JP2016521261A - 新規なベンゾフェナントレン誘導体化合物およびこれを用いた有機発光素子 - Google Patents

新規なベンゾフェナントレン誘導体化合物およびこれを用いた有機発光素子 Download PDF

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Abstract

本発明は新規なベンゾフェナントレン誘導体化合物およびこれを含む有機発光素子に関するものであって、より詳しくは有機発光素子に適用する時、駆動電圧が低く、発光効率および色純度特性に優れた効果があるベンゾフェナントレン誘導体化合物に関するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、新規なベンゾフェナントレン誘導体化合物およびこれを用いた有機発光素子に関するものであって、より詳しくは駆動電圧、発光効率および色純度などの特性に優れた有機発光素子を製造できるベンゾフェナントレン誘導体化合物およびこれを用いた有機発光素子に関するものである。
最近、自発光型で低電圧駆動が可能な有機発光素子は平板表示素子の主流である液晶ディスプレイ(LCD、liquid crystal display)に比べて、視野角、コントラスト比などに優れ、バックライトが不要であるため軽量および薄形が可能であり、消費電力側面からも有利で色再現範囲が広いため、次世代表示素子として注目されている。
一般に、有機発光素子は、陰極(電子注入電極)と陽極(正孔注入電極)および前記二つの電極の間に有機層を含む構造を有する。この時、有機層は発光層(EML、light emitting layer)以外に正孔注入層(HIL、hole injection layer)、正孔輸送層(HTL、hole transport layer)、電子輸送層(ETL、electron transport layer)または電子注入層(EIL、electron injection layer)を含むことができ、発光層の発光特性上、電子遮断層(EBL、electron blocking layer)または正孔遮断層(HBL、hole blocking layer)を追加的に含むことができる。
このような構造の有機発光素子に電場が加えられると、陽極から正孔が注入され陰極から電子が注入され、正孔と電子はそれぞれ正孔輸送層と電子輸送層を経て発光層で再結合(recombination)し発光励起子(excitons)を形成する。形成された発光励起子は基底状態(groundstates)に転移しながら光を放出する。発光状態の効率と安定性を増加させるために発光色素(ドーパント)を発光層(ホスト)にドーピングしてもよい。
有機発光素子の発光層に使用される物質として多様な化合物が知られているが、今まで知られた発光物質を用いた有機発光素子の場合、高い駆動電圧、低い効率および短い寿命によって実用化することに多くの困難があった。したがって、優れた発光特性を有する物質を用いて低電圧駆動、高効率および長い寿命を有する有機発光素子を開発しようとする努力が持続されてきた。
前記のような従来の技術の問題点を解決するために、本発明は、有機発光素子の駆動電圧、発光効率、色純度などの特性を向上させることができるベンゾフェナントレン誘導体化合物および前記ベンゾフェナントレン誘導体化合物を含む有機発光素子を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明は、下記化学式1で表わされるベンゾフェナントレン誘導体化合物を提供する:
[化学式1]
上記化学式1において、
乃至R14は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換の炭素数1乃至20のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のシクロアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至40のアリール基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至40のヘテロアリール基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルコキシ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリルオキシ基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のシクロアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のヘテロシクロアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリールアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のヘテロアリールアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアラルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルキルシリル基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリールシリル基、置換もしくは非置換のアルケニル基、置換もしくは非置換のアルキニル基、シアノ基、ハロゲン基、重水素および水素からなる群より選択される。
また本発明は、前記ベンゾフェナントレン誘導体化合物を含む有機発光素子を提供する。
本発明の新規なベンゾフェナントレン誘導体化合物を用いた有機発光素子は、駆動電圧、発光効率および色純度などの特性に優れた効果がある。
本発明の一実施形態による有機発光素子の構造を示す断面図である。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明は、下記化学式1で表わされるベンゾフェナントレン誘導体化合物を提供する:
[化学式1]
上記化学式1において、
乃至R14は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換の炭素数1乃至20のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のシクロアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至40のアリール基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至40のヘテロアリール基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルコキシ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリルオキシ基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のシクロアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のヘテロシクロアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリールアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のヘテロアリールアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアラルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルキルシリル基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリールシリル基、置換もしくは非置換のアルケニル基、置換もしくは非置換のアルキニル基、シアノ基、ハロゲン基、重水素および水素からなる群より選択される。
本発明で使用される置換基であるアルキル基の具体的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、iso−アミル基、ヘキシル基、へプチル基、オクチル基、ステアリル基、トリクロロメチル基、トリフルオロメチル基などが挙げられ、前記アルキル基の中の一つ以上の水素原子は重水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、シリル基(この場合、“アルキルシリル基”という)、置換もしくは非置換のアミノ基(−NH2、−NH(R)、−N(R')(R”)、ここで、R、R’およびR”はそれぞれ独立して、炭素数1乃至24のアルキル基である(この場合、“アルキルアミノ基”という))、アミジノ基、ヒドラジン基、ヒドラゾン基、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、炭素数1乃至24のアルキル基、炭素数1乃至24のハロゲン化されたアルキル基、炭素数2乃至24のアルケニル基、炭素数2乃至24のアルキニル基、炭素数1乃至24のヘテロアルキル基、炭素数5乃至24のアリール基、炭素数6乃至24のアリールアルキル基、炭素数3乃至24のヘテロアリール基または炭素数3乃至24のヘテロアリールアルキル基で置換されてもよい。
本発明の化合物で使用される置換基であるアルコキシ基の具体的な例としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、ペンチルオキシ基、iso−アミルオキシ基、ヘキシルオキシ基などが挙げられ、前記アルキル基の場合と同様のの置換基で置換可能である。
本発明の化合物で使用される置換基であるアリール基の具体的な例としては、フェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、o−ビフェニル基、m−ビフェニル基、p−ビフェニル基、4−メチルビフェニル基、4−エチルビフェニル基、o−テルフェニル基、m−テルフェニル基、p−テルフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−メチルナフチル基、2−メチルナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、ピレニル基、フルオレニル基、テトラヒドロナフチル基などのような芳香族グループが挙げられ、前記アルキル基の場合と同様の置換基で置換可能である。
本発明の化合物で使用される置換基であるヘテロアリール基の具体的な例としては、ピリジニル基、ピリミジニル基、トリアジニル基、インドリニル基、キノリニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリジニル基、ピペラジニル基、カルバゾリル基、オキサゾリル基、オキサジアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、トリアゾリル基、イミダゾリル基、ベンゾイミダゾール基などがあり、前記ヘテロアリール基の中の一つ以上の水素原子は前記アルキル基の場合と同一の置換基で置換可能である。
本発明の化合物で使用される置換基であるアルケニル基の具体的な例としては、スチルベニル基、スチレニル基などのアリール基が連結されたアルケニル基があり、シクロアルキル基の具体的な例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などがあるが、これに限定されるのではない。
本発明の化合物で使用される置換基であるアリールアミン基は、ジフェニルアミン基、フェニルナフチルアミン基、フェニルビフェニルアミン基、ナフチルビフェニルアミン基、ジナフチルアミン基、ジビフェニルアミン基、ジアントラセニルアミン基、3−メチル−フェニルアミン基、4−メチル−ナフチルアミン基、2−メチル−ビフェニルアミン基、9−メチル−アントラセニルアミン基、ジトリルアミン基、フェニルトリルアミン基、トリフェニルアミノフェニルアミン基、フェニルビフェニルアミノフェニルアミン基、ナフチルフェニルアミノフェニルビフェニルアミン基などが挙げられるが、これにのみ限定されるのではない。
本発明において、“置換もしくは非置換”という用語は、シアノ基、ハロゲン基、ヒドロキシ基、ニトロ基、アルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アラルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アラルキルアミノ基、アルキルシリル基、アリールシリル基、アリールオキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、ゲルマニウム、リン、ボロン、水素および重水素からなる群より選択された1つ以上の置換基で置換もしくは非置換されることを意味する。
具体的に、本発明の前記ベンゾフェナントレン誘導体化合物は下記化学式で表わされる群から選択されるのが好ましく、これに限定されるのではない。










また本発明の前記ベンゾフェナントレン誘導体化合物は下記模式図記載の製造方法によって製造できる。
[模式図]
また本発明は、前記ベンゾフェナントレン誘導体化合物を含む有機発光素子を提供する。
また本発明の有機発光素子は、アノードとカソードの間に発光層、正孔注入層、正孔輸送層、正孔阻止層、電子輸送層、電子注入層および電子阻止層からなる群より選択された一つ以上の層を含み、前記ベンゾフェナントレン誘導体化合物は前記層のうちの少なくとも一つ以上の層に含まれることを特徴とする。
特に本発明によるベンゾフェナントレン誘導体化合物は前記アノードおよびカソードの間の発光層に含まれるのが好ましい。
また、アノードとカソードの間の層は蒸着方式または溶液工程によって形成することができる。
また本発明は前記有機発光素子を含む表示素子、ディスプレイ素子および単色または白色照明用素子など多様に用いることができる。
また本発明による前記有機発光素子の製造方法をより詳しく説明する。
本発明による有機発光素子は、アノード(anode)とカソード(cathod)の間に正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、発光層(EML)、電子輸送層(ETL)、電子注入層(EIL)などの有機薄膜層を1つ以上含むことができる。
まず、基板上部に高い仕事関数を有するアノード(anode)電極用物質を蒸着させてアノードを形成する。この時、前記基板は、通常の有機発光素子で使用される基板を用いることができ、特に機械的強度、熱的安定性、透明性、表面平滑性、取り扱い容易性、および防水性に優れた有機基板または透明プラスチック基板を用いることがよい。また、アノード電極用物質としては透明で導電性に優れた酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、酸化錫(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)などを用いることができる。前記アノード電極用物質は通常のアノード形成方法によって蒸着することができ、具体的に蒸着法またはスパッタリング法によって蒸着することができる。
その次に、前記アノード電極上部に正孔注入層(HIL)物質を真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB(Langmuir−Blodgett)法などのような方法によって形成することもできるが、均一な膜質を得やすく、またピンホールが発生しにくいというなどの点から真空蒸着法によって形成することが好ましい。前記真空蒸着法によって正孔注入層を形成する場合、その蒸着条件は正孔注入層の材料として使用する化合物、目的とする正孔注入層の構造および熱的特性などによって異なるが、一般に50−500℃の蒸着温度、10−8−10−3torrの真空度、0.01−100Å/secの蒸着速度、10Å−5μmの膜の厚さ範囲で適切に選択することが好ましい。
前記正孔注入層物質は公知の物質が使用可能であり、一例として米国特許第4,356,429号に開示された銅フタロシアニンなどのフタロシアニン化合物またはスターバースト型アミン誘導体類であるTCTA(4,4',4”−トリ(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン)、m−MTDATA(4,4',4”−トリス(3−メチルフェニルアミノ)トリフェニルアミン)、m−MTDAPB(4,4',4”−トリス(3−メチルフェニルアミノ)フェノキシベンゼン、Advanced Material、6、p677(1994))、HI−406(N1,N1'−(ビフェニル−4,4'−ジイル)ビス(N1−(ナフタレン−1−イル)−N4,N4−ジフェニルベンゼン−1,4−ジアミン)などを正孔注入層物質として使用することができる。
その次に、前記正孔注入層上部に正孔輸送層(HTL)物質を真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB法などのような方法によって形成することもできるが、均一な膜質を得やすく、ピンホールが発生しにくいという点から真空蒸着法によって形成することが好ましい。前記真空蒸着法によって正孔輸送層を形成する場合、その蒸着条件は使用する化合物によって異なるが、一般に正孔注入層の形成と対等な条件範囲で選択することがよい。
また、前記正孔輸送層物質は特に制限されないが、本発明による化学式1で表わされる化合物を使用するか、正孔輸送層に使用されている通常の公知物質の中で任意に選択して使用することができる。具体的に、前記正孔輸送層物質は、本発明による化学式1で表わされる化合物以外に、N−フェニルカルバゾール、ポリビニルカルバゾールなどのカルバゾール誘導体、N,N'−ビス(3−メチルフェニル)−N,N'−ジフェニル−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(TPD)、N,N'−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N'−ジフェニルベンジジン(α−NPD)などの芳香族縮合環を有する通常のアミン誘導体などを用いることができる。
その後、前記正孔輸送層上部に発光層(EML)物質を真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB法などのような方法によって形成することもできるが、均一な膜質を得やすく、ピンホールが発生しにくいという点から真空蒸着法によって形成することが好ましい。前記真空蒸着法によって発光層を形成する場合、その蒸着条件は使用する化合物によって異なるが、一般に正孔注入層の形成とほとんど同一な条件範囲で選択することがよい。また、前記発光層材料は本発明の化学式1で表わされる化合物を単独で使用するか、またはホストとして使用することができる。
前記化学式1で表わされる化合物または二つ以上の混合物を発光ホストおよびドーパントとして使用する場合、リン光または蛍光ドーパントおよびホストを共に使用して発光層を形成することができる。この時、蛍光ドーパントとしては出光社(Idemitsu社)から購入可能なIDE102またはIDE105またはBD142を使用することができ、リン光ドーパントとしては緑色リン光ドーパントIr(ppy)3(fac−tris(2−phenylpyridine)iridium)、青色リン光ドーパントのFIrpic(iridium(III)bis[(4,6−di−fluorophenyl)−pyridinato−N,C2']picolinate)、UDC社の赤色リン光ドーパントRD61などを共通真空蒸着(ドーピング)することができる。ドーパントのドーピング濃度は特に制限されないが、ホスト100重量部に対するドーパントの濃度は0.01−15重量部であるのが好ましい。
また、発光層にリン光ドーパントと共に使用する場合には、三重項励起子または正孔が電子輸送層(HTL)に拡散する現象を防止するために正孔抑制材料(HBL)を追加的に真空蒸着法またはスピンコーティング法によって積層させることが好ましい。この時に使用できる正孔抑制物質は特に制限されないが、正孔抑制材料として使用されている公知のものから任意のものを選択して用いることができる。例えば、オキサジアゾール誘導体やトリアゾール誘導体、フェナントロリン誘導体、または日本特開平11−329734(A1)に記載されている正孔抑制材料などが挙げられ、代表的にBalq、フェナントロリン(phenanthrolines)系化合物(例:UDC社BCP)などを使用することができる。
前記のように形成された発光層上部には電子輸送層(ETL)材料が形成され、この時、前記電子輸送層は真空蒸着法、スピンコーティング法、またはキャスト法などの方法で形成され、特に真空蒸着法によって形成するのが好ましい。
前記電子輸送層材料は電子注入電極(Cathode)から注入された電子を安定的に輸送する機能を果たすものであって、その種類が特に制限されず、例えばキノリン誘導体、特にトリス(8−キノリノラト)アルミニウム(Alq3)を使用することができる。また、電子輸送層上部に陰極からの電子の注入を容易にする機能を有する物質である電子注入層(EIL)が積層され、電子注入層物質としてはLiF、NaCl、CsF、LiO、BaOなどの物質を用いることができる。
また、前記電子輸送層(ETL)の蒸着条件は使用する化合物によって異なるが、一般に正孔注入層の形成とほとんど同一な条件範囲で選択することがよい。
その後、前記電子輸送層上部に電子注入層(EIL)物質を形成することができ、この時、前記電子輸送層は通常の電子注入層物質を真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法などの方法で形成され、特に真空蒸着法によって形成することが好ましい。
最後に電子注入層上部にカソード形成用金属を真空蒸着法やスパッタリング法などの方法によって形成し陰極(cathode)として使用する。ここで、カソード形成用金属には低い仕事関数を有する金属、合金、電気伝導性化合物、およびこれらの混合物を使用することができる。具体的な例としては、リチウム(Li)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、アルミニウム−リチウム(Al−Li)、カルシウム(Ca)、マグネシウム−インジウム(Mg−In)、マグネシウム−銀(Mg−Ag)などがある。また前面発光素子を得るためにITO、IZOを用いた透過型カソードを使用してもよい。
本発明の有機発光素子は、アノード(anode)、正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、発光層(EML)、電子輸送層(ETL)、電子注入層(EIL)、カソード(cathode)構造の有機発光素子だけでなく、多様な構造の有機発光素子の構造が可能であり、必要によって一層または2層の中間層をさらに形成することも可能である。
前記のように本発明によって形成される有機薄膜層の厚さは要求される程度により調節でき、好ましくは10−1,000nmであり、さらに好ましくは20−150nmであるのがよい。
以下、本発明の理解のために本発明の化合物の好ましい合成例および実施例を提示するが、下記合成例および実施例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明の範囲が下記合成例および実施例に限定されるのではない。
[合成例]
合成例1−1.1−クロロ−3,4−ジヒドロ−2−カルバルデヒド合成
窒素気流下で反応器にジメチルホルムアミド(DMF)8.4g(114.9mmol)、メチレンクロリド(MC)40mlを投入した。反応温度を0−5℃に冷却した後、オキシ塩化リン(POCl)14g(91.3mmol)を徐々に滴加し、常温で2時間攪拌した。再び反応温度を0−5℃に冷却した後、メチレンクロリド50mlに溶かしたα−テトラロン(α−tetralone)8.76g(59.9mmol)溶液を徐々に投入した。投入完了後、常温で16時間攪拌した。反応溶液を冷たい炭酸ナトリウム(NaCO)水溶液(satd)200mlに入れ、追加のメチレンクロリド200mlを投入した。ガス発生が止まるまで攪拌した。抽出した後、水層をメチレンクロリド250mlで再び抽出した。有機層を硫酸マグネシウム(MgSO)で乾燥した後、ろ過濃縮して赤色液体の1−クロロ−3,4−ジヒドロ−2−カルバルデヒド(1−chloro−3,4−dihydro−2−carbaldehyde)10.5g(54.7mmol、91.3%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]192
合成例1−2.1−フェニル−3,4−ジヒドロ−2−カルバルデヒド合成
窒素気流下で反応器に1−クロロ−3,4−ジヒドロ−2−カルバルデヒド920mg(4.78mmol)、フェニルボロン酸(phenylbronic acid)640mg(5.26mmol)、テトラブチルアンモニウムブロミド(tetrabutylammonium bromide)1.54g(4.78mmol)、パラジウム(II)アセテート(Pd(OAc))21.5mg(0.096mmol)、炭酸カリウム(KCO)水溶液を投入した後、45℃で3時間攪拌した。反応が完了すると常温に冷却した後、水を投入して層分離した。水層はエチルアセテートを投入した後、再び抽出した。有機層を硫酸マグネシウム(MgSO)で乾燥した後、ろ過濃縮し、シリカゲルカラム分離して黄色の固体の1−フェニル−3,4−ジヒドロ−2−カルバルデヒド(1−phenyl−3,4−dihydro−2−carbaldehyde)1.0g(4.42mmol、89.4%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]234
合成例1−3.3−エチニル−4−フェニル−1.2−ジヒドロナフタレン合成
窒素気流下で反応器にジイソプロピルアミン(diisopropylamine)753ul(5.37mmol)を投入した後、0℃に冷却した。n−ブチルリチウム(n−butyllithium)溶液3.2ml(5.1mmol、1.6M in hexanes)を徐々に滴加した後、10分間攪拌してLDA溶液を合成した。反応温度を−78℃に冷却した後、(トリメチルシリル)ジアゾメタン((trimethylsilyl)diazomethane)溶液2.5ml(5.0mmol、2M in hexane)を徐々に滴加した。同じ温度で30分間攪拌した後、1−フェニル−3,4−ジヒドロ−2−カルバルデヒド1.0g(4.27mmol)をテトラヒドロフラン(THF)5mlに溶かした溶液を徐々に滴加した。徐々に常温に昇温した後、3時間攪拌して反応を完了し、水を投入して反応を終結した。反応溶液を層分離した後、水層をエチルアセテートで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウム(MgSO)で乾燥した後、ろ過濃縮し、展開溶媒n−ヘキサン:エチルアセテート(95:5)でシリカゲルカラム分離して無色の透明液体の3−エチニル−4−フェニル−1.2−ジヒドロナフタレン(3−ethynyl−4−phenyl−1,2−dihydronaphthalene)778mg(3.38mmol、79.1%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]230
合成例1−4.5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン合成
窒素気流下で反応器に3−エチニル−4−フェニル−1.2−ジヒドロナフタレン528mg(2.3mmol)、プラチナ(II)クロリド(PtCl)26.6mg(0.1mmol)、トルエン10mlを投入した後、80℃で24時間攪拌した。反応が完了すると減圧蒸留して溶媒を除去した後、展開溶媒n−ヘキサンでシリカゲルカラム分離して白色の固体の5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)380.1mg(1.65mmol、72.1%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]230
合成例1−5.8−ブロモ−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン合成
窒素気流下で反応器に5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン10g(43.4mmol)、メチレンクロリド100mlを投入した。反応温度を0℃に冷却した後、ブロミン(Br)7.63g(47.7mmol)をメチレンクロリド76mlに希釈させた溶液を徐々に滴加した。反応温度を常温に昇温した後、6時間攪拌した。反応器にチオ硫酸ナトリウム(N)水溶液を投入した後、層分離した後、水層をメチレンクロリドで抽出した。有機層を硫酸マグネシウム(MgSO)で乾燥した後、ろ過濃縮し、メチレンクロリドとメタノールで再結晶して黄色の固体の8−ブロモ−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(8−bromo−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)11.3g(36.6mmol、84.2%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]308
合成例1−6.化学式(6)合成
窒素気流下で反応器に8−ブロモ−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン1.0g(3.2mmol)、10−フェニルアントラセン−9−イルボロン酸(10−phenylanthracen−9−yl boronic acid)1.1g(3.9mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィノ)パラジウム(0)(Pd(PPh)0.19g(0.16mmol)、炭酸カリウム(KCO)1.3g(9.1mmol)、トルエン10ml、テトラヒドロフラン(THF)10ml、精製水2mlを投入した後、還流冷却した。反応が完了すると、常温に冷却し、反応溶液を層分離した。水層をエチルアセテートで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウム(MgSO)で乾燥した後、ろ過濃縮し、展開溶媒n−ヘキサン:エチルアセテート(90:10)でシリカゲルカラム分離して白色の固体の8−(10'−フェニルアントラセン−9'−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(8−(10'−phenylanthracen−9'−yl)−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)1.2g(2.5mmol、77.2%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]482
合成例2.化学式(31)合成
合成例1−6と同様な方法で合成して白色の固体の8−(10'−ナフチルアントラセン−9'−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(8−(10'−naphthyl−anthracen−9'−yl)−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)1.1g(2.1mmol、69.1%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]532
合成例3.化学式(32)合成
合成例1−6と同様な方法で合成して白色の固体の8−(10'−(2''−ナフチル)アントラセン−9'−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(8−(10'−(2''−naphthryl)−anthracen−9'−yl)−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)1.3g(2.4mmol、75.2%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]532
合成例4.化学式(33)合成
合成例1−6と同様な方法で合成して白色の固体の8−(10'−(9''−フェナントリル)アントラセン−9'−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(8−(10'−(9''−phenanthryl)anthracen−9'−yl)−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)1.2g(2.0mmol、62.7%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]582
合成例5.化学式(46)合成
合成例1−6と同様な方法で合成して白色の固体の8−(4'−(10''−フェニルアントラセン−9''−イル)フェニル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(8−(4'−(10''−phenylanthracen−9''−yl)phenyl)−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)1.2g(2.2mmol、66.1%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]559
合成例6.化学式(51)合成
合成例1−6と同様な方法で合成して白色の固体の8−(3'−(10''−フェニルアントラセン−9''−イル)フェニル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(8−(3'−(10''−phenyl−anthracen−9''−yl)phenyl)−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)1.0g(1.7mmol、53.7%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]559
合成例7.化学式(1)合成
8−ブロモ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンの代わりに4−クロロ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンを使用すること以外は合成例1−6と同様な方法で合成して淡い黄緑色固体の4−(10−フェニルアントラセン−9−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(4−(10−phenylanthracen−9−yl)−5,6−dihydrobenzo[c]phenanthrene)0.8g(1.7mmol、33.7%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]483
合成例8.化学式(8)合成
8−ブロモ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンの代わりに10−ブロモ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンを使用すること以外は合成例1−6と同様な方法で合成して淡い白色の固体の10−(10−フェニルアントラセン−9−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(10−(10−phenylanthracen−9−yl)−5,6−dihydrobenzo[c]phenanthrene)1.5g(3.1mmol、57.4%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]483
合成例9.化学式(12)合成
8−ブロモ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンの代わりに10−ブロモ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンを使用すること以外は合成例1−6と同様な方法で合成して淡い黄緑色固体の3−(10−(2−ナフチル)−アントラセン−9−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(3−(10−(2−naphthyl)−anthracen−9−yl)−5,6−dihydrobenzo[c]phenanthrene)1.1g(2.1mmol、43.8%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]533
合成例10.化学式(165)合成
8−ブロモ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンの代わりに5−ヨード−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンを使用すること以外は合成例1−6と同様な方法で合成して淡い黄緑色固体の7−(10−(2−ナフチル)−アントラセン−9−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(7−(10−(2−naphthyl)−anthracen−9−yl)−5,6−dihydrobenzo[c]phenanthrene)0.9g(1.7mmol、71.7%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]533
合成例11.化学式(191)合成
8−ブロモ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンの代わりに2−ブロモ−5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレンを使用すること以外は合成例1−6と同様な方法で合成して淡い黄緑色固体の2−(10−(2−ナフチル)−アントラセン−9−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(2−(10−(2−naphthyl)−anthracen−9−yl)−5,6−dihydrobenzo[c]phenanthrene)1.0g(1.9mmol、54.3%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]533
合成例12.化学式(18)合成
窒素気流下で反応器に(7,8−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレン−3−イル)−ボロン酸3.00g(10.9mmol)、9,10−ジブロモアントラセン1.5g(4.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィノ)パラジウム(0)(Pd(PPh)0.21g(0.2mmol)、炭酸カリウム(KCO)3.8g(27.4mmol)、トルエン60ml、テトラヒドロフラン(THF)60ml、精製水12mlを投入した後、還流冷却した。反応が完了すると、常温に冷却し、反応溶液を層分離した。水層をエチルアセテートで2回抽出した。有機層を硫酸マグネシウム(MgSO)で乾燥した後、ろ過濃縮し、展開溶媒n−ヘキサン:エチルアセテート(60:10)でシリカゲルカラム分離して白色の固体の9,10−ビス(5,6−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレン−3−イル)アントラセン(9,10−bis−(5,6−dihydrobenzo[c]phenanthren−3−yl)anthracene)1.2g(1.9mmol、41.5%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]635
合成例13.化学式(183)合成
(7,8−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレン−3−イル)ボロン酸の代わりに(7,8−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン−6−イル)ボロン酸を使用すること以外は合成例11と同様な方法で合成して白色の固体の9,10−ビス(7,8−ジヒドロベンゾ[c]−フェナントレン−5−イル)アントラセン(9,10−bis(7,8−dihydrobenzo[c]phenanthren−5−yl)−anthracene)0.9g(1.4mmol、31.1%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]635
合成例14.化学式(200)合成
(7,8−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレン−3−イル)ボロン酸の代わりに(7,8−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン−6−イル)ボロン酸を使用すること以外は合成例11と同様な方法で合成して白色の固体の9,10−ビス(5,6−ジヒドロベンゾ[c]−フェナントレン−2−イル)アントラセン(9,10−bis(5,6−dihydrobenzo[c]phenanthren−2−yl)−anthracene)1.7g(2.7mmol、58.7%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]635
合成例15−1.3,8−ジブロモ−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン合成
窒素気流下で反応器に5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン10g(43.4mmol)、メチレンクロリド100mlを投入した。反応温度を0℃に冷却した後、ブロミン(Br)15.26g(95.4mmol)をメチレンクロリド150mlに希釈させた溶液を徐々に滴加した。反応温度を常温に昇温した後、6時間攪拌した。反応器にチオ硫酸ナトリウム(N)水溶液を投入した後、層分離した後、水層をメチレンクロリドで抽出した。有機層を硫酸マグネシウム(MgSO)で乾燥した後、ろ過濃縮し、メチレンクロリドとメタノールで再結晶して黄色の固体の3,8−ジブロモ−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(3,8−dibromo−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)12.0g(31.0mmol、71.4%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]388
合成例15.[化学式203]合成
(7,8−ジヒドロベンゾ[c]フェナントレン−3−イル)ボロン酸と9,10−ジブロモアントラセンの代わりに(10−(2−ナフチル)アントラセン−9−イル)ボロン酸と3,8−ジブロモ−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレンを使用すること以外は合成例11と同様な方法で合成して淡い黄緑色固体の3,8−ビス(10−(2−ナフチル)アントラセン−9−イル)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(2−(10−(2−naphthyl)anthracen−9−yl)−5,6−dihydrobenzo[c]phenanthrene)1.2g(1.4mmol、40.0%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]836
合成例16.化学式(131)合成
窒素気流下で反応器に3,8−ジブロモ−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン10g(25.8mmol)、9H−カルバゾール10.9g(57.3mmol)、CuI1.1g(5.7mmol)、リン酸三カリウム24.3g(114.6mmol)、1,2−ジアミノシクロヘキサン0.7g(5.7mmol)、1,4−ジオキサン100mlを投入した後、還流冷却しながら36時間攪拌した。反応が完了すると、ろ過した後、減圧で溶媒を除去した。反応物をシリカゲルカラム分離して明るい黄緑色の固体の9,9'−(5,6−ジヒドロベンゾ[c]−フェナントレン−3,8−ジイル)−ビス(9H−カルバゾール)(9,9'−(5,6−dihydrobenzo[c]phenanthrene−3,8−diyl)bis(9H−carbazole)3.2g(5.6mmol、21.9%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]561
合成例17.化学式(134)合成
合成例15と同様な方法で合成して明るい黄緑色の固体の3,3'−(5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン−3,8−ジイル)ビス(9−フェニル−9H−カルバゾール)(3,3'−(5,6−dihydrobenzo[c]phenanthrene−3,8−diyl)bis(9−phenyl−9H−carbazole))5.4g(9.5mmol、36.7%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M+]713
合成例18.化学式(147)合成
窒素気流下で反応器に5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン1g(2.6mmol)、ジフェニルアミン1.1g(6.5mmol)、パラジウム(II)アセテート0.03g(0.13mmol)、BINAP0.08g(0.13mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド1.0g(10.3mmol)、トルエン100mlを投入した後、還流冷却しながら12時間攪拌した。反応が完了すると、ろ過した後、減圧で溶媒を除去した。反応物をシリカゲルカラム分離して明るい黄緑色の固体の3,8−ジ(N,N−ジフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(3,8−di(N,N−diphenylamino)−5,6−dihydro−benzo[c]−phenanthrene)0.8g(1.4mmol、55.2%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]565
合成例19.化学式(151)合成
合成例18と同様な方法で合成して明るい黄緑色の固体の3,8−ジ(N,N−ジ(4'−トリル)アミノ)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(3,8−di(N,N−di(4'−tolyl)amino)−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)0.7g(1.1mmol、42.7%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]621
合成例20.化学式(153)合成
合成例18と同様な方法で合成して白色の固体の3,8−ジ(N,N−ジ(4'−t−ブチルフェニル)アミノ)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(3,8−di(N,N−di(4'−tert−butylphenyl)amino)−5,6−dihydro−benzo[c]−phenanthrene)0.9g(1.2mmol、45.3%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]790
合成例21.化学式(161)合成
合成例18と同様な方法で合成して白色の固体の3,8−ジ(N−フェニル−N−2'−ナフチルアミノ)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(3,8−di(N−phenyl−N−2'−naphthylamino)−5,6−dihydro−benzo[c]phenanthrene)0.9g(1.32mmol、51.1%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]665
合成例22.化学式(163)合成
合成例18と同様な方法で合成して明るい黄緑色の固体の3,8−ジ(N−フェニル−N−(9’,9'−ジメチル−2'−フルオレニル)アミノ)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(3,8−di(N−phenyl−N−(9’,9'−dimethyl−2'−fluorenyl)amino)−5,6−dihydro−benzo[c]−phenanthrene)0.9g(1.1mmol、43.7%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]797
合成例23.化学式(164)合成
合成例18と同様な方法で合成して明るい黄緑色の固体の3,8−ジ(N−フェニル−N−(3'−ピリジル)アミノ)−5,6−ジヒドロ−ベンゾ[c]フェナントレン(3,8−di(N−phenyl−N−(3'−pyridyl)amino)−5,6−dihydro−benzo[c]−phenanthrene)0.4g(0.7mmol、50.1%)を収得した。
MS(EI)(m/z):[M]567
[実施例]本発明による有機発光素子の製造
前記合成例1乃至15から得られた化合物を発光層の発光ホスト物質として使用し、比較ホスト化合物としてADN(ADN:9,10−di(2−naphthyl)−anthracene)を使用し、発光層のドーパント物質としてBD142(N,N12−ビス(3,4−ジメチルフェニル)−N,N12−ジメシチルクリセン−6,12−ジアミン)の化合物を用いて通常の方法によって有機発光素子を製作した。
まず、ガラス基板に形成された1500Å厚さのITO層(アノード)の上に650Å厚さの正孔注入層(正孔注入層物質:HI−406(N,N'−(ビフェニル−4,4'−ジイル)ビス(N−(ナフタレン−1−イル)−N,N−ジフェニルベンゼン−1,4−ジアミン))、200Å厚さの正孔輸送層(正孔輸送層物質:ビス(N−(1−ナフチル−n−フェニル))ベンジジン(α−NPB))、本発明での化合物にBD142(N,N12−ビス(3,4−ジメチルフェニル)−N,N12−ジメシチルクリセン−6,12−ジアミン)がドーピングされた350Å厚さの発光層、200Å厚さの電子輸送層(電子輸送層物質:ET4(6,6'−(3,4−ジメシチル−1,1−ジメチル−1H−シロール−2,5−ジイル)ジ−2,2'−ビピリジン))および10Å厚さのLiF、1000Å厚さのアルミニウムカソードを順次に蒸着させて有機発光素子を製作した。
前記製造された有機発光素子の発光特性を測定して下記表1に示した。
上記表1に示したように、実施例1乃至15は比較例1より電圧は類似しているが、電流効率および輝度は最大1.5倍向上したことが分かり、色座標も相対的に優れている。
また、前記合成例18乃至23から得られた化合物を発光層の発光ドーパント物質として使用し、比較ドーパント物質としてBD142の化合物を使用し、発光層の発光ホストとしてADN(ADN:9,10−di(2−naphthyl)anthracene)を使用したことを除いては前記実施例と同一に製作した。
上記表2に示したように、実施例18乃至23は比較例より駆動電圧に優れている。電流効率は類似しているか低い特性を示しているが、これは色座標でCIEy値を確認することで分かるように短波長領域への移動による結果であり、換算効率を考慮すれば最大1.6倍向上した特性を示している。
前記実施例による有機発光素子の結果である表1および2によれば、本発明の新規なベンゾフェナントレン化合物を用いて駆動電圧、発光効率および色座標などの特性に優れた有機発光素子を製作することができる。
本発明の新規なベンゾフェナントレン誘導体化合物を用いた有機発光素子は駆動電圧、発光効率および色純度などの特性に優れた効果がある。

Claims (8)

  1. 下記化学式1で表わされる化合物:
    [化学式1]

    上記化学式1において、
    乃至R14は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換の炭素数1乃至20のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のシクロアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至40のアリール基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至40のヘテロアリール基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルコキシ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリルオキシ基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のシクロアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数3乃至20のヘテロシクロアルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリールアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のヘテロアリールアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアラルキルアミノ基、置換もしくは非置換の炭素数1乃至30のアルキルシリル基、置換もしくは非置換の炭素数6乃至30のアリールシリル基、置換もしくは非置換のアルケニル基、置換もしくは非置換のアルキニル基、シアノ基、ハロゲン基、重水素および水素からなる群より選択される。
  2. 前記化合物が下記の化学式で表わされる化合物のうちの一つであることを特徴とする請求項1に記載の化合物:






















  3. 下記模式図の段階を含むことを特徴とする請求項1記載の化学式1の化合物を製造する方法:
    [模式図]
  4. 請求項1記載の化学式1の化合物を含むことを特徴とする有機発光素子。
  5. 請求項1の化合物を アノードとカソードの間の正孔注入層(HIL)または正孔輸送層(HTL)または発光層(EML)に含むことを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子。
  6. 前記アノードとカソードの間に発光層、正孔注入層、正孔輸送層、電子阻止層、電子輸送層、電子注入層、正孔阻止層からなる群より選択された一つ以上の層をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の有機発光素子。
  7. 前記アノードとカソードの間の発光層、正孔注入層、正孔輸送層、電子阻止層、電子輸送層、電子注入層、正孔阻止層から選択された一つ以上の層は真空蒸着方式または溶液工程によって形成されることを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子。
  8. 前記有機発光素子は表示素子、ディスプレイ素子、照明素子用であることを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子。
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