JP2016521046A - 非線形重み付け係数の計算装置及び方法 - Google Patents

非線形重み付け係数の計算装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016521046A
JP2016521046A JP2016506771A JP2016506771A JP2016521046A JP 2016521046 A JP2016521046 A JP 2016521046A JP 2016506771 A JP2016506771 A JP 2016506771A JP 2016506771 A JP2016506771 A JP 2016506771A JP 2016521046 A JP2016521046 A JP 2016521046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonlinear
weighting coefficient
optical fiber
function
coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016506771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6260687B2 (ja
Inventor
ジャオ・イン
ドウ・リアン
タオ・ジェヌニン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JP2016521046A publication Critical patent/JP2016521046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6260687B2 publication Critical patent/JP6260687B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/2543Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to fibre non-linearities, e.g. Kerr effect
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/58Compensation for non-linear transmitter output
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/616Details of the electronic signal processing in coherent optical receivers
    • H04B10/6163Compensation of non-linear effects in the fiber optic link, e.g. self-phase modulation [SPM], cross-phase modulation [XPM], four wave mixing [FWM]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0227Operation, administration, maintenance or provisioning [OAMP] of WDM networks, e.g. media access, routing or wavelength allocation
    • H04J14/0254Optical medium access
    • H04J14/0267Optical signaling or routing
    • H04J14/0271Impairment aware routing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

本発明の実施例は、非線形重み付け係数の計算装置及び方法を提供する。該非線形重み付け係数の計算装置は、有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行う近似処理部と、非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得するように、近似されたリンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、非線形歪み推定における非線形重み付け係数を計算する係数計算部とを含む。本発明の実施例によれば、高精度な重み付け係数を取得できるため、損失がある場合に非線形歪みを高精度に推定できる。【選択図】図4

Description

本発明は、長距離の光ファイバ通信システムに関し、特に非線形重み付け係数の計算装置及び方法に関する。
マルチメディア等のブロードバンドサービスの需要の増加に伴い、光ファイバ通信システムは、シングルチャネルの伝送が100Gbit/s以上となる方向に向かって発展している。シングルチャネルの速度が40Gbit/s以上に達すると、チャネル内の非線形効果は伝送信号に著しく作用し、通信品質に影響を与える。
チャネル内の非線形効果の物理的なメカニズムは、電磁波と光ファイバ媒体の相互作用の非線形カー効果に由来する。高速長距離の光ファイバ伝送システムでは、光パルス信号のシンボル期間が非常に短く(<100ps)、且つ送信電力が比較的に高い(>0dBm)ため、分散長さL及び非線形長さLNLがシステムの伝送距離よりも遥かに小さいから、隣接するパルス間でエネルギー交換が生じることにより、明らかな信号波形の歪みが生じてしまう。このような場合には、受信端でリンク内の残留分散を補償しても、パルス信号で非線形歪みが依然として生じ、伝送システムは依然として非線形損傷を明らかに受けてしまう。
光ファイバにおけるチャネル内の非線形及び分散の共同作用を考慮すると、時間領域のバルスシーケンスでは、主にチャネル内クロス位相変調(IXPM)及びチャネル内四光波混合(IFWM)の効果による波形歪みが生じる。これらの歪みは、タイミングジッタ、パルス振幅変動及びシャドーパルスの発生として定性的に記述されることができる。そのうち、タイミングジッタ及びパルス振幅変動は、IXPM効果による非対称的なチャープから生じられたものであり、シャドーパルスは、IFWM効果によるパルスエネルギー交換から生じられたものである。上記のパルス歪み現象の長距離光ファイバシステムへの影響を定量的に計算する方法、及び伝送システムの性能の評価方法は、光ファイバ通信システムの研究における重要な課題である。
微小振幅変動近似(SVEA:Slowly Varying Envelop Approximation)及び不変偏光状態(constant polarization state)の仮定に基づいて、光ファイバ内のパルス進化の伝送方程式は、非線形シュレディンガー方程式で記述されることができる(ランダム偏波においてManakov方程式で記述される)。しかし、非線形シュレディンガー方程式は、非線形性と分散効果の共同作用を考慮する場合に解析的な解がないため、チャネル内の非線形に対する定量的な研究及びそれに関する理論モデルはいずれも非線形シュレディンガー方程式の近似解法から発展、確立したものである。現在、非線形シュレディンガー方程式の解法は、数値解法と近似解法の2種類に分け、数値解法は主に分布フーリエアルゴリズムと時間領域有限差分法を含み、近似解法は主に逆散乱法とVolterra展開法を含む。
デジタル信号処理(DSP)技術が長距離光ファイバ通信システムにおいて広く用いられることに伴い、デジタル領域でシステムの非線形歪みへの推定又は補償は、光ファイバリンクの非線形性に対抗する有効な方法となる。分布フーリエアルゴリズムは、非線形シュレディンガー方程式の標準数値解法として、非線形歪みを推定、除去するための候補方法としてもよい。
Kahnらは、計算ステップ長が光ファイバスパンの長さに等しい場合の非線形の補償性能を検討した。F.Yamanらは、該方法を偏波多重システムに適用し、ステップ長が光ファイバスパンの1/3以下である場合、補償の性能は最良となる。分布フーリエ数値解法の欠点が複雑さが高すぎ、ステップ長が光ファイバスパンの長さに等しい場合であっても、該方法の計算回数は依然として現在のDSP技術の1つの大きな課題である。
近似解析方法は、非線形分析の計算複雑さを著しく低減できるため、学界では広く注目され、近年で急速に発展してきた。逆散乱法を用いてシュレディンガー方程式を解くことは、非線形伝送システムのソリトン解を導き出すことができ、ソリトン通信システムの分析に適用することが可能となる。Volterra級数展開法は、非線形シュレディンガー方程式のもう1つの解法として、従来の通信システムの分析フレームを光ファイバシステムに適用し、異なるパルス形状及びリンクタイプに比較的に良い共通性を有する。Paolo Serenaは、Volterra展開法を発展させて正則摂動(RP)法を取得し、各次数の摂動に明確な物理的な意義を付与する。よって、摂動によるシュレディンガー方程式の解法は迅速に発展し、時間領域又は周波数領域で非線形歪みを定量する複数の理論的なフレームは派生した。
しかし、本発明の発明者は、従来技術に以下の欠陥が存在することを発見した。重み付け係数が非線形歪みの推定に重要な位置を占めているが、従来は如何に高精度の重み付け係数を取得するのかについて研究されておらず、損失がある場合には非線形歪みを高精度に推定することができない。
以下は、本発明及び周知技術を理解させるための文献を列記し、本明細書に記載するように、これらの文献を本明細書に援用する。
[非特許文献1]:A. Mecozzi et. al., IEEE PTL Vol. 12, No. 4, pp.392-394, 2000
[非特許文献2]:G. P. Agrawal, Nonlinear Fiber Optics, 2nd ed. New York: Academic,
1995
[非特許文献3]:K. V. Peddanarappagari et. al., IEEE JLT Vol. 15, pp.2232-2241, 1997
[非特許文献4]:IEEE JLT Vol. 16, pp.2046-2055, 1998
[非特許文献5]:E. Ip and J. Kahn, IEEE JLT Vol. 26, No. 20, pp.3416-3425, 2008
[非特許文献6]:F. Yaman et. al., IEEE Photonics Journal Vol. 1, No. 2, pp.144-152,
2009
[非特許文献7]:A. Vannucci et. al., IEEE JLT Vol. 20, No. 7, pp.1102-1111, 2002
[非特許文献8]:S. Kumar et. al., Optics Express, Vol. 20, No. 25, pp.27740-27754,
2012
[非特許文献9]:E. Ciaramella et. al., IEEE PTL Vol. 17, No. 1, pp.91-93, 2005
[非特許文献10]:A. Carena et.al., IEEE JLT Vol. 30, No. 10, pp.1524-1539, 2012
[非特許文献11]:X. Chen et. al., Optics Express, Vol. 18, No. 18, pp.19039-19054,
2010
[非特許文献12]:X. Wei, Optics Letters, Vol. 31, No. 17, pp.2544-2546, 2006
なお、背景技術に関する上記の説明は、単なる本発明の技術案をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものであり。これら技術案が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
本発明の実施例は、高精度な重み付け係数を取得でき、損失がある場合に非線形歪みを高精度に推定できる、非線形重み付け係数の計算装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の実施例の一の態様では、非線形重み付け係数の計算装置であって、有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行う近似処理手段と、近似された前記リンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、非線形歪み推定における非線形重み付け係数を計算する係数計算手段と、を含む、非線形重み付け係数の計算装置を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、非線形重み付け係数の計算方法であって、有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行うステップと、近似された前記リンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、非線形歪み推定における非線形重み付け係数を処理するステップと、を含む、非線形重み付け係数の計算方法を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、非線形歪みの前置補償装置であって、上記の非線形重み付け係数の計算装置と、前記非線形重み付け係数の計算装置により取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算する摂動項計算手段と、送信機に送信されるプレディストーション信号を取得するように、前記ベクトル摂動項を用いて前記送信信号を前置補償する前置補償手段と、を含む、前置補償装置を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、非線形歪みの事後補償装置であって、上記の非線形重み付け係数の計算装置と、前記非線形重み付け係数の計算装置により取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算する摂動項計算手段と、前記ベクトル摂動項を用いて、受信された信号を補償する補償手段と、を含む、事後補償装置を提供する。
本発明の実施例の有益な効果としては、有理関数を用いてリンク損失/利得関数を近似することで、非線形重み付け係数が解析的な閉じた解の表現形式を有することができ、高精度な重み付け係数を取得できるため、損失がある場合には非線形歪みを高精度に推定できる。
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
1つの実施形態に記載された特徴及び/又は示された特徴は、同一又は類似の方式で1つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
なお、本文では、用語「包括/含む」は、特徴、部材、ステップ又はコンポーネントが存在することを指し、一つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又はコンポーネントの存在又は付加を排除しない。
本発明の多くの態様は、以下の図面を参照しながら理解できる。図面における素子は比例に応じて記載されたものではなく、本発明の原理を示すためのものである。本発明の一部分を示す又は記載するため、図面における対応部分は拡大或いは縮小される可能性がある。
本発明の1つの図面及び1つの実施形態に記載された要素及び特徴は、1つ又はさらに多くの図面又は実施形態に示された要素及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は複数の図面における対応する素子を示し、1つ以上の実施形態に用いられる対応素子を示してもよい。
典型的な光通信システムを示す図である。 分散補償なしの場合の電力重み付けされた分散分布関数を示す図である。 95%分散補償の場合の電力重み付けされた分散分布関数を示す図である。 本発明の実施例1の非線形重み付け係数の計算装置の構成を示す図である。 本発明の実施例1の非線形重み付け係数の計算装置の他の構成を示す図である。 本発明の実施例1の非線形重み付け係数の計算装置の他の構成を示す図である。 本発明の実施例1の近似減衰関数を示す図である。 本発明の実施例2の非線形重み付け係数の計算方法のフローチャートである。 本発明の実施例2の非線形重み付け係数の計算方法の他のフローチャートである。 本発明の実施例2の非線形重み付け係数の計算方法の他のフローチャートである。 本発明の実施例3の非線形歪みの前置補償装置の構成を示す図である。 本発明の実施例3の非線形歪みの前置補償方法のフローチャートである。 本発明の実施例4の非線形歪みの事後補償装置の構成を示す図である。 本発明の実施例4の非線形歪みの事後補償方法のフローチャートである。
図面を参照しながら、本発明の上記及び他の特徴を説明する。下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる実施形態の一部が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
以下は、図面を参照しながら本発明の各実施形態を説明する。これらの実施形態は単なる例示的なものであり、本発明を限定するものではない。なお、当業者に本発明の原理及び実施形態を容易に理解させるため、本発明の実施形態では、偏波多重光ファイバ伝送システムを一例として説明する。なお、本発明はこれに限定されず、本発明の実施形態は全ての長距離光ファイバ通信システムに適用してもよい。
典型的な長距離光ファイバ伝送システムでは、非線形の効果を主に3次以下のVolterra級数(1次摂動)で十分に記述できるため、現在で流行っている非線形分析はいずれも低次数Volterra級数で展開した分析フレーム、即ち準線形近似を受け入れる。準線形近似では、非線形摂動理論は、以下の分岐方向に発展する。
例えば、正則摂動法がある。準線形近似に基づく正則摂動法は1次摂動項を用いて非線形歪みを近似する。1次摂動は分散作用後のパルスが伝播経路上の各点で受ける非線形歪みのベクトル和を記述し、解析の表現形式は送信パルスの3項目の積を被積分関数とする三重積分である。理論的分析によれば、1次摂動の数値積分は分布フーリエ法と同様の計算複雑さを有するため、積分解析計算が行われていない場合には、1次摂動方法も非線形推定のDSP実現に適用できない。正則摂動法の計算複雑さをさらに低減するために、三重積分に対して解析演算をさらに行う必要がある。現在、三重積分に対する計算として、2つの方法しか報告されていない。
(1)損失なしの大きな分散リンクの閉じた解:この方法は、光ファイバ伝送リンクに損失がなし、且つ累積分散が十分に大きい一方、送信波形がガウスパルスであると仮定した場合に、1次摂動の三重積分は完全に(strictly)積分可能となり、特殊関数の閉じた解の形で表現できるため、三重積分の計算は数値積分を必要とせず、関数テーブルルックアップ方法で直ちに実現できる。この方法は、計算複雑さを大幅に低減できるが、損失なし及び大きな分散という制限があるため、計算精度が制限され、且つ分散管理リンクに適用できない。また、ガウスパルスの仮定はこの方法の適用範囲をさらに制限した。
(2)損失ありの大きな分散リンクの一重積分:この方法は、分散が十分に大きいという仮定で、定常位相(Stationary Phase)近似を用いて時間に対する二重積分を計算できるため、元の三重積分を一重積分に簡略化する。この方法は、リンク損失及びパルス波形を制限しないが、通常、得られた一重積分が閉じた解の形で表現できないため、やはり数値積分を用いて非線形歪みを計算する必要がある。
また、例えば強化された正則摂動(ERP)法及び乗法的摂動モデルがある。正則摂動法は1次摂動のみを考慮するため、通常は送信電力が非常に小さいパターンのみに適用する。電力が比較的に大きい場合の非線形歪みの推定精度をさらに向上するために、外挿(extrapolation)に基づく高次数の摂動理論は発展している。強化された正則摂動法は、正則摂動法を高次数に補正するものであり、通常、正則1次摂動に位相シフト因子を直感的に導入することで、摂動法の大きい電力の場合の正確度を著しく改善できる。乗法的摂動モデルは、高次数を考慮するもう1つの近似解法であり、その基本的な考え方は、加法的摂動を乗法的摂動に補正することで、近似処理により正則摂動法の高次数の摂動項を取得し、電力が大きい場合の精度を向上する。
また、例えば電力スペクトル密度(PSD)分析がある。非線形歪み波形の計算の複雑さが高いが、伝送システムの性能を評価するには通常非線形ノイズの統計的特性のみを了解すればよいため、現在の準線形伝送システムによく用いられる分析方法は、非線形歪みをノイズとし、ノイズの電力スペクトル密度を分析する。この分析方法のメリットとしては、二重積分の計算を簡略化でき、且つ分散管理リンクの分析に適用するが、通常、送信信号のスペクトル間に関連性がなく、且つガウスが満たされていると仮定し、この制限はスペクトル密度分析の精度が降下した主な原因となる。
図1は典型的な光通信システムを示す図であり、その中で、送信機により送信された信号は伝送リンク内の異なる素子(光ファイバ、光増幅器、分散補償光ファイバなど)を経て受信機に到達する。図1に示すシステムでは、送信側で入力のパルス信号を補償するために、まず、本発明の実施形態のプロセスで、チャネル内非線形モデルを確立してもよく、以下は、チャネル内非線形の基本的なモデルを簡単に説明する。偏波多重光ファイバ伝送システムは、微小振幅及びランダム偏光回転の仮定で、Manakov方程式として抽象化することができる。
Figure 2016521046
ここで、u(t,z)及びu(t,z)はそれぞれH及びV偏光状態における電界成分であり、α(z)、β(z)及びγ(z)はそれぞれ光ファイバリンク内の減衰係数、分散係数及び非線形係数の伝送距離に沿う分布である。
送信機により発生された信号は、通常光パルスにより構成され、式(2)の形で書いてもよい。
Figure 2016521046
ここで、A 及びA はそれぞれH及びV偏光状態におけるk番目のパルスの情報シンボルであり、Tはパルス間隔であり、g(t)は各パルスの波形である。
入力信号(2)を式(1)に代入し、準線形近似で、1次正則摂動解法を用いて、距離Lにおける非線形シュレディンガー方程式の解析的な解を取得できる。
Figure 2016521046
式(3)は、受信機側のk番目のパルスのサンプリング時点の摂動量が複数の相互作用の項目の加重和であり、各項目は送信パルス情報シンボルの3項目の積と対応する重み付け係数との積であることを示している。ここで、重み付け係数は、非線形摂動を決定するための唯一のパラメータであり、パルス形状、相互作用パルス時点(m,n)及びリンクパラメータに共に関連している。該重み付け係数が解析的な閉じた解(初等関数、又はテーブルルックアップ法で計算可能な特殊の関数)で表現できる場合には、非線形歪み(Δu,Δu)もこの閉じた解に基づいて取得できる。しかし、いずれの近似を考慮しない場合には、係数は三重積分の形のみで表示できる。
Figure 2016521046
ここで、
Figure 2016521046
は累積分散であり、J(C)は電力重み付けされた分散分布関数であり、伝送リンクパラメータのみにより決定される。
Figure 2016521046
ここで、G(z)はi番目の光ファイバスパンの損失/利得関数である。
図2は分散補償なしの場合の電力重み付けされた分散分布関数を示す図であり、図3は95%分散補償の場合の電力重み付けされた分散分布関数を示す図である。ここで、図2及び図3に示すように、100個の光ファイバスパンがあり、各スパンの長さが100kmであり、
Figure 2016521046
となる。
以下は、損失/利得の条件で、如何に高精度な重み付け係数を取得するかについて詳細に説明する。
<実施例1>
本発明の実施例は、非線形重み付け係数の計算装置を提供し、図4は本発明の実施例1の非線形重み付け係数の計算装置の構成を示す図である。図4に示すように、該非線形重み付け係数の計算装置400は、近似処理部401及び係数計算部402を含む。
近似処理部401は、有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行う。係数計算部402は、非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得するように、近似されたリンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、非線形歪み推定における非線形重み付け係数を計算する。
本実施例では、有理関数によりリンク損失/利得関数に対して近似処理を行うことで、式(4)に示す非線形重み付け係数が解析的な閉じた解の表式を有するため、計算された重み付け係数の精度を著しく改善できる。
図5は本発明の実施例1の非線形重み付け係数の計算装置の他の構成を示す図である。図5に示すように、該非線形重み付け係数の計算装置500は、上述したように、近似処理部401及び係数計算部402を含む。
図5に示すように、該非線形重み付け係数500は、係数処理部503をさらに含んでもよい。係数処理部503は、分散分布関数を用いて、非線形歪み推定における非線形重み付け係数に対して積分処理を行う。係数計算部402は、近似されたリンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、積分処理された非線形重み付け係数を計算する。
具体的に実施する際に、係数処理部503を用いて式4に示す非線形重み付け係数の三重積分を処理し、該非線形重み付け係数をより直感的、且つ正確に表現できる。分散分布関数を用いて式(4)に示す三重積分の形式をさらに積分し、一重積分の形式を取得し、例えば、後述する式(6)を取得してもよい。なお、本発明はこれに限定されず、例えば他の任意のパルス形状を用いて、他の一重積分の形式を取得してもよい。
以上は、有理関数を用いてリンク損失/利得関数に対して近似処理を行うことを説明した。また、本発明は、複数の光ファイバスパンについて非線形重み付け係数をそれぞれ計算し、その和を求めてリンク全体の非線形重み付け係数を取得してもよい。
図6は本発明の実施例1の非線形重み付け係数の計算装置の他の構成を示す図である。図6に示すように、該非線形重み付け係数の計算装置600は、上述したように、近似処理部401、係数計算部402及び係数処理部503を含む。
図6に示すように、非線形重み付け係数の計算装置600は、光ファイバ分割部604及び係数合計部605をさらに含んでもよい。光ファイバ分割部604は、伝送リンク全体の光ファイバを複数の光ファイバスパンに分割する。
各光ファイバスパンについて、近似処理部401及び係数計算部402、又は近似処理部401、係数処理部503及び係数計算部402により、該光ファイバスパンに対応する非線形重み付け係数を計算する。
係数合計部605は、伝送リンク全体の非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得するように、それぞれ取得された異なる光ファイバスパンの非線形重み付け係数を合計する。
本実施例では、近似処理部401は、ガウスパルス関数、非ゼロ復帰パルス(NRZ)関数、ゼロ復帰パルス(RZ)関数、又はナイキストパルス(Nyquist)関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるパルス形状を近似する。なお、本発明はこれに限定されず、例えば他のパルス形状を用い、他の任意のパルス形状に適用してもよい。以下は、パルス形状がガウスパルスであることを一例として、本発明を詳細に説明する。
例えば、パルス形状がガウスパルス
Figure 2016521046
となり(γはガウスパルスのパルス幅因子である)、標準光ファイバ減衰
Figure 2016521046
となり、且つ分散補償率がηである(分散なしの補償リンク、η=0)場合で本発明を詳細に説明する。なお、本発明はガウスパルス及び標準光ファイバ減衰リンクなどに限定されず、実際の状況に応じて具体的な実施形態を決定してもよい。
具体的に実施する際に、係数処理部503は、上記条件を式(5)に代入し、
Figure 2016521046
を取得する。
ここで、Lspanは各光ファイバスパンの長さである。
ガウスパルスについて、係数処理部503は、式(4)によりt1及びt2を先に積分して
Figure 2016521046
を取得してもよい。
上記の式は、ガウスパルスについて重み付け係数を一重積分にさらに簡略化できることを表し、この積分は解析的な閉じた解を有せず、積分できるように近似条件さらに加える必要がある。
具体的に実施する際に、近似処理部401は、有理関数により、標準光ファイバ減衰
Figure 2016521046
を近似してもよく、指数減衰関数について、下記の有理分数を用いて近似してもよい。
Figure 2016521046
ここで、Nは減衰制御因子であり、αは光ファイバの減衰係数であり、iは光ファイバスパンのインデックスであり、zはi番目のセクションの光ファイバ内の伝送距離である。
なお、以上は、指数減衰関数を一例として、上記の有理関数を用いて近似処理を行うことを説明した。しかし、本発明は、他の形式の関数について他の有理関数の形を用いてもよく、実際の状況に応じて具体的な実施形態を決定してもよい。パルス形状について、ガウスパルス及び上述したパルスの例に限定されず、本発明の他の任意のパルス形状に適用してもよい。
図7は本発明の実施例1の近似減衰関数を示す図である。図7に示すように、近似関数の2番目の光ファイバスパンで(各スパンの長さが100kmであり、α(z)=0.2dB/km)指数減衰関数に接近する傾向を示している。図7に示すように、Nが十分に大きい場合、近似関数は指数減衰関数に正確に接近できる。
具体的に実施する際に、係数計算部402は、式(7)を式(6)に代入し、大きな分散近似(
Figure 2016521046
)を導入し、積分をさらに計算してもよい。
係数合計部605は、それぞれ取得された異なる光ファイバスパンの非線形重み付け係数を合計することで、重み付け係数の解析的な閉じた解を取得する。
Figure 2016521046
ここで、
Figure 2016521046

(外1)
Figure 2016521046
は不完全ガンマ関数である。上記の式(8)は、損失ありのリンク非線形重み付け係数の解析的な閉じた解の表式である。
本実施例では、伝送リンクの電力重み付けの分散分布関数J(C)から、異なる光ファイバスパンについてそれぞれ計算することで、非線形重み付け係数の計算は、分散なしの補償リンクに適用し、分散管理リンクにも適用する。
リンク損失/利得関数の近似について、本発明では有理関数を用いて近似の接近を行うことで、積分表式(6)は解析的な閉じた解の表現形式を有する。実際の標準減衰リンクについて、式(8)により計算された重み付け係数は、従来技術における方法に比べて、精度を著しく改善できる。
なお、本発明は、標準減衰リンクの適用に限定されず、指数利得又は他の形の減衰/利得関数を有するリンクにも適用してもよい。他のパルス形状に対する互換性及び高精度も本発明の明らかなメリットである。
上記の実施例によれば、有理関数を用いてリンク損失/利得関数を近似することで、非線形重み付け係数が解析的な閉じた解の表現形式を有することができ、高精度な重み付け係数を取得できるため、損失がある場合には非線形歪みを高精度に推定できる。
また、伝送リンク全体の光ファイバを複数の光ファイバスパンに分割して、異なる光ファイバスパンについて非線形重み付け係数をそれぞれ計算することで、非線形重み付け係数の計算は分散なしの補償リンクに適用でき、分散管理リンクにも適用できる。
<実施例2>
本発明の実施例は、実施例1の非線形重み付け係数の計算装置に対応する非線形重み付け係数の計算方法を提供し、同様な内容についてその説明が省略される。
図8は本発明の実施例2の非線形重み付け係数の計算方法のフローチャートであり、図8に示すように、該非線形重み付け係数の計算方法は下記のステップを含む。
ステップ801:有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行う。
ステップ802:近似されたリンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、非線形歪み推定における非線形重み付け係数を処理する。
図9は本発明の実施例2の非線形重み付け係数の計算方法の他のフローチャートである。図9に示すように、該非線形重み付け係数の計算方法は下記のステップを含む。
ステップ901:有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行う。
ステップ902:分散分布関数を用いて、非線形歪み推定における非線形重み付け係数に対して積分処理を行う。
ステップ903:近似されたリンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、積分処理された非線形重み付け係数を計算して、非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得する。
以上は、有理関数を用いてリンク損失/利得関数に対して近似処理を行うことを説明した。また、本発明は、複数の光ファイバスパンについて非線形重み付け係数をそれぞれ計算し、その和を求めてリンク全体の非線形重み付け係数を取得してもよい。
図10は本発明の実施例2の非線形重み付け係数の計算方法の他のフローチャートであり、図10に示すように、該非線形重み付け係数の計算方法は下記のステップを含む。
ステップ1001:伝送リンク全体の光ファイバを複数の光ファイバスパンに分割する。
各光ファイバスパンについて、下記のステップ1002乃至ステップ1004を行う。
ステップ1002:有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行う。
ステップ1003:分散分布関数を用いて、非線形歪み推定における非線形重み付け係数に対して積分処理を行う。
ステップ1004:近似されたリンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、積分処理された非線形重み付け係数を計算する。
複数の異なる光ファイバスパンの非線形重み付け係数を取得した後に、下記のステップ1005を実行する。
ステップ1005:伝送リンク全体の非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得するように、それぞれ取得された異なる光ファイバスパンの非線形重み付け係数を合計する。
上記の実施例によれば、有理関数を用いてリンク損失/利得関数を近似することで、非線形重み付け係数が解析的な閉じた解の表現形式を有することができ、高精度な重み付け係数を取得できるため、損失がある場合には非線形歪みを高精度に推定できる。
また、伝送リンク全体の光ファイバを複数の光ファイバスパンに分割して、異なる光ファイバスパンについて非線形重み付け係数をそれぞれ計算することで、非線形重み付け係数の計算は分散なしの補償リンクに適用でき、分散管理リンクにも適用できる。
<実施例3>
本発明は、非線形歪みの前置補償装置及び方法を提供する。図11は本発明の実施例3の非線形歪みの前置補償装置の構成を示す図である。図11に示すように、非線形歪みの前置補償装置1100は、非線形重み付け係数の計算装置1101、摂動項計算部1102及び前置補償部1103を含む。
非線形重み付け係数の計算装置1101は実施例1に示すものであってもよい。摂動項計算部1102は、非線形重み付け係数の計算装置1101により取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算する。前置補償部1103は、送信機に送信されるプレディストーション信号を取得するように、ベクトル摂動項を用いて送信信号を前置補償する。
本実施例では、前置補償方法の基本的な考え方は、特定の変形信号を送信し、これらの信号は光ファイバ伝送の非線形効果により、受信側で理想的な損失なしの信号を得ることである。なお、本実施例では、チャネルの線形損失が他の方法により既に補償されたと仮定する。
本実施例では、上記の非線形重み付け係数の計算方法を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動をより正確に計算できるため、送信機でベクトル摂動を予め控除することで非線形歪みを前置補償できる。前置補償された情報シーケンスは下記の方法で計算される。
Figure 2016521046
ここで、A’ 、A’ はそれぞれ前置補償された、2つの偏光状態のk時点におけるシンボル情報であり、A 、A はそれぞれ2つの偏光状態のk時点における元のシンボル情報であり、
(外2)
Figure 2016521046
は前置補償調整定数である。式(9)は、前置補償後の情報シーケンスが元の情報シーケンスから、非線形効果の距離Lにおいて生じたベクトル摂動項を減らしたものに等しいことと理解されてもよい。ここで、重み付け係数
(外3)
Figure 2016521046
の計算は実施例1又は2に従って行われてもよい。
図12は本発明の実施例3の非線形歪みの前置補償方法のフローチャートである。図12に示すように、非線形歪みの前置補償方法は下記のステップを含む。
ステップ1201:各項の非線形重み付け係数を計算する。
具体的に実施する際に、式(9)に示す信号について、実施例1又は2に記載の非線形重み付け係数の計算方法又は装置を用いて、各項の非線形重み付け係数を計算してもよい。
ステップ1202:現時点のサンプリング点のベクトル摂動項を計算する。
ステップ1203:現時点のサンプリング点の前置補償波形を計算する。
ステップ1204:元の情報シーケンスを前置補償し、送信機に送信されるプレディストーション波形を取得する。
上記の実施例によれば、上記の非線形重み付け係数の計算方法を用いて前置補償することで、送信信号に加わっているベクトル摂動をより正確に計算でき、送信機でベクトル摂動を予め控除することで非線形歪みを前置補償できる。
<実施例4>
本発明の実施例は非線形歪みの事後補償装置を提供し、図13は本発明の実施例4の非線形歪みの事後補償装置の構成を示す図である。図13に示すように、非線形歪みの事後補償装置1300は、非線形重み付け係数の計算装置1301、摂動項計算部1302及び補償部1303を含む。
非線形重み付け係数の計算装置1301は実施例1に示すものであってもよい。摂動項計算部1302は、非線形重み付け係数の計算装置1301により取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算する。補償部1303は、ベクトル摂動項を用いて、受信された信号を補償する。
本実施例では、実施例1又は2の非線形重み付け係数の計算方法を用いて、理想送信信号に加わっているベクトル摂動を計算してもよい。ノイズなしの理想リンクでは、計算して得られた非線形摂動は受信機側の対応するサンプリング点の歪みの大きさを比較的に正確に反映できるため、受信機側でこの部分の非線形摂動を直接に控除して、補償後の情報シーケンスを取得してもよい。下記の式の通りである。
Figure 2016521046
ここで、R’ 、R’ はそれぞれ受信機で補償された、2つの偏光状態のk時点におけるサンプリング点情報であり、R 、R はそれぞれ受信機で他の損失を補償した、k時点に事後補償装置に入力されたサンプリング点情報である。
図14は本発明の実施例4の非線形歪みの事後補償方法のフローチャートである。図14に示すように、非線形歪みの事後補償方法は下記のステップを含む。
ステップ1401:各項の非線形重み付け係数を計算する。
具体的に実施する際に、式(10)に示す信号について、実施例1又は2に記載の非線形重み付け係数の計算方法又は装置を用いて、各項の非線形重み付け係数を計算してもよい。
ステップ1402:現時点のサンプリング点のベクトル摂動項を計算する。
ステップ1403:現時点のサンプリング点の歪み波形を計算する。
ステップ1404:受信機により受信されたサンプリング点の波形を補償して、補償後のサンプリング点の波形を取得する。
上記の実施例によれば、上記の非線形重み付け係数の計算方法を用いて補償することで、送信信号に加わっているベクトル摂動をより正確に計算でき、受信機でベクトル摂動を控除することで非線形歪みを補償できる。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される時に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び修正を行ってもよく、これらの変形及び修正も本発明の範囲に属する。
また、上述の実施例1〜4を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
非線形重み付け係数の計算装置であって、
有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行う近似処理手段と、
近似された前記リンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、非線形歪み推定における非線形重み付け係数を計算し、前記非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得する係数計算手段と、を含む、非線形重み付け係数の計算装置。
(付記2)
分散分布関数を用いて、非線形歪み推定における非線形重み付け係数に対して積分処理を行う係数処理手段、をさらに含み、
前記係数計算手段は、近似された前記リンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、積分処理された非線形重み付け係数を計算する、付記1に記載の非線形重み付け係数の計算装置。
(付記3)
伝送リンク全体の光ファイバを複数の光ファイバスパンに分割する光ファイバ分割手段と、
伝送リンク全体の非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得するように、それぞれ取得された異なる光ファイバスパンの非線形重み付け係数を合計する係数合計手段と、をさらに含む、付記1又は2に記載の非線形重み付け係数の計算装置。
(付記4)
前記近似処理手段は、ガウスパルス関数、非ゼロ復帰パルス関数、ゼロ復帰パルス関数、又はナイキストパルス関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるパルス形状を近似する、付記1又は2に記載の非線形重み付け係数の計算装置。
(付記5)
前記近似処理手段は、以下の式
Figure 2016521046
を用いて、リンク損失/利得関数に対して近似処理を行い、
そのうち、G(z)は前記リンク損失/利得関数であり、Nは減衰制御因子であり、αは光ファイバの減衰係数であり、zはi番目のセクションの光ファイバの伝送距離である、付記3に記載の非線形重み付け係数の計算装置。
(付記6)
非線形重み付け係数の計算方法であって、
有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行うステップと、
近似された前記リンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、非線形歪み推定における非線形重み付け係数を計算し、前記非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得するステップと、を含む、非線形重み付け係数の計算方法。
(付記7)
分散分布関数を用いて、非線形歪み推定における非線形重み付け係数に対して積分処理を行うステップ、をさらに含み、
近似された前記リンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、積分処理された非線形重み付け係数を計算する、付記6に記載の非線形重み付け係数の計算方法。
(付記8)
伝送リンク全体の光ファイバを複数の光ファイバスパンに分割するステップと、
伝送リンク全体の非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得するように、それぞれ取得された異なる光ファイバスパンの非線形重み付け係数を合計するステップと、をさらに含む、付記6又は7に記載の非線形重み付け係数の計算方法。
(付記9)
ガウスパルス関数、非ゼロ復帰パルス関数、ゼロ復帰パルス関数、又はナイキストパルス関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるパルス形状を近似する、付記6又は7に記載の非線形重み付け係数の計算方法。
(付記10)
以下の式
Figure 2016521046
を用いて、リンク損失/利得関数に対して近似処理を行い、
そのうち、G(z)は前記リンク損失/利得関数であり、Nは減衰制御因子であり、αは光ファイバの減衰係数であり、zはi番目のセクションの光ファイバの伝送距離である、付記8に記載の非線形重み付け係数の計算方法。
(付記11)
非線形歪みの前置補償装置であって、
付記1乃至5のいずれかに記載の非線形重み付け係数の計算装置と、
前記非線形重み付け係数の計算装置により取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算する摂動項計算手段と、
送信機に送信されるプレディストーション信号を取得するように、前記ベクトル摂動項を用いて前記送信信号を前置補償する前置補償手段と、を含む、前置補償装置。
(付記12)
非線形歪みの前置補償方法であって、
付記6乃至10のいずれかに記載の非線形重み付け係数の計算方法のステップと、
前記非線形重み付け係数の計算方法のステップにより取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算するステップと、
送信機に送信されるプレディストーション信号を取得するように、前記ベクトル摂動項を用いて前記送信信号を前置補償するステップと、を含む、前置補償方法。
(付記13)
非線形歪みの事後補償装置であって、
付記1乃至5のいずれかに記載の非線形重み付け係数の計算装置と、
前記非線形重み付け係数の計算装置により取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算する摂動項計算手段と、
前記ベクトル摂動項を用いて、受信された信号を補償する補償手段と、を含む、事後補償装置。
(付記14)
非線形歪みの事後補償方法であって、
請求項1に記載の非線形重み付け係数の計算方法のステップと、
前記非線形重み付け係数の計算方法のステップにより取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算するステップと、
前記ベクトル摂動項を用いて、受信された信号を補償するステップと、を含む、事後補償方法。
(付記15)
送信機においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、付記12に記載の非線形歪みの前置補償方法を前記送信機において実行させる、コンピュータ読み取り可能なプログラム。
(付記16)
コンピュータに、付記12に記載の非線形歪みの前置補償方法を送信機において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶する、記憶媒体。
(付記17)
受信機においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、付記14に記載の非線形歪みの事後補償方法を前記受信機において実行させる、コンピュータ読み取り可能なプログラム。
(付記18)
コンピュータに、付記14に記載の非線形歪みの事後補償方法を受信機において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶する、記憶媒体。

Claims (7)

  1. 非線形重み付け係数の計算装置であって、
    有理関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるリンク損失/利得関数に対して近似処理を行う近似処理手段と、
    近似された前記リンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、非線形歪み推定における非線形重み付け係数を計算する係数計算手段と、を含む、非線形重み付け係数の計算装置。
  2. 分散分布関数を用いて、非線形歪み推定における非線形重み付け係数に対して積分処理を行う係数処理手段、をさらに含み、
    前記係数計算手段は、近似された前記リンク損失/利得関数及び大きな分散近似により、積分処理された非線形重み付け係数を計算する、請求項1に記載の非線形重み付け係数の計算装置。
  3. 伝送リンク全体の光ファイバを複数の光ファイバスパンに分割する光ファイバ分割手段と、
    伝送リンク全体の非線形重み付け係数の解析的な閉じた解を取得するように、それぞれ取得された異なる光ファイバスパンの非線形重み付け係数を合計する係数合計手段と、をさらに含む、請求項1に記載の非線形重み付け係数の計算装置。
  4. 前記近似処理手段は、ガウスパルス関数、非ゼロ復帰パルス関数、ゼロ復帰パルス関数、又はナイキストパルス関数を用いて、チャネル内非線形歪み推定におけるパルス形状を近似する、請求項1に記載の非線形重み付け係数の計算装置。
  5. 前記近似処理手段は、以下の式
    Figure 2016521046
    を用いて、リンク損失/利得関数に対して近似処理を行い、
    そのうち、G(z)は前記リンク損失/利得関数であり、Nは減衰制御因子であり、αは光ファイバの減衰係数であり、zはi番目のセクションの光ファイバの伝送距離である、請求項3に記載の非線形重み付け係数の計算装置。
  6. 非線形歪みの前置補償装置であって、
    請求項1に記載の非線形重み付け係数の計算装置と、
    前記非線形重み付け係数の計算装置により取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算する摂動項計算手段と、
    送信機に送信されるプレディストーション信号を取得するように、前記ベクトル摂動項を用いて前記送信信号を前置補償する前置補償手段と、を含む、前置補償装置。
  7. 非線形歪みの事後補償装置であって、
    請求項1に記載の非線形重み付け係数の計算装置と、
    前記非線形重み付け係数の計算装置により取得された非線形重み付け係数を用いて、送信信号に加わっているベクトル摂動項を計算する摂動項計算手段と、
    前記ベクトル摂動項を用いて、受信された信号を補償する補償手段と、を含む、事後補償装置。
JP2016506771A 2013-04-10 2014-04-10 非線形重み付け係数の計算装置及び方法 Active JP6260687B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201310122443.3A CN104104445B (zh) 2013-04-10 2013-04-10 非线性加权系数的计算装置以及方法
CN201310122443.3 2013-04-10
PCT/CN2014/075024 WO2014166398A1 (zh) 2013-04-10 2014-04-10 非线性加权系数的计算装置以及方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016521046A true JP2016521046A (ja) 2016-07-14
JP6260687B2 JP6260687B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=51672285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016506771A Active JP6260687B2 (ja) 2013-04-10 2014-04-10 非線形重み付け係数の計算装置及び方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9998223B2 (ja)
JP (1) JP6260687B2 (ja)
CN (1) CN104104445B (ja)
WO (1) WO2014166398A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019016877A (ja) * 2017-07-05 2019-01-31 富士通株式会社 光伝送装置及び方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2804334A1 (en) * 2013-05-13 2014-11-19 Xieon Networks S.à.r.l. Method, device and communication system for reducing optical transmission impairments
CN106161125B (zh) * 2015-03-31 2019-05-17 富士通株式会社 非线性特性的估计装置及方法
JP6759742B2 (ja) * 2016-06-16 2020-09-23 富士通株式会社 受信装置及び設定方法
US10218765B1 (en) * 2016-09-21 2019-02-26 Cisco Technology, Inc. Content-independent evaluation of streaming media based on packet transmission performance
WO2018083522A1 (en) * 2016-11-03 2018-05-11 Nokia Technologies Oy Beamforming
US10887022B2 (en) 2017-06-15 2021-01-05 Nokia Of America Corporation Backward propagation with compensation of some nonlinear effects of polarization mode dispersion
US10236982B1 (en) * 2017-12-21 2019-03-19 Ciena Corporation Fiber parameter identification
US10536221B2 (en) * 2018-06-14 2020-01-14 Juniper Networks, Inc. Methods and apparatus for detecting and compensating bandwidth limitation and modulation nonlinearity of a coherent optical transponder
US10985951B2 (en) 2019-03-15 2021-04-20 The Research Foundation for the State University Integrating Volterra series model and deep neural networks to equalize nonlinear power amplifiers
CN111726307B (zh) * 2020-06-11 2022-02-11 河海大学 信道冲激响应双伽马函数ls拟合系数迭代初值求解方法及系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028470A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 受信装置、補償演算回路、および受信方法
US20130077979A1 (en) * 2011-09-26 2013-03-28 Fujitsu Limited Nonlinear compensating apparatus and method and transmitter

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0881807B1 (en) * 1996-11-19 2004-04-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd Tansmitter with linearised amplifier
US6690739B1 (en) * 2000-01-14 2004-02-10 Shou Yee Mui Method for intersymbol interference compensation
US6441950B1 (en) * 2000-11-03 2002-08-27 Onetta, Inc. Distributed raman amplifier systems with transient control
US6633712B2 (en) * 2001-03-16 2003-10-14 Sowilo Networks, Inc. Method and system for dispersion maps and enhanced distributed gain effect in long haul telecommunications
US6735264B2 (en) * 2001-08-31 2004-05-11 Rainmaker Technologies, Inc. Compensation for non-linear distortion in a modem receiver
US6621626B1 (en) * 2001-12-05 2003-09-16 Cisco Technology, Inc. Modular optical amplifier structure for highly dense interleaved WDM systems
US20040208525A1 (en) * 2002-01-29 2004-10-21 Nortel Networks Limited SRS-immune optical performance monitoring
DE102004018166A1 (de) * 2003-05-08 2004-12-16 Siemens Ag Verfahren zur Preemphase eines optischen Multiplexsignals
US7558479B1 (en) * 2004-04-15 2009-07-07 Nortel Networks Limited Analysis and control of optical communications systems
US7869680B2 (en) * 2004-07-02 2011-01-11 Olambda, Inc. Nonlinearity compensation in a fiber optic communications system
US7623790B2 (en) * 2005-09-24 2009-11-24 Alcatel-Lucent Usa Inc. Signal identification method
US7720136B2 (en) * 2006-12-26 2010-05-18 Provigent Ltd Adaptive coding and modulation based on link performance prediction
US8437643B2 (en) * 2009-03-20 2013-05-07 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Compensation of transmission impairments in polarization multiplexed systems
US9209829B2 (en) * 2009-06-26 2015-12-08 Syntropy Systems, Llc Sampling/quantization converters
US8943112B2 (en) * 2009-06-26 2015-01-27 Syntropy Systems, Llc Sampling/quantization converters
US8386216B1 (en) * 2009-12-17 2013-02-26 Cadence Design Systems, Inc. Method and system for adaptive modeling and simulation of lossy transmission lines
US8737490B1 (en) * 2010-08-20 2014-05-27 Cadence Design Systems, Inc. Analog-to-digital converter based decision feedback equalization
CN102386968B (zh) * 2010-08-31 2015-07-15 富士通株式会社 自相位调制噪声计算装置、消除装置和光相干接收机
CN102420660B (zh) * 2010-09-28 2014-09-03 富士通株式会社 非线性补偿装置和发射机
CN102655433B (zh) * 2011-03-04 2016-03-30 富士通株式会社 非线性损伤补偿方法和装置
CN102332956B (zh) * 2011-08-23 2014-02-26 天津大学 一种宽带光源的色散补偿方法
US8934786B2 (en) * 2011-09-16 2015-01-13 Alcatel Lucent Communication through pre-dispersion-compensated phase-conjugated optical variants
CN103023828B (zh) * 2011-09-26 2016-02-17 富士通株式会社 非线性估计装置、方法和接收机
US8948253B2 (en) * 2011-12-15 2015-02-03 Flextronics Ap, Llc Networked image/video processing system
CN103259597B (zh) * 2012-02-20 2016-12-07 富士通株式会社 非线性补偿装置、方法和发射机
EP2880790B1 (en) * 2012-08-03 2016-10-05 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Method of optimizing optical signal quality in an optical communications link, optical network element and optical communications link
CN104253650B (zh) * 2013-06-27 2016-12-28 富士通株式会社 信道内非线性损伤的估计装置及方法
US9509434B2 (en) * 2014-05-19 2016-11-29 Ciena Corporation Margin-based optimization systems and methods in optical networks by intentionally reducing margin

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028470A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 受信装置、補償演算回路、および受信方法
US20130077979A1 (en) * 2011-09-26 2013-03-28 Fujitsu Limited Nonlinear compensating apparatus and method and transmitter

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ZHENNING TAO 他: "Multiplier-Free Intrachannel Nonlinearity Compensating Algorithm Operating at Symbol Rate", JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, vol. 29, no. 17, JPN6017013379, 2011, pages 2570 - 2576, XP011373739, ISSN: 0003540299, DOI: 10.1109/JLT.2011.2160933 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019016877A (ja) * 2017-07-05 2019-01-31 富士通株式会社 光伝送装置及び方法
JP7069578B2 (ja) 2017-07-05 2022-05-18 富士通株式会社 光伝送装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20160036528A1 (en) 2016-02-04
CN104104445A (zh) 2014-10-15
CN104104445B (zh) 2017-06-30
WO2014166398A1 (zh) 2014-10-16
JP6260687B2 (ja) 2018-01-17
US9998223B2 (en) 2018-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6260687B2 (ja) 非線形重み付け係数の計算装置及び方法
JP5834668B2 (ja) 非線形補償装置および送信器
Johannisson et al. Perturbation analysis of nonlinear propagation in a strongly dispersive optical communication system
Song et al. A 2-D discrete-time model of physical impairments in wavelength-division multiplexing systems
Kaler et al. Investigation of four wave mixing effect at different channel spacing
US9143240B2 (en) Nonlinear compensating apparatus and method and transmitter
Guiomar et al. Time-domain volterra-based digital backpropagation for coherent optical systems
Konyshev et al. Accumulation of nonlinear noise in coherent communication lines without dispersion compensation
JP2015012611A (ja) チャネル内の非線形損害の推定装置及び推定方法
Konyshev et al. Correlation of nonlinear noises from different spans in 100 Gb/s multi-span fiber optic lines
Dahan et al. Universal virtual lab: A fast and accurate simulation tool for wideband nonlinear DWDM systems
Shepelsky et al. Nonlinear Fourier spectrum characterization of time-limited signals
Ciaramella et al. Analytical approximation of nonlinear distortions
Bosco et al. Advances in modeling and mitigation of nonlinear effects in uncompensated coherent optical transmission systems
Dike et al. Optimizing the efficiency of Fiber-Optics Technology in Telecommunications systems
Le Nguyen MATLAB Simulink simulation platform for photonic transmission systems
Goeger et al. Cross-phase modulation in multispan WDM systems with arbitrary modulation formats
Huang et al. Closed-form solutions for nonlinear Shannon limit due to Kerr effect in optical fibre transmissions with digital backpropagation
Han et al. An optical waveform pre-distortion method based on time domain fractional Fourier transformation
Shao et al. Optical wavelet de-noising applied in multi-span nonlinear fiber links
Yang et al. An integral split-step Fourier method for digital back propagation to compensate fiber nonlinearity
Gao et al. Electrical post-compensation of intrachannel nonlinearities in 10GBaud coherent QPSK transmission systems
Waegemans Digital electronic predistortion for optical communications
Reis et al. Cross‐phase modulation impact on coherent optical 16 QAM–WDM transmission systems
Xiang et al. Advanced perturbation technique for digital backward propagation in WDM systems

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6260687

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150