JP2016527755A - 複数のアンテナを使用する時分割複信(tdd)デバイスによる送信のための方法および装置 - Google Patents

複数のアンテナを使用する時分割複信(tdd)デバイスによる送信のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

TDDデバイスは、複数のアンテナを使用して送信することができる。第1および第2の受信状態を有する第1および第2のアンテナは、通信を受信することができる。一態様において、第1および第2のアンテナのための第1および第2の送信状態は、第1および第2の受信状態に基づいて決定され得る。一態様において、第1および第2の送信状態は、送信のための第1または第2のアンテナを選択するために比較され得る。一態様において、第1および第2の受信状態は、送信のための第1または第2のアンテナを選択するために比較され得る。一態様において、送信電力を決定することができる第1および第2の送信調整値は、第1および第2の受信状態に基づいて決定され得る。アクティブなRATまたはキャリアに関連付けられた第1の送信チェーン、および、非アクティブなRATまたはキャリアに関連付けられた第2の送信チェーンは、第1および第2のアンテナから送信を送るためにアクティブにされ得る。

Description

優先権の主張
本特許出願は、両方とも本明細書の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれている、2013年10月23日に出願した、「METHOD AND APPARATUS FOR TRANSMISSION BY TIME DIVISION DUPLEXING (TDD) DEVICES USING MULTIPLE ANTENNAS」と題する非仮出願第14/061,536号、および2013年6月11日に出願した、「METHOD AND APPARATUS FOR TRANSMISSION BY TIME DIVISION DUPLEXING (TDD) DEVICES USING MULTIPLE ANTENNAS」と題する仮出願第61/833,767号の優先権を主張するものである。
本開示の態様は、全体的には、ワイヤレス通信に関し、より具体的には、複数のアンテナを使用する時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法および装置に関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送、などのような様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。ネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザのための通信をサポートすることができる多重アクセスネットワークであり得る。そのようなネットワークの一例は、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network)である。UTRANは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)の一部であり、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)によって公布された第3世代(3G)携帯電話技術である無線アクセスネットワーク(RAN)である。移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)の後継となるUMTSは、現在、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)、高速ダウンリンクパケットデータ(HSDPA:High Speed Downlink Packet Data)、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA:Time Division-Code Division Multiple Access)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA:Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access)を含む様々な規格を使用する。例として、中国は、コアネットワークのための既存のGSM(登録商標)インフラストラクチャを用いるUTRANアーキテクチャにおける基礎となるエアインターフェースとして、TD-SCDMAを追求している。
時分割複信(時間領域複信またはTDDとも呼ばれる)は、ユーザ機器(UE)とネットワークとの間で往復の信号を分離する時分割多重化の適用である。時間にわたって多重化することによって、TDDは、半二重通信リンクを介して全二重通信をエミュレートする。時分割多重化は、アップリンク(UL)または送信(TX)データレートと、ダウンリンク(DL)または受信(RX)データレートとが非対称であるとき、特に有利である。アップリンク(またはダウンリンク)データの量が増加するにつれて、通信容量は、アップリンク(またはダウンリンク)通信に関して動的に増加され得、同様に、トラヒック負荷がより軽くなるにつれて、アップリンク(またはダウンリンク)における通信容量は、減少され得る。
単一の固定された送信用アンテナを有する従来のTDDシステムを用いるUEは、UEからネットワークへの多数の失敗した通信を経験する可能性がある。
そのように、TDDシステムを使用するUEによる送信における改善が望まれる。
以下は、1つまたは複数の態様の基本的な理解を提供するためにそのような態様の簡略化した概要を提示する。この概要は、すべての企図される態様の広範囲な概要ではなく、すべての態様の主要なもしくは重要な要素を特定することも、任意のもしくはすべての態様の範囲を画成することもしないことを意図している。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして、簡略化した形態で1つまたは複数の態様のいくつかの概念を提示することである。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法が説明される。方法は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するステップを含むことができる。方法は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信状態を決定し、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信状態を決定するステップを含むことができる。方法は、第1の送信状態と第2の送信状態とを比較するステップを含むことができる。方法は、比較するステップに基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択するステップを含むことができる。方法は、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数において送信を送るステップを含むことができる。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のためのコンピュータプログラム製品が説明される。コンピュータプログラム製品は、コードを含むコンピュータ可読媒体を含むことができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信させることができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信状態を決定させ、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信状態を決定させることができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第1の送信状態と第2の送信状態とを比較させることができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、比較に基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択させることができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数において送信を送らせることができる。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための装置が説明される。装置は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するための手段を含むことができる。装置は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信状態を決定し、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信状態を決定するための手段を含むことができる。装置は、第1の送信状態と第2の送信状態とを比較するための手段を含むことができる。装置は、比較するステップに基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択するための手段を含むことができる。装置は、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数において送信を送るための手段を含むことができる。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための装置が説明される。装置は、通信モジュールと通信する少なくとも1つのメモリと、受信/送信状態モジュールと、比較モジュールと、選択モジュールとを含むことができる。装置は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するように構成された通信モジュールを含むことができる。装置は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信状態を決定し、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信状態を決定するように構成された受信/送信状態モジュールを含むことができる。装置は、第1の送信状態と第2の送信状態とを比較するように構成された比較モジュールを含むことができる。装置は、比較するステップに基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択するように構成された選択モジュールを含むことができる。通信モジュールは、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数において送信を送るようにさらに構成され得る。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法が説明される。方法は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するステップを含むことができる。方法は、第1の受信状態と第2の受信状態とを比較するステップを含むことができる。方法は、比較するステップに基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択するステップを含むことができる。方法は、対応する第1の受信状態または第2の受信状態に基づいて、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方のための送信状態を決定するステップを含むことができる。方法は、決定された送信状態に基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方における送信を設定するステップを含むことができる。方法は、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数において送信を送るステップを含むことができる。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法が説明される。方法は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するステップを含むことができる。第1の受信状態および第2の受信状態は、信号強度であり得る。方法は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信調整値を決定し、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信調整値を決定するステップを含むことができる。第1の送信調整値および第2の送信調整値は、送信電力に関連付けられた重みであり得る。方法は、第1の送信調整値に基づいて第1のアンテナの第1の送信電力を調整するステップを含むことができる。方法は、第2の送信調整値に基づいて第2のアンテナの第2の送信電力を調整するステップを含むことができる。方法は、第1のアンテナに関連付けられた第1の送信チェーンと、第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにするステップを含むことができる。第1の送信チェーンは、アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ得、第2の送信チェーンは、非アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ得る。方法は、調整された第1の送信電力に基づいて第1の送信チェーンを使用して第1のアンテナから、調整された第2の送信電力に基づいて第2の送信チェーンを使用して第2のアンテナから送信を送るステップを含むことができる。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のためのコンピュータプログラム製品が説明される。コンピュータプログラム製品は、コードを含むコンピュータ可読媒体を含むことができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信させることができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信調整値を決定し、第2の受信状態に基づいて第2の送信調整値を決定させることができる。第1の送信調整値および第2の送信調整値は、送信電力に関連付けられた重みであり得る。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第1の送信調整値に基づいて第1のアンテナの第1の送信電力を調整させることができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第2の送信調整値に基づいて第2のアンテナの第2の送信電力を調整させることができる。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、第1のアンテナに関連付けられた第1の送信チェーンと、第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにさせることができる。第1の送信チェーンは、アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ得、第2の送信チェーンは、非アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ得る。コードは、少なくとも1つのコンピュータに、調整された第1の送信電力に基づいて第1の送信チェーンを使用して第1のアンテナから、調整された第2の送信電力に基づいて第2の送信チェーンを使用して第2のアンテナから送信を送らせることができる。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための装置が説明される。装置は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するための手段を含むことができる。装置は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信調整値を決定し、第2の受信状態に基づいて第2の送信調整値を決定するため手段を含むことができる。第1の送信調整値および第2の送信調整値は、送信電力に関連付けられた重みであり得る。装置は、第1の送信調整値に基づいて第1のアンテナの第1の送信電力を調整するため手段を含むことができる。装置は、第2の送信調整値に基づいて第2のアンテナの第2の送信電力を調整するため手段を含むことができる。装置は、第1のアンテナに関連付けられた第1の送信チェーンと、第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにするための方法を含むことができる。第1の送信チェーンは、アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ得、第2の送信チェーンは、非アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ得る。装置は、調整された第1の送信電力に基づいて第1の送信チェーンを使用して第1のアンテナから、調整された第2の送信電力に基づいて第2の送信チェーンを使用して第2のアンテナから送信を送るための手段を含むことができる。
一態様において、時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための装置が説明される。装置は、通信モジュールと通信する少なくとも1つのメモリと、送信調整モジュールとを含むことができる。装置は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するように構成された通信モジュールを含むことができる。装置は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信調整値を決定し、第2の受信状態に基づいて第2の送信調整値を決定するように構成された送信調整モジュールを含むことができる。第1の送信調整値および第2の送信調整値は、送信電力に関連付けられた重みであり得る。通信モジュールは、さらに、第1の送信調整値に基づいて第1のアンテナの第1の送信電力を調整し、第2の送信調整値に基づいて第2のアンテナの第2の送信電力を調整し、第1のアンテナに関連付けられ第1の送信チェーンと、第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにし、調整された第1の送信電力に基づいて第1の送信チェーンを使用して第1のアンテナから、調整された第2の送信電力に基づいて第2の送信チェーンを使用して第2のアンテナから送信を送るように構成され得る。第1の送信チェーンは、アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ得、第2の送信チェーンは、非アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ得る。
上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下に完全に説明され、特許請求の範囲において特に指摘される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様の特定の例示的な特徴を詳細に記載している。これらの特徴は、しかしながら、様々な態様の原理が用いられ得る様々な方法のいくつかしか示しておらず、この説明は、すべてのそのような態様と、それらの等価物とを含むことを意図している。
開示されている態様は、以下に、開示されている態様を例示し、限定しないように提供された添付の図面と併せて説明されることになり、ここで、同様の名称は、同様の要素を表す。
本態様による、いくつかのアンテナと、アンテナの数よりも少なく、時分割複信(TDD)伝送のために構成された、いくつかの送信チェーンとを有し、利用する、基地局とユーザ機器とを含むワイヤレス通信システムのブロック図である。 本態様による、いくつかのアンテナと、アンテナの数よりも少ないいくつかの送信チェーンとを有し、利用するTDDデバイスによる送信のための方法のフローチャートである。 本態様による、いくつかのアンテナと、アンテナの数よりも少ないいくつかの送信チェーンとを有し、利用するTDDデバイスによる送信のための別の方法のフローチャートである。 本態様による、いくつかのアンテナと、TDD送信のために構成された同じ数の送信チェーンとを有し、利用する、基地局とユーザ機器とを含むワイヤレス通信システムのブロック図である。 本態様による、いくつかのアンテナと、同じ数の送信チェーンとを有し、利用するTDDデバイスによる送信のための方法のフローチャートである。 本態様による、TDD送信のために構成された遠隔通信システムの一例を示すブロック図である。 本態様による、TDD通信のために構成された遠隔通信システムにおけるチャネル構造の一例を示すブロック図である。 本態様による、TDD通信のために構成された遠隔通信システムにおけるユーザ機器と通信するノードBの一例を示すブロック図である。 本態様による、処理システムを用いる、TDD通信のために構成された装置のためのハードウェア実施態様の一例を示すブロック図である。
様々な態様が、ここで、図面を参照して説明される。以下の説明において、説明の目的のため、多数の特定の詳細が、1つまたは複数の態様の完全な理解を提供するために記載されている。しかしながら、そのような態様は、これらの特定の詳細なしで実施され得ることは、明らかであろう。
時分割複信(TDD)は、ユーザ機器(UE)とネットワークとの間の通信のために使用され得る。単一の固定された送信用アンテナを有する従来のTDDシステムを用いるUEは、たとえば、ネットワークとの多数の失敗した通信のような、低減した送信品質を経験する可能性がある。1つまたは2つ以上の送信チェーンとともに、UEにおいて複数のアンテナを用いることは、UEが、UEとネットワークとの間の通信を改善することを可能にすることができる。
TDDシステムにおいて、アップリンク(UL)(送信)とダウンリンク(DL)(受信)との間のチャネル相反性、ならびに、主データ受信(PRx)チェーンとダイバーシティデータ受信(DRx)チェーンとを含む複数の受信チェーンにおける容易に決定されるチャネル品質測定基準が存在し得る。そのようなチェーン品質測定基準は、たとえば、受信信号強度、送信電力、信号対雑音比(SNR)、および/または同様のものを含むことができる。具体的には、受信信号コード電力(RSCP:received signal code power)は、特定の物理的通信チャネル上の受信機(たとえば、UE)によって測定された電力として、いくつかの通信システム(たとえば、UMTS/CDMA)における品質測定基準として使用され得る。RSCPは、DL電力制御におけるハンドオーバ基準として、および/または経路損失を計算するために、信号強度の指標として使用され得る。
一態様において、2つのアンテナと、単一の送信チェーンとを有し、利用するUEに関して、UL/DL相反性、および、容易に観察可能なチャネル品質測定基準は、2つのアンテナの間の送信チェーンの迅速な切り替えを可能にするために利用され得る。1つのアンテナから別のアンテナへの送信チェーンの切り替えは、一方のアンテナが他方のアンテナよりも優れた性能特性(たとえば、成功した送信のより高い割合、より優れた品質の送信、および/または同様のもの)を現在示しているかどうかに基づくことができる。そのように、UEは、送信品質における改善を達成することができ、また、電力消費における節減を達成することができる。
別の態様において、2つのアンテナと2つの送信チェーンとを有し、利用するUEに関して、ビーム形成は、UEとネットワークとの間の通信を改善するために使用され得る。ビーム形成、または空間フィルタリングは、指向性信号送信および/または受信のための信号処理技術である。指向性信号通信は、他の角度における信号が弱め合う干渉を受けながら、特定の角度における信号が強め合う干渉を受けるように、フェイズドアレイ内の要素を組み合わせることによって達成される。ビーム形成は、空間的選択性を達成するために、システムの送信側と受信側の両方において使用され得る。無指向性受信/送信を上回るビーム形成によって得られる任意の改善は、受信/送信利得または損失として知られている。
本開示の態様は、2つのアンテナを有し、利用するUEに関して説明されているが、態様は、2つのアンテナを有し、利用するUEに関して本明細書において説明されているのと同じ原理を使用して、3つ以上のアンテナを有し、利用するUEにおいて実施され得る。
図1を参照すると、ワイヤレス通信システム100は、基地局120と通信するユーザ機器(UE)110を含む。UE110は、2つのアンテナ、アンテナ_0 132およびアンテナ_1 134と、単一の送信チェーン(Tx)とを有する時分割複信(TDD)デバイスであり、送信チェーン(Tx)は、アンテナ_0 132で信号を送信するために使用され得、その場合には、信号は、Tx128であり、または、アンテナ_1 134で信号を送信するために使用され得、その場合には、信号は、Tx129である。主データ受信信号PRx121は、アンテナ_0 132でUE110によって受信される。PRx121は、第1の受信状態を有する。ダイバーシティデータ受信信号DRx122は、アンテナ_1 134でUE110によって受信される。DRx122は、第2の受信状態を有する。信号PRx121とDRx122の両方は、ある周波数において基地局120から受信される。TDDによれば、UE110は、同じ周波数において基地局120に送信(たとえば、アンテナ_0 132上のTx128、またはアンテナ_1 134上のTx129)を送ることができる。
UE110は、アンテナ_0 132および/またはアンテナ_1 134を介するUE110と基地局120との間の通信を処理するように構成された通信モジュール170を含む。一態様において、通信モジュール170は、それぞれ、第1の受信状態と第2の受信状態とともに、信号PRx121とDRx122とを同時に受信する。別の態様において、通信モジュール170は、両方の受信アンテナの使用ができないとき、なにかの受信アンテナ選択アルゴリズム、関数、などに従って、信号PRx121または信号DRx122のいずれかを受信する。第1の受信状態および第2の受信状態は、アンテナにおける受信品質(たとえば、PRx121は、アンテナ_0 132において受信されたので、第1の受信状態は、アンテナ_0 132に関連付けられ得る、DRx122は、アンテナ_1 134において受信されたので、第2の受信状態は、アンテナ_1 134に関連付けられ得る)、PRx121およびDRx122の信号強度(たとえば、電力レベル)、タイミング情報(たとえば、PRx121およびDRx122の各々に関する基地局120からUE110への到着時間)、または同様のものに関連付けられ得る。通信モジュール170は、第1および第2の受信状態123を受信/送信状態モジュール140に通信するように構成され得る。
TDDは、容易に観察可能なチャネル品質測定基準と、アップリンク(UL)/ダウンリンク(DL)相反性の両方を有する。そのように、たとえば、第1および第2の受信状態123のような、受信信号について決定された品質情報は、信号(たとえば、アンテナ_0 132からのTx128、またはアンテナ_1 134からのTx129)を送信するための品質情報を決定するために使用され得る。一態様において、UE110は、第1の受信状態に基づいて第1の送信状態を決定し、第2の受信状態に基づいて第2の送信状態を決定するように構成された受信/送信状態モジュール140を含む。より具体的には、たとえば、第1および第2の受信状態123は、PRx121およびDRx122(ならびに、したがって、アンテナ_0 132およびアンテナ_1 134、それぞれ)に関連付けられた信号強度であり得、したがって、受信/送信状態モジュール140は、信号強度に基づいて、送信電力であり得る第1の送信状態と第2の送信状態とを決定するように構成され得る。一態様において、第1の送信状態と第2の送信状態とをそれぞれ決定するために、なにかのアルゴリズムまたは関数が、第1の受信状態と第2の受信状態とに適用され得る。一態様において、第1の送信状態および第2の送信状態は、特に、ULおよびDLがTDDシステムにおいて同じ動作周波数であるとき、それぞれ、第1の受信状態および第2の受信状態と同じであり得る。
受信/送信状態モジュール140は、比較モジュール142と選択モジュール144とを含む。比較モジュール142は、第1の送信状態と第2の送信状態とを比較するように構成され得る。比較は、たとえば、より低い送信電力、成功した送信のより高い割合、または同様のものを含むことができるより優れた性能特性を、アンテナ_0 132およびアンテナ_1 134のどちらが有するのかの決定であり得る。送信は、たとえば、送信に応答して基地局120から(否定応答(NACK)とは対照的に)肯定応答(ACK)が受信されたとき、成功したとみなされ得る。そのような性能特性は、第1の送信状態と第2の送信状態とに基づいて決定され得る。
受信/送信状態モジュール140は、選択モジュール144を含む。選択モジュール144は、比較の結果を受信するために比較モジュール142と通信し、比較に基づいて、送信を送るためのアンテナ_0 132またはアンテナ_1 134のうちの一方を選択するように構成され得る。受信/送信状態モジュール140は、選択されたアンテナ126と第1および第2の受信状態123とを送信電力調整モジュール160に送るように構成され得る。
一例において、UE110は、現在アンテナ_0 132で送信を送っている可能性があるが、その例において、受信/送信状態モジュール140は、アンテナ_1 134が(現在使用中の)アンテナ_0 132よりも優れた性能特性を有すると決定する可能性がある。したがって、この例において、受信/送信状態モジュール140は、アンテナ_1 134を選択し、そのような選択されたアンテナ126を送信電力調整モジュール160に通信することができる。
UE110は、受信/送信状態モジュール140から選択されたアンテナ126と第1および第2の受信状態123とを受信するように構成された送信電力調整モジュール160を含む。送信電力調整モジュール160は、第1および第2の受信状態123に基づいて決定され得るアンテナ_0 132の受信電力とアンテナ_1 134の受信電力との間の差を計算するように構成された計算モジュール162を含む。
差を計算することに応答して、送信電力調整モジュール160は、計算された差に基づいて、選択されたアンテナ126の送信電力を調整するように構成され得る。より具体的には、送信電力調整モジュール160は、UE110が送信を送るべき要求された送信電力レベル130(たとえば、特定の電力レベル)に関して、基地局120を介して、ネットワークからの指示を受信するように構成され得る。送信電力調整モジュール160は、より劣ったアップリンク送信チャネルを有するアンテナから、より優れたアップリンクチャネルを有する他のアンテナに切り替えることによって、ネットワークによって要求された電力レベルをオーバシュートすることができると決定するように構成され得る。したがって、送信電力調整モジュール160は、2つのアンテナ間の送信電力における計算された差を、要求された送信電力レベルから減算するように構成され得る。一態様において、選択されたアンテナが現在送信しているアンテナ以外のアンテナである場合にのみ、選択されたアンテナの送信電力は、調整され得る。たとえば、UE110が現在アンテナ_0 132で送信しており、選択されたアンテナがアンテナ_1 134である場合、アンテナ_1 134のための送信電力は、調整され得る。送信電力調整モジュール160は、選択されたアンテナと、送信電力情報131とを、通信モジュール170に通信するように構成され得る。
同じ例を使用して、選択されたアンテナ126は、(受信/送信状態モジュール140が、アンテナ_1 134がより優れた性能特性を有すると決定したとき)アンテナ_1 134であり得る。計算モジュール162は、アンテナ_1 134が、現在の送信アンテナ_0 123よりも(送信電力の点で)3デシベル(dB)優れたアップリンク送信チャネルを有すると決定することができ、これは、新たに選択されたアンテナ_1 134の送信電力が、現在のアンテナにおいて使用されている電力よりも3dB小さい電力であり得ることを意味する。送信電力調整モジュール160は、基地局120を介してネットワークから、要求された送信電力レベル130(または、電力レベル調整係数)を受信することができ、これは、現在のアンテナ_0 132における必要な送信電力レベルが23dBmであることをUE110に示す。計算と、要求された送信電力レベル指示とに基づいて、この例において、送信電力調整モジュール160は、20dBm(たとえば、23dBm-3dBm=20dBm)の送信電力において(アンテナ_1 134において)送信するべきであると計算することができる。したがって、送信電力調整モジュール160は、アンテナとしてアンテナ_1 134および20dBmと、送信電力情報131とを通信モジュール170に通信することができる。
UE110は、アンテナ_0 132とアンテナ_1 134とのうちの選択された一方からの送信のタイミングを調整するように構成されたタイミングモジュール150をオプションで含むことができる。タイミングモジュール150は、信号(たとえば、PRx121および/またはDRx122)の到着時間に関連する情報を含むことができる第1および第2の受信状態123を受信するように構成され得る。より具体的には、たとえば、信号の到着時間は、信号が基地局120から送られるのと、アンテナ_0 132および/またはアンテナ_1 134においてUE110によって受信されるのとの間に経過した時間量を示すことができる。より具体的には、タイミングモジュール150は、アンテナ_0 132においてPRx121を受信することに関連付けられた到着時間と、アンテナ_1 134においてDRx122を受信することに関連付けられた到着時間とを決定することができる。タイミングモジュール150は、到着時間の間の差を計算し、選択されたアンテナにおいて送信するときに使用するためのアンテナ_0 132およびアンテナ_1 134のうちの選択された一方のためのタイミングを調整するように構成され得る。タイミングモジュール150は、時間遅延、時間進み、時間差、送信するための特定の時間、または同様のものを含むことができるタイミング情報124を通信モジュール170に提供するように構成され得る。
一例において、タイミングモジュール150は、PRx121がT0の到着時間でアンテナ_0 132において受信され、DRx122がT1の到着時間でアンテナ_1 134において受信されたと決定することができる。したがって、タイミングモジュール150は、T0-T1=1マイクロ秒(μs)の差を計算することができる。タイミングモジュール150は、UE110からの送信がUE110における受信を正確に反映することを確実にするために、余分な1μs(たとえば、計算された差)を考慮するようにタイミングを設定することができる。したがって、タイミングモジュール150は、1μsのタイミング情報124を通信モジュール170に通信することができる。通信モジュール170は、タイミングモジュール150からのタイミング情報124と、選択されたアンテナ126と、送信電力調整モジュール160からの調整された送信電力情報131とを受信するように構成され得る。したがって、通信モジュール170は、調整された送信電力情報131において、タイミング情報124に基づくタイミングで、アンテナ_0 132(たとえば、Tx128を送信する)またはアンテナ_1 134(たとえば、Tx129を送信する)のうちの選択された一方において送信を送るように構成され得る。
一態様において、UE110のどのアンテナが基地局120に送信を送るために使用されるのかについて行われ得る調整にかかわらず、基地局120からUE110において受信される通信は、それらが受信されていた同じアンテナで受信され続けることができ、たとえば、PRx121は、アンテナ_0 132において受信され続けることができ、同時に、DRx122は、アンテナ_1 134において受信され続けることができる。言い換えれば、UE110の受信動作は、UE110の送信動作に対する調整によって影響を受けない可能性がある。
一態様において、送信がUE110によって基地局120に送られるアンテナに対して調整を行う際に、UE110は、また、どのアンテナにおいて通信を基地局120から受信するのかを調整するように構成され得、たとえば、PRx121および/またはDRx122は、アンテナ_0 132および/またはアンテナ_1 134の任意の組み合わせにおいて同時に受信され得る。言い換えれば、UE110の受信動作は、UE110の送信動作に対する調整によって影響を受けない可能性がある。
図2を参照し、複数のアンテナのうちの1つを使用する時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法200の態様は、UE110と基地局120との間の通信を容易にするために、図1のUE110によって実行され得る。より具体的には、受信/送信状態モジュール140、比較モジュール142、選択モジュール144、タイミングモジュール150、送信電力調整モジュール160、計算モジュール162、および/または通信モジュール170は、方法200の態様を実行するように構成され得る。
210において、方法200は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するステップを含む。一態様において、UE110は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するように構成され得る。たとえば、UE110は、それぞれ、アンテナ_0 132とアンテナ_1 134とにおいて同時に受信される信号PRx121とDRx122とを含む通信を受信することができる。PRx121は、第1の受信状態に関連付けられ得、DRx122は、第2の受信状態に関連付けられ得、第1の受信状態および第2の受信状態は、それぞれ、アンテナ_0 132とアンテナ_1 134とに関連する、信号強度、送信電力、到着時間、または同様のものに関する情報であり得る。
220において、方法200は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信状態を決定し、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信状態を決定するステップを含む。一態様において、受信/送信状態モジュール140は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信状態を決定し、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信状態を決定するように構成され得る。TDDは、容易に観察可能なチャネル品質測定基準と、アップリンク(UL)/ダウンリンク(DL)相反性の両方を有する。したがって、受信された信号(たとえば、PRx121およびDRx122)について決定された品質情報は、信号(たとえば、Tx128またはTx129)を送るための品質情報を決定するために使用され得る。たとえば、受信/送信状態モジュール140は、通信モジュール170から第1および第2の受信状態123(たとえば、信号強度)を受信し、第1および第2の受信状態123(たとえば、信号強度)に基づいて、第1の送信状態と第2の送信状態と(たとえば、送信電力)を決定するように構成され得る。
230において、方法200は、第1の送信状態と第2の送信状態とを比較するステップを含む。一態様において、比較モジュール142は、第1の送信状態と第2の送信状態とを比較するように構成され得る。比較は、たとえば、送信電力、成功した送信のより高い割合、または同様のものを含むことができるより優れた性能特性を、アンテナ_0 132およびアンテナ_1 134のどちらが有するのかの決定であり得る。送信は、たとえば、送信に応答して基地局120から(否定応答(NACK)とは対照的に)肯定応答(ACK)が受信されたとき、成功したとみなされ得る。そのような性能特性は、第1の送信状態と第2の送信状態とに基づいて決定され得る。
240において、方法200は、比較するステップに基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択するステップを含む。一態様において、選択モジュール144は、比較するステップに基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択するように構成され得る。選択モジュール144は、比較の結果を受信するために比較モジュール142と通信し、比較に基づいて、送信を送るためのアンテナ_0 132またはアンテナ_1 134のうちの一方を選択するように構成され得る。受信/送信状態モジュール140は、選択されたアンテナ126と第1および第2の受信状態123とを送信電力調整モジュール160に送るように構成され得る。
250において、方法200は、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数における送信を送るステップを含む。一態様において、通信モジュール170は、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数における送信を送るように構成され得る。通信モジュール170は、選択されたアンテナ126と、調整された送信電力情報131とを、送信電力調整モジュール160から受信するように構成され得る。したがって、通信モジュール170は、調整された送信電力情報131において、アンテナ_0 132(たとえば、Tx128を送信する)またはアンテナ_1 134(たとえば、Tx129を送信する)のうちの選択された一方において送信を送るように構成され得る。
オプションで(図示せず)、方法200は、第1のアンテナの受信電力と第2のアンテナの受信電力との間の差を計算するステップを含むことができる。一態様において、計算モジュール162は、第1のアンテナの受信電力と第2のアンテナの受信電力との間の差を計算するように構成され得る。たとえば、計算モジュール162は、第1および第2の受信状態123に基づいて決定され得るアンテナ_0 132の受信電力とアンテナ_1 134の受信電力との間の差を計算するように構成され得る。
一例において、選択されたアンテナ126は、(受信/送信状態モジュール140が、アンテナ_1 134がより優れた性能特性を有すると決定したとき)アンテナ_1 134であり得る。計算モジュール162は、アンテナ_1 134が、現在の送信電力におけるアンテナ_0 132を1ミリワット(mW)(dBm)あたり3デシベル(dB)上回る平均を有すると決定することができる。
オプションで(図示せず)、方法200は、計算された差に基づいて、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方の送信電力を調整するステップを含むことができる。送信電力調整モジュール160は、より劣った送信チャネルを有するアンテナから、より優れたチャネル状態を有する他のアンテナに切り替えることによって、ネットワークによって要求された電力レベルをオーバシュートすることができると決定するように構成され得る。一態様において、ネットワークによって要求された電力レベルは、より劣った送信チャネルを有するアンテナに基づくことができる。たとえば、差を計算することに応答して、送信電力調整モジュール160は、計算された差に基づいて、選択されたアンテナ126の送信電力を調整するように構成され得る。より具体的には、送信電力調整モジュール160は、UE110が送信を送っているべき要求された送信電力レベル130(たとえば、特定の電力レベル)について、基地局120を介してネットワークからの指示を受信するように構成され得る。送信電力調整モジュール160は、より小さい受信電力を有するアンテナから、より高い受信電力を有する他のアンテナに切り替えることによって、ネットワークによって要求された電力レベルをオーバシュートすることができると決定するように構成され得る。したがって、送信電力調整モジュール160は、2つのアンテナ間の送信電力における計算された差を、要求された送信電力レベルから減算するように構成され得る一態様において、選択されたアンテナが現在送信しているアンテナ以外のアンテナである場合、選択されたアンテナの送信電力は、調整され得る。たとえば、UE110が現在アンテナ_0 132で送信しており、選択されたアンテナがアンテナ_1 134である場合、アンテナ_1 134のための送信電力は、調整され得る。送信電力調整モジュール160は、選択されたアンテナと、送信電力情報131とを、通信モジュール170に通信するように構成され得る。
いくつかの例において、送信電力調整モジュール160は、基地局120を介して、ネットワークから、要求された送信電力レベル130を受信することができ、これは、23dBmの電力レベルにおいて送信するべきであることをUE110に示す。計算と、要求された送信電力レベル指示とに基づいて、この例において、送信電力調整モジュール160は、20dBm(たとえば、23dBm-3dBm=20dBm)の送信電力において(アンテナ_1 134において)送信するべきであると計算することができる。したがって、送信電力調整モジュール160は、アンテナとしてアンテナ_1 134および20dBmと、送信電力情報131とを通信モジュール170に通信することができる。
オプションで(図示せず)、方法200は、調整された送信電力を使用して送信を送るステップを含むことができる。一態様において、通信モジュール170は、調整された送信電力を使用して送信を送るように構成され得る。たとえば、通信モジュール170は、選択されたアンテナ126と調整された送信電力情報131とを送信電力調整モジュール160から受信するように構成され得る。したがって、現在の例において、通信モジュール170は、20dBmの送信電力において、選択されたアンテナ、アンテナ_1 134において送信(Tx129)を送るように構成され得る。
オプションで(図示せず)、方法200は、第1のアンテナにおける受信に関連付けられた到着時間を決定するステップと、第2のアンテナにおける受信に関連付けられた到着時間を決定するステップと、第1のアンテナにおける受信に関連付けられた到着時間と第2のアンテナにおける受信に関連付けられた到着時間との間の差を計算するステップと、計算された差に基づいて送信に関連付けられたタイミングを調整するステップとを含むことができ、ここで、到着時間は、信号が基地局を離れたときから、信号がデバイスにおいて到着したときまでに経過した時間量であり得、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方が、以前の送信のための選択されたアンテナと異なる場合、送信は、調整されたタイミングを使用して送信され得る。一態様において、タイミングモジュール150は、本明細書において説明されているように、第1のアンテナにおける受信に関連付けられた到着時間を決定し、第2のアンテナにおける受信に関連付けられた到着時間を決定し、第1のアンテナにおける受信に関連付けられた到着時間と第2のアンテナにおける受信に関連付けられた到着時間との間の差を計算し、計算された差に基づいて送信に関連付けられたタイミングを調整するように構成され得る。
一態様において、受信/送信状態モジュール140は(比較モジュール142を介して)、第1の受信状態と第2の受信状態とを直接比較し、次いで、比較の結果を選択モジュール144に通信するように構成され得、選択モジュール144は、アンテナ_0 132とアンテナ_1 134とのうちの一方を選択するように構成され得る。選択の後、この態様において、受信/送信状態モジュール140は、選択されたアンテナの受信状態に基づいて、選択されたアンテナのための送信状態を決定するように構成され得る。この態様において、アンテナ_0 132において送信Tx128を送るステップ、または、アンテナ_1 134において送信Tx129を送るステップは、選択されたアンテナの対応する送信状態に基づいて、選択されたアンテナにおける送信を設定するステップを含むことができる。たとえば、第1および第2の受信状態123は、アンテナ_0 132とアンテナ_1 134の1つとを選択するために直接使用され得、次いで、選択が行われた後、選択されたアンテナのための送信状態は、(対応する受信状態に基づいて)受信/送信状態モジュール140によって決定され得る。決定された送信状態は、次いで、選択されたアンテナからの送信を設定するために使用され得る。
図3を参照し、複数のアンテナのうちの1つを使用する時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法300の態様は、UE110と基地局120との間の通信を容易にするために、図1のUE110によって実行され得る。より具体的には、受信/送信状態モジュール140、比較モジュール142、選択モジュール144、タイミングモジュール150、送信電力調整モジュール160、計算モジュール162、および/または通信モジュール170は、方法300の態様を実行するように構成され得る。
310において、方法300は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するステップを含むことができる。一態様において、方法200の動作210と同様に、UE110は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するように構成され得る。たとえば、UE110は、信号PRx121とDRx122とを含む通信を受信することができ、信号PRx121およびDRx122は、それぞれ、アンテナ_0 132とアンテナ_1 134とにおいて同時に受信される。PRx121は、第1の受信状態に関連付けられ得、DRx122は、第2の受信状態に関連付けられ得、第1の受信状態および第2の受信状態は、それぞれ、アンテナ_0 132とアンテナ_1 134とに関する信号強度、送信電力、到着時間、または同様のものに関連する情報であり得る。
320において、方法300は、第1の受信状態と第2の受信状態とを比較するステップを含む。一態様において、受信/送信状態モジュールおよび/または比較モジュール142は、第1の受信状態と第2の受信状態とを比較するように構成され得る。一態様において、通信モジュール170は、第1および第2の受信状態123を受信/送信状態モジュール140に通信することができ、受信/送信状態モジュール140は、比較モジュール142を介して、第1の受信状態と第2の受信状態との間の比較を実行するように構成され得る。
330において、方法300は、比較するステップに基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択するステップを含む。一態様において、受信/送信状態モジュール140および/または選択モジュール144は、比較するステップに基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの一方を選択するように構成され得る。たとえば、比較モジュール142は、第1および第2の受信状態123の比較の結果を選択モジュール144に通信するように構成され得る。比較結果に基づいて、選択モジュール144は、送信を送るためのアンテナ_0 132またはアンテナ_1 134を選択するように構成され得る。
340において、方法300は、対応する第1の受信状態または第2の受信状態に基づいて、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方のための送信状態を決定するステップを含む。一態様において、受信/送信状態モジュール140は、対応する第1の受信状態または第2の受信状態に基づいて、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方のための送信状態を決定するように構成され得る。一態様において、選択モジュール144がアンテナ_0 132を選択している場合、受信/送信モジュール140は、アンテナ_0 132に対応し得る第1の受信状態に基づいてアンテナ_0 132のための送信状態を決定するように構成され得る。
350において、方法300は、決定された送信状態に基づいて、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方における送信を設置するステップを含む。一態様において、通信モジュール170は、決定された送信状態に基づいて、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方における送信を設置するように構成され得る。たとえば、受信/送信状態モジュール140は、選択されたアンテナ(たとえば、アンテナ_0 132)と、対応する決定された送信状態とを、通信モジュール170に提供するように構成され得る。応答して、通信モジュール170は、送信状態に基づいて、選択されたアンテナ(たとえば、アンテナ_0 132)において送信する準備をするように構成され得る。
360において、方法300は、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数において送信を送るステップを含む。一態様において、通信モジュール170は、第1のアンテナと第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数において送信を送るように構成され得る。たとえば、通信モジュール170は、選択されたアンテナ_0 132においてTx128を送ることができる。
一態様において、方法300は、図2の方法200と同様であり得る。しかしながら、方法300は、様々な態様が生じる順序において方法200と異なっていてもよい。一例において、方法200において、第1の送信状態および第2の送信状態は、選択され、次いで、送信のためのアンテナを選択するために、互いに比較される。対照的に、方法300において、アンテナが、送信のために選択され、それに基づいて、送信条件が、選択されたアンテナに関連付けられた受信状態に基づいて、選択されたアンテナのために決定される。
図4を参照すると、ワイヤレス通信システム400は、基地局420と通信するユーザ機器(UE)410を含む。UE410は、図1のUE110のように、2つの送信アンテナを有する時分割複信(TDD)デバイスである。図1のUE110とは異なり、UE410は、2つの送信チェーンTx_1 428とTx_2 429とを有する。したがって、UE410は、同時に、または並行して、アンテナ_0 432から送信Tx_0 428を送り、アンテナ_1 434から送信Tx_1 429を送ることができる。
一態様において、UE410は、また、UE410が複数の無線アクセス技術(RAT:radio access technology)および/または規格にわたって動作するように、マルチモードデバイスであり得る。したがって、UE410の2つの送信チェーンTx_1 428およびTx_2 429は、異なるRATに関連付けられ得る。非限定的な例において、送信チェーンTx_1 428は、第1のRAT(たとえば、GSM(登録商標))に関連付けられ得、送信チェーンTx_2 429は、第2のRAT(たとえば、WCDMA(登録商標))に関連付けられ得る。UE410は、第1のRATがアクティブであり得、第2のRATが非アクティブであり得るように、一度に1つのRATに従って動作することができる。一態様において、アクティブなRATは、非アクティブなRATから送信チェーンを「借りる」ことができる。したがって、UE410が、同時に、アンテナ_0 432から送信Tx_0 428を送り、アンテナ_1 434から送信Tx_1 429を送ることができるように、アクティブなRATに関連付けられた送信は、アクティブなRATに関連付けられた送信チェーンと、非アクティブなRATに関連付けられた送信チェーンとを使用して行われ得る。
同様に、キャリアアグリゲーションの場合において、UE410が単一のRATに従って動作している(たとえば、UE410は、マルチモードデバイスではない)場合において、UE410は、依然として、複数の対応する送信チェーン(たとえば、Tx_0 428およびTx_1 429)を介して複数のキャリア(たとえば、アップリンクキャリア)において送信するように構成され得る。いくつかのシナリオにおいて、1つまたは複数の可能なキャリアは、非アクティブであり得、したがって、UE410は、1つまたは複数の非アクティブなキャリアから送信チェーンを「借りる」ことができる。したがって、UE410が、同時に、アンテナ_0 432から送信Tx_0 428を送り、アンテナ_1 434から送信Tx_1 429を送ることができるように、UE410による送信は、アクティブなキャリアに関連付けられた送信チェーンと、非アクティブなキャリアに関連付けられた送信チェーンとを使用して行われ得る。
主データ受信信号PRx421は、アンテナ_0 432においてUE410によって受信され、ダイバーシティデータ受信信号DRx422は、アンテナ_1 434においてUE410によって受信される。PRx421は、第1の受信状態に関連付けられ得、DRx422は、第2の受信状態に関連付けられ得る。第1の受信状態および第2の受信状態は、アンテナにおける受信品質(たとえば、PRx421は、アンテナ_0 432において受信されたので、第1の受信状態は、アンテナ_0 432に関連付けられ得、DRx422は、アンテナ_1 434において受信されたので、第2の受信状態はアンテナ_1 434に関連付けられ得る)、PRx421およびDRx422の信号強度(たとえば、電力レベル)、タイミング情報(たとえば、PRx421およびDRx422の各々に関する基地局420からUE410への到着時間)、または同様のものに関連付けられ得る。
PRx421とDRx422の両方は、基地局420からある周波数において受信される。TDDによれば、UE410は、同じ周波数において基地局420に送信(たとえば、アンテナ_0 132おけるTx_0 428および/またはアンテナ_1 134におけるTx_1 429)を送ることができる。
UE410は、アンテナ_0 432および/またはアンテナ_1 434を介するUE410と基地局420との間の通信を処理するように構成された通信モジュール470を含む。一態様において、通信モジュール470は、信号PRx421とDRx422とを、それぞれ、第1の受信状態と第2の受信状態とともに受信する。第1の受信状態および第2の受信状態は、アンテナにおける受信品質(たとえば、PRx421は、アンテナ_0 432において受信されたので、第1の受信状態は、アンテナ_0 432に関連付けられ得、DRx422は、アンテナ_1 434において受信されたので、第2の受信状態はアンテナ_1 434に関連付けられ得る)、PRx421およびDRx422の信号強度(たとえば、電力レベル)、位相情報(たとえば、UE410において基地局420から受信されたときの信号Rx421およびDRx422の位相)、または同様のものに関連付けられ得る。通信モジュール470は、第1および第2の受信状態423を送信調整モジュール450に通信するように構成され得る。
TDDは、容易に観察可能なチャネル品質測定基準と、アップリンク(UL)/ダウンリンク(DL)相反性の両方を有する。したがって、たとえば、第1および第2の受信状態423のような、受信信号について決定された品質情報は、信号(たとえば、アンテナ_0 432からのTx428および/またはアンテナ_1 434からのTx429)を送るための品質情報を決定するために使用され得る。
UE410は、第1の受信状態に基づいてアンテナ_0 432のための第1の送信調整値を決定し、第2の受信状態に基づいてアンテナ_1 434のための第2の送信調整値を決定するように構成された送信調整モジュール450を含む。一態様において、送信調整モジュール450は、アンテナ_0 432またはアンテナ_1 434のどちらが他方のアンテナよりも優れて機能しているのか、たとえば、より優れた性能特性を有するのかを決定するように構成され得る。送信調整モジュール450は、第1の受信状態と第2の受信状態とを比較し、第1の受信状態と第2の受信状態とのうちの一方が性能閾値を超えたかどうかを決定するか、なにか他のアルゴリズムまたは関数を第1の受信状態と第2の受信状態とに適用することによって、そうすることができる。
一態様において、送信調整値は、たとえば、アンテナを介して送信の特定の部分(たとえば、割合)を送るために、そのアンテナに関連付けられた送信信号に適用される重み(w)であり得る。送信調整モジュール450は、アンテナ_0 432とアンテナ_1 434の各々のための重み(w)を決定するように構成された重み付けモジュール452を含む。送信調整値として重みを使用することは、UE410が、異なるアンテナよりも現在優れて機能しているアンテナによる特定の送信に関連する、より大きい電力において送信することを可能にする。送信調整モジュール450は、第1および第2の送信調整値426を通信モジュール470に通信するように構成され得る。
たとえば、アンテナ_0 432が、現在アンテナ_1 434よりも優れて機能している場合、送信調整モジュール450は、0.8(または、64%)の重み(w_0)をアンテナ_0 432に適用し、0.6(または、36%)の重み(w_1)をアンテナ_1 434に適用することを決定することができる。したがって、この例において、送信電力の64%は、Tx_0 428としてアンテナ_0 432を介して送られ得、送信電力の36%は、Tx_1 429としてアンテナ_1 434を介して送られ得る。
一態様において、特定のアンテナ(たとえば、アンテナ_0 432)は、現在他のアンテナよりもはるかに優れた性能特性を有すると決定され得る。そのような決定に応答して、送信調整モジュール450は、より優れて機能するアンテナのみが使用されるべきであると決定するように構成され得る。これを達成するために、重み付けモジュール452は、劣って機能するアンテナ(たとえば、アンテナ_1 434)のためのゼロの重み(たとえば、w_1)を決定することができ、より優れて機能するアンテナ(たとえば、アンテナ_0 432)のためのゼロではない値の重み(たとえば、w_0)を設定することができる。したがって、この例において、送信(たとえば、Tx_1 428)は、1つのアンテナ(たとえば、アンテナ_0 432)のみを介してUE410によって送られ得る。一態様において、送信調整モジュール450は、同じ(または、同様の)送信電力において、アンテナ_0 432がTx_0 428を送信することができ、アンテナ_1 434は、Tx_1 429を送信することができるように、2つのアンテナに等しい重みを適用するように構成され得る。
UE410は、アンテナ_0 432およびアンテナ_1 434から送られた送信が基地局420に到着するとき、それらが正の干渉を引き起こすような方法においてそれらの位相が整列することを確実にするために、通信モジュール470から第1および第2の受信状態423を受信し、それぞれ、アンテナ_0 432およびアンテナ_1 434の各々のための第1および第2の位相(p)427を決定するように構成された位相モジュール460を含む。ビーム形成、または空間フィルタリングは、指向性信号送信および/または受信のための信号処理技術である。指向性信号通信は、他の角度における信号が弱め合う干渉を受けながら、特定の角度における信号が強め合う干渉を受けるように、フェイズドアレイ内の要素を組み合わせることによって達成される。UE410から基地局420に信号を送るためにビーム形成を効率的に使用するために、アンテナ_0 432およびアンテナ_1 434を介して送信されている信号の位相は、2つの信号が、基地局120に到着した際に積極的に(たとえば、送信をブーストするように)干渉することになるようなものであるべきである。たとえば、位相モジュール460は、第1および第2の受信状態423に基づいて、アンテナ_0 432およびアンテナ_1 434における送信のための現在の位相情報を決定することができる。位相情報を決定することに応答して、位相モジュール460は、アンテナ_0 432のための第1の位相(p_0)と、p_0と異なっても同じであってもよいアンテナ_1 434のための第2の位相(p_1)とを決定することができる。
一態様において、重み(w)と位相(p)の両方は、UE410による成功した送信の数をさらに改善するために、UE410によって送信されている送信に適用され得る。UE410は、第1および第2の受信状態423に基づいて、UE410によって送られている送信のための重み(w)、位相(p)、両方を使用するか、またはいずれも使用しないかを決定するように構成され得る。
通信モジュール470は、送信調整モジュール450から第1および第2の送信調整値426(たとえば、重み)を受信し、位相モジュール460から第1および第2の位相427を受信するように構成され得る。一態様において、通信モジュール470は、第1の送信調整値に基づいてアンテナ_0 432の第1の送信電力を調整し、第2の送信調整値に基づいてアンテナ_1 434の第2の送信電力を調整するように構成され得る。一態様において、第1の送信電力および第2の送信電力は、第1および第2の受信状態423に基づいて決定され得る。
一態様において、通信モジュール470は、第1の送信チェーンTx_0 428と第2の送信チェーンTx_1 429とをアクティブにするように構成され得る。通信モジュール470は、UE410および/またはキャリアに関連付けられた複数のRATのうちのどの1つが現在アクティブであるか(たとえば、UE410がネットワークと通信するためのどの技術およびキャリアを現在使用しているのか)を決定し、そのRATまたはキャリアに関連付けられた送信チェーンをアクティブにするように構成され得る。通信モジュール470は、また、少なくとも1つの非アクティブなRATまたはキャリア(たとえば、UE410がネットワークと通信するために使用することができるが、現在そうするために使用されていない1つまたは複数のRATまたはキャリア)を識別し、非アクティブなRATまたはキャリアから送信チェーンを「借りる」ように構成され得る。非限定的な例において、現在アクティブなRATまたはキャリアは、Tx_0 428に関連付けられ得、非アクティブなRATまたはキャリアは、Tx_1 429に関連付けられ得る。したがって、UE410が現在Tx_0 428のみに関連付けられたRATまたはキャリアに従って動作しているにもかかわらず、通信モジュール470は、Tx_0 428とTx_1 429の両方をアクティブにするように構成され得る。
したがって、通信モジュール470は、第1の位相を用いて、第1の調整された送信電力において、アンテナ_0 432において(たとえば、アクティブなRATまたはキャリアに関連付けられた第1の送信チェーンを使用して)送信Tx_0 428を送り、第2の位相を用いて、第2の調整された送信電力において、アンテナ_1 434において(たとえば、非アクティブなRATまたはキャリアに関連付けられた第2の送信チェーンを使用して)送信Tx_1 429を送るように構成され得る。
一態様において、通信モジュール470は、基地局420を介して、ネットワークに、要求された電力レベルにおいて送信するように構成され得る。したがって、通信モジュール470は、アンテナ_0 432とアンテナ_1 434とを介して送信を送るために使用される送信電力の合計が、要求された送信電力に等しいことを保証するように構成され得る。一態様において、通信モジュール470は、図1、2、および/または3に関連して説明したものと同様の方法においてそうすることができる。一態様において、通信モジュール470は、なにか他の方法においてそうすることができる。
UE410は、UE410が、図4に関連して本明細書で説明した機能のいくつかの利点を利用するべきであるときを決定するように構成されたトリガモジュール480を含む。一態様において、UE410のアンテナ_0 432を介して送信Tx_0 428を送り、アンテナ_1 434を介してTx_1 429を送るためにビーム形成技術を使用することが、送信の性能を改善する可能性があるとしても、たとえば、UE410は、すべての(または、ほとんどの)時間において、2つのアンテナを介して送信を送るために追加の送信チェーンを使用している可能性があるので、(図1、2、および/または3に関連して説明した態様におけるように)UE410による電力消費を必ずしも改善するとは限らない。したがって、すべてのときにおいて、図4に関連して本明細書で説明した機能性を使用することは、望ましくない可能性がある。むしろ、そのような機能性は、増加した送信性能が望まれるとき、より具体的には、送信性能における増加が、電力消費における潜在的な減少よりも優先されるとき、使用されるようにトリガされ得る。したがって、トリガモジュール480は、トリガ条件が発生したときを決定し、送信のためにUE410によって用いられるように図4の機能性をトリガするように構成され得る。
トリガモジュール480は、トリガ条件が発生したことを認識するように構成され得る。トリガ条件の検出に応じて、トリガモジュール480は、モジュールが本明細書に記載の態様を実行することができるように、送信調整モジュール450および/または位相モジュール460と通信し、これらのモジュールをアクティブにするように構成され得る。トリガモジュール480が、トリガ条件が発生したことを認識する前、および/または、トリガ条件が認識されてから(設定可能または事前設定され得る)ある量の時間が経過した後、トリガモジュール480は、送信調整モジュール450および/または位相モジュール460と通信し、本明細書に記載の態様を実行することを非アクティブ化(または、停止)することができる。
一態様において、トリガ条件は、UE410が、送信性能を改善することに優先するように決定される任意の状況であり得る。たとえば、UE410が基地局420に送るために多い量のアップリンク(UL)データを有し、したがって、送信性能を優先させようとするとき、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA:High-Speed Uplink Packet Access)の下で動作を開始することができる。したがって、HSUPAにおける動作は、トリガ条件であり得る。一例において、トリガ条件は、UE410がその送信に応答して基地局420から(設定可能または事前設定され得る)閾値よりも多くの否定応答(NACK)を受信しており、したがって、送信性能を改善しようとしていることを決定することであり得る。一例において、トリガ条件は、最大送信電力制限(MTPL:maximum transmit power limit)が満たされている(たとえば、UE410が、現在送信しているレベルよりも大きい電力で送信することができない)が、ネットワークが、基地局420を介して、依然として送信電力の増加を要求していることを決定することであり得る。したがって、送信性能を改善することは、切断を回避することができる。一例において、トリガ条件は、UE410が、非バッテリ電源に接続されており(たとえば、コンセントに差し込まれている)、したがって、UE410が、電力消費を考慮することなく、増加した送信性能を優先させることができることを検出することであり得る。さらに、UE410が送信性能を優先させることを決定する任意の他のシナリオも、トリガ条件と考えられ得る。一態様において、UE410がアンテナ_0 432およびアンテナ_1 434を介して送信を送る方法に対する調整を行うにもかかわらず、送信調整値426を適用する結果として、基地局420からUE410において受信される通信は、それらが受信されたのと同じアンテナにおいて受信され続ける可能性がある。たとえば、PRx421は、アンテナ_0 432において受信され続けられる可能性があり、DRx422は、アンテナ_1 434において受信され続けられる可能性がある。言い換えれば、UE410の受信動作は、UE410の送信動作に対する調整によって影響されない可能性がある。
一態様において、UE410がアンテナ_0 432およびアンテナ_1 434を介して送信を送る方法に対する調整を行う際に、送信調整値426の結果として、UE410は、また、どのアンテナにおいて基地局420から通信を受信するのかを調整するように構成され得る。たとえば、PRx421および/またはDRx422は、アンテナ_0 432および/またはアンテナ_1 434の任意の組み合わせにおいて受信され得る。言い換えれば、UE410の受信動作は、UE410の送信動作に対する調整によって影響され得る。
図5を参照し、複数のアンテナのうちの少なくとも1つを使用する時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法500の態様は、UE410と基地局420との間の通信を容易にするために、図4のUE410によって実行され得る。より具体的には、送信調整モジュール450、重み付けモジュール452、位相モジュール460、通信モジュール470、および/またはトリガモジュール480は、方法500の態様を実行するように構成され得る。
510において、方法500は、オプションで、トリガ条件を検出するステップを含む。一態様において、トリガモジュール480は、トリガ条件を検出するように構成され得る。トリガ条件を検出することに応答して、たとえば、トリガモジュール480は、トリガ条件発生なしで(たとえば、UE410の通常の動作状態下で)発生することができない方法500の態様をトリガするように構成され得る。一態様において、トリガ条件は、TDDデバイスが、送信に応答して、閾値割合よりも多くの否定応答を受信したと決定することであり得る。他の態様において、トリガ条件は、TDDデバイスがHSUPAに従事していると決定すること、TDDデバイスが、送信に応答して、閾値数よりも多くの否定応答を受信したと決定すること、最大送信電力制限が満たされていると決定し、増加した送信電力に対する要求を受信すること、デバイスが非バッテリ電源に接続されていると検出すること、および/または、UE410が送信性能を優先することを決定する任意の他のシナリオであり得る。
520において、方法500は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するステップを含む。一態様において、UE410は、第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数における通信を受信するように構成され得る。たとえば、UE410は、アンテナ_0 432における信号PRx421と、アンテナ_1 434におけるDRx422とを含む第1の通信を受信することができる。PRx421およびDRx422の各々は、それぞれ、アンテナ_0 432とアンテナ_1 434とに関する、信号強度、送信電力、到着時間、または同様のものに関する情報であり得る受信状態を有することができる。
530において、方法500は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信状態値を決定し、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信状態値を決定するステップを含み、ここで、第1の送信状態値および第2の送信状態値は、送信電力に関連付けられた重みである。一態様において、送信調整モジュール450は、第1の受信状態に基づいて第1のアンテナのための第1の送信状態値を決定し、第2の受信状態に基づいて第2のアンテナのための第2の送信状態値を決定するように構成され得る。一態様において、第1および第2の送信状態値426は、アンテナ_0 432のために決定された重み(w_0)と、アンテナ_1 434のために決定された重み(w_1)とであり得る。一態様において、一方の重み(たとえば、w_0)は、非ゼロ値であり得、他方の重み(たとえば、w_1)は、ゼロ値であり得る。この場合において、アンテナ_0 432およびアンテナ_1 434のうちの一方のみが、送信を送るために使用され得る。別の態様において、アンテナ_0 432およびアンテナ_1 434から送られる送信が同じ電力で送られるように、重みは、同じ値(たとえば、w_0=w_1)を有することができる。
540において、方法500は、第1のアンテナに関連付けられた第1の送信チェーンと、第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにするステップを含み、ここで、第1の送信チェーンは、アクティブな無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられ、第2の送信チェーンは、非アクティブな無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられている。一態様において、通信モジュール470は、アクティブなRATまたはアクティブなキャリアに関連付けられ得る送信チェーンTx_0 428と、非アクティブなRATまたは非アクティブなキャリアに関連付けられ得る送信チェーンTx_1 429とをアクティブにするように構成され得る。言い換えれば、通信モジュール470は、アクティブなRATおよびアクティブなキャリアに従って動作しているとき、UE410による送信のための2つの送信チェーンをアクティブにするために、UE410によって、現在アクティブではない(たとえば、ワイヤレスネットワークと通信するために使用されていない)RATまたはキャリアに関連付けられた送信チェーン(たとえば、Tx_1 429)を「借りる」ように構成され得る。
550において、方法500は、第1の送信調整値に基づいて第1の送信チェーンを使用して第1のアンテナからと、第2の送信調整値に基づいて第2の送信チェーンを使用して第2のアンテナからの周波数における送信を送るステップを含む。一態様において、通信モジュール470は、第1の送信調整値に基づいて第1の送信チェーンTx_0 428を使用して第1のアンテナからと、第2の送信調整値に基づいて第2の送信チェーンTx_1 429を使用して第2のアンテナからの周波数における送信を送るように構成され得る。
オプションで(図示せず)、方法500は、第1の送信調整値に基づいて第1のアンテナの第1の送信電力を調整するステップと、第2の送信調整値に基づいて第2のアンテナの第2の送信電力を調整するステップと、調整された第1の送信電力に基づいて第1のアンテナからと、調整された第2の送信電力に基づいて第2のアンテナからの送信を送るステップとを含むことができる。一態様において、通信モジュール470は、本明細書において説明されているように、第1の送信調整値に基づいて第1のアンテナの第1の送信電力を調整し、第2の送信調整値に基づいて第2のアンテナの第2の送信電力を調整し、調整された第1の送信電力に基づいて第1のアンテナからと、調整された第2の送信電力に基づいて第2のアンテナからの送信を送るように構成され得る。
たとえば、通信モジュール470は、送信調整モジュール450から第1および第2の送信調整値426(たとえば、重み)を受信し、位相モジュール460から第1および第2の位相427を受信するように構成され得る。一態様において、通信モジュール470は、第1の送信調整値に基づいてアンテナ_0 432の第1の送信電力を調整し、第2の送信調整値に基づいてアンテナ_1 434の第2の送信電力を調整するように構成され得る。一態様において、第1の送信電力および第2の送信電力は、第1および第2の受信状態423に基づいて決定され得る。したがって、通信モジュール470は、第1の位相を用いて、第1の調整された送信電力において、アンテナ_0 432において送信Tx_0 428を送り、第2の位相を用いて、第2の調整された送信電力において、アンテナ_1 434において送信Tx_1 429を送るように構成され得る。
ここで、図6に向かうと、図1のUE110および/または図4のUE410が動作することができ、本態様に従ってTDD送信のために構成された態様を有する遠隔通信システム600の一例を示すブロック図が示されている。本開示全体にわたって提示されている様々な概念は、幅広い種類の遠隔通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実施され得る。例として、限定はしないが、図6に示す本開示の態様は、TD-SCDMA規格を用いるUMTSシステムに関連して提示されている。この例では、UMTSシステムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送、および/または他のサービスを含む様々なワイヤレスサービスを提供する(無線アクセスネットワーク)RAN602(たとえば、UTRAN)を含む。RAN602は、無線ネットワークコントローラ(RNC)606などのRNCによって各々制御される、無線ネットワークサブシステム(RNS)607などの複数のRNSに分割され得る。明快にするために、RNC606およびRNS607のみが示されるが、RAN602は、RNC606およびRNS607に加えて、任意の数のRNCおよびRNSを含み得る。RNC606は、とりわけ、RNS607内の無線リソースを割り当て、再設定し、解放することを担当する装置である。RNC606は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用する、直接の物理接続、仮想ネットワークなどのような様々なタイプのインターフェースを通じて、RAN602中の他のRNC(図示せず)に相互接続され得る。
RNS607によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割され得、無線トランシーバ装置が各セルにサービスする。無線トランシーバ装置は、UMTS用途において一般にノードBと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、基地トランシーバ局(BTS:base transceiver station)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、アクセスポイント(AP)、またはなにか他の適切な用語とも呼ばれ得る。明快にするために、2つのNode B608が示されるが、RNS607は、任意の数のワイヤレスNode Bを含み得る。Node B608は、ワイヤレスアクセスポイントを任意の数のモバイル装置のためのコアネットワーク604に提供する。モバイル装置の例は、セルラ電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。モバイル装置は、UMTS用途において一般にユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS:mobile station)、加入者局、移動ユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、移動加入者局、アクセス端末(AT:access terminal)、移動端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはなにか他の適切な用語とも呼ばれ得る。説明のために、3つのUE610がNode B608と通信しているように示される。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL)は、Node BからUEへの通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL)は、UEからNode Bへの通信リンクを指す。
コアネットワーク604は、図示のように、GSM(登録商標)コアネットワークを含む。しかしながら、当業者が認識するであろうように、本開示全体にわたって提示されている様々な概念は、GSM(登録商標)ネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、RAN、または他の適切なアクセスネットワークにおいて実施され得る。
この例において、コアネットワーク604は、モバイル交換センタ(MSC:mobile switching center)612とゲートウェイMSC(GMSC)614を用いて回線交換サービスをサポートする。RNC606のような1つまたは複数のRNCは、MSC612に接続され得る。MSC612は、呼設定と、呼ルーティングと、UE移動性機能とを制御する装置である。MSC612は、UEがMSC612のカバレッジエリア内にある間、加入者関連の情報を格納する、ビジターロケーションレジスタ(VLR)(図示せず)も含む。GMSC614は、UEが回線交換ネットワーク616にアクセスするためのMSC612を通じてゲートウェイを提供する。GMSC614は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータのような加入者データを格納する、ホームロケーションレジスタ(HLR)(図示せず)を含む。HLRは、また、加入者固有の認証データを含む認証センタ(AuC:authentication center)と関連付けられる。特定のUEについて、呼が受信されると、GMSC614は、UEの位置を決定するためにHLRに問い合わせ、その位置でサービスする特定のMSCに呼を転送する。
コアネットワーク604は、また、サービングGPRSサポートノード(SGSN:serving GPRS support Node)618と、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN:gateway GPRS support Node)620とを用いてパケットデータサービスをサポートする。General Packet Radio Serviceを表すGPRSは、標準のGSM(登録商標)回線交換データサービスで利用可能なものより速い速度でパケットデータサービスを提供するように設計されている。GGSN620は、パケットベースネットワーク622へのRAN602の接続を提供する。パケットベースネットワーク622は、インターネット、プライベートデータネットワーク、またはなにか他の適切なパケットベースネットワークであり得る。GGSN620の主な機能は、パケットベースネットワークの接続性をUE610に提供することである。データパケットは、MSC612が回線交換領域において実行するのと同じ機能をパケットベース領域において主に実行するSGSN618を通じて、GGSN620とUE610との間で転送される。
UMTSエアインターフェースは、スペクトラム拡散ダイレクトシーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA:spread spectrum Direct-Sequence Code Division Multiple Access)システムである。スペクトラム拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる擬似ランダムビットのシーケンスによる乗算を介してはるかにより広い帯域幅にわたってユーザデータを拡散する。TD-SCDMA規格は、そのような直接シーケンススペクトラム拡散技術に基づいており、さらに、多くの周波数分割複信(FDD)モードのUMTS/WCDMA(登録商標)システムにおいて使用されるようなFDDではなく、時分割複信(TDD)を必要とする。TDDは、Node B608とUE610との間のアップリンク(UL)とダウンリンク(DL)の両方で同じキャリア周波数を使用するが、アップリンク送信およびダウンリンク送信を、キャリア中の異なるタイムスロットへと分割する。
図7は、図1のUE110および/または図4のUE410によって使用され得るTD-SCDMAキャリアのためのフレーム構造700を示し、その各々は、それぞれ、図1の基地局120および/または図4の基地局420と通信するとき、本開示によるTDD送信のために構成された態様を有することができる。TD-SCDMAキャリアは、図示のように、長さが50msであるフレーム702を有する。フレーム702は、2つの5msのサブフレーム704を有し、サブフレーム704の各々は、7つのタイムスロット、TS0〜TS6を含む。第1のタイムスロット、TS0は通常、ダウンリンク通信のために割り振られ、一方で第2のタイムスロット、TS1は通常、アップリンク通信のために割り振られる。残りのタイムスロット、TS2〜TS6は、アップリンクまたはダウンリンクのいずれかのために使用され得、アップリンクまたはダウンリンク方向のいずれかにおいて、より高いデータ送信のときの時間中により大きい柔軟性を可能にする。TS0とTS1との間に、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)706、ガード期間(GP)708、およびアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)710(アップリンクパイロットチャネル(UpPCH)として知られる)が位置する。各タイムスロット、TS0〜TS6により、最大56個のコードチャネルで多重化されたデータ送信が可能になり得る。コードチャネル上のデータ送信は、ミッドアンブル714によって分離され、ガード期間(GP)716が後に続く2つのデータ部分712を含む。ミッドアンブル714は、チャネル推定などの機能のために使用され得、GP716は、バースト間干渉を回避するために使用され得る。
図8は、本態様によるTDD送信のために構成された態様を有するRAN800内のUE850と通信するノードB810のブロック図である。RAN800は、図6のRAN602であり得、ノードB810は、図6のノードB608、図4の基地局420、および/または図1の基地局120であり得、UE850は、図6のUE610、図4のUE410、および/または図1のUE110であり得る。ダウンリンク通信において、送信プロセッサ820は、データ源812からデータを受信することができ、コントローラ/プロセッサ840から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ820は、データおよび制御信号、ならびに基準信号(たとえば、パイロット信号)のための様々な信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ820は、エラー検出のための巡回冗長検査(CRC)コードと、前方向エラー訂正(FEC)を容易にするための符号化およびインターリービングと、様々な変調方式(たとえば、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、直交位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M-PSK:M-phase-shift keying)、M直交振幅変調(M-QAM:M-quadrature amplitude modulation)、など)に基づく信号配列へのマッピングと、直交可変拡散率(OVSF:orthogonal variable spreading factors)の拡散と、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算とを提供することができる。チャネルプロセッサ844からのチャネル推定値は、送信プロセッサ820のための符号化、変調、拡散、および/またはスクランブル方式を決定するために、コントローラ/プロセッサ840によって使用され得る。これらのチャネル推定値は、UE850によって送信される基準信号から、または、UE850からのミッドアンブル714(図7)中に含まれるフィードバックから導出され得る。送信プロセッサ820によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ830に提供される。送信フレームプロセッサ830は、コントローラ/プロセッサ840
からのミッドアンブル714(図7)とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームを生じる。これらのフレームは、次いで、送信機832に与えられ、送信機832は、スマートアンテナ834を通じたワイヤレス媒体によるダウンリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。スマートアンテナ834は、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイまたは他の同様のビーム技術で実装され得る。
UE850において、受信機854は、アンテナ852を介してダウンリンク送信を受信し、キャリア上に変調された情報を回復するために、送信を処理する。受信機854によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ860に与えられ、受信フレームプロセッサ860は、各フレームを解析し、ミッドアンブル714(図7)をチャネルプロセッサ894に提供し、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ870に提供する。受信プロセッサ870は、次いで、ノードB810内の送信プロセッサ820によって実行される処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ870は、シンボルをデスクランブルし、逆拡散し、次いで、変調方式に基づいてノードB810によって送信された最も可能性が高い信号配置点を決定する。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ894によって計算されるチャネル推定に基づき得る。軟判定は、次いで、データ、制御、および基準信号を回復するために、復号され、デインターリーブされる。CRCコードは、次いで、フレームが正常に復号されたかどうかを決定するためにチェックされる。正常に復号されたフレームによって搬送されたデータは、次いで、データシンク872に提供されることになり、データシンク872は、UE850内で動作するアプリケーションおよび/または様々なユーザインターフェース(たとえば、ディスプレイ)を表す。正常に復号されたフレームによって搬送される制御信号は、コントローラ/プロセッサ890に提供されることになる。フレームが受信機プロセッサ870によって正常に復号されないとき、コントローラ/プロセッサ890は、これらのフレームのための再送信要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
アップリンクにおいて、データ源878からのデータ、および、コントローラ/プロセッサ890からの制御信号は、送信プロセッサ880に提供される。データ源878は、UE850において動作するアプリケーションと、様々なユーザインターフェース(たとえば、キーボード)とを表すことができる。ノードB810によるダウンリンク送信に関連して説明した機能性と同様に、送信プロセッサ880は、CRCコードと、FECを容易にするための符号化およびインターリービングと、信号配置に対するマッピングと、OVSFを用いる拡散と、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングとを含む様々な信号処理機能を提供する。ノードB810によって送信される基準信号から、または、ノードB810によって送信されるミッドアンブル内に含まれるフィードバックからチャネルプロセッサ894によって導出されるチャネル推定値は、適切な符号化、変調、拡散、および/またはスクランブリング方式を選択するために使用され得る。送信プロセッサ880によって生成されるシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ882に提供されることになる。送信フレームプロセッサ882は、コントローラ/プロセッサ890からのミッドアンブル714(図7)とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームを生じる。フレームは、次いで、送信機856に提供され、送信機856は、増幅と、フィルタリングと、アンテナ852を介するワイヤレス媒体を介するアップリンク送信のためのキャリア上にフレームを変調することとを含む様々な信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE850における受信機機能に関連して説明したものと同様の方法においてノードB810において処理される。受信機835は、アンテナ834を介してアップリンク送信を受信し、キャリア上に変調された情報を回復するために送信を処理する。受信機835によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ836に与えられ、受信フレームプロセッサ836は、各フレームを解析し、ミッドアンブル714(図7)をチャネルプロセッサ844に提供し、データ信号、制御信号、および基準信号を受信プロセッサ838に提供する。受信プロセッサ838は、UE850中の送信プロセッサ880によって実行される処理の逆を実行する。正常に復号されたフレームによって搬送されたデータおよび制御信号は、次いで、それぞれ、データシンク839とコントローラ/プロセッサとに提供され得る。フレームのいくつかが受信プロセッサによって正常に復号されなかった場合、コントローラ/プロセッサ840は、これらのフレームのための再送信要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
コントローラ/プロセッサ840および890は、それぞれ、ノードB810とUE850とにおける動作を指示するために使用され得る。たとえば、コントローラ/プロセッサ840および890は、タイミングと、周辺インターフェースと、電圧制御と、電力管理と、他の制御機能とを含む様々な機能を提供することができる。メモリ842および892のコンピュータ可読媒体は、それぞれ、ノードB810およびUE850のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。ノードB810におけるスケジューラ/プロセッサ846は、UEにリソースを割り当て、UEのためのダウンリンク送信および/またはアップリンク送信をスケジュールするために使用され得る。
図9は、処理システム914を用いる装置900のためのハードウェア実装の一例を示すブロック図である。装置は、一例において、図1のUE110または図4のUE410であり得、それらの各々は、本態様によるTDD送信のために構成された態様を有する。
この例において、処理システム914は、バス902によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実現され得る。バス902は、処理システム114の特定の用途と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含むことができる。バス902は、プロセッサ904によって全体的に表される1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読媒体906によって全体的に表されるコンピュータ可読媒体とを含む様々な回路を互いにリンクする。装置900が図1のUE110である一態様において、バス902は、また、本明細書に記載の機能とサブ構成要素とを有する、受信/送信状態モジュール140、タイミングモジュール150、送信電力調整モジュール160、および/または通信モジュール170をリンクすることができる。装置900が図4のUE410である一態様において、バス902は、また、本明細書に記載の機能とサブ構成要素とを有する、送信調整モジュール450、位相モジュール460、通信モジュール470、および/またはトリガモジュール480をリンクすることができる。
バス902はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることができ、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は説明しない。バスインターフェース908は、バス902とトランシーバ910との間のインターフェースを実現する。トランシーバ910は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を実現する。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース912(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック)も設けることもできる。
プロセッサ904は、バス902を管理することと、コンピュータ可読媒体906上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、プロセッサ904によって実行されると、処理システム914に、(装置900が図1のUE110である態様に関して)受信/送信状態モジュール140、タイミングモジュール150、送信電力調整モジュール160、および/もしくは通信モジュール170、ならびに/または、(装置900が図4のUE410である態様に関して)本明細書に記載の機能およびサブ構成要素を有する、送信調整モジュール450、位相モジュール460、通信モジュール470、および/もしくはトリガモジュール480のいずれかによって表される機能を含む、本明細書に記載の様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体906は、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ904によって操作されるデータを記憶するためにも使用され得る。
遠隔通信システムのいくつかの態様は、TD-SCDMAシステムに関連して提示されてきた。当業者は、容易に理解するであろうように、本開示全体にわたって説明されている様々な態様は、他の遠隔通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格に拡張され得る。例として、様々な態様は、他のUMTSシステム、たとえばWCDMA(登録商標)、High Speed Downlink Packet Access(HSDPA)、High Speed Uplink Packet Access(HSUPA)、High Speed Packet Access Plus(HSPA+)およびTD-CDMAに拡張され得る。様々な態様はまた、(FDD、TDD、または両方のモードの)ロングタームエボリューション(LTE)、(FDD、TDD、または両方のモードの)LTEアドバンスト(LTE-A)、CDMA2000、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを採用するシステムに拡張され得る。用いられる実際の遠隔通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、特定の用途と、システムに課される全体的な設計制約とに依存することになる。
「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000、などのような無線技術を実施することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。さらに、cdma2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格を包含する。TDMAシステムは、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術を実施することができる。OFDMAシステムは、進化型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB: Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDM、などのような無線技術を実施することができる。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサル移動体遠隔通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ダウンリンクにおいてOFDMAを用い、アップリンクにおいてSC-FDMAを用いるE-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。加えて、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、加えて、しばしば、不対無認可スペクトル(unpaired unlicensed spectrum)、802.xxワイヤレスLAN、BLUETOOTH(登録商標)、および、任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技術を使用する、ピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムを含むことができる。
本出願で使用されるとき、「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのような、コンピュータ関連のエンティティを含むことを意図している。たとえば、構成要素は、限定はしないが、プロセッサ上で実行されているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。例示として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、コンピューティングデバイスの両方は、構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素は、実行のプロセスおよび/またはスレッド内に存在することができ、構成要素は、1つのコンピュータ上に位置することができ、および/または、2つ以上のコンピュータ間に分散され得る。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造が記憶された様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。構成要素は、ローカルシステム内、分散システム内、および/または、インターネットのようなネットワーク中の別の構成要素と相互作用する1つの構成要素からのデータのような、1つまたは複数のデータパケットを有する信号に従うようなローカルおよび/またはリモートプロセスによって、信号によって他のシステムと
通信することができる。
さらに、様々な態様は、ワイヤード端末またはワイヤレス端末であり得る端末に関連して本明細書で説明されている。端末は、また、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれ得る。ワイヤレス端末は、セルラ電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、または、ワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。さらに、様々な態様は、本明細書において、基地局に関連して説明されている。基地局は、ワイヤレス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、ノードB、またはなにか他の用語でも呼ばれ得る。
さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味することを意図している。すなわち、別段の指定がない限り、または、文脈から明らかでない限り、「Xは、AまたはBを使用する」という語句は、自然な包括的な順列のいずれかを意味することを意図している。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という語句は、以下の場合、すなわち、XはAを使用する。XはBを使用する。XはAとBの両方を使用する、のいずれかによって満たされる。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する場合、冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
様々な態様または特徴は、いくつかのデバイス、構成要素、モジュール、などを含むことができるシステムに関して提示されることになる。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュール、などを含むことができ、および/または、図面に関連して議論したデバイス、構成要素、モジュール、などのすべてを含まなくてもよいことが理解され、認識されるべきである。これらの手法の組み合わせも使用され得る。
本明細書に開示されている実施形態に関連して説明されている様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、または、本明細書に説明されている機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて実施または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組み合わせ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連動する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実現され得る。加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明されているステップおよび/または動作の1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備えることができる。
さらに、本明細書に開示されている態様に関連して説明されている方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、または、これら2つの組み合わせにおいて具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ内、フラッシュメモリ内、ROMメモリ内、EPROMメモリ内、EEPROMメモリ内、レジスタ内、ハードディスク内、リムーバブルディスク内、CD-ROM内、または、当該技術分野において公知の任意の他の形式の記憶媒体内に存在することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替において、記憶媒体は、プロセッサと一体であり得る。さらに、いくつかの態様において、プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在することができる。加えて、ASICは、ユーザ端末内に存在することができる。代替において、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に別個の構成要素として存在することができる。加えて、いくつかの態様において、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、コンピュータプログラム製品内に組み込まれ得る機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令のうちの1つまたは任意の組み合わせまたはセットとして存在することができる。
1つまたは複数の態様において、説明されている機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせにおいて実施され得る。ソフトウェアにおいて実施される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。例として、限定はしないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形式において所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続は、コンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義内に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびblu-rayディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
前述の開示は、例示的な態様および/または実施形態を議論しているが、添付の特許請求の範囲によって定義されるように、説明されている態様および/または実施形態から逸脱することなく、様々な変更および修正が本明細書において行われ得ることに留意すべきである。さらに、説明されている態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明または特許請求されている場合があるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。加えて、特に明記しない限り、任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部は、他の態様および/または実施形態のすべてまたは一部とともに利用され得る。
100 ワイヤレス通信システム
110 ユーザ機器(UE)
120 基地局
121 主データ受信信号PRx
122 ダイバーシティデータ受信信号DRx
123 第1および第2の受信状態
124 タイミング情報
126 アンテナ
128 Tx
129 Tx
130 送信電力レベル
131 送信電力情報
132 アンテナ_0
134 アンテナ_1
140 受信/送信状態モジュール
142 比較モジュール
144 選択モジュール
150 タイミングモジュール
160 送信電力調整モジュール
162 計算モジュール
170 通信モジュール
400 ワイヤレス通信システム
410 ユーザ機器(UE)
420 基地局
421 主データ受信信号PRx
422 ダイバーシティデータ受信信号DRx
423 第1および第2の受信状態
426 第1および第2の送信調整値
427 第1および第2の位相(p)
428 送信チェーンTx_1
429 送信チェーンTx_2
432 アンテナ_0
434 アンテナ_1
450 送信調整モジュール
452 重み付けモジュール
460 位相モジュール
470 通信モジュール
480 トリガモジュール
600 遠隔通信システム
602 無線アクセスネットワーク(RAN)
604 コアネットワーク
606 無線ネットワークコントローラ(RNC)
607 無線ネットワークサブシステム(RNS)
608 Node B
610 UE
612 モバイル交換センタ(MSC)
614 ゲートウェイMSC(GMSC)
616 回線交換ネットワーク
618 サービングGPRSサポートノード(SGSN)
620 ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)
622 パケットベースネットワーク
700 フレーム構造
702 フレーム
704 サブフレーム
706 ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)
708 ガード期間(GP)
710 アップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)
712 データ部分
714 ミッドアンブル
716 ガード期間(GP)
800 RAN
810 Node B
812 データ源
820 送信プロセッサ
830 送信フレームプロセッサ
832 送信機
834 スマートアンテナ
835 受信機
836 受信フレームプロセッサ
838 受信プロセッサ
839 データシンク
840 コントローラ/プロセッサ
842 メモリ
844 チャネルプロセッサ
846 スケジューラ/プロセッサ
850 UE
852 アンテナ
854 受信機
856 送信機
860 受信フレームプロセッサ
870 受信プロセッサ
872 データシンク
878 データ源
880 送信プロセッサ
882 送信フレームプロセッサ
890 コントローラ/プロセッサ
892 メモリ
894 チャネルプロセッサ
900 装置
902 バス
904 プロセッサ
906 コンピュータ可読媒体
908 バスインターフェース
910 トランシーバ
912 ユーザインターフェース
914 処理システム

Claims (25)

  1. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法であって、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数の通信を受信するステップと、
    前記第1の受信状態に基づいて前記第1のアンテナのための第1の送信状態を決定し、前記第2の受信状態に基づいて前記第2のアンテナのための第2の送信状態を決定するステップと、
    前記第1の送信状態と前記第2の送信状態とを比較するステップと、
    前記比較するステップに基づいて前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの一方を選択するステップと、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの前記選択された一方からの周波数において送信を送るステップと
    を含む、方法。
  2. 第1のアンテナ受信電力と第2のアンテナ受信電力との間の差を計算するステップと、
    前記計算された差に基づいて、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの前記選択された一方の送信電力を調整するステップと
    をさらに含み、
    前記送るステップが、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの前記選択された一方が、以前の送信のために選択されたアンテナと異なる場合、前記調整された送信電力を使用して前記送信を送るステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のアンテナ受信電力および前記第2のアンテナ受信電力が、受信信号コード電力(RSCP)または基準信号受信電力(RSRP)である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記調整するステップが、
    要求された送信電力レベルの指標を受信するステップと、
    前記計算された差を減じた前記要求された送信電力レベルに等しい前記調整された送信電力を設定するステップと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記第1のアンテナでの受信に関連付けられた到着時間を決定するステップと、
    前記第2のアンテナでの受信に関連付けられた到着時間を決定するステップと、
    前記第1のアンテナでの受信に関連付けられた前記到着時間と前記2のアンテナでの受信に関連付けられた前記到着時間との間の差を計算するステップと、
    前記計算された差に基づいて、前記送るステップに関連付けられたタイミングを調整するステップと
    をさらに含み、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの前記選択された一方が、以前の送信のために選択されたアンテナと異なる場合、前記送るステップが、前記調整されたタイミングを使用して前記送信を送るステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のためのコンピュータプログラムであって、
    少なくとも1つのコンピュータに、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナと、第2の受信状態を有する第2のアンテナとにおいて、ある周波数の通信を受信させ、
    前記第1の受信状態に基づいて前記第1のアンテナのための第1の送信状態を決定させ、前記第2の受信状態に基づいて前記第2のアンテナのための第2の送信状態を決定させ、
    前記第1の送信状態と前記第2の送信状態とを比較させ、
    前記比較に基づいて前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの一方を選択させ、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数において送信を送らせるためのコードを含むコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム。
  7. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための装置であって、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナ、および第2の受信状態を有する第2のアンテナで、ある周波数の通信を受信するための手段と、
    前記第1の受信状態に基づいて前記第1のアンテナのための第1の送信状態を決定し、前記第2の受信状態に基づいて前記第2のアンテナのための第2の送信状態を決定するための手段と、
    前記第1の送信状態と前記第2の送信状態とを比較するための手段と、
    前記比較に基づいて前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの一方を選択するための手段と、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数の送信を送るための手段と
    を備える装置。
  8. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための装置であって、
    通信モジュール、受信/送信状態モジュール、比較モジュール、および選択モジュールと通信する少なくとも1つのメモリと、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナ、および第2の受信状態を有する第2のアンテナで、ある周波数の通信を受信するように構成されている前記通信モジュールと、
    前記第1の受信状態に基づいて前記第1のアンテナのための第1の送信状態を決定し、前記第2の受信状態に基づいて前記第2のアンテナのための第2の送信状態を決定するように構成されている前記受信/送信状態モジュールと、
    前記第1の送信状態と前記第2の送信状態とを比較するように構成されている前記比較モジュールと、
    前記比較に基づいて前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの一方を選択するように構成されている前記選択モジュールと
    を備え、
    前記通信モジュールが、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの選択された一方からの周波数の送信を送るようにさらに構成されている、装置。
  9. 第1のアンテナ受信電力と第2のアンテナ受信電力との間の差を計算し、
    前記計算された差に基づいて、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの前記選択された一方の送信電力を調整するように構成された送信電力調整モジュールをさらに備え、
    前記通信モジュールが、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの前記選択された一方が、以前の送信のために選択されたアンテナと異なる場合、前記調整された送信電力を使用して前記送信を送るように構成されている、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1のアンテナ受信電力および前記第2のアンテナ受信電力が、受信信号コード電力(RSCP)または基準信号受信電力(RSRP)である、請求項9に記載の装置。
  11. 調整するように構成されている前記送信電力調整モジュールが、
    要求された送信電力レベルの指標を受信し、
    前記計算された差を減じた前記要求された送信電力レベルに等しい前記調整された送信電力を設定するように構成された前記送信電力調整モジュールをさらに備える、請求項9に記載の装置。
  12. 前記受信/送信状態モジュールが、
    前記第1のアンテナでの受信に関連付けられた到着時間を決定し、
    前記第2のアンテナでの受信に関連付けられた到着時間を決定し、
    前記第1のアンテナでの受信に関連付けられた前記到着時間と前記2のアンテナでの受信に関連付けられた前記到着時間との間の差を計算し、
    前記計算された差に基づいて、前記送るステップに関連付けられたタイミングを調整するようにさらに構成されており、送るように構成されている前記通信モジュールが、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの前記選択された一方が、以前の送信のために選択されたアンテナと異なる場合、前記送るステップが、前記調整されたタイミングを使用して前記送信を送るように構成された前記通信モジュールを備える、請求項8に記載の装置。
  13. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法であって、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナ、および第2の受信状態を有する第2のアンテナで、ある周波数の通信を受信するステップと、
    前記第1の受信状態と前記第2の受信状態とを比較するステップと、
    前記比較するステップに基づいて前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの一方を選択するステップと、
    対応する第1の受信状態または第2の受信状態に基づいて、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの選択された一方のための送信状態を決定するステップと、
    前記決定された送信状態に基づいて前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの選択された一方での送信を設定するステップと、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとのうちの選択された一方から前記周波数の前記送信を送るステップと
    を含む、方法。
  14. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための方法であって、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナ、および第2の受信状態を有する第2のアンテナで、ある周波数の通信を受信するステップであって、前記第1の受信状態および前記第2の受信状態が信号強度である、ステップと、
    前記第1の受信状態に基づいて前記第1のアンテナのための第1の送信調整値を決定し、前記第2の受信状態に基づいて前記第2のアンテナのための第2の送信調整値を決定するステップであって、前記第1の送信調整値および前記第2の送信調整値が送信電力に関連付けられた重みである、ステップと、
    前記第1の送信調整値に基づいて前記第1のアンテナの第1の送信電力を調整するステップと、
    前記第2の送信調整値に基づいて前記第2のアンテナの第2の送信電力を調整するステップと、
    前記第1のアンテナに関連付けられた第1の送信チェーンと、前記第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにするステップであって、前記第1の送信チェーンがアクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられており、前記第2の送信チェーンが非アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられている、ステップと、
    前記調整された第1の送信電力に基づいて前記第1の送信チェーンを使用して前記第1のアンテナから、前記調整された第2の送信電力に基づいて前記第2の送信チェーンを使用して前記第2のアンテナから送信を送るステップと
    を含む方法。
  15. 前記第1のアンテナでの前記送信の第1の位相と、前記第2のアンテナでの前記送信の第2の位相とを決定するステップをさらに含み、
    前記第1のアンテナから送られる前記送信の一部と前記第2のアンテナから送られる前記送信の一部の両方が、強め合う干渉を作成する方法で基地局に到達するように、前記送るステップが、前記第1の位相に従って前記第1のアンテナから前記送信を送るステップと、前記第2の位相に従って前記第2のアンテナから前記送信を送るステップとを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1の送信調整値がゼロの重みであり、前記第2の送信調整値がゼロでない重みであり、
    前記送るステップが、前記第2のアンテナから前記送信を送るステップを含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記送るステップが、
    要求された送信電力レベルの指標を受信するステップと、
    前記調整された第1の送信電力と前記調整された第2の送信電力との合計を、前記要求された送信電力レベルに設定するステップと
    をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  18. 前記TDDデバイスがHSUPAに従事していると決定することと、
    前記TDDデバイスが、送信に応答して、閾値数よりも多くの否定応答を受信したと決定することと、
    最大送信電力制限が満たされていると決定し、増加した送信電力に対する要求を受信することと、
    前記TDDデバイスが非バッテリ電源に接続されていると決定することと
    のうちの少なくとも1つを含むトリガ条件を検出するステップをさらに含み、
    前記第1の送信調整値と前記第2の送信調整値とを決定するステップが、前記トリガ条件に基づいて決定するステップを含む、請求項14に記載の方法。
  19. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のためのコンピュータプログラムであって、
    少なくとも1つのコンピュータに、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナ、および第2の受信状態を有する第2のアンテナで、ある周波数の通信を受信させ、
    前記第1の受信状態に基づいて前記第1のアンテナのための第1の送信調整値を決定させ、前記第2の受信状態に基づいて第2の送信調整値を決定させることであって、前記第1の送信調整値および前記第2の送信調整値が送信電力に関連付けられた重みである、ことをさせ、
    前記第1の送信調整値に基づいて前記第1のアンテナの第1の送信電力を調整させ、
    前記第2の送信調整値に基づいて前記第2のアンテナの第2の送信電力を調整させ、
    前記第1のアンテナに関連付けられた第1の送信チェーンと、前記第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにさせることであって、前記第1の送信チェーンがアクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられており、前記第2の送信チェーンは、非アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられている、ことをさせ、
    前記調整された第1の送信電力に基づいて前記第1の送信チェーンを使用して前記第1のアンテナから、前記調整された第2の送信電力に基づいて前記第2の送信チェーンを使用して前記第2のアンテナから送信を送らせるためのコードを含むコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム。
  20. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための装置であって、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナ、および第2の受信状態を有する第2のアンテナで、ある周波数の通信を受信するための手段と、
    前記第1の受信状態に基づいて前記第1のアンテナのための第1の送信調整値を決定し、前記第2の受信状態に基づいて第2の送信調整値を決定するための手段であって、前記第1の送信調整値および前記第2の送信調整値が送信電力に関連付けられた重みである、手段と、
    前記第1の送信調整値に基づいて前記第1のアンテナの第1の送信電力を調整するための手段と、
    前記第2の送信調整値に基づいて前記第2のアンテナの第2の送信電力を調整するための手段と、
    前記第1のアンテナに関連付けられた第1の送信チェーンと、前記第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにするための手段であって、前記第1の送信チェーンがアクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられており、前記第2の送信チェーンが非アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられている、手段と、
    前記調整された第1の送信電力に基づいて前記第1の送信チェーンを使用して前記第1のアンテナから、前記調整された第2の送信電力に基づいて前記第2の送信チェーンを使用して前記第2のアンテナから送信を送るための手段と
    を備える装置。
  21. 時分割複信(TDD)デバイスによる送信のための装置であって、
    通信モジュールおよび送信調整モジュールと通信する少なくとも1つのメモリと、
    第1の受信状態を有する第1のアンテナ、および第2の受信状態を有する第2のアンテナで、ある周波数の通信を受信するように構成されている前記通信モジュールと、
    前記第1の受信状態に基づいて前記第1のアンテナのための第1の送信調整値を決定し、前記第2の受信状態に基づいて第2の送信調整値を決定するように構成された送信調整モジュールと
    を備え、前記第1の送信調整値および前記第2の送信調整値が送信電力に関連付けられた重みであり
    前記通信モジュールが、
    前記第1の送信調整値に基づいて前記第1のアンテナの第1の送信電力を調整し、
    前記第2の送信調整値に基づいて前記第2のアンテナの第2の送信電力を調整し、
    前記第1のアンテナに関連付けられた第1の送信チェーンと、前記第2のアンテナに関連付けられた第2の送信チェーンとをアクティブにすることであって、前記第1の送信チェーンがアクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられており、前記第2の送信チェーンが非アクティブ無線アクセス技術またはキャリアに関連付けられている、ことをし、
    前記調整された第1の送信電力に基づいて前記第1の送信チェーンを使用して前記第1のアンテナから、前記調整された第2の送信電力に基づいて前記第2の送信チェーンを使用して前記第2のアンテナから送信を送るようにさらに構成されている、装置。
  22. 前記第1のアンテナでの前記送信の第1の位相と、前記第2のアンテナでの前記送信の第2の位相とを決定するように構成された位相モジュールをさらに備え、
    前記第1のアンテナから送られる前記送信の一部と前記第2のアンテナから送られる前記送信の一部の両方が、強め合う干渉を作成する方法で基地局に到達するように、送るように構成されている前記通信モジュールが、前記第1の位相に従って前記第1のアンテナから前記送信を送り、前記第2の位相に従って前記第2のアンテナから前記送信を送るように構成された前記通信モジュールを備える、請求項21に記載の装置。
  23. 前記第1の送信調整値がゼロの重みであり、前記第2の送信調整値がゼロでない重みであり、
    送るように構成されている前記通信モジュールが、前記第2のアンテナから前記送信を送るように構成された前記通信モジュールを備える、請求項21に記載の装置。
  24. 送るように構成されている前記通信モジュールが、
    要求された送信電力レベルの指標を受信し、
    前記調整された第1の送信電力と前記調整された第2の送信電力との合計を、前記要求された送信電力レベルに設定するように構成された前記通信モジュールを備える、請求項21に記載の装置。
  25. 前記TDDデバイスがHSUPAに従事していると決定することと、
    前記TDDデバイスが、送信に応答して、閾値数よりも多くの否定応答を受信したと決定することと、
    最大送信電力制限が満たされていると決定し、増加した送信電力に対する要求を受信することと、
    前記TDDデバイスが非バッテリ電源に接続されていると検出することと
    のうちの少なくとも1つを含むトリガ条件を検出するように構成されたトリガモジュールをさらに備え、
    前記第1の送信調整値と前記第2の送信調整値とを決定するように構成されている前記送信調整モジュールが、前記トリガ条件に基づいて前記第1の送信調整値と前記第2の送信調整値とを決定するように構成された前記送信調整モジュールを備える、請求項21に記載の装置。
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