JP2016522427A - ビデオデータを表示するための装置および方法 - Google Patents

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Abstract

ビデオデータを表示するための装置および方法が開示される。基準リフレッシュ周波数および/または時間は、あらかじめ定められうるか、または所定の値から導出されうる。ディスプレイパネルの測定リフレッシュ周波数および/または時間が決定され、基準リフレッシュ周波数および/または時間と比較されうる。この比較に基づき、かつ、1つ以上の制御ループを通じて、ディスプレイパネルのディスプレイ特性は、専用のハードウェアまたは共通のハードワイヤード同期信号なしに、1つ以上ディスプレイパネルがそれらのリフレッシュタイミングに関して同期した状態になるように調整されうる。【選択図】図5

Description

[0001] 本開示は、表示のためにグラフィックスおよびビデオを出力するための技法に関する。
[0002] デジタルビデオ機能は、デジタルテレビジョン、デジタルダイレクトブロードキャストシステム、ワイヤレスブロードキャストシステム、携帯情報端末(PDA)、ラップトップまたはデスクトップコンピュータ、デジタルカメラ、デジタル記録デバイス、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲーミングデバイス、ビデオゲームコンソール、セルラまたは衛星無線電話、ビデオテレビ会議デバイス、等を含む、広範囲のデバイスに組み込まれうる。いくつかのアプリケーションは、タイル状に配列された複数のディスプレイパネルにビデオデータを送って、複数のディスプレイにわたって単一のビデオ出力を表示することを伴いうる。
[0003] 1つの重要な挑戦は、すべてのパネルにわって統合かつ同期された表示を提示することである。温度および電圧の変動による発振器の差分のため、同一のタイプのディスプレイハードウェア上での同一のプログラミングは、異なるリフレッシュレートおよび異なるVSYNCタイミングを有することとなり、望ましくない視覚アーティファクト(visual artifacts)をもたらしうる。例えば、1秒ごとに0.5ミリ秒(1日当たり約43秒)の誤差である100万分の500(500PPM)の差分がある場合。60Hzのリフレッシュレート(例えば、1サイクルごとに16.6ミリ秒)のケースでは、500PPM差分に対して、大体1ビデオフレームぶんずれるのに約33秒かかる。ディスプレイプログラミングの大半は、テアリング(tearing)を回避するために二重バッファされ、ディスプレイハードウェアへのディスプレイサブミッション(display submission)のセットアップは、VSYNCから始まって次のフレームに影響を及ぼすだろう。異なるVSYNCタイミングは、異なるパネル上での異なる時間のディスプレイ更新を引き起こし、次いで、パネルのアレイにわたって視覚アーティファクトをもたらす。
[0004] 1つの可能性のある解決策は、すべてのパネルに、「ゲンロック(genlock)」と呼ばれることが多い共通のリフレッシュタイミングをもたせることである。共通のバッファスワップ(buffer swap)を発することは典型的に、すべてのレンダリングが終了した直後の、グラフィカルコンテンツをフリップする際のスワップバリア(swap barrier)によって、または、一定の動画再生レート(例えば、24fps)でビデオを表示する際のタイムスタンプによって達成される。共通のリフレッシュタイミング(例えば、ゲンロック)は、通常、マスタ同期信号を使用してリフレッシュタイミングを実現するように構成されたハードウェアで扱われうる。
[0005] 1つの可能なゲンロック同期は、各ディスプレイパネル用のアダプタを備えた単一のグラフィックス/ディスプレイコントローラを伴いうる。この解決策は、同一のグラフィックカード内に構成された各ディスプレイインターフェースが、ゲンロック同期のために、異なるディスプレイパネルに対して同一のディスプレイリフレッシュ特性を生み出すことを可能にするが、この解決策を、特定のカードへのアダプタの制限、例えば、最大で6つのディスプレイパネルをサポートすることはできるがそれ以上はできないこと、を超えるものにスケーラブルにすることは容易ではないだろう。制限付GPU機能およびメモリサイズ制約は、単一のグラフィックスカードにおいて発生しうる。
[0006] 別の可能な解決策は、複数のディスプレイコントローラが、複数のディスプレイを駆動するためにマスタゲンロック信号のための専用のハードウェアを使用することを伴いうる。この解決策は、並列処理電力の分散を活用するもので、グラフィックス処理ユニット(GPU)機能およびメモリは問題とはならないが、この解決策は、スワップバリアのような追加のソフトウェアスワップ(フリップ)同期メカニズムを必要とする。この解決策は、主にPC内の各ディスプレイデバイスに、表示タイミング用のフレームゲンロックマスタ信号を提供するためにハードウェア強化を必要とすることを伴いうる。マスタからグループ内のすべての「特別な」ディスプレイコントローラに同期信号を送る(feed)ハードウェア要件のため、追加のディスプレイを追加することは複雑かつ高価でありうる。
[0007] 別の可能な解決策は、同期を保つため、外部の信号ジェネレータにPCの並列ポートを配線接続するためにケーブルを使用することを伴いうる。この解決策は、並列処理電力の分散を利用するもので、GPUスケーラビリティ、メモリ、特別なハードウェアカードは、問題とはならないが、この解決策は、依然として、表示タイミングのために、並列ポートの割込み線と外部の信号ジェネレータとの間でケーブルをハードワイヤリングすることを必要とする。この解決策は、追加のハードワイヤード接続要件のため、パネルのアレイをスケーリングすることが難しい可能性があり、現在のディスプレイパネル設計は、並列ポートまたは露出した割込み線を有してないだろう。
[0008] 本開示の技法は、ハードワイヤードされた同期信号のないプロセスを使用して、上述したゲンロック課題に対処し得、よりシンプルかつより安いだろう。
[0009] 本開示の技法は一般に、複数のディスプレイパネル上にビデオ出力を表示するためにゲンロックを使用することに関しうる。本開示の技法は一般に、ビデオデータのタイミングを同期することに関する。
[0010] 一実施形態では、ビデオデータを表示するための装置は、同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示するように構成されたディスプレイと、このディスプレイに結合されたプロセッサとを備え、プロセッサは、測定垂直同期(VSYNC)値と基準VSYNC値とを取得すること、ここで、基準VSYNC値および測定VSYNC値のうちの少なくとも1つはネットワークタイムソースに基づく、と、基準VSYNC値を測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、同期出力に基づいてビデオデータのタイミングを調整することとを行うように構成される。
[0011] 別の実施形態では、ビデオデータを表示するための方法は、測定垂直同期(VSYNC)値と基準VSYNC値とを取得すること、ここで、基準VSYNC値および測定VSYNC値のうちの少なくとも1つはネットワークタイムソースに基づく、と、基準VSYNC値を測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、同期出力に基づいてビデオデータのタイミングを調整することと、同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示することとを備える。
[0012] 別の実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体は、命令は、実行されると、ビデオデータを表示する方法を行うことを、少なくとも1つの物理的なコンピュータプロセッサに行わせる命令を記憶する。方法は、測定垂直同期(VSYNC)値と基準VSYNC値とを取得すること、ここで、基準VSYNC値および測定VSYNC値のうちの少なくとも1つはネットワークタイムソースに基づく、と、基準VSYNC値を測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、同期出力に基づいてビデオデータのタイミングを調整することと、同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示することとを備える。
[0013] さらに別の実施形態では、ビデオデータを表示するための装置は、同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示するための手段と、測定垂直同期(VSYNC)値と基準VSYNC値とを取得するための手段、ここで、基準VSYNC値および測定VSYNC値のうちの少なくとも1つはネットワークタイムソースに基づく、と、基準VSYNC値を測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期調整値を生成するための手段と、同期調整値に基づいてビデオデータのタイミングを調整するための手段とを備える。
[0014] 以下に開示される態様は、これら開示される態様を限定するためでなく例示するために提供される添付の図面および付属と併せて、説明され、ここでは、同様の記号表示は同様の要素を指す。
図1Aは、一実施形態に係る、タイル状の表示のためにディスプレイパネルのアレイにアクセスポイントを通じて送られるビデオフレームデータの例となる例示である。 図1Bは、一実施形態に係る、各パネルの例示的な構成要素のリストとともに、図1Aのディスプレイパネルのアレイを例示する図である。 図1Cは、一実施形態に係る、複数のディスプレイパネル上にビデオ出力を表示することの例となる実施形態を例示する図である。 図2は、タイル状のディスプレイパネル上にグラフィックレンダリングするためのフレーム同期の例を例示する。 図3は、例示的なリフレッシュレートスケーリングについてのタイミング図を例示する。 図4は、本開示の例となる実現に係る、ゲンロックを例示するディスプレイパネルのアレイを実現する図である。 図5は、一実施形態に係る、ゲンロックの実現を例示する図である。 図6は、一実施形態に係る、ディスプレイパネルのディスプレイハードウェアの表示領域およびタイミング図を示す。 図7は、本開示の技法に係る、VSYNC周波数を同期するために使用されうるゲンロックおよび関連要素の別の例となる図を示す。 図8は、本開示の技法に係る、VSYNC位相を同期するために使用されうるゲンロックおよび関連要素の例となる図を示す。 図9Aは、本開示の技法に係る、VSYNC位相および周波数を同期するための例となるプロセスの態様を例示するグラフを示す。 図9Bは、本開示の技法に係る、VSYNC位相および周波数を同期するための例となるプロセスの態様を例示する別のグラフを示す。 図10は、本開示の技法に係る、デバイスによって行われうる例となるプロセスのフローチャートである。
[0028] 本開示において説明および例示される発明は、関連画像を表示する、例えば、各ディスプレイが複数のディスプレイパネルによって表示される画像または情報の一部を表示する、ために近接して使用されている複数のディスプレイパネル上の画像のリフレッシュを同期させるためのスケーラブルな解決策を提供しうる。複数のディスプレイパネル上にビデオ出力を表示するための同期リフレッシュレートを有することで、視聴者に、全体的としてディスプレイパネルのシームレスな(または、ほぼそうである)対応するリフレッシュが提示される。この方法でディスプレイまたはビデオ機器が同期されると、これらは、ジェネレータロックされている、すなわち「ゲンロックされている」といわれている。本明細書で使用される場合、「ゲンロック」は、1つのソースのビデオ出力、または特定の基準信号が、複数の表示用パネルを同期するために使用される技法を指す幅広い用語である。
[0029] 本開示の技法は、グローバルクラスタクロックから、ディスプレイパネルのアレイの各ディスプレイパネルに対して同一のディスプレイVSYNCタイミングを導出しうる。グローバルクラスタクロックは、ネットワークタイムプロトコル(NTP)、GPS−PPS(Global Positioning System Pulse-Per-Second)信号、または高精度時間プロトコル(PTP)のようなネットワークタイムソースに基づきうる。
[0030] 基準リフレッシュ周波数および/または時間は、あらかじめ定められ得、所定の基準とグローバルクラスタクロックとに基づいて、各パネルのリフレッシュ周波数および/または時間が決定されうる。例えば、60Hzのターゲットリフレッシュ周波数は、所定の基準周波数でありうる。この例では、本開示の技法が、ディスプレイパネルの平均リフレッシュ周波数を測定し、平均周波数をターゲットリフレッシュ周波数と比較しうる。ディスプレイ特性を調整することによって、本開示の技法は、測定リフレッシュ周波数を、ディスプレイパネルのためのターゲットリフレッシュ周波数になるようにまたはその近くになるように調整しうる。別の例では、初期の基準時間は、所定の時点、例えば、1970年1月1日の00:00:00.000、から開始しうる。初期の基準時間から、例えば、60Hzの所定のターゲット周波数に対応する所定のリフレッシュ期間(refresh period)の倍数を追加することによって、現在の基準時間が導出されうる。本開示の技法は、ディスプレイパネルのリフレッシュ時間の差分を測定し、測定リフレッシュ時間を導出された基準リフレッシュ時間と比較しうる。ディスプレイ特性を調整することによって、本開示の技法は、測定リフレッシュ時間を、ディスプレイパネルのための導出された基準リフレッシュ時間になるようにまたはその近くになるように調整しうる。
[0031] したがって、本開示の技法は、共通のディスプレイVSYNCタイミングのダイレクト通信を必要とせず、各ディスプレイパネルにハードワイヤードされた専用のゲンロックハードウェアまたは共通のマスタ同期信号なしに、柔軟かつスケーラブルでありうる。
[0032] 図1Aは、分散型またはタイル状の表示のための12個のディスプレイ(または、スマート)パネル104のアレイ106に、ビデオフレーム102のデータを、アクセスポイント122を通じて送るように構成されたシステムの例となる実施形態を例示する。各ディスプレイパネル104は、複数のディスプレイパネル104上にビデオフレーム102を提示するために同期してビデオフレーム102の一部を表示するように構成されうる。ディスプレイパネル104に含まれうるかまたは取り付けられているいくつかの特定の構成要素は、図1Bに関連して以下でさらに説明されるだろう。
[0033] 図1Bは、一実施形態に係る、各ディスプレイパネルの例示的な構成要素のリストとともに、図1Aのディスプレイパネル104のアレイ106を例示する図である。いくつかの実施形態では、各ディスプレイパネル104は、典型的に複数の画素を備えるディスプレイスクリーン108、グラフィックス処理ユニット(GPU)110、ビデオ処理ユニット(VPU)112、中央処理ユニット(CPU)114、通信インターフェース116、およびユーザインターフェース118(例えば、タッチパネルまたはボタン)を含みうる内蔵型ユニットでありうる。一実施形態では、ディスプレイパネル104のアレイ106は、ビデオディスプレイウォールのようなより高い解像度のディスプレイ、または、CAVE(cave automatic virtual environment)のような仮想環境へと編成されうる。1つの利点は、各ディスプレイパネル104内のハードウェアアクセレータへのグラフィックレンダリングおよびビデオ処理の分散でありうる。一実施形態では、タイル状のディスプレイパネル104は、複数のモバイルデバイスでありうる。本開示の技法は、例えば、OpenGL、OpenGL ES1.0/1.1/2.0/3.0/3.1コマンド、複数のモバイルディスプレイデバイスのフレーム同期、およびタッチインターフェースエミュレーションのリモートレンダリングをサポートする軽量の最適化プラットフォームを提供しうる。
[0034] 例えば、OpenGL、OpenGL ES1.0/1.1/2.0/3.0/3.1のクライアント−サーバアーキテクチャにしたがって、クライアントコマンドが直列化され、レンダリングのために各ディスプレイ要素に送られうる。コマンドは、すべてのディスプレイに送られうるか、または、フィルタリングされ、特に、ソートファーストおよびソートラストのような様々な並列レンダリング技法を使用して、各ディスプレイに送られうる。各ディスプレイ要素は、仮想ディスプレイアレイにおけるそのロケーションおよびサイズに対応するビューポートが与えられうる。ビューポート設定は、新たな使用シナリオを反映するために動的に更新されうる。各ディスプレイパネル104は、クライアントに存在するアグリゲータ構成要素にタッチイベントを報告しうる。アグリゲータは、複数のディスプレイパネル104から届くイベントを、ユーザが制御し易い1つの仮想タッチパネルをエミュレートするコヒーレントなマルチタッチイベントへと変換するように構成されうる。
[0035] 図1Cは、一実施形態に係る、複数のディスプレイパネル上にビデオ出力を表示することの例となる実現を例示する図である。複数のディスプレイパネルは、図1Aおよび1Bのディスプレイパネル104のアレイに実質的に類似しうる。例示されるように、複数のディスプレイパネルが円形構造で組み立てられ得、これにより、スマートパネルのこの円形構造内に位置する視聴者に、360度のサラウンディングディスプレイを提供しうる。
[0036] 図2は、タイル状のディスプレイパネル上にグラフィックレンダリングするためのフレーム同期の例を例示する。例となるフレーム同期は、一斉に、すべてのディスプレイパネル104(図1Aおよび1B)上のフレームバッファの同期スワップを使用しうる。フレーム同期を達成するために、すべてのディスプレイパネルは、共通のリフレッシュタイミング(例えば、共通のゲンロック信号)を有するべきであり、すべてのディスプレイパネルは、同時にバッファスワップを行うべきである。ディスプレイパネルの同期リフレッシュを達成する特定の態様は、以下で図4−10に関連してさらに説明される例示的な技法によって説明される。
[0037] 図2について、パネルnおよびパネルn+1という2つの例示的なパネルのVSYNC信号についての例示的なタイミングならびに第1および第2のパネルnVSYNC信号201および202が示される。この例では、パネルnVSYNC信号204およびパネルn+1VSYNC信号206は、レンダリングの時にVSYNCデルタ203ぶん離れており、適用されるVSYNC信号208は、パネルnVSYNC信号204に基づく。ドロー信号(draw signal)210が発せられると、タイル状のディスプレイパネル(例えば、パネルnおよびパネルn+1)は、このドロー信号210に関連付けられたフレームを表示するために、レンダリングおよびフレームバッファスワップのプロセスを開始しうる。この例では、パネルnは、ドロー信号210の直後の第1のパネルnVSYNC信号201の後にそのディスプレイデータをレンダリングし始めうる。この例における第2のパネル、パネルn+1、は、その時にはパネルnVSYNC信号(そして、適用されるVSYNC信号)とはVSYNCデルタ203ぶん同期がずれている、ドロー信号210の直後のそのVSYNC信号の後にそのレンダリングプロセスを開始しうる。パネルnのレンダリングが終了すると終了信号212が発せられうるが、その時点では、パネルn+1のレンダリングは依然として進行中である。スワップバリア216は、終了信号212が発せられた後、かつ、パネルn+1のレンダリングが進行中の間、作成され得、これにより、パネルnが、単一のディスプレイセッティングでは通常行いうる、フレームバッファをスワップすることを防ぐ。パネルn+1がレンダリングを終え、バッファスワップモードに入ると(例えば、スワップする準備が整うと)、スワップバリア216が終了し、すべてのパネル(例えば、パネルnおよびパネルn+1)はスワップする準備が整うため、スワップバッファ信号214が発せされうる。スワップバッファ信号214と、スワップバッファ信号214の直後の第2のパネルnVSYNC信号202との間の期間218は、すべてのパネル(例えば、パネルnおよびパネルn+1)にとってフレームバッファをスワップするのに安全な期間である。したがって、第2のパネルnVSYNC信号202が発せられた後、スワップは、スワップ禁止期間220にある場合、ディスプレイパネル(例えば、パネルn+1)が述べたようにそのスワップモードにある場合であっても発生しないだろう。図2のタイル状のディスプレイパネルへの追加のディスプレイパネルについて、最大レンダリング時間222は次のように決定されうる:
(利用可能な最大レンダリング時間)=((スワップバッファの数)−1)×(フレーム時間)−2×(最大のVSYNCデルタ)
ここで、フレーム時間はディスプレイリフレッシュ期間である。
[0038] 図2に例示される例では、すべてのノードが、ネットワークタイムプロトコル(NTP)、GPS−PPS信号、または高精度時間プロトコル(PTP)のようなネットワークタイムソースに同期されうる。例えば、パネルnおよびパネルn+1は、図3に関連して下で説明されるように、ネットワークタイムソースと同期しつつも、異なる(しかしながら互換性のある)リフレッシュレートで稼働(run)している可能性がある。
[0039] 図3は、リフレッシュレートスケーリングの例を提供するタイミング図の例を例示する。ディスプレイパネルによって消費される電力量を最小化するために、いくつかのディスプレイパネルは、それらが表示しているコンテンツに基づいてリフレッシュレートを低下させるように構成されうる。大きな画像を表示するために複数のディスプレイパネルがグループへとまとめられる実施形態では、ディスプレイパネルのリフレッシュレートを低下させることは、「ティアリング(tearing)」として知られている可視条件をもたらし得、これは、1つのパネル上に表示される画像フレームの1つの部分が、別のパネル上に表示される同一の画像フレームの別の部分のわずかに前または後に顕著に現れる視覚アーティファクトである。換言すると、ディスプレイパネルのグループ内の個々のディスプレイが自由に調整すること(例えば、その表示されているコンテンツだけに基づいて個々にそのリフレッシュレートを調整すること)を許可されている場合、ディスプレイパネルのグループによって表示されるピクチャ全体は、位相がずれて(out of phase)リフレッシュが発生することによるティアリングを示しうる。
[0040] タイミング図302は、同期していない(out of sync)複数のディスプレイのリフレッシュレートの例を例示する。具体的には、タイミング図302は、ディスプレイ1、ディスプレイ2、およびディスプレイ3という3つの異なるディスプレイについてのリフレッシュレートを例示する。これらディスプレイの各々のリフレッシュレートは、これらの3つのディスプレイの各々についての垂直同期信号、ディスプレイ1VSYNC信号303、ディスプレイ2VSYNC信号305、およびディスプレイ3VSYNC信号307、によって示される。VSYNC信号303、305、および307の各々は、他のVSYNC信号303、305、および307を考慮することなく、独立して調整されうる。すなわち、ディスプレイ1−3の各々は、それ自体のコンテンツおよび/またはその消費電力に依存して、他のディスプレイ1−3から独立してそのリフレッシュレートを調整することができる。そのような構成では、VSYNC信号303、305、および307は、すべてが一度もアラインされ(aligned)ないか、2つが時折アラインされることが有りうるか、またはいくつかの状況ではそれらすべてがアラインされうるが、そのようなアライメントはランダムに発生し得、長時間続かないだろう。したがって、複数のディスプレイ、ディスプレイ1、ディスプレイ2、およびディスプレイ3は、アラインされていないリフレッシュレートを有し得、これら3つのディスプレイは、表示画像を、同時に、または、他のディスプレイがそれらの表示画像をリフレッシュしている時であっても、リフレッシュしない。
[0041] タイミング図304は、いくつかの実施形態に係る、同期した状態にある(in-sync)複数のディスプレイのリフレッシュレートの例を例示する。具体的には、タイミング図304は、様々な方法でアラインされうるか、または「同期した状態にある」ディスプレイ1VSYNC信号309、ディスプレイ2VSYNC信号311、およびディスプレイVSYNC信号313を例示する。一実施形態では、各リフレッシュ信号が同一の位相に制限された状態で、各リフレッシュ期間が所定のリフレッシュ期間デノミネーション(refresh period denomination)315の整数倍になるようにディスプレイ1−3の各々のリフレッシュレートの調整が制限される。例えば、タイミング図304では、ディスプレイ1VSYNC信号309は、共通の最短リフレッシュ期間デノミネーション315で、最も高いリフレッシュレートを有する。他方で、ディスプレイ2VSYNC311のリフレッシュレートは、ディスプレイ1VSYNC309の半分であり、ディスプレイ3VSYNC313のリフレッシュレートは、ディスプレイ1VSYNC309の2/3(平均で)である。ディスプレイ1、ディスプレイ2、およびディスプレイ3に対して、それらのリフレッシュレートが独立して調整されるようにする代わりに、ディスプレイ1−3VSYNC309、311、および313は、最短リフレッシュ期間、例えば、リフレッシュ期間デノミネーション315、を有するVSYNC信号が存在するだろう時点のサブセットに制限される。ディスプレイ1VSYNC309は、この例では、偶然にも、リフレッシュ期間デノミネーション315としてそのリフレッシュ期間を有する。このグループへの任意の追加されるディスプレイは、同一の位相でリフレッシュ期間デノミネーション315の整数倍としてVSYNC期間を有する他のディスプレイと互換性があるように、リフレッシュ期間デノミネーション315の整数倍としてそのVSYNC期間を有しうる。この互換性により、各ディスプレイは、ティアリングの発生を防ぎつつ電力を温存するために、周期的に(例えば、ディスプレイ1およびディスプレイ2)または非周期的に(例えば、ディスプレイ3)そのリフレッシュレートを低くすることができる。
[0042] 図4は、本開示の例となる実現に係る、ゲンロックを実現するディスプレイパネル402、412、422、および432のアレイ400を例示する図である。ディスプレイパネル402、412、422、および432は、異なる実現において任意の数のパネルを含みうるディスプレイパネルのアレイの実例となるサンプルとして描写される。ディスプレイパネル402、412、422、および432は、図1Aおよび1Bに例示されているディスプレイパネル104として使用されうる。ディスプレイパネル402で示されるように、各ディスプレイパネルは、クラスタグローバルクロック442、ゲンロック構成要素452、およびディスプレイハードウェア472を含みうる。一実施形態では、ディスプレイパネル402、412、422、432の1つのクラスタグローバルクロック442のうちの1つはマスタクロックとして機能し得、それに対して、スレーブクロックとして機能する他のクラスタグローバルクロック442が同期しうる。別の実施形態では、すべてのクラスタグローバルクロック442が同一のネットワーク時間信号を受信し、マスタクロック信号というよりはむしろネットワーク時間信号に同期しうる。アクセスポイント404は、いくつかの例では、ソース(例えば、NTP、GPS−PPS信号、またはPTPを使用して、ディスプレイパネル402内のマスタクロック)からデータ(例えば、ネットワーク時間信号)を受信しうるルータまたは他のアクセスポイントモジュールであり得、ディスプレイパネル402、412、422、および432の各々にデータを送信する。
[0043] ディスプレイパネル402、412、422、および432のアレイ400のためのネットワークタイムソースは、いくつかの例では、NTP、GPS−PPS信号、またはPTPに基づきうる。NTPは、いくつかの例では、1分の更新インターバルにおいて1ミリ秒程度の精度を確保(achieve)しうる。GPS受信機は、オペレーティングシステムサポート(例えば、いくつかのUnix(登録商標)オペレーティングシステムカーネルまたは他の*nix/Unix系スタイルオペレーティングシステムカーネル)とともに、PPS信号を与え得、この精度は、いくつかの例では、数マイクロ秒程度でありうる。PTPはまた、いくつかの例では、正確な同期のためにIEEE802.1オーディオ/ビデオブリッジにおいて使用されうる。PTP同期クロックの精度期待値は、いくつかの例では、100ナノ秒程度でありうる。
[0044] いくつかの例となる実現では、最初に、すべてのディスプレイパネル402、412、422、および432は、NTP、GPS−PPS信号、またはPTPを使用して同一のグローバルクラスタ時間に同期されうる。NTPおよびPTPの場合、ネットワーク内の1つのデバイスがマスタとして選択されうる(例えば、図4のアレイ400におけるパネル402)。すべての他のパネル412、422、および432は、これらのプトロコルを使用してこれらのデバイス間で、クローズドネットワークを通じてマスタクロックに従いうる。PTPは、ディスプレイパネルの中から最適なマスタクロックソースを選択するためのメカニズムを有する。例えば、PTPは、ディスプレイパネルの中から最適なマスタソースを選択するために、IEEE1588で規定されているベストマスタクロック(BMC)アルゴリズムを使用しうる。GPS−PPS信号の場合、GPS衛星クロックがマスタクロックとして機能し得、すべてのディスプレイパネルは、この衛星クロックに従いうる。したがって、様々な例となるシステムは、クローズドネットワークシステム内で機能し得、これは、インターネットへのアクセスがないことを含む。
[0045] クラスタグローバルクロック442は、例えば、NTP、GPS−PPS信号、またはPTPに基づきうる。クラスタグローバルクロック442に基づいて、ディスプレイパネル402、412、422、および432ユニットの各々は、個々に、ゲンロックメカニズムを稼働させ(例えば、ゲンロック構成要素452を用いて)、これは、ローカルVSYNC調整を連続的に提供しうる(例えば、各々のそれぞれのディスプレイパネル内のディスプレイハードウェア472に)。ゆえに、本開示の技法は、ハードワイヤードゲンロック信号を使用することなく、基準VSYNC(例えば、基準の垂直同期)を生成するために、例えば、NTP、GPS(例えば、GPS PPS)、またはPTPといったネットワーク時間サーバを使用しうる。ディスプレイパネル422の図に示されるように、クラスタグローバルクロック442は、ゲンロック構成要素452にクラスタシステム時間(例えば、ネットワーク時間、マスタクロック時間、グローバルクラスタクロック時間)を出力し得、ゲンロック構成要素452は、表示タイミング調整をディスプレイハードウェア472に出力しうる。ディスプレイハードウェア472は、次いで、VSYNC割込みをゲンロック構成要素452に出力しうる。
[0046] 図5は、図4に例示されるようなディスプレイパネル402のゲンロック構成要素452として使用されうるゲンロック構成要素552の例の図を示す。図5の例に示されるように、ゲンロック構成要素552は、図4に例示されたクラスタグローバルクロック442のようなクロックから基準VSYNCタイミング入力554を受け取りうる。加算器556は、基準VSYNCタイミング入力554と、可変周波数発振器(VFO)566からの出力とを受け取る。加算器556からの出力は、デジタルフィルタ558およびループフィルタ560によってフィルタリングされうる。VFOは、ループフィルタ560からの出力を受け取り得、VFO566からの出力は、加算器556において基準VSYNCタイミング入力554と比較されうる。同様に図5に示されるが、ループフィルタ560は、位相/周波数予測ユニット562および画素クロック/ディスプレイ特性調整ユニット564を含みうる。いくつかの実施形態では、VFO566の出力は、表示タイミング調整出力として、ゲンロック構成要素552からディスプレイハードウェア472(図4)に提供されうる。したがって、ゲンロック構成要素552は、基準同期値と測定同期値との比較(例えば、基準VSYNCタイミング入力554とVFO566から出力された測定VSYNC値との比較として機能する加算器556の出力)を生成し、基準同期値と測定同期値との比較に基づいて同期出力を調整しうる。一実施形態では、ゲンロック構成要素552は、基準同期値と測定同期値との比較に基づいて同期出力を調整するために、ループフィルタ560からの、具体的には、画素クロック/ディスプレイ特性調整ユニット564から出力を生成しうる。図5に描写されているゲンロック構成要素552の任意の1つ以上の部分は、以下でより説明されるように、任意のタイプのソフトウェア、ファームウェア、処理ユニット、または他のハードウェアにおいて、全体的または部分的に実現されうる。
[0047] いくつかの実現では、基準VSYNCタイミング入力554が導出されうる。同一のグローバルクラスタ時間を有することで、アレイ400(図4)内の各ディスプレイパネルは、所定の第1のVSYNC時間および一定のVSYNCインターバルから、同一の基準VSYNCタイミング入力554を導出しうる。例えば、すべてのディスプレイ特性が60Hzまたは60fpsに設定される場合、一定のVSYNCインターバルは、1/60秒、約16.667ミリ秒と定義されうる。一例では、1970年1月1日の00:00:00.000が、第1のVSYNCのための共通の初期の基準時間であり得、次に、共通のVSYNC基準タイミングおよび挙動は、共通の初期の基準時間の後の、現在の時間のいつでも、16.667秒のインターバルで推測されうる。すべてのVSYNCの周波数および位相が共通のVSYNC基準タイミングとアラインされると、すべてのディスプレイパネル402、412、422、および432(図4)は、次に、マスタゲンロック信号を通信するために専用のハードウェアを必要とすることなく、ゲンロック同期を有しうる。
[0048] 図6は、図4に示されるようなディスプレイパネル422のディスプレイハードウェア472によって使用されるタイミングスキームに実質的に類似しうるディスプレイハードウェア672の表示領域およびタイミング図の例を示す。図6は、水平カウントと垂直カウントの方向、水平同期(HSYNC)信号678と垂直同期(VSYNC)信号680、およびアクティブディスプレイウィンドウ682を例示する。本開示の技法は、例えば、以下でさらに説明されるように、垂直フロントポーチ(vertical front porch)を調整することによって、ディスプレイパネル402、412、422、および432(図4)を基準VSYNCに同期するためにソフトウェア位相ロックループを使用しうる。本開示の技法は、ディスプレイパネル402、412、422、および432(図4)を、これらディスプレイパネルへの個々のVSYNC信号の連続的な通信なく、同期した状態(in sync)に保ちうる。本開示の技法は、数ある利点の中でもとりわけ、低コストで、かつ、ディスプレイパネルの大きなアレイにスケーラブルでありうる。
[0049] 本開示の技法に係るディスプレイシリアルインターフェース(DSI)タイミングは以下の通りである:
HSYNC_Period=HSYNC_Pulse_Width+Horz_Back_Porch+Active_Display_Width+Horz_Front_Porch
VSYNC_Period=(VSYNC_Pulse_Width+Vert_Back_Porch+Active_Display_Height+Vert_Front_Porch)×HSYNC_Period
ここで、HSYNC_PeriodはHSYNC期間であり、HSYNC_Pulse_WidthはHSYNC信号678のパルス幅であり、Horz_Back_Porchは水平バックポーチ期間684であり、Active_Display_Width686はアクティブディスプレイウィンドウ682の水平ディスプレイ期間であり、Horz_Front_Porchは水平フロントポーチ期間688である。また、VSYNC_PeriodはVSYNC期間であり、VSYNC_Pulse_WidthはVSYNC信号680のパルス幅であり、Vert_Back_Porchは垂直バックポーチ期間690であり、Active_Display_Height692はアクティブディスプレイウィンドウ682の垂直ディスプレイ期間であり、Vert_Front_Porchは、垂直フロントポーチ期間694である。
[0050] 一実施形態では、非表示領域(例えば、アクティブディスプレイウィンドウ682の外側)において、画素クロック幅を変更することまたはディスプレイ特性を変更することはいずれも、ディスプレイ解像度に影響を及ぼすことなく、ディスプレイリフレッシュレートを変更することができる。例えば、垂直フロントポーチ期間694、垂直バックポーチ期間690、水平フロントポーチ期間688、または水平バックポーチ期間684を増加させることは、より遅いリフレッシュレートを意味し、ポーチ期間694、690、688、および684のうちの少なくとも1つを減らすことは、より高いリフレッシュレートを意味する。別の例では、より速い画素クロックとは、より高いリフレッシュレートを意味する。したがって、ディスプレイVSYNCタイミング調整(アクティブディスプレイウィンドウに影響を及ぼすことなく)は、PLL(位相ロックドループ)を調整することで画素クロックを変更することによって、または、垂直または水平フロントまたはバックポーチ694、690、688、または684のような非表示領域特性を変更することによって行われうる。ディスプレイハードウェア672は、画素クロックで、左から右に水平に各画素ドットをスキャンし、次いで、上から下に垂直に繰り返しうる。VSYNCリフレッシュタイミング調整は以下に基づきうる:
Number_Horizontal_Dot=HSYNC_Pulse_Width+Horiz_Back_Porch+Active_Display_Width+Horiz_Front_Porch
Total_Number_Frame_Dot=(VSYNC_Pulse_Width+Vert_Back_Porch+Active_Display_Height+Vert_Front_Porch)×Number_Horizontal_Dot
Time_to_Refresh_a_Frame=Pixel_Clock_Cycle_Time×Total_Number_Frame_Dot
ここで、Number_Horizontal_Dotは水平画素の数であり、Total_Number_Frame_Dotはフレーム画素の数であり、Time_to_Refresh_a_Frameはフレームのリフレッシュ期間であり、Pixel_Clock_Cycle_Timeは画素クロック696の期間である。
[0051] 図7は、本開示の技法に係る、VSYNC周波数を同期するために使用されうるゲンロック構成要素752および関連要素の例の図を示す。一実施形態では、本開示の技法は、パネルのアレイの周波数を同期させるために実現されうる。最初に、共通のリフレッシュレート、例えば、基準VSYNC周波数でありうる60Hz、が、アレイ(例えば、図4に示されたディスプレイパネルのアレイ400)におけるすべてのディスプレイパネル(例えば、スマートパネル)について設定されうる。次に、測定VSYNC周波数が、VSYNC割込みにおいて取得され得、例えば、0.1%の精度(59.94〜60.06Hz)で、図7に示される周波数ルックロックメカニズム(frequency loop lock mechanism)を用いて基準VSYNC周波数に対してロックされうる。
[0052] 図7に示されるように、ゲンロック構成要素752は、図4に例示されたクラスタグローバルクロック442のようなクロックから基準VSYNC周波数入力754を受け取りうる。基準VSYNC周波数入力754は、加算器756において測定VSYNC周波数入力755と比較される。加算器出力757は、デジタルフィルタ758によってフィルタリングされる。ループフィルタ760は、デジタルフィルタ出力759を受け取り、ループフィルタ出力765を出力し、それは、可変周波数発振器(VFO)766に供給されうる。VFO出力767は、ゲンロック構成要素752の一部ではない可能性のあるディスプレイハードウェア772に接続されうる。ゲンロック構成要素752の一部ではない可能性のあるクラスタグローバルクロック742は、平均VSYNC周波数算出ユニット768にグローバルクラスタ時間743を提供しうる。平均VSYNC周波数算出ユニット768は、VSYNC割込み信号773を受け取り、測定VSYNC周波数755を出力しうる。ループフィルタ760は、周波数変更予測ユニット762および画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット764を含みうる。
[0053] 同様に図7に示されるように、加算器756は、平均VSYNC周波数算出ユニット768からの出力755として生成した測定VSYNC周波数入力755および基準VSYNC周波数入力754を受け取りうる。加算器756は、図7において「fd」ともラベル付される加算器出力757を生成しうる。加算器出力757または「fd」は、測定VSYNC周波数入力755と基準VSYNC周波数入力754との差分でありうる。デジタルフィルタ758は、加算器出力757または「fd」を受け取り、図7において「fs」ともラベル付されるデジタルフィルタ出力759または「fs」を生成しうる。デジタルフィルタ出力759または「fs」は、ノイズを取り除くためにフィルタリングされた出力でありうる。ループフィルタ760は、デジタルフィルタ出力759または「fs」を受け取りうる。ループフィルタ760の周波数変更予測ユニット762は、図7において「fy」ともラベル付される予測ユニット出力763を生成しうる。予測ユニット出力763または「fy」は、予測関数からの算出された周波数調整でありうる。画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット764は、予測ユニット出力763または「fy」を受け取り、図7において「fc」ともラベル付されるループフィルタ出力765を生成しうる。ループフィルタ出力765または「fc」は、決定されたVSYNCインターバル(例えば、毎秒(1Hz))でVSYNCタイミングのためにVFO766を調整するための入力でありうる。
[0054] VFO766は、出力767をゲンロック構成要素752からディスプレイハードウェア772に提供しうる。ディスプレイハードウェア772は、VSYNC割込み信号773を、ゲンロック構成要素752に、具体的には、グローバルクラスタ時間信号743(例えば、マスタクロック信号またはネットワーク時間信号)を出力するために、例えば、NTP、PTP、またはGPS−PPSを使用しうるクラスタグローバルクロック742からグローバルクラスタ時間信号743も受け取りうる平均VSYNC周波数算出ユニット768に、返しうる。平均VSYNC周波数算出ユニット768は、次に、上述したように、加算器756への測定VSYNC周波数入力755を生成しうる。図5に示されたゲンロック構成要素552と同様に、図7に示されるようなゲンロック構成要素752の任意の1つ以上の部分は、任意のタイプのソフトウェア、ファームウェア、処理ユニット、または他のハードウェアで全体的にまたは部分的に実現されうる。
[0055] したがって、ゲンロック構成要素752は、基準同期値と測定同期値との比較値(例えば、基準VSYNC周波数入力754と平均VSYNC周波数算出ユニット768から出力された測定VSYNC周波数入力755との比較値を決定する加算器756の出力)を生成し、基準同期値と測定同期値との比較に基づいて同期出力を調整しうる。例えば、ゲンロック構成要素752は、基準VSYNC周波数入力754と測定VSYNC周波数入力755との比較値に基づいて、VFO766およびディスプレイハードウェア772への同期出力を調整するために、ループフィルタ760からの、具体的には、画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット764からの出力765を生成しうる。
[0056] 一実施形態では、許容可能な精度(例えば、+/−0.1%)内で所望のディスプレイリフレッシュレートを達成した後に、位相が微調整されうる。この実施形態は、位相ロックループを使用して、グローバルクラスタクロックからの基準VSYNC時間に対して測定VSYNC時間の位相を微調整することを伴いうる。この実施形態の例が図8に示される。
[0057] 図8は、一実施形態に係る、VSYNC位相を同期するために使用されうるゲンロック構成要素852および関連要素の例の図を示す。図8の例におけるゲンロック構成要素852のいくつかの要素および出力は、図7の例におけるゲンロック構成要素752の対応要素および出力と同一または類似し得、対応要素または出力と同一のまたは類似した機能を行いうる。これらの類似した特徴は、クラスタグローバルクロック842およびグローバルクラスタ時間信号843を含みうる。いくつかの要素および出力は、以下の説明から明らかでありうるように、図7におけるそれらの同等物における周波数とは対照的に、時間的に類似しうる。
[0058] 図8に示されるように、ゲンロック構成要素852は、基準VSYNC導出ユニット850を含み得、これは、加算器856への基準VSYNC時間入力854を生成しうる。加算器856は、測定VSYNC時間入力855を受け取り得、測定VSYNC時間入力855を基準VSYNC時間入力854と比較しうる。加算器出力857は、デジタルフィルタ858によってフィルタリングされ得、ループフィルタ860が、デジタルフィルタ出力859を受け取りうる。可変周波数発振器(VFO)866は、ループフィルタ出力867を受け取り得、ディスプレイハードウェア872は、VFO866からのVFO出力869を受け取りうる。ディスプレイハードウェア872は、ゲンロック構成要素852の一部ではない可能性があり、ゲンロック構成要素852の一部ではない可能性のあるクラスタグローバルクロック842は、VSYNC割込み信号873を生成しうる。システム時間読取ユニット880は、VSYNC割込み信号873を受け取り、グローバルクラスタ時間出力843に基づいて測定VSYNC時間出力855を生成しうる。同様に図8に示されるが、ループフィルタ860は、位相/周波数予測ユニット862および画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット864を含みうる。
[0059] 同様に図8に示されるように、加算器856は、基準VSYNC導出ユニット850からの出力として生成された基準VSYNC時間入力854と、システム時間読取ユニット880からの出力として生成された測定VSYNC時間入力855とを受け取りうる。加算器856は、図8において「td」ともラベル付される加算器出力857を生成しうる。加算器出力857または「td」は、システム時間読取ユニット880からの測定VSYNC時間入力855と、基準VSYNC導出ユニット850からの基準VSYNC時間入力854との差分でありうる。デジタルフィルタ858は、加算器出力857または「td」を受け取り、図8において「ts」ともラベル付されるデジタルフィルタ出力859を生成しうる。デジタルフィルタ出力859または「ts」は、時間の差分におけるノイズを取り除くためにフィルタリングされた出力でありうる。ループフィルタ860は、デジタルフィルタ出力859(「ts」)を受け取りうる。ループフィルタ860の位相/周波数予測ユニット862は、図8においてそれぞれ「x」および「y」ともラベル付される、位相および周波数出力863および865を生成しうる。位相出力863または「x」は、予測関数から算出された位相調整であり得、周波数出力865または「y」は、予測関数からの算出された周波数調整でありうる。画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット864は、位相および周波数出力863(「x」)および865(「y」)を受け取り得、図8において「Vc」ともラベル付されるループフィルタ出力867を生成しうる。ループフィルタ出力867または「Vc」は、VSYNCタイミングを変更するためにVFO866を調整するための入力でありうる。
[0060] VFO866は、VFO出力869をゲンロック構成要素852からディスプレイハードウェア872に提供しうる。ディスプレイハードウェア872は、VSYNC割込み信号873を、ゲンロック構成要素852に、具体的には、グローバルクラスタ時間信号843(例えば、マスタクロック信号またはネットワーク時間信号)を出力するために、例えば、NTP、PTP、またはGPS−PPSを使用しうるクラスタグローバルクロック842からグローバルクラスタ時間信号843も受け取りうるシステム時間読取ユニット880に返しうる。システム時間読取ユニット880は、次に、上述したように、測定VSYNC時間入力855を加算器856に提供しうる。図5に示されたゲンロック構成要素552および図7に示されたゲンロック構成要素752と同様に、図8に示されるようなゲンロック構成要素852の任意の1つ以上の部分は、任意のタイプのソフトウェア、ファームウェア、処理ユニット、または他のハードウェアで全体的にまたは部分的に実現されうる。
[0061] したがって、ゲンロック構成要素852は、基準同期値と測定同期値との比較値(例えば、基準VSYNC時間入力854とシステム時間読取ユニット880からの測定VSYNC時間入力855との比較値として機能する加算器856の出力)を生成し、基準同期値と測定同期値との比較値に基づいて同期出力を調整しうる。例えば、ゲンロック構成要素852は、基準VSYNC時間入力854と測定VSYNC時間入力855との比較値に基づいて、VFO866およびディスプレイハードウェア872への同期出力を調整するために、ループフィルタ860から、具体的には、画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット864から出力を生成しうる。
[0062] 位相(図8にあるように)および周波数(図7にあるように)の両方を同期するためにゲンロック構成要素を使用することについてのさらなる詳細が、図9A−10に関連して以下で説明される。
[0063] 図9Aは、本開示の技法に係る、VSYNC位相および周波数を同期するためのプロセスの態様の例を例示するグラフである。基準VYSNC(RVSYNC)タイミングは、図7または8にそれぞれ例示されているグローバルクラスタ時間信号743または843の周期(period)で互いに離れている一連のRVYSNC信号を備えうる。RVSYNC信号は、RVSYNC1の初期の信号を備え得、表示の時間tにおけるRVSYNC信号は、RVSYNC(t)と表されうる。この例示におけるRVSYNC1は、例えば、1970年1月1日の00:00:00.000から開始しうる。この例では、表示時間中、小さい時間差902を有するRVSYNC(t)の第1の基準VSYNCと、大きな時間差904を有するRVSYNC(t+1)の第2の基準VSYNCとが存在する。RVSYNC(t)は、小さい時間差分902すなわち「d0」により、VSYNC(t)のターゲットとして選択されうる。ターゲットRVSYNCが選択されると、各パネルのVSYNCタイミングVSYNC(t)は、本開示にしたがって、フィードバックおよび制御メカニズムを用いてRVSYNCタイミングに収束(converge)しうる。
[0064] 図9Bは、本開示の技法に係る、VSYNC位相および周波数を同期するための例となるプロセスの態様を例示する別のグラフである。VSYNC(t)について、初期の時間差分は「d0」であり、図9Bは、ある時間にわたりSYNCとRVSYNCとの間の差分を例示する。例えば、時間t+1において、VSYNC(t+1)とRVSYNC(t+1)との差分は「d1」であり、時間t+2において、VSYNC(t+2)とRVSYNC(t+2)との差分は「d2」であり、以下同様である。連続する行は各々、ある時間にわたってどのようにしてVSYNCがRVSYNCに収束するかを示す。
[0065] グローバルクラスタクロック(例えば、図7の742および図8の842)は、いくつかの例では、NTPの場合には1ミリ秒程度、PTPの場合には100ナノ秒(すなわち、0.0001ミリ秒)程度で精確でありうる。NTPを用いて1ミリ秒という最悪のケースが想定されうる。リフレッシュサイクルの動的な調整は、768×1280の解像度において水平または垂直フロントポーチを変更する最悪のケースを考慮して、20マイクロ秒程度でありうる。画素クロックを動的に変更するケースでは、この変更は、いくつかの例では、1マイクロ秒程度で達成されることができる。したがって、NTPと共通基準VSYNCタイミングへの位相ループロックとを用いて、本開示の技法に係るゲンロック同期は、約1ミリ秒の変動で同期精度を達成しうる。PTPまたはGPS−PPSを用いて、本開示の技法に係るゲンロック同期は、それぞれ0.0001ミリ秒または0.01ミリ秒内の同期精度を達成しうる。
[0100] 図10は、本開示の技法に係る、デバイスによって行われうるプロセス1000の例のフローチャートである(例えば、図5、7、および8に関連して上述されたような)。ループプロセス開始前に、システムは、(1)クラスタグローバル時間に同期されており、(2)位相および周波数を調整するのに十分なフロントポーチを与えるようにディスプレイ特性を再構成している可能性がある。例えば、一実施形態では、768×1280の60Hzに対して同一の画素クロックを保つための9から105への垂直フロントポーチ増加および128から64への水平フロントポーチ減少が実現されうる。
[0101] ブロック1002において、プロセス1000は、測定同期値(例えば、測定VSYNC周波数または測定VSYNC時間)と、基準同期値(例えば、基準VSYNC周波数または基準VSYNC時間)とを決定することを含む。
[0102] 一実施形態では、測定同期値は測定VSYNC周波数であり得、例示的なプロセス1002は、平均VSYNC周波数を算出するために、有効時間期間(例えば、ノイズフィルタリングされた期間)を累積し得、これは、測定VSYNC周波数の一実現でありうる。別の実施形態では、測定同期値は測定VSYNC時間であり得、プロセス1002は、現在のシステム時間を取得し得、これは、測定VSYNC時間の一実現でありうる。
[0103] 一実施形態では、基準同期値は基準VSYNC周波数であり得、これは、所定のターゲット周波数でありうる。別の実施形態では、基準同期値は基準VSYNC時間であり得、プロセス1002は、ネットワークタイムソースおよび所定の初期の時間から対応する基準時間を導出し得、ここでは、対応する基準時間が基準VSYNC時間の一実現でありうる。位相ロックループの開始前に、システムは、(1)クラスタグローバル時間に同期されており、(2)必要とされる周波数、例えば、60Hz、に0.1%の誤差で同調されている。所定の初期の時間は、そのオペレーティングシステムにおいて、例えば、1970年1月1日の00:00:00.000と定義されうる。
[0104] ブロック1004において、プロセス1000は、基準同期値(例えば、基準VSYNC周波数または基準VSYNC時間)と、測定同期値(例えば、測定VSYNC周波数または測定VSYNC時間)との比較値を生成することを含む。基準同期値と測定同期値のこの比較の例には、図5の加算器556の出力、図7の加算器756の出力757、図8の加算器856の出力857が含まれうる。一実施形態では、この比較値は、基準VSYNC周波数と測定VSYNC周波数との比較値でありうる。別の実施形態では、比較値は、基準VSYNC時間と測定VSYNC時間との比較値でありうる。この比較値は、測定VSYNC時間と基準VSYNC時間との差分であり得、この差分はノイズフィルタリングされうる。
[0105] ブロック1006において、プロセス1000は、同期出力(例えば、図5の画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット564の出力、図7の画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット764の出力765、図8の画素クロックまたはディスプレイ特性調整ユニット864の出力867)を、基準同期値と測定同期値との比較値に基づいて調整することを含む。一実施形態では、同期出力は、測定および基準VSYNC周波数に基づきうる。別の実施形態では、同期出力は、測定および基準VSYNC時間に基づき得、プロセス1000は、ノイズフィルタリングされた比較値が1つ以上の所定の閾値よりも大きいか小さいかを決定しうる。
[0106] ブロック1008において、プロセス1000は、同期出力に基づいてビデオデータを表示することをさらに含む。一実施形態において、同期出力は、VSYNCの垂直フロントポーチを調整するための信号でありうる。測定VSYNC周波数が基準VSYNC周波数よりも大きい場合、垂直フロントポーチが増やされうる。測定VSYNC周波数が基準VSYNC周波数よりも小さい場合、垂直フロントポーチが減らされうる。別の実施形態では、垂直フロントポーチは、測定および基準VSYNC時間に基づいて調整されうる。例示的なプロセス1000は、測定VSYNC時間が基準VSYNC時間に収束するため、1つ以上の所定の閾値を更新しうる。
[0107] 1つ以上の例では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらのあらゆる組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体に記憶されるか、または、コンピュータ可読媒体を通して送信され、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行されうる。コンピュータ可読媒体は、例えば、通信プロトコルにしたがって、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体またはデータ記憶媒体のような有体の媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体を含みうる。このように、コンピュータ可読媒体は一般に、(1)非一時的である有形のコンピュータ可読記憶媒体、または(2)信号または搬送波のような通信媒体に対応しうる。データ記憶媒体は、本開示で説明された技法を実現するための命令、コード、および/またはデータ構造を取り出すために、1つ以上のコンピュータまたは1つ以上のプロセッサによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体でありうる。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含みうる。
[0108] 限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶媒体、磁気ディスク記憶媒体または他の磁気記憶デバイス、フラッシュメモリ、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され、かつ、コンピュータによってアクセスされうるその他の媒体を備えうる。また、任意の接続は厳密にはコンピュータ可読媒体と称されうる。例えば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、電波、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信された場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。しかしながら、コンピュータ可読記憶媒体およびデータ記憶媒体が、接続、搬送波、信号、または他の一時的な媒体を含まないこと、しかしながら、代わりとして非一時的な有体の記憶媒体に向けられることは理解されるべきである。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、通常磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーを使用して光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の適用範囲内に含まれるべきである。
[0109] 命令は、1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、または他の等価的な集積回路またはディスクリートな論理回路のような1つ以上のプロセッサによって実行されうる。したがって、本明細書で使用される場合、「プロセッサ」という用語は、前述の構造、または本明細書で説明された技法の実現に適したその他の構造のいずれをも指しうる。加えて、いくつかの態様では、本明細書で説明された機能は、符号化および復号のために構成された専用のハードウェアモジュールおよび/またはソフトウェアモジュール内で提供され得るか、または、複合コーデック(combined codec)に組み込まれうる。また、本技法は、1つ以上の回路または論理要素において十分に実現されうる。
[0110] 本開示の技法は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)、またはICのセット(例えば、チップセット)を含む、幅広い種類のデバイスまたは装置において実現されうる。開示された技法を行うように構成されたデバイスの機能的な態様を強調するために、様々な構成要素、モジュール、またはユニットが本開示では説明されているが、必ずしも異なるハードウェアユニットによる実現を要求する必要はない。むしろ、上述されたように、様々なユニットは、コーデックハードウェアユニットへと組み合わせられるか、あるいは、上述された1つ以上のプロセッサを含む、相互動作するハードウェアユニットの集合体によって、適切なソフトウェアおよび/またはファームウェアと併せて提供されうる。
[0111] 様々な例が説明されている。これらの例および他の例は、以下の特許請求の範囲の範囲内にある。
[0111] 様々な例が説明されている。これらの例および他の例は、以下の特許請求の範囲の範囲内にある。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ビデオデータを表示するための装置であって、
同期出力に少なくとも部分的に基づいて、ビデオデータを表示するように構成されたディスプレイと、
前記ディスプレイに結合されたプロセッサと
を備え、前記プロセッサは、
測定垂直同期(VSYNC)値および基準VSYNC値を取得すること、ここで、前記基準VSYNC値および前記測定VSYNC値のうちの少なくとも1つはネットワークタイムソースに基づく、と、
基準VSYNC値を前記測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、
前記同期出力に基づいて前記ビデオデータのタイミングを調整することと
を行うように構成される、装置。
[C2]
前記ネットワークタイムソースは、
高精度時間プロトコル(PTP)ソース、
GPS PPS(Global Positioning System Pulse-Per-SeCond)ソース、または
ネットワークタイムプロトコル(NTP)ソース
のうちの少なくとも1つを備える、C1に記載の装置。
[C3]
前記基準VSYNC値は、基準VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC周波数は、前記ネットワークタイムソースからの時間値に基づいた平均同期周波数によって決定される、C1に記載の装置。
[C4]
前記基準VSYNC値は、基準VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC値は、前記ネットワークタイムソースからの前記時間値によって決定された測定VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースからの時間値によって決定される、C1に記載の装置。
[C5]
前記基準VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースから導出される、C4に記載の装置。
[C6]
前記基準VSYNC時間は、あらかじめ選択されている共通の開始時間に基づいて導出される、C5に記載の装置。
[C7]
前記同期出力は、予測関数および前記比較値のデジタルにフィルタリングされた出力にさらに基づき、前記予測関数は、前記比較値に基づく、C1に記載の装置。
[C8]
前記ビデオデータは、タイル状のビデオ信号の一部を備える、C1に記載の装置。
[C9]
前記ビデオデータの前記タイミングは、所定のリフレッシュ期間デノミネーションの整数倍のリフレッシュ期間をさらに有するように調整される、C1に記載の装置。
[C10]
ビデオデータを表示する方法であって、
測定垂直同期(VSYNC)値および基準VSYNC値を取得すること、ここで、前記基準VSYNC値および前記測定VSYNC値のうちの少なくとも1つはネットワークタイムソースに基づく、と、
基準VSYNC値を前記測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、
前記同期出力に基づいて前記ビデオデータのタイミングを調整することと、
前記同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示することと
を備える方法。
[C11]
前記ネットワークタイムソースは、
高精度時間プロトコル(PTP)ソース、
GPS PPS(Global Positioning System Pulse-Per-SeCond)ソース、または
ネットワークタイムプロトコル(NTP)ソース
のうちの1つに基づく、C10に記載の方法。
[C12]
前記基準VSYNC値は、基準VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC周波数は、前記ネットワークタイムソースからの時間値に基づいた平均同期周波数によって決定される、C10に記載の方法。
[C13]
前記基準VSYNC値は、基準VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC値は、前記ネットワークタイムソースからの時間値によって決定された測定VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースからの時間値によって決定される、C10に記載の方法。
[C14]
前記基準VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースから導出される、C10に記載の方法。
[C15]
前記同期出力は、予測関数および前記比較値のデジタルにフィルタリングされた出力にさらに基づき、前記予測関数は、前記比較値に基づく、C10に記載の方法。
[C16]
前記ビデオ信号は、タイル状のビデオ信号の一部を備える、C10に記載の方法。
[C17]
前記ビデオデータの前記タイミングは、所定のリフレッシュ期間デノミネーションの整数倍のリフレッシュ期間をさらに有するように調整される、C10に記載の方法。
[C18]
命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、実行されると、ビデオデータを表示する方法を行うことを、少なくとも1つの物理的なコンピュータプロセッサに行わせ、前記方法は、
測定垂直同期(VSYNC)値および基準VSYNC値を取得すること、ここで、前記基準VSYNC値および前記測定VSYNC値のうちの少なくとも1つは、ネットワークタイムソースに基づく、と、
基準VSYNC値を前記測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、
前記同期出力に基づいて前記ビデオデータのタイミングを調整することと、
前記同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示することと
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C19]
前記ネットワークタイムソースは、
高精度時間プロトコル(PTP)ソース、
GPS PPS(Global Positioning System Pulse-Per-SeCond)ソース、または
ネットワークタイムプロトコル(NTP)ソース
のうちの少なくとも1つを備える、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C20]
前記基準VSYNC値は、基準VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC周波数は、前記ネットワークタイムソースからの時間値に基づいた平均同期周波数によって決定される、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C21]
前記基準VSYNC値は、基準VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースからの時間値よって決定される、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C22]
前記同期出力は、予測関数および前記比較値のデジタルにフィルタリングされた出力にさらに基づき、前記予測関数は、前記比較値に基づく、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C23]
前記ビデオデータは、タイル状のビデオ信号の一部を備える、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C24]
前記ビデオデータの前記タイミングは、所定のリフレッシュ期間デノミネーションの整数倍のリフレッシュ期間をさらに有するように調整される、C18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C25]
ビデオデータを表示するための装置であって、
同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示するための手段と、
測定垂直同期(VSYNC)値および基準VSYNC値を取得するための手段、ここで、前記基準VSYNC値および前記測定VSYNC値のうちの少なくとも1つは、ネットワークタイムソースに基づく、と、
基準VSYNC値を前記測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期調整値を生成するための手段と、
前記同期調整値に基づいて前記ビデオデータのタイミングを調整するための手段と
を備える装置。
[C26]
前記基準VSYNC値は、基準VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC周波数は、前記ネットワークタイムソースからの時間値に基づいた平均同期周波数によって決定される、C25に記載の装置。
[C27]
前記基準VSYNC値は、基準VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースからの時間値によって決定され、前記基準VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースから導出される、C25に記載の装置。
[C28]
前記同期出力は、予測関数および前記比較値のデジタルにフィルタリングされた出力にさらに基づき、前記予測関数は、前記比較値に基づく、C25に記載の装置。
[C29]
前記ビデオデータは、タイル状のビデオ信号の一部を備える、C25に記載の装置。
[C30]
前記ビデオデータの前記タイミングは、所定のリフレッシュ期間デノミネーションの整数倍のリフレッシュ期間をさらに有するように調整される、C25に記載の装置。

Claims (30)

  1. ビデオデータを表示するための装置であって、
    同期出力に少なくとも部分的に基づいて、ビデオデータを表示するように構成されたディスプレイと、
    前記ディスプレイに結合されたプロセッサと
    を備え、前記プロセッサは、
    測定垂直同期(VSYNC)値および基準VSYNC値を取得すること、ここで、前記基準VSYNC値および前記測定VSYNC値のうちの少なくとも1つはネットワークタイムソースに基づく、と、
    基準VSYNC値を前記測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、
    前記同期出力に基づいて前記ビデオデータのタイミングを調整することと
    を行うように構成される、装置。
  2. 前記ネットワークタイムソースは、
    高精度時間プロトコル(PTP)ソース、
    GPS PPS(Global Positioning System Pulse-Per-Second)ソース、または
    ネットワークタイムプロトコル(NTP)ソース
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記基準VSYNC値は、基準VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC周波数は、前記ネットワークタイムソースからの時間値に基づいた平均同期周波数によって決定される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記基準VSYNC値は、基準VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC値は、前記ネットワークタイムソースからの前記時間値によって決定された測定VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースからの時間値によって決定される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記基準VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースから導出される、請求項4に記載の装置。
  6. 前記基準VSYNC時間は、あらかじめ選択されている共通の開始時間に基づいて導出される、請求項5に記載の装置。
  7. 前記同期出力は、予測関数および前記比較値のデジタルにフィルタリングされた出力にさらに基づき、前記予測関数は、前記比較値に基づく、請求項1に記載の装置。
  8. 前記ビデオデータは、タイル状のビデオ信号の一部を備える、請求項1に記載の装置。
  9. 前記ビデオデータの前記タイミングは、所定のリフレッシュ期間デノミネーションの整数倍のリフレッシュ期間をさらに有するように調整される、請求項1に記載の装置。
  10. ビデオデータを表示する方法であって、
    測定垂直同期(VSYNC)値および基準VSYNC値を取得すること、ここで、前記基準VSYNC値および前記測定VSYNC値のうちの少なくとも1つはネットワークタイムソースに基づく、と、
    基準VSYNC値を前記測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、
    前記同期出力に基づいて前記ビデオデータのタイミングを調整することと、
    前記同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示することと
    を備える方法。
  11. 前記ネットワークタイムソースは、
    高精度時間プロトコル(PTP)ソース、
    GPS PPS(Global Positioning System Pulse-Per-Second)ソース、または
    ネットワークタイムプロトコル(NTP)ソース
    のうちの1つに基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 前記基準VSYNC値は、基準VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC周波数は、前記ネットワークタイムソースからの時間値に基づいた平均同期周波数によって決定される、請求項10に記載の方法。
  13. 前記基準VSYNC値は、基準VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC値は、前記ネットワークタイムソースからの時間値によって決定された測定VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースからの時間値によって決定される、請求項10に記載の方法。
  14. 前記基準VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースから導出される、請求項10に記載の方法。
  15. 前記同期出力は、予測関数および前記比較値のデジタルにフィルタリングされた出力にさらに基づき、前記予測関数は、前記比較値に基づく、請求項10に記載の方法。
  16. 前記ビデオ信号は、タイル状のビデオ信号の一部を備える、請求項10に記載の方法。
  17. 前記ビデオデータの前記タイミングは、所定のリフレッシュ期間デノミネーションの整数倍のリフレッシュ期間をさらに有するように調整される、請求項10に記載の方法。
  18. 命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、実行されると、ビデオデータを表示する方法を行うことを、少なくとも1つの物理的なコンピュータプロセッサに行わせ、前記方法は、
    測定垂直同期(VSYNC)値および基準VSYNC値を取得すること、ここで、前記基準VSYNC値および前記測定VSYNC値のうちの少なくとも1つは、ネットワークタイムソースに基づく、と、
    基準VSYNC値を前記測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期出力を生成することと、
    前記同期出力に基づいて前記ビデオデータのタイミングを調整することと、
    前記同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示することと
    を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
  19. 前記ネットワークタイムソースは、
    高精度時間プロトコル(PTP)ソース、
    GPS PPS(Global Positioning System Pulse-Per-Second)ソース、または
    ネットワークタイムプロトコル(NTP)ソース
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  20. 前記基準VSYNC値は、基準VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC周波数は、前記ネットワークタイムソースからの時間値に基づいた平均同期周波数によって決定される、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  21. 前記基準VSYNC値は、基準VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースからの時間値よって決定される、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  22. 前記同期出力は、予測関数および前記比較値のデジタルにフィルタリングされた出力にさらに基づき、前記予測関数は、前記比較値に基づく、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  23. 前記ビデオデータは、タイル状のビデオ信号の一部を備える、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  24. 前記ビデオデータの前記タイミングは、所定のリフレッシュ期間デノミネーションの整数倍のリフレッシュ期間をさらに有するように調整される、請求項18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  25. ビデオデータを表示するための装置であって、
    同期出力に少なくとも部分的に基づいてビデオデータを表示するための手段と、
    測定垂直同期(VSYNC)値および基準VSYNC値を取得するための手段、ここで、前記基準VSYNC値および前記測定VSYNC値のうちの少なくとも1つは、ネットワークタイムソースに基づく、と、
    基準VSYNC値を前記測定VSYNC値と比較することからの比較値に少なくとも部分的に基づいて同期調整値を生成するための手段と、
    前記同期調整値に基づいて前記ビデオデータのタイミングを調整するための手段と
    を備える装置。
  26. 前記基準VSYNC値は、基準VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC周波数を備え、前記測定VSYNC周波数は、前記ネットワークタイムソースからの時間値に基づいた平均同期周波数によって決定される、請求項25に記載の装置。
  27. 前記基準VSYNC値は、基準VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC値は、測定VSYNC時間を備え、前記測定VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースからの時間値によって決定され、前記基準VSYNC時間は、前記ネットワークタイムソースから導出される、請求項25に記載の装置。
  28. 前記同期出力は、予測関数および前記比較値のデジタルにフィルタリングされた出力にさらに基づき、前記予測関数は、前記比較値に基づく、請求項25に記載の装置。
  29. 前記ビデオデータは、タイル状のビデオ信号の一部を備える、請求項25に記載の装置。
  30. 前記ビデオデータの前記タイミングは、所定のリフレッシュ期間デノミネーションの整数倍のリフレッシュ期間をさらに有するように調整される、請求項25に記載の装置。
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