JP2016530354A5 - - Google Patents

Description

実施例３
インクは低臭気であった。低移行に関する間接食品パッケージへの適切性試験は次のとおりである。インクをプラスチック下地に印刷して硬化し、特定移行量に関する試験を食品模擬体を用いてＥＵ１０／２０１１に従って実施した。本発明のインクはかかる用途に対して好適である。

本発明は、以下の態様を含む。
［１］
α，β−不飽和エーテルモノマーであって、このモノマー中に存在する唯一の放射線硬化性官能基がα，β−不飽和エーテル基である、モノマーと、
三官能性以上の（メタ）アクリレートモノマーであって、このモノマー中に存在する唯一の放射線硬化性官能基がアクリレート基である、モノマーと、
着色剤と、
を含むインクジェットインクであって、
前記インクは合わせて５重量％未満の水と揮発性有機溶剤、および前記α，β−不飽和エーテルモノマー以外の、合わせて１０重量％未満の単官能性および二官能性モノマーを含み、重量ベースの量は前記インクの全重量を基準とし、前記インクは２５℃において１００ｍＰａ・ｓ未満の粘度を有する、インクジェットインク。
［２］
前記α，β−不飽和エーテルモノマーと前記三官能性以上の（メタ）アクリレートモノマーは前記インク中に存在する唯一の放射線硬化性成分である、［１］に記載のインクジェットインク。
［３］
前記α，β−不飽和エーテルモノマーは１から６の官能価を有する、［１］または［２］に記載のインクジェットインク。
［４］
前記α，β−不飽和エーテルモノマーは２から４の官能価を有する、［３］に記載のインクジェットインク。
［５］
前記三官能性以上の（メタ）アクリレートモノマーは３から６の官能価を有する、［１］から［４］のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
［６］
前記α，β−不飽和エーテルモノマーは１０から５０重量％で存在する、［１］から［５］のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
［７］
前記三官能性以上の（メタ）アクリレートモノマーは３０から８０重量％で存在する、［１］から［６］のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
［８］
［１］から［７］のいずれか一項に記載のインクジェットインクを含むカートリッジ。
［９］
［１］から［７］のいずれか一項に記載のインクが印刷される印刷下地。
［１０］
前記下地が食品パッケージである、［９］に記載の印刷下地。
［１１］
［１］から［７］のいずれか一項に記載のインクジェットインクを下地にインクジェット印刷する工程と、
前記インクを硬化する工程と、
を含むインクジェット印刷方法。
［１２］
前記下地が食品パッケージである、［１１］に記載の方法。

Claims (12)

1. α，β−不飽和エーテルモノマーであって、このモノマー中に存在する唯一の放射線硬化性官能基がα，β−不飽和エーテル基である、モノマーと、
   三官能性以上の（メタ）アクリレートモノマーであって、このモノマー中に存在する唯一の放射線硬化性官能基がアクリレート基である、モノマーと、
   着色剤と、
   を含むインクジェットインクであって、
   前記インクは合わせて５重量％未満の水と揮発性有機溶剤、および前記α，β−不飽和エーテルモノマー以外の、合わせて１０重量％未満の単官能性および二官能性モノマーを含み、重量ベースの量は前記インクの全重量を基準とし、前記インクは２５℃において１００ｍＰａ・ｓ未満の粘度を有し、
   前記インクが、ビスアシルホスフィンオキシド光開始剤とアルファヒドロキシケトン光開始剤とのブレンド物を含む光開始剤パッケージをさらに含む、インクジェットインク。
2. 前記α，β−不飽和エーテルモノマーと前記三官能性以上の（メタ）アクリレートモノマーは前記インク中に存在する唯一の放射線硬化性成分である、請求項１に記載のインクジェットインク。
3. 前記α，β−不飽和エーテルモノマーは１から６の官能価を有する、請求項１または２に記載のインクジェットインク。
4. 前記α，β−不飽和エーテルモノマーは２から４の官能価を有する、請求項３に記載のインクジェットインク。
5. 前記三官能性以上の（メタ）アクリレートモノマーは３から６の官能価を有する、請求項１から４のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
6. 前記α，β−不飽和エーテルモノマーは１０から５０重量％で存在する、請求項１から５のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
7. 前記三官能性以上の（メタ）アクリレートモノマーは３０から８０重量％で存在する、請求項１から６のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
8. 請求項１から７のいずれか一項に記載のインクジェットインクを含むカートリッジ。
9. 請求項１から７のいずれか一項に記載のインクが印刷される印刷下地。
10. 前記下地が食品パッケージである、請求項９に記載の印刷下地。
11. 請求項１から７のいずれか一項に記載のインクジェットインクを下地にインクジェット印刷する工程と、
    前記インクを硬化する工程と、
    を含むインクジェット印刷方法。
12. 前記下地が食品パッケージである、請求項１１に記載の方法。