(図1の186)。「慈善団体」アイコン612が患者に提示されてもよく、これは患者が適切な慈善団体を選択又は招待することを可能にし得る。いくつかの実施形態において、慈善団体選択アイコン612は、患者により入力される慈善団体を表わす。他の実施形態において、慈善団体選択アイコン612は、別のエンティティにより選択される慈善団体、又は患者により選択される慈善団体による要求を表し得る。「保存」アイコン614はその後、患者が慈善団体選択アイコン612に含まれる慈善団体を標的レベルに基づいて寄付を受け取る慈善団体として保存することを可能にし得る。慈善団体が、患者による選択を要求する実施形態において、保存アイコン614ではなく、慈善団体の要求を認証又は許可し得る、認証又は許可アイコンが患者に提示される。
第3工程602Cは、患者がモニターを選択するのを補助するために情報が提供される、代表的なユーザー相互作用である(例えば、図1のサポートエンティティ146)。例えば、患者が適切なモニターを選択及び招待することを可能にする、モニター選択アイコン616が患者に提示される。モニター選択アイコン616は、電話番号、Eメールアドレス、モニターと関連する装置のインターネット・プロトコルアドレス、又は同様の選択基準などの、連絡情報を含み得る。送信アイコン618はその後、患者が、選択されたモニターエンティティに招待を送信することを可能にし得る。いくつかの実施形態において、モニターは代わりに、患者装置104に、適切な連絡情報を含む要求を送信してもよい。これら、及び他の実施形態において、送信アイコン618ではなく、認証又は許可アイコンが提示されてもよく、これは、モニターエンティティの要求を認証又は許可するために、患者により使用され得る。
代表的なユーザー相互作用の第4工程602Dは、患者が服薬予定に従って服薬を行うように促すために、所定の予定時間の間隔内で患者に対して表示され得る情報を含む。所定の間隔の「リマインダ」は、いずれかの適切の時間(例えば、5分間)であってもよく、例えば、個人的な嗜好又は医療目的に基づいて、患者が選択してもよい。
示される実施形態において、所定の間隔内において、アラート620が患者に対して表示されてもよい。アラート620はまた、Eメールメッセージ、プッシュ配信されたメッセージ、テキストメッセージ、ローカルアラートタイマーからの予定アラーム、又は他のいずれかの好適な配信機構を介して提供され得る。アラート620はローカルに生成されてもよく、別のエンティティから送信されてもよい。加えて、アラート620は、図1の2つ又は3つ以上の服薬システムに送信されてもよい。アラート620は、服薬する予定の薬剤、及び予定時間を含み得る。例えば、例示される実施例において、アラート620は、第1薬剤が午前9時に服用されることを示す。他の実施形態において、残りの服用回数、薬剤の図若しくは絵、服用量(例えば、400mgピル1錠)、及び/又は他のいずれかの関連する情報などの情報が提供されてもよい。
この実施例において、アドヒアランスデータが、パーセンテージで表される服薬アドヒアランス率622の形態で表示される。服薬アドヒアランス率622は、図6A及び図6Bを参照してある程度詳細に記載されるが、アラート620と関連していずれかの種類のアドヒアランスデータが表示され得る。例えば、この、及び他の実施形態において、1つ又は2つ以上の他の種類のアドヒアランスデータ(特定の病気の服薬アドヒアランス率、特定の薬剤の服薬アドヒアランス率、医療アドヒアランス率、差別化要因アドヒアランス率、又はこれらのいずれかの組み合わせ)が、第4工程602D、又は工程602D〜602Iのいずれかにおいて表示され得る。あるいは、アドヒアランスデータ、例えば、服薬アドヒアランス率622は、第4工程602Dに表示されないことがある。
アラート620は、保存装置ディスプレイ192に表示されるアラート330、及び図3Aの日曜日区画318Aの光302の点灯と一致する。このように、患者は、多数の装置104及び132のアラート620及び330を見ることができる。特定の時間間隔は、いずれかの適切の時間(例えば、5分間)であってもよく、例えば、個人的な嗜好又は医療目的に基づいて、患者が選択してもよい。
いくつかの実施形態において、アラート620及び330がローカルで生成され(例えば、患者装置104又は保存装置132において)、Eメール・メッセージ、プッシュ配信メッセージ、テキストメッセージ、ローカルアラートタイマーからの予定されたアラーム、又は他の適切な配信機構を介して、他の患者装置104、又は132に送信されてもよい。更に、又は代替的に、アラート620及び330は、図1の服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上において生成され、患者装置104及び保存装置132に送信され得る。
図6Bを参照し、第5工程602Eにおいて、アイコン624が患者に対して表示される。アイコン624は、応答信号の発生を可能にし得る。応答信号は、患者が、第1工程602Aの服薬予定610に従って、第4工程602Dのアラート620に表示される薬剤を服薬したことを示し得る。アイコン624が患者によって選択されてもよく、これは応答信号の発生を生じる。第5工程602Eにおいて、アドヒアランスデータはまた、アイコン624と共に表示されてもよい。アドヒアランスデータは、患者の服薬アドヒアランス率622を示してもよく、これは患者が予定の服薬を行うことを推奨してもよい。
アイコン624が患者によって選択されてもよく、これは応答信号の発生を生じる。更に、又は代替的に、応答信号は、区画アクセスセンサー320の起動を通じて生成されてもよい。応答信号はその後、保存装置132、患者装置104、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上、又はこれらのなんらかの組み合わせに応答信号が送信されてもよい。
第6工程602Fは、患者が第5工程602Eにおいてアイコン624を選択したときに、予定の服薬が行われたことを示す、代表的なディスプレイを表している。「服薬済」メッセージ626は、患者に表示され得る。「服薬済」メッセージ626は、応答信号の発現であってもよく、又は応答信号により起動されてもよい。
また、第6工程602Fにおいて、アドヒアランスデータが、「服薬済」メッセージ626と共に表示され得る。ここでは服薬アドヒアランス率622として示される、アドヒアランスデータは、応答信号に基づいて、実質的にリアルタイムで計算されてもよい。例えば、患者装置104、又は遠隔システムは、応答信号を受信し、服薬アドヒアランス率622を実質的にリアルタイムで計算してもよい。図6Bにおいて、患者が第5工程602Eのアイコン624を選択するときに、服薬アドヒアランス率622が更新され、服薬アドヒアランス率は50%から67%に増加する。
第7工程602Gは、患者がアラート620により示される薬剤を服薬しなかったときに表示され得る情報を表わす。この実施例において、メッセージ「未服用」628又は同様のものの表示が行われ、患者側の予定の服用の実施が行われなかったことを示す。このようなメッセージ628は、すぐに配信されてもよく、又は予定された服用時間の後、第2の所定の間隔の後に配信されてもよい。また、アドヒアランスデータはやはり、実質的にリアルタイムで計算されてもよい。例えば、本明細書において、服薬アドヒアランス率622は、服用を行わなかったことに基づいて計算され、これは服薬アドヒアランス率を50%から37%まで下げる。
いくつかの実施形態において、アドヒアランスデータの閾値が設定されてもよい。アドヒアランスデータが特定の閾値に達しない場合、患者との通信、又は干渉が開始されてもよい。例えば、最小アドヒアランス率閾値は、本実施形態において、38%に設定されてもよい。したがって、医療提供者、又はサポートエンティティは、患者と通信するか、又は患者の代わりに介入してもよい。いくつかの代表的な通信は、患者が服薬を行うように促すEメールメッセージであってもよく、又はシステムは患者の医療提供者が介入するよう喚起してもよい。
この、及び他の実施形態において、アドヒアランスデータの計算は、服薬予定610に従う服薬に限定されない。患者装置104は、予定されていない服用応答信号の生成を可能にし得る。予定されていない服用応答信号は、未達の服用が服薬予定外で行われたことを示し得る。これらの、及び他の実施形態において、予定時間後の第2の所定の間隔後に、患者に対して通知が表示されてもよい。通知は、未達の服用の実行する動作を含み得る。動作は単純に遅れて服薬すること、次の服用時間まで待つこと、医者若しくは薬剤師と連絡すること、又は他の適切な動作を含み得る。動作が、遅れて服薬することを含む場合、予定されていない服用応答信号が生成され、患者装置104又はリモートエンティティに送信され得る。例えば、服薬アドヒアランス率622として示される、アドヒアランスデータはやはり、予定されていない応答信号に基づいて、実質的にリアルタイムで計算されてもよい。
第8工程602Hは、モニターアラートアイコン650が患者に対して提示されるときの、代表的なユーザー経験を表している。モニターアラートアイコン650は、患者がアラート620に含まれる薬剤を服薬しなかったとき、又は対応する応答信号を生成するアイコン624を選択しなかったときに、提示され得る。いくつかの実施形態において、第8工程602Hは、予定される服用時間の後の、第2の所定の間隔の後に生じてもよい。患者に提示されるモニターアラートアイコン650は、モニターアラートが生成され、モニターエンティティに送信されたことを示し得る。モニターアラートアイコン650は更に、モニターアラートを起動する状況(例えば、未達の服用事象)を通知されたことを示し得る。モニターアラートアイコンは更に、モニターアラートが生成され、送信された理由を示す情報を含み得る。例えば、モニターアラートアイコン650は、服薬を行わなかったことにより閾値を超えたこと(例えば、これで服用事象の未達が3回目である)を含み得る。更に、モニターアラートアイコン650は、誰にモニターアラートが送信されたか、モニターアラートの履歴、モニターアラートに関する、関連する薬剤、及びモニターアラートに関する、関連する病気の、1つ又は2つ以上を示し得る。
加えて、第8工程602Hは、患者がアラート620において示される薬剤の服薬を行ったときに、行われ得る。例えば、モニターアラートトリガは、患者が重要な薬剤を服薬するときに、モニターアラートを生成及び送信し得る。モニターアラートは、既定の時間を遵守して重要な薬剤が服薬されたことを、モニターに示してもよい。したがって、モニターは、例えば、推奨するリマーク又はメッセージに応答してもよい。
代表的なユーザー相互作用の第9工程602Iは、「寄付」アイコン630が患者に提示される際に表示される情報を表してもよい。モニターアラートアイコン630は、患者が、アラート620に含まれる薬剤を服用することにより標的レベルを達成し、対応する応答信号を生成するアイコン624を選択するときに提示され得る。患者に提示される寄付アイコン630は、寄付が行われたことを示してもよい。寄付アイコン630は更に、慈善団体、スポンサー、合計寄付額、リーダー(又は遵守)ボードのランキング、達成した標的レベル、「ありがとうございました」などを含み得る。
図7〜10Bは、本明細書に記載される少なくとも一実施形態により構成された、代表的な方法700、800、900、及び1000の流れ図である。方法、700、800、900、及び1000は、図1の服薬システム100など、服薬システムにおいて実施され得る。方法700、800、900、及び1000は、いくつかの実施形態において、本明細書において記載される服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上により、プログラム可能に実施され得る。例えば、患者装置104、ネットワークサーバー112、保存装置132、又はこれらのいくつかの組み合わせは、方法700、800、900、及び1000の1つ又は2つ以上を実施するか、実施させるために、プロセッサにより実行可能なプログラミングコード、又は命令を保存している、又はエンコードしている、非一時的なコンピュータ可読媒体(例えば、図2のメモリ222)を含み得る、又はこれに通信可能に接続され得る。更に、又は代替的に、患者装置104、ネットワークサーバー112、保存装置132、又はこれらのなんらかの組み合わせは、方法700、800、900、及び1000の1つ又は2つ以上の実行を生じるか、又は制御するために、コンピュータ命令を実行するように構成された、プロセッサ(例えば、図2のプロセッサ224)を含み得る。方法700、800、900、及び1000が図7〜10Bにおいて別個のブロックとして例示されるが、様々なブロックが、所望の実施により、更なるブロックに分割されるか、より少ないブロックへと組み合わされるか、又は排除されてもよい。
図7は、ピルを識別する代表的な方法700の流れ図である。方法700は、ブロック702で開始してもよい。ブロック702において、未確認のピルの画像は、モバイル装置から、ネットワークを介して受信され得る。画像は、未確認のピルの1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を含み得る。識別可能な特徴は、例えば、形状、高さ/幅比、幾何形状、色、及び記載を含み得る。画像は、MMSメッセージ、Eメールメッセージ、又はサーバーと相互作用するように構成されたモバイル装置アプリケーション(例えば、図1のピルIDモジュール152)により生成されるメッセージに含まれてもよい。
ブロック704において、画像は、識別されたピルの画像と比較されてもよい。識別されたピルの画像、及び/又は識別されたピルの識別可能な特徴は、識別されたピルのデータベースからアクセスすることができる。識別されたピル410のデータベースは、識別された処方薬、市販薬(OTC)、ビタミン、違法ピル、及びよく薬剤と間違えられる物体の画像及び識別可能な特徴を含む。
706において、未確認のピルが最も似ている1つ又は2つ以上の識別されたピルを示す一致情報が生成され得る。ブロック708において、一致情報は、モバイル装置に送信されてもよい。
当業者は、本明細書において開示される、この、及び他の手順、並びに方法において、プロセス及び方法において実行される機能は、異なる順序で実施され得ることを理解する。更に、概説される工程及び操作は、単に例として提示され、開示される実施形態に反することなく、工程及び操作のいくつかは任意であるか、より少ない工程及び操作に組み合わされるか、又は追加的な工程及び操作に拡張されてもよい。例えば、方法700は更に、画像から未確認のピルの識別可能な特徴を抽出することを含み得る。未確認のピルの識別可能な特徴はその後、識別されたピルの画像の識別可能な特徴と比較され得る。未確認のピルは、未確認のピルの識別可能な特徴と、識別されたピルの画像の識別可能な特徴との間の、共通性に基づいて、1つ又は2つ以上の識別されたピルと一致し得る。
加えて、方法700は、情報データベースから追加的な情報を得ることを含み得る。追加的な情報は、1つ又は2つ以上の識別されたピルに関連し得る。追加的な情報は、モバイル装置へと、ネットワークを介して送信され得る。
更に、一致情報が、未確認のピルが多数の未確認のピルと最も似ていることを示すとき、方法700は、可視である特定の識別可能な特徴を備える画像を再送信するために命令を送信する工程を含み得る。
図8は、ピルを識別する別の代表的な方法800の流れ図である。方法800は、ブロック802で開始してもよい。ブロック802において、未確認のピルの画像が生成されてもよい。画像は、未確認のピルの1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を含み得る。識別可能な特徴としては例えば、形状、幾何形状、色、及び未確認のピルの記載が挙げられる。ブロック804において、画像が、サーバーへと、ネットワークを介して送信され得る。画像は、MMSメッセージ、Eメールメッセージ、又はサーバーとのインターフェースとして構成されるメッセージの1つ又は2つ以上でサーバーに送信され得る。更に、又は代替的に、1つ又は2つ以上の識別可能な特徴は、画像付きで、又は画像無しで、ネットワークを介して送信され得る。
ブロック806において、一致情報が受信されてもよい。一致情報は、未確認のピルが最も似ている、識別されたピルのデータベースからの1つ又は2つ以上の識別されたピルを示し得る。識別されたピルは、識別可能な特徴に基づいて、画像と一致させられてもよい。いくつかの実施形態において、一致情報は、MMSメッセージ、Eメールメッセージ、又はモバイル装置アプリケーションにより受信されるように構成されたメッセージに含まれ得る。ブロック808において、一致情報が提示されてもよい。例えば、一致情報は、モバイル装置のディスプレイに一致情報を表示することによって提示され得る。更に、又は代替的に、一致情報は、別のユーザーインターフェースを介して伝達されてもよい。例えば、一致情報は音声であり、スピーカーを介して伝達されてもよい。
いくつかの実施形態において、方法800は、1つ又は2つ以上の識別されたピルに関する追加的な情報を受信する工程を含み得る。追加的な情報は、1つ又は2つ以上の識別されたピルが見つかった際に、行うべき適切な動作を示し得る。方法800はまた、追加的な情報を提示する工程を含み得る。いくつかの実施形態において、追加的な情報を提示する工程は、モバイル装置のディスプレイに追加的な情報を表示する工程を含み得る。更に、方法800は、識別可能な特徴が画像中に捕捉されるように、画像を生成するための補助を提供する工程を含み得る。補助は、測距装置上のオーバーレイ、及び/又はポージング命令を含み得る。
図9は、患者の服薬遵守を促進する、薬剤保存装置を利用する代表的な方法900の流れ図である。方法900は、ブロック902で開始してもよい。ブロック902において、保存装置がペアリングされてもよい。例えば、保存装置は、患者装置の患者アドヒアランスモジュール、及び/又はネットワークアドヒアランスアプリケーションとペアリングされてもよい。
ブロック904において、保存装置は同期されてもよい。例えば、保存装置は、ネットワークアドヒアランスモジュール、及び/又は患者装置の患者アドヒアランスモジュールと同期されてもよい。同期は、患者装置と関連する患者の服薬予定を受信することを含み得る。ブロック906において、服薬予定が受信されてもよい。ブロック908において、補充信号が受信されてもよい。例えば、補充センサーは、補充信号を生成及び送信するために、患者によって起動されてもよい。
ブロック910において、服用情報がローカルで表示されてもよい。例えば、服用情報が、保存装置ディスプレイに表示されてもよい。服用情報は一般的に、薬剤の服用に関連し、薬剤の同一性、薬剤が服用される時間、服用される薬剤の図形表示、服用情報の一部に繋がるQRコード、又はこれらの何らかの組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態において、図形表示は、ネットワークから受信され得る。
ブロック912において、患者がアラートを受けてもよい。アラートは、服用量を収容する薬剤保存装置の区画に位置づけられた光を点灯することを含み得る。アラートは、いくつかの実施形態において別の演算装置から受信されてもよく、又はローカルで生成されてもよい。アラートは受信され、服薬予定時間の特定の時間間隔内において患者に送信され得る。ブロック914において、応答信号が受信されたかどうかが判定され得る。応答信号は、服用情報の遵守を示し得る。いくつかの実施形態において、応答信号は、服用量を収容する薬剤保存装置の区画の区画センサーから生じる。応答信号が受信されたこと(ブロック912における「はい」)に応じて、方法900は、ブロック916に進んでもよい。応答信号が受信されなかったこと(ブロック912における「いいえ」)に応じて、方法900は、ブロック920に進んでもよい。
ブロック916において、服薬アドヒアランス確認が、応答信号に応じて記録され得る。ブロック918において、計算されたアドヒアランスデータが表示され得る。アドヒアランスデータは、応答信号に応じて計算され得る。更に、又は加えて、応答は、ネットワークサーバー若しくは患者装置、又は別の演算装置、若しくはサーバーに送信されてもよい。例えば、図1を参照し、応答は、服薬システム構成要素の1つ又は2つ以上に送信されてもよい。演算装置又はサーバーにおいて、アドヒアランスデータが計算されてもよい。方法900はしたがって、計算されたアドヒアランスデータを受信する工程を含み、これはその後ブロック918で表示される。
ブロック920において未服薬信号が、サードパーティに対して送信され得る。ブロック922においてサードパーティから受信された警告が表示され得る。受信された警告は、患者に服薬を行わせるためのリマインダを含み得る。
いくつかの実施形態において、保存装置の位置が既知であるかどうかが決定され得る。保存装置の位置が既知でないことに応答して、位置問い合わせが受信され得る。例えば、図1を参照して、保存装置132は、患者装置104、又はネットワークアドヒアランスモジュール166から位置問い合わせを受信し得る。これに応じて、位置信号が保存装置から送信されてもよい。位置信号は、保存装置のGPS受信機からの位置情報に基づいてもよく、測位情報を含んでもよい。
実施形態、例えば、保存装置がロックを含む実施形態において、方法900は、生体測定読み取り値を受信する工程を含んでもよい。受信された生体測定読み取り値が検証されてもよい。例えば、受信された生体測定読み取り値は、権限のあるユーザー又は患者ものとして検証され得る。生体測定読み取り値が権限を有するユーザー、又は患者のものである場合、ロックが解除され得る。
加えて、処方薬が尽きたかどうかが判定され得る。処方薬が尽きたことに反応して、方法900は、補充を注文する工程を含み得る。処方薬が尽きていないことに反応して、方法900は、残りの服薬回数を更新する工程を含んでもよい。
図10A及び図10Bは、服薬アドヒアランス測定の代表的な方法1000の流れ図である。図10Aを参照し、方法1000は、ブロック1002で開始してもよい。ブロック1002において1つ又は2つ以上の薬剤の服用を予定するために有効な入力が受信され得る。入力は患者が服薬を行う予定時間を含み得る。1つ又は2つ以上の薬剤の予定される服用が、服薬スケジュールに含まれてもよい。ブロック1004において、患者は、薬剤の服薬を行うにアラートを受けてもよい。患者は、予定時間の既定の間隔内でアラートを受けてもよい。患者にアラートを発する工程は、アラートを定期発信する工程と、アラートを含むテキストメッセージを送信する工程と、ローカルアラートタイマーと相互作用する工程と、アラートを含むEメールメッセージを送信する工程の1つ又は2つ以上を含み得る。
ブロック1006において、アドヒアランスデータは、受信された応答信号に基づいてリアルタイムで計算されてもよい。例えば、アドヒアランスデータは、服用の一回が、服薬予定に従って行われることを示す、応答信号の受信に応答して、計算されてもよい。ブロック1008において、アドヒアランスデータ、又はその一部が、サードパーティに報告されてもよい。
ブロック1010において、アドヒアランスデータは、応答信号を受信しなかったことに基づいてリアルタイムで計算されてもよい。アドヒアランスデータは、応答信号が受信されなかった予定時間の後の、第2の所定の間隔の後に計算されてもよい。ブロック1012において、予定時間外に、未服用の薬剤が服用されたことを示すのに有効な入力が受信されてもよい。ブロック1014において、アドヒアランスデータは、予定時間外に、未服用の薬剤が服用されたことを示すのに有効な入力に基づいてリアルタイムで計算されてもよい。
ブロック1016において、特定の薬剤の服薬アドヒアランス率、特定の病気の服薬アドヒアランス率、医療アドヒアランス率、及び差別化要因アドヒアランス率の1つ又は2つ以上が計算されてもよい。特定の薬剤の服薬アドヒアランス率は、応答信号に基づいて1つ又は2つ以上の薬剤に関して計算されてもよい。特定の病気の服薬アドヒアランス率が、1つ又は2つ以上の合併症を治療するために使用される薬剤の1つ又は2つ以上に関して計算され得る。医療アドヒアランス率は、処方薬補充、医療の予約、血糖値テスト、運動、及び血圧試験の1つ又は2つ以上を含む、医療行為に関して計算され得る。差別化要因アドヒアランス率は、差別化要因ごとの服薬アドヒアランス率を含み得る。差別化要因としては更に、地理により分割された集団、疾患状態により分割された集団、合併症、薬剤、薬剤の種類、特定の治療により分割された集団の1つ又は2つ以上が挙げられる。
図10Bを参照し、ブロック1018において、患者、又はサポートエンティティとの通信が開始され得る。例えば、通信は、アドヒアランスデータが下限を下回ること、又は予定時間の後の第2の既定の間隔の後に、開始されてもよい。ブロック1020において、寄付を受け取る1つ又は2つ以上の慈善団体を選択するのに有効な入力を患者から受信してもよい。慈善団体は、認識される慈善団体及び/又は個人を含み得る。ブロック1022において、服薬アドヒアランスの1つ又は2つ以上の標的レベルを規定するのに有効な入力が受信され得る。標的レベルは、患者のアドヒアランスデータに基づき得る。ブロック1024において、患者が標的レベルの1つ又は2つ以上を達成することに反応して、寄付が選択された慈善団体に送られてもよい。寄付は、いくつかの実施形態において、スポンサーによって行われ得る。寄付を送る工程は、選択される慈善団体に寄付金、又は賞によるインセンティブを送る工程を含み得る。
ブロック1026において、モニターを選択するのに有効な入力が受信されてもよい。ブロック1028において、1つ又は2つ以上のアラートトリガを規定するのに有効な入力が受信されてもよい。モニターアラートトリガは、モニターアラートの生成を促進するように構成され得る。患者、モニター、又は医療提供者から入力が受信されてもよい。ブロック1030において、モニターアラートが生成され、モニターにリアルタイムで送信されてもよい。予定時間に対応する服薬を示す応答信号が受信されなかった、第2の規定の間隔の後に、モニターアラートが生成され、送信されてもよい。モニターアラートトリガは、閾値数の応答信号が特定の期間内に受信されないこと、服薬に関する閾値数の応答信号が受信されないこと、予定時間に対応する最新の服薬の応答信号が受信されないこと、予定時間に対応する最新の服薬の応答信号が受信されること、患者のモバイル装置が特定の領域にあること、重要な服薬アドヒアランスデータに関する受信されなかった応答信号が下限を下回っていること、及び医療行為の医療アドヒアランスに関するデータが下限を下回っていることの、1つ又は2つ以上を含む場合がある。
上記のように、本明細書において記載される実施形態は、以下でより詳細に記載されるように、様々なコンピュータハードウェア、又はソフトウェアモジュールを含む、特定目的又は汎用コンピュータの使用を含み得る。
本明細書において記載される実施形態は、コンピュータで実行可能な命令、又はこれに保存されるデータ構造を、実行するか又は有するためのコンピュータ可読媒体を使用して実施され得る。そのようなコンピュータ可読媒体は、汎用又は専用コンピュータによってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体であり得る。例として、非限定的に、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、又は他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶装置を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、あるいはコンピュータ可読命令、若しくはデータ構造の形態であり、汎用コンピュータ、若しくは特定目的コンピュータによりアクセスできる所望のプログラムコード手段を実行又は保存するために使用され得る、他のいずれかの非一時的記憶媒体を含み得る。上記の組み合わせは、また、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
コンピュータ実行可能命令は、例えば、汎用コンピュータ、特殊目的用コンピュータ、又は特殊目的用処理装置に、ある特定の機能又は機能の群を実行させる命令及びデータを含み得る。主題は、構造的特徴及び/又は方法論的行為に特有な言語で記載されたが、添付される「特許請求の範囲」において定義される主題が上記の特定の特徴又は行為に必ずしも限定されるものではないことが理解されるべきである。むしろ、上記の特定の特徴及び行為は、「特許請求の範囲」を実施する例示的形態として開示される。
本明細書において使用するとき、用語「モジュール」又は「構成要素」とは、演算システムの汎用ハードウェア(例えば、コンピュータ可読媒体、処理装置など)に保存される、及び/又はこれにより実行され得る、モジュール若しくは構成要素の動作、並びに/又はソフトウェアオブジェクト若しくはソフトウェアルーチンを実行するように構成された、特定のハードウェアの構造を指すことがある。いくつかの実施形態において、本明細書において記載される、異なる構成要素、モジュール、エンジン、及びサービスは、演算システムにおいて実行するオブジェクト又はプロセッサとして実施され得る(例えば、別個の閾値として)。本明細書において記載されるシステム及びモジュールのいくつかは、ソフトウェア(汎用ハードウェアにより保存及び/又は実行される)で実施されるものとして一般的に記載されるが、特定のハードウェア構造、又はソフトウェア及び特定のハードウェア構造の組み合わせもまた可能であり、想到される。この記載において、「コンピューティングエンティティ」は、本明細書において先に定義されたいずれかの演算システム、又は演算システムにおいて実行されるいずれかのモジュール、又はモジュールの組み合わせであり得る。
本明細書において引用される全ての例、及び条件付きの用語は、技術をより深めるために、本発明者により与えられる発明及び概念を理解するにあたり、読者を助けるために教育的目的を意図され、これらの特に引用される例及び条件に制限しないものとして解釈される。本発明の実施形態は、詳細に記載されてきたが、様々な変更、代用、及び修正が、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくなされ得ることが理解されるべきである。

Claims (88)

  1. 薬剤を識別する方法であって、前記方法は、
    未確認の薬剤の画像を生成する工程であって、前記画像は、前記未確認の薬剤の1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を含む、工程と、
    前記画像及び/又は前記1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴をサーバーに、ネットワークを介して送信する工程と、
    前記1つ又は2つ以上の識別可能な特徴に基づいて、前記未確認の薬剤と最も似ている、識別された薬剤のデータベースに含まれる1つ又は2つ以上の識別された薬剤を示す、一致情報を前記サーバーから受信する工程と、
    前記一致情報を提示する工程とを含む、方法。
  2. 前記1つ又は2つ以上の識別された薬剤に関する追加的な情報を受信する工程であって、前記追加的な情報は、前記1つ又は2つ以上の識別された薬剤と関連する、工程と、
    前記追加的な情報を提示する工程であって、
    前記追加的な情報を提示する工程は、モバイル装置のディスプレイに前記追加的な情報を表示する工程を含み、
    前記一致情報を提示する工程は、前記モバイル装置の前記ディスプレイに前記一致情報を表示する工程を含む、工程とを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記識別可能な特徴が前記画像に捕捉されるように、前記画像の生成に補助を提供する工程を更に含み、前記補助は、測距装置上のオーバーレイ、及びポージング命令を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記識別可能な特徴は、形状、幾何形状、色、及び前記未確認の薬剤の記載の1つ又は2つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
  5. ピル、錠剤、カプセルなど、未確認の薬剤を識別する方法であって、前記方法は、
    未確認の薬剤の画像、及び/又は1つ若しくは2つ以上の特徴をモバイル装置から受信する工程と、
    前記受信された画像及び/又は1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴を識別された薬剤と関連するデータと比較する工程と、
    前記比較工程の結果として1つ又は2つ以上の識別された薬剤を示す、一致情報を生成する工程と、
    前記一致情報を前記モバイル装置に送信する工程とを含む、方法。
  6. 前記未確認の薬剤の前記識別可能な特徴を前記画像から抽出する工程と、
    前記未確認の薬剤の前記識別可能な特徴を、前記識別された薬剤の前記画像の識別可能な特徴と比較する工程と、
    前記未確認の薬剤の前記識別可能な特徴と、前記識別された薬剤の前記識別可能な特徴との間の、共通した特徴に基づいて、前記未確認の薬剤を1つ又は2つ以上の識別された薬剤と一致させる工程と、
    情報データベースから追加的な情報を得る工程であって、前記追加的な情報は、前記1つ又は2つ以上の識別された薬剤に関連する、工程と、
    前記追加的な一致情報を前記モバイル装置に送信する工程とを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記識別された薬剤の前記データベースは、識別された処方薬、市販薬(OTC)、ビタミン、違法ピル、及びよく薬剤と間違えられる物体の画像及び識別可能な特徴を含み、
    前記識別可能な特徴は、例えば、形状、高さ/幅比、幾何形状、色、及び記載を含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記未確認の薬剤の前記画像、及び/又は1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴が、マルチメディアメッセージサービス(MMS)メッセージ、Eメールメッセージ、又はネットワークを介してサーバーと相互作用するように構成された、モバイル装置アプリケーションによって生成されるメッセージに含まれる、請求項5に記載の方法。
  9. 前記未確認の薬剤が多数の識別された薬剤と最も似ていることを示す、前記一致情報に応答して、可視の特定の識別可能な特徴を備える前記画像を再送信するために命令を送信する工程を更に含む、請求項5に記載の方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の方法を実施するために、プロセッサにより実行可能なプログラミングコードをエンコードして内部に有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
  11. システムであって、
    識別された薬剤のデータベースと、
    演算システムに、未確認の薬剤を識別する動作を行わせるために、コンピュータ命令を実施するように構成されたプロセッサとを含み、前記動作は、
    未確認の薬剤の画像を、モバイル装置から、通信ネットワークを介して受信する工程と、
    前記未確認の薬剤の識別可能な特徴を前記画像から抽出する工程と、
    前記データベースからの識別された薬剤の特徴を評価する工程と、
    前記未確認の薬剤の前記識別可能な特徴を、前記データベースの前記識別された薬剤と関連する特徴と比較する工程と、
    前記比較工程に基づき、前記未確認の薬剤と最も似ている1つ又は2つ以上の識別された薬剤を示す、一致情報を生成する工程と、
    前記一致情報を前記モバイル装置に送信する工程とを含む、システム。
  12. 情報データベースを更に含み、前記動作は、
    前記情報データベースからの、前記1つ又は2つ以上の識別された薬剤に基づいて取るべき適切な動作に関する案内情報を得る工程と、
    前記案内情報を、前記モバイル装置へと、前記通信ネットワークを介して送信する工程とを含む、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記モバイル装置で実行されているモバイル装置アプリケーションから前記システムへと送信される、画像及び/又は1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴を受信するように構成されたアプリケーションインターフェースを更に含む、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記識別された薬剤のデータベースは更新可能である、請求項10に記載のシステム。
  15. カメラと、
    プロセッサと、
    ユーザーインターフェースと、
    前記プロセッサに、
    前記カメラで未確認の薬剤の画像を生成する工程であって、前記画像は、前記未確認の薬剤の1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を含む、工程と、
    前記画像及び/又は前記1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴を、前記通信ネットワークを介して送信する工程と、
    前記1つ又は2つ以上の識別可能な特徴に基づいて、前記未確認の薬剤と最も似ている、1つ又は2つ以上の識別された薬剤を示す、一致情報を受信する工程と、
    前記一致情報を前記ユーザーインターフェースを介して提示する工程とを含む機能を実行させるための、メモリに保存され、かつ前記プロセッサにより実行可能な命令とを含む演算装置。
  16. 前記プロセッサに、
    前記1つ又は2つ以上の識別された薬剤に関する追加的な情報を受信する工程であって、前記追加的な情報は、前記1つ又は2つ以上の識別された薬剤が見つかったときに、取るべき適切な動作を示している、工程と、
    前記追加的な情報を前記ユーザーインターフェースを介して提示する工程とを含む機能を実行させるための、プロセッサにより実行可能な命令を更に含む、請求項14に記載の演算装置。
  17. 前記演算装置に、
    未確認の薬剤の画像を生成する工程であって、前記画像は、1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を含む、工程と、
    前記画像及び/又は前記1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴を、前記通信ネットワークを介して送信する工程と、
    前記識別可能な特徴に基づいて、前記未確認の薬剤と最も似ている、識別された薬剤のデータベースに含まれる1つ又は2つ以上の識別された薬剤を示す、一致情報を前記通信ネットワークを介して受信する工程と、
    前記一致情報をユーザーインターフェースを介して提示する工程とを含む機能を実行させるために、前記演算装置に保存され、かつ前記演算装置により実行可能な非一時的コンピュータ可読メモリ。
  18. 患者の服薬遵守を促進するための薬剤保存装置を利用する方法であって、前記方法は、
    薬剤保存装置を、ネットワークアドヒアランスモジュール及び患者装置の患者アドヒアランスモジュールと同期する工程であって、前記同期する工程は、前記患者装置と関連する患者の服薬予定を受信する工程を含む、工程と、
    前記服薬予定に従って、1つ又は2つ以上の薬剤が前記薬剤保存装置に充填されることを示す、補充信号を受信する工程と、
    薬剤の服用量に関する服用情報を表示する工程であって、前記服用情報は少なくとも部分的に、前記服薬予定に含まれる、工程と、
    前記服用の予定時間の所定の時間間隔内において、前記患者に前記服用のアラートを発する、工程と、
    前記服用情報の遵守を示す応答信号が受信されたかどうかを判定する工程と、
    前記応答信号の受信に応答して、服薬確認信号を記録する工程とを含む、方法。
  19. 前記薬剤保存装置を、前記患者装置の前記アドヒアランスモジュールとペアリングする工程を更に含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記応答信号が受信されないという判定に応答して、未服用信号をサードパーティに送信する工程と、
    前記サードパーティから警告を受信する工程と、
    前記薬剤保存装置に、警告を表示する工程とを更に含む、請求項18に記載の方法。
  21. 生体測定読み取り値を前記患者から受信する工程と、
    前記受信された生体測定読み取り値が、権限のあるユーザーのものであることを検証する工程と、
    前記権限のあるユーザーものである、受信された生体測定読み取り値に応答して、前記薬剤保存装置のロックを解除する工程とを更に含む、請求項18に記載の方法。
  22. 位置問い合わせを受信する工程と、
    前記位置問い合わせに応答して、測位信号に少なくとも部分的に基づいて、前記薬剤保存装置の位置信号を、前記ネットワークアドヒアランスアプリケーション、又は患者装置の1つ又は2つ以上に送信する工程とを更に含む、請求項18に記載の方法。
  23. 前記服用量を含む処方薬が尽きたかどうかを判定する工程と、
    前記処方薬が尽きたことに反応して、前記処方薬の補充を注文する工程と、
    処方薬が尽きていないことに反応して、前記処方薬の残りの服用数を更新する工程とを更に含む、請求項18に記載の方法。
  24. 前記患者の生理学的測定値を受信する工程と、
    前記生理学的測定値に基づいて、前記生理学的測定値に関連する薬剤の、測定値に基づく服用情報を決定する工程と、
    前記測定値に基づく服用情報を表示する工程とを更に含む、請求項18に記載の方法。
  25. 計算された服薬アドヒアランスデータを表示する工程を更に含み、前記計算された服薬アドヒアランスデータが、ネットワークアドヒアランスモジュールから受信されるか、又はローカルで計算される、請求項18に記載の方法。
  26. 患者装置からアラートを受信する工程であって、前記アラートは、第2薬剤の第2服用の第2服用情報を含む、工程と、
    前記受信したアラートに応答して、前記第2服用情報を前記薬剤保存装置に表示する工程とを更に含む、請求項18に記載の方法。
  27. 前記アラートの発信は、前記服用量を収容する前記薬剤保存装置の区画に位置づけられたライトを点灯することを含み、
    前記応答信号は、前記服用量を収容する前記薬剤保存装置の区画の区画センサーから生じ、
    前記服用情報は、前記服用量の図形表示を含む、請求項18に記載の方法。
  28. 請求項18〜27のいずれかに記載の方法を実施するために、プロセッサにより実行可能なプログラミングコードをエンコードして内部に有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
  29. 薬剤保存装置であって、
    ディスプレイと、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに、
    前記薬剤保存装置をネットワークアドヒアランスアプリケーションと同期する工程であって、前記同期は患者の服薬予定を受信することを含む、工程と、
    前記服薬予定に従って、1つ又は2つ以上の薬剤が前記薬剤保存装置に充填されることを示す、補充信号を受信する工程と、
    薬剤の服用量に関する服用情報を前記ディスプレイにローカルで表示する工程であって、前記服用情報は少なくとも部分的に、前記服薬予定に含まれる、工程と、
    前記服用の予定時間の特定の時間間隔内において、前記患者に前記服用のアラートを発する工程と、
    前記服用情報の遵守を示す服薬アドヒアランス信号が受信されたかどうかを判定する工程と、及び
    服薬アドヒアランス信号の受信に応答して、服薬確認信号を記録する工程と、を含む機能を実行させるために、メモリ内に保存され、かつ前記プロセッサにより実行可能である命令とを含む、薬剤保存装置。
  30. 前記機能が、
    未服用信号をサードパーティに送信する工程と、
    前記サードパーティから警告を受信する工程と、
    前記薬剤保存装置に、前記警告を表示する工程とを更に含む、請求項29に記載の方法。
  31. 生体読み取りセンサー、及び前記生体読み取りセンサーに通信可能に接続されたロックを更に含み、前記機能は、
    生体測定読み取り値を前記患者から受信する工程と、
    前記受信された生体測定読み取り値が、権限のあるユーザーのものであることを検証する工程と、
    前記権限のあるユーザーものである、受信された生体測定読み取り値に応答して、前記ロックを解除する工程とを更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  32. 前記生体読み取りセンサーが指紋センサーを含む、請求項31に記載の薬剤保存装置。
  33. 前記機能が、
    位置問い合わせを受信する工程と、
    前記位置問い合わせに応答して、前記測位受信機において決定される、測位信号に少なくとも部分的に基づいて、前記薬剤保存装置の位置信号を、前記ネットワークアドヒアランスアプリケーション、又は患者装置の1つ又は2つ以上に送信する工程とを更に含む、請求項29に薬剤保存装置。
  34. 前記機能が、
    前記服用量を含む処方薬が尽きたかどうかを判定する工程と、
    前記処方薬が尽きたことに反応して、前記処方薬の補充を注文する工程とを更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  35. 生理学的センサーを更に含み、前記機能が、
    前記患者の生理学的測定値を受信する工程と、
    前記生理学的測定値に基づいて、前記生理学的測定値に関連する薬剤の、測定値に基づく服用情報を決定する工程と、
    前記測定値に基づく服用情報を表示する工程とを更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  36. 前記機能が、
    前記服薬アドヒアランス確認を前記ネットワークアドヒアランスアプリケーションに送信する工程と、
    計算された服薬アドヒアランスデータを受信する工程と、
    受信された服薬アドヒアランスデータを前記ディスプレイに表示する工程と、を更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  37. 前記機能が、
    前記服薬アドヒアランス確認に基づいて服薬アドヒアランスデータを計算する工程と、
    計算された服薬アドヒアランスデータを表示する工程とを更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  38. 前記機能が、
    患者装置からアラートを受信する工程であって、前記アラートは、第2薬剤の第2服用の第2服用量情報を含む、工程と、
    前記受信したアラートに応答して、前記第2服用情報を前記薬剤保存装置に表示する工程とを更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  39. 前記機能は、前記薬剤保存装置を前記ネットワークアドヒアランスアプリケーションと同期させる前に、前記薬剤保存装置と、前記服薬アドヒアランスアプリケーション及び患者装置の一方又は両方とペアリングする工程を更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  40. 1つ又は2つ以上のライトを含む、1つ又は2つ以上の区画を含み、
    前記アラート発信の動作は、前記服用量を収容する前記区画に位置づけられたライトを点灯する工程を更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  41. 1つ又は2つ以上の区画センサーを含む、1つ又は2つ以上の区画を更に含み、
    前記服薬アドヒアランス信号は、前記服用量を含む区画の区画センサーから生じる、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  42. 前記服用情報は、前記服用薬の図形表示を含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  43. 前記機能は、ユーザー入力に応答して医療提供者と連絡することを更に含む、請求項29に記載の薬剤保存装置。
  44. 服薬が行われる予定時間を含む、服薬を予定するのに有効な入力を受信する工程であって、前記服薬量及び前記予定時間が服薬予定に含まれている、工程と、
    前記予定時間の既定の間隔内において、前記患者に前記服薬が行われるべきであるというアラートを発する工程と、
    前記服薬予定に従って前記服薬が行われたことを示す応答信号に応じて、服薬アドヒアランスに関するデータ(アドヒアランスデータ)を計算する工程とを含む、方法。
  45. 前記応答信号が、第2の既定の時間間隔内において受信されない場合に、応答信号の未受信に基づいて前記アドヒアランスデータを計算する工程を更に含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記アドヒアランスデータの少なくとも一部をサードパーティに報告する工程を更に含む、請求項44に記載の方法。
  47. 前記服薬予定時間外に、未服用の薬剤が服用されたことを示すのに有効な入力を受信する工程と、
    前記服薬予定時間外に、未服用の薬剤が服用されたことを示すのに有効な入力に基づいてアドヒアランスデータを計算する工程とを更に含む、請求項44に記載の方法。
  48. 前記応答信号に基づいて1つ又は2つ以上の薬剤に関して特定の薬剤のアドヒアランス率を計算する工程と、
    1つ又は2つ以上の合併症を治療するために使用される1つ又は2つ以上の薬剤に関して、特定の病気の服薬アドヒアランス率を計算する工程と、
    処方薬補充、医療の予約、血糖値テスト、運動、及び血圧試験の1つ又は2つ以上を含む、医療行為に関して医療アドヒアランス率を計算する工程と、
    差別化要因アドヒアランス率を計算する工程であって、前記差別化要因アドヒアランス率は、地理により分割された集団、疾患状態により分割された集団、合併症、薬剤、薬剤の種類、治療により分割された集団の1つ又は2つ以上を含む、差別化要因ごとの、服薬アドヒアランス率を含む、工程とを更に含む、請求項44に記載の方法。
  49. 前記アドヒアランスデータが、閾値を下回ることに応じて、又は前記予定時間の後の第2の既定の時間間隔の後、前記患者又はサポートエンティティとの通信を開始する工程を更に含む、請求項44に記載の方法。
  50. 慈善団体を選択するのに有効な入力を患者から受信する工程と、
    標的レベルを定義するのに有効な入力を受信する工程であって、前記標的レベルは、前記アドヒアランスデータに基づく、工程と、
    前記患者が標的レベルを達成することに反応して、前記慈善団体に寄付を送る工程とを更に含む、請求項44に記載の方法。
  51. 前記寄付はスポンサーにより提供され、
    慈善団体は、認識される慈善団体及び個人の一方又は両方を含む、請求項50に記載の方法。
  52. 前記寄付を送る工程は、寄付金、又は賞によるインセンティブを前記選択された慈善団体に送る工程を含む、請求項50に記載の方法。
  53. 前記患者にアラートを発する工程は、アラートを定期発信することと、前記アラートを含むテキストメッセージを送信することと、ローカルアラートタイマーと相互作用することと、前記アラートを含むEメールメッセージを送信することのうちの1つ又は2つ以上を含む、請求項44に記載の方法。
  54. モニターを選択するのに有効な入力を受信する工程と、
    少なくとも1つのモニターアラートトリガを規定するのに有効な入力を前記患者、前記モニター、又は医療提供者から受信する工程であって、前記モニターアラートトリガは、モニターアラートの生成を促進するように構成されている、工程と、
    前記予定時間に対応する前記薬剤の前記服用を示す応答信号が受信されていない、第2の所定の時間間隔の後に、モニターアラートを生成し、前記モニターアラートを、前記モニターにリアルタイムで送信する工程とを含む、請求項44に記載の方法。
  55. 前記モニターアラートトリガが、
    閾値数の応答信号が特定の時間間隔内に受信されないこと、
    薬剤に関する、閾値数の応答信号が受信されないこと、
    予定時間に対応する薬剤の服用の応答信号が受信されないこと、
    予定時間に対応する薬剤の服用の応答信号が受信されること、
    患者のモバイル装置が特定の領域にあること、
    重要な服薬に関して応答信号が受信されないこと、
    アドヒアランスデータが閾値を下回っていること、及び
    医療行為の医療アドヒアランスに関するデータが閾値を下回っていることのうちの1つ又は2つ以上を含む、請求項54に記載の方法。
  56. 請求項44〜55のいずれかに記載の方法を実施するために、プロセッサにより実行可能なプログラミングコードをエンコードして内部に有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
  57. 演算システムに、服薬アドヒアランスをモニタリングする動作を行わせるために、コンピュータ命令を実施するように構成されたプロセッサとを含み、前記動作は、
    薬剤の服用が行われる予定時間を含む、服用予定の生成を可能にすることと、
    モニターの選択を可能にすることと、
    予定時間の既定の間隔内において、前記予定時間と関連する服薬が行われたことを示す応答信号の生成を可能にすることと、
    モニターアラートの生成を促進するように構成されたモニターアラートトリガを規定することであって、前記モニターアラートトリガは前記応答信号に基づいている、規定することと、
    モニターアラートトリガが生じる際に、前記モニターアラートを前記モニターに送信することとを含む、プロセッサ。
  58. 前記動作は、前記応答信号に基づいて服薬アドヒアランスに関するデータ(アドヒアランスデータ)を計算することを更に含む、請求項57に記載のプロセッサ。
  59. 前記モニターアラートは、前記アドヒアランスデータの少なくとも一部を含む、請求項58に記載のプロセッサ。
  60. 前記モニターアラートトリガは、前記アドヒアランスデータに更に基づいている、請求項58に記載のプロセッサ。
  61. 前記アドヒアランスデータは、多数の薬剤の服薬アドヒアランス率、特定の期間にわたる服薬アドヒアランス率、特定の薬剤の服薬アドヒアランス率、及び特定の病気の服薬アドヒアランス率の1つ又は2つ以上を含む、請求項58に記載のプロセッサ。
  62. 前記モニターアラートトリガが、
    閾値数の応答信号が規定の時間間隔内に受信されないこと、
    薬剤に関する、閾値数の応答信号が受信されないこと、
    予定時間に対応する薬剤の服用と関連する応答信号が受信されないこと、
    予定時間に対応する薬剤の服用と関連する応答信号が受信されること、
    患者のモバイル装置が特定の領域にあること、
    重要な服薬に関して応答信号が受信されないこと、
    服薬アドヒアランス(アドヒアランスデータ)に関するデータが閾値を下回ること、
    医療行為の医療アドヒアランスに関するデータが閾値を下回っていることのうちの1つ又は2つ以上を含む、請求項57に記載のプロセッサ。
  63. 前記動作は、前記予定時間の既定の間隔内において、薬剤の服用が行われるべきであるというアラートを患者に発することを更に含む、請求項57に記載のプロセッサ。
  64. 前記患者にアラートを発する動作は、アラートを定期発信することと、前記アラートを含むテキストメッセージを送信することと、ローカルアラートタイマーと相互作用することと、前記アラートを含むEメールメッセージを送信することのうちの1つ又は2つ以上を含む、請求項63に記載のプロセッサ。
  65. 請求項57〜64のいずれか一項に記載のプロセッサを含むモバイル装置。
  66. 前記患者側の服薬アドヒアランスに基づきエンティティを援助するために有用な方法であって、前記方法は、
    寄付を受け取るエンティティの選択を可能にする工程と、
    服薬予定に従って、患者に薬剤の服用が行われたかどうかを判定する工程と、
    前記選択されたエンティティへの寄付を促進する工程とを含む、方法。
  67. 前記エンティティが、認識された慈善団体又は個人である、請求項66に記載の方法。
  68. 前記寄付を促進する工程は、寄付金、又は賞によるインセンティブを前記選択されたエンティティに送る工程を含む、請求項66に記載の方法。
  69. 2人又は3人以上の患者の寄付記録を編集する工程と、
    前記2人又は3人以上の患者からの寄付記録をリーダーボードに公表する工程と、
    前記寄付記録に従って前記2人又は3人以上の患者をランク付けする工程とを更に含む、請求項66に記載の方法。
  70. 請求項66〜69のいずれかに記載の方法を実施するために、プロセッサにより実行可能なプログラミングコードをエンコードして内部に有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
  71. 患者側の服薬アドヒアランスに関するデータに基づいて、演算システムに、エンティティを援助するために有用な動作を行わせるコンピュータ命令を実行するように構成されたプロセッサであって、前記動作は、
    服薬が行われる予定時間を含む、服薬を予定することと、
    前記予定時間の既定の間隔内において、前記患者に前記服薬が行われるべきであるというアラートを発することと、
    服薬が行われた場合に、応答信号を生成することと、
    前記応答信号に応じてアドヒアランスデータを計算することと、
    前記アドヒアランスデータに少なくとも部分的に基づいて、閾値標的レベルが達成されているかどうかを評価することと、
    前記閾値標的レベルが達成されていれば、選択されたエンティティへの寄付を促すこととを含む、プロセッサ。
  72. 前記アドヒアランスデータは、多数の薬剤の服薬アドヒアランス率、既定の期間にわたる服薬アドヒアランス率、特定の薬剤の服薬アドヒアランス率、及び特定の病気の服薬アドヒアランス率のうちの1つ又は2つ以上を更に含む、請求項71に記載のプロセッサ。
  73. 請求項71〜72のいずれか一項に記載のプロセッサを含むモバイル装置。
  74. 演算システムに、服薬アドヒアランスに関するデータ(アドヒアランスデータ)を計算する動作を行わせるために、コンピュータ命令を実施するように構成されたプロセッサであって、前記動作は、
    患者が1つ又は2つ以上の薬剤の服用を行う予定時間を含む、服用予定の生成を可能にすることと、
    予定時間の既定の間隔内において、前記患者に前記服薬が行われるべきであるというアラートを発することと、
    前記患者にアイコンを提示することであって、前記アイコンは服薬予定に従って服薬が行われたことを示す応答信号を生成するように構成されている、提示することと、
    薬剤の服用が行われたことを示す、前記応答信号を受信することと、
    アドヒアランスデータを、前記応答信号に少なくとも部分的に基づいて計算することとを含む、プロセッサ。
  75. 前記予定時間の後、第2の所定の時間間隔の後、前記動作は、
    前記患者に、行われなかった服用のために、行うべき動作を通知し、前記服用予定外で、行われなかった服用が行われたことを示す、予定外の服用応答信号を生成することを可能にすることと、
    前記行われなかった服薬が行われたことを示す予定外の服用応答信号が受信されたときに、前記予定外の服用応答信号に基づいてアドヒアランスデータを計算することと、
    前記行われなかった服薬が行われたことを示す予定外の服用応答信号が受信されたときに、前記服薬が行われたことを示す、応答信号を受信しなかったことに基づいて前記アドヒアランスデータを計算することとを更に含む、請求項74に記載のプロセッサ。
  76. 前記1つ又は2つ以上の薬剤が2つ又は3つ以上の薬剤を含むとき、前記動作は、前記1つ又は2つ以上の薬剤のそれぞれに関して、特定の薬剤の服薬アドヒアランス率をリアルタイムで計算することを更に含む、請求項75に記載のプロセッサ。
  77. 前記動作は、前記特定の薬剤の服薬アドヒアランス率を合計し、前記特定の薬剤の服薬アドヒアランス率の前記合計を、前記特定の薬剤の服薬アドヒアランス率の数で除すことにより、平均服薬アドヒアランス率を計算することを更に含む、請求項76に記載のプロセッサ。
  78. 前記動作は、病気を治療するために使用される前記薬剤の1つ又は2つ以上に関する、特定の病気の服薬アドヒアランス率を計算することを更に含む、請求項77に記載のプロセッサ。
  79. 前記動作は、前記特定の薬剤の服薬アドヒアランス率、前記平均服薬アドヒアランス率、及び前記リアルタイムの特定の病気の服薬アドヒアランス率のうちの1つ又は2つ以上をサードパーティに報告することを更に含む、請求項78に記載のプロセッサ。
  80. 前記動作は、前記患者、又は医療提供者にユーザーインターフェースを提供することを更に含み、前記ユーザーインターフェースは、前記服薬予定の生成を可能にするように構成されている、請求項75に記載のプロセッサ。
  81. 前記患者にアラートを発する前記動作は、アラートを定期発信することと、前記アラートを含むテキストメッセージを送信することと、ローカルアラートタイマーと相互作用することと、前記アラートを含むEメールメッセージを送信することのうちの1つ又は2つ以上を含む、請求項75に記載のプロセッサ。
  82. 前記動作は、
    閾値を設定することと、
    前記アドヒアランスデータが前記閾値を下回っているときに、定期的介入、前記介入を含むテキストメッセージ、及び前記介入を含むEメールメッセージのうちの1つ又は2つ以上を含む介入を開始することとを含む、請求項75に記載のプロセッサ。
  83. 請求項75〜82のいずれか一項に記載のプロセッサを含むモバイル装置。
  84. 電気服薬システムであって、
    患者アドヒアランスモジュール、及び薬剤識別モジュールを含む患者装置であって、前記薬剤識別モジュールは、1つ又は2つ以上の識別可能な特徴を有する未確認薬剤の画像を生成し、前記画像及び/又は前記1つ若しくは2つ以上の識別可能な特徴をネットワークを介して送信し、前記1つ又は2つ以上の識別可能な特徴に基づいて前記未確認の薬剤の同一性を受信するように構成され、前記患者アドヒアランスモジュールは、患者が服用を行う予定時間を含む、服薬予定に含まれる1つ又は2つ以上の薬剤の服用を予定するのに有効な入力を受信し、前記患者に服薬を行うべきであるというアラートを発し、前記服薬予定に従って前記服薬が行われたことの確認に基づいて服薬アドヒアランスに関するデータ(アドヒアランスデータ)を計算するように構成されている、患者装置と、
    識別された薬剤のデータベース、ネットワーク識別モジュール、及びネットワークアドヒアランスモジュールを含むネットワークサーバーであって、前記ネットワーク識別モジュールは、前記未確認の薬剤を識別し、前記薬剤の前記同一性を前記患者装置に送信するために、前記患者装置からの未確認の薬剤の画像及び/又は識別可能な特徴を、識別された薬剤のデータベースと比較するように構成される、ネットワークサーバーと、
    保存装置アドヒアランスモジュール、センサー、及び保存装置ディスプレイを含む薬剤保存装置であって、前記保存装置アドヒアランスモジュールは、前記ネットワークアドヒアランスモジュール、及び前記患者アドヒアランスモジュールと同期し、薬剤の服用量に関する服用情報を、保存装置ディスプレイにローカルで表示し、前記服用の予定時間の特定の時間間隔内において患者に服用のアラートを発し、前記服用情報を遵守することを示す応答信号が受信されたかどうかを判定するように構成されており、前記同期は、服薬予定を受信する工程と、前記服薬予定に従って1つ又は2つ以上の薬剤が充填されることを示す補充信号を受信する工程を含む、薬剤保存装置とを含む、電気服用システム。
  85. 前記服薬識別モジュールは、
    前記識別された薬剤に関する追加的な情報を受信し、
    前記患者装置のディスプレイに前記追加的な情報を表示し、
    前記ディスプレイに前記識別された薬剤を表示しするように更に構成され、
    前記識別可能な特徴は、形状、幾何形状、色、及び前記未確認の薬剤の記載の1つ又は2つ以上を含む、請求項84に記載の電気服薬システム。
  86. 前記ネットワーク識別モジュールは、
    前記未確認の薬剤の識別可能な特徴を前記画像から抽出し、前記未確認の薬剤の前記識別可能な特徴を、前記識別された薬剤の前記データベースからの識別可能な特徴と比較し、
    前記未確認の薬剤の前記識別可能な特徴と、前記識別された薬剤の前記データベースの前記識別可能な特徴との間の、共通した特徴に基づいて、前記未確認の薬剤を1つ又は2つ以上の識別された薬剤と一致させ、
    前記一致する識別された薬剤を、前記患者装置へと前記ネットワークを介して送信するように更に構成され、
    前記識別された薬剤の前記データベースは、識別された処方薬、市販薬(OTC)、ビタミン、違法薬品、及びよく薬剤と間違えられる物体の画像及び識別可能な特徴を含む、請求項84に記載の電気服薬システム。
  87. 前記患者服薬モジュールは、
    モニターを選択するのに有効な入力を受信し、
    モニターアラートの生成を促進するように構成されている、1つ又は2つ以上のモニターアラートトリガを規定するのに有効な入力を患者、前記モニター、又は医療提供者から受信し、
    前記予定時間に対応する前記薬剤の前記服用を示す応答信号が受信されていない、所定の時間間隔の後に、モニターアラートを生成し、前記モニターアラートを、前記モニターにリアルタイムで送信するように更に構成されている、請求項84に記載の電気服薬システム。
  88. 前記患者服薬モジュールは、
    寄付を受け取る1つ又は2つ以上の慈善団体を選択するのに有効な入力を患者から受信し、
    前記患者の前記アドヒアランスデータに基づく、1つ又は2つ以上の標的レベルの服薬アドヒアランスを定義するのに有効な入力を受信し、
    前記患者が1つ又は2つ以上の前記標的レベルを達成することに反応して、選択された慈善団体に寄付を送るように更に構成される、請求項84に記載の電気服薬システム。
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